無料相談会受付中!

公立鳥取環境大学の編入試験を徹底解説|学部別の募集人員・試験科目・日程・倍率と対策【2027年度】

公立鳥取環境大学の編入試験を徹底解説|学部別の募集人員・試験科目・日程・倍率と対策【2027年度】の記事アイキャッチ画像。大学編入対策の出願資格・試験科目・対策を示す図解。
大学編入・大学院入試・医学部編入専門|無料相談でプロ講師があなた専用の合格プランを提案(志望校未定でもOK・LINEで予約)

▶ 大学編入対策を志望校別に専門講師とマンツーマンで進めたい方は、大学編入対策コース(無料相談あり)もご覧ください。

公立鳥取環境大学の編入学試験は、環境学部・経営学部のいずれも「3年次編入学試験」のみで、2年次編入は実施されていません。さらに募集人員は両学部とも「若干名」としか公表されておらず、直近3年間の実施状況を見ると、志願者が一桁台、環境学部では合格者が0名だった年もある小規模な入試です。数字が小さいぶん、倍率だけを見て「入りやすい」「難しい」と判断するのは危険です。

\ 大学編入専門 /

まずは無料相談で、合格までの最短ルートを確認しませんか?

スプリング・オンライン家庭教師のプロ講師が、現在の学力・志望校・残り期間に合わせて、必要な対策を個別に整理します。

  • 大学編入のプロ講師が最適な受験戦略を提案
  • 相談後に、志望校の出題傾向と学習ロードマップをまとめた個別フィードバックレポートをお渡し
  • 志望校が決まっていなくてもOK

\ 合格がグッと近づく/

LINE登録でもらえる4大特典 : ①プロ講師の映像授業 ②合格までのロードマップシート ③受験校検索サイト ④「今から間に合うか」の判断材料

(費用は一切かかりません)

この記事では、公立鳥取環境大学が公表している2027年度の3年次編入学学生募集要項と、令和6〜8年度の入学試験実施状況(志願・受験・合格・入学者数)にもとづいて、学部別の募集人員・出願資格・試験科目・日程・実績倍率・学費を整理します。あわせて、環境学部と経営学部で試験時期がまったく異なる点、TOEIC提出が必須なのは環境学部だけである点、入学後にノートパソコンの購入が必須である点など、公式サイトを読み込まないと気づきにくい構造にも踏み込みます。

大学編入・大学院入試・医学部編入専門|無料相談でプロ講師があなた専用の合格プランを提案(志望校未定でもOK・LINEで予約)
目次

公立鳥取環境大学の編入学試験は「3年次編入学」のみ

法政大学のように一般編入・社会人編入・転籍転部転科・継続学士といった複数の制度が並立している大学もありますが、公立鳥取環境大学はシンプルです。大学が公表している入試区分の一覧には、総合型選抜・学校推薦型選抜(Ⅰ型・Ⅱ型・Ⅲ型)・一般選抜(前期・後期)・海外帰国生徒特別選抜・社会人特別選抜・私費外国人留学生選抜・3年次編入学試験・大学院入試の8種類が並びますが、このうち「外部の大学・短大・高専等から編入学するための試験」は3年次編入学試験ひとつだけです。

そして重要なのは、この3年次編入学試験に2年次編入の枠がまったく存在しないという点です。大学のウェブサイトの入試ナビゲーションを確認しても、「2年次編入学試験」という項目自体が用意されていません。短期大学や高等専門学校を卒業見込みの段階で、2年次からの編入を考えている場合、この大学は選択肢に入らないことになります。出願できるのは3年次からのみです。

対象学部も環境学部環境学科と経営学部経営学科の2つに限られます。両学部とも学科は1つずつで、法政大学のような学科単位のコース制限(文芸コースを除く、GBPを除く、といった除外規定)は募集要項に記載がありません。学部を決めれば、そのまま出願単位が決まるシンプルな構造です。

大学のアドミッション・ポリシーでは、基本理念「人と社会と自然との共生」の実現のために「持続可能な社会づくりのための具体的な提案・実践ができる人材の育成」を掲げています。3年次編入学の入学者選抜の基本方針についても、環境学部は「環境に関する記述試験等に加え面接を行い、TOEICスコア及び出願書類と合わせて選抜を行います。特に学力の三要素のうち、『知識・技能』『思考力・判断力・表現力』の評価に重点を置きます」、経営学部は「小論文等に加え面接等を行い、出願書類と合わせて選抜を行います。学力の三要素を総合的に評価し、特に『知識・技能』『思考力・判断力・表現力』の評価に重点を置きます」と、大学が公式にそれぞれ説明しています。

他の入試区分と比べた3年次編入学試験の規模

公立鳥取環境大学は入試区分ごとの募集人員・志願者・受験者・合格者数を公表しています。2027年4月入学(令和8年度実施)の実績を、両学部合計の「全体」の数字で比較すると、3年次編入学試験の規模感がより具体的に見えてきます。

入試区分募集人員志願者受験者合格者
一般選抜 前期日程(A方式)110355312165
一般選抜 前期日程(B方式)25837541
一般選抜 後期日程152406415
学校推薦型選抜(Ⅰ型)7515115184
学校推薦型選抜(Ⅱ型)20262619
学校推薦型選抜(Ⅲ型)15191916
総合型選抜4016016045
私費外国人留学生選抜若干名362112
3年次編入学試験若干名11104

一般選抜前期日程(A方式)だけで志願者355名・合格者165名という規模がある一方、3年次編入学試験は志願者11名・合格者4名です。高校卒業者を主対象とする通常の入試ルートと比べると、編入学試験は大学の入口としてはごく小さな枠であることが、この比較からもはっきり分かります。

学部別の募集人員と実施年次【2027年度】

公立鳥取環境大学が公表している2027年度(令和9年度)3年次編入学試験の募集人員は次のとおりです。

学部学科実施年次募集人員
環境学部環境学科3年次のみ若干名
経営学部経営学科3年次のみ若干名

両学部とも募集人員は具体的な人数ではなく「若干名」です。国公立大学の編入試験では珍しくない表記ですが、募集人員が公表されていないぶん、志望校選びの判断材料は後述する過去3年間の実績(志願・受験・合格者数)に頼ることになります。

大学は「入学を認めることのできる最大の人数であり、出願者の中から必ずその人数を合格とするものではありません」という趣旨の注意書きを、総合型選抜など他の入試区分の要項で明記しています。3年次編入学試験についても同様の考え方で運用されていると考えるのが自然で、後述するとおり実際に合格者が0名だった年もあります。「若干名」という表記だけを見て「数名は必ず採る」と楽観視するのは禁物です。

受験資格|自分が出願できるかを先に確かめる

公立鳥取環境大学の3年次編入学試験の受験資格は、環境学部・経営学部で条件の違いがなく、次の3つのいずれかに該当することが共通の条件です。

  • 大学を卒業した者又は学士の学位を有する者、及び2027年3月までに大学を卒業又は学士の学位を授与される見込みの者
  • 短期大学及び高等専門学校を卒業した者、並びに専修学校の専門課程(修業年限が2年以上であることその他の文部科学大臣の定める基準を満たすものに限る)を修了した者、及び2027年3月修了見込みの者(学校教育法第90条に規定する者に限る)
  • 他の大学に2年以上在学した者及び2027年3月までに2年以上在学予定の者(休学期間を除く)で、64単位以上修得した者及び2027年3月までに修得見込みの者

法政大学のように「学部によって追加される受験資格」が存在しない点は、この大学の特徴です。高専卒だから出願できる学部が限られる、専門学校卒だから対象外になる、といった学部単位の分岐がなく、上記3条件のいずれかを満たしていれば環境学部・経営学部のどちらにも出願資格があります。志望校選びの段階で「自分はどの学部なら受けられるか」を気にする必要がない、というのは他大学と比べたときの大きな違いです。

3つ目の条件にある「他の大学に2年以上在学」は、休学期間を除いた在学年数を指す点に注意してください。休学を挟んでいる場合、在学期間の数え方が単純な入学年からの経過年数と一致しないことがあります。単位数についても「64単位以上」という具体的な下限が明記されており、法政大学の受験資格(30単位・60単位)と比べると必要単位数がやや多く設定されています。出願を検討する段階で、自分の成績証明書に記載された修得単位数を確認しておいてください。

ただし出願資格を満たすことと合格しやすいことはまったく別の話です。受験資格の間口が広いぶん、実際の選抜は試験内容と面接で行われます。

試験科目は学部でまったく別物

公立鳥取環境大学の3年次編入学試験は、環境学部と経営学部で試験の中身が大きく異なります。

学部試験科目配点面接
環境学部環境学科環境に関する記述試験(60分)+TOEIC®スコア(出願書類として提出)記述試験100点/面接100点有(個別面接20分)
経営学部経営学科小論文(60分)小論文100点/面接100点有(個別面接20分)

試験当日の時間割はどちらの学部も共通の型で組まれています。9:45〜10:00に注意事項伝達、10:00〜11:00に記述試験(環境学部)または小論文(経営学部)、11:00〜11:50が休憩、11:50〜12:00に再度注意事項伝達、12:00以降に個別面接(1人20分、志望理由・意欲などをみる)という流れです。試験時間そのものは60分と決して長くないため、時間内に構成の整った答案を書き切る練習が欠かせません。

環境学部環境学科|TOEIC®スコアの提出が必須

環境学部を受験する場合、出願時にTOEIC®(L&R)の成績証明書(原本及びコピー)の提出が必須です。大学は「TOEIC®のスコアは公開テストのものに限ります」と明記しており、団体特別受験制度(IPテスト)のスコアは使えません。また募集要項には「2024年7月以降に受験している公開テストのものに限ります」という条件も付いています。出願時点で有効なスコアを手元に用意しておく必要があるという意味では、法政大学の多くの学部で採用されている「英語外部試験スコアのみで判定」の考え方に近いものです。

ここで注意したいのは、大学が最低必要スコアの基準を公表していないという点です。募集要項・入試情報のいずれにも「◯点以上必要」という記載はなく、「出願書類及びTOEIC®のスコア、環境に関する記述試験及び面接の結果を総合して判定します」とあるだけです。スコアが選考要素のひとつとして使われることは間違いありませんが、足切りラインが存在するのかどうかは公開情報からは分かりません。可能な限り高いスコアを準備しておくのが安全な対応です。

記述試験は「専門分野の内容に関する3つの問題から1問を選択して解答する」形式です。3問すべてに目を通し、自分がもっとも書けるテーマを選ぶ形式のため、環境学部が扱う複数分野(後述する自然環境保全・循環型社会形成・人間環境)について、それぞれ最低限の知識と自分なりの問題意識を持っておく必要があります。どの問題が出ても選べる状態を作っておくことが、選択式の記述試験に対する現実的な備えです。

経営学部経営学科|外部試験スコアは不要、小論文と面接に集中できる

経営学部は環境学部と対照的に、TOEIC等の外部試験スコアの提出は求められていません。試験は小論文と面接の2本立てで、出題テーマの範囲・字数などの詳細は募集要項に明記がなく、当日の試験時間(60分)と配点(100点)のみが公開されています。

英語外部試験の対策が不要なぶん、小論文と面接に準備時間を集中させられるのが経営学部志望者にとっての実務的なメリットです。出願書類の作成と並行して、経営学・会計学・地域経営に関する基礎知識のインプットと、60分で答案をまとめる実践練習に時間を配分できます。

大学編入・大学院入試・医学部編入専門|無料相談でプロ講師があなた専用の合格プランを提案(志望校未定でもOK・LINEで予約)

出願書類は7種類|環境学部だけTOEIC証明書が加わる

3年次編入学試験の出願にあたって準備すべき書類は、大学の募集要項で次のように整理されています。

書類内容・注意点
入学志願票出願登録後、Post@netからダウンロードしてA4サイズ・拡大縮小なしで印刷
顔写真のデータ出願前3ヶ月以内撮影、正面・無帽・無背景、JPEG又はHEIC形式、100KB以上30MB以下
出身学校等の卒業証明書又は卒業見込証明書受験資格(1)(2)に該当する者が提出。出身学校所定の様式
在学期間証明書受験資格(3)に該当する者が提出。本学所定の様式をダウンロードして使用
出身学校等の成績証明書2027年3月までに修得見込みの科目は履修状況を証明するものを添付
履歴書本学所定の様式に自筆で作成
志願理由書本学所定の様式に自筆で作成
TOEIC®の成績証明書(原本及びコピー)環境学部のみ必須。2024年7月以降受験の公開テストに限る。原本は試験当日に返却

履歴書・志願理由書は「本学所定の様式に自筆で作成」という指定があります。パソコンで作成した文章をそのまま印刷するのではなく、手書きで所定の用紙に清書する形式である点に注意してください。下書きを作ってから清書するプロセスを見込んで、余裕を持ったスケジュールで準備を進める必要があります。

出願手続きは「①出願登録・②入学検定料の支払・③出願書類の郵送」の3つがすべて完了して初めて受け付けられます。①の出願登録期限を過ぎると検定料の支払いができなくなる、③の書類は出願登録期間内であれば大学の学務課窓口へ持参もできる、といった細かいルールも要項に明記されているため、出願直前に慌てないよう早めに準備を始めてください。出願書類は簡易書留速達郵便での郵送が指定されています。

出願全体の流れは、大学が公表している「インターネット出願利用ガイド」に沿うと次の5ステップです。

  1. 必要な書類等を準備する(志願理由書・履歴書は自筆、成績証明書・卒業(見込)証明書等は出身学校に発行を依頼)
  2. インターネット出願サイトでアカウントを作成し、出願登録を行う(志願者情報・顔写真データのアップロードを含む)
  3. 入学検定料30,000円(+事務取扱手数料650円)を、出願登録期間内に納入する
  4. 入学検定料支払い後にダウンロードできる入学志願票を印刷し、その他の出願書類一式とあわせて簡易書留速達郵便で郵送する
  5. 試験日の約1週間前に届く「受験票作成完了メール」を確認し、受験票を印刷して試験当日に持参する

顔写真データは出願前3ヶ月以内に撮影したもので、正面・無帽・無背景、JPEG又はHEIC形式、100KB以上30MB以下という条件があります。加工・修正した写真や、プリントアウトした写真の再撮影は不備として扱われ、承認されない場合は出願手続きが完了しません。余裕を持って準備しておくべき項目のひとつです。

出願書類一式の郵送先は「〒689-1111 鳥取県鳥取市若葉台北一丁目1番1号 公立鳥取環境大学 学務課」です。市販の角2封筒(A4サイズの書類が入る封筒)に入れ、大学が発行する封筒貼付用宛名シートを貼って郵送します。出願登録期間中であれば、出願登録・検定料の支払いを済ませたうえで、学務課窓口(受付時間は平日9時〜17時)へ直接持参することも認められています。

日程・スケジュール【2027年度】|環境学部は秋、経営学部は冬

公立鳥取環境大学の3年次編入学試験でもっとも注意すべきなのが、環境学部と経営学部で入試時期が半年近くずれている点です。

項目環境学部環境学科経営学部経営学科
出願登録期間2026年8月10日(月)〜8月20日(木)2027年1月8日(金)〜1月19日(火)
出願書類郵送締切2026年8月20日(木)消印有効2027年1月19日(火)消印有効
試験日2026年9月10日(木)2027年2月10日(水)
合格発表2026年9月25日(金)午前11時2027年2月16日(火)午前11時
入学手続締切2026年10月8日(木)必着2027年3月1日(月)必着

どちらも2027年4月入学を対象とした試験ですが、環境学部は夏に出願して秋に合否が決まり、経営学部は年明けに出願して2月に合否が決まります。試験日が5か月ずれているため、出願資格を満たしていれば、同一年度内に環境学部と経営学部の両方に出願することが制度上は可能です。9月に環境学部の結果が出た後、その結果を踏まえて経営学部への出願を検討する、という時間差の使い方もできます。

ただし、この2つは試験科目も出願書類(TOEICの要否)もまったく別物なので、「片方がダメなら滑り止めでもう片方」という単純な併願にはなりません。経営学部を受けるなら小論文の対策を、環境学部を受けるならTOEICスコアと記述試験の対策を、それぞれ独立に進める必要があります。志望順位が明確でない場合は、まず両学部の学修分野を比較し、自分がどちらにより強い興味を持てるかを先に決めたほうが、対策の的が絞りやすくなります。

入学検定料の支払いは出願登録期間内に完了させる必要があり、支払い後は出願学部・試験区分の変更ができません。コンビニ・ペイジー払いであれば検定料支払い前であれば登録内容を放置して最初からやり直すことで変更が可能ですが、クレジットカード決済は入金と同時に確定するため変更できません。この違いも、出願直前になって慌てないよう事前に把握しておくべき点です。

倍率・難易度【過去3年間の実績】

公立鳥取環境大学は、3年次編入学試験の志願者・受験者・合格者・入学者数を年度別に公表しています。過去の入試結果ページで公開されている令和6・7・8年度の3年分の実績は次のとおりです。

入学年度学部志願者受験者合格者入学者倍率(受験者÷合格者)
2025年4月入学(R6実施)環境学部1100合格者なし
経営学部77332.3倍
2026年4月入学(R7実施)環境学部22112.0倍
経営学部88224.0倍
2027年4月入学(R8実施)環境学部22221.0倍
経営学部98224.0倍

この表から読み取れる最大の特徴は、母数の小ささです。環境学部は3年間とも志願者が1〜2名しかおらず、2025年4月入学の回では受験者1名に対して合格者0名でした。経営学部も志願者は7〜9名の範囲にとどまっています。これは大規模私立大学の編入学試験(志願者が数十〜百名単位)とは前提がまったく異なる数字です。

年度ごとの推移を見ると、経営学部は3年連続で受験者数が7〜8名とほぼ横ばいながら、合格者数は3名→2名→2名と推移し、倍率は2.3倍→4.0倍→4.0倍とやや上昇傾向にあります。一方の環境学部は受験者1〜2名という規模の中で、合格者0名→1名→2名と推移しており、直近の2027年4月入学回では受験者・合格者とも2名で全員合格という結果でした。両学部とも合格者数の絶対値が小さいため、この推移を「難化」「易化」といった傾向として一般化するのは統計的に無理があります。

参考として、大学全体の入学者数と比較すると規模感がより明確になります。令和8年度(2027年4月入学)の全体の入学試験実施状況では、一般選抜・総合型選抜・学校推薦型選抜等をあわせた入学者は319名でした。これに対して同年度の3年次編入学試験の入学者は環境学部2名・経営学部2名の合計4名で、大学全体の入学者数の1%程度にとどまります。編入学試験が大学の入口としては非常に小さな枠であることが、この比較からも分かります。

環境学部と経営学部、どちらが入りやすいのか

上記の実績を見る限り、環境学部は3年間で志願者5名に対して合格者3名、経営学部は志願者24名に対して合格者7名という合計になります。合格率(合格者÷志願者)で単純比較すると環境学部が60%、経営学部が29%となり、数字の上では環境学部のほうが高くなります。

ただし、この差を能力の違いとして解釈するのは危険です。環境学部はTOEICスコアの提出が必須で、出願する時点である程度の英語力を証明できる人に母集団が絞られている可能性があります。一方、経営学部は外部試験スコアが不要なため、より幅広い層が出願しやすい環境にあります。母集団の性質が違うため、合格率の差がそのまま「入りやすさ」の差を意味するとは限りません。

確実に言えるのは、どちらの学部も年間の合格者が1〜3名という極小規模の試験だということです。「多少余裕を持って合格できる」年もあれば「受験者全員が不合格」の年もあり得る規模感であることを前提に準備してください。また、大学全体の一般選抜・総合型選抜・学校推薦型選抜の合格者数(数十〜百名規模)と比べても、3年次編入学試験の規模は圧倒的に小さく、位置づけとしては「狭き門の特別ルート」に近い入試であることも押さえておく必要があります。

学士を持っているなら大学院(環境経営研究科)という選択肢もある

3年次編入学試験の受験資格1号は「学士の学位を有する者」です。すでに学士を持っている場合、同じ大学の大学院・環境経営研究科(環境学専攻・経営学専攻)にも出願資格があります。大学院入試の令和6〜8年度の実施状況を見ると、一般入試の募集人員は環境学専攻10名・経営学専攻5名で、3年次編入学試験の「若干名」よりも明確に大きく、実際の合格者数も環境学専攻が令和6〜8年度でそれぞれ4名・4名・11名、経営学専攻が0名・3名・2名と、編入学試験より規模の大きい選抜になっています。学士を持っていて学部段階からやり直す必要がない場合、大学院への進学も比較検討する価値のある選択肢です。ただし大学院は研究計画書の提出などが求められる別制度のため、志望内容が学部レベルの学び直しなのか、研究活動なのかを先に整理してから検討してください。

大学編入・大学院入試・医学部編入専門|無料相談でプロ講師があなた専用の合格プランを提案(志望校未定でもOK・LINEで予約)
\ 大学編入専門 /

まずは無料相談で、合格までの最短ルートを確認しませんか?

スプリング・オンライン家庭教師のプロ講師が、現在の学力・志望校・残り期間に合わせて、必要な対策を個別に整理します。

  • 大学編入のプロ講師が最適な受験戦略を提案
  • 相談後に、志望校の出題傾向と学習ロードマップをまとめた個別フィードバックレポートをお渡し
  • 志望校が決まっていなくてもOK

\ 合格がグッと近づく/

LINE登録でもらえる4大特典 : ①プロ講師の映像授業 ②合格までのロードマップシート ③受験校検索サイト ④「今から間に合うか」の判断材料

(費用は一切かかりません)

学部ごとに、何から手をつけるべきか

環境学部を志望する場合

環境学部の対策は、TOEIC®スコアの準備と記述試験対策を並行して進める必要があります。大学が最低スコアを公表していない以上、「このスコアがあれば安全」というラインは存在しません。公開テストのTOEIC®を複数回受験してスコアを積み上げ、出願締切(2026年8月20日)に間に合う受験日程を早めに逆算しておくべきです。2024年7月以降に受験したスコアが対象になる点も、逆算のスケジューリングで見落としやすいポイントです。

記述試験は「専門分野の内容に関する3つの問題から1問を選択」という形式なので、環境学部が扱う3つの学修分野(自然環境保全・循環型社会形成・人間環境)について、それぞれ基礎知識と自分なりの問題意識を持っておくと、当日どのテーマが出ても選べる状態を作れます。面接では志望理由と意欲が問われるため、なぜ環境学部で学びたいのかを、記述試験で書く内容と矛盾しない形で言語化しておいてください。

経営学部を志望する場合

経営学部は外部試験スコアの提出が不要なぶん、小論文と面接の完成度で勝負が決まります。出題テーマ・字数などの詳細は公表されていないため、経営学・会計学・地域経営など、経営学部が扱う学修分野(企業経営、会計・ファイナンス、地域経営、経営情報)に関するニュースや基礎的な考え方に日頃から触れておき、60分でまとまった小論文を書く練習を重ねるのが基本的な対策になります。

面接は環境学部と同じく個別面接20分で、志望理由・意欲などをみる内容です。鳥取県という地域を舞台にした学びである点を踏まえ、なぜ地域経営やビジネスを鳥取環境大学で学びたいのかを、自分の経験と結びつけて説明できるようにしておいてください。

対策スケジュールの目安

公表されている日程から逆算すると、対策スケジュールの組み方も学部で変わります。

環境学部を目指す場合、出願締切が2026年8月20日なので、それまでにTOEIC®の有効スコアを確定させておく必要があります。TOEIC®は結果が出るまでに一定の期間がかかるため、6〜7月には受験を済ませ、必要であれば追加受験の余地も残しておくのが安全です。記述試験・面接の対策は、スコアづくりと並行して春から少しずつ積み上げ、8月の出願直前は志願理由書・履歴書の清書と面接練習に時間を寄せる、という配分が現実的です。

経営学部を目指す場合、出願締切は2027年1月19日で環境学部より半年近く後になります。外部試験スコアが不要なぶん、時間の使い方は小論文と面接に集中できます。秋のうちに経営学・会計学・地域経営の基礎知識をインプットし、年末から年明けにかけて60分で答案をまとめる実践練習を重ね、出願直前の1月は志願理由書・履歴書の清書に充てる、という流れになります。

志望理由書・面接で押さえておきたい大学のアドミッション・ポリシー

大学が公表しているアドミッション・ポリシーの「求める人物像」には、学部ごとの具体的な文言があります。環境学部は「地域や世界における環境問題に強い関心をもち、問題の改善に貢献したいと考えている人」「汎用的な問題解決能力の向上が期待できる人」、経営学部は「論理的に考え、それを適切に表現する力に優れる人。知的好奇心に優れ、地域や社会の変化に気づき、探究しようとする姿勢を持った人」「継続的な学習習慣を身に付け、高等学校卒業時に求められる学力を着実に身につけた人」という表現が使われています。志望理由書や面接での受け答えを、これらのキーワード(環境問題への関心と問題解決、論理的思考と地域・社会への関心)と結びつけて構成すると、大学が公表している評価軸から外れにくくなります。

試験当日の注意点

募集要項の「受験上の注意」には、当日の持ち物・禁止事項が細かく定められています。編入学試験特有のルールではなく全学的な共通ルールですが、事前に把握しておくと当日の不安を減らせます。

  • 試験開始1時間前から試験室に入室でき、開始15分前までには入室を終える必要があります
  • 試験開始後30分以上遅刻すると受験できません(公共交通機関の事故・災害等やむを得ない事情を除く)
  • 机上に置けるのは受験票・黒の鉛筆またはシャープペンシル・消しゴム・小型の鉛筆削り・時計(多機能・大型のものを除く)のみで、定規・電卓・電子辞書等の補助具は使用できません
  • スマートフォン・ウェアラブル端末等の電子機器は試験室に入る前に電源を切り、かばんにしまっておく必要があります。時計として使用することも認められません
  • 顔写真の入った身分証明書の持参が求められます(本人確認のため提示を求められる場合があります)
  • 試験会場にごみ箱はなく、ごみは各自持ち帰りが必要です
  • 試験開始後は、試験が終了するまで退室できません
  • 試験会場には自動車・二輪車・自転車の乗り入れが可能です(駐輪場・駐車場あり)。送迎時の乗降は通行の妨げにならない場所で行う必要があります

とくに「30分以上の遅刻で受験不可」というルールは、遠方から公共交通機関で受験に向かう場合にリスクが大きい点です。試験会場は公立鳥取環境大学(鳥取県鳥取市若葉台北一丁目1番1号)で、大学が公表している所要時間の目安は姫路〜鳥取間が約1時間50分、大阪〜鳥取間が約2時間30分、岡山〜鳥取間が約2時間40分です。県外から公共交通機関を使って受験に向かう場合は、乗り継ぎや遅延のリスクを見込んで前日入りするなど、余裕を持ったスケジュールを組んでおくことを推奨します。

単位認定と修業年限|卒業まで2年を超える場合がある

公立鳥取環境大学の3年次編入学は、入学時期が2027年4月、編入学年次は3年次に固定されています。合格後は本学に2年間在学し、大学が指定する所定の単位を修得することで学士の学位が授与されます。

単位の扱いについて、大学は次のように説明しています。1・2年生の必修科目(一部科目を除く)は一括で単位認定され、既修得単位は入学者の申請にもとづき、提出された学業成績証明書及びシラバス等により審査し、本学の授業科目と同等と認めるものについては最大32単位まで卒業要件として認定するとされています。そして、既修得単位の本学認定状況によっては、卒業までに2年を超える場合があることも明記されています。

つまり「3年次編入=入学から2年で卒業」が保証されているわけではありません。前籍校での履修内容が公立鳥取環境大学のカリキュラムとどの程度重なるかによって、実際の在学期間が変わり得ます。出願前に、自分がこれまで修得した科目が環境学部・経営学部それぞれのどの科目に相当しそうか、大まかにでも把握しておくと、入学後の負担を予測しやすくなります。分野をまたぐ編入(たとえば文系学部から環境学部、あるいはその逆)をする場合は、専門科目が認定されにくくなる可能性が高い点も、他大学の編入学試験と共通する注意点です。

もうひとつ押さえておきたいのは、既修得単位の認定審査が「入学者の申請に基づき」行われるという点です。つまり単位認定は合格・入学した後の手続きであり、出願前・受験前の段階で「自分は何単位認定されるか」を大学側から事前に提示してもらうことはできません。合格後に提出する学業成績証明書やシラバス等をもとに個別に審査される仕組みのため、正確な在学期間の見通しは入学手続きが進んでから明らかになる、という前提で資金計画・生活計画を立てておく必要があります。

入学検定料・学費はいくらかかるか

出願・入学にあたって必要な費用も、大学が公表している範囲で整理しておきます。

項目金額
入学検定料30,000円(別途、事務取扱手数料650円が必要)
入学料282,000円(鳥取県内者は188,000円)
年間授業料535,800円(半期ごとに267,900円を納入)
諸費用(保険料・学外学修交通システム負担金等)約13,000円(学友会費・同窓会費を除く)
指定ノート型パソコン167,500円(令和8年度実績、2年間のメーカー保証・動産保険料込)

入学料は環境学部・経営学部とも共通で、鳥取県内に住所を有する者(本人または配偶者・1親等の親族が入学前年の4月1日から引き続き県内在住の場合を含む)は188,000円に軽減されます。県外からの編入者は282,000円です。初年度は「入学料+授業料(半期分)+諸費用+指定パソコン代」がまとまって発生するため、合格発表から入学手続締切までの短い期間に、まとまった納付金を準備しておく必要があります。

もうひとつ見落としやすいのが、入学後に大学指定のノート型パソコンの購入が必要という点です。募集要項には「令和8(2026)年度実績167,500円(税込、2年間のメーカー保証・動産保険料込)」と記載されており、機種・購入先は大学が指定します。編入前の学費シミュレーションでは見落としがちな費用なので、あらかじめ資金計画に入れておくことをおすすめします。

なお、入学前1年以内に学資負担者が死亡した場合や、自宅家屋が地震・風水害等で全壊・大規模半壊・半壊した場合には、入学料免除制度を申請できる場合があります。免除額は入学料相当額(282,000円又は188,000円)で、該当する可能性がある場合は合格発表後すみやかに大学の学務課に相談してください。また、日本学生支援機構の奨学金(第一種・第二種)も利用可能です。

出願資格の確認や制度についての不明点は、募集要項に記載された問い合わせ先(公立鳥取環境大学 学務課、TEL:0857-38-6720、E-mail:nyushi@kankyo-u.ac.jp、受付時間は平日9時〜17時)に直接確認するのが確実です。「自分の在学年数や単位数で出願資格を満たすか微妙」「休学期間の扱いが分からない」といった個別事情は、Web上の情報だけで判断せず、早めに問い合わせることをおすすめします。

過去問は3年次編入学試験については非公表

公立鳥取環境大学は「入試過去問題の公開」というページを設け、直近3年分の入試問題をPDF形式で公開しています。ただし、ここで公開されているのは学校推薦型選抜(Ⅰ型・Ⅱ型)と一般選抜(前期・後期)の問題であり、3年次編入学試験の過去問は含まれていません。編入試験を受ける方が参考にできる公式の過去問は、現時点では存在しないということになります。

学校推薦型選抜・一般選抜のページでは、環境学部環境学科・経営学部経営学科それぞれの小論文の問題・解答用紙・出題のねらいが年度ごとに公開されています。編入学試験の選抜方法(環境学部=環境に関する記述試験、経営学部=小論文)と試験形式の一部が共通する可能性はありますが、これらは高校卒業者・卒業見込者を対象とした別の入試区分であり、出題される学年・難易度・出題者の意図が編入学試験と同一である保証はありません。安易に「同じ傾向のはず」と決めつけて対策範囲を絞るのは避けるべきです。

過去問という具体的な手がかりがないぶん、環境学部志望者は環境学の基礎知識と時事的な問題意識を、経営学部志望者は経営学・地域経営に関する基礎的な考え方を、それぞれ幅広く準備しておくことが現実的な対策になります。特に環境学部の記述試験は「専門分野の内容に関する3つの問題から1問を選択」という出題形式が分かっている以上、環境学部の学修分野(自然環境保全・循環型社会形成・人間環境)に対応する形で、複数テーマの下書きを事前に作成しておく練習が有効です。経営学部の小論文についても、企業経営・会計・地域経営・経営情報という学修分野を軸に、時事的なビジネストピックへの自分の意見を60分でまとめる訓練を繰り返すことが、テーマが読めない中での現実的な備えになります。

本節の内容は、大学が公式サイトで公開している入試過去問題公開ページの情報にもとづいています。今後、大学が公開範囲を広げる可能性もあるため、出願前には必ず最新の公開状況をご自身で確認してください。

大学編入・大学院入試・医学部編入専門|無料相談でプロ講師があなた専用の合格プランを提案(志望校未定でもOK・LINEで予約)

環境学部環境学科・経営学部経営学科はどんな学部か

試験対策と直接は関係しませんが、志望理由書や面接で「なぜこの大学のこの学部か」を語るうえで、学部の中身を把握しておくことは欠かせません。

環境学部環境学科

環境学部は1年次からフィールドワークに取り組めることを特徴とし、「自然環境保全」「循環型社会形成」「人間環境」の3つの学修分野を用意しています。物理学・化学・生物学・地学といった自然科学だけでなく、社会学・倫理学・経済学・法学・行政学・工学・農学など人文社会系の視点も組み合わせて環境問題を扱う構成です。大学は学部の紹介で「環境問題の解決には、社会全体をつながり(システム)として捉えなければなりません」「物理学・化学・生物学・地学といった基礎的な自然科学だけでなく、社会学、倫理学、経済学、法学、行政学、工学、農学をはじめ歴史等の人文学も含めた様々な側面から環境問題を捉え」る力が要求されると説明しています。中学・高校理科の教員免許取得を目指す教職課程も設置されています。

大学が公表している環境学部の「学びのポイント」は次の4点です。

  • 多様で先端的な研究との出会いの中で興味が広がる
  • 自然へ、田舎へ、まちへ、フィールドワークが充実している
  • 調査・実験・分析の技術を実践的に身につけられる
  • 教員との密なコミュニケーションの中で学習をサポートする

経営学部経営学科

経営学部は「企業経営」「会計・ファイナンス」「地域経営」「経営情報」の4つの学修分野を持ち、少子高齢化などの課題が顕著化している鳥取県を学びの舞台に、地域課題の解決に取り組みながら経営学を修得する構成です。大学は「多様なビジネス社会で活躍するために必要なマネジメント基礎力を養うとともに企業、地域、国際、情報の視点から経営学を修得します」「将来的に地域の企業や団体等の経営や運営をリードできる人材の輩出をめざし、会計、ファイナンス、地域経営の分野について一層の充実をはかっています」と説明しており、会計・ファイナンス、地域経営の分野に力を入れているとされています。

大学が公表している経営学部の「学びのポイント」は次の4点です。

  • 経営全般を理解し、マネジメント基礎力を養成する
  • 会計や金融・ファイナンスに関する専門性と実務能力を養う
  • 地域を舞台に日本の課題を知り、解決に取り組む
  • 企業戦略への情報技術の活かし方を実践的に学べる

併願をどう組むか

公立鳥取環境大学の環境学部は2026年9月10日、経営学部は2027年2月10日が試験日です。他大学との併願を考える場合、まずこの2つの日程と重ならない大学を選ぶ必要があります。

経営学部の試験日(2月上旬)は、多くの国公立大学の一般選抜前期日程や、私立大学の編入学試験が集中しやすい時期と重なる可能性があります。志望校を複数検討している場合は、早めに各大学の入試日程を並べて確認してください。

環境学部を受験する場合は、TOEIC®スコアが出願書類として必要になる点も併願計画に影響します。同じスコアを他大学の編入学試験(英語外部試験スコアでの判定を採用している大学)に使い回せる可能性があるため、TOEIC®スコアを軸に併願先を組み立てるという考え方もできます。逆に経営学部を軸に併願を組むなら、小論文と面接だけで選抜する他大学と組み合わせることで、外部試験スコアづくりに時間を割かず対策を進めることができます。

中国地方で編入学試験を実施している他大学の情報もあわせて確認しておくと、併願先の候補を広げやすくなります。当サイトでは広島大学の編入試験まとめ|実施学部・倍率・試験科目・対策を徹底解説で近隣県の国立大学の編入試験を整理しています。試験日程・出願資格を照らし合わせながら、併願先の候補として検討してください。

大学編入・大学院入試・医学部編入専門|無料相談でプロ講師があなた専用の合格プランを提案(志望校未定でもOK・LINEで予約)

よくある質問

公立鳥取環境大学の編入学試験に2年次はありますか。

ありません。公立鳥取環境大学が実施している編入学試験は3年次編入学試験のみで、2年次からの編入枠は用意されていません。大学の入試ページのナビゲーションにも「2年次編入学試験」という項目自体が存在しません。

環境学部と経営学部、どちらが入りやすいですか。

直近3年間の実績(受験者数÷合格者数)は、環境学部が合格者なし〜2.0倍、経営学部が2.3〜4.0倍でした。単純な倍率では環境学部のほうが低く出ていますが、環境学部は3年間の合格者合計が3名、経営学部も合計7名という極小規模の試験です。母集団の性質(環境学部はTOEIC提出が必須)も異なるため、倍率だけで難易度を比較するのは適切ではありません。

環境学部と経営学部を同じ年度に両方受験できますか。

出願資格を満たしていれば制度上は可能です。環境学部は2026年8月出願・9月試験、経営学部は2027年1月出願・2月試験と日程が大きく離れているため、同一年度内に両方へ出願する時間的な余裕があります。ただし試験科目(記述試験+TOEIC vs 小論文)がまったく異なるため、対策はそれぞれ独立に進める必要があります。

TOEIC®は何点以上必要ですか。

大学は最低必要スコアを公表していません。募集要項には「出願書類及びTOEIC®のスコア、環境に関する記述試験及び面接の結果を総合して判定します」とあるのみで、足切りラインの有無は公開情報からは分かりません。2024年7月以降に受験した公開テストのスコアであることが条件です。

高専や短期大学の卒業でも出願できますか。

出願できます。受験資格の2号に「短期大学及び高等専門学校を卒業した者」が明記されており、環境学部・経営学部のどちらにも学部単位の追加制限はありません。専修学校の専門課程修了者も、修業年限2年以上など一定の基準を満たせば対象です。

編入学後、2年で卒業できますか。

既修得単位の認定状況によります。大学は「既修得単位の本学認定状況によっては、卒業までに2年を超える場合があります」と明記しており、2年での卒業を保証していません。本学の授業科目と同等と認められる単位は最大32単位まで卒業要件として認定されます。

過去問は公開されていますか。

3年次編入学試験の過去問は公開されていません。大学が公開しているのは学校推薦型選抜(Ⅰ型・Ⅱ型)と一般選抜(前期・後期)の過去3年分のみで、これらは編入学試験とは別の入試区分です。

入学検定料はいくらですか。

30,000円です。これとは別に事務取扱手数料650円が必要になります。

入学後にかかる費用はどれくらいですか。

入学料が282,000円(鳥取県内者は188,000円)、年間授業料が535,800円(半期267,900円ずつ)、保険料等の諸費用が約13,000円です。これに加えて、大学指定のノート型パソコンの購入(令和8年度実績167,500円)が必要になります。

合格発表はどこで確認できますか。

大学ホームページに「合格者受験番号一覧表」が掲載されます。環境学部は2026年9月25日、経営学部は2027年2月16日、いずれも午前11時に発表されます。あわせて合格発表日当日に、合格通知書及び入学手続書類が出願時に登録した住所へ郵送されます。電話での合否問い合わせには応じていません。

面接ではどんなことを聞かれますか。

大学が公表している選抜方法には「個別面接(志望理由、意欲などをみる)1人20分」とあります。環境学部・経営学部とも同じ形式・同じ時間で実施され、志望理由と学ぶ意欲が中心的な評価対象です。記述試験や小論文で書いた内容と矛盾しない受け答えができるよう、事前に自分の答案内容を振り返っておくとよいでしょう。

すでに学士を持っている場合、他に選択肢はありますか。

学士を持っている場合、3年次編入学試験に加えて大学院・環境経営研究科(環境学専攻・経営学専攻)への出願資格もあります。大学院の一般入試の募集人員は環境学専攻10名・経営学専攻5名で、3年次編入学試験の「若干名」より規模が大きく、実際の合格者数も編入学試験より多い年がほとんどです。学部からのやり直しか研究活動かで志望内容が変わるため、自分の目的に合わせて検討してください。

TOEIC以外の英語資格試験(TOEFLやIELTS等)は使えますか。

募集要項に明記されているのはTOEIC®(L&R、公開テストのもの)のみで、TOEFLやIELTSなど他の英語資格試験を代替として使えるという記載はありません。環境学部を受験する場合はTOEIC®のスコアを準備してください。

志願理由書や履歴書はパソコンで作成してよいですか。

本学所定の様式に自筆で作成することが求められています。パソコンで作成した文章をそのまま印刷する形式ではないため、下書きをしてから手書きで清書する時間を見込んでおく必要があります。

出願前に不明点があるときは誰に確認すればよいですか。

公立鳥取環境大学の学務課が窓口です。電話番号は0857-38-6720、メールアドレスはnyushi@kankyo-u.ac.jp、受付時間は平日9時〜17時(土曜日・日曜日・祝日を除く)です。出願資格の該当可否や単位数の数え方など、Web上の情報だけで判断がつかない個別事情は、早めに問い合わせることをおすすめします。

まとめ

公立鳥取環境大学の編入学試験について、募集要項と入試結果データから確認できることを整理します。

まず、この大学の編入学試験は3年次編入学試験のみで、2年次からの編入枠は存在しません。対象学部は環境学部環境学科・経営学部経営学科の2つで、受験資格は学部を問わず共通の3条件です。ただし試験科目は学部でまったく別物で、環境学部は環境に関する記述試験とTOEIC®スコアの提出、経営学部は小論文と面接のみという構成です。

次に、試験日程が環境学部(9月)と経営学部(2月)で大きく離れている点は、この大学ならではの特徴です。同一年度内に両方へ出願する時間的な余裕はありますが、対策すべき内容は独立しています。出願書類も履歴書・志願理由書を手書きで用意する必要があるなど、準備に一定の時間がかかる点も見落とさないでください。

そして倍率については、直近3年間の実績で環境学部・経営学部とも志願者・合格者ともに一桁台という極小規模の試験でした。環境学部では合格者0名の年もあり、単年度の倍率を過度に信頼するのは危険です。単位認定も最大32単位までで、卒業までに2年を超える場合があることが公表されています。学費面では、入学料の県内・県外差や指定ノートパソコンの購入費用も資金計画に織り込んでおく必要があります。

最後に、過去問については3年次編入学試験の分は非公表です。学校推薦型選抜・一般選抜の過去問は公開されていますが、これは別の入試区分であることを踏まえたうえで、環境学・経営学の基礎知識を幅広く固めておくことが現実的な対策になります。すでに学士を持っている場合は、同じ大学の大学院・環境経営研究科という選択肢もあわせて検討する価値があります。

3年次編入学試験は志願者が一桁台という規模の試験である以上、大学が公表している情報のうち何が分かっていて何が分かっていないのかを正確に切り分けることが、他の受験生との差になります。TOEIC®の最低スコアや小論文の出題テーマのように公表されていない情報を推測で埋めるのではなく、公表されている出願資格・試験科目・日程・過去3年の実績を土台に、志願理由書と面接の準備に時間を割いてください。

本記事の数値は公立鳥取環境大学が公表する2027年度3年次編入学学生募集要項、及び令和6〜8年度の入学試験実施状況一覧に基づいています。制度・日程・募集人員・試験科目は年度によって変更されるため、出願前には必ず公立鳥取環境大学が公表する最新の学生募集要項をご確認ください。

\ 大学編入専門 /

まずは無料相談で、合格までの最短ルートを確認しませんか?

スプリング・オンライン家庭教師のプロ講師が、現在の学力・志望校・残り期間に合わせて、必要な対策を個別に整理します。

  • 大学編入のプロ講師が最適な受験戦略を提案
  • 相談後に、志望校の出題傾向と学習ロードマップをまとめた個別フィードバックレポートをお渡し
  • 志望校が決まっていなくてもOK

\ 合格がグッと近づく/

LINE登録でもらえる4大特典 : ①プロ講師の映像授業 ②合格までのロードマップシート ③受験校検索サイト ④「今から間に合うか」の判断材料

(費用は一切かかりません)

この記事を書いた人

株式会社Spring Knowledge 代表取締役社長。筑波大学 社会・国際学群 社会学類へ編入学し、都内国公立大学大学院 法学政治学研究科 修士課程を修了。大学編入・大学院進学を自ら経験した立場から、スプリング・オンライン家庭教師の大学編入・大学院入試分野の指導および記事監修を担当。

目次