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南山大学法学部の編入試験対策を徹底解説|小論文・外国語・国語・募集要項

南山大学法学部は、南山大学の8学部のなかでも法律学科という単一学科だけで構成されており、編入学・転入学試験に出願する場合も学内で学科を選ぶ余地はなく、法律学科の第2・3年次入学を目指す一本勝負の出願になります。2027年度(2027年4月入学)の学生募集要項によると、試験は2027年2月24日(水)に南山大学(名古屋市昭和区山里町18)の1日で行われ、書類審査・小論文・外国語(200点)・国語・面接をまとめて実施する一体型の選抜だという点が、他大学の編入試験と比べたときの大きな特徴です。法律学科は単一学科で学内の学科選択肢はありません募集人員は法律学科の2・3年次あわせて若干名とされており、出願期間は2027年1月8日から1月15日までの1週間、合格発表は2027年3月4日というスケジュールで進みます。
法学部法律学科の小論文は、六法や判例といった法律の専門知識そのものを直接問う設問ではなく、現代社会の評論文を正確に読み取る力と、そこから自分自身で法的・倫理的な論点を立てて論じる力を軸に出題される点、外国語を英語・フランス語・ドイツ語という3言語から選べる点など、南山大学の他学部にはない特徴がいくつもあります。法律知識より読解力と論点構築力が問われる小論文ですこの記事では、南山大学が公式に公開している2027年度入学試験要項と、直近で公開された2026年度の過去問題・出題の意図・解答例を一次情報として、募集人員・出願資格・試験科目と配点・出願から入学手続までの日程・過去問の内容・面接や志望理由書の準備までを、法学部法律学科の編入学・転入学試験に絞って整理します。倍率については、入学試験要項には記載がないものの、南山大学が別途公表している入試結果データにもとづいて志願者数・合格者数を示し、推測の数値を示すことはしません。出願前には必ず最新の公式募集要項で確認してください年度によって日程や金額、選考の細部が変わる可能性があるためです。
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南山大学法学部の編入学・転入学試験の概要
南山大学法学部法律学科は、2027年度入学試験要項において、人文学部・外国語学部・経済学部・経営学部・総合政策学部・理工学部・国際教養学部と並んで編入学・転入学試験の募集対象学部として明記されています。募集要項には「複数学部・学科・専攻への出願はできません」という注記があり、法学部法律学科を志望する場合は、他学部との併願はできず、南山大学の中では法律学科一本に絞って出願する仕組みです。南山大学内での複数学部併願は認められていませんこの点は、後述する外部の大学との併願戦略を考えるうえでも前提になります。人文学部・外国語学部・経済学部・経営学部・総合政策学部・理工学部・国際教養学部も同じ2027年2月24日に編入学・転入学試験を実施するため、南山大学の学内では日程を分散して複数学部を受けるという選択肢自体が存在しません。南山大学の全学部が同一日程で試験を実施します法学部法律学科を第一志望とするなら、出願準備の段階から法律学科の試験科目・出題傾向に絞って対策時間を配分できるという意味では、選択肢の少なさがそのまま準備効率の高さにつながるとも言えます。
募集年次は2・3年次で、募集人員はいずれも若干名です。募集要項には「2027年3月までの修得単位数や試験結果により、3年次に志願しても、2年次への入学しか認められないことがあります」という注意書きがあり、3年次編入を希望していても、出願時点の単位修得状況によっては2年次入学に振り替えられる可能性がある点は必ず押さえておく必要があります。3年次志願でも2年次入学になる場合がありますさらに、入学後に本学で認定される単位が不足する場合、2年次合格者は3ヵ年で、3年次合格者は2ヵ年で卒業できないことがあるとも明記されています。
選抜方法は、書類審査・小論文・筆記試験(外国語・国語)・面接を組み合わせた総合判定です。募集要項の「7.試験」の項目には、これらすべてを2027年2月24日という1日で実施することが記載されており、書類審査の評価は面接評価に含める、とされています。書類審査の結果は独立採点ではなく面接評価に組み込まれます他大学の編入試験でよく見られるような、書類選考で一度足切りをしたうえで別日に筆記試験を課す、といった複数段階の選抜区分は、南山大学の編入学・転入学試験の募集要項には設けられていません。出願した受験生は、原則として全員が同じ1日に小論文・外国語・国語・面接のすべてに臨む形になります。
公開されている過去問題集の表紙には「編入学・転入学試験 転部・転科試験」と併記されており、外部から入学する編入学・転入学志願者と、南山大学に在学中の学生が学部・学科を変える転部・転科志願者とで、共通の試験問題が使われていることがわかります。編入学・転入学試験と転部・転科試験は問題を共有しています法学部法律学科を外部から志望する場合でも、在学中の学生が法律学科への転部・転科を検討する場合でも、小論文・外国語・国語の出題傾向を確認するうえでは同じ過去問が参考になります。
法学部法律学科3つのポリシーから見る編入生に求められる資質
南山大学は「人間の尊厳のために」を教育モットーに、大学および全学部・学科でディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)、カリキュラム・ポリシー(教育課程編成・実施の方針)、アドミッション・ポリシー(入学者受入れの方針)を定めています。法律学科のアドミッション・ポリシーでは、高等学校卒業レベル以上の基礎学力を身につけていること、自身の考えを口頭または文章で的確に表現できること、法律や関連社会科学への関心を持ち国内外の社会で活躍する意欲を持っていることが、受け入れる学生像として示されています。口頭・文章での的確な表現力が明確に求められていますこの3点は、そのまま小論文・国語・面接で評価される力と重なります。
ディプロマ・ポリシーでは、各法分野の専門知識と現代社会における法の役割の理解、論理的かつ説得的に論述・議論する力、権利の重要性の理解と主体的な問題解決能力、多様な専門知識を活用した法的検討能力を身につけた学生に学士(法学)を授与するとされています。カリキュラム・ポリシーでは、学科科目と共通教育科目から構成され、1年次修了後に法学一般コース・法律専修コース・司法特修コースのいずれかを選択し、少人数制の演習を通じて専門性を高める教育課程が示されています。1年次後に3コースへ分かれる教育課程です編入生は2年次または3年次からこの課程に合流するため、志望理由書や面接では、これまでの学びと入学後にどのコースで何を深めたいのかを、自分の言葉で結びつけて説明できることが重要になります。
法学部が公開している履修モデルの紹介によると、3つのコースの内容は次のように整理されています。法学一般コースは、特定の法分野に絞らず「広く浅く」多様な法領域と、隣接する政治・経済の領域まで学ぶコースで、中学・高校の教員や警察官、民間企業への就職など、進路の方向性を幅広く保ちたい学生に向いています。法学一般コースは進路を絞らず幅広く学ぶコースです法律専修コースは、公法系・民事法系・刑事法系という基本法律科目を中心に据え、隣接する政治経済系の科目もあわせて学ぶコースで、国家公務員・地方公務員や、司法書士・税理士といった資格系の職業を目指す学生を主な対象としています。司法特修コースは、六法および行政法を広く深く理解したうえで、展開・先端領域の知識まで習得することを重視し、裁判官・検察官・弁護士という法曹三者を志望する学生に向けた、組織的な学習サポートを備えたコースです。司法特修コースは法曹三者志望者向けの手厚い体制です編入生は1年次の教育課程を経ずに2年次または3年次からこの枠組みに合流するため、出願前の時点で自分が3コースのどの進路イメージに近いかをある程度言語化しておくと、志望理由書やコース選択の説明に具体性を持たせやすくなります。
「編入学」と「転入学」の違いと単位認定の注意点
募集要項の見出しは「編入学・転入学試験」と、2つの制度をまとめた表記になっています。編入学は、大学・短期大学・高等専門学校などを卒業(見込み)した人が対象で、出身校に在籍したまま出願するのではなく、卒業または卒業見込みという立場で出願します。編入学の対象は卒業または卒業見込みの人です一方、転入学は、大学に一定期間在籍し所定単位を修得した(見込みの)人が、在学中のまま他大学へ移る形の出願で、3年次を志願する場合は大学に2年以上在籍し60単位以上を修得していることが要件になります。
編入学・転入学のいずれで出願するにしても、入学後の単位認定は、出身校での既修得単位を前提に、包括認定と読み替え認定という2つの方法で行われます。包括認定は、短期大学・高等専門学校の卒業者や、大学に2年以上在学し62単位以上修得した人などを対象に、50単位を上限として認定する仕組みです。読み替え認定は、前の学校で履修した科目のうち、南山大学の開講科目に相当するものについて修得単位数を認定する仕組みで、2つの方法を合わせて卒業に必要な総単位数の2分の1を上限に単位が認定されます。単位認定は卒業必要総単位数の2分の1が上限です単位認定の申請には成績証明書とシラバス(講義概要)の提出が必要とされているため、出身校のシラバスを早めに準備しておくと、入学後の手続きがスムーズになります。出身校のシラバスは早めの準備が望ましい書類です読み替え認定は南山大学の開講科目に相当する科目を出身校で履修していた場合に検討される仕組みであるため、法律学科への編入では、出身校で法学・政治学・経済学などの社会科学系科目を履修してきたかどうかが、読み替え認定の対象になりやすいかどうかを左右すると考えられます。理系や語学系など、法律・社会科学とは離れた分野からの編入では、包括認定の枠組みの中で単位が認定される比重が相対的に大きくなると推測されるため、自分の出身校での履修内容がどちらの認定方法に近いかを、出願前の段階でおおまかにでも整理しておくと、入学後の卒業年次の見通しを立てやすくなります。ただし、実際の認定結果は入学後に大学が個別に審査するものであり、この記事の内容は一般的な仕組みからの推測にとどまる点に注意してください。
募集人員・出願資格
2027年度募集要項に基づく、南山大学法学部法律学科の編入学・転入学試験の主要項目は次のとおりです。年度によって日程や金額が変わる可能性があるため、出願時は必ず最新の公式募集要項で確認してください。
| 項目 | 2027年度募集要項の内容 |
|---|---|
| 募集学部・学科 | 法学部法律学科 |
| 募集年次・募集人員 | 2・3年次 若干名 |
| 出願受付期間 | 2027年1月8日(金)〜1月15日(金)必着(郵送のみ・最終日消印有効) |
| 入学検定料 | 35,000円 |
| 試験日・試験場 | 2027年2月24日(水)・南山大学(名古屋市昭和区山里町18) |
| 試験科目 | 小論文・外国語(英語/フランス語/ドイツ語から1か国語選択)・国語・面接 |
| 合格発表 | 2027年3月4日(木)13:00 |
| 入学手続期間 | 2027年3月5日(金)〜3月11日(木)必着(最終日消印有効) |
この概観からわかるとおり、南山大学法学部の編入学・転入学試験は、1月上旬から中旬にかけての出願、2月下旬の試験、3月上旬の合格発表という、年明けから年度末にかけて短期間で完結するスケジュールです。出願から合格発表までは2ヵ月弱で完結します出願書類の準備には卒業証明書や成績証明書など、発行に時間のかかる書類も含まれるため、出願受付が始まる前の年内から準備を進めておくことが現実的です。
出願資格は編入学5区分・転入学の在籍要件
編入学の出願資格は、次の5つの要件のいずれかを満たす人です。自分の経歴がどの区分に当てはまるかを、最初に確認しておきましょう。
- 大学を卒業した者、または2027年3月までに卒業見込みの者
- 短期大学を卒業した者、または2027年3月までに卒業見込みの者
- 高等専門学校を卒業した者、または2027年3月までに卒業見込みの者
- 専修学校の専門課程のうち、文部科学大臣の定める基準(修業年限2年以上・総授業時間数1700時間以上)を満たす課程を修了した者、または2027年3月までに修了見込みの者(学校教育法第90条に規定する大学入学資格を有する者に限る)
- 高等学校専攻科の課程のうち、同様の基準を満たす課程を修了した者、または2027年3月までに修了見込みの者(同じく大学入学資格を有する者に限る)
卒業(修了)見込みの資格で受験した人が、2027年3月末までに卒業(修了)できなかった場合、入学は許可されません。卒業見込みが外れると入学は許可されません転入学の出願資格は、大学に1年以上在籍した者(見込みを含む)、または外国において学校教育における13年以上の課程を修了した者であることに加え、3年次を志願する場合は大学に2年以上在籍し60単位以上を、その在籍した大学で修得した者(または2027年3月までに修得見込みの者)であることが必要です。南山大学の学部在籍生は、転入学に出願することはできません。
出願書類チェックリスト
出願書類は、南山大学が指定する所定用紙と証明書類を組み合わせて提出します。募集要項に記載された主な提出書類は次のとおりです。
- 志願票(所定用紙①)・写真票(所定用紙②)
- 入学検定料確認書(所定用紙③)・入学検定料確認書(C票)貼付用紙(所定用紙④)
- 志願者調書(所定用紙⑤)・志望理由書(所定用紙⑥)
- 卒業(修了)証明書または卒業(修了)見込証明書(編入学志願者)/在学(在籍)証明書(転入学志願者)
- 成績証明書(厳封)、単位修得見込証明書(転入学志願者のみ)
- 出願用封筒表書・受験票返送用封筒・宛名シール
婚姻等で改姓し証明書の姓と出願時の姓が一致しない場合は戸籍抄本等が、編入学出願資格の④⑤に該当する場合は専修学校または高等学校発行の証明書が、それぞれ追加で必要です。出願資格の区分によって追加書類が変わります成績証明書は厳封されたものを提出する必要があり、出身校での発行手続きに数日から数週間かかることもあるため、出願受付期間が始まる前に依頼しておくと安心です。日本国籍を有しない志願者は、在留カードの写しや留学費支払能力に関する証明書、パスポートの写しなど追加書類が必要になるため、出願に先立って入学センターへの問い合わせが案内されています。
現在、高等教育の修学支援新制度による支援を受けており、南山大学への編入・転入後もこの制度の支援継続を希望する場合は、出願後すみやかに大学の学生課へ連絡するよう募集要項で案内されています。修学支援新制度の継続希望は出願後すぐに連絡が必要です支援の対象や手続きは個別の状況によって異なるため、該当する場合は早めに問い合わせておくと、入学後の手続きに慌てずに済みます。
試験科目と配点
法学部法律学科の試験科目は、小論文・外国語・国語・面接の4科目です。2027年度募集要項に記載された時間・配点は次のとおりです。
| 試験科目 | 試験時間 | 配点 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 小論文 | 9:30〜10:30(60分) | 100点 | 志望学科に関する基礎学力を問う |
| 外国語 | 11:00〜12:30(90分) | 200点 | 英語・フランス語・ドイツ語から1か国語を出願時に選択 |
| 国語 | 13:30〜15:00(90分) | 100点 | 現代文・古文(漢文を除く) |
| 面接 | 15:30〜 | 評価ABCF | 書類審査の評価は面接評価に含まれる |
合計すると、点数化されている小論文・外国語・国語だけで400点満点という構成です。外国語の配点200点は、小論文・国語の100点よりも大きく設定されており、募集要項の学部学科別試験科目一覧でも「心理人間学科および理工学部は配点を100点とする」という注記がある一方、法学部にはこの例外は適用されません。法学部の外国語配点は200点のまま据え置かれます外国語の出来が合否に与える影響は相対的に大きいと考えて準備する必要があります。面接はABCFの評価区分で示され、点数化された小論文・外国語・国語とは異なる形で総合判定に組み込まれます。
400点満点のうち外国語だけで200点、つまり点数化された配点の半分を外国語が占める構成である以上、小論文・国語の対策に時間を割きながらも、外国語の準備を後回しにしないことが法学部法律学科の対策では重要になります。外国語は点数化配点のちょうど半分を占めます小論文100点・国語100点を合わせた200点と外国語200点がちょうど同じ比重になっている点を踏まえると、限られた対策期間を3科目に均等配分するのではなく、まず外国語の完成度を一定水準まで引き上げたうえで、小論文と国語に時間を配分していくという順序が、400点満点の構成に沿った現実的な進め方といえます。
外国語は英語・フランス語・ドイツ語から選択
法学部法律学科が対象とする外国語は、英語・フランス語・ドイツ語のいずれか1か国語で、出願時に受験する言語を選択します。人文学部や外国語学部の一部学科ではスペイン語・中国語・インドネシア語なども選択肢に含まれますが、法学部はこの3言語に限られる点に注意してください。法学部の外国語選択肢は英語・仏語・独語の3つですすでに履修してきた言語や、出身校のカリキュラムで力を入れてきた言語を軸に、早い段階でどの言語を受験するかを決めておくと、限られた準備期間を有効に使えます。
英語の資格・検定試験による「英語」免除制度
受験外国語として英語を選択する場合に限り、TOEFL iBT・IELTS(アカデミック・モジュール)・TEAPのいずれかで基準以上のスコアを保持し、出願期間内に申請した場合、「英語」科目の得点を満点とし、試験当日の英語の試験そのものを免除する制度があります。TOEICおよびTOEIC IPは、この制度の対象として募集要項に明記されていません。英語免除の対象試験はTOEFL・IELTS・TEAPの3種です2027年度募集要項に示された基準スコアは次のとおりです。
| 資格・検定試験 | 基準スコア(2027年度) |
|---|---|
| TOEFL iBT(Home Edition不可、2026年1月20日以前受験) | 総合92以上・各技能18以上 |
| TOEFL iBT(Home Edition不可、2026年1月21日以降受験) | 総合4.5以上・各技能4以上 |
| IELTS(アカデミック・モジュール、Online不可) | 総合6.5以上・各技能5.5以上 |
| TEAP | 総合360以上・各技能60以上 |
TOEFL iBTは、試験制度の見直しにより2026年1月20日を境に採点方式が切り替わるため、受験日によって基準スコアの表記が異なる点に注意してください。TOEFL iBTは受験日で基準スコアの表記が変わりますスコア等は「総合基準スコア」と、Reading・Listening・Writing・Speakingの4技能それぞれの「各技能基準スコア」の両方を、1度の受験で満たした場合に限り有効とされます。資格・検定試験は2025年1月以降に受験したスコア等が有効ですが、TEAPのみ出願期間最終日まで有効期間内のスコアが対象です。証明書は、試験実施団体からの直送(南山大学のInstitution Codeは9477)、または出願書類への同封のいずれかで提出し、基準スコアを満たして免除を申請する場合は所定用紙Bと証明書の原本の提出が必要です。基準スコアに届かない場合や、フランス語・ドイツ語を選択する場合は、通常どおり試験当日に外国語の筆記試験を受けることになります。
学部・学科による外国語配点の違い
募集要項の学部学科別試験科目一覧を見ると、外国語の配点は学部・学科によって異なります。次の表は、主な学部・学科の外国語配点を比較したものです。
| 学部・学科 | 外国語配点 | 備考 |
|---|---|---|
| 法学部法律学科 | 200点 | 英語・フランス語・ドイツ語から選択 |
| 経済学部経済学科・経営学部経営学科 | 200点 | 英語のみ |
| 心理人間学科 | 100点 | 例外的に配点が低い |
| 理工学部各学科 | 100点 | 例外的に配点が低い(数学200点が必須) |
この比較からわかるとおり、法学部は経済学部・経営学部と並んで外国語の配点が高いグループに属します。法学部は外国語配点が高いグループに属します心理人間学科や理工学部のように配点が抑えられている学部・学科もあるため、志望学部を検討する段階では、外国語の得意・不得意も判断材料の一つになります。
日程・スケジュール
2027年度募集要項に記載された出願から入学手続までの日程は次のとおりです。年度によって日付は変わるため、出願時は必ず最新の募集要項で確認してください。
| 手続き | 日程(2027年度) | 補足 |
|---|---|---|
| 入学検定料 銀行取扱期間 | 2027年1月8日〜1月15日 | 金融機関窓口で電信扱により納入 |
| 出願受付期間 | 2027年1月8日〜1月15日(必着) | 簡易書留速達郵便で郵送。最終日消印有効 |
| 試験 | 2027年2月24日(水) | 小論文・外国語・国語・面接を1日で実施 |
| 合格発表 | 2027年3月4日(木)13:00 | Web上で受験番号発表、合否通知書を発送 |
| 入学手続期間 | 2027年3月5日〜3月11日(必着) | 期間内に手続しない場合は入学資格を失う |
| 単位認定ガイダンス | 2027年3月12日・15日・16日のいずれか | 入学手続後に実施 |
出願受付期間は1月8日から1月15日までのわずか1週間で、出願書類等の受付は郵送のみと定められています。出願受付は郵送のみで窓口持参は受け付けられません提出された出願書類に不備があった場合は大学から連絡が入りますが、受付期間内に不備が解消されなければ出願を受理できないことがあるため、余裕を持った準備が欠かせません。出願後の志望学部・学科・専攻の変更は、いかなる理由があっても認められません。
試験当日の注意事項
試験場は南山大学(名古屋市昭和区山里町18)で、集合時刻は9:10、試験室棟は9:00に開場します。試験開始時間の9:30から20分以上遅刻した場合、その後の面接を含むすべての試験科目を受験できなくなるため、会場までのアクセスと所要時間は事前に確認しておく必要があります。20分以上の遅刻は面接を含む全科目が受験不可になります面接は15:15までに面接控室へ入室することが求められ、開始時間から順番に実施されるため、順番によっては待機時間が長くなる可能性があります。面接開始は受験生ごとに前後する場合があります集合9:10から面接開始15:30まで、休憩を挟みながらも小論文・外国語・国語という3科目の筆記試験を約6時間かけて受け切ったうえで面接に臨む一日になるため、法学部法律学科の対策では、答案作成の技術だけでなく、昼食の内容や休み時間の過ごし方まで含めて、当日の集中力を最後まで保つ計画を事前に立てておくことが実質的な対策の一部になります。
持参物として、受験票・筆記用具(HBの黒鉛筆またはシャープペンシル、プラスチック製消しゴム、下敷きは使用不可)・時計・昼食が指定されています。時計については、電卓・通信・辞書機能を持つもの、機能の有無が判別しづらいもの、秒針音が大きいもの、アラームが解除できないもの、大型のものは使用できません。
- 携帯電話等はアラームを解除し、試験室に入る前に電源を切る
- 試験開始後はその時間の試験終了まで退室できない
- 試験時間中に定規・コンパス・電卓・そろばん・グラフ用紙等の補助具や電子機器類を使用すると不正行為となる
不正行為が確認された場合は、その場で受験の中止と退室が指示され、それ以後の受験ができなくなるだけでなく、その年度の南山大学におけるすべての入学試験の結果が無効となる可能性がある、と募集要項に明記されています。不正行為は他科目の受験結果まで無効になり得ます試験室・面接控室の案内は、試験日の数日前に大学Webページで公開される予定になっているため、直前には必ず確認してください。
試験会場である南山大学(名古屋市昭和区山里町18)へは、地下鉄名城線「八事日赤」駅から徒歩約5分が最寄りのアクセスとされています。最寄り駅は地下鉄名城線の八事日赤駅で徒歩約5分です集合時刻の9:10に間に合うよう、初めて訪れる場合は当日の交通状況も見込んで、時間に余裕を持って向かうことをおすすめします。詳しい交通アクセスは、大学公式サイトの交通アクセスページで確認してください。
入学手続時の納入金
合格後の入学手続では、入学金・授業料・教育充実費などの納入が必要です。2027年度の法学部における納入金は次のとおりです。金額は改定される可能性があるため、手続時には最新の案内を確認してください。
| 納入金種別 | 2年次入学(入学手続時) | 3年次入学(入学手続時) | 秋学期納入金(9月下旬) |
|---|---|---|---|
| 入学金 | 200,000円 | 250,000円 | – |
| 授業料 | 400,000円 | 375,000円 | 2年次400,000円・3年次375,000円 |
| 教育充実費 | 120,000円 | 120,000円 | 120,000円 |
| 学生教育研究災害傷害保険等 | 2,600円 | 1,750円 | – |
| 後援会・同窓会費等 | 18,000円 | 18,000円 | 17,000円 |
| 合計 | 740,600円 | 764,750円 | 2年次537,000円・3年次512,000円 |
本学学部卒業者および南山学園内短期大学卒業者は、入学金が免除される扱いになっています。本学・系列短大の卒業者は入学金が免除されます一旦納入された入学金は返還されませんが、入学手続後にやむを得ない事情で入学を辞退する場合、所定の期日までに本人および保証人連名で返還請求を行えば、入学金以外の授業料・教育充実費等は返還される、と募集要項に定められています。
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倍率・難易度をどう考えるか
南山大学は、編入学・転入学試験について、学部・学科別の志願者数・合格者数を「入試結果」ページで毎年公表しています。公式データによると、法学部法律学科は2024〜2026年度の3年間で志願6名に対し合格1名(単純計算で倍率約6倍)という実績です。旺文社パスナビやベネッセ・マナビジョン、河合塾Kei-Netなど大学入試結果をまとめるサイトは、集計対象としているのは主に一般選抜・学校推薦型選抜・総合型選抜であり、編入学・転入学試験の結果は掲載対象に含めていませんが、南山大学自身が公式サイトで編入学・転入学試験の実績を公表しています。母数が小さいため、この数字を単年度の「倍率○倍」としてそのまま比較材料にすることには限界があります。最新の実施状況を知りたい場合は、南山大学入学センター(電話052-832-3013、平日9:00〜17:00)への直接の問い合わせが確実な方法です。最新の実施状況は入学センターへの問い合わせが確実です
「若干名」募集の意味と単位認定リスク
募集人員が「若干名」と表記されている場合、具体的な人数が保証されているわけではなく、年度によっては合格者が少数、あるいは出ない可能性も否定できません。「若干名」は毎年一定数の合格を約束する表記ではありません倍率という数値だけで難易度を判断するのではなく、小論文・外国語・国語という3科目の筆記試験に加え、面接、志望理由書、出願書類の準備量を総合して、どれだけ抜け漏れなく仕上げられるかが実質的な難易度を左右します。
南山大学法学部の編入では、3年次に志願しても、単位修得状況や試験結果によって2年次入学に振り替えられる可能性があること、また入学後に認定される単位が不足すると、想定より長く在学しないと卒業できない場合があることも、難易度を考えるうえで見落とせない要素です。単位認定の結果は卒業までの年数にも影響します出身校での履修内容と、南山大学法学部の開講科目がどの程度重なるかを、出願前にできる範囲で確認しておくと、入学後の見通しを立てやすくなります。外国語の配点が200点と大きい試験構成である点も踏まえ、小論文・国語だけでなく外国語の完成度を早期に高めておくことが、実質的な合格可能性を高める現実的な方針といえます。
独学で準備を進める場合のリスクは、小論文・外国語・国語という3科目の対策と、志望理由書・面接の準備を、限られた期間で並行して進めなければならない点にあります。3科目対策と書類・面接準備の並行進行が独学の負担です特に小論文は、答案の方向性が独りよがりになっていないかを客観的に確認する機会が少ないと、本番で評価される論述になっているかどうかの判断が難しくなります。答案添削や面接練習を受けられる環境が身近にない場合は、個別指導を活用して、第三者の視点でチェックしてもらう価値があります。
科目別対策
南山大学法学部法律学科の筆記試験は、小論文・外国語(英語/フランス語/ドイツ語)・国語(現代文・古文)の3科目です。ここでは、2026年度に実施された過去問題・出題の意図・解答例の内容をもとに、科目ごとの対策の方向性を整理します。公開されている過去問は2026年度分のみです南山大学が公開している過去問は直近の年度分のみで、複数年度をさかのぼって傾向を比較することはできない点をあらかじめ押さえておいてください。
小論文対策
2026年度の法学部法律学科の小論文は、田上孝一『はじめての動物倫理学』(集英社新書、2021年)からの出題で、ダイバーシティ(多様性)の尊重という現代社会の価値観が、人間の概念そのものをどう相対化してきたかを論じた評論文が題材でした。設問は、本文の記述背景を300字程度で説明する読解型の問1と、動物に関する倫理的または法的課題を自分で2つ設定し、それぞれに見解を述べる700字程度の意見論述型の問2という、2段構成になっていました。読解型の問1と意見論述型の問2という2段構成です
この構成から見えるのは、法律学科の小論文が、六法や判例の知識を直接問うのではなく、まず評論文を正確に読み取る力を土台に、そこから自分自身で法的・倫理的な論点を立てて論じる力を重視しているという傾向です。募集要項が小論文の狙いを「志望学科に関する基礎学力を問う」と表現している点、アドミッション・ポリシーが「自身の考えを口頭または文章で的確に表現できる」ことを求めている点とも整合します。評論文の正確な読解と自分の論点提示の両方が問われます対策としては、まず新書レベルの評論文を要約する練習を重ね、次に、権利・差別・多様性・環境・技術と法律の関係といった現代的なテーマについて、自分なりの具体例を2つ挙げて賛否や課題を論じる練習を並行して行うと、問1・問2それぞれの型に対応しやすくなります。字数についても、300字程度・700字程度という指定に慣れておくため、同じテーマを異なる字数で書き分ける練習をしておくと、本番での時間配分にも余裕が生まれます。
答案を作成するときは、問1のような読解型の設問では本文のどの表現を根拠にしたかを明示しながら要約し、問2のような意見論述型の設問では、結論・具体例1・具体例2・自分の見解・結論という順序で骨組みを先に決めてから書き始めると、時間内に論旨の通った答案をまとめやすくなります。骨組みを先に決めてから書き始める練習が有効です60分という試験時間の中で読解と論述の両方をこなす必要があるため、普段の演習でも時間を計りながら、下書きに使う時間と清書に使う時間の配分を体で覚えておくことをおすすめします。
外国語(英語・フランス語・ドイツ語)対策
2026年度の英語は、90分200点(法学部の場合)で、大問Aが文法・語彙・読解を測る選択式問題(短文の空所補充、400〜600語程度と200〜400語程度の長文における文法・語彙・論理の把握、短い会話の完成、文中の誤り指摘)、大問Bが社会的または教育的なテーマについて英語で意見を論理的に述べるライティング問題という構成でした。英語は選択式の文法読解問題と英作文の2部構成です選択式問題では、動詞の時制・冠詞・前置詞・語形など基本文法の正確さが繰り返し問われており、長文問題でも文法・語彙・論理展開を踏まえた総合的な読解力が評価の軸になっています。ライティング問題では、批判的思考力・文章構成力・英語表現力が評価観点として示されており、意見を論理的に組み立てて英語で表現する練習が欠かせません。
フランス語・ドイツ語を選択する場合、2026年度の出題は、ヨーロッパ言語共通参照枠(CEFR)でA1からA2程度のレベルに設定されており、時事的なテキストの読解、動詞の活用や疑問詞・代名詞などの基本文法、和文仏訳・和文独訳、日常的なメールや意見文の作成といった、コミュニケーション能力と基礎文法の運用力を問う構成でした。仏語・独語はCEFR A1〜A2レベルの基礎運用力が中心です英語に比べると出題される文法・語彙の範囲は基礎的なレベルに設定されていますが、その分、正確な文法運用と、簡潔でも論理の通った文章を書く力が採点で重視される傾向があります。すでに履修してきた言語で、基礎文法の抜けがないかを確認しながら、実際の試験時間である90分を意識した演習を重ねておくと安心です。
国語対策(現代文・古文)
国語は90分100点で、現代文・古文(漢文を除く)という構成です。2026年度は、現代文で吉見俊哉『大学とは何か』からの出題があり、漢字の書き取りと空欄補充・脱文挿入で基礎的な国語力を、記述式の設問で読解力と表現力を問う構成でした。古文では『伊勢物語』からの出題があり、基礎的な古語・古典文法の知識をもとにした内容理解と、基本的な文学史の知識をあわせて問う構成でした。現代文は新書、古文は有名古典からの出題でした
出題元が新書レベルの評論と、高校教材でもなじみのある古典作品である点から、特殊な専門知識を前提とした出題ではなく、大学1〜2年次相当の標準的な国語力・古典常識を確認する試験だとうかがえます。大学1〜2年次相当の標準的な国語力を確認する試験です対策としては、現代文は新書や評論文を読んで要旨を自分の言葉でまとめる練習、古文は基礎的な古語・文法(助動詞・敬語・和歌の修辞など)を一通り確認したうえで、有名作品の代表的な場面を通じて読解演習を重ねる方法が効果的です。漢文が試験範囲に含まれない点は、他大学の編入試験との違いとして押さえておいてください。
面接・志望理由書・過去問分析と出題予測
南山大学法学部の編入学・転入学試験では、面接が小論文・外国語・国語と同じ試験日の午後に実施され、書類審査の評価も面接評価に含まれます。ここでは、面接・志望理由書の準備の進め方と、2026年度過去問の分析、そして募集要項から見た出題予測を整理します。
面接対策
面接は15:30から開始され、評価はABCFの区分で示されます。書類審査の評価が面接評価に含まれるという募集要項の記載からも、志望理由書に書いた内容と、面接で語る内容の一貫性が重視されていると考えられます。志望理由書と面接の内容の一貫性が重視されます編入試験の面接では一般に、なぜ南山大学法学部なのか、なぜ法律学科なのか、これまでの学びを編入後にどう活かすのか、卒業後の目標は何かといったテーマが問われます。法律学科のアドミッション・ポリシーが「法律や関連社会科学への関心」を求めている点を踏まえ、これまで学んだ内容のどこに法律との接点があったのかを、具体的に説明できるよう整理しておくとよいでしょう。
面接では、法学一般コース・法律専修コース・司法特修コースという1年次後の3コースのどれに関心があるか、編入後にどの分野の法律を深めたいかを聞かれる可能性もあります。3コースのどれに関心があるかを説明できると安心です丸暗記した回答をそのまま話すのではなく、自分の経験と志望分野をつなぐ筋道を理解しておくことで、想定していない質問にも落ち着いて対応しやすくなります。持ち物や集合時刻など当日の運用面も含め、面接控室への入室時刻(15:15まで)は必ず守ってください。
面接で問われやすいテーマをあらかじめ想定し、自分の言葉で答えを準備しておくと、当日落ち着いて臨めます。
- なぜ南山大学法学部法律学科を志望するのか
- これまでの学びの中で、法律や社会科学に関心を持ったきっかけは何か
- 法学一般・法律専修・司法特修のどのコースに関心があるか
- 編入後に取り組みたい学習・研究テーマは何か
- 卒業後の進路をどのように考えているか
これらはあくまで一般的な編入面接で問われやすいテーマの例であり、南山大学が実際に質問する内容を保証するものではありません。実際の質問内容を保証するものではない点に注意してくださいそれでも、あらかじめ自分の答えを言語化しておくことで、志望理由書との一貫性を保ちやすくなります。
志望理由書の準備
志望理由書(所定用紙⑥)は、出願書類として必須の提出物です。募集要項の様式には「本学部・本学科への志望理由を記述しなさい」という指示があります。法学部は学科名までを明確に志望理由に書く必要があります総合政策学部志願者にのみ「最も関心のある現代社会の問題」についても記述するという追加指示がありますが、これは総合政策学部固有の条件であり、法学部法律学科の志望理由書には適用されません。法学部の志望理由書では、学部・学科への志望理由そのものを、これまでの学びと結びつけて具体的に書くことが求められます。
志望理由書を作成する際は、まずこれまで学んできた内容を整理し、次に南山大学法学部法律学科で学びたい分野を具体化し、最後にその2つを編入後の学習・研究テーマとしてつなげる、という順序で組み立てると一貫性のある文章になります。学びの経歴と志望分野を1本の線でつなぐ意識が重要です法律学科では法学一般・法律専修・司法特修という3つのコースが用意されているため、志望理由書の段階である程度どのコースに関心があるかを意識しておくと、面接での回答とも一貫性が取りやすくなります。自筆またはWordでの作成が指定されているため、書式の指定も含めて募集要項の記載どおりに準備してください。
2026年度過去問分析(法学部法律学科小論文)
南山大学が公開している編入学・転入学試験の過去問題は、直近の2026年度実施分のみです。法学部法律学科の小論文(2026年2月25日実施、60分100点)は、田上孝一『はじめての動物倫理学』(集英社新書、2021年)17〜21頁を一部改変した文章からの出題でした。本文は、現代社会がダイバーシティ(多様性)を重視するようになった背景と、それが「人間」という概念自体をどう問い直してきたかを論じ、ヘーゲルの人間概念や動物倫理学の議論にまで話を広げる内容です。多様性と人間概念、動物倫理学がテーマでした
設問は2問構成で、問1は下線部のように筆者が記述した背景を、本文中の表現を使って300字程度で説明する読解問題、問2は受験生自身が考える「動物」に関する倫理的または法的課題を具体例2つ挙げ、それぞれに対する自分の見解を700字程度で述べる意見論述問題でした。法律学科でありながら、法律の条文知識を直接問う設問ではなく、社会的なテーマの評論文を正確に読み取り、そこから自分で論点を立てて論じる力が試されている点が特徴です。条文知識よりも読解力と論点設定力が問われました
募集要項から見た出題予測
過去問が2026年度の1年度分しか公開されていないため、次年度以降の出題内容を断定することはできません。ただし、募集要項が小論文の狙いを「志望学科に関する基礎学力を問う」としている点、アドミッション・ポリシーが「法律や関連社会科学への関心」「国内外の社会で活躍する意欲」を求めている点、そして2026年度の出題が権利・差別・多様性といった現代的な社会課題を題材にしていた点を重ね合わせると、法律そのものの専門知識よりも、社会的なテーマに関する評論文の読解力と、そこから法や権利に関わる論点を自分で見出して論じる力を確認する出題が続く可能性はあると考えられます。断定はできませんが社会課題型のテーマが続く可能性があります国語・外国語についても、現代文は新書・評論レベルの文章、古文は高校教材でもなじみのある古典作品、外国語は文法・語彙の正確さと意見をまとめる力を問う構成が、2026年度の実施内容から見て取れる傾向です。これらはあくまで募集要項と直近1年度の過去問から導いた予測であり、実際の出題範囲・難易度・テーマは年度によって変わり得るため、標準的な評論文読解・古典基礎・外国語の文法運用という土台を幅広く固めたうえで、直前期に最新の過去問が公開されていないか確認する姿勢が現実的です。
併願戦略・内部リンク
南山大学法学部の編入学・転入学試験は、南山大学内では法律学科一本にしか出願できない一方、南山大学以外の大学との併願は制度上妨げられていません。試験日は2027年2月24日で、出願期間は1月8日から1月15日と、他大学の編入試験より比較的早いタイミングで出願が締め切られる点を踏まえ、併願先の出願期間・試験日と重ならないかを早い段階で確認しておく必要があります。出願は1月上旬〜中旬という早めの時期に締め切られます
併願を検討する際の確認ポイント
併願を考える際は、各大学の試験科目が自分の得意分野とどれだけ重なるかを確認しましょう。南山大学法学部の試験科目(小論文・外国語・国語)は、法学部や社会科学系学部を持つ他の私立大学の編入試験でも扱われることが多い組み合わせのため、対策を共有しやすい面があります。小論文・外国語・国語は他大学とも対策を共有しやすい科目です愛知県内で法学部を置く私立大学には、南山大学のほかに愛知大学法学部や中京大学法学部、名城大学法学部などがあり、地元で法学系の編入先を探す場合は南山大学だけでなくこれらの大学も選択肢に入ってきます。愛知県内には法学部を持つ私立大学が複数あります編入試験の実施の有無、募集人員、試験科目、出願時期は大学ごとに異なるため、併願を検討する場合は南山大学の出願・試験スケジュールと重ならないかを確認しながら、各大学の公式募集要項で個別に調べる必要があります。一方で、英語免除の基準スコアや対象試験(TOEFL iBT・IELTS・TEAP)は大学ごとに異なるため、英語外部試験の準備方針は志望校ごとに個別に確認する必要があります。名古屋という同じ地域を志望する場合、名古屋大学編入の志望理由書の書き方を参考に、地域内の別の大学と志望理由の書き方を比較してみるのも一つの方法です。
社会人として在職しながら南山大学法学部への編入を検討している場合は、出願書類の準備や試験当日のスケジュール確保を、仕事と両立しながら進める必要があります。社会人が愛知大学に編入する方法のような記事も参考に、同じ愛知県内での社会人編入の進め方や両立スケジュールのイメージを持っておくと、南山大学の出願準備にも応用しやすくなります。社会人受験生は仕事との両立スケジュール確保が鍵ですそもそも大学編入という進路自体が自分に合っているかを迷っている場合は、大学編入と浪人を比較した記事で、費用・時間・難易度の違いを整理しておくと、南山大学法学部を含めた志望校選びの判断材料が増えます。
出願直前チェックリスト
出願直前に見落としやすいポイントを、募集要項の記載に沿って整理しておきます。
- 出願受付期間(2027年1月8日〜1月15日必着)に間に合うよう、成績証明書等の厳封書類を早めに依頼したか
- 受験する外国語(英語・フランス語・ドイツ語)を決め、英語免除を申請する場合はスコア証明書の手配を終えたか
- 志願票・志望理由書など所定用紙①〜⑥に不備がないか
- 入学検定料35,000円の納入とC票の貼付を済ませたか
- 試験当日(2027年2月24日)の集合時刻9:10・持ち物・会場までの経路を確認したか
出願書類に不備がある場合、受付期間内に解消できなければ出願を受理できないことがあります。書類不備は受付期間内に解消できないと出願不受理になり得ますチェックリストを出願の1〜2週間前に一度確認しておくと、直前の慌ただしさを減らせます。
編入対策の進め方
南山大学法学部の編入学・転入学試験は、小論文・外国語(200点)・国語という3つの筆記試験を1日で受け、同日午後に面接を受けるという、準備範囲の広さと当日のスケジュールの両方が負荷になる選抜です。独学で進めることも可能ですが、小論文で評論文の読解と論点提示を仕上げ、外国語で200点分の文法・読解・ライティング力を高め、国語で現代文・古文の両方を固め、志望理由書と面接の一貫性まで整えるには、編入対策の経験を持つ指導を活用する方法もあります。編入という進路の全体像や、他大学との違いを体系的に理解したい場合は、大学編入とは完全ガイドで仕組み・難易度・費用・スケジュールを確認しておくと、南山大学法学部の位置づけも整理しやすくなります。小論文・外国語・国語・面接の同時並行対策が必要です科目別の対策を計画的に進めたい場合は、大学編入対策コースのように編入に特化した学習支援を検討するのも一つの選択肢です。
よくある質問(FAQ)
南山大学法学部の編入学・転入学試験の募集人員は何名ですか。
2027年度募集要項では、法学部法律学科の募集年次・募集人員は2・3年次あわせて若干名とされています。具体的な人数は明示されておらず、年度によって合格者数は変動する可能性があります。
出願期間はいつですか。
2027年度は、2027年1月8日(金)から1月15日(金)までが出願受付期間です。出願書類の受付は郵送のみで、最終日消印有効とされています。窓口への持参は受け付けられません。
試験はどのように行われますか。第1次・第2次のような区分はありますか。
募集要項に「第1次選抜」「第2次選抜」といった複数段階の選抜区分は設けられていません。複数段階に分かれる選抜区分は設けられていません2027年2月24日(水)の1日で、小論文・外国語・国語・面接をすべて実施し、書類審査の評価は面接評価に含めるという一体型の選抜です。
試験科目と配点を教えてください。
小論文100点(60分)、外国語200点(90分、英語/フランス語/ドイツ語から1か国語選択)、国語100点(90分、現代文・古文で漢文は除く)、面接(評価はABCF)の4科目です。合計400点分が点数化されています。
英語の資格・検定試験による免除制度はありますか。
受験外国語として英語を選択する場合に限り、TOEFL iBT・IELTS(アカデミック・モジュール)・TEAPのいずれかで基準以上のスコアを保持し出願期間内に申請すると、英語科目の得点を満点とし当日の試験を免除する制度があります。対象試験はTOEFL・IELTS・TEAPの3種のみですTOEICおよびTOEIC IPは、この免除制度の対象として募集要項に明記されていません。
志望理由書には何を書けばよいですか。
募集要項の所定様式では「本学部・本学科への志望理由を記述しなさい」という指示のみが法学部に適用されます。総合政策学部志願者向けの追加項目(現代社会の問題についての記述)は、法学部法律学科の志望理由書には適用されません。
過去問はどこで確認できますか。
南山大学の入学試験要項ページから、過去問題・出題の意図・解答例が確認できます。ただし公開されているのは直近年度分のみで、2026年7月時点では2026年度実施分が公開されている状況です。公開されている過去問は直近年度分のみです年度によって公開範囲が変わる可能性があるため、最新の掲載状況は公式ページで確認してください。
倍率はどのくらいですか。
南山大学は編入学・転入学試験について学部・学科別の志願者数・合格者数を「入試結果」ページで公式に公表しています。法学部法律学科は2024〜2026年度の3年間で志願6名に対し合格1名(単純計算で倍率約6倍)でしたが、母数が小さいため参考値にとどめてください大学入試結果をまとめる外部サイトは、編入学・転入学試験を集計対象に含めていないのが実情です。最新の実施状況を知りたい場合は、大学入学センターへの直接の問い合わせが確実です。
まとめ
南山大学法学部法律学科の編入学・転入学試験は、2027年度募集要項によると、2027年2月24日の1日で小論文・外国語(英語/フランス語/ドイツ語から選択、200点)・国語・面接をすべて実施する一体型の選抜です。募集人員は2・3年次あわせて若干名で、出願受付期間は2027年1月8日から1月15日までの1週間、合格発表は2027年3月4日と、短期間で完結するスケジュールが特徴です。試験は1日完結型で外国語の配点が最も高い構成です公開されている過去問は2026年度実施分のみで、小論文はダイバーシティと人間概念という現代的なテーマの評論文読解と、自分自身の論点提示を組み合わせた出題でした。倍率は入学試験要項には記載がないものの、公式の入試結果データによれば2024〜2026年度の3年間で志願6名に対し合格1名(単純計算で倍率約6倍)という小規模な選抜であり、募集人員の少なさだけでなく、小論文・外国語・国語という3科目の筆記試験と面接、志望理由書までを漏れなく仕上げられるかが、実質的な合否を左右します。この記事の内容は公式資料をもとに整理したものですが、日程・配点・出願資格などの最終確認は、必ず出願時点の最新の公式募集要項で行ってください。
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