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滋賀県立大学環境科学部の編入試験を徹底解説|出願資格・試験科目・過去問対策・志望理由書・面接まで

滋賀県立大学環境科学部の3年次編入学試験は、環境科学部の4学科のうち環境建築デザイン学科のみが実施しており、募集人員は例年「若干名」、選抜方法は学力試験を課さない面接試験と調査書(または成績証明書)による総合判定という、他大学の編入試験とは仕組みが大きく異なる入試です。本記事では、滋賀県立大学が公表している令和9年度環境科学部第3年次編入学学生募集要項、令和9年度工学部第3年次編入学学生募集要項、入試統計(編入学試験結果状況表)、アドミッション・ポリシーなど一次情報にもとづき、出願資格・試験内容・日程・倍率から面接対策までを、この学科に固有の情報だけで解説します。3年次編入学試験とは、高専・短大・専修学校・大学在学者などが、選考を経て大学の3年次に編入する制度で、大学によって出願資格や試験科目、選抜方式が大きく異なります。滋賀県立大学環境科学部の場合は、学力試験を伴わない面接中心の選抜であることが、他大学と比較したときの最大の特徴です。
滋賀県立大学環境科学部の編入学とは|環境建築デザイン学科のみが実施
滋賀県立大学環境科学部は、滋賀県彦根市にあるキャンパスに、環境生態学科・環境社会システム学科・環境建築デザイン学科・生物資源管理学科の4学科を置く学部です。学部全体としては「環境問題を自然科学と社会科学の両側面から追求し、環境を総合的に把握できる能力と、環境問題を解決し環境を創造するための高度な専門知識と技術を併せ持った人材を養成する」ことを教育方針としています。ただし3年次編入学試験を実施しているのは、公式の募集要項を確認する限り環境建築デザイン学科だけであり、環境生態学科・環境社会システム学科・生物資源管理学科の3学科は編入学試験の募集要項自体が発行されていません。他大学の編入対策記事や比較サイトを見て「環境科学部なら複数学科から選べる」と考えていると、出願段階でつまずくため、まず学科単位で確認することが必要です。
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環境建築デザイン学科は、「環境学」の視点から建築・ランドスケープ・都市デザインを学び、地域環境と調和した生活空間をつくる力を養う学科です。カリキュラムは大きく5つの領域で構成されており、地域環境計画・景観計画・都市地域計画を扱う計画分野、環境設計やランドスケープデザイン・サステナブルデザインを扱うデザイン領域、設計基礎から卒業制作まで段階的に取り組む演習、建築史や環境造形論・文化財保存修景などの歴史・理論分野、構造力学や建築環境工学・建築設備などの技術分野で構成されています。琵琶湖という具体的なフィールドを持つ地域であることを生かし、実際のまちづくりや建築プロジェクトに関わるフィールドワークを重視している点も特徴です。地域の木材を使ったものづくりで課題解決に取り組む「木匠塾」のように、学科独自の実践科目が用意されています。
卒業後の進路に直結する資格として、一級建築士・二級建築士・木造建築士の受験資格、施工管理技士の受験資格につながる科目が用意されています。編入後にこれらの資格取得を目指す場合は、出身校(高専・短大・大学など)で履修した設計製図・構造力学・建築史などの科目が、編入後のカリキュラムや資格要件とどう接続するかを、出願前に学科のカリキュラム表で確認しておくと、入学後の単位認定や履修計画がスムーズになります。
一般選抜(前期・後期日程)で入学する学生と編入学生とでは、入学時点での学習到達度が異なります。一般選抜の学生は1・2年次に建築や環境デザインの基礎科目を積み上げてから専門科目に進みますが、編入学生は3年次からいきなり専門性の高い演習や設計課題に合流することになります。出身校で製図や構造力学、CADソフトの操作にどれだけ触れてきたかによって、入学直後の授業についていく負担が変わってくるため、合格後から入学までの期間に、出身校の設計課題や専門科目の復習をしておくことをおすすめします。学科の教育内容は計画・デザイン・演習・歴史理論・技術の5領域に分かれていますが、編入学生が3年次から本格的に取り組むのは、多くの場合、より専門性の高い設計演習と卒業研究に直結する分野です。事前にどの分野の学びを深めたいかを言語化しておくと、履修計画だけでなく、後述する面接や志望理由書の準備にもつながります。
キャンパスは彦根市八坂町にあり、JR南彦根駅西口から湖国バス「県立大学線」で約15分の立地です。琵琶湖畔という地理的条件は、環境建築デザイン学科が扱う地域環境計画・景観計画のフィールドそのものであり、入学後は実際に琵琶湖周辺の集落やまちなみを対象にした演習に取り組む機会があります。出願前に大学の立地やキャンパスの雰囲気を確認しておきたい場合は、オープンキャンパスや入試説明会の開催情報が大学公式サイトの入試情報ページに掲載されているため、あわせて確認しておくとよいでしょう。
環境科学部は、環境建築デザイン学科のほかに、自然生態系の保全と管理を扱う環境生態学科、環境問題の社会的側面を扱う環境社会システム学科、持続可能な生物生産を扱う生物資源管理学科の計4学科で構成されています。学部全体としては自然科学と社会科学の両面から環境問題を扱う点が特色ですが、編入学生が実際に所属できるのは環境建築デザイン学科のみである以上、学部全体のカリキュラムではなく、環境建築デザイン学科単独の教育内容・教員構成・卒業研究のテーマを軸に情報収集を進めることが、志望理由書や面接での説明の精度を高めることにつながります。学科の教員が取り組む研究テーマや過去の卒業制作のテーマは、学科公式サイトや大学案内で確認できるため、自分の関心と近い研究室・分野がないかをあらかじめ調べておくと、面接で「編入後に学びたいこと」を具体的に語りやすくなります。
滋賀県立大学は滋賀県が設置する公立大学法人であり、環境科学部・工学部・人間文化学部・人間看護学部の4学部を持つ総合大学です。環境建築デザイン学科は、この4学部の中でも「建築」と「環境」を横断的に扱う数少ない学科であり、建築単科大学や工学部建築学科とは異なり、環境政策・生態系保全を専門とする環境科学部の他学科と同じキャンパス・同じ学部内で学ぶ点が特色です。編入後は、設計や意匠だけでなく、地域計画や環境政策的な視点を取り入れた建築教育を受けられる可能性がある学科であることを理解したうえで、志望理由や面接での説明に反映させると、他の建築系学科との違いを明確に示すことができます。
募集人員・出願資格|7つの区分と実務上の注意点
令和9年度環境科学部第3年次編入学学生募集要項によると、環境建築デザイン学科の募集人員は「若干名」、編入学年次は第3年次と定められています。募集人員の具体的な数値は公表されていないため、出願前に必ず最新の募集要項でご確認ください。出願資格は7つの区分に分かれており、自分がどの区分に該当するかを取り違えると出願書類の準備段階で手戻りが発生します。
| 区分 | 出願資格の内容 |
|---|---|
| (1) | 高等専門学校を卒業した者、および編入学年度3月卒業見込みの者 |
| (2) | 短期大学を卒業した者、および編入学年度3月卒業見込みの者 |
| (3) | 大学を卒業した者、および編入学年度3月卒業見込みの者 |
| (4) | 大学に2年以上(休学期間を除く)在学し、65単位以上を修得した者、および編入学年度3月修得見込みの者(3月時点で2年間在学となる者を含む) |
| (5) | 修業年限2年以上の専修学校専門課程を修了した者(学校教育法第90条の大学入学資格を有する者に限る)、および修了見込みの者 |
| (6) | 修業年限2年以上の高等学校専攻科を修了した者(学校教育法第90条の大学入学資格を有する者に限る)、および修了見込みの者 |
| (7) | 外国において学校教育における14年の課程を修了した者(事前の資格審査が必要。締切日までに教務課入試室へ要問い合わせ) |
実務上とくに注意したいのは(4)の「大学2年以上在学・65単位以上修得」区分です。現在大学2年生で編入を検討している場合、休学期間は在学年数に算入されないため、休学経験がある人は在学期間証明書に休学期間を明記してもらう必要があります。また65単位という基準は学科の卒業要件単位数とは別に定められた編入出願用の基準であるため、履修中の科目を含めるかどうかは所属大学の教務窓口と早めにすり合わせておくと安心です。(7)の外国学校出身者の区分は、事前の資格審査が締切日までと定められているため、通常の出願期間よりかなり早い段階での問い合わせが必要になります。出願資格(1)の高専卒業者について、募集要項には出身学科を限定する記載はなく、建築系・都市工学系以外の学科出身であっても資格自体は満たします。ただし面接では専門に関する設問が課されるため、建築・都市工学系以外の出身者は、学科の学びとの接続をより丁寧に説明できるよう準備しておく必要があります。
出願にあたっては、書類提出後の取り扱いにも注意が必要です。募集要項には「一度受付をした出願書類および入学検定料は、理由のいかんを問わず返還しません」と明記されています。出願資格の該当区分や必要書類、検定料の振込内容に誤りがないかを、提出前に十分確認しておくことが重要です。
出願前セルフチェックリスト
出願準備を始める段階で、次の項目を自分の状況に照らして確認しておくと、書類不備による出願トラブルを防ぎやすくなります。
- 自分の出身校・在学状況が出願資格(1)〜(7)のどの区分に該当するか特定できているか
- 卒業(見込)証明書・成績証明書(または調査書)の発行を出身校に依頼済みか
- 氏名変更がある場合、変更を証明する書類を準備できているか
- 入学検定料17,000円の振込先・振込期間を確認しているか
- 志望理由書(H票)の下書きに着手しているか
- 面接で提示する作品(設計課題・模型・図面など)の候補を洗い出せているか
出願書類は本学所定の用紙としてA票からH票まで用意されており、編入学志願票(A票)、住所票(B票)、受験票(C票)、写真票(D票)、入学検定料振込確認票(E票)、受験票返送用封筒(F票)、出願書類提出用封筒(G票)に加えて、H票として志望理由書の提出が必須とされています。このほか調査書または成績証明書、卒業・修了見込証明書(出願資格(4)に該当する場合は在学期間証明書)、入学検定料17,000円の振込確認書類が必要です。外国籍で在留している場合は、在留資格・在留期限を明記した住民票の写しも求められます。志願票に記載した氏名と証明書の氏名が異なる場合は、氏名変更を証明する書類も追加で必要になるため、書類一式を早めにそろえておくことをおすすめします。
| 票 | 書類名 | 入手・準備方法の目安 |
|---|---|---|
| A票 | 編入学志願票 | 大学所定様式(資料請求または公式サイトから入手) |
| B票 | 住所票 | 大学所定様式 |
| C票 | 受験票 | 大学所定様式・写真貼付 |
| D票 | 写真票 | 大学所定様式・写真貼付 |
| E票 | 入学検定料振込確認票 | 指定金融機関で17,000円振込後、収納印付き証明書を貼付 |
| F票 | 受験票返送用封筒 | あて先記入・普通郵便切手貼付 |
| G票 | 出願書類提出用封筒 | 書留速達郵送、または最終日のみ持参可 |
| H票 | 志望理由書 | 大学所定様式に記入(必須提出) |
出願書類の中で準備に時間がかかりやすいのは、調査書・成績証明書・卒業(見込)証明書です。いずれも出身校(高専・短大・大学・専修学校など)の教務窓口に発行を依頼する書類であり、学校によっては発行までに数日から2週間程度かかる場合があります。出願受付期間が7月24日から7月31日までと1週間程度しかないため、出願を決めたらすぐに出身校へ証明書発行の依頼を出しておくことが重要です。出願資格(4)の「大学2年以上在学・65単位以上修得」に該当する場合は、履修中の科目がある旨を記載した証明書もあわせて必要になるため、通常の卒業見込証明書とは別に、教務窓口へ様式を確認しておくと安心です。
試験科目と選抜方法|学力試験なし・面接と調査書の総合判定
滋賀県立大学環境科学部環境建築デザイン学科の3年次編入学試験でもっとも特徴的な点は、数学や理科、小論文などの学力試験が一切課されないことです。募集要項には「面接試験および調査書(または成績証明書)の結果を総合して選考します」と明記されており、試験科目は面接のみとなっています。工学部の材料化学科・機械システム工学科・電子システム工学科の編入学試験では専門科目の学力試験とTOEICスコアの提出が必須ですが、環境建築デザイン学科はこれとまったく異なる選抜方式を採っている点を、まず正確に理解しておく必要があります。
面接試験は試験当日の13時から実施され、内容は「作品等これまでの活動成果のプレゼンテーション、および専門に関する設問」とされています。つまり、面接では単に志望理由や学習歴を口頭で説明するだけでなく、これまでに制作した設計課題・模型・スケッチ・レポートなどの成果物を持参し、具体的に説明するプレゼンテーションが求められます。募集要項には電子機器を用いたプレゼンテーションも可能と記載されていますが、試験会場・面接控室ではオフライン状態にしておく必要がある点は見落としやすい注意事項です。会場でインターネット接続を前提としたプレゼン資料を用意していると、当日になって使えないという事態になりかねません。
配点や合否判定の詳しい基準(面接と調査書の比重など)は募集要項に明記されておらず、公表されていません。数値化された配点表は存在しないという前提で、面接内容そのものと、調査書・成績証明書に表れる出身校での学習成果の両方を、バランスよく準備する必要があります。出願前には、最新年度の募集要項で選抜方法や試験内容に変更がないかを必ず確認してください。
「総合して選考する」という表現は、一般選抜のように学力試験の点数だけで合否ラインが機械的に決まる方式とは異なり、調査書に記載された出身校での成績・出席状況・活動歴と、面接で示す作品や受け答えの内容を、面接官が総合的に評価する方式であることを意味します。出身校での成績が極端に振るわない科目がある場合でも、それだけで即座に不利になるとは限りませんが、調査書は出願書類として提出必須であるため、可能な範囲で出身校の担任・指導教員に成績や履修状況について相談し、記載内容に誤りがないかを確認しておくことをおすすめします。学力試験がない分、面接の場で自分の学習歴と志望動機をどれだけ具体的に語れるかが、調査書の記載内容以上に重視される可能性がある点も念頭に置いておきましょう。
参考として、環境建築デザイン学科の一般選抜(高校卒業者を対象とした入試)の選抜方法を確認すると、前期日程は大学入学共通テストと個別学力試験(数学)、志望理由書の組み合わせ、後期日程は共通テストと造形実技試験、志望理由書の組み合わせで実施されています。一般選抜では数学の個別試験や造形実技試験が課されるのに対し、3年次編入学試験にはこれらの学力試験・実技試験がまったく含まれません。高校生時代に数学や実技試験を得意としていなかった人でも、編入学試験では学力試験そのものが存在しないため、面接での説明力と作品の完成度に集中して対策できる点は、一般選抜と比較したときの編入学試験の大きな特徴といえます。
出願から入学までのスケジュール|出願期間・試験日・合格発表・学費
令和9年度環境科学部第3年次編入学学生募集要項に示された日程は次のとおりです。ここでの「令和9年度」とは、令和9年(2027年)4月に入学する編入学試験を指し、試験自体は前年の令和8年(2026年)に実施されます。年度表記が入学年度基準であるため、試験の実施年と混同しないよう注意してください。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 出願受付期間 | 令和8年(2026年)7月24日(金)〜7月31日(金)午後5時まで必着 |
| 出願方法 | 所定の提出用封筒(G票)を用いた書留速達郵送。ただし7月31日(金)に限り午前9時〜11時30分、午後0時30分〜5時の持参出願も可 |
| 試験日 | 令和8年(2026年)9月2日(水) 試験場は環境科学部棟ほか |
| 面接開始時刻 | 13時00分〜 |
| 合格発表 | 令和8年(2026年)9月24日(木)午前9時 大学ホームページに合格者受験番号を掲載、合格通知書を郵送 |
| 入学手続期間 | 令和8年(2026年)10月8日(木)〜10月14日(水) |
| 編入学時期 | 令和9年(2027年)4月1日、編入年次は第3学年 |
合格通知を受けたあとの学費についても、募集要項に金額が明記されています。入学料は滋賀県内に住所を有する者が282,000円、それ以外の者が423,000円です。ここでいう県内在住者とは、入学の日の1年前から引き続き滋賀県内に住所を有する者、または同期間に配偶者や1親等の親族(生計を一にする者に限る)が滋賀県内に住所を有する者を指します。授業料は年額535,800円(令和8年度時点の額で、改定される可能性があります)で、入学後に前期・後期の2回に分けて納付します。このほか、入学手続の際に後援会費として2年間分25,000円の振込が必要です。
編入学年次および単位認定に関する注意点として、募集要項には「出身学校での取得科目(単位)と本学の科目(単位)との関係によっては、3年以上在学しなければならない場合もある」こと、最長在学期間は4年であることが明記されています。単位認定の結果によっては標準の2年で卒業できない可能性がある点は、出願前に想定しておくべき重要な情報です。また、入学後の転学部・転学科は認められていません。編入前に学びたい分野が環境建築デザイン学科の教育内容と合っているかを、出願前の段階でしっかり確認しておく必要があります。
出願書類の提出は書留速達郵送が原則で、最終日(7月31日)に限り午前9時〜11時30分と午後0時30分〜5時の時間帯に持参での提出も認められています。出願は最終日必着のため、郵送で出願する場合は発送から到着までの日数を逆算して余裕をもって投函することが重要です。収納印を受けた入学検定料振込金受領証明書を貼付していない出願書類は受理されない、と募集要項に明記されているため、検定料の振込と証明書の貼付は出願書類を封筒に入れる前の最終チェック項目にしておくと安全です。願書提出先・問い合わせ先は滋賀県立大学教務課入試室で、電話番号は募集要項に記載されています。日程や提出方法に不明点がある場合は、出願期間が始まる前に直接問い合わせておくと、締切間際のトラブルを避けられます。
合格発表は大学ホームページに合格者の受験番号が掲載される方式で、電話等による合否の問い合わせには応じないと明記されています。発表当日は大学公式サイトで受験番号を確認し、あわせて郵送される合格通知書を受け取ってから入学手続きを進める流れになります。また、募集要項には悪天候・災害・感染症のまん延などの事態により、試験の延期や中止、選抜方法の変更が行われる可能性がある旨が明記されており、その際は大学ウェブサイトで周知されます。出願後から試験当日にかけては、大学の公式サイトやお知らせページを定期的に確認しておくことをおすすめします。
合格通知を受け取った後の入学手続きについても、期限管理が重要です。募集要項では、入学手続き期間内に手続きを行わなかった場合は入学を辞退したものとして取り扱うと明記されています。入学手続きの具体的な方法や提出書類は合格通知の際に指示されるため、合格発表から入学手続き期間の開始までの日数は限られています。入学料・後援会費の振込先や必要書類は、合格通知書に同封される案内を確認しながら、期限に余裕を持って準備してください。現在通っている出身校がある場合は、卒業・修了の手続きと編入先での入学手続きが同時期に重なることもあるため、両方のスケジュールをあらかじめ照らし合わせておくと安心です。
入学手続きが完了したあとは、令和9年4月の入学に向けて、設計演習で使う製図道具やCADソフトの動作環境など、学修に必要な準備物の確認も進めておくと安心です。具体的な準備物の指定は入学手続き案内やオリエンテーションで示されるため、この段階で断定的に揃えるのではなく、出身校で使っていた道具のうち編入後も継続して使えそうなものを整理しておく程度にとどめ、詳細は大学からの案内を待つのが確実です。3年次からの編入であるため、1・2年次の基礎科目を履修する一般選抜の学生とは異なり、入学直後から専門性の高い演習に合流する前提でスケジュールを組んでおくとよいでしょう。
まずは無料相談で、合格までの最短ルートを確認しませんか?
スプリング・オンライン家庭教師のプロ講師が、現在の学力・志望校・残り期間に合わせて、必要な対策を個別に整理します。
- 大学編入のプロ講師が最適な受験戦略を提案
- 今後の大学編入の勝ち筋が見える。
- 志望校が決まっていなくてもOK
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倍率・難易度|入試統計から読む合格者数の実態
滋賀県立大学が公表している「編入学試験結果状況表」によると、令和8年度(2026年4月入学者を対象とした試験)の環境科学部(環境建築デザイン学科)の編入学試験の実績は、出願者21名、受験者20名、合格者6名、入学者6名(男子4名・女子2名)でした。受験者数を合格者数で割った実質倍率は約3.3倍となります。募集人員自体が「若干名」で非公表のため志願倍率は算出できませんが、実質倍率で見ると狭き門であることがわかります。
| 年度(入学年) | 出願者 | 受験者 | 合格者 | 入学者 |
|---|---|---|---|---|
| 令和8年度(2026年4月) | 21名 | 20名 | 6名 | 6名(男4・女2) |
公式の統計資料は年度ごとに独立したPDFで公表されており、資料によって集計区分の表記が異なるため、本記事では数値の照合が明確にできた最新年度分のみを掲載しています。年度によって出願者数・合格者数は変動するため、複数年の推移や最新の実績を確認したい場合は、滋賀県立大学「入試統計」ページで公開されている「編入学試験結果状況表」の最新版を直接ご確認ください。
入試統計ページには、環境科学部・工学部・人間文化学部・人間看護学部それぞれの編入学試験結果が学部・学科別にまとめられており、出願者数・受験者数・合格者数に加えて、出願者の内訳(大学・短大・高専・専修学校・高校専攻科・外国学校出身などの区分)も公表されています。環境科学部で編入学試験結果が公表されているのも実質的に環境建築デザイン学科のみであり、他の3学科(環境生態学科・環境社会システム学科・生物資源管理学科)は「-」表記となっており、募集自体が行われていないことが統計上からも裏付けられます。出願を検討する際は、募集要項だけでなくこの入試統計もあわせて確認すると、学科ごとの実施状況を二重に確認できます。
出願者の内訳では高等専門学校出身者が最も多い傾向がうかがえます。これは環境建築デザイン学科が求める専門性(建築・設計に関する基礎知識や製図経験)と、高専の建築系学科・都市工学系学科などのカリキュラムが親和性を持つためと考えられます。短大や専門学校からの出願も一定数あり、出願資格を満たしていれば出身校の種類を問わず門戸が開かれている入試であることも、統計から読み取れます。
募集人員が「若干名」という非公表の少人数である点は、倍率の解釈にも影響します。合格者数が6名程度という小規模な入試では、1年ごとの数値のブレが大きくなりやすく、ある年度にたまたま出願者が多かった、あるいは出身校の系統が偏ったといった事情だけで、実質倍率が数倍単位で変動する可能性があります。したがって「実質倍率3.3倍」という数値を、毎年固定的に再現される難易度の指標としてそのまま鵜呑みにするのではなく、あくまで直近年度の一つの実績として捉え、出願を検討する年度の最新統計をあわせて確認する姿勢が大切です。倍率の数値そのものよりも、合格者数が一桁台の小規模選抜であるという構造を理解し、面接と作品の完成度で確実に上位に入る準備をすることが、対策としての本質になります。
科目別対策|学力試験がないからこそ準備すべきこと
環境建築デザイン学科の編入学試験には数学・理科・英語などの学力試験がないため、一般的な編入対策のように「過去問を解いて出題傾向をつかむ」という勉強法が使えません。対策の中心は、面接で提示するポートフォリオと専門知識の説明力に置く必要があります。学科のアドミッション・ポリシーでは「数学、理科、英語、国語、地理歴史・公民・情報の基礎学力を有する人」「環境建築デザインや地域社会創造への強い関心と自学意欲を持つ人」「幅広い関心を持ち、人と協調する力がある人」「見出された問題に対して論理的に思考し、解決に向けて創造する基礎力を有する人」という4つの資質が示されており、これが実質的な出題範囲・評価軸に相当します。
1つ目に取り組みたいのが、ポートフォリオ(作品集)の整理です。募集要項では「作品等これまでの活動成果のプレゼンテーション」が面接で求められるとされているため、高専・短大などで取り組んだ設計課題、模型写真、図面、レポート、コンペ応募作品などを、時系列や分野ごとに整理し、初対面の面接官にも数分で伝わる構成にまとめておく必要があります。口頭説明だけでなく資料として見せられる形に仕上げておくことが重要です。電子機器でのプレゼンも認められていますが、印刷した資料も用意しておくと、当日の機材トラブルに左右されずに説明できます。
2つ目は、専門に関する設問への対応です。環境建築デザイン学科は建築・ランドスケープ・都市デザインを扱う学科であるため、面接では建築史の基礎知識、環境設計やサステナブルデザインの基本的な考え方、構造力学や建築環境工学の基礎用語について、出身校での学習内容と関連づけて説明を求められる可能性があります。過去に履修した専門科目のノートや教科書を見直し、自分の言葉で説明できるように準備しておくと安心です。
3つ目は、地域環境というテーマへの理解です。学科は琵琶湖という具体的なフィールドを持つ地域を教育・研究の対象にしており、地域環境計画や景観計画を専門分野の柱に据えています。自分の出身地域や出身校周辺の環境課題を建築・まちづくりの視点から観察し、自分なりの問題意識として言語化しておくと、専門に関する設問や志望理由の説明に厚みが出ます。数学や理科の学力試験対策に時間を割く必要がない分、この3点にどれだけ時間を配分できるかが、他の受験者との差につながります。
アドミッション・ポリシーが示す4つの資質を、具体的な準備行動に落とし込むと次のようになります。
| アドミッション・ポリシーが示す資質 | 準備として取り組みたいこと |
|---|---|
| 数学・理科・英語・国語・地歴公民情報の基礎学力 | 出身校の成績・調査書の内容を自分でも把握し、面接で学習歴を聞かれた際に具体的な科目名で答えられるようにしておく |
| 環境建築デザインや地域社会創造への関心と自学意欲 | 学科のカリキュラムページや教員の研究テーマを事前に読み込み、自分の関心と重なる分野を特定しておく |
| 幅広い関心と人と協調する力 | 出身校でのグループ課題やコンペ、地域連携活動の経験を、成果だけでなく協働のプロセスとして説明できるよう整理する |
| 論理的思考力と問題解決に向けた創造の基礎力 | 持参する作品について「課題設定→検討過程→解決案」の順で説明できるようプレゼンの構成を作り込む |
出身校の種類によっても、準備の重点は変わります。高専の建築系・都市工学系学科出身者は、すでに設計製図や構造力学の基礎を体系的に学んでいるケースが多いため、既習内容を環境建築デザイン学科のどの分野(計画・デザイン・歴史理論・技術)で発展させたいかを明確にする作業が効果的です。短大や専修学校出身者は、専門科目の学習量が高専に比べて少ない場合があるため、独学で建築史や環境デザインの基礎用語を補いつつ、実習やインターン、地域活動での経験を作品として言語化することが対策の軸になります。大学2年以上在学からの編入(出願資格(4))の場合は、在籍学部での学びと環境建築デザイン学科の接続を、志望理由書と面接の両方で一貫して説明できるようにしておくことが重要です。
専門に関する設問への備えとして、建築史・構造力学・建築環境工学・環境設計といった分野の基礎用語を、出身校で使っていた教科書や講義資料を使って自分の言葉でまとめ直しておく作業が有効です。用語を暗記するだけでなく、なぜその概念が環境建築デザインの学びに必要なのかを、自分の作品や興味関心と結びつけて説明できるようにしておくと、専門に関する設問に対して単なる知識の再現ではなく、思考のプロセスを示す回答ができます。あわせて、環境建築デザイン学科の教員が関わっている研究・地域連携プロジェクトの情報を大学公式サイトで確認し、自分が関心を持つテーマに近い取り組みを1つでも具体的に挙げられるようにしておくと、面接での説得力が増します。
学力試験対策が不要な分、他大学の編入受験者よりも準備に使える時間の配分が大きく変わります。数学や理科の演習に充てる時間がまるごと不要になる一方で、その時間を漫然と過ごしてしまうと、かえって面接や作品の完成度が上がらないまま本番を迎えることになりかねません。目安として、出願の数か月前からは「ポートフォリオの構成づくり」「専門用語の再整理」「模擬面接の実施」の3つを並行して進める週間スケジュールを組み、直前期には模擬面接の回数を増やして本番同様の時間配分に慣れておく、という進め方が効果的です。学力試験がないからこそ、準備の計画性そのものが評価に直結する入試だと考えて取り組むとよいでしょう。
面接・志望理由書・過去問分析(出題予測)
環境建築デザイン学科の3年次編入学試験は、面接試験と志望理由書(H票)が合否の中心を占める入試です。面接は13時開始で、作品等のプレゼンテーションと専門に関する設問の2部構成になると募集要項から読み取れます。ここでは、面接で想定される質問領域と、志望理由書の準備の考え方を整理します。
面接で準備しておきたい質問領域は次のとおりです。
- なぜ滋賀県立大学環境科学部環境建築デザイン学科を志望するのか、他大学の建築系学科ではなく本学科である理由
- 持参した作品(設計課題・模型・図面・レポートなど)の制作意図、工夫した点、反省点
- 出身校(高専・短大など)で学んだ専門科目と、環境建築デザイン学科のカリキュラムとの接続
- 建築史・環境設計・構造力学・建築環境工学など専門分野に関する基礎的な設問への回答
- 編入後に取り組みたい研究テーマ、卒業制作の方向性
- 一級建築士・二級建築士など資格取得を見据えた学習計画
- 琵琶湖周辺地域や自分の出身地域が抱える環境・まちづくりの課題への関心
志望理由書(H票)は出願書類として提出が必須です。「なぜ今の学校ではなく本学科なのか」を作品と結びつけて説明できる内容にすることが、面接での受け答えとの一貫性を保つうえでも重要です。書く内容としては、これまで取り組んだ設計課題や地域プロジェクトを通じて生まれた問題意識、その問題意識を環境建築デザイン学科のどの分野(計画分野・デザイン領域・歴史理論分野・技術分野のいずれか、あるいは複数)で深めたいのか、そのために出身校でどのような準備をしてきたのか、という3点を軸に構成すると一貫性のある文章になります。書式や字数の指定は年度によって変わる可能性があるため、出願時に配布される所定用紙の指示に従ってください。
志望理由書を作成する際に避けたいのは、「環境問題に興味があります」「建築に昔から憧れていました」といった抽象的な動機だけで終わらせてしまう書き方です。興味を持ったきっかけとなる具体的な経験(設計課題・地域活動・見学した建築物など)を必ず1つ以上挙げ、そこから生まれた問題意識、そして環境建築デザイン学科のどの授業・分野でその問題意識を深めたいのかまでを、一続きの論理でつなげることが評価されやすい書き方です。逆に、学科のカリキュラムに一切触れず、大学名や知名度だけを理由に挙げる書き方は、面接で「なぜ本学科なのか」を問われた際に説得力を欠きやすいため注意してください。
面接での口頭説明も、志望理由書と同じ論理構成で組み立てておくと、一貫性のある受け答えになります。結論を先に述べてから具体的な経験を説明し、最後にその経験から得た学びを述べるという順番で答える練習をしておくと、限られた面接時間のなかでも要点が伝わりやすくなります。作品のプレゼンテーションについても、制作の背景・工夫した点・結果として得られたこと・今後さらに深めたい点、という順序で説明の型を決めておくと、専門に関する設問で話が広がった場合でも、軸がぶれずに答えを組み立てやすくなります。模擬面接は、可能であれば出身校の教員や、大学編入対策の指導者など、建築・環境デザイン分野に一定の知識がある第三者に依頼し、専門に関する設問への回答内容についてもフィードバックをもらっておくと、本番での想定外の質問にも対応しやすくなります。
出願から試験当日までの準備は、逆算したスケジュールで進めると抜け漏れが少なくなります。
| 時期の目安 | 取り組むこと |
|---|---|
| 出願の3〜6か月前 | 出願資格の該当区分を確認し、出身校の教務窓口に証明書発行の相談をしておく。作品(設計課題・模型・図面など)の棚卸しを始める |
| 出願の1〜2か月前 | 志望理由書(H票)の下書きを作成し、出身校の教員や第三者に読んでもらう。ポートフォリオの構成を決め、説明の練習を始める |
| 出願期間(7月24日〜31日) | 調査書・卒業見込証明書などを添えて出願書類一式を提出する。検定料振込と収納印付き証明書の貼付を最終確認する |
| 試験日までの数週間 | 専門に関する設問を想定した模擬面接を複数回行い、作品プレゼンテーションの時間配分を調整する |
| 試験当日 | 受験票を持参し、試験開始20分前までに試験室へ集合する。電子機器を使う場合はオフライン状態にしておく |
試験当日の持ち物チェックリスト
募集要項の記載や出願書類の様式から、当日までに準備しておきたい持ち物を整理すると次のとおりです。受験票や作品など、当日忘れると代替が利かないものを中心に、前日のうちにまとめてかばんに入れておくと安心です。
- 受験票(C票、返送されたもの)
- 作品等これまでの活動成果を具体的に表現するもの(模型・図面・ポートフォリオ冊子など)
- 電子機器でプレゼンテーションを行う場合は、当該機器とバッテリー・充電器(会場・控室ではオフライン状態で使用)
- 筆記用具・時計など、募集要項や受験票発送時の案内で持参が指定されているもの
- 公共交通機関の乗換情報(JR南彦根駅西口から湖国バス「県立大学線」で約15分)
心身に障がいがあり、受験上・修学上の配慮を希望する場合は、出願前の指定期日までに大学へ連絡し相談するよう募集要項に案内があります。配慮が必要な場合は、出願準備と並行してできるだけ早い段階で問い合わせておくことをおすすめします。
過去問公開については、滋賀県立大学の「入試過去問題(学部)」ページで公開されているのは、一般選抜(前期・後期)と学校推薦型選抜・帰国生徒特別選抜の問題のみで、3年次編入学試験の過去問は公開されていません。これは、環境建築デザイン学科の編入試験が学力試験を課さない面接のみの選抜であるため、そもそも公開すべき筆記試験問題自体が存在しないと考えられます。つまり、他大学の編入試験でよく見られる「過去問を入手して出題形式に慣れる」という対策は、この学科には当てはまりません。かわりに、募集要項に明記された「作品等これまでの活動成果のプレゼンテーション」「専門に関する設問」という2つの試験内容の記述そのものが、実質的な出題範囲の手がかりになります。過去の面接で実際に聞かれた質問の詳細は公表されていないため、上記の質問領域を出発点に、自分の作品と学習歴に即した回答を用意しておくことが、公式情報にもとづく最も確実な準備方法です。
併願戦略と内部リンク|工学部との違い・学習計画
滋賀県立大学は環境科学部環境建築デザイン学科のほかに、工学部の材料化学科・機械システム工学科・電子システム工学科でも3年次編入学試験を実施しています。工学部の編入学試験は環境建築デザイン学科とまったく異なる選抜方式で、学力試験(専門科目)、TOEICスコアの提出、面接試験の3つが組み合わされています。工学部の出願期間は令和8年5月25日(月)〜5月29日(金)、試験日は6月21日(日)、合格発表は7月1日(水)と、環境科学部(7月出願・9月試験)より早い日程で完結する点が特徴です。日程が重複しないため、建築・環境デザイン系と理工系の両方に関心がある場合は、併願を検討する余地があります。
| 項目 | 環境科学部(環境建築デザイン学科) | 工学部(材料化学科等) |
|---|---|---|
| 試験科目 | 面接のみ(作品プレゼン+専門設問) | 学力試験(専門科目)+TOEIC+面接 |
| 出願期間 | 7月24日〜7月31日 | 5月25日〜5月29日 |
| 試験日 | 9月2日 | 6月21日 |
| 合格発表 | 9月24日 | 7月1日 |
ただし、工学部を併願する場合は、TOEICスコアの提出が必須である点に注意が必要です。募集要項では令和6年4月以降に受験したTOEIC公開テストまたはTOEIC-IPテストのスコアが求められており、出願までに規定スコアを取得しておく準備期間が必要になります。環境建築デザイン学科を第一志望としつつ理工系の学科も視野に入れる場合は、TOEICの受験計画を早期に立てておくことが、選択肢を狭めないための対策になります。
建築・環境デザイン系の3年次編入学を検討する場合、滋賀県立大学環境科学部環境建築デザイン学科以外にも、近畿圏の公立大学で建築・環境系学科の編入学試験を実施している大学があります。大学ごとに選抜方式(学力試験の有無、面接の形式、志望理由書の扱い)が大きく異なるため、併願先を検討する際は、各大学の最新の募集要項を個別に取り寄せ、試験科目と日程が重複していないかを一覧で比較することをおすすめします。とくに環境建築デザイン学科のように学力試験を課さない大学と、専門科目の筆記試験を課す大学とでは、直前期に準備すべき内容がまったく異なるため、併願を決めたら早い段階で対策の優先順位を分けておく必要があります。
複数校を併願する場合のスケジュール管理では、出願書類の締切と試験日を一つの年間カレンダーにまとめておくことをおすすめします。証明書の発行依頼は出身校ごとに処理に必要な日数が異なるため、併願校が増えるほど、出身校の教務窓口へ依頼するタイミングが早倒しになります。環境建築デザイン学科の出願期間(7月24日〜31日)に向けて証明書を準備しつつ、工学部や他大学を併願する場合はそれぞれの出願期間に合わせて別途書類を準備する必要があるため、証明書の必要部数を出願校ごとに整理したチェック表を作っておくと、直前になって不足に気づくといった事態を防げます。
編入試験全体の仕組みや、出願から入学までの標準的なスケジュール、費用の目安について体系的に理解したい場合は、大学編入とは?仕組み・難易度・費用・スケジュールを徹底解説【完全ガイド】で全体像を確認しておくと、本記事の内容がより理解しやすくなります。滋賀県立大学の他学部の編入試験については、学力試験とTOEICを課す滋賀県立大学工学部の編入試験を徹底解説、面接や専門科目の出題傾向が異なる滋賀県立大学人間看護学部の編入試験を徹底解説もあわせてご確認ください。環境系の学部を他大学とも比較したい場合は、兵庫県立大学環境人間学部の編入試験を徹底解説が参考になります。
作品ポートフォリオの作り込みや専門に関する設問への回答準備、志望理由書の一貫性の確認は、独学だけで仕上げるにはコツがいる作業です。大学編入対策コースでは、出願資格の確認から面接・志望理由書の個別指導まで、環境建築デザイン学科のような学力試験なしの入試にも対応した対策が可能です。
よくある質問(FAQ)
環境科学部の環境生態学科や生物資源管理学科からも編入できますか
令和9年度環境科学部第3年次編入学学生募集要項を確認する限り、募集人員が示されているのは環境建築デザイン学科のみです。環境生態学科・環境社会システム学科・生物資源管理学科については編入学試験の募集要項自体が発行されておらず、これらの学科での3年次編入学は実施されていないと考えられます。年度により変更される可能性があるため、志望学科が編入学試験を実施しているかどうかは、出願前に必ず最新の募集要項でご確認ください。
数学や物理の学力試験対策は必要ですか
環境建築デザイン学科の3年次編入学試験は、募集要項上「面接試験および調査書(または成績証明書)の結果を総合して選考」する方式で、数学・理科・英語などの学力試験は課されません。学力試験対策よりも、作品ポートフォリオの整理と、面接で専門分野について説明する準備に時間を配分することが優先されます。
TOEICなどの英語外部試験のスコアは提出する必要がありますか
環境科学部環境建築デザイン学科の募集要項には、英語外部試験スコアの提出に関する記載はありません。同じ滋賀県立大学でも、工学部(材料化学科・機械システム工学科・電子システム工学科)の編入学試験ではTOEICスコアの提出が必須とされており、学部によって扱いが異なります。併願を検討する場合は、志望する学部・学科ごとに募集要項を個別に確認してください。
過去問はどこで入手できますか
滋賀県立大学の入試過去問題ページで公開されているのは一般選抜・学校推薦型選抜・帰国生徒特別選抜の問題のみで、3年次編入学試験の過去問は公開されていません。環境建築デザイン学科の編入試験は面接のみの選抜であるため、公開される筆記試験問題自体が存在しないと考えられます。対策には、募集要項に記載された面接内容(作品プレゼンテーション・専門に関する設問)を手がかりにしてください。
作品ポートフォリオには何を用意すればよいですか
募集要項では「作品等これまでの活動成果のプレゼンテーション」と表現されており、建築の設計作品に限定した指定はありません。高専・短大などで取り組んだ設計課題、模型の写真、図面、レポート、コンペティションへの応募作品のほか、実習・研究レポートや地域活動・まちづくりボランティアの記録など、自分の学びや問題意識が伝わる成果物であれば候補になり得ます。電子機器でのプレゼンテーションも可能ですが、試験会場・面接控室ではオフライン状態での使用が求められるため、通信環境に依存しない形で準備してください。どのような資料が適切か迷う場合は、出願前に大学の教務課入試室へ問い合わせて確認しておくと安心です。
倍率はどのくらいですか
滋賀県立大学が公表している編入学試験結果状況表によると、令和8年度(2026年4月入学者向け)の環境科学部(環境建築デザイン学科)の編入学試験は、出願者21名・受験者20名・合格者6名で、実質倍率(受験者数÷合格者数)は約3.3倍でした。募集人員自体が「若干名」で非公表のため、志願倍率は算出できません。年度によって数値は変動するため、最新の実績は大学公式サイトの入試統計ページでご確認ください。
出身学校の単位によって在学期間が変わることはありますか
あります。募集要項には「出身学校での取得科目(単位)と本学の科目(単位)との関係によっては、3年以上在学しなければならない場合もある」こと、最長在学期間は4年であることが明記されています。編入前に、出身校での取得単位が本学科のどの科目にどこまで振り替えられるかを、合格後の手続き案内や教務課への問い合わせで確認しておくと、入学後の履修計画を立てやすくなります。
入学後に他学部・他学科へ移ることはできますか
できません。募集要項には「入学後の転学部、転学科は、認めません」と明記されています。編入前の段階で、環境建築デザイン学科の教育内容(計画・デザイン・歴史理論・技術の4分野、木匠塾などの実践科目)が自分の学びたい方向性と合っているかを、慎重に確認したうえで出願することが重要です。
まとめ
滋賀県立大学環境科学部の3年次編入学試験は、環境建築デザイン学科だけが実施する、面接試験と調査書による総合判定型の入試です。数学や理科の学力試験がない一方で、作品ポートフォリオのプレゼンテーションと専門に関する設問への対応が合否を分けます。出願資格7区分の確認、志望理由書(H票)の作成、作品の整理という3つの準備を、公式の募集要項に沿って早い段階から進めることが、この学科特有の入試を突破するための土台になります。
出願資格や試験内容、日程、学費、単位認定の扱いは、募集要項が年度ごとに改定される可能性があります。本記事で示した内容も、出願を予定する年度の最新の募集要項で必ず再確認したうえで、証明書の準備や作品の整理を計画的に進めてください。学力試験がなく面接と作品が中心となる入試だからこそ、出身校での学びをどれだけ具体的に語れるかが、合否を分ける最大のポイントになります。
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