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早稲田大学大学院文学研究科の入試|コース別科目と研究計画の準備

早稲田大学大学院文学研究科の外部院試とは、早稲田大学以外の大学に在籍する学生や既卒者、社会人が、修士課程・人文科学専攻の各コースのいずれかを一般入学試験で受験することを指します。文学研究科は哲学・心理学・社会学・教育学・日本語日本文学・英文学・日本史学・美術史学など専門コースを人文科学専攻の下に置き、コースごとに専門科目の出題言語や研究計画書の文字数、外国語試験の課し方が大きく異なる点が特徴です。名称が同じ「文学研究科」でも、志望するコースによって受験科目の重さは大きく変わります。
本記事では、2027年度(令和9年度、2027年4月入学)の修士課程一般入学試験を対象に、出願資格・試験科目・研究計画書・日程・過去問の入手先・口述試験対策を整理します。一般入試の要件は志望コースと本人の学歴を組み合わせて読みます。募集要項には国際日本学コースを含まないため、そのコースを希望する方は別の案内へ進んでください。推薦入学試験や論文特別選抜入学試験の条件も、一般入学試験へそのまま当てはめることはできません。
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準備の入口は、研究したい対象を言葉にし、志望コースの専門領域と照らし合わせることです。そのうえで、出願資格に対応する期間、一般外国語の学歴区分、研究計画書の様式を別々に確認します。出願期間を分ける学歴と、外国語を分ける学歴は同じ基準ではありません。海外の大学を卒業したかどうかと、日本の中等教育課程を修了したかどうかを混同すると、自分に必要な準備を取り違えるおそれがあります。社会人の方も、現在の職業より先に学歴・学位の条件を整理してください。
文学研究科の難易度を考える際は、倍率だけでなく、専門科目の範囲、必要な外国語、研究計画の実行可能性を照らし合わせます。本記事ではコース別倍率の数値を掲載していません。公式入試結果にある志願者・各段階の受験者・合格者を区別して読む方法を案内し、出身大学や過去の倍率だけから合格の見込みを断定しない構成にしています。過去問は公式の入手先を示し、問題文の転載ではなく学習への使い方を説明します。
なお、2027年度の入試日程は入学前年の2026年に進む予定として案内されています。これから次年度の受験準備を始める方は、過去の日程をそのまま次年度の出願カレンダーへ移さないでください。2028年度以降には出願期間を統一する変更が告知されています。この記事の日程は対象年度を付けた参照用とし、受験する年度の要項と変更告知を併せて読むと、古い条件を持ち越す誤りを防ぎやすくなります。
早稲田大学大学院文学研究科 入試の早見表【2027年度】
以下は2027年度の修士課程一般入学試験を対象とした早見表です。国際日本学コース、推薦入学試験、論文特別選抜入学試験の予定表ではありません。募集人員は本記事では数値を掲載していないため空欄です。募集人員の空欄は、大学が募集をしていないという意味ではありません。人数は募集要項の該当欄をご覧ください。
| 入試区分 | 募集人員 | 出願期間 | 試験科目・選考 | 試験日 | 合格発表 |
|---|---|---|---|---|---|
| 修士課程一般入試/出願期間A | 2026年7月1日〜7月13日17:00 | 第一次:書類審査、一般外国語・専門科目の筆記/第二次:口述 | 第一次:2026年9月14日/第二次:2026年10月4日 | 第一次:2026年9月25日10:00〜/最終:2026年10月8日10:00〜 | |
| 修士課程一般入試/出願期間B | 2026年7月14日〜7月27日17:00 | 第一次:書類審査、一般外国語・専門科目の筆記/第二次:口述 | 第一次:2026年9月14日/第二次:2026年10月4日 | 第一次:2026年9月25日10:00〜/最終:2026年10月8日10:00〜 | |
| 修士課程一般入試/出願資格⑤・⑥・⑦ | 資格確認後に個別に伝達 | 第一次:書類審査、一般外国語・専門科目の筆記/第二次:口述 | 第一次:2026年9月14日/第二次:2026年10月4日 | 第一次:2026年9月25日10:00〜/最終:2026年10月8日10:00〜 |
出願期間Aは出願資格③・④に当たる海外の大学の卒業者・卒業見込みの方、出願期間Bは出願資格①・②に当たる日本の大学の卒業者・卒業見込みの方などが対象です。資格の番号だけで判断せず、その番号の本文に自分の学歴が該当するかを確認します。個別の審査を受ける方は、資格についての連絡と通常の出願登録を同じ手続きと考えず、大学から伝えられた順序に沿って進めてください。
早見表を読んだ後に決めること
最初に志望コースを仮に定め、出願資格と外国語の区分を整理します。次に研究計画書の書式を開き、準備する文献や資料を選びます。募集要項の共通部分だけを読んで終わると、コース別の専門科目や執筆条件を見落としやすくなります。共通事項とコース別事項の両方を、自分用の準備表に転記します。この段階で分からない項目は、研究の相談なのか出願手続きの相談なのかを分けて整理すると、問い合わせ先を選びやすくなります。
日程を見るときは、試験日のほか、書類の提出、結果の確認、入学手続きをそれぞれ独立した作業として扱います。合格発表はいずれもTAO上で行われ、入学手続きは2027年2月上旬〜3月上旬と案内されています。結果を確認した後に必要となる手続きを見落とさないよう、連絡を受け取るメールアドレスや保存場所もあらかじめ整理しておきましょう。
早稲田大学大学院文学研究科とは|外部院試における位置づけ
人文科学専攻のコース構成と学問領域
早稲田大学大学院文学研究科では、人文科学専攻のもとに、哲学から社会構築論まで多様な専門コースが設けられています。本記事の対象は修士課程一般入学試験の募集コースです。国際日本学コースは本記事で参照する一般入学試験要項の対象外なので、同じ研究科内であっても出願の案内を分けて確認してください。以下の分野グループは、コースを探すために本記事で整理したもので、大学が定める選考区分ではありません。
専門コースは、哲学・心理学のように単一分野で完結するコースから、日本語日本文学・日本史学のように文献や史料を扱うコース、中東・イスラーム研究や社会構築論のように学際的な視点を持つコースまで幅が広く、志望する研究テーマがどのコースの専門分野に最も近いかを、出願前に公式サイトの教員紹介やシラバスで確認しておく必要があります。
| 分野グループ | コース名 |
|---|---|
| 思想・心理・社会系 | 哲学、東洋哲学、心理学、社会学、教育学 |
| 文学・言語系 | 日本語日本文学、英文学、フランス語フランス文学、ドイツ語ドイツ文学、ロシア語ロシア文化、中国語中国文学、現代文芸 |
| 芸術・表象系 | 演劇映像学、美術史学、表象・メディア論 |
| 歴史・考古系 | 日本史学、東洋史学、西洋史学、考古学 |
| 地域・学際系 | 文化人類学、中東・イスラーム研究、社会構築論 |
研究対象と方法からコースを探す
志望先を選ぶときは、コースの名称だけで研究対象を決めないことが大切です。同じ作品を扱う場合でも、語彙や文体に注目する研究、上演や映像表現を分析する研究、作品が受容された社会を検討する研究では、中心となる問いが異なります。対象が同じでも、問いと方法によって志望コースの候補は変わります。まず卒業論文や関心のある文献から、自分が説明したい現象を書き出してください。
研究分野の広がりを知るには、教員の紹介文だけでなく、最近の論文や担当授業の内容も照らし合わせると役立ちます。研究対象の地域・時代・言語が近いか、使う資料や分析方法が接続するかを確認すると、志望理由を具体化できます。過去の研究業績が近いという理由だけで、現在の指導の可否まで判断することは避けましょう。
修士課程の研究を見据えた準備
大学院での研究を考える際は、知識を増やす学習と、自分の問いに対して根拠を示す研究をつなげて準備します。読んだ内容を説明できることと、研究の根拠として使えることを分けて点検します。たとえば先行論文を読む場合、著者の結論だけでなく、その結論を支える資料、分析の手順、結論が当てはまる範囲まで記録すると、研究計画へつなげやすくなります。
入学後の履修や修了要件は、入試の出願資格とは別に確認する事項です。修士論文に向けてどのような指導を受けたいのか、研究に必要な言語や資料へのアクセスをどう確保するかまで考えると、受験対策と進学後の学びを切り離さずに済みます。履修単位数や他コース科目の算入条件については、本記事では数値を掲載していません。
外部院試で選べる入試区分の整理
文学研究科修士課程には、一般入学試験のほか、推薦入学試験や論文特別選抜入学試験があります。募集人員の説明には国際日本学コースも含まれるため、研究科全体の定員を一般入学試験だけの募集枠と読み替えないことが大切です。本記事は一般入学試験を受ける外部の学生・既卒者・社会人に向けた内容であり、他区分の出願資格をまとめて説明するものではありません。
入試情報ページを開いたら、課程、入学時期、選抜区分、コースの順で自分が読むべき要項を絞り込んでください。一般入学試験向けの研究計画書を準備している途中で、論文特別選抜の出願書類の案内を参照すると、必要書類や語学の証明の扱いを混同するおそれがあります。変更告知を読む際も、見出しに書かれた対象区分を先に確かめることが重要です。
上の一覧で近い領域を見つけたら、研究したい対象を「何について」「どの資料を使って」「どのような問いを考えるか」に分けてみます。文学作品を扱うなら作品の言語や成立時期、映像を扱うなら作品そのものと制作・受容の資料、歴史を扱うなら史料の種類や対象地域など、調べるべき情報が具体的になります。これはコースごとの入試傾向を断定するための分類ではなく、自分の研究関心を比較可能な形にするための整理です。
実施研究科・募集人員・出願資格|語学要件まで
人文科学専攻の募集人員と入試結果の読み方
募集要項では、人文科学専攻の定員に、国際日本学コース、推薦入学試験、論文特別選抜入学試験を含めると説明されています。コースごとの個別定員は設けられていません。本記事では募集人員の具体値を掲載していないため、人数はリンク先の募集要項の募集人員欄で確認してください。定員の区切りと入試結果の集計対象を混同しないことが、募集状況を読み取る出発点になります。
入試結果を見る場合は、志願者、第一次試験受験者、第二次試験受験者、合格者を区別します。第二次試験を受けた人数は、最終的な合格者数とは異なります。学外出願者の内訳についても、同じ列の内数なのかを表の注記で確かめてください。本記事では入試結果の具体値やコース間の順位を掲載せず、確認すべき項目と読み方を案内します。
一般入学試験の出願資格
一般入学試験の出願資格は、学士の取得状況や学歴に応じて分かれています。以下は区分を探すための概要です。在学期間や年齢などの細かな条件は省略しているため、該当しそうな項目を見つけたら募集要項の原文と照合してください。
- 日本の大学を卒業した者、または2027年3月までに卒業見込みの者
- 大学改革支援・学位授与機構により学士の学位を授与された者、または授与される見込みの者
- 外国において所定の学校教育課程を修了した者、または修了見込みの者(教育年数等の条件は要項参照)
- 外国の大学等で所定の課程を修了し、学士相当の学位を授与された者、または授与見込みの者(修業年限等の条件は要項参照)
- 文部科学大臣の指定した者
- 大学在学中の成績等について研究科の認定を受ける、いわゆる飛び入学の区分に該当する者
- 個別の入学資格審査で大学卒業者と同等以上の学力があると認められた者(年齢等の条件は要項参照)
出願資格⑤・⑥・⑦に該当する方の出願期間は、資格確認後に個別に伝えられます。個別審査が必要な経歴では通常の出願準備より先に資格を相談します。高専・短大・専門学校出身という学校種だけで可否を判断せず、学位授与の有無、進学先、在籍・修了の状況を整理してください。なお、最終学歴が中国の大学の専科である場合は出願資格がないと案内されています。
出願期間A・Bの違いと個別審査
| 区分 | 対象となる出願資格 | 出願期間 |
|---|---|---|
| 出願期間A | ③・④(海外の大学卒業(見込)者) | 2026年7月1日(水)〜7月13日(月)17:00 |
| 出願期間B | ①・②(日本の大学卒業(見込)者) | 2026年7月14日(火)〜7月27日(月)17:00 |
出願期間Aは海外の大学を卒業した方・卒業見込みの方、出願期間Bは日本の大学を卒業した方・卒業見込みの方などに対応します。国籍や現在の居住地だけで出願期間を選ばないでください。出願資格⑤〜⑦に該当する場合の期間は資格確認後に個別に伝えられるため、通常の期間に自己判断で当てはめず、大学からの案内に沿って準備します。
検定料と出願書類一覧
検定料の金額は本記事では掲載していません。納入方法はコンビニエンスストアまたはクレジットカードと案内されています。書類を作成する作業と、証明書を発行してもらう作業を分けます。研究計画書は自分で修正できますが、証明書は発行元の手続きに依存します。下表は準備内容を整理するための確認表であり、すべての志願者に共通する提出書類一覧ではありません。
| 確認する項目 | 準備対象 | 点検の観点 |
|---|---|---|
| 出願情報 | 氏名・経歴・志望コース | 入力内容と証明書の表記を照合する |
| 学位・卒業関係 | 学歴に応じた証明書 | 必要な種類と提出形式を要項で確認する |
| 成績関係 | 在籍先の成績証明 | 発行手続きと記載言語を確認する |
| 研究計画書 | 所定表紙を付けたPDF | TAOへアップロード。郵送不要 |
| 言語に関する証明 | 該当する場合の提出条件 | 自分の資格区分に適用されるかを確認する |
| 返還等の希望 | 原本の取り扱い | 希望に応じた手続きの有無を確認する |
| 提出前の点検 | 提出書類のチェック | オンラインとその他の提出方法を区別する |
証明書の形式や提出先は、学歴や出願資格に対応する要項の欄で照合してください。大学の発行窓口へ問い合わせる際は、提出先から求められる書類名、記載言語、発行形式を伝えると確認が進めやすくなります。研究計画書は所定の表紙を付けたPDFをTAOへ提出します。研究計画書の郵送は不要ですが、この扱いを他の証明書にまで広げて解釈せず、書類別の提出方法を整理してください。
検定料減免と国費外国人留学生の案内
検定料の支払いに関して特別な扱いを希望する場合は、対象区分と必要な手続きを支払い前に大学の案内で確かめてください。一般入学試験の通常の納入方法だけから、減免制度の適用条件を判断することはできません。留学や奨学金に関する相談事項がある方は、入試の出願手続きとは分けてメモを作ると、問い合わせる窓口と締切を整理しやすくなります。
資格について問い合わせる前には、学校名、在籍・卒業の状況、取得した学位、今後の卒業予定を時系列で整理しておくと説明しやすくなります。海外の教育機関を経由した場合や、複数の学校で学んだ場合は、最終学校名だけでは経歴が伝わらないことがあります。資格に関する大学からの回答は、日付と対象区分が分かる形で保存します。その回答が研究計画書の内容や指導教員の希望まで承認したものではないことも意識してください。
試験科目を徹底解説|専門科目・外国語・研究計画書・口述試験
第一次試験の枠組み(専門科目・一般外国語)
文学研究科の第一次試験は、書類審査と、一般外国語・専門科目の筆記試験で構成されます。2027年度の筆記試験日は2026年9月14日で、会場は早稲田大学戸山キャンパスです。第一次試験には筆記試験だけでなく書類審査も含まれます。専門科目だけを直前まで勉強して研究計画書の作成を後回しにせず、書類と筆記の準備を並行して進めましょう。試験時間や持込物については受験する科目の案内で確かめてください。
コース別 外国語要件と学歴区分の違い
一般外国語の要件は、コースと学歴区分によって異なります。A区分は日本の中等教育課程を修了した方、B区分はAに当たらない方です。外国語のA・B区分と、出願期間A・Bは別の区分です。下表では掲載を控えた言語数を空欄とし、事実一覧で示された言語の扱いを整理しています。空欄は試験免除を意味しません。選択肢の全体は募集要項のコース別欄で確認してください。
| コース | 言語数 | A:日本の中等教育課程修了者 | B:Aに当たらない方 |
|---|---|---|---|
| 哲学 | コース別の選択言語を要項で確認 | 日本語に加え、選択した第一言語以外の外国語 | |
| 東洋哲学 | コース別の選択言語を要項で確認 | 日本語 | |
| 心理学 | 英語 | 英語 | |
| 社会学 | コース別の選択言語を要項で確認 | 日本語 | |
| 教育学 | コース別の選択言語を要項で確認 | 日本語 | |
| 日本語日本文学 | コース別の選択言語を要項で確認 | 日本語 | |
| 英文学 | 仏・独・露・現代中国・伊・西・朝鮮語から選択(英語以外) | 日本語 | |
| フランス語フランス文学 | コース別の選択言語を要項で確認 | 日本語に加え、選択した第一言語以外の外国語 | |
| ドイツ語ドイツ文学 | コース別の選択言語を要項で確認 | 日本語に加え、選択した第一言語以外の外国語 | |
| ロシア語ロシア文化 | コース別の選択言語を要項で確認 | 日本語 | |
| 中国語中国文学 | コース別の選択言語を要項で確認 | 日本語 | |
| 演劇映像学 | コース別の選択言語を要項で確認 | 日本語 | |
| 美術史学 | コース別の選択言語を要項で確認 | 日本語 | |
| 日本史学 | コース別の選択言語を要項で確認 | 日本語 | |
| 東洋史学 | コース別の選択言語を要項で確認 | 日本語 | |
| 西洋史学 | コース別の選択言語を要項で確認 | 日本語に加え、選択した第一言語以外の外国語 | |
| 考古学 | コース別の選択言語を要項で確認 | 日本語 | |
| 文化人類学 | コース別の選択言語を要項で確認 | 日本語 | |
| 表象・メディア論 | コース別の選択言語を要項で確認 | 日本語 | |
| 現代文芸 | コース別の選択言語を要項で確認 | 日本語 | |
| 中東・イスラーム研究 | コース別の選択言語を要項で確認 | 日本語 | |
| 社会構築論 | コース別の選択言語を要項で確認 | 日本語 |
哲学、フランス語フランス文学、ドイツ語ドイツ文学、西洋史学では、B区分の日本語に加えて、選択した第一言語以外の外国語が課されます。一方、心理学はA・Bとも英語です。フランス語フランス文学などを学歴区分なしで一括説明しないことが重要です。英文学のA区分は英語以外から選択するため、英語の読解だけで準備が完結すると思い込まないようにしましょう。
研究計画書の提出方式とコース別文字数
研究計画書は所定書式の表紙を冒頭に用い、PDFをTAOへアップロードします。研究計画書の提出方式と、コース固有の執筆条件を分けて確認します。字数や使用言語、横書き等の条件は、志望コースの欄から書き出してから原稿を作ると修正の手間を抑えられます。以下の字数欄は本記事で数値を掲載していないため空欄です。空欄は字数指定がないという意味ではありません。
| コース | 研究計画書の字数 | 確認先 |
|---|---|---|
| 哲学 | コース別の字数・使用言語・様式を要項で確認 | |
| 東洋哲学 | コース別の字数・使用言語・様式を要項で確認 | |
| 心理学 | コース別の字数・使用言語・様式を要項で確認 | |
| 社会学 | コース別の字数・使用言語・様式を要項で確認 | |
| 教育学 | コース別の字数・使用言語・様式を要項で確認 | |
| 日本語日本文学 | コース別の字数・使用言語・様式を要項で確認 | |
| 英文学 | コース別の字数・使用言語・様式を要項で確認 | |
| フランス語フランス文学 | コース別の字数・使用言語・様式を要項で確認 | |
| ドイツ語ドイツ文学 | コース別の字数・使用言語・様式を要項で確認 | |
| ロシア語ロシア文化 | コース別の字数・使用言語・様式を要項で確認 | |
| 中国語中国文学 | コース別の字数・使用言語・様式を要項で確認 | |
| 演劇映像学 | コース別の字数・使用言語・様式を要項で確認 | |
| 美術史学 | コース別の字数・使用言語・様式を要項で確認 | |
| 日本史学 | コース別の字数・使用言語・様式を要項で確認 | |
| 東洋史学 | コース別の字数・使用言語・様式を要項で確認 | |
| 西洋史学 | コース別の字数・使用言語・様式を要項で確認 | |
| 考古学 | コース別の字数・使用言語・様式を要項で確認 | |
| 文化人類学 | コース別の字数・使用言語・様式を要項で確認 | |
| 表象・メディア論 | コース別の字数・使用言語・様式を要項で確認 | |
| 現代文芸 | コース別の字数・使用言語・様式を要項で確認 | |
| 中東・イスラーム研究 | コース別の字数・使用言語・様式を要項で確認 | |
| 社会構築論 | コース別の字数・使用言語・様式を要項で確認 |
研究計画書の分量に関する指定は、単に長く書けばよいという意味ではありません。「程度」「以内」「厳守」といった表現を読み分け、自分の原稿で何を数えるのかを先に整理します。表紙、本文、注、参考文献を同じ扱いにしてよいかは、コースの説明に従ってください。字数を整える前に、問い・根拠・方法がつながっているかを確かめます。
社会学の字数指定には厳守との注記があり、社会構築論の分量には志望理由が含まれると案内されています。心理学は日本語で書く場合の横書き指定もあります。こうした条件は本文の推敲とは別に確認すると見落としにくくなります。使える言語が複数示されていても、口述試験や専門科目で必要な言語の準備が不要になるわけではありません。
第二次試験(口述試験)の実施方法
第二次試験は第一次試験合格者を対象とする口述試験で、Web会議システムZoomを使用します。2027年度の試験日は2026年10月4日です。オンラインで説明する練習を、研究計画書の推敲と組み合わせます。実施時刻や接続方法は受験者向けの案内に従い、カメラと音声を含めて事前に動作を確認しておきましょう。
出典を整理し、自分の言葉で説明する
研究計画書では、引用した文章と自分の考察を明確に分け、先行研究の出典を示します。読書メモから文章を移す場合も、原文の抜き書きを自分の文章として残さないよう注意してください。書類の記載内容を裏づける資料を整理しておくことは、出願時の点検にも、口述試験で研究の経緯を説明する準備にもつながります。
研究計画書は「志望者が何を考え、何を明らかにしたいのか」を研究科に伝える書類であるという前提に立ち、参考文献やアイデアの出典を自分の中で整理したうえで、最終的な文章化は自分の言葉で行うことをおすすめします。口述試験では研究計画書の内容について踏み込んだ質問がされる可能性が高いため、内容を自分で説明できない状態で提出すること自体が、結果的に不利に働きかねません。
一般外国語について、要項の事実一覧にはTOEIC・TOEFL・IELTS等の外部スコアによる代替の記載がありません。外部英語試験の準備と、一般外国語の筆記対策を同一視しないことが大切です。英語能力に関する証明の変更告知があっても、論文特別選抜だけを対象とする案内であれば、一般入学試験に適用されるとは判断できません。出願書類の名前が似ている場合ほど、選抜区分を確かめてください。
専門科目の範囲から学習課題を整理する
募集要項の事実一覧で示されている範囲を、下表にまとめます。これらは専門科目の範囲であり、特定年度に出題されたテーマの実績一覧ではありません。出題範囲を押さえた後で、過去問の形式に合った練習へ進みます。自分の研究テーマに近い範囲だけを読んで終わらず、基礎用語や研究方法の説明も練習すると、研究計画書との接続を作りやすくなります。
| コース | 専門科目の範囲 |
|---|---|
| 哲学 | 哲学 |
| 東洋哲学 | 東洋哲学(資料読解を含む) |
| 心理学 | 心理学 |
| 社会学 | 社会学 |
| 教育学 | 教育学 |
| 日本語日本文学 | 日本語学・日本文学(資料解読を含む) |
| 英文学 | 英語・英米文学または英語学、英語教育学 |
| フランス語フランス文学 | フランス語・フランス文学 |
| ドイツ語ドイツ文学 | ドイツ語・ドイツ文学 |
| ロシア語ロシア文化 | ロシア語・ロシア文学 |
| 中国語中国文学 | 中国語・中国文学 |
| 演劇映像学 | 演劇学・舞踊学・映画学(資料読解を含む) |
研究計画書・指導教員希望・研究室訪問の実際
指導教員希望の記載方法を確かめる
指導教員希望の記載方法は、志望コースの要項と所定様式で確認してください。本記事ではコースごとの必須・任意を確定した一覧は掲載していません。希望教員の名前だけでなく、研究との接点を説明できるようにします。論文の題名に同じキーワードが含まれるというだけでなく、分析対象、問いの立て方、方法にどのようなつながりがあるかを整理すると、進学先を選んだ理由を具体的に示せます。
| 確認すること | 調べる内容 |
|---|---|
| 希望欄の記入方法 | 必須・任意の別や記入上の注記を志望コースの様式で確認 |
| 研究との接続 | 教員の専門、扱う資料、研究方法と自分の計画を照合 |
| 事前連絡の方法 | コースの公式案内で連絡先と手続きを確認 |
様式を開いたら、教員名の欄の有無、志望理由との関係、記入上の注記を確認します。記入が求められる場合は氏名の表記を点検し、研究計画書全体で希望と研究内容が矛盾しないようにしてください。記入欄がないことと、指導体制を調べなくてよいことは別です。誰から何を学びたいのかは、進学後の計画を考えるうえでも整理しておきたい内容です。
研究室訪問・教員への事前連絡は必要か
研究室訪問や教員への事前連絡を検討する場合は、公式のコース案内や入試情報に連絡方法の指定がないかを先に確認してください。訪問が入試上必須かどうかについて、本記事では断定していません。連絡を取る際は、研究テーマ、現在の学習状況、確認したい事項を簡潔にまとめます。教員への研究相談と、事務所への出願資格の相談を分けます。研究内容の相談を、出願許可や合格の見通しを得るための手続きと考えないことが大切です。
研究計画書を書くうえで押さえたい視点
研究計画書では、テーマの学術的な意義だけでなく、入学後に実行できる範囲へ落とし込むことを意識します。問いに答えるための資料と、その資料を扱う方法を具体化します。先行研究をどこまで押さえているか、どのような方法(文献研究・実験・フィールドワーク・資料調査など)で進めるのか、志望コースの学びとどう接続するのかを整理してください。ここでの説明は執筆上の助言であり、大学が公表した採点基準ではありません。
構成を考える際は、問題設定、先行研究、研究方法、見通しの関係を点検します。先行研究の紹介が長くなりすぎると、自分が何をするかが埋もれます。一方で独自性だけを強調すると、その問いを立てる根拠が伝わりません。先行研究の到達点から自分の問いへ進む道筋を読者に示します。方法の説明には、使う資料、選び方、分析の手順を含め、現時点でできている準備と入学後に進める作業を区別しましょう。
問いを絞り、先行研究と方法をつなぐ
研究計画の初稿では、扱いたい話題が広すぎないかを確かめます。たとえば文学作品への関心が出発点なら、作品を論じたいのか、言語表現を比べたいのか、読者や社会との関係を考えたいのかを区別します。すべてを同時に説明しようとすると、どの資料を使って何を明らかにするのかが曖昧になります。研究対象を狭めるときは、問いに答えるために必要な範囲を理由にします。単に資料が少なそうだから選ぶのではなく、その範囲で検討する意味を説明できるようにしましょう。
先行研究の整理では、論文を読んだ順に並べるより、論点ごとに関係を整理します。同じ対象を扱っていても、著者によって方法や結論が異なることがあります。対立している部分と、共通の前提に立っている部分を書き分けると、自分が追加して検討する課題を示しやすくなります。先行研究が扱っていない対象を見つけただけでは、研究上の意義の説明として十分とは限りません。その対象を見ることで、既存の説明をどう検討し直せるのかまで考えてください。
方法の欄は、文献研究やフィールドワークといった名称だけで終えず、資料の選び方、読み取り方、比較の軸を書きます。文献を扱うなら版や翻訳の違いが議論に関わるか、調査を行うなら対象へ接近できるか、実験を考えるなら実施環境や倫理上の手続きが必要かを整理します。資料の利用可能性と、研究方法を実行できる条件を点検します。現時点で決められないことは、入学後にどの情報を得て判断するかを示すと、計画として読みやすくなります。
研究室への相談文は、自己紹介を長くするより、相手が何に答えればよいかを明確にします。現在の研究テーマ、これまでに読んだ文献、希望する指導との接点を簡潔に書き、大学の案内で分かる事務事項を教員へまとめて尋ねないようにしましょう。添付資料の可否や面談方法の指定がある場合はそれに従います。返答を急かすことを前提とした計画ではなく、公式の手続きに沿って自分の準備を進められるようにしておくことが大切です。
推敲では、各段落の冒頭だけを読んでも論理の順序が分かるかを確かめます。研究目的を書いた段落に方法の細部が入り込み、方法の段落に志望理由が混ざっていると、読み手が計画の全体像をつかみにくくなります。最後に表記と引用を点検し、PDFにした状態で文字化け、図表のはみ出し、表紙と本文の順序を確認してください。提出用ファイルと編集用ファイルを区別して保存すると、面接前に提出済みの内容を取り違えずに済みます。
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出願から入学手続までのスケジュール【2027年度】
出願期間・試験・合格発表の日程
表の個別審査申請期限と検定料は本記事では数値を掲載していないため空欄です。期限や支払いがないという意味ではありません。該当する方は募集要項の原文で手続きを確認してください。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 出願期間A(資格③・④) | 2026年7月1日(水)〜7月13日(月)17:00 |
| 出願期間B(資格①・②) | 2026年7月14日(火)〜7月27日(月)17:00 |
| 個別審査申請期限(資格⑤〜⑦) | |
| 検定料 | |
| 第一次試験 | 2026年9月14日(月)・早稲田大学戸山キャンパス |
| 第一次試験合格発表 | 2026年9月25日(金)10:00 |
| 第二次試験(口述試験) | 2026年10月4日(日)・Zoom実施 |
| 最終合格発表 | 2026年10月8日(木)10:00 |
| 入学手続期間 | 2027年2月上旬〜3月上旬(予定) |
2027年度の第一次試験、第二次試験、最終合格発表は、いずれも入学前年の2026年に設定されています。入学年度と試験実施年を取り違えないよう予定表へ記入します。第一次試験の結果を待ってから口述試験の準備を始めると、研究計画書を読み直す時間が圧迫されます。書類を提出した段階で控えを保存し、口頭で説明する練習も進めておくとよいでしょう。
出願前に済ませておきたい準備
証明書の発行を依頼する時期、研究計画書を推敲する時期、出願システムへ提出する時期を分けて予定に入れます。自分の作業だけでは完了しない手続きを先に手配します。提出締切を最終原稿の完成日に設定すると、形式の修正やアップロードのトラブルに対応しにくくなります。提出後の控えと、大学から届く案内をまとめて保存する場所も決めておきましょう。
- 出願資格⑤・⑥・⑦に該当する場合は、通常の出願に先立って文学学術院事務所へ資格と手続きを相談する
- 志望コースと学歴区分に応じた外国語要件を確認し、対策する言語を確定する
- 志望コースの研究計画書の文字数目安を確認し、先行研究の整理から着手する
- 指導教員希望の記載が必要なコースでは、研究者データベースで志望教員の研究テーマを確認する
- 卒業(見込)証明書・成績証明書などの原本を、発行に時間のかかる海外の大学出身者は特に早めに準備する
- 出願期間A・Bのどちらに該当するかを再確認し、出願締切の直前ではなく余裕を持ってTAOへ入力する
- 第一次試験合格発表(9月25日)から口述試験(10月4日)までの短い期間を見据え、口述試験の想定質問を出願前から準備しておく
筆記試験を終えたら、提出済みの研究計画書と読書メモを並べ、追加で整理できた点を記録しておきます。提出後に考えが進んだ場合は、当初の計画とその後の検討を区別して説明する練習をしましょう。口述試験で説明する土台は提出済みの書類です。どの段階で何を考えていたかを振り返れる状態にしておくと、研究の進展や課題について話しやすくなります。
2028年度以降の変更告知を読む
公式入試情報ページには、2028年度(令和10年度、2028年4月入学)以降、修士課程一般入学試験と博士後期課程入学試験で、出願資格によって分かれていた出願期間を統一する変更が掲載されています。国際日本学コースは対象外です。2027年度のA・Bの締切を、翌年度の締切として流用しないでください。具体的な受付日は受験年度の募集要項で読み直します。
同じ公式ページには、論文特別選抜の英語能力に関する証明の提出要件についての変更告知もあります。出願期間の統一と、特定の選抜区分の提出書類の変更をまとめて解釈すると、一般入試に必要な準備を誤るおそれがあります。告知の対象となる入試制度と適用年度を書き出してから、自分の予定表へ反映してください。
出典:文学研究科公式入試情報・変更告知。
過去問分析と口述試験(面接)対策
過去問の公開状況と公式の入手先
文学研究科の入試情報ページから、入学センターの過去の入学試験問題へ進めます。事実一覧の確認時点では、修士課程・博士後期課程とも2027年度分までの掲載が案内されています。問題の年度、課程、コースをそろえてから比較します。文学学術院事務所での閲覧も案内されていますが、閲覧対象の期間や手続きは公式ページの説明に従ってください。掲載されている問題を、大学の許可なく本記事へ転載することはしていません。
専門科目試験の枠組みから見る対策の方向性
専門科目の対策は、志望コースの出題範囲を募集要項で押さえたうえで、公開された過去問の形式を確認して進めます。専門科目名が同じでも、求められる答案の作り方まで同じとは限りません。用語を説明するのか、資料を読解するのか、論点を比較するのかによって練習方法が変わります。問題を解いた後は、知識不足と、問いの読み違いと、文章の構成の問題を分けて振り返ると、次に取り組む課題が明確になります。
過去問の活用法(年度比較のすすめ)
過去問を比較する際は、公式ページに掲載されている年度を確かめ、コース名・課程・入試区分を付けて保存します。似たテーマが出たかだけでなく、何を答えるよう求められたかを記録します。一般外国語も、志望コースと自分の学歴区分に対応する言語を選んで確認してください。掲載されていない科目を、自動的に試験免除と解釈してはいけません。志願者がいなかったため試験を実施していない科目は非公開となることが案内されています。
答案と研究説明を点検する観点
論述や面接の準備では、以下の観点から自分の説明を点検すると役立ちます。これは学習のための確認項目であり、大学の採点基準や出題予測を示すものではありません。説明を録音したり答案を読み返したりして、根拠の抜けを見つけます。知っている用語を並べるだけで終わっていないか、問いに対する答えが冒頭から分かるかを確かめましょう。
- 専門用語や先行研究を、自分の言葉で定義・要約し、批判的に検討できているか
- 研究計画書に書いたテーマと、専門科目で示す知識・関心が矛盾なくつながっているか
- 修士課程で実行できる研究計画として、方法・範囲が現実的に設定されているか
口述試験(面接)で問われる可能性が高い観点
口述試験はZoomで実施されます。出願時に提出した研究計画書を読み返し、研究の目的、先行研究との関係、使う資料や方法について、自分の言葉で説明できるように準備しましょう。面接練習では、原稿の暗唱より質問への応答を意識します。志望理由や研究テーマを選んだ経緯、指導を希望する教員の研究との接続などは練習の題材になりますが、実際の質問内容が決まっているという意味ではありません。
面接当日の実務対策
面接当日は受験者向けの案内を手元で確認し、接続方法、必要な機材、本人確認の手順に従ってください。使用する端末と場所で、音声と映像の動作を試しておきます。通信が不安定な場合の連絡方法も案内で把握しておくと、当日の対応を整理できます。本記事では遅刻や接続遅延の許容時間を掲載していないため、一般的なオンライン会議の感覚で判断しないようにしましょう。
解答例と出題意図を使った復習
公式入試情報ページでは、2026年度修士課程一般入学試験の解答例・出題意図が案内されています。まず自分で答案を作り、その後で説明を読むと、何が不足していたかを把握しやすくなります。解答例との語句の一致だけで、答案の出来を判断しないようにしてください。問われている論点に答えたか、根拠を示したか、説明の順序が伝わるかという観点から、答案と解説の関係を見ます。
復習ノートは、知らなかった用語、資料の読み違い、議論の組み立ての不足を分けると役立ちます。用語が分からなかった場合は基本文献へ戻り、問いを読み違えた場合は、問題が求めた操作を自分の言葉でまとめ直します。構成の問題であれば、結論、根拠、補足の順序を変えて同じ内容を説明してみましょう。解答例を写すだけで終えると、別の資料や問いに対応する練習になりにくいためです。
口述試験の練習では、研究の目的を説明した後、なぜその資料を使うのか、別の方法では何が分からないのかを自分に問いかけます。想定外の質問に対しては、分かっていることと、まだ検討できていないことを分けて答える練習が有効です。研究計画に対する指摘を受けたときの説明の仕方も練習します。自分の案を守ることだけを目的にせず、指摘を踏まえて何を調べ直すかを述べられると、研究について話す練習になります。
併願の考え方と関連コース・内部リンク
文学研究科内でのコース選択
一般入学試験では、複数コースの併願はできません。研究テーマが分野をまたぐ場合でも、出願するコースを選ぶ必要があります。たとえば表象・メディア論と演劇映像学、あるいは日本史学と考古学で迷う場合は、テーマの名称だけで決めず、主に使う資料と方法、指導を受けたい内容を比べてください。コースを決める前に研究計画の中心となる問いを整理すると、候補を比較する軸が明確になります。
国際日本学コースは、本記事が参照する修士課程一般入学試験要項の対象外です。研究の関心が近い場合でも、本記事の日程や一般外国語の要件をそのまま使わないでください。同じ研究科内でも、別要項のコースは資料を分けて管理します。研究対象の近さと、受験する制度が同じであることは別の問題です。
他研究科・他大学との併願を考えるときの視点
他研究科・他大学との併願を検討するときは、それぞれの出願条件と手続きを確認し、試験日だけでなく合格発表後の手続きも比較します。2027年度の文学研究科一般入試では、第一次試験が2026年9月14日、第二次試験が2026年10月4日です。併願先の出願締切と、自分が書類を仕上げる時期を重ねて見ます。文学研究科内の複数コース併願不可という規定を、他研究科・他大学との併願可否の説明に置き換えることはできません。制度ごとの案内で判断してください。
関連記事・大学院入試対策コース
研究科ごとの選考方式を比較したい場合は、本文末にまとめた関連記事を利用してください。文学研究科の研究計画書の組み立て方、口述試験への備え、早稲田大学大学院全体の入試の見方を目的に応じて読み分けられます。関連ページの情報は、文学研究科の出願条件とは区別して使います。専門科目や外国語の対策、研究計画書の添削、口述試験の練習を相談したい場合は、大学院入試対策コースも選択肢になります。
併願の比較表には、研究テーマとの適合、指導を希望する分野、専門科目、外国語、研究計画書の様式、手続きの締切を並べると整理できます。研究計画書を流用する場合も大学名だけを替えるのではなく、その進学先で何を学ぶ必要があるのかを考え直してください。共通して準備できる部分と、志望先ごとに直す部分を分けます。先行研究の読書は共通化できても、志望理由や利用を想定する指導体制は同じ文章では説明できないことがあります。
よくある質問(FAQ)
早稲田大学大学院文学研究科の外部院試に専門科目の筆記試験はありますか?
あります。第一次試験には書類審査と、一般外国語・専門科目の筆記試験が含まれます。2027年度の筆記試験は2026年9月14日、早稲田大学戸山キャンパスで行う日程です。配点は非公表のため、推定の得点配分から学習量を決めないようにしましょう。コース別の出題範囲と過去問の形式を照合して準備してください。
他大学出身者でも受験できますか?
日本の大学の卒業者・卒業見込みの方など、募集要項の出願資格を満たす方が一般入学試験へ出願できます。学外出身であることだけを理由に一般入試の対象外にはなりません。海外の大学出身者や個別の資格審査が必要な経歴の方は、該当する資格区分を確認してください。社会人であっても、学歴・学位の条件を満たすかの確認が先になります。
研究計画書は何字くらい書けばよいですか?
字数や使用言語の指定はコースによって異なります。本記事の字数欄は空欄としているため、要項のコース別欄で本文、志望理由、参考文献などの扱いを確かめてください。所定の表紙とPDFでの提出方式も、本文の内容と併せて点検します。字数の指定を確認する前に最終原稿へ仕上げず、まず構成案を作ると調整しやすくなります。
外国語試験はどの言語でも受けられますか?
自由に選べるわけではありません。コースと中等教育の学歴区分で要件が分かれます。心理学はA・Bとも英語で、英文学のA区分では英語以外の指定言語から選びます。出願期間のA・Bと外国語要件のA・Bを混同しないでください。外部英語スコアの提出により一般外国語が免除されるとは、事実一覧の要項説明にはありません。
過去問は公開されていますか?
公開されています。文学研究科の公式入試情報ページから、入学センターの過去問公開先へ進んでください。確認時点では2027年度分までの掲載が案内され、2026年度の解答例・出題意図の案内もあります。修士課程と博士後期課程の問題を取り違えないようにします。科目によって非公開の場合もあるため、必要な問題の有無は公開先で確かめてください。
研究室訪問は必須ですか?
本記事で扱える情報からは、訪問を一律に必須とは断定できません。連絡や相談を希望する場合は、コースの公式案内に従ってください。相談前に研究テーマと質問事項を短く整理しておきます。教員から返信を得たことを出願資格の認定や合格の内諾と考えず、入試の正式な手続きを別に進めることが大切です。
倍率はどのコースが高いですか?
本記事ではコース別の倍率数値と順位を掲載していません。公式入試結果を見るときは、合格倍率(志願者÷合格者)と実倍率(受験者÷合格者)の分子の違いを確かめてください。第二次試験受験者を合格者とみなすと、倍率の意味が変わります。学外のみの内訳も対象年度と列をそろえて読み、数値だけで自分の合格可能性を判断しないようにしましょう。
出願期間はいつからですか?
2027年度一般入学試験は、出願期間Aが2026年7月1日〜7月13日17:00、出願期間Bが2026年7月14日〜7月27日17:00です。出願資格⑤〜⑦の方は資格確認後に期間が個別に伝えられます。2028年度以降は出願期間を統一する変更が告知されています。次の年度に受験する場合は、この日付をそのまま使わず、変更告知と当該年度の募集要項を確認してください。
まとめ|早稲田大学大学院文学研究科の外部院試に向けて
早稲田大学大学院文学研究科の外部院試は、志望コース、本人の学歴、受験する年度をそろえて準備することが重要です。2027年度の一般入学試験では、第一次試験に書類審査と一般外国語・専門科目の筆記試験、第二次試験にZoomでの口述試験が設けられています。研究計画書は所定書式の表紙を用いたPDFをTAOへアップロードする方式です。書類作成と筆記対策を別々に完結させようとせず、研究テーマに必要な知識を両方の準備へつなげましょう。
募集人員・出願資格・試験科目・研究計画書の文字数は年度やコースの改廃によって変更される可能性があるため、出願を検討する際は必ず早稲田大学大学院文学研究科の公式サイトで最新の入学試験要項を確認してください。専門科目・外国語の対策と研究計画書の作成を同時並行で進める必要がある入試だからこそ、早めに準備計画を立てることが重要です。
本記事で見てきたとおり、文学研究科の外部院試は「文学研究科全体」ではなく「志望するコース」を単位に対策を組み立てることが欠かせません。コースの専門領域と、自分の問いや方法が接続しているかを出発点に、外国語、研究計画書、過去問、口述試験の準備を進めてください。研究計画書の添削や口述試験対策に不安がある場合は、大学院入試対策コースのような専門的なサポートを活用しながら、出願書類の作成に十分な時間を確保することをおすすめします。
- 志望コースを決め、研究の問いと方法が専門領域につながるかを整理する
- 学歴・学位から出願資格を確認し、出願期間の区分を判断する
- 一般外国語の学歴区分を別に確認し、必要な言語の対策を決める
- 研究計画書の表紙、使用言語、字数、PDF提出の条件を照合する
- 公式の過去問と解答例・出題意図を使い、答案の不足を振り返る
- 提出済みの研究計画書を保存し、Zoomで研究を説明する練習を行う
- 受験年度の要項と変更告知を照らし合わせ、入学手続きまで予定に入れる
独学で進める場合も、途中で原稿や説明を読み手の立場から点検する機会を作ると、準備の偏りを見つけやすくなります。相談するときは、志望コース、現在の研究テーマ、使う予定の資料、外国語の学習状況、出願までに終えたい作業をまとめておくと、何から着手するかを具体的に話し合えます。大学に確認する出願条件と、学習面で相談する課題を分けておくことも有効です。
参考・出典(早稲田大学 文学研究科 公式)
本記事で参照する公式資料は以下です。募集要項は受験の条件と日程、入試結果は過去の選考の集計、入試情報ページは変更告知と過去問の入手先を調べるために使います。資料ごとに役割と対象年度を分けて読みます。掲載していない数値は推定で補わず、受験時には公式資料の該当箇所を確認してください。
- 早稲田大学大学院文学研究科 2027年度修士課程一般入学試験要項:出願資格、試験科目、提出方式、日程の出典。
- 文学研究科 2026年度入学試験データ:志願者・各段階の受験者・合格者を確認する資料。本記事に人数や倍率の具体値は掲載していません。
- 文学研究科公式入試情報(過去問・解答例・出題意図・変更告知):入学センターの過去問公開先と、文学学術院事務所での閲覧案内へ進む入口。
過去問の掲載範囲や変更告知は更新されるため、受験する課程・コース・年度に対応する案内を選んでください。本記事の専門科目表は募集要項上の範囲を整理したもので、過去問の問題文や年度別の出題実績を再現したものではありません。
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