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青山学院大学大学院教育人間科学研究科心理学専攻「春入試」の傾向と対策

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青山学院大学大学院教育人間科学研究科心理学専攻の「春入試」とは、毎年1月上旬に出願し2月〜3月にかけて実施される一般入試(春)・学内進学者選抜試験(春)を指します。同じ専攻には8月出願・9月〜10月実施の「秋入試」もあり、社会人入試は秋のみの実施です。まずこの3区分(社会人入試・一般入試・学内進学者選抜試験)と2つの実施時期(秋・春)の組み合わせを正しく理解することが、出願準備の出発点になります。

教育人間科学研究科心理学専攻とは、心理学に関する専門的な学識と研究能力を養成し、公認心理師・臨床心理士など心理の専門職として社会に貢献する人材を育成することを目的とした博士前期課程(修士課程)の専攻です。心理学コースと臨床心理学コースの2コース制になっており、資格取得を目指すかどうかでどちらを選ぶかが変わります。定員は両コースを合わせて6名という狭き門であり、出願資格・出願書類・試験科目のいずれか一つでも準備不足があると不利になりかねません。

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本記事では、2027年度青山学院大学大学院学生募集要項(教育人間科学研究科 博士前期課程 心理学専攻〔臨床心理学コース〕分冊版)にもとづき、春入試の出願資格・出願期間・試験科目・日程・学費を整理したうえで、2027年度から変更された試験科目の内容と、募集要項から読み取れる対策の方向性、出願までの逆算スケジュールまでを解説します。すでに秋入試の情報を調べたことがある方も、春入試特有の日程や、2027年度の変更点は見落としがちなので、あらためて本記事で確認してみてください。

なお、募集要項の内容は年度により変わるため、出願の際は必ず青山学院大学が公表する最新の学生募集要項でご確認ください。特に心理学コース(臨床心理学コースではない一般の心理学コース)を志望する場合は、本記事で扱う臨床心理学コース分冊版とは別の分冊(教育学専攻と合冊の一般募集要項)に試験科目の詳細が記載されているため、必ず該当する分冊版を確認してください。

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目次

青山学院大学大学院 教育人間科学研究科心理学専攻とは

教育人間科学研究科心理学専攻は、1958年に文学研究科心理学専攻(修士課程)として設置され、1974年に文学研究科心理学専攻博士課程が設置、1984年の学則改正で「修士課程」が「博士前期課程」、「博士課程」が「博士後期課程」という名称に変わり、2009年の改組で現在の教育人間科学研究科心理学専攻となった歴史ある専攻です。博士前期課程では心理学に関する専門家としての基礎的学識と研究能力を養成し、倫理観の熟成を伴った専門的・実践的な知識・技能の獲得を支援することを教育研究上の目的としています。取得できる学位は修士(心理学)、博士後期課程まで進めば博士(心理学)です。

心理学コースと臨床心理学コースの違い

心理学専攻は出願時に「心理学コース」と「臨床心理学コース」のいずれかを選択する2コース制です。出願後のコース変更は一切認められないため、志望動機に応じてどちらを選ぶかを出願前に固めておく必要があります。臨床心理学コースは2018年度より、公認心理師となるために必要な科目(文部科学省令・厚生労働省令で定める科目、いわゆる「省令で定める科目」)を設置しており、公認心理師・臨床心理士の資格取得を目指す場合は必ず臨床心理学コースを選択することになっています。一方、心理学コースは資格取得を主目的とせず、心理学領域の研究者養成や、企業・官公庁等での心理学的知見の応用を志向する学生が中心です。両コースは合わせて博士前期課程の募集人員6名という枠を共有しており、コースごとに個別の定員が設定されているわけではありません。

なお、公認心理師の受験資格には「経過措置Eルート」という特例があり、公認心理師法の施行日(2017年9月15日)以前に大学に入学していた場合は、大学在学中に文部科学省令・厚生労働省令で定める科目を履修していることが前提条件になります。この履修状況は出身大学に確認する必要があるため、臨床心理学コースへの出願を検討している方は、学部段階での科目履修状況を早めに棚卸ししておくとよいでしょう。

教員組織と研究指導体制

臨床心理学コースの教員組織には、臨床心理学・教育相談学、臨床心理学・心理療法・心理査定学、発達心理学・臨床発達心理学、社会心理学・組織心理学、心理生理学・認知神経科学・犯罪心理学、実験心理学・認知心理学など、幅広い専門分野の教授・准教授が名を連ねています。教員名の前に「◎」印が付く教員は研究指導(I〜IV)を担当し、さらに「*」印が付く教員は臨床心理士資格を有する研究指導教員です。臨床心理士資格を持たない教員が研究指導教員となる場合は、別途、臨床心理士資格を持つ教員を臨床指導教員として付ける必要がある仕組みになっています。研究計画書の「研究指導を希望する教員名」欄には、募集要項に記載された教員の中から1名を選んで記入する必要があるため、出願前に教員組織一覧と各教員の専門分野を確認し、自分の研究テーマに近い教員を把握しておくことが重要です。

博士前期課程の位置づけと修了後の進路

心理学専攻の博士前期課程は昼夜開講制で、授業は青山キャンパス(東京都渋谷区渋谷4-4-25)で実施されます。授業時間は9:00から20:00までの間に6コマ配置されていますが、夜間や土曜日のみの履修では課程を修了できない点に注意が必要です。修了後の進路は、臨床心理学コースであれば公認心理師・臨床心理士としての実務、心理学コースであれば博士後期課程への進学や研究職、あるいは企業・教育機関等での心理学的専門性を生かした職種が想定されます。出願書類の「入学志願票」には修了後の進路希望を具体的に記入する欄があり、志望動機と一貫した記述が求められます。また、既に他の大学院で修得した単位を本学の単位として認定する制度もあり、希望者は入学年度の4月初頭に申し出ることができます。

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出願にあたっての注意事項

障がいや疾病、怪我などにより受験・修学上の合理的配慮が必要な場合、「障がいのある学生の受入れ方針」に基づき受験時に合理的配慮が提供されます。希望する場合は出願期間前に学務部教務課教育人間科学研究科担当への問い合わせが必要で、場合によっては健康診断書等の提出を求められることがあります。また、本学学生は他大学大学院や本学の他研究科・他専攻、他大学および本学の学部と併せて在学すること(いわゆる二重学籍)は原則としてできません(特段の事情がある場合は研究科教授会の議を経て学長の承認により許可されることがあります)。さらに、出願書類への虚偽の記載や証明書等の偽造が確認された場合は、入学試験の結果が無効となり、入学後であっても遡って入学資格が取り消されることがあります。この場合、提出済みの書類や納入済みの費用は一切返還されません。これらは春入試・秋入試を問わず教育人間科学研究科全体に共通する注意事項です。

「春入試」とは何か – 秋入試との違いと年間スケジュールの中の位置づけ

青山学院大学大学院の教育人間科学研究科心理学専攻では、一般入試と学内進学者選抜試験が「秋」と「春」の年2回実施されています。秋実施は8月下旬出願・9月下旬第1次試験、春実施は1月上旬出願・2月下旬第1次試験というのが基本構造です。これに対して社会人入試は秋実施のみで、春の枠は用意されていません。つまり社会人入試での出願を考えている場合、選択できるのは秋入試だけになります。

入試区分秋実施春実施
社会人入試ありなし
一般入試ありあり
学内進学者選抜試験ありあり

一般入試(秋)・(春)の年2回実施という制度

一般入試(秋)・(春)は出願資格・試験科目がほぼ共通しており、受験者は自分の準備状況や出願可能なタイミングに応じてどちらかを選んで出願します。両方に出願すること(併願)ができるかどうかは募集要項に明記されていないため、検討している場合は事前に学務部教務課教育人間科学部大学院事務へ直接問い合わせて確認することをおすすめします。秋実施と春実施では出願資格自体に大きな差はありませんが、個別の入学資格審査を希望する場合の書類提出期限が入試(秋)は2026年8月14日(金)まで、入試(春)は2026年12月4日(金)までと異なるため、該当する方は自分が出願する時期の期限を必ず確認してください。

社会人入試は秋のみ、学内進学者選抜試験は秋・春両方

学内進学者選抜試験(本学教育人間科学部心理学科出身者が対象)は一般入試と同様に秋・春の両方が用意されています。一方、社会人入試(出願時点で32単位要件に加えて大学卒業等から2年以上経過していることが条件)は秋のみの実施です。社会人としてキャリアを積みながら受験を検討している場合、出願のタイミングは実質的に秋の1回に絞られる点を早めに把握しておく必要があります。仕事の都合で秋の出願準備が間に合わない場合でも、社会人入試の春実施枠を待つことはできないため、この点は特に注意が必要です。

春入試を選ぶ意味

春入試は、秋入試で不合格だった場合の再挑戦の機会になるほか、秋の出願期間(2026年8月20日〜25日)に間に合わなかった受験者や、直前まで心理学関連科目の単位取得状況が確定しなかった受験者にとっての選択肢にもなります。学部4年生であれば、卒業論文の進捗が固まる時期が秋よりも春に近いというケースもあり、研究計画書の内容を卒業論文の成果と結びつけて練り上げる時間を確保しやすいという側面もあります。ただし春実施は入学年度の4月入学に向けた最後の出願機会であり、入学手続の締切も秋実施より短い期間に集中するため、出願準備は前年秋の時点から並行して進めておくのが安全です。

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出願資格 – 心理学関連32単位の要件と対象者

心理学専攻〔臨床心理学コース〕の出願資格は、入試区分によって求められる条件が異なります。共通しているのは心理学関連科目を統計法・研究法に関する科目を含めて32単位以上修得済みであることという要件です。科目名称に「心理学」もしくは「心理」が含まれる科目は心理学関連科目とみなされますが、それ以外の科目については提出したシラバスの内容をもとに大学側が個別に判断します。心理学関連科目の該当可否について不安がある場合は、出願前に余裕をもって学務部教務課教育人間科学部大学院事務に問い合わせることが推奨されています。

入試区分出願資格の骨子実施時期
社会人入試32単位要件を満たし、かつ大学卒業等の該当時から2年以上経過秋のみ
一般入試(秋)・(春)32単位要件を満たし、大学卒業(見込)等の基礎資格を有する秋・春
学内進学者選抜試験(秋)・(春)本学教育人間科学部心理学科を卒業見込みであること秋・春

心理学関連科目32単位の数え方

32単位要件は一般入試・社会人入試の両方に共通する条件です。なお、本学文学部心理学科もしくは教育人間科学部心理学科を2026年3月までに卒業した者は、心理学関連科目32単位以上を修得済みとみなす取り扱いになっています。他大学出身者や心理学以外の学部出身者は、自分が履修した科目のうち統計法・研究法に関する科目が含まれているかを在学中の成績表・シラバスから棚卸ししておく必要があります。単位が不足している、あるいは該当科目の判断に迷う場合は、出願前の問い合わせ期限(個別の入学資格審査を希望する場合は所定の提出期限)を過ぎないよう早めに動くことが重要です。

社会人入試は+2年経過要件

社会人入試は32単位要件に加えて、大学卒業等の該当時から2年以上が経過していることが求められます。つまり、大学を卒業してすぐの受験者は社会人入試の対象外となり、一般入試を選択することになります。逆に、卒業から2年以上のブランクがある社会人受験者であっても、一般入試に出願すること自体は制度上可能です。社会人入試には研究計画書の提出が必須である点、修士論文免除の特例(代わりに課題研究論文の提出が必要)を選択できる点など、一般入試とは異なる仕組みがあるため、自分のキャリアや研究の進め方に合わせてどちらの区分で出願するかを検討するとよいでしょう。

個別の入学資格審査という選択肢

大学卒業に相当する学歴を持たない場合でも、本大学院において個別の入学資格審査により、大学を卒業した者と同等以上の学力があると認められ、入学時に22歳に達している者は出願資格を得られる制度があります。この制度を利用したい場合は、学務部教務課教育人間科学部大学院事務に問い合わせたうえで、個別の入学資格審査申請に必要な書類を所定の期限(入試(秋)の場合は2026年8月14日(金)、入試(春)の場合は2026年12月4日(金))までに提出する必要があります。通常の出願資格に該当しない方にとっては重要な選択肢なので、該当しそうな場合は早めに事務窓口へ相談することをおすすめします。

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出願期間・出願書類・入学検定料

春入試(一般入試(春)・学内進学者選抜試験(春))の願書受付期間は2027年1月8日(金)から12日(火)までです(消印有効)。参考として、秋実施分(社会人入試・一般入試(秋)・学内進学者選抜試験(秋))の願書受付期間は2026年8月20日(木)から25日(火)までとなっています。出願はすべて郵送受付(簡易書留・速達)で、Web出願のみでは完結しない点に注意が必要です。年末年始期間(2026年12月23日〜2027年1月7日)は出願に関する問い合わせに対応してもらえないため、春入試の出願を予定している方は、年内のうちに疑問点を解消しておくことが望ましいでしょう。

実施時期願書受付期間
秋実施(社会人・一般(秋)・学内進学者(秋))2026年8月20日(木)〜25日(火)
春実施(一般(春)・学内進学者(春))2027年1月8日(金)〜12日(火)

出願方法(郵送のみ)の注意点

出願は本学所定の出願用封筒表紙を貼付した封筒に出願書類・検定料の振込通知書を入れ、郵便局窓口で簡易書留・速達郵便として送付する方法に限られています。受付最終日を過ぎた消印のものは受理されず返送されるため、年末年始や連休を挟む出願期間はスケジュールに余裕を持たせておく必要があります。出願受付後に受験票が郵送されますが、受付事務・郵便事情によって返送が多少遅れることがあるとも案内されています。試験日の3日前までに受験票が届かない場合は、学務部教務課教育人間科学部大学院事務に問い合わせるよう案内されています。

出願書類一覧(研究計画書必須化を含む)

出願書類には入学志願票、写真票・宛名ラベル用紙、カラー写真2枚、入学検定料の収納証明書、出身大学の卒業(見込)証明書・成績証明書に加えて、研究計画書(様式③、1頁以内)の提出が2027年度から必須になりました。臨床心理学コースでは社会人入試・一般入試・学内進学者選抜試験のすべての区分で研究計画書の提出が求められます。研究計画書は合否判定の参考資料として評価されるため、志望する研究テーマと指導を希望する教員名を具体的に記入する必要があります。また、心理学専攻志願者で卒業論文を書いた者は、そのコピーの提出も必要です(本学教育学科・心理学科出身者は提出不要)。なお、入学志願票・研究計画書ともに志願者自身が作成した文章での提出が求められており、生成AI等が自動作成した文章や他者が作成した文章での提出は禁止されています。

検定料35,000円と支払い方法

入学検定料は35,000円で、コンビニエンスストア(セブン-イレブンのマルチコピー機、ローソン・ミニストップのLoppi)またはクレジットカード決済のいずれかで支払います。支払い後に発行される取扱明細書等の「収納証明書」を所定の貼付用紙に貼り付け、出願書類に同封する必要があります。検定料とは別に払込手数料がかかること、一度出願受付後は検定料を返還してもらえないことも、出願準備の段階で押さえておきたいポイントです。振り込んだが結局出願しなかった場合は、学務部教務課で個別に返金手続きをする必要があるとも案内されています。

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試験科目・試験日程(2027年度の変更点を含む)

心理学専攻〔臨床心理学コース〕の試験科目は、筆記試験の「論述(臨床心理)」と「論文読解」、そして第1次試験合格者のみが受験できる面接(第2次試験)で構成されます。辞書の使用はいずれの科目でも認められていません。春実施の第1次試験は2027年2月20日(土)、第2次試験(面接)は2027年2月27日(土)に行われます。

試験区分春実施の日程内容
第1次試験2027年2月20日(土) 9:30〜11:30/12:30〜14:00論述(臨床心理)、論文読解
第1次合格発表2027年2月24日(水)16:00大学ホームページ・郵送
第2次試験2027年2月27日(土)面接(第1次合格者のみ)
第2次合格発表2027年3月1日(月)13:00大学ホームページ・郵送

2027年度の変更点(専門A廃止・専門C→論述(臨床心理))

2027年度入試では、2026年度入試から試験科目が変更されています。1つ目は従来の筆記科目「専門A」が廃止され、代わりに出願時の研究計画書提出が必須化されたことです。2つ目は、従来「専門C」と呼ばれていた科目が「論述(臨床心理)」に名称・内容変更されたことです。募集要項によれば、論述(臨床心理)は臨床心理学・心理学(統計を含む)に関する専門用語や基礎的知識の理解を問う内容を含みつつ、それらをふまえて受験者自身が論理的に考察し記述する力を評価する出題になるとされています。単なる知識の暗記ではなく、知識を土台にした論述力が問われる方向に変わったと理解しておくとよいでしょう。この変更は社会人入試・一般入試(秋・春)・学内進学者選抜試験(秋・春)のすべての区分に共通して適用されます。

論述(臨床心理)と論文読解の位置づけ

論述(臨床心理)は9:30〜11:30の2時間、論文読解は12:30〜14:00の1時間30分という時間配分で実施されます。論文読解は臨床心理学または心理学関連の英語論文の読解が課され、専門用語を含む学術英語を正確に理解する力が求められます。筆記試験は出願した専攻に課されたすべての科目を受験する必要があり、1科目でも欠席すると棄権とみなされます。また、筆記試験を受験していない者は面接(口述試験)を受験できません。試験開始から20分以上遅刻すると受験できなくなる点も、当日の行動計画を立てるうえで押さえておくべきポイントです。試験場は試験当日に大学院掲示板(17号館2階)に掲示されるため、当日は掲示の確認時間も見込んで余裕を持って入室してください。

入試区分による第2次試験開始時刻の違い

春実施の第2次試験(面接)は、一般入試・学内進学者選抜試験では13:30開始、社会人入試では実施日程が秋のみのため対象外ですが、秋実施の社会人入試・学内進学者選抜試験では13:00開始と、入試区分によって面接の開始時刻が微妙に異なります。受験票に記載された時刻を必ず確認し、思い込みで行動しないようにしてください。

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合格発表・入学手続・学費

春入試の第1次合格発表は2027年2月24日(水)16:00、第2次合格発表は2027年3月1日(月)13:00に、大学ホームページおよび郵送(速達)で行われます。不合格者への郵送通知は行われないため、合否の確認は基本的に大学ホームページで行うことになります。第2次合格者には、合格者受験番号一覧とともに入学手続書類が郵送されます。

合格発表方法と入学手続締切

春季実施分(一般入試(春)・学内進学者選抜試験(春))の入学手続締切日は2027年3月5日(金)です(消印有効)。秋季実施分は第1次入学手続締切2026年11月13日(金)、第2次入学手続締切2027年3月5日(金)という二段階になっており、春実施分よりも早い段階から手続が始まる点が異なります。入学手続はすべて郵送で行うため、締切直前に慌てないよう余裕を持ったスケジュールを組んでおく必要があります。万が一、入学手続を完了した後にやむを得ない事情で入学を辞退することになった場合、「入学辞退願」を2027年3月31日(水)までに提出すれば、入学金を除く納入金の返還を受けられる制度もあります。

入学手続納入金・初年度納入金

項目金額備考
入学検定料35,000円コンビニ・クレジット決済
入学手続納入金合計620,000円後期分学費等を含まず
初年度納入金合計950,000円後期分学費等330,000円を含む

春季実施分の入学手続納入金は、「学費等分割納入方式」を選ぶ場合は620,000円(後期分学費等は入学後に別途納入)、「学費等一括納入方式」を選ぶ場合は前後期分学費等を含む950,000円のいずれかを選択できます。秋季実施分は第1次入学手続納入金290,000円(入学申込金のみ)、第2次入学手続納入金330,000円(通常の納入方式)または660,000円(学費等一括納入方式)という二段階の分割手続になっており、納入方式や金額の内訳が春実施分とは異なるため、自分が出願する時期の要項該当箇所を必ず確認してください。国による大学院修士段階における「授業料後払い制度」の利用を希望する場合は、出願期間中に納付猶予手続きを行う必要があります(外国人留学生で在留資格が「留学」の方は対象外)。

入学金免除等の本学出身者特典

本学の学部卒業(見込を含む)者、および本学大学院博士前期(修士)課程修了(見込を含む)者は入学金が全額免除される取り扱いになっています。また本学出身者は校友会費の納入も不要です。学内進学者選抜試験で出願する場合は、「青山学院大学大学院特別給付奨学金」(授業料年額の2分の1相当が上限)に申請できる可能性もあります。申請資格としては、2026年4月1日時点で当該基準日の属する年度末までに卒業する見込みが立っていること、2026年5月1日時点で在学する学科における成績上位者15パーセント以内であることなどが定められています。対象となりうる場合は、出願期間前に余裕を持って所属学部の教務課窓口に成績要件の確認を申し出ておくとよいでしょう。

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募集要項から読み解く出題傾向と対策の方向性

心理学専攻の大学院入試について、大学が過去の入試問題そのものを一般公開している一次情報は確認できませんでした。大学院入試の過去問は学部入試のように広く公開される性質のものではないため、本記事では過去問の内容ではなく、募集要項に明記された試験科目の変更点・出題方針から読み取れる対策の方向性を整理します。出題内容は年度によって変わるため、対策を進める際は必ず最新の公開資料もあわせて確認してください。

過去問は公開されていないという前提

公式に過去問が配布・公開されていない以上、対策の軸になるのは募集要項が明示している出題の性格そのものです。2027年度の「論述(臨床心理)」は、臨床心理学・心理学(統計を含む)に関する専門用語や基礎的知識の理解を問う内容を含みつつ、受験者自身が論理的に考察し記述する力を評価すると明記されています。これは単純な一問一答形式の暗記対策ではなく、基礎知識を踏まえたうえでどう論を組み立てるかという記述力そのものが評価対象であることを意味します。予備校等が独自に集めた再現問題や体験談を参考にする場合も、あくまで参考情報であり、最終的な出題の根拠は募集要項の記載であることを忘れないようにしましょう。

論述(臨床心理)の対策の方向性

統計を含む心理学の基礎知識(研究法・統計法・臨床心理学の主要理論)を体系的に押さえたうえで、与えられたテーマについて自分の言葉で論理的に説明する練習を積むことが有効です。単語や定義を覚えるだけでなく、「なぜそう言えるのか」「どのような立場や理論からその主張が成り立つのか」を説明できるようにしておくと、論述式の出題に対応しやすくなります。学部時代の心理学統計・研究法の授業内容を見直し、代表的な研究デザインや統計手法を自分の言葉で説明できるかを確認しておくとよいでしょう。臨床心理学領域の主要な理論(発達心理学、社会心理学、認知心理学、精神医学的知見など)についても、教員組織の専門分野一覧を手がかりに、どの領域が重点的に扱われそうかをある程度予測しながら学習範囲を組み立てることができます。

論文読解(英語)の対策

論文読解は臨床心理学または心理学関連の英語論文が出題され、辞書の使用は認められていません。日頃から英語の心理学論文(査読付き学術誌の要旨・本文)に触れ、専門用語を辞書なしで文脈から読み取る訓練をしておくことが対策の基本になります。特に臨床心理学領域で頻出する専門用語(介入・アセスメント・エビデンスに関する用語など)は、英語表現とセットで押さえておくと本番で慌てずに済みます。1時間30分という試験時間の中で論文の要旨を正確に把握し、設問に答える時間配分の練習も、過去問が無い分、模擬問題や英語論文の要約演習で補っておく必要があります。

面接・研究計画書との連動

2027年度からは筆記科目「専門A」が廃止され、代わりに出願時の研究計画書提出が必須化されました。これは、研究テーマに関する評価の比重が、筆記試験の場での即興的な論述から、出願時にじっくり練り上げる研究計画書へと一部シフトしたことを意味します。第2次試験の面接では、提出した研究計画書の内容について踏み込んだ質問がなされることが一般的です。研究計画書に書いた研究テーマ・先行研究の理解・研究方法について、自分の言葉で説明できるよう準備しておくことが、面接対策の中心になります。合否判定の方法および基準として、大学は「出願時の提出書類および筆記試験・面接試験の結果から総合的に評価・判定する」と明示しており、研究計画書は単なる形式的な提出物ではなく、評価対象の一部であることを念頭に置いて準備するべきです。

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出願〜合格までの逆算スケジュールと対策法

春入試(出願2027年1月8日〜12日、第1次試験2027年2月20日)に向けては、前年の秋の時点から準備を始めるのが安全なペース配分です。以下は一般的な逆算スケジュールの一例です。

  1. 前年8〜9月頃: 志望コース(心理学コース/臨床心理学コース)を決定し、心理学関連科目32単位の充足状況を成績表で確認する。不足がある場合は個別の入学資格審査の要否を大学に問い合わせる。
  2. 前年9〜11月頃: 研究計画書の骨子(研究テーマ・先行研究・研究方法)を固め、教員組織一覧から志望する指導教員候補を検討する。
  3. 前年11〜12月頃: 心理学の基礎知識(統計法・研究法・臨床心理学の主要理論)の復習と、英語論文読解の演習を並行して進める。年末年始期間は大学からの問い合わせ対応が止まるため、疑問点はこの時期までに解消しておく。
  4. 出願直前(12月〜1月上旬): 出身大学に卒業(見込)証明書・成績証明書を請求し、入学志願票・研究計画書(様式③)・写真等の出願書類一式を準備する。
  5. 出願期間(2027年1月8日〜12日): 簡易書留・速達で郵送出願する。検定料35,000円をコンビニまたはクレジットカードで決済し、収納証明書を貼付する。
  6. 第1次試験(2027年2月20日)まで: 論述(臨床心理)・論文読解の演習を継続し、想定される論述テーマに対する自分なりの考えを整理しておく。
  7. 第1次合格発表(2027年2月24日)〜第2次試験(2027年2月27日): 研究計画書の内容を口頭で説明できるよう、想定質問への回答を準備する。
  8. 第2次合格発表(2027年3月1日)〜入学手続締切(2027年3月5日): 入学手続書類一式を早めに確認し、郵送での提出漏れがないよう準備する。

独学の限界

心理学関連科目32単位の充足状況の確認、研究計画書の設計、論述式試験の答案の組み立て方、面接での受け答えは、いずれも独学だけで完成度を高めるのが難しい領域です。特に研究計画書は合否判定の参考資料として評価される重要書類であるにもかかわらず、自己流で書くと先行研究の位置づけや研究方法の妥当性が弱くなりがちです。独学での対策に不安がある場合は、大学院入試や心理学分野の指導実績がある専門家のサポートを活用するのも一つの方法です。心理系大学院予備校の選び方を参考に、自分に合った対策方法を検討してみてください。

よくある質問(FAQ)

青山学院大学大学院 教育人間科学研究科心理学専攻の春入試はいつ出願していつ受験しますか?

2027年度の春入試(一般入試(春)・学内進学者選抜試験(春))は、2027年1月8日(金)から12日(火)が願書受付期間です。第1次試験は2027年2月20日(土)、第1次合格発表は2027年2月24日(水)、第2次試験(面接)は2027年2月27日(土)、第2次合格発表は2027年3月1日(月)というスケジュールになっています。年度によって日程が変わるため、出願時は必ず最新の募集要項で確認してください。

心理学専攻の「心理学コース」と「臨床心理学コース」は何が違いますか?

臨床心理学コースは、公認心理師となるために必要な省令で定める科目を設置しており、公認心理師・臨床心理士の資格取得を目指す場合に選択するコースです。心理学コースは資格取得を主目的とせず、心理学領域の研究や応用を志向する学生が中心になります。出願時にどちらかを選択し、出願後のコース変更は一切認められません。

春入試と秋入試はどちらを受けるべきですか?併願はできますか?

一般入試・学内進学者選抜試験は秋・春の両方が用意されており、出願資格や試験科目はほぼ共通しています。秋入試で不合格だった場合の再挑戦の機会として春入試を活用することもできます。両方への併願が可能かどうかは募集要項に明記されていないため、検討している場合は学務部教務課教育人間科学部大学院事務に直接確認することをおすすめします。なお社会人入試は秋のみの実施であるため、社会人入試での出願を考えている方は秋のタイミングを逃さないようにしてください。

出願資格の「心理学関連科目32単位」はどうやって確認すればいいですか?

科目名称に「心理学」もしくは「心理」が含まれる科目は心理学関連科目とみなされます。それ以外の科目は、提出したシラバスの内容をもとに大学側が個別に判断します。自分の履修状況が要件を満たすか不安な場合は、出願前に余裕をもって学務部教務課教育人間科学部大学院事務に問い合わせて確認しておくと安心です。

社会人入試と一般入試(春)の違いは何ですか?

社会人入試は32単位要件に加えて、大学卒業等の該当時から2年以上経過していることが求められ、実施は秋のみです。一般入試(春)は年齢や卒業からの経過年数を問わず、32単位要件と基礎資格(大学卒業見込等)を満たしていれば出願でき、秋・春の両方に実施時期が用意されています。社会人入試には研究計画書に基づく修士論文免除の特例など、独自の仕組みもあります。

2027年度から試験科目が変わったと聞きましたが、具体的に何が変わりましたか?

2027年度入試では、従来の筆記科目「専門A」が廃止され、代わりに出願時の研究計画書提出が必須化されました。また、従来「専門C」と呼ばれていた科目が「論述(臨床心理)」に名称・内容変更され、臨床心理学・心理学(統計を含む)の専門用語や基礎知識の理解を問いつつ、受験者自身の論理的な考察力・記述力を評価する出題に再編されています。

心理学専攻の入試の過去問は入手できますか?

本記事作成時点で、青山学院大学が心理学専攻の大学院入試問題そのものを一般公開している一次情報は確認できませんでした。学部入試の過去問集は市販されていますが、大学院入試とは別物です。対策の際は、募集要項に明記された試験科目の内容(論述(臨床心理)・論文読解)と出題方針を手がかりに準備を進めることになります。

研究計画書はいつまでに、どのような内容を書けばいいですか?

研究計画書(様式③)は出願時に提出する書類で、分量は1頁以内と定められています。臨床心理学コースでは社会人入試・一般入試・学内進学者選抜試験のすべての区分で提出が必須です。志望する研究テーマ、先行研究の理解、入学後の研究計画の概要、研究指導を希望する教員名などを具体的に記入します。研究計画書は合否判定の参考資料として評価されるため、出願直前に慌てて書くのではなく、出願の数か月前から構想を練っておくことが望ましいでしょう。なお、定員は心理学コース・臨床心理学コースを合わせて6名と少人数であり、実質倍率は本記事作成時点で確認できる一次情報がなく非公表です。出願資格・出願書類・試験対策のいずれも早めに準備を始めておくことをおすすめします。

まとめ|青山学院大学大学院教育人間科学研究科心理学専攻「春入試」の要点

  • 春入試(一般入試(春)・学内進学者選抜試験(春))の願書受付期間は2027年1月8日〜12日、第1次試験は2027年2月20日、第2次試験(面接)は2027年2月27日
  • 社会人入試は秋のみの実施で、春の枠は用意されていない
  • 出願資格の柱は心理学関連科目32単位以上(統計法・研究法を含む)の修得
  • 心理学コースと臨床心理学コースは出願時に選択、出願後の変更は不可
  • 2027年度から「専門A」廃止・研究計画書の提出必須化、「専門C」を「論述(臨床心理)」へ再編
  • 公開過去問は確認できず、募集要項に明記された出題方針から対策の方向性を組み立てる必要がある
  • 入学検定料35,000円、入学手続納入金合計620,000円(春季分割納入の場合)など費用面も早めに把握しておく
  • 定員は両コース合わせて6名と少なく、出願準備は前年秋の時点から並行して進めるのが安全

青山学院大学大学院教育人間科学研究科心理学専攻の春入試は、出願資格の32単位要件、コース選択、2027年度から必須化された研究計画書、そして再編された論述(臨床心理)という、押さえるべきポイントが多い入試です。教育人間科学研究科全体の外部院試の区分や仕組みをあわせて知りたい方はこちらもあわせてご覧ください。また、公認心理師を目指すルートについては公認心理師の大学院(第1区分)の選び方・入試科目・研究計画書・面接対策公認心理師と臨床心理士の違いも参考になります。募集要項の内容は年度により変わるため、出願前には必ず最新の学生募集要項をご確認ください。研究計画書の設計や論述対策、面接対策など、独学での対策に不安がある場合は、大学院入試対策のような専門の指導を活用するのも一つの方法です。

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この記事を書いた人

千葉大学 法政経学部を首席で卒業後、都内国公立大学の法科大学院(ロースクール)を修了し、司法試験に合格。法律・政治・経済分野の専門知識をもとに、スプリング・オンライン家庭教師の大学編入・大学院入試分野の指導および記事監修を担当。

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