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龍谷大学社会学部の編入試験対策を徹底解説|小論文・面接・募集要項

龍谷大学社会学部の3年次編入学・転入学試験(一般)は、2027年度募集要項によると総合社会学科の4領域(現代社会領域・文化・メディア領域・健康・スポーツ社会領域・現代福祉領域)を対象に、小論文・面接の2科目で選考する入試です。出願期間は2026年10月1日(木)から10月8日(木)(締切日消印有効)、試験日は2026年11月8日(日)、会場は龍谷大学深草キャンパスと公表されています。あわせて2026年6月3日付の訂正により、出願資格として英語外部試験のスコア提出が新たに必須化された点も見逃せません。本記事では、龍谷大学が公開する「2027年度 龍谷大学3年次編入学・転入学試験要項 2年次転入学試験要項 社会人編入学・転入学試験要項」(2026年6月5日更新)と出願資格の訂正情報、公式公開過去問(2025年11月9日実施分)、過去3年分の入試結果を一次情報として、募集人員、出願資格、試験科目、日程、倍率の実情、科目別対策、そして学科再編と英語資格必須化という2つの変化を挟んだ出題傾向の違いまでを整理します。募集人員や日程は年度によって変更される可能性があるため、出願前には必ず最新の公式募集要項で確認してください。
龍谷大学社会学部の3年次編入学・転入学とは
龍谷大学社会学部は、京都市伏見区の深草キャンパスに拠点を置く学部です。2025年4月に学科再編が行われ、それまでの社会学科・コミュニティマネジメント学科・現代福祉学科という3学科体制から、単一学科である総合社会学科(現代社会領域・文化・メディア領域・健康・スポーツ社会領域・現代福祉領域の4領域制)へと移行しました。公式サイトでは、この学部の教育理念・目的を「建学の精神に基づいて、多様な価値観が錯綜する現代において、人が営む共同体である『社会』のあり方を学び、人と人、人と組織や社会との関わり方やそこで発生する諸問題の分析・解決の視点と手法を身につけた人間を育成すること」と説明しています。3年次からは4つの領域が融合するプロジェクト科目が用意されており、講義・演習・実習を往還しながら4年次で卒業論文を仕上げる流れが学部の学びの特色です。
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4つの領域はそれぞれ異なるテーマを扱います。現代社会領域は差別や格差、ジェンダーギャップ、環境問題など日本や世界の社会問題を幅広く学ぶ領域、文化・メディア領域は芸術や文化、宗教と社会の関係、メディアやジャーナリズムと社会との関係を学ぶ領域です。健康・スポーツ社会領域はスポーツやメンタルヘルスなど心身の健康から社会のあり方を学ぶ領域、現代福祉領域は貧困問題と社会構造を学び、誰もがその人らしく安心して暮らせる社会の実現を実践的に目指す領域とされています。総合社会学科という1つの学科のなかで4領域から選択するという制度は、旧3学科体制とは仕組みが異なるため、旧学科名で検索して情報収集している場合は、現行の4領域制と混同しないよう注意が必要です。
ここで押さえておきたいのが、編入学試験の対象学科と学年進行の関係です。2027年度の3年次編入学・転入学試験(2026年11月8日実施、2027年4月入学者向け)は総合社会学科の4領域を対象としています。これは、総合社会学科の1期生にあたる2025年度入学者が、2027年4月時点でちょうど3年次に進級する学年にあたるためです。一方、直近の2026年度試験(2025年11月9日実施、2026年4月入学者向け)では、当時3年次に相当する学年がまだ旧3学科体制の在籍者だったことから、募集単位は社会学科・コミュニティマネジメント学科・現代福祉学科のまま実施されました。同じ社会学部の編入試験でも年度によって対象学科の呼び方が異なるのは、こうした学年進行の仕組みによるものです。過去問や過去の倍率を調べる際は、この違いを踏まえて資料を読み解く必要があります。
入試区分としては、3年次編入学・転入学試験(一般)のほか、社会人編入学・転入学試験(総合社会学科現代福祉領域が対象)が用意されています。2年次転入学は、募集要項の募集人員表で社会学部の欄が「−」と記載されており、実施されていません。社会学部への編入ルートは3年次編入学・転入学と社会人編入学・転入学の2区分に整理されている点を、まず全体像として押さえておくとよいでしょう。試験は深草キャンパスで実施され、文学部・心理学部・経済学部・経営学部・法学部・政策学部・国際学部と同じ日程グループに属しています。学部の問い合わせ先は、電話075-585-7672、メールshakai@ad.ryukoku.ac.jp、所在地は〒612-8577 京都市伏見区深草塚本町67(2027年4月に「京都深草キャンパス」へ改称予定)です。
募集人員と出願資格
2027年度の3年次編入学・転入学(一般)における社会学部の募集人員は、次のとおりです。
| 領域 | 3年次編転入学 募集人員 | 2年次転入学 |
|---|---|---|
| 現代社会領域 | 2名 | −(募集なし) |
| 文化・メディア領域 | 1名 | −(募集なし) |
| 健康・スポーツ社会領域 | 1名 | −(募集なし) |
| 現代福祉領域 | 6名 | −(募集なし) |
合計10名の募集で、このうち現代福祉領域の6名には社会人編入学・転入学の募集人員(若干名)が含まれています。現代福祉領域以外の3領域は一般の3年次編入学・転入学のみが対象です。募集人員に指定校推薦編入学試験の分も含まれる点は、他学部と共通の注記として募集要項に明記されています。出願資格は全学部共通の枠組みで定められており、次の(1)から(6)のいずれかに該当する必要があります。
- 大学に2年以上在学した者、または2027年3月に2年次修了見込みの者(各学部が定める出願条件を満たす者に限る)
- 短期大学を卒業した者、または2027年3月に卒業見込みの者
- 高等専門学校を卒業した者、または2027年3月に卒業見込みの者
- 専修学校の専門課程(修業年限2年以上・総授業時間数1700時間以上等の基準を満たすもの)を修了した者、または2027年3月修了見込みの者
- 高等学校の専攻科の課程(修業年限2年以上等の基準を満たすもの)を修了した者、または2027年3月修了見込みの者
- その他、龍谷大学が(1)(2)と同等以上の学力があると認める者
社会学部は、(4)専修学校出身者と(5)高校専攻科出身者が出願できる7学部(文学部・心理学部・政策学部・国際学部・社会学部・先端理工学部・農学部)に含まれています。経営学部・経済学部・法学部ではこの2つの資格による出願ができないため、専修学校や高校専攻科の修了を出願資格の根拠にできるのは、社会学部を含む一部の学部に限られる点は押さえておきたいポイントです。単位数の出願条件については「大学に2年以上在学し、62単位以上修得済みの者、または本学3年次転入学時に62単位以上修得見込みの者」「大学2年に在学し、2年次修了時に62単位以上修得見込みの者」のいずれかが求められます。募集要項の注記では、社会学部はこの62単位について「当該大学が卒業要件に定める単位の有無は問いません」とされており、経営学部・法学部・政策学部・国際学部・農学部のように卒業要件に限定されない点が特徴です。
龍谷大学の在学生が社会学部へ転入学を希望する場合は、募集要項に「龍谷大学在学生で、同一学科・専攻の転入学は認めません」という注記があります。学科・専攻が同じ場合は転入学の対象外になる一方、学科は同じでも専攻が異なる場合は転入学が可能とされています。総合社会学科は単一学科・4領域制であるため、他学部に在籍する龍谷大学生が社会学部の別領域へ転入することを検討する場合は、この規定がどう適用されるかを事前に学部窓口へ確認しておくと安心です。
2027年度募集要項でもっとも大きく変わったのが、英語資格に関する出願資格です。2026年5月22日に公開された募集要項には記載漏れがあり、2026年6月3日付の訂正で「社会学部への出願は上記(1)から(6)いずれに該当する場合も、次の英語の資格(スコア)のいずれかを満たす者に限ります」という一文が追加されました。この訂正により、社会学部の出願は英語外部試験スコアの保有が事実上の必須条件になっています。対象となる資格・スコアは次のとおりです(いずれも2024年4月1日以降に受験したものが有効)。
| 資格・検定試験 | 基準スコア |
|---|---|
| 実用英語技能検定(CSEスコア) | 1,850点以上(準2級以上を受験) |
| GTEC | 810点以上 |
| GTEC(Advanced) | 500点以上 |
| ケンブリッジ英検 | 130点以上 |
| TEAP(4技能) | 195点以上 |
| TEAP CBT | 355点以上 |
| TOEIC L&R | 400点以上(L&Rのみ所持の場合) |
| TOEIC L&R+S&W | L&R400点以上・S&W380点以上(S&Wは実スコアを2.5倍換算)、合計780点以上 |
いずれかの基準を満たすスコア取得を証明する資料の提出が、社会学部出願者(社会人編入学・転入学試験の出願者を除く)に必要な出願書類として明記されています。TOEFLやIELTS、TOEIC IPテストの利用可否は募集要項に明記がありませんので、これらのスコアしか持っていない場合は、出願前に龍谷大学入試部へ確認しておくことをおすすめします。出願書類としては、このほかに卒業(見込)証明書または在学期間証明書、成績証明書、編入学・転入学試験志望理由書(本学所定用紙、ワープロ入力可)、単位修得見込証明書(四年制大学在学中で単位見込みの者)が必要です。四年制大学を中退した者は、2年以上在学したことを示す在学期間証明書(本学所定用紙)を提出します。出願書類は黒色のボールペンで記入し、消せるボールペンや修正テープは使用できません。
合格後の単位認定についても、募集要項に総合社会学科としての基準が示されています。派立・関係短期大学出身者は62単位(仏教の思想を含む)、それ以外の短期大学出身者は58単位(仏教の思想を除く)が認定の基礎になります。社会福祉系短大出身で社会福祉士国家試験受験基礎資格を有する編入生については、認定単位内で希望する指定科目を24単位まで追加認定することがあるとされています。四年制大学出身者は、短期大学からの編入生に準じて個別対応、高等専門学校・専修学校の専門課程・高等学校等の専攻科の課程出身者は、修得単位を基礎として当学科の開講科目の範囲で個々に認定されます。出身校で修得した単位がそのまま自動的にすべて認定されるわけではないため、編入後の卒業所要年数や履修計画に関わる重要な情報として、早い段階から把握しておくとよいでしょう。
試験科目とその考え方
社会学部の3年次編入学・転入学試験(一般)は、小論文と面接の2科目で構成されています。募集要項の選考方法一覧には「一般 小論文」とのみ記載されており、専門科目や外国語(英語)の筆記試験は科目として設定されていません。外国語筆記試験がない代わりに、前述の英語資格スコアが出願資格として課されているという構造です。つまり、英語力の証明は出願時点までに済ませておく必要があり、試験当日に英語の答案を書く場面はありません。この点は、2025年11月実施の過去問(後述)で英語の筆記試験が課されていた旧3学科体制の試験とは大きく異なる部分であり、社会学部の編入学試験を旧情報のまま調べていると誤解しやすいポイントです。
小論文60分・面接のみという、外国語筆記を伴わない社会学部特有の時間割は、次のとおり公表されています。
| 時間帯 | 内容 |
|---|---|
| 8:50〜9:10 | 説明・書類記入 |
| 9:10〜10:10 | 小論文(60分) |
| 10:30〜 | 面接 |
小論文60分、面接という時間割は、社会人編入学・転入学試験でも共通です。経済学部(専門科目70分+英語60分+面接)や経営学部(小論文60分+英語60分+面接)と比べると、社会学部は試験科目数も試験時間も最も少ない部類に入り、当日の所要時間は短くなります。配点比率は募集要項に数値として公表されていないため、小論文と面接のどちらが何割という断定はできません。ただし、龍谷大学が学部ごとに公表しているアドミッション・ポリシーには、社会学部の3年次編入学・転入学試験について「小論文において受験生の論理的思考力や文章表現力等を評価し、社会学部で学ぶにあたっての適性・素質を判定します」「面接は個人面接です。この試験では、社会学部での勉学を強く希望し入学を志すのかについての適性・素質を判定します。入学後も学業に情熱を注ぎ続けることのできる強い意志を有しているかについても判定します」と明記されています。
全学共通のアドミッション・ポリシーでは、3年次編入学・転入学試験全体を通じて「思考力・判断力・表現力」を◎(特に重視)、「知識・技能」と「主体性・多様性・協働性」を〇(重視)と位置づけています。社会学部の場合は小論文だけが唯一の筆記試験という構造であるぶん、この1科目に「知識・技能」と「思考力・判断力・表現力」の両方が集約される形になっていると理解しておくのが妥当です。面接は個人面接で、社会学部での学びへの意欲や、入学後も学業を継続できる意志の強さが見られます。合否判定は「出願書類、学科試験、面接などを総合して」行われ、1科目でも欠席するとその試験日はすべて欠席扱いとなり結果は通知されない点にも注意が必要です。
選考方法の一覧には第1次選抜に関する記載がなく、募集要項上、第1次選抜は明記されていません。したがって、社会学部の3年次編入学・転入学試験(一般)は、書類選考で一部の受験者を絞り込んでから学科試験に進むという2段階選抜ではなく、出願した受験者全員が小論文・面接を受験できる実質的な単一選考だと理解しておくのが妥当です。また、経済学部では「出願書類、学科試験、面接などを総合して、合否判定時に所属学科を決定する」という規定があり、希望する学科に所属できない場合があるとされていますが、社会学部の募集要項にはこれに相当する規定は見当たりません。出願時に選んだ領域で合否が判定されると考えてよく、志望理由書や面接では、出願時に選択した領域に即した内容を一貫して説明することが重要になります。
参考として、龍谷大学が同一日程で実施する周辺学部の試験科目・時間割と比較すると、外国語筆記を課さない社会学部の独自性がより鮮明に見えてきます。
| 学部 | 専門科目・小論文 | 外国語(英語) | 面接 |
|---|---|---|---|
| 社会学部 | 小論文 60分(9:10〜10:10) | なし(出願資格として英語スコア必須) | 10:30〜 |
| 国際学部(一般) | 小論文 60分(9:10〜10:10) | 60分(10:30〜11:30) | 12:30〜 |
| 政策学部 | 小論文 70分(9:10〜10:20) | 60分(10:50〜11:50) | 13:10〜 |
| 経済学部 | 専門科目 70分(9:10〜10:20) | 60分(10:50〜11:50) | 13:10〜 |
国際学部も小論文を課していますが、外国語(英語)の筆記試験は別途実施されます。社会学部だけが、外国語の筆記試験そのものを試験当日から切り離している点で、周辺学部と一線を画しています。試験時間が短いぶん、当日の負担は軽く見えますが、その分だけ出願までに英語資格スコアを準備しておく必要があるという意味で、対策の時間軸が他学部より前倒しになる入試だと捉えておくとよいでしょう。
出願から入学手続までのスケジュール
社会学部を含む文学部・心理学部・経済学部・経営学部・法学部・政策学部・国際学部の3年次編入学・転入学試験(一般)は、同一の日程で実施されます。2027年度の主な日程は次のとおりです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 出願期間 | 2026年10月1日(木)〜10月8日(木)(締切日消印有効) |
| 試験日 | 2026年11月8日(日) |
| 試験会場 | 龍谷大学 深草キャンパス |
| 合格発表日 | 2026年11月14日(土)12:00予定(UCARO上で通知) |
| 入学手続I | 2026年11月14日(土)〜11月20日(金) |
| 入学手続II | 2026年11月14日(土)〜2027年2月25日(木) |
| 入学検定料 | 35,000円 |
出願の流れは、次の手順で進みます。
- 受験ポータルサイトUCAROに新規会員登録する
- UCAROからWeb出願を行い、志望する領域等を入力する
- UCAROからクレジットカード、コンビニエンスストア、Pay-easy対応の銀行ATMまたはインターネットバンキングのいずれかで受験料を納入する(国外居住者はクレジットカード決済のみ)
- 出願期間内に、出願書類(英語資格スコア証明資料を含む)を郵送する
支払期限はWeb出願を行った翌日23時59分00秒(日本時間)までで、出願期間最終日に手続きした場合は当日23時59分00秒が期限になります。出願書類は、UCAROからダウンロードした宛名ラベルを貼った市販の封筒に入れ、〒604-8799 中京郵便局留「龍谷大学入学試験願書受付センター」宛に簡易書留・速達で郵送します。提出方法は郵送に限られ、持参や宅配便での提出は認められていません。事前相談なく出願書類に不備があった場合は受験を認めないとされているため、英語資格スコアの証明資料を含めて、出願期間の余裕を持って準備を終えておくことが重要です。
試験当日は8:50から説明・書類記入が始まり、試験開始後30分以上遅刻すると受験できません。受験票は試験日の約1週間前からUCARO上で発行され、試験日前日までに確認・印刷したうえで当日持参します。試験時間中の途中退席は、体調不良などやむを得ない場合を除いて認められておらず、携帯電話やスマートフォンなどの電子機器は電源を切ってかばんにしまうなど、不正行為を疑われない対応が求められます。合格発表はUCARO上での通知のみで、電話やメールでの合否照会には応じない運用です。合格後は、入学手続Iの期間内に入学申込金(参考として前年度実績100,000円)を納入し、入学手続IIの期間内に入学時納入金との差額を納入する2段階の手続きが必要です。手続期間を過ぎると、いかなる事情があっても入学を辞退したものとみなされます。
試験会場となる深草キャンパスへのアクセスも、事前に確認しておきたい情報です。龍谷大学が公表するアクセス案内によると、深草キャンパスへはJR奈良線稲荷駅から南西へ徒歩8分、京阪本線龍谷大前深草駅から西へ徒歩3分、京都市営地下鉄烏丸線くいな橋駅から東へ徒歩7分でアクセスできます。社会学部は説明・書類記入の開始が8:50、小論文が9:10〜10:10、面接は10:30〜という時間割のため、経済学部・政策学部のように面接が13時台までずれ込む学部と違い、当日の拘束時間そのものは短めです。ただし開始時刻自体は他学部と同じく早いため、遠方から受験する場合は前泊も含めて余裕を持った移動計画を立てておくと安心です。なお、学校保健安全法で出席停止が定められている感染症(インフルエンザ・はしか等)にかかり治癒していないために受験できない場合は、当該入学試験(欠席日分)にかかる受験料を返還する制度が用意されています。手続きは大学が公表する専用ページで確認し、各自で行う必要があります。
英語資格スコアの取得費用に加えて、入学後にかかる学費も出願前に把握しておきたい要素です。2025年度カリキュラムを適用した場合の社会学部(3年次編入学・転入学)の初年度納入金は、次のとおりです。2027年度学費は2026年9月に決定・公表される予定であるため、下表はあくまで参考の金額として捉えてください。
| 項目 | 金額(参考・2025年度カリキュラム適用時) |
|---|---|
| 入学金 | 100,000円(本学出身者は全額免除) |
| 前期授業料 | 578,500円 |
| 入学時諸会費 | 24,750円 |
| 入学時納入金 小計 | 703,250円 |
| 後期授業料・諸会費 | 585,750円 |
| 初年度納入金 総額 | 1,289,000円 |
諸会費の内訳には、親和会費や学友会費、学会費などが含まれます。社会学部は法学部・政策学部・国際学部と同じ区分で、学会費が年間4,000円(入学時2,000円・後期2,000円)とされている一方、社会学部は学会入会金2,000円が不要という他学部にない特典が募集要項に明記されています。学費は入学後、金融機関口座からの自動引落となるため、入学手続の際に口座登録が必要になる点もあわせて確認しておくとよいでしょう。
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スプリング・オンライン家庭教師のプロ講師が、現在の学力・志望校・残り期間に合わせて、必要な対策を個別に整理します。
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倍率・難易度をどう読み解くか
龍谷大学は、3年次編入学・転入学試験(一般)の志願者数・合格者数を、募集要項とは別に「編入・転入学試験入試結果」として毎年公表しています。社会学部については、旧3学科体制だった2024年度から2026年度までの3年分のデータが確認できます。
| 年度 | 学科 | 募集人員 | 志願者 | 合格者 | 倍率(志願者÷合格者) |
|---|---|---|---|---|---|
| 2024年度 | 社会学科 | 5名 | 1名 | 1名 | 1.00倍 |
| 2024年度 | コミュニティマネジメント学科 | 3名 | 2名 | 1名 | 2.00倍 |
| 2024年度 | 現代福祉学科 | 30名 | 21名 | 19名 | 1.11倍 |
| 2025年度 | 社会学科 | 5名 | 5名 | 4名 | 1.25倍 |
| 2025年度 | コミュニティマネジメント学科 | 3名 | 4名 | 4名 | 1.00倍 |
| 2025年度 | 現代福祉学科 | 30名 | 36名 | 31名 | 1.16倍 |
| 2026年度 | 社会学科 | 5名 | 7名 | 5名 | 1.40倍 |
| 2026年度 | コミュニティマネジメント学科 | 3名 | 3名 | 2名 | 1.50倍 |
| 2026年度 | 現代福祉学科 | 30名 | 32名 | 25名 | 1.28倍 |
社会学部小計でみると、2024年度は募集38名に対し志願24名・合格21名、2025年度は募集38名に対し志願45名・合格39名、2026年度は募集38名に対し志願42名・合格32名という実績です。現代福祉学科は毎年30名という大きな募集枠を持っていたため、社会学部の合格者数の大部分をこの学科が占めていたことが分かります。一方、社会学科・コミュニティマネジメント学科は募集人員が3〜5名と少なく、年度によって倍率が1倍台から2倍まで変動しています。
ここで注意すべきなのは、2025年度に学科再編が行われ、旧3学科は募集停止となった点です。総合社会学科の倍率を旧学科の実績と単純比較することはできません。募集人員の配分も、旧・現代福祉学科の30名から新・現代福祉領域の6名へと大きく変わっており、領域ごとの倍率がどう推移するかは、2027年度以降の実施結果を待って確認する必要があります。最新の倍率は、龍谷大学入試情報サイトの「入試結果」または「志願速報」のページで確認してください。
数値の単純比較ができないなかでも、募集要項から読み取れる難易度の手がかりはあります。第一に、現代福祉領域の6名という募集人員は、社会学部全体10名のなかで最も大きい枠であり、旧・現代福祉学科の実績(志願倍率1.1〜1.3倍程度で推移)から見ても、他の3領域(各1〜2名)よりは門戸が広いと想定されます。第二に、現代社会領域・文化・メディア領域・健康・スポーツ社会領域はいずれも募集人員1〜2名という小規模枠であり、旧・社会学科やコミュニティマネジメント学科と同様に、志願者数によって倍率が大きく変動しやすい構造だと考えられます。第三に、英語資格スコアの提出が出願資格として必須化されたことで、出願できる母集団そのものが一定の英語力を持つ層に絞られる可能性があり、この点は旧制度からの大きな変化として難易度評価に影響し得ます。倍率という単一の数値だけで難易度を測るのではなく、募集人員の配分・出願資格の変更・評価の重点という複数の要素を組み合わせて対策の優先順位を決めることが重要です。
この3点を踏まえると、社会学部を志望する際の領域選びには2つの現実的な考え方があります。一つは、現代福祉領域を軸に据える考え方です。募集人員6名という社会学部内で最大の枠を持ち、旧・現代福祉学科時代から一定の合格者数を継続して出しており、社会福祉士国家試験受験基礎資格に関する単位認定の規定も明確に整備されています。もう一つは、現代社会領域・文化・メディア領域・健康・スポーツ社会領域のいずれかを、募集人員の少なさよりも学びたい内容との一致度を優先して選ぶ考え方です。募集人員1〜2名の領域は年度による倍率の振れ幅が大きいため、倍率の低さだけを狙って領域を選ぶより、志望理由書と面接で一貫して語れる関心領域を選ぶほうが、結果として合格可能性を高めやすいと考えられます。
参考として、直近の2026年度編入・転入学試験結果を学部横断で見ると、社会学部の位置づけがより具体的につかめます。
| 学部 | 募集人員(小計) | 志願者 | 合格者 |
|---|---|---|---|
| 文学部 | 28名 | 17名 | 9名 |
| 心理学部 | 10名 | 10名 | 4名 |
| 経済学部 | 12名 | 6名 | 5名 |
| 経営学部 | 5名 | 4名 | 4名 |
| 法学部 | 5名 | 4名 | 2名 |
| 政策学部 | 5名 | 7名 | 4名 |
| 国際学部 | 30名 | 12名 | 8名 |
| 先端理工学部 | 12名 | 4名 | 3名 |
| 社会学部 | 38名 | 42名 | 32名 |
| 農学部 | 30名 | 4名 | 2名 |
| 総合計 | 175名 | 110名 | 73名 |
2026年度は、龍谷大学全体の編入・転入学試験の合格者総数73名のうち、社会学部が32名と学部別で最多の合格者数を占めていました。これは旧・現代福祉学科の募集人員が30名と大きかったことによる影響が大きく、2027年度以降は現代福祉領域が6名に縮小されたことで、社会学部全体の合格者数もこれまでより少なくなる可能性があります。学部横断の実績はあくまで旧制度下のものであり、2027年度以降の総合社会学科としての実績は、大学が結果を公表するまで確認できない点に注意してください。
科目別対策|小論文と英語資格
小論文対策の考え方
2027年度の社会学部編入学試験では、小論文が唯一の筆記試験です。アドミッション・ポリシーには「小論文において受験生の論理的思考力や文章表現力等を評価し、社会学部で学ぶにあたっての適性・素質を判定します」と明記されており、単なる作文ではなく、社会学的な視点で論理を組み立てる力が問われると読むのが妥当です。総合社会学科は4領域制ですが、小論文自体は「一般 小論文」として学科共通の1科目にまとめられているため、特定の領域に限定した専門知識よりも、現代社会の課題を横断的に捉える視野が土台になると考えられます。
答案作成の型としては、設問で問われているテーマについて、社会学的な概念や用語を正確な定義とともに提示し、その概念を使って具体的な社会現象や事例に当てはめて説明し、最後に自分なりの結論や解決の方向性を簡潔に示す、という順序が基本になります。60分という試験時間を踏まえると、いきなり書き始めるのではなく、最初の5〜10分で論点の整理と構成のメモを作り、残りの時間で答案を仕上げる時間配分が現実的です。教育、貧困、都市、メディア、グローバリゼーションといった現代社会の主要テーマについて、定義・具体例・背景要因・解決の方向性をセットで説明できる状態にしておくと、初見の設問への対応力が高まります。
演習の題材としては、現代社会領域なら差別・格差・ジェンダーギャップ・環境問題、文化・メディア領域なら文化とメディアの関係やジャーナリズムの役割、健康・スポーツ社会領域ならメンタルヘルスと社会の関わり、現代福祉領域なら貧困問題と社会構造といった、学部が公式に示す4領域のテーマを軸に、1テーマにつき400字・600字・800字・1,200字と字数を変えて書く練習を重ねると効果的です。字数指定が変わっても論旨を崩さずに調整できる力を養うことが、本番でどのような設問形式にも対応できる土台になります。書いた答案は、結論が設問に正しく対応しているか、用語の定義が正確か、具体例が論点とずれていないかという3つの観点で自己採点し、弱点をノートに書き戻す作業まで含めて1セットの演習と考えるとよいでしょう。
英語資格スコアの取り方
社会学部の出願には、実用英語技能検定(CSEスコア1,850点以上)、GTEC(810点以上)、GTEC Advanced(500点以上)、ケンブリッジ英検(130点以上)、TEAP(195点以上)、TEAP CBT(355点以上)、TOEIC L&R(400点以上)、TOEIC L&R+S&W(合計780点以上)のいずれかのスコアが必須です。このなかで比較的取り組みやすいのはTOEIC L&Rの400点で、大学受験レベルの英語力を土台にリスニングとリーディングの形式に慣れれば、到達しやすいスコア水準だといえます。ただし、2024年4月1日以降に受験したスコアのみが有効という条件があるため、古いスコアしか持っていない場合は再受験が必要になる点に注意してください。
英語資格の取得は出願の前提条件であるため、対策のスケジュールは他学部よりも前倒しで考える必要があります。出願期間が2026年10月上旬であることから、遅くとも出願の2〜3か月前にはスコアを確定させておくことが望ましく、TOEICのように結果通知までに数週間かかる試験の場合は、さらに早い時期からの受験計画が必要です。学習の進め方としては、まず基本文法(品詞・時制・関係詞・分詞構文・比較・仮定法など)を大学受験レベルの参考書で総ざらいし、次に志望する資格試験の出題形式(リスニング・リーディングの配分、設問のパターンなど)に特化した対策に切り替え、最後は本番同様の制限時間で通し演習を重ねるという3段階が現実的です。英語資格スコアの証明資料は出願書類の一部として提出が必要なため、スコアレポートの発行・郵送にかかる期間も逆算してスケジュールに組み込んでおくと安心です。
出願期間(2026年10月1日〜8日)と試験日(2026年11月8日)から逆算すると、社会学部特有の準備の順序は次のように整理できます。
| 時期の目安 | 取り組む内容 |
|---|---|
| 出願の6〜12か月前 | 募集要項・アドミッション・ポリシーを確認し、志望する領域と英語資格の種類を決める |
| 出願の4〜6か月前 | 英語資格試験(TOEIC L&Rなど)の受験計画を立て、基準スコアの取得に向けて学習・受験を開始する |
| 出願の2〜3か月前 | 基準スコアを確定させ、スコアレポートの取り寄せと小論文の基礎演習を並行して進める |
| 出願の1〜2か月前 | 志望理由書の下書きを作成し、小論文を字数を変えて書く演習を重ねる |
| 出願期間(10月1日〜8日) | UCAROでのWeb出願、受験料納入、出願書類(英語資格証明資料を含む)の郵送を完了させる |
| 出願後〜試験日(11月8日)まで | 小論文を60分の制限時間で仕上げる演習と、面接での想定問答の準備を集中的に行う |
英語資格の取得を最初のステップに据える逆算スケジュール発想が、社会学部の編入学対策における最大の特徴です。小論文・面接の準備だけを考えていると、出願直前になって英語資格の基準を満たしていないことに気づき、出願自体を断念せざるを得なくなるリスクがあるため、逆算スケジュールの起点を英語資格の受験計画に置くことをおすすめします。
面接・志望理由書対策と過去問分析(出題予測)
志望理由書の作成ポイント
志望理由書は本学所定用紙で、ワープロ入力も認められています。社会学部のアドミッション・ポリシーは、入学を求める人物像として「現代社会に関して幅広く関心をもって勉学に取り組む人」「社会や地域に生起する諸問題を分析し、その解決を図る方法について考察する意欲をもった人」「社会の諸問題を『現場』から探求し、持続可能な共生社会の実現に向けて主体的に取り組む人」を挙げています。志望する領域名だけを並べる抽象的な文章は避け、4領域のうちどの領域で、どのような社会課題を、どのような方法で探求したいのかを具体的に示し、これまでの学業や活動と結びつけて記述することが重要です。「現場主義」という学部の教育理念に触れながら、これまでの経験のなかで現場に近い形で社会課題に関わった経験があれば、それを志望理由と結びつけると説得力が高まります。
面接対策のポイント
面接は個人面接で、募集要項には「社会学部での勉学を強く希望し入学を志すのかについての適性・素質を判定します。入学後も学業に情熱を注ぎ続けることのできる強い意志を有しているかについても判定します」と明記されています。面接官は出願書類を事前に読み込んだうえで質問を組み立てると考えられるため、志望理由書に書いた内容と、面接での回答に矛盾がないよう、事前に自分の書いた志望理由書を読み返し、想定される深掘り質問に対する答えを整理しておく必要があります。全学共通のアドミッション・ポリシーでは、面接において「主体性・多様性・協働性」を中心に評価するとされており、社会や地域の課題に対して自ら主体的に関わろうとする姿勢や、多様な立場の人と協働してきた経験を、具体的なエピソードとともに説明できるよう準備しておくとよいでしょう。
社会学部特有の4領域制と、募集要項に明記された評価の観点をもとに、面接で問われる可能性が高い質問の方向性を整理すると、次のようになります。
- なぜ社会学部(総合社会学科)を志望するのか、そのなかでも4領域のどれに関心があるのか
- 関心のある社会課題は何か、それをどのような方法で研究・解決したいと考えているか
- 現在の在籍校で、どのような科目・活動を通じて社会課題への関心を深めてきたか
- 編入後、龍谷大学社会学部でどのような学生生活を送り、何を身につけたいのか
これらの質問はいずれも、志望理由書に記載した4領域のいずれかと出願書類との整合性を確認する意図を含んでいると考えられます。志望理由書に書いた内容を暗記するのではなく、なぜその領域を選び、なぜそう書いたのかという背景まで自分の言葉で説明できるように準備しておくことが、面接での一貫した受け答えにつながります。
過去問分析(旧学科体制)からみる出題傾向
龍谷大学入試情報サイトの過去問題ダウンロードページでは、社会学部の2026年度3年次編転入学試験問題(2025年11月9日実施分)が公開されています。ただし、これは旧3学科体制(社会学科・コミュニティマネジメント学科・現代福祉学科)を対象にした試験であり、現行の総合社会学科(4領域制)とは科目構成が異なる点を踏まえたうえで参考にする必要があります。当時は全学科共通の外国語(英語)に加えて、学科ごとに異なる専門科目が課されていました。英語は、時事的なニュース記事(気候変動・エネルギー問題を扱った英字紙記事)を題材にした長文読解と、空所補充・整序作文・和訳・内容一致選択などの文法・語彙問題で構成されていました。設問数は23問前後で、内容説明・語義・前置詞・関係詞・熟語の理解を確認する小問が長文読解に付随し、後半は独立した文法・語彙の四択問題という2部構成でした。
学科別の専門科目は、次のような出題内容でした。
| 旧学科 | 専門科目・出題内容 |
|---|---|
| 社会学科 | 専門科目(社会学)。社会学用語(ジェンダー、官僚制、階層、相対的不満など)や社会調査の用語(アクション・リサーチ、ランダム・サンプリングなど)から選択して説明する設問、代表的な社会学者(ウェーバー、デュルケム、フーコー、ミード、ゴフマンなど)の人物説明、現代社会のテーマ(教育、グローバリゼーション、貧困、都市、メディアなど)から1つを選んで社会学的に論じる設問で構成 |
| コミュニティマネジメント学科 | 専門科目(コミュニティ論)。コミュニティ論の学術文献を読ませたうえで、オンライン・コミュニティを題材にした概念の当てはめ(400字程度)と、具体的なコミュニティの活性化策を論じる設問(600字程度)で構成 |
| 現代福祉学科 | 専門科目(社会福祉学原論)に加えて、別紙で小論文(1,200字以内)も出題。小論文は「現代の社会福祉問題を一つ取り上げ、その歴史的経緯と現状およびその問題を解決できると思える方法」を論じる形式 |
この一覧からわかるとおり、旧3学科はいずれも用語の暗記だけでなく、具体的な社会課題を論理的に説明する記述式の設問を課していました。なかでも現代福祉学科が課していた小論文(歴史的経緯・現状・解決方法という3部構成、1,200字以内)は、現行制度で「小論文」という科目名がそのまま引き継がれていることから、出題形式を推測するうえで最も参考になる過去の実例だと考えられます。
2027年度以降の出題予測
以下は、募集要項・アドミッション・ポリシー・過去問から読み取れる範囲での出題予測であり、断定的な出題保証ではない点をご理解ください。2027年度以降の小論文は、総合社会学科の4領域共通の1科目として出題されるため、特定領域に偏った専門用語知識よりも、現代社会の課題を捉え、歴史的背景・現状・解決の方向性という筋道で論じる力が中心になると考えられます。旧・現代福祉学科の小論文形式(歴史的経緯+現状+解決策、1,200字前後)が、現行の「小論文」科目に最も近い過去の実例であることから、同様の構成で答案を組み立てる練習をしておくと、どのようなテーマが出題されても対応しやすくなります。
- アドミッション・ポリシーが掲げる「差別や格差、ジェンダーギャップ、環境汚染」「文化・宗教とメディア」「健康とこころ」「貧困と社会構造」という4領域のキーワードから、テーマが出題される可能性を想定しておく
- 過去の専門科目で問われていた社会学の基礎概念(ジェンダー、官僚制、階層、相対的不満、社会運動など)や社会調査の用語(アクション・リサーチ、参与観察法、フィールドワークなど)は、小論文の中で応用知識として使う場面が出てくる可能性がある
- 60分という試験時間から、極端に長い記述量を求める形式よりも、要点を絞って論理的にまとめる形式である可能性を念頭に置く
- アドミッション・ポリシーが「社会の諸問題を『現場』から探求し」という表現を用いていることから、抽象論だけでなく、具体的な事例や自分の経験と結びつけた論述が評価されやすいと考えられる
過去問演習の際は、旧・社会学科の用語説明問題や、旧・コミュニティマネジメント学科の文献読解+論述問題も、社会学的な思考プロセスを養う教材として活用することができます。ただし、これらは現行の総合社会学科を対象にした出題ではないため、内容面での過度な流用は避け、あくまで論述の型や時間配分の感覚をつかむ目的にとどめてください。最終的な出題内容の確認は、必ず出願前に大学公式サイトや入試部への問い合わせで行ってください。
併願戦略と関連情報
龍谷大学内での併願を検討する場合、まず押さえておきたいのが試験日程の重なりです。社会学部と同じ2026年10月1日〜10月8日の出願期間・2026年11月8日の試験日・深草キャンパスでの実施という条件は、文学部・心理学部・経済学部・経営学部・法学部・政策学部・国際学部にも共通しています。これらの学部は同一日程で実施されるため、社会学部と同時に他学部を受験することは事実上できません。日程が異なるのは瀬田キャンパスで7月に実施される先端理工学部と農学部で、時期が離れているぶん、これらとの併願であれば日程上は成立します。
社会学部と学問領域が近い経済学部・経営学部を同じ龍谷大学で検討する場合は、出願段階でどちらの学部に絞るかを早めに決める必要があります。経済学部・経営学部はいずれも専門科目・小論文に加えて外国語(英語)の筆記試験が課される点で、社会学部(小論文+面接のみ、英語は出願資格)とは科目構成が異なります。両学部の違いをより詳しく比較したい場合は、龍谷大学経済学部の編入試験対策や龍谷大学経営学部の編入試験対策もあわせて確認しておくと、志望学部を絞り込む判断材料になります。
龍谷大学以外の関西圏で併願先を検討する場合、まず視野に入るのが同志社大学・立命館大学・関西大学・関西学院大学など、社会学系の学部・学科を置く大学です。ただし、3年次編入学・転入学試験の実施有無や募集時期、試験科目は大学ごとに大きく異なり、実施していない年度・学科があるため個別確認が欠かせません。龍谷大学社会学部は英語の筆記試験を課さず出願資格として外部試験スコアを求める方式ですが、他大学では専門科目と英語の両方を筆記で課す方式が一般的であるため、条件の違いを踏まえて対策の配分を調整する必要があります。関西圏の私立大学を横断的に確認したい場合は、関西外国語大学の編入試験まとめのような同一エリアの大学別記事もあわせて参考にしてください。
英語資格スコアの必須化や学科再編など、社会学部特有の制度変更を正しく理解するためにも、そもそも大学編入とはどのような仕組みなのかを基礎から確認しておくと安心です。大学編入とは?仕組み・難易度・費用・スケジュールを徹底解説で全体像を押さえておくと、社会学部固有の情報との位置づけが整理しやすくなります。小論文と英語資格取得の両立に不安がある場合は、大学編入対策コースのように、志望学部の出題傾向に合わせた個別の学習計画を相談できる環境を利用する方法もあります。
社会学部ならではの英語資格スコアという出願条件を踏まえて、併願校を検討する際にチェックしておきたい項目を整理すると、次のようになります。
- 志望する学部・学科(領域)で3年次編入学(一般)の募集自体が実施されているか
- 出願期間と試験日が、龍谷大学社会学部の日程(出願2026年10月1日〜8日、試験日11月8日)と重ならないか
- 出願資格(在学年数・修得単位数・英語資格スコアなど)を、現在の学籍と英語力で満たせるか
- 試験科目が小論文・英語・面接のいずれの組み合わせか、対策の重なりがどの程度あるか
これらを候補校ごとに一覧化しておくと、出願直前になって日程の重複や英語資格の準備不足に気づくといった事態を避けられます。特に社会学部は英語資格スコアの提出が出願資格に組み込まれたばかりの制度であるため、他大学の併願先を検討する際も、英語試験の有無や形式が学校ごとにどう異なるかを早めに整理しておくことが大切です。
よくある質問(FAQ)
龍谷大学社会学部の3年次編入学試験の募集人員は何名ですか。
2027年度募集要項では、現代社会領域2名、文化・メディア領域1名、健康・スポーツ社会領域1名、現代福祉領域6名の合計10名です。現代福祉領域の6名には社会人編入学・転入学の募集人員(若干名)が含まれています。2年次転入学の募集はありません。年度によって人数が変わる可能性があるため、出願前に最新の募集要項でご確認ください。
社会学部の編入試験に英語の筆記試験はありますか。
2027年度募集要項では、試験当日の外国語(英語)筆記試験は設定されていません。代わりに、TOEIC L&R400点以上などの英語資格スコアが出願資格として必須化されています。試験科目は小論文と面接のみです。
英語資格はTOEICでもよいですか。TOEFLやIELTSは使えますか。
TOEIC L&R400点以上(またはTOEIC L&R400点以上かつTOEIC S&W380点以上で合計780点以上)が対象資格の一つとして明記されています。TOEFLやIELTS、TOEIC IPテストの利用可否は募集要項に明記がありません。これらのスコアしか持っていない場合は、出願前に龍谷大学入試部へ確認することをおすすめします。
社会学部の過去問は入手できますか。
龍谷大学入試情報サイトの過去問題ダウンロードページで、2026年度試験(2025年11月9日実施、旧3学科体制)の問題が公開されています。ただし現行の総合社会学科(4領域制)とは科目構成が異なるため、出題形式の型や時間配分をつかむ参考資料として活用し、内容面での過度な流用は避けてください。
総合社会学科の4領域は、出願時にどう選べばよいですか。
現代社会領域、文化・メディア領域、健康・スポーツ社会領域、現代福祉領域の4つから、出願時に希望する領域を選択します。小論文・面接の科目自体はどの領域でも共通ですが、募集人員は現代福祉領域が6名と最も多く、他の3領域は1〜2名です。関心のある社会課題や、志望理由書・面接で説明したい内容と合わせて、どの領域が最も学びたい内容に近いかを基準に決めるとよいでしょう。
面接ではどのようなことを聞かれますか。
募集要項には「社会学部での勉学を強く希望し入学を志すのかについての適性・素質を判定します。入学後も学業に情熱を注ぎ続けることのできる強い意志を有しているかについても判定します」と記載されています。志望理由書に書いた内容を軸に、関心のある社会課題や、編入後にどのような学生生活を送りたいかを深掘りされることを想定して準備しておくとよいでしょう。
他学部や他大学との併願はできますか。
龍谷大学の文学部・心理学部・経済学部・経営学部・法学部・政策学部・国際学部・社会学部は同一の出願期間・試験日・会場で実施されるため、学部間の併願は事実上できません。日程が異なる先端理工学部・農学部(瀬田キャンパス・7月実施)や、他大学との併願は日程上成立する場合がありますが、出願期間や試験日が重ならないか、必ず各校の最新募集要項で個別に確認してください。
社会学部の初年度納入金はいくらですか。
募集要項に示された参考額(2025年度カリキュラム適用時)では、入学金100,000円(本学出身者は全額免除)、前期・後期の授業料と諸会費を合わせた初年度納入金総額は1,289,000円です。2027年度の学費は2026年9月に決定・公表される予定であるため、正確な金額は決定後の大学公式ページでご確認ください。
まとめ
龍谷大学社会学部の3年次編入学・転入学試験(一般)は、総合社会学科の4領域(現代社会領域2名・文化メディア領域1名・健康スポーツ社会領域1名・現代福祉領域6名)を対象に、小論文と面接の2科目で選考される入試です。2026年6月の訂正で英語資格スコアの提出が出願資格として必須化されたことにより、試験当日は英語の筆記試験を課さない一方、出願までに英語外部試験のスコアを取得しておく必要があるという、他学部とは異なる準備の時間軸を持つ入試になっています。過去問は旧3学科体制のものしか公開されていないため、募集要項とアドミッション・ポリシーを手がかりに、現代社会の課題を歴史的経緯・現状・解決の方向性という筋道で論じる小論文対策を軸に据えることが現実的です。
募集人員が領域ごとに1〜6名という少人数募集であることや、2025年度の学科再編によって過去の倍率実績をそのまま参考にはできない点も、社会学部を志望する場合には早い段階で把握しておきたい実務的なポイントです。日程・募集人員・試験内容は年度によって変更される可能性があるため、出願を検討する際は、必ず龍谷大学の最新の公式募集要項で内容を確認したうえで、英語資格スコアの取得、志望理由書の作成、小論文の演習、面接準備という4つの柱を並行して進めてください。
特に、出願資格に追加された英語資格スコアの基準や、旧学科体制と現行の総合社会学科で科目構成が変わっている点は、募集要項を読み飛ばすと見落としやすい部分です。出願資格・英語資格・試験科目・日程という4つの軸を早い段階で自分の状況に照らし合わせて整理しておくことが、社会学部の編入学対策を無理なく進めるための出発点になります。
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