ご質問やお問い合わせはお気軽に
山形大学人文社会科学部の編入試験を徹底解説|出願資格・試験科目・過去問対策・志望理由書・面接まで

山形大学人文社会科学部の第3年次編入学試験とは、短期大学・高等専門学校・専修学校専門課程などを卒業した人や、他大学に2年以上在学して62単位以上を修得した人が、人文社会科学科の第3年次に入学するための選抜です。当日の学力検査に筆記試験はなく、面接(口頭試問を含む)と出願書類の総合評価だけで合否が決まります。この記事では、令和9年度(2027年4月入学)の学生募集要項と編入学ガイド、過去5年分の第3年次編入学実施状況を一次情報として、募集人員・出願資格・配点・日程・倍率・志望理由書・面接対策までを、人間文化コース、グローバル・スタディーズコース、総合法律/地域公共政策/経済・マネジメントコースという3つの選抜区分の違いに沿って整理します。年度で変わりうる数値は断定を避け、最新の募集要項での確認をご案内します。
山形大学人文社会科学部 第3年次編入学の概要
山形大学人文社会科学部は、山形市小白川町の小白川キャンパスに置かれ、人文科学・社会科学の全領域に及ぶ専任教員を擁する総合学部です。徹底した少人数教育を特色に掲げており、卒業生は公務、教育現場、ビジネスの第一線など幅広い分野で活躍しているとアドミッション・ポリシーで説明されています。編入学生も1年次からの在学生と同じコースに所属し、同じカリキュラムのもとで卒業論文・卒業研究に取り組みます。出願時の志望理由書でコースを1つ選んで☑する仕組みのため、出願段階でどのコースに進むかを固めておく必要があります。
まずは無料相談で、合格までの最短ルートを確認しませんか?
スプリング・オンライン家庭教師のプロ講師が、現在の学力・志望校・残り期間に合わせて、必要な対策を個別に整理します。
- 大学編入のプロ講師が最適な受験戦略を提案
- 今後の大学編入の勝ち筋が見える。
- 志望校が決まっていなくてもOK
\ 合格がグッと近づく/
(費用は一切かかりません)
山形大学人文社会科学部は、人文社会科学科という1学科の中に、人間文化コース、グローバル・スタディーズコース、総合法律コース、地域公共政策コース、経済・マネジメントコースの5コースを置く学部です。編入学の募集単位で見ると、この5コースは「人間文化コース」「グローバル・スタディーズコース」「総合法律/地域公共政策/経済・マネジメントコース」という3グループに分かれ、社会科学系の3コースは1つの募集単位として扱われます。出願時には志望理由書の中でこの3コースから1つを選んで☑する仕組みになっており、コースそのものは入学後ではなく出願段階で確定させる必要があります。
人間文化コースは人類学・歴史・言語・文学・映像・哲学・認知心理学など人間の文化的活動を体系的に学ぶコースで、文化人類学、歴史学・地域アーカイブズ学、認知情報科学、日本学、文化解釈学の5プログラムから構成されます。グローバル・スタディーズコースは外国語の高い運用能力を土台に国際社会に関する人文・社会科学を学ぶコースで、国際地域研究と多文化研究の2プログラムがあり、原則として海外研修が必修です。総合法律コースは法律学の基礎知識と法的思考力、地域公共政策コースは地域社会の課題分析と政策形成、経済・マネジメントコースは経済学と経営学を中心に社会科学の諸分野を学びます。同じ社会科学系3コースでも学べる内容は大きく異なるため、志望理由書では学びたい分野をコース名だけでなく専門領域のレベルまで書き分ける必要があります。
卒業時に授与される学位はコースによって異なり、人間文化コースは学士(文学)、グローバル・スタディーズコースは学士(学術)、総合法律コースは学士(法学)、地域公共政策コースは学士(政策科学)、経済・マネジメントコースは学士(経済学)です。加えて、所定の単位を修得すれば、中学校教諭一種免許状(国語・社会・英語)、高等学校教諭一種免許状(国語・地理歴史・公民・英語)、学芸員となるための資格を取得できます。教員免許の取得を目指す編入学生は、編入学時までに教育職員二種免許状の取得が原則条件となる点に注意してください。
コース別に学べる専門分野
編入学ガイドと募集要項には、コースごとに学べる専門分野がプログラム単位で示されています。人間文化コースは5つのプログラムで構成されており、志望理由書や面接でどの分野を学びたいかを説明する際の基礎資料になります。
- 文化人類学プログラム:文化人類学、環境動態論、アンデス文明論など
- 歴史学・地域アーカイブズ学プログラム:日本史、地域アーカイブズ学、アジア史など
- 認知情報科学プログラム:認知科学、情報科学、行動科学など
- 日本学プログラム:日本文学、日本語学、日本語教育学、比較文学など
- 文化解釈学プログラム:芸術文化、表象文化、哲学など
グローバル・スタディーズコースは、国際地域研究と多文化研究の2プログラムから成り、多文化共生、比較文化、文化交流史、外国文化・文学(ドイツ・フランス・中国・ロシア・英米など)、言語学、英語学などを学びます。専門語学として英語を含む5言語のいずれかを選び卒業までに12単位を修得する必要があり、専門教育の枠組みそのものが語学運用力を前提に設計されています。
総合法律コースは、公法分野(憲法など)、刑事法分野(刑法など)、民事法分野(民法など)、基礎法学分野(法哲学など)、国際法分野、社会法分野(労働法など)を扱います。地域公共政策コースは、政治学、行政学、労働政策、社会学、地理学の視点から公共政策・地域政策を学びます。経済・マネジメントコースは、ミクロ経済学・マクロ経済学・統計学・財政学・金融論・社会政策論・経営学・会計学・マーケティングなど、経済学と経営学を横断する科目群が中心です。同じ出願単位でも3コースの専門科目はほぼ重ならないため、志望理由書ではどのコースのどの分野かまで明確に書き分ける必要があります。
アドミッション・ポリシーが示す求める学生像
人文社会科学部のアドミッション・ポリシーは、Challenge(人文社会科学の諸分野に対する強い関心と勉学への意欲を持っている人)、Cooperation(多様な価値観を尊重し、協調性を持って、倫理的に行動できる人)、Contribution(活力ある社会の実現に貢献する意欲を有する人)という「3つのC」を求める学生像の柱としています。コースごとにも、この3つのCに沿った具体的な学生像が示されています。
人間文化コースは、人間とその文化的活動に強い関心を持ち人文科学の諸分野を学ぶ意欲を持っている人(Challenge)、異なる意見を理解し自分の考えを論理的に表現できる人(Cooperation)、高等学校卒業水準の基礎学力を社会の課題解決に生かす意欲を持つ人(Contribution)を挙げています。グローバル・スタディーズコースは、国際社会やグローバル化、異文化理解への強い関心(Challenge)、留学等の海外体験への関心と相互尊重の精神(Cooperation)、基礎的な英語力と外国語学習への関心(Contribution)を求めています。社会科学系3コースは社会への強い関心と論理的思考力を共通して求めており、物事を論理的に考える力や異なる価値観の人と協調できる力(Cooperation)、高等学校卒業水準の学力を社会の発展に生かす意欲(Contribution)を挙げています。志望理由書や面接の内容がこの人物像とどれだけ重なるかは、評価の土台になると考えられます。
編入学生の卒業後の進路
編入学ガイドで公表されている進路実績を見ると、令和3年度から令和7年度までの5年間、編入学生の就職率はいずれも100%です。
| 卒業年度 | 卒業者数 | 就職決定者数 | 進学者数 | その他 | 就職率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 令和7年度 | 22人 | 18人 | 1人 | 3人 | 100% |
| 令和6年度 | 19人 | 17人 | 0人 | 2人 | 100% |
| 令和5年度 | 24人 | 21人 | 1人 | 2人 | 100% |
| 令和4年度 | 19人 | 18人 | 0人 | 1人 | 100% |
| 令和3年度 | 19人 | 16人 | 2人 | 1人 | 100% |
就職先は、KDDIやNECプラットフォームズなどの情報通信業、富士通などの製造業、荘内銀行や東北労働金庫などの金融業、山形県警察本部や仙台国税局、各市職員などの公務員、山形県教員、山形大学大学院社会文化創造研究科や名古屋大学大学院環境学研究科への進学まで、進路は業種・分野ともに幅広く分布しています。コースごとの専門性を土台にしながら進路が一つの業種に偏らない点は、進学後の目標設定を考えるうえでも参考になります。大学編入という制度自体の流れをまだ整理できていない人は、大学編入とは何かを解説した記事もあわせてご覧ください。
募集人員・出願資格
令和9年度(2027年4月入学)の第3年次編入学の募集人員は、人文社会科学科全体で25名です。募集要項には学科・コースごとの内訳人数は明記されておらず、人間文化コース・グローバル・スタディーズコース・総合法律/地域公共政策/経済・マネジメントコースの3グループで25名を分け合う形になります。後述する過去5年の実施状況を見ると、令和4年度から令和7年度は全体で20名、令和8年度から25名に増えています。募集人員は年度によって変わり得るため、出願前には必ず最新の学生募集要項で確認してください。
出願資格①〜⑨
出願資格は、次の①から⑨のいずれかに該当する人、または令和9年3月31日までに該当する見込みの人です。
- ① 大学を卒業した者
- ② 短期大学又は高等専門学校を卒業した者
- ③ 他の大学に2年間以上在学(休学期間を除く)し、62単位以上を修得した者
- ④ 外国において学校教育における14年以上の課程を修了した者
- ⑤ 外国の短期大学を卒業した者、または文部科学大臣が指定する教育施設で当該課程を修了した者(学校教育法第90条第1項該当者)
- ⑥ 外国の大学において2年間以上在学(休学期間を除く)し、62単位以上を修得した者
- ⑦ 専修学校の専門課程(修業年限2年以上、総授業時数1,700時間以上)を修了した者(学校教育法第90条該当者)
- ⑧ 高等学校(中等教育学校の後期課程・特別支援学校の高等部を含む)の専攻科の課程(修業年限2年以上等)を修了した者(学校教育法第90条該当者)
- ⑨ 学校教育法施行規則附則第7条の3に定める従前の規定による学校の課程を修了または卒業した者
高等専門学校の卒業者は②に該当し、大学2年次以上に在学して単位を修得している人は③に該当します。専修学校専門課程の修了者(⑦)や高校専攻科修了者(⑧)も対象に含まれており、出願資格の間口は9区分と比較的広いのが特徴です。ただし提出書類は出願資格の区分ごとに異なり、卒業(見込)証明書・在学期間証明書・資格等を証明する書類のうち、どれが必要かは募集要項の対応表で確認する必要があります。次の表は、代表的な出願資格の類型ごとに、共通書類以外で追加提出が必要になりやすい書類を整理したものです。
| 出願資格の類型 | 該当する区分 | 追加で必要になりやすい書類 |
|---|---|---|
| 大学卒業(見込)者 | ① | 出身学校長(学部長)発行の卒業(見込)証明書 |
| 短期大学・高等専門学校卒業(見込)者 | ② | 出身学校長(学部長)発行の卒業(見込)証明書 |
| 大学に2年以上在学し62単位以上修得 | ③ | 出身校作成の在学期間証明書、62単位の修得(見込み)を確認できる書類 |
| 専修学校専門課程・高校専攻科修了者 | ⑦⑧ | 修了課程が文部科学大臣の基準を満たすことを証明する書類 |
成績証明書は出身学校長(学部長)が発行し厳封したものが原則ですが、証明書自動発行機で複写防止用紙により発行されたものは厳封が不要とされています。提出書類の様式や必要部数は毎年見直される可能性があるため、実際の出願では当該年度の募集要項の記載を優先してください。
出願に必要な書類一式は、次のとおりです。全部で11点前後の書類をそろえる必要があります。
- 入学願書、写真票・受験票(募集要項所定の用紙にA4タテ片面で印刷し記入)
- 収納証明書(収納証明書はり付け台紙に貼付)
- 編入学志望理由書(Wordファイルをダウンロードし作成、A4タテ両面印刷)
- 卒業(見込)証明書(卒業(見込)者)
- 在学期間証明書(出願資格③・⑥該当者、出身校作成のもの)
- 成績証明書(出身学校長発行、原則厳封)
- TOEIC又はTOEFLの成績通知書類の写し(人間文化コース志願者のみ)
- 外国語外部試験の成績通知書類の写し(グローバル・スタディーズコース志願者のみ)
- ラベル票、受験票返送用封筒、出願書類提出用封筒
コース別の追加出願要件
出願資格に加えて、人間文化コースとグローバル・スタディーズコースには独自の出願要件があります。人間文化コースは、令和6年4月以降にTOEIC L&R TEST(IPスコアは不可)またはTOEFL iBT(ITPスコア・Home Editionは不可)のいずれかを受験していることが条件です。グローバル・スタディーズコースは、令和7年4月以降に、英語のTOEIC L&R TEST、ドイツ語検定、実用フランス語技能検定やDELF、ロシア語能力検定やTRKI、中国語検定やHSKのうち少なくとも1つを受験していることが必要です。総合法律/地域公共政策/経済・マネジメントコースには、こうした外部試験の受験要件はありません。受験時期の指定(人間文化は令和6年4月以降、GSは令和7年4月以降)もコースによって異なるため、すでに取得しているスコアが出願要件の期間内かどうかを事前に確認しておく必要があります。
提出する成績通知書類は出願期間後の差し替えが認められないため、外部試験のスコアは出願期間より前に準備が必要です。TOEICやTOEFLは申込みから結果通知まで時間がかかるため、出願を検討し始めた段階で受験スケジュールを組んでおくと安心です。
社会人・在学中の人が確認したい点
出願資格③・⑥に該当し、現在大学に在学中の状態から本学部を目指す人は、在学期間証明書を出身校で発行してもらう必要があります。証明書は出身学校が作成したものに限られ、志願者本人が記入したものは受け付けられません。社会人を経て編入学を目指す場合の学習スケジュールの立て方は、社会人が山形大学に編入する方法を解説した記事で個別に取り上げていますので、あわせてご確認ください。
出願前に確認しておきたい注意事項
募集要項には、出願後の手続きに関する注意事項も明記されています。出願書類を受理した後は、書類の返還や記載事項の変更が認められません。記入時は黒のボールペンを使用し、漢字は楷書、数字は算用数字で記入するよう指定されており、こすると消えるインキの使用は禁止されています。出願書類の記載事項が事実と相違していることが判明した場合は、入学決定後でも入学許可が取り消されることがあると明記されており、証明書の内容と願書の記載を出願前に突き合わせて確認しておく必要があります。また、令和9年3月までに出願要件を満たす見込みで合格した人が、実際には要件を満たせなかった場合も入学が取り消されます。
試験科目と配点
山形大学人文社会科学部の第3年次編入学試験は、数学や専門科目の筆記試験を課さず、面接(口頭試問を含む)と出願書類だけで実施される点が最大の特徴です。配点の組み方はコースによって異なり、面接だけで100点満点とするコースと、面接と出願書類をそれぞれ50点ずつ配分するコースに分かれます。
人間文化コースの配点と評価基準
人間文化コースは、面接(口頭試問を含む)及び出願書類を合わせて配点100点の一体評価です。評価基準等の欄には「本コースでの修学に必要な基礎学力、研究能力等をみます」と記載されています。面接時間は1人20分程度で、志願者数によっては終了が18時頃になる場合があると案内されています。
グローバル・スタディーズコースの配点と評価基準
グローバル・スタディーズコースは、面接(口頭試問を含む)が50点、出願書類が50点の合計100点です。出願書類は志望理由書・成績証明書・外国語外部試験の成績で評価すると明記されています。面接の評価基準は人間文化コースと同じ文言です。
社会科学系3コースの配点と評価基準
総合法律/地域公共政策/経済・マネジメントコースは、面接(口頭試問を含む)のみで配点100点です。評価基準等の欄には「社会的関心と志望するコースでの修学に必要な基礎的知識等をみます」と記載されており、法律・政治・経済いずれの分野でも同じ基準が適用されます。
| コース | 試験科目 | 配点 | 評価基準等 |
|---|---|---|---|
| 人間文化コース | 面接(口頭試問を含む)及び出願書類 | 100点(一体評価) | 修学に必要な基礎学力、研究能力等 |
| グローバル・スタディーズコース | 面接(口頭試問を含む)/出願書類 | 面接50点+出願書類50点 | 基礎学力・研究能力等(面接)、志望理由書等(書類) |
| 総合法律/地域公共政策/経済・マネジメントコース | 面接(口頭試問を含む) | 100点 | 社会的関心と修学に必要な基礎的知識等 |
「口頭試問を含む」という表記は、あいさつ程度の会話ではなく、専門分野の基礎知識を口頭で確認される場面があることを示しています。募集要項に出題範囲や設問例の記載はないため、面接で何を聞かれるかは志望理由書に書いた内容と、コース別の評価基準の文言から推測するしかありません。試験は人文社会科学部試験場(山形市小白川町一丁目4-12)で対面実施され、オンライン面接は案内されていません。
筆記試験がないという事実は、対策の方向性を大きく左右します。数学や専門科目の演習量よりも、志望理由書の内容を面接で一貫して説明できるかが合否を左右しやすい設計だといえます。日程を確認したうえで、面接・志望理由書の準備に時間を厚く配分する計画を立てることをおすすめします。
また、グローバル・スタディーズコースだけ出願書類にも配点が振られている点は見落とされがちです。出願書類の50点は面接とは別に独立して評価されるため、志望理由書や成績証明書、外国語外部試験のスコアといった書類そのものの完成度を、面接対策とは独立した作業として仕上げる意識が必要です。人間文化コースと社会科学系3コースは面接と出願書類を分けずに評価するため、書類は面接の材料という位置づけになりますが、それでも記載内容の粗さは面接の受け答えに直結しやすい点は変わりません。
出願から入学手続までの日程
令和9年度(2027年4月入学)第3年次編入学の出願から入学手続までの日程は、募集要項に次のとおり示されています。出願期間はわずか1週間で郵送は必着です。年度によって日程は変わるため、出願する年度の募集要項で必ず日時を再確認してください。
| 項目 | 令和9年度(2027年4月入学)の内容 |
|---|---|
| 入試説明会 | 令和8年7月17日(金)18:00〜19:00、Zoomでのオンライン開催 |
| 受験上の配慮の事前相談申請期限 | 令和8年9月11日(金) |
| 検定料の払込期間 | 令和8年9月24日(木)〜10月7日(水)16:30まで |
| 出願期間 | 令和8年10月1日(木)〜10月7日(水)(土日を除く9:00〜16:30、郵送必着) |
| 試験日 | 令和8年10月31日(土)10:00〜、人文社会科学部試験場(面接1人20分程度) |
| 合格発表 | 令和8年12月1日(火)11:00、大学ホームページに大学受験番号を掲載 |
| 入学手続期間 | 令和8年12月9日(水)〜12月14日(月)必着 |
| 検定料 | 30,000円 |
| 入学料 | 282,000円 |
| 授業料 | 年額535,800円(予定額、年1回・年2回・年10回・年10回ボーナス併用払いから選択) |
検定料の支払いは、日本国内からの出願であればクレジットカードまたはコンビニ端末(セブン-イレブン、ローソン、ミニストップ、ファミリーマート)、日本国外からの出願であればクレジットカードのみで行います。いずれの方法でも支払手数料は志願者負担です。支払い後に発行される収納証明書(ファミリーマートで支払った場合はレシート)を、募集要項所定の「収納証明書はり付け台紙」に貼り付けて他の出願書類とともに提出します。受験票は出願書類を受理した順に送付され、10月22日(木)までに届かない場合は入試課への連絡が必要です。
出願期間は10月1日から10月7日までの実質1週間しかなく、検定料の払込は出願期間より前の9月24日から始まります。払込を済ませてから収納証明書を出願書類に貼り付ける手順のため、出願期間ぎりぎりに準備を始めると書類がそろわないおそれがあります。志望理由書や成績証明書、外部試験の成績通知書類など発行に時間がかかる書類は、前倒しで準備を進めてください。
試験当日に注意しておきたいこと
受験者心得では、試験開始時刻の30分前までに試験場へ到着することが求められています。受験票に加えて、学生証やマイナンバーカード、パスポート、運転免許証など顔写真付きの身分証明書の持参も必要です。試験開始後20分を経過すると入室できなくなるため、公共交通機関の乱れも見込んで前日までに試験場所在地(人文社会科学部試験場)を確認しておくと安心です。携帯電話やスマートウォッチなどの電子機器は試験室に入る前に電源を切る必要があり、イヤホンは装着しているだけで不正行為とみなされる場合があるとされています。試験当日は自動車・バイクでの入構が禁止されている点にも注意してください。
入試説明会・欠員補充など関連日程
令和9年度入試では、令和8年7月17日にオンライン入試説明会がZoomで開催されます。編入学に興味のある人なら誰でも参加可能で、申込みはフォームから受け付けられています。また、入学手続完了者数が入学定員に満たない場合は「追加合格」が行われることがあり、それでも定員に満たない場合には「第2次募集」の可能性もあると募集要項に明記されています。これらは欠員が生じた場合の措置であり、追加合格を前提とした出願計画は避けるべきです。
受験上の配慮・試験成績の開示
病気・負傷や障害等のために受験上及び修学上の配慮を希望する場合は、令和8年9月11日(金)までに、所定の申請書に医師の診断書等を添えて申請します。申請期限後でもやむを得ない事情があれば相談可能とされていますが、対応には事前の電話連絡が必要です。また、受験した本人は、令和9年5月1日から5月31日(消印有効)の間に、小白川キャンパス事務部入試課人文社会科学部担当の窓口または郵送で試験成績の開示を請求できます。開示請求は受験者本人に限られ代理人による請求は認められません。既に払い込んだ検定料は、出願しなかった場合や検定料を誤って二重に払い込んだ場合を除き、いかなる理由があっても返還されません。返還を申し出る場合の期限は令和9年3月31日までです。
第3年次編入学に関する問合せ先は、内容によって担当部署が分かれています。
| 内容 | 担当部署 | 電話番号 |
|---|---|---|
| 入試に関すること | 小白川キャンパス事務部入試課人文社会科学部担当 | 023-628-4207 |
| 教務に関すること | 小白川キャンパス事務部人文社会科学部事務室教務担当 | 023-628-4709 |
| 就職に関すること | エンロールメント・マネジメント部学生支援課キャリア支援担当 | 023-628-4134 |
まずは無料相談で、合格までの最短ルートを確認しませんか?
スプリング・オンライン家庭教師のプロ講師が、現在の学力・志望校・残り期間に合わせて、必要な対策を個別に整理します。
- 大学編入のプロ講師が最適な受験戦略を提案
- 今後の大学編入の勝ち筋が見える。
- 志望校が決まっていなくてもOK
\ 合格がグッと近づく/
(費用は一切かかりません)
倍率・難易度の実際
山形大学人文社会科学部ホームページでは、「人文社会科学部第3年次編入学実施状況」として、募集人員・志願者数・受験者数・合格者数・入学者数を年度別、コース別、男女別に公式に公表しています。ここでは令和4年度から令和8年度までの5年分をもとに、コース合計の倍率推移を整理します。倍率は志願者数を合格者数で割って算出しており、実際の選考基準そのものではありません。
| 年度 | 募集人員 | 志願者数 | 受験者数 | 合格者数 | 入学者数 | 倍率(志願/合格) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 令和8年度 | 25人 | 115人 | 107人 | 35人 | 25人 | 約3.3倍 |
| 令和7年度 | 20人 | 102人 | 89人 | 27人 | 21人 | 約3.8倍 |
| 令和6年度 | 20人 | 103人 | 95人 | 30人 | 24人 | 約3.4倍 |
| 令和5年度 | 20人 | 118人 | 108人 | 28人 | 20人 | 約4.2倍 |
| 令和4年度 | 20人 | 102人 | 92人 | 28人 | 23人 | 約3.6倍 |
5年間の合計倍率は約3.3倍から約4.2倍の範囲で推移しており、3倍台前半から4倍台前半で安定しています。募集人員は令和4年度から令和7年度までの20名から、令和8年度に25名へと増員され、増員後の令和8年度の倍率は約3.3倍とこの5年間で最も低い水準でした。ただし増員が今後も続く保証はなく、令和9年度以降の募集人員は最新の要項で確認してください。
コース別に見る令和8年度の倍率
コース別では、令和8年度は人間文化コースが志願者38人・合格者12人で約3.2倍、グローバル・スタディーズコースが志願者14人・合格者5人で約2.8倍、総合法律/地域公共政策/経済・マネジメントコースが志願者63人・合格者18人で約3.5倍でした。過去5年の傾向を見ると、人間文化コースは令和5年度に志願者47人・合格者9人で約5.2倍まで上がった年もあり、年度による倍率の振れ幅が比較的大きいコースだといえます。社会科学系3コースは3コース合算のため志願者・合格者ともに規模が大きく、5年間を通じて3倍台後半から4倍前後で推移しています。次の表はコース別・年度別の志願者数と合格者数の全体像です。
| 年度 | コース | 志願者数 | 合格者数 | 倍率(志願/合格) |
|---|---|---|---|---|
| 令和8年度 | 人間文化 | 38人 | 12人 | 約3.2倍 |
| 令和8年度 | グローバル・スタディーズ | 14人 | 5人 | 約2.8倍 |
| 令和8年度 | 社会科学系3コース | 63人 | 18人 | 約3.5倍 |
| 令和7年度 | 人間文化 | 30人 | 7人 | 約4.3倍 |
| 令和7年度 | グローバル・スタディーズ | 23人 | 6人 | 約3.8倍 |
| 令和7年度 | 社会科学系3コース | 49人 | 14人 | 約3.5倍 |
| 令和6年度 | 人間文化 | 30人 | 10人 | 約3.0倍 |
| 令和6年度 | グローバル・スタディーズ | 19人 | 6人 | 約3.2倍 |
| 令和6年度 | 社会科学系3コース | 54人 | 14人 | 約3.9倍 |
| 令和5年度 | 人間文化 | 47人 | 9人 | 約5.2倍 |
| 令和5年度 | グローバル・スタディーズ | 24人 | 6人 | 約4.0倍 |
| 令和5年度 | 社会科学系3コース | 47人 | 13人 | 約3.6倍 |
| 令和4年度 | 人間文化 | 32人 | 8人 | 約4.0倍 |
| 令和4年度 | グローバル・スタディーズ | 21人 | 7人 | 約3.0倍 |
| 令和4年度 | 社会科学系3コース | 49人 | 13人 | 約3.8倍 |
この5年分を通してみると、グローバル・スタディーズコースは3.0倍前後で比較的落ち着いた推移である一方、人間文化コースは3.0倍から5.2倍まで年度差が大きく出ています。志望コースを1つに絞ったうえで、直近1年だけでなく複数年度の水準を確認しておくと、当年の数字に一喜一憂しにくくなります。
過欠員の推移から読み取れること
実施状況データには、募集人員に対して入学者数が上回った・下回った人数を示す「過欠員」も公表されています。令和5年度と令和8年度は過欠員0で募集人員どおりの入学者数だった一方、令和4年度は+3人、令和6年度は+4人、令和7年度は+1人と、募集人員を上回る入学者を受け入れた年度が続いています。過去5年で募集人員を下回った年度は一度もなく、合格者数は募集人員ちょうどではなく、辞退者数を見込んでやや多めに設定される年度があることがうかがえます。
実施状況データからは、志願者数と受験者数の差、つまり出願したものの当日欠席した人数も読み取れます。当日欠席者数は毎年8人から13人程度で推移しており、令和8年度は8人、令和7年度は13人、令和6年度は8人、令和5年度は10人、令和4年度は10人でした。他大学の合格発表や進路決定の時期と重なって出願を取り下げるケースも一定数あると考えられ、志願者数だけを見て倍率を過大に見積もらないよう、受験者数ベースの倍率もあわせて確認しておくと実態に近づきます。
科目別の対策
山形大学人文社会科学部の第3年次編入学試験には数学や専門科目の筆記試験がないため、対策の中心は英語外部試験のスコア準備と出願書類の作り込みに置き換わります。コースによって求められる試験と書類が異なるため、志望コースを固めたうえで、それぞれの準備に早めに着手することが重要です。
TOEIC・TOEFLスコアの準備(人間文化コース)
人間文化コースを志望する場合、令和6年4月以降に受験したTOEIC L&R TESTまたはTOEFL iBTのスコアが出願要件になります。IPスコア・ITPスコアは対象外で、公開会場やオンラインで受験する公式スコアであることが条件です。募集要項に具体的な下限点の指定はないものの、提出したスコアは面接での評価対象の一部になり得るため、可能な限り準備を早めに進めておくとよいでしょう。山形大学編入向けのTOEIC対策の考え方は、山形大学編入のTOEIC対策をまとめた記事で詳しく解説しています。
外国語外部試験の選択(グローバル・スタディーズコース)
グローバル・スタディーズコースは、令和7年4月以降に受験した英語・ドイツ語・フランス語・ロシア語・中国語のいずれかの外部試験成績が出願要件です。英語以外の4言語からも選択できる点が特徴で、複数の成績通知書類を提出した場合はもっとも評価の高い成績のみが判定に使われます。GSコースは在学中に専門語学を12単位修得する必要があり、原則として海外研修も必修です。出願する外部試験は、入学後に専門語学として選ぶ言語との一貫性を意識して選ぶと、志望理由書でも説明しやすくなります。英語以外の言語を選ぶ場合、試験の実施回数が英語より少ないことが多いため、出願要件の受験期間(令和7年4月以降)に間に合うよう、早い段階で試験日程を確認しておく必要があります。
出願書類の作り込み
筆記試験がない選抜では、成績証明書と志望理由書という書類そのものの完成度が合否に直結します。成績証明書は出身学校発行かつ原則厳封のものが必要です。出願資格③・⑥に該当する人は、62単位以上の修得(見込み)が成績証明書だけで確認できない場合、見込証明書や履修登録が確認できる書類の追加提出が求められます。証明書の発行には数週間かかることもあるため、出身校の教務窓口に発行スケジュールを早めに確認しておくと、出願期間ぎりぎりで慌てずに済みます。特に夏季休業期間と重なる時期は、出身校の窓口が休業していることもあるため、発行依頼のタイミングには注意が必要です。出願書類の準備は、次のような順序で逆算しておくと出願期間に間に合わせやすくなります。
- 志望コースを1つに決め、外部試験(TOEIC・TOEFL・外国語外部試験)の受験要件と条件を確認する
- 出願要件を満たす外部試験を受験し、成績通知書類(公式スコアレポートまたはデジタル認定証)を確保する
- 出身校に成績証明書・卒業(見込)証明書・在学期間証明書の発行を依頼する
- 編入学志望理由書を1,000字以上1,200字以内で作成し、字数と書式(10.5ポイント・横書き)を確認する
- 検定料を払込期間内に支払い、収納証明書を出願書類に添付して提出する
外部試験の受験からスコア到着までが対策全体のボトルネックになりやすいため、志望コースを決めた時点でまず外部試験の予約を済ませておくことをおすすめします。
面接・志望理由書・出題予測
山形大学人文社会科学部ホームページの入試情報ページには、「口述試験及び面接(口頭試問を含みます。)の過去問題はありません」と明記されています。面接に過去問は存在しないと大学が公式に説明しています。そのため対策は、過去問演習ではなく、募集要項に書かれた評価基準やアドミッション・ポリシー、志望理由書の設問内容から出題の方向性を読み解く形にならざるを得ません。以下は募集要項・編入学ガイドの記載に基づく分析であり、実際の質問内容を保証するものではありません。
志望理由書のコース別設問と書き方
編入学志望理由書は、パソコンで作成し、1,000字以上1,200字以内で、10.5ポイントの文字を使って横書き、A4タテ両面で印刷して提出します。設問はコースによって異なります。人間文化コースは「本コースを志望する理由を説明してください。また、卒業論文を書くための具体的な研究計画について記述してください」というテーマで、人間文化コースだけ卒業論文の研究計画まで求められます。単なる志望動機だけでなく、編入後にどのテーマで卒業論文に取り組みたいかを、5つのプログラムのどれと結びつくかまで具体的に書く必要があります。
グローバル・スタディーズコースは「本コースを志望する理由について述べてください」というシンプルな設問です。出願書類の配点50点は志望理由書・成績証明書・外国語外部試験の成績通知書類とあわせて評価される三本柱のため、語学力を裏づけるスコアとの整合性を意識して組み立てることが重要です。総合法律/地域公共政策/経済・マネジメントコースは「上の枠内で選んだコースを志望する理由について述べてください。また、現在関心を持っている社会問題について、あなたの考えを述べた上で、編入学後にどのようなことを学びたいかを記述してください」という設問で、社会問題への自分の考えを述べる設問が加わる点が他の2コースとの違いです。
面接(口頭試問を含む)で問われる内容
面接時間は1人20分程度で、評価基準等には、人間文化コースとグローバル・スタディーズコースが「本コースでの修学に必要な基礎学力、研究能力等をみます」、社会科学系3コースが「社会的関心と志望するコースでの修学に必要な基礎的知識等をみます」と記載されています。評価基準の文言はコースごとに書き分けられており、「口頭試問を含む」という表記から、専門分野に関する基礎知識を口頭で問われる場面が想定されます。編入学ガイドに掲載された編入学生の体験記でも、人間文化コースでは「面接では研究内容を中心に聞かれるため、自分がどんなテーマに興味を持ち、なぜその分野を選んだのかを説明できるようにしておく」ことがすすめられており、研究テーマと志望理由の一貫性が重視されている様子がうかがえます。グローバル・スタディーズコースの体験記では外国語外部試験のスコア取得・志望理由書の作成・面接練習の3点、社会科学系3コースの体験記では面接が志望理由書の内容に基づいて行われる点が強調されています。1人20分程度という面接時間は決して長くありません。志望理由・研究計画・これまでの学びのつながりなど、話したい内容が多岐にわたる場合は、優先順位をつけて短く端的に答える練習をしておくと、限られた時間の中でも伝えたい内容を漏れなく話しやすくなります。
編入学生の体験談から読み取れる準備の実際
編入学ガイドには、実際に合格した編入学生3名の体験記が掲載されています。出身校在学中の準備行動が具体的に語られています。山形県立米沢女子短期大学から人間文化コースに編入した学生は、卒業研究の構想を早めに固めておくこと、単位認定を見据えて外国語関連の科目を多めに履修しておくこと、短大の教員やキャリアセンター、友人など複数の相手に面接練習の協力を仰いだことを挙げています。
岩手県立大学盛岡短期大学部からグローバル・スタディーズコースに編入した学生は、外国語外部試験のスコア取得、志望理由書の作成、面接練習の3点に重点を置いたと述べています。外部試験は申込みから結果通知まで約2か月かかるとの実感も語られており、早めの受験計画の重要性を裏づけています。同じく岩手県立大学盛岡短期大学部から地域公共政策コースに編入した学生は、在籍中に編入学の情報収集を怠ると出願期限そのものを逃しかねないこと、面接は志望理由書の内容に基づいて行われるため書類と面接の一貫性が重要であることを振り返っています。3名に共通するのは、出身校の教員に添削・面接練習を早期から依頼している点です。短大や高専に在籍中の人は、在学中のうちから編入学担当の教員に相談を始めることをおすすめします。体験記はいずれも、単位認定の仕組みや面接の運び方を早い段階で理解し、限られた準備期間の中で優先順位をつけて動いていたことが共通しています。情報収集の早さが準備期間の長さを実質的に左右するという点は、これから準備を始める人にとっても参考になる視点です。
過去問が存在しない中での出題予測
過去問がない以上、できる準備は、アドミッション・ポリシーに示された「求める学生像」から評価の視点を逆算することです。人文社会科学部全体のアドミッション・ポリシーでは、Challenge(人文社会科学の諸分野への強い関心と勉学への意欲)、Cooperation(多様な価値観の尊重と協調性、倫理的な行動)、Contribution(活力ある社会の実現に貢献する意欲)という「3つのC」が求める学生像として掲げられています。面接で問われやすい論点として、志望理由(なぜ今の所属ではなく本学部なのか)、編入後に学びたい具体的な分野やゼミ、卒業後の進路との接続、これまでの学びと編入後の学びのつながりが挙げられます。志望理由書に書いた内容との一貫性が特に問われやすいと考えられます。人間文化コースは卒業論文の研究計画そのものが設問になっているため、面接でも研究計画の具体性を掘り下げて聞かれることが予想され、社会科学系3コースは社会問題への考えを述べる設問があるため、面接でもその社会問題についてさらに踏み込んだ質問がある可能性を想定しておくとよいでしょう。募集要項の記載から想定される準備テーマを整理すると、次のような論点が挙げられます。
- なぜ現在の所属ではなく山形大学人文社会科学部を志望するのか
- 志望コース・プログラムで具体的に何を学びたいのか(人間文化コースは卒業論文の研究計画まで)
- これまでの学び(出身校での履修内容)と編入後の学びのつながり
- 社会科学系3コース志望者は、関心のある社会問題とその背景に対する自分の考え
- グローバル・スタディーズコース志望者は、外国語外部試験のスコアと専門語学として学びたい言語との関係
- 編入後の学習計画と卒業後の進路の見通し
これらは募集要項からの推測で断定はできません。実際の出題内容や評価の重みづけは公表されていない点にご留意ください。
併願戦略と内部リンクまとめ
山形大学人文社会科学部の編入学は、既修得単位の読み替え(認定)の仕組みを理解しておくと、併願校を選ぶ判断材料が増えます。編入学ガイドによれば、読み替え可能な単位数の上限は64単位で、そのうち基盤共通教育科目の38単位は包括認定として自動的に認定されます。残りは専門教育科目として、短大等で修得した特定の科目を本学の対応科目に個別認定する仕組みです。ただし教職副専攻プログラムの修了を希望する場合は包括認定方式が適用されず、すべて個別認定方式になる点には注意が必要です。基盤共通教育のうち英語の単位は、人間文化コースと社会科学系3コースが8単位、グローバル・スタディーズコースが10単位とされ、教職副専攻プログラムを希望しない学生はこれまでの取得履歴にかかわらず取得済みと認定されます。また、2年次以降に「データ処理演習」「統計学基礎」「社会調査法基礎」から1科目を選ぶジェネリックスキル科目についても、出身校で同等の内容を含む科目を履修していれば読み替えの対象になります。
単位の読み替えがどこまで進むかは、出身校で履修した科目と志望コースの専門教育科目がどれだけ重なるかに左右されます。特に高等専門学校のような理系分野から人文社会科学部へ編入する場合や、専門を大きく変える場合は、規定の2年間での卒業が難しくなることもあると編入学ガイドは注意を促しています。志望理由書や面接の準備と並行して、学生便覧で志望コースの専門導入科目・専門基礎科目を確認し、出身校で同様の科目を履修できるなら早めに取っておくことをおすすめします。
山形大学内での併願を検討する
山形大学は人文社会科学部以外にも複数の学部で第3年次編入学試験を実施しています。たとえば農学部は人文社会科学部とは異なる出願資格・試験科目で編入学試験を実施しており、同じ大学内の別学部を併願先として検討する人もいます。学部が変われば試験の作りも大きく変わるため、山形大学農学部の編入試験を解説した記事もあわせて確認し、自分の出身分野に合うかどうかを比較してみてください。
他大学との併願を考えるときの視点
面接のみで実施される山形大学人文社会科学部の編入学試験は、専門科目の筆記対策に時間を割く必要がない分、出願書類と面接に準備時間を集中できるという特徴があります。一方で筆記試験がある大学を併願する場合は、専門科目や英語の筆記対策と、本学部向けの志望理由書・面接対策を並行して進める必要があり、スケジュール管理がより重要になります。出願期間が10月上旬に集中する大学が多いため、証明書の準備は併願校の分もまとめて逆算しておくと安心です。特に成績証明書や卒業(見込)証明書は、併願先ごとに別々の様式・部数を求められることが多く、出身校への発行依頼を1回にまとめられるよう、必要書類の一覧を先に作っておくと手戻りを防げます。編入学試験そのものの制度や併願の考え方を体系的に整理したい人は、大学編入対策コースで、山形大学のような面接中心の選抜と、筆記試験を課す選抜の両方に対応した個別の対策を相談できます。
よくある質問(FAQ)
山形大学人文社会科学部の編入試験に筆記試験はありますか
ありません。全コースとも学力検査は面接のみです。人間文化コースと社会科学系3コースは面接(口頭試問を含む)及び出願書類で配点100点、グローバル・スタディーズコースは面接50点と出願書類50点で実施され、数学や専門科目の筆記試験は課されていません。
高等専門学校からの編入は可能ですか
可能です。出願資格②に短期大学又は高等専門学校の卒業者が明記されています。短期大学又は高等専門学校を卒業した者は出願資格②に該当し、他の出願資格と同様に募集要項所定の書類を提出すれば出願できます。理系分野の高専出身者が人文社会科学部へ編入する場合、単位の読み替えが専門教育科目まで及びにくいことがあるため、卒業までの年数に余裕を持たせて計画するとよいでしょう。
志望理由書はどのくらいの文字数で書けばよいですか
1,000字以上1,200字以内という文字数指定があります。編入学志望理由書は、パソコンで作成し、10.5ポイントの文字を使って横書きでまとめ、A4タテ両面で印刷して提出します。設問はコースごとに異なり、人間文化コースだけ卒業論文の研究計画まで書く必要がある点に注意してください。
過去問はどこで手に入りますか
山形大学人文社会科学部の第3年次編入学試験には、口述試験及び面接(口頭試問を含む)の過去問題は存在しないと公式に明記されています。対策には、募集要項の評価基準やアドミッション・ポリシー、編入学ガイドに掲載された編入学生の体験記を活用してください。
倍率はどのくらいですか
令和4年度から令和8年度までのコース合計倍率(志願者数÷合格者数)は、約3.3倍から約4.2倍の範囲で推移しています。令和8年度は募集人員が25名に増員され、倍率は約3.3倍とこの5年間でもっとも低い水準でした。
グローバル・スタディーズコース以外でも外国語の資格は必要ですか
人間文化コースも、TOEICかTOEFLの受験が出願要件になっています。総合法律/地域公共政策/経済・マネジメントコースには、こうした外部試験の受験要件は設けられていません。人間文化コースはTOEIC L&R TESTまたはTOEFL iBTのいずれか、グローバル・スタディーズコースは英語に加えてドイツ語・フランス語・ロシア語・中国語の外部試験も選択できる点が異なります。
編入学後、何年で卒業できますか
最短修業年限は2年ですが、既修得単位の読み替え次第で年数が延びる場合があります。出身校のカリキュラムと志望コースの専門教育科目が大きく異なる場合、単位の読み替えが十分に進まず、規定の2年間での卒業が難しくなることがあると編入学ガイドは説明しています。読み替え可能な単位数の上限は64単位で、内訳や個別認定の範囲は出身校での履修状況によって一人ひとり異なります。
入学までにかかる費用はどのくらいですか
令和9年度の募集要項では、検定料30,000円・入学料282,000円・授業料年額535,800円(予定額)と示されています。授業料は年1回・年2回・年10回・年10回ボーナス併用払いから選択でき、入学料・授業料はいずれも改定される可能性がある予定額です。
まとめ
山形大学人文社会科学部の第3年次編入学試験は、人間文化コース、グローバル・スタディーズコース、総合法律/地域公共政策/経済・マネジメントコースの3つの募集単位で実施され、当日の学力検査は面接(口頭試問を含む)のみという設計が最大の特徴です。人間文化コースは面接及び出願書類で100点、グローバル・スタディーズコースは面接50点と出願書類50点、社会科学系3コースは面接のみ100点という配点の違いを理解し、志望コースに合わせて志望理由書・成績証明書・英語外部試験のスコアを準備することが出発点になります。令和4年度から令和8年度までのコース合計倍率は約3.3倍から約4.2倍で推移しており、過去問が存在しない以上、募集要項の評価基準とアドミッション・ポリシーから出題の方向性を読み解きながら準備を進めるほかありません。本記事の数値・日程は令和9年度募集要項に基づく整理であり、年度によって募集人員・日程・配点などが変更される可能性があるため、出願前には必ず山形大学人文社会科学部の公式ホームページで最新の学生募集要項をご確認ください。既修得単位の読み替え上限や卒業までの年数も志望コースによって条件が異なるため、出願資格を満たすかどうかとあわせて、編入学後にどのくらいの期間で卒業できそうかも早めに見積もっておくと、出願後の学習計画が立てやすくなります。
まずは無料相談で、合格までの最短ルートを確認しませんか?
スプリング・オンライン家庭教師のプロ講師が、現在の学力・志望校・残り期間に合わせて、必要な対策を個別に整理します。
- 大学編入のプロ講師が最適な受験戦略を提案
- 今後の大学編入の勝ち筋が見える。
- 志望校が決まっていなくてもOK
\ 合格がグッと近づく/
(費用は一切かかりません)



