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広島大学編入の志望理由書の書き方|例文と評価されるポイント

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広島大学編入の志望理由書は、学部によって様式・字数・評価のされ方が大きく異なります。教育学部のように面接だけで合否が決まる学部もあれば、法学部のように筆記試験と合わせて総合判定される学部もあり、「とりあえず自己PRを書けばいい」という発想では通用しません。広島大学は令和9年度も文学部・教育学部・法学部・経済学部・理学部・工学部・生物生産学部・情報科学部の8学部で第3年次編入学試験を実施予定で、いずれの学部でも志望理由書(または相当する書類)の提出が出願書類に含まれています。

この記事では、広島大学編入の志望理由書について、学部横断で共通する評価の観点、書く前に確認すべき募集要項のポイント、基本構成の型、学部系統別の書き方、実際に使える例文とNG例までを解説します。志望理由書とは、編入後に何をどう学び、どう活かすのかを大学に伝えるための出願書類であり、単なる自己紹介ではなく合否を左右する選考資料そのものです。これから出願準備を始める方が、自分の志望学部に合わせて迷わず書き進められることを目指しています。

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大学編入における志望理由書は、高校生が受ける一般選抜の志望理由書とは性質が異なります。編入の場合は、すでに高専・短大・大学など別の教育機関で専門的な学びを積んできた経験があり、それを踏まえて「なぜ今、なぜ広島大学のその学部へ移るのか」という説明が求められます。現在の学びを否定するのではなく、発展させる文脈で語ることが編入特有のポイントであり、この視点を欠いた志望理由書は、大学研究が不十分だと判断されがちです。

広島大学の編入学試験は学部ごとに担当窓口・募集要項が独立しており、志望理由書の名称や字数指定も統一されていません。まずは自分が受験する学部の最新の学生募集要項を必ず確認したうえで、以下の内容を「型」として活用してください。

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目次

広島大学編入学試験における志望理由書の位置づけ

広島大学の第3年次編入学試験は、文学部・教育学部・法学部・経済学部・理学部・工学部・生物生産学部・情報科学部の8学部で実施されています。学部によって募集人員・出願資格・試験科目は大きく異なり、それにともなって志望理由書の役割も変わってきます。大きく分けると、「書類選考の一部として筆記試験と合わせて評価される学部」と、「志望理由書を土台に面接で深掘りされ、面接評価が中心になる学部」の2パターンがあります。

たとえば法学部は、出願書類(志望理由書を含む)と筆記試験(法学・政治学に関する基礎的な問題、英語)の結果を総合して合否を判定します。志望理由書の完成度だけで合格が決まるわけではありませんが、筆記試験の得点が拮抗した場合に志望理由書の内容が最終判断の材料になり得ます。一方、教育学部の編入学試験(第二類・技術情報教育学プログラム)は、専門筆記試験を課さず、個人面接(口頭試問を含む)と集団面接のみで選考します。この場合、志望理由書に書いた内容がそのまま面接での質問の起点になるため、志望理由書と面接での受け答えに矛盾があると評価が大きく下がります。

経済学部・生物生産学部・情報科学部も、書類審査と筆記試験を組み合わせた選考方式を採用しています。情報科学部は推薦・一般の2つのルートで募集しており、ルートによって出願書類の重み付けが異なる可能性があるため、出願前にどちらのルートで受験するかを決め、それぞれの募集要項を読み比べておく必要があります。理学部は学科ごとに選考方法が細かく分かれており、学科によっては志望理由書の字数指定が他学部よりも厳密に定められています。

学部ごとの選考方法の違い(概要)

学部募集人員の目安選考方法志望理由書の位置づけ
文学部5名程度書類審査+筆記試験・面接出願書類の一部として提出必須
教育学部若干名(技術情報教育学プログラム限定)個人面接+集団面接のみ面接の中心資料になる
法学部昼間5名・夜間主5名書類審査+筆記試験(法学・政治学、英語)学部所定様式での提出必須
経済学部5名程度(昼間コース)書類審査+筆記試験出願書類として提出
理学部各学科2名程度学科により異なる学科ごとに字数指定あり(例: 一部学科は1,000字以内)
工学部プログラムにより異なる書類審査+筆記試験+面接学修計画・研究室適合性を重視
生物生産学部5名程度書類審査+筆記試験・面接出願書類として提出
情報科学部20名程度(推薦・一般の2ルート)ルートにより異なる出願書類として提出

この表からもわかるとおり、募集人員は学部によって「若干名」から「20名程度」まで幅があり、選考方法も一様ではありません。自分の志望学部が志望理由書をどう位置づけているかを最初に把握しておくことが、対策の優先順位を決めるうえで欠かせません。書類審査の比重が大きい学部を志望する場合は志望理由書の完成度そのものに時間を割き、面接中心の学部を志望する場合は志望理由書を軸にした模擬面接まで見据えて準備を進めるとよいでしょう。

もう一つ押さえておきたいのは、募集人員の少なさが志望理由書の重要性を高めているという点です。多くの学部で募集人員は数名から若干名にとどまり、情報科学部のように20名程度の募集がある学部でも、一般選抜に比べれば定員は限られています。少人数選抜だからこそ書類の完成度の差が結果に直結しやすいため、「とりあえず出願書類をそろえる」という姿勢ではなく、一つひとつの書類を丁寧に仕上げる意識が必要です。夜間主コースを設けている法学部のように、同じ学部でも複数のコース・日程が並行するケースもあるため、自分がどのコース・区分で出願するのかを最初に確定させたうえで、該当する募集要項のページを確認するようにしてください。

提出前に必ず確認すべき募集要項のポイント

広島大学の編入学試験は学部ごとに学生募集要項が個別に発行されており、志望理由書の様式・字数・提出方法もそれぞれ異なります。志望理由書を書き始める前に、必ず自分の受験学部の最新の募集要項をダウンロードし、次の3点を確認してください。

確認すべき3つのポイント

  • 学部所定の様式が指定されているか(自由書式か、大学配布のフォーマットに記入する形式か)
  • 字数または行数の上限・下限があるか(手書き指定の場合は文字の大きさ・行数制限に注意)
  • 提出方法(郵送のみか、インターネット出願システムでの入力もあるか)と締切日

実際の例として、理学部の一部学科(地球惑星システム学科など)では志望理由書1,000字以内という字数指定が明記されています。工学部では、志望理由書の中で「なぜ広島大学のその学部・プログラムを志望するのか」「編入後にどの研究室・分野を学びたいのか」「編入後の学修計画」を具体的に記述することが求められており、抽象的な志望動機だけでは評価されにくい構成になっています。法学部は「本学部所定の様式」への記入が必須とされており、指定様式を使わずに自作の文書を提出すると出願書類不備として扱われる可能性があります。

教育学部は志望理由書の様式をダウンロード形式で配布しており、字数の明記はありませんが、面接(個人面接・集団面接)でそのまま深掘りされる前提で作成する必要があります。所定様式に記入欄の行数だけが指定されているケースでは、行数から逆算しておおよその字数を見積もり、余白を残しすぎない分量で書き切ることが望ましいとされています。様式の有無や字数指定は年度によって変更されることがあるため、必ず出願する年度の最新の学生募集要項で確認し、前年度の情報をそのまま流用しないようにしてください。

評価する側(大学教員)の視点を意識する

志望理由書は、実際にその学部・学科の教員が読んで評価します。教員は毎年多くの出願書類に目を通しているため、テンプレート的な言い回しや、他の受験生と似通った内容の志望理由書は印象に残りにくいという傾向があります。教員が読んだときに「この学生を受け入れたらどう学び、どう成長しそうか」を具体的にイメージできるかという視点で、自分の志望理由書を読み返してみることをおすすめします。特に研究室配属がある工学部・理学部・生物生産学部では、教員自身の研究内容と志望理由書の内容がどれだけ結びついているかが、そのまま関心の高さの指標として受け取られやすい点も意識しておきましょう。書類選考の担当教員は限られた時間で多数の書類に目を通すため、序論で要点が伝わる書き方になっているかどうかも、実務上の評価のしやすさに影響します。

複数年分の情報を比較する重要性

学生募集要項は毎年内容が見直されることがあり、募集人員・試験科目・出願期間が前年度から変更される場合があります。前年度の要項だけを見て準備を進めると、変更点を見落とすリスクがあるため、可能であれば直近2〜3年分の要項を比較し、どの項目が変わりやすいか(出願期間・募集人員など)を把握しておくと安心です。工学部のように変更の予告が公式サイトで案内されることもあるため、志望学部のニュース・お知らせページも定期的に確認しておくとよいでしょう。

また、募集要項には志望理由書とあわせて提出する他の書類(成績証明書・卒業見込証明書・推薦書など)の指定もまとめて記載されています。志望理由書だけを先に仕上げても、他の証明書類の取得に時間がかかり出願に間に合わないケースもあるため、書類全体のチェックリストを最初の段階で作っておくと安心です。特に在籍している高専・短大・大学の証明書発行には数日から数週間かかることがあるため、余裕を持ったスケジュールで手配しましょう。

手書き提出が指定されている学部の場合は、内容だけでなく文字の丁寧さや読みやすさも間接的な評価材料になり得ます。下書きを別紙で完成させてから清書する、消せるボールペンではなく指定の筆記用具を使うなど、細かなルールも募集要項に明記されていることがあるため見落とさないようにしてください。インターネット出願システムに入力する形式の場合は、文字数カウントの仕様(句読点・改行の扱い)がシステムによって異なることがあるため、入力前に下書きを別ファイルで用意し、指定の文字数に収まっているかを事前に確認してから貼り付けると安全です。

複数の出願単位がある学部の注意点

法学部の昼間コース・夜間主コースのように、同じ学部の中で複数の出願単位が設けられている場合、志望理由書の内容もそれぞれのコースの特色に合わせて書き分ける必要があります。夜間主コースを志望する場合は、なぜ昼間コースではなく夜間主コースなのかという点にも触れられると、コース選択の理由が明確になり説得力が増します。社会人経験がある場合や、就業しながら学びたい事情がある場合は、その背景を志望理由書の中で簡潔に説明しておくとよいでしょう。募集要項でコースごとの定員・選考方法が分かれて記載されている場合は、該当するコースの項目を見落とさないように注意してください。

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評価される志望理由書に共通する3つの観点

学部によって様式や提出方法は異なりますが、広島大学の編入学試験全体を通して評価される志望理由書には共通する観点があります。ここでは3つに整理して説明します。

1. 志望動機の具体性

「広島大学に魅力を感じた」「地元だから」といった一般論ではなく、なぜ他大学ではなく広島大学のその学部・プログラムなのかを、カリキュラムや教員の研究内容、学部の教育方針(アドミッションポリシー)と結びつけて説明できているかが見られます。工学部のように「なぜそのプログラム・研究室か」を明示的に求める学部では、この観点が特に重視されます。志望動機の具体性を高めるには、オープンキャンパスや大学説明会に参加した経験、教員の論文・研究発表を読んだ経験など、実際に接点を持った事実を盛り込むことも効果的です。

2. 編入後の学修計画の実現可能性

現在の在籍校・専門分野での学びを、編入後にどうつなげていくのかという学修計画の一貫性です。単位認定の仕組みや2年間(または相当年数)でのカリキュラム構成を理解したうえで、「何年次にどの科目を履修し、何を研究・卒業論文のテーマにするか」まで踏み込んで書けていると評価が高くなります。逆に、現行のカリキュラムと矛盾する計画(実施されていない授業・すでに廃止された制度を前提にした計画など)を書いてしまうと、大学研究が不十分だと判断されるおそれがあります。学修計画は、履修できる科目名を1つでも具体的に挙げられると説得力が一段上がります。

3. これまでの学び・経験との一貫性

高専・短大・大学での学び、資格取得、研究活動、社会人経験などが、志望する分野への関心とどうつながっているかという一貫性も評価対象です。出願資格を満たす経緯(高専卒業、大学2年以上在学・64単位以上修得など)と志望理由の間に矛盾がないかを、書く前に自分自身で棚卸ししておく必要があります。たとえば「大学2年間で学んだ内容に物足りなさを感じた」という動機を書く場合は、具体的にどの科目・分野に物足りなさを感じたのかまで説明できると、単なる不満の表明ではなく前向きな志望動機として伝わります。

この3つの観点は、文系学部・理系学部を問わず共通していますが、重視される度合いは学部によって異なります。面接中心の教育学部では「一貫性」を突かれる質問が多くなりやすく、筆記試験と合わせて評価される法学部・経済学部では、志望理由書の完成度そのものよりも書類全体の整合性が見られる傾向があります。理系学部では、学修計画の技術的な具体性が加点要素になりやすい一方、文系学部では社会的な問題意識との結びつきが重視されやすいという違いも押さえておきましょう。

志望理由書は「大学との対話」の第一歩

志望理由書を提出することは、大学に対して一方的に自己アピールをする行為ではなく、大学側が示すアドミッションポリシーや教育内容に対して、自分なりの理解と応答を示す「対話」の第一歩だと捉えると、書き方の軸が定まりやすくなります。大学が公表している教育目標に自分の言葉で応答できているかを意識しながら書くことで、独りよがりな自己PRではなく、大学側の求める人物像と接点のある志望理由書に近づきます。この視点は、面接での受け答えにも一貫してつながるため、志望理由書を書き終えた後の見直しの際にも活用してください。

3つの観点はそれぞれ独立しているわけではなく、互いに補強し合う関係にあります。具体的な志望動機のエピソードがあるからこそ学修計画に説得力が生まれ、学修計画が現実的だからこそ将来像にもつながりが出てきます。志望理由書を書く際は、3つの観点のどれか一つだけを厚く書くのではなく、序論から結びまで一貫したストーリーとして成立しているかを、書き終えたあとに通しで読み返して確認することをおすすめします。

もう一つの評価軸:文章表現の適切さ

内容面の3つの観点に加えて、文章表現の適切さも見落とせない評価軸です。「です・ます」調と「である」調が混在していないか、主語と述語がねじれていないか、専門用語を使う場合はその分野で正しい使い方ができているかといった基本的な文章の質は、内容以前の印象を左右します。特に法学部・経済学部のように専門科目の筆記試験と合わせて評価される学部では、志望理由書の文章表現が「専門分野を正確に理解しているか」の間接的な判断材料になることもあります。書き上げた後は、内容だけでなく文章そのものの読みやすさも意識してチェックしましょう。一文が長くなりすぎると主張が伝わりにくくなるため、一文あたり60〜80字程度を目安に区切り、接続詞を使いすぎないことも読みやすさを高めるポイントです。

書く前の準備:自己分析と大学研究のやり方

志望理由書をいきなり書き始めると、抽象的な内容になりがちです。効率よく質の高い志望理由書を仕上げるためには、書く前の準備に時間をかけることが結果的に近道になります。

自己分析の進め方

まず、これまでの学習歴・活動歴を時系列で書き出し、「なぜ今の分野に関心を持ったのか」「なぜ広島大学への編入という選択に至ったのか」のきっかけを具体的なエピソードとして整理します。抽象的な形容詞(頑張った、興味がある等)だけで終わらせず、いつ・どこで・何をして・どう感じたかまで掘り下げることが、説得力のある志望理由書の土台になります。出願資格の根拠(高専卒業見込み、大学在学中の修得単位数など)も、この段階で正確に整理しておきましょう。自己分析には、時系列で書き出す方法のほかに、「学業」「課外活動」「資格・検定」「アルバイトや社会人経験」の4つの軸で棚卸しする方法も有効です。軸ごとに整理すると、志望動機のエピソードとして使える材料に漏れが出にくくなります。

大学研究の進め方

次に、志望学部・プログラムの公式サイトで、教育目標・アドミッションポリシー・カリキュラム表・教員の研究内容を確認します。学部のウェブサイトだけでなく、学生募集要項に記載された「入学者受入れの方針」も必ず読み、大学側が編入学生に何を求めているかを言語化しておくと、志望理由書の軸がぶれません。工学部や理学部など研究室配属がある学部を志望する場合は、可能な範囲で興味のある研究室・教員の研究テーマを調べ、志望理由書の中で具体的な分野名や研究キーワードに触れられるようにしておくと説得力が増します。

大学研究では、シラバス(授業科目の内容一覧)が公開されている場合は積極的に確認しましょう。編入後に履修したい科目名を志望理由書の中で1つでも具体的に挙げられれば、「入学後の学びを具体的にイメージできている」という印象を与えられます。オープンキャンパスや個別相談会が開催されている場合は、実際に参加して教員や在学生から話を聞くことも、志望理由書の内容に厚みを持たせる有効な手段です。

自己分析と大学研究がそろった段階で、初めて構成案を作ります。書きながら志望理由を考えるのではなく、材料をそろえてから執筆に入ることで、一貫性のある文章になります。構成案の段階で、序論・エピソード・学修計画・将来像・結びの5つの要素にどの材料を割り当てるかを箇条書きでまとめておくと、実際の執筆がスムーズに進みます。

準備段階でよくある失敗パターン

準備段階でよく見られる失敗は、大きく2つに分けられます。1つ目は、自己分析を省略していきなり大学研究から始めてしまい、カリキュラムの説明だけが並んで自分自身の経験と結びついていない志望理由書になってしまうパターンです。2つ目は逆に、自己分析ばかりに時間をかけて大学研究がおろそかになり、感想文のような志望理由書になってしまうパターンです。どちらか一方に偏らず、自己分析と大学研究を交互に行き来しながら、両者が重なる部分(自分の経験と広島大学のその学部で学べることの接点)を見つけていく進め方が効果的です。準備に使える期間が短い場合でも、最低限この2つの作業を並行して1〜2週間は確保し、材料が出そろってから執筆に入ることをおすすめします。

先輩合格者の志望理由書に見られる共通点

広島大学編入の合格者に共通して見られる志望理由書の特徴として、まず挙げられるのが「現在の学びの延長線上に編入後の学びを位置づけている」点です。現在の専門分野を否定せず、むしろその土台があるからこそ広島大学でさらに専門性を深められると説明できている志望理由書は、一貫性の面で高く評価されやすい傾向があります。もう一つの共通点は、将来像が職業名だけで終わらず、その職業でどんな課題に取り組みたいかまで書かれていることです。「教員になりたい」で終わるのではなく、「どのような教育課題に、どのような形で向き合いたいか」まで踏み込んで書くことで、志望理由書全体に具体性が生まれます。これらの共通点は特別な才能や経験がなくても、自己分析と大学研究を丁寧に行えば誰でも取り入れられる要素です。

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志望理由書の基本構成(型)

広島大学編入の志望理由書に唯一の正解の型があるわけではありませんが、多くの合格者に共通する構成として、次の5段構成が実践的です。字数の上限がある場合は、この配分を目安に調整してください。

基本の5段構成

  1. 序論(結論): 志望学部・プログラムと志望理由の要点を最初の1〜2文で述べる(全体の10%程度)
  2. 志望動機の具体的エピソード: きっかけとなった経験・学びを具体的に説明する(全体の30%程度)
  3. 編入後の学修計画: 何を学び、どの分野・研究室に進みたいかを具体的に述べる(全体の35%程度)
  4. 将来像: 卒業後の進路・キャリアと学修内容のつながりを述べる(全体の15%程度)
  5. 結び: 志望の意志を簡潔に再確認する(全体の10%程度)

字数指定がある学部の例では、理学部の一部学科が1,000字以内としています。この場合、序論100字・エピソード300字・学修計画350字・将来像150字・結び100字程度の配分が目安になります。字数指定がなく面接中心で評価される教育学部のようなケースでも、この構成を意識して書いておくと、面接で「なぜそう思うのか」「具体的にはどうするのか」と聞かれたときに一貫した答えができます。

字数の配分に加えて、段落構成にも意識を向けると読みやすさが向上します。1つの段落に複数の話題を詰め込みすぎず、1段落1テーマを目安に区切ることで、審査する教員が要点を追いやすい文章になります。手書き提出の場合は改行や字下げのルールが指定されていることもあるため、募集要項の記入例を確認したうえで、読みやすい段落構成を意識してください。

字数別の配分モデル

想定字数序論志望動機エピソード学修計画将来像結び
800字約80字約240字約280字約120字約80字
1,000字約100字約300字約350字約150字約100字
1,500字約150字約450字約525字約225字約150字

最も字数を割くべきは編入後の学修計画です。志望動機のエピソードだけで字数の大半を使ってしまい、学修計画が数行で終わってしまう志望理由書をよく見かけますが、大学側が知りたいのは「入学後に何をするか」であるため、配分を意識して書くことが重要です。序論を長く書きすぎることも避けたいポイントです。序論はあくまで結論を先に示す役割であり、詳しい説明はエピソードと学修計画のパートに譲るという意識で、簡潔にまとめましょう。

構成を組み立てる際の実践的なコツ

実際に書き始める前に、5段構成のそれぞれに割り当てる材料を箇条書きで書き出し、全体の分量バランスを確認してから執筆に入ると、後から大幅に構成を組み替える手戻りを減らせます。箇条書きの段階で学修計画の材料が薄いと感じたら、大学研究に戻ってカリキュラム・研究室の情報を追加で調べる必要があるサインです。構成案が固まってから一気に文章化することで、字数調整もしやすくなります。

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学部系統別の書き方のポイント

広島大学の編入学募集学部は、大きく文系学部(文学部・法学部・経済学部・教育学部)と理系学部(理学部・工学部・生物生産学部・情報科学部)に分けられます。系統によって志望理由書で重視されるポイントが異なるため、それぞれの傾向を押さえておきましょう。

文系学部(文学部・法学部・経済学部・教育学部)

文系学部では、専門分野への問題意識の深さと論理的な文章構成が重視されます。特に法学部・経済学部は筆記試験(専門科目・英語)と合わせて総合評価されるため、志望理由書単体での勝負というより、出願書類全体の一貫性が見られます。「なぜその分野に関心を持ったのか」を社会的な問題意識や具体的な出来事と結びつけて説明することで、単なる興味の表明にとどまらない志望理由書になります。教育学部は面接中心の選考のため、志望理由書に書いた内容をもとに深掘りの質問がされる前提で、抽象的な表現を避け、具体的な教育観・実践経験を盛り込むことが重要です。文学部を志望する場合は、専攻したい分野(文学・史学・哲学・言語学など)を早い段階で絞り込み、関心を持ったきっかけとなった作品・史料・調査対象などに触れると、専門性への意識の高さが伝わりやすくなります。

理系学部(理学部・工学部・生物生産学部・情報科学部)

理系学部では、研究室・専門分野との適合性と、学修計画の技術的な具体性が重視されます。工学部が公式に「なぜそのプログラム・研究室か」「編入後の学修計画」を明示するよう求めているように、興味のある研究分野・キーワードを志望理由書の中で具体的に示すことが評価につながります。生物生産学部や理学部の各学科でも、これまでの学び(高専での専門科目、大学での実験・研究経験など)と志望分野との技術的なつながりを、専門用語を交えて説明できると説得力が増します。情報科学部は推薦・一般の2ルートがあり、ルートによって求められる内容が異なる場合があるため、出願するルートの募集要項を確認したうえで、技術的な関心分野を明確にすることが重要です。

理系学部の志望理由書では、実験・研究の経験を書く際に「何を目的に」「どんな方法で」「どんな結果・気づきを得たか」の3点を簡潔に盛り込むと、専門性が伝わりやすくなります。単に「実験が好きだった」ではなく、扱った装置名・手法名など固有の言葉を使うことで、抽象的な印象を避けられます。生物生産学部のようにフィールドワーク・実習を伴う分野を志望する場合も同様に、扱った作物・生物種や調査地域などの固有名詞を挙げると、経験の解像度が伝わりやすくなります。

文系・理系いずれの場合も、志望理由書は「自分がその学部でなければならない理由」を説明する文書です。どの大学にも当てはまるような一般的な内容ではなく、広島大学のその学部・プログラムだからこその理由を書くことを意識してください。

系統をまたいで併願を検討する場合の注意点

高専出身者の中には、工学部と情報科学部のように近接した分野の学部を併願するケースもあります。この場合、志望理由書の骨子(これまでの学び・将来像)は共通していても、それぞれの学部でしか学べない内容を明確に書き分けることが重要です。工学部であれば特定の研究室・専門分野との関連、情報科学部であれば情報系のカリキュラム・技術領域との関連というように、学部ごとの強みに合わせて学修計画の重点を変えることで、使い回しではない説得力のある志望理由書に仕上がります。文系学部と理系学部を同時に併願するケースは少ないですが、教育学部(技術情報教育学プログラム)のように文理の境界にある学部を志望する場合は、教育的な視点と技術的な視点の両方をバランスよく盛り込む工夫が必要です。

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例文とNG例

ここでは、文系学部モデル・理系学部モデルそれぞれの例文と、添削でよく指摘されるNG例を紹介します。例文はあくまで構成を理解するための参考であり、そのまま流用せず、自分自身の経験・志望理由に置き換えて活用してください。

例文1: 文系学部モデル(800字程度・法学部を志望するケース)

私は貴学法学部への編入学を志望します。私は現在、短期大学の法学系学科で民法・憲法を中心に学んでおり、地域の消費生活相談窓口でのインターンシップを通じて、契約トラブルに巻き込まれた高齢者の相談対応に携わりました。その経験から、法律の知識を持つ人材が地域社会の課題解決にどれほど重要かを実感し、より専門的に法学を学びたいと考えるようになりました。貴学法学部を志望する理由は、民法・消費者法分野の研究に力を入れている点、そして少人数のゼミ形式で専門的な議論ができる環境が整っている点にあります。編入後は、消費者契約法や特定商取引法に関する演習科目を中心に履修し、3年次からは消費者保護をテーマにした研究に取り組みたいと考えています。卒業後は、法律の専門知識を活かして地方自治体の消費生活相談員、あるいは法律事務所での実務を通じて、地域の消費者トラブルの解決に貢献できる人材を目指します。これまで積み重ねてきた学びと実務経験を土台に、貴学でさらに専門性を深め、社会に貢献したいという思いから、貴学法学部への編入学を強く志望します。

例文2: 理系学部モデル(1,000字程度・工学部を志望するケース)

私は貴学工学部への編入学を志望します。現在在籍している高等専門学校の電気電子工学科では、回路設計・制御工学を中心に学んでおり、卒業研究では小型モーターの省電力制御をテーマにした実験に取り組んでいます。この研究を進める中で、より大規模なエネルギーシステムの設計や、再生可能エネルギーと組み合わせた電力制御の分野に強い関心を持つようになりました。貴学工学部を志望する理由は、電気電子工学分野において電力システム・エネルギー変換に関する研究室が複数あり、実践的な実験設備が整っている点にあります。編入後は、パワーエレクトロニクスおよび電力システム工学に関する専門科目を重点的に履修し、3年次後期からは省エネルギー制御に関する研究室への配属を希望しています。これまで高専で培った回路設計・実験のスキルを土台に、より高度なシステム設計の知識を身につけ、卒業後は再生可能エネルギー関連のメーカーで電力変換システムの開発に携わりたいと考えています。貴学工学部の教育環境と自身のこれまでの学びを重ね合わせ、着実に専門性を高めていきたいという思いから、貴学工学部への編入学を志望します。

添削でよく指摘されるNG例

  • 志望動機が抽象的: 「魅力を感じた」「レベルが高いから」だけで終わり、具体的なきっかけ・エピソードがない。読み手は「なぜ」を知りたいため、抽象的な形容詞の後には必ず具体的な事実を続ける必要がある
  • 大学名を言い換えただけの結び: 「貴学で学びたいです」を繰り返すだけで、学修計画の中身が薄い。結びは志望理由書全体の要約であるべきで、新しい情報を詰め込む場所ではない
  • 学修計画が現行カリキュラムと不整合: すでに廃止された制度や実施されていない授業を前提にしている。大学研究の不足がそのまま伝わってしまうため、最新の学生募集要項・シラバスでの確認が欠かせない
  • 他大学にも当てはまる内容: 「なぜ広島大学でなければならないか」の理由がなく、汎用的な文章になっている。他大学名に差し替えても成立してしまう文章は要注意
  • 誤字脱字・敬体の不統一: 「です・ます」と「である」が混在している、大学名の表記が誤っている。提出前に音読して確認するだけでも多くのミスは発見できる
  • 出願資格の経緯と矛盾する内容: 出願資格を満たす経緯(在学単位数・卒業見込み等)と志望理由の時系列が合わない。自己分析の段階で経緯を正確に整理しておくことが予防策になる

NG例の多くは「具体性の不足」に集約されます。エピソード・学修計画・将来像のいずれについても、固有名詞や数字を交えて具体的に書くことを意識すると、これらのNG例の多くは回避できます。

添削のビフォーアフター例

たとえば「貴学のレベルの高い教育に魅力を感じ、志望しました」という一文は、典型的な抽象表現のNG例です。これを添削すると、「貴学工学部の電力システム工学に関する研究室で、高専在学中に取り組んだ省電力制御の研究をさらに発展させたいと考え、志望しました」のように、具体的な分野名と自分の経験を結びつけた表現に書き換えられます。同様に、「将来は社会に貢献したいです」という結びも、「将来は再生可能エネルギー関連のメーカーで電力変換システムの開発に携わり、地域のエネルギー課題の解決に貢献したいです」のように、具体的な業界・職種まで踏み込むことで説得力が増します。抽象的な一文を見つけたら、「具体的には?」と自問しながら書き直す習慣をつけると、添削を受けなくても自分自身で改善点に気づきやすくなります。

例文を参考にする際は、表現をそのまま覚えて使うのではなく、なぜその一文が評価されやすいのかという「構造」を理解することが重要です。エピソード→気づき→志望理由という因果関係が明確に書かれているかを意識しながら例文を読み解くと、自分自身の経験に置き換えて書く際にも同じ構造を再現しやすくなります。例文1・例文2のいずれも、冒頭で結論(志望学部・志望理由)を述べたあと、具体的なエピソード、学修計画、将来像へと論理的につながっていく構成になっている点を確認してください。

提出までのスケジュールと添削の受け方

広島大学は学部によって出願時期が大きく異なります。文学部は9月上旬出願・10月中旬試験というスケジュールが公表されているのに対し、工学部は5月中旬〜下旬に志望情報入力・書類受付を行うなど、学部によって半年近く時期がずれることがあります。志望学部の出願スケジュールを早い段階で確認し、逆算して準備を進めることが重要です。

出願逆算スケジュールの例

時期の目安やること
出願3〜4か月前募集要項の確認、出願資格・志望理由書の様式チェック、自己分析・大学研究の開始
出願2か月前志望理由書の構成案作成、初稿執筆
出願1〜1.5か月前第三者添削(予備校・学校の先生など)を受け、修正を重ねる
出願2〜3週間前最終稿の完成、提出書類一式の準備(証明書類含む)
出願期間募集要項に従い、郵送またはシステム入力で提出

自己添削の際は、次のチェックリストを使って客観的に見直してください。また、出願時期が近い学部を複数志望する場合は、証明書類の発行依頼と志望理由書の執筆を同時並行で進める必要があります。在籍校の証明書発行窓口の対応期間(平日のみ・繁忙期の遅延など)を早めに確認し、志望理由書の執筆スケジュールと重ならないよう調整しておくと、直前になって慌てることを防げます。

提出前チェックリスト

  • 志望学部所定の様式・字数を満たしているか
  • 序論で結論(志望学部・志望理由の要点)を先に述べているか
  • 志望動機のエピソードが具体的か(いつ・どこで・何をしたか)
  • 編入後の学修計画が現行のカリキュラム・研究室と整合しているか
  • 誤字脱字・「です・ます」調の統一ができているか
  • 広島大学のその学部でなければならない理由が明確か

独学で書き上げることも可能ですが、志望理由書は自分では気づきにくい論理の飛躍や表現の甘さが出やすい文書でもあります。学校の先生・予備校の講師など第三者に読んでもらい、「初めて読む人にも学修計画が伝わるか」を確認してもらうことをおすすめします。特に面接中心の教育学部を志望する場合は、志望理由書の内容をもとにした模擬面接まで受けておくと、本番での受け答えの精度が高まります。

第三者添削を依頼する際は、1回だけで終わらせず、初稿・中間稿・最終稿と複数回にわたって見てもらうことで、修正の方向性がぶれずに完成度を高めやすくなります。特に学修計画のパートは、大学のカリキュラムに詳しい指導者からのフィードバックがあると、実現可能性の面での説得力が大きく変わります。

在学中の高専・短大・大学の担任教員やキャリアセンターに添削を依頼できる場合は、早めに相談しておくとよいでしょう。教員の添削スケジュールが埋まりやすい時期(学期末・定期試験期間の直前など)は対応が遅れることもあるため、出願3〜4か月前の段階で添削の依頼先を確保しておくことをおすすめします。予備校を利用する場合も、添削には数日〜1週間程度かかることが一般的なため、複数回の添削を見込んだスケジュールを組んでください。

準備が遅れてしまった場合の対処法

出願まで時間が限られている場合でも、優先順位をつければ最低限の準備は可能です。まず、志望理由書の様式・字数・提出方法という事実確認を最優先で行い、次に自己分析(志望動機のエピソードの棚卸し)、最後に大学研究(カリキュラム・研究室の確認)という順番で時間を配分します。時間が足りない場合でも、学修計画の具体性だけは削らないようにしてください。学修計画は大学研究さえできていれば短時間でも具体化しやすく、評価への影響が大きい部分だからです。第三者添削の時間が十分に取れない場合は、少なくとも1回は誰かに読んでもらい、誤字脱字と論理の飛躍がないかだけでも確認してもらうことを強くおすすめします。

提出後にできる準備

志望理由書を提出した後も、油断せずに準備を続けることが大切です。特に面接が課される学部では、提出した志望理由書のコピーを手元に残しておき、面接直前に自分の書いた内容を読み返して整合性を再確認することをおすすめします。時間が経つと自分で書いた内容の細部を忘れてしまうことがあり、面接で「志望理由書に書いた内容と少し違う説明をしてしまう」という事態を防ぐためにも、提出後の見直しは欠かせません。筆記試験がある学部では、志望理由書の提出後は専門科目・英語の対策に集中し、直前期に慌てて詰め込むことがないよう計画的に学習を進めましょう。

相談できる相手を早めに見つけておく

編入学試験は一般選抜に比べて情報が少なく、周囲に同じ受験を経験した人が少ない場合も多くあります。在籍校に編入学の実績・相談窓口があるかを早めに確認することに加え、SNSやオンラインの合格体験記なども参考にしながら、複数の情報源を比較して信頼できる情報を見極めることが大切です。情報が不足していると感じる場合は、大学編入に特化した予備校・家庭教師など、専門的に指導している機関に相談することも選択肢の一つです。

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よくある質問(FAQ)

広島大学編入の志望理由書は何文字くらい書けばいいですか?

学部・学科によって指定字数が異なります。理学部の一部学科のように1,000字以内と明記されている場合もあれば、字数指定がなく所定様式の記入欄に収める形式の学部もあります。必ず自分の志望学部の最新の学生募集要項で字数・様式を確認したうえで、指定がない場合は800〜1,000字程度を目安に、要点を絞って書くとよいでしょう。字数に迷った場合は、少ない字数で要点をまとめる練習をしてから徐々に肉付けしていくほうが、冗長な文章になりにくくおすすめです。

志望理由書はどの学部でも必須ですか?

広島大学の編入学試験を実施している8学部(文学部・教育学部・法学部・経済学部・理学部・工学部・生物生産学部・情報科学部)は、いずれも出願書類に志望理由書または相当する書類の提出が含まれています。ただし様式や名称、記入内容の指定は学部ごとに異なるため、自分の受験学部の最新の募集要項を必ず確認してください。

志望理由書だけで合否が決まる学部はありますか?

教育学部(第二類・技術情報教育学プログラム)は、専門筆記試験を課さず個人面接・集団面接のみで選考を行うため、志望理由書に書いた内容が面接評価の中心的な土台になります。一方、法学部・経済学部などは筆記試験と合わせた総合評価のため、志望理由書の完成度だけで合否が決まるわけではありません。

志望理由書と面接で聞かれる内容は違いますか?

多くの場合、面接では志望理由書に書いた内容をもとに「なぜそう考えたのか」「具体的にはどう進めるのか」といった深掘りの質問がされます。志望理由書と面接での回答に矛盾があると評価が下がりやすいため、書いた内容を自分の言葉で説明できるように準備しておくことが重要です。想定質問リストを作り、志望理由書の各段落に対応する形で答えを用意しておくと安心です。

独学で書く場合と予備校で添削してもらう場合の違いは何ですか?

独学では気づきにくい論理の飛躍・表現の甘さを、第三者の添削によって客観的に指摘してもらえる点が大きな違いです。特に大学研究の精度(カリキュラム・研究室との整合性)は、編入試験の指導経験がある第三者に見てもらうことで、独学よりも早く修正点を発見できます。時間に余裕がある場合は、まず自分で書き上げたうえで第三者添削を受ける進め方が効率的です。編入試験に詳しい第三者であれば、志望理由書だけでなく面接での想定質問や、筆記試験との兼ね合いまで含めたスケジュール面のアドバイスも得られることが多く、独学だけでは気づきにくい出願全体の抜け漏れを減らせる点もメリットです。

併願する場合、志望理由書は使い回してもいいですか?

大学名・学部名を書き換えただけの使い回しは、大学研究の浅さが伝わりやすくおすすめできません。志望動機や学修計画の骨格は共通していても、各大学・学部のカリキュラムや研究室に合わせて具体的な内容を書き分けることで、説得力のある志望理由書になります。書き換えを前提にする場合は、大学名・学部名だけでなく学修計画のパート全体を差し替える意識で準備すると、書類不備や矛盾を防げます。

学修計画はどこまで具体的に書けばいいですか?

可能であれば「何年次にどの科目・分野を重点的に学ぶか」「どの研究室・分野に進みたいか」まで具体的に書くことが望ましいです。工学部のように学修計画の具体性を明示的に求める学部もあるため、志望学部のカリキュラム表・研究室紹介を事前に確認し、固有名詞を交えて記述しましょう。字数に余裕がない場合は、最も関心の高い1つの分野・研究室に絞って具体的に書くほうが、複数を並べるよりも説得力が出やすい傾向があります。

志望理由書の提出方法はどう確認すればいいですか?

広島大学の編入学試験は、インターネットでの志望情報入力・検定料納付に加えて、出願書類一式を郵送する形式が一般的です。学部によって出願期間・提出方法の細部が異なるうえ、文学部のように9月出願の学部もあれば工学部のように5月出願の学部もあり、半年近い時期のずれがあります。必ず志望学部の最新の学生募集要項で提出方法・出願期間・締切日を確認し、前年度の情報をそのまま流用しないようにしてください。

まとめ|広島大学編入の志望理由書は学部の評価軸に合わせて書く

広島大学編入の志望理由書は、学部によって様式・字数・評価のされ方が異なるため、まず自分の志望学部の募集要項を確認することが出発点になります。そのうえで、志望動機の具体性・編入後の学修計画の実現可能性・これまでの学びとの一貫性という3つの観点を意識して構成することで、説得力のある志望理由書に近づきます。

  • 広島大学は8学部で編入学試験を実施し、いずれも志望理由書または相当する書類の提出が必要
  • 教育学部は面接中心、法学部・経済学部は筆記試験との総合評価など、学部で位置づけが異なる
  • 字数指定・様式は学部ごとに異なるため、最新の学生募集要項での確認が必須
  • 基本構成は「序論→志望動機のエピソード→学修計画→将来像→結び」の5段構成が目安
  • 文系学部は専門分野への問題意識、理系学部は研究室・技術分野との適合性が重視されやすい
  • 抽象的な表現・現行カリキュラムとの不整合が典型的なNG例
  • 出願時期は学部によって大きく異なるため、逆算したスケジュールで早めに準備を始める
  • 志望理由書は大学との対話の第一歩であり、大学の教育目標に自分の言葉で応答する意識で書く

志望理由書は、書けば書くほど改善点が見えてくる書類です。自己分析と大学研究にしっかり時間をかけたうえで初稿を書き、第三者の添削を受けながら仕上げていくことで、面接でも一貫した受け答えができるようになります。志望理由書の書き方は学部を横断する共通の型がある一方で、出願資格・試験科目・過去問対策といった学部固有の情報は、各学部の詳細解説記事のほうが充実しています。志望理由書対策と学部別の試験対策は並行して進めることが望ましく、片方だけに偏ると、書類は仕上がっていても筆記試験・面接の準備が追いつかないという事態になりかねません。広島大学編入を目指すにあたっては、大学編入志望理由書の添削ガイド大学編入の面接対策もあわせて参考にしながら、志望学部ごとの出願書類・試験科目についても広島大学の編入試験まとめで全体像を確認しておくと準備がスムーズです。工学部志望の方は広島大学工学部の編入試験の解説記事、法学部志望の方は広島大学法学部の傾向と対策、教育学部志望の方は広島大学教育学部の傾向と対策も参考にしてください。独学での志望理由書対策や大学研究に不安がある場合は、大学編入に特化した専門の指導を活用するのも一つの方法です。

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この記事を書いた人

株式会社Spring Knowledge 代表取締役社長。筑波大学 社会・国際学群 社会学類へ編入学し、都内国公立大学大学院 法学政治学研究科 修士課程を修了。大学編入・大学院進学を自ら経験した立場から、スプリング・オンライン家庭教師の大学編入・大学院入試分野の指導および記事監修を担当。

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