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立正大学の編入学試験を徹底解説|学部別の実施年次・試験科目・日程・倍率と対策【2027年度】

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立正大学の編入学選抜は、心理学部・法学部・経営学部・経済学部・文学部・仏教学部・データサイエンス学部・地球環境科学部・社会福祉学部の9学部すべてで実施されています。ただし、3年次編入まで実施しているのは文学部・仏教学部・データサイエンス学部・地球環境科学部地理学科・社会福祉学部の一部コースに限られ、心理学部・法学部・経営学部・経済学部・地球環境科学部環境システム学科・社会福祉学部の一部コースは2年次編入のみです。学部によって「2年次のみ」「2・3年次とも」が分かれるだけでなく、試験の形も「当日会場で書く小論文」と「出願時に課題文が公表され事前に書いて提出する課題小論文」の2種類に分かれており、この違いを知らずに対策を始めると準備の方向を誤ります。

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この記事では、立正大学が公表している2027年度の入学試験要項と、2026年度の編入学選抜における志願・合格の実績、さらに大学が公開している直近の編入学選抜過去問題をもとに、学部・学科(コース)別の実施年次・出願資格・試験科目・日程・実績を整理します。あわせて、学部ごとにどこから対策を始めるべきか、公開されている課題・過去問からどのような出題テーマが読み取れるかまで踏み込んで解説します。

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目次

立正大学の「編入学選抜」は特別選抜の一区分

立正大学の入試情報サイトでは、編入学選抜は「社会人対象選抜」「海外帰国生徒対象選抜」「専門高校(学科)・総合学科生徒対象選抜」と並んで「特別選抜」というカテゴリーの一つに位置づけられています。大学の説明によれば、編入学選抜入学試験は「大学等で一定の学修経歴があり、本学の第2学年または第3学年から新たに学修の開始を希望する者を受け入れる」制度で、各学部・学科(コース)の「求める人物像」に基づき、書類、小論文、面接等により知識・技能、思考力・判断力・表現力、主体性・協働性を総合的に評価するとされています。

社会人対象選抜・海外帰国生徒対象選抜は年齢・国籍・在外教育歴などまったく別の出願資格を持つ制度であり、本記事で扱う編入学選抜(他大学・短期大学・高等専門学校等で一定の学修歴がある人向け)とは対象者が異なります。同じ入試情報ページやパンフレットに並んで掲載されているため混同しやすい点に注意してください。

試験会場も学部によって分かれています。心理学部・法学部・経営学部・経済学部・文学部・仏教学部は東京都品川区の品川キャンパスで、データサイエンス学部・地球環境科学部・社会福祉学部は埼玉県熊谷市の熊谷キャンパスで実施されます。同じ立正大学の編入学選抜でも、試験当日に向かうキャンパスが学部によって違う点は、当日の移動計画を立てるうえで見落としやすいポイントです。

学部・学科(コース)別の実施年次【2027年度】

立正大学の編入学選抜における募集人員は、全学部・全年次で「若干名」とされており、法政大学のような具体的な人数は公表されていません。まずは学部・学科(コース)ごとに2年次・3年次のどちらを実施しているかを確認してください。

学部学科(コース)2年次3年次
心理学部臨床心理学科実施募集なし
対人・社会心理学科実施募集なし
法学部法学科実施募集なし
経営学部経営学科実施募集なし
経済学部経済学科(経済学・国際・金融の3コース)実施(コース別)募集なし
文学部哲学科実施実施
史学科実施実施
社会学科実施実施
文学科(日本語日本文学専攻・英語英米文学専攻)実施(コース別)実施(コース別)
仏教学部仏教学科(文化遺産・芸術/歴史・思想)実施(学部単位で募集)実施(3年次進級時にコース決定)
宗学科(日本宗教・文化/法華仏教)実施(仏教学科と合わせ学部単位)実施(コース別)
データサイエンス学部データサイエンス学科実施実施
地球環境科学部環境システム学科実施募集なし
地理学科実施実施(3年次は地理学科等在籍者に限定)
社会福祉学部社会福祉学科(ソーシャルワークコース)実施募集なし
社会福祉学科(教育福祉・社会デザインコース)実施実施
子ども教育福祉学科実施募集なし

この表から読み取れる重要な点を整理します。

事前調査では心理学部・法学部・経営学部・経済学部・文学部・仏教学部・データサイエンス学部・地球環境科学部・社会福祉学部の9学部が候補として挙がっていましたが、大学公式サイトで確認した結果、9学部すべてが実際に編入学選抜を実施していました。これは他大学のハブ記事作成でよく見られる「候補学部の一部しか実際には実施していない」というパターンとは異なり、立正大学は候補学部のすべてで何らかの形の編入学選抜を持っています。ただしデータサイエンス学部は新設学部でありながら2年次・3年次とも実施している点は珍しく、逆に地球環境科学部は同じ学部内でも地理学科は2・3年次、環境システム学科は2年次のみと学科単位で分かれています。

3年次編入を実施しているのは文学部の全学科・仏教学部・データサイエンス学部・地球環境科学部地理学科・社会福祉学部教育福祉社会デザインコースだけです。心理学部・法学部・経営学部・経済学部・地球環境科学部環境システム学科・社会福祉学部の子ども教育福祉学科およびソーシャルワークコースは2年次編入のみで、短期大学や高等専門学校を卒業してから3年次で入りたい場合はこれらの学部は選択肢に入りません。

社会福祉学部社会福祉学科は、学内の3コース(ソーシャルワークコース・特別支援教育コース・社会デザインコース)を編入学選抜では2つに再編しています。「ソーシャルワークコース」と「教育福祉・社会デザインコース」(特別支援教育コースと社会デザインコースを合わせたもの)です。3年次の募集は「教育福祉・社会デザインコース」のみで、ソーシャルワークコースを3年次から目指す道はありません。

仏教学部は2年次と3年次で募集の単位が異なります。2年次は仏教学科・宗学科をまとめた学部単位の募集で、入学後3年次進級時にコース(文化遺産・芸術/歴史・思想/日本宗教・文化/法華仏教)を決定します。一方3年次はコース別の募集となり、後述するとおり実際の合格実績もコースによって大きな差があります。

受験資格|自分が出願できるかを先に確かめる

立正大学の編入学選抜の出願資格は、全学部共通の基礎資格と、学部が独自に追加する要件の二層構造になっています。

共通の出願資格

2年次編入は次の①〜⑧のいずれかに該当する者、3年次編入は①〜⑦のいずれかに該当する者です(仏教学部・地球環境科学部地理学科・社会福祉学部は、これに加えて後述する出願要件を満たす必要があります)。

  • ①大学卒業者(2027年3月卒業見込み者を含む)
  • ②大学第2学年修了者(2027年3月修了見込み者を含む)
  • ③短期大学または高等専門学校卒業者(2027年3月卒業見込み者を含む)
  • ④旧制高等学校高等科、旧制専門学校卒業者
  • ⑤外国の大学第2学年修了者(修了見込み者)または短期大学卒業者(卒業見込み者)
  • ⑥大学の通信課程第2学年修了者(修了見込み者)
  • ⑦修業年限2年以上・総授業時数1,700時間以上の専修学校専門課程を修了した者(2027年3月修了見込みを含む。学校教育法上の大学入学資格を有する者に限る)
  • ⑧大学第1学年修了者(2027年3月修了見込み者を含む。2年次編入のみ)

注意したいのは、短期大学第1学年修了見込み者は2年次編入学選抜を受験できないと明記されている点です。短大1年からの2年次編入は不可となります。

学部ごとに追加される出願要件

共通資格に加えて、次の学部では独自の要件が課されます。

学部追加される出願要件
経済学部コースごとに英語外部試験のスコア基準あり(詳細は後述)。金融コースは日商簿記検定3級以上も必要
仏教学部(11月試験のみ)大学・短期大学・専修学校において外国語科目(英語)を4単位以上既修得していること
地球環境科学部地理学科(3年次)地理学科もしくはそれに準ずる学科に在籍中または在籍していた者に限る
地球環境科学部(11月試験のみ)大学・短期大学・専修学校において外国語科目(英語)を4単位以上既修得していること

さらに仏教学部・地球環境科学部地理学科・社会福祉学部の3学部は、出願そのものの要件として事前の連絡・相談が課されています。

  • 仏教学部:11月試験・3月試験のいずれも、出願前に「編入学選抜個別相談」に必ず出席すること
  • 地球環境科学部地理学科:出願締切の3週間前までに地球環境科学部事務室へ連絡・相談すること
  • 社会福祉学部:出願予定である旨を、指定期日(2027年度入試では2027年1月19日)までに社会福祉学部のメールアドレス(soc@ris.ac.jp)へ連絡すること

これらは形式的な手続きではなく実質的な出願要件です。これらの学部を志望する場合、要項を読んだその日のうちに連絡先を確認し、早めに連絡を入れてください。

経済学部はコースによって英語の出願基準がまったく違う

経済学部を志望する場合、特に注意すべきなのがコースごとの英語外部試験基準です。

コース11月試験3月試験
経済学コースTOEIC(L&R)400点以上もしくは英検準2級以上基準を満たせば「英語」試験を免除
国際コースTOEIC(L&R)500点以上もしくは英検2級以上同基準を出願資格とし、「英語」試験そのものを課さない
金融コース日商簿記検定3級以上かつTOEIC(L&R)400点以上もしくは英検準2級以上日商簿記検定3級以上が出願資格。基準を満たせば「英語」試験を免除

国際コースは出願の時点でTOEIC500点相当の英語力がなければそもそも出願できません。一方、経済学コース・金融コースは基準を満たせば英語試験そのものが免除されるため、小論文と面接だけで勝負できます。金融コースは日商簿記検定3級という、他コースにはない資格要件も持っています。

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試験科目【2年次】

立正大学の編入学選抜でもっとも実務的に重要なのが、試験の「形」が学部で違う点です。当日の試験会場で答案を書く「小論文」「専門」と、出願時に大学が公表した課題文について事前に書いて提出する「課題(小論文)」の2種類があり、対策の進め方がまったく異なります。

学部試験科目形式
心理学部小論文(心理学に関する内容)+英語+面接(心理学の口頭試問を含む)当日会場(3月試験のみ)
法学部課題(小論文〈法学〉)+英語+面接課題は事前公表・提出(3月試験のみ)
経営学部小論文+英語+面接(経営学の口頭試問を含む)当日会場(3月試験のみ)
経済学部【11月試験】小論文+面接(英語試験は課さず出願資格として要求)当日会場
経済学部【3月試験】小論文+英語(コースにより免除)+面接当日会場
文学部(哲学科・社会学科)小論文+英語+面接当日会場(3月試験のみ)
文学部(史学科・文学科)専門+英語+面接当日会場(3月試験のみ)
仏教学部【11月試験】小論文+面接(英語試験は課さず出願資格として要求)当日会場
仏教学部【3月試験】小論文+英語(4単位既修得で免除)+面接当日会場
データサイエンス学部課題(小論文)+英語(4単位既修得で免除)+面接課題は事前公表・提出(3月試験のみ)
地球環境科学部(環境システム学科)課題(小論文)+英語(3月のみ・4単位既修得で免除)+面接課題は事前公表・提出
地球環境科学部(地理学科)課題(小論文)+英語(3月のみ・4単位既修得で免除)+面接課題は事前公表・提出
社会福祉学部(社会福祉学科)課題(小論文)+英語+面接課題は事前公表・提出(3月試験のみ)
社会福祉学部(子ども教育福祉学科)課題(小論文)+英語+面接課題は事前公表・提出(3月試験のみ)

文学部(哲学科・社会学科)の小論文は「哲学科=哲学の基礎知識(哲学史を含む)」「社会学科=社会学の基礎」という出題分野が要項に明記されています。文学部(史学科・文学科)の専門試験は「史学科=日本史・東洋史・西洋史・考古学の各概説」「文学科日本語日本文学専攻=日本文学史、日本文学論、日本語学」「文学科英語英米文学専攻=英米文学、英米文化、英語学」と、学科・専攻ごとに出題分野が公表されています。

試験科目【3年次】

3年次を実施しているのは文学部・仏教学部・データサイエンス学部・地球環境科学部地理学科・社会福祉学部(教育福祉・社会デザインコースのみ)です。

学部試験科目形式
文学部(哲学科・社会学科)小論文(哲学の基礎知識/社会学の基礎)+英語+面接当日会場
文学部(史学科・文学科)専門(日本史東洋史西洋史考古学の各概説/日本文学史・日本文学論・日本語学/英米文学・英米文化・英語学)+英語+面接当日会場
仏教学部【11月試験】専門(仏教学科=仏教学概説/宗学科=日本仏教・日蓮宗の教義と歴史)+面接当日会場(英語試験なし)
仏教学部【3月試験】専門(同上)+英語(4単位既修得で免除)+面接当日会場
データサイエンス学部課題(小論文)+英語+面接課題は事前公表・提出
地球環境科学部(地理学科)課題(小論文)+英語+面接課題は事前公表・提出
社会福祉学部(教育福祉・社会デザインコース)課題(小論文)+英語+面接課題は事前公表・提出

仏教学部の3年次専門試験は、コースによって出題分野そのものが違います。仏教学科(文化遺産・芸術/歴史・思想)は「仏教学概説」、宗学科(日本宗教・文化/法華仏教)は「日本仏教・日蓮宗の教義と歴史」です。志望コースを間違えると準備の方向が根本からずれるので、出願前に自分がどちらの系統に属するのかを確認してください。

「課題」と「小論文」の違い―出題テーマが事前にわかる学部とわからない学部

立正大学の編入学選抜を理解するうえで、法政大学などとは違うもっとも大きな特徴がこれです。法学部・データサイエンス学部・地球環境科学部・社会福祉学部は「課題(小論文)」という形式を採用しており、出題テーマそのものが入学試験要項に事前公表されています。受験生は自宅で課題文を読んで答案を作成し、面接当日に提出する(または面接当日に英語試験のみ会場で受ける)という流れです。

一方、心理学部・経営学部・経済学部・文学部(哲学科・社会学科・史学科・文学科)・仏教学部は「小論文」「専門」という当日会場での筆記試験を採用しており、テーマは試験当日まで公表されません。

この違いが対策の順序を大きく左右します。「課題」型の学部を志望する場合、要項が公表されてから出願までの期間に、あらかじめ決められたテーマについてじっくり構成を練り、推敲する時間があります。逆に「小論文」型の学部を志望する場合は、初見のテーマに対して制限時間内で構成し書き切る訓練が対策の中心になります。同じ「小論文」という科目名でも、要求される準備がまったく異なる点を最初に押さえてください。

日程・スケジュール【2027年度】

立正大学の編入学選抜は年2回、11月試験と3月試験に分かれています。11月試験を実施するのは経済学部・仏教学部・地球環境科学部の3学部のみで、それ以外の学部は3月試験のみです。

項目11月試験(経済学部・仏教学部・地球環境科学部のみ)3月試験(全学部)
出願期間(WEB出願)2026年10月22日(木)~10月28日(水)16時2027年2月6日(土)~2月16日(火)17時
試験日2026年11月22日(日)2027年3月4日(木)
合格発表日2026年12月1日(火)2027年3月10日(水)
入学手続締切日2026年12月11日(金)2027年3月16日(火)

試験会場は品川キャンパス(心理学部・法学部・経営学部・経済学部・文学部・仏教学部)と熊谷キャンパス(データサイエンス学部・地球環境科学部・社会福祉学部)に分かれます。出願はUCARO(ウカロ)という受験ポータルサイトへの会員登録が前提で、WEB出願登録・入学検定料の支払い・出願書類の郵送(簡易書留速達)のすべてを出願期間内に完了させる必要があります。

3月試験は出願期間がわずか11日間しかありません。仏教学部・地球環境科学部地理学科・社会福祉学部を志望する場合は、前述の事前相談・連絡もこの期間より前に済ませておく必要があるため、実質的な準備の締切はもっと早い時期にあると考えてください。

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倍率・難易度【2026年度の実績】

立正大学は特別選抜(社会人/海外帰国生徒/専門高校(学科)・総合学科生徒/外国人留学生/編入学)の志願者数・合格者数を学部・学科(コース)別、試験区分別に公表しています。ここでは2026年度(2025年秋・2026年春に実施された試験)の実績から、編入学選抜だけの数字を2年次・3年次別に整理します。募集人員が「若干名」であるため、以下の数字はいずれも一桁台か0名という規模である点を先に押さえてください。

2年次編入の実績

学部・学科(コース)11月試験(志願/合格)3月試験(志願/合格)
心理学部 臨床心理学科募集なし3/0
心理学部 対人・社会心理学科募集なし0(志願者なし)
法学部 法学科募集なし1/0
経営学部 経営学科募集なし0(志願者なし)
経済学部 経済学科1/12/1
文学部 哲学科募集なし0(志願者なし)
文学部 史学科募集なし2/0
文学部 社会学科募集なし1/0
文学部 文学科(日本語日本文学専攻)募集なし0(志願者なし)
文学部 文学科(英語英米文学専攻)募集なし2/2
仏教学部(学部単位)1/12/1
データサイエンス学部募集なし0(志願者なし)
地球環境科学部 地理学科1/01/0
社会福祉学部 社会福祉学科(ソーシャルワークコース)募集なし0(志願者なし)
社会福祉学部 社会福祉学科(教育福祉・社会デザインコース)募集なし1/0
社会福祉学部 子ども教育福祉学科募集なし1/1

※地球環境科学部環境システム学科は、2027年度入試要項では2年次のみの実施と整理されていますが、2026年度実績の公表資料では学科の年次区分の表記が現行の要項と揃っておらず、実績数値を現行制度に対応づけて示すことができませんでした。無理に数値を当てはめることは避け、現行制度(2年次のみ実施)のみを記載しています。

3年次編入の実績

学部・学科(コース)11月試験(志願/合格)3月試験(志願/合格)
文学部 哲学科募集なし0(志願者なし)
文学部 史学科募集なし2/0
文学部 社会学科募集なし2/0
文学部 文学科(日本語日本文学専攻)募集なし0(志願者なし)
文学部 文学科(英語英米文学専攻)募集なし2/1
仏教学部 宗学科(法華仏教)2/22/2
仏教学部 その他3コース(仏教学科の2コース・宗学科日本宗教文化)0(志願者なし)0(志願者なし)
データサイエンス学部募集なし0(志願者なし)
地球環境科学部 地理学科0(志願者なし)0(志願者なし)
社会福祉学部 社会福祉学科(教育福祉・社会デザインコース)募集なし0(志願者なし)

全学部・全年次を合計すると、2026年度は2年次が11月試験4名・3月試験14名の志願に対し合格7名、3年次が11月試験2名・3月試験8名の志願に対し合格5名という規模でした。学部単位でみても志願者が1〜3名という年が多く、合格者0名の学部・コースも珍しくありません。

倍率の数字を読むときの注意

この規模の試験では「倍率」という指標そのものが年によって大きく振れます。仏教学部宗学科(法華仏教)のように、2回の試験を合計して4名志願4名合格という年もあれば、経営学部やデータサイエンス学部のように志願者が1名も出なかった学部・年もあります。募集人員が「若干名」としか公表されていない以上、大学が何名合格させるつもりなのかは公開情報からは分かりません。単年度の数字を「入りやすい/入りにくい」と短絡的に読むのではなく、複数年度の傾向を継続して確認する姿勢が必要です。

2年次と3年次はどちらが入りやすいのか

3年次編入まで実施している学部(文学部・仏教学部・地球環境科学部地理学科)の実績を比べると、際立った傾向はいまのところ確認できません。文学部英語英米文学専攻は2年次・3年次とも志願2名・合格1〜2名と近い数字で、史学科・社会学科は2年次・3年次とも合格者0名という年でした。仏教学部は宗学科法華仏教コースに志願・合格が集中しており、2年次(学部単位募集)・3年次(コース別募集)のどちらで見ても、他の3コースには志願者自体がほとんど出ていません。

法政大学の記事で確認されたような「2年次より3年次のほうが明確に入りやすい」という逆転現象は、立正大学の2026年度実績からは読み取れませんでした。母数が数名という規模では、1〜2名の合格者の増減だけで倍率が大きく変わってしまうため、年度による違いを「入りやすさの変化」と解釈すること自体が難しいのが実情です。志望学部に3年次の選択肢があるかどうかは、倍率の高低よりも先に、単純に「その学部・コースが3年次を実施しているか」で決まります。

学部ごとの「要件」に落とし穴がある

立正大学の入学試験要項には、合否とは別に「編入学志願者への注意事項」という章があり、入学後の単位認定・進級・卒業に関わる重要な情報が書かれています。

全学部共通:単位認定次第で在学年数が延びる

要項は共通の注意として、2年次編入学選抜は「他大学・短大等における既修得科目の認定単位によっては卒業まで4年以上を要する場合があります」、3年次編入学選抜は「卒業まで3年以上を要する場合があります」と明記しています。編入学は必ずしも「残り年数どおりに卒業できる」制度ではない点を、出願前提として理解しておく必要があります。

経営学部:MS-Word・Excelの習熟が入学要件の前提

経営学部は「特別情報教育プログラム」を実施しており、入学要件として、MS-Wordおよびエクセルに習熟していることを前提としています。要項では「マイクロソフトオフィススペシャリスト試験(Word、Excel、バージョン問わず)」の一般レベル(スペシャリストレベル)以上の合格が望ましいとされ、合格者は合格証のコピーの添付が案内されています。加えて、経営学部1年次の専門必修科目のうち単位未修得・振替不可の科目は入学後に修得が必要で、他大学での既修得状況によっては卒業まで4年以上を要する場合も想定されるとされています。

仏教学部・データサイエンス学部・地球環境科学部・社会福祉学部:出願前の事前連絡が実質的な必須要件

前述のとおり、仏教学部は個別相談への出席、地球環境科学部は出願締切3週間前までの事務室への連絡、社会福祉学部は指定期日までのメール連絡が求められます。データサイエンス学部も要項の注意事項で、単位認定状況によっては卒業までに定めた年限以上を要する場合があるとして、データサイエンス学部事務室への事前連絡・面談を案内しています。これらはいずれも「間に合わなかったので出願できなかった」という事態を招きやすいポイントです。要項を確認したその日のうちに該当する事務室へ連絡することを強く推奨します。

社会福祉学部:資格取得を考えている場合はさらに早い相談が必要

社会福祉士・精神保健福祉士・特別支援学校教諭免許状等の取得を考えて編入学を希望する場合、資格取得には必修科目の規定があり、他大学での既修得科目の状況によっては卒業まで4年以上を要する場合があるとされています。資格取得を前提に志望する場合は、通常の連絡期日よりもさらに早く社会福祉学部へ連絡し、他大学での履修・単位修得状況の確認を得たうえで出願するよう案内されています。

学部別に、何から手をつけるべきか

心理学部・経営学部を志望する場合

この2学部はいずれも2年次のみ・3月試験のみで、面接に「専門分野の口頭試問」が組み込まれています(心理学部は心理学、経営学部は経営学に関する口頭試問)。小論文と英語に加えて、面接で専門知識を問われる前提で準備する必要があります。小論文のテーマは当日まで非公表の会場形式です。

法学部を志望する場合

法学部は「課題(小論文〈法学〉)」という事前公表型の形式を採用しており、法の支配や法治国家原則といった法学の基本概念の異同を論じさせる、1,600字という他学部より長い字数の出題が公表されています。出願前にテーマが分かっているぶん、構成を練り込む時間を確保できる一方、参照可能な文献を使って安易に組み立てた答案は評価されにくいと考えるべきです。基本概念を正確に定義したうえで、自分の言葉で異同を説明できる状態を作ってください。

経済学部を志望する場合

経済学部はコースによる英語基準の違いが最大のポイントです。国際コースを目指すならTOEIC500点相当を出願までに用意する必要があり、間に合わなければ出願自体ができません。経済学コース・金融コースは基準を満たせば英語試験が免除されるため、早期にスコアを固めて小論文対策に専念する戦略が立てやすくなります。金融コースは日商簿記検定3級も必要になるため、簿記の学習スケジュールも並行して組んでください。

文学部を志望する場合

文学部は学科によって出題分野がはっきり分かれています。哲学科は哲学の基礎知識(哲学史を含む)、社会学科は社会学の基礎という小論文形式、史学科は日本史・東洋史・西洋史・考古学の各概説、文学科日本語日本文学専攻は日本文学史・日本文学論・日本語学、英語英米文学専攻は英米文学・英米文化・英語学という専門試験です。「文学部の編入対策」とひとまとめに準備するのではなく、志望学科・専攻の出題分野を確認したうえで、その範囲の基礎知識を固めることが優先されます。2年次・3年次のどちらも実施している学部なので、併願の組み方も検討の余地があります。

仏教学部を志望する場合

仏教学部は出願前の個別相談が必須という点で、他学部と大きく段取りが異なります。要項を確認した時点でまず仏教学部事務室に連絡してください。試験内容は2年次が仏教の役割・仏教文化と伝統文化の関係を問う小論文(学部単位・宗派を問わない共通問題)、3年次はコースにより仏教学概説(仏教学科)と日本仏教・日蓮宗の教義と歴史(宗学科)に分かれる専門試験です。11月試験は英語試験がなく出願資格として英語4単位の既修得が求められ、3月試験は英語試験があるものの同じ条件を満たせば免除されます。

データサイエンス学部を志望する場合

データサイエンス学部は新設学部でありながら2年次・3年次とも実施しており、事前公表型の課題小論文と英語(4単位既修得で免除)、面接で選考されます。過去にはこれに加えて個別学力検査(数学)を実施していましたが、2027年度入学試験からは数学の個別試験を実施しないことが要項の注記に明記されています。数学対策よりも、課題小論文で問われるデータ活用の構想を具体的に描けるかどうかが評価の中心になると考えられます。

地球環境科学部を志望する場合

環境システム学科は2年次のみ、地理学科は2年次・3年次とも実施という違いがあります。地理学科は3年次の出願要件として、地理学科もしくはそれに準ずる学科に在籍中・在籍していたことが求められるため、他分野からの3年次編入は事実上できません。地理学科の課題小論文は、自分が住んでいる地域または関心のある地域の地理的環境を踏まえて地域課題の要因と解決策を論じるという実践的なテーマが繰り返し出題されています。出願締切3週間前までの事務室への連絡も忘れないでください。

社会福祉学部を志望する場合

社会福祉学科(ソーシャルワークコース/教育福祉・社会デザインコース)と子ども教育福祉学科で出願前の事前連絡(指定期日までのメール連絡)が必須です。特に社会福祉士等の資格取得を見据えて出願する場合は、より早い段階での相談が要項で求められています。課題小論文は「社会福祉学を学ぶ意義」「教育学・保育学を学びたい理由」といった志望動機に近いテーマが公表されており、専門知識そのものよりも、なぜこの分野を学びたいのかを具体的に言語化できるかが問われます。

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過去問はどこで手に入るか

立正大学は入試情報サイトの「過去問題」ページで、編入学選抜の問題を直近2年度分公開しています。2026年度は問題冊子(学部ごとの小論文・課題・専門)に加えて英語の解答のみが公開されており、2025年度は問題のみの公開です。小論文・課題・専門科目については、解答例や出題意図までは公開されていません。この点は、解答例・出題意図まで公開している法政大学とは対照的です。

ただし、法学部・データサイエンス学部・地球環境科学部・社会福祉学部の「課題(小論文)」形式については、次の試験で実際に使われる出題テーマそのものが入学試験要項に事前公表されています。過去問を探すよりも先に、まず最新の入学試験要項を確認することが、これらの学部では最も確実な対策になります。

公開されている過去問・課題から読み取れる出題テーマ

ここからは、立正大学が公開している2026年度の編入学選抜過去問題と、2027年度入学試験要項に公表されている課題小論文の出題テーマをもとに、学部別の出題テーマと形式を整理します。問題文そのものの転載は避け、出題分野・形式・字数と、そこから読み取れる対策の方向を中心に解説します。

心理学部|国際比較データを読み解く資料型小論文

2026年度の心理学部の小論文(3月試験)は、臨床心理学科・対人社会心理学科共通の資料として、日本・米国・中国・韓国の若者の意識を比較した公的な調査資料(国立青少年教育振興機構の高校生の意識と行動に関する調査報告書)のグラフが提示され、資料から読み取れる特徴を整理したうえで、日本の若者に見られる傾向の背景を論じさせる構成でした。単なる感想文ではなく、複数国のデータを比較したうえで根拠を持って論じる力が問われています。試験時間は60分です。

法学部|法学の基本概念の異同を論じる長文の課題小論文

法学部の課題小論文(事前公表・2027年度分も同一系統のテーマが継続)は、「法の支配」という概念を「法治国家原則」との異同を踏まえて説明させる出題で、1,600字以内という他学部より長い字数が求められます。単純な用語の暗記では対応できず、2つの概念それぞれの成り立ちと、どこが共通しどこが異なるのかを、自分の言葉で整理して書く力が試されます。

経営学部|経営学の理論・概念を用いた時事論述

経営学部の小論文(3月試験)は、日本企業の国際競争力低下という時事的な題材のもとで、日本企業が海外市場で成功するために必要な要素について、経営学の理論や概念を用いて論じさせる出題でした(640字以上800字以内)。時事的な問題意識と経営学の基礎理論を結びつけて説明する力が評価の軸になっていると考えられます。

経済学部|新聞記事を題材にした読解・論述型

経済学部の小論文は、11月試験・3月試験とも新聞・経済誌等の記事を題材にした読解+論述型です。2026年度の3月試験では、出生率をめぐる新聞記事(東京の合計特殊出生率の低さと若年女性の東京への転入超過を扱う内容)をもとに、地域間の出生率格差の背景を論じさせる出題でした。11月試験では、日本経済の長期停滞(いわゆる「失われた20年」)を扱う長文を読み、その要因についての自分の考えを述べる出題(800字以内)でした。経済時事に日常的に触れ、統計データやグラフを読む練習を重ねておくことが対策の中心になります。

文学部|学科ごとに求められる力がまったく別物

文学部は学科によって出題テーマ・形式が大きく異なります。

学科・専攻2026年度に確認できる出題の性格
哲学科提示された西洋哲学の基本概念(複数の選択肢)から1つを選び説明する小論文形式(800字以内)
史学科2年次は自分が関心を持つ歴史上の出来事の概要・意義・自分の考えを述べる自由記述(600〜800字)、3年次は日本史・世界史の重要語句の中から複数選び150〜250字で説明する語句記述式
社会学科現代日本の社会問題に関する複数の論題から1つを選んで説明したうえで自分の考えを述べる小論文(800字以内)。3年次は社会学の基礎的な理論・概念に関する語句を選び400字で説明する形式
文学科英語英米文学専攻2年次は志望動機を問う小論文(800字以内)、専門試験は英米文学の作品・作家、英米文化、英語学(文法事項)にまたがる項目の中からいくつか選んで具体的に説明する形式

「文学部の編入対策」とひとまとめに準備するのではなく、志望する学科・専攻の過去問を実際に1年分解いてから対策計画を立ててください。史学科は語句の正確な知識、社会学科は時事的な社会問題への理解、英語英米文学専攻は文学史・文化・英語学という3分野にまたがる知識が必要で、準備の中身がまったく異なります。

仏教学部|2年次は宗派を問わない共通問題、3年次はコースで教理が分かれる

仏教学部の2年次小論文(学部単位・共通問題)は、日本人にとって仏教が果たしてきた役割や、日本における仏教文化と伝統文化の異同を、具体例を示しながら説明させるテーマで、11月試験・3月試験とも800字以内でした。特定の宗派の教義に偏らない、仏教全般についての理解を問う出題です。

一方3年次の専門試験はコースによって出題領域が分かれます。仏教学科(文化遺産・芸術/歴史・思想)は仏教学概説にあたる範囲として、仏教の基本教理(四諦・五蘊など)に関する語句を複数選んで説明する形式、宗学科(日本宗教・文化/法華仏教)は日本仏教・日蓮宗の教義と歴史にあたる範囲として、法華経・日蓮聖人の教えや浄土宗との違いといった日蓮系仏教の基礎知識、および寺請制度など日本仏教史に関する語句を説明する形式でした。志望コースの系統に応じて、仏教学の基礎教理と日本仏教史のどちらを重点的に押さえるべきかが変わります。

データサイエンス学部|「データは21世紀の石油」という視点からの構想論述

データサイエンス学部の課題小論文(事前公表)は、「データは21世紀の石油」と言われる背景を踏まえ、自分がデータサイエンスを学ぶことでどのようなデータをどのように利活用し、どのような価値創造を行いたいかを述べさせる出題(800字以内)で、2年次・3年次とも共通のテーマです。専門知識の正確さよりも、データ活用の構想を具体的な言葉で描けるかどうかが評価の軸になっていると考えられます。個別学力検査(数学)は2027年度入試より実施されなくなるため、数学の対策よりも構想を練る時間に重点を置くべきです。

地球環境科学部|フィールドに根ざした課題発見型の小論文

環境システム学科の課題小論文は、現在起こっている地球温暖化問題について、その原因や世界的な対策等を説明させる出題(800字以内)で、11月試験・3月試験とも同一テーマでした。地理学科の課題小論文は、自分が住んでいる地域または関心のある地域の地理学的環境(自然環境・経済環境・社会環境・文化環境)を踏まえ、地域的課題の要因と解決策を論じさせる出題(800字以内)で、こちらも2年次・3年次・11月試験・3月試験を通じて同一系統のテーマが繰り返し使われています。抽象的な環境問題の知識だけでなく、自分の生活圏や関心地域を具体的な事例として分析する視点が求められます。

社会福祉学部|志望動機に近い、学ぶ意義を問う出題

社会福祉学科の課題小論文は、多様性を尊重した支援のあり方が求められていることを踏まえて「社会福祉学」を学ぶ意義を問う出題(2年次)、現代社会における福祉的課題と関連付けて社会福祉学を深めたい理由を問う出題(3年次・教育福祉社会デザインコース)と、学年で少し角度を変えた志望動機型のテーマが公表されています。子ども教育福祉学科は、子どもの教育・福祉をめぐる諸問題について多角的・柔軟に考え続けることの重要性を踏まえて「教育学」または「保育学」を学びたい理由を問う出題です。いずれも800字以内で、専門用語の暗記よりも、自分の経験や問題意識を具体的に言語化する準備が中心になります。

英語(全学部共通問題)|文法・語彙・長文読解・和文英訳・会話文

編入学選抜の英語は、免除規定の対象にならない受験生全員に共通の問題(マークシート方式・60分)です。2026年度3月試験では、文中の不適切な語(句)を指摘する誤り指摘問題、空所補充の語彙問題、長文読解問題2題、日本文を英文にする際に最も適切な英文を選ぶ問題、会話文の空所補充問題という構成で、合計40問超という分量でした。長文読解にはNewsUSA.com配信の実用的な英文記事(健康・生活習慣がテーマ)が用いられています。学部ごとの専門試験とは別に、標準的な大学入試レベルの文法・語彙・読解力を仕上げておく必要があります。

本節で扱った出題テーマ・形式は、いずれも立正大学が公開している2026年度の編入学選抜過去問題、および2027年度入学試験要項に公表されている課題の出題内容に基づいています。出題内容は年度によって変わるため、必ず大学が公開する最新の資料をご自身で確認してください。

併願をどう組むか

立正大学と同程度の難易度帯(代表偏差値50台前半)の私立大学で、編入学選抜のハブ記事を公開している大学としては、仏教(曹洞宗)を建学の理念に持つ駒澤大学の編入学試験を徹底解説、社会福祉系の学科を持つ武蔵野大学の編入学試験を徹底解説があります。立正大学仏教学部(日蓮宗系)を志望する場合、駒澤大学(曹洞宗系)は宗派は異なるものの、仏教系学部特有の「学部単位での2年次募集・コース別の3年次募集」「事前相談が必須」といった制度設計の共通点が多く、比較しながら準備を進めると理解が深まります。社会福祉学部を志望する場合も、武蔵野大学の社会福祉系学科と併願先として比較検討する価値があります。

試験日程の面では、立正大学の3月試験(2027年3月4日)は多くの大学の一般入試・編入学試験が集中する時期と重なりやすいため、併願校の試験日と出願締切を早い段階で一覧にしておくことを勧めます。特に仏教学部・地球環境科学部地理学科・社会福祉学部を併願に組み込む場合、出願前の事前連絡・相談の期日が他大学の対策スケジュールと重ならないよう、逆算して計画を立ててください。

よくある質問

Q. 立正大学の編入学選抜は、すべての学部で2年次・3年次の両方を受けられますか?

A. いいえ。3年次編入を実施しているのは文学部の全学科・仏教学部・データサイエンス学部・地球環境科学部地理学科・社会福祉学部の教育福祉・社会デザインコースのみです。心理学部・法学部・経営学部・経済学部・地球環境科学部環境システム学科・社会福祉学部の子ども教育福祉学科およびソーシャルワークコースは2年次編入のみとなります。

Q. 英語の試験はどの学部でも必須ですか?

A. 学部によって扱いが異なります。経済学部は国際コースが出願資格として英語外部試験スコアを要求する代わりに試験そのものを課さず、経済学コース・金融コースは基準を満たせば3月試験の英語を免除します。仏教学部・データサイエンス学部・地球環境科学部は、外国語科目(英語)を4単位以上既修得していれば3月試験の英語を免除します。文学部は大学・短期大学卒業者(卒業見込みを除く)は英語試験が免除されます。

Q. 出願前に大学へ連絡が必要な学部はありますか?

A. あります。仏教学部は出願前の個別相談への出席、地球環境科学部地理学科は出願締切3週間前までの事務室への連絡、社会福祉学部は指定期日までのメール連絡が、出願の実質的な要件として求められています。

Q. 立正大学編入学選抜の倍率はどのくらいですか?

A. 2026年度実績では、全学部合計で2年次が志願18名に対し合格7名、3年次が志願10名に対し合格5名という規模でした。学部・コース単位では志願者が1〜3名、あるいは0名という年も珍しくなく、母数が小さいため単年度の倍率を厳密な「入りやすさ」の指標として扱うのは適切ではありません。

Q. 過去問は入手できますか?

A. 大学の入試情報サイトで、編入学選抜の過去問題(直近2年度分)が公開されています。ただし解答例・出題意図は原則として公開されておらず、2026年度分の英語のみ解答が公開されています。法学部・データサイエンス学部・地球環境科学部・社会福祉学部の「課題(小論文)」形式については、次回試験のテーマ自体が入学試験要項に事前公表されています。

Q. データサイエンス学部で数学の試験はありますか?

A. 過去には個別学力検査(数学)が実施されていましたが、2027年度入学試験からは数学の個別試験を実施しないことが入学試験要項に明記されています。課題小論文・英語・面接での選考になります。

Q. 仏教学部の3年次試験はどのような内容ですか?

A. コースにより出題領域が分かれます。仏教学科(文化遺産・芸術/歴史・思想)は仏教学概説、宗学科(日本宗教・文化/法華仏教)は日本仏教・日蓮宗の教義と歴史が出題領域として要項に明記されています。11月試験は英語試験がなく専門試験と面接のみ、3月試験は英語試験が加わります(4単位既修得で免除)。

Q. 経営学部・心理学部の面接ではどのようなことが聞かれますか?

A. 要項には、経営学部の面接では「経営学」に関する口頭試問が、心理学部の面接では「心理学」に関する口頭試問が含まれると明記されています。小論文・英語の対策に加えて、専攻分野の基礎知識を口頭で説明できる準備が必要です。

Q. 経営学部を志望する場合、パソコンのスキルは必要ですか?

A. 経営学部は「特別情報教育プログラム」を実施しており、MS-Word・Excelに習熟していることが入学要件の前提とされています。要項では、マイクロソフトオフィススペシャリスト試験の一般レベル以上の合格が望ましいと案内されています。

Q. 編入後、必ず2年(3年次は1年)で卒業できますか?

A. 保証されていません。要項には「他大学・短大等における既修得科目の認定単位によっては卒業まで4年(3年次編入は3年)以上を要する場合があります」と明記されており、単位認定の状況次第で在学期間が延びる可能性があります。経営学部・社会福祉学部では、学部独自の専門必修科目の未修得がある場合にこの影響がとくに出やすいとされています。

Q. 試験会場は品川キャンパスと熊谷キャンパスのどちらですか?

A. 学部によって異なります。心理学部・法学部・経営学部・経済学部・文学部・仏教学部は東京都品川区の品川キャンパス、データサイエンス学部・地球環境科学部・社会福祉学部は埼玉県熊谷市の熊谷キャンパスで実施されます。同じ試験日でも学部によって向かう場所が違うため、受験票が届いたら会場を必ず確認してください。

まとめ

立正大学の編入学選抜は、心理学部・法学部・経営学部・経済学部・文学部・仏教学部・データサイエンス学部・地球環境科学部・社会福祉学部の9学部すべてで実施されており、事前調査で挙がった候補学部がそのまま全学部実施という、他大学のハブ記事作成では珍しいパターンでした。ただし3年次編入まで行っているのは文学部・仏教学部・データサイエンス学部・地球環境科学部地理学科・社会福祉学部の一部コースに限られ、募集人員はすべて「若干名」、2026年度の実績も学部あたり数名から0名という小規模な試験です。

もっとも重要な構造は、試験の「形」が学部で違う点です。法学部・データサイエンス学部・地球環境科学部・社会福祉学部は出題テーマが事前公表される「課題」形式で、要項を読めば次の試験のテーマがそのまま分かります。一方、心理学部・経営学部・経済学部・文学部・仏教学部は当日会場で初見のテーマに取り組む「小論文」「専門」形式です。志望学部がどちらの形式かを最初に確認し、それぞれに合った準備の進め方を選んでください。

英語についても、学部・コースによって「必須」「外部試験スコアで出願資格化・試験免除」「4単位既修得で免除」とパターンが分かれます。さらに仏教学部・地球環境科学部地理学科・社会福祉学部は出願前の事前連絡・相談が実質的な必須要件になっており、これを見落とすと出願自体ができない事態になりかねません。志望学部を決めたら、まず最新の入学試験要項と、事前連絡が必要かどうかを確認することから始めてください。

本記事の数値は、立正大学が公表する2027年度入学試験要項(特別選抜)、および2026年度の編入学選抜における志願・合格実績(特別選抜入試結果データ)に基づいています。制度・日程・募集人員・試験科目は年度によって変更されるため、出願前には必ず立正大学が公表する最新の入学試験要項をご確認ください。

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この記事を書いた人

株式会社Spring Knowledge 代表取締役社長。筑波大学 社会・国際学群 社会学類へ編入学し、都内国公立大学大学院 法学政治学研究科 修士課程を修了。大学編入・大学院進学を自ら経験した立場から、スプリング・オンライン家庭教師の大学編入・大学院入試分野の指導および記事監修を担当。

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