【大学編入】これでわかる!北海道大学法学部(2年次)の傾向と対策

大学編入2023.03.26

<動画>法学編入の全体像

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目次

大学概要

北海道大学の概要と法学部の歴史

北海道大学法学部は以下のテーマを理念と特徴として掲げています。

北海道大学は、1876年に「札幌農学校」として創立され、以来、教育と研究を通じて国内外に多くの優秀な人材を輩出してきました。広大で美しい札幌キャンパスを拠点に、自然と調和した環境で学問を追求できることが特徴です。

法学部は、1947年に設立された北海道帝国大学の法文学部を前身とし、1953年に独立した学部として再編されました。以来、国内外で活躍する法律家や政治学者、行政官僚を多数輩出し、現在では法学と政治学の学びを通じて、現代社会の課題に取り組むリーダーの育成に力を注いでいます。


北海道大学法学部の理念

北海道大学法学部の教育理念は、法学や政治学を通じて社会に貢献する人材を育成することです。この理念に基づき、法的知識や専門スキルだけでなく、批判的思考力や倫理観、さらには多角的に問題を分析する力を養う教育が行われています。

また、「学問の自由」を重視する北海道大学全体の理念を受け継ぎ、学生一人ひとりが興味を追求できる柔軟なカリキュラムが整備されています。これにより、学生は主体的に学びを深め、専門性とともに幅広い視野を養うことができます。


学べる内容とカリキュラム

1. 法学の基礎と応用

法学部のカリキュラムは、法学の基本概念を体系的に学ぶことから始まります。たとえば、「法とは何か」「法と社会の関係」といったテーマを掘り下げ、民法、刑法、憲法、行政法など各分野の専門的な知識を学びます。また、法律の理論だけでなく、実際のケーススタディや模擬裁判を通じて、実践的な法的思考も養われます。

2. 政治学と国際的視点

政治学では、国内外の政治制度や国際関係論を中心に学びます。さらに、国際法や比較法に関する科目を通じて、グローバルな視点で法と社会の課題を考える力を育成します。これにより、現代社会が直面する複雑な課題に対応できる力を身につけることができます。

3. 多分野にまたがる学び

北海道大学法学部では、法学や政治学だけでなく、哲学や歴史、経済学など、関連する分野を学べる機会が豊富です。総合教育プログラムの一環として、他学部の科目も履修可能であり、学生が興味に応じて多様な学問領域に挑戦できる環境が整っています。


北海道大学法学部の特徴

1. 国際性を重視した学び

北海道大学法学部は、世界140以上の大学と提携し、交換留学や英語で受講できる授業を提供しています。これにより、学生は国際的な視野を持ちながら、異文化理解を深めることができます。特に、北極圏研究や気候変動問題など、グローバルなテーマに取り組む研究機会も充実しています。

2. 豊かなキャンパスライフ

札幌市の中心部に位置する北海道大学キャンパスは、約1.77平方キロメートルにおよぶ広大な敷地を持ち、美しい自然環境が魅力です。学生寮やスポーツ施設、図書館が整備されているほか、学生主体のイベントも多く、学びだけでなく充実した生活を送ることができます


卒業後のキャリアパス

北海道大学法学部の卒業生は、幅広い分野で活躍しています。主な進路は以下の通りです。

  1. 法律専門職
    弁護士、裁判官、検察官など、司法試験に合格して法律実務に携わる道が一般的です。
  2. 公務員
    国家公務員や地方公務員として、政策立案や行政の現場で活躍する卒業生も多数います。
  3. 企業の法務部門
    企業内で契約書作成や法的リスク管理を担当する法務の仕事に就く学生も増えています。
  4. 国際機関やNGO
    国際法や比較法を学んだ知識を活かし、国際機関や非政府組織で活躍する卒業生もいます。
  5. その他の民間企業
    コンサルティング会社、金融機関、広告代理店など、法律知識を活かせる分野での活躍も目立ちます。

北海道大学法学部で学ぶ意義

北海道大学法学部は、法学と政治学を通じて、社会に貢献するリーダーを育成する場です。学問の自由を尊重し、学生一人ひとりの興味や目標に応じた学びの機会を提供しています。また、国内外の優れた教育・研究環境の中で、多様な視点から社会課題に向き合う力を養うことができます。

豊かな自然と利便性が共存する札幌キャンパスでの学びは、学業だけでなく、充実した学生生活を送る上でも最適な環境です。法学や政治学を深く学び、国際的なキャリアを築きたいと考える学生にとって、北海道大学法学部は理想的な選択肢となるでしょう。 

試験概要

試験日程

出願期間:2024年9月30日(月)~10月2日(水)

※必ず郵送とすること。[10月2日当日の消印有効] 

試験日:2024年11月2日(土)

試験会場:北海道大学法学部

合格発表日:2024年12月6日(金)10:00

入学手続期間:2025年3月3日(月)~3月5日(水)

※2024年度の入試概要になります。

募集要項は例年6月頃に公開されます。

北海道大学法学部2年次編入学生募集要項

出願書類

出願書類として、「北海道大学法学部志望理由書」( 800字程度、書式自由)の提出が求められます。願書の中では、800字程度で志望理由を記載する必要があります。

詳しくは、北海道大学法学部3年次編入学生募集要項

 

試験科目

2024年度の大学募集要項には下記の記載があります。

 

試験科目の傾向と対策

英語

英文和訳が中心で、文意を理解しにくいような英文からの出題が少なくありません。また、法学や政治学以外の分野の英文が出題されることもあります。法学や政治学の英文に偏らないような学習をする必要があります。基礎的な英語力はもちろんのこと、難解な法学や政治学、その他自然科学や社会科学の英文を理解できるよう対策をする必要があるでしょう。

小論文

北海道大学法学部2年次編入の小論文は、法学に関する知識を問うものではなく、社会科学一般について問うてくる点に特徴があります。課題分から、それに対する考察を求める問題が出題されますが、表面的な理解では対応できず、深く課題分を理解し、多角的に考察することが要求されます。難易度が極めて高いといえます。

合格者は毎年10名程度となっております。

 

試験科目の詳細

筆記試験

筆記試験では(1)英語(2)小論文の2科目という構成になっております。

英語

北海道大学法学部編入試験の英語は、他の難関大学と同様に高い読解力が求められる形式です。2000~3000語の英文が1題出題されることが多く、下線部和訳や要約問題が頻出です。受験生には、英文の正確な意味を理解するだけでなく、スピーディーに問題を処理する能力も必要とされます。さらに、文構造が複雑で専門的な内容を含む文章もあり、難易度は高いといえます。

特に、北海道大学法学部の試験では、英文和訳を中心とした出題が特徴です。しかし、その英文は法学や政治学に限らず、自然科学や社会科学といった幅広い分野から出題されることもあります。このため、試験対策では英語の総合的な力を養うとともに、多岐にわたるテーマに対応できる柔軟性を身につける必要があります。以下では、これらの試験の特性に対応するための効果的な学習方法や対策について解説します。


1. 基礎的な英語力の徹底強化

試験に臨むための第一歩は、英語の基礎力をしっかりと固めることです。基礎が弱いままでは、試験で問われる複雑な英文を正確に読み解くことは困難です。以下のポイントに重点を置いて学習を進めましょう。

単語力の強化

法学や政治学、さらには自然科学や社会科学で使用される専門的な用語に慣れておくことが重要です。たとえば、「jurisdiction(管轄権)」「sovereignty(主権)」「metabolism(代謝)」といった用語は、試験で瞬時に理解できるようにしておきましょう。
市販の単語帳に加えて、過去問や試験対策書から専門用語を抽出し、オリジナルの単語リストを作成すると効果的です

文法力の向上

複雑な英文ほど、精緻な文法知識が求められます。関係詞、分詞構文、仮定法、倒置などの基本的な項目に加え、連鎖関係代名詞や埋め込み節といった構造にも慣れる必要があります。文法書や問題集を使い、実践的な問題を多く解くことで、文法力を磨きましょう。


2. 多分野の英文を読む習慣をつける

試験では法学や政治学以外の分野の英文も出題されるため、幅広いトピックに対応できる読解力が求められます。そのため、日頃から多様な分野の英文に触れる習慣をつけることが重要です。

ニュース記事やアカデミックリソースを活用する

社会科学や自然科学に関連する英文を読むには、「The New York Times」「BBC」などの国際ニュースや、「National Geographic」「Scientific American」といった科学雑誌を活用しましょう。また、無料で公開されている学術論文やレビュー記事を読むのも効果的なトレーニングになります。

法学・政治学関連の資料を活用する

専門分野に特化した知識を身につけるためには、英語の教科書や学術論文が役立ちます。たとえば、「Introduction to Law」「Political Science: An Introduction」といった入門書を使用することで、専門的なトピックに対する英語の理解を深めることができます。


3. 効果的な読解力を鍛える方法

英文の読解力を高めるためには、以下のような具体的な学習方法を取り入れると良いでしょう。

段落ごとの要約練習

各段落の要点を簡潔にまとめることで、文章全体の構造と論旨を把握する力を養えます。主題文や結論に注意を払いながら読み進める習慣をつけましょう。

構文解析の徹底

複雑な文法構造を含む文章を読み解くには、一文一文を構造的に分析することが重要です。たとえば、「The government’s decision, which was made after months of deliberation, faced strong opposition from the public.」のような文を、修飾句や関係代名詞に分解して理解する練習を積みましょう。


4. 速読力を養う

限られた試験時間内で長文を読み切るためには、速読力が欠かせません。以下の方法で速読力を鍛えましょう。

キーワードを見つける練習

文章全体を逐語的に読むのではなく、重要な単語やフレーズを素早く見つける訓練を行いましょう。接続詞や指示語を手がかりにして、文章の論理構造を効率よく把握することがポイントです。

リーディングスピードを意識した練習

読むスピードを測定しながら練習を行うことで、時間配分の感覚を養います。初めは正確な内容理解を重視し、慣れてきたら徐々にスピードを上げるようにしましょう。


5. 試験特有の傾向に対応する

北海道大学法学部の編入試験では、英語力だけでなく、法学や政治学に関する基礎知識が問われる場合もあります。そのため、英語の学習と並行して、関連分野の知識を深めておくことが大切です。

試験対策は一朝一夕で成果が出るものではありませんが、基礎を固め、幅広い分野に対応する準備を整えることで、着実に実力を高めることができます。計画的な学習と継続的な努力によって、北海道大学法学部編入試験の合格を目指しましょう。

小論文

北海道大学法学部の2年次編入試験における小論文は、他大学の試験と比較しても非常に難易度が高いとされています。この試験では、単なる知識の有無だけではなく、社会科学に対する深い理解、考察力、多角的な思考が求められます。以下では、この難関試験に備えるための学習方法や、効果的な小論文対策について詳しく解説します。


小論文試験で求められる能力

1. 社会科学の幅広い知見

小論文試験では、法学や政治学を中心に、経済学や社会問題など社会科学全般に関する基礎的な知識が求められます。試験では、憲法や民主主義、環境問題、経済格差といった多様なテーマが取り上げられる可能性があるため、幅広い分野に関する知見を持つことが重要です。

2. 深い考察力

試験では、出題テーマに対して表面的な回答ではなく、論理的で深い洞察を求められます。これには、与えられたテーマの背景を理解し、それをさまざまな角度から考察する能力が必要です。

3. 多角的な思考力

単一の視点だけでなく、異なる立場や視点を考慮した上で、自分の意見を展開する力も求められます。たとえば、政治制度や法制度について論じる際には、経済的・社会的な影響も考慮する必要があります。


小論文の効果的な学習方法

1. 基礎知識の習得

小論文で高得点を狙うには、まず社会科学全般に関する基礎知識を身につける必要があります。以下の分野を重点的に学習しましょう。

  • 法学と政治学
    憲法、民法、刑法といった基本的な法律知識や、民主主義、権力分立といった政治学の基本概念を押さえます。参考書として、『憲法入門』や『政治学概論』がおすすめです。
  • 社会問題
    現代社会が直面する課題について知識を広げることも重要です。環境問題、ジェンダー平等、経済格差など、日常のニュースで取り上げられるテーマを意識的にチェックしましょう。
  • 時事問題
    新聞やニュースサイトを活用し、最新の社会的・政治的動向を把握しておくと、出題テーマへの対応力が向上します。
2. 過去問や例題を活用する

過去問を分析し、出題傾向を把握することが試験対策の基本です。過去問が手に入らない場合は、一般的な小論文の問題集や他大学の過去問を活用して、さまざまなテーマに対応できる練習を重ねましょう。

  • テーマ例
    「基本的人権の意義」「グローバル化とその影響」「法律と倫理の関係」などをテーマに、自分の意見を整理して書く練習を行いましょう。
3. 文章構成力を磨く

小論文では、論理的で分かりやすい文章構成が求められます。以下の基本構成に基づいて書く練習をしましょう。

  • 序論:テーマの背景や自分の立場を簡潔に示す。
  • 本論:具体例やデータを交えながら、論理的に主張を展開する。
  • 結論:議論をまとめ、明確な結論を示す。

特に、序論と結論を簡潔かつ明確に書くことで、全体の論理構造が伝わりやすくなります。

北海道大学法学部2年次編入試験の小論文は、社会科学に関する幅広い知識、多角的な思考、そして深い考察力を試す高度な試験です。日々のニュースや学術的なリソースを活用しながら基礎知識を身につけ、過去問や例題を用いた実践練習を繰り返すことで、確実に実力を伸ばすことができます。

 

合格者のスケジュール

合格者のスケジュール

実際にスプリング・オンライン家庭教師を利用して合格した受験生の大まかな学習スケジュールを見てみましょう。

合格者のスケジュール

大学1年生の春頃~

社会科学の基礎知識をインプットする

英文解釈の基礎を固める

大学1年生の6月頃~

・法学

・社会科学の小論文(アウトプットを中心に)

・英語(アウトプットを中心に)

大学1年生の夏頃~

社会科学の小論文(アウトプットを中心に)

・英語(アウトプットを中心に)

・過去問演習

北海道大学法学部2年次編入に合格されている方は1年生の春ごろから勉強を進めている場合が多いです。

【大学編入】北海道大学法学部の傾向と対策

 

合格者の傾向

北海道大学法学部の編入学試験は、英語と小論文で合否が決まります。合格者の多くは、英語で基本的な問題の点数を落とさず、小論文で安定して高得点を獲得していることが特徴です。本記事では、英語と小論文それぞれの対策方法と、効果的な学習の進め方について解説します。

他大学の過去問の活用

北海道大学法学部の小論文や専門科目の出題形式は、大阪大学、名古屋大学、広島大学(いずれも3年次編入)の試験と似通っているため、これらの大学の過去問を活用することが非常に有効です。特に、小論文の演習を通じて、さまざまなテーマに対応できる柔軟性を養いましょう。

  • おすすめの練習方法:
    1. 過去問や例題に取り組み、制限時間内に答案を作成する。
    2. 作成した答案を見直し、構成や論理展開をチェックする。
    3. 必要に応じて添削指導を受け、改善点を明確にする。

効率的な学習の進め方

  1. 学習スケジュールを立てる
    英語と小論文それぞれに一定の学習時間を確保し、バランスよく取り組みましょう。たとえば、平日は英語の読解練習、週末は小論文の答案作成といった形で計画的に進めると効果的です。
  2. 継続的なアウトプット練習
    英語はリーディングや文法問題、小論文は課題ごとに答案を作成するなど、アウトプットを重視した練習を継続しましょう。
  3. 添削を活用する
    作成した小論文は、第三者の目で添削してもらうことで、自分では気づけない改善点を把握できます。添削結果をもとに、論理展開や表現をブラッシュアップしましょう。

 

北海道大学法学部の編入学試験に合格するなら

北海道大学法学部編入学試験では、英語、小論文、志望理由書の作成が必要となります。どの分野も丁寧に答案を作成する必要があるため、入念な準備が必要です。

 

おわりに

いかがだったでしょうか。

スプリング・オンライン家庭教師には北海道大学法学部の編入学試験で受験生を合格に導いた講師も多数在籍しています。受験生一人ひとりに合った最適な講師の指導で最短の合格を導きます。

大学編入は大学を変える最後の機会です。北海道大学法学部をはじめとした難関大学の合格を目指すなら、ぜひ一度無料相談ください。

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