無料相談会受付中!

筑波大学大学院 人間総合科学学術院 教育学学位プログラムの外部院試を徹底解説|出願資格・試験科目・研究計画書・面接対策まで

筑波大学大学院 人間総合科学学術院 教育学学位プログラムの外部院試を徹底解説の記事アイキャッチ画像。大学院入試対策の出願資格・試験科目・対策を示す図解。
無料相談でプロ講師があなた専用の合格プランを提案(LINEで簡単30秒・志望校未定でもOK)

筑波大学大学院 人間総合科学学術院 教育学学位プログラムは、学部の教育学類とは別に運営される大学院プログラムで、国際教育・次世代学校教育創成・教育基礎科学という3つのサブプログラムから構成されています。他大学の学部や大学院からこのプログラムを外部受験する場合、サブプログラムごとに募集人員・出願資格・試験科目・配点が異なるため、志望するサブプログラムを早い段階で決め、そのアドミッションポリシーに沿って専門科目・外国語・研究計画書・口述試験の準備を進める必要があります。本記事では、筑波大学大学院教育学学位プログラムの公式募集要項および公式サイトで確認できる情報をもとに、募集人員・出願資格・試験科目・研究計画書・スケジュール・倍率・過去問の傾向を整理します。年度によって変更される可能性がある数値は、出願前に必ず最新の学生募集要項で確認してください。

無料相談でプロ講師があなた専用の合格プランを提案(LINEで簡単30秒・志望校未定でもOK)
目次

教育学学位プログラムとは何か 3つのサブプログラムと外部院試の位置づけ

筑波大学大学院 人間総合科学学術院は、人間総合科学研究群という博士前期・後期課程の枠組みのなかに、教育学・心理学・障害科学など複数の学位プログラムを設置しています。教育学学位プログラムはそのひとつで、2020年度の大学院再編にともない、旧・教育研究科の教育学(国際教育)修士プログラムや教育基礎学専攻などを引き継ぐかたちで発足しました。学部の教育学類とは組織上分かれており、外部の大学・大学院からの受験者も学類の内部進学者と同じ入試区分で選考されます。

\ 大学院入試専門 /

まずは無料相談で、合格までの最短ルートを確認しませんか?

スプリング・オンライン家庭教師のプロ講師が、現在の学力・志望校・残り期間に合わせて、必要な対策を個別に整理します。

  • 大学院入試のプロ講師が最適な受験戦略を提案
  • 今後の大学院入試の勝ち筋が見える。
  • 志望校が決まっていなくてもOK

\ 合格がグッと近づく/

(費用は一切かかりません)

「学位プログラム」という名称は、従来の「専攻」を基本単位とした大学院組織とは異なる編成の考え方を示しています。学生の所属は人間総合科学研究群という大きな枠組みに置きつつ、実際の教育・研究指導はサブプログラムという単位で行われる仕組みで、外部受験者にとっては、大学院全体の名称よりもサブプログラム単位でのアドミッションポリシー・カリキュラム・担当教員を確認することが、志望校研究の出発点になります。

教育学学位プログラム(博士前期課程)は、国際教育サブプログラム、次世代学校教育創成サブプログラム、教育基礎科学サブプログラムの3つで構成されています。国際教育サブプログラムは、国際バカロレア(IB)教育をはじめとする国際的な教育プログラムのカリキュラム・教授法・アセスメントを学び、修士号取得と同時にIB教員資格を取得できる点が特徴です。担当教員の専門は学校経営学、比較・国際教育学、教育社会学、教育政策学など幅広く、修了生の研究テーマにはIBディプロマプログラム(IBDP)履修者の学びの意味づけや、外国にルーツを持つ生徒への支援などがあります。

次世代学校教育創成サブプログラムは、学校教育領域(スクールリーダーシップ開発、英語教育、芸術科教育、保健体育教育を含む)、国語教育領域、社会科教育領域、数学教育領域、理科教育領域という5つの領域で構成され、現職教員や社会人の受け入れにも積極的なプログラムです。修業年限1年の現職教員1年制プログラムも設置されており、通常2年の修士課程を1年で修了できる点が他プログラムと異なります。カリキュラムマネジメントやSTEAM教育など、領域をまたぐ研究テーマにも対応しています。

教育基礎科学サブプログラムは、教育哲学、日本教育史、生涯学習・社会教育学、教育制度学、教育計画論、比較・国際教育学、学校経営学、カリキュラム学、教育社会学、高等教育論、教師教育学、教育政策学、教育法制論、教育方法学、道徳教育学、キャリア教育学、特別活動学、社会科教育学など各教科教育学まで、教育学の基礎領域を幅広くカバーする研究者養成型のプログラムです。国内外の大学・研究機関で教育学の教育・研究に従事する研究者の養成を主目的としており、博士後期課程への進学を前提に出願する受験者が多い点が他の2サブプログラムと異なります。

修了後の進路イメージも、サブプログラムによって重点が異なります。国際教育サブプログラムはIB教員資格を活かした国際バカロレア校や国際学校での指導、次世代学校教育創成サブプログラムは公立学校の教員や教育委員会・学校経営に関わる専門職、教育基礎科学サブプログラムは大学・研究機関での研究職や博士後期課程への進学が、それぞれ想定される進路の中心になると考えられます。志望理由書や研究計画書で修了後のキャリアに触れる場合は、この重点の違いを踏まえて書くと説得力が増します。

他大学の学部・大学院からこのプログラムを外部受験する場合、まず取り組むべきは大学名や学位プログラム名だけで志望動機を組み立てないことです。3つのサブプログラムはアドミッションポリシーも求める学生像も異なるため、自分の研究関心がどのサブプログラム・どの研究領域に最も近いかを整理したうえで、募集要項・担当教員一覧・研究計画書の様式を確認する順番で準備を進めると、専門科目と口述試験の対策の方向性がぶれにくくなります。

3つのサブプログラムは、目的・主な研究領域・特色ある制度という3つの観点で比較すると違いが把握しやすくなります。修士号取得後の進路イメージも異なるため、下の一覧で自分の志望動機がどのサブプログラムに近いかを確認してください。

サブプログラム主な目的特色ある制度
国際教育国際バカロレア教育など国際的な教育プログラムの研究・実践力の育成修士号とIB教員資格の同時取得、英語による特別選抜
次世代学校教育創成学校現場の具体的課題に対応できる高度専門職業人の育成5領域構成、現職教員1年制プログラム(修業年限1年)
教育基礎科学大学・研究機関で教育学の教育・研究に従事する研究者の養成21の研究分野を横断、博士後期課程への接続を重視

学部の教育学類から内部進学する受験者と、他大学から外部受験する受験者とで、選考方法そのものが分けられているという案内は公式サイト上には見当たりません。出願資格や試験科目の説明を読む限り、内部・外部を問わず同じ入試区分・同じ配点で選考される可能性が高いと考えられますが、内部進学者向けの優遇措置の有無を含め、詳細は募集要項の記載を優先して確認してください。

無料相談でプロ講師があなた専用の合格プランを提案(LINEで簡単30秒・志望校未定でもOK)

実施サブプログラム・募集人員・出願資格(語学要件を含む)

教育学学位プログラムには、修士号を取得する博士前期課程と、博士号を取得する博士後期課程があります。学部から直接外部受験する場合の多くは博士前期課程が対象になりますが、修士号をすでに保有している場合は博士後期課程への出願も検討できます。前期課程は国際教育・次世代学校教育創成・教育基礎科学の3サブプログラムに分かれ、後期課程は教育学学位プログラムとして一体的に運営される点が異なります。

前期課程のサブプログラム別の募集人員は次のとおりです(2027年4月入学、2026年10月実施分)。

サブプログラム募集人員備考
国際教育10名一般入学試験・社会人特別選抜・英語による特別選抜
次世代学校教育創成80名現職教員1年制プログラム5名を含む。一般入学試験・社会人特別選抜
教育基礎科学12名一般入学試験・社会人特別選抜

募集人員は年度によって変わる可能性があるため、出願を検討する年度の最新の学生募集要項で必ず確認してください。次世代学校教育創成サブプログラムは他の2サブプログラムに比べて募集枠が大きく、学校教育・国語教育・社会科教育・数学教育・理科教育という5領域に人数が振り分けられる点も特徴です。

博士後期課程の教育学学位プログラムは、10月実施が16名(社会人特別選抜4名を含む)、1-2月実施が4名(社会人特別選抜2名を含む)という年2回の選考機会があります。後期課程は出願前に志望する指導教員から研究指導の受け入れ内諾を得ることが必須とされており、前期課程以上に事前のコンタクトが重要になります。

前期課程の出願資格は、次のいずれかに該当し、かつ大学院で教育を受けるにふさわしい学力があると認められることが前提になります。

  • 日本国内の4年制大学を卒業した者、または卒業見込みの者
  • 大学改革支援・学位授与機構(NIAD-QE)から学士の学位を授与された者
  • 外国において学校教育における16年の課程を修了した者
  • 3年以上の課程を有する外国の大学等で学士の学位に相当する学位を得た者
  • 短期大学・高等専門学校の卒業者等で、個別の出願資格審査により大学卒業者と同等以上の学力があると認められた者
  • 文部科学大臣が指定した学校等の卒業者
  • 22歳以上で、個別の出願資格審査により大学卒業者と同等以上の学力があると認められた者
  • 現職教員1年制プログラムに関する固有の出願資格を満たす現職の教員(次世代学校教育創成サブプログラムのみ)

短大・高専卒業や22歳以上での出願を考えている場合は、出願資格審査に一定の期間がかかるため、教育学学位プログラムの学生募集要項に記載された審査申請の締切を早めに確認しておくと安心です。出願資格審査の申請締切は検定料払込・Web出願期間よりも前に設定されるのが通例であるため、逆算して準備を始める必要があります。出願資格は自己判断で決めず、迷う場合は入試担当窓口に問い合わせることをおすすめします。

外国の大学を卒業した受験者や、外国において16年の学校教育課程を修了した受験者も出願資格の対象に含まれています。国際教育サブプログラムはIB教育をはじめとする国際的な教育プログラムを扱うため、海外の教育制度を経て出願する受験者も一定数想定されており、この場合は卒業証明書や成績証明書の翻訳・原本証明など、日本国内の大学卒業者とは異なる提出書類が必要になることが多いため、該当する場合は出願資格審査の申請時点で必要書類の様式を確認し、発行・翻訳にかかる期間を見込んで準備を始めることが重要です。

募集人員は「若干名」ではなく具体的な人数が示されている点も、教育学学位プログラムの特徴です。具体的な人数が示されているとはいえ、実際に選考されるのは提出書類と学力検査の結果を総合的に判定した結果であり、募集人員に対して出願者数が少ない年度であっても、出願資格や試験科目の基準を満たさなければ合格には至りません。人数だけを見て準備の手を緩めず、募集要項に示された基準を一つずつ満たしていく姿勢が求められます。

外国語(英語)の扱いにも注意が必要です。TOEICやTOEFLのスコアを出願書類として提出する形式ではなく、試験当日に実施される学力検査の一科目として英語が課される形式です。国際教育サブプログラムは外国語(英語)100点、教育基礎科学サブプログラムは外国語(英語)200点という配点で、いずれも専門科目・口述試験と合わせて総合的に判定されます。外部スコアの提出を求める学位プログラムが学内には別に存在するため、教育学学位プログラムを他プログラムと混同しないよう募集要項の該当ページで確認してください。

国際教育サブプログラムと次世代学校教育創成サブプログラムには社会人特別選抜が設けられており、職務経験や社会経験を持つ受験者が対象になります。国際教育サブプログラムには、選考を英語で実施する英語による特別選抜も用意されており、教育における新しい理論を主体的に追究し国際教育の分野に貢献しようとする意欲が重視されます。

次世代学校教育創成サブプログラムの現職教員1年制プログラムは、通常2年の課程を1年に短縮して修了できる点が最大の特徴です。対象は教育現場での一定の勤務経験を持つ現職の教員で、出願にあたっては次世代学校教育創成サブプログラムのなかでも固有の出願資格と、指導教員への事前連絡が必須とされています。現職のまま大学院で学び直したい教員にとっては、就学期間の短さが進路選択の重要な判断材料になります。研究計画書についても、一般入学試験用・社会人特別選抜用とは別に、現職教員1年制プログラム用の様式が用意されており、1年間という短い在学期間のなかでどのように研究をまとめるかという計画性が、一般の受験者以上に重視されると考えられます。

出願にあたって用意する書類は、卒業証明書または卒業見込証明書、成績証明書、研究計画書、写真データなど、選抜区分によって異なります。Web出願はap-graduate.tsukuba.ac.jpのWeb出願専用サイト上で行い、アカウント登録、個人情報・学歴情報の入力、検定料のオンライン決済(クレジットカードまたはコンビニ払い)、写真データのアップロードという順に進めたうえで、受験票や宛名ラベルなどの必要書類を印刷し、卒業証明書等の原本を郵送する流れになります。証明書の発行に時間がかかる大学もあるため、出願期間が始まる前から準備を進めておくと安心です。

証明書等の郵送提出には、必着の締切が設定されています。前期課程一般入学試験(10月実施分)では出願書類提出の締切がWeb出願期間終了の翌日にあたる9月11日ごろに設定されており、消印有効ではなく必着である点を見落とすと、Web出願自体は期限内に終えていても出願が受理されない事態になりかねません。特に地方や海外に在籍している受験者は郵送に要する日数を余裕を持って見積もり、締切ぎりぎりの投函を避けることが重要です。

無料相談でプロ講師があなた専用の合格プランを提案(LINEで簡単30秒・志望校未定でもOK)

試験科目を徹底解説 専門科目・外国語・研究計画書・口述試験

前期課程一般入学試験の配点は、サブプログラムによって大きく異なります。同じ教育学学位プログラムでも科目構成と配点比率が違うため、志望するサブプログラムの配点表を基準に対策の比重を決める必要があります。

サブプログラム外国語・共通科目専門科目口述試験合計
国際教育外国語(英語)100点200点200点500点
次世代学校教育創成共通科目(教育原理・教育心理)100点200点100点400点
教育基礎科学外国語(英語)200点200点200点600点

口述試験の配点比率に着目すると、国際教育サブプログラムと教育基礎科学サブプログラムは合計点の4割を口述試験が占めるのに対し、次世代学校教育創成サブプログラムは合計点の4分の1です。筆記の得点だけで安心せず、研究計画書の内容を口頭で説明する準備にも同じくらいの時間を割く必要があります。

出題形式の特徴

公開されている過去問を確認すると、専門科目の多くは選択式ではなく、論述形式を中心とした出題であることがうかがえます。単純な知識の再生だけでなく、教育学の理論や概念を用いて自分の考えを論理的に組み立てる力が求められる出題が多い点は、3サブプログラムに共通する傾向として押さえておくとよいでしょう。設問数や記述量は年度・サブプログラムによって異なるため、時間配分の感覚は公開されている過去問を実際に解いてつかむ必要があります。過去問を初めて解く段階では時間内に書き切れないことも珍しくないため、まずは時間を区切らずに答案の骨子を作る練習から始め、慣れてきた段階で本番と同じ制限時間で通し演習をする、という2段階の進め方が効果的です。

次世代学校教育創成サブプログラムの専門科目

次世代学校教育創成サブプログラムの専門科目は、学校教育領域、国語教育領域、社会科教育領域、数学教育領域、理科教育領域という志望領域別に出題されます。共通科目では教育原理と教育心理という教育学の基礎分野が課され、専門科目では志望する教科・領域に応じた専門知識と、学校現場の課題を踏まえた論述力が問われる構成になっています。

教育基礎科学サブプログラムの専門科目

教育基礎科学サブプログラムの語学試験は、英語A・英語Bの2科目に加えて日本語の試験も公開されており、留学生を含む多様な受験者を想定した構成になっていることがうかがえます。専門科目は共通問題と分野別問題に分かれており、教育哲学・教育史・教育社会学・比較教育学・教育方法学など、プログラムが掲げる幅広い研究領域を横断する知識が問われます。

国際教育サブプログラムの専門科目

国際教育サブプログラムの専門科目は、一般・専門科目という構成で出題され、社会人特別選抜では小論文が課される年度もあります。出題は比較・国際教育学、教育社会学、学校経営学など、担当教員の専門分野と重なる範囲が中心になると考えられますが、年度・選抜区分によって形式が変わるため、必ず最新の過去問と募集要項で確認してください。国際バカロレア教育を含む国際的な教育プログラムについての設問が出題される年度もあるため、IB教育の基本的な枠組みやカリキュラムの特徴を押さえておくと、専門科目・口述試験の両方で対応の幅が広がります。

専門科目・外国語の得点だけでなく、研究計画書に書いた研究テーマと専門科目の解答内容に一貫性があるかどうかも、口述試験で問われやすいポイントです。専門科目で扱った理論やキーワードを、研究計画書の先行研究レビューや研究方法の説明でも使えるように、日頃の学習と出願書類の作成を並行して進めることが望まれます。

専門科目の対策範囲を絞り込む

専門科目の対策範囲は、志望するサブプログラムの研究領域の広さによって変わってきます。教育基礎科学サブプログラムのように21の研究分野を掲げるプログラムでは、すべての分野を満遍なく学習するのではなく、研究計画書で扱う分野を軸に、隣接する2〜3分野まで学習範囲を広げるという絞り込み方が現実的です。次世代学校教育創成サブプログラムのように教科・領域別に出題される場合は、志望する教科・領域の学習指導要領や代表的な先行研究を優先的に押さえたうえで、共通科目である教育原理・教育心理の基礎を並行して固めていく進め方が効率的です。

無料相談でプロ講師があなた専用の合格プランを提案(LINEで簡単30秒・志望校未定でもOK)

選抜方法の考え方

教育学学位プログラムの選抜は、いずれのサブプログラムも提出書類および学力検査の結果を総合的に判定する方式が採られています。特定の科目で高得点を取れば他の科目の不足を必ず補えるという仕組みではないため、外国語・専門科目・口述試験のいずれかを苦手なまま残さない対策が基本になります。特に外国語(英語)は教育基礎科学サブプログラムで200点、国際教育サブプログラムで100点と配点が大きく、専門科目の学習に偏りがちな受験者ほど、早い段階から英語の対策時間を確保しておく必要があります。

次世代学校教育創成サブプログラムのように共通科目(教育原理・教育心理)が課されるプログラムでは、志望する教科・領域の専門知識だけでなく、教育学全般の基礎理論を体系的に理解しているかどうかも問われます。学部時代の専攻が特定教科の教育学に偏っていた場合は、教育原理・教育心理の基本テキストに立ち返って全体像を整理し直すことが得点の底上げにつながります。

研究計画書・指導教員への事前連絡・研究室訪問

前期課程の3サブプログラムはいずれも、Web出願時に研究計画書の提出が必須です。研究計画書は一般用・社会人特別選抜用・現職教員1年制用の3様式に分かれており、募集要項のページから該当する様式をダウンロードして使用します。様式を変更しての提出は認められていないため、指定された記入欄に収まるよう構成を練る必要があります。

研究計画書の記入欄は限られているため、研究テーマ・研究目的・先行研究の位置づけ・研究方法・研究の意義を、限られた文字数のなかで過不足なく伝える構成力が求められます。学部の卒業論文やゼミでの研究をそのまま転用するのではなく、志望するサブプログラム・研究領域の枠組みに合わせてテーマを再設計することが、外部受験者には特に重要です。

限られた記入欄で研究計画書を書く際は、研究の背景(なぜこのテーマに関心を持ったか)、研究目的(何を明らかにしたいか)、先行研究の整理(既存の研究で何が分かっており何が分かっていないか)、研究方法(前期課程2年間でどのように進めるか)、研究の意義(この研究が教育学分野にどう貢献するか)という要素を、それぞれ簡潔にまとめる構成が一般的です。国際教育サブプログラムであればIBディプロマプログラムや国際的な教育制度との接続を、次世代学校教育創成サブプログラムであれば志望する教科・領域の学校現場の課題を、教育基礎科学サブプログラムであれば21の研究分野のどこに位置づくテーマかを、研究の背景・意義の記述に明示すると、サブプログラムの求める人材像との接続が伝わりやすくなります。紙幅が限られているからこそ、一文一文に具体性を持たせ、抽象的な表現で行数を消費しないよう推敲を重ねることが評価につながります。

指導教員への事前連絡の要否はサブプログラムによって明確に異なります。教育基礎科学サブプログラムは志望する指導教員に事前連絡が求められており、次世代学校教育創成サブプログラムは現職教員1年制プログラムのみ事前連絡が必須です。国際教育サブプログラムは事前連絡が必須ではないと案内されていますが、研究テーマの適合性を確認する意味では、必須でない場合でも早めに問い合わせておくと安心です。

公式のよくある質問ページでは、希望する教員に直接質問することも可能だと案内されています。外部の大学・学部から受験する場合は、在籍する研究室で得られる情報が少ない分、担当教員の研究業績や修了生の研究テーマを公開情報から調べ、自分の研究計画との接続を具体的に説明できるよう準備しておくことが、指導教員への連絡や口述試験の両方で役立ちます。

無料相談でプロ講師があなた専用の合格プランを提案(LINEで簡単30秒・志望校未定でもOK)

進学・入試説明会の活用

教育学学位プログラムでは、進学・入試説明会が複数回開催されています。直接研究室を訪問する機会が限られている外部受験者にとって、説明会はプログラム全体の方針や各サブプログラムの雰囲気を把握できる貴重な場になります。パンフレットはPDFでの閲覧のほか郵送での取り寄せにも対応しているため、遠方に在籍していて説明会に参加しにくい場合は、資料を取り寄せたうえで気になる点を個別に問い合わせる方法も検討してください。

研究計画書に書く研究テーマは、指導を受けたい教員の研究領域と近いほど、事前連絡や口述試験で説明がしやすくなります。担当教員が公開している論文や著書、シラバスの内容を確認し、自分の研究関心とどの部分が重なりどの部分が異なるのかを言語化しておくと、研究計画書の「研究の位置づけ」の記述にも、口述試験での応答にも、そのまま使える材料になります。

研究室訪問という言葉から対面での訪問を想像しがちですが、メールやオンライン面談で事前連絡を済ませるケースも珍しくありません。遠方の大学に在籍している外部受験者は、前述の進学・入試説明会への参加や公式のよくある質問ページの案内を手がかりに、まず丁寧なメールで自己紹介と研究関心を伝え、教員の都合に合わせて対面かオンラインかを相談する進め方が現実的です。連絡する際は、研究計画書の完成版でなくても構わないので、志望するサブプログラムと現時点での研究テーマ・関心の背景を簡潔にまとめておくと、やり取りがスムーズになります。

\ 大学院入試専門 /

まずは無料相談で、合格までの最短ルートを確認しませんか?

スプリング・オンライン家庭教師のプロ講師が、現在の学力・志望校・残り期間に合わせて、必要な対策を個別に整理します。

  • 大学院入試のプロ講師が最適な受験戦略を提案
  • 今後の大学院入試の勝ち筋が見える。
  • 志望校が決まっていなくてもOK

\ 合格がグッと近づく/

(費用は一切かかりません)

出願から合格発表までのスケジュール

前期課程・後期課程とも、出願から合格発表までの流れは検定料の払込、Web出願、証明書等の郵送、筆記・口述試験、合格発表という順に進みます。2027年4月入学を対象とする前期課程一般入学試験(10月実施分)では、次のような日程が示されています。

項目日程
検定料払込期間2026年8月31日~9月10日
Web出願期間2026年8月31日12時~9月10日15時
出願書類提出締切(郵送必着)2026年8月31日~9月11日
試験日2026年10月8日~16日(サブプログラムにより異なる)
合格発表2026年10月30日

次世代学校教育創成サブプログラムと教育基礎科学サブプログラムには、10月実施分に加えて1-2月に追加の選考機会が設けられる年度があります。一方で国際教育サブプログラムは10月実施のみとなる年度が多いため、志望するサブプログラムに追加募集があるかどうかも、募集要項の該当ページで確認しておく必要があります。

博士後期課程の教育学学位プログラムは、10月実施と1-2月実施の年2回の選考機会があります。10月実施は出願資格審査申請の締切が8月25日ごろ、出願書類提出の締切が9月11日ごろ、試験日が10月9日ごろ、合格発表が10月30日ごろというスケジュールで、1-2月実施は出願資格審査申請が11月24日ごろ、出願書類提出が12月11日ごろ、試験日が1月26日ごろ、合格発表が2月15日ごろとなります。

項目10月実施1-2月実施
出願資格審査申請締切8月25日ごろ11月24日ごろ
出願書類提出締切9月11日ごろ12月11日ごろ
試験日10月9日ごろ1月26日ごろ
合格発表10月30日ごろ2月15日ごろ

博士後期課程は出願前に志望指導教員から研究指導の受け入れ内諾を得ることが必須とされているため、出願資格審査の申請よりも前に、指導を希望する教員への連絡を済ませておく必要があります。内諾の申請では第一志望の指導教員に加えて第二志望の指導教員まで示せる仕組みが用意されており、第二志望の記載自体は必須ではないものの、記載する場合はその教員からも事前に承諾を得ておく必要があるとされています。修士課程を修了(見込み)後にそのまま博士後期課程へ進学する場合と、他大学の修士課程から外部進学する場合とで準備期間の感覚が変わりやすいため、余裕を持ったスケジュールを組んでください。

検定料は30,000円、入学料は282,000円、年額の授業料は535,800円です。これらの金額は改定される可能性があるため、出願年度の学生募集要項に記載された金額を必ず確認してください。Web出願はap-graduate.tsukuba.ac.jpのWeb出願専用サイトから行い、写真データのアップロードや検定料のオンライン決済もこのシステム内で完結します。

入学時期は前期課程・後期課程ともに4月です。10月実施の一般入学試験で合格した場合は翌年4月に入学することになるため、出願する年度と入学する年度が1年ずれる点を勘違いしないよう注意してください。1-2月実施で合格した場合も入学は同じ年の4月であり、10月実施からの追加募集という位置づけになります。

合格発表のあとは、入学手続きの期限が設定されています。併願している他大学院がある場合は、教育学学位プログラムの10月実施分は合格発表が10月30日であるため、この日付と入学手続きの締切、他大学院の選考日程を並べて管理しておかないと、手続き漏れや二重の入学料負担につながりかねません。合格発表から入学手続き締切までの期間は決して長くないことが多いため、併願校の結果が出そろうタイミングを事前にシミュレーションしておくことをおすすめします。

倍率・難易度をどう見るか

筑波大学は入学試験実施結果を公表していますが、学術院・研究群単位での集計が中心で、教育学学位プログラムやサブプログラム単位の志願者数・合格者数・倍率は個別に公表されていません。倍率を具体的な数字で把握したい場合は、大学公式の入学試験実施結果のページに掲載されるPDFを確認するか、入試担当窓口に問い合わせる必要があります。

倍率の数字が公開されていない以上、募集要項から読み取れる情報で難易度の傾向をつかむことが現実的な対策になります。次世代学校教育創成サブプログラムは80名という比較的大きな募集枠を持つ一方で、5つの領域に人数が振り分けられるため、志望する領域によっては実質的な倍率が高くなる可能性があります。国際教育サブプログラムと教育基礎科学サブプログラムは募集人員が10名前後と小規模で、専門性の高い研究計画が求められる分、準備の質が結果を左右しやすいプログラムだといえます。

指導教員への事前連絡が求められる教育基礎科学サブプログラムや、後期課程の内諾制度は、出願前の段階で研究テーマの適合性が絞り込まれる仕組みとして機能しており、出願者全体の質を一定水準に保つ効果があると考えられます。倍率という数字だけでなく、こうした制度面からも準備の負荷を見積もっておくとよいでしょう。

無料相談でプロ講師があなた専用の合格プランを提案(LINEで簡単30秒・志望校未定でもOK)

準備期間の目安

試験科目が専門科目・外国語・研究計画書・口述試験と多岐にわたるため、出願の半年から1年前を目安に準備を始める受験者が多い領域だと考えられます。特に研究計画書は、テーマを決めてから先行研究を読み込み、指導を希望する教員への連絡や研究室訪問を経て内容を固めるまでに一定の時間がかかるため、専門科目や外国語の暗記系の対策よりも早いタイミングで着手しておくと、直前期に筆記対策へ集中しやすくなります。社会人特別選抜や現職教員1年制プログラムを検討している場合は、勤務先との調整や職務経験の棚卸しにも時間がかかるため、さらに早い段階からの準備が望まれます。

指導教員への事前連絡が必須の教育基礎科学サブプログラムを志望する場合は、研究計画書の骨子を固める前の段階から準備を始める必要があります。連絡を取ってから返信までの期間、面談の日程調整、面談を踏まえた研究計画書の修正という一連の流れを見込むと、専門科目・外国語の学習と並行して、出願の数か月前には最初の連絡を済ませておきたいところです。国際教育サブプログラムのように事前連絡が必須でない場合でも、この流れを念頭に置いて準備すると、研究計画書の完成度を高めやすくなります。

筑波大学全体の入試難易度

筑波大学全体の入試難易度を紹介する外部の受験情報サイトは複数存在しますが、それらの多くは学部入試を対象にしたものであり、大学院、しかも教育学学位プログラムという特定の学位プログラム単体の難易度を示すものではありません。学部入試の偏差値やブランドイメージから大学院入試の難易度を類推するのではなく、募集人員・出願資格・試験科目という募集要項に書かれている一次情報から、自分の対策の優先順位を組み立てることが遠回りに見えて確実な方法です。

難易度を見積もるもうひとつの視点は、指導可能な教員の人数と募集人員のバランスです。教育基礎科学サブプログラムが掲げる21の研究分野は、担当教員がそれぞれ異なる専門を持つことを意味しており、特定の研究分野を志望する受験者が集中すれば、その分野の実質的な倍率は他の分野より高くなる可能性があります。志望する研究テーマに近い分野を担当する教員が学内に何名程度いるかも、事前連絡や研究室訪問を通じて把握しておく価値があります。

3サブプログラムを単純に比較すると、募集人員が最も大きい次世代学校教育創成サブプログラムが相対的に受験しやすく見えるかもしれません。しかし共通科目(教育原理・教育心理)と専門科目を両方仕上げる必要があるうえ、5領域それぞれに応募が分散するため、志望する領域内での実質的な競争は募集人員全体の数字ほど緩やかではない可能性があります。一方で教育基礎科学サブプログラムと国際教育サブプログラムは、募集人員こそ少ないものの、外国語の配点が大きく、専門性の高い研究計画書と口述試験の準備に時間をかけられる受験者ほど有利に働きやすい構成だと考えられます。

過去問分析と出題予測・口述試験(面接)対策

教育学学位プログラムは、次世代学校教育創成・教育基礎科学・国際教育の3サブプログラムについて、直近3年分の入試問題を公式サイトで公開しています。著作権処理の都合で問題の一部は非公開となっており、学内者・学外者を問わず事務室での過去問の追加閲覧も受け付けていない点には注意が必要です。公開されている範囲を繰り返し分析することが、実質的に可能な過去問対策のすべてになります。

次世代学校教育創成サブプログラムの過去問傾向

次世代学校教育創成サブプログラムの過去問は、共通科目と、学校教育・国語教育・社会科教育・数学教育・理科教育の各専門領域の問題で構成されています。共通科目は教育原理・教育心理という教育学の基礎知識を問う内容が中心で、専門領域の問題は志望する教科・領域の専門知識に加え、学習指導要領や学校現場の課題を踏まえた論述が求められる傾向があります。10月実施分と1-2月実施分の両方が公開されている年度は、出題形式の違いを比較しておくと対策の幅が広がります。学校教育領域はスクールリーダーシップ開発・英語教育・芸術科教育・保健体育教育など扱う範囲が広いため、志望する分野が学校教育領域のなかのどこに位置づくのかを、過去問を解きながら早めに具体化しておくと、専門科目の学習範囲を絞り込みやすくなります。

教育基礎科学サブプログラムの過去問傾向

教育基礎科学サブプログラムの過去問は、英語A・英語B・日本語という語学試験と、共通問題・分野別問題からなる専門科目で構成されています。英語A・英語Bの2科目構成は、読解力に加えて教育学分野の専門的な英文を正確に理解する力を測ることを意図していると考えられ、専門科目の共通問題は教育哲学・教育史・教育社会学・比較教育学など複数分野にまたがる基礎知識を問う構成になっています。分野別問題は志望する研究分野に応じて選択する形式が想定されるため、21の研究分野のうちどの分野を選ぶかを早めに決めておくと、過去問演習の的を絞りやすくなります。

国際教育サブプログラムの過去問傾向

国際教育サブプログラムの過去問は、外国語(英語)と一般・専門科目で構成され、社会人特別選抜では小論文が課される年度も確認できます。比較・国際教育学や教育社会学に関連するテーマが一般・専門科目で出題される可能性が高いと考えられますが、年度によって出題範囲や形式が変わるため、公開されている複数年度分を比較して傾向をつかむことをおすすめします。

無料相談でプロ講師があなた専用の合格プランを提案(LINEで簡単30秒・志望校未定でもOK)

外国語(英語)の対策

教育基礎科学サブプログラムは外国語(英語)が200点、国際教育サブプログラムは外国語(英語)が100点と、いずれも合計点に占める比重が大きい科目です。公開されている過去問を見る限り、教育学・心理学・比較教育学など専門分野に関連した英文が出題される傾向がうかがえるため、一般的な受験英語だけでなく、教育学分野特有の学術語彙や表現に慣れておくことが得点の安定につながります。教育基礎科学サブプログラムでは英語A・英語Bという2科目構成になっている年度が確認できるため、出題形式が単一の長文読解にとどまらない可能性も念頭に置いて対策してください。

小論文対策(社会人特別選抜)

国際教育サブプログラムの社会人特別選抜では、小論文が課される年度が過去問で確認できます。小論文では職務経験や社会経験をどのように研究テーマに接続しているかが問われやすく、実務のなかで感じた課題意識を、教育学の理論や先行研究と結びつけて論じる練習をしておくと、研究計画書の内容とも一貫性のある答案を書きやすくなります。単なる経験談で終わらせず、なぜその課題を学術的に研究する必要があるのかという視点を意識してください。

研究テーマ設定の考え方

外部受験者が研究計画書の研究テーマを設定する際に陥りやすいのが、学部時代の卒業論文のテーマをそのまま引き継ぎ、志望するサブプログラムの研究領域との接続を意識しないまま出願してしまうケースです。次世代学校教育創成サブプログラムであれば学校現場の具体的な課題との接点を、教育基礎科学サブプログラムであれば教育学の基礎理論への貢献を、国際教育サブプログラムであれば国際的な教育プログラムとの関連を、それぞれ研究テーマの説明に明示的に組み込むことで、専門科目・研究計画書・口述試験の一貫性が高まります。テーマ自体を大きく変える必要はなくても、どの角度から論じるかを志望先に合わせて調整する作業は、外部受験者ほど丁寧に行う価値があります。

無料相談でプロ講師があなた専用の合格プランを提案(LINEで簡単30秒・志望校未定でもOK)

過去問が非公開の範囲をどう補うか

過去問が非公開の年度や設問がある場合は、募集要項に示されたアドミッションポリシーと担当教員の専門分野から出題範囲を推測する方法が現実的です。教育基礎科学サブプログラムであれば21の研究分野が示す通り、特定の分野に偏らない教育学の基礎知識が問われやすいと考えられ、次世代学校教育創成サブプログラムであれば学習指導要領の改訂動向やICT活用など、学校現場の具体的な課題に関連するテーマが出やすいと推測できます。ただしこれらはあくまで募集要項から読み取れる傾向であり、断定的な予想ではない点に注意してください。

口述試験(面接)の対策

口述試験は、教育学専門事項および提出した研究計画書について口頭試問を行う形式です。後期課程の募集要項では論文評価と口述試験を合わせて200点満点で判定すると明記されており、前期課程についても研究計画書の内容と専門知識の両方を確認する試験だと考えられます。研究計画書に書いた研究方法や先行研究について、想定される質問への回答を声に出して練習し、専門科目の学習内容と矛盾なく説明できるようにしておくことが実践的な対策になります。

口述試験で問われる領域を大きく分けると、研究計画書の内容そのものについての質問、専門科目に関連する基礎知識についての質問、志望動機や入学後の学修計画についての質問の3種類が想定されます。国際教育・教育基礎科学の両サブプログラムは口述試験が合計点の4割(200点)を占める一方、次世代学校教育創成サブプログラムは4分の1(100点)にとどまるため、研究計画書に書いた研究方法を実際にどう進めるのか、先行研究のどこに新規性を見出しているのかを、指導教員役を立てた模擬面接などで繰り返し説明する練習をしておくと、本番でも落ち着いて応答しやすくなります。専門科目で学んだ理論を研究計画の文脈で説明し直す練習も、口述試験と専門科目の対策を同時に進める効率的な方法です。

口述試験の練習相手が身近にいない外部受験者は、大学のキャリアセンターや、大学院入試に詳しい指導者に模擬面接を依頼する方法も検討してください。専門科目や研究計画書の内容を熟知している第三者からの質問は、自分では気づきにくい説明の甘さを浮き彫りにしてくれます。研究計画書は一般用・社会人特別選抜用・現職教員1年制用の3様式があり、様式ごとに記入欄の粒度が異なるため、提出した様式に沿って「なぜその方法を選んだのか」「他の方法ではなぜだめなのか」といった掘り下げた質問に答える練習をしておくと、口述試験本番での対応力を大きく左右します。

併願校の考え方・関連記事

教育系の大学院を併願する場合、大学の知名度だけでなく、志望する研究テーマがどの研究科・専攻の研究領域に近いかで比較することが重要です。筑波大学大学院教育学学位プログラムを軸に併願校を検討する場合は、国際教育・学校教育系・教育学基礎系という3つの系統ごとに、近い研究領域を持つ大学院を並べて比較すると、出願書類や口述試験の準備を使い回しやすくなります。

併願先を決める際には、試験日程が重複していないかどうかも早めに確認しておく必要があります。教育学学位プログラムの一般入学試験は10月実施が中心で、他大学の教育学研究科・教職大学院にも同時期に試験を実施するところが少なくありません。研究計画書の様式や字数制限は大学ごとに異なるため、共通して使える内容と、大学ごとに書き換える必要がある内容を早めに切り分けておくと、併願校が増えても準備の負担を抑えられます。

併願校を絞り込む段階では、指導を受けたい教員が複数の大学院に在籍しているわけではない以上、最終的には研究テーマと最も相性のよい1校を軸に据える必要があります。筑波大学大学院教育学学位プログラムを第一志望とする場合でも、出願資格や試験科目の傾向が近い大学院を1〜2校併願しておくと、当日の体調や出題の相性によって結果が左右されるリスクを分散できます。

比較軸確認するポイント
研究領域の近さ担当教員の専門分野・修了生の研究テーマが自分の関心と重なるか
試験科目の重なり外国語・専門科目・研究計画書・口述試験の配点比率が近いか
日程の重複出願期間・試験日が志望する他大学院と重ならないか
指導教員への事前連絡の要否内諾が必要な大学院は準備の着手を早める必要があるか

大学院の外部院試全体の進め方や、研究科・専攻を横断した比較の視点は大学院入試の外部受験対策をまとめた記事で整理しています。出願資格の確認から研究計画書の作成、口述試験対策までの全体像を先に把握しておくと、筑波大学大学院教育学学位プログラム固有の準備に集中しやすくなります。

研究計画書の構成や書き方に不安がある場合は研究計画書の書き方を解説した記事もあわせて確認してください。教育学学位プログラムの研究計画書は様式の変更が認められていないため、限られた記入欄のなかで研究テーマ・研究方法・研究の意義を過不足なく伝える構成力を、早い段階から練習しておくことが有効です。

社会人として教育基礎科学サブプログラムや次世代学校教育創成サブプログラムの社会人特別選抜を検討している場合は社会人の大学院入試対策を解説した記事も参考になります。筑波大学大学院の他研究群・他プログラムもあわせて検討したい場合は筑波大学大学院入試全体を解説した記事で研究群ごとの入試制度の違いを確認しておくと、併願の選択肢を広げやすくなります。

出願資格の解釈、専門科目の対策、研究計画書の添削、口述試験の想定問答づくりを個別に相談したい場合は、大学院入試対策コースで、志望するサブプログラムと現在の学習状況に合わせた対策を相談できます。外部受験は情報収集の負担が大きいため、早い段階で専門家に相談し、限られた準備期間を優先順位の高い対策から使えるようにしておくことが重要です。

無料相談でプロ講師があなた専用の合格プランを提案(LINEで簡単30秒・志望校未定でもOK)

よくある質問(FAQ)

他大学の学部からでも教育学学位プログラムを受験できますか。

出願資格を満たしていれば、他大学の学部からの受験(外部受験)は可能です。日本国内の4年制大学の卒業見込み者であれば、大学名や学部を問わず出願資格の基本条件を満たします。短大・高専卒業者や22歳以上の受験者は個別の出願資格審査が必要になるため、早めに募集要項で審査の申請期限を確認してください。教育学部・教育学類以外の学部出身であっても、志望するサブプログラムの研究領域と自分の研究テーマが接続できていれば出願資格上の不利はありません。

TOEICやTOEFLのスコア提出は必要ですか。

教育学学位プログラムの前期課程一般入学試験では、TOEICやTOEFLのスコアを出願書類として提出する制度ではなく、試験当日に実施される学力検査の一科目として外国語(英語)が課されます。国際教育サブプログラムは100点、教育基礎科学サブプログラムは200点の配点です。外部スコアの提出を求める学位プログラムも学内にはあるため、募集要項で対象プログラムを取り違えないよう確認してください。

研究計画書はどのサブプログラムでも必須ですか。

国際教育・次世代学校教育創成・教育基礎科学の3サブプログラムいずれも、Web出願時に研究計画書の提出が必須です。3つの選抜区分ごとに専用の様式が用意されており、様式を変更しての提出は認められていません。募集要項のページからダウンロードできる所定の様式を使用してください。研究計画書は口述試験の質問の土台にもなるため、提出して終わりにせず、内容を自分の言葉で説明できる状態にしておくことが大切です。

指導教員への事前連絡や研究室訪問は必須ですか。

サブプログラムによって扱いが異なります。教育基礎科学サブプログラムは事前連絡が求められており、次世代学校教育創成サブプログラムは現職教員1年制プログラムのみ必須です。国際教育サブプログラムは必須ではないとされていますが、研究テーマの適合性を確認する意味で、早めに問い合わせておくことをおすすめします。必須でないサブプログラムであっても、進学・入試説明会やメールでの問い合わせを通じて、担当教員の研究領域と自分の研究計画の接続を早めに確認しておくと、研究計画書や口述試験の準備がしやすくなります。

過去問はどこで確認できますか。

教育学学位プログラムの公式サイトで、直近3年分の入試問題が公開されています。著作権処理の都合で一部の問題は非公開となっており、事務室での追加閲覧も受け付けていません。公開されている範囲を年度・サブプログラムごとに比較しながら、出題傾向を分析することが対策の中心になります。次世代学校教育創成サブプログラムと教育基礎科学サブプログラムは10月実施分と1-2月実施分の両方が公開されている年度もあるため、あわせて比較すると出題の幅を把握しやすくなります。

社会人でも出願できますか。

国際教育サブプログラムと次世代学校教育創成サブプログラムには社会人特別選抜が設けられています。職務経験や社会経験を持つ受験者が対象で、志望理由や研究計画に実務経験をどう関連づけて説明するかが選考のポイントになります。教育基礎科学サブプログラムも社会人特別選抜を実施しているため、出願を検討する場合は対象条件を募集要項で確認してください。博士後期課程にも社会人特別選抜があり、前期課程・後期課程とも一般選抜とは異なる出願資格・選考の視点が設定されている点に注意してください。

10月実施以外に受験できる機会はありますか。

次世代学校教育創成サブプログラムと教育基礎科学サブプログラムには、10月実施に加えて1-2月に追加の選考が実施される年度があります。国際教育サブプログラムは10月実施のみとなる年度が多いため、志望するサブプログラムに追加募集があるかどうかを、出願前に募集要項で確認してください。1-2月実施は10月実施で定員に満たなかった場合の追加募集という位置づけであり、必ず実施されると決まっているわけではない点にも注意が必要です。

倍率はどのくらいですか。

筑波大学は学術院・研究群単位で入学試験実施結果を公表していますが、教育学学位プログラムやサブプログラム単位の倍率は個別に公表されていません。具体的な数字を確認したい場合は、大学公式の入学試験実施結果のページに掲載されるPDFを確認するか、入試担当窓口に問い合わせてください。数字が公表されていない分、募集人員の規模や指導教員への事前連絡の要否といった制度面から、志望するサブプログラムごとの準備負荷を見積もることが現実的な対応になります。

無料相談でプロ講師があなた専用の合格プランを提案(LINEで簡単30秒・志望校未定でもOK)

まとめ

筑波大学大学院 人間総合科学学術院 教育学学位プログラムは、国際教育・次世代学校教育創成・教育基礎科学という3つのサブプログラムで構成され、サブプログラムごとに募集人員や出願資格が異なり、試験科目の配点・指導教員への事前連絡の要否も違います。外部受験を検討する場合は、志望するサブプログラムのアドミッションポリシーと自分の研究テーマの接続を早い段階で整理し、専門科目・外国語・研究計画書・口述試験の準備をそれぞれの配点比率に合わせて進めることが重要です。

試験科目の配点を振り返ると、国際教育サブプログラムと教育基礎科学サブプログラムは口述試験が合計点の4割を占め、教育基礎科学サブプログラムは外国語(英語)も200点と大きな比重を持ちます。次世代学校教育創成サブプログラムは共通科目と5領域別専門科目が中心で、募集人員も80名と3サブプログラムのなかで最も大きい点が特徴です。志望するサブプログラムの配点構成を踏まえて、専門科目・外国語・研究計画書・口述試験のどこに時間を配分するかを早めに決めておくと、限られた準備期間を効率的に使えます。

過去問は3年分が公開されている一方で著作権処理により非公開の設問もあるため、公開範囲を年度・サブプログラムごとに比較して出題傾向をつかみ、非公開部分は募集要項のアドミッションポリシーから出題範囲を推測して補う必要があります。倍率などの数値情報が個別に公表されていない分、募集人員や制度面から難易度を見積もり、余裕を持ったスケジュールで出願準備を進めてください。具体的な数値や日程は年度によって変更される可能性があるため、出願前に必ず最新の学生募集要項をご確認ください。

\ 大学院入試専門 /

まずは無料相談で、合格までの最短ルートを確認しませんか?

スプリング・オンライン家庭教師のプロ講師が、現在の学力・志望校・残り期間に合わせて、必要な対策を個別に整理します。

  • 大学院入試のプロ講師が最適な受験戦略を提案
  • 今後の大学院入試の勝ち筋が見える。
  • 志望校が決まっていなくてもOK

\ 合格がグッと近づく/

(費用は一切かかりません)

この記事を書いた人

千葉大学 法政経学部を首席で卒業後、都内国公立大学の法科大学院(ロースクール)を修了し、司法試験に合格。法律・政治・経済分野の専門知識をもとに、スプリング・オンライン家庭教師の大学編入・大学院入試分野の指導および記事監修を担当。

目次