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群馬県立女子大学の編入試験を徹底解説|学部別の募集人員・試験科目・日程と対策【2027年度】

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群馬県立女子大学の編入学試験は、大学の呼び方では「転入学及び編入学試験」という1つの制度に統一されています。ただし実施年次・選抜区分・試験科目は学部でまったく違います。文学部は3年次のみで学力試験があり、国際コミュニケーション学部は2年次・3年次のどちらも受けられる一方、試験は面接だけです。この違いを知らずに準備を始めると、片方の学部にしか通用しない対策に時間を使うことになります。
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この記事では、群馬県立女子大学が公表している2027年度の転入学及び編入学試験学生募集要項と、2026年度(2025年秋実施)の合格者情報をもとに、学部別の募集人員・受験資格・試験科目・日程を整理します。あわせて、大学公式サイトが出題意図・採点のポイントまで公開している2024〜2026年度の過去問から、学科ごとに何が問われているのかも解説します。募集人員が「若干名」としか公表されておらず、志願者数・受験者数も非公表という、公表情報が限られた大学だからこそ、公式に出ている一次情報を漏れなく拾い集めることが対策の出発点になります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 設置区分 | 公立大学(設置者:群馬県公立大学法人) |
| 所在地 | 群馬県佐波郡玉村町上之手1395-1 |
| 学部構成 | 文学部(国文学科・英米文化学科・美学美術史学科・文化情報学科の4学科)、国際コミュニケーション学部(グローバル・コミュニケーション課程・グローバル社会システム課程の2課程)の2学部 |
| 編入学試験の名称 | 転入学及び編入学試験 |
| 出願資格 | 女子 |
群馬県立女子大学の編入学試験は「転入学及び編入学試験」という1つの制度
群馬県立女子大学には文学部と国際コミュニケーション学部の2学部しかありません。そしてこの2学部は、いずれも他大学・短期大学・高等専門学校などからの編入学者を「転入学及び編入学試験」という名称の試験で受け入れています。多くの大学が「一般編入学試験」「社会人編入学試験」のように制度名を分けているのに対し、群馬県立女子大学は転入学(在籍大学からの学部間・学科間異動に近い制度)と編入学(他大学・短大・高専等の卒業者等が途中年次に入る制度)を同じ試験・同じ募集要項でまとめて扱っている点が特徴です。本記事では、外部の大学・短期大学・高等専門学校等からの入学希望者に関わる「編入学」を中心に解説します。
もう一つの前提として、群馬県立女子大学は出願資格を「女子とします」と明記している女子大学です。これから編入を検討する場合、この点はまず確認しておく必要があります。
なお、群馬県立女子大学には転入学及び編入学試験とは別に、在学生向けの制度は用意されていません。多くの大規模私立大学では「転籍」「転部」「転科」といった在学生向けの学内異動制度と、外部からの編入学試験が同じ倍率表に混在して公表されるケースがありますが、群馬県立女子大学の場合、公表される合格者情報は転入学及び編入学試験に一本化されており、他制度と数字が混ざる心配はありません。その代わり、前述のとおり志願者数・受験者数そのものが公表されない、という別の制約があります。
学科ごとに大学が求める学生像(アドミッションポリシー)
群馬県立女子大学は、募集要項の中で学部・学科ごとの入学者受入れの方針(アドミッションポリシー)を明記しています。試験対策以前に、自分の関心と学科の求める学生像が合っているかを確認する材料になるので紹介します。
文学部全体としては「ことばや文化、芸術に対する幅広い知識と深い洞察力を身につけ、柔軟な発想力と応用力、問題解決能力を持った有能な人材を育成すること」を教育目標に掲げ、①ことばや文化、芸術に対する強い関心や好奇心を持ち感受性豊かな人、②自分で問題を発見し情熱を持って取り組む探究心と持続力を持つ人、③文章を理解する能力・論理的に考える能力・考察した結果を表現する能力を持つ人、の3点を共通して求めています。そのうえで学科ごとに次のような学生像が加わります。
- 国文学科:日本の古典文学・近代文学・漢文学、または日本語そのものに強い関心を持つ人、日本語教育を通じて国際交流に貢献したいと考えている人
- 英米文化学科:英語の学習に積極的でその力をさらに伸ばしたい人、英語学・英米文学・英米文化のいずれかに強い関心を持つ人、英語力を活かして社会貢献をしたい人
- 美学美術史学科:芸術とその歴史に強い関心を持つ人、広く芸術を鑑賞し創作・実践する意欲を持つ人、芸術文化の国際的交流や地域貢献に強い関心を持つ人
- 文化情報学科:現代の社会や文化について深く考える方法を学びたい人、情報やメディアの役割を理解し情報発信の技法を身につけたい人、文科系・理数系を問わず問題解決のための複合的な視点を持ちたい人
転入学及び編入学試験に限っては、大学は「大学で学ぶ専門分野に関する基礎的能力を有し、学習意欲の高い人」を共通の求める学生像として明記しています。前籍校での学びをどう専門分野につなげるかを、志望理由書や面接で言語化できるかが評価されると考えてよいでしょう。
国際コミュニケーション学部は「実践的な英語力、高いコミュニケーション能力、そして幅広い人文・社会科学の知識を活かして、グローバル社会で活躍できる女性リーダーの育成」を目指すとし、①高校で身につけるべき英語の基礎知識を持ち4技能向上に取り組む人、②グローバル社会や異文化コミュニケーションに関心を持ち知的好奇心と探究心を持った学習意欲の高い人、③広い視野と多角的な視点から物事をとらえ自らの考えをまとめて的確に表現できる人、④目標を定めその達成に向けて主体的に計画・実行でき他者と協働できる人、を求める学生像として掲げています。転入学及び編入学に関しては「本学部への2年次または3年次への転入学・編入学を強く希望し、高い勉学意欲を持った人、特に英語の修得に意欲的に取り組んできた人」を求め、書類審査及び面接によって「多角的な思考力、自らの考えをまとめる力、それを的確に表現する力、目的意識と学習意欲、他者と協働する力、英語コミュニケーション力など」を総合的に評価するとしています。
学部別の実施年次と募集人員【2027年度】
2027年度(2026年に実施)の転入学及び編入学試験について、学部・学科(課程)別の実施年次と募集人員をまとめました。
| 学部 | 学科・課程 | 転入学・編入学年次 | 選抜区分 | 募集人員 |
|---|---|---|---|---|
| 文学部 | 国文学科 | 第3年次 | 一般選抜/社会人選抜 | 若干名 |
| 英米文化学科 | 若干名 | |||
| 美学美術史学科 | 若干名 | |||
| 文化情報学科 | 若干名 | |||
| 国際コミュニケーション学部 | グローバル・コミュニケーション課程 | 第2年次又は第3年次 | 区分なし(一般選抜のみ) | 2課程合わせて若干名 |
| グローバル社会システム課程 | 若干名 |
この表から読み取れる重要な点を整理します。
募集人員はすべて「若干名」で、具体的な人数は公表されていません。法政大学や群馬大学のように「2年次15名」といった具体的な定員が示されている大学とは異なり、群馬県立女子大学は文学部4学科・国際コミュニケーション学部のいずれも定員を数値化していません。これは後述する合格実績を読むうえでも重要な前提になります。
文学部は3年次のみ、国際コミュニケーション学部は2年次と3年次の両方を実施しています。短期大学や高等専門学校を卒業してすぐ(2年次相当)に編入したい場合、選べるのは国際コミュニケーション学部だけです。文学部を志望する場合は、62単位以上を修得した状態で3年次に入る前提で計画を立てる必要があります。
国際コミュニケーション学部は一般選抜と社会人選抜の区分がありません。文学部が「一般選抜」「社会人選抜」で出願資格と試験科目を分けているのに対し、国際コミュニケーション学部は年齢や社会人経験の有無にかかわらず同じ試験区分で受験します。
受験資格|自分が出願できるかを先に確かめる
文学部(3年次)の受験資格
文学部の一般選抜に出願できるのは、次のいずれかに該当する女子です。
- 4年制大学に2年以上(休学期間を除く)在学し、62単位以上を修得した者、または2027年3月までにこれに該当する見込みの者
- 4年制大学を卒業した者、または2027年3月までに卒業する見込みの者
- 短期大学を卒業した者、または2027年3月までに卒業する見込みの者
- 高等専門学校を卒業した者、または2027年3月までに卒業する見込みの者
- 学校教育法第104条第7項の規定により学士の学位を授与された者、または2027年3月までに授与される見込みの者
- 学校教育法第132条の規定により専修学校の専門課程を修了した者、または2027年3月までに修了する見込みの者
- 外国において学校教育における14年以上の課程を修了した者、または2027年3月までに修了する見込みの者
- 学校教育法第58条の2の規定による高等学校の専攻科の課程(修業年限2年以上等の基準を満たすもの)を修了した者、または2027年3月までに修了する見込みの者
社会人選抜は、2027年3月31日時点で社会人としての経験を1年以上有し、出願時に上記と同様の学歴要件(4年制大学卒業または2年以上在学62単位以上修得、短大・高専卒業、学士授与、専修学校専門課程修了、外国14年課程修了、高等学校専攻科修了のいずれか)を満たす女子が対象です。一般選抜との違いは、2027年3月までの「見込み」ではなく、出願時点ですでに要件を満たしていることが求められる点です。
国際コミュニケーション学部(2年次・3年次)の受験資格
国際コミュニケーション学部は一般選抜・社会人選抜の区分がなく、2年次と3年次で受験資格の学歴要件が異なります。
| 年次 | 学歴要件(いずれかに該当) | 英語スコアの目安 |
|---|---|---|
| 第2年次 | 4年制大学・短期大学に1年以上在学した者/4年制大学・短期大学・高専の卒業(見込み)者/学士授与(見込み)者/専修学校専門課程修了(見込み)者/外国14年課程修了(見込み)者/高等学校専攻科修了(見込み)者 等 | TOEIC L&R 600点以上が望ましい |
| 第3年次 | 4年制大学に2年以上在学し62単位以上修得(見込み)の者/4年制大学・短期大学・高専の卒業(見込み)者/学士授与(見込み)者/専修学校専門課程修了(見込み)者/外国14年課程修了(見込み)者/高等学校専攻科修了(見込み)者 等 | TOEIC L&R 700点以上が望ましい |
ここで注意したいのは、TOEICのスコアはあくまで「取得していることが望ましい」という推奨であり、出願の必須条件ではないという点です。法政大学の一部学部のようにスコア未提出では出願できない「外部試験スコアのみ」の制度ではありません。ただし選考は書類審査と面接(日本語・英語)のみで、学力試験そのものがないため、英語力は面接の中で直接見られることになります。スコアを持っていない場合、面接での英語運用力がそのまま評価対象になると考えておくべきです。
また、中華人民共和国の中等教育機関を卒業した場合は、中国高等教育学生信息網(CHSI)または中国学歴・学籍認証センター日本代理機構が発行する「中等教育学歴認証」等の英語版提出が求められるなど、出身背景に応じた追加書類の規定もあります。
試験科目|文学部は学科ごとに科目がまったく違う
文学部は学科ごとに学力試験の科目が異なります。国際コミュニケーション学部は学力試験がなく、面接のみで判定します。
文学部の試験科目(2026年度実施・2027年度入学分)
| 学科 | 一般選抜の試験科目 | 社会人選抜の試験科目 |
|---|---|---|
| 国文学科 | 英語、日本語学・日本文学・中国文学(漢文学)及び日本語教育学、面接 | 日本語学・日本文学・中国文学(漢文学)及び日本語教育学、面接 |
| 英米文化学科 | 英語、英語学・英米文学及び英米文化、面接(英語による質疑応答を含む) | 英語、英語学・英米文学及び英米文化、面接(英語による質疑応答を含む) |
| 美学美術史学科 | 小論文、面接(面接時にポートフォリオ持参可) | 小論文、面接 |
| 文化情報学科 | 英語、社会や情報に関する問題、面接 | 社会や情報に関する問題、面接 |
ここで見落としやすいのが「英語」の扱いです。国文学科と文化情報学科は、社会人選抜では英語の試験が課されません(一般選抜のみ英語あり)。一方、英米文化学科は一般選抜・社会人選抜のどちらも英語が必須です。同じ文学部でも学科によって社会人選抜の負担がまったく違うことになります。
試験時間は学科によらずおおむね共通で、英語60分(9:30〜10:30)、専門科目90分(11:00〜12:30)、面接は別途指定です。1科目以上を受験しなかった場合は失格となる点、学力試験は開始後30分を超えて遅刻すると受験できない点は募集要項に明記されています。美学美術史学科のみ英語の試験がないため、受付・入室時刻が他学科より遅く設定されています(9:45〜10:30受付、10:45入室終了)。学科によって当日のスケジュールそのものが異なるため、受験票が届いたら自分の学科の時刻を必ず確認してください。
国際コミュニケーション学部の試験科目
国際コミュニケーション学部の転入学及び編入学試験は、学力試験を実施せず「面接(日本語、英語)」のみで合否を判定します。募集要項には「書類審査及び面接(日本語、英語)により、英語力、思考力、表現力及び学習意欲等を、希望する入学年次に応じ評価して判定します」と明記されています。学力試験対策よりも、志望理由書・活動記録書などの提出書類を仕上げる作業と、面接での英語運用力の準備に時間を配分する構造です。
出願書類と検定料
両学部に共通する出願書類は、入学志願票・写真票(いずれもインターネット出願システムで作成)、卒業(見込み)証明書・在学証明書等、成績証明書、志望理由書(大学所定様式に手書き)です。国際コミュニケーション学部はこれに加えて活動記録書の提出が必須です。出願書類は簡易書留速達で郵送する必要があり、双方とも一度受理された書類・検定料は原則返還されません。
| 項目 | 文学部 | 国際コミュニケーション学部 |
|---|---|---|
| 検定料 | 17,000円 | 17,000円 |
| 入学料 | 282,000円(県内者141,000円) | 282,000円(県内者141,000円) |
| 年間授業料 | 535,800円(前期・後期分納) | 535,800円(前期・後期分納) |
県内者の基準は、出願年の合格発表当日時点で本人・配偶者・一親等の親族のいずれかが引き続き1年以上群馬県内に住所を有していることです。県外からの受験者は入学料が県内者の約2倍になる点は、他の公立大学と同様に押さえておく必要があります。
日程・スケジュール【2027年度】
文学部と国際コミュニケーション学部では、出願期間・試験日・合格発表・入学手続の時期がすべてずれています。
| 文学部 | 国際コミュニケーション学部 | |
|---|---|---|
| 出願期間 | 2026年9月28日(月)〜10月5日(月)必着 | 2026年11月4日(水)〜11月11日(水)必着 |
| 試験日 | 2026年10月24日(土) | 2026年11月21日(土) |
| 合格発表 | 2026年11月2日(月)午前10時 | 2026年12月1日(火)午前10時 |
| 入学手続期間 | 2026年11月4日(水)〜11月13日(金) | 2026年12月2日(水)〜12月9日(水) |
この日程の違いは、実は受験生にとって選択肢になります。文学部と国際コミュニケーション学部は出願資格を満たしていれば同一年度に両方へ出願することが制度上可能で、試験日が10月24日と11月21日で約1ヶ月ずれているため、日程上の重複はありません。ただし文学部の合格発表(11月2日)・入学手続(11月4日〜13日)は国際コミュニケーション学部の出願期間(11月4日〜11日)と重なるため、文学部の結果を見てから国際コミュニケーション学部の出願書類を仕上げるスケジュールにはあまり余裕がない点に注意してください。
また、障害等により受験上・学習上の配慮を必要とする場合の事前相談期間も学部で異なります。文学部は2026年8月21日(金)〜9月4日(金)、国際コミュニケーション学部は2026年9月28日(月)〜10月9日(金)です。配慮が必要な場合はこの期間内に大学事務局へ連絡する必要があります。
合格実績|文学部4学科のうち3学科は直近の試験で合格者ゼロ
群馬県立女子大学は、一般選抜・総合型選抜・学校推薦型選抜については「入学者選抜実施状況」のページで学科別の志願者数・受験者数・合格者数・入学者数を毎年公表しています。しかし、転入学及び編入学試験については、この統計表に行自体が存在しません。大学が公表しているのは「入試結果合格者情報」のページに掲載される合格者受験番号のみで、志願者数・受験者数は非公表です。過去8年分(2019〜2026年度)のアーカイブを確認しましたが、いずれの年度の実施状況表にも転入学及び編入学試験の志願者数・受験者数の記載はありませんでした。したがって、本記事では実質倍率を算出せず、公表されている合格者数のみを事実として示します。
2026年度(2025年秋実施、2026年4月入学)の転入学及び編入学試験の合格者番号を集計すると、次のとおりです。
| 学部・学科 | 2026年度 合格者数 |
|---|---|
| 文学部 国文学科 | 該当者なし(0名) |
| 文学部 英米文化学科 | 該当者なし(0名) |
| 文学部 美学美術史学科 | 該当者なし(0名) |
| 文学部 文化情報学科 | 2名 |
| 国際コミュニケーション学部 | 2名 |
文学部4学科のうち、国文学科・英米文化学科・美学美術史学科の3学科は、直近の転入学及び編入学試験で合格者が0名でした。募集人員が「若干名」としか公表されていないことと合わせて考えると、これらの学科の編入枠は年度によって実質的に開かない年もある、極めて狭い枠だと理解しておく必要があります。文化情報学科と国際コミュニケーション学部はいずれも2名の合格者を出しており、この2つが相対的には編入学者を受け入れている学科・学部だと言えます。
志願者数・受験者数が非公表である以上、「何倍だったか」を語ることはできません。ただし合格者0名という事実は、志願者数にかかわらず「その年度は誰も採らなかった」ことを意味します。国文学科・英米文化学科・美学美術史学科を第一志望にする場合は、この学科だけに絞った受験計画はリスクが高く、後述する併願の検討が実質的に必須になります。
ここで注意したいのは、「合格者0名」が必ずしも「志願者が多数いて全員不合格だった」ことを意味するとは限らない点です。前章で触れたとおり、2024年度は英米文化学科・文化情報学科の転入学及び編入学試験の過去問が公式サイトに掲載されておらず、その年度はそもそも出願者がいなかった(=試験自体が成立しなかった)可能性があります。志願者数が非公表である以上、「出願者が少なくそもそも実施されなかった年」と「出願者はいたが全員不合格だった年」を外部から区別することはできません。いずれにしても、募集人員が数値化されていない「若干名」枠であることと合わせると、年度によって門が実質的に閉じることがある試験だと理解しておくべきです。
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参考|一般選抜(高校生対象)の倍率と比べてわかること
転入学及び編入学試験そのものの倍率は算出できませんが、群馬県立女子大学は高校生を主な対象とする一般選抜(前期日程・後期日程)については、学科別の実質倍率(受験者数÷合格者数)を公表しています。同じ学科の一般選抜の競争状況を並べておくと、大学全体としての難易度感をつかむ参考になります。
| 学科 | 2026年度 一般選抜 前期日程 実質倍率 | 2026年度 一般選抜 後期日程 実質倍率 |
|---|---|---|
| 国文学科 | 2.2倍 | 4.8倍 |
| 英米文化学科 | 1.4倍 | 1.8倍 |
| 美学美術史学科 | 1.8倍 | 3.2倍 |
| 文化情報学科 | 2.5倍 | 2.6倍 |
| 国際コミュニケーション学部 | 1.9倍 | 6.6倍 |
この表はあくまで高校生が主な対象の一般選抜の数字であり、転入学及び編入学試験とは母集団も選考内容もまったく異なるため、そのまま編入の難易度に読み替えることはできません。ただし、後期日程はどの学科も前期日程より倍率が高く、特に国際コミュニケーション学部後期(6.6倍)と国文学科後期(4.8倍)は募集人員が少ない選抜区分ほど倍率が跳ね上がる傾向を示しています。転入学及び編入学試験も募集人員が「若干名」という少数枠である点は後期日程と共通する構造であり、母数が小さい選抜ほど年度による変動が大きくなりやすいことは念頭に置いておくべきです。
出願の流れ|インターネット出願と書類郵送のハイブリッド方式
群馬県立女子大学の出願は、インターネット出願システム(e-apply)での登録・検定料の決済と、紙の出願書類の簡易書留速達郵送を組み合わせたハイブリッド方式です。大まかな流れは次のとおりです。
- インターネット出願システムのサイト(https://e-apply.jp/ds/gpwu-u/)でマイページを登録する。
- マイページ上で必要な個人情報を入力し、志望学部・学科等を選択する。
- クレジットカード、コンビニエンスストア、金融機関ATM、Pay-easy等から検定料(17,000円)を支払う。
- インターネット出願システムで「入学志願票」「写真票」を作成・印刷する(写真票は出願前3か月以内に撮影した無帽上半身正面・無背景の写真をカラーで印刷)。
- 志望理由書(文学部)、または志望理由書・活動記録書(国際コミュニケーション学部)を大学所定の様式に手書きで記入する。
- 入学志願票・写真票・卒業(見込み)証明書等・成績証明書・志望理由書等をまとめて、指定の出願期間内に簡易書留速達で郵送する(必着)。
- 出願書類が受理されると、通知メールで受験票のダウンロードが可能になる。指定の期限までに受験票を印刷し、試験当日に持参する。
出願書類に不備がある場合は受理されず、いったん受理された書類・検定料は原則として返還されません。特に、志望理由書は「本学ウェブサイト上の様式をダウンロードして印刷し、手書きで記入」という指定があるため、ワープロ打ちでは受け付けられない点に注意してください。出願書類の準備には一定の日数がかかることを見込み、出願期間の初日近くから逆算して準備を進めることをおすすめします。
試験会場と受験上の注意
転入学及び編入学試験の試験会場は、文学部・国際コミュニケーション学部ともに群馬県立女子大学本学(群馬県佐波郡玉村町上之手1395-1)のみで、他都市でのサテライト受験は実施されていません。最寄り駅からのアクセスを事前に確認し、出願前に交通手段と所要時間を把握しておくことをおすすめします。
受験上の注意事項として、学力試験は試験開始後30分を超えて遅刻すると受験できません。面接試験も指定された受付時間内に受付をしなかった場合は受験できないと明記されています。公共交通機関の事故や災害等による遅刻は特別措置(試験時間の繰り下げ等)の対象になり得るとされていますが、大学への連絡が前提です。また、国際コミュニケーション学部の募集要項には不正行為に関する規定が具体的に列挙されており、出願書類への虚偽記載、替え玉受験、試験中の連絡・撮影・録音・SNS等での発信、試験内容の漏洩・取得はいずれも不正行為として全ての成績が無効になるほか、当該年度の全ての選抜試験を受験できなくなる(検定料も返還されない)と明記されています。
単位認定と修業年限|2年間で卒業できるとは限らない
文学部・国際コミュニケーション学部のいずれも、転入学・編入学が決定した場合、既に修得している単位の振り替え認定を入学後に行う仕組みです。募集要項には両学部共通で「これまでの大学・短大・専門学校等での履修科目によっては、すべての単位が振り替えられるとは限らず、2年間で卒業要件を満たせない場合もあります」と明記されています。
国際コミュニケーション学部は2年次編入の場合、単位状況によっては標準の3年間で卒業できない可能性がある旨も併記されています。3年次編入であれば標準2年間、2年次編入であれば標準3年間が卒業までの目安ですが、いずれも前籍校での履修内容次第で延びる可能性がある点は出願前に確認しておくべきです。
文学部には教職課程・学芸員課程が設置されており、転入学・編入学による入学者も同様に教員免許状や学芸員資格の取得を目指せます。ただし、これも既修得単位と振り替え認定後の単位状況によっては、入学後2年間で免許状・資格を取得できない場合があると要項に明記されています。資格取得を目的に編入を検討している場合は、出願前に前籍校での履修内容を精査しておく必要があります。
過去問はどこで手に入るか
群馬県立女子大学は、文学部の転入学及び編入学試験について2024・2025・2026年度の3年分の過去問を大学公式サイトで公開しています。しかも、多くの大学が問題のみの公開にとどまるのに対し、群馬県立女子大学は学科ごとに「出題意図」、さらに国文学科・英米文化学科・美学美術史学科・文化情報学科・文学部共通(英語)の全区分で「採点のポイント」または「解答例」まで公開しています。これは編入試験としてはかなり充実した情報公開です。
一方、国際コミュニケーション学部は学力試験自体がないため過去問という概念はありませんが、代わりに「プレゼンテーションの内容と面接の質問例」「面接の質問例」という資料が公開されており、総合型選抜・学校推薦型選抜・一般選抜(前期・後期)それぞれの面接で実際にどのような質問がされるかを具体的な例文つきで確認できます。転入学及び編入学試験専用の質問例は個別公開されていませんが、この資料から面接で重視される観点(思考力・表現力・英語運用力)を把握することはできます。
| 年度 | 文学部共通(英語) | 国文学科 | 英米文化学科 | 美学美術史学科 | 文化情報学科 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2026年度 | 問題・出題意図・採点のポイント | 問題・出題意図・採点のポイント | 問題・出題意図・採点のポイント | 問題・出題意図・採点のポイント | 問題・出題意図・採点のポイント |
| 2025年度 | 問題・出題意図 | 問題・出題意図 | 問題・出題意図 | 問題・出題意図 | 問題・出題意図 |
| 2024年度 | 問題・出題の意図 | 問題・出題の意図 | 実施なし(過去問未掲載) | 問題・出題の意図 | 実施なし(過去問未掲載) |
2024年度は英米文化学科・文化情報学科の転入学及び編入学試験の過去問が公式サイトに掲載されていません。これは学校推薦型・一般選抜の過去問は掲載されている一方で転編入分だけが無いという状態で、その年度に転編入の出願・実施自体がなかった可能性があります。募集人員が「若干名」で年度ごとに実施状況が変動しうることの裏付けとも読み取れます。
公開されている2024〜2026年度過去問から読み取れる出題テーマ
ここからは、大学が公開している出題意図・採点のポイントをもとに、学科ごとに何が問われているのかを解説します。問題文そのものの引用は行わず、出題テーマ・形式・大学が公開した評価基準に絞って紹介します。編入試験の過去問公開は多くの大学で「問題のみ」あるいは「非公開」にとどまるなか、群馬県立女子大学は出題意図・採点のポイント・解答例という3点セットを学科単位で毎年更新しており、受験生が独学でも自己採点の軸を持てる情報量です。まずは学科横断で共通する評価軸(知識の正確さ→具体的な根拠の提示→論理的な説明)を押さえたうえで、志望学科固有の出題傾向を読み込んでいくのが効率的です。
文学部共通(英語)|転入学・編入学後に必要な読解力と論理的思考力を測る長文読解
文学部は学科を問わず(社会人選抜の国文学科・文化情報学科を除く)共通の英語試験を課しています。大学が公開した出題意図は「大学の教養教育で身につけておくことが望ましい英語の基礎力を備え、また、大学で専門分野を学ぶために必要な読解力、論理的思考力、表現力を有しているかを問う」というものです。2026年度は英語圏で出版された学術一般書(音楽とテクノロジーの関係を論じた書籍)からの出題で、下線部の日本語訳と、本文内容に即した説明問題という構成でした。採点のポイントとして大学は「単語及び語句のそれぞれの意味を正しく把握し、また構文を含む文法を正確に理解したうえで、文脈をふまえながら日本語で表現できているか」「問われている下線部と関連する箇所を本文の中から的確に見つけ出し、かつ適切な日本語で表現できているか」の2点を明記しています。単語力・文法力の正確さと、該当箇所を本文から的確に拾って日本語化する力の両方が問われる構成です。
国文学科|古典・近現代文学史・日本語学・漢文・日本語教育学の5分野を横断
国文学科は「日本語学・日本文学・中国文学(漢文学)及び日本語教育学」という科目名のとおり、1つの試験の中に5つの分野の設問が並びます。2026年度は、問題一が古典文学(平安時代の説話的な文章)からの出題で、大学は「古典文学の基礎的な知識を身につけているかどうか、それに基づいて古典文学作品を読み解くことができるかどうかを問いました」と説明しています。問題二は近現代文学史で、2025年度は「正岡子規の文学活動」「新感覚派」、2026年度は「白樺派」「芥川龍之介の文学活動」を、具体例を挙げて説明させる出題でした。問題三は日本語学の基礎知識(2026年度は母音と子音、接辞、古典語の格助詞「が」)、問題四は漢文(2026年度は明治期の文芸雑誌『穎才新誌』第209号に掲載された漢文からの出題で、書き下し文への改め・現代語訳・指示語の把握・語を記した理由の説明が問われました)、問題五は日本語教育学の基礎知識(2026年度は言語転移、フォーカス・オン・フォーム)という構成です。
採点のポイントとして大学は、古典文学の設問については「基礎的な文法や語彙の知識に基づいて品詞分解や現代語訳が正確にできるかどうか、また、そうした基礎的な知識を応用して文脈を読み解き、登場人物の関係性とやりとりを理解して的確に説明できるかどうか」を、文学史の設問については「明治、大正、昭和にかけての文学史の流れを踏まえた上で、具体例を示しつつ説明できるかどうか」を明記しています。単なる暗記ではなく、基礎知識を土台にした読解・説明力が評価軸です。
英米文化学科|英語学・英米文学・英米文化を英語で論じる力まで問う
英米文化学科は、他の学科と違って出題意図・採点のポイントの記述が抽象度の高い共通フォーマットになっています。大学が公開した出題意図は「英語による基礎的な表現力を有し、英語学、英米文学及び英米文化に関する基本的な知識を身につけているかを問う」というもので、採点のポイントは設問A〜Fについて「英語学・英米文学・英米文化に関する設問で問われている事項について、正しい知識を有し、かつ適切に日本語で表現できているか」、そして最後の設問Gについて「英語の語彙・文法を適切に用いながら、全体として論理的に構成され説得力を備えた英語の文章を書けているか。設問の主旨をふまえたうえで、必要に応じて適切な例示を行いながら、自身の見解を明確に展開できているか」を挙げています。つまり試験の後半には、英語で自分の意見を論理的に書かせる英作文設問が組み込まれており、知識確認型の設問と英語運用力を測る設問の両方が含まれる構成です。
美学美術史学科|小論文1本で「祭りと芸術」「テクノロジーと芸術鑑賞」のような時事的テーマを論じる
美学美術史学科は学力試験が小論文のみです。大学が公開した出題意図は年度ごとに変わり、2026年度は「『祭りと芸術』について、自身の考えを論理的かつ適確に説明できるかを問いました」、2025年度は「『テクノロジーと芸術鑑賞』について」自身の考えを論理的に述べているか・主張が事実に基づいているか・議論に一貫性があるか・文章表現および表記が適切かを問うものでした。採点のポイントは両年度でほぼ共通しており、「問いに対して適切な内容で解答しているか」「自身の考えを論理的に述べているか」「主張が事実に基づいているか」「議論に一貫性があるか」「文章表現および表記が適切か」の5点です。芸術に関する専門知識そのものよりも、与えられたテーマについて筋道立てて論じる小論文の基礎力が評価軸になっている点が、他学科の専門科目試験とは性格が異なります。
文化情報学科|論理学・情報学の基礎から現代メディア論まで、分野をまたいだ出題
文化情報学科は「社会や情報に関する問題」という科目名のとおり、人文系・理数系の枠を越えた出題が特徴です。2026年度の問題1は、大学いわく「数学や言語学にも共通する、現代論理学の出発点となった基本的な問題」で、自然言語の文に含まれる論理的な曖昧性(全称量化子と存在量化子の依存関係)を指摘・分析させる出題でした。採点のポイントとして大学は、模範解答例を2通り(自然言語による説明と、述語論理による形式的な説明)公開しており、「(一階)述語論理の知識に基づいて曖昧性の可能性をある程度正確に指摘できているか。ただしそこまで厳密性を求める必要はない」という基準まで明記しています。問題2は現代のメディア技術(VR・AIなど)が社会や文化に与える影響を論じた文章を題材にした読解・小論文設問で、大学は「本文の要旨を適切につかみ、本文中で例示されている、あるいはそれ以外の『現在のきわめて高度なメディア』の事例を挙げながら、それらがわれわれの認識、判断や価値観を無意識のうちに左右していることを説得的に論じられていることを評価のポイントとする」と、評価基準をかなり具体的に公開しています。2025年度も「情報学の基礎的な内容」「過去の文化政策に関するデータを含む文章」と、論理・情報系と社会科学系を組み合わせた出題傾向は一貫しています。
国際コミュニケーション学部|面接で問われる論点は選抜方式ごとに大学が例示済み
国際コミュニケーション学部は学力試験がないため、大学が公開している「面接の質問例」資料が実質的な過去問の役割を果たします。一般選抜(前期日程)では、面接前にあらかじめ1問が提示され10分程度考える時間が与えられたうえで、面接室で口頭説明する形式です。大学が公開しているサンプル設問は、コンビニエンスストアの出店計画、赤字ローカル鉄道の維持、歩きスマホによる事故防止など、身近な社会課題について複数の立場から意見を挙げさせ、自分の結論とその理由を述べさせる内容でした。このほか「大学での学びと高校までの学びの違い」「学部で挑戦したいこと」といった志望動機系の質問、英語での日常会話に関する質問(週末の過ごし方、旅行経験、性格の説明など)も例示されています。総合型選抜・学校推薦型選抜の質問例も公開されており、いずれも「準備した内容をどう語るか」だけでなく「困難や判断に迷った場面にどう向き合ったか」を掘り下げる質問が共通して含まれています。転入学及び編入学試験専用の質問例は公開されていませんが、大学が一貫して「広い視野と多角的な思考力、自らの考えをまとめてそれを的確に表現する力」を評価軸として掲げていることは、どの選抜方式にも共通しています。
過去問から導ける学習の順番
- まず文学部共通の英語(または国際コミュニケーション学部の面接質問例)を1年分読み、大学が公開している出題意図・採点のポイント(または質問の観点)と自分の解答を照合し、大学が何を評価軸にしているかを体感する。
- 国文学科・文化情報学科は分野が複数にまたがるため、5問(または2問)のうちどの分野が苦手かを先に特定し、そこから優先的に基礎知識を積み増す。
- 美学美術史学科・国際コミュニケーション学部は、専門知識よりも論理構成力・表現力が評価軸であるため、時事的なテーマについて「主張→根拠→具体例」の型で書く(話す)練習を反復する。
- 英米文化学科は知識確認型の設問と英作文設問が両方あるため、英語学・英米文学・英米文化の基礎知識のインプットと、英語で意見を書くアウトプット練習を並行して進める。
- 2024〜2026年度の3年分を通して読み、同じ学科でも出題テーマが年度ごとに変わる一方、大学が公開する採点のポイントの構造(知識の正確さ→具体的な指摘→論理的な説明)はほぼ一貫していることを確認する。
本節で扱った出題テーマ・解答例・出題意図・採点のポイントは、いずれも群馬県立女子大学が公開している2024〜2026年度の過去問題資料に基づいています。出題内容は年度によって変わるため、必ず最新の公開資料をご自身で確認してください。
併願をどう組むか
群馬県立女子大学は文学部4学科のうち3学科で直近の合格者が0名という実績を踏まえると、単独出願はリスクが高くなります。まず検討すべきなのは、大学内での併願です。文学部(試験日10月24日)と国際コミュニケーション学部(試験日11月21日)は日程が重ならないため、出願資格を満たせば同一年度に両方へ出願することが可能です。特に、文学部の中でも学科によって試験科目・社会人選抜の英語の有無が異なるため、複数学科への同時出願も選択肢になります。
大学外での併願を考える場合、群馬県立女子大学と同じく女子大学であり、編入試験の一次情報が公開されている大学として日本女子大学があります。試験形式や求められる力は大学ごとに異なるため、志望する分野(文学・国際コミュニケーション系)に近い学部・学科を中心に情報を集め、日程が重ならない大学を組み合わせて出願計画を立てることをおすすめします。
併願を組む際に注意したいのは、志望理由書の使い回しができない点です。群馬県立女子大学の志望理由書は大学所定の様式に手書きで記入する形式であり、他大学との共通フォーマットは存在しません。文学部と国際コミュニケーション学部を両方受験する場合も、学部ごとに志望理由書(国際コミュニケーション学部はさらに活動記録書)を書き分ける必要があります。出願期間が10月上旬(文学部)と11月上旬(国際コミュニケーション学部)に分かれているとはいえ、書類作成は早めに着手し、それぞれの学部・学科のアドミッションポリシーに合わせて内容を練り直す時間を確保してください。
よくある質問
群馬県立女子大学に編入試験はありますか。
あります。文学部(国文学科・英米文化学科・美学美術史学科・文化情報学科の4学科)と国際コミュニケーション学部(グローバル・コミュニケーション課程・グローバル社会システム課程の2課程)の両方で「転入学及び編入学試験」を実施しています。
群馬県立女子大学の編入試験は難しいですか。
2026年度(2025年秋実施)の実績では、文学部の国文学科・英米文化学科・美学美術史学科の3学科が合格者0名でした。文化情報学科と国際コミュニケーション学部はそれぞれ2名の合格者を出しています。志願者数・受験者数は大学から公表されていないため正確な倍率は算出できませんが、募集人員が「若干名」であることと合わせると、合格枠は極めて限られていると言えます。
群馬県立女子大学は女子大学ですか。
はい。募集要項の出願資格には「女子とします」と明記されています。
何年次から編入できますか。
文学部は第3年次のみです。国際コミュニケーション学部は第2年次または第3年次のどちらでも出願できます。
編入試験の受験資格に高等専門学校卒業者は含まれますか。
含まれます。文学部・国際コミュニケーション学部のいずれも、共通の受験資格に高等専門学校を卒業した者(卒業見込みを含む)を明記しています。
社会人でも受けられますか。
文学部には「社会人選抜」という専用区分があり、2027年3月31日時点で社会人としての経験を1年以上有することが要件です。国際コミュニケーション学部には一般選抜・社会人選抜の区分がなく、社会人であっても他の受験者と同じ試験区分で受験します。
TOEICなど英語の資格は必須ですか。
必須ではありません。国際コミュニケーション学部の募集要項には、2年次編入でTOEIC L&R 600点以上、3年次編入で700点以上のスコアを取得していることが「望ましい」と記載されていますが、出願の必須条件ではありません。文学部にはこうしたスコア提出に関する規定自体がありません。
過去問は公開されていますか。
文学部については、2024・2025・2026年度の3年分の過去問が大学公式サイトで公開されており、学科によっては出題意図・採点のポイント・解答例まで公表されています。国際コミュニケーション学部は学力試験がないため過去問はありませんが、選抜方式ごとの「面接の質問例」資料が公開されています。
検定料はいくらですか。
文学部・国際コミュニケーション学部ともに17,000円です。
編入すると2年間で卒業できますか。
単位の振り替え認定次第では、2年間(国際コミュニケーション学部の2年次編入の場合は3年間)で卒業要件を満たせない可能性があります。募集要項にも「すべての単位が振り替えられるとは限らず、卒業要件を満たせない場合もあります」と明記されているため、出願前に前籍校での履修内容を確認しておくことをおすすめします。
出願はインターネット出願だけで完結しますか。
完結しません。インターネット出願システムでの登録・検定料の支払いに加えて、入学志願票・写真票・卒業(見込み)証明書・成績証明書・志望理由書などの紙の書類一式を、指定の出願期間内に簡易書留速達で郵送する必要があります。書類に不備があると受理されないため、余裕を持った準備が必要です。
まとめ
群馬県立女子大学の編入試験について、公式要項と合格者情報から確認できることを整理します。
まず、文学部は3年次のみ・学科ごとに異なる学力試験(英語・専門科目・面接)がある一方、国際コミュニケーション学部は2年次・3年次の両方を実施し、学力試験なしの面接のみで判定します。同じ大学の中でも「対策すべきもの」がまったく違う2つの学部があると理解しておく必要があります。
次に、募集人員は全学科・全課程で「若干名」としか公表されておらず、2026年度の合格者実績では文学部4学科のうち3学科(国文学科・英米文化学科・美学美術史学科)が合格者0名でした。志願者数・受験者数は非公表のため正確な倍率は分かりませんが、合格枠が極めて限られていることは合格者の実数から明らかです。文化情報学科と国際コミュニケーション学部は同じ年度に2名ずつの合格者を出しており、相対的にはこの2つが編入学者を受け入れている実績があります。
そして、群馬県立女子大学は過去問を出題意図・採点のポイント・解答例まで含めて3年分公開しており、編入試験としては例外的に情報公開が充実しています。特に文化情報学科の論理学・情報学の問題や、国文学科の5分野横断の出題は、大学が公開した評価基準を読み込むだけでも対策の方向性がかなり具体的に見えてきます。まずは1年分を読み、大学が明記している採点のポイントと自分の理解を照合するところから始めてください。
最後に、文学部の合格者ゼロの学科が複数ある以上、群馬県立女子大学単独での出願は避け、大学内の複数学部併願、あるいは他大学との併願を前提に計画を立てることを強くおすすめします。
対策の優先順位としては、まず志望学科の出願資格(2年次か3年次か、一般選抜か社会人選抜か)を確認し、次に大学が公開している過去問と出題意図・採点のポイントを1年分読み込んで評価軸を体感し、そのうえで志望理由書の作成に十分な時間を確保する、という順番が現実的です。特に美学美術史学科・国際コミュニケーション学部のように専門知識よりも論理構成力・表現力が評価される学科(学部)では、小論文や面接の型を早い段階から練習しておくことが、直前の詰め込みよりも効果的です。
本記事の数値は群馬県立女子大学が公表する2027年度転入学及び編入学試験学生募集要項および2026年度の入試結果合格者情報に基づいています。制度・日程・募集人員・試験科目は年度によって変更されるため、出願前には必ず群馬県立女子大学が公表する最新の学生募集要項をご確認ください。
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