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明治大学大学院政治経済学研究科の研究計画書の書き方|専攻・カリキュラム・教員の研究分野から逆算する

明治大学大学院政治経済学研究科の研究計画書の書き方|専攻・カリキュラム・教員の研究分野から逆算するを示すアイキャッチ画像
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明治大学大学院政治経済学研究科の研究計画書で重要なのは、面白そうな話題を大きく掲げることではなく、志望する専攻・コース・教員の研究分野と接続する問いを、所定様式の1500字以内で検証可能な計画にすることです。研究テーマ、希望指導教員、研究計画、関連文献、将来の志望進路の各欄が、一本の論理でつながっている必要があります。

ここでいう研究計画書とは、入学後に明らかにしたい問い、先行研究に対する位置づけ、用いる資料と方法、実施可能性を示す出願書類です。計画書は未来の修士論文または研究報告書の設計図と考えると、何を書くべきかが整理しやすくなります。政治経済学研究科は政治学専攻と経済学専攻を置き、両専攻に研究者コースと高度職業人コースがあるため、同じ社会問題を扱う場合でも、問いの立て方と修了後の成果像が異なります。

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本記事では、公式の2027年度様式、研究科のカリキュラムポリシー、専攻別の教員一覧をもとに、自分のテーマが研究科の射程に入るかを判定し、1500字の研究計画に落とし込む手順を解説します。出願資格、試験科目、日程、面接の全体像は明治大学大学院政治経済学研究科の外部院試解説に譲り、ここでは書類設計に集中します。まず専攻と希望指導教員を決め、その後に文章を書くのが基本順序です。

研究計画書を読む側は、志願者の問題意識だけでなく、その問いが専攻内で研究として扱えるか、公開された教員の分野と接続するか、修士課程の期間で資料を収集して分析できるかを確認します。そのため、志望理由を強く語るだけでは足りません。問いの範囲、文献の位置づけ、資料の所在、方法の手順、得られる知見の限界を、短い文章でも追跡できるようにします。「何を知りたいか」と「どうすれば知れるか」の対応が計画の中心です。

注記:募集要項・出願書類の様式・教員の配置は年度により変わるため、出願前に必ず最新の公式情報で確認してください。

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目次

明治大学大学院政治経済学研究科の研究計画書は1500字以内

所定様式の5項目を一つの論理でつなぐ

2027年度の公式様式では、博士前期課程の研究計画書に専攻とコースを記入し、研究テーマ、希望指導教員、1500字以内の研究計画、5点以内の関連文献、将来の志望進路を書きます。フリーフォーマットで長文を添付するのではなく、指定された項目ごとに情報を分ける所定様式です。

項目様式上の指定設計上の役割
研究テーマ題目を記入対象・視点・範囲を短く示す
希望指導教員氏名と読み指導可能性の中心を示す
研究計画1500字以内問題、問い、先行研究、方法、意義を示す
関連文献5点以内研究の学術的な足場を示す
将来の志望進路専用欄に記入コース選択と研究成果の使い道を示す

各欄を別々に埋めると、「テーマは国際政治だが、希望教員の公開分野は都市政策」「統計分析を行うと書いたが、関連文献は思想史の文献だけ」といった不整合が生じます。研究テーマを仮置きしたら、そのテーマを指導できる教員がいるか、教員の専門分野で認められる資料と方法を使えるか、進路とコースが整合するかを往復してください。5項目は互いの根拠になるように設計します

出願時の書類として面接まで説明できる内容にする

研究計画書は出願書類であり、入学後の研究について志願者がどこまで具体的に考えているかを示します。ただし、方法論の名前を多く並べることが評価に直結するわけではありません。「なぜその対象か」「なぜその期間か」「その資料で問いに答えられるか」と問われたとき、自分の言葉で説明できる粒度が必要です。

試験科目や日程は年度と入試区分で異なるため、明治大学の最新募集要項ページと対応する募集要項を確認してください。この記事では、専攻と研究計画の整合に紙幅を割きます。書いた一文ごとに「面接で根拠を言えるか」を確認すると、飾りの言葉が減ります。

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政治学専攻と経済学専攻の構造を理解する

社会問題の名前ではなく、問いと方法で専攻を選ぶ

政治経済学研究科は、政治学専攻と経済学専攻から構成されます。政治、社会、経済の現象は重なり合うため、対象の名前だけで専攻を決めることはできません。例えば、地方自治体の子育て政策を研究する場合でも、政策形成過程、議会、住民参加を問うなら政治学専攻に接続しやすく、財政支出の効果や労働供給への影響を計量的に検証するなら経済学専攻との整合が強まります。

専攻公式の科目群計画書で確認すること
政治学専攻理論系、歴史・思想史系、行政学系、社会学系制度、思想、歴史、行政、政治過程、社会構造のどこに問いを置くか
経済学専攻理論系、歴史・思想史系、経済政策系、国際経済系、地域・環境系理論、統計的検証、歴史分析、政策評価、地域・環境のどこに主軸を置くか

専攻選択は「何を研究するか」と「どう明らかにするか」の組合せで決めます。研究テーマを一文で書いたら、動詞に注目してください。「解明する」だけでは不十分です。制度を比較するのか、投票行動の要因を推定するのか、政治思想の概念変化を追うのか、政策の因果効果を検証するのかを明確にします。その動詞が、専攻内の科目群と教員の専門分野に対応しているかを確認しましょう。

研究者コースと高度職業人コースで成果像を分ける

博士前期課程の各専攻には、研究者コースと高度職業人コースがあります。公式のカリキュラムポリシーは、指導教員と研究計画を組み立て、研究発表を行いながら、修士論文および研究報告書の作成を支援すると示しています。学位請求関係の公式ページでは、政治経済学研究科の高度職業人コース向けに研究報告書の書式が用意されています。

したがって、研究者コースを志望するなら、博士後期課程や学術研究への発展可能性を意識し、先行研究のどこに新しい知見を加えるかを重視します。高度職業人コースでは、学術的な手続きを保ちつつ、現実の政策・組織・地域の課題をどう分析し、実務で使える理解につなげるかを示すと整合しやすくなります。コースの違いは研究の質を下げるかどうかではなく、成果の出口の違いです。

「将来は民間企業で働きたいから、先行研究は少なくてよい」という理解は適切ではありません。どちらのコースでも、問い、根拠、方法、検証可能性が必要です。将来の志望進路欄では、職種名だけを書くのではなく、「どのような判断や課題解決に研究成果を生かすか」まで書き、コース選択と接続させます。

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カリキュラムと修了成果から研究の型を逆算する

「理論・歴史・政策」のどこに研究を位置づけるか

政治経済学研究科の公式説明では、政治学と経済学の両専攻に、理論・政策・歴史からアプローチできる科目を置くことが示されています。研究計画書では、この三つを均等に書く必要はありません。むしろ、主軸と補助線を分けるべきです。例えば、現行の地方財政制度の影響を分析する研究で、政策評価を主軸とし、制度形成の歴史を解釈の補助線とすることはできます。

研究計画書に「総合的に検討する」と書くと、幅広く見える反面、実際に何をするかが不明確になります。主軸のアプローチを1つ決め、他の視点は必要な範囲で組み込むと、1500字でも焦点がぶれません。政治学専攻なら理論系、歴史・思想史系、行政学系、社会学系のうちどこに足場を置くか、経済学専攻なら五つの科目群のうちどこで方法を学ぶかを言葉にします。

指導教員と研究発表を前提に、修了までの縮尺を合わせる

公式のカリキュラムポリシーは、定められた指導教員と研究計画を組み立て、研究発表の機会を確保しながら成果作成を支援するとしています。これは、出願時に完成した答えを求められているという意味ではありません。修了までに指導と発表を通じて改善できる計画であること、つまり修正可能な仮説と手順があることが重要です。

「日本政治の問題を解決する」「世界経済を良くする」というテーマは、修士課程の期間と資料では範囲が広すぎます。対象を「日本」から「特定の自治体群」へ、期間を「現代」から「特定制度の導入前後」へ、結果を「問題解決」から「政策選択の差が生じる条件の解明」へ絞ります。修了時に一つの主張を資料で支えられる大きさが目安です。

研究発表を想定すると、計画の穴も見つかります。五分間で「なぜこの問いか」「先行研究の何が未解決か」「どの資料をどう分析するか」を説明し、「その資料は入手できるか」「他の要因とどう区別するか」という質問に答えてみてください。答えられない点が、執筆前に調べるべき課題です。

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教員の研究分野マップと希望指導教員の選び方

政治学専攻は理論・国際関係・行政・社会を横断して確認する

政治学専攻の公式教員一覧には、教員の職格、主な大学院担当科目、専攻分野、研究テーマ、研究指導担当の有無が掲載されています。ここでは研究分野の広がりを示すため、公式ページで博士前期の研究指導担当が「○」とされる教員から代表例を挙げます。一覧の氏名を見つけただけで希望教員にするのではなく、公開された専攻分野と自分の問いがどこで交わるかを確認します。

教員職格公式掲載の専攻分野(研究分野)
井田正道。教授。政治学 政治意識論、日本政治論。
伊藤剛。教授。国際関係論 現代国際政治の理論と政策、対外政策の実証分析。
重田園江。教授。政治思想 ヨーロッパ政治社会思想史、現代思想。
野澤千絵。教授。都市政策・都市行政・まちづくり。
堀金由美。教授。東アジアの開発と政治、ポリティカル・エコノミー、開発援助論。

政治学専攻の代表例を文章でも確認します。井田正道教授の公式掲載分野は「政治学 政治意識論、日本政治論」です。伊藤剛教授は「国際関係論 現代国際政治の理論と政策、対外政策の実証分析」、重田園江教授は「政治思想 ヨーロッパ政治社会思想史、現代思想」です。

野澤千絵教授の公式掲載分野は「都市政策・都市行政・まちづくり」、堀金由美教授は「東アジアの開発と政治、ポリティカル・エコノミー、開発援助論」です。これらは一覧から取得した公式の表記であり、記憶や推測で補った分野名ではありません。自分の計画との接続は、この公式表記に即して判定します。

例えば、SNSと政治参加を扱うテーマは、政治意識、政治過程、マス・コミュニケーションなど複数の接続先を持ち得ます。そのとき、テーマの名前ではなく、何を従属変数とし、何の理論を検証し、どの資料を使うかで接続先を絞ります。同じ現象でも、中心の問いが変われば希望教員の候補も変わります

経済学専攻は理論・計量・歴史・地域の方法を確認する

経済学専攻の公式教員一覧にも、各教員の専攻分野と研究指導担当の有無が掲載されています。経済学の研究計画では、数式や計量分析を書けばよいと考えがちですが、公式一覧には経済史、経済思想、地域産業、環境経済など多様な分野が示されています。大切なのは、方法を派手に見せることではなく、問いに必要な方法を選ぶことです。

教員職格公式掲載の専攻分野(研究分野)
飯田泰之。教授。マクロ経済学、経済政策、応用計量経済学。
大森正之。教授。環境経済学 環境経済学説史の研究、内水面環境保全制度の研究。
奥山雅之。教授。地域産業、中小企業、地域ビジネス、起業、製造業のサービス化、企業診断、産業政策。
小早川周司。教授。金融のミクロ経済学、情報技術と金融の融合。
小林和司。教授。計量経済学 計量経済学における分析方法。
田中茉莉子。准教授。国際金融論、金融論、マクロ経済学。

経済学専攻の代表例も公式表記で確認します。飯田泰之教授は「マクロ経済学、経済政策、応用計量経済学」、大森正之教授は「環境経済学 環境経済学説史の研究、内水面環境保全制度の研究」です。奥山雅之教授は「地域産業、中小企業、地域ビジネス、起業、製造業のサービス化、企業診断、産業政策」です。

小早川周司教授は「金融のミクロ経済学、情報技術と金融の融合」、小林和司教授は「計量経済学 計量経済学における分析方法」、田中茉莉子准教授は「国際金融論、金融論、マクロ経済学」です。教員名は人気や有利不利を論じるためではなく、自分の問いに学術的な指導の接続があるかを確認するために使います。

教員を選ぶときは、「関心が近い」だけでなく、①中心概念、②対象、③方法、④資料、⑤修了時の成果の五点を比較します。たとえば地域産業を対象にしていても、産業集積の変化を調べるのか、雇用への効果を計量分析するのか、自治体の政策形成を政治学的に分析するのかで、接続する専攻分野は変わります。

教員の所属や研究分野は年度により変わるため、出願前に最新の教員一覧で確認してください。確認先は政治学専攻教員一覧経済学専攻教員一覧です。一覧で博士前期の研究指導担当が「−」の教員は、授業を担当していても希望指導教員の候補としては別途確認が必要です。

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自分の研究テーマが合うか判定する5ステップ

ステップ1〜3:問いを1文化し、専攻と教員に当てる

  1. 関心を「問い」に変える。「地方創生に関心がある」ではなく、「どの制度が、誰の行動に、どの条件で影響するか」まで書きます。
  2. 問いの主軸から専攻を選ぶ。政治過程、行政、思想、社会構造を問うのか、理論モデル、政策効果、経済史、地域経済を問うのかを判定します。
  3. 公式教員一覧で指導可能性を確認する。氏名だけでなく、専攻分野、担当科目、研究テーマ、博士前期の指導担当表示を見ます。

この段階では、文章の美しさより、一致と不一致を表にする方が有効です。左に自分の問い、右に候補教員の公開分野を置き、「対象は近いが方法が異なる」「概念は近いが対象地域が大きく異なる」と書き出します。不一致が見つかることは失敗ではなく、テーマを適正化する手がかりです。

ステップ4〜5:資料・方法と修了後の成果を確認する

  1. 資料の入手可能性と方法の学習可能性を確認する。公開統計、議会会議録、新聞資料、政策文書、歴史史料、調査データなど、実際に利用できる資料を列挙します。インタビューなら対象者へのアクセス、同意取得、分析手順を考えます。
  2. 修了時の主張と進路への接続を一文にする。研究者コースなら学術的貢献と次の研究課題、高度職業人コースなら課題設定や問題解決への活用を明確にします。

資料が入手できない場合は、「入学後に探す」で済ませず、代替資料を考えます。たとえば、政策担当者への大規模インタビューが困難なら、公開会議録、政策評価書、自治体議会の質疑を組み合わせる選択肢があります。国際比較をするなら、各国で指標の定義が共通か、一次資料を読める言語能力があるかも確認対象です。

五ステップを通して、①問いが一文で説明できる、②専攻の科目群の一つに主軸がある、③博士前期の指導を担当する教員の公開分野と接続する、④資料と方法が実行可能、⑤コースと進路が整合するという五条件が揃えば、執筆へ進めます。判定の目的は「合う」と言い切ることではなく、不整合を執筆前に減らすことです。

政治学専攻のテーマ例で「対象」と「問い」を分ける

政治学専攻への適合を考えるときは、一つの話題から複数の研究設計が生まれることを理解すると効果的です。例えば「若年層の政治参加」は研究対象の候補であって、それ自体は研究上の問いではありません。政治意識の形成要因を問うのか、選挙制度の違いが投票行動に与える影響を問うのか、SNS上の情報接触と政治的態度の関係を問うのか、若年層をめぐる政策言説の歴史的変化を問うのかで、必要な理論と資料が変わります。

政治意識の形成を問うなら、調査データの質問項目、標本、調査時点を確認し、「若年層」の定義を年齢で固定するか、コーホートとして追うかを考えます。制度と投票行動の関係を問うなら、制度が異なる地域または時期をどう比較するかが計画の中心です。言説の変化を問うなら、新聞、政党文書、議会会議録などのどのコーパスを使い、語の頻度を数えるのか、文脈に即して意味を解釈するのかを決めます。対象が同じでも、問いの形が変われば、有効な資料も方法も変わります

次に「都市の防災」を考えてみましょう。これも、防災政策の管轄と行政組織間の調整を問う、土地利用規制が居住選択に与える影響を問う、住民参加が地域防災計画の形成に与える影響を問う、災害後の政策学習を自治体間比較で明らかにするなど、異なる研究に分かれます。「防災は喫緊の政策課題である」と書くだけでは、どの分野のどの議論に貢献するかが見えません。

この例では、行政学の問いなら政策形成過程と組織間関係の先行研究を読み、都市政策の問いなら土地利用と都市更新の制度を読み、政治過程の問いなら住民・議会・行政の相互作用を読みます。その後で、公開された教員分野との接続を確認します。最初から特定の教員に合わせて問いを曲げるのではなく、自分が追究したい問いを学術的に定めた上で、指導の接続可能性を判断します。

経済学専攻のテーマ例でデータと識別の考え方を確認する

経済学専攻で「地域の中小企業支援」を研究する場合、その関心は複数の問いに分けられます。補助金が企業の雇用、生産性、存続に与える影響を問うのか、地域産業集積の変容と企業間ネットワークを問うのか、製造業のサービス化に成功する企業の条件を問うのか、産業政策の歴史的形成を問うのかで異なります。

政策効果を検証するなら、政策を利用した企業と利用しなかった企業の単純比較では、もともとの企業規模、経営能力、地域状況の差を政策効果と誤認する可能性があります。研究計画書で高度な推定法を完全に説明する必要はありませんが、比較したい企業群、政策の開始時点、結果指標、政策以外の差をどう考慮するかは書くべきです。「効果を測定する」と書くなら、何と何を比較して効果と呼ぶかを示します

一方、地域産業の変容を歴史的に追うなら、企業統計だけでなく、産業組合の資料、地方紙、企業史、自治体の産業振興計画などをどう組み合わせるかが計画の中心になります。資料がどの主体によって作られ、何を記録し、何を記録していないかも考えます。統計と言説資料を組み合わせるなら、どちらが主でどちらが解釈を補うのかを明確にします。

環境政策のテーマも同様です。炭素税の産業別影響、河川・湖沼の環境保全制度、再生可能エネルギー投資と地域経済、環境経済思想の展開では、同じ「環境」でも研究の構造が異なります。まずテーマを環境問題の解説から切り離し、何の因果関係、制度的条件、歴史的変化、理論的対立を明らかにするかを決めます。

学際的テーマは「広く扱う」のではなく主従を決める

政治経済学研究科には社会学系や地域・環境系の科目群もあるため、学際的な関心を持つ志願者にとって接続候補が見つかる可能性があります。ただし、「政治学、経済学、社会学を総合する」と書くだけでは、修士課程で何を完成させるかが見えません。学際性は分野名の数ではなく、一つの問いに答えるために、異なる分野の概念や資料をどう役割分担させるかで示します。

例えば、外国人労働者の地域統合を扱う場合、受入政策の形成を主軸にし、労働市場の状況を背景条件とし、当事者の社会関係を制度の運用を評価する資料とする設計が考えられます。このとき研究の主軸が政策形成なら、専攻選択と先行研究の中心もそこに置きます。労働市場の因果分析が主軸なら、経済学的なデータと方法が中心になります。

もう一つの例は、デジタル通貨です。中央銀行デジタル通貨の金融市場への影響を問うなら経済学的な理論とデータが主軸です。導入政策の意思決定と利害調整を問うなら政策過程が主軸です。監視とプライバシーをめぐる正当性の議論を問うなら政治思想や現代思想への接続を検討する余地があります。学際的な対象ほど、問いの主軸を一つに固定しないと、専攻も方法も定まりません

研究計画書では、補助的に使う分野のことまで長く説明する余裕はありません。そこで、主軸の先行研究を中心に空白を示し、補助分野は方法または解釈の役割として簡潔に組み込みます。例えば「政策過程の比較を主軸とし、地域の雇用統計を各事例の背景条件として用いる」と書けば、二つの分野の主従が見えます。

テーマ適合性の最終点検は六つの問いで行う

執筆に入る前に、第一に「この研究は政治学専攻または経済学専攻のどの科目群に位置づくか」、第二に「希望教員の公式掲載分野と、概念・対象・方法のどこで接続するか」を答えます。第三に「研究者コースまたは高度職業人コースの成果像と、将来の志望進路がどう結びつくか」を答えます。

第四に「先行研究が明らかにしたことと、まだ答えていないことを区別できるか」、第五に「資料は入手可能で、その資料は研究上の問いに実際に答えられるか」、第六に「修士課程の期間で、少なくとも一つの根拠付きの主張を示せるか」を答えます。どれか一つに答えられない場合は、文章の問題として直す前に、研究設計の問題として戻ります。

六つの質問に各三文以内で答えられれば、1500字の骨格はおおむね整っています。その答えを並べ、重複する文を統合し、先行研究の位置づけと方法の手順を補えば、初稿になります。反対に、1500字の本文をいきなり書き始めると、背景説明に字数を使い、方法と実行可能性が残りの数行に押し込まれることがあります。

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1500字の研究計画を項目別に組み立てる

字数配分は問題・先行研究・方法を中心にする

1500字は、社会問題の背景を長く説明するには短く、問いと方法だけを書くには十分な長さです。そのため、背景の説明で世界規模の課題から始めるのではなく、直接研究する現象に近い場所から書き始めます。字数配分は固定の正解ではありませんが、初稿の目安を持つと、背景だけで500字を使うような偏りを防げます。

構成要素目安書く内容
問題の所在200〜250字対象と現象、学術的に検討する理由
先行研究と空白300〜350字已知の点と未解明の点、自分の位置
研究目的・問い150〜200字何をどこまで明らかにするか
資料・方法400〜500字対象、期間、資料、分析手順、比較基準
予想される意義150〜200字どの議論に何を加えるか
研究の進め方100〜150字入学後の調査と分析の順序

字数は「重要だから長く書く」のではなく、選考者が実行可能性を判断できる情報に配ると考えます。特に資料と方法は、「文献調査を行う」「統計分析をする」という名前だけでは足りません。何の文献群をどの概念で読み比べるのか、何を結果変数としてどの説明変数と関連づけるのかを書きます。

関連文献5点は研究の地図として選ぶ

関連文献は5点以内です。有名な概論書を5冊並べるのではなく、研究計画の論理を支える役割を分けて選びます。一つ目は中心概念または理論の基礎文献、二つ目は直接近い対象を扱う先行研究、三つ目は用いる方法の基準となる研究、四つ目は比較対象または反対の結論を示す研究、五つ目は最新の実証研究というように役割を持たせます。

本文で言及していない文献を並べると、「その研究から何を学んだか」という関係が見えません。各文献について、①主張、②資料、③方法、④到達点、⑤自分の研究で残る問いをメモします。5点の一覧だけで、理論・対象・方法の足場が見える構成を目指してください。

研究テーマと将来の志望進路を別欄で結ぶ

研究テーマは、「対象」「中心概念または要因」「範囲」を含めると具体化します。「地方自治について」ではなく、どの政策、どの主体、どの期間を扱うかが読める題目にします。ただし、方法が確定していない段階で「因果効果の解明」と強く言い切ると、設計が題目に追いつきません。研究計画で実際に検証できる表現にします。

将来の志望進路は、志望度を示す感情的な抱負ではありません。研究者なら、今回の成果をどの学術的議論に接続し、どの課題を次に検討するかを書きます。実務を目指すなら、研究で得る分析枠組みを、政策立案、組織の意思決定、地域課題の診断などにどう生かすかを書きます。進路欄は、コース選択と研究の出口が整合するかの確認欄です。

研究計画書全般の構成を整理したい方は、研究計画書の書き方7ステップも参考にしてください。ただし、汎用的な構成をそのまま貼り付けるのではなく、明治大学政治経済学研究科の5項目と1500字以内という様式に再配置することが必要です。

問題の所在は「社会背景」と「研究上の問題」を分けて書く

研究計画の書き出しでは、社会的に何が起き、なぜ関心を持ったかを書きたくなります。しかし、「近年、人口減少が深刻である」「国際情勢が急速に変化している」といった一般的な記述は、それだけで研究の必要性を示しません。社会背景は対象を理解するための最小限にし、すぐに「学術的に何が分かっていないのか」へ移ります。

例えば、人口減少の社会背景を書いた後、地方自治体の政策選択に関する研究は財政制約を重視してきたが、同程度の制約下で政策に差が出る理由は十分に検討されていない、と絞れば研究上の問題になります。経済政策の効果なら、平均的な効果は示されているが、地域の産業構造によって効果が異なる条件が明らかでない、と書けます。研究上の問題は、社会問題の大きさではなく、既存の説明に残る空白です。

この区別ができると、志望理由と研究目的が混ざりにくくなります。志望者の経験はテーマに関心を持った契機にはなりますが、研究上の空白の根拠は先行研究です。「自分が現場で問題を見た」ことは強い問題意識を示しますが、それだけで学術研究にはなりません。経験を学術概念で捉え直し、他の事例にも検討可能な問いへ変えます。

先行研究は「紹介」ではなく対立・継承・拡張の関係で整理する

先行研究の段落で、著者名と主張を一本ずつ紹介するだけでは、自分の問いがどこから出てきたかが分かりません。先行研究は、何を説明する研究群か、どの資料と方法で説明したか、結論はどこで一致しどこで対立するか、対象や期間にどのような限界があるかで整理します。

政治参加の研究で、Aは教育水準と政治知識を重視し、Bは社会的ネットワークを重視し、Cは制度による参加費用の差を重視しているとします。そのとき自分の研究は、A、B、Cをすべて再検証するのではなく、どの説明に乗り、どこを拡張するかを決めます。例えば、社会的ネットワークの効果がオンライン上の関係でも同じかを問うなら、Bの説明を継承し、対象と媒介の条件を拡張する位置づけになります。

経済学の実証研究では、先行研究の結果だけでなく、推定の前提、データの単位、政策実施の条件を比べます。対立する結果が出ている場合に、どちらが正しいかをすぐに決めるのではなく、対象地域、時期、指標、手法の違いが結果の差を生んでいないかを確認します。先行研究の空白は「論文数が少ない」ことではなく、説明できていない関係が残ることです。

5点の関連文献を選ぶ際には、この関係を使います。基礎概念を提示した文献、現在の中心的な説明を示す文献、それと対立または異なる条件を示す文献、方法上の基準となる文献、自分の対象に最も近い最新研究を選べば、5点の役割が重複しにくくなります。もちろんテーマによって最適な構成は変わりますが、各文献を選んだ理由を説明できることが大切です。

研究方法は対象・資料・手順・判定基準の四層で書く

「比較研究を行う」という文は方法名を示しますが、どのような比較かは示しません。地域間比較、時系列比較、制度間比較、事例間比較では、何を同じとみなし、何の差に注目するかが異なります。研究方法は、第一に対象を明示し、第二に対象を観察する資料を明示し、第三に資料を処理・解釈する手順を明示し、第四に何が確認できたら仮説を支持すると判断するかを示します。

インタビュー調査では、「関係者にインタビューする」だけでは不十分です。関係者をどの立場で区分するか、何人程度を想定するか、半構造化インタビューなどの形式をどう選ぶか、記録をどの概念で符号化するかを考えます。その上で、アクセス可能性、説明と同意、匿名化、記録の保管といった倫理上の配慮が必要になることも見込みます。

テキスト分析では、資料集合の範囲を定めます。政党の公約なら政党、選挙、年代をどこまで含めるか、議会会議録なら本会議と委員会のどちらを扱うか、新聞記事なら媒体の選択と期間の根拠を示します。頻度分析、辞書ベースの分類、教師あり分類、質的コーディングでは、同じテキストを使っても答えられる問いが異なります。方法名の列挙より、資料がどの手順で結論の根拠に変わるかを書きます

数理・計量的な方法では、使うデータの公開状況と、志顛者が入学までに準備できる基礎知識を点検します。入学後に学ぶことを否定する必要はありませんが、方法の名前だけを借り、前提や必要なデータを説明できない状態は避けます。まず目的変数と主要な説明変数、観測単位、期間、欠測の有無を確認し、単純な集計から問いに必要な比較へ進みます。

研究の意義は「社会に貢献する」より具体的に書く

研究の意義を「明らかにすることで、より良い社会の実現に貢献する」と結ぶと、どの研究にも使える反面、この計画固有の貢献が見えません。学術的な意義では、先行研究が対象としなかった期間・地域・主体への拡張、対立する説明のどちらが当てはまるかを分ける条件の提示、新しい資料による従来の理解の再検討などを書きます。

実務的な意義では、研究結果から直接「最適な政策を提案する」と言い切ると、方法で得られる結果を超えることがあります。比較事例研究からは政策形成を促す条件を整理する、計量分析からは政策効果が大きい対象の特徴を示す、歴史研究からは現行制度が前提としてきた価値や制約を可視化するなど、結果から言える範囲に合わせます。

研究者コースでは学術的意義を中心に、高度職業人コースでは課題設定と問題解決への接続を中心に置くことはできますが、両者は切り離されるものではありません。実務に生かすためにも学術的な根拠が必要であり、学術的な貢献を示すときにも研究対象の社会的文脈を理解する必要があります。意義は研究結果から一歩で到達できる範囲で書き、大きな理想と区別します。

第1稿完成後は三種類の読み方で点検する

第一は「論理の読み」です。各段落の最初の一文だけを抜き出し、問題、空白、問い、方法、意義の順になっているかを確認します。問いが方法の後で初めて登場する、先行研究の空白と研究目的が異なる、意義で突然新しい目的が出る場合は、論理を修正します。

第二は「事実の読み」です。研究対象の年代、制度名、データ名、教員の専攻分野など、外部で確認できる記述に印を付け、一次情報に戻ります。特に教員の所属、職格、研究分野、研究指導担当は年度で変わり得るため、古いブックマークや二次情報ではなく、出願直前の公式ページで確認します。

第三は「口頭の読み」です。文章を見ずに、研究目的を30秒、先行研究との違いを60秒、資料と方法を60秒で説明します。説明のたびに問いの表現が変わるなら、中心概念が固まっていません。方法の説明が研究の重要性の説明にすり替わるなら、資料と手順が不足しています。論理・事実・口頭説明の三方向から同じ研究像が見えるかを最終的な基準にします。

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通らない研究計画書の共通点と改善法

研究科の射程外、または希望教員と接続しない

一つ目の共通点は、対象とする社会問題は関連していても、問いと方法が専攻の科目群や希望教員の公開分野に接続していないことです。「政治経済学研究科だから、政治と経済に少しでも関係すればよい」と考えるのは危険です。心理、メディア、地域、環境などのテーマも接続し得ますが、どの政治学的・社会学的・経済学的な問いとして扱うかが必要です。

改善には、希望教員の氏名をいったん隠し、自分の計画と公式掲載の専攻分野の共通語を拾います。共通語が対象名一つしかない場合は、弱い接続です。概念、方法、資料の少なくとも二層で接続が説明できるかを確認します。教員名を書くことではなく、研究上の接続を説明することが必要です。

方法が実行できない、または問いに答えられない

二つ目は、用語としての方法は書かれているものの、実行手順がない計画です。「質的調査と量的調査を組み合わせる」と書けば高度に見えますが、両方の調査対象、時間、技能、倫理的配慮が必要です。二年間で実行できなければ、方法を増やすことは強みになりません。

計量分析では、データの観測単位、期間、主要変数、比較の考え方を書きます。歴史研究では、史料群の所在、作成主体、時期、読み比べる基準を書きます。思想研究では、一次テキストと受容史を区別し、概念の変化をどの文脈で読むかを示します。行政・政策研究では、制度文書、会議録、政策結果の指標の関係を整理します。方法は「何をするか」ではなく「なぜそれで問いに答えられるか」まで書くのが改善の要点です。

先行研究の位置づけがなく、社会的な重要性だけで終わる

三つ目は、ニュースや政策資料による問題提起は詳しい一方、学術研究として何が既に分かり、何が未解明かが書かれていない計画です。「少子高齢化は重要な問題である」と説明しても、研究上の問いは定まりません。年齢構成、社会保障、労働市場、地方財政、家族など、どの学術的議論に参加するかを絞る必要があります。

改善するには、先行研究を「この論文は重要である」と並べるのではなく、主張の関係で整理します。A研究は制度要因を重視し、B研究は個人属性を重視している。しかし両者は地域間の相互作用を十分に扱っていない。そこで本研究は、という順序にします。社会的意義は研究の入り口であり、学術的な空白が問いの直接の根拠です。

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出願から逆算する研究計画書作成スケジュール

6か月前からテーマ・文献・教員を同時に絞る

研究計画書は、出願一か月前に文章化を始めると、希望教員との整合や資料の入手可能性を再検討する時間が不足します。理想は出願の半年前から、関心メモ、文献検索、専攻判定を並行することです。志望校を決めてから初めて文献を読むのではなく、自分の問いがどの学術分野に属するかを調べる過程で、志望専攻の適合性も確認します。

時期主な作業完了の目安
出願6か月前関心の分解、概論と主要論文の収集問いの候補を3本書ける
5か月前政治学専攻・経済学専攻の判定、教員一覧の確認専攻と希望教員候補を根拠付きで説明できる
4か月前先行研究マップ、資料の所在確認既知・未解明・自分の位置を各1文で書ける
3か月前方法の具体化、仮説と比較基準の整理対象・期間・資料・分析手順を説明できる
2か月前1500字の第1稿、関連文献5点の選定様式の全欄を仮埋めする
1か月前論理、用語、字数、事実の点検各段落の役割と根拠を説明できる
2週間前所定様式への転記、面接想定質問の演習最新要項と様式を照合し、口頭説明できる

第1稿の完成を出願2か月前に置くと、再調査と再設計の時間を確保できます。初稿は提出できる文章でなくて構いません。「先行研究の整理が足りない」「データの公開時期が対象期間と合わない」といった穴を発見するための試作です。穴が見つかったら、表現で隠さず、問い、対象、方法のいずれかを変えます。

推敲は「短くする」のではなく判断材料を残す

1500字を超えたとき、意義ある情報を機械的に削ると、最後に「重要なテーマなので文献を調査する」という抽象文だけが残ります。削る優先順位は、一般的な社会背景、同じ意味の言い換え、志望の強さを表す形容詞、実行手順に結びつかない方法論名です。残すのは、問い、先行研究の空白、資料、分析手順、実行可能性を判定する情報です。

推敲時は各文の横に「問題」「空白」「問い」「資料」「方法」「意義」のラベルを付けます。ラベルを付けられない文は、削除または他の文と統合する候補です。方法の段落に社会的意義の文が入っていれば移動し、問いの文が三か所で異なっていれば一つに統一します。文字数の調整とは、論理を薄める作業ではなく、判断に必要な情報の密度を上げる作業です。

文章の型を確認したいときは、研究計画書の例文とテンプレートを補助的に使えます。ただし、例文の固有名詞を差し替えると、専攻、教員、方法の整合が失われます。例文は段落の役割を学ぶために使い、事実と論理は自分の研究から作ります。

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よくある質問(FAQ)

明治大学政治経済学研究科の研究計画書は何字ですか?

2027年度の博士前期課程所定様式では、「3.研究計画」が1500字以内です。それとは別に、研究テーマ、希望指導教員、関連文献5点以内、将来の志望進路の欄があります。年度が変われば様式も変更され得るため、出願年度の募集要項と書式を改めて確認してください。

希望指導教員はどう選びますか?

公式の専攻別教員一覧で、専攻分野、主な大学院担当科目、研究テーマ、博士前期の研究指導担当表示を確認します。自分のテーマと似た単語があるだけではなく、問い、対象、方法の接続を説明できる教員を候補にします。最終的には、出願年度の研究指導教員一覧表も確認してください。

政治学専攻と経済学専攻のどちらを選べばよいですか?

扱う社会問題の名前ではなく、中心の問いと方法で選びます。制度、政治過程、思想、行政、社会構造を主に問うのか、経済理論、政策効果、経済史、国際経済、地域・環境を主に問うのかを分けます。迷う場合は、各専攻の科目群と教員分野の両方に照らします

社会学のテーマでも政治学専攻を志望できますか?

政治学専攻の公式カリキュラムポリシーには社会学系の科目群が示され、教員一覧にも社会学関連の分野が掲載されています。ただし、「社会学なら何でも対象」という意味ではありません。問いと方法が専攻内の科目群と実際の研究指導担当教員の公開分野に接続するかを確認してください。

研究者コースと高度職業人コースの違いは何ですか?

研究者コースは、学術研究としての新規性、論理性、博士後期課程への発展可能性を意識した成果像と整合します。高度職業人コースは、研究の手続きに基づく課題設定と問題解決の能力を、実務上の出口につなげる設計と整合します。どちらでも先行研究、資料、方法は必要です。

関連文献5点以内はどう選びますか?

中心理論、直接近い対象の実証研究、方法の基準となる研究、比較対象または異なる結論を示す研究、最新研究のように役割を分けて選びます。各文献が研究計画本文のどの主張を支えるか説明できることが選定基準です。文献表だけで詳しそうに見せるのではなく、本文の先行研究整理と対応させます。

面接で研究計画書から何を聞かれますか?

具体的な質問は選考で異なりますが、準備としては、研究する理由、中心の問い、先行研究との違い、資料の入手方法、分析手順、希望指導教員との接続、修了後の発展を自分の言葉で説明できるようにします。特に「なぜその比較対象か」「方法の限界は何か」への回答を準備すると、計画の理解が深まります。

教員への事前連絡は必要ですか?

本記事で確認した公式情報からは、すべての志願者に事前連絡を一律に義務づけるとは確認できません。研究計画書には希望指導教員欄があるため、少なくとも公式の教員一覧と出願年度の研究指導教員一覧表は確認してください。事前連絡の要否と方法は、最新の募集要項や研究科の案内に従ってください。

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まとめ|専攻・教員・1500字様式の順で設計する

最後の点検では、研究テーマの題目だけを見て、対象と範囲を読み取れるか、希望指導教員の公開分野と問いの接続を一文で言えるか、関連文献5点の役割が重複していないか、将来の進路がコース選択と矛盾しないかを見ます。さらに、1500字の本文から形容詞を除いても、問い、先行研究の空白、資料、分析手順が残るかを確認します。いずれかの欄に新しいテーマが突然現れるなら、5項目の論理がつながっていません。その場合は表現の推敲で終えず、研究の中心を一つに戻してください。

  • 2027年度の博士前期課程所定様式では、研究計画は1500字以内です。
  • 様式は研究テーマ、希望指導教員、研究計画、関連文献5点以内、将来の志望進路で構成されます。
  • 政治学専攻と経済学専攻は、対象名ではなく、問いと方法の主軸で選びます。
  • 研究者コースと高度職業人コースの成果像を将来の進路に結びつけます。
  • 希望教員は、最新の公式教員一覧で専攻分野と博士前期の指導担当を確認します。
  • 先行研究は要約の羅列ではなく、既知の点と残る空白を示すために使います。
  • 資料の入手可能性、方法の適合性、修了までの範囲を初稿前に点検します。

明治大学大学院政治経済学研究科の研究計画書は、「この社会問題に関心がある」と伝える書類ではなく、専攻内の学術的な位置、希望教員の公開分野、実行できる資料と方法を一つの論理で結ぶ書類です。文章を書く前に、専攻・教員・資料・方法の整合を表で確認してください。その上で1500字に圧縮すれば、短さは弱点ではなく、研究の焦点を示す強みになります。

提出前には、研究計画書単体だけでなく、志望専攻、志望コース、希望指導教員、将来の進路の表記が他の出願書類と一致しているかも確認します。一部の書類だけを更新すると、研究テーマの表記や進路説明にずれが残ることがあります。最終版を一つに定め、所定様式のすべての欄を読み合わせてください。ファイル名と更新日時も揃え、古い初稿を誤って提出しないように管理しましょう。

研究科の専攻と自分の問いの関係を一人で判定しにくい場合や、1500字で先行研究と方法をどこまで具体化するか迷う場合は、明治大学大学院政治経済学研究科の研究計画書対策を含む大学院入試コースのような専門的な指導を活用するのも一つの方法です。独学での対策に不安がある場合は、専門の指導を活用するのも一つの方法です。

\ 大学院入試専門 /

書き上げた研究計画書、そのまま出して大丈夫ですか?

研究職キャリアを持つ講師が、テーマ設定・先行研究の位置づけ・研究方法まで、出願レベルに届いているかを個別に確認します。

  • 研究職の講師が研究計画書を添削し、改善点を明確化
  • 相談後に、志望校の出題傾向と学習ロードマップをまとめた個別フィードバックレポートをお渡し
  • 志望校が決まっていなくてもOK

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この記事を書いた人

千葉大学 法政経学部を首席で卒業後、都内国公立大学の法科大学院(ロースクール)を修了し、司法試験に合格。法律・政治・経済分野の専門知識をもとに、スプリング・オンライン家庭教師の大学編入・大学院入試分野の指導および記事監修を担当。

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