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立教大学大学院ビジネスデザイン研究科「春入試」の傾向と対策

立教大学大学院ビジネスデザイン研究科の「春入試」とは、4月入学に向けて年2回実施される入試のうち2回目にあたる募集で、出願期間が例年1月上旬、口頭試問が2月中旬〜下旬、合格発表が2月下旬に行われる区分を指します。ビジネスデザイン研究科(立教大学ビジネススクール)は、一般入学試験・社会人入学試験・外国人入学試験の3区分を、秋季と春季の年2回に分けて実施しており、春入試はその最終ラウンドにあたります。秋入試で出願準備が間に合わなかった場合の受け皿としても、秋入試に再挑戦する場としても、春入試は現実的な選択肢です。
ビジネスデザイン研究科は経営学を研究する博士課程前期課程(MBA)で、実務経験や社会経験を通じて培われた問題意識と批判的思考を持つ社会人を主な対象としています。募集人員は秋季・春季の合計で90名と定められており、春季単独の定員が別枠で用意されているわけではありません。また、外国人入学試験の区分は秋季実施分のみで行われ、春入試では実施されない点も秋入試との大きな違いです。
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選考方法は、課題エッセイ・口頭試問・書類審査を総合的に評価する形式で、一般・社会人区分には筆記試験がありません。つまり、いわゆる過去問を解いて対策するタイプの入試ではなく、自分自身の実務経験をどう言語化し、志望動機とどう結びつけるかが合否を左右します。この前提を知らずに一般的な院試対策(専門科目の過去問演習など)から入ろうとすると、対策の方向性そのものを誤ることになります。
春入試という名前は公式の制度名ではなく、大学院入試要項が「秋季実施分」「春季実施分」と表記していることに由来する通称です。立教大学の大学院入試要項ページでは研究科・課程ごとに秋季と春季の要項が別々のPDFとして公開されており、両者は募集人員・出願資格・選考方法が共通で、出願時期と実施される試験区分だけが異なる制度設計になっています。この構造を理解しておくと、秋入試の情報と春入試の情報が要項サイト上で混在していても迷わずに読み進められます。
本記事は、秋入試の出願受付(例年8月中旬)に間に合わなかった人、秋入試で残念ながら合格に届かなかった人、あるいは仕事の状況から出願準備に時間をかけたい社会人を主な読者として想定しています。2027年度入試の公式要項をもとに、春入試の出願資格・日程・区分ごとの違い・提出書類と課題エッセイ対策・学費までを整理し、秋入試とどちらを選ぶべきかの判断材料も提示します。募集要項の内容は年度により変わるため、出願前には必ず立教大学大学院ビジネスデザイン研究科の公式サイトで最新の要項をご確認ください。
立教大学大学院ビジネスデザイン研究科「春入試」とは何か|年2回制度の中の位置づけ
立教大学大学院ビジネスデザイン研究科は、学士課程教育における一般的・専門的教養の上に経営学を研究することを目的とした博士課程前期課程で、実務経験や社会経験を通じて形成された問題関心と批判的思考を備えた社会人を主な入学対象としています。「立教MBA」「立教ビジネススクール」と呼ばれることもあり、4月入学に向けた入試を秋季実施分・春季実施分の年2回実施しています。
春入試は、このうち2回目の募集にあたります。秋入試と比べて出願・選考のスケジュールが約5か月ほど後ろにずれる形で実施され、どちらの募集で合格しても、入学するプログラムや取得できる学位、カリキュラムの内容に違いはありません。募集回によって授業の質や選考基準が変わるという情報は公式要項上になく、あくまで「出願・選考のタイミングが異なる2つの窓口」という位置づけです。
春入試ならではの特徴は、外国人入学試験の区分が実施されない点です。秋季実施分では一般・社会人・外国人の3区分すべてが行われますが、春季実施分は一般入学試験と社会人入学試験の2区分のみとなります。日本語を母語としない志願者で外国人区分での受験を希望する場合は、秋入試のタイミングに合わせて準備を進める必要があります。
募集人員はビジネスデザイン研究科全体で90名と定められていますが、この人数は秋季・春季を合わせた合計です。秋入試でどれだけの合格者が出たかによって、春入試で選考される実質的な枠は年度ごとに変動しうるという点は理解しておく必要があります。志願者数が募集人員に届かない場合でも、試験の成績次第では全員が合格になるとは限らないことも、公式要項に明記されています。
立教大学は、ビジネスデザイン研究科の博士課程前期課程について「学士課程教育による一般的及び専門的学識を備えた者が、次代の経済社会の発展の担い手たるに相応の豊かな教養と高度専門的な経営学的知識を修得することを目的とする」という受入れ方針を掲げています。実際の職業経験や社会経験を通じて形成された問題関心・批判的思考を備え、専門知識を習得する目的意識を持つ人を求める姿勢は、筆記試験ではなく課題エッセイと口頭試問を選考の中心に据えている理由にもつながっています。知識量を測る試験よりも、実務経験に裏打ちされた問題意識そのものを評価する設計だと理解しておくと、対策の的が絞りやすくなります。
公式要項では、出願を検討している人向けに「受験までの流れ」として、(1)試験日程・出願資格・入試区分・試験方法等の確認、(2)証明書類等の出願書類と顔写真データの準備(該当者は出願資格審査の申請)、(3)Web出願システムでの出願情報登録と選考料納入、(4)マイページからの受験票取得、(5)試験当日、という5段階が示されています。春入試は出願受付期間が短く準備期間も限られるため、この流れのうち(2)の書類準備は出願受付が始まる前から並行して進めておくのが現実的です。
検索や資料収集の際に混同しやすい点として、立教大学には「ビジネスデザイン研究科」とは別に「経営学研究科」という研究科も存在します。経営学研究科(経営学専攻・国際経営学専攻)とビジネスデザイン研究科は別の独立した研究科で、出願要項も別冊で公開されています。いわゆる「立教MBA」「立教ビジネススクール」と呼ばれる社会人向けの専門職大学院はビジネスデザイン研究科を指すため、資料を探す際は研究科名を取り違えないよう注意してください。
もう一つ押さえておきたいのが、大学が定める閉室期間です。独立研究科事務室(ビジネスデザイン研究科担当)は、夏季休業期間(8月1日〜9月19日のうち土日祝と8月12日〜20日)と冬季休業期間(12月25日〜1月6日のうち土日祝を含む期間)は問い合わせに対する返信に日数を要するとされています。春入試の出願準備が本格化する12月下旬〜1月上旬は、ちょうど冬季休業期間と重なるため、出願資格審査など事務室への問い合わせが必要な人は、休業期間に入る前に連絡を済ませておくと安心です。
春入試の出願資格|学歴要件と一般・社会人区分の違い
春入試を含む博士課程前期課程の出願資格は、大学を卒業した者(卒業見込みを含む)を基本に、独立行政法人大学改革支援・学位授与機構による学士の学位取得者、外国において学校教育16年の課程を修了した者など、全10項目のいずれかに該当することが条件です。大学卒業(見込み)以外のルートで出願する場合は事前の出願資格審査が必要になるケースがあるため、該当する可能性がある人は早めに研究科事務室へ問い合わせておくと安心です。
出願資格を満たした上で、さらに「一般入学試験」「社会人入学試験」のどちらの区分で受験するかを選ぶ必要があります。一般区分は、日本語を母語とする者、または出願時に日本で企業の代表取締役など経営者の職に就く者(雇用保険の被保険者とならない者)が対象です。一方、社会人区分は、入学時までに2年以上の実務経験を有し、出願時に日本の企業等の組織で現職に就いている者(経営者を除く)が対象になります。
雇用保険の被保険者である場合や、被保険者としての履歴から厚生労働省の「専門実践教育訓練給付金」の支給対象者に該当する場合は、社会人入学試験を受験するよう案内されています。ビジネスデザイン研究科は同給付金の講座指定を受けており、社会人区分で入学し支給要件を満たすと学費の一部が給付される可能性があります。自分が支給対象になるかどうかは、ハローワークへの確認が必要です。
| 試験区分 | 受験資格の要点 | 実施時期 |
|---|---|---|
| 一般入学試験 | 日本語を母語とする者、または日本で企業の代表取締役等の職に就く者 | 秋季・春季 |
| 社会人入学試験 | 実務経験2年以上、かつ日本の企業等組織で現職(経営者を除く) | 秋季・春季 |
| 外国人入学試験 | 日本語を母語としない者(日本語能力試験N1合格が望ましい) | 秋季のみ |
実務経験の数え方や、フリーランス・個人事業主としての稼働実績が「実務経験」に含まれるかどうかなど、判断に迷うケースは少なくありません。出願資格に不安がある場合は自己判断せず、独立研究科事務室(ビジネスデザイン研究科担当)に事前に問い合わせておくことをおすすめします。
出願資格10項目のうち、大学卒業(見込み)者や学位授与機構による学士取得者以外で特に問い合わせが多いのが「本大学院において、大学を卒業した者と同等以上の学力があると認められた者で、入学時までに満22歳に達する者」という区分です。大学を卒業していなくても、実務経験の内容によってはこの区分での出願資格審査を受けられる可能性があります。この区分で出願する場合は出願に先立って出願資格審査を受ける必要があり、春季入試では所定様式の書類入手期間が2026年10月31日(土)〜11月20日(金)、書類提出期間が2026年12月1日(火)〜12月3日(木)と定められています。出願受付期間(1月上旬)よりかなり早い段階で動き出す必要がある点に注意してください。なお、出願資格審査は同一年度(秋季・春季を通じて)であれば1回受ければ再提出不要とされています。つまり、秋入試の時点で出願資格審査を受けて資格を得ていれば、同じ2027年度内で春入試に切り替える場合に審査をやり直す必要はなく、証明書の記載事項に変更が生じた場合のみ再提出すれば足ります。
また、病気・負傷や身体機能の障がいなどにより受験に際して特別な配慮が必要な人は、独立研究科事務室に問い合わせたうえで所定の「受験上の配慮申請書」を提出できます。春季実施分の受験上の配慮申請期間は2026年12月1日(火)〜12月3日(木)で、出願資格審査の書類提出期間と重なっています。配慮申請と出願資格審査はいずれも出願受付開始よりずっと前の12月上旬が期限になるため、該当する可能性がある人は年内のうちに準備を終えておく必要があります。
【2027年度】春入試の出願期間・試験日程を秋入試と比較
2027年度(2027年4月入学)の春入試日程は、出願受付期間が2027年1月8日(金)〜1月12日(火)、口頭試問が2027年2月20日(土)、合格発表が2027年2月26日(金)13:00です。合格者の入学手続期間は、合格発表日から2027年3月12日(金)までとなっています。
比較のため、同じ2027年度の秋季実施分の日程も見ておきましょう。秋入試の出願受付期間は2026年8月15日(土)〜8月19日(水)で、春入試より約5か月早い時期に出願が締め切られます。一般・社会人区分の口頭試問は2026年9月12日(土)、合格発表は2026年9月24日(木)13:00で、入学手続期間は2027年1月上旬〜2027年2月4日(木)です。
| 項目 | 秋季実施分 | 春季実施分 |
|---|---|---|
| 出願受付期間 | 2026年8月15日(土)〜8月19日(水) | 2027年1月8日(金)〜1月12日(火) |
| 実施される試験区分 | 一般・社会人・外国人 | 一般・社会人 |
| 口頭試問 | 2026年9月12日(土) | 2027年2月20日(土) |
| 合格発表 | 2026年9月24日(木)13:00 | 2027年2月26日(金)13:00 |
| 入学手続期間 | 2027年1月上旬〜2027年2月4日(木) | 合格発表日〜2027年3月12日(金) |
外国人入学試験(秋季のみ実施)は、一次選考(筆記試験)が2026年9月1日(火)13:30〜14:30の60分間、日本語のみで行われ、一次選考合格発表が2026年9月4日(金)13:00、二次選考(口頭試問)は一般・社会人区分と同じ2026年9月12日(土)に実施されます。春季実施分にはこの外国人区分自体が存在しません。
受験票の発行日にも回によって違いがあります。秋季実施分は外国人区分が2026年8月28日(金)、一般・社会人区分が2026年9月4日(金)に発行されるのに対し、春季実施分は2027年2月3日(水)に発行されます。受験票は出願手続完了者に対してマイページ上で発行され、印刷して当日持参する必要があり、スマートフォンやタブレットの画面提示は認められていません。受験票発行後は、筆記試験や口頭試問当日の詳細がWeb出願システムに登録したメールアドレスへ随時連絡されるため、出願完了後も定期的なメール確認が欠かせません。
出願手続そのものにも締切時間の細かいルールがあります。Web出願システムの出願受付締切時間は、出願受付期間最終日の23:59:59(日本時間)で、この時刻までにマイページでの出願書類アップロードまで完了させる必要があります。志願票の入力だけを済ませて書類のアップロードを翌日に回す、といった進め方はできません。春入試の出願受付期間は5日間しかないため、余裕を持って前日までにアップロードを終える計画で臨むことをおすすめします。出願内容に事実と異なる記載や不正が認められた場合は、当該年度に実施されるすべての入学試験の受験資格・入学資格が無効になるという重い規定も設けられています。
合格発表は、秋季・春季ともに立教大学の入学試験合格者発表ページ上に受験番号の一覧を掲載する形式で行われ、掲載期間は発表日を含めて7日間です。合格通知および入学手続に関する案内書類は、Web出願システムに登録した受信場所宛てに速達で発送されます。合否に関する電話・メール・郵便での問い合わせには一切応じない方針が明記されているため、合格発表当日はまず公式サイトの発表ページを確認することになります。
注意したいのは、これらの日程はいずれも2027年度入試のものであり、年度によって出願受付期間の開始日が数日前後することがあるという点です。出願前には、必ず立教大学大学院ビジネスデザイン研究科公式サイトで最新の要項を確認してください。
一般入学試験・社会人入学試験・外国人入学試験の違いと選び方
3つの試験区分のうち、春入試で選択できるのは一般入学試験と社会人入学試験の2つです。どちらに該当するか迷いやすいのは、「実務経験はあるが2年に届くかどうか微妙」「会社員ではあるが役員に近い立場で働いている」といった境界線上のケースです。基本的には、経営者(代表取締役等)であれば一般区分、雇用されて現職に就く実務経験者であれば社会人区分という整理になります。
一般区分は「日本語を母語とする者」または「経営者の職に就く者」が対象であるのに対し、社会人区分の受験資格には日本語を母語とすることは明記されていません。ただし、選考は課題エッセイ・口頭試問ともに日本語で行われるため、いずれの区分で出願するとしても、実務上は日本語での意思表現力が前提になります。日本語を母語としない志願者が春入試で受験できるかどうかは個別事情によって判断が分かれるため、迷う場合は独立研究科事務室への事前確認が確実です。
外国人入学試験は秋季実施分のみで、春入試では実施されません。そのため、この区分での受験を予定している人は、必然的に秋入試のスケジュールに合わせて出願準備を進めることになります。逆に言えば、日本語を母語とし、実務経験や経営経験の要件を満たす人にとっては、秋・春どちらの回でも出願のチャンスがあるということです。「外国人区分に該当するかもしれない」という段階で迷っている人ほど早めの情報収集が重要で、秋入試の出願受付が始まる8月より前、できれば夏の早い時期には自分がどの区分に該当するのかを整理しておくと、選択肢を狭めずに済みます。
課題エッセイの免除規定(企業等からの派遣者、または30年以上の実務経験と役員経験を有する者)は、区分を問わず適用されます。30年以上の実務経験と役員経験という条件を満たすのは、実質的に一般区分で出願する経営層クラスの志願者が中心になると考えられますが、社会人区分の志願者であっても、企業からの派遣という形であれば免除の対象になり得ます。自分が免除規定に該当するかどうかは、派遣元企業の証明書を準備できるかどうかも含めて早めに確認しておくと、課題エッセイに割く時間の見積もりが立てやすくなります。
なお、いずれの区分で出願する場合も、専門実践教育訓練給付金の支給対象者に該当するかどうかで、選ぶべき区分が変わることがあります。雇用保険の被保険者としての履歴がある人は、給付金の受給資格を確認したうえで区分を選ぶと、学費負担を抑えられる可能性があります。大学院入試の難易度ランキングの記事でも触れているとおり、募集区分ごとの受験資格を正確に理解しておくことは、出願書類の準備を無駄なく進めるうえで欠かせません。
試験区分によって、出願時にWeb出願システムへ入力する内容も変わります。志願票では、氏名・生年月日・国籍といった基本情報に加えて、学校歴(本学在籍の有無、最終学歴、小学校から高校までの学歴)、職歴・免許・資格、現在の勤務先情報、研究・調査に関する業績などを入力します。現在の勤務先情報は社会人区分での出願資格を裏付ける材料にもなるため、勤務先名・部署名・役職・雇用形態(正規・その他)・所在地・電話番号を正確に入力しておく必要があります。
試験区分の選択を誤ると、出願そのものが受理されない、あるいは受理後に区分変更ができないといった事態につながりかねません。出願前には、自分がどの区分の受験資格を満たしているかを出願資格の条文と照らし合わせ、迷う場合は出願受付期間が始まる前に必ず研究科事務室に確認することをおすすめします。特に春入試は出願受付期間そのものが1月8日から1月12日までの5日間しかなく、疑問点を解消してから出願する時間的余裕が秋入試より少ない点も踏まえておきましょう。
3区分を通じて共通しているのは、出願資格そのもの(大学卒業(見込み)等の学歴要件)を満たしていることが大前提だという点です。一般・社会人・外国人という区分の違いは、あくまでこの学歴要件を満たした人の中で、経営者としての立場か、実務経験を持つ雇用者としての立場か、日本語を母語としない立場かを区別するものであり、学歴要件そのものを免除・緩和する制度ではありません。学歴要件を満たすかどうか自体に不安がある人は、区分選びの前に、まず出願資格10項目のどれに該当するかを確認する必要があります。
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選考方法と提出書類|課題エッセイの構成と口頭試問
ビジネスデザイン研究科の入学者選考は、課題エッセイ・口頭試問・書類審査の成績を総合的に評価して行われます。一般・社会人区分に筆記試験はなく、提出書類の完成度と口頭試問での受け答えが合否を分けます。提出書類は、成績・単位証明書、卒業(見込)証明書、課題エッセイが中心で、本学退学者は退学証明書、企業等からの派遣による志願者は派遣証明書も必要です。
課題エッセイは、A4判たて長・横書き・日本語で、各課題2,000字以内(横40字×縦35行)にまとめ、1つのPDFファイルとしてアップロードする形式です。一般区分は「一般入試課題」を必ず解答したうえで「共通課題」から1題を選択し、社会人区分は「社会人入試課題」を必ず解答したうえで共通課題から1題を選択します。1ページ目には受験者氏名と試験区分を明記する必要があり、書式の不備は選考に影響しかねないため注意が必要です。
一般入試課題は志望動機や修得したい専門知識と自身の経験を関連づけて述べる形式、社会人入試課題は現在の業務やキャリアデザインと大学院での学びをどう結びつけるかを問う形式です。課題エッセイは全員必須ではなく免除規定がある点も見逃せません。企業等の組織からの派遣で派遣証明書を提出する者、または30年以上の実務経験と役員経験を有する者は、課題エッセイの提出が免除されます。
口頭試問は池袋キャンパスで実施され、所要時間は約20分です。提出された課題エッセイを中心に質問される形式で、事前に暗記した想定問答を読み上げるような対応よりも、自分の実務経験に基づく具体的なエピソードをその場で語れることが重視されます。志願者数が多い場合は、口頭試問の集合時間が分けて設定され、出願時に登録したメールアドレスへ通知されます。受験票は出願手続完了後にWeb出願システムのマイページから発行され、印刷して当日持参する必要があります(スマートフォン等の画面提示は不可)。国内MBA予備校の選び方でも解説しているとおり、エッセイと面接(口頭試問)が中心の選考では、第三者に文章と受け答えを客観的にチェックしてもらう工程が対策の鍵になります。
口頭試問には、公平性を保つための注意事項も定められています。口頭試問中に他の人と連絡を取り合うこと、口頭試問の様子を録画・録音したりSNS等に内容を投稿すること、自分の口頭試問終了後にこれから受ける他の受験者へ内容を伝えることは、いずれも禁止されています。不正行為と認められた場合は当該年度のすべての入学試験の受験・結果が無効になるという重い措置が明記されているため、SNSや掲示板で当日の質問内容を探すような対策は避けるべきです。試験当日は、試験場に時計の設備がないため、時間を計る機能のみの時計を持参する必要があり、スマートウォッチなどのウェアラブル端末は使用できません。
提出書類は試験区分によって要否が異なります。成績・単位証明書と卒業(見込)証明書は一般・社会人・外国人のいずれの区分でも原則必須ですが、課題エッセイは一般・社会人区分のみに求められ、外国人区分では代わりに研究計画書の提出が必要です(前述のとおり春入試には外国人区分自体がありません)。退学証明書や派遣証明書は該当者のみの提出です。
| 提出書類 | 一般区分 | 社会人区分 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 成績・単位証明書(原本) | 必須 | 必須 | 本学卒業(見込)者は提出不要 |
| 卒業(見込)証明書(原本) | 必須 | 必須 | 成績証明書に卒業年月等の記載があれば省略可 |
| 課題エッセイ | 必須 | 必須 | 派遣証明書提出者・30年以上の実務+役員経験者は免除 |
| 退学証明書 | 該当者のみ | 該当者のみ | 立教大学(大学院含む)を退学した者のみ。提出すると入学金が半額になる |
| 派遣証明書 | 該当者のみ | 該当者のみ | 企業等の組織からの派遣で就学する者のみ |
証明書類はすべてスキャンしてPDF形式でアップロードする方式で、原本の提出は合格発表後になります。出身大学が日本語・英語以外の言語でしか証明書を発行しない場合は、和訳・英訳を添えたうえで大使館や公証処の証明を受ける必要があるなど、外国の大学出身者は書類準備に時間がかかることが多いため、早めの取り寄せが推奨されています。また、卒業時の氏名が現在と異なる場合は、戸籍抄本や住民票記載事項証明書など氏名変更を証明する公的書類の添付も必要です。合格者は、出願時にアップロードした証明書類等の原本を、春季実施分であれば入学手続書類に同封して提出する必要があり、原本の提出が期日までになされない場合は入学を認めない場合があると明記されています。アップロードして終わりではなく、原本を紛失しないよう合格発表まで大切に保管しておくことも忘れないようにしましょう。
出願の実務手順は、大きく3ステップで構成されています。まず(1)Web出願システムから、志願票の入力・顔写真データのアップロード・選考料の納入を行います。選考料の決済が完了すると「マイページ」が生成される仕組みです。次に(2)マイページから、成績・単位証明書や課題エッセイなど所定の出願書類をすべてPDF形式でアップロードします。中国の教育機関を卒業した志願者は、これに加えて(3)CHSI(中国高等教育学生信息网)が発行する学歴・学位の認証報告書を、大学へ直接送付するよう手配する必要があります。選考料の決済方法はクレジットカード(VISA・MASTER・JCB・AMEX・DINERS)のみで、現金や銀行振込には対応していません。
課題エッセイに出題されるテーマの傾向|過去に公表された共通課題から見る対策の方向性
ビジネスデザイン研究科の入試には筆記試験の過去問が存在しません(外国人区分の筆記試験問題も内容は非公開です)。そのため、過去問演習という形の対策はできませんが、代わりに大学が募集要項で公表している課題エッセイのテーマ傾向を把握しておくことは、実質的な過去問対策に相当します。
課題エッセイの「共通課題」は毎年4題(K-1〜K-4)が示され、志願者はそのうち1題を選んで解答します。2027年度に公表されたテーマを分野として整理すると、(1)未来の市場を見据えた新しい製品・サービスの構想と市場戦略、(2)情報が不十分な状況での重大な意思決定の経験を振り返り、その判断の限界とリスク、より良い情報活用による改善策、(3)社会的に定着した既存の製品・サービスが消失した場合の影響と、より望ましい代替案の構想、(4)直感や経験則に基づくビジネス上の意思決定の事例と、より客観的な根拠を用いた改善策、という4つの系統に分けられます。いずれも受験者自身の経験と考察を問う自由記述で、知識の正誤を問う問題ではありません。
興味深いのは、前年度(2026年度)の共通課題4題と2027年度の共通課題4題を突き合わせると、4系統のテーマの骨格自体は年度をまたいでほぼ踏襲されていることです。「未来の事業構想」「不確実な状況での意思決定」「既存サービスの代替案構想」「直感的判断の客観化」という4つの切り口は両年度に共通しており、細かい問いの角度だけが年度ごとに調整されています。完全な使い回しではないため丸暗記した回答は通用しませんが、4つの切り口に沿って自分の経験を棚卸ししておく準備は、どの年度のテーマが出題されても応用が利く対策になります。
対策の方向性としては、まず自分の実務経験の中から「新しい取り組みを構想した経験」「不十分な情報の中で判断を迫られた経験」「既存の仕組みが使えなくなった状況への対応経験」「直感的な判断を後から検証した経験」の4つを、それぞれ具体的なエピソードとして書き出しておくと効率的です。そのうえで、必須課題(一般入試課題・社会人入試課題)と組み合わせたときに、志望動機や研究科への期待と矛盾しない一貫したストーリーになっているかを確認します。
必須課題である一般入試課題・社会人入試課題も、共通課題と同様に「知識」ではなく「経験の言語化」を問う設問です。一般入試課題は自身の経験の中で直面した課題への取り組みと結果を志望動機・修得したい専門知識と結びつけて述べる形式、社会人入試課題は大学院で修得する知識・スキルを現在の業務やキャリアデザインにどう活かしたいかを、実務経験上の具体的な課題と関連づけて述べる形式です。必須課題と共通課題の内容が矛盾していると、口頭試問で一貫性を追及されたときに説得力を欠くため、両方の下書きを並べて読み比べておくことをおすすめします。
課題エッセイは、A4縦・横書き・日本語で各課題2,000字以内(横40字×縦35行)という書式が指定されています。制限字数を大きく余らせて書くよりも、指定字数に近づけて具体性を持たせたほうが評価されやすいのが一般的なMBAエッセイ選考の傾向です。抽象的な一般論に終始せず、自分にしか語れない固有名詞(担当した案件の性質、直面した具体的な数字や制約条件など、機密情報に触れない範囲での詳細)を盛り込むことで、口頭試問でも深掘りに耐えられる内容になります。なお、出題内容は年度によって変わるため、実際に出願する年度の共通課題は必ず募集要項の原文で確認してください。
分量の面でも準備は計画的に進める必要があります。必須課題(一般入試課題または社会人入試課題)と共通課題1題を合わせると、2,000字以内の課題エッセイを2本、合計で最大4,000字近く執筆することになります。日本語での長文執筆に慣れていない社会人にとって、これは決して短い分量ではありません。出願受付期間に入ってから書き始めるのではなく、共通課題4系統を軸にした経験の棚卸しを早い段階で済ませておき、出願受付が始まったら推敲済みの原稿を仕上げるだけの状態にしておくのが理想的な進め方です。
秋入試と春入試、どちらを選ぶべきか
秋入試と春入試のどちらを選ぶべきかは、出願資格・選考方法が共通である以上、「準備に使える時間」と「入学手続までの余裕」で判断するのが現実的です。秋入試は出願受付期間が8月中旬、合格発表が9月下旬で、入学手続期間は翌年1月上旬〜2月上旬までと、合格発表から入学手続締切まで約4か月の余裕があります。
一方、春入試は出願受付期間が1月上旬、合格発表が2月下旬で、入学手続期間は合格発表日から約2週間しかありません。学費や入学金の準備、勤務先との調整、必要書類の取り寄せなどを合格発表後に一から始めていては間に合わない可能性があるため、春入試を選ぶ場合は、出願の時点である程度、合格後の資金計画や手続きスケジュールを見通しておく必要があります。
準備期間という観点では、春入試には利点もあります。秋入試の出願受付(8月中旬)に間に合わなかった、あるいは課題エッセイの完成度に納得できず秋入試の受験を見送った人にとって、1月上旬まで出願準備の時間を確保できるのは大きなメリットです。逆に、外国人入学試験での受験を予定している人や、入学までの手続き期間に余裕を持ちたい社会人にとっては、秋入試のほうが選びやすいでしょう。
両方の回に出願できるかどうかについて、募集要項に明確な禁止規定はありませんが、募集人員が秋季・春季合計90名である以上、秋入試で不合格になった場合に春入試へ再挑戦するという使い方が現実的な選択肢になります。大学院入試の日程一覧で他大学院の秋入試・冬入試の時期も確認しながら、併願先を含めたスケジュール全体を組み立てておくと、出願の抜け漏れを防げます。
入学手続後に事情が変わって入学を辞退する場合の返還ルールも、回によって影響が変わる要素です。やむを得ない理由で入学を辞退する場合は入学金を除く納入金が返還され、卒業(修了)の可否が確定せず入学資格要件を満たせなくなった場合は入学金を含めて返還されます。いずれも申請締切が定められており、春入試は入学手続そのものが3月中旬までと年度末に近いため、辞退や資格未確定の判断もタイトなスケジュールの中で行うことになります。この点でも、秋入試のほうが判断や手続きに余裕を持ちやすいと言えます。
具体的なケースで考えてみましょう。たとえば、8月時点でまだ課題エッセイの構想がまとまっていない社会人の場合、秋入試の出願受付(8月15日〜19日)には間に合わない可能性が高くなります。この場合、無理に秋入試へ出願して完成度の低いエッセイを提出するよりも、1月上旬まで準備期間を確保できる春入試に照準を定めたほうが、結果的に選考の通過率を高められる可能性があります。反対に、10月入社・4月入学を見据えて早期に環境を整えたい人や、勤務先との調整に時間がかかることが分かっている人は、入学手続までの余裕が大きい秋入試のほうが計画を立てやすいでしょう。
最終的にどちらを選ぶかは、「今すぐ出願できる完成度のエッセイを書けるか」「入学までの準備期間をどれだけ確保したいか」「外国人区分での受験が必要か」という3つの軸で整理すると判断しやすくなります。迷った場合は、まず秋入試を目標に準備を進め、間に合わなければ春入試に切り替えるという考え方が、限られた時間を有効に使ううえで現実的です。
選考料・学費|出願〜合格発表〜入学手続までの逆算スケジュール
選考料は35,000円で、Web出願システムでのクレジットカード決済のみで受け付けられます(VISA・MASTER・JCB・AMEX・DINERSに対応)。決済時には別途、事務手数料1,500円が必要です。選考料の納入期間は出願受付期間と同一で、期間終了後の手続きはできません。一度納入した選考料は、出願書類を提出しなかった場合や出願が受理されなかった場合などを除き、原則として返還されません。
選考料35,000円という金額は、他の国内MBA・大学院入試と比較しても特別高いわけではなく、複数の大学院を併願する場合には無視できないコストになります。春入試は秋入試より出願準備の期間を確保しやすい反面、選考料や事務手数料の負担は秋入試と変わらないため、併願先を絞り込む段階で、どの回にどの研究科へ出願するかを整理し、費用と準備の両面から無理のない計画を立てることが大切です。
学費については、2027年度の初年度納入額は執筆時点で未公表で、公式サイトには「10月頃に掲載予定」と案内されています。参考として、直近の2026年度実績を確認すると、入学金225,000円+学費(年間)1,043,000円+その他納入金3,500円で初年度納入金合計は1,271,500円でした。学費は入学手続時と秋学期の2回に分けて納入する仕組みで、本学の学部・大学院を卒業(修了)した者は入学金が免除される優遇もあります。
入学金についてはもう一つ優遇制度があります。過去に立教大学(大学院を含む)を退学した経験がある者が再び入学する場合、出願期間内に退学証明書を提出すれば入学金が通常の2分の1相当額に減額される仕組みです。過去に別の研究科や課程を中退した経験がある人は、この制度の対象になるかどうかを事前に確認しておくとよいでしょう。また、経済的な事情で学費の納入時期を後ろ倒しにしたい場合、国の「大学院修士段階における授業料後払い制度」の利用希望者は、事前審査を経て受給資格が確認できれば、入学手続時の学費その他納入金の納付が猶予される制度も用意されています。
納入のタイミングも押さえておきましょう。学費その他の納入金は、入学手続時と秋学期の2回に分けて納入する仕組みで、2026年度実績では入学手続時に748,250円、秋学期に523,250円という内訳でした。春入試合格者は入学手続と同時に初回分をまとめて用意する必要があるため、合格発表前の資金計画の段階で、この分割納入の仕組みを踏まえておくと慌てずに済みます。授業料には在籍料(年間120,000円・半期60,000円)が含まれている点も、他大学院の学費と比較する際の参考になります。
選考料の返還についても、あらかじめ知っておくと安心なルールがあります。原則として一度納入した選考料は返還されませんが、選考料を納入したのに出願書類を提出しなかった場合、出願書類を提出したものの出願が受理されなかった場合、選考料を誤って二重・過剰に納入してしまった場合は返還の対象になります。返還のための特別な申請手続きは不要で、対象者にはWeb出願システムに登録したメールアドレス宛てに案内が届く仕組みです。逆に言えば、書類の準備が間に合わないまま見切り発車で選考料だけ納入するのは避け、出願書類一式がそろう見込みが立ってから納入するのが無駄のない進め方です。
| 費目(2026年度実績・参考) | 金額 |
|---|---|
| 入学金(初年度のみ) | 225,000円 |
| 学費(年間) | 1,043,000円 |
| その他納入金(年間) | 3,500円 |
| 初年度納入金合計 | 1,271,500円 |
春入試で出願を検討する場合、逆算スケジュールを立てておくと準備漏れを防げます。1月上旬の出願受付開始までに課題エッセイ・成績証明書等の出願書類一式を準備し、出願資格審査が必要な人はさらに早い11月下旬までに書類を用意する必要があります。2月下旬の合格発表後は、わずか2週間ほどで入学金・学費の納入と入学手続書類の提出を終える必要があるため、合格発表を待たずに資金準備だけは前倒しで進めておくと安心です。
| 時期の目安 | やるべきこと |
|---|---|
| 出願の3〜4か月前 | 出願資格の確認、志望理由・キャリアの棚卸し、共通課題4系統に沿ったエピソードの整理 |
| 出願の1〜2か月前 | 課題エッセイの下書き・推敲、成績証明書等の取り寄せ、学費・入学金の資金計画 |
| 出願受付期間(1月上旬) | Web出願システムでの情報登録、選考料の納入、出願書類のアップロード |
| 口頭試問(2月中旬〜下旬) | 受験票の印刷、課題エッセイの内容を口頭で説明できるよう準備 |
| 合格発表〜入学手続(2月下旬〜3月上旬) | 入学金・学費の納入、入学手続書類の提出(約2週間で完了させる) |
よくある質問(FAQ)
立教大学ビジネスデザイン研究科の春入試はいつ出願していつ合格発表がありますか?
2027年度(2027年4月入学)の場合、出願受付期間は2027年1月8日(金)〜1月12日(火)、口頭試問は2027年2月20日(土)、合格発表は2027年2月26日(金)13:00です。出願資格審査が必要な人は、さらに前の2026年10月31日〜11月20日に所定様式を入手し、12月1日〜3日に書類を提出する必要があります。年度によって日程が数日前後することがあるため、出願する年度の公式要項で必ず確認してください。
春入試と秋入試はどちらが受かりやすいですか?
公式要項に回次による合格率の違いは示されておらず、選考方法・評価基準は秋入試・春入試で共通です。募集人員は秋季・春季の合計で決まるため、どちらが有利かは志願者数の年度差に左右され、一概には言えません。準備に使える時間と、合格発表後の入学手続期間の長さで選ぶのが現実的な判断基準です。
春入試に筆記試験はありますか?
一般入学試験・社会人入学試験には筆記試験がなく、課題エッセイ・口頭試問・書類審査の総合評価で合否が決まります。筆記試験があるのは外国人入学試験のみで、この区分は秋季実施分でのみ実施され、春入試では行われません。過去問を解く形の対策よりも、課題エッセイで自分の経験をどう言語化するかに時間を割くほうが有効です。
一般入学試験と社会人入学試験はどちらを選べばよいですか?
出願時に企業の代表取締役など経営者の職に就いている人は一般区分、雇用されて2年以上の実務経験があり現職に就いている人(経営者を除く)は社会人区分が基本です。雇用保険の被保険者として専門実践教育訓練給付金の支給対象に該当する場合は、社会人入学試験の受験が案内されています。判断に迷う場合は、出願受付期間が始まる前に独立研究科事務室に問い合わせておくと安心です。
外国人入学試験は春入試でも受験できますか?
受験できません。外国人入学試験の区分は秋季実施分のみで実施され、春季実施分では行われません。日本語を母語としない志願者で外国人区分での受験を希望する場合は、秋入試のスケジュールに合わせて準備する必要があります。社会人入学試験の受験資格には日本語を母語とする旨の明記がないため、実務経験等の条件を満たせば社会人区分での出願が検討できるケースもありますが、選考自体は日本語で行われるため、該当するか不明な場合は事前に研究科事務室へ確認してください。
課題エッセイでは何を書けばよいですか?共通課題のテーマ傾向を教えてください
一般区分は「一般入試課題」、社会人区分は「社会人入試課題」をそれぞれ必ず解答したうえで、「共通課題」4題から1題を選択します。共通課題は毎年見直されますが、テーマの骨格としては未来の事業構想・不確実な状況での意思決定・既存サービスの代替案構想・直感的判断の客観化という4つの切り口が繰り返し扱われる傾向があります。自身の実務経験をこの4つの切り口で棚卸しし、必須課題と矛盾しないストーリーに仕上げておくと、どの年度のテーマにも対応しやすくなります。
立教大学ビジネスデザイン研究科の学費・選考料はいくらですか?
選考料は35,000円(別途事務手数料1,500円)です。学費は2027年度分が執筆時点で未公表ですが、参考として2026年度実績では入学金225,000円・学費(年間)1,043,000円・その他納入金3,500円で、初年度納入金合計は1,271,500円でした。立教大学の学部・大学院を卒業(修了)した者は入学金が免除されるなど優遇制度もあるため、最新の金額と条件は必ず公式サイトで確認してください。
春入試に合格した場合、入学手続はいつまでに行う必要がありますか?
2027年度の場合、入学手続期間は合格発表日(2027年2月26日)から2027年3月12日(金)までで、約2週間しかありません。入学金・学費の納入や必要書類の提出をこの短い期間で終える必要があるため、資金準備は合格発表を待たずに前倒しで進めておくことをおすすめします。国の授業料後払い制度を利用する場合は事前審査が必要になるため、利用を検討している人はさらに早い段階での準備が必要です。
まとめ|立教大学ビジネスデザイン研究科の春入試を突破するために
立教大学大学院ビジネスデザイン研究科の春入試は、秋入試と並ぶもう一つの出願チャンスであり、外国人入学試験が実施されない・入学手続までの期間が短いといった秋入試との違いを理解したうえで臨む必要があります。選考の中心は課題エッセイと口頭試問であり、筆記試験の過去問対策ではなく、自分自身の実務経験をどう言語化するかが合否を分けます。
出願資格の確認、区分(一般・社会人)の選択、課題エッセイの執筆、必要書類の収集、選考料の納入という一連のプロセスは、どれも1月上旬の出願受付期間内に一度に片付けようとすると負担が大きくなります。出願受付が始まる前の秋から冬にかけての準備期間をどう使うかが、実質的には合否を左右する最も重要な変数だと言えるでしょう。
秋入試か春入試か、一般区分か社会人区分か、といった選択に正解が一つあるわけではありません。大切なのは、自分の出願資格・実務経験・準備に使える時間を照らし合わせたうえで、根拠を持って回・区分を選び、選んだ回に向けて逆算スケジュールを組み立てることです。本記事の情報は執筆時点(2026年8月)で確認できた2027年度入試要項に基づいていますが、学費や日程を含め、最終的な出願判断は必ず出願する年度の公式要項の原文で裏取りしたうえで行ってください。
- 春入試は秋入試より約5か月遅い1月上旬出願・2月下旬合格発表の年2回目の募集
- 外国人入学試験は秋季実施分のみで、春入試では実施されない
- 一般区分は経営者または日本語母語者、社会人区分は実務経験2年以上の現職者が対象
- 選考は課題エッセイ・口頭試問・書類審査の総合評価で、筆記試験は行われない
- 課題エッセイの共通課題4系統は年度をまたいで骨格が概ね踏襲される傾向がある
- 合格発表から入学手続締切まで約2週間しかないため資金準備は前倒しが必須
- 募集要項の内容は年度により変わるため、出願前に必ず最新の公式要項で確認する
課題エッセイは自由記述であるがゆえに、何を書けば評価されるのか一人で判断するのが難しい選考形式でもあります。志望動機・実務経験・共通課題への回答が一貫したストーリーになっているか、そして口頭試問で一貫性を持って語れるかどうかは、第三者の視点でチェックしてもらうことで精度が上がります。独学での対策に不安がある場合は、大学院入試や社会人入試の実績がある専門の指導を活用するのも一つの方法です。まずは大学院入試対策コースで、自分の経験の棚卸しから相談してみてください。
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