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大阪学院大学の編入学試験を徹底解説|全学部共通の小論文・面接と学部別の出願資格・対策【2027年度】

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大阪学院大学の編入学試験は、法政大学のように学部ごとに試験科目や実施年次が分かれているわけではありません。商学部・経営学部・経済学部・法学部・外国語学部・国際学部・情報学部という7学部8学科すべてが、同じ「編入学(3年次)」という1本の試験制度に乗っています。出願資格・単位認定の枠組み・試験内容(小論文+面接)・日程は全学部共通で、学部ごとに変わるのは小論文の出題テーマだけです。
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この記事では、大阪学院大学が公表している2027年度の入学者選抜要項と、実際に2025年12月・2026年2月に出題された小論文問題、さらに大学が2027年度受験生向けに先出しで公開している小論文の内容・キーワードをもとに、募集人員・出願資格・単位認定・試験内容・日程・学費・出題テーマを整理します。倍率・志願者数については大学からの公表がないため、その事実自体も含めて正確にお伝えします。
本記事で扱う数値・出題内容は、大阪学院大学の入試情報サイトで公開されている「2027年度編入学 入学者選抜要項」「2024年度~2026年度入試データ」「過去入学試験問題(2026年度)」を出典としています。推測で埋めた項目はなく、大学が公表していない項目(編入学の配点内訳の一部、倍率など)はその旨を明記しています。
大阪学院大学の編入学試験は「全学部共通の1本」
まず前提として、大阪学院大学の編入学試験(大学のみ。短期大学部は対象外)は、学部ごとに別制度が組まれているわけではなく、全学部が同じ入学者選抜要項の下で1本の試験を受けます。事前調査の段階では商学部・経営学部・経済学部・法学部・外国語学部・国際学部・情報学部の7学部が候補として挙がっていましたが、大学公式の「2027年度編入学 入学者選抜要項」(募集人員のページ)で実際に募集対象として明記されているのは次の7学部8学科です。
- 商学部 商学科
- 経営学部 経営学科
- 経営学部 ホスピタリティ経営学科
- 経済学部 経済学科
- 法学部 法学科
- 外国語学部 英語学科
- 国際学部 国際学科
- 情報学部 情報学科
事前調査の7学部という枠組みは公式要項でもそのまま裏付けられました。ただし経営学部には経営学科とホスピタリティ経営学科の2学科があり、募集人員表ではこの2学科が別枠で記載されています。学部単位で「7学部が対象」と理解するだけでなく、経営学部を志望する場合はどちらの学科を受けるのかを先に決めておく必要があります。
もう一点、他大学の編入学試験と比べたときに大阪学院大学の際立った特徴は、試験科目・試験時間・配点・日程がすべての学部で統一されている点です。法政大学のように学部によって英語筆記の有無や面接の有無が変わったり、実施年次が2年次のみ・3年次のみに分かれたりすることはありません。大阪学院大学の編入学(3年次)は、どの学部を志望しても「小論文60分100点+面接」という同じ型で受験します。異なるのは、後述する学部別の小論文テーマだけです。
なお、大阪学院大学の編入学については「6学部(商・経営・経済・法・外国語・国際)が対象」という情報がWeb上に見られることがあります。しかし2027年度の公式募集人員一覧を確認すると、情報学部情報学科も明確に編入学(3年次)の募集対象に含まれています。学部数の情報を調べる際は、簡易的な情報だけで判断せず、大学公式の募集人員一覧まで必ず確認することをおすすめします。
「編入学」は他の入試制度と何が違うのか
大阪学院大学には、編入学のほかに一般選抜・学校推薦型選抜・総合型選抜・共通テスト利用など複数の入試制度があります。これらはいずれも高校卒業(見込み)者を主な対象とした制度で、大学の「2026年度入試データ」でも学部・学科・制度別に志願者数から合格基準点まで詳しく公表されています。
一方、編入学は他大学・短期大学・高等専門学校・専修学校の在学者や卒業者が、途中の年次(大阪学院大学では一律3年次)から入学するための制度です。試験科目も高校生向けの学力検査型(2教科選択・3教科選択など)ではなく、小論文と面接という構成になっています。「大阪学院大学の入試」を調べると一般選抜や総合型選抜の情報が大量にヒットしますが、それらのデータや対策方法は編入学にはそのまま当てはまりません。志望する制度が編入学であることを確認したうえで、本記事で扱う要項・過去問を参照してください。
募集人員と出願資格
募集人員は全学部・学科とも「若干名」
2027年度の編入学(3年次)の募集人員は、次のとおり全学部・学科で「若干名」(前期日程・後期日程とも)とされています。具体的な人数は公表されていません。
| 学部 | 学科 | 編入年次 | 募集人員 |
|---|---|---|---|
| 商学部 | 商学科 | 3年次 | 若干名(前期・後期) |
| 経営学部 | 経営学科 | 3年次 | 若干名(前期・後期) |
| 経営学部 | ホスピタリティ経営学科 | 3年次 | 若干名(前期・後期) |
| 経済学部 | 経済学科 | 3年次 | 若干名(前期・後期) |
| 法学部 | 法学科 | 3年次 | 若干名(前期・後期) |
| 外国語学部 | 英語学科 | 3年次 | 若干名(前期・後期) |
| 国際学部 | 国際学科 | 3年次 | 若干名(前期・後期) |
| 情報学部 | 情報学科 | 3年次 | 若干名(前期・後期) |
「若干名」という表記は、募集人員を明確な数字で区切らない代わりに、大学の基準を満たす受験者であれば柔軟に合格を出す(あるいは水準に達しなければ0名でも構わない)という運用を意味していることが多く、法政大学のように「入学を認めることのできる最大の人数であり、必ずその人数を合格とするものではない」という注意書きよりもさらに緩やかな枠組みです。人数の目安がないぶん、募集要項に記載された選抜方法(小論文・面接・志望理由書・出願書類の総合評価)にどこまで応えられるかが合否を左右します。
出願資格は4つのいずれかを満たすこと
大阪学院大学の編入学(3年次)の出願資格は、全学部共通で次の4項目のいずれかに該当することです。
- 日本の大学を卒業した者、および2027年3月卒業見込みの者
- 日本の短期大学、高等専門学校を卒業した者、および2027年3月卒業見込みの者
- 大阪学院大学以外の日本の大学に2年以上在学し、62単位以上修得した者、および2027年3月をもって修得見込みの者
- 日本の専修学校の専門課程(修業年限2年以上、その他文部科学大臣の定める基準を満たすものに限る)を修了した者、および2027年3月修了見込みの者
法政大学など多くの大学が「2年次編入」と「3年次編入」を別の資格・別の枠として設けているのに対し、大阪学院大学はこの4資格をすべて「3年次編入」の資格として扱っています。つまり大学2年生(62単位以上取得見込み)でも、大学4年制を卒業済みの学士でも、短期大学・高専の卒業者でも、進学先の学年は同じ3年次です。学士がいわゆる「学士入学」的な位置づけで3年次からやり直す形になる点は、出願前に理解しておく必要があります。
編入学年次と単位認定のルール
大阪学院大学の編入学は全学部とも編入年次が3年次に統一されています。単位認定については次のルールが要項に明記されています。
- 他大学・短期大学で修得した単位(科目等履修による修得を含む)および文部科学大臣が定める大学以外の教育施設で修得した単位を審査し、共通科目・専攻科目・演習科目を合わせて最大62単位まで認定する。
- 修得科目の内容によっては、学部により62単位のすべてを卒業必要単位に充当できない場合がある。
- 審査の結果、3年次編入学が許可されても本学の卒業要件を満たすために在学年数を延長しなければならない場合がある。
- 教職課程の受講を希望する場合は、出願前に「単位認定事前確認」を受ける必要がある(前期日程は10月9日~10月26日、後期日程は12月16日~1月8日の期間内に必要書類を郵送)。
単位認定の審査には、卒業証明書・成績証明書(単位数明記)・シラバス(講義要項、履修し合格した全授業科目分)・編入学単位認定審査申請書の提出が必要です。シラバスが提出されていない科目は審査の対象外となるため、在籍校の講義要項を早い段階で揃えておくことが実務上の準備になります。
3年次から選択できないコースがある
単位認定・年次進行の都合上、次の学部・学科の一部コースは編入学年次(3年次)からの選択ができないと明記されています。
| 学部・学科 | 選択できないコース |
|---|---|
| 経営学部 経営学科 | グローバル管理者育成コース |
| 経済学部 経済学科 | グローバル・エコノミーコース |
| 経済学部 経済学科 | スポーツ経済コース |
経営学科・経済学科を志望する場合、志望理由書や面接で「入学後に何を学びたいか」を語る際、これらのコースを前提にした内容を書いてしまうと実態と食い違います。編入後にどのコース・ゼミが選択可能なのかは、出願前に学部事務局に確認しておくことをおすすめします。
選抜方法と配点|小論文100点+面接
試験内容は全学部共通で、小論文と面接の2科目です。
| 選抜内容 | 試験時間 | 配点 |
|---|---|---|
| 小論文 | 10:00~11:00(60分) | 100点 |
| 面接 | 11:30~(10分程度、教員2名による個人面接) | 非公表(総合評価に含む) |
要項には「小論文・面接・志望理由書・出願書類に基づき、基礎的知識・能力・意欲・適性等を多面的・総合的に評価して判定します」と記載されており、小論文の配点100点は明記されているものの、面接の配点は公表されていません。学校推薦型選抜の「小論文・面接型」では小論文100点・面接50点という配点が公表されているのに対し、編入学の面接には点数の内訳が示されていない点は、選抜方法を読むうえで押さえておくべき違いです。
面接では、出願書類に基づき小論文の内容・志望理由・本学での学修目標・将来の目標などが10分程度で審査されます。小論文の答案内容がそのまま面接の質問に反映される設計なので、小論文で書いた主張と面接での回答に矛盾がないよう、答案の要点をあらかじめ整理しておくことが実務的な対策になります。
志望理由書は「大阪学院大学の志望学部・学科を選んだ理由と入学後の目標」を1000字以内で書く形式です。小論文とは別に提出する書類ですが、面接で参照される以上、小論文と矛盾のない内容にしておく必要があります。
入試日程【2027年度】
大阪学院大学の編入学は前期日程・後期日程の年2回、併願が可能です。2027年度の日程は次のとおりです。
| 項目 | 前期日程 | 後期日程 |
|---|---|---|
| 出願期間(消印有効) | 11月16日(月)~11月25日(水) | 1月29日(金)~2月9日(火) |
| 受験票公開期間 | 12月2日(水)~12月5日(土) | 2月16日(火)~2月20日(土) |
| 試験日 | 12月5日(土) | 2月20日(土) |
| 合格発表期間 | 12月8日(火)~12月10日(木) | 2月26日(金)~3月1日(月) |
| 入学手続1次締切(入学金) | 12月18日(金) | 3月10日(水) |
| 入学手続2次締切(学費等) | 1月12日(火) | 3月10日(水) |
試験会場は大阪学院大学本学のみ(大阪府吹田市岸部南二丁目36番1号、JR京都線「岸辺」駅南口・阪急京都線「正雀」駅西口から徒歩5分)で、前期・後期とも同じ会場です。入学検定料は30,000円で、コンビニエンスストア・ペイジー・クレジットカード・ネットバンキングのいずれかで支払います。
前期で不合格・出願を見送った場合でも、後期日程に再チャレンジできる点は実務上重要です。前期の出願期間(11月16日~25日)から後期の試験日(2月20日)まで約3ヶ月の期間があるため、前期の結果を踏まえて小論文の書き方を立て直す時間は確保できます。ただし後期日程は入学手続の1次・2次締切がいずれも3月10日に設定されており、前期日程の「1次12月18日・2次1月12日」のような分割がない点には注意してください。
学費【2027年度】
入学金・学費は、情報学部と他の6学部とで制度が異なります。情報学部は「単位制授業料制度」を採用しており、履修登録単位数に応じて授業料が変動します。
| 区分 | 商・経営・経済・法・外国語・国際学部 | 情報学部(単位制、3・4年次48単位ずつ履修の例) |
|---|---|---|
| 入学金 | 200,000円 | 200,000円 |
| 3年次(編入学年度)合計 | 778,430円+570,000円=1,348,430円 | 886,430円+678,000円=1,564,430円 |
| 4年次合計 | 609,500円+590,000円=1,199,500円 | 717,500円+698,000円=1,415,500円 |
| 2年間合計 | 2,547,930円 | 2,979,930円 |
情報学部の単位制授業料は、固定費部分(春・秋各355,000円)に加えて、履修登録単位数に応じた単位制分(1単位8,000円、履修登録後に徴収)が上乗せされます。上表は3・4年次に48単位ずつ履修した場合の一例で、卒業に必要な単位数は4年間で124単位、3・4年次の履修登録可能単位数はそれぞれ48単位までとされています。実際の納入額は履修登録の内容によって変動するため、正確な金額は情報学部事務局に確認してください。
学費の内訳(商・経営・経済・法・外国語・国際学部の場合)は次のとおりです。
| 費目 | 3年次・春学期 | 3年次・秋学期 | 4年次・春学期 | 4年次・秋学期 |
|---|---|---|---|---|
| 入学金 | 200,000円 | ― | ― | ― |
| 授業料 | 464,000円 | 464,000円 | 464,000円 | 464,000円 |
| 施設設備費 | 100,000円 | 100,000円 | 100,000円 | 100,000円 |
| 学友会入会金等 | 3,430円 | ― | ― | ― |
| 学友会費 | 2,000円 | 2,000円 | 2,000円 | 2,000円 |
| 後援会入会金 | 5,000円 | ― | ― | ― |
| 後援会費 | 4,000円 | 4,000円 | 4,000円 | 4,000円 |
| 卒業記念品費 | ― | ― | 19,500円 | ― |
| 校友会費 | ― | ― | 20,000円 | 20,000円 |
入学金・学費・諸会費は春学期・秋学期に分けて納付できるため、初年度(3年次)にまとまった一括納付が難しい場合でも、春学期分(1次締切)と秋学期分(2次締切以降)に分けて資金計画を立てることができます。学友会入会金等の3,430円は、学友会入会金1,000円と2年間分の保険料2,430円の合計です。
出願から合格発表までの流れと必要書類
大阪学院大学の編入学はすべてインターネット出願で、出願前に「マイページ」への登録が必要です。要項に記載されている手順は次の9ステップです。
- 入試制度の内容を確認し、志望理由書・卒業証明書等・成績証明書・シラバス(講義要項)・単位認定申請書など、事前に準備が必要な書類を用意する。
- 入試情報サイトの「マイページ」に氏名・住所・メールアドレス・写真を登録する(マイページの登録開始は9月1日を予定)。
- 出願期間に「インターネット出願登録」から「入試制度の選択」で編入学(一般)を選び、志望学部・学科を登録する。
- 出願登録完了後、「マイページ」の「出願確認」から志願票・宛名ラベルを印刷する。
- 入学検定料30,000円を、コンビニエンスストア・ペイジー・クレジットカード・ネットバンキングのいずれかで支払う。
- 出願書類を市販の角形2号(A4)封筒に入れ、郵便局の窓口から簡易書留・速達で郵送する(出願最終日の消印有効)。
- 受験票公開期間内に「マイページ」から受験票を印刷し、試験日に持参する。
- 試験当日、受験票に記載された試験内容・時間・会場・志望学部・学科を確認して受験する。
- 合格発表期間内に、入試情報サイトの「合格速報」(受験票記載のパスワードが必要)で合否を確認する。合否通知は速達でも発送される。
出願時に提出が必要な書類は、志願票(マイページから印刷)・志望理由書(1000字以内)・卒業証明書等(卒業済みなら卒業証明書、卒業見込みなら卒業見込証明書、大学に2年以上在学中なら在学証明書)・成績証明書(単位数明記)・シラバス(在籍中に履修し合格したすべての授業科目分、コピー可)・単位認定申請書の6点です。卒業証明書等・成績証明書・シラバスの3点は「事前準備」の指定があり、作成に時間がかかるためインターネット出願登録の前に準備するよう案内されています。シラバスは合格(履修中を含む)した科目のうち提出されていないものがあると、その科目の単位認定審査が行われない点に注意してください。
マイページ登録に使う証明写真にも細かい規定があります。出願前3ヶ月以内に撮影したカラー写真で、上半身・正面・無帽・背景なし(白/青/グレーを基調とした無地)、サイズは100KB以上5MB以下、形式はJPGまたはPNGです。白黒写真・スナップ写真・髪が目にかかっている写真・不鮮明な写真・アプリ等での加工は不可とされています。この写真は入学後、卒業まで学生証に使用されるため、出願直前に慌てて撮影するのではなく、早めに条件を満たす写真を準備しておくことをおすすめします。
面接で研究計画を、どう説明しますか?
志望研究科の出題傾向をもとに、想定質問と回答の組み立て方をプロ講師が一緒に整理します。
- 志望研究科別の想定質問と回答を一緒に準備
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受験当日の注意事項
要項には試験当日のルールも詳しく明記されています。おもな注意点は次のとおりです。
- 試験開始時刻の30分前(集合時刻)までに入室すること。試験開始後30分以上遅刻した場合は受験できない。
- 机上に置けるのは受験票・筆記用具・時計のみ。辞書・電卓・スマートウォッチ・スマートグラス等のウェアラブル端末(機能の有無が判別しづらいものを含む)は時計として使用できない。
- 携帯電話等の電子機器類は電源を切り、監督者の指示に従って保管する。
- 試験開始後の途中退出は認められない(体調不良時は監督者に申し出る)。
- 自動車・オートバイ・自転車での来場は禁止(学内の駐車場・駐輪場は利用不可)。公共交通機関を利用する。
- 昼食が必要な場合は持参する(学内食堂は営業していない)。
不正行為(出願書類・出願条件の虚偽、なりすまし受験、試験中のスマートフォン等の携行、監督者の指示違反など)が認められた場合は、試験を中止し当該年度のすべての試験を無効とし、以後の受験も認めないという厳しい取り扱いが明記されています。感染症(新型コロナウイルスやインフルエンザ等)に罹患し治癒していない場合は、試験開始時刻までに入試広報課へ電話連絡することで振替対応が可能ですが、無連絡または試験開始後の連絡は欠席扱いとなり、入学検定料の返還・振替のいずれも行われません。出願書類の作成に生成AI(ChatGPTなど)を用いることも明確に禁止されています。
試験会場は大阪学院大学本学の1ヶ所のみで、下見自体は可能ですが教室内には立ち入れません。学舎建設工事に伴う車両の出入りがある箇所は係員の指示に従う必要があり、駐車場・駐輪場は前期・後期とも利用できないため、公共交通機関(JR京都線「岸辺」駅または阪急京都線「正雀」駅、いずれも徒歩5分)での来場が前提です。試験室の番号は「13-03-08=13号館3階08教室」のように号館・階・教室番号を組み合わせた表示になっているため、受験票を確認して迷わず入室できるようにしておいてください。
大学が求める学生像|学部のアドミッション・ポリシー
大阪学院大学は学部ごとに「入学者受入れの方針(アドミッション・ポリシー)」を公表しており、これは編入学を含むすべての入試制度に適用されます。志望理由書や面接で語る内容を、この方針とどれだけ結び付けられるかは評価に影響し得るため、要点を確認しておきます。
| 学部 | 求める学生像の要点 |
|---|---|
| 商学部 | マーケティング・グローバルビジネス・財務情報の分野に関心があり、消費者の立場に立って商品・サービスの企画・生産・販売を考えられる創造性を持つ人 |
| 経営学部 経営学科 | 企業経営の仕組みに関心があり、経営の問題解決能力を実践的に身につけたい人。事業承継や起業、ビジネス英語への関心も挙げられている |
| 経営学部 ホスピタリティ経営学科 | ホテル・旅館・料飲店・ブライダル・ツーリズム・エアライン・テーマパーク等のホスピタリティ産業の運営・経営・管理に関心を持つ人 |
| 経済学部 | 国内外の視点から企業・産業の活動を学びたい人、国や地方自治体の政策・環境問題・地域振興に関心がある人、スポーツと経済の関わりに関心がある人 |
| 法学部 | 社会的な問題への関心が強く、法や裁判に興味があり、論理的思考力と問題解決能力を身につけたい人 |
| 外国語学部 | 外国語の高度な運用能力を身につけたい人、国内外で国際的な場で活躍したい人、多様な文化への関心がある人 |
| 国際学部 | 地球環境・国際紛争・貧困・国際協力等の国際課題に関心があり、将来それらに関連する分野で貢献したいと考える人 |
| 情報学部 | コンピュータサイエンスと人間の情報処理を深く学びたい人、数理的・論理的思考力があり新しい技術にも柔軟に対応できる人 |
この一覧を見ると、直近・予告の小論文テーマがそれぞれの学部のアドミッション・ポリシーと明確に対応していることがわかります。商学部のSPA・百貨店・シェアリングサービスという出題は「創造性豊かな人」を求める方針と、国際学部の中東情勢・環境問題という出題は「地球規模の課題に関心を持つ人」を求める方針と、それぞれ地続きです。志望理由書を書く際は、学部のアドミッション・ポリシーの言葉を意識しながら、自分の経験・関心と結び付けて書くことをおすすめします。
倍率・志願者数は非公表という事実
大阪学院大学は、学校推薦型選抜・一般選抜・共通テスト利用・総合型選抜については「2026年度入試データ」として学部・学科・制度別の志願者数・受験者数・合格者数・倍率・合格基準点・最高点・総合平均得点を公式サイトで公表しています(2024年度~2026年度の3年分がPDFで公開されています)。しかし、このデータのなかに編入学(3年次)の数字は含まれていません。2024年度・2025年度・2026年度のいずれの入試データPDFにも、「編入」という語も編入学の集計行も見当たりません。
つまり、大阪学院大学の編入学試験については、志願者数・受験者数・合格者数・倍率のいずれも一次情報として確認できないのが実情です。募集人員が具体的な数字ではなく「若干名」と表記されていることと合わせて考えると、この試験制度は一般選抜のような大規模選抜ではなく、少数の出願者を個別に審査する枠として運用されていると考えられます。「大阪学院大学 編入 倍率」を調べても大学発の数字は出てこない、という前提で情報収集する必要があります。
倍率が読めない以上、対策の軸は「何人に勝つか」ではなく「小論文60分・面接10分程度という短い時間のなかで、志望理由書と矛盾のない一貫した答案をどれだけ完成度高く仕上げられるか」に置くのが合理的です。次章で見るとおり、大阪学院大学は小論文の出題テーマについては例外的に詳しい情報を公開しているため、対策の的を絞ることは十分に可能です。
大学が「次年度の小論文テーマとキーワード」まで公開している
大阪学院大学の編入学試験には、他大学にはほとんど見られない特徴があります。2027年度の入学者選抜要項のなかに「小論文の内容・キーワード」という章が設けられており、前期日程・後期日程それぞれについて、学部ごとに小論文の題材となる文章の要旨とキーワードが試験前から公開されているのです。多くの大学は過去問を試験後にしか公開しませんが、大阪学院大学は次に実施される試験の出題テーマを事前に案内しています。
問題文そのものは大学の著作物であるため転載しませんが、要旨とキーワードを整理すると次のとおりです。
2027年度・前期日程の予告テーマ
| 学部 | テーマの要旨 | 大学公表のキーワード |
|---|---|---|
| 商学部 | シェアリングサービス拡大の背景(所有から利用への価値観の変化、IT技術の進展)と今後の課題 | シェアリングサービス、DX、所有から利用へ、環境問題、IT技術 |
| 経営学部 | 中小企業の事業承継問題(後継者不在率、経営者の高齢化、親族内・従業員・第三者承継、M&A) | 中小企業、事業承継、後継者不足、経営者の高齢化、廃業、親族内承継、従業員承継、第三者承継、M&A、地域経済、雇用の維持、技術・技能の継承、事業価値の継承 |
| 経済学部 | 経済学を理論・政策・歴史の3つの面から捉える視点(ミクロ・マクロ経済学、財政政策・金融政策、アダム・スミスとケインズ) | ミクロ経済学、マクロ経済学、財政政策、金融政策、産業革命、世界恐慌、アダム・スミス、ケインズ |
| 法学部 | オートメーション化・生成AIの発展が人間の思考力・勤勉性に与える影響 | 生成AI、チャットGPT、産業の発展、人間性、思考力、時間、訓練、思考の平等性、勤勉性、学習、努力 |
| 外国語学部 | 母国語(日本語)の言語習慣と外国語(英語)能力の関係 | 母国語での言語習慣、英語力 |
| 国際学部 | 中東情勢の緊迫化が日本の経済・消費者生活に与える影響(オイルショックの経験を踏まえて) | 中東、政情不安、情勢の緊迫化、石油、物価上昇、エネルギー、オイルショック、企業、消費者、脱石油化、省エネ、石油代替製品、地球環境への配慮、利便性、経済活動 |
| 情報学部 | 政府が提唱するSociety 5.0が目指す社会像(IoT・AI・XRの活用) | Society5.0、IoT(Internet of Things)、AI、自動運転、XR(eXtended Reality) |
2027年度・後期日程の予告テーマ
| 学部 | テーマの要旨 | 大学公表のキーワード |
|---|---|---|
| 商学部 | 物流の2024年問題(ドライバーの労働環境、多段階の業界構造、大手企業の対応策) | 物流の2024年問題、小口配送、ジャストインタイム、多段階構造、DX、環境、持続可能性 |
| 経営学部 | 企業のサステナビリティ情報開示の重要性の高まり(金融庁の開示制度、ISSB・SSBJの基準) | SDGs、サステナビリティ、ESG、サステナビリティ情報開示、有価証券報告書、企業価値、投資家、利害関係者、説明責任、気候変動、人的資本、多様性、ガバナンス、リスク管理、指標と目標、社会的信頼 |
| 経済学部 | 前期日程と同一(理論・政策・歴史の3つの面から見る経済学) | 前期日程と同一 |
| 法学部 | 前期日程と同一(生成AIと産業の発展、人間の思考力への影響) | 前期日程と同一 |
| 外国語学部 | 英語学習時間と英語能力試験の得点の関係(得点上位者に見られる学習スタイルの変化) | 英語学習時間、英語能力試験 |
| 国際学部 | プラスチックごみによる海洋汚染と、国境を越えた地球環境問題への国際的な取り組み | プラスチック、利便性、プラスチックごみ、日本、太平洋の島国、越境する問題、海洋汚染、生物多様性、先進国、途上国、地球環境問題、プラスチック規制、国際的議論 |
| 情報学部 | 5G技術の特徴と、スマートフォン以外(自動車・ドローン・工場機械など)への応用拡大 | 5Gモバイル、スマートフォン、IoT(Internet of Things)、自動運転、リアルタイム制御 |
この表からわかる重要な点が2つあります。
経済学部と法学部は、前期日程と後期日程で公開されているテーマ・キーワードが同一です。両学部を前期で受けて不合格だった場合、後期に向けて別のテーマを新たに準備する必要はなく、同じ大きなテーマ(経済学部=経済学の理論・政策・歴史、法学部=生成AIと人間の思考力)を深める方向で対策を継続できます。逆に商学部・経営学部・外国語学部・国際学部・情報学部は前期と後期でテーマそのものが入れ替わるため、両日程を受ける場合は2つのテーマそれぞれの準備が必要です。とくに国際学部は、前期が中東情勢とエネルギー問題、後期がプラスチックごみと海洋汚染という、地理的にも分野的にもまったく異なる国際課題が並んでおり、テーマの使い回しが利きません。
大学は毎回、社会的な時事テーマを起点に「あなたの考えを述べる」形式の設問を課しています。専門用語を暗記していれば書ける知識問題ではなく、新聞やニュースで報じられる時事的なテーマについて、学部の専門分野の視点から筋の通った論を展開できるかが問われています。時事的な話題を経済学・経営学・国際関係・情報技術といった各学部の専門レンズを通して考える練習が、そのまま対策になります。
2026年度に実際に出題された小論文テーマ(過去問)
予告テーマだけでなく、直近で実際に実施された試験の出題テーマも確認しておきます。2025年12月6日実施の前期日程と、2026年2月21日実施の後期日程について、大学が過去入学試験問題として公開している資料から、学部別の出題テーマを要約します(問題文の原文は転載せず、テーマと形式のみを紹介します)。
前期日程(2025年12月6日実施)
- 商学部:SPA(アパレル製造小売業)というビジネスモデルの特徴・課題と、その解決方法を具体的な企業の事例を交えて説明する設問。
- 経営学部:「経営品質が高い」と考える企業を具体例で挙げ、なぜそう考えたのかを述べる設問。
- 経済学部:完全競争市場における価格メカニズム(需要と供給の理論による資源の効率的配分)を、図や記号を用いて説明する設問。
- 法学部:親が認知症になった場合に子が財産面・身の回りの両面でどう向き合うべきかを分析・論述する設問。法的な分析でなくてもよく、的確な問題意識と論理的な説明が評価対象と明記されている。
- 外国語学部:これまでの英語との関わり方を具体的に説明し、大学での目標・卒業後の目標を書く設問。
- 国際学部:気候変動問題における日本の国際的な役割と、企業・市民が持つべき意識を、国際的な動きを踏まえて論じる設問。
- 情報学部:SNS利用の拡大に伴う利点と社会的課題、その課題への技術的・社会的な対処方法を具体例を挙げて論じる設問。
後期日程(2026年2月21日実施)
- 商学部:百貨店の定義を示したうえで、日本における百貨店業の歴史的経緯と現状を説明し、地方百貨店が今後発展するための対応策を述べる設問。
- 経営学部:経営品質と社員の転職増加の関係性を、顧客本位・独自能力・社員重視・社会との調和という経営の基本理念と結びつけて論じる設問。前期と同じ「経営品質」という導入部から出題されつつ、後期は労働市場の変化という別の角度に発展させている。
- 経済学部:マクロ経済学(国民所得・消費・投資・政府支出・租税・限界消費性向)の概念を用いて、国民所得が決定される論理を説明する設問。記号表現・数値例のいずれも使用可。
- 法学部:現代社会において子は親に対してどうあるべきかを分析・論述する設問。前期の「財産・身の回り」という限定がなく、何を問題として取り上げるかという問題設定そのものが評価対象と明記されている。
- 外国語学部:AIを取り入れた英語学習・教育として望ましい形を、自分や周囲の経験から具体的に説明する設問。
- 国際学部:訪日外国人旅行者の増加を踏まえ、持続可能な観光を進めるために観光客側・受入側それぞれに必要な視点を、オーバーツーリズムの報道や身近な体験を踏まえて論じる設問。
- 情報学部:生成AIによる動画制作の利便性と社会的課題、その課題への技術的・社会的な対処方法を具体例を挙げて論じる設問。
2026年度の実施結果と2027年度の予告テーマを並べると、法学部は「親子の関係をどう考えるか」という骨格が前期・後期を通じて維持されており、2027年度は「生成AIと人間性」という別の骨格に切り替わっていることがわかります。経営学部も「経営品質」という同じ導入語を前期・後期で使い分けながら、事業承継(2027年度予告)という新しい角度に発展させています。年度が変わればテーマの骨格自体が変わり得るため、同じ社会テーマの反復練習に頼らず、時事的な話題全般を学部の専門視点で論じる訓練を積んでおくことが安全な対策です。
本節で扱った出題テーマは、いずれも大阪学院大学が入試情報サイトで公開している2026年度の過去入学試験問題、および2027年度入学者選抜要項の「小論文の内容・キーワード」に基づいています。出題内容は年度によって変わるため、出願前には必ず大学公式の最新資料をご自身で確認してください。
学部別、小論文で何を準備すべきか
倍率のデータがない以上、学部別の対策は「大学が公表しているアドミッション・ポリシー(求める学生像)」と「過去2回・予告1回のテーマ傾向」を組み合わせて考えるのが現実的です。
商学部を志望する場合
商学部のアドミッション・ポリシーは、マーケティング・グローバルビジネス・財務情報に強い関心を持つ学生を求めています。過去のテーマもSPA・百貨店業界という具体的な業界・企業のビジネスモデルを論じさせる出題が続いており、2027年度予告もシェアリングサービスという新しい業態が題材です。教科書的な経営理論だけでなく、実際の企業名・業界の動向を新聞やニュースで追い、具体的な事例を引きながら論じる練習が直接的な対策になります。
経営学部(経営学科・ホスピタリティ経営学科)を志望する場合
経営学部は「経営品質」という考え方を軸にした出題が2期連続で続いており、2027年度予告では事業承継という中小企業の実務課題に発展しています。抽象的な経営理論を語るだけでなく、「具体的な企業をあげて」という指示が繰り返し出ている点から、実在する企業を題材にした具体例を用意しておくことが重要です。ホスピタリティ経営学科を志望する場合も試験内容・テーマは経営学科と共通です。
経済学部を志望する場合
経済学部は「価格メカニズム」(前期)「マクロ経済学の国民所得決定」(後期)という、ミクロ・マクロそれぞれの基礎理論を図や記号を使って説明させる出題が続いています。2027年度の予告テーマも「経済学を理論・政策・歴史の3つの面から捉える」という総論的な内容で、前期・後期共通です。ミクロ経済学(価格メカニズム・資源配分)とマクロ経済学(国民所得決定・財政政策・金融政策)の基礎を、図表や数値例を使って説明できるレベルまで仕上げておくことが対策の中心になります。
法学部を志望する場合
法学部は「親子の関係」という身近なテーマを、法的な分析でなくてもよいとしながら、問題意識の的確さと論理的な説明力を評価する出題が続いています。2027年度予告は生成AIと人間性という別テーマに切り替わっていますが、いずれも「法律の条文知識」ではなく「社会的な問題について筋の通った文章を書けるか」が評価軸である点は共通です。法学部特有の専門知識の暗記に時間を使うより、時事的な社会問題について賛否両論を整理し、根拠を示しながら自分の立場を書く練習を積むほうが効率的です。
外国語学部を志望する場合
外国語学部は「英語との関わり方」「AIを取り入れた英語学習」「英語学習時間と能力の関係」など、英語学習そのものを題材にした出題が続いています。特別な英語の専門知識を問うのではなく、自分自身の学習経験を具体的に語れるかが問われる傾向です。これまでの英語学習でうまくいったこと・つまずいたこと・今後の学習計画を、具体的な体験に基づいて言語化しておくことが対策になります。
国際学部を志望する場合
国際学部は中東情勢とエネルギー問題、気候変動、オーバーツーリズムなど、国際社会の時事的な課題を扱う出題が続いています。特定の地域や制度の詳細な知識よりも、国際的な出来事が日本の経済・生活にどう影響するかを構造的に説明できるかが評価される傾向です。日頃から国際ニュースを、日本への影響という視点で読む習慣をつけておくことが対策になります。
情報学部を志望する場合
情報学部はSNS・生成AI・Society 5.0・5G技術など、情報技術と社会の関わりを扱う出題が続いています。技術的な専門知識そのものよりも、新しい技術が社会にもたらす利便性とリスクの両面を整理し、その課題への技術的・社会的な対処法まで具体的に論じる構成が繰り返し求められています。「利便性→課題→対処法」という三段構成をあらかじめ型として持っておくと、どの技術テーマが出ても対応しやすくなります。
7学部に共通するのは、いずれも「時事的な社会テーマについて、学部の専門分野の視点から自分の考えを論じる」という出題の型です。学部ごとに扱う分野(経営・経済・法律・国際関係・情報技術など)は異なりますが、求められている力は「知識の暗記量」ではなく「与えられたテーマを専門分野のレンズで捉え直し、60分という制限時間の中で一貫した文章に組み立てる力」です。具体的な字数指定は年度・学部の要項に明記されるため、出願前に必ず確認してください。志望学部を決めたら、まず新聞やニュースサイトでその学部の専門分野に関わる時事テーマを継続的に読み、自分なりの意見を短時間で文章化する練習から始めるのが、どの学部にも共通する土台になります。
併願を考えるなら
大阪学院大学の編入学試験は前期・後期の年2回受験できるため、まず前期で受験し、結果を踏まえて他大学の対策を調整するという組み方が可能です。関西圏で3年次編入を実施している大学と併願する場合、小論文・面接という試験形式が共通する大学を選ぶと、1つの準備が複数校に効きやすくなります。
関西の私立大学の編入学試験については、当サイトの近畿大学法学部の編入試験対策や近畿大学経営学部の編入試験対策でも学部別の試験科目を整理しています。3年次編入を実施している大学の全体像を確認したい場合は3年次編入できる大学一覧【2026年度版】を、面接対策の基本については大学編入の面接対策|質問例と志望理由の答え方を参照してください。
関西圏の私立大学の編入学試験は、大阪学院大学と同じく「小論文+面接」という構成を採用している大学が少なくありません。試験科目の型が似ている大学同士を組み合わせれば、1つの答案練習・面接練習が複数校の対策として機能します。逆に、学力試験(英語・専門科目の筆記)を課す大学と併願する場合は、小論文対策とは別に科目別の学習時間を確保する必要があるため、併願校を決める段階で試験科目の型を必ず比較してください。また、大阪学院大学は前期・後期の2回受験機会があるぶん、前期の受験を経験してから後期・他大学の対策を調整するという時間の使い方もできます。
よくある質問
大阪学院大学の編入学試験はどの学部で受けられますか。
商学部・経営学部(経営学科・ホスピタリティ経営学科)・経済学部・法学部・外国語学部・国際学部・情報学部の7学部8学科で実施されています。すべて3年次編入で、試験内容(小論文60分100点+面接)と選抜方法は全学部共通です。
編入後は何年次になりますか。
全学部とも3年次編入です。大学2年生(62単位以上取得見込み)から大学卒業者(学士)まで、出願資格を満たす方はいずれも3年次からの入学になります。
出願資格は何ですか。
次の4つのいずれかに該当することが必要です。(1)日本の大学を卒業した者・卒業見込みの者、(2)日本の短期大学・高等専門学校を卒業した者・卒業見込みの者、(3)大阪学院大学以外の日本の大学に2年以上在学し62単位以上修得した者・修得見込みの者、(4)修業年限2年以上の専修学校専門課程を修了した者・修了見込みの者です。
試験内容と配点はどうなっていますか。
小論文(60分・100点)と面接(10分程度、教員2名による個人面接)です。小論文の配点は100点と公表されていますが、面接の配点は公表されておらず、小論文・面接・志望理由書・出願書類を総合的に評価して判定されます。
前期日程と後期日程の違いは何ですか。
2027年度は前期日程が11月16日~25日出願・12月5日試験、後期日程が1月29日~2月9日出願・2月20日試験です。募集人員・出願資格・試験内容はいずれも同じですが、小論文のテーマは学部によって前期・後期で異なります(経済学部・法学部は大学公表のテーマ・キーワードが前期・後期で同一です)。
倍率はどれくらいですか。
大阪学院大学は学校推薦型選抜・一般選抜・共通テスト利用・総合型選抜については学部・学科・制度別の志願者数・受験者数・合格者数・倍率を公表していますが、編入学(3年次)についてはこのデータに含まれておらず、2024年度~2026年度のいずれの入試データにも編入学の数字は記載されていません。倍率・志願者数は非公表というのが現時点での事実です。
過去問は入手できますか。
大学の入試情報サイトで、直近に実施された編入学試験の小論文問題が公開されています。2025年12月6日実施(前期日程)・2026年2月21日実施(後期日程)の問題は入試情報サイトの「過去入学試験問題」ページからダウンロードできます。
小論文のテーマは事前にわかりますか。
2027年度の入学者選抜要項には「小論文の内容・キーワード」という章があり、次に実施される前期日程・後期日程それぞれについて、学部別に小論文の題材となる文章の要旨とキーワードが試験前から公開されています。多くの大学が過去問しか公開しないなか、これは大阪学院大学の編入学試験に特有の情報公開の仕方です。
単位はどこまで認定されますか。
共通科目・専攻科目・演習科目を合わせて最大62単位まで認定されます。ただし修得科目の内容によっては、学部によりこの62単位のすべてを卒業必要単位に充当できない場合があり、3年次編入学が許可されても在学年数を延長しなければならない場合があるとされています。
教職課程を受講したい場合、何に注意すればよいですか。
教職課程の受講を希望する場合は、出願前に「単位認定事前確認」を受ける必要があります。前期日程は10月9日~10月26日、後期日程は12月16日~1月8日の期間内に、教職課程受講事前単位認定確認書と必要書類(卒業証明書等・成績証明書・シラバス・学力に関する証明書)を郵送する必要があります。
出願にはどのような書類が必要ですか。
志願票(マイページから印刷)・志望理由書(1000字以内)・卒業証明書等(卒業状況に応じて卒業証明書/卒業見込証明書/在学証明書のいずれか)・成績証明書(単位数明記)・シラバス(履修し合格したすべての授業科目分)・単位認定申請書の6点です。卒業証明書等・成績証明書・シラバスの3点は出願登録の前に準備しておくよう案内されています。
経営学部・経済学部で3年次から選べないコースはありますか。
あります。経営学部経営学科のグローバル管理者育成コース、経済学部経済学科のグローバル・エコノミーコースとスポーツ経済コースの3コースは、編入学年次(3年次)からは選択できないと要項に明記されています。これらのコースへの入学を希望する場合、編入学以外の制度を検討する必要があります。
まとめ
大阪学院大学の編入学試験について、公式要項と実際の出題資料から確認できることを整理します。
まず、実施学部は商学部・経営学部(経営学科・ホスピタリティ経営学科)・経済学部・法学部・外国語学部・国際学部・情報学部の7学部8学科で、事前調査どおりの7学部すべてが対象でした。試験内容・選抜方法・日程はすべての学部で共通の1本の制度であり、学部ごとに変わるのは小論文の出題テーマだけです。
次に、募集人員は全学部・学科とも「若干名」で、倍率・志願者数のデータは公表されていません。一般選抜等の詳細な入試データが公開されている一方で、編入学だけはこの集計から外れているという事実は、対策を考える前提として押さえておく必要があります。
最後に、大阪学院大学は多くの大学と違い、次回実施される試験の小論文テーマ・キーワードを要項のなかで事前に公開しています。2026年度に実際に出題されたテーマと合わせて読むことで、学部ごとの出題の型(時事的な社会テーマ×具体例を挙げた論述)が見えてきます。倍率という数字がない分、テーマの傾向をつかみ、志望理由書と矛盾のない答案を用意することが、実質的な対策のすべてになります。
本記事の数値は大阪学院大学が公表する2027年度編入学入学者選抜要項、2024年度~2026年度入試データ、および2026年度過去入学試験問題に基づいています。制度・日程・募集人員・試験内容は年度によって変更される場合があるため、出願前には必ず大阪学院大学が公表する最新の入学者選抜要項をご確認ください。
これから出願を検討する場合、優先すべき行動は次の3つです。第一に、志望学部のシラバス提出に備えて、在籍校で履修した科目のシラバス(講義要項)を早めに集めておくこと。第二に、2027年度予告テーマ・キーワードと2026年度の実際の出題を照らし合わせ、志望学部の出題の型(時事テーマ×具体例を挙げた論述)に沿って60分で書き切る練習を積むこと。第三に、志望理由書(1000字以内)を学部のアドミッション・ポリシーと結び付けて作成し、小論文の答案・面接での回答との一貫性を確認することです。倍率という目安がない試験だからこそ、この3点の完成度が合否に直結します。
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