横浜国立大学 経済学部 逆転合格体験記 (後編)

大学編入2022.01.05

この記事は「横浜国立大学 経済学部 逆転合格体験記(前半)」の続きです。

ゆるっと書いていますが、当時の想いや自分の感情をそのまま書いたつもりです。つまらないと思った方は読み飛ばしてくださいね。笑

さてさて、続きです。

志望校の決定(2年生4月)

2年生に入り、受験校を決定する必要が出てきました。決定した志望校はこちらです。

・横浜国立大学経済学部
・中央大学経済学部
・日本大学経済学部

心配性な上、短大卒業後、絶対に大学へ行きたいという想いが強く、関東近辺の大学を3校受験しました。日大はもちろん、中央大学を合格し、その自信を胸に、横国を受験するという算段でした。

TOEIC試験の追い込み(2年生4月~6月頃)

この頃はTOEICの勉強に重点を置いていました。

横浜国立大学経済学部では、620点以上が出願要件、日本大学経済学部では450点以上で英語試験の免除です。(因みに、横浜国立大学では、出願要件を満たせばよく、それ以上高いスコアは必要とされません。)

4月の試験ですでに730点を取得していた私ですが、750点を目標に試験2週間前からはほぼ毎日4時間以上TOEICの勉強に時間を割いていました。

6月のTOEIC試験結果は775点。

TOEICスコアは約1年で330点上げることができました!!

【スプリング・オンライン家庭教師の利用状況(4月~6月頃)】

・TOEIC対策    :90分×4回/月
・経済学講義    :90分×4回/月

経済学の追い込み学習(2年生7月~8月)

この頃は経済用語や概念の記述対策と計算問題の対策に力を入れていました。

記述対策では、教科書を何度も読み返し、教科書の太字を覚え、基本例題の要約を自分で書けるように対策をしていました。例えば、「損益分岐点とは何か?」「IS曲線が右下がりになる理由は何か?」という問いを立て、自分で書いてみるというものです。中央大学経済学部では、このような1行問題が頻出ですので、試験直前に自分で作った模範解答を読み直すことで、試験直前期は効率的な学習に繋がりました。

(このように偉そうに書いていますが、当初は、何もかけませんでした。笑)

丁寧かつ分かりやすい答案を作成できるように、常に本番を意識しながら何度も書き直すようにしていました。しかしこの時期になっても、経済学の基本的な用語である「効用」という言葉を正しく説明できなかったため、これまでの勉強の甘さを実感もしていました。今日覚えたことは二度と忘れないようにと、心の中で誓いながら、繰り返し勉強を進めていきました。

7月下旬からは、論述対策に並行して、計算問題の対策も進めていきました。教科書の巻末問題や公務員試験対策の問題集などを利用して演習をしていました。

この頃から、らくらくシリーズの計算問題を繰り返し解き直しながら、公務員試験対策の「新スーパー過去問ゼミ」シリーズも利用するようになりました。演習量を増やした結果、計算スピードの向上とケアレスミスの減少に繋がったと思います。




また、日本大学経済学部では、小論文の試験が出題されます。そのため、5年分の日本大学経済学部と商学部の過去問を解き、オンライン家庭教師の先生に添削と解説をお願いしていました。小論文の場合、自分で解いて終わりにするのではなく、答案の問題点と改善点を指摘してもらうことが必要です。また問題を解くにあたって必要な背景知識を習得することも必要だと思います。時事問題の理解を深めるとともに、似た問題が出題された時の書き方や考え方までも学ぶことができたのはとても良かったです。

また、これらの授業と別に、日本大学の出願に必要な志望理由書・学習計画書の作成指導もお願いしました。はじめのうちは、指摘される箇所が多すぎて正直泣きそうでした(笑)。何度も書き直し、何度も添削をしてもらうことで、2ヶ月弱で完成にこぎつけました。

【スプリング・オンライン家庭教師の利用状況(7月・8月頃)】

・経済学講義      :90分×8回/月
・小論文対策      :90分×4回/月
・英語長文読解・和訳対策:90分×2回/月
・志望理由書作成指導  :90分×8回/全

過去問演習 (2年生9月~11月頃)

夏から横国・中大の過去問演習を本格的に始めました。はじめに、中央大学の過去問演習を5年分行いました。その後、横国の過去問を繰り返し解きました。横国の場合、東北大学や神戸大学・京都大学を受験予定の人も滑り止めで受けると考え、満点を目標に勉強しました。

【スプリング・オンライン家庭教師の利用状況(9月~11月頃)】

・経済学過去問演習   :90分×10回/月
・英訳過去問対策    :90分×  5回/月

過去問演習では、事前に問題と答案をオンライン家庭教師の先生の方にお送りして、授業内で解説をして頂きました。ちなみに、横浜国立大学経済学部の過去問の他に、新潟大学経済学部の編入学試験の過去問を解くこともおすすめです。新潟大学の試験問題では、経済学用語の説明問題や計算問題が出るからです。新潟大学の英語の試験問題でも、長文読解問題の他に、下線部和訳問題なども出題されます。英語に関しても中央大学経済学部の編入学試験を受ける上での対策になりました。

英語の過去問対策の授業では、主に、和訳・英訳を中心に指導をお願いしていました。当時は独学でも十分対策できると考えていましたが、指導を通じて自分のの至らなさを痛感しました。講師の方曰く、中央大学経済学の問題のレベルは、一般入試と同じレベルなので(私もそう思います)、大学入試の赤本を利用して勉強されるのもよいかと思います。中央大学経済学部の試験直前には7割~8割程度とれるようになっていました。

また、横国については、9月頃、過去問を解いてみようとした際、7割程度は解けそうな予感はありました。しかし、実際に解いてみると計算ミスなども多く半分しか正解していませんでした。そのため、新潟大の過去問を解いたり、らくらくシリーズやスーパー過去問ゼミを利用したりして、演習量を増やすことを意識しました。

繰り返しにはなりますが、過去問という意味では、新潟大学の過去問もおすすめかと思います。基礎的な計算問題だけでなく、用語の記述問題もあり、中央大学の経済小論文の対策にもつながりました。受験する予定がなくてと、取り寄せてみることをお勧めします!

中央大学の受験と合格発表

試験会場に到着すると、100名以上の受験生がいたように思えました。

会場の雰囲気にのまれ、少し緊張したことを今でも覚えています。

経済学の試験問題は、らくらくシリーズで出題された問題とほとんど同じ問題でした。自信を持って解答することができて、ホッとしていました。

英語の問題では和訳の問題を一題解くことができませんでした。しかし時間に余裕をもって解き終わることができたので、心に余裕が生まれました。今までの自分の努力を出し切ることができ、とても充実感もありました。

とはいえ、合格発表まで2週間ほど期間があり、その間は緊張していました。

合格という文字を見ることができた時、安堵感を得ることができました。

横浜国立大学の受験と合格発表

中央大学経済学部の合格に勢いづいた私は、経済学の学習に集中しました。(そのため、少し浮かれてアルバイトは週2回行い、友人とも月に数回は遊んでいました。)今考えると、メンタルを保ち、伸び伸びと試験日を迎えることができたのが良かったのかもしれません。

試験までの期間、過去問や今までに間違えたところの確認を繰り返し、計算問題を何度も解きました。計算ミスなく素早く解けるように反復演習を進めました。

そして遂に受験当日。

一年間指導してくださった先生から、受験当日に励ましの電話をもらいました。「絶対に合格してやる!」という想いが強くなりました。自信を持って、前向きに、全力を出し切ってやるという気持ちで、試験に臨みました。一年間指導してくださった先生方には感謝の思いしかありません。

結果は…合格。

どこにでもいるような短大生でしたが、先生方と一緒になって、勉強を進めた結果、合格することができました。1人で勉強していたら続けることはできなかったし、本当に、受験前に挫折していました。

先生方には学習面でのサポートだけでなく、精神面でもサポートして頂きました。本当に感謝してもし尽せないほどです。この場を借りて感謝申し上げます。ありがとうございました

おわりに

ここまで、私の長い長い、合格体験記を読んでくださった方々、ありがとうございました。

形式的な合格体験記を書くことも考えたのですが、少し長くなっても、自分の1年半の生活をそのまま書きたいと思い、このような形で書かせていただきました

この体験記が誰かのためになればと思っています。私みたいなどこにでもいる短大生でも、合格することができました。

皆さんも頑張ってください!!

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