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日本大学大学院法学研究科の入試対策|出願資格・研究計画書・面接まで【2027年度】

日本大学大学院 法学研究科を目指すなら、最初に専攻とコース、一般入試・社会人特別入試のどちらが研究目的と経歴に合うかを決め、研究計画書、筆記試験、口述試験を同じ研究テーマで結び付けて準備することが重要です。2027年度(令和9年度)入試は公法学・私法学・政治学の3専攻で実施され、一般入試では書類審査に加えて外国語、論文、口述が総合評価されます。社会人特別入試は外国語試験がなく、対象コースや出願資格も一般入試とは異なります。したがって、単に法律科目を暗記するのではなく、自分の研究課題に合う入試区分から逆算することが対策の出発点です。
日本大学大学院法学研究科とは、法律学と政治学を研究する大学院で、公法学・私法学・政治学の各専攻に、研究者養成を意識した専門研究コースと、高度専門職業人を養成する総合研究コースが置かれています。私法学専攻には知的財産コース、政治学専攻には公共政策コースもあります。司法試験を経て法曹を養成する法務研究科、いわゆる法科大学院とは目的も入試も別です。名称が似ているため、募集要項や過去問を探す段階で取り違えないよう注意してください。法学研究科は研究と修士論文を中心に学ぶ大学院であり、博士前期課程では原則として2年間の学修を経て修士学位の取得を目指します。
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この記事では、大学公式の2027年度入試情報を基に、募集人数、出願資格、日程、研究計画書の組み立て方、外国語・論文・過去問対策、口述試験で問われる内容まで順番に解説します。公式情報では過去問は法学部教務課窓口で閲覧できると案内されており、オンライン公開を前提に対策を始めると予定が崩れかねません。数値や日程は方式ごとに整理しますが、出願時には大学公式サイトとWeb出願画面の最新版を再確認してください。特に、研究計画書の様式はWeb出願の本登録画面から取得するため、一般的なテンプレートだけで完成させず、指定様式に合わせて内容を調整する工程を確保しておく必要があります。
合格可能性を高める鍵は、研究したい問い、先行研究、方法、志望する専門演習、修了後の進路が一本の線でつながっていることです。筆記で知識を示しても、研究計画書と口述の説明が食い違えば、研究遂行力への疑問が残ります。反対に、壮大なテーマを掲げるだけでも十分ではありません。限られた修業年限で資料を集め、分析し、論文としてまとめられる範囲へ絞り込みましょう。法学部出身でない人や仕事と両立する社会人も、現在地を正確に把握して段階的に準備すれば、何を補うべきかが明確になります。
日本大学大学院法学研究科の特徴と法務研究科との違い
3専攻と4つのコースから研究目的に合う場を選ぶ
日本大学大学院法学研究科には、公法学専攻、私法学専攻、政治学専攻があります。公法学では憲法、行政法、税法、国際法、刑法など、私法学では民法、民事訴訟法、商法、知的財産法などの専門演習が公式一覧に掲載されています。政治学では政治理論、行政、公共政策、国際政治など、法律学と隣接する社会現象を研究対象にできます。出願時に大切なのは、大学名から先に決めるのではなく、研究したい問いを扱える専門演習があるかを確かめることです。
専門研究コースは、博士前期課程から後期課程までを視野に入れた研究者養成のコースです。総合研究コースは、博士前期課程での修了を前提に、高度な専門知識を備えた職業人を育てます。知的財産コースは私法学専攻に属し、特許、商標、著作権などの法制度と実務・政策・ビジネスを横断します。公共政策コースは政治学専攻に属し、公務員など公共性の高い職業に必要な知見を磨く設計です。コース名は肩書ではなく、修了後に研究を続けるか実務へ還元するかという学修目的の違いを表します。
法学研究科と法務研究科は目的が異なる
法学研究科と法務研究科を混同すると、資料収集も試験対策もずれてしまいます。法務研究科は法科大学院であり、法曹養成を目的とする専門職大学院です。一方、この記事が扱う法学研究科は、法律学・政治学の研究を深め、修士論文を作成する大学院です。法学研究科の博士前期課程は、所定の研究指導を受け、修士論文審査と最終試験に合格することが修了要件に含まれます。司法試験受験資格を主目的にする進路とは別だと理解しましょう。
| 比較項目 | 法学研究科 | 法務研究科 |
|---|---|---|
| 主な目的 | 法律学・政治学の研究、高度専門職業人・研究者の養成 | 法曹養成 |
| 学修の中心 | 専門演習、研究指導、修士論文 | 法理論と法律実務教育 |
| この記事の対象 | 対象 | 対象外 |
| 確認する公式ページ | 大学院法学研究科 | 大学院法務研究科 |
研究科選びに迷う場合は、「何の資格が欲しいか」だけでなく、「2年間でどの問いをどの資料によって明らかにしたいか」を文章にしてください。判例や法令の解釈を掘り下げたいのか、制度の運用実態を調べたいのか、政策を比較分析したいのかで、適切な専攻と演習は変わります。志望理由は大学の知名度ではなく、研究課題と教育資源の一致で説明するのが基本です。
仕事と両立しやすい時間帯も研究可能性と併せて見る
公式案内には平日6時限が18時30分から20時、7時限が20時10分から21時40分までと示され、土曜授業の時間帯も設定されています。夜間時間帯があることは社会人にとって有力な判断材料ですが、希望する専門演習や必要科目が毎年度どの曜日・時限に開講されるかは別問題です。時間帯の存在と実際に履修できる時間割を分けて確認してください。
入学後の研究時間も見積もる必要があります。授業に出席できても、判例・文献の収集、報告資料の作成、修士論文執筆の時間がなければ研究は進みません。通学時間、繁忙期、家族の予定を含めて週単位の学修時間を仮置きし、面接でも現実的な両立策を説明できるようにします。大学院選びは入試に通るかだけでなく、修士論文まで完走できる環境かを判断する作業です。
入学後の成果から逆算して専攻を決める
専攻選択では、入試科目の取り組みやすさより、最終的にどの分野の修士論文を書きたいかを優先します。一つの社会問題が公法、私法、政治学の複数領域にまたがることは珍しくありません。そこで、誰のどの行為を対象にし、法規範の解釈を中心にするのか、政策形成や運用過程の説明を中心にするのかを区別します。対象が同じでも、中心となる問いによって適切な専攻が変わるからです。
迷うテーマについては、各専攻で書く場合の仮タイトル、主要資料、研究方法を一枚ずつ作り、比較すると判断しやすくなります。専攻は研究対象だけでなく問いと方法の組合せで選ぶと、研究計画書の筋も通ります。入試直前に専攻を変えると、専門演習、先行研究、筆記範囲まで変わり得るため、早い段階で仮決定して検証を進めましょう。
2027年度入試の募集専攻・コース・募集人数
一般入試は第1期と第2期で募集人数が異なる
2027年度の一般入試は、博士前期課程の公法学・私法学・政治学で第1期と第2期が行われます。公法学と私法学は各期15名、政治学は第1期5名、第2期10名です。表の人数は一般入試の募集枠であり、研究科全体の入学定員や社会人特別入試の募集人数とは一致しません。数字を見るときは、どの入試区分・時期・専攻の数字かをそろえることが大切です。
| 専攻 | 主な対象コース | 一般第1期 | 一般第2期 |
|---|---|---|---|
| 公法学 | 専門研究・総合研究 | 15名 | 15名 |
| 私法学 | 専門研究・総合研究・知的財産 | 15名 | 15名 |
| 政治学 | 専門研究・総合研究・公共政策2年制 | 5名 | 10名 |
第1期と第2期のどちらが有利かを、募集人数だけで断定することはできません。志願者数、志願する専門演習との適合、準備期間、研究計画書の完成度などが同時に影響するためです。早い時期に研究計画が固まり、筆記対策も進んでいるなら第1期を目指し、不十分なまま急ぐよりは第2期までの改善計画を立てるという考え方もあります。ただし、希望教員の募集状況や出願条件は最新一覧を確認してください。
社会人特別入試は対象コースが限定される
社会人特別入試は、公法学の総合研究コース、私法学の総合研究コースと知的財産コース、政治学の総合研究コースと公共政策2年制コースで各期若干名を募集します。専門研究コースは社会人特別入試の募集対象ではありません。研究者養成を目的に専門研究コースへ進みたい社会人は、社会人という属性だけで方式を決めず一般入試も検討する必要があります。
社会人特別入試では一般入試にある外国語試験が課されず、書類、論文、口述による総合評価が基本です。政治学専攻の公共政策コースは論文試験を除くと案内されています。科目数が少ないことを「簡単」と捉えるのは適切ではありません。研究計画と職務経験の接続、専門分野の基礎知識、入学後に研究を進める資質を、少ない評価材料で明確に示す必要があります。
公共政策1年制コースは実務経験を研究へ転換する
政治学専攻の公共政策1年制コース社会人特別入試は各期若干名です。入学予定時に満24歳以上で、官公庁等における2年以上の実務経験を有することなどが条件となります。選考は研究計画書・実務経験に関する自己申告書等の書類審査と、志望専攻分野についての口述試験です。1年制は短いから楽なのではなく研究を圧縮して進める制度です。
通常の博士前期課程は原則2年で32単位以上の修得、研究指導、修士論文審査、最終試験が求められます。公共政策1年制も1年の中で修士学位を目指すため、入学前に研究課題、利用資料、調査方法を相当程度具体化しておくべきです。実務上の「困りごと」をそのままテーマにせず、先行研究との関係や公共政策上の意義を示し、検証可能な問いへ変換してください。
過去の志願者・合格者数は専攻別倍率ではない
大学公式ページによると、令和8年度の博士前期課程入試全体は志願者82名、合格者57名でした。一般第1期は17名中14名、一般第2期は17名中10名、社会人特別第1期は4名中3名、同第2期は3名中0名などと公表されています。ただし、この集計には推薦や外国人留学生も含まれ、専攻別・専門演習別の競争状況を示すものではありません。全体の合格率を自分の合格確率として読まないことが重要です。
倍率が低く見えても、研究計画が専攻と合わなければ評価されにくくなります。反対に、志願者が多い年度でも、基礎知識と研究遂行力を各評価項目で示す準備はできます。倍率は難易度の参考情報にとどめ、研究計画書、外国語、論文、口述のどこに弱点があるかを診断して学習量を配分しましょう。
募集人数と入学定員の違いを理解する
公式ページには、一般入試の時期別募集人数とは別に、博士前期課程の入学定員として公法学30名、私法学30名、政治学15名、合計75名が示されています。入学定員は研究科の教育規模を示す数字であり、一般入試だけの募集人数ではありません。推薦、社会人特別、外国人留学生など複数の入試区分があるためです。
数字を比較するときは、分母と年度をそろえます。たとえば全方式合計の志願者数を一般入試の募集人数で割っても、正確な一般入試倍率にはなりません。公表値の意味が違う数字を組み合わせて倍率を作らないようにしましょう。受験戦略では、定員の大小よりも希望する演習で2027年度に募集があるかを先に確認してください。
出願資格と一般・社会人特別入試の選び方
一般入試は大学卒業者・卒業見込み者が基本
一般入試では、大学を卒業した人と2027年3月までに卒業見込みの人、学士の学位を授与された人・授与見込みの人、外国で16年の学校教育課程を修了した人など、複数の出願資格が定められています。4年制大学を卒業していない場合でも、指定された専修学校課程の修了や個別入学資格審査などにより対象となる可能性があります。自分に近い条項ではなく実際に該当する条項を確認してください。
個別入学資格審査を利用する場合、大学卒業者と同等以上の学力があると研究科に認められ、所定年齢に達していることが必要です。これは出願後に自動で審査される仕組みではありません。公式要項は、対象となる資格条項の該当者に、出願期間前の問い合わせを求めています。証明書類の準備にも時間がかかるため、判断に迷った段階で大学院入試係へ確認しましょう。
法学部以外の出身者は基礎知識の補強計画を示す
一般入試の出願資格は、大学の学部を法学部に限定していません。そのため、他学部出身者でも形式上の資格を満たす可能性があります。ただし、選考では法学・政治学に関する基礎知識と、希望分野で研究するための資質が考慮されます。出願できることと合格水準に達していることは別です。学部名より研究に必要な基礎を説明できるかが問われます。
たとえば経済学部出身者が租税法を研究する、工学系出身者が知的財産法を研究する、行政実務経験者が公共政策を研究するといった接続は考えられます。重要なのは、元の専門を強みとして語るだけでなく、法解釈の方法、基本概念、主要判例、政治学の分析枠組みなど、不足する基礎を特定することです。研究計画書に至るまでの読書記録と、入学前までの学修計画を準備しておくと、口述で説明しやすくなります。
社会人特別入試の年齢・職務要件を正確に読む
社会人特別入試は、大学卒業などの基礎となる出願資格に加え、入学予定時に2年以上の職務経験があり入学後も職業に従事する人、または満24歳以上の人を対象とします。つまり、全員に「2年以上の職務経験」と「満24歳以上」の両方が要求されるという読み方ではありません。とはいえ、個別事情で判断が分かれる場合は、自己判断で進めず入試係へ確認するのが安全です。
公共政策1年制は別の条件で、入学予定時に満24歳以上かつ官公庁等で2年以上の実務経験を有することなどが求められます。通常の社会人特別入試と1年制コースを同じ条件だと思わないようにしましょう。特に民間企業での経験が「官公庁等」にどう該当するかなど、文言だけで判断できない点は大学に照会してください。
| 方式 | 主な追加条件 | 対象コースの注意 | 主な試験 |
|---|---|---|---|
| 一般入試 | 大学卒業・学士等の基礎資格 | 専門研究を含む | 書類・外国語・論文・口述 |
| 社会人特別 | 職務経験と継続就業、または満24歳以上等 | 専門研究は対象外 | 書類・論文・口述 |
| 公共政策1年制社会人特別 | 満24歳以上、官公庁等で2年以上の実務経験等 | 政治学専攻のみ | 書類・口述 |
外国籍・日本語非母語の出願者は追加条件を先に確認する
一般入試と社会人特別入試の案内では、日本語を母語としない出願者に日本語能力試験JLPT N1の合格を求めています。外国籍の出願者には住民票や在留カードの写しなど追加書類があり、第2期では在留資格と在留期限に関する条件も示されています。留学生は出願前に志望研究科へ事前連絡し、研究内容や希望指導教員の確認後に交付される確認書を提出します。研究計画の完成前に事前連絡の期限を確認することが不可欠です。
証明書が日本語または英語で作成されていない場合の扱いなども、公式要項に従います。翻訳や原本取り寄せは短期間では終わらないことがあります。通常の学習計画とは別に、在留関係、語学証明、学歴証明、事前連絡を一覧化し、締切から逆算してください。
方式選びは試験科目の少なさだけで決めない
社会人特別や公共政策1年制は、一般入試より筆記科目が少なく見えます。しかし、対象コースと出願資格が限定され、職務経験や研究目的をより直接的に説明する必要があります。研究者を目指して専門研究コースを希望するなら、社会人であっても一般入試が選択肢になります。反対に、実務上の課題を職業人として深めたいなら総合研究や公共政策が適合する可能性があります。
三つの方式について、出願可能か、希望コースに入れるか、試験準備が間に合うか、入学後の研究目的に合うかの順で確認してください。受けやすさより入学後の目的との一致を優先することで、志望理由と面接回答が自然につながります。判断がつかない条件は、願書作成を進める前に公式窓口へ問い合わせましょう。
2027年度の日程・出願書類と準備スケジュール
一般入試はWeb出願と郵送書類の二つの締切を管理する
一般第1期のWeb出願は2026年8月24日から9月4日、書類受付は9月3日から11日必着、試験日は9月26日です。第2期はWeb出願が2027年1月12日から19日、書類受付が1月18日から25日必着、試験日は2月16日です。Web上で登録を終えただけでは、郵送書類の提出が完了したことにはなりません。Web締切と郵送必着日を別々に予定表へ入れるようにしてください。
| 一般入試 | Web出願 | 書類受付 | 試験 | 合格発表 | 手続期限 |
|---|---|---|---|---|---|
| 第1期 | 2026年8月24日〜9月4日 | 9月3日〜11日必着 | 9月26日 | 10月6日 | 10月16日 |
| 第2期 | 2027年1月12日〜19日 | 1月18日〜25日必着 | 2月16日 | 3月1日 | 3月8日 |
社会人特別第1期はWeb出願が2026年10月13日から23日、書類受付が10月22日から30日必着、試験日は11月14日です。第2期は一般第2期と同じ日程です。第1期の実施月が一般と社会人特別で異なるため、方式を決めないまま「秋入試」とだけ記憶すると準備期間を誤ります。日付は公式サイトの更新や個別の注意事項も含めて出願直前に再確認しましょう。
研究計画書だけでなく公的証明書の手配を早める
一般入試の主な提出物は、入学志願票、写真、卒業または卒業見込証明書、成績証明書、研究計画書です。該当者は学位授与証明書、住民票、在留カードの写し、日本語能力試験の証明書なども必要です。社会人特別では履歴書が加わり、公共政策1年制では実務に関する自己申告書も提出します。全員共通書類と自分だけに必要な書類を分けると漏れを防げます。
卒業証明書や成績証明書は、出身大学の窓口・郵送・オンライン申請など発行方法が異なります。休業期間を挟むと到着が遅れることもあります。氏名変更、海外大学の証明書、大学院修了歴がある場合の追加証明など、自分の経歴に固有の論点を洗い出しましょう。入学検定料は35,000円で別途手数料がかかると公式要項に記載されています。支払方法と証明の扱いもWeb出願画面で確認してください。
出願の4〜6か月前から逆算する
準備は「募集要項が出てから始める」のでは遅れやすくなります。研究テーマの探索、先行研究の読解、専門基礎の復習は、様式公開前でも進められます。指定様式を入手したら、用意した材料を所定欄へ配置し、文字数・書式・提出方法を合わせます。内容づくりと様式への転記を別工程として計画してください。
- 出願6か月前までに、志望専攻と研究領域の候補を絞ります。
- 5か月前までに、基本書と主要な先行研究を読み、問いの候補を比較します。
- 4か月前までに、専門演習担当者と研究分野の適合を確認します。
- 3か月前までに、研究計画書の初稿と筆記試験の答案練習を始めます。
- 2か月前までに、公的証明書を手配し、研究計画書を第三者に読んでもらいます。
- 1か月前には、指定様式、Web登録、郵送物、口述想定問答を最終確認します。
この順序は目安です。第1期を受ける人は夏季休業やお盆期間、第2期を受ける人は年末年始が証明書発行や添削日程に影響します。社会人は繁忙期と重ならないよう、締切のさらに前に自分用の締切を置いてください。
提出前は内容・形式・発送の三段階で点検する
最終点検では、誤字脱字だけでなく、志望専攻・コース・専門演習名の整合、研究テーマの表記統一、年月日の一致を確認します。次に、用紙サイズ、枚数、署名、写真、証明書の有効性など形式面を確認します。最後に、郵送方法、宛先、必着日、追跡番号を確認します。良い研究計画でも形式不備は別のリスクになるため、チェックリストを使いましょう。
提出書類一式は、封入前の状態を自分用に保存しておくと口述対策に役立ちます。研究計画書だけでなく、志願票、履歴書、自己申告書で書いた志望動機や経歴も、質問材料になり得るからです。提出後に計画を改善した場合は、提出版と現在版の差を把握し、「提出時にはこう考えたが、その後の読解でこう修正した」と説明できるようにします。
発送後は追跡状況を確認し、受験票の案内や大学からの連絡を見落とさないようにします。迷惑メール設定や登録アドレスの誤りも点検してください。出願完了後は提出版を基準に面接準備へ切り替えると、書類と口頭説明の不一致を防げます。
書き上げた研究計画書、そのまま出して大丈夫ですか?
研究職キャリアを持つ講師が、テーマ設定・先行研究の位置づけ・研究方法まで、出願レベルに届いているかを個別に確認します。
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研究計画書の書き方と指導教員の選び方
研究計画書は入学後の研究を実行可能な形で示す
研究計画書は、関心の強さを伝える作文ではありません。何を明らかにしたいか、なぜ学術的・社会的に検討する必要があるか、既存研究のどこに課題があるか、どの資料と方法を用いるかを示す文書です。日本大学大学院法学研究科では研究計画書が書類審査の対象となり、口述でも志望専攻分野について問われます。したがって、提出して終わりではなく口頭で説明できる計画に仕上げます。
指定様式はWeb出願の本登録画面からダウンロードします。公式ページだけでは文字数や各欄の詳細を一律に断定できないため、実際の様式を優先してください。一般的な構成を先に作る場合でも、最終版は指定欄に収まるよう再編集します。詳しい組み立て方は大学院入試の研究計画書の書き方完全ガイドも参考にできます。
テーマを「対象・問題・方法」で絞る
「憲法について研究したい」「知的財産に興味がある」だけでは範囲が広すぎます。対象となる制度や判例群、解明したい問題、用いる方法を組み合わせて絞ります。法学なら判例分析、立法資料の検討、比較法、法解釈など、政治学なら事例比較、政策過程分析、文書資料の分析などが考えられます。方法の名称を並べるだけでなく、どの資料にどう適用して答えを導くかまで説明しましょう。
テーマ設定では、実務上重要であることと研究上未解明であることを区別します。ニュースで注目されているというだけでは、先行研究との差が示せません。まず基本書や概説書で用語と論点を把握し、学術論文、判例評釈、紀要、学位論文、政府資料へ広げます。読んだ資料ごとに、問い、結論、方法、残された課題を短く記録すると、先行研究レビューが単なる要約になりにくくなります。
計画書の各要素を一本の論理でつなぐ
| 要素 | 書く内容 | 点検する問い |
|---|---|---|
| 研究背景 | 制度・議論の状況と問題の所在 | 一般論が長すぎないか |
| 研究目的 | 明らかにする具体的な問い | 一文で言えるか |
| 先行研究 | 既存の到達点と不足 | 自分の計画との差があるか |
| 研究方法 | 資料、対象、分析手順 | 目的に答えられる方法か |
| 研究計画 | 入学後の進行と成果 | 修業年限内に実行可能か |
| 志望理由 | 専門演習との適合 | 他大学にも通じる説明になっていないか |
よくある弱点は、背景では社会問題を大きく語り、目的では別の問いを掲げ、方法では資料名が出てこないことです。各段落の末尾が次の段落の冒頭につながるか確認してください。研究目的を達成するために先行研究を整理し、そこで残った課題に対して方法を選び、その実行環境として志望専門演習が必要だと説明します。目的と方法が対応していることが計画の核です。
指導教員は名前ではなく研究分野との適合で選ぶ
大学公式サイトには2027年度向けの専門演習担当者一覧が公開されています。公法学・私法学・政治学の中でも、同じ科目を複数教員が担当する場合があります。教員の研究者情報、最近の論文、担当科目を確認し、自分のテーマの対象・方法との接点を探しましょう。単に「著名だから」「同じ法律名が付いているから」では、具体的な志望理由になりません。
研究テーマを教員の業績へ無理に寄せるのも避けたいところです。自分の問題意識を保ちつつ、どの理論や方法について指導を受けたいかを述べます。教員への事前相談が必要か、相談方法や時期が指定されているかは、最新の募集案内に従ってください。留学生には事前連絡の手続がありますが、すべての出願者に同じ連絡ルールがあると推測してはいけません。
推敲では反論と実行可能性を点検する
初稿ができたら、専門外の人にも読んでもらい、用語が定義されているか、目的が読み取れるかを確認します。次に専門知識のある人から、先行研究の漏れ、法的論点の誤解、方法の妥当性を指摘してもらいます。最後に「その資料は入手できるのか」「2年で扱える量か」「別の説明は成り立たないか」と自問します。添削は文章の美化より論理の穴を見つけるために活用しましょう。
法学と政治学で研究方法の書き方を変える
法学の計画では、対象条文、制度趣旨、判例の射程、学説の対立など、どの法的素材をどう解釈するかを具体化します。「判例を研究する」だけでは、選定基準も分析観点も分かりません。時期、裁判所、論点などで判例群を定め、先行する評価と自分が検討する点を分けます。比較法を用いる場合は、比較対象を選ぶ理由と利用できる資料も示します。
政治学の計画では、説明したい現象、主要概念、仮説、事例選択、使用資料の関係を示します。価値判断として望ましい政策を述べるだけでなく、なぜその結果が生じたのか、制度や主体の行動をどう分析するかを設計します。分野で一般的な研究手続に沿って方法を具体化することで、実行可能性を伝えやすくなります。
筆記試験対策|外国語・論文・過去問の使い方
一般入試は外国語・論文とも90分100点
一般入試の筆記試験は、外国語と論文が各90分・100点です。外国語は英語・ドイツ語・フランス語から母語を除く1科目を選びます。紙の英和・独和・仏和辞書は参照できますが、電子辞書は認められていません。辞書を持ち込めるから準備が不要なのではなく、短時間で必要な語義を選び正確に構文を取る力が求められます。
法学・政治学の外国語文献では、日常語と専門語で訳し分けが必要です。過去問で文章の分量や設問形式を確認したうえで、専門分野の英文などを時間内に読み、論理関係を保った日本語に直す練習をします。辞書には付箋や書き込みが許されるかなど、持込条件を最新要項で確認してください。英語対策全体は大学院入試の英語対策完全ガイドでも詳しく整理しています。
外部スコアによる英語筆記免除を戦略的に使う
出願時から過去2年以内の公式スコアがTOEFL iBT 79点以上、TOEIC 730点以上、IELTS Academic 6.0以上の場合、事前申請によって外国語のうち英語筆記試験の免除を受けられます。自動免除ではなく申請が必要であり、スコアの有効期間もあります。基準達成だけでなく出願時の有効性と申請方法を確認してください。
免除を狙うか当日試験を受けるかは、現在の語学力、受験機会、研究計画書と論文対策に使える時間から判断します。外部試験は結果到着まで時間がかかり、目標点に一度で届くとは限りません。早めに模試や公式問題で現状を測り、複数回受験するなら締切から逆算します。免除されても、入学後に外国語文献を読む力は必要です。
論文試験は志望専門演習の基礎と論述力を測る
論文試験は志望する専門演習科目について90分・100点です。用語を覚えるだけでなく、問題の所在、対立する考え方、根拠、具体例、結論を限られた時間で構成する練習が必要です。科目によって六法の参照が許可される場合があるため、条文解説や判例付きではない六法を準備するよう公式案内にあります。六法は答えを探す本ではなく根拠条文を確認する道具として使います。
対策は基本書を最初から何周も読むだけで終わらせず、答案を書く段階へ進めましょう。まず論点ごとに短い説明を作り、次に60分程度で骨子と答案を作成し、最終的に90分の本番形式へ合わせます。政治学では概念や理論を定義し、事例へ適用し、因果関係と規範的評価を区別することが大切です。法学では条文、制度趣旨、判例・学説、事案への適用を筋道立てます。
過去問は窓口閲覧を前提に計画する
公式の入学試験概要では、過去問題は日本大学法学部教務課の窓口で閲覧可能で、事前予約は不要と案内されています。オンラインで自由にダウンロードできるとは記載されていません。遠方の受験生は、窓口の開室日・時間、複写や撮影の可否、閲覧できる年度を訪問前に大学へ確認すると安心です。第三者サイトの問題だけでなく大学公式の閲覧方法を使うのが基本です。
- 最初に時間を測らず、科目、出題形式、頻出領域を分類します。
- 基本書と講義ノートで、各問題に必要な知識を補います。
- 答案構成だけを短時間で複数年分作り、論点抽出を練習します。
- 90分で答案を書き、字数配分と見直し時間を記録します。
- 添削後に書き直し、知識不足と構成上の弱点を分けて管理します。
過去問と同じ問題が出ることを期待するのではなく、出題者が何を基礎と考えているか、どの程度の説明を90分で求めるかをつかみます。研究計画書のテーマ周辺だけに学習を限定すると、広い基礎を問う問題に対応できません。専門演習の基礎領域を地図のように整理し、弱点を埋めてください。
答案は採点可能な形で書く
知識があっても、問いに答えていない答案は評価につながりにくくなります。設問の指示語を確認し、「説明」「比較」「論評」など求められる作業を特定します。答案の冒頭で問題の所在と結論の方向を示し、本文で根拠を積み上げ、最後に設問へ明確に答えます。論点を多く書くことより、重要な論点を選び、関係を説明することを優先してください。
復習時は、知識、設問分析、構成、時間配分、表現の五つに失点原因を分けます。知識不足なら基本書へ戻り、構成不足なら答案骨子を反復し、時間不足なら書く範囲を選ぶ練習をします。失点の原因ごとに異なる改善策を当てると、同じ答案を書き直すだけより効率よく修正できます。
口述試験・面接対策|頻出質問と回答設計
口述は研究計画書の暗唱試験ではない
2027年度一般入試では、志望専攻分野についての口述が100点で評価されます。社会人特別入試や公共政策1年制でも口述が重要な評価材料です。提出した文章を丸暗記して読み上げるのではなく、質問の意図を捉え、根拠を示して短く答え、必要に応じて補足します。研究計画の弱点を対話の中で検証される場だと考えましょう。
面接官は、研究テーマへの関心だけでなく、先行研究を理解しているか、方法が問いに合うか、専門分野の基礎知識があるか、指摘を受けて考え直せるかを見ます。答えに詰まったときに推測で断言するより、分かる範囲と未検討の範囲を分け、今後どう確認するかを述べるほうが研究姿勢を示せます。
頻出質問を5群に分けて準備する
| 質問群 | 想定質問 | 回答の軸 |
|---|---|---|
| 志望理由 | なぜ本研究科・専攻なのか | 研究課題と専門演習の適合 |
| 研究目的 | 何を明らかにしたいか | 問いを一文で示す |
| 先行研究 | 既存研究と何が違うか | 到達点と残された課題 |
| 方法・実現性 | 資料は入手できるか | 対象、手順、期間 |
| 進路・両立 | 修了後どう生かすか | 研究成果と将来像の接続 |
各質問には、結論、理由、具体例の順で30秒版と90秒版を作ります。たとえば志望理由なら、「この専門演習で比較法の指導を受ける必要がある」が結論、「先行研究の不足に答えるため」が理由、「対象国の法令・判例を比較する」が具体例です。大学の特徴を並べず自分の研究に必要な理由を語るようにします。
研究テーマへの反論をあらかじめ作る
口述では、「その問題は既に論じられているのではないか」「対象が広すぎないか」「なぜその方法で答えられるのか」といった質問が想定されます。これらは計画を否定するためだけの質問ではなく、研究上の選択を説明できるかを見るものです。自分と異なる立場の文献を読み、計画に対する最も強い反論を三つ書き出してください。
反論への回答では、無理に打ち負かそうとせず、指摘が当たる範囲を認めたうえで、対象を限定する、資料を追加する、仮説を修正するといった対応を示します。研究は最初の考えを守り抜く競技ではありません。新しい根拠に応じて計画を修正できる姿勢も重要です。
社会人は職務経験と研究の距離を説明する
社会人特別入試では、職務経験を研究へどう生かすかが質問されやすい一方、実務経験だけで学術研究になるわけではありません。現場で感じた課題を出発点にしつつ、個別企業・部署の事情から離れ、法制度や政策の一般的な問いへ置き換えます。守秘義務に触れる情報を研究資料として扱わないよう、公開資料で検証できる設計も必要です。
仕事との両立については、「頑張る」と答えるだけでは具体性がありません。平日夜間と土曜の授業時間帯を踏まえ、勤務調整、通学、週の研究時間、繁忙期の対応を説明します。公共政策1年制なら、短期間で研究を完成させるため、入学前にどこまで資料収集を進めるかも述べましょう。
模擬面接は録画して内容と話し方を分けて直す
想定問答を作ったら、質問の順番を変えて模擬面接を行います。録画や録音を確認し、回答の結論が最初にあるか、専門用語を説明できているか、長すぎないかを点検します。視線や声量も大切ですが、表面的な印象だけを整えても内容の矛盾は隠せません。計画書の記述と口頭回答の一致を最優先してください。
一人で練習すると、予想した質問に予想した答えを返すだけになりがちです。研究計画書を初めて読む第三者と、専門知識のある第三者の両方から質問を受けると、説明不足と専門上の弱点を分けて発見できます。頻出質問と練習方法は大学院入試の面接対策完全ガイドも参考になります。
回答できない質問への対応も練習する
本番では、準備していない研究者名、反対説、関連制度について聞かれる可能性があります。知らないことを知っているように装うと、追加質問で説明が崩れます。まず質問の範囲を確認し、自分が理解している部分を述べ、未確認の部分は率直に区別します。そのうえで、どの資料や観点から調べるかを答えます。
質問を聞き取れなかったときは、推測で長く話し始めず、確認を求めます。考える時間が必要なら、要点を整理してから回答してよいでしょう。即答の速さより問いに対応した誠実な説明を優先します。模擬面接では、わざと未知の質問や批判的な質問を入れ、落ち着いて考える練習も行ってください。
合格までの学習計画と独学・指導利用の判断
最初に4領域の診断を行う
学習計画を立てる前に、研究計画、専門知識、外国語、口述の4領域を診断します。一般入試では、どれか一つだけが突出していても、書類・筆記・口述の総合評価に耐えるとは限りません。社会人特別でも、外国語がない分、研究計画・論文・口述の準備が重くなります。得意科目ではなく合否上の弱点から時間を配分しましょう。
- 研究目的を一文で言えず、先行研究との差も曖昧なら、研究計画を優先します。
- 基本概念や主要論点を説明できないなら、専門基礎を優先します。
- 過去問を90分で処理できないなら、答案構成と時間管理を優先します。
- 計画書への質問に答えると矛盾が出るなら、口述練習と計画の修正を往復します。
週単位で入力・出力・修正を回す
基本書や論文を読む「入力」だけでは、筆記と口述に必要な出力力が育ちにくくなります。1週間の中に、文献読解、答案作成、研究計画書の改稿、口頭説明を配置してください。日曜に一週間分をまとめて行うより、短時間でも複数日に分けたほうが復習間隔を作れます。読む・書く・話す・直すを毎週一巡させるのが理想です。
記録は学習時間だけでなく成果物で残します。「基本書を3時間読んだ」ではなく、「行政裁量の論点を400字で説明した」「過去問1題の骨子を20分で作った」「研究目的を2案比較した」と記録します。成果物があれば、翌週に改善したかを判断できます。
時期別の到達目標を置く
| 時期 | 研究計画 | 筆記 | 口述・出願 |
|---|---|---|---|
| 4〜6か月前 | テーマ候補と先行研究整理 | 基礎範囲の診断 | 資格・方式を確認 |
| 2〜3か月前 | 初稿から複数回改稿 | 過去問・答案練習 | 証明書手配 |
| 1か月前 | 指定様式で完成 | 本番時間で演習 | 想定問答と発送確認 |
| 直前期 | 要点を口頭説明 | 弱点と持込物確認 | 模擬面接・会場確認 |
第1期不合格後に第2期へ再出願する場合は、同じ準備を繰り返すのではなく、評価材料ごとに仮説を立てます。研究課題が広かった、論文の基礎が不足した、口述で方法を説明できなかったなど、改善可能な点を洗い出します。結果から原因を断定はできませんが、提出物と再現答案を材料に具体的に振り返ることはできます。
独学が向く場合と第三者指導が有効な場合
志望分野の基礎があり、自分で先行研究を探し、答案を評価でき、計画書への率直な指摘を得られる環境なら、独学で進めやすいでしょう。一方、法学部以外から挑戦する、テーマの絞り込みが進まない、過去問答案の良否を判断できない、面接練習の相手がいない場合は、第三者の指導を検討する価値があります。
指導を選ぶ際は、合格実績の数字だけでなく、研究計画書の添削と筆記答案の指導が連動するか、専門分野に対応できるか、口述で計画の矛盾を指摘してもらえるかを確認します。書類だけを整える指導では総合評価に対応しにくいためです。スプリング・オンライン家庭教師の日本大学大学院 法学研究科を含む大学院入試対策コースでは、オンラインで個別の進捗に合わせた対策を相談できます。
本番一週間前は新しい教材を広げすぎない
直前期は、研究計画書、主要文献の要旨、頻出論点、過去問で間違えた箇所に範囲を絞ります。一般入試では紙の辞書、科目により六法を持参するため、普段の演習から同じ道具を使います。受験票、筆記用具、会場までの経路、集合時刻も確認し、試験開始後の遅刻に関する公式注意を軽視しないでください。
口述では完璧な答えを作るより、自分の研究目的、方法、志望理由を短く正確に説明できる状態を目指します。睡眠を削って知識を増やすより、答案を書く速度と説明の安定性を保つほうが本番の再現性につながります。
入試後まで見通した準備にする
試験対策で読んだ基本書、先行研究のメモ、判例一覧、答案の修正履歴は、入学後の研究にも使える形で整理します。書誌情報と引用箇所を残し、テーマ別に検索できるようにしておけば、合格後に文献を探し直す手間を減らせます。研究計画書で挙げた資料は、入手可能性と内容をもう一度確認してください。
入試は学修の終点ではありません。合格後から入学までに、口述で指摘された弱点、未読の主要文献、必要な語学力を補う計画を作ります。受験勉強を修士論文の準備段階として蓄積する姿勢が、入学後の立ち上がりを助けます。結果にかかわらず、作成物と振り返りを残して次の行動へつなげましょう。
よくある質問(FAQ)
日本大学大学院法学研究科の倍率はどのくらいですか。
大学公式では、令和8年度の博士前期課程入試全体が志願82名・合格57名と公表されています。ただし、推薦、一般、社会人特別、外国人留学生を含む集計で、専攻別の倍率ではありません。一般第1期は17名中14名、第2期は17名中10名でしたが、過年度の全体数字だけで自分の合格可能性は判断できません。志望専門演習との適合と各試験の準備状況を優先して考えてください。
法学部出身でなくても出願できますか。
出願資格は出身学部を法学部に限定していないため、大学卒業など所定の資格を満たせば他学部出身者も出願できる可能性があります。ただし、選考では法学・政治学の基礎知識も考慮されます。元の専門と研究テーマの接点を示し、不足する基礎科目を入学前にどう補うか説明できるようにしましょう。
社会人特別入試は何歳から受けられますか。
通常の社会人特別入試は、基礎となる出願資格に加え、入学時に2年以上の職務経験があり入学後も職業に従事する人、または満24歳以上の人が対象です。公共政策1年制は、満24歳以上かつ官公庁等で2年以上の実務経験を有することなど、条件が異なります。二つの社会人向け区分を同じ条件で読まないよう注意し、個別事情は入試係へ確認してください。
研究計画書の指定文字数や様式はどこで確認できますか。
2027年度の公式案内では、研究計画書はWeb出願システムの本登録画面からダウンロードするとされています。そのため、一般的な研究計画書テンプレートの文字数をそのまま当てはめず、実際の指定様式を確認してください。様式入手前は研究目的、先行研究、方法、スケジュールの素材を作り、入手後に欄と分量へ合わせると効率的です。
TOEICスコアで英語試験は免除されますか。
一般入試では、出願時から過去2年以内のTOEIC 730点以上を含む所定の公式語学スコアがあれば、事前申請により英語の筆記試験が免除されます。TOEFL iBTは79点以上、IELTS Academicは6.0以上です。基準点を持っていても申請手続をしなければ自動免除ではありません。証明書と有効期間を最新要項で確認してください。
過去問はオンラインで入手できますか。
大学公式の入試概要では、過去問題は法学部教務課窓口で閲覧可能で、事前予約は不要と案内されています。オンライン配布は明記されていません。窓口の開室状況、閲覧可能年度、複写・撮影の可否は変更もあり得るため、訪問前に大学へ確認してください。
面接では何を聞かれますか。
公式には志望専攻分野についての口述とされ、研究目的、先行研究、方法、志望理由、専門基礎、修了後の進路などが中心になると考えられます。これは試験内容からの対策上の整理であり、特定の質問が出ると保証されるものではありません。研究計画書の全項目を根拠付きで説明できる状態を作り、追加質問にも答える練習をしましょう。
日本大学大学院法学研究科と法務研究科はどう違いますか。
法学研究科は、法律学・政治学の専門研究と修士論文を中心に、研究者や高度専門職業人を養成する大学院です。法務研究科は法科大学院で、法曹養成を目的とします。受験する研究科を取り違えると募集要項、試験科目、取得する学位や進路が変わるため、公式サイトの名称とURLを確認してください。
まとめ|方式選びから研究計画書・筆記・口述をつなげる
日本大学大学院 法学研究科の2027年度入試は、公法学・私法学・政治学の3専攻で実施されます。対策では、大学公式の募集要項を読むだけでなく、どの情報が自分の方式・専攻・コースに該当するかを整理することが大切です。特に一般入試と社会人特別入試では、対象コース、出願資格、試験科目、第1期の日程が異なります。
- 法学研究科は研究と修士論文を中心とし、法科大学院である法務研究科とは異なります。
- 一般入試は書類、外国語、論文、口述を総合評価します。
- 社会人特別入試は専門研究コースを募集せず、外国語試験がありません。
- 公共政策1年制は満24歳以上、官公庁等で2年以上の実務経験など独自条件があります。
- 研究計画書はWeb出願の指定様式を使い、目的・先行研究・方法・実現性を一貫させます。
- 過去問は公式案内上、法学部教務課窓口で閲覧可能です。
- 口述では計画書の暗唱ではなく、質問に応じて根拠を説明する力を磨きます。
準備の順番は、志望分野と専門演習の適合確認、出願資格と方式の決定、研究計画書の作成、基礎知識と過去問による筆記対策、口述練習です。これらを別々に進めず、同じ研究テーマを軸に往復してください。書類・筆記・口述で一貫した研究者像を示すことが、総合評価への最も素直な備えになります。
2027年度の日程や数値は大学公式情報に基づいていますが、出願書類の細部、専門演習担当者、窓口の利用条件などは更新される可能性があります。実際に出願するときは、公式サイトとWeb出願画面で最新版を確認し、不明点は大学院入試係へ問い合わせてください。独学でテーマの絞り込み、研究計画書の推敲、答案の評価、模擬面接まで行うことに不安がある場合は、専門の指導を活用するのも一つの方法です。
まずは希望する専門演習の一覧を確認し、研究目的を一文で書くところから始めてください。その一文を基準に、先行研究、方法、志望理由、筆記の学習範囲、口述の回答をそろえていけば、準備の優先順位が見えます。日程表と出願書類一覧も早めに作り、学習上の課題と手続上の課題を分けて管理しましょう。公式情報の更新日も記録しておくと、再確認すべき資料が分かります。今日決める小さな作業を明確にすることが、長期の受験準備を着実に進める第一歩です。
書き上げた研究計画書、そのまま出して大丈夫ですか?
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