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関西大学システム理工学部の編入試験対策を徹底解説|専門科目1・専門科目2・募集要項

関西大学システム理工学部の編入試験対策を徹底解説の記事アイキャッチ画像。大学編入対策の出願資格・試験科目・対策を示す図解。
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関西大学システム理工学部の編入試験とは、数学科・物理応用物理学科・機械工学科・電気電子情報工学科の4学科を対象に、原則として第3年次への編入を認める「第3年次編・転入学試験(学外受験者用)」を指します。関西大学 2027年度 編・転入学試験/社会人編入学試験 入学試験要項(学外受験者用)によると、システム理工学部は環境都市工学部・化学生命工学部とともに、出願に先立つ「出願資格審査」への合格が必須という点で他学部と異なる仕組みを取っています。出願資格審査に通らなければ本出願そのものができません。試験は専門科目1・専門科目2の筆記と面接の組み合わせが基本ですが、電気電子情報工学科だけは筆記試験がなく面接(口頭試問を含む)のみで合否が決まる点も特徴です。この記事では、関西大学が公開している2027年度入学試験要項と2026年度過去問題を一次情報として、募集人員・出願資格・試験科目・配点・日程・倍率の考え方・科目別対策・過去問分析までを学科ごとに整理します。日程や科目の詳細は年度によって変わる可能性があるため、出願前には必ず最新の公式募集要項をご確認ください。

結論から言うと、システム理工学部の編入対策は「出願資格審査(2026年7月21日必着)」「専門科目1・専門科目2または面接(2026年10月18日)」「英語外部試験のスコア確保」という3つの締切を早期に把握し、学科ごとに異なる専門科目へ的を絞ることが土台になります。3つの締切を早期に把握することが対策の出発点です特に出願資格審査は本出願の約1カ月半前に締め切られるため、専門科目の学習より先に着手すべき手続きです。

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目次

関西大学システム理工学部の編入試験の概要

関西大学システム理工学部は、千里山キャンパス(大阪府吹田市山手町3丁目3番35号)に法学部や文学部などの文系学部と並んで設置されている理工系学部です。学科構成は数学科、物理・応用物理学科、機械工学科、電気電子情報工学科の4学科で、編入学試験ではこの学科単位で出願します。3年次編・転入学試験(学外受験者用)は、関西大学以外の大学・短期大学・高等専門学校等に在籍している人、またはそれらを卒業した人を対象とする入試区分です。学外受験者用は関西大学以外の出身者を対象とする区分です

システム理工学部・環境都市工学部・化学生命工学部の3学部は、募集要項において「出願に先立ち、出願資格審査を行う」と明記されている点で、法学部・文学部・商学部・社会学部・政策創造学部と扱いが異なります。出願資格審査は、出身校で修得した単位が関西大学の当該学科でどこまで認定されるかを事前に確認する手続きで、審査を通過し出願許可を得た人だけが本出願に進めます。審査結果次第では2年次編・転入学試験への出願に切り替わる場合もあります審査に通らなければ、専門科目や面接の準備をどれだけ進めていても出願自体ができないため、まずこの審査の存在を認識しておくことが欠かせません。

4学科で異なる専門科目という特徴

システム理工学部の編入試験でもう一つ押さえておきたいのが、学科によって当日の試験内容がまったく異なることです。数学科、物理・応用物理学科、機械工学科の3学科は、専門科目1・専門科目2という2つの筆記試験(各100点)と面接を組み合わせて合否が決まります。これに対して電気電子情報工学科だけは専門科目の筆記試験が設定されておらず、口頭試問を含む面接のみで合否が判定されます。電気電子情報工学科は筆記なし・面接のみという独自の選抜です志望学科によって準備の中身がまったく変わるため、自分がどの学科を志望するのかを最初に固めることが対策の起点になります。

専門科目1・専門科目2の内容も学科ごとに固定されています。数学科は微分積分学(微分方程式を含む)と線形代数、物理・応用物理学科は力学と電磁気学、機械工学科は応用数学と機械工学基礎(材料力学・機械力学・熱力学・流体力学)という組み合わせです。専門科目は学科ごとに募集要項で固定されていますこれらの科目名は募集要項の表記そのものであり、一般的な理工系編入対策の科目名に置き換えず、この表記を軸に学習範囲を確定させることが重要です。

学科ごとの学びとアドミッション・ポリシー

関西大学は、システム理工学部の入学者受入れの方針(アドミッション・ポリシー)を、工学系(機械工学科・電気電子情報工学科)と理学系(数学科・物理・応用物理学科)に分けて公表しています。アドミッション・ポリシーは工学系と理学系で分けて示されています工学系では、高等学校の教育課程で培う数学・理科(主に物理)の基礎的な知識と技能に加えて、知的好奇心旺盛で「しくみづくり」に興味を持ち、修得した知識・情報・技能を社会に役立てたいという意欲を持つ人を求めると定められています。

理学系でも同じく数学・理科の基礎学力を前提としたうえで、数学科は数学そのものへの関心や、自然科学・情報科学・社会科学における数理的側面への好奇心を持ち、じっくりと物事を考える志向性を、物理・応用物理学科は自然現象のしくみを解き明かし、それを数学で表現することへの興味関心、科学技術や科学教育への貢献意欲を、それぞれ求める人物像として示しています。数学科と物理・応用物理学科では求める志向性が異なります面接で志望理由を説明する際は、志望学科のアドミッション・ポリシーに沿ってどの観点を強調するかを意識しておくと、話の一貫性が伝わりやすくなります。

編入という進路の位置づけ

編入学は、高等専門学校や短期大学、大学の理工系学部などで基礎を学んだ人が、専門をさらに深めるために第3年次へ移る進路です。関西大学システム理工学部の場合、千里山キャンパスという単一の場所で理学・工学の専門教育が完結しており、編入生も既存の在学生と同じ環境で第3年次以降の専門科目や研究室配属に進みます。編入は基礎課程を終えた人が専門を深める進路です一般選抜で1年次から入学する場合と異なり、専門課程の途中から加わる点が編入の特徴であり、出願資格審査や単位認定の仕組みもこの位置づけを反映しています。

単位認定についても、システム理工学部は独自の考え方を採っています。出身校で修得した科目(単位)を関西大学の学部基準に照らして算出した結果、不足するものについては追加履修が必要となり、在学年数が延びることもあると募集要項に明記されています。単位不足があれば追加履修で在学年数が延びる場合があります3年次編・転入学については、出願資格審査時に提出した出願資格審査用単位確認書をもとに単位認定が行われるため、審査段階での申告内容がそのまま入学後の履修計画に直結します。審査書類を作成する時点から、入学後に不足しそうな科目を意識しておくと、編入後の学習計画を立てやすくなります。

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募集人員・出願資格

2027年度募集要項では、システム理工学部の第3年次編・転入学試験(学外受験者用)の募集人員は、数学科・物理・応用物理学科・機械工学科・電気電子情報工学科のいずれも「若干名」と定められています。4学科とも募集人員は若干名で人数の保証はありません「若干名」という表記は具体的な人数枠を示すものではなく、出願資格審査や当日の成績次第では合格者が出ない年もあり得る表記です。志望学科をひとつに絞り込み、その学科の専門科目に学習を集中させる姿勢が現実的な対策になります。

項目2027年度募集要項で確認できる内容
入試区分第3年次編・転入学試験(学外受験者用)
対象学科数学科、物理・応用物理学科、機械工学科、電気電子情報工学科
募集人員各学科とも若干名
出願資格審査出願資格審査用単位確認書等を2026年7月21日(火)必着で送付し、出願許可を得た者のみ出願可
入学検定料35,000円
試験会場関西大学千里山キャンパス

出願資格は(1)英語外部試験と(2)学歴要件の両方を満たすことが条件

システム理工学部の出願資格は、募集要項上「次の(1)と(2)の条件のすべてを満たす者」と定義されており、どちらか一方では出願できません。出願資格は(1)(2)の両方を満たす必要がありますこの構造は法学部・文学部・商学部・社会学部・政策創造学部の出願資格(単位要件のみ)とは異なるため、他学部の編入記事の情報をそのまま流用しないよう注意してください。

(1)は外国語検定試験のスコア・グレード要件です。システム理工学部・環境都市工学部・化学生命工学部の3学部共通の基準として、実用英語技能検定準2級以上、TOEFL iBT 2.5以上(2026年1月20日以前に受検した場合は31点以上)、TOEIC Listening & Reading Test 400点以上のいずれかを、出願時において過去2年以内に取得している必要があります。スコアは出願時点で過去2年以内に取得したものに限られます実用英語技能検定のS-CBT・S-Interviewは対象に含まれますが、TOEFL iBTのHome Edition、TOEFL ITP、TOEIC L&R IPテストは対象外とされています。

(2)は学歴に関する要件で、次の①〜⑤のいずれかに該当し、かつ出願資格審査で出願許可を受けた者という条件が付きます。この単位数や卒業区分の条件は、法学部・文学部などの3年次編入(卒業に必要な単位のうち60単位以上)とは異なり、システム理工学部では76単位以上という、より高い基準が設定されています。同一系統の学部在学者は76単位以上の修得が条件です

  1. 入学志望学部・学科と同一と認められる4年制大学の学部・学科に2027年3月までに2年以上在学(休学期間を除く)し、当該学部・学科において卒業に必要な単位のうち76単位以上を修得している者および修得見込みの者
  2. 4年制大学の理工学部系卒業者および2027年3月卒業見込みの者
  3. 高等専門学校、技術系短期大学卒業者および2027年3月卒業見込みの者
  4. 高等学校(中等教育学校の後期課程および特別支援学校の高等部を含む)の専攻科の課程(修業年限が2年以上であること等の基準を満たすものに限る)を修了した者および2027年3月修了見込みの者(学校教育法第90条第1項に規定する大学入学資格を有する者に限る)
  5. その他、上記と同等以上の学力があると教授会の議を経て学長が認めた者

この5区分からわかるように、システム理工学部への編入は「理工系の学部・学科に在学または卒業している」ことが前提になっています。文系学部からの転向や、理工系以外の短期大学からの出願は、募集要項上は想定されていません。理工系の在学・卒業歴が出願資格の前提になっています自分の出身校・出身学科がこの5区分のどれに当てはまるかを、早い段階で確認しておくことが出願準備の第一歩です。

出願資格審査の具体的な進め方

システム理工学部・環境都市工学部・化学生命工学部の3学部志願者は、3年次へ編入するために十分な単位を修得しているか(見込みであるか)を確認するため、出願資格審査用単位確認書に基づく審査を受ける必要があります。審査は単位確認書に基づいて実施されます提出する主な書類は、出願資格審査用単位確認書、出身校の教育課程表、卒業に必要な単位数等が記載された履修要項等、成績証明書、2026年度修得見込み科目が記載された履修登録表等、単位認定を希望する科目のシラバス、教職課程を希望する場合は出身校の教職課程履修要項、審査結果返信用封筒の8点です。

提出期日は2026年7月21日(火)必着で、審査結果は2026年8月28日(金)に通知書として本人宛に発送されます。審査結果の通知は2026年8月28日に発送されます電話やメールによる審査結果の問い合わせには応じられないとされているため、通知書の到着を待つ必要があります。出願資格審査用単位確認書に記載のない科目は、入学後の単位認定を希望しないものとみなされる点にも注意してください。

出願の流れと入学検定料

出願資格審査で許可を得たあとの出願手続は、関西大学入学試験ポータルサイト上で行います。出願は入学試験ポータルサイト上で完結する仕組みです大まかな流れは次のとおりです。

  1. ポータルサイトでユーザー登録を行い、出願データ(データ登録)を入力する
  2. 入学検定料35,000円を、指定された方法(クレジットカード等)で納入する
  3. 必要書類一式を市販の封筒にまとめ、指定の送付先へ郵送する(消印有効)

入学検定料は一旦納入すると原則として返還されませんが、二重払いをした場合や、検定料納入後に必要書類の不備・出願資格を満たしていないことを理由に大学が出願を認めなかった場合などは、出願締切日から7日以内に申し出ることで返還されることがあります。検定料の返還には出願締切から7日以内の申し出が必要です納入方法によっては入学検定料とは別に支払い手数料が必要になるため、金額の詳細はポータルサイト上で確認してください。

出願時に必要な書類の例

本出願の際に提出する書類は、出願資格審査とは別に募集要項で個別に指定されています。本出願の提出書類は出願資格審査書類とは別枠です。主なものは次のとおりです。

  • 出願確認票
  • 必要書類提出票
  • 出願資格審査で出願許可を受けたことを示す書類
  • 最終出身学校の成績証明書
  • 卒業証明書または卒業見込証明書(在籍証明書)
  • 英語外部試験のスコア・グレードを証明する書類の原本

提出書類の詳細な様式や部数は年度・学科によって指定が変わることがあるため、募集要項の該当ページで最終確認したうえで準備を進めてください。提出書類の様式は募集要項で最終確認します

入学手続時の学費の目安

合格後の学費についても、2027年度募集要項に3年次編・転入学の金額が示されています。学費は入学金・秋学期授業料・諸費の3区分です。入学金(入学登録金)は現時点で未定のため、参考として2026年度現行の金額が掲載されている点に注意してください。

区分3年次編入学時(2027年度・秋学期)4年次(2028年度以降・年間)
入学金(入学登録金)260,000円
授業料842,000円1,684,000円
教育後援会費・校友会費等17,000円7,000円
合計1,129,000円1,691,000円

なお、修業年限(8学期)を超えて在学する場合は、1学期あたりの学費が792,000円(年間1,584,000円)に別途諸費を加えた金額になると定められています。修業年限超過時は学費の算定方法が変わります入学金・授業料は改定される可能性があるため、正確な金額は入学手続案内書や最新の募集要項で確認してください。

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試験科目と配点

2027年度募集要項によると、システム理工学部(数学科、物理・応用物理学科、機械工学科)の第2次選抜は、専門科目1(100点)、専門科目2(100点)、面接という3段階の構成です。合否判定は「筆記試験および面接の結果を総合的に判断して」行うと明記されており、配点比率までは数値として示されていません。配点比率は募集要項に数値で示されていませんこれに対し電気電子情報工学科は、専門科目の筆記試験そのものが設定されておらず、「面接(口頭試問を含む)の結果で合否判定を行う」と定められています。

学科専門科目1専門科目2合否判定の方法
数学科微分積分学(微分方程式を含む)線形代数筆記試験および面接の結果を総合判断
物理・応用物理学科力学電磁気学筆記試験および面接の結果を総合判断
機械工学科応用数学機械工学基礎(材料力学・機械力学・熱力学・流体力学)筆記試験および面接の結果を総合判断
電気電子情報工学科専門科目の筆記試験なし面接(口頭試問を含む。電気回路および電磁気学に関する問題)の結果のみで判断

数学科・物理応用物理学科・機械工学科の試験時間

数学科、物理・応用物理学科、機械工学科の3学科は、2026年10月18日(日)に、9時30分から11時00分まで専門科目1(90分)、12時30分から14時00分まで専門科目2(90分)、15時30分から面接という同一のタイムテーブルで実施されます。3学科は同一日程・同一時間割で実施されます専門科目1と専門科目2の間には昼休みを挟む時間配分になっているため、午前の専門科目1の出来にかかわらず、午後の専門科目2に気持ちを切り替える練習も本番想定の演習に組み込んでおくと安心です。

電気電子情報工学科の面接・口頭試問

電気電子情報工学科は、同じ2026年10月18日(日)の15時30分から面接のみが実施されます。募集要項には「口頭試問を含む。電気回路および電磁気学に関する問題」と明記されており、一般的な志望動機を問う面接とは異なり、専門知識をその場で口頭により説明する力が問われる形式です。口頭試問では電気回路・電磁気学の知識が問われます筆記で下書きしながら考える時間がない分、公式や現象の意味を人に説明できる状態まで理解を落とし込んでおくことが対策の中心になります。

他の3学科が専門科目1・専門科目2という2つの筆記試験を経てから面接に臨むのに対し、電気電子情報工学科は最初から面接一本勝負である点を対策の起点として意識しておく必要があります。筆記による得点の上積みができない選抜方式です筆記試験であれば途中の計算過程が合っていれば部分点が期待できますが、口頭試問では質問に対してその場で筋道立てて答える必要があり、電気回路のオームの法則やキルヒホッフの法則、電磁気学の基本法則について、公式を書き出すだけでなく口頭で意味を説明できるかが問われます。志望理由の説明と専門知識の口頭試問という性質の異なる受け答えを同じ面接時間の中でこなす必要がある点も、他学科にはないこの学科特有の対策ポイントです。

英語は当日の筆記試験ではなく外部試験のスコアで評価

システム理工学部の英語は、当日の筆記試験としては実施されません。前述のとおり、実用英語技能検定準2級以上、TOEFL iBT 2.5以上(2026年1月20日以前受検は31点以上)、TOEIC L&R 400点以上のいずれかのスコア・グレードを、出願資格(1)として出願時に満たしている必要があります。英語は出願資格を満たすための外部試験スコアで評価されます提出形式にも指定があり、実用英語技能検定は合格証明書の原本、TOEFL iBTはETSから関西大学への直送手続きとTest Taker Score Report等、TOEICはデジタル公式認定証PDFまたはOFFICIAL SCORE CERTIFICATEの原本が必要です。

小論文は課されない

システム理工学部の第3年次編・転入学試験では、募集要項上、小論文は選抜科目として明記されていません。小論文はシステム理工学部の選抜科目に含まれません文系学部の編入試験では小論文や専門論文が課される学部もありますが、システム理工学部は専門科目1・専門科目2の筆記(または電気電子情報工学科の面接)と、出願資格としての英語外部試験スコアが評価の中心です。小論文対策に時間を割く必要がない分、専門科目の計算力と説明力を仕上げることに学習時間を集中させられます。

試験当日の注意事項

試験当日は受験票を必ず携行し、試験開始30分前までに指定された試験場に入場することが求められます。試験開始30分前までの入場が求められます筆記試験開始から30分以内の遅刻であれば受験は認められますが、そのための時間延長はなく、30分を経過した遅刻者は受験できません。机の上に置けるのは受験票、筆記用具、時計、ティッシュペーパーのみとされているため、電卓や参考書などは持ち込めない前提で当日の準備を整えておく必要があります。

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日程・スケジュール

システム理工学部の編入試験は、出願資格審査、出願、試験、合格発表、入学手続という5つの節目が半年近くにわたって続きます。審査から入学手続まで半年近く続く長丁場です2027年度募集要項に記載された日程は次の表のとおりです。年度によって日付が変わる可能性があるため、実際に出願する際は必ず最新の募集要項で確認してください。

手続き日程(2027年度)補足
出願資格審査書類の提出2026年7月21日(火)必着出願資格審査用単位確認書等8点を送付
出願資格審査結果の通知2026年8月28日(金)通知書を本人宛に発送。電話・メールでの問い合わせ不可
データ登録期間2026年9月8日(火)9時30分〜9月11日(金)23時関西大学入学試験ポータルサイトで登録
入学検定料納入期間2026年9月8日(火)9時30分〜9月11日(金)24時納入方法により手数料が別途必要
必要書類送付期間2026年9月8日(火)〜9月11日(金)消印有効
第2次選抜2026年10月18日(日)関西大学千里山キャンパスで実施
合格者発表日2026年11月2日(月)
入学手続1(入学金納入)2026年11月4日(水)〜11月11日(水)13時入学金(入学登録金)
入学手続1(授業料等納入)2027年1月8日(金)〜3月12日(金)13時授業料・諸費
入学手続2(Web登録・書類提出)2027年2月19日(金)〜3月12日(金)

この日程で特に見落としやすいのが、出願資格審査の締切がデータ登録開始の約1カ月半前に設定されている点です。専門科目の学習に着手する前に、出願資格審査用単位確認書の作成と証明書類の取り寄せを済ませておく必要があります。証明書類の取り寄せは審査締切から逆算して早めに動きます出願受付期間も、データ登録が9月11日23時まで、検定料納入が同日24時まで、必要書類送付は消印有効で同日までと、いずれも短い期間に集中しているため、直前ではなく余裕を持った準備が求められます。

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倍率・難易度

システム理工学部の第3年次編・転入学試験について、関西大学の公式サイトや募集要項には、志願者数・合格者数・倍率といった編入試験特有の統計データは公表されていません。編入試験の志願者数・合格者数・倍率は公表されていません一般入試の合否ラインを示す偏差値や倍率のような指標をそのまま編入試験に当てはめることはできないため、募集要項に書かれた条件から難易度を読み解く必要があります。

難易度を考えるうえでまず押さえたいのは、募集人員が各学科とも「若干名」である点です。若干名という表記は、合格者が数名にとどまる年もあれば、出願資格審査や当日の成績次第で合格者が出ない年もあり得ることを意味します。若干名という表記は合格者ゼロの可能性も含みます加えて、システム理工学部は出願前に出願資格審査という関門があるため、専門科目や面接の対策以前に、単位数や出身学科の要件で出願自体ができない人がふるい落とされる構造になっています。この事前審査の存在が、他学部の編入試験と比べたときの実質的なハードルのひとつです。

電気電子情報工学科については、専門科目の筆記試験がなく面接のみで合否が決まるという選抜方法そのものが、他の3学科と比較したときの倍率の意味合いを変えます。電気電子情報工学科は面接一発勝負という特殊な選抜です筆記試験で挽回する機会がない分、出願資格審査を通過した時点での基礎知識と、面接当日の口頭試問への対応力がそのまま合否に直結しやすい選抜だと捉えておくと、準備の優先順位が定まりやすくなります。募集要項に記載のない詳細な出願者数や倍率については、最新の公式情報や大学への問い合わせで確認してください。

4学科を比較したときの難易度の感じ方も、それぞれ性質が異なります。数学科・物理応用物理学科・機械工学科は専門科目1・専門科目2という2科目の筆記試験で実力を示す機会がある一方、範囲が明確な分だけ対策の抜け漏れがそのまま失点につながりやすい選抜です。筆記2科目は範囲が明確な分だけ抜け漏れが失点に直結します電気電子情報工学科は筆記試験がない分、口頭試問でその場の説明力が問われるため、知識量だけでなく当日のコミュニケーション力も評価に影響しやすい選抜だと考えられます。どちらの形式が有利かは一概には言えないため、志望学科は得意分野との相性で選ぶのが現実的です。

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科目別対策

システム理工学部の専門科目は学科ごとに固定されているため、対策も学科単位で組み立てます。ここでは2026年度に公開されている過去問題(数学・物理)の内容も踏まえながら、学科別の学習の方向性を整理します。対策は学科ごとに指定された科目名を軸に組み立てます

数学科(微分積分学・線形代数)

数学科の専門科目1は微分積分学(微分方程式を含む)、専門科目2は線形代数です。2026年度に公開されている過去問では、微分積分の分野から極限値の計算、三角関数の値の導出、逆三角関数のマクローリン展開(剰余項付き)、置換を要する定積分、対数関数を含む広義積分といった、大学基礎レベルの計算力と論証力を問う設問が出題されていました。微分積分は計算過程と条件の明示までが答案の対象です線形代数の分野では、3次正方行列の逆行列を求める設問と、4次の行列式に関する等式を証明する設問が出題されています。逆行列の計算だけでなく、行列式の性質を使った証明問題にも対応できるよう、公式を暗記するだけでなく「なぜ成り立つか」を説明できる状態まで理解を深めておく必要があります。

物理・応用物理学科(力学・電磁気学)

物理・応用物理学科の専門科目1は力学、専門科目2は電磁気学です。2026年度の過去問(システム理工学部・環境都市工学部共通、100点)では、力学の分野から、傾斜角のある斜面上を滑る物体の運動方程式(摩擦がない場合とある場合の両方)、単振り子の微小振動近似を用いた運動方程式の記述と解法、鉛直投げ上げに速度比例の抵抗力が働く場合の運動方程式と終端速度、という3つの大問が出されていました。力学は運動方程式を立てて解く一連の流れが問われます電磁気学の分野からは、2つの点電荷がつくる電場と電位を求める設問、そして点電荷の運動方程式を近似式を使って解く設問が出題されています。いずれも公式の暗記だけでは対応できず、運動方程式や電場の式を自分の手で立てるところから答案を組み立てる訓練が欠かせません。

機械工学科(応用数学・機械工学基礎)

機械工学科の専門科目1は応用数学、専門科目2は機械工学基礎(材料力学・機械力学・熱力学・流体力学)です。応用数学は微分方程式や線形代数を含む理工系共通の数学分野が中心になると考えられますが、機械工学科に特化した過去問は公開されていないため、まずは数学科の過去問で示されている微分積分・線形代数のレベル感を参考に、応用数学の教科書レベルの問題を一通り解けるようにしておくのが現実的です。応用数学は数学科の過去問を参考レベルの目安にします機械工学基礎は材料力学・機械力学・熱力学・流体力学の4分野を含むため、範囲が広い一方で、それぞれの基礎公式と典型的な計算パターンを教科書レベルで押さえることが優先順位の高い対策になります。

電気電子情報工学科(面接・口頭試問対策)

電気電子情報工学科は専門科目の筆記試験がなく、面接(口頭試問を含む。電気回路および電磁気学に関する問題)のみで合否が決まります。筆記がない分、口頭での説明力が直接評価されます対策としては、電気回路(オームの法則、キルヒホッフの法則、直流・交流回路の基本計算など)と電磁気学(電場・磁場、電磁誘導などの基礎)について、口頭で問われた際に図や式を示しながら説明できる状態を作ることが重要です。筆記であれば途中式を書きながら考えられますが、口頭試問では聞かれたことに即座に答える力が問われるため、参考書の例題を声に出して説明する練習を重ねておくと効果的です。

英語外部試験のスコア確保

4学科共通で必要になるのが、出願資格を満たす英語外部試験のスコアです。実用英語技能検定準2級、TOEFL iBT 2.5(2026年1月20日以前受検は31点)、TOEIC L&R 400点のいずれかを、出願時点で過去2年以内に取得している必要があります。英語スコアは専門科目の対策より先に準備すべき項目ですこれらのスコアは出願資格の充足に必要な最低限の水準であり、合否を左右する加点要素として使われるかどうかは募集要項に明記されていません。専門科目や面接の対策に時間を割く前に、出願資格を満たすスコアを早期に確保しておくことが、後々のスケジュールに余裕を生みます。

システム理工学部は出願資格審査の締切が2026年7月21日、本出願のデータ登録開始が2026年9月8日と、2つの手続きの間に1カ月半ほどの期間があります。この期間を英語スコア確保に充てるのが現実的です実用英語技能検定であれば一次試験から二次試験まで、TOEICやTOEFL iBTも受検から公式スコアレポートの取り寄せまで一定の日数を要するため、専門科目の追い込みに専念したい9月以降にスコアが未確保のままだと、出願資格審査には通っても本出願そのものができなくなるおそれがあります。出願資格審査の書類準備と並行して、遅くとも夏までに英語スコアの目処を立てておくことが、システム理工学部の対策では他学部以上に重要になります。

数学・物理の答案で差がつくポイント

2026年度の過去問を見ると、数学・物理ともに「答えの数値だけ」を求める設問だけでなく、証明や説明を求める設問(行列式の等式の証明、力学的エネルギーが保存するかどうかの説明など)が含まれています。証明・説明を求める設問が一定数含まれていますこのタイプの設問では、最終的な答えが合っていても、仮定した条件や式変形の根拠が書かれていなければ十分な評価を得にくいと考えられます。運動方程式であれば座標軸の取り方と初期条件、積分であれば置換の対応関係、証明問題であれば示すべき結論を先に明示してから式変形に入るといった、答案の骨組みを意識した演習を積み重ねておくとよいでしょう。

2つの締切から逆算する学習計画

システム理工学部の対策は、2026年7月21日の出願資格審査締切と、2026年10月18日の試験日という2つの締切から逆算して組み立てます。2つの締切から逆算して学習計画を組み立てます審査締切までは、英語外部試験のスコア確保と出願資格審査書類(単位確認書・成績証明書・シラバス等)の準備を優先し、専門科目の基礎固めも並行して進めます。審査結果通知(8月28日)から試験日(10月18日)までの約7週間は、志望学科の専門科目1・専門科目2(または電気電子情報工学科の口頭試問対策)に学習時間を集中させ、過去問で示されている出題形式に合わせた演習量を積み上げる期間に充てるのが現実的です。

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面接・志望理由書・過去問分析(出題予測)

システム理工学部の面接は、数学科・物理応用物理学科・機械工学科では専門科目1・専門科目2のあとに実施され、電気電子情報工学科では面接(口頭試問を含む)が選抜のすべてを占めます。面接は全学科で合否判定の一部を占める重要な要素です募集要項には志望理由書や学習計画書が独立した提出書類として明記されていないため、これらは提出義務のある書類としてではなく、面接での説明を組み立てるための準備として位置づけるのが実務的です。

面接で問われやすい内容

面接では、なぜ関西大学システム理工学部を志望するのか、なぜ第3年次への編入を選んだのか、出身校でどのような内容を学んできたのか、編入後にどの分野を深めたいのかといった点が問われると想定されます。既修内容と志望分野のつながりを説明できる準備が必要です特に電気電子情報工学科の面接は口頭試問を含み、電気回路・電磁気学に関する問題への解答も求められるため、志望動機だけでなく専門知識の説明力の両方を仕上げておく必要があります。数学科・物理応用物理学科・機械工学科の面接でも、専門科目の答案内容について深掘りされる可能性を想定し、自分がその場でどのような考え方で解いたかを説明できるようにしておくと安心です。

2026年度過去問から見える出題の傾向

2026年度に関西大学が公開している編・転入学試験の過去問題のうち、システム理工学部が対象に含まれるのは「数学」と「物理」の2科目です。電気電子情報工学科は専門科目の筆記試験がないため、この学科向けの過去問は存在しません。過去問が公開されているのは数学と物理の2科目です

数学の過去問は大問2つで構成されています。大問[1]は、極限値の計算、tanの特定角における値の導出、逆正接関数の3次のマクローリン展開(剰余項を明示)、置換を伴う定積分、対数関数を含む広義積分という5つの小問から成り、微分積分学の基礎から応用まで幅広く出題されています。大問[2]は、3次正方行列の逆行列を求める設問と、4次の行列式に関する等式を証明する設問という線形代数分野の2問です。数学は微分積分と線形代数の両分野から出題されます

物理の過去問(100点)も大問4つの構成です。大問[I]は斜面上の物体の運動を扱い、摩擦がない場合の運動方程式・座標・速度・垂直抗力を求めたうえで、動摩擦係数を用いた摩擦がある場合の運動、さらに力学的エネルギーの保存と非保存を論じさせる設問でした。大問[II]は単振り子で、微小振動の近似式を用いた運動方程式の記述と解法、接線方向の速度、力学的エネルギーの保存の証明、速さの最大値とそのときの振れ角を問う設問です。大問[III]は鉛直投げ上げに速度比例の抵抗力が働く場合の運動方程式、速度の時間変化、時間が十分に経過したときの速度(終端速度)を求める設問、大問[IV]は2つの点電荷がつくる電場・電位の計算と、点電荷の運動方程式を近似式を使って解く設問です。物理は力学2問・電磁気2問という構成でした

募集要項とアドミッション・ポリシーから見た出題予測

関西大学は、システム理工学部のアドミッション・ポリシー(入学者受入れの方針)として、工学系(機械工学科・電気電子情報工学科)と理学系(数学科・物理応用物理学科)それぞれについて、高等学校教育課程の全般的な基礎学力、特に数学と理科(主に物理)に関する基礎的な知識と技能を幅広く習得していることを求めると公表しています。アドミッション・ポリシーは数学と物理の基礎力を重視していますこのポリシーは、2026年度の過去問が微分積分・線形代数・力学・電磁気学という大学基礎レベルの標準的な内容を軸にしていたことと整合的です。年度によって出題形式や難易度が変わる可能性はありますが、公開されている過去問とアドミッション・ポリシーの両方が「基礎を幅広く、かつ深く理解しているか」を重視する方向性を示している点は、対策の指針として参考にできます。断定はできないため、実際の出題範囲は必ず最新の募集要項と過去問題で確認してください。

出願資格審査書類の準備

面接や専門科目の対策と並行して忘れてはならないのが、出願資格審査に必要な書類の準備です。出願資格審査用単位確認書、出身校の教育課程表、履修要項等、成績証明書、修得見込み科目の履修登録表等、単位認定を希望する科目のシラバスなど、発行に時間がかかる書類が複数含まれます。証明書類は発行までに時間がかかるものが含まれます出身校の教務窓口への申請から発行までの日数を見込み、2026年7月21日の締切から逆算して早めに手続きを始めることが、専門科目の学習時間を確保するうえでも重要です。

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併願戦略・内部リンク

システム理工学部の第2次選抜は2026年10月18日(日)の1日に集約されているため、試験日が重ならない範囲であれば、他大学の理工系編入試験との併願を検討する余地があります。試験日が1日に集約されているため併願の可否を確認しやすい構造です同じ関西大学の中でも、環境都市工学部・化学生命工学部は同じく出願資格審査を経る仕組みや、9月上旬の出願期間・10月の試験日といった日程の枠組みが共通しているため、複数学部を比較検討する際の基準にしやすい学部です。他大学の理工系編入試験を併願する場合も、出願資格審査のような事前手続きの有無や締切の順序を早めに一覧化しておくと、書類準備と専門科目の学習を並行して進めやすくなります。

関西大学の理工系学部を併願・比較する視点

関西大学理工系3学部のうち、環境都市工学部の編入試験対策は関西大学環境都市工学部の編入試験対策、化学生命工学部の編入試験対策は関西大学化学生命工学部の編入試験対策で、それぞれの専門科目1・専門科目2や出願資格審査の詳細を確認できます。理工系3学部は出願資格審査の枠組みが共通しています自分の出身分野が複数学科・学部にまたがって重なる場合は、これらの記事も合わせて確認し、専門科目の相性がよい学部・学科を比較したうえで志望先を絞り込むと、限られた準備期間を無駄にしにくくなります。

英語外部試験のスコア対策については、関西大学編入のTOEIC対策で必要スコアの目安と学習法を確認できます。英語スコアは出願資格そのものに直結する準備項目ですシステム理工学部の出願資格(1)は実用英語技能検定準2級・TOEFL iBT 2.5・TOEIC L&R 400点のいずれかであり、他学部と比べて基準がそれほど高くない一方で、過去2年以内の取得というルールがあるため、専門科目の対策と並行してではなく、先に着手しておくべき項目です。

外部生・社会人が出願するときの注意点

この入試は学外受験者用の第3年次編・転入学試験であり、関西大学以外の出身者を対象としています。学外受験者用は関西大学以外の出身者が対象です卒業証明書や成績証明書、在籍証明書などは出身校での発行に数日から数週間を要することがあるため、出願資格審査の締切(2026年7月21日)や本出願の書類送付期間(2026年9月8日〜11日)から逆算し、早めに発行を依頼しておく必要があります。社会人として出願する場合も、自分がどの出願資格区分に該当するのか、修得単位数、証明書の発行日、郵送締切をあらかじめ出身校や関西大学入試センターに確認しておくと、直前になって慌てずに済みます。仕事や学業と並行して準備する場合は、専門科目の学習時間を確保しにくいことも見込んだうえで、早い段階からスケジュールを組んでおくことが特に重要です。

出願資格(2)の区分には、4年制大学の理工学部系卒業者だけでなく、高等専門学校や技術系短期大学の卒業者(卒業見込みを含む)も含まれています。高専・技術系短大卒業者も出願資格の対象区分ですこれらの出身者は、出願資格審査で提出する出身校の教育課程表やシラバスの記載形式が4年制大学と異なる場合があるため、教務窓口に相談しながら、志望学科の専門科目に対応する既修科目をどう申告するかを早めに整理しておくとよいでしょう。特に機械工学科や電気電子情報工学科は高専の学科構成と重なる部分が多い一方、出身学科名がそのまま志望学科と一致しないことも珍しくないため、出願資格(2)の①〜⑤のどの区分に該当するかを出願資格審査の段階で確認しておくと安心です。

編入対策の全体像を確認する

関西大学システム理工学部の編入試験は、学科ごとに異なる専門科目(または面接のみ)、出願資格審査、英語外部試験のスコアという複数の要素を、限られた準備期間の中で並行して仕上げていく必要がある選抜です。複数の要素を並行して仕上げる計画性が求められます編入という制度自体の全体像や、他大学との比較を体系的に理解したい場合は、大学編入とは完全ガイドで基礎から確認しておくと、出願資格審査や学科別専門科目というシステム理工学部の位置づけも整理しやすくなります。専門科目の内容が学科ごとに大きく異なり、出願資格審査という関門もあるシステム理工学部の対策を独学だけで進めることに不安がある場合は、大学編入対策コースのように編入に特化した学習支援を活用する方法も選択肢のひとつです。

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よくある質問(FAQ)

関西大学システム理工学部の編入試験の募集人員や倍率はどのくらいですか。

2027年度募集要項では、数学科・物理応用物理学科・機械工学科・電気電子情報工学科のいずれも募集人員は「若干名」で、具体的な人数は明記されていません。志願者数・合格者数・倍率も公式には公表されていません募集人員が若干名であることに加え、出願前の出願資格審査という関門もあるため、一般入試の倍率のような形で難易度を単純比較することはできず、出願資格審査や当日の成績次第で合格者が出ない年もあり得ます。最新の情報は大学公式の発表等でご確認ください。

出願資格の単位数の条件や、出願資格審査の内容を教えてください。

出願資格(2)の①では、志望学部・学科と同一と認められる4年制大学の学部・学科に2027年3月までに2年以上在学(休学期間を除く)し、卒業に必要な単位のうち76単位以上を修得または修得見込みであることが条件です。理工学部系卒業者や高専・技術系短大卒業者などの区分もありますいずれかの区分に該当したうえで、システム理工学部・環境都市工学部・化学生命工学部の3学部だけに課される出願資格審査を通過し、出願許可を受けた者である必要があります。審査書類は2026年7月21日(火)必着で送付し、審査結果は2026年8月28日(金)に通知書として本人宛に発送されます。審査結果次第では、2年次編・転入学試験への出願に切り替わる場合もあります。

試験科目は学科によって違いますか。

違います。数学科は専門科目1が微分積分学(微分方程式を含む)、専門科目2が線形代数です。物理・応用物理学科は専門科目1が力学、専門科目2が電磁気学です。機械工学科は応用数学と機械工学基礎の2科目です電気電子情報工学科だけは専門科目の筆記試験がなく、面接(口頭試問を含む。電気回路および電磁気学に関する問題)のみで合否が決まります。

英語はTOEICやTOEFLでの提出が必要ですか。

はい。システム理工学部の出願資格(1)として、実用英語技能検定準2級以上、TOEFL iBT 2.5以上(2026年1月20日以前受検は31点以上)、TOEIC Listening & Reading Test 400点以上のいずれかを、出願時点で過去2年以内に取得している必要があります。TOEFL iBTのHome Editionなどは対象外です

試験日と合格発表日はいつですか。

2027年度募集要項では、第2次選抜は2026年10月18日(日)に関西大学千里山キャンパスで実施されます。数学科・物理応用物理学科・機械工学科は同一時間割で、9時30分から専門科目1、12時30分から専門科目2、15時30分から面接、電気電子情報工学科は15時30分から面接(口頭試問を含む)です。合格者発表日は2026年11月2日(月)です。

編入試験の過去問は公開されていますか。

2026年度分について、システム理工学部・環境都市工学部・化学生命工学部共通の「数学」と、システム理工学部・環境都市工学部共通の「物理」の過去問題が関西大学公式サイトで公開されています。電気電子情報工学科向けの過去問は存在しません志願者のいなかった学部・学科の問題は作成していない旨も公式ページに示されています。

小論文は課されますか。

いいえ。募集要項上、システム理工学部の第3年次編・転入学試験に小論文は選抜科目として明記されていません。数学科・物理応用物理学科・機械工学科は筆記2科目と面接です電気電子情報工学科は面接(口頭試問を含む)のみで合否が判定されます。

編入時の学費はどのくらいかかりますか。

2027年度募集要項では、3年次編入学時(秋学期)の合計額は入学金260,000円、授業料842,000円、教育後援会費・校友会費等17,000円を合わせて1,129,000円です。4年次以降は年間1,691,000円が目安です入学金は現行金額を参考として掲載したものであり、改定される可能性があるため、正確な金額は最新の募集要項や入学手続案内書で確認してください。

まとめ

関西大学システム理工学部の第3年次編・転入学試験(学外受験者用)は、数学科・物理応用物理学科・機械工学科・電気電子情報工学科の4学科で、募集人員はいずれも若干名です。出願資格は、実用英語技能検定準2級・TOEFL iBT 2.5・TOEIC L&R 400点のいずれかを満たす(1)の条件と、76単位以上の修得や理工系学部の卒業などに該当し出願資格審査で許可を受ける(2)の条件の両方を満たす必要があります。出願資格審査という事前関門が最大の特徴です試験科目は学科ごとに専門科目1・専門科目2が定められており、電気電子情報工学科だけは面接(口頭試問を含む)のみで合否が決まります。

準備の要は、専門科目の学習に着手する前に出願資格審査の書類を整え、2026年7月21日の締切に間に合わせること、実用英語技能検定・TOEFL・TOEICのいずれかのスコアを過去2年以内の取得という条件のもとで早めに確保すること、そして志望学科の専門科目1・専門科目2(または口頭試問)に的を絞って学習を積み上げることです。出願資格審査・英語スコア・専門科目の3本柱で準備を進めます2026年度に公開されている数学・物理の過去問は、微分積分・線形代数・力学・電磁気学という大学基礎レベルの内容を軸にしており、アドミッション・ポリシーが示す「数学と理科の基礎学力」という方向性とも一致しています。本記事の日程・金額・科目名は2027年度募集要項に基づくため、実際の出願時には必ず最新の公式募集要項でご確認ください。制度の細部は毎年見直される可能性があるため、出願直前にもう一度、対象学科・募集人員・出願資格の3点だけでも公式ページで再確認しておくと安心です。

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この記事を書いた人

株式会社Spring Knowledge 代表取締役社長。筑波大学 社会・国際学群 社会学類へ編入学し、都内国公立大学大学院 法学政治学研究科 修士課程を修了。大学編入・大学院進学を自ら経験した立場から、スプリング・オンライン家庭教師の大学編入・大学院入試分野の指導および記事監修を担当。

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