【2025年度 完全版】筑波大学社会・国際学群社会学類法学主専攻の傾向と対策

大学編入2025.01.19

目次

第1章 筑波大学社会国際学群社会学類法学主専攻とは

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1-1 筑波大学の理念と社会国際学群の特徴

筑波大学は1973年に創設された国立大学で、東京大学などの旧帝大系とは異なる「新構想大学」として位置づけられています。広大なキャンパス、スポーツ・研究施設の充実、実践的なカリキュラムなどが特徴であり、学際的な研究が盛んな総合大学として高い評価を得ています。

そのなかでも「社会国際学群」は、社会学・国際関係学・地域研究などを横断的に学べる学群です。現代社会の複雑な課題を多角的に捉える力を養う場として機能しており、法学主専攻では伝統的な「法学部」では得られにくい学際的アプローチが可能となっています。

1-2 法学主専攻の魅力

  1. 学際的アプローチ
    社会学や国際関係学の知見を取り込みながら法律を学ぶことができるため、多面的な視点を身につけられます。たとえば、国際問題を法的観点だけでなく、社会学的・政治学的視点からも論じられるようになります。
  2. 少人数教育による徹底指導
    筑波大学は少人数ゼミを重視する傾向があります。法学の基本文献を講読しながら、参加型のディスカッションで理解を深めることができるため、大人数講義では得られない濃密な指導を受けやすい環境です。
  3. 就職実績の安定
    国立大学のブランド力、学際的な素養、そして法学の基礎知識という三拍子が揃うことで、多彩な進路を選べます。民間企業の法務部や公務員、NPO・NGOなど、幅広いフィールドでの活躍が期待されます。

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第2章 編入試験の概要

筑波大学社会国際学群社会学類法学主専攻編入試験(以下「本試験」)では、大きく分けて以下の審査が行われます。

  1. 筆記試験:法学専門科目(論述式)+英語
  2. 書類審査:志望理由書など
  3. 面接試験(口述試験)

本試験は他大学の法学部編入試験とも共通点がありますが、「社会国際学群社会学類」という枠組みのなかで行われる点と、「筑波大学の学風を強く意識した志望理由の提示が求められる点」に特徴があります。


第3章 法学専門科目の詳細対策

ここからは、最重要といえる法学専門科目の対策を深堀りしていきます。特に最新情報として、

  • 憲法:幅広く出題される
  • 民法:総則がメイン
  • 刑法:各論は出題されず、総論のみ(または総論レベルに限られる)

という重要なポイントが挙げられます。

3-1 憲法

3-1-1 出題傾向と学習範囲

  • 出題形式:すべて論述式
  • 範囲:基本的人権、統治機構(国会・内閣・裁判所)、地方自治、憲法改正など
  • 参考になる判例:最大判例(昭和、平成時代の主要判例)を中心に、人権問題や違憲立法審査関連

試験は当然論述式であるため、丸暗記だけでは対応できません。憲法の理念・条文・判例を踏まえて論理的に文章を書く力が求められます。

3-1-2 論述対策の具体策

  1. 基本書での概念整理
    憲法は判例学習が重要ですが、その前提となる「条文がどんな権利を規定しているのか」「公共の福祉とは何か」といった概念を基本書等で整理しましょう。芦部信喜の『憲法』や長谷部恭男の『憲法』など、定評ある教科書の序章・総説部分は特に丁寧に読むことをおすすめします。これらの基本書が読みにくければ、資格試験向けの参考書なども有用です。
  2. 判例理解と理由づけ
    論述で得点を伸ばすには、判例の結論ではなく「理由づけ」が鍵になります。たとえば、“表現の自由”に関する事例では、「表現の自由は民主主義社会の根幹なので厳格に保障されるべきだ」などの憲法理論をしっかり説明できると高評価につながります。
  3. 過去問や類似問題で演習
    筑波大学の過去問が手に入るなら必ずチェックし、時間を計って書いてみましょう。もし過去問が少ない場合は、他大学の法学部編入試験の論述問題で代用し、練習量を確保します。

3-1-3 注意点

  • 令和6年以降、憲法の出題数が増える可能性があると予想されていますが、“短答式”が出る可能性は極めて低いです。したがって、“穴埋め問題”や“○×問題”の勉強に時間を割くよりは、論述力強化を優先してください。
  • 最新の時事問題を一部踏まえた出題もあり得ます。たとえば、「緊急事態条項」「同性婚をめぐる議論」「参政権・投票年齢」など、社会的に注目を集めるテーマが論述で問われる可能性を頭に入れておきましょう。

3-2 民法:総則に特化した深掘り学習

3-2-1 総則メインの出題範囲

筑波大学社会学類法学主専攻の試験の民法では「総則」が中心的に出題されます。民法総則は条文でいえば1条から174条前後までが主要な領域です。具体的には、

  • 権利能力・意思能力
  • 意思表示(瑕疵ある意思表示、心裡留保、虚偽表示、錯誤)
  • 代理
  • 無効・取消し
  • 時効

などが主要論点となります。

3-2-2 対策ポイント

  1. 条文の素読・理解
    民法総則は、文章が比較的短く、抽象的な規定が多いです。まずは条文をしっかり読んで、どこに何が書かれているのかを把握しましょう。「何条に、どのような文言で、何が規定されているか」を大まかに記憶しておくだけでも、論述時の武器になります。
  2. 判例の重要性
    総則分野では、代理・無効・取消しなどを巡る判例が多く存在します。各論(物権や債権)ほど複雑な事例は少ないですが、意思表示に関連する判例(錯誤判例など)は頻出です。判例百選(民法総則)を活用して、主要判例の事実関係と論点、判旨を押さえてください。
  3. 論述演習で事例処理を身につける
    総則は抽象的といえども、事例問題が出ると「代理人が勝手に契約を結んだ場合は有効か」「心裡留保や錯誤がどこまで認められるか」など、具体的な紛争処理が問われます。条文や判例に基づき、「規範 → あてはめ → 結論」の流れをスムーズに書けるよう訓練しましょう。

3-2-3 よくあるミスと対策

  • 条文の誤記論述式では、民法○○条などを正確に引用できるかが印象を左右します。最低限、代理・意思表示・時効の条文番号くらいは確実に押さえておきましょう。
  • 理由づけの不足民法総則を学ぶ際、多くの受験生は「こういう結論になる」という点だけ覚えがちですが、なぜその結論に至るのかをきちんと説明できるようにすることが大切です。
  • 無理な範囲拡大編入試験は学習時間が限られています。債権・親族相続など他の分野に深入りしてしまうと、総則分野の演習が疎かになる恐れがあります。出題範囲をしっかり踏まえ、総則を重点的に取り組む方が効率的です。

3-3 刑法:各論が出ない、総論重視の学習

3-3-1 出題範囲

刑法は各論が出題されず、総論のみが試験範囲になります。総論とは、犯罪の一般的な成立要件や違法性阻却事由、責任阻却事由などを扱う部分を指します。具体的には、

  • 犯罪成立の要件(構成要件該当性・違法性・責任)
  • 故意・過失
  • 正当防衛・緊急避難
  • 責任能力(心神耗弱・心神喪失)
  • 因果関係の理論

3-3-2 学習のポイント

  1. 条文理解と学説の基礎
    刑法総論は条文そのものが少ない反面、学説上の争点が多い領域です。ただし編入試験レベルで非常にマニアックな学説対立が問われる可能性は低く、「基本的な理論(多数説・判例の立場)」を正確に理解することが重要となります。
  2. 判例の整理
    総論部分でも、因果関係や正当防衛などに関する判例があります。判例百選(刑法総論)で主要事案と判旨を把握し、「被告人に故意が認められるか否か」「正当防衛の要件を満たすか否か」などの論理展開に注目しましょう。
  3. 論述演習
    総論のみの出題といっても、簡単な事例問題で総合的に判断させる形式が多いです。たとえば、「AがBに対して暴行を加えたところ、Bは咄嗟に防衛行為をした。しかし、それが過剰だった場合どうなるか?」など、正当防衛や過剰防衛、故意・過失の認定など複数の論点が絡む問題を練習しておくとよいでしょう。

3-3-3 注意点

  • 「各論が出ない」とはいえ、問題文のなかで具体例が示される可能性はあります。たとえば、「殺人罪」「窃盗罪」という言葉が登場しても、主に問われるのは「故意や過失、違法性阻却事由の有無」といった総論的議論です。
  • 刑法に割ける学習時間が少ない場合でも、総論の基本構造はあらかじめ整理しておかないと論述で行き詰まります。最低限の体系的理解をまずは固めておきましょう。

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第4章 英語対策

4-1 筑波英語の特色とTOEFL/IELTSとの違い

従来、編入試験の英語対策としてTOEFLやIELTSを勧められることが多々あります。しかし、「TOEFLやIELTSなどの勉強は、筑波の英語対策としてはあまり機能しない」です。これは、筑波の英語が「法学・社会学に関する長文読解、要約、そして日本語小論文」からの出題であり、いわゆるスピーキングやリスニング、エッセイライティングの形式とは大きく異なるからです。

4-1-1 具体的な違い

  1. 出題内容の専門性
    TOEFL/IELTSは学術的なテーマを扱いますが、トピックが非常に幅広く、生物学・環境学・ビジネスなどあらゆる分野が対象になります。一方、筑波の編入英語は法学や社会科学系の文章が中心で、独特の専門用語や論説調の構成に慣れておく必要があります。
  2. 試験形式
    TOEFLやIELTSではリスニングやスピーキングなどのセクションが重要ですが、筑波の編入英語は読解力と要約力、日本語での論述力を試す形式が多いです。語彙レベルは高めながらも、問題のアプローチが大きく異なるため、TOEFL/IELTS対策がそのまま流用できないのです。
  3. 辞書持ち込み不可
    IELTS/TOEFLはコンピュータ上で受験する形式もあり、辞書や資料参照は当然禁止ですが、筑波大学の編入試験の編入英語でも紙の辞書持ち込み不可となっています。普段から未知の単語に遭遇しても文脈から意味を類推するトレーニングが重要となります。

4-2 効果的な英語学習法

4-2-1 法学・社会学系英文への慣れ

  • 法学英語の基本単語:constitution, legislation, liability, negligence, plaintiff, defendantなど。
  • 社会科学系単語:society, sociology, globalization, inequality, policy, governanceなど。
  • これらを大学受験レベルの英単語帳ではフォローしきれない場合があるため、専門用語集を独自に作っておくか、法律英語・社会科学英語を扱う書籍を併用すると効果的です。

4-2-2 長文読解+要約

  • 試験本番では、難度の高い長文が出題される傾向にあります。
  • 日頃から英字新聞やオンライン記事(The Economist, BBC, The Guardianなど)を読み、要点を英語or日本語でまとめる訓練をしましょう。
  • 読んだ内容を日本語で短くまとめる「サマライズ練習」は、筑波編入英語特有の「英文読解+日本語小論文」対策に直結します。

4-2-3 日本語での論述力

  • 筑波の英語試験では、英文を読んだ上で「そのテーマについて日本語で自分の意見を書く」形式の問題が頻出とされています。
  • したがって、読解力だけでなく文章構成力(起承転結・論理展開)が求められます。
  • 事前に、「この記事の趣旨は○○であり、筆者は△△だと主張している。私は□□の理由から賛成/反対である…」といった形で、短時間で論を組み立てる練習を繰り返しましょう。

第5章 志望理由書の書き方

5-1 筑波ならではの視点

他大学の法学部と違い、筑波大学は「法学部」という独立組織を持たず、「社会学類法学主専攻」という形で法学を学ぶ点が大きな特徴です。志望理由書では、「なぜ法学部ではなく社会学類法学主専攻なのか」を明確にアピールする必要があります。

  1. 社会学類×法学の学際性
    • 現代社会の複雑な問題を解決するには、法律だけでなく社会学・国際関係など多角的な視点が必要であることを強調。
  2. 筑波大学特有の環境
    • 広大なキャンパス、学生交流の活発さ、少人数ゼミ体制などをどのように活かして学びたいのか。
  3. 自身の興味・関心との接点
    • 「どのような社会問題や政策課題を法学的に解決したいのか」を具体的に描き、筑波大学での学習がどのように役立つかを論じる。

5-2 構成例

  1. 導入(興味の発端)
    • 自身が抱いている問題意識や関心領域の提示。
    • 例:「○○に関わる社会問題を解決するうえで法的枠組みに興味を持った」など。
  2. 筑波大学の学習環境とのマッチング
    • 社会学類法学主専攻のカリキュラム、教員の研究分野、ゼミ・プロジェクトを調べ、具体的に「学びたい科目」「参加したい研究テーマ」を言及する。
  3. 将来のビジョン
    • 編入後にどのような研究活動や学生生活を送りたいか、卒業後の進路(公務員、企業法務、大学院進学など)との関連性を示す。
  4. 結論(熱意のアピール)
    • 「自分が筑波大学で学ぶ意義」「大学へ貢献できる姿勢」を最後にまとめる。

5-3 注意点

  • 論理的な整合性突拍子もない話や自己アピールだけに終始せず、「なぜ筑波大?」「なぜ社会学類法学主専攻?」の問いにしっかり答え切る。
  • 読みやすい文章構成文章量が多くなると、段落分けや接続詞の使い方が雑になりがちです。明瞭で簡潔な日本語を心がけましょう。
  • 第三者の添削:必ず誰かに読んでもらい、誤字脱字や論理的飛躍をチェックしてもらうと完成度が高まります。

第6章 面接試験のポイント

6-1 面接の流れ

  1. 自己紹介・志望理由
    • 筑波大学を志望した動機や、法学を学びたい理由を再度問われる。
  2. 法学に関する知識確認
    • 簡単な用語説明や時事的な問題提起など。「憲法の基本理念」「民法総則の重要概念」などが聞かれる可能性あり。
  3. 将来像や学習計画
    • 「卒業後はどのような進路を想定しているか」「なぜここで学ぶ必要があるのか」を問われる。

6-2 圧迫面接への備え

筑波大学の編入面接では、やや圧迫的な質問を受ける可能性があると言われています。例えば、「本当に筑波じゃなきゃダメなのか?」「法学部ではなく社会学類法学主専攻を選ぶ理由は?」など、突っ込みを入れられることがあります。

  • 答えに詰まっても慌てない:面接官が見たいのは、冷静に論理的な思考を続けられるかどうか。
  • 事前に想定問答を準備:志望理由書と一貫性のある回答ができるようにしておく。
  • 根拠を明示する:意見を求められたときに「なんとなく」や「雰囲気」で答えない。具体例や事実ベースの説明を重視する。

6-3 質疑応答のコツ

  • 結論→理由→具体例→結論という「PREP法」に近い構成で答えると、簡潔かつ説得力を持って伝えられます。
  • 質問が難しい場合、「今の知識では十分に答えられないが、◯◯という観点から考えると…」と途中段階の思考プロセスを示すだけでも印象は良いです。
  • 過度に緊張すると言葉が詰まるので、模擬面接やロールプレイで慣れておきましょう。

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第7章 合格ロードマップ:学習スケジュールと戦略

7-1 試験半年前~3ヶ月前

  1. 法学総則(民法総則・刑法総論・憲法)の基礎インプット
    • 基本書や講義用テキストを使い、条文と判例をざっと把握。
  2. 英語読解の土台づくり
    • 毎日一定量の英文記事を読み、分からない単語を潰す。
    • “筑波英語”はTOEFL/IELTSとは異なるため、まずは過去問対策をし新聞・法学系論説記事に親しむのがベター。
  3. 志望理由書のたたき台作成
    • 大学公式サイトや担当教授の研究をリサーチし、自分の関心と結びつけた草稿を作る。

7-2 試験3ヶ月前~1ヶ月前

  1. 論述問題演習
    • 憲法・民法総則・刑法総論の論述問題を集め、制限時間を決めて解く。
    • 解答後は必ず添削や自己分析で弱点を洗い出す。
  2. 英語長文・小論文演習
    • 過去問、または類似形式の英文を用いて要約・論述の練習。
    • 法学や社会学関連の記事を意識的に選ぶと出題傾向に合致。
  3. 志望理由書のブラッシュアップ
    • 第三者の添削を受け、論理的整合性や説得力を高める。

7-3 試験1ヶ月前~直前

  1. 模擬試験・総合演習
    • 可能な範囲で本番と同じ時間配分で全科目を一通り解いてみる。
  2. 面接練習
    • 模擬面接を実施し、想定問答を暗記ではなく理解ベースで習得。
  3. 最終調整とメンタルケア
    • 新しい参考書に手を出すより、これまで学んだ内容を総復習する。
    • 体調管理を怠らず、当日ベストなコンディションで臨む。

第8章 よくある質問(FAQ)

Q1. 民法は総則だけと聞きましたが、他分野(債権や物権など)を全く勉強しなくていいですか?
A1. 出題範囲は総則メインとはいえ、総則論点を理解するために最低限の債権・物権の基礎知識が必要なケースがあります。例えば代理の効果や契約締結に関連する債権法の基本概念。ただし深入りは禁物で、中心はあくまで総則という認識でOKです。

Q2. 刑法の各論が出ないなら、殺人罪や窃盗罪の条文は見なくてもいい?
A2. 各論固有の論点(財産犯特有の成立要件など)は不要ですが、実際に事例問題で名前として出る可能性はあります。とはいえ、問われるのは主に故意・過失などの総論概念や、正当防衛の要件など。「どんな構成要件か」より「総論でどう評価するか」に注力しましょう。

Q3. 英語対策にTOEFLやIELTSの過去問を使うのは完全に無駄ですか?
A3. 完全な無駄ではありませんが、リスニングやスピーキングに時間を割くのは効率的ではありません。リーディングとライティングセクションの難易度は参考になる部分もありますが、法学・社会学系の文章を中心に選ぶことを強く推奨します。

Q4. 面接で予想外の質問が来たらどうすればいい?
A4. 分からないことを無理に答える必要はありません。正直に分からないと断りつつ、「しかし、◯◯という観点から言えることは…」と自分なりの考えを示すだけでも十分です。大事なのは、論理的思考プロセスをアピールすることです。


第9章 おすすめ教材・リソース

  1. 法学基本書(憲法・民法総則・刑法総論)
    • 憲法:芦部信喜『憲法』、長谷部恭男『憲法』など
    • 民法総則:有斐閣のスタンダードテキストや判例百選(民法総則)
    • 刑法総論:山口厚『刑法総論』、西田典之『刑法総論』など
  2. 論述問題集
    • 他大学法学部編入試験の論述過去問
  3. 英語対策
    • 英字新聞・論説記事:The Economist, The Guardian, BBC Newsなど(社会問題・法的テーマを選ぶ)
    • 市販の英作文・要約演習教材(大学受験上級レベルでもOKだが、法学・社会系テーマを優先)
  4. 志望理由書・面接対策
    • 予備校・通信講座の編入サポートコース

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第10章 まとめ:編入合格への最終メッセージ

ここまで、「筑波大学社会国際学群社会学類法学主専攻編入試験の対策」について、最新情報を踏まえながら徹底的に解説してきました。本記事のポイントを再度整理します。

  1. 法学専門科目
    • 憲法:論述のみ。基本判例と論理構成を重視。
    • 民法:総則がメイン。代理・意思表示・時効などを集中的に学ぶ。
    • 刑法:各論は出題されず総論中心。故意・過失や正当防衛など基本概念を押さえる。
  2. 英語
    • TOEFL/IELTSは形式が異なるため、そのまま対策には使いにくい。
    • 法学・社会学系の英字記事を読み、要約・論述練習を行うことが有効。
  3. 志望理由書・面接
    • 「なぜ社会学類法学主専攻なのか」「筑波大学で何をしたいのか」を論理的に説明。
    • 面接では圧迫的な質問にも冷静かつ論理的に対応。
  4. スケジュール管理
    • 半年前から基礎固めを始め、3ヶ月前からは演習量を増やす。
    • 1ヶ月前~直前は模擬試験や面接練習で総仕上げ。
  5. 合格の鍵は“論述力”と“説得力”
    • 法学3科目は論述重視。論点把握と文章構成が合否を左右する。
    • 志望理由書・面接では、“筑波で学ぶ必然性”を理詰めで示す。

エピローグ:あなたの決断が未来を切り開く

筑波大学は「法学部」という形ではなく、「社会学類法学主専攻」という独自の形で法学教育を行う、非常にユニークな国立大学です。この学際性は、多様化する社会問題や国際情勢を深く理解し、多角的な思考で課題解決を目指す上で大きな武器となります。

「法学を本格的に学びたいけれど、従来の法学部でいいのか迷っている」「社会や国際問題も視野に入れながら、法律を使ってアクションしたい」――そんな思いを抱いている方にこそ、筑波大学社会国際学群社会学類法学主専攻は大きな可能性を提供してくれるでしょう。

本記事で紹介した対策を着実に実践し、自分のなかで「なぜ筑波で学ぶのか」「自分は何を成し遂げたいのか」**を強く言語化していけば、必ず道は開けます。あとは行動あるのみ。迷っている時間を「学習の一歩」に変え、編入試験合格という目標をつかんでください。

本気で取り組めば、必ずあなたの努力は大きな成果へと結実します。
「筑波大学社会国際学群社会学類法学主専攻編入試験 対策」を万全にし、
ぜひ来年度、筑波大学のキャンパスで充実した学生生活をスタートさせてください。

健闘を心より応援しています!


おわりに

いかがだったでしょうか。

スプリング・オンライン家庭教師には、法政大学法学部の編入学試験で受験生を合格に導いた講師も多数在籍しています。受験生一人ひとりに合った最適な講師の指導で最短の合格を導きます。

大学編入は大学を変える最後の機会です。法政大学法学部をはじめとした難関大学の合格を目指すなら、ぜひ一度無料相談ください。

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