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駒澤大学の編入試験を徹底解説|学部別の募集人員・試験科目・日程・倍率と対策【2027年度】

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駒澤大学の編入学試験は、学部・学科によって2年次と3年次の実施状況がまったく異なり、仏教学部と経済学部、法学部は3年次のみ、文学部英米文学科などは2年次・3年次の両方で募集しています。試験科目は「小論文等・英語試験・面接口頭試問」の3点が全学部共通ですが、社会人編入学者選抜だけは英語試験がなく、実施学部も仏教学部と法学部法律学科フレックスBに限られます。さらに2027年度からは、3年次の出願に必要な修得単位数が50単位以上から62単位以上へと引き上げられました。この構造を知らないまま準備を始めると、出願できない学部を志望してしまったり、不要な対策に時間を使ったりすることになります。

この記事では、駒澤大学が公表している2027年度の入学試験情報と、2023〜2025年度の志願・受験・合格者数の実績をもとに、学部別の募集人員・受験資格・試験科目・日程・倍率を整理します。あわせて、大学が公開している2026年度の編入学試験過去問題から、学部・学科ごとの出題テーマと出題意図まで踏み込んで解説します。

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目次

駒澤大学の編入学試験には2つの制度がある

駒澤大学が実施する編入学試験には、性格の異なる2つの制度があります。指定校のみを対象とする指定校編入学者選抜を除くと、外部から一般に出願できるのは次の2つです。

編入学者選抜

他大学・短期大学・高等専門学校などの在学者や卒業者が、駒澤大学に途中年次から入学するための一般的な制度です。学部・学科によって2年次または3年次、あるいはその両方で実施されます。本記事で中心的に扱うのはこの制度です。

社会人編入学者選抜

駒澤大学は「学び直しを希望する社会人や、多様な経験を有する社会人を受け入れる」ことを目的とした制度と公式に位置づけています。ただし実施範囲は限定的で、2026年7月時点の公表情報では仏教学部(禅学科・仏教学科)と法学部法律学科フレックスBの3年次のみで実施されています。他学部を社会人として編入したい場合は、一般の編入学者選抜での出願を検討することになります。

試験科目にも違いがあります。編入学者選抜は小論文等・英語試験・面接口頭試問の3点が課されるのに対し、社会人編入学者選抜は英語試験がなく、小論文と面接口頭試問のみで判定されます。この違いは後述します。

学部別の募集人員と実施年次【2027年度】

駒澤大学の編入学者選抜は、医療健康科学部を除く全学部で「若干人」という形で募集人員が公表されています。学部・学科(専攻)ごとに2年次・3年次のどちらを実施しているかが異なるため、まず自分の志望学科がどの年次で募集しているかを確認してください。

学部学科(専攻)2年次3年次
仏教学部禅学科×
仏教学科×
文学部国文学科×
英米文学科
地理学科(地域文化研究専攻・地域環境研究専攻)×
歴史学科(日本史学専攻・外国史学専攻・考古学専攻)
社会学科(社会学専攻・社会福祉学専攻)
心理学科
経済学部経済学科×
商学科×
現代応用経済学科×
法学部法律学科フレックスA×
法律学科フレックスB×
政治学科×
経営学部経営学科×
市場戦略学科×
グローバル・メディア・スタディーズ学部グローバル・メディア学科

募集人員はいずれの学科も「若干人」で、大学は具体的な人数を公表していません。この表から読み取れる重要な点を整理します。

2年次編入を実施しているのは文学部と経営・メディア系の一部だけです。英米文学科、歴史学科(日本史学・外国史学・考古学の全専攻)、社会学科(社会学・社会福祉学の両専攻)、心理学科、グローバル・メディア学科の6学科のみが2年次を実施しており、それ以外の仏教学部・国文学科・地理学科・経済学部・法学部・経営学部は3年次のみです。短期大学や高等専門学校を2年間で卒業してすぐに編入したい場合、志望できる学科がここで大きく絞られます。

法学部・経済学部・経営学部・仏教学部は3年次のみです。法律・政治・経済・商学・経営といった主要学部を2年次で受けることはできません。これらの学部を目指すなら、必然的に3年次編入の受験資格(後述)を満たす必要があります。

地理学科は3年次のみです。地域文化研究専攻・地域環境研究専攻とも2年次の募集がありません。

医療健康科学部は別枠の「4年次編入」

医療健康科学部診療放射線技術科学科だけは、他学部とはまったく異なる制度で編入学者選抜を実施しています。2年次・3年次ではなく4年次への編入で、放射線治療・計測コース/臨床画像・技術コース/画像処理・解析コースの3コースから1つを選択して出願します。国家資格(診療放射線技師)に関わる専門課程であるため、出願審査という独自の手続きが設けられており、日程も他学部とまったく異なります(後述)。

受験資格|自分が出願できるかを先に確かめる

駒澤大学が公式サイトで一般公開している受験資格の情報は、法政大学のように学部単位で細かく明文化されているわけではなく、全学共通の年次別条件が中心です。ただし2027年度入学者選抜からは、この共通条件そのものが変更されています。この変更は駒澤大学が2025年4月9日付で公表した「2027年度(令和9年度)入学者選抜の変更点について」に明記されている一次情報です。

2年次の受験資格

2027年度入学者選抜より、次のとおり変更されています。

他大学に(短期大学を除く)休学期間を除き、1年以上在学した者(在学見込みの者を含む)で、かつ、30単位以上の単位を修得している者又は修得見込みの者

変更前は「休学期間を除き」という文言がなく、単純に「1年以上在学した者」とされていました。休学期間が在学期間としてカウントされないことが明確化された形です。また短期大学は2年次の対象から明確に除外されています。短期大学からの編入を考えている場合、志望できるのは次に説明する3年次になります。

3年次の受験資格【2027年度から62単位以上に変更】

3年次の出願条件は、2027年度入学者選抜でより大きく変更されました。

在学期間を除き、2年以上在学した者(在学見込みの者を含む)で、かつ62単位以上の単位を修得している者又は修得見込みの者

変更前の条件は「2年以上在学した者又は在学中の者で、かつ、50単位以上の単位を修得している者または修得見込みの者」でした。つまり必要単位数が50単位から62単位に引き上げられています。単位数が足りるかどうか微妙なラインにいる方は、この変更を必ず踏まえて計画を立て直してください。

あわせて、駒澤大学に2年以上在学して退学・除籍となった者についても、同様に必要単位数が「50単位以上」から「62単位以上」に変更されています。

学部・学科ごとに確認しておくべき注意点

共通の受験資格に加えて、大学が公式に注意喚起している学科固有の事情があります。

  • 歴史学科外国史学専攻を志願する場合は、東洋史コース・西洋史コースから1コースを選択して出願します。
  • 社会学科社会福祉学専攻へ編入学し、社会福祉士・精神保健福祉士国家試験の受験資格に必要な科目をすべて修得するには、最低でも3年以上の在学が必要になります。2年次で編入しても3年間で卒業できるとは限りません。
  • 心理学科へ編入学し、大学における公認心理師の資格取得を目指す場合、在学が3年以上必要になる場合があります。資格取得を前提に志望するなら、編入前に必ず確認してください。
  • 政治学科を志願する場合は、現代社会と政治コース・行政・公共政策コース・国際・地域研究コース・政治とメディア研究コースの4コースから1つを選択します。
  • 医療健康科学部は放射線治療・計測コース/臨床画像・技術コース/画像処理・解析コースの3コースから1つを選択し、4年次編入のみの実施です。

これら以外の学部独自の細かい出願要件(専修学校卒業者の扱いなど)については、駒澤大学が公開する当該年度の編入学者選抜要項(デジタルパンフレット「KomaShelf」に掲載)に記載があります。要項は例年7月頃に更新されるため、出願前には必ず入学センター発表の最新版を確認してください。

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試験科目|編入学者選抜と社会人編入学者選抜で内容が違う

駒澤大学が公開しているアドミッション・ポリシーの「求める学生像と入学者選抜方法のマトリクス表」には、選抜区分ごとにどの評価軸を重視するかが◎(特に重点)・○(重点)で明示されています。編入学者選抜については、仏教学部から経営学部、グローバル・メディア・スタディーズ学部まで、公開されている全学科で共通して次のとおり定義されています。

選抜区分試験科目
編入学者選抜(2年次・3年次)出願書類+小論文等+英語試験+面接・口頭試問
社会人編入学者選抜(3年次のみ)出願書類+小論文+面接・口頭試問(英語試験なし)

大学はこのマトリクス表で、編入学者選抜の目的を「大学入学後の進路変更や学び直しを希望する学生、および多様な経験を有する学生を受け入れることを目的に、出願書類、小論文等、英語試験および面接・口頭試問にて判断する」と説明しています。小論文等と英語試験はともに◎(特に重点を置いている)に位置づけられており、大学自身が「小論文と英語を同格で重視する」と公言している点は、対策の優先順位を考えるうえで参考になります。

編入学者選抜の英語試験は医療健康科学部も含めて共通問題

駒澤大学は2025年9月26日付で「2026年度編入学者選抜要項の一部訂正について」を公表し、医療健康科学部診療放射線技術科学科の英語試験の表記を「英語(自然科学に関するもの)(筆記)」から「英語」へ訂正しています。大学は訂正にあわせて「医療健康科学部の『英語』は共通問題となります」と明記しており、放射線技術学科を含めて英語試験の内容自体は学部間で分かれていないことが確認できます。学部固有の専門知識が問われるのは小論文等のパートです。

社会人編入学者選抜は仏教学部と法律学科フレックスBのみ・英語なし

社会人編入学者選抜の時間割は、公式サイトで「9:00〜10:00 小論文」「11:00〜 面接・口頭試問」と公表されています。英語試験の時間枠は設けられていません。実施対象も仏教学部(禅学科・仏教学科)と法学部法律学科フレックスBに限られるため、社会人として編入を考える場合、まず自分の志望学部がこの2つに含まれるかどうかを確認する必要があります。含まれない学部を社会人として志望する場合は、一般の編入学者選抜(英語試験あり)での出願を検討することになります。

社会人として駒澤大学への編入を検討している方は、当サイトで別途まとめている社会人が駒澤大学に編入する方法|両立スケジュールと出願準備もあわせて参照してください。

駒澤大学が学部ごとに公表している「求める学生像」

駒澤大学は学部・学科ごとにアドミッション・ポリシー(入学者受け入れの方針)を公表しており、そのなかで編入学者選抜がどのAP(AP1:建学の理念への理解、AP2:知識・技能、AP3:思考力・判断力・表現力、AP4:他者と協働する力)を重視するかを◎・○で明示しています。学部横断で共通しているのは、編入学者選抜は小論文等(AP2・AP3を重視)と英語(AP2)が◎、面接・口頭試問はAP1・AP3・AP4が◎という配分です。つまり小論文では知識と論理的な表現力、面接では大学の理念への理解と協働性が特に見られていることになります。

学部・学科ごとの「求める学生像」の記述にも、志望理由書や面接で意識すべき方向性が表れています。

  • 仏教学部(禅学科・仏教学科):「仏教や禅を学ぶ強い意欲」を基準とし、曹洞宗の僧籍を有する人や関連資格の取得者を特に想定しています。宗教学・思想哲学に限定せず幅広い読書習慣を求めている点も特徴です。
  • 文学部国文学科:「日本の文学作品や文化に関心を抱いて日頃から読書に慣れ親しみ」「国語学・国文学・漢文学に強い関心」を持つことが明記されています。
  • 英米文学科:「イギリス文学・アメリカ文学・英語学の3つの学問分野に強い関心」があることが求められ、入学後にプレゼンテーションやディスカッションが支障なくできる英語運用能力も前提とされています。
  • 地理学科:「地図・統計や野外観察などを通じて、地域の諸問題を客観的に判断」する姿勢と、「屋外に出て、いろいろなものを見る」という実践的な学習習慣が挙げられています。
  • 歴史学科:「現代に生きる我々が抱えている課題について、その歴史的背景を考え歴史的文脈に沿って理解し判断しようとする意識」が求められています。
  • 社会学科:社会学専攻は「現代社会に対して強い問題意識」、社会福祉学専攻は「現在の福祉社会に関する問題意識」がそれぞれ軸になっています。
  • 心理学科:AP自体は他の文学部学科と近い構成ですが、心理学の実証的な研究法(実験計画法・多変量解析等)への理解が入学前の教養として位置づけられています。
  • 経済学部(経済学科・商学科・現代応用経済学科):いずれも「地域社会、国際社会、産業界の出来事について問題意識を持ち、様々な情報に基づき考察を行い」という表現が共通しています。商学科はビジネスの視点、現代応用経済学科はビジネスとコミュニティ両方の視点からの説明力が挙げられています。
  • 法学部:法律学科は「英語能力(読む・書く・話す・聞く)については高校卒業時に一般的に到達しているレベル(英検2級・TOEIC L&R 550点以上)が求められる」と、英語力の目安がAPの中に具体的に明記されています。数学・物理・化学の基礎力も法律学修に役立つとされている点は、文系学部としては珍しい記述です。
  • グローバル・メディア・スタディーズ学部:「特に『英語』および『情報』について、大学での学修に必要な知識、理解、技能を有すること」が入学前の教養として明記され、日常的にメディア報道に触れて世界の課題に関心を持つ姿勢が求められています。

志望理由書や面接では、こうした学部・学科ごとのAP記述にある言葉(問題意識、協働、思考力・判断力・表現力など)と、自分の経験・関心をどう結びつけて語れるかが評価に直結します。試験科目の対策と並行して、志望学科のアドミッション・ポリシーに一度目を通しておくことを推奨します。

日程・スケジュール【2027年度】

駒澤大学が2026年7月に更新した情報によると、医療健康科学部を除く全学部の編入学者選抜・社会人編入学者選抜は、次の共通日程で実施されます。

項目2027年度
出願期間2026年10月9日(金)〜10月16日(金)(消印有効/ネット出願は10月16日15:00まで)
試験日2026年11月8日(日)
合格発表日2026年11月20日(金)
試験会場駒沢キャンパス
入学検定料35,000円

出願期間は8日間しかありません。募集要項は例年7月頃に公開されるため、要項が出た時点で必要書類(志望理由書等)の準備に着手し、10月上旬の出願開始に備えておく必要があります。

医療健康科学部だけ日程がまったく違う

医療健康科学部診療放射線技術科学科(4年次編入)は、他学部とは別建ての独自日程です。

項目2027年度
出願審査受付期間2026年8月17日(月)〜8月21日(金)(消印有効)
審査結果発表2026年10月2日(金)
本試験出願期間2026年10月5日(金)〜10月9日(金)(消印有効/ネット出願は10月9日15:00まで)
試験日2026年11月8日(日)
合格発表日2026年11月20日(金)

試験日・合格発表日は他学部と同じですが、8月中に出願審査という前段階の手続きが必要な点が決定的に違います。医療健康科学部を志望する場合、他学部の受験生が10月の出願開始を待っている間に、すでに8月中旬の出願審査を通過しておく必要があります。この前段階を見落とすと、本試験そのものに出願できません。

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倍率・難易度【2023〜2025年度の実績】

駒澤大学は入学者選抜データを年度ごとにPDFで公開しており、そこから編入学者選抜だけ、さらに社会人編入学者選抜だけを切り分けた志願・受験・合格者数を確認できます。ここでは2023〜2025年度の3年分を比較します。

2年次編入学者選抜の実績(全学科合計)

年度志願受験合格倍率(受験者÷合格者)
2023年度101052.0倍
2024年度272464.0倍
2025年度272664.3倍

2025年度の学科別内訳では、英米文学科が志願8名・受験8名・合格1名(8.0倍)、心理学科が志願6名・受験6名・合格1名(6.0倍)、グローバル・メディア学科が志願7名・受験7名・合格2名(3.5倍)でした。一方で日本史学専攻(志願1・受験1・合格1)、考古学専攻(志願1・受験1・合格1)はいずれも受験者がそのまま合格しており、社会学専攻や歴史学科外国史学専攻の一部は志願者はいても合格者が出ていない年もあります。

3年次編入学者選抜の実績(全学科合計)

年度志願受験合格倍率(受験者÷合格者)
2023年度11079342.3倍
2024年度7466173.9倍
2025年度6557212.7倍

2025年度の学科別内訳を見ると、仏教学部禅学科(志願1・受験1・合格1)、仏教学科(志願4・受験4・合格4)はほぼ全員合格に近い水準である一方、グローバル・メディア学科は志願12名・受験12名に対して合格1名(12.0倍)と、同じ大学の同じ3年次のなかでも極端な差があります。法律学科フレックスAは志願5名・受験4名・合格1名(4.0倍)、経営学科は志願6名・受験6名・合格2名(3.0倍)でした。一方、社会福祉学専攻(志願1・受験1・合格0)や心理学科(志願5・受験4・合格0)のように、志願者がいても合格者が0名の年もあります。市場戦略学科も2025年度は志願4名・受験2名に対して合格0名でした。

社会人編入学者選抜の実績(全学科合計)

年度志願受験合格倍率
2023年度3331.0倍
2024年度3331.0倍
2025年度110

社会人編入学者選抜は募集規模がきわめて小さく、2023・2024年度は受験者が全員合格していますが、母数が1〜3名と極端に少ないため、単年度の数字を「合格率100%の入試」と読むのは危険です。2025年度は受験1名に対して合格0名という結果でした。

3年間の推移で見える学部ごとの傾向

3年次編入の学科別内訳を2023〜2025年度で並べると、法学部・経営学部・経済学部の主要学科は毎年一定数の志願者が集まり続けている一方、学科によって合格者数の振れ幅が大きいことがわかります。

法律学科フレックスAは2023年度が志願9名・受験6名・合格3名(2.0倍)、2024年度が志願6名・受験5名・合格1名(5.0倍)、2025年度が志願5名・受験4名・合格1名(4.0倍)と、志願者数はやや減少傾向にありつつ、合格者は毎年1〜3名で推移しています。経営学科は2023年度が志願9名・受験7名・合格3名(2.3倍)、2024年度が志願12名・受験10名・合格0名、2025年度が志願6名・受験6名・合格2名(3.0倍)でした。2024年度のように志願者が10名を超えても合格者が0名の年があることは、経営学科を志望する場合に必ず踏まえておくべき事実です。

経済学科は2023年度が志願19名・受験10名・合格6名(1.7倍)、2024年度が志願8名・受験7名・合格2名(3.5倍)、2025年度が志願6名・受験4名・合格2名(2.0倍)と、3年間を通じて比較的安定して合格者が出ています。グローバル・メディア学科は3年次で2023年度15名募集相当の志願23名・受験18名・合格5名(3.6倍)、2024年度志願9名・受験8名・合格3名(2.7倍)、2025年度志願12名・受験12名・合格1名(12.0倍)と、学科合計のなかでもっとも変動が大きい学科のひとつです。

2年次では、グローバル・メディア学科が2023年度志願4名・受験4名・合格3名(1.3倍)、2024年度志願9名・受験8名・合格3名(2.7倍)、2025年度志願7名・受験7名・合格2名(3.5倍)と、3年次ほどではないものの年度差が見られます。心理学科(2年次)は2023年度志願1名・受験1名・合格1名、2025年度志願6名・受験6名・合格1名(6.0倍)と、志願者数自体が年によって大きく増減しています。単年度の数字だけで「入りやすい・入りにくい」を判断せず、複数年度を通しで見ることが重要です。

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2年次と3年次はどちらが入りやすいのか

3年分のデータを並べると、駒澤大学の編入について一般的な傾向が見えてきます。3年次のほうが志願者数・母数が大きく、倍率の絶対値としては年度によって2年次を上回ることもあります。2024年度は2年次4.0倍に対して3年次3.9倍とほぼ並び、2025年度は2年次4.3倍に対して3年次2.7倍と3年次のほうが低くなっています。一方2023年度は2年次2.0倍に対して3年次2.3倍でした。

ただし、この倍率をそのまま「入りやすさ」と読むのは早計です。理由は2つあります。

ひとつは母数の小ささです。2年次編入の全学科合計は年間20〜30名台の志願者しかいません。学科単位で見ると、1〜2名の受験で倍率が1.0倍や2.0倍になっている学科が大半で、翌年に数名志願者が増えるだけで数字は大きく変わります。もうひとつは年度・学科によるばらつきの大きさです。同じ2025年度の3年次でも、仏教学部仏教学科は志願4名全員合格である一方、グローバル・メディア学科は志願12名中1名しか合格していません。「駒澤大学の編入は簡単」あるいは「難しい」と一律に語れる数字は存在せず、志望学科の過去3年分の実績を個別に確認することが欠かせません。

また、そもそも2年次と3年次を両方実施している学科は英米文学科・歴史学科各専攻・社会学科各専攻・心理学科・グローバル・メディア学科に限られます。仏教学部・国文学科・地理学科・経済学部・法学部・経営学部は3年次のみの実施なので、2年次との比較そのものができません。

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学部別に、何から手をつけるべきか

法学部を志望する場合

法学部は法律学科フレックスA・フレックスB・政治学科の3学科とも3年次のみの実施です。試験科目は小論文等(法学・政治学に関する基礎知識)+英語+面接口頭試問で、法律学科は「法学」、政治学科は「政治学」に関する出題という傾向があります(詳細は後述の過去問セクション)。政治学科は4コースから1つを選ぶ必要があるため、志望理由書の段階でどのコースに進みたいかを固めておくと、小論文・面接の一貫性が取りやすくなります。

駒澤大学法学部の編入試験については、当サイトで駒澤大学法学部(3年次編入)の傾向と対策、政治学科については駒澤大学法学部政治学科(3年次編入)の傾向と対策を別途まとめています。あわせて参照してください。

経済学部・経営学部を志望する場合

経済学部(経済学科・商学科・現代応用経済学科)、経営学部(経営学科・市場戦略学科)はいずれも3年次のみです。経済学科の2026年度過去問は物価指数(消費者物価指数とGDPデフレーターの違い)が出題されており、基礎的なマクロ経済の概念を正確に説明できるかが問われています。経営学科・市場戦略学科はファイブフォース分析やホーソン実験といった経営学の基礎理論が扱われており、経営学入門レベルの知識を実際の論述に落とし込む練習が必要です。

文学部を志望する場合

文学部は学科によって実施年次も出題内容も大きく異なります。英米文学科・歴史学科各専攻・社会学科各専攻・心理学科は2年次・3年次の両方が実施され、国文学科・地理学科は3年次のみです。「文学部の編入対策」とひとくくりにせず、志望学科の過去問を必ず確認してください。

志望理由書の書き方については、当サイトの駒澤大学編入の志望理由書の書き方|例文と評価されるポイントもあわせて参照してください。

国文学科を志望する場合

国文学科は3年次のみで、出題は日本文学史の知識(作家名・作品名を漢字で記述させる問題)と、方言学・和歌の解釈・文学史的事項の説明問題が組み合わされています。単なる作品の暗記ではなく、時代背景や文学史上の位置づけまで説明できる深さが必要です。日頃から近現代文学だけでなく古典にも触れておくことが有効です。

歴史学科(日本史学・外国史学・考古学)を志望する場合

歴史学科は2年次・3年次とも共通の出題形式で、「編入後に研究したいテーマと研究方法」を具体的に論じる設問が含まれます。これは事前に研究計画をどれだけ具体的に言語化できているかがそのまま得点になる形式です。志望理由書の段階から、研究テーマの候補と一次史料・先行研究の当たりをつけておくと、小論文対策と志望理由書対策を同時に進められます。外国史学専攻は出願時に東洋史コース・西洋史コースのどちらかを選ぶ必要があるため、コース選択も早めに決めておいてください。

社会学科(社会学専攻・社会福祉学専攻)を志望する場合

社会学専攻は、社会学の基本用語を100〜200字で説明する力と、現代社会の問題を1,000字程度でまとめる構成力の両方が必要です。用語は覚えるだけでなく、指定字数にきれいに収める練習を重ねてください。社会福祉学専攻は、保護観察・特別支援教育コーディネーター・認定こども園といった具体的な福祉制度の名称と内容を問われるため、時事的な社会福祉ニュースへの継続的なアンテナが対策に直結します。社会福祉士・精神保健福祉士の資格取得を目指す場合は、卒業までに3年以上の在学が必要になる点も踏まえて出願年次を検討してください。

心理学科を志望する場合

心理学科は、心理学概論・研究法レベルの専門用語(内観療法、ロールシャッハ・テストなど)の説明問題と、構成主義・機能主義といった学派の区別を問う選択問題が組み合わされています。独学の読書だけでなく、大学レベルの心理学入門書・研究法のテキストを1冊通読し、用語同士の違いを整理しておくことが有効です。公認心理師の資格取得を見据える場合は、在学が3年以上必要になる場合がある点も確認してください。

グローバル・メディア・スタディーズ学部を志望する場合

グローバル・メディア学科は2年次・3年次の両方を実施していますが、倍率のばらつきが最も大きい学科でもあります。2025年度3年次は志願12名に対して合格1名(12.0倍)でした。2026年度過去問では生成AIと著作権制度という時事性の高いテーマが出題されており、社会・産業に関する時事問題を多角的な視点(クリエーター側・産業界側など)から論じる訓練が求められます。

仏教学部を志望する場合

禅学科・仏教学科とも3年次のみで、募集人員が特に小さい学部です。2026年度過去問では仏陀の生涯や大乗仏教の成立史といった仏教学の基礎的な知識が問われており、専門性の高い分野であるだけに、他学部からの編入では入念な予備知識の習得が対策の出発点になります。社会人編入学者選抜(英語試験なし)が実施されている数少ない学部でもあります。

医療健康科学部(診療放射線技術科学科)を志望する場合

4年次編入という特殊な制度のため、8月中の出願審査を通過することが最初の関門です。過去問では核医学治療や放射線治療の専門的知識(クロスファイア効果、Theranostics、DVHなど)が問われており、放射線技術に関する専門教育をすでに受けていることが前提の出題です。英語試験は他学部と共通問題である点も踏まえ、専門科目と英語の両方をバランスよく準備してください。

過去問はどこで手に入るか

駒澤大学は入学試験過去問題をデジタルパンフレット「KomaShelf」で公開しており、公式サイトの「過去問題・出題の意図」ページから、編入学者選抜・社会人編入学者選抜それぞれの過去1年分の過去問題を確認できます。2026年度については、仏教学部から経営学部、グローバル・メディア・スタディーズ学部、医療健康科学部まで、実施している全17学科・専攻分の問題がまとまった形で公開されています。

過去問が公開されているということは、出題の傾向・分野・形式を自分の目で確認できるということです。まず1年分に目を通し、自分の志望学科がどのレベル・分野の知識を求めているかを把握してから対策計画を立てるのが合理的です。

公開されている2026年度過去問から読み取れる出題テーマ

ここからは、駒澤大学が公開している2026年度の編入学者選抜・社会人編入学者選抜の過去問題をもとに、学部・学科ごとの出題テーマを整理します。問題文そのものは掲載できないため、テーマと形式、そこから導ける対策の方向を中心に解説します。

仏教学部仏教学科(3年次)|仏教学(筆記)

仏陀(釈尊・釈迦牟尼)の生涯を簡潔に説明したうえで、その死(入滅)から大乗仏教が興り発展するまでの歴史的変遷を論じさせる出題でした。大学は「釈尊の生涯については要点を簡潔にまとめること、あわせて大乗仏教成立までの歴史的経過を整理することを主な採点対象とする」と出題意図を明示しています。仏教史の大きな流れを、要点を絞って正確に説明する訓練が有効です。

文学部国文学科(3年次)|日本文学(筆記)

近現代文学史に関する知識問題(作家名・作品名を漢字で答える設問)に加えて、方言周圏論の説明、和歌に用いられた表現技法を踏まえた解釈、二葉亭四迷についての知識、勅撰漢詩集についての知識、そして「文学部国文学科で何をどのように学びたいか」を問う設問まで、幅広い出題構成でした。文学史の基礎知識と、志望動機を国文学の学びに結びつけて言語化する力の両方が問われています。

英米文学科(2年次・3年次)|論文

イギリス文学・アメリカ文学・英語学の3分野から1つを選んで解答する形式です。イギリス文学・アメリカ文学の設問では、指定された作家(例:William Shakespeare、Virginia Woolz、Emily Dickinson、Ernest Hemingwayなど)の中から1人を選び、代表作や時代背景・社会背景・文学史上の位置づけを説明させる出題と、文学史上の概念(Victorian literature、American Renaissanceなど)を具体的な作品名とともに説明させる出題が組み合わされています。英語学の設問では統語論・意味論に関わる専門用語の説明と、英文の意味の違いを日本語訳とともに説明させる出題が含まれます。3分野とも、広く浅くではなく、選んだ1分野を深く語れる準備が必要です。

地理学科(3年次)|地理学に関する基礎知識

「コンパクトシティ」という都市政策上の概念について、それが重視されるようになった背景・要因と、日本国内での具体的な政策動向を説明させたうえで、地理学的な調査・分析方法を自ら提案させる出題でした。知識の再生だけでなく、地理学の視点から現実の都市問題にアプローチする提案力が求められています。

歴史学科(2年次・3年次)|論文

「歴史学科編入後に研究したいテーマと、その研究方法」を具体的に論じさせる設問と、世界の宗教から1つを選び、その歴史的展開や宗教政策・紛争などを自分でテーマ設定して論述させる設問の2問構成でした。編入後の研究計画を具体的に語れるかどうかが、そのまま出題の一部になっている点が特徴です。

社会学科社会学専攻(2年次・3年次)|社会学に関する基礎知識

アノミー、文化資本、リスク社会、社会階層、社会構築主義といった社会学の基本用語をそれぞれ100〜200字程度で説明させる設問と、グローバル化・新自由主義・ジェンダー・格差社会・少子高齢化などの語句から3つ以上を選び、現代社会が抱える問題を具体的に論じさせる設問(1,000字程度)の2部構成です。基本用語を正確に説明する力と、それらを使って現代社会の問題を1,000字でまとめる構成力の両方が必要です。

社会学科社会福祉学専攻(2年次・3年次)|社会福祉学に関する基礎知識

保護観察、特別支援教育コーディネーター、認定こども園といった社会福祉領域の専門用語を説明させる設問と、障害者雇用の促進策である特例子会社制度について、その内容とメリット・デメリットを論述させる設問でした。社会福祉士・精神保健福祉士の受験資格取得を見据えている場合、こうした制度に関する基礎知識は入学後の学習にも直結します。

心理学科(2年次・3年次)|心理学に関する基礎知識

自由再生課題における系列位置効果の仕組み、多変量解析の代表的な手法についての説明問題、内観療法・ロールシャッハ・テスト・学習性無力感・記憶の3過程といった心理学用語の説明問題、そして構成主義・機能主義・行動主義・構造主義の区別や、有意仮説・対立仮説・無効仮説・帰無仮説の区別、脳部位(偏桃体・海馬・小脳・側頭葉)の機能を問う四択問題まで、幅広い出題構成でした。心理学概論・研究法レベルの用語を正確に区別できるかがそのまま得点に直結する内容です。

経済学科(3年次)|専門に関する論文

消費者物価指数(CPI)とGDPデフレーターという2つの代表的な物価指数を取り上げ、その違いと経済分析における役割を説明させたうえで、物価変動が家計や企業に与える影響、特に物価変動の不確実性が経済に与える悪影響について論じさせる出題でした。マクロ経済学の基礎概念を、抽象論だけでなく現実の経済主体への影響として説明できるかが問われています。

法律学科フレックスA・フレックスB(3年次)|小論文(法学・政治学に関する基礎知識)

「契約自由の原則」と「過失責任の原則(過失責任主義の原則)」について、例外にも言及しながら説明させる出題でした。民法の基本原則そのものを問う内容であり、原則だけでなく、その原則がどのような場面で修正・制限されるかまで理解しているかが見られています。

政治学科(3年次)|小論文(法学・政治学に関する基礎知識)

1990年代の政治改革の一環として公職選挙法が改正され、衆議院の選挙制度が中選挙区制から小選挙区比例代表並立制へと変更された経緯を取り上げ、改革の背景と目的を説明したうえで、その制度的特徴が日本の政党政治に与えた影響について自分の意見を述べさせる出題でした。政治史の知識と、そこから自分の見解を論理的に導く力の両方が求められます。

経営学科・市場戦略学科(3年次)|小論文(経営学に関する基礎知識)

2問構成で、1問目はマイケル・E・ポーターのファイブフォース分析について、5つの要因がなぜ産業の競争の程度・収益性に影響を与えるのかをプロセスとして説明させる出題、2問目は1920年代半ばから1930年代初頭にかけて行われた「ホーソン実験」について、実験の目的・実験前の予想・実験結果とその解釈を中心に説明させる出題でした。いずれも経営学入門で扱う基礎理論そのものであり、教科書的な知識を自分の言葉で再構成する力が問われています。

放射線技術学科(4年次)|専門に関する基礎知識

核医学治療(131Iを用いた甲状腺癌転移治療におけるクロスファイア効果、Theranostics、Peptide receptor radionuclide therapy)と、放射線治療(DVHの役割と限界、D95%・V20Gyの定義、リニアックの平坦化フィルタの役割と、フィルタを除いたビームの特徴)について、それぞれ専門的な知識を問う出題でした。診療放射線技術科学の専門教育を受けていることが前提の、他学科とはまったく毛色の違う出題です。

グローバル・メディア学科(2年次・3年次)|小論文

生成AIの学習データとして著作物が無許諾で利用可能になっている日本の著作権制度(2018年著作権法改正)を取り上げ、作家・イラストレーター・音楽家などクリエーター側の観点からの望ましさと、IT産業・メディア産業など産業界側の観点からの望ましさの両方を踏まえたうえで、社会全体にとって望ましい制度かどうかを論じさせる出題でした。時事的なテーマを複数の立場から多角的に検討する力が求められています。

社会人編入学者選抜|仏教学部・法律学科フレックスB

仏教学部の社会人編入学者選抜(小論文)では、釈尊の成道・説法の躊躇・梵天勧請、そして最初の説法(初転法輪)を一連のものとして説明させる出題でした。法律学科フレックスB(小論文)では、「公道での歩きスマホ」を法によって規制しようとする場合にどのような規制方法が考えられるか、いくつかの案とその問題点を検討させる出題でした。いずれも一般の編入学者選抜より問題数が少なく、社会人としての知見や問題意識を論述に反映させやすいテーマになっています。

過去問から導ける学習の順番

ここまでの情報をまとめると、駒澤大学の編入対策は次の順番で進めるのが合理的です。

  1. 志望学科の2026年度過去問をKomaShelfで入手し、時間を計って実際に解いてみる
  2. 自分の答案と、大学が公開している出題意図・採点対象を照合し、ずれを書き出す
  3. 用語説明系の出題(社会学・心理学など)は、100〜200字で正確に説明できる用語のストックを増やす
  4. 論述系の出題(政治学科・グローバル・メディア学科など)は、賛否両論の根拠をそれぞれ用意し、多角的な視点で書く練習をする
  5. 英語試験の対策と並行させ、出願までに小論文・英語・面接のバランスを崩さないよう計画を立てる

本節で扱った出題テーマ・形式・出題意図は、いずれも駒澤大学が公開している2026年度の過去問題資料に基づいています。出題内容は年度によって変わるため、必ず最新の公開資料をご自身で確認してください。

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単位認定と修業年限も確認しておく

編入は合格したあとにも確認すべき事項があります。駒澤大学は編入学者選抜・社会人編入学者選抜それぞれについて、合格者向けの「単位認定について」の情報を公式サイトで案内しています。編入前に取得した単位がどこまで認定されるかによって、編入後に修得しなければならない単位数が変わり、これは在学中の負担に直結します。特に社会福祉学専攻や心理学科のように、国家資格取得のために在学年数の要件が発生する学科では、単位認定の結果次第で卒業までの計画が変わる可能性があります。志望校を決める段階で、単位認定に関する公開情報にも目を通しておいてください。

併願をどう組むか

駒澤大学の編入学者選抜・社会人編入学者選抜は2026年11月8日に実施されます。他大学との併願を考える場合、まずこの日程と重ならない大学を選ぶ必要があります。

併願校を選ぶ際は、出題範囲が重なる大学を組み合わせるのが効率的です。駒澤大学の英語試験は編入学者選抜(医療健康科学部含む)で共通問題であり、小論文等のパートで学部の専門色が出る構成になっています。同じように英語と専門論述を分けて課す大学を併願先に選べば、英語の準備を使い回しやすくなります。

関東圏で3年次編入を実施している私立大学については、関東の有名私立大学で3年次編入できる大学一覧!【文系編】で整理しています。併願先の候補を洗い出す際に参照してください。

よくある質問

駒澤大学の編入は難しいですか。

学部・学科と年度によって大きく異なります。2025年度の実績では、3年次のグローバル・メディア学科が受験12名に対して合格1名(12.0倍)と厳しい一方、仏教学部仏教学科は受験4名全員が合格しています。「駒澤大学の編入」と一律に語れる難易度は存在せず、志望学科ごとに過去数年分の実績を確認する必要があります。

駒澤大学編入の倍率はどれくらいですか。

編入学者選抜のみの実績で、2025年度は2年次が志願27名・受験26名・合格6名(4.3倍)、3年次が志願65名・受験57名・合格21名(2.7倍)でした。2023〜2024年度も含めた学科別の内訳は本文の表を参照してください。社会人編入学者選抜は募集規模が数名と小さく、単年度の倍率を目安にするのは危険です。

2年次と3年次のどちらを受けるべきですか。

まず志望学科が2年次・3年次のどちらを実施しているかを確認してください。仏教学部・国文学科・地理学科・経済学部・法学部・経営学部は3年次のみです。両方を実施しているのは英米文学科・歴史学科各専攻・社会学科各専攻・心理学科・グローバル・メディア学科に限られ、この場合も年度によって倍率の優劣は入れ替わります。

2027年度から出願資格は変わりましたか。

変わりました。3年次の出願条件のうち、必要な修得単位数が「50単位以上」から「62単位以上」に引き上げられています。2年次についても「休学期間を除き1年以上在学」という条件が明確化されました。単位数が足りるかどうか微妙な方は、この変更を踏まえて計画を見直してください。

英語の対策はどれくらい必要ですか。

編入学者選抜では、医療健康科学部を含む全学部で英語試験が課され、大学のアドミッション・ポリシーでも小論文等と並んで◎(特に重点)に位置づけられています。一方、社会人編入学者選抜(仏教学部・法律学科フレックスBのみ実施)には英語試験がありません。志望する制度によって、英語対策の必要性がまったく変わります。

社会人でも受けられますか。

社会人編入学者選抜が用意されていますが、2026年7月時点で実施しているのは仏教学部(禅学科・仏教学科)と法学部法律学科フレックスBの3年次のみです。それ以外の学部を社会人として志望する場合は、英語試験を含む一般の編入学者選抜での出願を検討することになります。

過去問はどこで手に入りますか。

駒澤大学が公式サイトの「過去問題・出題の意図」ページから、デジタルパンフレット「KomaShelf」に過去1年分の過去問題を掲載しています。2026年度については編入学者選抜・社会人編入学者選抜とも、実施している全学科・専攻分の問題が公開されています。

出願はいつからですか。

2027年度は、医療健康科学部を除く全学部の出願期間が2026年10月9日(金)〜10月16日(金)、試験日が2026年11月8日(日)です。医療健康科学部(診療放射線技術科学科)だけは2026年8月17日〜21日の出願審査を経てから、10月5日〜9日に本試験へ出願する独自の日程になっています。

短期大学卒業でも3年次に出願できますか。

2年次の受験資格は「他大学に(短期大学を除く)1年以上在学」と明記されており、短期大学は2年次の対象から除外されています。一方、3年次の受験資格には短期大学を除く旨の記載がないため、2年以上在学・62単位以上修得という条件を満たせば出願対象に含まれると読み取れます。ただし個別の該当可否は年度ごとの要項で必ず確認してください。

まとめ

駒澤大学の編入学試験について、公式サイトと入学者選抜データから確認できることを整理します。

まず、学部・学科によって実施年次がまったく異なります。仏教学部・国文学科・地理学科・経済学部・法学部・経営学部は3年次のみ、英米文学科・歴史学科各専攻・社会学科各専攻・心理学科・グローバル・メディア学科は2年次・3年次の両方、医療健康科学部だけは4年次編入という独自の制度です。志望学部が決まらないと、そもそも受けられる年次が決まりません。

次に、2027年度から3年次の出願条件(必要単位数)が50単位以上から62単位以上に引き上げられました。単位数のボーダーにいる方は、この変更を必ず踏まえてスケジュールを組み直す必要があります。

そして試験科目は、編入学者選抜が小論文等・英語試験・面接口頭試問の3点、社会人編入学者選抜(仏教学部・法律学科フレックスBのみ)が小論文・面接口頭試問の2点と、明確に分かれています。英語対策が必要かどうかは、志望する制度によって決まります。

最後に、倍率は学科・年度によって大きく変動します。2025年度3年次はグローバル・メディア学科が12.0倍だった一方、仏教学部仏教学科は受験者全員が合格しました。志望学科の過去3年分の実績を必ず個別に確認したうえで、大学が公開している過去問で出題テーマを把握し、対策の優先順位を決めてください。

本記事の数値は駒澤大学が公表する2027年度入学者選抜情報(募集人員・試験日程・受験資格の変更点)および2023〜2025年度の入学者選抜データ(志願・受験・合格者数)に基づいています。制度・日程・募集人員・試験科目・受験資格は年度によって変更されるため、出願前には必ず駒澤大学が公表する最新の入学者選抜要項をご確認ください。

駒澤大学編入について、あわせて読みたい記事

当サイトでは、駒澤大学編入に関するテーマ別の記事を別途公開しています。志望理由書や英語対策など、本記事でカバーしきれない実務的な準備については、こちらもあわせて参照してください。

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