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南山大学外国語学部の編入試験対策を徹底解説|外国語・小論文・国語・募集要項

南山大学外国語学部の編入学・転入学試験とは、大学・短期大学・高等専門学校などですでに一定の単位を修得した人を対象に、英米学科、スペイン・ラテンアメリカ学科、フランス学科、ドイツ学科、アジア学科のいずれかへ2年次または3年次から入学できる制度です。2027年度 南山大学 編入学・転入学試験 入学試験要項によると、募集学部・学科の年次・人員は2・3年次「若干名」で、試験は書類審査・小論文・筆記試験・面接を1日で行う一括選抜方式です。試験日は2027年2月24日(水)、会場は名古屋市昭和区山里町18の南山大学キャンパスで、出願受付期間は2027年1月8日(金)から1月15日(金)まで(最終日消印有効)と公式要項に明記されています。
本記事は、南山大学が公開する「2027年度 編入学・転入学試験 入学試験要項」と、直近実施分にあたる「2026年度 出題の意図・解答例」「2026年度 問題集」という3つの一次資料をもとに、外国語学部固有の募集人員・出願資格・試験科目・配点・日程・科目別対策・過去問分析までを整理したものです。要項に明記のない倍率や合格ラインは創作せず、確認できた事実とヘッジを分けて示します。学科ごとに受験する外国語が英語・スペイン語・フランス語・ドイツ語・中国語またはインドネシア語と異なる点が、外国語学部の編入試験の最大の特徴です。日程や配点は年度によって変わる可能性があるため、出願前には必ず最新の公式要項でご確認ください。
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この記事を主に想定している読者は、短期大学や高等専門学校で外国語を学んできた人、あるいは他大学に在学しながら専攻言語をより深く学べる環境を探している人です。外国語学部は英米学科、スペイン・ラテンアメリカ学科、フランス学科、ドイツ学科、アジア学科の5学科制で、学科によって出願時に選ぶ専攻や受験する外国語そのものが異なります。学科選びを誤ると対策すべき外国語自体が変わってしまいます。この後の章では、学科・専攻ごとの出願資格や配点の違い、公式に公開されている過去問の分析、公開されていない学科については募集要項から見た出題予測までを順に整理していきます。
南山大学外国語学部の編入学・転入学試験の概要
南山大学外国語学部は「外国語教育」と「地域研究」を両軸に据えた学部で、英米学科、スペイン・ラテンアメリカ学科、フランス学科、ドイツ学科、アジア学科の5学科で構成されています。編入学・転入学試験は、この5学科を対象に毎年度実施されており、2027年度要項でも人文学部・外国語学部・経済学部・経営学部・法学部・総合政策学部・理工学部・国際教養学部とあわせて募集対象に含まれることが明記されています。外国語学部は語学の習熟だけでなく地域研究まで学ぶ学部です。単に語学力を伸ばす学部ではなく、専攻言語が話される国や地域の社会・歴史・文化までを体系的に学ぶ設計になっている点を、志望理由書や面接の準備段階で理解しておく必要があります。
5学科のうち、英米学科以外の4学科は出願時点で専攻の選択が必要です。スペイン・ラテンアメリカ学科はスペイン専攻とラテンアメリカ専攻、フランス学科はフランス文化専攻とフランス社会専攻、ドイツ学科はドイツ文化専攻とドイツ社会専攻に分かれ、アジア学科は中国・台湾・韓国などを対象とする東アジア専攻と、インドネシアを中心とする東南アジア専攻に分かれます。英米学科以外は出願時に専攻まで決めて出願する必要があります。志願票(所定用紙①)には志望学科に加えて志望専攻を記入する欄が設けられているため、学科名だけでなく専攻名まで確認したうえで出願書類を作成してください。
外国語学部5学科と専攻の対応
| 学科 | 専攻の有無 | 受験する外国語(要項の科目表より) |
|---|---|---|
| 英米学科 | 専攻選択なし | 英語(英語による面接を含む) |
| スペイン・ラテンアメリカ学科 | スペイン専攻/ラテンアメリカ専攻 | スペイン語(スペイン語による面接を含む) |
| フランス学科 | フランス文化専攻/フランス社会専攻 | フランス語(フランス語による面接を含む) |
| ドイツ学科 | ドイツ文化専攻/ドイツ社会専攻 | ドイツ語(ドイツ語による面接を含む) |
| アジア学科 | 東アジア専攻/東南アジア専攻 | 中国語またはインドネシア語(出願時選択、当該言語による面接を含む) |
この対応表は2027年度要項の学部学科別試験科目一覧に基づいています。学科名だけでなく受験外国語まで確認してから対策を始めてください。アジア学科は中国語かインドネシア語のどちらか一方を出願時に選び、面接もその言語で行われる点に注意が必要です。すでに大学等で学習している言語がある場合は、その言語を強みにできる学科・専攻を選ぶのが現実的な進路選びになります。
2年次入学に振り替えられる可能性
要項には「2027年3月までの修得単位数や試験結果により、3年次に志願しても、2年次への入学しか認められないことがあります」という注記があります。3年次を志望しても結果的に2年次入学になる場合があります。さらに、2027年3月までに修得した単位を含めて本学で認定される単位が不足する場合、2年次合格者は3ヵ年で、3年次合格者は2ヵ年で卒業できないことがあるとも明記されています。出身校での修得単位数と、南山大学での単位認定の見通しは、出願前にできる範囲で確認しておくと、入学後の学習計画が立てやすくなります。
学科ごとのアドミッション・ポリシーが示す学びの姿勢
南山大学は学部・学科ごとにアドミッション・ポリシーを公表しており、外国語学部の各学科にも共通する骨格があります。知識・技能、思考力・判断力・表現力、主体性の3観点で示されています。たとえば英米学科のアドミッション・ポリシーでは、高等学校卒業レベル以上の基礎学力と、他者と意思疎通できる外国語運用能力に加え、英語という言語そのものや英語圏の文化・社会・歴史・政治・経済への強い関心、異文化を受け入れ多様な人々と協働する姿勢が求められる人物像として示されています。アジア学科のアドミッション・ポリシーでも、アジア地域の言語・文化・社会への強い関心と、主体的に外国語を学ぶ姿勢が同様に重視されています。
アジア学科は2年次進級時に東アジア専攻と東南アジア専攻のいずれかを選ぶ仕組みで、東アジア専攻は中国・台湾・韓国など漢字や儒教文化を共有する地域を、東南アジア専攻はインドネシアを中心にインド文明・イスラム文明・ヨーロッパ文明が交錯する地域を対象とします。専攻によって学ぶ地域と言語の重心が明確に分かれています。編入学・転入学試験の出願時点では東アジア専攻・東南アジア専攻のどちらかを選んで出願するため、志望理由書を書く前に、自分がどちらの地域研究に関心があるのかを固めておく必要があります。
他学部と比べた外国語学部の試験構造の特徴
南山大学の編入学・転入学試験は全学部共通で小論文・外国語・国語・面接という枠組みを採っていますが、学部・学科によって配点や必須科目が異なります。理工学部志願者には数学(200点)が必須で課され、心理人間学科と理工学部だけは外国語の配点が100点に抑えられています。外国語学部は外国語200点という最も重い配点が特徴です。外国語学部は数学が課されない代わりに、外国語の配点が200点と全学部中で最も重く設定されており、外国語一科目にかかる比重の大きさが他学部との明確な違いになっています。
募集人員・出願資格|編入学と転入学で条件が異なる
外国語学部の募集年次・人員は、2027年度要項で「2・3年次:若干名」と明記されています。理工学部のように学科ごとの具体的な定員数が示される学部もありますが、外国語学部を含む多くの学部・学科は具体的な人数を公表せず「若干名」という表記にとどまっています。外国語学部の定員は具体的な人数が公表されていません。複数の学部・学科・専攻への同時出願はできないため、志望する学科と専攻は出願前に一つに絞り込む必要があります。
編入学の出願資格
編入学として出願できるのは、次のいずれかに該当する人です。年次表記は2027年度要項に基づきます。
- 大学を卒業した者、または2027年3月までに卒業見込みの者
- 短期大学を卒業した者、または2027年3月までに卒業見込みの者
- 高等専門学校を卒業した者、または2027年3月までに卒業見込みの者
- 専修学校の専門課程のうち、修業年限2年以上かつ総授業時間数1700時間以上という文部科学大臣の定める基準を満たす課程を修了した者、または2027年3月までに修了見込みの者(学校教育法第90条に規定する大学入学資格を有する者に限る)
- 高等学校の専攻科の課程のうち、同様の基準を満たす課程を修了した者、または2027年3月までに修了見込みの者(同様に大学入学資格を有する者に限る)
卒業(修了)見込みの資格で受験した場合、2027年3月末までに実際に卒業(修了)できなければ入学は許可されません。見込み資格での受験は卒業できなければ入学が許可されません。高専や専修学校からの出願を検討している場合は、在籍校の卒業要件と南山大学の出願資格の両方を早い段階で確認しておく必要があります。
転入学の出願資格
転入学は、大学に在籍したまま南山大学に移る区分で、次の要件をすべて満たす必要があります。
- 大学に1年以上在籍した者(見込みを含む)、または外国において学校教育における13年以上の課程を修了した者
- 2年次へ志願する場合は、大学に1年以上在籍し、30単位以上をその大学で修得した者、または2027年3月までに修得見込みの者
- 3年次へ志願する場合は、大学に2年以上在籍し、60単位以上をその大学で修得した者、または2027年3月までに修得見込みの者
本学の学部在籍生は転入学に出願できません。南山大学の在学生は転入学制度を利用できません。また、転入に必要な単位数を修得見込みの資格で受験し、2027年3月までに修得単位の不足が判明した場合も入学は許可されないため、単位の見込みには余裕を持たせておくことが安全です。
出願書類の一覧
出願書類は「出願書類チェックリスト」に基づいて過不足を確認したうえで提出します。所定用紙は南山大学のWebページからダウンロードします。
| 書類 | 様式 | 備考 |
|---|---|---|
| 志願票 | 所定用紙① | 志望学科・専攻・年次・受験外国語を記入 |
| 写真票 | 所定用紙② | 出願3ヵ月以内に撮影した写真を貼付 |
| 入学検定料確認書 | 所定用紙③ | 金融機関の窓口で電信扱により納入した際に受け取る |
| 入学検定料確認書(C票)貼付用紙 | 所定用紙④ | C票を貼付して提出 |
| 志願者調書 | 所定用紙⑤ | 学歴・職歴を記入 |
| 志望理由書 | 所定用紙⑥ | 本学部・本学科への志望理由を自筆またはWordで作成 |
| 卒業(修了)証明書または卒業(修了)見込証明書 | — | 編入学志願者のみ。見込証明書は出願6ヵ月以内発行のもの |
| 在学(在籍)証明書 | — | 転入学志願者のみ。出願6ヵ月以内発行のもの |
| 成績証明書 | — | 厳封されたもの。卒業見込者・転入学志願者は出願6ヵ月以内発行 |
| 単位修得見込証明書 | — | 転入学志願者のみ。成績証明書に履修中科目の記載があれば不要 |
| 出願用封筒表書・受験票返送用封筒・宛名シール | — | 任意の封筒に貼付、または定形封筒に貼付して郵送 |
英語の資格・検定試験(TOEFL iBT、IELTS、TEAP)を受験している場合は、参考資料としてスコア証明書の写しを追加提出できます。「英語」科目の免除を申請する場合は原本証明書と所定用紙Bが必要です。免除申請をする場合は所定用紙Bと証明書の原本の提出が必要になるため、単なる参考提出と免除申請を混同しないよう注意してください。日本国籍を有しない志願者は、在留カードの写し・留学費支払能力に関する証明書・パスポートの写しなどの追加書類が必要で、出願に先立って入学センターへの問い合わせが案内されています。
このほか、婚姻等で改姓し各種証明書の姓と出願時の姓が一致しない場合は戸籍抄本等の追加提出が必要で、専修学校専門課程・高等学校専攻科の基準(①出願資格)に該当する場合は、その課程が文部科学大臣の定める基準を満たすことを確認できる証明書を発行元の学校から取り寄せる必要があります。証明書の発行には数週間かかる場合があるため早めの依頼が安全です。また、高等教育の修学支援新制度の支援を受けている場合、編入・転入後も支援継続を希望するなら出願後すみやかに学生課へ連絡するよう案内されており、出願書類の準備と並行して確認しておくと手続きの抜け漏れを防げます。
試験科目と配点|外国語200点が合否を左右する
2027年度要項によると、試験は書類審査、小論文、筆記試験、面接によって行われ、書類審査の評価は面接評価に含まれます。南山大学の編入試験は書類だけで足切りする別枠選抜がありません。文学部などで見られるような「第1次選抜(書類)」と「第2次選抜(筆記・面接)」を分けて実施する仕組みではなく、出願した志願者全員が同一日程で小論文・外国語・国語・面接を受験する一括選抜である点を、まず正しく理解しておく必要があります。
全学部共通の試験科目・時間・配点
| 試験科目 | 試験時間 | 配点 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 小論文 | 9:30〜10:30 | 100点 | 志望学科に関する基礎学力を問う |
| 外国語 | 11:00〜12:30 | 200点 | 心理人間学科および理工学部は100点 |
| 国語 | 13:30〜15:00 | 100点 | 現代文・古文(漢文を除く) |
| 数学 | 13:30〜15:00 | 200点 | 理工学部志願者のみ必須 |
| 面接 | 15:30〜 | 評価ABCF | 書類審査の評価を含む |
外国語学部は数学が課されない代わりに、外国語の配点が200点で満点中最も比重の大きい科目になります。小論文100点・外国語200点・国語100点・面接という組み合わせです。国語は現代文・古文(漢文を除く)が範囲で、漢文対策に時間を割く必要がないことも、他大学の編入国語と比べたときの実務的な違いです。
外国語学部の学科別受験科目
| 学科 | 国語 | 外国語 | 小論文 | 面接 |
|---|---|---|---|---|
| 英米学科 | 必須 | 英語 | 必須 | 英語による面接を含む |
| スペイン・ラテンアメリカ学科 | 必須 | スペイン語 | 必須 | スペイン語による面接を含む |
| フランス学科 | 必須 | フランス語 | 必須 | フランス語による面接を含む |
| ドイツ学科 | 必須 | ドイツ語 | 必須 | ドイツ語による面接を含む |
| アジア学科 | 必須 | 中国語またはインドネシア語 | 必須 | 選択した言語による面接を含む |
アジア学科以外の外国語学部の学科は受験外国語が学科ごとに1つに固定されているのに対し、アジア学科だけは出願時に中国語かインドネシア語のいずれかを選ぶ形になっています。アジア学科志望者は出願前に受験言語を確定させておく必要があります。志願票の受験外国語欄に記載する言語と、実際に準備してきた言語がずれないよう、出願書類を作成する早い段階で決めておいてください。
英語の資格・検定試験による「英語」試験の免除制度
「英語」科目を受験する学科(英米学科など)に限り、いずれかの基準以上のスコアを保持し出願期間内に申請した場合、「英語」科目の得点を満点とし、試験当日の「英語」の試験が免除されます。免除対象は「英語」を受験する学科のみでスペイン語等は対象外です。スペイン語・フランス語・ドイツ語・中国語・インドネシア語を受験する学科では、この免除制度の対象にはなりません。
| 資格・検定試験 | 基準スコア(レベル) |
|---|---|
| TOEFL iBT(Home Edition不可) | 2026年1月20日以前受験:総合92以上・各技能18以上/2026年1月21日以降受験:総合4.5以上・各技能4以上 |
| IELTS(アカデミック・モジュール、Online不可) | 総合6.5以上・各技能5.5以上 |
| TEAP | 総合360以上・各技能60以上 |
2027年度入試では、総合基準スコアと4技能それぞれの各技能基準スコアの両方を、1度の受験で満たしている必要があります。総合スコアと各技能スコアを同時に満たす必要がある点に注意します。資格・検定試験は2025年1月以降に受験したスコアが有効で、TEAPのみ出願期間最終日まで有効期間内のスコアが対象です。TOEFL iBTはInstitutional Score Report(Institution Code「9477」で直送、または出願書類に同封)、IELTSはTest Report Form(実施団体からの直送は本学到着まで4〜6週間かかるため11月末日までに手続)、TEAPは成績表(OFFICIAL SCORE REPORT)を、それぞれ原本で提出します。出願期間内にスコア証明書が確認できない場合、免除は無効になるため、直送を選ぶ場合は特に早めの手続きが必要です。
英米学科を志望する場合、この免除制度をどう使うかで直前期の学習配分が変わります。免除を使えば試験当日は国語・小論文・面接に集中できます。基準スコアをすでに満たしている場合は、当日の「英語」試験対策に割く時間を国語・小論文・面接の準備に回せる一方、免除を使わない場合は「英語」200点を当日の筆記で獲得する必要があります。免除を狙うにはIELTSなら4〜6週間の直送期間を見込んで11月末までに、TOEFL iBTやTEAPも余裕を持って受験しておく必要があるため、免除を検討するなら出願の半年以上前から試験日程を組んでおくことをおすすめします。
入試日程・出願スケジュール
2027年度の主要日程は次のとおりです。次年度以降は日付が前後するため、出願前には必ず最新の要項で確認してください。
| 項目 | 2027年度の内容 |
|---|---|
| 入学検定料 | 35,000円 |
| 銀行取扱期間 | 2027年1月8日(金)〜1月15日(金) |
| 出願受付期間 | 2027年1月8日(金)〜1月15日(金)<最終日消印有効・郵送のみ> |
| 試験日 | 2027年2月24日(水) |
| 試験場 | 南山大学(名古屋市昭和区山里町18) |
| 合格発表 | 2027年3月4日(木)13:00 |
| 入学手続期間 | 2027年3月5日(金)〜3月11日(木)<最終日消印有効> |
出願書類は郵送に限り受け付けられ、窓口や持参での提出は認められません。出願書類は簡易書留速達郵便での郵送のみ受け付けられます。出願用封筒表書を任意の封筒(サイズ角2以上)に貼付し、簡易書留速達郵便で送付する必要があります。入学検定料は所定用紙③を使って金融機関の窓口で電信扱により納入し、現金書留やATMでの振り込みは受け付けられません。
受験上の特別な配慮を申請する場合の期限
障がい等により受験・就学に際して特別な配慮を必要とする場合は、南山大学の指示に従い2026年12月1日までに申請する必要があります。配慮の申請は出願より前の12月1日が期限です。出願受付期間である2027年1月8日〜1月15日よりもかなり早い時期に設定されているため、配慮を検討している場合は出願書類の準備と切り離して、早めにWebページの指示を確認しておく必要があります。出願後に不慮の事故等で受験時の配慮が必要になった場合も、判明ししだい速やかに申請するよう案内されています。
試験当日の流れと持ち物
集合時刻は9:10で、試験室棟は9:00に開場します。9:30の試験開始から20分以上遅刻すると当日のすべての科目を受験できません。試験開始後は、その時間の試験終了まで退室が認められません。面接は15:15までに面接控室に入室する必要があり、面接は開始時間から順番に実施されるため、順番によっては待機時間が長くなる可能性があります。持ち物は受験票、HBの黒鉛筆またはシャープペンシル、プラスチック製消しゴム、時計(通信・辞書機能のあるものや大型のものは不可)、各自の昼食です。下敷きの使用は認められていません。携帯電話等は試験室に入る前に電源を切る必要があります。携帯電話・スマートフォン・ウェアラブル端末・電子辞書・ICレコーダーなどを試験時間中に使用したり身につけていたりすると不正行為として扱われ、その場で受験の中止と退室を指示される旨が要項に明記されています。当日は電子機器類をすべてかばんにしまい、時計は通信・辞書機能のない単体のものを用意してください。
合格発表と入学手続
合格発表は2027年3月4日(木)13:00で、大学Webページ上で合格者の受験番号が発表されます。合否に関する電話等の問い合わせには一切応じないと明記されています。合否通知書は合格発表日に発送されますが、試験当日に欠席した場合は通知書自体が送付されません。入学手続期間は2027年3月5日(金)から3月11日(木)までで、期間内に手続きを行わなかった場合は入学資格を失います。
学費(納入金)の目安
2027年度の2・3年次編入学・転入学者の納入金は、入学時と秋学期(9月下旬)に分けて次のとおり案内されています。
| 納入時期 | 2年次入学 | 3年次入学 |
|---|---|---|
| 入学手続時(入学金・授業料・教育充実費・保険料等の合計) | 740,600円 | 764,750円 |
| 秋学期納入金(9月下旬) | 537,000円 | 512,000円 |
この金額は人文・外国語・経済・経営・法・総合政策・国際教養の各学部共通の額で、理工学部はこれより高くなります。本学学部卒業者や南山学園内短期大学卒業者は入学金が免除されます。いったん納入された入学金は返還されませんが、入学手続後にやむを得ず入学を辞退する場合は、2027年3月31日までに文書で請求すれば入学金以外の授業料・教育充実費等は返還されると案内されています。2028年度以降の金額は改定される可能性があるため、実際の納入額は入学年度の要項で確認してください。
単位認定の仕組み
単位認定には、短大・高専卒業者や大学2年以上在学で62単位以上修得した者などを対象に50単位を上限とする「包括認定」と、前学校での履修科目のうち南山大学の開講科目に相当するものを個別に認定する「読み替え認定」の2種類があります。認定は卒業必要単位数の2分の1を上限とする点に注意してください。単位認定の申請には成績証明書とシラバス(講義概要)が必要で、入学手続後の3月中旬に単位認定ガイダンスが行われます。編入後に何年で卒業できるかは、この単位認定の結果に左右されるため、出願前に前学校での履修内容を整理しておくと、入学後の見通しが立てやすくなります。
まずは無料相談で、合格までの最短ルートを確認しませんか?
スプリング・オンライン家庭教師のプロ講師が、現在の学力・志望校・残り期間に合わせて、必要な対策を個別に整理します。
- 大学編入のプロ講師が最適な受験戦略を提案
- 今後の大学編入の勝ち筋が見える。
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倍率・難易度をどう考えるか
南山大学の編入学・転入学試験要項そのものには、外国語学部を含めて志願者数・合格者数・倍率は掲載されていません。ただし、南山大学は「入試結果」ページで学部別の志願者数・合格者数を別途公表しており、外国語学部は2024〜2026年度の3年間で志願9名に対し合格3名(単純計算で倍率約3倍)という実績です。募集人員も「若干名」という表記にとどまり、具体的な合格枠の人数は明らかにされていませんが、本記事ではこの公式の入試結果データにもとづいて実績を示します。倍率を断定的に示す情報サイトを見かけた場合は、公式の入試結果データで裏付けが取れるかどうかを必ず確認してください。
受験者本人は成績を開示請求できる
倍率は要項には明記されていませんが、受験者本人は自分の得点を開示請求できます。開示対象は試験科目別得点と面接評価の両方です。開示請求期間は2027年4月1日(木)から5月7日(金)まで(最終日消印有効)で、必要書類・受験票・成績開示手数料として郵便定額小為替500円分を入学センターへ送付する方法により申し込みます。開示は2027年6月初旬予定で郵送により行われます。不合格だった場合でも、この制度を使えば自分がどの科目で得点を伸ばせなかったのかを把握でき、再挑戦や他大学への切り替えを判断する材料になります。
難易度を考える視点
公式の入試結果によると外国語学部の編入学・転入学試験は2024〜2026年度の3年間で志願9名に対し合格3名(単純計算で倍率約3倍)ですが、母数が小さいため単年度の「倍率○倍」という数字だけで難易度を語ることには限界があり、募集人員の小ささと科目構成の重さの2つから難易度を捉えるのが現実的です。「若干名」という表現は合格者が数名にとどまり得ることを意味します。加えて、外国語学部は外国語(200点)・小論文(100点)・国語(100点)・面接という4つの評価軸をすべて一定水準で満たす必要があり、どれか一科目だけを高めても合格ラインには届きにくい構造になっています。特にアジア学科以外の学科は受験できる外国語が1言語に固定されているため、その言語の運用力が事実上の合否の分水嶺になると考えられます。
もう一つ押さえておきたいのは、外国語学部の編入・転入学試験が高校生向けの一般選抜とは母集団も選抜方法もまったく異なるという点です。高校生向け入試の偏差値をそのまま当てはめることはできません。編入・転入学試験の志願者は、大学・短期大学・高等専門学校などで語学や関連分野をすでに学んできた人が中心になるため、一般選抜の合格実績や偏差値情報を編入試験の難易度の目安として使うのは適切ではありません。難易度を測る材料としては、公式に確認できる募集人員の少なさと試験科目の重さを基準に、自分の現在の学力とどれだけ差があるかを科目別に洗い出すところから始めるのが現実的です。
学科・専攻による準備の重さの違いという視点
外国語学部は英米学科、スペイン・ラテンアメリカ学科、フランス学科、ドイツ学科、アジア学科の5学科で構成され、学科ごとに受験する外国語が固定されている点も、難易度を考えるうえで見落とせない要素です。学科によって対策すべき外国語がそもそも異なります。アジア学科だけは出願時に中国語かインドネシア語を選べますが、英米学科・スペイン、ラテンアメリカ学科・フランス学科・ドイツ学科は受験する言語が学科ごとに1つに固定されており、志望学科を変えることは対策する外国語そのものを変えることを意味します。英米学科を志望する場合はTOEFL iBT・IELTS・TEAPのスコアで当日の「英語」試験を免除できる制度がありますが、スペイン語・フランス語・ドイツ語・中国語・インドネシア語を受験する学科にはこの免除制度が存在しません。免除制度の有無も学科によって異なる準備条件の一つです。免除を使えるかどうかで、直前期に外国語の筆記対策へ割ける時間の余裕が学科間で変わってくると考えられます。すでに専攻したい言語をある程度学んできた人にとっては、その言語を受験できる学科を選ぶこと自体が、実質的な対策の第一歩になるとも言えます。
科目別対策|外国語・国語・小論文をどう仕上げるか
ここからは、2026年度(2026年2月25日実施)の「出題の意図・解答例」で公式に確認できる情報をもとに、学科ごとに異なる外国語と、共通科目の国語・小論文の対策を整理します。出題の意図は南山大学入学センターが公式に発行している資料です。年度によって形式や難易度が変わる可能性があるため、対策の方向性を掴む材料として活用し、最新の出題傾向は毎年6月頃に公開される最新版の資料で確認してください。
英語(英米学科)の対策
2026年度の英語は90分・配点200点で、AI〜AVの文法・語彙・読解問題とBの意見論述で構成されています。AI〜AVは選択式、Bは英語での意見論述という構成です。出題の意図によれば、AIは文法力・語彙力の総合的な運用能力、AII・AIIIは200〜600語程度の文章に最も適した文法・語彙・表現を選ぶ力、AIVは日常会話を完成させる文法・語彙・応答の適切さ、AVは短文中の文法的・語彙的な誤りを見つける力を測定するとされています。Bは社会的・教育的なテーマについて英語で論理的に意見を述べる記述式で、批判的思考力・文章構成力・英語表現力が評価されます。対策としては、文法・語彙の正確さを固める演習と並行して、社会的なテーマについて自分の意見を英語で構成する練習を早期から始めておくと、Bの記述に対応しやすくなります。
スペイン語(スペイン・ラテンアメリカ学科)の対策
スペイン語も90分・配点200点で、出題の意図は大きく2つに分かれます。前半セクションAは長文読解、後半セクションBは語彙・文法が中心です。前半のセクションAはスペイン語の長文読解力・推論力・一般化能力・論理的思考力を測る問題で、平易な単文から複雑な重文まで様々なレベルの記述を読み解く力が求められます。後半のセクションBはヨーロッパ言語共通参照枠(CEFR)のA1レベルから始まり、後半の設問ではB1〜B2レベルに準ずる語彙・文法(主語と動詞の人称一致、時制一致、完了・未完了の区別、直説法・接続法の使い分けなど)が扱われます。作問全体が徐々に難しくなる構成であるため、前半で時間を使い過ぎず、後半の文法・語彙問題にも時間を残す時間配分の練習が有効です。
フランス語(フランス学科)の対策
フランス語も90分・配点200点で、難易度はCEFRのA1〜A2レベルとされています。問題ⅠはA2レベルの読解、問題Ⅱ以降は文法と作文が中心です。問題Ⅰはフランス語圏の時事的なテキストを読み内容を日本語で説明する読解問題、問題Ⅱは動詞の意味・用法・活用、問題Ⅲは疑問詞、問題Ⅳは代名詞、問題Ⅴは関係代名詞や強調構文を用いた文の言い換え、問題Ⅵは和文仏訳、問題Ⅶは手紙・メールを書く実用的な作文で構成されています。基礎文法を正確に運用する力と、日常的なコミュニケーション表現を自分の言葉で書く力の両方が問われるため、教科書レベルの文法事項を一通り復習したうえで、和文仏訳とメール作文の練習量を確保することが対策の中心になります。
ドイツ語(ドイツ学科)の対策
ドイツ語も90分・配点200点です。日常的なコミュニケーション能力と正書法の正確さが繰り返し問われます。出題の意図によれば、問題Ⅰはコミュニケーション能力と正書法、問題Ⅱ・Ⅲは日常的な質問文への応答と作文、問題Ⅳは疑問代名詞や前置詞を用いた疑問文の作成、問題Ⅴは文脈から適切な語形を選ぶ文法・語彙問題、問題Ⅵはメールへの返信作文、問題Ⅶは与えられたテーマについて80語前後で意見文を書く問題です。採点では内容の適切さに加え、言葉づかい、呼びかけと締めの表現、文法の正確さ、綴りの正確さ、語彙の豊かさが評価の観点として示されています。単発の文法問題だけでなく、まとまった量のドイツ語を正確に書く練習を積んでおく必要があります。
中国語・インドネシア語(アジア学科)の対策
アジア学科の外国語は中国語とインドネシア語のいずれかで、どちらも90分・配点200点です。出題はアジア学科のアドミッション・ポリシーに沿って設計されています。出題の意図には「アジア学科のアドミッション・ポリシー『知識・技能』および『思考力・判断力・表現力』に基づき、本学科で学ぶ前提として必要となる基礎的な学力と、思考力・判断力・表現力を確認する」と明記されています。中国語はピンイン表記、完了・願望・可能・仮定などの表現を用いた日中翻訳、指定語句を使った文法的に正確な運用、中文和訳、指定内容を含めた簡体字での作文という構成です。インドネシア語も同様に、読解、インドネシア語から日本語への翻訳、日本語からインドネシア語への翻訳、インドネシアに関する質問への応答、キーワードを使った作文という構成になっています。単語や文型を単独で覚えるだけでなく、翻訳と作文を通じて実際に運用できる状態まで仕上げる練習が欠かせません。
国語(現代文・古文)の対策
国語は90分・配点100点で、現代文・古文(漢文を除く)から出題されます。2026年度は現代文が評論、古文が『伊勢物語』からの出題でした。2026年度は、現代文が吉見俊哉『大学とは何か』からの出題で、漢字の書き取りと空欄補充・脱文挿入によって基礎力を、記述問題によって読解力と表現力を問う構成でした。古文は『伊勢物語』からの出題で、古語と古典文法の基礎知識をもとにした読解力・表現力に加え、基本的な文学史の知識も問われています。出題の意図には「本学1年次あるいは2年次相当の国語力があるかどうかを問う問題」と明記されており、高度な専門知識よりも大学の授業についていける基礎的な読解力・記述力が重視されていると考えられます。現代文は評論文の要旨をつかむ練習、古文は基礎的な古語・文法・文学史の総復習を並行して進めるのが効率的です。
小論文の対策
小論文は60分・配点100点で、志望学科に関する基礎学力を問う科目です。2026年度の英米学科は4つのテーマから1つを選ぶ形式でした。2026年度の英米学科では、認知言語学の概念を用いたパラフレーズ分析、英語学習におけるAI活用の是非、英語圏の文学・文化作品の分析、国際政治的なテーマの論述という4つの設問から1つを選び、日本語1000字程度または英語400words程度で解答する形式でした。テーマの幅が広いため、あらかじめ用意した模範解答を暗記するような対策は機能しにくく、与えられた題材から自分の考えを論理的に組み立てる練習を重ねる必要があります。日頃から英語圏や自分の専攻地域に関するニュースや評論を読み、賛否や背景を自分の言葉で説明する習慣をつけておくと、当日どのテーマが出ても対応しやすくなります。結論・理由・具体例・反論への応答という型を先に決めておくと安定します。60分で1000字程度(または400words程度)を書き切るには、書き始める前に結論と理由を2〜3分でメモにまとめ、残りの時間で本文を書く配分にすると、時間切れで結論を書けないという事態を避けやすくなります。アジア学科のように課題文読解型が出題される学科を志望する場合は、下線部の趣旨説明や空欄補充など、現代文の記述問題に近い解答技術もあわせて練習しておいてください。
外国語・小論文・国語という3科目を独学だけで同時並行に仕上げるのは、科目ごとに求められる力の性質が異なるため難しさを伴います。学科によって出題形式が異なる点をふまえ、次の章では公式に公開されている過去問の分析と、公開範囲外の学科についての出題予測を整理します。
面接・志望理由書・過去問分析と出題予測
この章では、2026年度に公式公開された過去問(出題の意図・解答例、問題集)をもとにした分析と、公開範囲外の学科は募集要項からの出題予測として区別します。断定できる事実と予測の境界をはっきり分けて読み進めてください。
公式公開過去問から見る出題傾向
南山大学は、編入学・転入学試験の過去問題・出題の意図・解答例を、前年度実施分に限り毎年6月頃に公式Webページで公開しています。公開されるのは著作権の関係で直近1年分のみです。2026年度分では、英語・国語・数学・スペイン語・フランス語・ドイツ語・中国語・インドネシア語の出題の意図と解答例に加え、小論文は人文学部人類文化学科、人文学部心理人間学科、外国語学部英米学科、外国語学部アジア学科、経済学部経済学科、経営学部経営学科、法学部法律学科、総合政策学部総合政策学科、理工学部データサイエンス学科、国際教養学部国際教養学科という10学科分の実際の問題文が問題集に収録されていました。
外国語学部では、英米学科の小論文が上述の4テーマ選択式、アジア学科の小論文が日中関係史をテーマにした評論文を読んで内容を問う課題文読解型でした。英米学科は自由記述型、アジア学科は課題文読解型という違いがあります。同じ外国語学部でも学科によって小論文の出題形式が異なるため、志望学科の過去の形式を確認したうえで、記述型と読解型のどちらの練習に重点を置くべきかを判断する必要があります。
公開範囲外の学科・言語の出題予測
スペイン・ラテンアメリカ学科、フランス学科、ドイツ学科の小論文は、2026年度の公式問題集の目次には個別に収録されておらず、本記事の調査時点では内容を確認できませんでした。確認できない出題内容は推測で断定せず募集要項から予測します。募集要項では、これら3学科を含む外国語学部全体の小論文が「志望学科に関する基礎学力を問う」科目と説明されていることから、専攻言語圏の文化・社会・言語に関する基礎知識と、それを日本語で論理的に説明する力が問われる可能性が高いと考えられます。断定はできないため、対策としては英米学科・アジア学科で公開されている過去問の形式(自由記述型・課題文読解型)の両方に触れておき、どちらの形式で出題されても対応できる書き方の型を作っておくことをおすすめします。最新の出題内容は、出願前に南山大学の公式Webページで確認してください。
面接の位置づけと対策
面接は15:30から実施され、評価はABCFの4段階で、書類審査の評価も面接評価に含まれます。面接は志望学科の外国語で行われる部分を含みます。学科別試験科目の表には、英米学科は「英語による面接を含む」、スペイン・ラテンアメリカ学科は「スペイン語による面接を含む」、フランス学科は「フランス語による面接を含む」、ドイツ学科は「ドイツ語による面接を含む」、アジア学科は「中国語またはインドネシア語による面接を含む」と明記されています。日本語での受け答えだけでなく、専攻言語での簡単な受け答えにも対応できるよう、志望理由や興味のあるテーマを専攻言語で説明する練習をしておくと安心です。
志望理由書(所定用紙⑥)の書き方
志望理由書は所定用紙⑥を使い、本学部・本学科への志望理由を自筆またはWordで作成する提出必須の書類です。志望理由書は提出して終わりではなく面接の土台になります。書類審査の評価が面接評価に含まれる仕組みである以上、志望理由書に書いた内容と面接で語る内容が一致しているかどうかが重要になります。効果的な志望理由書は、これまでに学んできた内容、南山大学外国語学部の志望学科・専攻で学びたい具体的なテーマ、編入後にその学びをどう発展させたいかという3点を、専攻言語や地域研究の枠組みに結びつけて書くと説得力が増します。抽象的な「グローバルに活躍したい」という表現だけで終えず、志望学科の専攻言語・地域と自分のこれまでの学習歴を具体的に接続することを意識してください。
専攻を選ぶ学科では、志望理由書の段階で専攻名まで具体化しておくことが重要です。専攻ごとに研究対象の地域と重点分野が異なります。たとえばアジア学科であれば、東アジア専攻は中国語学・中国文化・韓国朝鮮の言語文化・東アジア国際政治史といった科目群を、東南アジア専攻はインドネシア語を軸にインドネシア社会・ベトナム社会・タイ文化研究といった科目群を扱います。これまで中国語を学んできたのか、東南アジアの社会に関心があるのかによって、選ぶべき専攻と志望理由書で語るべき内容は変わってきます。スペイン・ラテンアメリカ学科、フランス学科、ドイツ学科でも同様に、文化専攻と社会専攻のどちらに近い関心を持っているかを、これまでの学習歴や関心事と結びつけて説明できるように準備しておくと、面接での質問にも一貫した答え方ができます。
併願戦略・内部リンク
外国語学部は募集人員が「若干名」にとどまり、公式の入試結果でも2024〜2026年度の3年間で合格者が3名という小規模な選抜であるため、外国語学部一本に絞るかどうかは慎重に判断する必要があります。併願先の候補は学内・学外の両方から検討できます。ここでは、南山大学内での比較検討と、学外の併願先を考える視点を整理します。
南山大学内での比較検討
南山大学の編入学・転入学試験は、外国語学部以外の学部も同じ日程・同じ試験の枠組み(小論文・外国語・国語・面接、理工学部のみ数学あり)で実施されています。同じ日程のため学部間の併願は基本的にできません。ただし出願はいずれか1つの学部・学科・専攻に限られるため、同一年度に南山大学内の複数学部を併願することはできません。他学部の募集要項・試験科目・過去問を比較したうえで、自分の学習歴に最も合う学部を1つに絞り込む判断材料として、以下の記事もあわせて確認してください。
学外の併願先を考える視点
外国語系の学部・学科への編入を検討している場合、語学教育を重視する他大学もあわせて比較すると選択肢が広がります。同系統の学部を併願する場合は試験科目の重なりを確認します。特に英語を中心に学びたい場合は、外国語専門大学の編入試験も比較対象になり得ます。試験科目や日程が近い大学を組み合わせれば、対策を使い回しやすくなる一方、出願資格や提出書類は大学ごとに異なるため、それぞれの要項を個別に確認してください。スペイン語・フランス語・ドイツ語・アジア諸語を専攻する学科は、同じ言語を学べる編入枠が非常に少ない大学も多いため、志望言語で検索して候補を広めに洗い出したうえで、試験日程が重ならない組み合わせを選ぶと、南山大学一本に絞るよりも準備の選択肢を確保しやすくなります。
編入という進路そのものの制度や資格、スケジュールの全体像を先に押さえておきたい場合は、大学編入とは?仕組み・難易度・費用・スケジュールを徹底解説【完全ガイド】を確認すると、南山大学に限らない共通知識が整理でき、各大学の要項も読み解きやすくなります。
独学の限界と個別サポートの活用
外国語学部の編入試験は、専攻言語の運用力・国語の読解記述力・小論文の構成力・面接での説明力という複数の力を、限られた期間で同時に仕上げる必要がある試験です。科目数が多いほど独学での優先順位付けは難しくなります。特に、公開されていない学科の小論文形式や、専攻言語での面接対策は、独学では方向性を確認しづらい領域です。第三者に答案や志望理由書を見てもらいながら進めたい場合は、大学編入対策コースで、外国語・国語・小論文・面接対策を一貫して整える方法を検討してください。
よくある質問(FAQ)
南山大学外国語学部の編入学・転入学試験は2027年度も実施されますか。
2027年度 編入学・転入学試験入学試験要項では、外国語学部の英米学科、スペイン・ラテンアメリカ学科、フランス学科、ドイツ学科、アジア学科を含む募集学部・学科の一覧に外国語学部が明記されています。2027年度は外国語学部も募集対象に含まれています。ただし年度によって実施状況が変わる可能性があるため、出願前には必ず最新の要項で募集学部・学科の一覧を確認してください。
募集人員は何名ですか。
2027年度要項では、外国語学部を含む多くの学部・学科の募集年次・人員が「2・3年次:若干名」と表記されており、学科ごとの具体的な募集人数は公表されていません。募集人員の具体的な人数は公式には確認できませんでした。一方、志願者数・合格者数は入学試験要項とは別に「入試結果」ページで公表されており、外国語学部は2024〜2026年度の3年間で志願9名に対し合格3名(単純計算で倍率約3倍)という実績です。最新の数値は、出願前に必ず公式の入試結果データで確認することをおすすめします。
受験する外国語は学科ごとに決まっていますか。選べますか。
英米学科は英語、スペイン・ラテンアメリカ学科はスペイン語、フランス学科はフランス語、ドイツ学科はドイツ語で固定されており、選択の余地はありません。選べるのはアジア学科の中国語・インドネシア語のみです。アジア学科のみ、出願時に中国語かインドネシア語のどちらか一方を選択します。面接もそれぞれの受験外国語(アジア学科は選択した言語)で行われる部分を含みます。
TOEICやTOEFLのスコアがあれば試験が免除されますか。
「英語」科目を受験する学科に限り、TOEFL iBT・IELTS(アカデミック・モジュール)・TEAPのいずれかで基準以上のスコアを保持し、出願期間内に申請した場合、「英語」科目の得点が満点扱いとなり当日の試験が免除されます。TOEICとTOEIC IPは対象として明記されていません。TOEICおよびTOEIC IPは2027年度要項において免除対象として明記されておらず、またスペイン語・フランス語・ドイツ語・中国語・インドネシア語を受験する学科ではこの制度自体が適用されません。
小論文はどのようなテーマが出ますか。
2026年度に公開された英米学科の小論文は、認知言語学のパラフレーズ分析、AIの英語学習活用の是非、英語圏の文学・文化作品の分析、国際政治的なテーマの論述という4テーマから1つを選ぶ形式でした。学科によって自由記述型と課題文読解型に分かれます。同じく公開されたアジア学科は、日中関係史を扱った評論文を読んで解答する課題文読解型でした。スペイン・ラテンアメリカ学科、フランス学科、ドイツ学科の小論文は本記事執筆時点で内容を確認できていないため、募集要項の「志望学科に関する基礎学力を問う」という説明をもとに、専攻言語圏の基礎知識を整理しておくことをおすすめします。
過去問は入手できますか。
南山大学は編入学・転入学試験の過去問題・出題の意図・解答例を、前年度実施分に限り毎年6月頃に公式Webページで公開しています。公開は著作権の関係で直近1年分に限られます。公開範囲は年度・科目・学科によって異なり、小論文はすべての学科が毎年収録されるわけではありません。最新の公開状況は南山大学の入試情報ページで確認してください。
志望理由書や面接はどの言語で行われますか。
志望理由書(所定用紙⑥)は日本語で作成する書類です。面接は日本語に加え専攻言語での受け答えを含みます。面接については、学科別試験科目の表に「英語による面接を含む」のように明記されており、志望学科の受験外国語(アジア学科は選択した言語)による受け答えが含まれます。日本語だけでなく専攻言語でも自分の考えを説明できるよう準備しておく必要があります。
倍率はどのくらいですか。
南山大学は編入学・転入学試験の学部別志願者数・合格者数を「入試結果」ページで公表しています。外国語学部は2024〜2026年度の3年間で志願9名に対し合格3名(単純計算で倍率約3倍)でしたが、母数が小さく単年度の変動も大きいため参考値にとどめてください。募集人員が「若干名」にとどまる点と、外国語・小論文・国語・面接という複数科目を同時に高い水準で満たす必要がある点もあわせて、難易度を捉えてください。
まとめ|外国語学部は学科固定の外国語200点をどう仕上げるかが鍵
南山大学外国語学部の編入学・転入学試験は、英米学科、スペイン・ラテンアメリカ学科、フランス学科、ドイツ学科、アジア学科の5学科で、それぞれ異なる外国語を200点満点で課す試験です。2027年度は2027年2月24日(水)に、書類審査・小論文・外国語・国語・面接を1日で行う一括選抜として実施され、出願受付期間は2027年1月8日から1月15日まで(最終日消印有効)と公式要項に明記されています。外国語200点という配点の重さが外国語学部固有の特徴です。募集人員は「若干名」にとどまり、公式の入試結果でも2024〜2026年度の3年間で志願9名に対し合格3名(単純計算で倍率約3倍)という小規模な選抜のため、数値にとらわれるよりも、志望学科の外国語・国語・小論文・面接という4つの評価軸をどれも一定水準まで仕上げることが現実的な対策になります。
2026年度の公式過去問からは、英語が文法・語彙の総合力と意見論述、国語が現代文・古文の基礎的読解力、小論文が学科によって自由記述型と課題文読解型に分かれることが確認できました。公開されていない情報は断定せず要項からの予測にとどめてください。スペイン語・フランス語・ドイツ語や一部学科の小論文のように公開情報が限られる領域は、募集要項とアドミッション・ポリシーから合理的に予測しつつ、最新情報は必ず公式要項と過去問公開ページで確認してください。募集人員・日程・科目・配点は年度によって変わり得るため、本記事を準備の出発点としたうえで、出願直前には必ず最新の公式資料を確認することをおすすめします。
出願受付は2027年1月8日から1月15日までとおよそ1週間しかなく、試験は2027年2月24日に一括で行われます。志望学科・専攻を決め、出願書類を揃え、外国語・国語・小論文・面接の対策を並行して進めるには、逆算した準備期間の確保が欠かせません。今の学力と募集要項が求める水準との差を科目ごとに洗い出し、優先順位をつけて準備を進めてください。
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