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山形大学編入の志望理由書の書き方|例文と評価されるポイント

山形大学編入の志望理由書は、学部によって有無・字数・様式がすべて異なります。3年次編入学を実施する人文社会科学部・工学部・農学部のうち、志望理由書に相当する書類が必須なのは人文社会科学部と農学部で、工学部には志願者本人が作成する志望理由書という書類が存在しません。しかも必須の2学部の間でも様式は大きく違い、人文社会科学部は1,000字以上1,200字以内をパソコンで作成、農学部は400字×3項目を本人が直筆で書くという、まったく異なる形式が採用されています。
この違いを知らずに「山形大学編入だから志望理由書はこう書けばいい」と一括りに考えてしまうと、字数配分や提出形式を誤って準備し直しになるリスクがあります。まずは自分の志望学部がどの様式に該当するのかを正確に把握することが、対策の出発点です。
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本記事では、山形大学人文社会科学部・工学部・農学部それぞれの2027年度第3年次編入学試験学生募集要項をもとに、志望理由書が必要な学部・不要な学部の違い、人文社会科学部の「編入学志望理由書」の字数とコース別設問、農学部の「志望理由書」(400字×3項目)とプレゼンテーション概要の書き方、工学部で重視される面接対策、構成テンプレート、例文とNG例、出願準備のスケジュールまでを実践的に解説します。
特に人文社会科学部は人間文化コース・グローバル・スタディーズコース・総合法律/地域公共政策/経済・マネジメントコースという3つのコース群で設問と配点が異なり、農学部は学科内の複数コースから第2希望まで選べる仕組みになっています。本記事はコース選びの視点も含めて志望理由書対策を見渡せる構成にしています。
また、3学部とも編入学試験は年に1回、学部ごとに異なる時期に実施されます。志望理由書の準備は外部試験のスコア取得や専門科目対策と並行して進める必要があるため、早い段階でスケジュール全体を把握しておくことが重要です。まずは自分の志望学部・コースにおける志望理由書の位置づけを正しく理解するところから始めましょう。
山形大学編入で志望理由書が必要な学部・不要な学部
3学部で扱いがすべて異なる
山形大学で3年次編入学を実施しているのは、人文社会科学部・工学部・農学部の3学部です。このうち人文社会科学部は「編入学志望理由書」、農学部は「志望理由書」がそれぞれ必須書類として募集要項に明記されています。一方、工学部の出願書類一覧には、志願者本人が作成する志望理由書に相当する書類が含まれていません。この3学部の違いを正しく理解することが、志望理由書対策の第一歩になります。
人文社会科学部と農学部でも様式がまったく違う
志望理由書が必須の2学部でも、様式は大きく異なります。人文社会科学部の編入学志望理由書は1,000字以上1,200字以内・パソコンで作成する形式です。これに対し農学部の志望理由書は400字×3項目(合計1,200字以内)・本人直筆という形式で、さらに別途「プレゼンテーション概要」(1,000字以内・直筆)の提出も求められます。同じ「志望理由書」という言葉でも、学部によって分量・記入方法・提出物の構成が違う点に注意が必要です。
なぜ学部によって扱いが異なるのか
この違いは、3学部の選考方式そのものの違いに由来します。人文社会科学部はコース群によって面接・出願書類の配点比率が異なる方式、農学部はプレゼンテーション(口頭試問含む)と外部試験スコアを組み合わせる方式、工学部は面接と外部試験スコアを組み合わせる方式です。農学部の志望理由書は面接時の参考資料という位置づけで、書類そのものに独立配点があるわけではありません。
募集人員と出願資格の概要
工学部は学科・コースごとに若干名、人文社会科学部は人文社会科学科全体で25名程度(3コース群合計)、農学部は食料生命環境学科で若干名の募集です。出願資格は3学部とも大学に2年以上在学し62単位以上を修得していること等が基本条件ですが、農学部のみ「一般教育科目23単位+外国語2単位を含む65単位以上」というやや独自の要件が課されています。検定料はいずれの学部も30,000円です。募集人員・出願資格の詳細は年度によって変更される可能性があるため、出願を検討する段階で必ず各学部の最新の募集要項を確認してください。
3学部の違いを俯瞰する
| 学部 | 志望理由書相当の書類 | 字数 | 作成方法 |
|---|---|---|---|
| 人文社会科学部 | 編入学志望理由書 | 1,000〜1,200字 | パソコン作成・A4縦両面 |
| 工学部 | なし | – | – |
| 農学部 | 志望理由書(3項目)+プレゼン概要 | 各400字+概要1,000字 | 本人直筆 |
この一覧のとおり、山形大学編入では学部ごとに志望理由の伝え方が大きく異なります。次の章から、それぞれの具体的な中身を詳しく見ていきましょう。
山形大学のほかの編入学制度との違い
本記事で扱うのは、人文社会科学部・工学部・農学部の第3年次編入学に限定した内容です。理学部・医学部・地域教育文化学部については、今回の一次情報調査の範囲では編入学募集要項を確認できませんでした。学部によって編入学の実施有無そのものが異なるため、志望する学部が編入学を実施しているかどうかは、必ず各学部の最新の公式サイトで確認してください。年度によって編入学の実施状況が変わる可能性もあるため、志望学部が固まった段階で早めに一次情報を確認する習慣をつけておくと安心です。
入試日程も学部でまったく異なる
志望理由書の様式だけでなく、出願・試験の時期も学部ごとに大きく異なります。工学部と農学部は6月に出願・7月前後に試験というスケジュールですが、人文社会科学部は10月出願・10月試験・12月合格発表と、半年近く遅い時期に設定されています。複数学部を検討している場合はこの時期のずれを踏まえて準備計画を立てる必要があります。
この日程差は、志望理由書の準備タイミングにも直結します。工学部・農学部志望者は出願の半年〜1年前から準備を始める必要がある一方、人文社会科学部志望者は他の2学部より数か月長く準備期間を確保できる計算になります。日程に余裕がある分、内容を練り込む時間に充てるとよいでしょう。
人文社会科学部「編入学志望理由書」の字数・様式とコース別設問
基本仕様: 1,000〜1,200字・パソコン作成
人文社会科学部の編入学志望理由書は、全コース共通の様式を大学公式サイトからWordファイルでダウンロードし、1,000字以上1,200字以内・10.5ポイントの文字で横書きにまとめ、A4タテ両面で印刷して提出します。工学部・農学部と違い、パソコンでの作成が前提になっている点が特徴です。様式は年度ごとに更新される可能性があるため、出願する年度のものを必ずダウンロードしてください。
コースによって設問が異なる
人文社会科学部は人間文化コース・グローバル・スタディーズコース・総合法律/地域公共政策/経済・マネジメントコースという3つのコース群に分かれており、志望理由書の設問はコース群ごとに異なります。人間文化コースのみ、志望理由に加えて卒業論文の研究計画まで書く必要があります。グローバル・スタディーズコースは志望理由のみを問う設問です。総合法律/地域公共政策/経済・マネジメントコースは、志望理由に加えて関心のある社会問題と学びたいことを書く設問構成になっています。同じ「編入学志望理由書」という書類名でも、実際に書く内容はコースごとにかなり違うことがわかります。
コース群で配点比率が違う
選考方法もコース群によって異なります。人間文化コースは面接と出願書類を合わせて100点で評価され、TOEIC・TOEFL等のスコア提出が出願要件になっています(IPスコアは不可、令和6年4月以降受験のスコアが有効)。グローバル・スタディーズコースは面接50点+出願書類50点で、志望理由書・成績証明書・外国語外部試験のスコアが出願書類側の評価対象です。総合法律/地域公共政策/経済・マネジメントコースは面接100点のみで、外部試験の提出は不要です。
このように、同じ人文社会科学部の中でも外部試験の要不要と配点構造がコース群ごとに大きく異なる点は見落とされがちです。志望コースを決める際は、学びたい内容だけでなく、自分の外国語スコアの状況や、書類と面接どちらに比重を置いた対策をしたいかという観点も考慮に入れるとよいでしょう。
| コース群 | 配点 | 外部試験 | 志望理由書の設問 |
|---|---|---|---|
| 人間文化コース | 面接+出願書類=100点 | 必須(IP不可) | 志望理由+卒論研究計画 |
| グローバル・スタディーズコース | 面接50点+出願書類50点 | 必須(出願書類側で評価) | 志望理由のみ |
| 総合法律/地域公共政策/経済・マネジメントコース | 面接100点のみ | 不要 | 志望理由+社会問題への関心+学びたいこと |
グローバル・スタディーズコースは志望理由書そのものが配点対象
グローバル・スタディーズコースは、志望理由書・成績証明書・外国語外部試験のスコアという出願書類全体で50点という比較的大きな配点が与えられています。面接が実施されない配点構造ではないものの、書類の完成度が合否に直結しやすいコースといえます。志望理由書の内容を練り込む時間を十分に確保しましょう。出願書類側の50点のうち志望理由書がどの程度の比重を占めるかは公表されていませんが、成績証明書・外部試験スコアと並ぶ主要な提出書類である以上、軽視できません。
人間文化コースは卒論研究計画まで書く
人間文化コースを志望する場合、志望理由に加えて卒業論文の研究計画まで志望理由書に書く必要があります。編入後2年間という限られた在学期間で取り組みたい研究テーマを、現時点でどこまで具体化できるかが問われます。研究計画は現時点での構想で構いませんが、興味のある分野・先行研究・研究の方向性程度は整理しておくと説得力が増します。
手書きではなくパソコン作成である利点を活かす
パソコン作成が前提のため、下書きの段階で何度も推敲し、文章構成を練り直すことができます。手書きの書類より修正の自由度が高い分、最終的な完成度への要求水準も上がると考えておきましょう。誤字脱字のチェックだけでなく、文章全体の論理構成まで見直す時間を確保することをおすすめします。
総合法律/地域公共政策/経済・マネジメントコースの書き方
面接100点のみで評価されるこのコース群は、外部試験の提出が不要な分、志望理由書と面接の内容がそのまま合否に直結します。設問には志望理由に加えて「関心のある社会問題」と「学びたいこと」が含まれるため、法律・政策・経済のいずれの視点から社会問題を捉えているかを明確にすることが重要です。3つの専修のうちどれを志望するかによって、取り上げる社会問題の切り口も変わってきます。
外国語外部試験のスコア取得は早めに
人間文化コース・グローバル・スタディーズコースは外国語外部試験のスコア提出が出願要件になっており、令和6年4月以降に受験したスコア(IP不可)が有効という条件が付いています。受験から結果到着までに一定の期間がかかるため、志望理由書の準備と並行して、出願期間から逆算した受験計画を早めに立てておく必要があります。
農学部「志望理由書」(400字×3項目)とプレゼンテーション概要の書き方
3項目・各400字以内・本人直筆
農学部の志望理由書は、(1)志望する理由(2)学びたい分野名と理由(3)卒業後の希望職業という3つの項目で構成され、各項目400字以内、本人直筆・原本提出が求められます。人文社会科学部のようなパソコン作成ではなく、志願者自身の手書きが前提になっている点に注意してください。
プレゼンテーション概要も別途提出
農学部はこれに加えて、「プレゼンテーション概要」(1,000字以内・直筆)も提出します。プレゼンテーション概要は、試験当日に実施されるプレゼンテーション(10分発表+質疑応答)で話す内容の要旨にあたる書類です。志望理由書とプレゼンテーション概要は役割が異なるため、志望理由書は「なぜ農学部のその分野を志望するのか」、プレゼンテーション概要は「試験当日に何を発表するのか」という視点で明確に書き分ける必要があります。
各項目の書き方
「志望する理由」では、なぜ農学部を志望するに至ったのかという経緯を、これまでの学修や体験と結びつけて書きます。「学びたい分野名と理由」では、農学部の中でも具体的にどの分野・コースで何を学びたいのかを明確にします。「卒業後の希望職業」では、編入後の学びをどのような職業・進路に活かしたいかを書きます。3項目それぞれが400字と短いため、1項目につき1つの要点に絞り込むことが重要です。
3項目のつながりを意識する
3つの項目は独立した設問ですが、内容としては一本の筋でつながっている必要があります。「志望する理由」で語ったきっかけが「学びたい分野名と理由」の分野選びにつながり、その分野での学びが「卒業後の希望職業」に結実する、という一貫したストーリーを意識して3項目を書くと、全体として説得力のある志望理由書になります。3項目をバラバラに書いてしまうと、読み手にちぐはぐな印象を与えてしまいます。
志望理由書は面接時の参考資料
農学部の選考は、プレゼンテーション(口頭試問含む)とTOEIC等のスコアを点数化した総合選考で行われます。志望理由書・成績証明書は面接(プレゼンテーション)時の参考資料という位置づけで、単独の配点は設けられていません。ただし、参考資料として使われる以上、プレゼンテーションでの発言内容と志望理由書の記載内容に食い違いがあれば、面接員に一貫性のない印象を与えかねません。
コースの第2希望が選べる仕組みとの関係
農学部の編入学試験は、第2希望のコースを選択できる仕組みになっています。第1希望と第2希望のどちらでも合格の可能性がある以上、志望理由書の「学びたい分野名と理由」は第1希望を軸に書きつつ、面接(プレゼンテーション)の場で第2希望への関心も聞かれた場合に答えられるよう準備しておきましょう。
過去問・出題傾向の公開状況
農学部を含む3学部とも、志望理由書やプレゼンテーマそのものの過去問公開については、今回の一次情報調査の範囲では明確な記載を確認できませんでした。出題形式や評価の傾向は年度によって変わる可能性があるため、詳細は各学部の入試担当窓口に直接問い合わせて確認することをおすすめします。
直筆だからこそ計画的に進める
本人直筆・原本提出という条件は、書き損じた場合の修正に時間がかかることを意味します。下書きの段階で文章と字数を固め、清書は落ち着いて取り組める時間帯に行いましょう。様式は複数枚印刷しておくと、書き損じてもすぐに書き直せます。
プレゼンテーションと志望理由書の内容を揃える
農学部の試験本番では、10分間のプレゼンテーションとそれに続く質疑応答(口頭試問を含む)が行われます。プレゼンテーション概要に書いた内容と、当日話す内容にずれがあってはいけません。志望理由書の「学びたい分野名と理由」とプレゼンテーションのテーマが自然につながるように、両方の書類を並行して作成し、内容の整合性を確認しながら仕上げていくことをおすすめします。
プレゼンテーションの練習では、10分という時間配分を意識したリハーサルを複数回行いましょう。導入・本論・結論の時間配分をあらかじめ決めておくと、本番で時間が足りなくなったり余ってしまったりする事態を防げます。質疑応答では、プレゼンテーション概要に書いていない周辺知識も聞かれる可能性があるため、関連分野の基礎知識も幅広く押さえておくと安心です。
TOEIC等のスコアとの兼ね合い
農学部の選考はプレゼンテーションとTOEIC等のスコアを点数化した総合選考です。志望理由書自体に配点はありませんが、スコア取得と書類・プレゼン準備の両方を並行して進める必要があるため、どちらかが直前になって慌てないよう、半年〜1年前からの計画的な準備が欠かせません。
工学部は志望理由書が不要―面接の評価基準で勝負する
出願書類一覧に志望理由書はない
工学部の出願書類は、入学願書、成績証明書、卒業(見込)証明書等、外部テストの成績証明書類が中心で、志願者本人が作成する志望理由書に相当する書類は含まれていません。志望動機や学びへの意欲は、すべて面接の場で口頭により説明することになります。
面接は20分・口頭試問を含む
工学部の面接は1人あたり20分と、他学部と比べても長めに設定されています。面接には口頭試問が含まれ、学科ごとに専門分野の出題範囲が定められています。たとえば機械システム工学科であれば材料力学・流体力学・熱力学等が対象になるというように、志望学科の専門基礎科目を口頭で説明できる状態まで仕上げておく必要があります。20分という時間の大半が専門的なやり取りに充てられると想定し、準備を進めましょう。
面接評価基準は「志望動機・学習意欲・基礎学力・表現力」
募集要項には、面接の評価基準として「志望動機、学習意欲、基礎学力及び表現力」という4つの観点が明記されています。志望理由書という書面がない分、この4観点をすべて口頭でのやり取りの中で示す必要があります。特に「表現力」が明示的な評価観点になっている点は、単に内容が正しいだけでなく、分かりやすく話せるかどうかも見られていることを示唆しています。
4つの評価観点のうち、志望動機と学習意欲は志望理由の整理で、基礎学力は専門科目・口頭試問対策で、表現力は模擬面接の反復練習で、それぞれ準備の方向性が分かれます。4観点をバランスよく準備することを意識し、どれか1つに偏った対策にならないよう注意しましょう。
英語は独自試験なし・TOEICのみで評価
工学部は全学科・全コースで英語の独自筆記試験を課さず、TOEIC L&Rのスコアのみで評価します。公開テストのスコア、またはIP(団体受験)テストの場合は対面での受験のみ有効(オンラインIPは不可)という条件が付されています。志望理由書がない分、外部試験のスコア確保と面接対策に準備時間を集中できるという見方もできます。
TOEICスコアには出願期限からの有効期限が設定されている場合が多いため、出願を検討し始めた段階で受験可能な日程を確認し、スコアが有効期限内に収まるよう逆算して受験計画を立てることが重要です。対面受験のみ有効という条件がある以上、会場やスケジュールの都合も早めに調べておく必要があります。
「書かなくていい」ではなく「話せるようにする」
志望理由書が不要だからといって、志望理由を整理する準備自体が不要になるわけではありません。むしろ20分という比較的長い面接時間の中で、志望動機・学習意欲・基礎学力・表現力のすべてを示す必要がある以上、書面という下書きの機会がない分、頭の中で論理立てて説明できる状態まで仕上げておくことがより重要になります。志望理由を一度文章化してから口頭で話す練習に移る、という2段階の準備がおすすめです。
学科別の口頭試問範囲を早めに確認する
工学部は学科・コースが多岐にわたり、口頭試問で問われる専門分野もそれぞれ異なります。志望する学科が決まったら、募集要項に記載された出題範囲を早い段階で確認し、専門基礎科目の復習と面接練習を並行して進めるスケジュールを組みましょう。
面接練習は「話す内容」と「話し方」の両方を意識する
面接評価基準に「表現力」が含まれている以上、話す内容が正しいだけでは不十分です。結論から話す、専門用語を使う場合は平易な言葉で補足する、質問の意図を正確に理解してから答えるといった話し方そのものの練習も重要になります。模擬面接を複数回重ね、毎回フィードバックを受けて改善する過程を経ることをおすすめします。
推薦や社会人特別選抜との違い
工学部の編入学試験には、一般選抜のほかに学校推薦や社会人向けの区分が設けられている場合があります。区分によって出願資格や選考方法が異なることがあるため、自分がどの区分に該当するかは出願前に必ず募集要項で確認し、区分ごとの面接評価基準の違いがないかもあわせて確認しておきましょう。区分を誤って出願準備を進めてしまうと、直前になって出願資格を満たしていないことが判明するといった事態にもなりかねません。
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志望理由書を書く前に整理すべき3つの軸
1. 学部・コース理解|なぜこの学部・コースでなければならないのか
山形大学編入の志望理由を整理する第一歩は、志望学部・コースへの理解です。人文社会科学部は3つのコース群、農学部は複数コースから構成されており、コース名まで具体的に理解したうえで志望理由を組み立てる必要があります。工学部も学科ごとに教育内容が異なるため、学部名だけでなく学科・コース単位での理解が欠かせません。
学部・コース理解を深める方法としては、大学案内や公式サイトのコース紹介ページを読み込むだけでなく、可能であればオープンキャンパスや入試相談会に参加し、実際にどのような授業・研究が行われているのかを具体的にイメージすることが有効です。遠方で来校が難しい場合は、公式サイトのシラバス公開ページやオンライン説明会の情報を活用しましょう。
2. 自己分析|これまでの学びと編入への動機
編入学は、在学中の大学・短大・高専・専攻科での学びを土台に、次のステップとして山形大学を選ぶ進路です。志望理由では「なぜ今の環境ではなく山形大学のこの学部・コースでなければならないのか」を、これまでの学修経験や関心の変化と関連づけて説明する必要があります。現在の環境への不満だけを理由にしないことが重要で、あくまで自分がこれから何を学び、どう成長したいかという前向きな視点で構成しましょう。
自己分析の具体的な進め方としては、これまでの学修の中で「特に力を入れたこと」「印象に残っている授業・実習・研究活動」「編入を考えるきっかけになった出来事」の3点を書き出してみることをおすすめします。この3点を整理しておくと、志望理由書(または面接での説明)の中核となるエピソードの材料にそのまま使えます。
3. 将来像|編入後の学びをどう活かすか
最後に求められるのは、編入後に何を学び、卒業後にどう活かすかという将来像です。抽象的な「社会に貢献したい」ではなく、志望コースで学べる知識・技術がどのような場面・職業で活きるのかを、できるだけ具体的に書く(あるいは話す)ことが評価につながりやすい構成です。農学部は「卒業後の希望職業」が独立項目として設けられているため、他の2学部以上に将来像を具体的に言語化しておく必要があります。
3学部のアドミッション・ポリシーとの結びつけ
人文社会科学部は全学共通の「3つのC」(Challenge・Cooperation・Contribution)にコース別の求める学生像を上乗せしています。農学部は「自然に学び深く考える姿勢」「食料・資源・環境問題解決への意欲」「論理的思考力」等を明記しています。工学部は個別の求める学生像の記載はなく、面接評価基準の中に「志望動機、学習意欲」が明記されるのみです。志望理由の中にこれらのキーワードと重なるエピソードを1つでも織り込めると、大学が求める人物像との一致が伝わりやすくなります。
すべてのキーワードを網羅しようとする必要はありません。自分の経験と最も結びつきの強い1〜2項目に絞り込み、その項目を裏付ける具体的なエピソードを深く掘り下げる方が、結果的に説得力のある志望理由になります。
3つの軸をメモにまとめておく
学部・コース理解、自己分析、将来像の3つを整理したら、箇条書きでよいので一度メモにまとめておきましょう。人文社会科学部志望者はこのメモを1,000〜1,200字に、農学部志望者は400字×3項目に、それぞれの様式に合わせて再構成していきます。工学部志望者はこのメモを面接で口頭説明できる形に落とし込みます。
情報収集はオープンキャンパスだけに頼らない
遠方に住んでいるなどの理由でオープンキャンパスに参加しにくい場合でも、情報収集の方法は複数あります。各学部の公式サイトに掲載されているシラバスや研究室紹介、教員インタビュー記事、学部案内のPDF等を読み込むだけでも、授業や研究の具体的なイメージはかなり掴めます。一次情報にできるだけ多く触れておくことが、他の志願者と差がつく志望理由の土台になります。
コース選びで迷ったときの考え方
人文社会科学部の3コース群、農学部の複数コースはいずれも学べる内容が大きく異なります。これまでの学びの延長で最も力を発揮しやすい領域はどこかという観点で絞り込むと決めやすくなります。複数のコースに関心がある場合は、卒業後にどのような進路を歩みたいかを軸に考えると、最終的な決め手が見つかりやすくなります。
迷った際は、志望理由書やプレゼンテーション概要を実際に書いてみることも判断材料になります。書いてみて内容がスムーズに埋まるコースの方が、実際の学びとの相性が良い可能性が高いと考えられます。複数コース分の下書きを比較してみるのも一つの方法です。
【構成テンプレート】山形大学編入の志望理由書の書き方
ここでは、人文社会科学部の1,000〜1,200字を想定した構成テンプレートと、農学部の400字×3項目それぞれの書き方を紹介します。工学部志望者も、この構成を面接で話す内容の骨子として活用できます。
人文社会科学部: 5ブロック構成
| ブロック | 目安字数 | 書く内容 |
|---|---|---|
| ①結論(志望動機の要約) | 100〜150字 | 志望するコースを選んだ理由を一文で要約 |
| ②これまでの学び | 250〜300字 | 現在の大学・短大等での学修内容、興味を持ったきっかけ |
| ③コースで学びたいこと | 250〜300字 | 志望コースの専門領域と、自分の関心・学修経験との接点 |
| ④(コース別の追加設問) | 200〜300字 | 人間文化=卒論研究計画/グローバル・スタディーズ=なし/総合法律等=社会問題への関心 |
| ⑤将来像 | 100〜150字 | 編入後の学びをどう将来に活かしたいか |
農学部: 400字×3項目の書き方
農学部の志望理由書は、(1)志望する理由(2)学びたい分野名と理由(3)卒業後の希望職業という3項目に、それぞれ結論→具体的な根拠(エピソード)→まとめという小さな構成を当てはめると書きやすくなります。400字という短い枠の中では、1項目につき1つのエピソードや理由に絞り込むことが特に重要です。
結論から書き始める理由
志望理由書は限られた字数の中で読み手に要点を伝える文書です。冒頭で結論(志望動機の要約)を提示してから詳細を展開する構成にすると、読み手が最初の数行で全体像を把握でき、続く具体的なエピソードも理解しやすくなります。「〜という理由から、貴学〇〇学部〇〇コースへの編入を志望します」のように、学部・コース名を明記した一文から始めるとよいでしょう。
人間文化コースの卒論研究計画の書き方
人間文化コースの追加設問である卒業論文の研究計画は、専門的すぎる内容を書く必要はありません。現時点で関心のあるテーマ・分野・研究の方向性を、自分の学修経験と結びつけて書く程度で十分です。「〇〇について、△△という手法を用いて研究したい」というように、テーマと大まかなアプローチが示せていれば、編入後に指導教員と相談しながら具体化していくという前提で評価されると考えられます。
エピソードは1つに絞り込む
限られた字数では複数のエピソードを詳しく書く余裕はありません。これまでの学びの中で最も志望理由に直結するエピソードを1つに絞り、その内容を具体的に掘り下げる方が、抽象的な内容を複数並べるよりも説得力のある文章になります。エピソードを選ぶ際は、志望コースの学びと直接つながっているかを基準にすると選びやすくなります。
一文を短く区切る
志望理由書では、一文が長くなるほど主語と述語の関係が分かりにくくなり、読み手に負担をかけてしまいます。一文はできるだけ60〜80字程度を目安に区切り、接続詞を使って文をつなげすぎないようにしましょう。特に「〜であり、〜であるため、〜と考え」のように一文の中に複数の理由を詰め込みすぎると、結局何が言いたいのか分かりにくくなります。
字数調整のコツ
指定字数に対して内容が多すぎる場合は、エピソードの説明を簡潔にし、結論と将来像を優先して残しましょう。逆に字数に達しない場合は、エピソードの具体性(いつ・どこで・何をして・何を感じたか)を書き足すことで自然に字数を伸ばせます。「です・ます調」で文体を統一することも忘れずに確認してください。
「です・ます調」で統一する
志望理由書は「です・ます調」の丁寧な文体で統一するのが基本です。文中で「である調」と混在させてしまうと、読み手に雑な印象を与えてしまいます。下書きが完成したら、文末表現がすべて統一されているかを見直す工程も忘れずに行いましょう。音読して違和感がないか確認するのも効果的なチェック方法の一つです。
下書きと清書を分けて進める
いきなり所定用紙・様式に書き始めるのではなく、まずはパソコンやノートで下書きを作成し、内容と字数を固めてから清書に移ることをおすすめします。下書きの段階で第三者に読んでもらい、分かりにくい表現や論理の飛躍を洗い出しておくと、清書でのやり直しを減らせます。農学部は直筆提出のため特に、下書きの完成度を高めてから清書に取りかかることが重要です。
志望理由書の例文と解説
ここでは、山形大学編入の志望理由を想定した例文を4パターン紹介します。あくまで構成の型を示すための一般的な例文であり、実際に提出・説明する際は自分自身の学修経験・エピソードに置き換えてください。他人の例文をそのまま流用することは避け、必ず自分の言葉で書きましょう。
例文1: 人文社会科学部グローバル・スタディーズコースを志望するケース
私は現在、短期大学の国際教養系学科で異文化理解の基礎を学んでいますが、留学生との交流活動を通じて、国際社会の課題をより専門的な視点から学びたいと考えるようになりました。貴学人文社会科学部グローバル・スタディーズコースでは、国際関係と地域研究を横断的に学べる教育体制が整っており、これまでの学びをさらに発展させられると考えています。編入後は、国際協力に関する分野を軸に学びを深め、将来的には国際的な視点から地域の課題解決に携わる仕事に就きたいと考え、貴コースへの編入を志望します。
例文2: 農学部の志望理由書(3項目)を想定した例文
「志望する理由」: 私は現在、農業系の専門学校で栽培技術の基礎を学んでいますが、実習で経験した病害対策の難しさから、病害発生のメカニズムを科学的に理解したいと考え、貴学農学部への編入を志望します。「学びたい分野名と理由」: 分子生物学分野を志望します。専門学校では経験的な対策にとどまっていた病害への理解を、遺伝子レベルのメカニズムから捉え直したいと考えているためです。「卒業後の希望職業」: 卒業後は、農業技術の研究開発に携わる仕事に就き、現場の課題を科学的な知見で解決する役割を担いたいと考えています。
例文3: 工学部を志望するケース(面接で話す内容の骨子)
私は現在、工業高等専門学校の機械システム工学科で材料力学と熱力学の基礎を学んでいますが、卒業研究で取り組んだ省エネルギー機構の設計を通じて、より高度な流体力学の知識を体系的に学びたいと考えるようになりました。貴学工学部機械システム工学科では、材料力学・流体力学・熱力学を横断的に学べる教育体制が整っており、これまでの学びをより専門的な水準まで発展させられると考えています。編入後は、省エネルギー技術に関する研究を軸に学びを深め、将来的にはものづくりの現場で環境負荷の低い機械システムの開発に携わりたいと考え、貴学科への編入を志望します。志望理由書という提出物はありませんが、この内容を面接で簡潔に説明できるよう準備しています。
例文4: 人文社会科学部人間文化コースを志望するケース(卒論研究計画つき)
私は現在、4年制大学の日本文学系学科で近代文学を学んでいますが、地域の文学館でのボランティア活動を通じて、地方在住の作家の作品が全国的な評価を受けにくい構造に関心を持つようになりました。貴学人文社会科学部人間文化コースでは、日本文化・文学を専門的に学べる教育体制が整っており、これまでの学びをさらに発展させられると考えています。編入後は、卒業論文で東北地方出身の近代作家を対象に、作品が受容された経緯を地域研究の視点も交えて分析したいと考えており、この研究を通じて地域文化の発信に携わる将来像を描いています。
例文をアレンジする際のポイント
紹介した4つの例文は、いずれも「きっかけとなった具体的な経験」→「学部・コースで学びたい理由」→「編入後の将来像」という流れで統一されています。自分の状況に合わせてアレンジする際は、①どの授業・実習・活動がきっかけになったか、②志望学部・コースの学びのどの部分に最も惹かれているか、③編入後に何を実現したいか、という3つの問いへの答えを先に書き出しておくと、例文の型に自然に当てはめやすくなります。
例文から読み取れる共通点
4つの例文に共通するのは、①自分のこれまでの学修経験を具体的なエピソードとして示している、②志望学部・コースの学びと自分の関心を明確に接続している、③編入後の学びの方向性と将来像まで一貫して書かれている、という3点です。この一貫性が限られた字数や時間の中で説得力を生む鍵になります。自分の志望学部・コース・エピソードに置き換えて、この型を参考にしてみてください。
添削で指摘されやすいNG例と出願準備のスケジュール
大学案内・学部紹介の文章をそのまま引用する
大学案内や公式サイトに書かれている学部・コース紹介の文章をそのまま抜き出して志望理由書に転用するのはNGです。読み手はその文章が志願者自身の言葉ではないことをすぐに見抜きます。学部・コースの紹介文を読んで理解した内容は、必ず自分の言葉で言い換え、経験と結びつけて書き直しましょう。特に人文社会科学部・農学部は指定字数が短いため、紹介文の引用に字数を割いてしまうと、自分自身のエピソードを書くスペースがなくなってしまいます。
現状への不満だけで動機を説明する
「今の大学の授業内容に不満がある」「今の環境が自分に合わない」といったマイナスの理由だけを動機として書いてしまうと、後ろ向きな印象を与えてしまいます。同じ内容でも前向きな表現に言い換えることが重要です。たとえば「今の環境では物足りない」ではなく「〇〇という分野をより専門的に学べる環境に身を置きたい」という言い方に変えるだけで印象は大きく変わります。
コース名を誤記・混同する
人文社会科学部・農学部のように学部内に複数のコースがある場合、コース名を書かない、あるいは誤って記載してしまうミスがよく見られます。出願前に学部名・学科名・コース名の正式名称を必ず確認し、志望理由書全体で表記を統一しましょう。
志望理由と専門対策の方向性がずれている
志望理由書や面接で語る志望動機と、外部試験対策やプレゼンテーション準備の方向性が大きくずれていると、選考全体を通じて一貫性のなさが目立ってしまいます。志望理由の内容と試験対策の方向性をすり合わせておくことをおすすめします。
専門用語を詰め込みすぎる
志望コースの専門性をアピールしようとするあまり、専門用語を詰め込みすぎると、かえって内容が浅く見えてしまうことがあります。専門用語を使う場合は、その用語が自分の学びのどの部分と結びついているのかを、平易な言葉で補足しながら書くことを心がけましょう。限られた字数では用語の説明よりも自分の経験・考えを書くスペースを優先する方が得策です。
抽象的な将来像で終わらせる
「社会に貢献したい」「人の役に立ちたい」といった抽象的な表現だけで将来像を締めくくると、他の志願者との差別化ができません。特に農学部は「卒業後の希望職業」が独立項目のため、志望コースで学べる知識・技術がどのような職業・場面で具体的に活きるのかまで踏み込んで書くことをおすすめします。
工学部志望者が「書面がないから対策不要」と誤解する
工学部には志望理由書という提出物がありませんが、これを「志望理由を整理しなくてよい」と誤解してしまうのは大きな落とし穴です。面接評価基準に「志望動機、学習意欲、基礎学力及び表現力」と明記されている以上、書面がない分だけ、頭の中で論理立てて説明できる状態まで準備しておく必要があります。
誤字脱字・記入漏れのまま提出する
特に農学部の志望理由書は直筆・原本提出のため、誤字脱字や記入漏れがあると修正に時間がかかります。清書前に必ず声に出して読み返し、必須項目の記入漏れがないかも確認しましょう。提出直前に慌てて書き上げると、こうした基本的なミスを見落としがちです。
他人に添削してもらわずに提出・本番に臨む
自分では論理的につながっていると思っていても、第三者が読む(聞く)と分かりにくい表現になっているケースは少なくありません。農学部の志望理由書は直筆提出で書き直しに時間がかかりますし、工学部の面接は一発勝負です。清書・本番前の段階で必ず誰かに読んで(聞いて)もらい、内容と表現の両面をチェックしてもらうことをおすすめします。
出願準備のスケジュール
山形大学編入は、志望理由の整理だけでなく、外部試験のスコア取得、専門科目・プレゼンテーション対策、面接練習という複数の準備を並行して進める必要があります。以下は出願時期から逆算したスケジュールの目安です。
| 時期の目安 | 取り組む内容 |
|---|---|
| 出願の半年〜1年前 | 学部・コース理解を深める、TOEIC等外部試験の受験計画を立てる |
| 出願の3〜4か月前 | 外部試験スコアを確保、専門科目・プレゼンテーマの基礎固めを本格化 |
| 出願の1〜2か月前 | 人文社会科学部・農学部は志望理由書の下書きを開始/工学部は面接で話す内容の整理を開始 |
| 出願直前 | 工学部は6月上旬・農学部は6月上旬・人文社会科学部は10月上旬に出願書類を提出 |
独学での対策に不安がある場合は、大学編入に特化した指導を活用するのも一つの方法です。山形大学の大学編入対策では、学部ごとに異なる出願書類・選考方法に応じた対策と、志望理由書の添削・面接練習の両方をサポートしています。
併願を検討している場合の注意点
山形大学編入と他大学の編入試験を併願する場合、志望理由書の提出時期や様式が大学ごとに異なるため、スケジュールが重複しないか早めに確認しておく必要があります。特に農学部の志望理由書は直筆・400字×3項目という独自の様式のため、他大学向けに作成した文章をそのまま転用しようとすると、字数や書式が合わずに書き直しが必要になることが多い点にも注意しましょう。
人文社会科学部は10月出願と他学部・他大学より試験時期が遅いため、先に実施される工学部・農学部や他大学の結果を踏まえて出願先を最終調整できるという側面もあります。併願計画全体の中でどの試験をいつ受けるかを一覧化しておくと、準備の抜け漏れを防げます。
よくある質問(FAQ)
山形大学編入の志望理由書はどの学部で必要ですか
3年次編入学を実施する人文社会科学部・工学部・農学部のうち、志望理由書に相当する書類が必須なのは人文社会科学部の「編入学志望理由書」と農学部の「志望理由書」です。工学部には志願者本人が作成する志望理由書に相当する書類はなく、志望動機は面接で口頭により説明します。
人文社会科学部の志望理由書は何文字書けばいいですか
1,000字以上1,200字以内という文字数指定があります。パソコンで作成し、10.5ポイントの文字を使って横書きでまとめ、A4タテ両面で印刷して提出します。設問はコース群によって異なります。
農学部の志望理由書はどのような様式ですか
(1)志望する理由(2)学びたい分野名と理由(3)卒業後の希望職業という3項目で構成され、各項目400字以内、本人直筆・原本提出です。別途「プレゼンテーション概要」(1,000字以内・直筆)の提出も必要で、こちらは試験当日のプレゼンテーションで話す内容の要旨として使われます。
工学部は志望理由書を書かなくていいのですか
はい、工学部の出願書類一覧に志願者本人が作成する志望理由書は含まれていません。ただし面接(20分・口頭試問を含む)で「志望動機、学習意欲、基礎学力及び表現力」が評価されるため、志望理由を口頭で説明できる準備は必要です。
志望理由書は合否にどのくらい影響しますか
人文社会科学部はコース群によって配点が異なり、グローバル・スタディーズコースは出願書類側に50点という比較的大きな配点があります。人間文化コースは面接+出願書類で計100点、総合法律/地域公共政策/経済・マネジメントコースは面接100点のみで志望理由書に独立配点はありません。農学部の志望理由書は面接(プレゼンテーション)時の参考資料という位置づけで単独配点はありません。
面接ではどのようなことを聞かれますか
工学部は志望動機・学習意欲・基礎学力・表現力が評価基準として明記されており、学科別の専門分野の口頭試問も含まれます。人文社会科学部・農学部は、提出した志望理由書やプレゼンテーション概要の内容について深掘りされることが想定されます。いずれの学部も、書類に書いた(あるいは話す予定の)内容と実際の受け答えに一貫性があるかが重視されると考えられます。
志望理由書はパソコンで作成しますか、手書きですか
人文社会科学部はパソコンで作成する様式です。農学部は本人直筆での提出が求められます。学部によって作成方法が異なるため、志望学部の様式を必ず確認してください。工学部は志望理由書自体が不要なため、この点で悩む必要はありません。
志望理由書の添削は誰に頼めばいいですか
出身校の先生や先輩、大学編入対策の予備校・家庭教師など、第三者に読んでもらい客観的な意見をもらうことをおすすめします。工学部志望者は面接で話す内容の一貫性を、書類提出が必要な2学部の志望者は文章の完成度と字数配分を、それぞれの立場から見てもらうと効果的です。
まとめ|山形大学編入の志望理由書は学部ごとの違いを見極めることが第一歩
山形大学編入の志望理由書は、人文社会科学部の「編入学志望理由書」(1,000〜1,200字・パソコン作成)、農学部の「志望理由書」(400字×3項目・直筆)がそれぞれ必須書類で、工学部には志願者本人が作成する志望理由書に相当する書類はありません。まず自分の志望学部がどの様式に該当するかを正確に把握することが、対策の第一歩になります。
- 志望理由書相当の必須書類があるのは人文社会科学部と農学部のみ
- 工学部には志願者本人が書く志望理由書はなく、面接の評価基準で勝負する
- 人文社会科学部は1,000〜1,200字・パソコン作成で、コース群により設問と配点が異なる
- 農学部は400字×3項目・本人直筆で、プレゼンテーション概要も別途必要
- 構成は「結論→これまでの学び→学部・コースで学びたいこと→将来像」が基本
- コース名の誤記・志望理由と専門対策のずれなどのNG例に注意する
- 外部試験対策・専門科目対策と並行してスケジュールを組む
- 3学部とも入試日程が異なるため併願を検討する場合は早めに全体計画を立てる
学部・コースによって志望理由書の要否や字数・様式が異なるという山形大学編入の特徴を正しく理解したうえで、時間をかけた準備と第三者からの客観的なフィードバックを重ねることが、合格に近づく近道です。特に人文社会科学部・農学部の志望者は書類の完成度を、工学部志望者は面接で口頭説明できるレベルまで志望理由を練り上げる時間を、それぞれ確保することが合否を左右します。独学での対策に不安がある場合は、大学編入に特化した専門の指導を活用するのも一つの方法です。学部別の対策を詳しく知りたい方は、山形大学人文社会科学部の編入試験対策や山形大学工学部の編入試験対策、山形大学農学部の編入試験対策、大学編入志望理由書の添削ガイドもあわせて参考にしてください。
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