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名桜大学の編入試験を徹底解説|学部別の募集人員・試験科目・日程・倍率と対策【2027年度】

名桜大学の編入学試験は、国際学部(国際文化学科・国際観光産業学科)と人間健康学部(スポーツ健康学科・看護学科・健康情報学科)の5学科で実施されており、いずれも3年次への編入を基本としています。募集人員は5学科とも各5人という少人数選抜で、試験科目は学科によって「小論文+面接」「書類審査+小論文+面接」「書類審査+総合問題+面接」とまったく異なります。試験日も、国際文化学科・国際観光産業学科・スポーツ健康学科・看護学科が12月上旬である一方、健康情報学科だけは10月上旬と2ヶ月近く早く設定されています。
本記事では、名桜大学が公表している令和9(2027)年度学生募集要項〈編入学試験〉と、大学が公開している「編入学試験問題集」(令和6年度・令和7年度)を一次情報として、学部・学科別の募集人員・出願資格・試験科目・配点・日程に加え、公表資料から確認できる直近2年分の実施結果(志願者数・受験者数・合格者数・入学者数)、そして公開されている過去問から読み取れる出題テーマまでを整理します。名桜大学は国際学部・人間健康学部の2学部のみで構成されており、「国際地域創造学部」のような学部は設置されていません。日程や配点は年度によって変更される可能性があるため、出願前には必ず最新の公式募集要項でご確認ください。
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名桜大学の編入学試験の仕組み|学部・学科で全く異なる設計
名桜大学は沖縄県名護市字為又1220-1に本部を置く公立大学です。1994年に学校法人名護総合学園によって開学し、2010年に公立大学法人名桜大学へ移行しました。現在の学部構成は、国際文化学科・国際観光産業学科からなる国際学部と、スポーツ健康学科・看護学科・健康情報学科からなる人間健康学部の2学部5学科です。国際学部はかつて「国際学群国際学類」という1学群1学類の組織でしたが、令和7(2025)年度入試から現行の2学科体制に再編されています。大学公式サイトの学部・専攻科・大学院一覧を確認する限り、この2学部以外に編入学試験を実施している学部・学群は存在しません。
名桜大学の編入学試験は、5学科すべてで「3年次編入」を基本としています。法政大学のように学部ごとに2年次・3年次を別区分で募集する構造ではなく、出願はすべて3年次編入学試験として行い、そのうえで出身校での取得単位によっては大学側の判定により2年次編入の合格になる場合がある、という一段階の仕組みです。この「2年次編入として合格とする場合がある」という規定は、令和9年度募集要項を確認すると国際文化学科・国際観光産業学科・スポーツ健康学科の3学科にはある一方、看護学科・健康情報学科の2学科には無いことが分かります。志願票には2年次編入での入学の可否を明記する欄があり、インターネット出願システムで選択します。
編入学試験と他の入試区分との違い
名桜大学には編入学試験のほかに、高校卒業(見込み)者を対象とした一般選抜・学校推薦型選抜・総合型選抜、そして社会人特別選抜・帰国生徒特別選抜・外国人留学生特別選抜といった特別選抜が別途実施されています。編入学試験は、大学・短期大学・高等専門学校・専修学校などで一定期間の学びを終えた人を対象とする独立した選抜区分であり、出願資格も試験内容もこれらの選抜とは異なります。なお外国人留学生は、編入学試験の出願資格を満たしたうえで、日本留学試験の「日本語」得点280点以上または日本語能力試験N1以上という要件を満たせば、看護学科を除く4学科に出願できます(看護学科は外国人留学生の出願を受け付けていません)。編入という制度全体の基礎知識は、当スクールの大学編入とは?仕組み・難易度・費用・スケジュールを徹底解説【完全ガイド】もあわせてご覧ください。
5学科の学びの方向性
| 学部 | 学科 | 学びの方向性 |
|---|---|---|
| 国際学部 | 国際文化学科 | 多文化理解力・日本語能力・外国語の実践的運用能力を身につけ、地域社会・国際社会で活躍できる人材を養成 |
| 国際観光産業学科 | 観光産業および地域振興におけるマネジメント人材を養成 | |
| 人間健康学部 | スポーツ健康学科 | からだ・こころ・社会を科学的に探究し、健康寿命の延伸に寄与する健康支援人材を育成 |
| 看護学科 | 人間の尊厳と健康に生きる権利を擁護し、自己評価能力・自己教育力を備えた看護職者を育成 | |
| 健康情報学科 | 数理・データサイエンス・AIの手法で健康・社会のデータを分析し、新たな価値を創出する人材を育成 |
同じ大学の編入試験でも、志望学科によって問われる力がまったく違います。次章から、募集人員・出願資格・試験科目・日程を学科別に具体的に確認していきます。
学部・学科別の募集人員と実施年次【2027年度】
令和9(2027)年度学生募集要項によると、編入学の時期はいずれの学科も令和9年4月、編入学年次は3年次です。募集人員は5学科ともそれぞれ5人で、学部単位・学科単位の合算枠は設けられていません。
| 学部 | 学科 | 編入学年次 | 募集人員 | 2年次編入の判定 |
|---|---|---|---|---|
| 国際学部 | 国際文化学科 | 3年次 | 5人 | あり |
| 国際観光産業学科 | 3年次 | 5人 | あり | |
| 人間健康学部 | スポーツ健康学科 | 3年次 | 5人 | あり |
| 看護学科 | 3年次 | 5人 | なし | |
| 健康情報学科 | 3年次 | 5人 | なし |
この表から読み取れる重要な点を整理します。募集人員は5学科すべて5人と横並びですが、母数がきわめて小さいため、1〜2人の出願者数の増減が倍率に直結します。また、標準修業年限はいずれの学科も2年ですが、要項には「本学入学前の出身校での取得科目を本学の科目に読み替えるが、入学後の履修計画及び授業時間割によっては標準修業年限で卒業することが困難な場合もある」と明記されています。資格・免許の取得を希望する場合は、とくに履修計画に余裕を持つ必要があります。
受験資格|自分が出願できるかを先に確かめる
名桜大学の編入学試験は、看護学科だけが他の4学科とまったく異なる出願資格の設計になっています。まずここを取り違えないことが出発点です。
国際文化学科・国際観光産業学科・スポーツ健康学科・健康情報学科の出願資格
この4学科は共通で、次の(1)から(5)のいずれかに該当する人が出願できます。
- (1)大学を卒業した人、または大学に2年以上在籍し60単位以上を修得した人(見込みを含む)
- (2)短期大学を卒業した人、または令和9年3月に卒業見込みの人
- (3)高等専門学校を卒業した人、または令和9年3月に卒業見込みの人
- (4)専修学校の専門課程のうち、修業年限2年以上かつ総授業時間数1,700時間以上または62単位以上という文部科学大臣の定める基準を満たす課程を修了した人(学校教育法第90条に規定する大学入学資格を有する人に限る)、または令和9年3月に修了見込みの人
- (5)外国の正規の学校教育における14年の課程を卒業(修了)した人、または令和9年3月に卒業(修了)見込みの人
外国人留学生(入学後の在留資格が「留学」となる人)が出願する場合は、上記いずれかに該当したうえで、日本国籍を有しないこと、大学入学に支障のない在留資格を有すること、さらに日本留学試験(EJU)の「日本語」得点280点以上(記述を含む)または日本語能力試験(JLPT)N1以上のいずれかを満たす必要があります。この日本語基準は、後述する選抜方法における合否判定の基準点としても扱われます。
看護学科の出願資格は看護師国家試験受験資格が前提
看護学科の出願資格は、次の(1)から(3)のいずれかに該当する人に限定されており、看護師の国家試験受験資格を取得できる課程の修了が前提となっています。
- (1)看護師の国家試験受験資格が取得できる短期大学の当該学科を卒業した人、または令和9年3月31日までに卒業見込みの人
- (2)看護師の国家試験受験資格が取得できる専修学校の当該専門課程を修了した人、または令和9年3月31日までに修了見込みの人(修業年限2年以上・総授業時間数1,700時間以上または62単位以上などの基準を満たし、大学入学資格を有する人)
- (3)看護師の国家試験受験資格が取得できる高等学校の専攻科(5年一貫看護師養成課程、看護師養成2年課程を含む)で必要な課程を修了した人、または令和9年3月修了見込みの人
看護学科は、一般的な大学在学者や短大卒業者が広く出願できるわけではありません。また、看護学科は外国人留学生の出願を受け付けていない点も要項に明記されています。自分の在籍課程が看護師国家試験受験資格に対応しているかどうかは、早めに在籍校へ確認しておく必要があります。
| 学科 | 出願できる人の主な区分 | 外国人留学生 |
|---|---|---|
| 国際文化学科 | 大学2年60単位・短大・高専・専修学校・外国14年課程 | 要件を満たせば出願可 |
| 国際観光産業学科 | 大学2年60単位・短大・高専・専修学校・外国14年課程 | 要件を満たせば出願可 |
| スポーツ健康学科 | 大学2年60単位・短大・高専・専修学校・外国14年課程 | 要件を満たせば出願可 |
| 看護学科 | 看護師国試受験資格が取得できる短大・専修学校・高校専攻科 | 出願不可 |
| 健康情報学科 | 大学2年60単位・短大・高専・専修学校・外国14年課程 | 要件を満たせば出願可 |
出願書類は、入学志願票(出願確認票)・エントリーシート(本学所定様式)・実績報告書(学科ごとの所定用紙)・成績証明書・卒業証明書または卒業見込証明書・宛名ラベル等が共通して必要です。証明書類は出身校で厳封したものを、簡易書留・速達で出願書類提出期限までに郵送する必要があり、締切後の追加提出・差し替えは一切認められません。編入の出願資格全般については、大学編入の出願資格まとめも参考にしてください。
試験科目と配点|学科によってここまで違う
名桜大学の編入学試験でもっとも注意すべきなのが、試験科目と配点が学科ごとにまったく異なる設計になっている点です。令和9年度募集要項に記載された試験科目・配点・出題方針を学科別に整理します。
国際文化学科・国際観光産業学科(国際学部)
国際学部の2学科は、事前提出型小論文と面接の2つで評価され、合計配点は200点満点です。要項は「志願者が編入学後の学習・研究活動に必要な課題理解力・分析力・表現力をもっていることを特に重視する」と明記しています。
- 小論文(事前提出型):100点。編入を希望する専門分野の課題に関するテーマで出題し、800字程度の小論文を作成させ、課題理解力・分析力、論理的思考力を評価します。
- 面接(20分/1人):100点。エントリーシートや在籍時の成績等を参考に、他者との対話力・課題理解力・分析力・表現力・国際学部の理解度に加え、専門分野を学ぶための基礎的な知識・技能を評価します。
選抜方法は、小論文と面接を合わせた総合得点(200点満点)の高い順に合格者を決定します。小論文の得点が一定の基準を満たしていない場合は、総合得点にかかわらず不合格となります。事前提出型小論文であるため、試験当日に初めて問題を見るのではなく、出題後に自宅等で作成し郵送提出するという形式である点が、他大学の一般的な編入試験と大きく異なります。
事前提出型小論文には、形式面での指示が細かく定められています。過去の実施例では「複数の段落で文章を構成すること」「題目・見出しは書かないこと」「指定字数の8割以上・10割以内で書くこと」「一般的な原稿用紙の使い方に則って横書きで書くこと」といった指示が付されており、字数はおおむね1,100〜1,200字程度です。さらに、解答に際して参考にした本やホームページ等がある場合は「参考文献・資料等」を明記して提出することが求められます(無い場合もその旨を記入)。答案は指定期限までに郵便局窓口で簡易書留・速達により提出(消印有効)する必要があり、提出日を過ぎた答案は理由の如何にかかわらず受理されません。出題日から提出期限までは1日程度しかない年度もあるため、事前に構成の型を作っておき、出題後は速やかに書き上げられるようにしておくことが実務上のポイントです。
スポーツ健康学科(人間健康学部)
スポーツ健康学科は、書類審査・小論文・面接の3つで評価され、合計配点は300点満点です。
- 書類審査:100点。エントリーシートと実績報告書をもとに、高等学校在籍時から現在までの経験や学習意欲等を評価します。
- 小論文(90分):100点。スポーツや健康に関する現代的な課題についての知識を問い、多角的に思考・判断し、表現できるかを評価します。
- 面接(15分/1人):100点。志望動機や将来の目標について、対話力・思考力・判断力・表現力とスポーツ健康学科への適性を評価します。
選抜方法は、総合得点が同点の場合、まず面接の得点が高い方を上位とし、それも同点なら小論文の得点で順位を決めます。書類審査の配点が300点中100点と3分の1を占めるため、実績報告書の作り込みが合否に直結します。
看護学科(人間健康学部)
看護学科は、書類審査・総合問題・面接の3つで評価され、合計配点は350点満点と5学科中もっとも大きい配点です。
- 書類審査:50点。エントリーシートと実績報告書をもとに、学びの成果や学習意欲等を評価します。
- 総合問題(120分):200点。日本語および英語を素材とする課題文読解型・図表分析型の混合問題を出題し、「知識・技能」「思考力・判断力・表現力」を評価します。
- 面接(10分/1人):100点。エントリーシート・実績報告書・在籍時の成績を参考に、看護学科についての理解や適性を評価します。
選抜方法は、総合得点が同点の場合は総合問題の得点で、それも同点なら面接の得点で順位を決めます。上記にかかわらず面接試験の得点が基準に満たない場合は不合格となる点は、他学科の「小論文・面接の基準点方式」とは異なる規定です。総合問題の配点が全体の半分以上を占めるため、限られた時間で長文と図表を正確に処理する訓練が重要になります。
健康情報学科(人間健康学部)
健康情報学科は、小論文・面接の2つで評価され、合計配点は200点満点です。試験日も他の4学科と異なり、10月上旬と大幅に早い点に注意が必要です。
- 小論文(90分):100点。課題理解力・分析力、論理的思考力を評価します。
- 面接(20分/1人):100点。エントリーシート・実績報告書等を参考に質疑応答を含めた面接を行い、他者との対話力、表現力、論理的思考力、健康情報学科の理解度を評価します。
面接時間が20分と5学科中もっとも長く設定されており、質疑応答を通じた対話力や論理的思考力が重視されます。選抜方法は総合得点が同点の場合、面接の得点が高い方を上位とします。
| 学科 | 試験科目と配点 | 合計 | 試験時間 |
|---|---|---|---|
| 国際文化学科 | 事前提出型小論文100・面接(20分)100 | 200点 | 面接20分 |
| 国際観光産業学科 | 事前提出型小論文100・面接(20分)100 | 200点 | 面接20分 |
| スポーツ健康学科 | 書類審査100・小論文(90分)100・面接(15分)100 | 300点 | 小論文90分・面接15分 |
| 看護学科 | 書類審査50・総合問題(120分)200・面接(10分)100 | 350点 | 総合問題120分・面接10分 |
| 健康情報学科 | 小論文(90分)100・面接(20分)100 | 200点 | 小論文90分・面接20分 |
すべての学科に共通するのは「特定科目の得点が一定の基準に満たない場合は、総合得点にかかわらず不合格」という基準点方式です。得意科目だけで押し切る戦略は通用しにくい設計になっています。編入の面接対策の考え方は、大学編入の面接対策ガイドも参考になります。
日程・スケジュール【2027年度】
名桜大学の編入学試験は、健康情報学科だけ出願・試験・合格発表のすべてが大幅に早く設定されています。令和9年度募集要項に記載された日程は次のとおりです。
国際文化学科・国際観光産業学科の日程
- 出願書類受付期間(インターネット受付・検定料納入):令和8年10月21日(水)9:00〜10月28日(水)17:00
- 出願書類提出期限:令和8年10月28日(水)17:00【必着】
- 試験日:令和8年12月6日(日)
- 追試験日:令和8年12月12日(土)
- 合格発表:令和8年12月23日(水)10:00
- 入学手続期間:令和8年12月23日(水)〜令和9年1月8日(金)
スポーツ健康学科・看護学科の日程
- 出願書類受付期間:令和8年10月21日(水)9:00〜10月28日(水)17:00
- 出願書類提出期限:令和8年10月28日(水)17:00【必着】
- 試験日:令和8年12月5日(土)9:00開始
- 追試験日:令和8年12月12日(土)
- 合格発表:令和8年12月23日(水)10:00
- 入学手続期間:令和8年12月23日(水)〜令和9年1月8日(金)
健康情報学科の日程
- 出願書類受付期間:令和8年9月1日(火)9:00〜9月9日(水)17:00
- 出願書類提出期限:令和8年9月9日(水)17:00【必着】
- 試験日:令和8年10月3日(土)9:00開始
- 追試験日:令和8年10月10日(土)
- 合格発表:令和8年11月2日(月)10:00
- 入学手続期間:令和8年11月2日(月)〜11月9日(月)
試験会場はいずれの学科も名桜大学本学試験場(沖縄県名護市字為又1220-1)です。要項には、受験者が多数の場合は面接の待機時間が長くなること、受験者が利用する航空機等の都合により面接の順番を早める対応は行わないことが明記されています。県外や離島から受験する場合は、待機時間も見込んで日程に余裕を持って臨む必要があります。
| 項目 | 国際文化・国際観光産業 | スポーツ健康・看護 | 健康情報 |
|---|---|---|---|
| 出願受付 | 10月21日〜10月28日 | 10月21日〜10月28日 | 9月1日〜9月9日 |
| 試験日 | 12月6日(日) | 12月5日(土) | 10月3日(土) |
| 合格発表 | 12月23日 | 12月23日 | 11月2日 |
| 入学手続 | 12月23日〜1月8日 | 12月23日〜1月8日 | 11月2日〜11月9日 |
健康情報学科を志望する場合、出願準備を夏までに終えておく必要があります。試験日が10月上旬、出願締切が9月上旬と、他の4学科より2ヶ月近く早いためです。入学検定料は17,000円で、別途インターネット出願システムサービス利用料920円が志願者負担となります。支払いはコンビニエンスストア、銀行ATM・ゆうちょ銀行ATM(Pay-easy)、インターネットバンキング、クレジットカード(VISA、Master Card、JCB、AMERICAN EXPRESS、Diners Club)のいずれかで可能です。銀行窓口やコンビニ設置ATMでの支払いはできません。
疾病や負傷、その他やむを得ない事由により受験できない場合の追試験制度もあります。追試験日は、健康情報学科が本試験と同月内、国際学部およびスポーツ健康学科・看護学科は令和8年12月12日(土)と定められています。追試験を希望する場合は、入試・広報課(0980-51-1056)への電話連絡から手続きが始まります。
倍率・難易度|2年分の実施結果からわかること
名桜大学は、編入学試験だけに特化した志願倍率の統計を毎年まとめて公表しているわけではありません。しかし、大学が公開している「編入学試験問題集」(編入学試験専用の冊子)には、その年度の3年次編入学試験結果(募集人員・志願者数・受験者数・合格者数・入学者数)が学部・学科別に掲載されています。直近で結果が確認できる令和6(2024)年度・令和7(2025)年度の2年分を整理すると、次のとおりです。
令和7(2025)年度の実施結果
| 学部 | 学科 | 募集人員 | 志願者数 | 受験者数 | 合格者数 | 入学者数 | 実質倍率 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 国際学部 | 国際文化学科 | 5人 | 5人 | 5人 | 4人 | 3人 | 1.25倍 |
| 国際学部 | 国際観光産業学科 | 5人 | 7人 | 7人 | 5人 | 4人 | 1.4倍 |
| 人間健康学部 | スポーツ健康学科 | 5人 | 4人 | 4人 | 2人 | 2人 | 2.0倍 |
| 人間健康学部 | 看護学科 | 5人 | 12人 | 11人 | 5人 | 4人 | 2.2倍 |
| 人間健康学部 | 健康情報学科 | 5人 | 2人 | 2人 | 1人 | 1人 | 2.0倍 |
※スポーツ健康学科は合格者2人のうち1人が2年次編入としての合格です。実質倍率は受験者数÷合格者数(小数点第2位以下は四捨五入)で算出しています。
令和6(2024)年度の実施結果
令和6年度は国際学部が現行の2学科体制になる前の「国際学群国際学類」(3専門分野合算)での実施でした。また、健康情報学科は令和6年度の編入学試験問題集に実施結果の記載がありません。
| 学部 | 学科・学類 | 募集人員 | 志願者数 | 受験者数 | 合格者数 | 入学者数 | 実質倍率 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 国際学群 | 国際学類(3専門分野合算) | 15人 | 21人 | 16人 | 9人 | 6人 | 1.78倍 |
| 人間健康学部 | スポーツ健康学科 | 5人 | 2人 | 2人 | 2人 | 2人 | 1.0倍 |
| 人間健康学部 | 看護学科 | 5人 | 10人 | 9人 | 5人 | 5人 | 1.8倍 |
2年分のデータから読み取れること
看護学科は2年連続で志願者数が募集人員を上回っており、5学科の中でもっとも倍率が高い傾向にあります。令和6年度は募集5人に対し志願10人・実質倍率1.8倍、令和7年度は募集5人に対し志願12人・実質倍率2.2倍でした。看護師国家試験受験資格を取得できる課程の修了者に出願資格が限定されているにもかかわらず、この倍率が出ている点は注意が必要です。
一方、スポーツ健康学科と健康情報学科は志願者数が募集人員(5人)を下回る年度があるなど、母数の小ささゆえに年度による変動が大きい学科です。令和6年度のスポーツ健康学科は志願2人・合格2人で全員合格、令和7年度の健康情報学科も志願2人・合格1人という小規模な実施でした。国際文化学科・国際観光産業学科は、令和7年度こそ現行2学科体制での初回実施でしたが、志願者数が募集人員の1〜1.4倍程度で推移しています。
難易度を考えるうえでは、倍率の数字だけでなく「特定科目の得点が基準に満たない場合は不合格」という選抜方法の規定も踏まえる必要があります。志願者数が少ない年度であっても、小論文・総合問題・面接いずれかの完成度が一定水準に達していなければ合格には届きません。逆に言えば、倍率が1倍台であっても対策なしで受かる試験ではないという点は、5学科に共通しています。なお、この実施結果は令和6年度・令和7年度に公開された編入学試験問題集に基づくものであり、令和8年度・令和9年度の実施結果は本記事執筆時点では大学から公表されていません。最新の実施状況は、大学の入試・広報課(0980-51-1056)へ確認することをおすすめします。
母集団の小ささをどう考えるか
名桜大学の編入学試験は、5学科すべて募集人員が5人という共通点があります。この規模では、1〜2人の出願者の増減がそのまま倍率の変化に直結します。たとえば健康情報学科は令和7年度に志願2人・合格1人でしたが、翌年度に5人が志願すれば数字はまったく変わります。単年度の倍率を「入りやすさ」の指標として鵜呑みにするのではなく、複数年度の傾向として捉えることが重要です。また、募集人員はあくまで「入学を認めることのできる目安の人数」であり、出願者の中から必ずその人数を合格とするものではない点も、他大学の編入試験と共通する一般的な前提として押さえておく必要があります。
学科ごとの傾向を整理すると、看護学科は出願資格が限定されているにもかかわらず志願者が集まりやすく、募集人員に対して倍率が高くなりやすい構造です。一方、国際学部2学科・スポーツ健康学科・健康情報学科は出願資格の幅が広い分、年度による変動が大きく、志願者数が募集人員を下回る年度も見られます。志望学科を絞り込む段階では、倍率の高低だけでなく、自分の出身課程がその学科の出願資格に合致しているかどうかをまず確認することが優先順位として先に来ます。
まずは無料相談で、合格までの最短ルートを確認しませんか?
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- 大学編入のプロ講師が最適な受験戦略を提案
- 相談後に、志望校の出題傾向と学習ロードマップをまとめた個別フィードバックレポートをお渡し
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(費用は一切かかりません)
学科ごとに、何から手をつけるべきか
国際文化学科・国際観光産業学科を志望する場合
国際学部の2学科は、事前提出型小論文と面接のみで評価され、専門科目の筆記試験や英語外部試験のスコア提出は求められません。事前提出型という形式のため、出題から提出まで数日の準備期間があり、当日の一発勝負ではない点が最大の特徴です。出題後は郵便局の窓口で簡易書留・速達により指定期限の消印までに提出する必要があり、期限を過ぎた答案は受理されません。準備段階では、志望学科のアドミッションポリシーを踏まえたテーマ理解と、指定字数(1,100〜1,200字程度)で段落構成・論拠明示・論理の一貫性を保つ答案作成の練習が中心になります。国際文化学科は多文化理解・語学教育、国際観光産業学科は観光産業・地域振興のマネジメントという学科の方向性に沿って、自分の知識や経験を織り込めるかが評価されます。
スポーツ健康学科を志望する場合
スポーツ健康学科は書類審査が300点中100点を占めるため、実績報告書の作り込みが合否に直結します。実績報告書には高等学校在籍時から現在までの活動実績(部活動、ボランティア活動、留学・海外経験等)を記入し、出場申込書・競技結果表・賞状・新聞記事・資格認定証などの実績資料を添付します。小論文(90分・100点)はスポーツや健康に関する現代的な課題についての知識と多角的な思考・判断・表現力を問う内容で、健康寿命の延伸、運動習慣、地域スポーツ、高齢者の健康支援といったテーマを自分の言葉で説明できる状態にしておくことが軸になります。
看護学科を志望する場合
看護学科は、まず出願資格(看護師国家試験受験資格が取得できる課程の修了)を満たしているかの確認が出発点です。試験の中心は総合問題(120分・200点)で、日本語・英語を素材とする課題文読解と図表分析の混合問題です。過去の模範解答を見ると、漢字の読み書き、英訳・和訳、統計データの計算、正誤選択、400字程度の論述といった多様な形式が組み合わされています。健康・医療・看護に関わる文章に慣れておくこと、英語の課題文を文脈から読み解く力、そしてグラフや表から数値の傾向を読み取り言葉で説明する訓練の3点が対策の軸になります。
健康情報学科を志望する場合
健康情報学科は5学科の中で唯一、試験日程が大きく早い学科です。出願締切が9月上旬のため、夏までに小論文と面接の準備を仕上げておく必要があります。小論文(90分・100点)は課題理解力・分析力、論理的思考力を評価する内容で、データサイエンス・AIを用いて健康・社会のデータを分析する学科の性格上、与えられた課題を分解し筋道を立てて論じる論理構成力が問われます。面接は20分と5学科中もっとも長く、健康情報学科への理解度や対話力が重視されるため、志望理由を自分の言葉で語れるよう準備しておきましょう。
過去問はどこで手に入るか
名桜大学は、編入学試験の過去問を「編入学試験問題集」という専用冊子として大学公式サイトで公開しています。令和6(2024)年度・令和7(2025)年度分は、事前提出型小論文・総合問題の実際の問題(一部著作権の都合で本文が省略されているものを含む)に加えて、志願者数・受験者数・合格者数などの実施結果、そして「出題の意図」まで掲載されています。令和8(2026)年度分については、編入学試験専用の冊子とは別に、総合型選抜・学校推薦型選抜・特別選抜・一般選抜と合わせた「入学者選抜 個別試験問題集」の中に編入学試験の章として収録されており、こちらにも各学科の出題の意図が公表されています。
「出題の意図」が公表されている意味は大きいといえます。編入試験の小論文は模範解答が出ないことが多く、自分の答案が的を射ているかどうかを確認する手段がないのが通常です。名桜大学の場合、大学が何を評価基準としているかを事前に把握したうえで過去問に取り組めるため、出題テーマと評価の視点を照合しながら答案を練習するという学習が可能です。ただし、令和8(2026)年度の編入学試験ではスポーツ健康学科と看護学科について、独自の問題は収録されておらず、同年度の学校推薦型選抜と同一の問題が使用されています。志望学科によっては学校推薦型選抜の過去問もあわせて確認する価値があります。
公開されている過去問から読み取れる出題テーマ
ここでは、名桜大学が公開している令和6(2024)年度・令和7(2025)年度の編入学試験問題集、および令和8(2026)年度の入学者選抜個別試験問題集をもとに、学科ごとの出題テーマと大学が公表した評価の視点を整理します。問題文そのものは掲載できないため、テーマと評価基準、そこから導ける対策の方向を中心に解説します。
国際文化学科|多文化共生・伝統文化の継承をめぐるテーマが連続
国際文化学科の事前提出型小論文は、2年連続で「多文化・多様性」に関わるテーマが出題されています。令和6年度は、日本国内における移民の第二世代・第三世代の包摂という現代的な多文化共生の課題が題材でした。令和7年度は、国連の「先住民族の権利に関する宣言」やアイヌ施策推進法を題材に、先住民族などマイノリティも住みよい社会を「多文化」「多様性」「平等」というキーワードから論じさせる出題でした。令和8年度は、西洋とアジア的な自然観・価値観の違いを踏まえたうえで、伝統芸能・伝統文化を受け継ぎ未来へ残していく意義を論じる出題です。
大学が公表する評価の視点は3年度を通じて共通しており、①問題の趣旨に適した自分自身の知識や経験を踏まえて書いているか、②意見が明確で論拠を明示しているか、③論理の飛躍・混乱がなく適切にまとめられているか、の3点です。「多文化共生」「伝統文化の継承」「マイノリティの権利」といった、社会の多様性に関わるテーマが繰り返し出題される傾向があるため、これらのテーマについて自分なりの具体例と論拠を用意しておくことが有効な対策になります。
国際観光産業学科|観光と地域社会の関係を多角的に問う
国際観光産業学科も、観光と地域社会の関係を扱うテーマが続いています。令和6年度は、観光が地域にもたらすネガティブな影響を含めた「観光の望ましいあり方」を問う出題、令和7年度は地域文化の普及活動が地域活性化にどう寄与するかを問う出題でした。令和8年度は、訪日外国人旅行者の増加という現代の主要産業のひとつである観光の課題を踏まえ、「二重価格」(外国人向けと国内向けで価格を分ける仕組み)のあり方を通して現代日本の課題を考えさせる出題です。
評価の視点は国際文化学科と同じく、自分自身の知識・経験を踏まえているか、意見が明確で論拠を示しているか、論理が一貫しているかの3点です。観光産業を「マネジメントの対象」としてだけでなく、地域社会・文化・経済への影響という多角的な視点で捉える訓練が、この学科の小論文対策の軸になります。
スポーツ健康学科|総合問題形式で知識・計算・英語表現を横断
スポーツ健康学科は、令和6年度は総合問題形式で出題されており、危険を伴うスポーツのあり方についての800字論述(80点)、ヘルスリテラシーを英語で説明する設問(10点)、遭難者数の統計から死亡・行方不明者の割合を計算させる設問(10点)という3種類の力を横断的に問う構成でした。令和7年度・令和8年度は、大学の公表資料によれば小論文で「スポーツに関する知識・思考力」を評価するとされていますが、独自の問題文は収録されておらず、総合型選抜・学校推薦型選抜と共通の出題を使用しています。
スポーツ・健康に関する知識を論述するだけでなく、英語での専門用語の説明や、統計データを使った計算問題への対応力も求められる年度がある点を踏まえ、小論文対策に加えて基礎的な英語表現と数値の計算・読み取りの練習もあわせて行っておくと安心です。
看護学科|日本語・英語・データ分析を組み合わせた総合問題
看護学科の総合問題は、令和6年度・令和7年度とも、SDGsや人口統計・高齢化といった社会課題を素材に、漢字の読み書き、英訳・和訳、正誤選択、データの計算、200〜400字程度の論述を組み合わせた構成です。令和6年度は「SDGs」報告書のデータ読解とジェンダー格差の解決策を問う400字論述(40点)、令和7年度は世界人口の高齢化データの読解と認知症患者への対応を問う350〜400字論述(40点)が出題されています。
いずれの年度も、単なる看護の専門知識ではなく、社会課題に関するデータや英語の文章を正確に読み解き、自分の考えを一定の字数でまとめる力が評価の中心になっています。人口統計・社会保障・SDGsといった時事的なテーマに日頃から触れておくこと、英語の医療・社会系の文章に慣れておくこと、そして図表やデータから根拠を示して考察する練習の3点が、看護学科の総合問題対策として有効です。
健康情報学科|AIや情報社会をめぐる5,000字程度の課題文読解
健康情報学科の小論文は、5,000字程度の課題文を読ませたうえで課題理解力・分析力、論理的思考力を問う形式が3年度連続で採用されています。令和6年度はAI(人工知能)とシンギュラリティ、少子高齢化社会への対応を扱う課題文、令和7年度もAIに関する課題文が出題されました。令和8年度は、地方の公共交通に関する資料を読ませ、課題の理解力・思考力・論理的な表現力を問う出題です。
「AI・情報技術」と「地域社会の課題(公共交通など)」という、データサイエンス系の学科らしい2つの軸のテーマが交互に出題されていることが読み取れます。5,000字程度という長めの課題文を制限時間内に読み切り、要点を整理したうえで自分の考えを論理的に展開する練習を、複数のテーマで重ねておくことが有効です。
過去問から導ける学習の順番
ここまでの情報をまとめると、名桜大学の編入対策は次の順番で進めるのが合理的です。
- 志望学科の過去問(編入学試験問題集)を入手し、時間を計って解く、または事前提出型の場合は指定字数で答案を作成する
- 大学が公表している「出題の意図」・評価の視点と自分の答案を照合し、ずれを書き出す
- 形式面(指定字数、段落構成、原稿用紙の使い方など)を先に固める
- 看護学科・スポーツ健康学科など、データの計算や英語表現が絡む学科は、その範囲を別途対策する
- 論述部分は、結論の方向ではなく根拠の積み方・論理の一貫性を評価されるという前提で練習する
なお本節で扱った出題テーマ・評価の視点は、いずれも名桜大学が公開している令和6(2024)年度・令和7(2025)年度・令和8(2026)年度の編入学試験問題集に基づいています。出題内容は年度によって変わるため、必ず最新の公開資料をご自身で確認してください。
単位認定と修業年限も確認しておく
編入は合格したあとにも確認事項があります。名桜大学の入学試験要項には、学科ごとに「3年次編入の単位認定の方法」という章が設けられており、本学入学前の既修得科目と本学カリキュラムとを照合し、一定の単位数を上限として認定します。
| 学科 | 単位認定の上限(3年次編入) | 卒業に必要な単位数 |
|---|---|---|
| 国際文化学科 | 70単位 | 124単位以上 |
| 国際観光産業学科 | 70単位 | 124単位以上 |
| スポーツ健康学科 | 80単位 | 124単位以上 |
| 看護学科 | 87単位 | 131単位以上 |
| 健康情報学科 | 80単位 | 124単位以上 |
看護学科は卒業に131単位以上が必要で、5学科の中でもっとも多く設定されています。看護師養成課程としての実習・専門科目が多いためと考えられ、標準修業年限2年での卒業を目指す場合は、入学後の履修計画を早い段階から具体的に描いておく必要があります。単位認定は、出身校の成績証明書および授業内容を証明する書類(シラバス、授業履修要項、学生便覧等)により、出身校で修得した科目の授業内容と名桜大学が開講している科目の講義内容を照らし合わせて行われます。分野をまたぐ編入をする場合は、専門科目が認定されにくくなる可能性がある点も踏まえておきましょう。
併願をどう組むか
名桜大学の編入学試験は、健康情報学科(10月上旬)と、国際文化学科・国際観光産業学科・スポーツ健康学科・看護学科(12月上旬)とで試験日が2ヶ月近く離れています。この日程差を活かせば、名桜大学内での併願(例えば健康情報学科と看護学科など、出願資格を満たす場合)を検討する余地があります。ただし、出願後は学部・学科・試験会場・試験種別の変更が一切認められないため、出願前に志望学科をしっかり見極めておく必要があります。
他大学との併願を考える場合は、名桜大学の編入学試験が沖縄県名護市の本学試験場でのみ実施される点に注意が必要です。県外の大学と併願する場合、移動・宿泊を含めた日程調整が必要になります。また、国際文化学科・国際観光産業学科は事前提出型小論文であるため、当日の試験時間が面接のみで済む点も、日程を詰めて併願する場合には有利に働く可能性があります。編入の併願戦略全般については、当スクールの大学編入対策コースで、志望校の組み合わせから対策の優先順位まで個別に相談できます。
沖縄県内・県外との併願を考えるときの視点
名桜大学は沖縄県内で唯一、複数学科にわたって編入学試験を実施している大学の一つです。沖縄県内の高等専門学校・短期大学・専修学校から進学先を検討する場合、移動の負担が小さい併願先として名桜大学を軸に据え、そのうえで県外の大学を組み合わせるという計画も現実的です。一方、県外から沖縄への進学を検討する場合は、試験日前後の航空券・宿泊の手配を早めに済ませておく必要があります。要項では、受験者が利用する航空機等の都合により面接の順番を早める対応は行わないと明記されているため、乗り継ぎに余裕を持ったスケジュールを組んでおくことをおすすめします。
よくある質問
名桜大学の編入学試験は何学科で実施していますか。
国際学部の国際文化学科・国際観光産業学科、人間健康学部のスポーツ健康学科・看護学科・健康情報学科の5学科で実施しています。名桜大学は国際学部・人間健康学部の2学部のみで構成されており、これ以外の学部で編入学試験を行っている学部はありません。募集人員はいずれも各5人です。
名桜大学の編入は難しいですか。
学科によって傾向が異なります。令和7年度の実施結果では、看護学科が受験11人に対し合格5人(実質倍率2.2倍)ともっとも高く、次いでスポーツ健康学科・健康情報学科が実質倍率2.0倍でした。一方、国際文化学科は実質倍率1.25倍、国際観光産業学科は1.4倍です。募集人員が各5人と少ないため、年度によって倍率が大きく変動する点にも注意してください。
2年次編入はできますか。
名桜大学の編入学試験は3年次編入としての出願が基本ですが、国際文化学科・国際観光産業学科・スポーツ健康学科の3学科については、出身校での取得単位によっては大学の判定により2年次編入としての合格になる場合があります。看護学科・健康情報学科にはこの規定がありません。志願票には2年次編入での入学の可否を明記する欄があります。
試験科目は学科ごとにどう違いますか。
国際文化学科・国際観光産業学科は事前提出型小論文と面接(合計200点)、スポーツ健康学科は書類審査・小論文・面接(合計300点)、看護学科は書類審査・総合問題・面接(合計350点)、健康情報学科は小論文と面接(合計200点)です。看護学科の総合問題は日本語・英語を素材とする読解型・図表分析型の混合問題で、配点200点ともっとも大きくなっています。
看護学科は誰でも出願できますか。
出願できません。看護学科は、看護師の国家試験受験資格が取得できる短期大学・専修学校・高等学校専攻科の修了者(見込みを含む)に出願資格が限定されています。一般的な大学2年在学者や短大卒業者というだけでは出願できません。また、看護学科は外国人留学生の出願も受け付けていません。
試験日はいつですか。
令和9年度は、国際文化学科・国際観光産業学科が令和8年12月6日(日)、スポーツ健康学科・看護学科が令和8年12月5日(土)、健康情報学科が令和8年10月3日(土)です。健康情報学科だけ出願締切・試験日とも2ヶ月近く早く設定されているため、志望する場合は夏までに準備を仕上げておく必要があります。
過去問は公開されていますか。
名桜大学は「編入学試験問題集」として過去問を公式サイトで公開しています。令和6・令和7年度分は問題(一部除く)と実施結果、出題の意図が掲載されています。令和8年度分は、総合型選抜等と合わせた個別試験問題集の中に編入学試験の章として収録されています。ただし年度によっては、スポーツ健康学科・看護学科のように独自問題が収録されず、学校推薦型選抜と共通の問題が使用される場合もあります。
外国人留学生でも出願できますか。
看護学科を除く4学科は、通常の出願資格を満たしたうえで、日本留学試験(EJU)の「日本語」得点280点以上(記述を含む)、または日本語能力試験(JLPT)N1以上のいずれかを満たせば出願できます。この日本語基準は、選抜方法における合否判定の基準点としても扱われます。看護学科は外国人留学生の出願を受け付けていません。
入学検定料はいくらですか。
入学検定料は17,000円で、別途インターネット出願システムサービス利用料920円が志願者負担となります。支払いはコンビニエンスストア、銀行ATM・ゆうちょ銀行ATM(Pay-easy)、インターネットバンキング、クレジットカードのいずれかで可能です。金額は年度によって変わる可能性があるため、最新の募集要項でご確認ください。
単位認定の上限はどれくらいですか。
3年次編入の場合、国際文化学科・国際観光産業学科は70単位、スポーツ健康学科・健康情報学科は80単位、看護学科は87単位を上限として、出身校での既修得科目が認定されます。卒業に必要な単位数は看護学科が131単位以上ともっとも多く、他の4学科は124単位以上です。
名桜大学はどこにありますか。
沖縄県名護市字為又1220-1にあります。編入学試験の試験会場はすべての学科で名桜大学の本学試験場です。県外・離島から受験する場合は、試験日の移動・宿泊の手配も準備の一部になります。
社会人でも出願できますか。
名桜大学の編入学試験には、法政大学のような「社会人編入学試験」という別区分の制度はありません。出願資格(大学2年以上在籍・60単位以上修得、短期大学卒業、高専卒業など)を満たしていれば、社会人であっても一般の編入学試験として出願できます。ただし看護学科は、看護師の国家試験受験資格が取得できる課程の修了者に限定されている点に注意してください。
まとめ
名桜大学の編入学試験について、要項と実施結果データから確認できることを整理します。
まず、編入学試験は国際学部(国際文化学科・国際観光産業学科)と人間健康学部(スポーツ健康学科・看護学科・健康情報学科)の5学科で実施されており、募集人員はいずれも各5人という少人数選抜です。試験科目と配点は学科によってまったく異なり、国際学部2学科は事前提出型小論文+面接(200点)、スポーツ健康学科は書類審査+小論文+面接(300点)、看護学科は書類審査+総合問題+面接(350点)、健康情報学科は小論文+面接(200点)という設計です。
次に、試験日は健康情報学科だけが10月上旬、他の4学科は12月上旬と大きく離れています。健康情報学科を志望する場合は、出願準備を夏までに終えておく必要があります。
そして倍率については、公表されている令和6年度・令和7年度の実施結果から、看護学科が実質倍率1.8〜2.2倍ともっとも高い傾向にあることが分かりました。一方でスポーツ健康学科・健康情報学科・国際学部2学科は募集人員5人という母数の小ささから、年度によって倍率が大きく変動しています。
最後に、過去問については大学が「編入学試験問題集」として出題の意図まで含めて公開しており、国際文化学科・国際観光産業学科は多文化共生や観光と地域社会の関係、看護学科は社会課題のデータ読解と論述、健康情報学科はAI・情報技術と地域社会の課題というテーマが繰り返し出題される傾向が確認できます。まず志望学科の過去問を1年分確認し、大学が公表する評価の視点と自分の答案を照合するところから対策を始めてください。
本記事の数値は名桜大学が公表する令和9(2027)年度学生募集要項〈編入学試験〉、および令和6(2024)年度・令和7(2025)年度の編入学試験問題集に基づいています。制度・日程・募集人員・試験科目は年度によって変更されるため、出願前には必ず名桜大学が公表する最新の学生募集要項をご確認ください。
名桜大学の編入に関する記事
当サイトでは、名桜大学の学科別の編入学試験について、より詳しい単体解説記事も公開しています。あわせてご覧ください。
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