ご質問やお問い合わせはお気軽に
慶應義塾大学大学院健康マネジメント研究科の志望動機書の書き方|所定用紙M1〜3の書き方

本記事では、慶應義塾大学院健康マネジメント研究科の志望動機書の書き方を、公式の入学試験要項に基づいて解説します。結論から言うと、この研究科の出願で提出する書類は「研究計画書」ではなく、「履歴・志望動機」という所定用紙です。多くの大学院入試では研究計画書の出来が合否を左右しますが、慶應義塾大学大学院健康マネジメント研究科では書類の名称自体が異なるため、一般的な研究計画書の書き方をそのまま当てはめると要項の指示とずれてしまいます。
健康マネジメント研究科とは、看護学専攻と公衆衛生・スポーツ健康科学専攻という2つの専攻からなる大学院で、臨床・行政・企業などでの実務経験を学術的な問題意識に翻訳できるかどうかが、出願書類と面接の両方を通じて問われる研究科です。他の大学院を併願している受験生や、大学院入試の情報を横断的に集めている受験生ほど、「研究計画書」という言葉に引きずられて、この研究科でも同じ名前の書類を探してしまいがちです。
書き上げた研究計画書、そのまま出して大丈夫ですか?
研究職キャリアを持つ講師が、テーマ設定・先行研究の位置づけ・研究方法まで、出願レベルに届いているかを個別に確認します。
- 研究職の講師が研究計画書を添削し、改善点を明確化
- 相談後に、志望校の出題傾向と学習ロードマップをまとめた個別フィードバックレポートをお渡し
- 志望校が決まっていなくてもOK
\ 合格がグッと近づく/
LINE登録でもらえる4大特典 : ①プロ講師の映像授業 ②合格までのロードマップシート ③受験校検索サイト ④「今から間に合うか」の判断材料
(費用は一切かかりません)
しかし公式の入学試験要項が定める出願書類一覧には「研究計画書」という項目自体がなく、代わりに「履歴・志望動機」という独自の書類が置かれています。この違いに気づかないまま準備を進めてしまうと、書類の構成や記入ルールを誤解したまま出願期間を迎えることになりかねません。実際、この研究科について書かれた記事の中には「研究計画書」という表現をそのまま使っているものも見受けられるため、公式要項の書類名を基準にして情報を取捨選択することが大切です。
本記事では、2027年度慶應義塾大学大学院健康マネジメント研究科入学試験要項(修士課程)という公式一次情報だけを根拠に、出願書類「履歴・志望動機(所定用紙M1〜3)」の位置づけ・提出ルール・書き方の考え方を整理します。あわせてⅠ期・Ⅱ期・Ⅲ期という出願区分のスケジュールや、小論文・面接という試験科目との関係も解説します。年度によって内容が変更される可能性があるため、出願前には必ず最新の募集要項をご確認ください。
慶應義塾大学大学院健康マネジメント研究科とは―「研究計画書」ではなく「履歴・志望動機」を提出する研究科
慶應義塾大学大学院健康マネジメント研究科は、信濃町キャンパスと湘南藤沢キャンパス(SFC)を拠点とする研究科で、看護学専攻と公衆衛生・スポーツ健康科学専攻の2専攻で構成されています。修業年限は2年で、看護学専攻は修士(看護学)、公衆衛生・スポーツ健康科学専攻は修士(公衆衛生学)・修士(医療マネジメント学)・修士(スポーツマネジメント学)のいずれかの学位を授与します。看護・医療・公衆衛生・スポーツ健康科学という複数の視点から、個人の治療にとどまらない「健康のマネジメント」を研究・実践する人材の育成を掲げている点が特徴です。臨床経験を持つ看護師・保健師から、企業の健康経営担当者、行政職員、スポーツ指導者まで、出身背景の異なる社会人が集まりやすい研究科であることも、他の一般的な人文・社会科学系研究科とは異なる雰囲気を作っています。
先に結論から述べると、この研究科の出願書類には「研究計画書」という名称の書類は存在しません。他大学院の外部院試を扱う記事や、慶應義塾大学の他研究科(経済学研究科・法学研究科・社会学研究科・文学研究科など)を紹介する記事では「研究計画書」という語がそのまま使われることが多いため、健康マネジメント研究科を志望する方も同じ書類名を探してしまいがちです。しかし公式の入学試験要項が定める出願書類一覧に「研究計画書」という項目はなく、代わりに「履歴・志望動機」という書類が置かれています。まずこの用語の違いを正しく理解しておくことが、出願準備の出発点になります。
2専攻の位置づけ
看護学専攻は、看護学の基礎教育を修めた人材が、臨床実践・教育・研究のいずれかでより高度な力を身につけることを目的とした専攻です。公衆衛生・スポーツ健康科学専攻は、医療系・非医療系を問わず幅広い出身学部の出願者を受け入れており、公衆衛生施策の立案から企業の健康経営、スポーツ科学に基づく指導まで扱うテーマの幅が広いことが特徴です。両専攻は組織上は分かれていますが、健康マネジメントという共通のテーマのもとに設置されている研究科であるため、専攻をまたいで関心を持つ受験生も少なくありません。どちらの専攻を志望する場合でも、実務での問題意識を学術的な問いへと言語化できているかが評価の軸になります。
「研究計画書」という言葉が独り歩きしやすい理由
大学院入試の情報を横断的に集めていると、「研究計画書」という語が事実上の総称のように使われている場面によく出会います。実際、慶應義塾大学の経済学研究科・法学研究科・社会学研究科・文学研究科の外部院試では、いずれも研究計画書に相当する書類が求められます。健康マネジメント研究科だけが例外的に「履歴・志望動機」という名称を採用している以上、志望校を横断して情報収集している受験生ほど、この違いに気づかないまま準備を進めてしまうリスクがあります。予備校や個人ブログの記事でも「研究計画書」という表現がそのまま使われているケースが見られますが、出願直前に慌てないためにも、公式要項の書類名を基準にして準備を進めることをおすすめします。
研究科としての理念と出願書類のつながり
健康マネジメント研究科は、個人の疾病治療にとどまらず、組織や地域・社会レベルで健康をどうマネジメントするかという視点を重視しています。看護学専攻では臨床現場での経験知を理論化・体系化することが、公衆衛生・スポーツ健康科学専攻では実務知と学術的な分析手法を組み合わせることが、それぞれ重視される傾向にあります。この理念は出願書類の設計にも表れており、抽象的な研究テーマの提示よりも、自分の経験・問題意識を土台にした志望動機の一貫性が重視される書類構成になっていると理解しておくとよいでしょう。研究計画書のように独立した研究テーマを最初から精緻に立てることを求められるわけではない一方、履歴と志望動機を一体で読ませる書類だからこそ、経験と学びたい内容の接続が甘いと全体の説得力が下がりやすい構成になっている点も押さえておきたいところです。
研究科ウェブサイトで確認しておきたい情報
出願準備を始める前に、研究科ウェブサイトで教員紹介・カリキュラム・修了要件のページに目を通しておくことをおすすめします。自分の研究したいテーマに近い教員が在籍しているか、専攻のカリキュラムがどのような科目構成になっているかを事前に把握しておくと、履歴・志望動機で「なぜこの研究科でなければならないのか」を書く際の具体性が増します。入学案内・相談会が開催される場合は、そうした機会を利用して、専攻選びや出願書類に関する疑問を直接確認しておくのも有効な準備の一つです。
慶應義塾大学の他研究科との書類名称比較
慶應義塾大学大学院は研究科ごとに独立して入試を運営しているため、出願書類の名称や出願区分の呼び方も研究科ごとに異なります。他研究科を併願する場合や、他研究科の情報と混同しないためにも、代表的な研究科の名称の違いを整理しておきます。
| 研究科 | 出願区分の呼び方 | 志望動機・研究計画に相当する書類 |
|---|---|---|
| 健康マネジメント研究科 | Ⅰ期・Ⅱ期・Ⅲ期 | 履歴・志望動機(所定用紙M1〜3)。「研究計画書」という名称なし |
| 経済学研究科 | Ⅰ期・Ⅱ期 | 研究計画書(所定様式) |
| 法学研究科 | 秋期入試・春期入試等 | 研究計画書に相当する記載欄(調書B) |
| 文学研究科 | 秋期入試・春期入試 | 研究計画書に相当する記載欄(調書B) |
| 社会学研究科 | 年1回(一般入試) | 研究計画書(専攻ごとに様式が異なる) |
このように、同じ慶應義塾大学の大学院であっても、健康マネジメント研究科のように「研究計画書」という名称そのものを使わない研究科もあれば、経済学研究科のように独立した研究計画書を課す研究科もあります。併願を検討している場合は、研究科ごとの募集要項を個別に確認し、書類名称を取り違えないようにしましょう。
出願書類「履歴・志望動機(所定用紙M1〜3)」の位置づけと提出ルール
健康マネジメント研究科修士課程の出願書類(郵送分)は、大きく分けて5点です。A志願者調書、B履歴・志望動機(所定用紙)、C履歴・志望動機のコピー、D卒業(見込)証明書、E成績証明書で構成されており、この一覧の中に「研究計画書」という項目は存在しません。A志願者調書はインターネット出願登録後にダウンロード・印刷する書類で、出力された情報以外は何も記入しないというルールがあります。志望動機や研究への意欲を書き込むのは、あくまでB・Cに位置づけられた「履歴・志望動機」です。出願書類が一つでも欠けていると受け付けられないという注意書きもあるため、5点それぞれの準備状況を出願直前にチェックリストで確認しておくことをおすすめします。
| 書類 | 内容・注意事項 |
|---|---|
| A志願者調書 | 出願登録(インターネット)完了後にダウンロードし印刷。出力情報以外は記入しない |
| B履歴・志望動機(所定用紙) | 研究科ウェブサイトからダウンロード。所定用紙(M1〜3)に記入し原本として提出。ホチキス留め不可 |
| C履歴・志望動機のコピー | B(M1〜3、計3ページ)を1セットとし、同一サイズの片面コピーを4セット用意。各セット左上をホチキス留め |
| D卒業(見込)証明書 | Bの履歴欄に記載した、高校卒業後に在籍した全機関について提出 |
| E成績証明書 | Dと同じ対象範囲について、在学期間中の全成績が記載されたものを提出 |
所定用紙(M1〜3)という呼び方の意味
要項では「所定用紙(M1〜3)に必要事項を記入し、原本としてください」と明記されています。M1・M2・M3という3ページを1セットとして扱う点、記入は手書きに加えて印字も認められる点、氏名欄は自署が必須である点が具体的なルールとして示されています。文書作成ソフトで作った文章を貼り付ける場合は、所定枠内にはがれないよう貼り付ける必要がある、という細かい指示もあります。所定用紙自体は研究科ウェブサイトからダウンロードする形式であり、出願を予定する年度によって様式が更新される可能性があるため、必ず最新版を入手してから記入を始めてください。
出願登録(インターネット)の流れ
出願はまずインターネットでの出願登録から始まります。指定の出願登録期間内に専用サイトへアクセスし、必要事項を入力する流れです。出願登録後は受験生本人が登録内容を変更することはできませんので、登録を完了する前に内容をよく確認する必要があります。万が一誤った情報を登録してしまった場合、入学検定料の支払い前であれば改めて初めから入力し直せますが、支払い後であれば再登録はできず、大学の入試係へ問い合わせることになります。履歴・志望動機に記入する内容と、出願登録で入力する情報(卒業年月日等)に食い違いがないよう、あらかじめ手元の証明書と照らし合わせておくとよいでしょう。
原本主義とA4指定
特に指示がない限り、出願書類は原本の提出が求められ、コピーは受け付けられません。プリントアウトやコピーをする書類はA4用紙・片面印刷が指定されています。こうした形式面の指示を守れているかどうかも、出願書類を準備する過程で見落としやすいポイントです。氏名・生年月日など本人の同一性に関わる記載は、通称名の使用や複数の氏名表記がある場合、同一人物であることを確認できる証明書をあわせて提出する必要があるとされています。
コピー4セットを用意する意味
「C履歴・志望動機のコピー」は、原本(M1〜3、計3ページ)と同一サイズの片面コピーを4セット用意し、各セットの左上1箇所を縦位置でホチキス留めして提出する形式です。複数セットが求められる背景には、書類審査に関わる複数の教員が同時に目を通せるようにするという実務的な事情が考えられます。原本と見た目が揃っていないコピーを提出してしまうと不備とみなされる可能性もあるため、コピーを取る段階でも原本と同じ用紙サイズ・向きになっているかを確認しておきましょう。
証明書(D・E)の取得と氏名相違時の対応
D卒業(見込)証明書・E成績証明書は、B履歴・志望動機の志願者履歴に記載した、高校卒業後に在籍したすべての機関について提出する必要があります。証明書は厳封する必要はありませんが、証明書に記載された氏名が本人の他の書類と表記が異なる場合は、戸籍抄本をあわせて提出することとされています。大学改革支援・学位授与機構から学士の学位を取得した場合は、学位授与証明書(見込みの場合は学位授与申請受理証明書)を提出します。中国大陸の大学を卒業・修了した場合は、卒業証明書に加えて「教育部学歴証明書電子注冊備案表」(英文)の提出も必要とされているため、出身校が該当する場合は早めに準備しておきましょう。
なぜ「履歴・志望動機」が書類審査と面接の両方の土台になるのか
健康マネジメント研究科の要項には、「B履歴・志望動機」について「こちらをもとに書類審査と面接試験が行われますので、熟考のうえ作成してください」という一文があります。この一文が示す通り、履歴・志望動機は提出して終わりの書類ではありません。書類審査の材料であると同時に、面接試験で聞かれる内容の土台にもなります。面接対策を「当日の受け答えの練習」だけで済ませてしまうと、そもそも自分が書いた内容と矛盾した回答をしてしまうリスクが生まれます。
要項では面接試験について、「志願者調書やその他提出された資料の記述内容を含めて、学習・研究への意欲、適応力、適性等を総合的に評価するための試験です」と説明されています。つまり面接官は、履歴・志望動機に書かれた内容を手元に置きながら質問を組み立てる可能性が高いということです。書いた内容を自分の言葉で説明できるか、深掘りされたときに具体的なエピソードや根拠を答えられるかまで見据えて、履歴・志望動機を作成する必要があります。適応力・適性という評価軸が明記されている点も見逃せません。単に知識や実績を並べるだけでなく、入学後に研究科の環境やカリキュラムにどう適応し、どのような姿勢で学んでいきたいかまで、自分の言葉で語れるように準備しておくとよいでしょう。
書類審査と面接の連動を意識した準備手順
まず履歴・志望動機の下書きを作成し、次にその内容から想定される質問を自分で洗い出し、最後に質問への回答を口頭で説明する練習をする、という3段階の準備が有効です。書いた内容と話す内容に矛盾がないかを事前に確認しておくことで、面接本番での揺らぎを減らせます。第三者に下書きを読んでもらい、「ここを聞かれたら何と答えるか」を質問してもらうのも実践的な方法です。特に、経験を一般化しすぎた表現や、根拠のない断定は面接で深掘りされやすいポイントなので、下書きの段階で洗い出しておくと安心です。書いた内容を声に出して説明してみると、文章としては自然でも口頭ではうまく説明できない箇所が見つかることがあります。そうした箇所こそ、面接で詰まりやすい部分である可能性が高いため、早めに洗い出して対策しておきましょう。
合否判定における位置づけ
公衆衛生・スポーツ健康科学専攻では、出願書類・小論文試験・面接試験を総合して選抜し、小論文と面接の比重はおよそ1対1とされています。看護学専攻では、書類審査・小論文試験・面接試験によって4つのアドミッション・ポリシーの要素を多角的に評価するとされています。出願書類そのものに独立した配点が明示されているわけではありませんが、面接の評価が書類の記述内容と切り離せない以上、履歴・志望動機の完成度は間接的に合否へ影響すると考えておくべきです。
面接でよく聞かれる質問の型
要項からは具体的な質問内容までは分かりませんが、履歴・志望動機に基づいて評価する試験である以上、一般的な大学院入試の面接と同じように「志望動機の深掘り」「これまでの経験の深掘り」「入学後に学びたいことの具体化」という3方向からの質問を想定しておくと準備がしやすくなります。「なぜこのテーマに関心を持ったのか」「これまでの経験の中で具体的にどのような場面だったのか」「入学後はどのように研究・実践を進めたいのか」という3つの問いに、それぞれ根拠を添えて即答できる状態を目指すとよいでしょう。他の大学院や関連分野の資格取得ではなくこの研究科を選んだ理由についても、聞かれる可能性がある問いとして準備しておくことをおすすめします。
提出後に読み返しておくべきこと
書類を郵送した後は内容を修正できません。提出前の最後の確認として、書いた内容を自分で音読し、説明に詰まる箇所がないかをチェックしておくとよいでしょう。面接の直前になって初めて自分の書類を読み返す受験生も少なくありませんが、提出直後から定期的に読み返し、記憶と記述内容がずれていないかを確認しておくことをおすすめします。出願から試験日までは1か月前後の期間があるため、その間に自分の問題意識がさらに具体化することもあります。読み返しの際に新しく気づいたことがあれば、面接でどう補足するかをあらかじめ言葉にしておくと、当日の受け答えに厚みが出ます。
専攻別に見る書くべき内容の違い(看護学専攻/公衆衛生・スポーツ健康科学専攻)
2つの専攻は同じ「健康マネジメント研究科」に属していますが、想定する出願者像が異なるため、履歴・志望動機で強調すべき内容にも違いが出やすくなります。看護学専攻は臨床経験の理論化、公衆衛生・スポーツ健康科学専攻は実務知と学術的分析手法の接続が、それぞれ重視される傾向にあります。学部新卒で出願する受験生よりも、実務経験を積んだうえで研究テーマを明確に持って出願する層が一定数いる点も、この研究科の特徴の一つです。
看護学専攻で意識したいこと
看護学専攻は、看護学の基礎教育を修めた人材が、臨床実践・教育・研究の分野でより高度な力を身につけることを目的としています。看護学基礎教育課程を修了していない、または修了予定でない場合は、出願前に希望分野の教員へ相談することが必要とされています。また出願前に希望する分野の教員と面接することも推奨されています。志望動機では、臨床現場で得た気づきを、感想や不満のレベルで終わらせず、理論的な枠組みや先行研究と接続できる問いへと組み立て直せているかが重要になります。専門看護師(CNS)プログラムを希望する場合は、日本国の看護師免許を取得済みであることが必要とされ、看護の実践経験があることも原則とされています。CNSの認定審査自体は日本看護協会が実施するものであり、健康マネジメント研究科の入試とは別の手続きになるため、両者のスケジュールを混同しないよう、認定制度の詳細は日本看護協会のウェブサイトであわせて確認しておくとよいでしょう。
公衆衛生・スポーツ健康科学専攻で意識したいこと
公衆衛生・スポーツ健康科学専攻は、医療系・非医療系を問わず幅広い出身学部からの出願を受け入れています。この専攻を志望する場合は、出願登録の前に希望するユニットを確認し、誤りのないよう出願登録を行う必要があります。行政・企業・スポーツ現場など、多様な実務経験を持つ出願者が集まりやすいため、志望動機では「なぜ健康マネジメント研究科でなければならないのか」を、他の類似分野の大学院と比較しながら具体的に説明できるかが問われます。医療系出身者だけでなく、経済学・経営学・教育学・体育学など多彩な学部出身者が集まりやすい専攻であるため、専門知識の量よりも問題意識の明確さで勝負する場面が多くなります。企業の健康経営部門やスポーツ指導・教育などでの実務経験を積んだ社会人が出願するケースも多く、学部時代の専門分野が直接一致していなくても、志望動機の中で健康マネジメントへの接続を明確に示せるかどうかが重要になります。
両専攻に共通する視点
どちらの専攻でも、「これまでの経験」を語るだけでなく、その経験をどのような研究の言葉に翻訳するかまで踏み込めているかが評価の分かれ目になります。単に「関心がある」というレベルの記述にとどまらず、自分の問題意識を研究として扱えるレベルの問いに変換する作業は、出願直前に慌てて行うと表面的になりがちです。日頃から自分の仕事・活動を振り返り、言語化しておく習慣が、履歴・志望動機の説得力につながります。専攻選びに迷う場合は、研究科の入試係や説明会等の機会を通じて相談することも一つの方法です。
専攻をまたいで関心を持つ場合の書き方
健康マネジメントというテーマの性質上、看護と公衆衛生・スポーツ健康科学の両方にまたがる問題意識を持つ受験者も少なくありません。出願はいずれか一方の専攻を選ぶ必要があるため、志望動機では自分の問題意識の中心がどちらの専攻の枠組みに近いかを明確にしたうえで、もう一方の視点をどう補完的に活用したいかを整理して書くと、専攻選択の理由に説得力が生まれます。両専攻の違いを曖昧にしたまま出願すると、面接で「なぜこの専攻なのか」を問われたときに答えに窮しやすくなる点にも注意しておきましょう。
書き上げた研究計画書、そのまま出して大丈夫ですか?
研究職キャリアを持つ講師が、テーマ設定・先行研究の位置づけ・研究方法まで、出願レベルに届いているかを個別に確認します。
- 研究職の講師が研究計画書を添削し、改善点を明確化
- 相談後に、志望校の出題傾向と学習ロードマップをまとめた個別フィードバックレポートをお渡し
- 志望校が決まっていなくてもOK
\ 合格がグッと近づく/
LINE登録でもらえる4大特典 : ①プロ講師の映像授業 ②合格までのロードマップシート ③受験校検索サイト ④「今から間に合うか」の判断材料
(費用は一切かかりません)
所定用紙M1〜3の書き方―「履歴」パートと「志望動機」パートを混同しない
公式に確認できる範囲では、「履歴・志望動機」はM1〜3の3ページで構成される所定用紙であり、履歴に関する事項と志望動機に関する事項の両方をこの用紙の中に記入する形式です。所定用紙そのものは研究科ウェブサイトからダウンロードする形で提供されており、具体的な設問文や記入欄の細目は、最新版を必ず入手して確認してください。本記事では、要項本文で確認できた「履歴・志望動機」という書類の性質と、一般的な出願書類の書き方の考え方を整理します。
「履歴」パートで意識すること
履歴に関する記載は、単なる経歴の列挙で終わらせず、志望動機パートとのつながりを意識して書くことが重要です。学部時代の専攻、卒業後の職歴や実務経験、資格の取得状況などを時系列で整理しつつ、それぞれの経験が健康マネジメント研究科での学びとどう接続するのかを、読み手が追えるように配置します。履歴と志望動機が別々の話として分断されていると、「なぜこの研究科なのか」という一貫したストーリーが伝わりにくくなります。特に転職や職種の変更を経験している場合は、その経緯を隠すのではなく、健康マネジメントという研究テーマにどうつながっているかを説明する材料として活用するとよいでしょう。病院や介護施設での勤務経験から現場の課題に気づいた場合であれば、その気づきを不満や感想のレベルで終わらせず、どのようなデータや理論的な枠組みで検証できそうかという研究の視点に一歩踏み込んで記述できると、履歴パートと志望動機パートのつながりがより明確になります。
「志望動機」パートで意識すること
志望動機パートでは、まず結論として「何を学び、何を明らかにしたいのか」を簡潔に述べ、その後に経験に基づく問題意識、先行する制度や既存の取り組みを踏まえた現状認識、そして「なぜ他の大学院ではなく健康マネジメント研究科でなければならないのか」という理由を続ける構成が基本になります。研究科の特色である学際性(看護・公衆衛生・スポーツ健康科学の横断)や、実務家と研究者養成の両方を掲げる教育方針に触れながら、自分の志望動機を接続できると説得力が増します。抽象的な社会課題への言及だけで終わらせず、自分自身がその課題にどう関わってきたか、これから研究としてどう向き合いたいかまで書き切ることが重要です。企業の健康経営担当者であれば、社内で実施した施策の効果測定をどのように学術的な枠組みで捉え直せるかという視点を加えると、単なる業務報告ではなく研究への志望動機として読める内容になります。
手書き・印字それぞれの注意点
記入は手書きに加えて印字も認められていますが、氏名欄は必ず自署する必要があります。文書作成ソフトで作成した文章を貼り付ける場合は、所定枠内にはがれないよう貼り付けることが求められています。仕上がりの見やすさだけでなく、要項が定める提出ルールを一つずつ満たしているかを、最終提出前に必ず確認しましょう。
書き上げた後の推敲プロセス
下書きを一度書き終えたら、時間を置いてから読み返し、履歴パートと志望動機パートの間に矛盾や重複がないかを確認します。可能であれば、研究科の教育内容に詳しい第三者(教員・先輩院生・予備校の講師など)に読んでもらい、伝わりにくい部分や説明不足の部分を指摘してもらうと、独りよがりな内容になることを避けられます。所定枠内に収まる分量に整えることも忘れずに行いましょう。
陥りやすい失敗パターン
履歴・志望動機でよく見られる失敗は、大きく2つに整理できます。ひとつは、経験を時系列で並べただけで終わり、研究科での学びとの接続が書かれていないパターンです。もうひとつは、社会的な課題への問題意識を語るだけで、自分自身がその課題にどう関わってきたかという裏付けが弱いパターンです。いずれも、履歴パートと志望動機パートが別々の文章として存在してしまっている状態が原因になっていることが多く、書き終えた後に両パートを続けて読み、一つのストーリーとして成立しているかを確認する工程が欠かせません。
出願区分Ⅰ期・Ⅱ期・Ⅲ期のスケジュールと書類提出までの逆算
健康マネジメント研究科修士課程の出願機会は、年3回のⅠ期・Ⅱ期・Ⅲ期に分かれています。2027年度入試(2026年度実施分)の日程は次の通りです。年度によって出願期間・試験日・合格発表日は変更される可能性があるため、出願前には必ず最新の募集要項で確認してください。
| 区分 | 出願期間 | 試験日 | 合格発表 |
|---|---|---|---|
| Ⅰ期 | 2026年6月4日(木)〜6月10日(水) | 2026年7月4日(土) | 2026年7月9日(木)10:00 |
| Ⅱ期 | 2026年10月8日(木)〜10月14日(水) | 2026年11月7日(土) | 2026年11月19日(木)10:00 |
| Ⅲ期 | 2026年12月11日(金)〜12月15日(火) | 2027年1月16日(土) | 2027年1月21日(木)10:00 |
Ⅰ期・Ⅱ期・Ⅲ期それぞれに専用の募集人員枠は設けられていませんが、Ⅲ期のみ「若干名」という位置づけです。Ⅲ期(冬入試)の出願期間・試験科目・専攻ごとの出願資格といったより詳細な情報は、慶應義塾大学大学院健康マネジメント研究科「冬入試」の傾向と対策で解説していますので、あわせて確認してください。
逆算スケジューリングの考え方
履歴・志望動機は「熟考のうえ作成」することが求められる書類であり、出願期間が始まってから書き始めるのでは時間が不足しがちです。卒業(見込)証明書・成績証明書は出身校への発行依頼から手元に届くまで日数がかかるため、出願期間の開始前に依頼を済ませておく必要があります。特にⅢ期は出願期間が数日間しかなく、年末年始をまたぐ時期でもあるため、出身校・大学双方の窓口が休業する期間を見込んだ余裕あるスケジュールが欠かせません。出願を決めた時点で、まず証明書の発行依頼、次に履歴・志望動機の下書き、最後に推敲と面接準備という順番で逆算しておくと、直前になって慌てる事態を避けられます。
郵送方法・受験票・合格発表の実務
出願書類は市販の封筒に入れ、所定の宛名ラベルを貼付したうえで、「簡易書留」かつ「速達」で郵送することが定められています。出願の受付は郵送に限られ、国内投函の場合は締切日消印有効、海外からの郵送出願は国際スピード郵便(EMS)やFedEx・DHL等の追跡可能なサービスを使うこととされています。受験票はPDFで発行され、出願が受理されると印刷が可能になります。受験票公開開始予定日はⅠ期が2026年6月30日頃、Ⅱ期が2026年11月3日頃、Ⅲ期が2027年1月12日頃とされており、大学からの受験票送付はありません。合格発表はオンライン合格発表のみで、電話・電子メール等の問い合わせには一切応じられない点にも注意が必要です。なお補欠合格は設けられていませんが、合格者の入学手続き状況により欠員が生じた場合には追加合格を認めることがあるとされています。
入学検定料と支払いのタイミング
入学検定料は35,000円(税込)で、別途サービス利用料1,100円がかかります。支払い期間は各区分の出願期間と同じ日程で設定されており、支払い完了後に志願者調書の印刷が可能になります。書類の印刷・記入・郵送という一連の流れを踏まえ、出願期間の初日から動き出せるよう準備しておくとスムーズです。納入した検定料は、出願書類を郵送しなかった場合や、出願が受理されなかった場合を除いて返金されないため、出願する区分を決めたら計画的に準備を進めることが大切です。
合格後の入学手続き期間
合格発表後の入学手続き期間は、区分によって異なります。Ⅰ期合格者は2026年11月30日〜12月4日、Ⅱ期・Ⅲ期合格者は2027年2月1日〜2月4日が入学手続き期間とされています。指定された期間内に振込みや必要書類の提出を完了しないと、いかなる事情があっても入学の資格を失うとされているため、合格発表を確認したらすぐに手続きに着手できるよう、必要書類や納入方法を事前に確認しておくことが重要です。
併願を検討する場合の注意点
他の大学院や他研究科と併願する場合は、出願書類の準備・検定料の支払い・試験日が重ならないか、早い段階でスケジュールを一覧化しておくことをおすすめします。健康マネジメント研究科はⅠ期・Ⅱ期・Ⅲ期と出願機会が複数回あるため、他大学院の結果を見てから出願時期を選べる点は利点になりますが、その分だけ履歴・志望動機の作成時間が短くなる可能性もあります。併願先ごとに書類の名称・様式・分量が異なることが多いため、使い回しを前提にせず、この研究科専用の内容として書き直す時間を確保しておきましょう。
試験科目(小論文・面接)との関係で見る志望動機書対策
健康マネジメント研究科の入学試験は、Ⅰ期・Ⅱ期・Ⅲ期のいずれも小論文試験と面接試験の2科目で構成されており、専門科目の個別筆記試験は設けられていません。小論文試験は80分で実施され、与えられる資料には英文が含まれることがあります。面接試験は一人あたり15分程度で、詳細は試験当日に案内されます。
小論文試験の位置づけ
要項では小論文試験について、「本大学大学院健康マネジメント研究科修士課程で学習を行ううえで必要な読解力、論理的思考力、問題解決能力、表現力などを総合的に評価するための試験です」と説明されています。専門知識の暗記量よりも、資料を正確に読み解き、論理的に説明・要約する力が問われる試験です。英文を含む資料が出題される可能性がある点を踏まえ、日頃から英語の統計資料や政策文書に触れておくことも準備の一つになります。健康・医療・公衆衛生・スポーツ分野の統計や白書は日本語・英語の両方で公開されているものが多いため、志望動機の材料集めと並行して読み慣れておくと、小論文対策と履歴・志望動機の充実の両方に役立ちます。
試験当日の持ち物と流れ
試験会場は信濃町キャンパス孝養舎で、小論文試験の集合時間は10:30とされています。試験場には集合時間の1時間前から入場可能です。机の上に置けるのは受験票のほか、黒のHB・Bの鉛筆またはシャープペンシル、消しゴム、鉛筆削り(電動式を除く)、時計、眼鏡、辞書1冊のみで、電子辞書や付箋を付した辞書は使用できません。携帯電話・スマートフォン等の通信機器は電源を切ってかばんにしまう必要があり、休憩時間は大学の外に出ることも可能ですが受験票は必ず携行することとされています。面接試験は、指示された再集合時刻までに再集合場所へ戻らなければ受験放棄とみなされる点にも注意しましょう。昼食は各自で用意することとされているため、休憩時間の長さや周辺の状況を事前に調べておくと、当日の行動計画を立てやすくなります。
面接試験と履歴・志望動機のつながり
面接試験は、履歴・志望動機を含む提出資料の記述内容を踏まえて、学習・研究への意欲、適応力、適性等を評価する試験です。看護学専攻では書類審査・小論文・面接を通じて4つのアドミッション・ポリシーの要素を多角的に評価し、公衆衛生・スポーツ健康科学専攻では出願書類・小論文・面接を総合して選抜し、小論文と面接の比重はおよそ1対1とされています。専門科目の得点だけで合否が決まる入試ではなく、書類と面接を通じた一貫性が問われる選考方式であることを踏まえて対策する必要があります。
対策の優先順位
専門科目の筆記対策がない分、限られた準備期間をどこに配分するかが重要です。小論文は資料読解と論理的な文章構成の訓練、履歴・志望動機は自分の経験を研究の言葉に翻訳する作業、面接はその内容を口頭で説明する練習というように、それぞれ異なる種類の準備が必要になります。いずれか一つに偏らず、出願期間の前から並行して取り組んでおくことをおすすめします。特に社会人として働きながら準備する場合は、平日にまとまった時間を確保しづらいため、週末を使って履歴・志望動機の推敲と小論文の演習を交互に進めるなど、無理のないペース配分を考えておくとよいでしょう。準備の進め方に迷った場合は、独学で全てを抱え込むのではなく、大学院入試対策の指導経験がある第三者に途中経過を見てもらうという選択肢も検討する価値があります。
試験当日の体調管理に関する注意
学校保健安全法で出席停止が定められている感染症に罹患し治癒していない場合は、他の受験生や監督者への感染のおそれがあるため受験を控えるよう案内されています。この場合でも原則として追試験等の措置や検定料の返還は行われません。出願から試験日までの期間は体調管理にも気を配り、当日を万全の状態で迎えられるよう準備しておくことも、間接的ではありますが対策の一部と言えます。
出願資格・募集人員・検定料の確認ポイント
出願資格は、大学を卒業した者および入学までに卒業見込みの者を基本に、計6項目のいずれかに該当する必要があります。大学改革支援・学位授与機構による学士学位取得者、外国において16年の学校教育課程を修了した者、文部科学大臣の指定した者、外国の大学等で修業年限3年以上の課程を修了し学士に相当する学位を得た者に加えて、22歳以上でこの研究科が大学卒業者と同等以上の学力があると認めた者も出願資格を持ちます。出願時に「卒業見込み」で受験し、実際には期日までに卒業できなかった場合は入学資格が取り消されるという注意点も明記されています。
専攻ごとの募集人員
| 専攻 | 募集人員 | 備考 |
|---|---|---|
| 看護学専攻 | 10名 | 看護学基礎教育課程以外の卒業者・卒業見込者は事前相談が必要 |
| 公衆衛生・スポーツ健康科学専攻 | 30名 | 学位ごとの募集人員枠は設けていない。出願前にユニットの確認が必要 |
Ⅰ期・Ⅱ期・Ⅲ期それぞれに専用の募集人員枠は設けられていませんが、Ⅲ期は若干名という位置づけです。専攻・学位を問わず出願資格を満たすかどうか判断に迷う場合は、自己判断で進めず研究科の窓口へ早めに問い合わせることが推奨されています。
検定料と手続きの流れ
入学検定料は35,000円(税込)で、別途サービス利用料1,100円がかかります。海外在住の出願者はクレジットカード支払いが利用できますが、日本在住の出願者はクレジットカード支払いを使用しないよう案内されています。出願登録・検定料の支払い・志願者調書の印刷・書類の郵送という流れを、出願期間内に確実に完了させる必要があります。
身体的な配慮が必要な場合の手続き
身体の機能の障がいや疾病等により、受験・就学に際して特別な配慮を必要とする場合は、出願に先立ち、各出願期間初日の3週間前までに大学へ連絡することが求められています。事前の問い合わせがなかった場合、対応ができない可能性があるとされているため、該当する場合は早めに動いておくことが重要です。
虚偽記載・不正行為があった場合の扱い
出願書類や出願資格審査に関わる書類に虚偽の記載があった場合、または選考中に不正行為があった場合は、発覚した時期に応じて対応が分かれます。選考中の発覚では出願資格を認めず、合格後の発覚では合格・入学の資格が取り消され、入学後の発覚でも入学の資格が取り消されます。履歴・志望動機に記載する経歴や実務経験は、誇張や事実と異なる記載をしないよう、正確な内容で作成することが大前提になります。
奨学制度・教育ローンの概要
健康マネジメント研究科の学生を対象とした奨学制度には、湘南藤沢キャンパス独自の奨学金や、慶應義塾大学全体の奨学制度総合案内で紹介されているもの、日本学生支援機構の「特に優れた業績による奨学金返還免除」修士課程内定制度などがあります。いずれも募集は入学後の4月以降になるため、出願段階で詳細を確定させる必要はありませんが、費用面の見通しを立てておきたい場合は、出願前にどのような制度があるかを一通り確認しておくと安心です。学費を金融機関からの借り入れでまかなう教育ローン制度も用意されており、融資条件は提携先金融機関によって異なります。
入学に必要な費用の目安
2027年度入学者の費用は本記事執筆時点で未定ですが、2026年度の実績では、在籍基本料70,000円・授業料1,830,000円に、慶應SFC学会費や学生健康保険互助組合費等を加えた合計が1,910,600円とされています。学費等は春学期・秋学期の年2回に分けて納入することができ、学生健康保険互助組合加入費は初年度のみの徴収です。奨学制度や教育ローンも用意されているため、費用面で不安がある場合は、出願前に研究科や大学の奨学金案内のページも確認しておくとよいでしょう。
よくある質問(FAQ)
健康マネジメント研究科の出願に「研究計画書」は必要ですか?
必要ありません。この研究科の出願書類一覧に「研究計画書」という名称の書類はなく、志望動機や研究への意欲を書き込む書類の正式名称は「履歴・志望動機(所定用紙)」です。他の大学院で研究計画書を提出した経験がある方も、この研究科では書類名が異なる点にまず注意してください。
「履歴・志望動機」の所定用紙はどこで入手できますか?
健康マネジメント研究科のウェブサイトからダウンロードします。年度によって様式が更新される可能性があるため、出願を予定する年度の最新版を必ず確認したうえで入手してください。
M1・M2・M3にはそれぞれ何を書けばよいですか?
要項では「所定用紙(M1〜3)に必要事項を記入し、原本としてください」とだけ説明されており、各ページの詳細な設問内容までは要項本文には記載されていません。所定用紙をダウンロードした際に、実際の設問・記入欄を確認したうえで、履歴に関する事項と志望動機に関する事項を整理して記入してください。
Ⅰ期・Ⅱ期・Ⅲ期のどれで出願するのが有利ですか?
要項に「有利な区分」は明記されていません。Ⅰ期・Ⅱ期・Ⅲ期それぞれに専用の募集人員枠は設けられていない一方、Ⅲ期のみ「若干名」という位置づけです。準備が十分に整った区分で出願することが基本であり、他大学院との併願状況も踏まえて時期を検討するとよいでしょう。
看護学専攻と公衆衛生・スポーツ健康科学専攻で書き方は変えるべきですか?
専攻ごとに想定される出願者像が異なるため、強調すべき内容は変わってきます。看護学専攻では臨床経験の理論化、公衆衛生・スポーツ健康科学専攻では実務知と学術的分析手法の接続を意識すると、志望動機に説得力が生まれやすくなります。
実務経験がない場合、志望動機書はどう書けばよいですか?
実務経験の有無だけが評価基準ではありません。学部時代の学びや研究活動、ボランティア・インターンシップなどの経験から得た問題意識を、健康マネジメントという枠組みでどう位置づけられるかを具体的に言語化することが重要です。
面接では志望動機書のどこを聞かれますか?
要項では「志願者調書やその他提出された資料の記述内容を含めて」評価すると説明されています。履歴・志望動機に書いた具体的なエピソードや問題意識について、より詳しい説明を求められる可能性があるため、書いた内容を自分の言葉で説明できるように準備しておくことが大切です。
出願書類は当日どのように持参すればよいですか?
出願書類自体は事前の郵送提出であり試験当日の持参物ではありませんが、試験当日は受験票を必ず携行する必要があります。受験票を忘れた場合や紛失した場合は、試験場の入口で案内係に申し出るよう案内されています。
まとめ|健康マネジメント研究科の志望動機書対策
- 健康マネジメント研究科の出願書類に「研究計画書」という名称の書類はなく、正式名称は「履歴・志望動機(所定用紙)」である
- 所定用紙はM1〜3の3ページ構成で、原本1部とコピー4セット(各セット左上をホチキス留め)を提出する
- 履歴・志望動機は書類審査だけでなく、面接試験の質問内容の土台にもなる
- 看護学専攻・公衆衛生スポーツ健康科学専攻それぞれで、強調すべき内容の軸が異なる
- 出願区分はⅠ期・Ⅱ期・Ⅲ期の3回。証明書の取り寄せなどを踏まえた逆算スケジュールが必要
- 試験科目は小論文(80分)と面接(一人15分)のみで、専門科目の個別筆記試験はない
- 出願資格・募集人員・検定料は年度により変更される可能性があるため、必ず最新の募集要項で確認する
健康マネジメント研究科の出願書類は、他の大学院で一般的な「研究計画書」とは異なる独自の様式を採用しています。書類名の違いを正しく理解したうえで、履歴と志望動機を一貫したストーリーとして組み立てられるかが、書類審査・面接双方を突破するための土台になります。所定用紙の細かな記入ルールを一つずつ満たしながら、自分の経験を研究の言葉に翻訳する作業には、想像以上に時間がかかるものです。出願期間の直前になって慌てないよう、逆算したスケジュールで早めに着手することをおすすめします。Ⅰ期・Ⅱ期・Ⅲ期という複数回の出願機会があることは、時間をかけて準備したい受験生にとって心強い制度でもありますが、その分だけ「まだ時間がある」と後回しにしてしまうリスクもあります。証明書の取り寄せや所定用紙のダウンロードなど、今すぐ着手できる作業から一つずつ進めておきましょう。院試の志望理由書の書き方や慶應義塾大学大学院入試の全体像もあわせて確認しながら、余裕を持ったスケジュールで準備を進めてください。独学での対策に不安がある場合は、大学院入試対策コースのような専門の指導を活用するのも一つの方法です。
書き上げた研究計画書、そのまま出して大丈夫ですか?
研究職キャリアを持つ講師が、テーマ設定・先行研究の位置づけ・研究方法まで、出願レベルに届いているかを個別に確認します。
- 研究職の講師が研究計画書を添削し、改善点を明確化
- 相談後に、志望校の出題傾向と学習ロードマップをまとめた個別フィードバックレポートをお渡し
- 志望校が決まっていなくてもOK
\ 合格がグッと近づく/
LINE登録でもらえる4大特典 : ①プロ講師の映像授業 ②合格までのロードマップシート ③受験校検索サイト ④「今から間に合うか」の判断材料
(費用は一切かかりません)



