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青山学院大学大学院 文学研究科の外部院試を徹底解説|出願資格・試験科目・研究計画書・面接対策まで

青山学院大学大学院 文学研究科の外部院試を徹底解説の記事アイキャッチ画像。大学院入試対策の出願資格・試験科目・対策を示す図解。
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青山学院大学大学院文学研究科の外部院試は、英米文学専攻・フランス文学・語学専攻・日本文学・日本語専攻・史学専攻・比較芸術学専攻という5つの専攻で構成され、他大学出身者を含めて博士前期課程(秋実施・春実施)と博士後期課程(一般入試)を毎年実施している大学院入試です。文学研究科とは、青山キャンパスを拠点に人文学の専門領域を扱う研究科を指し、外部院試とは学部からそのまま進学するのではなく、他大学・他学部に在籍する受験生が専門知識・語学・研究計画書・面接または口述試験を通じて出願する入学試験を意味します。本記事では、2027年度(2026年度実施分)青山学院大学大学院学生募集要項と、2026年度入試で専攻ごとに公開されている過去問・出題意図をもとに、募集人員・出願資格・試験科目・研究計画書の要否・出願から入学手続までの日程・倍率の考え方・過去問の傾向までを整理します。募集要項の内容は年度によって変更される可能性があるため、出願前には必ず最新の公式募集要項でご確認ください。

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目次

青山学院大学大学院 文学研究科とは|5専攻の構成と外部院試の位置づけ

青山学院大学大学院文学研究科は1952年に英米文学専攻の修士課程を設置したことに始まり、その後フランス文学・語学専攻(1966年)、日本文学・日本語専攻(1970年)、史学専攻(1972年)を順次拡充し、2013年には比較芸術学専攻の博士前期課程・博士後期課程を新設しました。かつては教育学専攻・心理学専攻も文学研究科に置かれていましたが、2009年にこの2専攻は教育人間科学研究科として独立しており、現在の文学研究科は英米文学・フランス文学語学・日本文学日本語・史学・比較芸術学という人文学系5専攻で構成されています。外部院試を検討する際は、この沿革を踏まえて、志望する専攻が具体的にどの学問領域を扱うのかを名称だけで判断しないことが重要です。文学研究科(修士)の収容定員は92名で、これは博士前期課程の1年あたり募集人員46名を2年分積み上げた数字にあたります。5専攻・2学年を合わせても100名に満たない小規模な研究科であるため、教員1人あたりの受け持ち学生数も限られており、研究指導を希望する教員との相性が入学後の研究生活に直結しやすい環境といえます。

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5専攻はそれぞれ修了時に授与される学位が異なり、募集要項によると英米文学専攻は修士(文学)および博士(文学)又は博士(学術)、フランス文学・語学専攻と日本文学・日本語専攻は修士(文学)および博士(文学)、史学専攻は修士(歴史学)および博士(歴史学)、比較芸術学専攻は修士(比較芸術学)および博士(比較芸術学)を授与しています。研究指導領域も専攻ごとに大きく異なり、英米文学専攻は英文学・米文学・英語学・英語教育学コミュニケーションの4分野、日本文学・日本語専攻は上代文学から近代文学までの文学史区分に日本語学・日本語教育学・中国古典学を加えた構成、史学専攻は日本史(古代〜現代)・東洋史・西洋史(古代〜現代)に日本考古学と文化財科学を加えた構成、比較芸術学専攻は日本・東洋美術史・西洋美術史・西洋音楽史・日本芸能史・映像論という構成になっています。外部から受験する場合は、志望する研究指導領域が2027年度の教員組織で募集対象になっているかもあわせて確認する必要があります。

外部院試として青山学院大学大学院文学研究科を受験する場合、出願資格は主に「A:一般」に該当します。英米文学専攻に限っては、英語資格スコアを保有していれば「D:英語資格取得者」として英語試験が免除される枠もあります。一方で「C:内部進学」は青山学院大学文学部の各学科を卒業見込みでGPA基準を満たす学生向けの資格であるため、外部受験生は対象外です。試験はすべて青山キャンパスで実施されており、筆記試験・面接・口述試験のいずれも同じキャンパス内で完結します。

2027年度予定の教員組織には、専攻ごとの研究指導教員と専門分野が具体的に掲載されています。たとえば英米文学専攻はイギリス小説・イギリス詩・アメリカ文学などを研究する教授陣、フランス文学・語学専攻は17世紀から20世紀までの各世紀を担当する教員とフランス語学の教員、日本文学・日本語専攻は上代文学・中古文学・中世文学・近世文学・近代文学・日本語学・日本語教育学・中国古典学の各分野を担当する教員という構成です。史学専攻は日本史(古代・中世・近世・近代・現代)・東洋史・西洋史(古代・中世・近代現代)・日本考古学・文化財科学、比較芸術学専攻は日本・東洋美術史・西洋美術史・西洋音楽史・日本芸能史・映像論という研究指導領域に、それぞれ専任教員が配置されています。募集要項には教員によって「2027年度学生募集せず」という注記が付く場合もあるため、志望する教員名がある場合は、研究計画書を書く前に必ず募集の有無を確認してください。

合否判定の基準も専攻ごとに文言が異なります。英米文学専攻は「提出書類・筆記試験(英語、専門知識)・卒業論文審査および面接」、フランス文学・語学専攻は「提出書類・筆記試験・論文審査および面接」、日本文学・日本語専攻は「提出書類・筆記試験(専門知識・語学)・卒業論文(あるいは研究計画書)・口述試験」、史学専攻は「提出書類・筆記試験(語学、専門知識)・口述試験」、比較芸術学専攻は「知識・技能・能力・思考力・判断力・表現力・意欲・関心・態度を総合的に評価・判定」という基準を、それぞれアドミッションポリシーに沿って掲げています。共通しているのは、単一の科目の得点だけで合否が決まるのではなく、提出書類・筆記試験・面接(または口述試験)を通じて知識・技能、思考力・判断力・表現力、意欲・関心・態度を多面的・総合的に評価するという考え方です。外部受験生は、この総合評価の枠組みを踏まえて、研究計画書と筆記試験の答案、面接での受け答えの内容がずれないようにする必要があります。

試験会場は東京都渋谷区の青山キャンパスに一本化されており、秋実施・春実施のどちらも同じキャンパスで実施されるため、他大学のように会場が複数に分かれて移動の負担が生じる心配はありません。遠方から受験する場合は、試験日当日の交通アクセスと宿泊の要否を早めに確認しておくと安心です。青山キャンパスは東京都渋谷区渋谷にあり、最寄り駅からのアクセスが良いことでも知られていますが、試験当日は掲示される試験室の場所を現地で確認する必要があるため、初めて訪れる場合は集合時刻より早めに到着しておくと落ち着いて受験に臨めます。

博士前期課程の英米文学専攻・フランス文学語学専攻・日本文学日本語専攻・史学専攻には、中学校・高等学校教諭専修免許状の課程認定も設けられています。英米文学専攻は英語、フランス文学・語学専攻はフランス語、日本文学・日本語専攻は国語、史学専攻は社会(中学校)・地理歴史(高等学校)の専修免許状に対応しており、教員として上位免許の取得を目指す社会人・現職教員にとっても志望動機になり得ます。専修免許状の取得を希望する場合は、出願前に教職支援センターへ問い合わせておくと、履修計画を立てやすくなります。

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実施専攻・募集人員・出願資格|英語資格スコアによる科目免除も

青山学院大学大学院文学研究科の博士前期課程は、秋実施と春実施をあわせて5専攻で年間46名を募集しています。出願資格は「A:一般」「B:社会人向け」「C:内部進学」「D:英語資格取得者」「E:クレジット・トランスファー」の5区分に分かれ、専攻・実施時期ごとに募集する資格区分が異なるため、最初に自分がどの区分で出願できるかを整理する必要があります。

博士前期課程の募集人員(専攻別・秋春合算)

専攻募集人員(秋・春合算)学位
英米文学専攻20名修士(文学)
フランス文学・語学専攻6名修士(文学)
日本文学・日本語専攻6名修士(文学)
史学専攻8名修士(歴史学)
比較芸術学専攻6名修士(比較芸術学)

5専攻の合計は46名で、このうち英米文学専攻が全体の半数近くを占めている点が特徴です。参考として博士後期課程(一般入試)の募集人員は、英米文学専攻3名・フランス文学・語学専攻2名・日本文学・日本語専攻2名・史学専攻4名・比較芸術学専攻2名の合計13名で、こちらは春実施のみとなっています。

出願資格A〜Eの整理

区分対象募集している専攻・時期
A:一般大学卒業見込み等9類型に該当する者全専攻の秋・春
B:社会人向け定職に就いている者など(専攻により免除科目あり)英米文学(秋)/日本文学・日本語(秋)/史学(秋)
C:内部進学文学部の対応学科を卒業見込みでGPA基準を満たす者専攻により秋または春(外部受験生は対象外)
D:英語資格取得者英検1級等の基準を満たす者(英語試験免除)英米文学(秋・春)
E:クレジット・トランスファー文学部日本文学科卒業者で先取り履修等の条件を満たす者日本文学・日本語(春)

出願資格Aは、次の9つの類型のいずれかに該当する者と定められています。

  • 大学を卒業した者及び卒業見込みの者
  • 大学改革支援・学位授与機構から学士の学位を授与された者及び取得見込みの者
  • 外国において学校教育における16年の課程を修了した者及び修了見込みの者
  • 外国の学校が行う通信教育の科目を日本で履修し16年の課程を修了した者及び修了見込みの者
  • 文部科学大臣が指定する教育施設で当該課程を修了した者及び修了見込みの者
  • 修業年限3年以上の外国の大学等を修了し学士相当の学位を授与された者及び取得見込みの者
  • 文部科学大臣が指定する専修学校の専門課程を修了した者及び修了見込みの者
  • 文部科学大臣の指定した者
  • 個別の入学資格審査により大学卒業者と同等以上の学力があると認められた、入学時に22歳に達した者

多くの外部受験生はこのうち「大学を卒業した者及び卒業見込みの者」に該当します。該当がはっきりしない場合は、募集要項にある個別の入学資格審査の案内を確認し、事前に学務部教務課(文学研究科担当)へ問い合わせることが推奨されています。出願資格E(クレジット・トランスファー)は日本文学・日本語専攻の春実施のみで募集される特殊な区分で、本学文学部日本文学科の卒業者がGPA3.0以上・卒業論文提出済み・大学院科目の先取り履修8単位以上・卒業後10年以内という条件をすべて満たす場合に対象となるため、実質的には本学卒業生向けの区分であり、外部受験生が選ぶことは想定されていません。

出願資格Bの社会人向けは、専攻ごとに免除される試験科目と、定職に就いてからの経過年数などの条件が異なります。社会人向けだからといって専門知識や面接まで免除されるわけではない点には注意が必要で、免除されるのはあくまで語学系の科目に限られています。仕事を続けながら受験する場合は、免除されない専門知識・面接(口述試験)の対策に、限られた時間をどう配分するかが実質的な課題になります。

専攻免除される試験主な条件
英米文学専攻なし定職に就いている者、または該当時から5年経過した者など
日本文学・日本語専攻外国語該当時から入学時までに2年以上経過した者
史学専攻外国語Ⅰ・Ⅱ該当時から入学時までに3年以上経過した者

出願資格Dの英語資格取得者は英米文学専攻のみが対象で、以下のいずれかの基準を満たすと筆記試験「英語」が免除されます。

資格基準
実用英語技能検定1級以上(従来型・2 days S-Interview・S-Interviewを含む)
TOEIC(L&R・S&W)Listening&Reading 870点以上、Speaking 150点以上、Writing 160点以上
TOEFL iBT(Special Home Edition・Home Editionを含む)スコア4.5/88点以上
IELTS(Academic Module)オーバーオール・バンド・スコア6.5以上

これらのスコアは出願期間末日より2年以内に取得したものだけが有効とされ、TOEFL ITP・TOEIC IP(Institutional Program)は出願要件を満たす試験として認められません。TOEICのSpeakingとWritingは受験日が異なるスコアの組み合わせでも出願できます。この制度が英米文学専攻にのみ設けられているのは、同専攻の筆記試験に占める英語の比重が特に大きいためと考えられ、他の4専攻は外国語がそれぞれの専門分野と直結する選択科目になっているため、同様のスコア免除制度が設けられていません。

出願期間・入学検定料

実施時期出願期間(消印有効)入学検定料
秋実施2026年9月7日(月)〜9月9日(水)35,000円
春実施(前期・後期共通)2027年1月6日(水)〜1月8日(金)35,000円

出願はすべて郵送受付で、Web出願は用意されていません。書類・入学検定料に不備があるものと受付最終日を過ぎた消印のものは受理されず返送されるため、早めの準備が必要です。検定料はコンビニエンスストアまたはクレジットカードで支払い、収納証明書を所定の貼付用紙に貼って出願書類に同封します。

秋実施と春実施のどちらに出願できるかは、出願資格と専攻の組み合わせで決まります。外部受験生が実際に選べる主な組み合わせを整理すると、出願資格Aの一般であればどの専攻も秋・春の両方に出願機会がある一方、出願資格Bの社会人向けは秋実施の3専攻に限られ、出願資格Dの英語資格取得者は英米文学専攻の秋・春に限られます。志望専攻が複数の実施時期に対応している場合でも、提出書類や試験科目が秋実施と春実施で異なることがあるため、時期ごとに募集要項の該当ページを読み替える必要があります。

博士後期課程(一般入試)の募集人員・出願資格

博士後期課程は一般入試のみで、実施時期は春(2027年1月6日〜1月8日出願、2027年2月20日試験)に限られます。秋実施の博士後期課程入試は設けられていないため、後期課程からの出願を考えている場合は春実施の1回に照準を合わせる必要があります。

専攻募集人員学位
英米文学専攻3名博士(文学)又は博士(学術)
フランス文学・語学専攻2名博士(文学)
日本文学・日本語専攻2名博士(文学)
史学専攻4名博士(歴史学)
比較芸術学専攻2名博士(比較芸術学)

出願資格は、修士の学位又は専門職学位を有する者及び取得見込みの者を基本に、外国において相当する学位を授与された者、文部科学大臣の指定した者などの類型が定められており、受験を希望する専攻か同系列の専攻を修了していることが前提となります。個別の入学資格審査を希望する場合は、入学時に24歳に達している者が対象で、2026年11月20日までに学務部教務課(文学研究科担当)へ申請書類を提出する必要があります。入学検定料は博士前期課程と同じく35,000円です。史学専攻・比較芸術学専攻は、本学大学院の対応専攻の修了者・修了見込者以外の志願者に対し、出願時までに指定日時での教員面接を求めている点にも注意してください。

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試験科目を専攻別に徹底解説|専門知識・英語(語学)・論述・口述試験

青山学院大学大学院文学研究科の入試は、全専攻共通で「提出書類」「筆記試験」「面接または口述試験」という3層構造です。ただし科目名・選択制の有無・配点の考え方は専攻ごとに大きく異なるため、志望専攻の実施要項を単独で読み込む必要があります。

専門知識や外国語Ⅱのように、出願時点で分野・言語を1つ選択しなければならない科目が複数の専攻に設けられている点も見落とされがちです。

専攻出願時に選択する科目
英米文学専攻専門知識:英文学・米文学・英語学・英語教育学コミュニケーションから1つ
日本文学・日本語専攻外国語:英語または日本語(日本語母語話者以外)
史学専攻専門知識:日本史・東洋史・西洋史・考古学から1つ/外国語Ⅱ:独仏露西中韓・古文書・日本語から1つ
比較芸術学専攻専門知識:美術史学・音楽学・演劇映像学から1つ/外国語Ⅱ:仏独伊・古文書から1つ

選択した科目は入学志願票と写真票の所定欄に明記する必要があるため、出願書類を作成する前に、研究計画書で扱いたいテーマと矛盾しない選択になっているかを確認してください。なお、募集要項には科目ごとの配点は公開されておらず、公表されているのは合否判定が「提出書類・筆記試験・面接(または口述試験)の総合評価」であるという方針までです。配点の内訳が非公表である以上、特定の科目だけに偏った対策は避け、専門知識・語学・面接(口述試験)のすべてを一定の水準まで仕上げる方針で臨む方が安全です。

英米文学専攻の試験科目

秋実施の試験科目は、英語(英文読解・英語小論文・和文英訳)、専門知識(英文学・米文学・英語学・英語教育学コミュニケーションのうち、研究指導を希望する教員の専門分野と同じ分野を1つ選択)、面接の3科目です。出願資格D(英語資格取得者)は英語試験が免除されます。英語科目が英文読解・英語小論文・和文英訳という3つの技能で構成されている点は、単純な語彙・文法問題とは異なる対策が必要になることを意味します。読解した内容を英語で意見として展開する力と、日本語の内容を正確な英語に置き換える力の両方を、試験時間内で使い分ける練習をしておく必要があります。

時間科目
9:30〜11:30英語
12:00〜13:00専門知識
15:00〜面接

春実施は同じ3科目に加えて、出願資格C(内部進学)の志願者のみ卒業論文審査が課されます。内部進学者の筆記試験は面接のみで、英語・専門知識は免除されます。

フランス文学・語学専攻の試験科目

秋実施はフランス文学・語学(仏文読解・和文仏訳)、第二外国語(英語。辞書使用可、電子辞書は不可)、面接(フランス語による質疑応答を含む)の3科目です。出願資格C(内部進学)の志願者は面接のみとなります。春実施はA方式とB方式に分かれ、A方式は仏文読解・第二外国語・卒業論文審査・面接、B方式は仏文読解・第二外国語・論述(フランス文学・語学に関する主題について日本語で論じる)・面接という構成です。B方式を選ぶかどうかで対策の中心が変わるため、募集要項で自分がどちらの方式に該当するかを先に確認してください。

時間秋実施春実施(A方式)春実施(B方式)
9:30〜11:30フランス文学・語学フランス文学・語学フランス文学・語学
12:00〜13:00第二外国語第二外国語第二外国語
14:00〜15:30論述
14:00〜/15:00〜/16:30〜面接面接面接

A方式は卒業論文審査を経たうえで面接に進む構成、B方式は卒業論文審査の代わりに論述試験が課される構成で、どちらの方式で出願するかによって当日の科目そのものが変わる点は見落とさないようにしてください。

日本文学・日本語専攻の試験科目

専門知識(読解・論述を含む)、外国語(英語。日本語を母語としない受験生は日本語を選択可能)、面接の3科目です。英語試験のみ英和辞書の使用が認められています。出願資格B(社会人向け)は外国語が免除されます。春実施では出願資格に応じて卒業論文審査が加わる点も、秋実施との違いとして押さえておく必要があります。

時間科目
9:30〜11:30専門知識
12:00〜13:00外国語
15:00〜面接

史学専攻の試験科目

専門知識(日本史・東洋史・西洋史・考古学のうち1分野を選択)、外国語Ⅰ(英語)及び外国語Ⅱ(ドイツ語・フランス語・ロシア語・スペイン語・中国語・韓国語のいずれか。日本史選択者は古文書、外国人留学生は日本語で代替可能)、口述試験の3科目です。出願資格B(社会人向け)は外国語Ⅰ・Ⅱが免除され、出願資格C(内部進学)は専門知識が免除されます。史学専攻だけが面接ではなく口述試験という名称を用いている点も、募集要項の記載どおりに正確に理解しておきましょう。

時間秋実施春実施
9:30〜11:00専門知識専門知識
11:30〜13:00外国語Ⅰ及びⅡ外国語Ⅰ及びⅡ
15:00〜/15:30〜口述試験口述試験

比較芸術学専攻の試験科目

専門知識(美術史学・音楽学・演劇映像学のうち1分野を選択)、外国語Ⅰ(英語)及び外国語Ⅱ(フランス語・ドイツ語・イタリア語・古文書のいずれか)、面接の3科目です。フランス語・ドイツ語・イタリア語は辞書使用が認められていますが、電子辞書は使用できません。秋実施・春実施とも時間割はほぼ同じで、春実施のみ卒業論文審査が加わります。

時間科目
9:30〜11:00専門知識
11:30〜13:00外国語Ⅰ及びⅡ
15:00〜面接

博士後期課程(一般入試)の試験科目

博士後期課程は2027年2月20日の1回のみで、専攻ごとに修士論文審査と面接が共通して課されます。

専攻試験科目備考
英米文学専攻英語・第二外国語(独仏西から1つ)・専門知識・修士論文審査・面接GPA3.65以上等の条件で英語・専門知識を免除し研究計画書提出に代替可
フランス文学・語学専攻フランス文学・語学Ⅰ・Ⅱ・第二外国語(英語)・修士論文審査・面接面接はフランス語による質疑応答を含む
日本文学・日本語専攻外国語(英語/日本語)・修士論文審査・面接
史学専攻外国語Ⅰ・Ⅱ・修士論文審査・面接本学史学専攻修了者等は外国語Ⅰ・Ⅱ免除(面接は必須)
比較芸術学専攻外国語Ⅰ・Ⅱ・修士論文審査・面接本学比較芸術学専攻等の修了者は外国語免除(面接は必須)

博士後期課程は修士論文審査が必須科目として組み込まれている点が博士前期課程との大きな違いです。他大学の修士課程を修了して外部から博士後期課程を受験する場合も、修士論文のコピー提出(専攻により2部または3部)が必要になるため、時間に余裕を持って準備してください。

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研究計画書・志望動機書・研究室訪問の実務

青山学院大学大学院文学研究科では、研究計画書や志望動機書の提出要否が専攻・出願資格によって大きく異なり、任意提出として扱われるケースはほとんどありません。出願書類全体を見渡すと、専攻・出願資格によっては次のような書類を揃える必要があります。

  • 入学志願票・写真票・宛名ラベル用紙(共通)
  • 卒業(見込)証明書・成績証明書(共通)
  • 研究計画書または志望動機書(専攻・出願資格により必須)
  • 卒業論文またはこれに代わる論文のコピー(春実施の一部専攻・出願資格)
  • 英語資格の証明書類(出願資格Dの英米文学専攻志願者)
  • 推薦書(フランス文学・語学専攻の内部進学者)
  • 日本語能力試験N1の合格証明書(日本語を母語としない日本文学・日本語専攻志願者)
  • パスポートのコピー(外国籍の志願者)

これらの証明書は原本提出が原則でコピーは認められないものが多く、出身大学が発行に時間を要する場合もあるため、出願期間の前から準備を始めることをおすすめします。

専攻別の研究計画書・志望動機書の提出要否

専攻対象者書式・字数の目安
英米文学専攻出願資格D(英語資格取得者)のみ本学所定用紙(研究計画書)
フランス文学・語学専攻出願資格C(内部進学、秋)のみ志望動機書・A4横書き1,200字以内
日本文学・日本語専攻すべての出願資格の志願者本学所定用紙①・②(研究計画書)
史学専攻秋実施のすべての出願資格の志願者所定用紙なし・A4判・6,000〜8,000字程度(参考文献は字数外)
比較芸術学専攻秋実施のすべての出願資格の志願者所定用紙なし・A4判・8,000字以内(参考文献は字数外)

研究計画書を評価対象とする専攻でも、入学後に専攻の承認を得れば内容の変更は可能とされています。あわせて募集要項には、志望動機・研究計画書などは志願者自身が作成した文章の提出を求め、人工知能等が自動生成した文章や他者が作成した文章の提出を禁じる注意書きが明記されており、事実に反する記載が入学後に判明した場合は入学取消の対象になるとされています。外部受験生は、この前提を踏まえたうえで自分の学習歴と研究テーマを文章化しておく必要があります。募集要項が研究計画書について繰り返し「評価を行う」と明記していることからも、研究計画書は面接の参考資料ではなく採点対象そのものであると理解しておく必要があります。字数の目安が専攻によって6,000字から8,000字程度と幅があるため、字数だけを埋めるのではなく、問題意識・先行研究・方法・志望先との接続・将来像という要素を過不足なく配分する構成力が求められます。

研究計画書以外にも、専攻・出願資格ごとに固有の提出書類が定められています。春実施では、英米文学専攻の内部進学者・フランス文学語学専攻のA方式志願者・日本文学日本語専攻の一般や内部進学の志願者・史学専攻の一般志願者(他大学出身者)・比較芸術学専攻の志願者に、卒業論文またはこれに代わる論文のコピーを2部または3部提出することが求められます。フランス文学・語学専攻の内部進学(秋)志願者は、本学文学部フランス文学科の専任教員2名からの推薦書も必要です。日本語を母語としない日本文学・日本語専攻の志願者は日本語能力試験N1の合格証明書の原本、外国籍の志願者は全専攻共通でパスポート(顔写真ページ)のコピーの提出が求められます。これらは原本提出が必要な書類が多く、コピーでの提出が認められない書類も含まれるため、出願書類一覧表で専攻・出願資格ごとの必要書類を早めに洗い出しておくことをおすすめします。

研究室訪問・教員への事前連絡

募集要項そのものには研究室訪問を出願要件とする記載はありません。ただし史学専攻は本学大学院史学専攻の修了者・修了見込者以外の志願者に対して指定日時での教員面接を、比較芸術学専攻は本学大学院比較芸術学専攻・史学専攻の修了者・修了見込者以外の志願者に対して研究指導を希望する教員による面接を、それぞれ出願時までに受けるよう案内しています。外部受験生はこの事前面接の対象になりやすいため、志望専攻が史学・比較芸術学の場合は早めに学務部教務課(文学研究科担当)を通じて日程を確認してください。研究計画書を書く前に、指導を希望する教員の専門分野を募集要項内の教員組織で確認し、研究テーマとの接続を具体化しておくと、面接・口述試験での説明にも一貫性が出ます。教員組織のページには、職名・氏名とともに「主な研究指導領域」と「担当科目」が専攻ごとに一覧化されており、同じ専攻の中でも教員によって研究指導領域がかなり細分化されていることがわかります。志望する教員が決まっている場合は、その教員が担当する研究・演習科目の名称まで確認しておくと、研究計画書の「志望先で学ぶ理由」の部分をより具体的に書くことができます。教員への事前連絡メールの書き方に不安がある場合は、研究室訪問のメール例文集もあわせてご確認ください。

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日程・スケジュール|出願から入学手続まで

秋実施・春実施の日程一覧(2027年度入試)

項目秋実施春実施(前期・後期共通)
出願期間2026年9月7日(月)〜9月9日(水)2027年1月6日(水)〜1月8日(金)
試験日2026年10月10日(土)2027年2月20日(土)
合格発表2026年10月16日(金)13:002027年2月26日(金)13:00
入学検定料35,000円35,000円

出願はすべて郵送で行い、簡易書留・速達郵便での送付が指定されています。受験票は出願受付後に本人宛へ郵送されるため、試験日の3日前までに届かない場合は学務部教務課(文学研究科担当)へ問い合わせる必要があります。合格発表は大学ホームページの「大学院入学試験等に関するお知らせ」で行われます。

試験当日の注意事項

試験はすべて青山キャンパスで実施され、試験室は当日、大学院掲示板(17号館2階スチューデントセンター前)に掲示されます。試験開始から20分以上遅刻すると欠席扱いとなり、それ以降のすべての科目を受験できなくなるため、初日の科目から余裕を持って会場入りする必要があります。受験者は試験開始10分前までに入室し、指定された受験番号ラベルの位置に着席します。辞書の使用が許可されている科目でも、電子辞書・用語辞典の使用は認められていません。筆記試験を課されている科目を1つでも欠席すると棄権とみなされ、その科目を受験していない場合は面接(口述試験)も受けられなくなる点にも注意してください。受験票は当日必ず携帯し、紛失した場合は試験当日に学務部教務課へ連絡すれば再発行されます。

入学手続(第1次・第2次)の注意点

秋実施の合格者は、第1次入学手続(2026年11月13日)と第2次入学手続(2027年3月5日)の両方を完了する必要があり、どちらか一方でも手続を終えない場合は合格が無効になると明記されています。春実施(博士前期課程・博士後期課程共通)の入学手続締切日はいずれも2027年3月5日で、こちらも郵送での手続です。入学時に必要な学費等の詳細は、合格者に郵送される入学手続書類で案内されます。

スケジュールを立てるうえでは、費用面の制度も合わせて確認しておくと安心です。青山学院大学大学院特別給付奨学金は授業料年額の2分の1に相当する額を2年間給付する制度ですが、申請できるのは出願資格C(内部進学)で出願した場合に限られるため、外部受験生は対象外です。一方、学費の納付を後ろ倒しにできる授業料後払い制度は出願期間中に手続すれば利用できますが、外国人留学生(在留資格が「留学」の方)と博士後期課程の志願者は申請対象外とされています。自分の出願資格・志望課程がどの制度の対象になるかは、出願前に整理しておく必要があります。

2027年度入学者の学費は専攻によりわずかに異なり、入学時納入金合計は英米文学専攻601,100円、フランス文学・語学専攻と日本文学・日本語専攻601,500円、史学専攻と比較芸術学専攻602,000円(いずれも後期納入分を含まず)です。秋実施の合格者は第1次入学手続で入学申込金290,000円のみを納入し、残額は第2次入学手続でまとめて納入する仕組みになっています。本学の学部または大学院博士前期課程の出身者は入学金・校友会費が不要になるなど、出身校による違いもあるため、詳細は大学ウェブサイトの学費等一覧で確認してください。

第2次入学手続を完了したあとに入学を辞退する場合は、2027年3月31日17時までに「入学辞退願」が受理されれば入学金を除く納入金が返還されます。あわせて、障がいや疾病により受験上の合理的配慮を希望する場合は、出願期間より前に学務部教務課(文学研究科担当)へ相談しておく必要がある点も、スケジュールを組むうえで押さえておいてください。

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倍率・難易度をどう読むか

青山学院大学大学院文学研究科の倍率は、公式募集要項には掲載されておらず、専攻別・秋春別の志願者数・合格者数も公表されていません。大学改革支援・学位授与機構が運営する大学ポートレートによると、文学研究科(修士)全体の志願者数は2023年度35名、2024年度28名、2025年度30名で推移しており、在学者数は67名、71名、64名と公表されています。これは5専攻・秋春両方の出願資格をすべて合算した数字である点に注意が必要です。

前期課程の年間募集人員は5専攻合計46名であるため、この志願者数だけを単純に比較すると研究科全体では大きな超過倍率ではない水準に見えます。しかし英米文学専攻(20名募集)のように募集人員が大きい専攻と、フランス文学・語学専攻や日本文学・日本語専攻(いずれも6名募集)のように募集人員が小さい専攻とでは、実質的な倍率感覚が異なる可能性があることを踏まえておく必要があります。専攻別・実施時期別の詳細な倍率は非公表のため、この点は断定できません。

外部受験生にとって重要なのは、公表されている全体の数字そのものより、募集人員が少ない専攻ほど1名の合否が結果を左右しやすいという構造を理解し、専門知識・語学・研究計画書・面接または口述試験のすべてで基準点を下回らない準備をすることです。倍率が低めに見える年度でも、出願資格や試験科目を満たさなければ受験自体ができないため、まずは出願資格の確認を優先してください。

博士後期課程についても、専攻別の志願者数・合格者数は公表されていません。募集人員は前期課程よりさらに小さく、英米文学専攻3名・フランス文学語学専攻2名・日本文学日本語専攻2名・比較芸術学専攻2名・史学専攻4名という規模です。1専攻あたりの募集人員が数名という単位である以上、難易度を「易しい・難しい」の二択で語ることはできません。専門知識・修士論文審査・面接のいずれも高い水準で仕上げることが、募集人員の規模にかかわらず必要になります。

倍率の数字が見つからない、あるいは低く見えるからといって対策を簡略化するのは危険です。募集要項に明記されている出願資格・提出書類・試験科目のいずれか1つでも欠けば、その時点で選考の土俵に上がることすらできません。文学研究科の場合、募集人員20名の英米文学専攻と6名のフランス文学・語学専攻・日本文学・日本語専攻とでは、同じ「1名の合否」が結果に与える重みがそもそも違います。出願資格A〜Eのどの区分に該当するかをまず確定し、秋実施(9月出願・10月試験)と春実施(1月出願・2月試験)のどちらを主戦場にするかを早めに決めたうえで、専門知識・語学・研究計画書・面接(または口述試験)という4つの評価軸それぞれに準備時間を配分することが、結果的に合格可能性を高める近道になります。

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過去問分析と面接・口述試験対策

青山学院大学大学院文学研究科は、2026年度入試について英米文学・フランス文学語学・日本文学日本語・史学・比較芸術学の5専攻すべてで、試験問題と出題意図(専攻により解答も)を公式サイトの「入学者の選抜に関する情報」で公開しています。志願者がゼロだった場合は過年度の情報を公開する運用のため、公開されている年度は専攻によって異なる可能性があります。

英米文学専攻の出題傾向

2026年度秋実施の専門知識(英文学)は、英文を読んだうえで下線部の問いに対する答えを、根拠を示しながら英語で述べる形式で出題されています。単なる知識の再生ではなく、英語での論述力そのものが問われる構成になっている点が特徴です。英語試験も英文読解・英語小論文・和文英訳の3技能が課されるため、専門分野の英語文献を英語のまま要約し、自分の言葉で論じる練習が対策の中心になります。専門分野は英文学・米文学・英語学・英語教育学コミュニケーションの4分野から出願時に1つを選択するため、過去問を確認する際も自分が選ぶ分野の年度を優先的にさかのぼることが重要です。公開されている出題意図や解答例にも目を通し、大学側がどの視点を評価しているのかを答案の型として言語化しておくと、本番での時間配分にも余裕が生まれます。

フランス文学・語学専攻の出題傾向

2026年度春実施(B方式)の論述問題では、小説の社会的機能・言語論・芸術家の創造性という3つのテーマから1つを選び、日本語で論じる形式が出題されています。フランス文学・語学の試験自体は仏文読解・和文仏訳が中心ですが、論述科目では文学・言語学の主要な論点について自分の考えを構成する力が問われるため、フランス語の運用力に加えて、人文学的なテーマに対する論述の型を作っておく必要があります。仏文読解・和文仏訳は原文の構文を正確にとる基礎力が問われる一方、論述は日本語での構成力が問われるため、語学と論述を切り離して別々に対策する方が効率的です。

日本文学・日本語専攻の出題傾向

2026年度秋実施の専門知識は、上代の和歌集の挽歌から現代の準体句・方言周圏論まで、幅広い年代の語句群のなかから3項目を選び、それぞれ300字以内で説明させる形式で出題されています。出題範囲が上代文学から近代文学・日本語学まで及ぶため、自分が学びたい時代・分野だけでなく、文学史全体を一通り押さえておく必要があります。300字という字数指定は決して長くはないため、用語の定義・文学史上の位置づけ・具体例を過不足なく盛り込む要約力が、知識量そのものと同じくらい重要になります。

史学専攻の出題傾向

2026年度春実施の専門知識(日本史)は、複数の設問の中からA問題を1題(配点60点)、同じ設問でB問題を2題(配点各20点)選択して解答する形式で、史料を現代語訳したうえで必要な語句を補う出題や、特定の歴史用語について説明させる出題が含まれています。史料や語句の丸暗記ではなく、史料を読み解いて背景を説明する力が問われる出題設計は、日本史・東洋史・西洋史・考古学のいずれを選択した場合も共通しています。配点がA問題60点・B問題各20点と大きく異なるため、どの設問をA問題として選ぶかという戦略も得点に直結します。過去問演習の段階から、配点の高い設問にどれだけ厚く準備時間を配分するかを意識しておくとよいでしょう。

比較芸術学専攻の出題傾向

2026年度秋実施の専門知識(美術史学)は、設問1で複数の美術用語から一部を選んで解説する形式、設問2で「造形作家が外来美術に刺激を受けた事例の分析」「日本絵画史における写実・写真表現の展開」といった複数のテーマから志望する研究分野に対応する1問を選んで論述する形式で出題されています。美術史学・音楽学・演劇映像学のいずれの分野でも、具体的な作品名・作家名を挙げながら論じる力が評価される点は共通しています。設問2は志望する研究分野に対応するテーマを選ぶ設計になっているため、出願時に選んだ専門知識の分野と、研究計画書で書く研究テーマの方向性を事前にそろえておくと、論述と面接の両方で説明に一貫性が出ます。

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面接・口述試験対策

面接・口述試験は、英米文学・フランス文学語学・日本文学日本語・比較芸術学の4専攻で「面接」、史学専攻のみ「口述試験」という名称で実施され、いずれも志望理由・研究計画・専門知識の理解度を確認する内容になっています。募集要項の合否判定基準には、提出書類・筆記試験・面接(または口述試験)によってアドミッションポリシーに定める知識・技能、思考力・判断力・表現力、意欲・関心・態度を総合的に評価すると明記されているため、面接だけを単独で対策するのではなく、研究計画書・専門知識の答案・面接での説明を同じ論理で一貫させることが対策の軸になります。

面接・口述試験の開始時刻も専攻によって異なり、英米文学専攻・日本文学日本語専攻・比較芸術学専攻は15:00から、史学専攻の口述試験は15:00または15:30から、フランス文学・語学専攻は14:00・15:00・16:30の3枠に分けて実施されます。フランス文学・語学専攻の面接にはフランス語による質疑応答が含まれるため、日本語での想定問答だけでなく、フランス語での自己紹介・研究テーマの説明も準備しておく必要があります。過去問分析で見た出題テーマ(比較芸術学専攻であれば志望する研究分野に対応する論述テーマ、史学専攻であれば自分が選んだ設問の背景)と、研究計画書・志望動機書に書いた内容がずれていないかは、面接前に声に出して説明する練習を通じて確認しておくと安心です。

併願パターンと内部リンク

青山学院大学大学院文学研究科は秋実施(10月)と春実施(2月)の年2回実施されるため、他大学の大学院入試と時期が重なるかどうかを早めに確認しておくと併願計画を立てやすくなります。同じ青山学院大学大学院には国際政治経済学研究科教育人間科学研究科のように、学内で別研究科の外部院試を実施しているケースもあり、志望分野が近い場合は同一キャンパスでの併願を検討する余地があります。

MARCH各大学の大学院にも人文学系の研究科がありますが、専攻構成・出願資格・試験科目は大学ごとに大きく異なるため、青山学院大学大学院文学研究科の対策をそのまま他大学に転用することはできません。大学院入試全体のスケジュールの立て方や科目別対策の考え方を確認したい場合は、大学院入試対策の完全ガイドで全体像を先に把握しておくと、専攻別の対策に落とし込みやすくなります。

秋実施と春実施の両方に出願資格がある専攻(たとえば英米文学専攻のA一般やD英語資格取得者)であれば、秋実施で不合格だった場合に春実施で再チャレンジするという組み立ても可能です。ただし出願資格C(内部進学)のように片方の時期にしか設定されていない区分もあるため、自分の出願資格がどちらの時期に対応しているかを募集要項の一覧表で確認したうえで、併願・再受験の計画を立ててください。

併願先を検討する際は、倍率や知名度だけでなく、指導を希望する教員が併願先にも在籍しているか、通学圏内に研究室があるかといった観点も重要です。研究計画書の内容は志望先ごとに書き分ける必要があるため、複数校を併願する場合は、共通する問題意識の核を保ちながら、各研究科のカリキュラム・教員構成に合わせて論点を調整する作業が発生します。青山学院大学大学院に入学した場合、他大学大学院や本学の他研究科・他専攻と同時に在学することはできない点も、併願計画を立てるうえで押さえておいてください。

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よくある質問(FAQ)

青山学院大学大学院文学研究科は他大学出身でも受験できますか

はい。出願資格「A:一般」に該当すれば、他大学・他学部出身でも全専攻の秋実施・春実施に出願できます。英米文学専攻は英語資格スコアを保有していれば、出願資格「D:英語資格取得者」として英語試験が免除される枠もあります。ただし出願資格「C:内部進学」は青山学院大学文学部の対応学科の卒業見込み者に限定されるため、外部受験生は対象外です。専攻ごとに実施時期(秋・春)や試験科目が異なるため、まずは志望専攻の実施時期一覧で自分が出願できる回を確認してください。

出願資格の「一般」に該当するか自分で判断できない場合はどうすればよいですか

出願資格Aの9つの類型のいずれにも明確に当てはまらない場合は、個別の入学資格審査の対象になる可能性があります。募集要項には、事前に学務部教務課(文学研究科担当)へ問い合わせたうえで申請に必要な書類を提出するよう案内されているため、自己判断せずに早めに問い合わせることをおすすめします。

研究計画書は必ず提出する必要がありますか

専攻・出願資格によって異なります。日本文学・日本語専攻はすべての出願資格の志願者が本学所定用紙で提出する必要があり、史学専攻と比較芸術学専攻は秋実施のすべての志願者が6,000〜8,000字程度または8,000字以内で提出します。英米文学専攻は出願資格D(英語資格取得者)のみが対象で、フランス文学・語学専攻は研究計画書ではなく志望動機書を内部進学者のみ提出します。提出が不要な専攻・出願資格であっても、面接や口述試験では研究計画に近い内容を口頭で説明する場面があるため、文章化する作業自体は事前に済ませておくと安心です。

英語のスコアがあれば有利になりますか

英米文学専攻に限り、英検1級以上、TOEIC L&R870点以上かつSpeaking150点以上・Writing160点以上、TOEFL iBTスコア4.5/88点以上、IELTS6.5以上のいずれかを満たすと、出願資格「D:英語資格取得者」として筆記試験の「英語」科目が免除されます。他の4専攻には同様のスコア免除制度はなく、外国語試験は原則として受験する必要があります。

過去問はどこで確認できますか

青山学院大学公式サイトの「入学者の選抜に関する情報」ページで、筆記試験を実施している専攻の入試問題・出題意図(専攻により解答も)が公開されています。志願者がゼロだった年度は過年度の情報が公開される運用のため、専攻によって閲覧できる年度が異なる点に注意してください。

社会人でも受験できますか

英米文学専攻(秋)・日本文学・日本語専攻(秋)・史学専攻(秋)の3専攻で「B:社会人向け」の出願資格が設けられており、定職に就いている期間などの条件を満たせば、専攻により外国語試験が免除される場合があります。フランス文学・語学専攻と比較芸術学専攻には社会人向けの出願資格区分がないため、Aの一般枠での出願を検討することになります。

博士後期課程も外部から受験できますか

はい。博士後期課程(一般入試)は春実施の1回のみですが、修士の学位又は専門職学位を有する者(取得見込みを含む)で、受験を希望する専攻か同系列の専攻を修了していれば、他大学出身でも出願できます。修士論文審査と面接が全専攻で共通して課される点は、博士前期課程にはない特徴です。

入学検定料はいくらで、どのように支払いますか

博士前期課程・博士後期課程とも入学検定料は35,000円で、コンビニエンスストアまたはクレジットカードで支払います。支払い後に発行される収納証明書を所定の貼付用紙に貼り、出願書類とあわせて郵送する必要があります。一度受け付けられた検定料は返還されないため、出願資格や試験科目を十分確認してから支払い手続きに進んでください。

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まとめ

青山学院大学大学院文学研究科の外部院試は、5専攻それぞれで募集人員・出願資格・試験科目・研究計画書の要否が異なり、名称が同じ「専門知識」や「面接」であっても、専攻ごとに評価される内容は変わります。まずは志望専攻の最新募集要項で出願資格と試験科目を確認し、公開されている過去問で出題形式をつかんだうえで、研究計画書・専門知識の答案・面接での説明を同じ問題意識で一貫させることが、外部受験生にとっての現実的な対策の軸になります。博士前期課程は秋(10月)・春(2月)の年2回実施されるのに対し、博士後期課程は春(2月)の年1回しか実施されないため、自分の出願区分をひとつずつ確定させてから逆算のスケジュールを組むことが、遠回りに見えて最も確実な進め方です。募集要項の記載内容や出願資格の該当有無に迷った場合は、自己判断せずに学務部教務課(文学研究科担当、電話03-3409-9527)へ早めに問い合わせておくと、出願直前になって書類の不備に気づくような事態を避けやすくなります。研究計画書の方向づけや専門科目・面接対策を専門家と一緒に整理したい場合は、大学院入試対策コースもあわせてご検討ください。

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この記事を書いた人

千葉大学 法政経学部を首席で卒業後、都内国公立大学の法科大学院(ロースクール)を修了し、司法試験に合格。法律・政治・経済分野の専門知識をもとに、スプリング・オンライン家庭教師の大学編入・大学院入試分野の指導および記事監修を担当。

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