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同志社大学の編入試験を徹底解説|学部別の募集人員・試験科目・日程・倍率と対策【2027年度】

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同志社大学の編入学試験は、2027年度にかけて実施範囲が大きく絞り込まれています。第2年次転入学試験は全学部で実施がなく、第3年次転入学・編入学試験を実施するのは神学部・文学部・商学部・理工学部の4学部だけです。かつて編入学試験を実施していた法学部・経済学部・社会学部・政策学部・生命医科学部・文化情報学部・心理学部・スポーツ健康科学部・グローバル・コミュニケーション学部は、2027年度は募集がありません。この構造を知らずに「同志社大学 編入」で検索して出てくる学部別の対策情報を読み進めると、実際には出願できない学部の対策に時間を使うことになりかねません。

この記事では、同志社大学が公表している2027年度の転入学・編入学試験要項と、2025・2026年度の入学試験結果(志願者数・受験者数・合格者数)、および過去5年間の入学者数の推移データをもとに、まず「今どの学部が実施しているか」を確定させたうえで、実施中の4学部について募集人員・受験資格・試験科目・日程・倍率を整理します。あわせて、同志社大学が過去問をどこまで公開しているかという情報公開の実態にも踏み込みます。

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目次

同志社大学の編入学試験は、2027年度に大きく縮小した

同志社大学の編入学関連の試験には、大きく分けて「第2年次転入学試験」と「第3年次転入学・編入学試験」の2種類があります。第2年次転入学試験は他大学の第1年次修了者などを対象に学部第2年次への入学を認める制度、第3年次転入学・編入学試験は大学第2年次修了者・短期大学卒業者・高等専門学校卒業者などを対象に学部第3年次への入学を認める制度です。同志社大学が「編入学」と呼んでいるのは主にこの第3年次の制度で、本記事もここを中心に扱います。

同志社大学は神学部・文学部・社会学部・法学部・経済学部・商学部・政策学部・文化情報学部・理工学部・生命医科学部・スポーツ健康科学部・心理学部・グローバル・コミュニケーション学部・グローバル地域文化学部の14学部を擁する総合大学です。このうち編入学試験を実施したことがある学部だけでも神学部・文学部・社会学部・法学部・経済学部・商学部・政策学部・文化情報学部・理工学部・生命医科学部・スポーツ健康科学部・グローバル・コミュニケーション学部の12学部にのぼりますが、2027年度に実施が確定しているのはそのうちの4学部だけという状況です。

同志社大学が2026年6月に公表した2027年度転入学・編入学試験要項は、次の2点を明記しています。

  • 第2年次転入学試験は、2027年度入試は実施しません。2028年度入試における実施の有無は、2027年6月に発行する入学試験要項で正式に公表するとされています。
  • 第3年次転入学・編入学試験を実施するのは、神学部・文学部・商学部・理工学部の4学部だけです。要項は「理工学部以外は定員の充足状況等により、2028年度入試以降の試験を実施しない場合があります」とも注記しており、この4学部についても今後の継続が保証されているわけではありません。

この2027年度の実施範囲は、ここ数年で段階的に絞り込まれてきた結果です。同志社大学が公表している「基礎データ集」の学部別入学者数推移(2021〜2025年度)を見ると、変化の過程がよくわかります。

入学者数(全学部合計)2021年度2022年度2023年度2024年度2025年度
第2年次転入学9名10名5名4名1名
第3年次転入学・編入学33名16名24名20名15名

第2年次は2021年度の9名から2025年度は1名まで減少し、2027年度はついに実施なしとなりました。第3年次も2021年度の33名から2025年度は15名まで縮小しています。この間に、学部単位で編入学試験を取りやめる動きも進んでいます。

すでに募集を終えている、または休止している学部を確認すると、法学部(法律学科・政治学科)は2025年度入学分から第2年次・第3年次とも実施がなくなり、政策学部(政策学科)は2023年度入学分から、グローバル・コミュニケーション学部は2022年度入学分から、それぞれ編入学試験のデータが公表されなくなっています。社会学部の産業関係学科も早い段階で第2年次の募集を終えています。

一方、経済学部・生命医科学部・社会学部(社会学科・社会福祉学科・メディア学科・教育文化学科)は、2025年度や2026年度入学分まで実際に試験を実施していました。とくに社会学部メディア学科は2026年度入試(2025年実施)でも志願者17名・受験者16名という規模の試験を行っています。それでも2027年度の要項からはこれらの学部がすべて外れており、直近まで動いていた学部が急に休止するケースも起きていることがわかります。文化情報学部・心理学部も同様に、制度自体は設けたまま実質的に休止が続いています。

学部・学科ごとの最終実施状況を整理すると、次のようになります。

学部(学科)2027年度直近の実施状況
神学部実施継続中。2026年度実績:志願2/受験2/合格1
文学部(英文・哲・美学芸術・文化史・国文)実施継続中。大学発表によれば国文学科・文化史学科(日本文化史)は2026年度入試の募集を行ったが実施しなかった(国文学科は志願者0)
商学部実施継続中。2026年度から試験科目を変更
理工学部(10学科)実施継続中。4学部の中で唯一「2028年度以降も実施」の除外注記がない
社会学部休止2026年度はメディア学科のみ実施(志願17/受験16/合格1)。社会学科・社会福祉学科・産業関係学科・教育文化学科は2026年度時点で志願者ゼロ
経済学部休止2026年度は一般募集を実施せず。新島学園短期大学からの推薦入学のみ2名
生命医科学部休止2026年度実績:医工学科は志願2/受験1/合格0、医情報学科は志願1/受験1/合格1
文化情報学部休止2023年度入学分(志願1)を最後に、2024・2025年度は志願者データなし
心理学部休止2021〜2025年度の入学者数はいずれも0名
スポーツ健康科学部休止2024年度(2年次、2名)を最後に2025年度は実施なし
法学部(法律・政治)休止2025年度入学分から第2年次・第3年次とも実施なし
政策学部休止2023年度入学分から実施なし
グローバル・コミュニケーション学部休止2022年度入学分から実施なし
グローバル地域文化学部休止公表データ上、編入学試験の実績が確認できない

この表からわかるとおり、「制度としては存在するが直近の入試では休止」という学部(社会学部・経済学部・生命医科学部・文化情報学部・心理学部・スポーツ健康科学部)と、「制度自体がすでに要項から削除された」学部(法学部・政策学部・グローバル・コミュニケーション学部)とでは休止の性格が異なります。前者は定員充足状況によって年度ごとに実施の有無が変わる可能性が残っていますが、後者は要項の出願資格・募集人員の記載そのものから外れているため、次年度以降に復活する見込みは読み取れません。いずれにしても、2027年度の時点で確実に出願できるのは神学部・文学部(一部学科)・商学部・理工学部だけです。

つまり「同志社大学の学部別編入対策」という情報を探すときは、まずその学部が2027年度に実施予定かどうかを確認するところから始める必要があります。本記事は以降、2027年度に実施が公表されている神学部・文学部・商学部・理工学部の4学部を中心に解説します。

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2027年度に実施される学部・学科と募集人員

2027年度の第3年次転入学・編入学試験で募集するのは、次の4学部です。

学部学科・コース募集人数
神学部神学科各学科とも若干名
文学部英文学科
哲学科
美学芸術学科
文化史学科(日本文化史、西洋・東洋文化史)
国文学科
商学部商学科 商学総合コース各学科とも若干名
商学科 フレックス複合コース
理工学部インテリジェント情報工学科各学科2名
情報システムデザイン学科
電気工学科
電子工学科
機械システム工学科
機械理工学科
機能分子・生命化学科
化学システム創成工学科
環境システム学科
数理システム学科

神学部・文学部・商学部は「若干名」、理工学部は「各学科2名」という募集人数の定め方です。若干名という表記は具体的な人数を約束するものではなく、後述する倍率データを見ればわかるとおり、実際の合格者数は学科によって0〜数名の間で年度ごとに変動します。理工学部は10学科すべてが対象で、京田辺キャンパスに設置されている情報系・機械系・化学系・環境系の各学科を横断して募集人数が統一されている点も特徴です。

商学部の商学科には商学総合コースとフレックス複合コースの2つがあります。商学総合コースは5つの学系から主学系と副学系を選択して系統立てて商学を学ぶコース、フレックス複合コースは主学系を選択したうえで商学部専門科目を深く学ぶ「専門特化型」か、教職・国際や法学・社会学など他領域への関心に対応した「副専攻型」を選ぶコースです。出願時にどちらのコースで受験するかを選ぶ必要があります。

要項には「理工学部以外は定員の充足状況等により、2028年度入試以降の試験を実施しない場合があります」という注記があります。神学部・文学部・商学部で編入を検討している場合、2027年度が実施される保証のある最後の年度である可能性を念頭に置いてください。

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受験資格|自分が出願できるかを先に確かめる

試験科目や倍率を見る前に、まず自分に受験資格があるかを確認してください。同志社大学の第3年次転入学・編入学試験は第2年次が実施されない2027年度もこの第3年次のみが対象です。

共通の受験資格

  • 大学第2年次修了者および2027年3月修了見込みの者(ただし、休学期間を除いた在学期間が2年以上である者に限る)
  • 短期大学卒業者および2027年3月卒業見込みの者
  • 高等専門学校卒業者および2027年3月卒業見込みの者
  • 外国において学校教育における14年(または15年)の課程を修了した者および2027年3月修了見込みの者 ほか、外国の学校の通信教育や外国の短期大学の課程を修了した者に関する規定

学部ごとに追加される受験資格

共通資格に加えて、専修学校・高等学校専攻科の修了者を受け入れるかどうかは学部によって異なります。

追加資格対象学部
専修学校の専門課程修了者(修業年限2年以上・総授業時間数1,700時間以上等の基準を満たす課程)神学部・文学部・理工学部のみ
高等学校等の専攻科修了者神学部・文学部・商学部・理工学部のみ(4学部とも対象)

ここで注意が必要なのは商学部だけ専修学校卒業者を受験資格に含めていないという点です。専修学校(専門学校)から同志社大学への編入を考えている場合、商学部は出願対象外になります。神学部・文学部・理工学部であれば、修業年限2年以上・総授業時間数1,700時間以上という文部科学大臣の定める基準を満たす専修学校の修了者も出願できます。

文学部の一部学科・商学部は、英語外部試験のスコアが出願資格そのものになる

文学部の英文学科・美学芸術学科・文化史学科・国文学科、および商学部は、共通資格に加えて英語外部試験の基準スコアを満たすことが出願の条件です。これは試験当日に英語の得点を伸ばして帳尻を合わせられるものではなく、出願の時点で足切りとして機能する点を理解しておく必要があります。

学部・学科TOEFL iBTTOEIC L&RIELTS Academic実用英語技能検定
文学部 英文学科3.5以上(新形式)/65点以上(旧形式)650点以上5.5以上準1級以上
文学部 美学芸術学科・文化史学科・国文学科3以上(新形式)/55点以上(旧形式)550点以上5.0以上準1級以上
商学部4以上(新形式)※旧スコア併記時は70点以上650点以上5.5以上規定なし(TOEFL・TOEIC・IELTSのいずれか)

いずれのスコアも出願締切日時点で2年以内(商学部は2024年10月1日以降)に取得したものに限られ、TOEFL ITP・TOEIC IP・IELTSオンライン版などは対象外です。文学部の哲学科はこの英語外部試験の基準がなく、神学部・理工学部にも同様の出願時スコア要件はありません。神学部と理工学部は、英語を試験当日の科目として課す形を取っています。

つまり同志社大学の編入学試験は、「出願資格としての外部スコア」と「試験当日の学力試験」が学部によって別々の役割を持つという構造です。文学部の英文学科などは、外部スコアで出願資格を満たしたうえで、さらに試験当日に英作文や論文の形で英語力が問われます。外部スコアさえあれば当日の英語試験が免除される法政大学のような大学とは仕組みが異なるため、同志社大学を「外部試験スコアだけで受かる大学」と誤解しないよう注意してください。

「見込み」で出願する場合の注意

大学第2年次修了見込み・短期大学卒業見込み・高等専門学校卒業見込みなど、「見込み」の状態で出願・合格した場合、要項には重要な注意書きがあります。2027年3月末日までに、出願時に申告した見込みの内容(修了・卒業)を達成できなかった場合、入学は許可されません。単位の修得や卒業要件の充足が微妙なラインにある場合は、出願前に在籍校の教務窓口で見込みの確度を確認しておくことを強くおすすめします。合格後に見込みが崩れても、翌年度への合格の繰り越しは認められません。

試験日程・科目・試験会場【2027年度】

2027年度の出願期間・試験日・合格発表日は次のとおりです。理工学部だけ時期が大きく早く、6月に出願、7月に試験が実施されます。

学部出願情報登録期間受験票取得可能日試験日合格発表
理工学部2026年6月4日(木)〜6月18日(木)2026年6月29日(月)15時〜2026年7月4日(土)2026年7月16日(木)
商学部2026年8月27日(木)〜9月10日(木)2026年9月28日(月)15時〜2026年10月10日(土)2026年10月16日(金)
神学部2026年8月31日(月)〜9月11日(金)2026年9月28日(月)15時〜2026年10月10日(土)2026年10月16日(金)
文学部2026年9月28日(月)〜10月9日(金)2026年11月18日(水)15時〜2026年12月5日(土)2026年12月11日(金)

この記事の執筆時点(2026年8月)で、理工学部の出願・試験・合格発表はすでにすべて終了しています。理工学部は例年6〜7月に出願から試験までを終える日程を取るため、夏以降に「同志社大学 理工学部 編入」を検討し始めた場合、2027年度入試には間に合わず、次の機会(2028年度、実施されればの話ですが)を待つことになります。神学部・商学部は8月末から9月にかけて出願が始まるため、この記事を読んでいる時期によっては出願準備を急ぐ必要があります。文学部は10月出願・12月試験と、4学部の中でもっとも遅い日程です。

試験科目・配点・時間割は学部・学科でまったく異なります。

学部・学科試験科目
神学部英語(10:00〜11:30)/論文(12:20〜13:50)/口述試験(14:00〜)
文学部 英文学科英作文50点(10:00〜11:00)/論文50点(11:20〜12:20)/口頭試問50点(13:10〜)
文学部 哲学科外国語文献読解(英語・ドイツ語・フランス語のうち1科目)200点(10:00〜12:00)/論文100点(13:10〜14:20)/口頭試問100点(14:30〜)
文学部 美学芸術学科ドイツ語・フランス語・漢文のうち1科目50点(10:00〜11:10)/論文100点(11:20〜12:20)/口頭試問50点(13:10〜)
文学部 文化史学科(日本文化史)漢文50点(10:00〜10:50)/論文100点(11:20〜12:20)/口頭試問50点(13:10〜)
文学部 文化史学科(西洋・東洋文化史)論文100点(11:20〜12:20)/口頭試問50点(13:10〜)
文学部 国文学科国語100点(10:00〜11:10)/論文100点(11:20〜12:20)/口頭試問100点(13:10〜)
商学部商学に関する学力試験100点(10:00〜12:00)/口頭試問50点(13:00〜)
理工学部英語(10:00〜11:00)/数学(11:20〜12:20)/口頭試問(13:30〜)

商学部の「商学に関する学力試験」は、商学部第2年次春学期までの修了生と同等の学習能力を問うもので、「経済学」「商業学」「国際経済学」「経営学」「会計学」の5科目から2題を選択して解答する形式です。2025年度までは「商業史」「貿易論」「簿記学」「流通論」を含む科目構成でしたが、2026年度入試から「商業学」「国際経済学」を含む現行の5科目・2題選択に変更されており、旧科目のまま対策を進めないよう注意してください。あわせて商学部は口頭試問が新たに必須科目となり、出願時に提出する「学修計画書」(A4用紙1枚・1,000字程度)を参考に実施されます。

文学部は学科によって課される科目がまったく異なります。美学芸術学科と文化史学科(日本文化史)は語学・漢文の科目が課される一方、文化史学科(西洋・東洋文化史)は語学試験がなく論文と口頭試問のみです。「ドイツ語」「フランス語」「漢文」を選択する場合は当該語の辞書1冊(電子辞書不可)の持ち込みが認められています。

出願書類は学部で異なる

神学部・文学部・理工学部の志願者は「志望理由書」(本学所定用紙)の提出が必要です。商学部だけは志望理由書ではなく「学修計画書」(A4用紙1枚・1,000字程度)を提出します。このほか成績証明書・卒業証明書(または卒業見込証明書)・在籍証明書が共通の必要書類で、出願はインターネット出願サイトでの登録後、書類一式を郵送(簡易書留速達郵便)で提出する形式です。窓口持参は受け付けられません。入学検定料は35,000円です。

成績証明書は、卒業・在学していた(している)大学・短期大学・高等専門学校・専修学校・高等学校専攻科等の長が証明するものが必要です。文学部・理工学部の志願者のうち現在在学中の者は、修得科目全部の成績・単位数に加えて履修中の科目名と単位数まで記入することが求められます。書類の不備は受理されない扱いなので、出願直前ではなく余裕を持って準備してください。

試験当日の持ち物と注意事項

受験票はインターネット出願サイトから取得し、A4サイズ縦向き・白紙に印刷したものを試験当日に持参する必要があります。携帯電話やスマートフォン端末での受験票提示は認められません。試験室には、筆記用具(色鉛筆は不可)・消しゴム・下敷き(試験監督者の許可が必要)以外の持ち込みは基本的にできず、電卓・電子辞書(時計やボールペンと併用するものを含む)・耳栓・イヤホンも使用不可です。ただし商学部の「商学に関する学力試験」で会計学を選択した場合に限り、計算機の使用が認められています。試験開始後15分以上の遅刻は受験できない扱いになるため、試験会場までの経路と所要時間は事前に確認しておいてください。今出川キャンパス(京都市上京区・神学部/文学部/商学部が対象)と京田辺キャンパス(京田辺市・理工学部が対象)は電車で1時間近く離れているため、キャンパスを取り違えないよう受験票の記載を必ず確認してください。台風などの自然災害で試験日が延期される場合は、各学部のホームページで告知されます。

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倍率・難易度【2026年度の実績】

同志社大学は、第3年次転入学・編入学試験の志願者数・受験者数・合格者数を学部・学科別に公表しています。以下は現時点で公表されている最新の実績である2026年度(2025年に実施された試験、外国人留学生入試を除く)の数値です。

学部・学科志願者受験者合格者受験者に対する倍率
神学部 神学科2212.0倍
文学部 英文学科171562.5倍
文学部 哲学科6515.0倍
文学部 美学芸術学科3321.5倍
文学部 文化史学科110合格者なし
文学部 国文学科000志願者なし
文学部 小計272492.7倍
商学部 商学総合コース10961.5倍
商学部 フレックス複合コース4422.0倍
商学部 小計141381.6倍
理工学部 インテリジェント情報工学科3331.0倍
理工学部 情報システムデザイン学科6313.0倍
理工学部 電気工学科3313.0倍
理工学部 電子工学科210合格者なし
理工学部 機械システム工学科220合格者なし
理工学部 機械理工学科110合格者なし
理工学部 機能分子・生命化学科220合格者なし
理工学部 化学システム創成工学科110合格者なし
理工学部 環境システム学科210合格者なし
理工学部 数理システム学科110合格者なし
理工学部 小計231853.6倍

4学部合計では、志願者66名・受験者57名・合格者23名です(神学部+文学部+商学部+理工学部の小計を合算。理工学部の一部学科は志願者ゼロの年もあります)。学部単位で見ると、商学部が受験者13名に対して合格8名と2倍を切る倍率である一方、理工学部は受験者18名に対して合格5名で3.6倍、文学部の哲学科は受験者5名に対して合格1名で5.0倍と、学部・学科によって難易度の幅が大きいことがわかります。

前年の2025年度実績(神学部7/5/2、文学部16/13/4、商学部41/36/5、理工学部7/6/2、志願・受験・合格の順)と比較すると、商学部は志願者が41名から14名へ大きく減り、その分合格者数に対する倍率は7.2倍から1.6倍まで下がっています。逆に理工学部は志願者7名から23名へ増え、倍率は3.0倍から3.6倍まで上がりました。単年度の応募状況によって倍率が大きく振れるため、直近1年だけでなく複数年度の傾向で見る必要があります。

文学部は2年連続で見ても大きな傾向が読み取れます。英文学科は2025年度が受験9名・合格3名(3.0倍)、2026年度が受験15名・合格6名(2.5倍)と、志願者が増えても合格者数も比例して増え、倍率はやや改善しました。一方で哲学科は2025年度が受験0名(志願2名だが受験に至らず)だったのに対し、2026年度は受験5名・合格1名(5.0倍)と、年度によって受験者の有無すら変わる規模であることがわかります。神学部は2025年度2.5倍(受験5名・合格2名)から2026年度2.0倍(受験2名・合格1名)へと変動しており、絶対数が一桁の学部・学科では「倍率が下がった=入りやすくなった」と単純に解釈できない点に注意してください。

参考として、2027年度は実施されない学部の直近の実績も記録しておきます。経済学部は2026年度入試(一般募集)を実施せず、新島学園短期大学からの推薦入学制度のみで志願・受験・合格とも2名でした。生命医科学部は医情報学科で志願1名・受験1名・合格1名、社会学部はメディア学科で志願17名・受験16名・合格1名という規模でした。これらの学部を志望していた場合、2027年度時点では出願先を神学部・文学部・商学部・理工学部の中から選び直すか、他大学の編入学試験を検討する必要があります。

母数が小さいことに注意する

同志社大学の編入学試験は、学部・学科あたりの母数が数名〜数十名ときわめて小さい点に注意してください。理工学部のインテリジェント情報工学科のように受験者3名・合格者3名で倍率1.0倍になる学科もありますが、これは「入りやすい」ことを意味しません。翌年に10名が受験すれば数字は大きく変わります。文学部国文学科や理工学部の複数学科のように、その年度の志願者がゼロという学科・年度も珍しくありません。単年度の倍率を鵜呑みにせず、募集人員が「若干名」または「各学科2名」という小規模な枠であることを前提に準備を進めてください。

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学部ごとに、何から手をつけるべきか

神学部を志望する場合

神学部は試験当日に英語・論文・口述試験の3つが課され、外部試験スコアによる出願資格の縛りがありません。英語は筆記試験として当日の得点で評価されるため、出願までにスコアを固める必要がある文学部・商学部とは対策の性質が異なります。募集人員は「若干名」で、2026年度実績は受験2名・合格1名ときわめて小規模です。同志社大学はキリスト教主義を基本理念とする大学で、創立者・新島襄の建学の精神(自治自立の精神と国際感覚豊かな人物の育成)が全学のアドミッション・ポリシーの基盤になっています。神学部は学部の性格上、この理念との接点をどう捉えているかが論文・口述試験の双方で問われやすい学部です。志望理由書や口述試験の準備では、単に「同志社に入りたい」ではなく、神学・キリスト教学を通じて何を探究したいのかを具体的に言語化しておく必要があります。神学部・神学研究科事務室(今出川キャンパス)への早めの相談をおすすめします。

文学部を志望する場合

文学部は学科によって出願資格・試験科目のどちらも大きく異なります。英文学科・美学芸術学科・文化史学科・国文学科は英語外部試験のスコアが出願資格の前提になるため、まずスコアを固めることが最優先です。そのうえで、英文学科は英作文と論文、美学芸術学科と文化史学科(日本文化史)は語学・漢文の試験、文化史学科(西洋・東洋文化史)は論文と口頭試問のみ、国文学科は国語と論文と、学科ごとに当日の試験構成が別物です。哲学科だけは外部試験スコアの縛りがなく、外国語文献読解(英・独・仏から選択)が200点という大きな配点を占めます。志望学科を先に決めてから、その学科の科目構成に合わせて準備してください。

2026年度実績では英文学科が受験15名に対して合格6名ともっとも受験者数が多く、逆に文化史学科・国文学科は志願者そのものが1〜2名にとどまりました。志願者数が少ない学科は倍率が読みにくい半面、口頭試問での受け答えの比重が相対的に高くなりやすいという見方もできます。哲学科・美学芸術学科・文化史学科を志望する場合は、語学試験(ドイツ語・フランス語・漢文)のどれを選ぶかによって必要な準備がまったく変わるため、早い段階で選択科目を固めてください。

商学部を志望する場合

商学部は2026年度入試から出題科目が変わっています。「経済学」「商業学」「国際経済学」「経営学」「会計学」の5科目から2題を選択する形式で、旧課程にあった「商業史」「貿易論」「簿記学」「流通論」は削除されています。得意な2科目を早期に絞り込み、その2つを深めるのが効率的です。あわせて口頭試問が新たに必須化され、出願時提出の学修計画書(1,000字程度)を参考に実施されるため、学修計画書の作成自体が対策の一部になります。専修学校(専門学校)出身者は受験資格の対象外である点にも注意してください。

出願時にはコースの選択も必要です。商学総合コースは5つの学系(商学部が設ける専門領域)から主学系と副学系を選び、系統立てて商学を学ぶコース、フレックス複合コースは主学系を選んだうえで商学部専門科目をより深く学ぶ「専門特化型」か、教職・国際・法学・社会学など他領域への関心に対応した「副専攻型」を選ぶコースです。2026年度実績では商学総合コースが受験9名に対して合格6名、フレックス複合コースが受験4名に対して合格2名でした。学修計画書には、どちらのコース・学系を選びたいのか、その理由まで具体的に書き込めるかどうかが評価に直結します。

理工学部を志望する場合

理工学部は出願・試験の時期が他の3学部より半年近く早く、6月出願・7月試験というスケジュールです。試験当日に英語と数学の筆記、そして口頭試問が課されます。募集人員は各学科2名とやや明確な枠がありますが、学科によって志願者数の差が大きく(2026年度は情報システムデザイン学科が志願6名だった一方、電子工学科や環境システム学科は志願1〜2名)、学科選びの段階で倍率の傾向を確認しておく価値があります。出願資格の審査過程で面接や審査資料の提出を求められる場合がある点も他学部にはない特徴です。

理工学部は10学科すべてが同じ試験科目(英語・数学・口頭試問)で実施されるため、学科間で出題内容そのものが大きく変わるわけではありません。したがって学科選びは、試験対策の負担よりも自分の専門分野への適性を軸に決めるのが合理的です。ただし出願は6月上旬に始まるため、他の3学部よりも半年以上前倒しで英語・数学の対策を仕上げておく必要があります。高専卒業見込みで理工学部を目指す場合、出願資格の審査に時間がかかることがあるため、出願受付開始日の3週間前までに学部事務室へ照会しておくよう要項でも案内されています。

過去問は公開されていない|同志社大学の情報公開の実態

編入試験の対策でもっとも欲しい情報は過去問ですが、同志社大学についてはここが法政大学などとは大きく異なります。同志社大学が毎年発行している「転入学・編入学試験ガイド」には、目次上は「入学試験問題(2026年度)」として神学部・文学部・社会学部・商学部・理工学部それぞれの掲載ページ番号が示されています。しかし、大学ホームページで公開されているPDF版は、募集人員・出願資格・試験日程・入学試験結果までの前半部分だけで構成されており、目次が予告している実際の試験問題のページは含まれていません

同ガイドの巻末には次の注記があります。

過去に出題された問題について、入学課や各学部事務室で閲覧いただける場合があります。閲覧を希望される場合は、あらかじめ入学課または各学部事務室にご確認ください。

つまり同志社大学の過去問は、法政大学のようにオンラインで解答例や出題意図まで公開されている方式ではなく、入学センター入学課または出願を予定する学部事務室に直接問い合わせ、閲覧の可否を確認する必要があるという運用です。神学部・文学部・商学部・理工学部それぞれの学部事務室の連絡先は、要項の問い合わせ先一覧に記載されています。出願を具体的に検討する段階になったら、出願受付開始日より前の時期に一度問い合わせておくことをおすすめします。

なお同ガイドの目次には「文学部 哲学科、生命医科学部は問題を掲載していません」という注記もあり、学部・学科によっては大学側が過去問を保有していても閲覧に応じない運用になっている可能性があります。実際に閲覧できるかどうかは学部・年度で変わり得るため、必ず出願前に各学部事務室へ確認してください。

この情報公開の実態は、対策の立て方そのものに影響します。過去問を入手できることを前提に「まず1年分を解いて出題傾向をつかむ」という進め方ができないため、同志社大学の編入学試験対策は、要項が公表している試験科目・配点・時間割から出題の性格を推測し、志望学科の専門分野の基礎を体系的に固めていくアプローチが中心になります。文学部・商学部のように口頭試問が課される学部では、論文や学力試験の答案内容について当日その場で質問される可能性があるため、過去問演習よりも「自分の専門分野について口頭で説明できる状態を作る」ことの優先度が上がります。学部事務室への過去問閲覧の問い合わせは、可否が学部・年度で変わる以上、出願を迷っている段階でも早めに一度連絡しておく価値があります。

参考|かつての法学部編入試験に見られた出題傾向(現在は休止)

法学部の編入学試験(第2年次転入学試験)は2025年度入学分から休止されていますが、休止前の出題は同志社大学の論述試験の性格を知る参考になります。公開されている2020・2021年度の第2年次転入学試験「論文(法学)」を見ると、いずれも新聞記事や最高裁判例といった一次資料を素材として提示し、そこから法的な論点を抽出させる出題が続いていました。2020年度は民法上の錯誤(民法95条)に関する条文をそのまま示したうえで、身近な売買契約の事例にあてはめて考えさせる構成、2021年度は自治体の条例をめぐる新聞記事を題材に、憲法上の権利保障の観点から主張を組み立てさせる構成でした。いずれも六法や判例の丸暗記ではなく、与えられた資料を読み解き、法的な枠組みにあてはめて自分の言葉で論述する力を問う出題です。

法学部での編入学試験は現在募集がありませんが、この「資料提示型の論述」という傾向は、法学系の学部を編入で受験する場合に広く共通する形式でもあります。他大学の法学部・法学系学部を併願で検討している場合は、参考情報として押さえておいて損はありません。本節で触れた出題内容は、法学部が編入学試験を実施していた年度(2020・2021年度)の公開資料に基づくものであり、現在の同志社大学の入試には適用されない点にご注意ください。

単位認定と修業年限も確認しておく

編入は合格したあとにも確認事項があります。出身校での履修科目に対する単位認定は各学部教授会が行うとされており、その結果によっては、第3年次に入学を許可されても卒業要件を満たすために在学年数を延長しなければならない場合があります。分野をまたぐ編入をする場合は特に、前籍での履修内容が編入後の専門科目としてどこまで認定されるかを、出願前に各学部事務室へ確認しておくことをおすすめします。

入学手続の面でも学部差があります。学生納付金の第1次手続締切日は神学部・商学部・理工学部が2026年12月2日、文学部が2027年1月7日で、期日までに第1次・第2次の手続をいずれも完了しない場合は入学が許可されません。いったん納入した登録料・入学金はいかなる事情があっても返還されない一方、入学手続を完了したあとに2027年3月31日までに所定の方法で入学手続の取消を申し出た場合に限り、学生納付金から入学金を差し引いた金額が返還される規定になっています。他大学との併願で合格発表の順序によっては入学手続の取消を検討する場面も出てくるため、この期日と返還ルールはあらかじめ押さえておいてください。また、本学の第2年次転入学試験または第3年次転入学・編入学試験で複数の学部・学科に合格した場合、いったん入学手続を完了した学生納付金を、他の合格学部・学科への入学手続に振替充当できる制度もあります。

併願をどう組むか

同志社大学の第3年次転入学・編入学試験は、理工学部が6〜7月、神学部・商学部が9〜10月、文学部が12月と、学部ごとに実施時期が大きく分かれています。この時期の分散は、複数の学部を無理なく併願できるという意味では有利ですが、逆に言えば理工学部を目指す場合は他大学の編入学試験より早い時期から準備を終えている必要があります。

神学部・商学部(9〜10月試験)と文学部(12月試験)の組み合わせであれば、神学部・商学部の結果を見てから文学部の対策に集中する時間を確保できます。逆に理工学部と他の3学部を併願する場合は、6〜7月の理工学部対策と、秋以降の文系学部対策を並行して進める必要があり、学習計画は早めに立てておく必要があります。

関西圏の他大学を併願先として検討する場合は、出題範囲が重なる大学・学部を組み合わせると準備の負担を抑えられます。関西の私立大学の編入学試験については、当サイトの関西大学社会学部の編入試験対策を徹底解説龍谷大学社会学部の編入試験対策を徹底解説もあわせて参照してください。

よくある質問

同志社大学の編入は難しいですか。

学部・学科によって大きく異なります。2026年度の第3年次転入学・編入学試験の実績では、文学部哲学科が受験5名に対して合格1名(5.0倍)、理工学部の複数学科が合格者なしだった一方、理工学部インテリジェント情報工学科は受験3名に対して合格3名(1.0倍)でした。「同志社大学の編入」と一括りにできる難易度は存在しません。

同志社大学の編入の倍率はどれくらいですか。

2026年度(2025年実施)の実績で、神学部・文学部・商学部・理工学部の4学部合計は志願者66名・受験者57名・合格者23名でした(外国人留学生入試を除く)。学部別には商学部が受験者13名に対して合格8名(1.6倍)ともっとも入りやすく、理工学部が受験者18名に対して合格5名(3.6倍)でした。学科別の内訳は本文の表を参照してください。

第2年次編入はできますか。

2027年度は第2年次転入学試験は全学部で実施されません。同志社大学は2028年度における実施の有無を2027年6月に発行する入学試験要項で正式に公表するとしており、現時点では未定です。第2年次からの入学を考えている場合、他大学の編入学試験もあわせて検討する必要があります。

法学部・経済学部・社会学部は編入できますか。

2027年度は募集がありません。法学部は2025年度入学分から、政策学部は2023年度入学分から編入学試験のデータが公表されなくなっています。経済学部・社会学部・生命医科学部・文化情報学部・心理学部・スポーツ健康科学部・グローバル・コミュニケーション学部も、2027年度の入学試験要項には掲載されていません。これらの学部を志望する場合は、2027年度時点では神学部・文学部・商学部・理工学部の中から選び直すか、他大学を検討する必要があります。

過去問はどこで手に入りますか。

同志社大学は法政大学のように過去問をオンラインで公開していません。大学発行の「転入学・編入学試験ガイド」の目次には過去問掲載ページが予告されていますが、公開されているPDF版には試験問題そのものは含まれておらず、閲覧を希望する場合は入学センター入学課または出願予定の学部事務室へ事前に確認する必要があります。

英語はどれくらい必要ですか。

学部・学科によります。文学部の英文学科・美学芸術学科・文化史学科・国文学科と商学部は、出願資格として英語外部試験の基準スコア(TOEIC・TOEFL iBT・IELTS・実用英語技能検定のいずれか)を満たす必要があり、これは出願前に確定させておく必要があります。神学部と理工学部は英語が試験当日の筆記科目として課され、外部スコアの出願資格はありません。文学部哲学科は英語に限らずドイツ語・フランス語も選択できる外国語文献読解が課されます。

専門学校(専修学校)出身でも出願できますか。

学部によります。神学部・文学部・理工学部は、修業年限2年以上・総授業時間数1,700時間以上などの基準を満たす専修学校の専門課程修了者を受験資格に含めています。商学部はこの専修学校卒業者を受験資格に含めていないため、専門学校出身での商学部志望は対象外です。

出願はいつからですか。

学部ごとに異なります。2027年度は理工学部が2026年6月4日〜18日、商学部が8月27日〜9月10日、神学部が8月31日〜9月11日、文学部が9月28日〜10月9日です。理工学部は本記事執筆時点(2026年8月)ですでに出願・試験・合格発表が終了しています。

社会人でも受けられますか。

第3年次転入学・編入学試験の出願資格には年齢制限がなく、大学第2年次修了者・短期大学卒業者・高等専門学校卒業者などの条件を満たせば社会人からの出願も可能です。ただし本記事で扱った要項・実績データは通常の第3年次転入学・編入学試験のものであり、社会人としての就学状況に応じた個別の相談が必要な場合は、出願前に各学部事務室に確認することをおすすめします。

試験会場はどこですか。

学部によって今出川キャンパス(京都市上京区)と京田辺キャンパス(京田辺市)に分かれます。神学部・文学部・商学部の試験は今出川キャンパス、理工学部の試験は京田辺キャンパスで実施されます。併願で複数学部を受験する場合、試験会場の移動も考慮に入れてスケジュールを組んでください。

合格しても入学しないと、学生納付金は戻ってきますか。

いったん納入した登録料(入学金相当額)は、いかなる事情があっても返還されません。ただし入学手続を完了したあとに2027年3月31日までに所定の方法で入学手続の取消を申し出た場合に限り、学生納付金から入学金を差し引いた金額が返還されます。他大学の合格発表を待ってから入学を辞退するかどうかを判断したい場合は、この期日を必ず確認してください。

まとめ

同志社大学の編入学試験について、要項と実績データから確認できることを整理します。

まず、2027年度に実施されるのは神学部・文学部・商学部・理工学部の第3年次転入学・編入学試験だけです。第2年次転入学試験は全学部で実施がなく、法学部・経済学部・社会学部・政策学部・生命医科学部・文化情報学部・心理学部・スポーツ健康科学部・グローバル・コミュニケーション学部の編入学試験は2027年度の要項に掲載されていません。この5年間で全学部合計の入学者数は、第2年次が9名から1名へ、第3年次が33名から15名へと縮小してきており、実施範囲の絞り込みは今回だけの動きではなく継続的な傾向です。

次に、受験資格と試験科目は学部で大きく異なります。文学部の一部学科と商学部は英語外部試験のスコアが出願資格そのものであり、神学部と理工学部は英語を試験当日の筆記科目として課します。専修学校出身者を受け入れるかどうかも学部で分かれ、商学部だけは対象外です。

そして倍率については、2026年度の実績で商学部が受験者13名に対して合格8名(1.6倍)、理工学部が受験者18名に対して合格5名(3.6倍)と、学部間でも学科間でも幅があります。母数が数名という規模のため、単年度の数字だけでなく複数年度の傾向で見る必要があります。

最後に、過去問については法政大学のような全面公開ではなく、入学課・学部事務室への個別確認が必要という運用です。出願を具体的に検討する段階になったら、早めに問い合わせて閲覧の可否を確認してください。

同志社大学の編入学試験は、制度が縮小しつつある一方で、実施している4学部については募集人員・受験資格・試験科目・日程が明確に公表されており、対策を立てること自体は十分に可能です。重要なのは「今年、自分の志望学部が実施しているか」を出発点にすることです。理工学部のように出願が6月に始まる学部もあれば、文学部のように12月まで準備期間がある学部もあります。まずは本記事の実施学部一覧と日程表で自分の志望学部の状況を確認し、そのうえで受験資格・試験科目の詳細を詰めていってください。

また、志望していた学部が2027年度に休止している場合でも、あきらめる前に確認すべきことが2つあります。ひとつは、要項が「2028年度入試における実施の有無は2027年6月に発行する入学試験要項で正式に公表する」としている点です。社会学部・経済学部・生命医科学部のように直近まで試験を実施していた学部は、翌年度に募集が復活する可能性がゼロではありません。もうひとつは、神学部・文学部・商学部・理工学部という現在実施中の4学部の中に、関心のある分野と重なる学科がないかを確認することです。たとえば経営・会計を学びたい場合は商学部、ものづくりや情報系に関心がある場合は理工学部というように、休止中の学部にこだわらず、実施中の4学部の学科構成から近い分野を探すという発想の転換も選択肢になります。

本記事の数値は同志社大学が公表する2027年度転入学・編入学試験要項、2026年度入学試験結果(転入学・編入学試験ガイド2027)、および2021〜2025年度の学部別入学者数推移(同志社大学基礎データ集2025年度版)に基づいています。制度・日程・募集人員・試験科目・実施の有無は年度によって変更されるため、出願前には必ず同志社大学が公表する最新の入学試験要項をご確認ください。

同志社大学の編入対策・関連記事

当サイトでは、同志社大学の編入学試験について学部別・科目別の対策記事も公開しています。あわせて参照してください。

なお、社会学部・生命医科学部の学部別対策記事(社会学部の2026年度編入試験対策生命医科学部の2026年度編入試験対策)は、2026年度入試当時の情報です。本記事で確認したとおり、両学部とも2027年度の編入学試験要項には掲載がなく、現時点では募集を休止しています。志望する場合は必ず大学公式サイトで最新の実施状況を確認してください。

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