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新潟青陵大学の編入試験を徹底解説|学部別の募集人員・試験科目・日程・倍率と対策【2027年度】

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新潟青陵大学の編入学試験は「3年次編入学」のみで、2年次編入は実施されていません。さらに実施しているのは福祉心理子ども学部(社会福祉学科・臨床心理学科・子ども発達学科)だけで、看護学部では編入学試験そのものが行われていません。この構造を知らずに看護学部への編入を探し始めると、そもそも存在しない入試を探すことになります。
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この記事では、新潟青陵大学が公表している2027年度の入学試験概要・学生募集要項と、2024〜2026年度の入試結果(志願・受験・合格者数)をもとに、学科別の募集人員・受験資格・試験科目・日程・倍率を整理します。あわせて、公式に公開されている2025・2026年度の小論文過去問から読み取れる出題テーマと、資格取得をめぐる学科ごとの制約まで踏み込んで解説します。
新潟青陵大学の編入学試験は、法政大学のように学部単位で試験や受験資格が細かく分かれる大学とは設計思想が異なります。3学科が共通の受験資格・共通の小論文問題を使う一方で、資格取得や実習をめぐる制約は学科ごとに細かく定められています。「試験は共通、資格は学科別」という構造を先に理解しておくと、以降の情報が整理しやすくなります。
新潟青陵大学の編入学試験は「3年次編入学」のみ
まず前提を確認します。新潟青陵大学の入試情報サイトには「大学入試」「短期大学部入試」「3年次編入学」「大学院入試」という区分があり、編入学に相当するのは「3年次編入学」の1本だけです。2年次編入という制度は用意されていません。3年次からの編入を希望する場合のみが対象になります。
選抜方法も「一般選抜」と「学校推薦型選抜(指定校)」の2区分のみです。学校推薦型選抜は指定校推薦に限られ、公募推薦は実施していません。要項には「本学での学修を強く希望し、合格した場合に確実に本学へ入学することを出願要件とする」と明記されており、専願であることが前提になります。多くの併願大学に見られる「転籍・転部・転科試験」「継続学士入学試験」「社会人編入学試験」といった別制度は、新潟青陵大学の編入学試験には設けられていません。
実施しているのは福祉心理子ども学部だけ|看護学部は編入学を行っていない
新潟青陵大学には看護学部看護学科と、福祉心理子ども学部(社会福祉学科・臨床心理学科・子ども発達学科)の2学部があります。しかし3年次編入学を実施しているのは福祉心理子ども学部の3学科のみで、看護学部看護学科は編入学試験の対象になっていません。
これは入試概要・学生募集要項のいずれにも看護学部の記載が一切無いことから確認できます。看護学部は臨地実習を含むカリキュラムが1年次から積み上げ式に組まれている学科が多く、他大学でも同様の理由で編入学を実施していない例が見られます。新潟青陵大学看護学部への編入を検討している場合、公式にその制度自体が存在しない点をまず確認してください。
なお、新潟青陵大学短期大学部(人間総合学科・幼児教育学科)からは、毎年一定数が新潟青陵大学福祉心理子ども学部へ編入学しています。大学が公開しているよくある質問には「本学短大から新潟青陵大学福祉心理子ども学部へ3年次編入学することも可能」と案内があり、外部からの受験者だけでなく、学園内の短大卒業者を主要な供給源として制度が設計されている点も特徴です。よくある質問ページでは「もし、高校時代に福祉心理子ども学部に不合格となったとしても、青陵短大を経て新潟青陵大学へ3年次編入学することも可能です」とも案内されており、学園として短大経由の進学ルートを積極的に案内していることがうかがえます。
外部の短期大学・専門学校・高等専門学校等から新潟青陵大学へ編入する場合も、出願資格そのものは学園内出身者と変わりません。次章で確認する7つの出願資格のいずれかを満たしていれば、外部からの一般選抜での出願が可能です。
学科別の募集人員【2027年度】
2027年度入学者を対象とした入試概要によれば、募集人員は次のとおりです。
| 学部 | 学科 | 編入学定員 |
|---|---|---|
| 福祉心理子ども学部 | 社会福祉学科 | 5名 |
| 臨床心理学科 | 5名 | |
| 子ども発達学科 | 5名 |
3学科合計で15名です。大学は「編入学定員には、学園内(新潟青陵大学短期大学部)からの指定校推薦入学を含みます」と注記しており、この15名がすべて外部公募枠というわけではありません。後述する倍率のデータを読むうえで、この点は前提になります。
過去の入試結果を遡ると、2024年度の募集人員合計は社会福祉学科5名・臨床心理学科5名の計10名で、子ども発達学科の実績は公表されていません。2025年度以降の入試結果では3学科とも5名ずつ計15名という体制になっており、子ども発達学科の編入学募集は2025年度以降に加わったとみられます。志望学科によっては、募集実績の年数がまだ浅い点も踏まえて検討してください。
なお、大学が公開しているよくある質問ページには「現在、福祉心理学部の編入学定員は10名ですが」という記述が残っていますが、最新の2027年度入試概要では3学科合計15名と案内されています。よくある質問ページの記述は更新のタイミングによって現行の入試概要と数字がずれることがあるため、募集人員のような数字は、必ずその年度の入試概要・学生募集要項で最終確認するようにしてください。
学科ごとのアドミッション・ポリシー
試験科目そのものは3学科共通ですが、大学が公表しているアドミッション・ポリシー(求める学生像)は学科ごとに異なります。小論文でどのテーマを選ぶか、志望理由書や面接でどこを強調するかを考えるうえで、まず自分の志望学科が何を評価しようとしているのかを確認しておくと、対策の軸がぶれません。
社会福祉学科
- 幅広くものごとに関心をもち、基礎的な知識を身につけており、人と社会の多様なあり方を興味深く学んでいける人
- ものごとを様々な面から捉え、順序立てて考えようとする姿勢を身につけており、社会の課題解決に取り組む方策を意欲的に学んでいける人
- 一人ひとりの違いを大切にする心と支えあいの気持ちをもち、多くの人と力を出しあう方法を積極的に学んでいける人
臨床心理学科
- ものごとを心理学的に探求するために必要な、情報を読み取る力やそれを整理する力を育んでいる人
- 人間の造りあげてきたものに表れる、人の営みを考察するために、文献を読み解く基礎的な力を備えている人
- 人間が生活する社会・自然がもつ仕組みや、その影響について理解するために必要な論理的な思考力を育んでいる人
- 人と人とのかかわりの中で、その関係を調整したり、援助したりすることの基礎として、自分と他者とのかかわりに関心を持つ人
子ども発達学科
- 幅広くものごとに関心を持ち、基礎的な知識を身につけていて、子どもの発達や子どもを育む環境について興味深く学んでいける人
- ものごとを様々な面から捉え、順序立てて考えようとする姿勢を身につけており、子どもの育ちをめぐる課題解決に取り組む方法を意欲的に学んでいける人
- 子どもが持つ可能性や「伸びようとする芽」を大切にする心を持ち、その子らしさを伸ばす関わり方について、積極的に学んでいける人
3学科に共通するのは「ものごとを様々な面から捉え、順序立てて考える姿勢」という表現です。これは小論文の評価軸である「思考力・判断力・表現力」とも重なります。一方で、社会福祉学科は「社会の課題解決」、臨床心理学科は「情報を読み取り整理する力」「文献を読み解く力」、子ども発達学科は「子どもの育ち」「伸びようとする芽」というように、学科固有のキーワードも明確です。志望理由書ではこれらのキーワードと自分の経験を結びつけて書くと、アドミッション・ポリシーに沿った内容になります。
受験資格|3学科共通の7類型
新潟青陵大学の受験資格は、社会福祉学科・臨床心理学科・子ども発達学科の3学科で共通です。法政大学のような学部ごとの追加資格は設けられていません。次のいずれかを満たす者が出願できます。
- 大学院を修了した者、または2027年3月修了見込みの者
- 大学を卒業した者、または2027年3月卒業見込みの者
- 短期大学を卒業した者、または2027年3月卒業見込みの者
- 専修学校の専門課程(修業年限が2年以上、総授業時間数が1,700時間以上または62単位以上であるものに限る)を卒業した者、または2027年3月卒業見込みの者
- 高等専門学校を卒業した者、または2027年3月卒業見込みの者
- 高等学校専攻科(修業年限が2年以上、その他の文部科学大臣が定める基準を満たすものに限る)を卒業した者、または2027年3月卒業見込みの者
- 大学に2年以上在学(休学期間を除く)し、62単位以上の単位を修得した者、または2027年3月までに同要件を満たす見込みの者(出願時に本学に在学している者は除く)
注意点が1つあります。専修学校・高等学校専攻科の基準を満たす場合でも、学校教育法第90条に規定する大学入学資格(いわゆる大学入学資格)がなければ受験できません。該当しそうな方は、卒業校の課程が大学入学資格を伴うものかどうかを事前に確認してください。
法政大学のように学部・学科ごとに追加の受験資格が設定されているケースとは異なり、新潟青陵大学は3学科とも同一の資格要件です。したがって「この学科だけ受けられない」という進路別の分岐は生じません。
選抜方法と試験科目|3学科共通の1つの小論文問題から選択する
新潟青陵大学の編入学試験でもっとも特徴的なのが、社会福祉学科・臨床心理学科・子ども発達学科の3学科が、学科ごとに別問題を解くのではなく、同一の小論文問題冊子の中から1題を選んで解答するという設計です。法政大学のように学部単位で試験そのものが分かれている大学とは仕組みが異なります。
一般選抜
| 試験内容 | 配点 | 時間 |
|---|---|---|
| 小論文 | 100点 | 90分(9:15〜10:45) |
| 面接(個別) | 50点 | 約20分(11:15以降の指定時刻) |
小論文は、対人援助に関連する3つのテーマが提示され、そのうち1題を受験生が選択して1000字程度でまとめる形式です。出願の際に、受験する学科以外を第2志望として設定することもできます。試験開始後30分を過ぎると受験できない点、面接時刻は原則として出願受付順に設定される点も要項に明記されています。
学校推薦型選抜(指定校)
| 試験内容 | 時間 |
|---|---|
| 面接(個別) | 約20分 |
学校推薦型選抜(指定校)は面接のみで、小論文はありません。ただし出願要件として「本学での学修を強く希望し、合格した場合に確実に本学へ入学する者」という専願性が求められます。公募推薦は実施していないため、指定校の推薦枠を持たない出身校からはこの区分での出願はできません。
3テーマから1つを選ぶという設計の意味
2026年度の小論文は、大学が公開している「出題の意図」によれば、対人援助に関する3題のテーマが設けられ、そのうち1題を選択して1000字程度で解答する形式でした。3つのテーマは社会福祉・心理・保育(子ども発達)それぞれの領域に寄せて作られている一方、どのテーマを選ぶかは受験生の自由です。つまり社会福祉学科志望者が心理系のテーマを選んでも制度上は問題ありません。ただし合格後の学びとの接続を考えれば、自分の志望学科に近いテーマを選ぶほうが、面接での一貫した受け答えにもつながりやすいはずです。
日程・スケジュール【2027年度】
| 選抜区分 | 出願期間(当日消印有効) | 試験日 | 合格発表日(10:00) | 入学手続期限(当日消印有効) |
|---|---|---|---|---|
| 1次募集 | 2026年8月21日(金)〜9月1日(火) | 9月12日(土) | 9月24日(木) | 10月6日(火) |
| 2次募集 | 2026年11月11日(水)〜11月17日(火) | 11月28日(土) | 12月7日(月) | 12月22日(火) |
大学は「2次募集実施の有無については、10月上旬に本学ホームページ上にて告知します(実施しない場合あり)」と注記しています。つまり2次募集は毎年確実に行われるわけではありません。1次募集の出願期間は8月21日から9月1日までの12日間で、法政大学などと同様に短い出願窓です。出願はWeb出願のみで、紙の願書は用意されていません。Web出願登録期間は出願開始日の9時から締切日16時までで、期間中は24時間手続きが可能です。
受験票は郵送されず、各試験日の4日前までにWeb出願登録時のメールアドレスへアップロード完了の通知が届く方式です。合否もWeb出願サイトのマイページで確認する形式で、合格・不合格通知書は送付されません。
出願書類|提出物と記入時の注意
新潟青陵大学の学生募集要項・出願書類ページには、本学所定様式の提出書類が案内されています。
| 書類名 | 対象者 | 提供形式 |
|---|---|---|
| 志望理由書 | 全入試区分共通 | 手書き用PDF・入力用Excel |
| 推薦書 | 学校推薦型選抜(指定校)のみ | 手書き用PDF・入力用Excel |
| 専修学校修了(見込)証明書 | 専修学校出身の対象者のみ | 手書き用PDF |
| 高等学校専攻科修了(見込)証明書 | 高等学校専攻科出身の対象者のみ | 手書き用PDF |
| 受験上の配慮申請書 | 配慮を希望する該当者のみ | Excel |
大学は学生募集要項・出願書類について「本学ホームページ上での公開のみで、配付はしておりません」としており、志望理由書等はすべて自分で印刷・記入して用意する必要があります。記入時の注意として「必ず黒のボールペンを使用してください」と明記されており、鉛筆や消えるボールペンでの記入は認められません。志望理由書は全区分共通の提出書類であるため、小論文で選ぶテーマ・面接での受け答えとの一貫性を意識して書いておくことをすすめます。
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倍率・難易度【2024〜2026年度の実績】
新潟青陵大学は福祉心理子ども学部の編入学試験について、選抜区分・学科別に募集定員・志願者・受験者・合格者・倍率・入学者を3年度分公表しています。以下はその実績です。
2026年度入試結果
| 学科 | 選抜区分 | 募集定員 | 志願者 | 受験者 | 合格者 | 倍率 | 入学者 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 社会福祉学科 | 学校推薦型選抜(指定校・1次) | 5 | 8 | 8 | 8 | 1.00 | 8 |
| 一般選抜(1次) | 1 | 1 | 1 | 1.00 | 1 | ||
| 臨床心理学科 | 学校推薦型選抜(指定校・1次) | 5 | 4 | 4 | 4 | 1.00 | 4 |
| 一般選抜(1次) | 10 | 10 | 7 | 1.43 | 6 | ||
| 子ども発達学科 | 学校推薦型選抜(指定校・1次) | 5 | 6 | 6 | 6 | 1.00 | 6 |
| 一般選抜(1次) | 7 | 7 | 6 | 1.17 | 6 | ||
| 計 | 15 | 36 | 36 | 32 | 1.13 | 31 | |
2025年度入試結果
| 学科 | 選抜区分 | 募集定員 | 志願者 | 受験者 | 合格者 | 倍率 | 入学者 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 社会福祉学科 | 学校推薦型選抜(指定校・1次) | 5 | 4 | 4 | 4 | 1.00 | 4 |
| 一般選抜(1次) | 1 | 1 | 1 | 1.00 | 1 | ||
| 学校推薦型選抜(指定校・2次) | 若干人 | 実施せず | |||||
| 一般選抜(2次) | 1 | 1 | 1 | – | 1 | ||
| 臨床心理学科 | 学校推薦型選抜(指定校・1次) | 5 | 3 | 3 | 3 | 1.00 | 3 |
| 一般選抜(1次) | 1 | 1 | 1 | 1.00 | 1 | ||
| 学校推薦型選抜(指定校・2次) | 若干人 | 0 | 0 | 0 | – | 0 | |
| 一般選抜(2次) | 1 | 1 | 1 | – | 1 | ||
| 子ども発達学科 | 学校推薦型選抜(指定校・1次) | 5 | 3 | 3 | 3 | 1.00 | 3 |
| 一般選抜(1次) | 1 | 1 | 1 | 1.00 | 1 | ||
| 学校推薦型選抜(指定校・2次) | 若干人 | 1 | 1 | 1 | – | 1 | |
| 一般選抜(2次) | 0 | 0 | 0 | – | 0 | ||
| 計 | 15 | 16 | 16 | 16 | 1.00 | 16 | |
2024年度入試結果
| 学科 | 試験区分 | 募集定員 | 志願者 | 受験者 | 合格者 | 実質倍率 | 入学者 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 社会福祉学科(社会福祉コース) | 指定校推薦入試(1次) | 5 | 4 | 4 | 4 | 1.00 | 4 |
| 一般入試(1次) | 8 | 8 | 7 | 1.14 | 7 | ||
| 指定校推薦入試(2次) | 実施せず | 0 | |||||
| 一般入試(2次) | 実施せず | 0 | |||||
| 臨床心理学科 | 指定校推薦入試(1次) | 5 | 4 | 4 | 4 | 1.00 | 4 |
| 一般入試(1次) | 7 | 7 | 6 | 1.17 | 6 | ||
| 指定校推薦入試(2次) | 実施せず | 0 | |||||
| 一般入試(2次) | 実施せず | 0 | |||||
| 計 | 10 | 23 | 23 | 21 | 1.10 | 21 | |
2024年度の表には子ども発達学科の実績が含まれていません。募集定員も合計10名(社会福祉学科・臨床心理学科の各5名)で、前述のとおり子ども発達学科の編入学募集は2025年度以降に加わったとみられます。
学校推薦型選抜(指定校)と一般選抜、倍率の性格が違う
3年度分のデータを並べると、2つの選抜区分でまったく違う傾向が見えます。
学校推薦型選抜(指定校)は、ほぼ全員が合格しています。2024〜2026年度の1次募集で、指定校推薦の倍率はすべて1.00倍です。これは学園内の新潟青陵大学短期大学部からの内部進学が中心で、出願要件に「合格した場合に確実に本学へ入学する者」という専願性が課されていることを踏まえれば、選抜というより手続き的な性格が強いことがうかがえます。
一般選抜は年度・学科によって倍率にばらつきがあります。2026年度は臨床心理学科の一般選抜が10名受験7名合格で1.43倍と、この3年間でもっとも高い数字でした。一方、2025年度は社会福祉学科・臨床心理学科・子ども発達学科のいずれも1次の一般選抜が1〜1名という極小の母数で、倍率は実質1.00倍です。2024年度は社会福祉学科(社会福祉コース)が8名受験7名合格で1.14倍、臨床心理学科が7名受験6名合格で1.17倍でした。
学科別・一般選抜(1次)倍率の3年推移
一般選抜(1次募集)の倍率だけを学科別に3年度分並べると、次のようになります。
| 学科 | 2024年度 | 2025年度 | 2026年度 |
|---|---|---|---|
| 社会福祉学科 | 1.14倍(8名受験7名合格) | 1.00倍(1名受験1名合格) | 1.00倍(1名受験1名合格) |
| 臨床心理学科 | 1.17倍(7名受験6名合格) | 1.00倍(1名受験1名合格) | 1.43倍(10名受験7名合格) |
| 子ども発達学科 | 実施実績なし | 1.00倍(1名受験1名合格) | 1.17倍(7名受験6名合格) |
この表からは、一般選抜の受験者数そのものが年度によって大きく変動することが読み取れます。臨床心理学科は2025年度の1名から2026年度は10名へと急増しました。逆に社会福祉学科は2024年度の8名から2025・2026年度は1名まで縮小しています。志望学科の「例年の受験者数」を固定的に考えず、直近の年だけでなく複数年度の幅を見て準備量を判断してください。
倍率の数字を読むときの注意
この倍率をそのまま「入りやすさ」の指標として使うのは危険です。理由は母数の小ささにあります。一般選抜の受験者数は学科・年度によって1名から10名の範囲で推移しており、1名の増減が倍率を大きく動かします。2025年度のように受験者1名・合格者1名という年もあれば、2026年度の臨床心理学科のように10名が受験する年もあります。単年度の数字だけで「この学科は入りやすい」「入りにくい」と判断せず、複数年度の推移として捉えてください。
また、募集定員(各学科5名)と実際の合格者数は必ずしも一致しません。2026年度の社会福祉学科は募集定員5名に対し、指定校推薦8名・一般選抜1名の合計9名が合格しています。指定校推薦の合格者数は募集定員の枠に厳密に縛られる性格のものではなく、外部からの一般選抜で残りの枠を判断するという運用がうかがえます。
資格取得の学科別要件に落とし穴がある
新潟青陵大学の学生募集要項には「編入生が本学で取得できる主な資格」という章があり、学科ごとに取得可否の条件が異なる旨が明記されています。合否だけでなく、編入後にどの資格を取れるかに直結する情報なので、志望学科を決める段階で確認しておく価値があります。
学科共通の注意
要項は「原則として、社会福祉士国家試験受験資格と(日本心理学会)認定心理士を2年間で並行して取得することはできません」と明記しています。ただし社会福祉系の短期大学・専修学校を卒業(見込み)の場合は、既修得単位と履修計画によっては両方取得できる場合もあるとされています。
社会福祉学科
取得を目指せるのは社会福祉士国家試験受験資格と、精神保健福祉士国家試験受験資格です。精神保健福祉士の受験資格を取得できるのは、原則として社会福祉士の国家試験受験に必要な指定科目(実習を含む)をすべて履修する方に限られます。両方の資格取得を希望する場合は、事前に大学へ相談するよう求められています。
臨床心理学科
公認心理師国家試験受験資格の取得に必要な指定科目を履修することができます。ただし公認心理師の受験資格そのものを得るには、大学院での所定の科目単位取得、または大学卒業後の所定の実務経験が別途必要で、学部の編入だけでは完結しません。また社会福祉士国家試験受験資格と公認心理師国家試験受験資格の両方を2年間で並行して取得することも、原則としてできないとされています。
子ども発達学科
幼稚園教諭一種免許状と保育士資格の取得に必要な指定科目を履修できます。ただし入学前に幼稚園教諭二種免許状や保育士資格を取得していない場合、原則として2年間で一種免許状・保育士資格の両方またはどちらか一方を取得することはできません。保育系の短期大学・専門学校を卒業(見込み)の場合は、既修得単位と履修計画によっては取得できる場合もあります。加えて、社会福祉士国家試験受験資格については「2年間では取得できない場合がある」と注記されており、取得を希望する場合は事前の履修計画相談が必須とされています。
単位認定
既修得単位の認定は、卒業校の成績証明書に記載された授業科目・授業時間数と、編入学生自身の申請をもとに、単位数と時間、科目内容をシラバス等で確認して行われます。62単位を上限に一括認定し、資格取得に関わる科目等については審査のうえ科目ごとに単位を認定するとされています。法政大学のような学部別の詳細な進級要件・修業年限の章は、新潟青陵大学の要項には設けられていません。編入後の具体的なカリキュラムの組み方については、出願前に大学へ直接確認することをおすすめします。
学科別の取得可能資格一覧
ここまでの内容を一覧表にまとめます。
| 学科 | 目指せる資格・受験資格 | 学科ごとの主な制約 |
|---|---|---|
| 社会福祉学科 | 社会福祉士国家試験受験資格/精神保健福祉士国家試験受験資格 | 精神保健福祉士は社会福祉士の指定科目(実習含む)を全履修した者のみ対象 |
| 臨床心理学科 | (社)日本心理学会認定心理士/公認心理師国家試験受験資格に必要な指定科目 | 公認心理師の受験資格取得には大学院修了または実務経験が別途必要 |
| 子ども発達学科 | 幼稚園教諭一種免許状/保育士 | 入学前に二種免許・保育士資格を未取得の場合、原則2年間で両方または一方の取得は不可 |
| 学科共通 | - | 社会福祉士国家試験受験資格と認定心理士(または公認心理師)の2年間での並行取得は原則不可 |
学費・納付金【3年次編入学】
福祉心理子ども学部(社会福祉学科・臨床心理学科・子ども発達学科共通)の3年次編入学にかかる納付金は、学生募集要項に次のとおり示されています。
| 費用 | 3年次前期(入学手続時) | 3年次後期(納期10月中) |
|---|---|---|
| 入学金 | 300,000円 | - |
| 授業料 | 370,000円 | 370,000円 |
| 施設設備費 | 155,000円 | 155,000円 |
| 実習・演習費 | 15,000円 | 15,000円 |
| 情報システム利用料 | 7,500円 | 7,500円 |
| 学友会入会金 | 1,000円 | - |
| 学友会費 | 2,400円 | 2,400円 |
| 新潟青陵学会年会費 | - | 500円 |
| 学生教育研究災害傷害保険料 | 2,470円 | - |
| 合計 | 853,370円 | 550,400円 |
初年度(3年次)納付金の合計は1,403,770円です。入学金と学生教育研究災害傷害保険料は初年度のみの納付で、4年次以降は授業料・施設設備費等の合計額(前後期あわせて約110万円程度)が基本になります。
これに加えて、資格取得を希望する場合は学科ごとに別途費用がかかります。社会福祉学科で精神保健福祉士取得を希望する場合は3年次後期・4年次前期に各40,000円、臨床心理学科で公認心理師取得を希望する場合は4年次前期・後期に各15,000円、子ども発達学科で保育士取得を希望する場合は3・4年次後期に各15,000円、幼稚園教諭一種免許状(二種からの上進)は3・4年次後期に各5,000円、二種を未取得の場合は各12,500円が必要です。教科書・教材費、実習着等の費用やノートパソコンの準備費用も別途かかります。志望学科・希望資格によって総額が変わるため、資格取得費まで含めた資金計画を早めに立てておくことをすすめます。
実習を伴う資格には「こども性暴力防止法」の確認が関わる
学生募集要項には、2026年12月25日に施行される「こども性暴力防止法」に基づき、児童等と接する実習の前に性犯罪歴前科の確認が行われる場合があると明記されています。確認の結果によっては、児童等と接する実習を行うことができず、資格取得に必要な要件を満たせない場合があるとされています。
社会福祉学科の実習、臨床心理学科の実習、子ども発達学科の教育実習・保育実習はいずれも児童・生徒・利用者と接する実習を含みます。資格取得を前提に編入学を考えている場合、この制度が2026年度中に施行される新しい枠組みである点を踏まえ、詳細は大学の案内ページで確認しておくことをすすめます。
学科別に、何から手をつけるべきか
社会福祉学科を志望する場合
社会福祉士国家試験受験資格をメインに据えるのが一般的な進路です。精神保健福祉士を同時に狙う場合は、社会福祉士の指定科目(実習含む)をすべて履修する必要がある点を踏まえて、入学後の履修計画を早い段階でイメージしておいてください。認定心理士との並行取得も原則できない点は、心理系の科目に関心がある場合に見落としやすい制約です。
アドミッション・ポリシーが「社会の課題解決に取り組む方策を意欲的に学んでいける人」を掲げていることを踏まえると、小論文はテーマ1のような生活困窮・労働と賃金・福祉と税制など社会保障寄りの話題を選ぶと、志望理由書・面接との一貫性を作りやすくなります。ただしテーマの選択自体は自由なので、他分野のテーマのほうが自分の経験や知識と結びつけやすいなら、そちらを選んでも問題ありません。一般選抜の受験者数は2024年度8名から2025・2026年度は1名まで縮小しており、年度によって競争環境が大きく変わる点も踏まえておいてください。
臨床心理学科を志望する場合
公認心理師の指定科目を履修できる点は魅力ですが、受験資格そのものの取得には大学院進学または実務経験が別途必要になる、という長期的な設計を理解したうえで出願してください。2026年度の一般選抜は10名受験7名合格(1.43倍)と、この3年間で最も倍率が高い区分でした。母数は小さいものの、小論文と面接の両方で一定の準備が必要と考えるべきです。
アドミッション・ポリシーは「情報を読み取る力やそれを整理する力」「文献を読み解く基礎的な力」「論理的な思考力」を挙げています。2026年度のテーマ2(多文化地域共生社会における心理職に必要な資質)はこの学科の学びに直結する内容でした。日頃から新聞・ニュースで社会問題に触れ、それを心理職の視点でどう捉えるかを言語化する練習をしておくと、テーマ2を選んだ場合の対応力が上がります。
子ども発達学科を志望する場合
幼稚園教諭一種免許状・保育士資格を編入前にどこまで取得済みかが、2年間で卒業できるかどうかを左右します。保育系の短大・専門学校出身で二種免許や保育士資格を取得見込みの場合は問題になりにくい一方、それ以外のルートから来る場合は、資格取得のスケジュールを大学に事前相談することを強くすすめます。募集実績がまだ2025年度以降の2年分しかない点も踏まえ、倍率だけで難易度を判断しないでください。
アドミッション・ポリシーの「子どもが持つ可能性や『伸びようとする芽』を大切にする心」という表現は、2025・2026年度で連続して出題されている保育・遊び・子ども家庭庁関連のテーマと重なります。保育現場での経験(実習・アルバイト等)があるなら、その具体例を小論文・志望理由書・面接のいずれかで一貫して使えるよう整理しておくと効果的です。
学校推薦型選抜(指定校)を検討できる場合
指定校推薦の枠を持つ短期大学・専門学校に在籍している場合、この3年間の実績では合格率がきわめて高い区分です。ただし公募推薦がないため、指定校の推薦枠を持たない出身校からはこの区分を利用できません。自分の出身校(または在籍校)が新潟青陵大学の指定校推薦枠を持っているかどうかは、学校の進路指導窓口を通じて確認してください。
学校推薦型選抜(指定校)は小論文がなく面接のみですが、倍率が低いからといって準備を省略してよいわけではありません。出願要件に「本学での学修を強く希望し、合格した場合に確実に本学へ入学すること」が明記されている以上、面接では志望動機と入学後の学習計画を明確に説明できることが前提になります。学科別のアドミッション・ポリシーで挙げたキーワードを踏まえ、志望理由書と面接内容の一貫性を作っておいてください。
過去問は新潟青陵大学が公式に公開している
新潟青陵大学は、3年次編入学試験の小論文問題を「3年次編入学試験問題集」としてオンラインで公開しています。2026年度時点で公開されているのは2025年度・2026年度の2年度分です。冊子の表紙には「※解答例は掲載していませんのでご了承ください」と明記されており、法政大学のような解答例・配点の公開はありません。
ただし2026年度分については、例外的に「出題の意図」が公開されています。各テーマについて大学がどのような能力を測ろうとしたのかが説明されており、模範解答こそ無いものの、対策の方向性を判断する材料になります。まず過去2年分の問題テーマを確認し、自分がどのテーマなら書けるか、どの分野の知識が不足しているかを洗い出すところから始めるのが合理的です。
過去問は「3年次編入学」の「過去試験問題」ページからPDFで直接ダウンロードできます。2025年度分は1次募集・2次募集の両方の問題が1冊のPDFにまとめて収録されており、2026年度分は1次募集分のみが公開されています。過去問のページ自体にも「3年次編入学は、2025年度入試から一般入試の入試科目が『小論文』に変更となりました」という注記があり、現行の小論文形式に切り替わってからの実施年数がまだ浅いことも読み取れます。
公開されている2025・2026年度過去問から読み取れる出題テーマ
ここからは、新潟青陵大学が公開している2025年度・2026年度の3年次編入学試験(福祉心理子ども学部)の小論文過去問をもとに、出題テーマと大学が公表した出題の意図を整理します。問題文そのものの転載は避け、テーマと形式、公表されている出題意図、そこから導ける対策の方向を中心に解説します。
共通の形式|3テーマから1つを選んで1000字程度
2025・2026年度とも、小論文は3つのテーマが提示され、そのうち1題を選択して解答する形式です。2026年度は1000字程度・試験時間90分。2025年度の1次募集は900〜1100字、2次募集は1000字程度と、募集回によって指定字数がわずかに異なります。3学科共通の1冊子から選ぶ設計のため、学科別に問題が分かれる大学とは対策の立て方が変わります。
2026年度1次募集|出題の意図が公開された年度
2026年度の小論文は、大学が公開した出題の意図によれば、次の3テーマで構成されていました。
- テーマ1:生活困窮問題への対策をめぐるテーマ。大学は「現実の社会問題を把握し、賃上げや減税、現金給付など各解決策のメリットとデメリットをみきわめつつ、問題解決に向けた意見を受験生に求める問題でした」と説明しています。労働と賃金、福祉と税金を関連づけて考える力が問われます。
- テーマ2:多文化地域共生社会における心理職に必要な資質をめぐるテーマ。大学は「人口減が喫緊の社会問題であり、多文化地域共生社会の到来が避けられない現実となっている中で、心理職に求められる資質について問う」ものとし、「受験生自身の問題意識や入学後の学習目標を明確にすること、意見を論理的に説明・展開することを求める問題とした」と述べています。
- テーマ3:「遊び」と「主体的な学び」の関係をめぐるテーマ。大学は「受験生が自身の理解や知識に基づいて論理的に意見を展開する力を問うもの」とし、「幼児の発達段階や保育現場の実情に目を向けた実践的な視点や、自らの保育観・教育観に基づいた考察を求める問題とした」としています。
大学はこの試験全体の評価軸について「編入学後に本学で学んでいくために必要となる知識・能力や自分の意見を筋道立てて表現する力」を、アドミッション・ポリシーが掲げる「学力の3要素」のうち特に「思考力・判断力・表現力」に対応するものとして評価すると説明しています。したがって対策は、社会問題についての知識を暗記することよりも、与えられた社会的な論点についてメリット・デメリットを整理し、根拠を持って自分の意見を筋道立てて書く練習に重心を置くのが合理的です。
2025年度1次募集|少子化・少子高齢化・こども家庭庁の政策
2025年度1次募集の小論文は、日本の合計特殊出生率が1989年の1.57ショックから2023年度に1.20まで低下している現状を踏まえたうえで、次の3テーマから1題を選択する形式でした(900〜1100字)。
- 子どもを産み育てることが困難になっている日本社会の要因と、そのための心理的支援
- 少子高齢問題の解決に向けて国が取るべき施策
- こども家庭庁が掲げる「全ての子どもにとって幸福な生活」の具体像と、その実現のために社会ができること
2025年度は出題の意図が公開されていませんが、3テーマとも少子化・こども政策という共通の切り口から、社会福祉・心理・子ども発達それぞれの専門性に接続できる設計になっている点は2026年度と共通しています。
2025年度2次募集|児童虐待・介護人材・保育人材
2025年度2次募集の小論文は、次の3テーマから1題を選択する形式でした(1000字程度)。
- 児童相談所における「心理的虐待」の説明と、その予防策
- 介護の担い手不足の解決に向けて、誰が・どのように担うべきか
- 保育人材不足の原因と、その解決に向けた具体策
1次・2次を通じて、社会福祉分野(生活困窮・虐待・介護)、心理分野(多文化共生と心理職)、子ども発達分野(保育・遊びと学び)という3つの軸が毎回繰り返されていることが読み取れます。志望学科にかかわらず、この3分野についてニュースや白書レベルの基礎知識を持っておくことが、テーマ選択の自由度を広げます。
選抜方法の変遷にも注意
大学は過去問公開ページで「3年次編入学は、2025年度入試から一般入試の入試科目が『小論文』に変更となりました」と注記しています。2025年度より前の試験科目がどのようなものだったかは同ページに明記されていないため、本記事では推測を避けます。少なくとも直近2年度分については、小論文+面接という現行の形式で過去問を確認できます。
過去問から導ける学習の順番
- 公開されている2025・2026年度の2年分を、時間を計って実際に解いてみる
- 2026年度については公開されている「出題の意図」と自分の答案を照合し、求められている視点とのずれを言語化する
- 社会福祉・心理・子ども発達の3分野について、新聞・白書レベルの基礎知識(少子化・虐待・介護人材・保育人材・多文化共生など)を横断的に押さえる
- 1000字程度という制限の中で、現状把握→論点整理→自分の意見という型を体に入れる
- 面接では、小論文で選んだテーマと志望学科・志望理由の一貫性を説明できるようにしておく
本節で扱った出題テーマおよび出題の意図は、いずれも新潟青陵大学が公開している2025年度・2026年度の3年次編入学試験問題集に基づいています。出題内容は年度によって変わるため、必ず最新の公開資料をご自身で確認してください。
併願をどう組むか
新潟青陵大学の3年次編入学試験は、2027年度は1次募集の試験日が2026年9月12日、2次募集(実施される場合)が11月28日です。他大学との併願を考える場合、まずこの日程との重なりを確認してください。1次募集は8月下旬から9月頭という、多くの国公立大学の編入試験より早い時期に設定されている点も見落とせません。9月上旬に試験が集中する大学と併願する場合、小論文と面接の準備をこの時期までに仕上げておく必要があります。
2次募集は「実施しない場合あり」という条件付きです。1次募集で合格に届かなかった場合の保険として2次募集をあてにする計画は避け、まずは1次募集での合格を前提に準備を進めるのが安全です。
同じ新潟県内の大学では、当サイトで新潟大学の編入試験についても学部別に整理しています。県内での併願先を検討する際に参照してください。また社会福祉学科を志望する場合は、社会福祉系学部の編入学試験に共通する出願資格・倍率・試験科目の傾向を整理した記事も参考になります。小論文が課される大学は多いため、複数校で出題されやすい社会保障・虐待・介護・保育といったテーマを横断的に押さえておくと、対策の重複を作りやすくなります。
よくある質問
新潟青陵大学の編入は難しいですか。
選抜区分によって性格が大きく異なります。2024〜2026年度の実績で、学校推薦型選抜(指定校)はすべて倍率1.00倍でした。一般選抜は年度・学科でばらつきがあり、2026年度の臨床心理学科は10名受験7名合格(1.43倍)とこの3年間で最も高い数字でした。「新潟青陵大学の編入」を一括りにできる難易度は存在しません。
2年次からの編入はできますか。
できません。新潟青陵大学の編入学試験は3年次編入学のみで、2年次編入という制度は設けられていません。
看護学部に編入できますか。
できません。3年次編入学を実施しているのは福祉心理子ども学部(社会福祉学科・臨床心理学科・子ども発達学科)のみで、看護学部看護学科は入試概要・学生募集要項のいずれにも編入学の記載がありません。
新潟青陵大学の編入の倍率はどれくらいですか。
2026年度の実績で、募集定員合計15名に対し志願36名・受験36名・合格32名・倍率1.13倍・入学者31名でした。2025年度は志願16名・受験16名・合格16名・倍率1.00倍、2024年度(子ども発達学科を除く募集定員10名)は志願23名・受験23名・合格21名・実質倍率1.10倍でした。学科・区分別の内訳は本文の表を参照してください。
学校推薦型選抜(指定校)と一般選抜の違いは何ですか。
学校推薦型選抜(指定校)は面接のみで、出願要件として「合格した場合に確実に本学へ入学する者」という専願性が求められます。公募推薦は実施していません。一般選抜は小論文(100点)と面接(50点)で判定され、専願の縛りはありません。
3学科は別々の問題を解くのですか。
いいえ。社会福祉学科・臨床心理学科・子ども発達学科の受験生は同一の小論文問題冊子を使い、提示された3つのテーマから1題を自由に選択して解答します。学科ごとに問題が分かれているわけではありません。
過去問はどこで手に入りますか。
新潟青陵大学が3年次編入学試験の小論文過去問をオンラインで公開しています。2026年度時点で2025年度・2026年度の2年度分が公開されており、2026年度分については出題の意図も公表されています。ただし解答例は掲載されていません。
編入学後にどの資格が取得できますか。
学科ごとに条件が異なります。社会福祉学科は社会福祉士・精神保健福祉士の国家試験受験資格、臨床心理学科は認定心理士および公認心理師受験資格に必要な指定科目、子ども発達学科は幼稚園教諭一種免許状・保育士資格の取得を目指せます。ただし社会福祉士と認定心理士(または公認心理師)の2年間での並行取得は原則できないなど、学科ごとに制約があるため、事前に大学へ相談することがすすめられています。
2次募集は必ずありますか。
必ずではありません。大学は「2次募集実施の有無については、10月上旬に本学ホームページ上にて告知します(実施しない場合あり)」としています。2025年度は2次募集が実施されましたが、実施されない年もあり得る前提で計画してください。
出願はいつからですか。
2027年度は1次募集の出願期間が2026年8月21日(金)〜9月1日(火)、試験日が9月12日(土)です。2次募集を実施する場合は出願期間が11月11日(水)〜11月17日(火)、試験日が11月28日(土)になります。出願はWeb出願サイトからのみ受け付けており、紙の願書はありません。
編入学にかかる学費はいくらですか。
福祉心理子ども学部の3年次編入学では、初年度(3年次)の納付金合計が1,403,770円です。入学金300,000円・授業料370,000円×2期・施設設備費155,000円×2期などが内訳で、入学金と学生教育研究災害傷害保険料は初年度のみの負担です。資格取得を希望する場合は学科ごとに別途費用がかかります。
出願にはどんな書類が必要ですか。
全区分共通で志望理由書が必要です。学校推薦型選抜(指定校)は推薦書、専修学校・高等学校専攻科出身者はそれぞれの修了(見込)証明書、受験上の配慮を希望する場合は配慮申請書も提出します。学生募集要項・出願書類はホームページ上での公開のみで、冊子の配付はありません。記入は黒ボールペン指定です。
募集人員は何名ですか。よくある質問ページの数字と違うのですが。
2027年度入試概要では、社会福祉学科・臨床心理学科・子ども発達学科の3学科合計で15名(各5名)です。大学が公開しているよくある質問ページには「福祉心理学部の編入学定員は10名」という記述が残っていますが、これは更新前の情報とみられます。募集人員は必ずその年度の入試概要・学生募集要項の数字を優先して確認してください。
まとめ
新潟青陵大学の編入試験について、公式の入試概要・学生募集要項・入試結果から確認できることを整理します。
まず、実施されているのは3年次編入学のみで、2年次編入はありません。さらに対象学部は福祉心理子ども学部(社会福祉学科・臨床心理学科・子ども発達学科)に限られ、看護学部では編入学試験そのものが実施されていません。志望学部を決める前に、この前提を確認する必要があります。
次に、3学科は共通の受験資格・共通の小論文問題(3テーマから1題選択)という設計です。学部単位で試験が分かれる大学とは異なり、社会福祉・心理・子ども発達の3分野を横断した基礎知識が問われます。
倍率については、学校推薦型選抜(指定校)が過去3年度すべて1.00倍と、学園内短大からの内部進学を軸にした運用がうかがえる一方、一般選抜は年度・学科で1.00倍から1.43倍までばらつきがありました。ただし受験者数が1桁から10名程度と少なく、単年度の数字だけで難易度を判断するのは危険です。
最後に、資格取得には学科ごとの制約があります。社会福祉士と認定心理士(または公認心理師)の2年間での並行取得は原則できず、子ども発達学科でも入学前の資格取得状況によって2年間での卒業可否が変わります。過去問は2025・2026年度の2年分が公開されており、2026年度は出題の意図まで確認できます。まずこの2年分を解き、出題の意図と自分の答案を照合するところから対策を始めてください。
新潟青陵大学の編入学試験は、募集人員・受験者数のいずれも一桁から十数名という小規模な試験です。だからこそ、公式に公開されている情報(アドミッション・ポリシー、出題の意図、資格取得の制約)を一つずつ丁寧に読み込み、志望理由書・小論文・面接の内容を一貫させることが、限られた母数の中で他の受験生と差をつける現実的な方法になります。
本記事の数値は新潟青陵大学が公表する2027年度入学試験概要・学生募集要項、および2024〜2026年度の入試倍率・過去の入試結果に基づいています。制度・日程・募集人員・試験科目は年度によって変更されるため、出願前には必ず新潟青陵大学が公表する最新の学生募集要項をご確認ください。
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