ご質問やお問い合わせはお気軽に
編入学と転入学の違いとは?制度・出願資格・試験内容をわかりやすく徹底解説

転学とは、在籍している学校を離れて別の学校に移ることの総称で、実務上は「編入学」と「転入学」という2つの制度に分かれます。どちらも今の学校とは違う環境へ途中の学年・年次から入り直す制度ですが、意味は明確に異なります。結論から言うと、編入学は前の学校を卒業または中退した人が、別の学校の途中年次に新しく入学する制度であり、転入学は今の学校に在籍したまま、学籍だけを別の学校へ移す制度です。転入学と編入学の違いは、このように「入学する時点で前の学校に籍が残っているかどうか」にあります。さらに、似た言葉として「転部」「転科」「転籍」もありますが、これらは同じ学校の中で学部・学科を移る制度であり、他の学校へ移る編入学・転入学とは全く異なる仕組みです。
ただし、この使い分けは高校と大学で少し様子が異なります。高校では「転入学=在籍したままの転校」「編入学=中退や海外からの帰国後に再入学すること」という区分が比較的はっきりしていますが、大学では他大学に在籍したまま出願する人も、多くの場合「編入学試験」という一つの枠組みで受け入れられているのが実情です。つまり編入学とは何かを正しく理解しておくと、高校生・大学生・短大生・専門学校生・社会人など、どの立場からでも自分に合った制度を見つけやすくなります。
まずは無料相談で、合格までの最短ルートを確認しませんか?
スプリング・オンライン家庭教師のプロ講師が、現在の学力・志望校・残り期間に合わせて、必要な対策を個別に整理します。
- 大学編入のプロ講師が最適な受験戦略を提案
- 今後の大学編入の勝ち筋が見える。
- 志望校が決まっていなくてもOK
\ 合格がグッと近づく/
(費用は一切かかりません)
この記事では、編入学と転入学の違いを制度の定義から出願資格、試験内容、単位認定の仕組みまで整理し、さらに混同されやすい転部・転科との違いも詳しく解説します。似たような言葉が多く整理しづらい分野だからこそ、一度きちんと全体像を把握しておくことが重要です。以後の情報収集も格段にスムーズになります。高校在学中の方から大学・短大・専門学校・社会人まで、ケース別にどちらを検討すべきかを解説し、大学編入学を目指す場合の具体的な始め方も紹介しますので、進路選びの判断材料としてお役立てください。制度の運用や募集内容は学校・自治体によって異なるため、最終的な判断は必ず各校の最新の募集要項でご確認ください。
編入学と転入学の違いとは?結論をわかりやすく解説
編入学と転入学は、どちらも「学校教育の途中の年次から新しい学校に入る」という点では共通していますが、決定的に違うのは入学する瞬間に前の学校に籍があるかどうかです。編入学は、いったん学校を卒業した、あるいは中途退学した人が、別の学校の途中年次に新規に入学することを指します。一方の転入学は、ある学校に在籍している人が、卒業や退学という手続きを経ずに、そのまま学籍を別の学校へ移すことをいいます。
一言でいうと「中退・卒業してから入り直すのが編入学、在籍したまま移るのが転入学」
もっとも実務上わかりやすい覚え方は、「空白期間(学籍のない期間)が生じ得るのが編入学、生じないのが転入学」という整理です。文部科学省は編入学を「学校を卒業した者が、教育課程の一部を省いて途中から履修すべく他の種類の学校に入学すること」と定義しています。卒業者に限らず、実際には高校中退者が編入学で別の高校に入り直すケースもありますが、いずれにせよ「前の学校の籍を離れてから」入学する点が共通しています。
高校と大学で意味合いが変わる点に注意
高校の現場では、転入学は在籍している生徒が別の高校へ移る、いわゆる「転校」とほぼ同じ意味で使われます。編入学は、高校を中途退学した人や海外からの帰国者などが、第1学年の当初以外の時期に新たに入学することを指します。一方、大学の世界では法令上「転入学」という言葉が明確に制度化されているわけではなく、他大学に在籍したまま出願する人も、多くの大学では「編入学試験」という同じ枠組みで受け入れているのが実態です。この違いを知らずに検索すると、大学案内のどこにも「転入学試験」という言葉が見つからず戸惑うことがあるため、あらかじめ押さえておきたいポイントです。
どちらも「途中の年次から入学する」点は共通
編入学も転入学も、1年生からではなく2年次・3年次など途中の学年に入る点は共通しています。そのため、これまで修得した単位や履修内容がどこまで新しい学校で認められるかが、どちらの制度でも重要な論点になります。この記事では、高校生で転校や編入を考えている方は該当セクションを、大学生・短大生・専門学校生・社会人で大学編入を検討している方は大学編入学のセクション以降を中心に読み進めていただくと、必要な情報に早くたどり着けます。
編入学とは?制度の定義と法律上の位置づけ
「編入学とは」という言葉で検索する方の多くは、自分がその対象になるのかを知りたいはずです。ここでは大学編入学を中心に、制度の定義と法令上の位置づけを整理します。
編入学の定義: 途中年次への入学制度
文部科学省は編入学について「学校を卒業した者が、教育課程の一部を省いて途中から履修すべく他の種類の学校に入学すること」と説明しています。かみ砕くと、前の学校ですでに学んだ内容や修得した単位を活かして、1年次からではなく2年次や3年次といった途中の年次から入学できる制度、ということです。大学編入学の全体像については、大学編入とは何かを解説した記事でも詳しく紹介していますので、あわせて参考にしてください。
法令で認められた編入学の対象者5類型
文部科学省の資料によれば、大学への編入学が法令上認められる対象者は次の5つの類型に整理されています。
- 短期大学の卒業者(外国の短期大学卒業者や、外国の短期大学相当と指定された学校の卒業者を含む)
- 高等専門学校の卒業者
- 専修学校の専門課程(専門学校)修了者のうち、修業年限が2年以上かつ総授業時数が1,700時間以上、または62単位以上の課程を修了した者
- 専修学校の特定専門課程修了者
- 高等学校専攻科の修了者のうち、修業年限が2年以上で文部科学大臣が定める基準を満たす課程を修了した者
このうち専門学校からの編入については、修業年限や総授業時数の条件を満たしているかどうかが分かれ目になるため、在籍している(していた)専門学校の教務窓口に確認しておくと安心です。また、外国の短期大学やそれに相当すると指定された学校の卒業者も対象に含まれる点は、見落とされがちなポイントです。海外での就学経験がある方は、自分の卒業校がこの指定に該当するかどうかを、志望する大学の国際部門や入試課に個別に問い合わせておくと確実です。
大学院に「編入学」はない
注意したいのは、大学院への「編入学」は制度上認められていないという点です。また、各省庁が設置する大学校の卒業者も、この編入学制度の対象には含まれません。加えて、大学卒業者が別の大学の途中年次に入り直す「学士編入」は、法令上の5類型そのものではなく、各大学が独自に設けている入学枠として実施されているケースです。学士編入は医学部などで比較的多く見られる仕組みですが、募集の有無や条件は大学ごとに異なるため個別の確認が欠かせません。なお、編入学者数については文部科学省の学校基本調査で毎年調査・公表されていますので、傾向を把握したい場合は最新の統計を確認すると良いでしょう。
転入学とは?転学・転校との関係と制度の定義
転入学を理解するには、「転学」という言葉との関係を整理しておく必要があります。ここでは用語の使い分けと、大学における転学の実際の流れを解説します。
転入学の定義: 在籍したまま学籍を移す制度
転学とは、ある学校に在籍している人の学籍が、卒業や退学という手続きを経ずに、そのまま別の学校へ移ることを指します。このとき、受け入れる側の学校では「転入学」、元の学校側では「転出」として扱われるのが一般的です。同じ種類の学校間(たとえば高校から高校、大学から大学)を移る場合は転学、学校の種類が異なる場合(高校から専門学校など)は退学したうえで編入学という扱いになるのが原則です。
転学・転出・転入学・転校の用語整理
日常会話でよく使われる「転校」は、主に小中学校や高校で在籍したまま別の学校へ移ることを指す口語的な表現で、法令上・実務上の「転学」「転入学」とほぼ同じ意味で使われます。義務教育段階の小中学校では、住所の変更などの手続きを行えば基本的にどの学校にも転校できますが、高校以降は選抜や欠員の有無が条件になる点が異なります。高校の転入学は、まさにこの「在籍を切らさずに移る転校」に当たり、空白期間が生じないことがポイントです。
大学に「転入学」制度はあるのか
大学における転学の公式な流れは、文部科学省の「転学Q&A」によると、書類準備から始まり、転学先大学への出願・申請、試験・審査、転学許可、単位認定申請、単位の認定を経て転学が成立するという手順です。ここで重要なのは、修得済みの単位がどこまで認められるかは「転学先の大学における教育課程や単位に対する考え方などにより一概に言えない」とされている点、そして何年次に編入するかも転学前の履修状況などを踏まえて転学先の大学が判断するという点です。同じ学年で移れる保証はありません。
また、実務上は単独の「転入学試験」を設けている大学は少なく、他大学に在籍している人も「編入学試験」の出願資格の一つとして受け入れているケースが多く見られます。なお、日本学生支援機構(JASSO)の奨学金を受給中に転学・編入学をする場合は、転学後3か月以内に「転学奨学金継続願」などの異動届出手続きが必要になるため、該当する方は早めに窓口へ相談しておくことをおすすめします。
転部・転科とは?転入学・編入学との違いを徹底整理
「転学」や「編入学」を調べていると、「転部」「転科」という似た言葉に出会うことがあります。転部・転科は、他の学校へ移る編入学・転入学とは根本的に異なる制度です。ここで4つの用語の違いをはっきりさせておきましょう。
転部・転科の定義: 同じ大学の中で学部・学科を移る制度
転部とは、同じ大学の中で所属する学部を変更することを指します。転科は、同じ学部の中で学科を変更することを指す場合が多い言葉です。学部を持たない専門学校などでは、コース変更を指すこともあります。いずれも、在籍する学校そのものは変わらない点が、編入学・転入学との最大の違いです。
4つの用語の比較表
| 制度 | 移る対象 | 在籍校の変化 | 試験・選考 |
|---|---|---|---|
| 編入学 | 別の学校の途中年次 | 変わる(卒業・中退後) | 編入学試験を実施する学校が多い |
| 転入学 | 別の学校の途中年次 | 変わる(在籍したまま) | 編入学試験の枠組みで実施されることが多い |
| 転部 | 同じ大学内の別学部 | 変わらない | 大学・学部により選考の有無が異なる |
| 転科 | 同じ学部内の別学科等 | 変わらない | 大学・学部により選考の有無が異なる |
転部・転科の一般的な手続きの流れ
転部・転科の制度を設けているかどうか、どのような条件で認めるかは大学・学部によって大きく異なり、そもそも制度自体を設けていない大学・学部もあります。制度がある場合の一般的な流れは、移りたい学部・学科の在籍要件(GPAや修得単位数など)を確認し、志望理由書の提出や面談・試験を経て許可を受ける、というものです。編入学・転入学のように学校自体を移るわけではないため、単位の引き継ぎは編入学・転入学より柔軟に扱われる傾向がありますが、これも大学ごとの判断によるため、必ず在籍する大学の教務窓口に確認してください。
転籍という言葉との関係
「転籍」という言葉も、文脈によって「転部・転科」に近い意味で使われることがあれば、「転入学」に近い意味で使われることもあり、使われ方が一定しません。募集要項や学内規定で「転籍」という言葉が使われている場合は、その大学が具体的にどの制度を指しているのかを個別に確認することが確実です。
大学院における「専攻替え」に類する制度
大学院では、大学の転部・転科に近い制度として、同じ研究科の中で専攻を変更する仕組みを設けている大学院もあります。名称は大学院によって「転専攻」「専攻変更」などさまざまで、法令で統一的に定義された制度ではありません。大学院進学後に専攻の変更を検討する可能性がある場合は、志望する大学院にこうした制度があるかどうかを出願前に確認しておくとよいでしょう。
自分がどの制度に当てはまるかを正しく見極める方法
「今の学校を変えたいのか、それとも同じ学校の中で専攻を変えたいのか」がまず最初の分かれ目です。学校自体を変えたい場合は編入学・転入学、同じ学校の中で学部・学科を変えたい場合は転部・転科が検討対象になります。さらに学校を変える場合は、今の学校に在籍したまま移るのか(転入学)、いったん籍を離れてから移るのか(編入学)を確認しましょう。この整理を押さえておけば、募集要項でどの制度を探せばよいか迷わなくなります。
【一覧表】編入学と転入学の違いを項目別に徹底比較
ここまで解説してきた内容を、項目別に一覧表で整理します。学校種によって運用に幅があるため、あくまで一般的な傾向としてご覧ください。
| 項目 | 編入学 | 転入学 |
|---|---|---|
| 対象者 | 前の学校を卒業・中退した人 | 今の学校に在籍中の人 |
| 入学時点の前籍校の籍 | ない(卒業・退学済み) | ある(在籍したまま移る) |
| 入学時期 | 学期の切れ目(4月・10月など)が一般的 | 随時受け入れの学校も多い |
| 単位の引き継ぎ | 受け入れ校の判断で認定(範囲は学校次第) | 受け入れ校の判断で認定(範囲は学校次第) |
| 空白期間 | 生じ得る | 基本的に生じない |
| 主な学校種での呼び方 | 高校(中退・帰国後)、大学(短大・高専・専門卒等) | 高校(在籍中の転校)、大学は編入学試験に含まれることが多い |
比較表からわかる最大の違いは「空白期間があるかどうか」
表の中でもっとも本質的な違いは、対象者の欄と空白期間の欄です。編入学は前の学校の籍を離れてから入学するため、学籍が途切れる期間が生じ得ます。転入学は在籍したまま学籍だけを移すため、原則として空白期間は生じません。この違いは、後述する履歴書の書き方や、単位・在籍期間の引き継ぎのしやすさにも影響してきます。
時期と単位認定の考え方
入学時期については、高校の通信制課程では転入は随時受け入れが基本、編入は学期の区切りである4月・10月が一般的とされています。大学の編入学試験は理系で5〜7月、文系で9〜12月に実施されることが多く、文系では2〜3月に二次募集を行う大学もあります。単位の引き継ぎは、高校の場合は前籍校で修得した単位を新しい高校の卒業要件に算入できますが、高校1年生で単位を未修得のまま中退した場合は、実質的に最初から修得し直しになるケースもあります。大学の場合も、単位認定の範囲は受け入れ校の教育課程や単位に対する考え方によって変わるため、一律には言えません。
呼び方は学校によって揺れる点に注意
ここまで見てきたとおり、編入学と転入学という言葉の使い分けは、学校種や自治体、大学によって細かな運用の違いがあります。最終的には、自分が検討している学校の募集要項にある「出願資格」欄を確認し、自分の状況(在籍中か、卒業・退学済みか)がどちらの枠に当てはまるのかを見極めることが、もっとも確実で遠回りのない進め方です。
高校における転入学と編入学の違い【通信制高校も解説】
高校生や高校中退経験者にとって、転入学と編入学の違いは進路選びに直結する重要なテーマです。ここでは高校特有の制度を詳しく見ていきます。
高校の転入学=在籍中の転校
高校における転入学は、在籍している生徒が一家転住などの事情で別の高校へ移ることを指します。兵庫県教育委員会の説明を例にとると、転入学は「高等学校に在籍している方が、一家転住等で他の高等学校へ移ること」と定義されています。公立高校の場合、転入学として志願できるのは通学区域内の1校のみで、複数校を受験して合格後に選べるわけではないという運用例もあります。ただし、こうした運用は自治体によって異なるため、必ず在籍校や希望する教育委員会に確認してください。
高校の編入学=中退後・帰国後の再入学
一方、編入学は海外からの帰国や高等学校を中途退学した人などが、第1学年(年次)の当初以外の時期に高等学校へ入学することを指します。実務上は、転入学が在籍中の生徒の転校であるのに対し、編入学は高校を中退した人が別の高校へ再入学することを意味し、空白期間が生じ得る点が異なります。編入学の場合、履歴書には「〇〇高校 中途退学」と記載する必要がある点も覚えておきましょう。
通信制高校の転入・編入の時期と単位の扱い
通信制高校では、転入学は随時受け入れが基本である一方、編入学は学期の切れ目である4月・10月が一般的で、募集期間は1〜3月・7〜9月などに設定されていることが多く見られます。単位については、前籍校で修得した単位は新しい高校の卒業要件に引き継げますが、高校1年生の段階で単位を修得しないまま中退した場合は、最初から修得し直しになるケースがある点に注意が必要です。全日制高校の転入は欠員募集や転入試験(学力試験・面接など)が条件になりやすい傾向がありますが、具体的な条件は学校ごとに異なるため個別に確認してください。
一般的には、中退してから編入を検討するよりも、在籍したまま転入する方が空白期間や単位の面で不利になりにくいと言われることがありますが、これは個々の事情によって異なりますので一概には言えません。なお、大学進学が目的であれば、高等学校卒業程度認定試験(高認)を経て大学受験を目指すルートも選択肢の一つです。
大学における編入学と転入学の違いと出願資格
大学進学・進路変更を考えている方にとって、もっとも実務的に重要なのがこのセクションです。大学では編入学と転入学がどのように扱われているかを整理します。
大学では「編入学試験」に一本化されているのが実情
大学の実務では、編入と転入を厳密に区別せず「編入学試験」として一括で実施している大学が多く見られます。日本の大学は、単独の「転入学制度」を設けていないことが多く、他大学に在籍している人も編入学試験の出願資格の枠内で受け入れているのが実態です。そのため、「転入学試験」という名称の入試を探しても見つからないことがありますが、これは制度がないのではなく、編入学試験の中に含まれていると理解すると良いでしょう。
出願資格チェックリスト(短大・高専・専門・大学在学/卒業)
大学編入学試験の出願資格は、出身によって次のように整理できます。
- 短期大学卒業者(卒業見込みを含む)
- 高等専門学校卒業者
- 専門学校修了者(修業年限2年以上・総授業時数1,700時間以上、または62単位以上の課程を修了した者)
- 他大学在学者(例: 3年次編入は他大学に2年以上在籍し60単位以上修得〈見込みを含む〉、2年次編入は他大学に1年以上在学〈見込みを含む〉といった要件例がありますが、これらは法令ではなく各大学が個別に定めるものです)
- 大学卒業者(学士編入という枠で、大学ごとに独自の要件が設けられています)
他大学に在学中でも中退せずに編入学試験を受験でき、合格後に退学・移籍するのが一般的な流れとされています。在学中の受験自体をためらう必要はありません。ただし在学者の出願可否や必要な在籍年数・修得単位の要件は大学によって異なるため、必ず募集要項で確認してください。
学士編入・再入学との違い
編入学と混同されやすい制度に、「再入学」と「転部・転科」があります。再入学は、一度中退・除籍になった同じ大学に戻ることを指し、転部・転科は同じ大学の中で学部・学科を移ることを指します。いずれも他大学へ移る編入学・転入学とは異なる制度です。何年次に編入できるかは、修業年限の考え方をふまえて受け入れ校が判断するため、事前に個別相談で確認しておくと安心です。想定していた年次より下の年次からのスタートになる可能性も含めて、余裕を持って計画を立てておきましょう。個別大学の募集人数や日程、倍率についてはこの記事では扱いませんので、必ず志望大学の最新の募集要項でご確認ください。制度そのものの理解を土台としつつ、個別の条件は志望校ごとに一つひとつ丁寧に確認していく姿勢が、出願直前になって慌てないための最善策です。
編入学・転入学・転部・転科と履歴書・職務経歴書の書き方
進路変更の経歴は、就職活動や転職活動の際に履歴書へどう書くべきか迷うポイントでもあります。結論として、いずれの制度を利用した場合も、事実をそのまま正確に記載すれば問題ありません。
編入学の場合の書き方
前の学校を卒業・中退してから編入した場合は、「◯◯高等学校 卒業」に続けて「◯◯大学 ◯◯学部 編入学」のように記載します。中途退学の場合は「中途退学」と正確に記します。空白期間が生じる場合でも、編入学という制度上の理由が明確であれば、面接で聞かれた際に簡潔に説明できるよう準備しておけば十分です。
転入学・転部・転科の場合の書き方
在籍したまま学籍を移した転入学の場合は、転入前後の学校名を時系列で記載すると分かりやすくなります。「◯◯高等学校から◯◯高等学校へ転入学」のような書き方が一例です。転部・転科の場合は在籍する大学自体は変わらないため、履歴書には最終的に卒業した大学・学部のみを記載すれば足ります、学部・学科を変更した経緯まで詳細に書く必要は通常ありません。ただし、志望動機や自己PRの中で、進路を見直した経験として前向きに語ることもできます。転部・転科という判断に至った経緯は、自己理解の深さを示すエピソードとしても活用できます。
まずは無料相談で、合格までの最短ルートを確認しませんか?
スプリング・オンライン家庭教師のプロ講師が、現在の学力・志望校・残り期間に合わせて、必要な対策を個別に整理します。
- 大学編入のプロ講師が最適な受験戦略を提案
- 今後の大学編入の勝ち筋が見える。
- 志望校が決まっていなくてもOK
\ 合格がグッと近づく/
(費用は一切かかりません)
大学編入学試験の試験内容【英語・専門科目・小論文・面接】
大学編入学試験は、一般入試とは科目構成が大きく異なります。ここでは典型的な試験内容を解説します。
英語: TOEIC・TOEFLスコア提出型が増加
大学編入学試験の典型的な構成は、英語・専門科目(または小論文)・面接に、書類審査や志望理由書の提出が加わる形です。共通テストのような全国共通の試験はなく、科目数が絞られているのが一般入試との大きな違いです。英語については、当日の筆記試験で実施する大学もあれば、TOEICやTOEFLなど外部試験のスコアを出願要件・得点換算・加点・試験免除などに活用する大学も多くあります。必要なスコアの目安は予備校などが示す情報にとどまり、大学によって基準は大きく異なるため、断定的な数値をここで示すことは避けますが、外部試験のスコアが必要な場合は出願時点で有効なスコアが求められることが多いため、早めの受験計画が欠かせません。
専門科目・小論文で問われる力
専門科目は、志望する学部の基礎知識(たとえば経済学部であればミクロ経済学・マクロ経済学など)が問われる傾向があり、学部によって出題傾向は大きく異なります。小論文が課される場合は、専門分野への関心の深さと、論理的に文章を組み立てる力が見られます。
面接・志望理由書は「編入したい理由」の一貫性が鍵
面接や志望理由書では、「なぜ今の学校ではなく編入を選ぶのか」「編入後に何を学び、将来どう活かしたいのか」という一貫した説明ができるかどうかが重視されます。志望理由書の具体的な書き方については志望理由書の書き方を解説した記事、面接対策については面接試験の準備方法を解説した記事もあわせてご確認ください。なお、試験日が重ならなければ複数の大学を併願することも可能なのが一般的です。他大学に在籍している人(転入学に近いケース)であっても、試験内容は同じ編入学試験の枠組みで課されるのが通常です。過去問は大学が公表している場合と、個別に請求が必要な場合があるため、早めに志望校へ問い合わせておくと安心です。
【ケース別】編入学と転入学どちらを選ぶべきか
ここまでの制度理解を踏まえ、読者の状況別にどちらを検討すべきかを整理します。まずは「今どこに在籍しているか」を基準に、自分に近いケースを確認してください。
ケース1: 高校生で今の学校が合わない場合は転入学が第一候補
現在高校に在籍していて、環境を変えたい場合は、在籍を切らさない転入学が単位や時期の面で選択肢が広くなりやすいケースです。特に通信制高校は随時の転入受け入れを行っていることが多く、検討しやすい制度です。
ケース2: 高校中退から学び直したい場合は編入学(または高認)
すでに高校を中退している場合は、編入学で別の高校に入り直す方法と、高卒認定試験(高認)を取得したうえで大学受験などを目指す方法があります。どちらが向いているかは、年齢や最終的な目的(高校卒業資格が欲しいのか、大学進学が目的なのか)によって異なります。
ケース3: 大学生で進路変更したい場合は大学編入試験、学部だけ変えたいなら転部
大学に在学中で他大学への進路変更を考えている場合、「転入学」という名称の制度を探すのではなく、志望する大学の「編入学試験」の出願資格に自分が該当するかどうかを確認するのが実務的に正しい動き方です。多くの大学では、他大学在籍者もこの枠組みで出願できます。一方、大学は変えたくないが学部・学科だけを変更したい場合は、編入学ではなく転部・転科の制度を確認すべきケースにあたります。両者を混同すると、探すべき募集要項のページを誤ってしまうため注意しましょう。
ケース4: 短大・専門・高専から四年制大学へ進む場合は編入学
短期大学、高等専門学校、専門学校(要件を満たす課程)に在籍・卒業している場合は、法令上の編入学資格が認められているため、四年制大学を目指す王道ルートとなります。まずは自分の出身校・課程が法令上の要件を満たしているかを確認しましょう。
ケース5: 社会人・大卒から学び直したい場合は学士編入・社会人編入
すでに大学を卒業している社会人の方は、学士編入や社会人編入という枠組みが選択肢になります。夜間部や通信制大学への編入も学び直しの手段の一つです。通信制大学での編入については、通信制大学の編入ガイドを解説した記事で対応大学や対策のポイントを紹介していますので、あわせてご覧ください。
各ケースで確認すべきこと
いずれのケースでも、出願資格・単位認定の見込み・学費・入学時期の4点は事前に必ず確認しておきたい項目です。特に単位認定は「入ってから初めてわかる」ことも多いため、可能な範囲で事前相談しておくことをおすすめします。
編入学のメリット・デメリット【転入学・転部・転科と比較】
編入学・転入学のどちらにも、一般入試や通常の進学とは異なるメリット・デメリットがあります。目的に照らして冷静に比較することが大切です。
編入学のメリット
大学編入学の場合、一般入試に比べて科目数が少なく、英語と専門科目に絞って対策できる点は多くの受験生にとってメリットになり得ます。また、大学に在学しながらでも再挑戦できる点、短大・高専・専門学校からのステップアップ経路になる点も魅力です。ただし、これらはあくまで「人によっては」当てはまるメリットであり、誰にでも当てはまるとは限りません。
編入学のデメリット
一方で、編入学は募集人数が少なく、大学によっては欠員が出た年度のみ実施するケースもあります。また、一般入試に比べて情報が公開されにくく、独学で情報収集をしようとするとコストがかかりやすい傾向があります。さらに、単位認定が想定より少ないと、卒業までに想定より時間がかかる場合がある点もデメリットとして挙げられます。
転入学(高校)のメリット・デメリット
高校の転入学は、空白期間が生じないこと、通信制高校であれば随時入学できることがメリットです。一方で、全日制高校の転入は欠員募集や試験のハードルがあり、公立高校では志願できる学校が1校に限られる自治体があるなど、選択の自由度が制限される場合があるのがデメリットです。「編入すれば必ず状況が良くなる」というものではなく、自分が学びたい内容や環境に照らして、どちらが目的に合っているかを軸に判断することが大切です。なお、費用面では入学金や受験料が改めて必要になるのが一般的ですが、具体的な金額は学校ごとに異なるため、ここでは断定を避けます。
転部・転科のメリット・デメリット
転部・転科は、学校自体を変えずに済むため、友人関係やキャンパスライフを維持しながら学びの方向性だけを変えられる点が大きなメリットです。編入学・転入学のように別の学校の入試を新たに受け直す必要がない点も負担軽減につながります。一方で、そもそも転部・転科の制度自体を設けていない大学・学部もあり、選べる移動先が学内に限られる点はデメリットといえます。GPAなどの学内基準を満たせないと希望が通らない場合がある点も同様です。
編入学の始め方【準備スケジュールと5つのステップ】
ここでは、大学編入学を目指す場合の具体的な始め方を、5つのステップに分けて解説します。
STEP1: 出願資格の確認と志望校リストアップ
まず、自分の学歴(短大卒・高専卒・専門学校修了・大学在学・大学卒業など)で出願資格を満たす大学・学部をリストアップします。募集の実施有無や条件は年度によって変動することがあるため、必ず最新の募集要項で確認してください。
STEP2: 募集要項・過去問の入手
志望校が固まったら、募集要項の公開時期を調べ、早めに入手します。過去問は大学のウェブサイトで公表されている場合と、資料請求や窓口での個別請求が必要な場合があるため、志望校ごとに確認しましょう。
STEP3: 英語(TOEIC等)対策は早期スタート
大学編入試験の実施時期は理系で5〜7月、文系で9〜12月が主流であるため、そこから逆算して準備計画を立てます。特に外部試験のスコア提出が必要な場合は、出願時点で有効なスコアが求められることが多いため、TOEICなどの受験計画は早めに立てておくことが重要です。
STEP4: 専門科目・小論文・志望理由書の準備
専門科目は、志望学部の入門書やシラバスを活用しながら基礎を固めます。志望理由書は準備に時間がかかるため、早めに着手するのがおすすめです。書き方の具体的なポイントは志望理由書の書き方を解説した記事、面接対策は面接試験の準備方法を解説した記事を参考にしてください。準備は早く始めるほど、余裕を持って推敲を重ねられます。
STEP5: 出願・受験・合格後の手続き
出願時には成績証明書・在学(または卒業)証明書・単位修得証明書といった書類が一般的に求められます。合格後は、現在在籍している学校の退学手続きや、新しい学校での単位認定手続きを進めます。編入する年次によって準備を始めるべき時期は異なり、たとえば3年次編入を目指すなら1〜2年次の段階から準備を始めるのが一般的なモデルです。独学での対策に不安がある場合は、大学編入予備校・塾・家庭教師の紹介記事で紹介されているような専門の指導を活用するのも一つの方法です。独学だけで進めるより、対策の抜け漏れに早く気づけるという利点があります。
編入学・転入学・転部・転科、迷ったときの相談先
制度の違いを理解しても、自分のケースがどれに当てはまるのか判断に迷うことは珍しくありません。迷ったときは、一人で抱え込まずに複数の窓口に相談することをおすすめします。
まず確認すべきは在籍校の教務・学生課
今の学校に在籍している場合、まず相談すべきは在籍校の教務課や学生課です。転部・転科の制度の有無、単位認定の一般的な傾向、転入学に関する情報など、在籍校ならではの情報が得られます。窓口の担当者は日頃から同様の相談を数多く受けているため、一般論だけでなく実務上の細かな留意点まで教えてもらえることも少なくありません。特に転部・転科は大学ごとの学内規定によるため、外部の情報だけでは正確に判断できないことが多い分野です。
志望校の入試課・アドミッションセンターにも直接確認する
編入学・転入学を検討している場合は、志望校の入試課やアドミッションセンターに直接問い合わせることも有効です。募集要項に書かれていない細かい疑問は、直接問い合わせることで確実な回答が得られます。「他大学に在籍したまま出願できるか」といった個別の疑問こそ、直接確認する価値があります。
専門の予備校・相談窓口の活用
大学編入学のように情報が公開されにくい分野では、専門的に対策を行っている予備校や相談窓口を活用するのも一つの方法です。複数の大学の制度を横断的に比較したい場合は、専門機関に相談することで遠回りを避けやすくなります。出願資格の該当有無を客観的に確認したい場合も同様です。
編入学・転入学の手続きの流れと注意点【単位認定・学費・奨学金】
最後に、編入学・転入学を実際に進める際の手続き面での注意点をまとめます。
単位認定の仕組みと「卒業が延びる」ケース
単位認定は、前籍校で修得した単位を新しい学校が審査して認定する仕組みです。文部科学省の転学Q&Aでも示されているとおり、認定される単位数は学校の教育課程や考え方次第で一概には言えません。一般教養科目は認められやすい傾向がある一方、専門科目は学部・分野の近さによって扱いが異なり、同系統からの編入は単位が認定されやすい傾向があります。認定される単位数が少ない場合、標準年限での卒業が難しくなるケースもあるため、入学前に大学へ単位認定の目安を確認しておくことが望ましいでしょう。高校の場合も同様に、前籍校で修得した単位は新しい高校の卒業要件に引き継げますが、単位を修得しないまま中退した場合は修得し直しが必要になることがあります。
学費・入学金の注意点
編入学・転入学のいずれも、入学金や授業料が改めて発生するのが一般的です。金額は学校ごとに大きく異なるため、事前に志望校の学費情報を確認しておきましょう。
奨学金(JASSO)は異動手続きが必要
日本学生支援機構(JASSO)の奨学金を採用中に転学・編入学をする場合は、異動の届出手続きが必要です。具体的には、転学後3か月以内に「転学奨学金継続願」などを提出する必要があります。継続の可否や具体的な手続きは、在籍校・移籍先双方の奨学金窓口に早めに相談することをおすすめします。
在籍校への伝え方・退学のタイミング
編入学を目指す場合は、合格が決まる前に現在の学校を退学しないことが安全な進め方とされています。転入学の場合は、在籍証明書や成績証明書などの必要書類を事前に準備しておくとスムーズです。また、就職活動や履歴書の記載においては、編入学・転入学いずれの経歴も、事実を正しく記載すれば必ずしもマイナスに評価されるとは限りません。困ったときは、在籍校の教務・進路窓口や、文部科学省・自治体が公開している情報、専門の予備校などに相談すると良いでしょう。一人で判断に迷い続けるよりも、早い段階で第三者の視点を取り入れることが、結果的に効率のよい進路選択につながります。
よくある質問(FAQ)
編入学と転入学の違いを一言でいうと何ですか?
いったん学校を卒業・中退してから途中の年次に入り直すのが編入学、在籍したまま学籍を移すのが転入学です。「入学する時点で前の学校に籍があるかどうか」、つまり空白期間の有無が実務上の分かれ目になります。なお、同じ学校の中で学部・学科だけを変更する場合は、編入学でも転入学でもなく転部・転科という別の制度を確認する必要があります。
転部・転科と編入学・転入学はどう違いますか?
転部・転科は同じ大学の中で学部・学科を変更する制度で、在籍する学校自体は変わりません。編入学・転入学は別の学校へ移る制度で、学校自体が変わる点が根本的な違いです。「学校ごと変えたいのか、学部・学科だけ変えたいのか」を最初に整理すると迷いにくくなります。
大学に「転入学」できる大学はありますか?
制度としては存在しますが、単独の「転入学試験」を設けている大学は少なく、他大学に在籍している人も「編入学試験」の枠組みで受け入れる大学が多いのが実情です。募集要項の出願資格欄に「他大学に1年以上在学」といった記載があるかどうかで判断すると良いでしょう。
専門学校からでも大学に編入できますか?
可能です。修業年限2年以上・総授業時数1,700時間以上(または62単位以上)の専門課程を修了すれば、法令上の編入学資格が得られます。自分の在籍(していた)課程がこの要件に該当するかどうかは、学校に確認してください。
大学在学中に他大学の編入試験を受けられますか?中退してからでないとだめですか?
在学したまま受験できるのが一般的で、合格が決まってから退学・移籍する流れが安全とされています。ただし、在学者が出願できるかどうかや、必要な在籍年数・修得単位の要件は大学によって異なるため、必ず募集要項で確認してください。
編入学すると卒業は遅れますか?
認定される単位数と編入する年次次第です。単位認定の範囲も何年次に入れるかも受け入れ校の判断であり、認定される単位が少ないと標準の修業年限では卒業できない場合があります。入学前に、単位認定の目安について大学へ確認しておくことが望ましいでしょう。
高校の転入学・編入学はいつでもできますか?
通信制高校の転入は随時受け入れが基本ですが、編入は4月・10月といった学期の切れ目が一般的です。全日制高校は欠員募集のタイミング次第であり、公立高校では志願先が1校に限られる自治体もあるため、在籍校や希望する教育委員会の情報を確認してください。
大学編入試験はいつ実施されますか?併願はできますか?
理系は5〜7月、文系は9〜12月に実施されるのが主流で、文系では2〜3月に二次募集を行う大学もあります。試験日が重ならなければ、複数の大学を併願することも一般的に可能です。実施時期は年度によって変わるため、必ず最新の募集要項でご確認ください。
転部・転科を検討する際によくある誤解
転部・転科は同じ大学内の制度であるため、編入学・転入学と比べて気軽に考えられがちですが、いくつかの誤解が広まっています。正しい前提を押さえておかないと、進路変更の計画がずれてしまうことがあります。
誤解1:「転部・転科はどの大学にもある制度」
転部・転科の制度を設けているかどうかは大学・学部によって異なり、そもそも制度自体がない大学・学部も少なくありません。「転部したい」と考えた時点で、まず在籍する大学に制度があるかどうかを確認することが最初のステップです。
誤解2:「転部・転科なら試験なしで移れる」
制度がある場合でも、無条件で希望が通るわけではありません。GPAなどの学内基準を満たしていることが前提となる場合が多く、書類選考や面接、場合によっては筆記試験が課されることもあります。編入学・転入学ほどの大掛かりな試験ではないとしても、一定の選考プロセスがある点は共通しています。
誤解3:「転部すれば単位は全て引き継げる」
同じ大学内での移動であっても、単位が無条件にすべて引き継がれるとは限りません。学部・学科によってカリキュラムが大きく異なる場合、引き継げる単位は限定的になることがあります。転部・転科を検討する段階で、卒業までに必要な単位数の見通しを教務窓口に確認しておくことをおすすめします。
まとめ|編入学と転入学の違いを正しく理解して自分に合った進路を選ぶ
編入学と転入学の違いは、「前の学校の籍を離れてから入学するか、在籍したまま学籍を移すか」という一点に集約されます。高校では転入学=在籍中の転校、編入学=中退・帰国後の再入学という区分が比較的明確ですが、大学では他大学在籍者も含めて「編入学試験」という一つの枠組みで扱われることが多いという実務上の特徴があります。さらに、同じ学校の中で学部・学科を変える転部・転科は、これらとは全く別の制度です。この違いを理解しておくことで、自分がどの制度の対象になるのかを見誤らずに、志望校選びや準備を進められます。焦らず一つひとつ制度を確認していくことが、遠回りを避ける最も確実な方法です。
- 編入学=前の学校を卒業・中退した人が途中年次に新規入学する制度
- 転入学=在籍したまま学籍だけを別の学校へ移す制度
- 転部・転科=同じ学校の中で学部・学科を変更する制度(在籍校は変わらない)
- 高校では転入学(在籍中の転校)と編入学(中退・帰国後の再入学)の区分が明確
- 大学では編入学試験の枠組みに一本化されていることが多く、他大学在籍者もその対象になり得る
- 短大・高専・専門学校修了者は法令上の編入学資格を持つ王道ルート
- 単位認定の範囲や編入できる年次は、いずれも受け入れ校の判断による
- 大学編入試験は英語・専門科目(または小論文)・面接が典型的な構成
- 個別大学の募集人数・日程・倍率・出願資格の詳細は、必ず最新の募集要項で確認する
編入学・転入学・転部・転科のいずれを検討する場合も、出願資格・単位認定の見込み・学費・入学時期の4点を早い段階で確認しておくことが、後悔のない進路選択につながります。特に大学編入学試験は、一般入試とは異なる科目構成や独特の対策が必要になるため、情報収集に時間がかかりやすい分野でもあります。募集人数が少なく、年度によって実施の有無が変わる大学もあるため、志望校が固まった段階で早めに情報収集を始めることが、他の受験生との差をつける近道になります。独学での対策に不安がある場合は、専門の指導を活用するのも一つの方法です。自分の状況とゴールを整理したうえで、最新の一次情報にあたりながら、着実に準備を進めていきましょう。制度名の違いに戸惑うことがあっても、「学校を変えるのか、学部・学科だけを変えるのか」「在籍を切らさずに移るのか、いったん籍を離れてから移るのか」という2つの軸に立ち返れば、自分が確認すべき募集要項のページを見誤ることはなくなるはずです。
専門講師による個別指導をご希望の方は、大学編入対策コースの詳細をご覧ください。
まずは無料相談で、合格までの最短ルートを確認しませんか?
スプリング・オンライン家庭教師のプロ講師が、現在の学力・志望校・残り期間に合わせて、必要な対策を個別に整理します。
- 大学編入のプロ講師が最適な受験戦略を提案
- 今後の大学編入の勝ち筋が見える。
- 志望校が決まっていなくてもOK
\ 合格がグッと近づく/
(費用は一切かかりません)



