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東京理科大学大学院工学研究科の入試傾向と対策|出願資格・試験科目・面接まで徹底解説

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東京理科大学院 工学研究科の入試対策を進めるうえで最初につまずきやすいのが、専攻ごとに出願資格・試験科目・提出書類がすべて異なるという点です。工学研究科とは、東京理科大学の学部教育の上に立って専門性を高め、研究者・技術者・設計者として社会で活躍する人材を育成する大学院組織のことで、建築学・工業化学・電気工学・情報工学・機械工学の5専攻で構成されています。学内からの内部進学だけでなく、他大学の学部出身者による外部受験も広く受け入れており、内部・外部を問わず同じ一般入試の枠組みで選考が行われます。

本記事では、2027年度大学院学生募集要項(修士課程・一般入試)をもとに、工学研究科の出願資格・入学定員・出願期間・試験日程、そして専攻別の試験科目と出題範囲を専攻ごとに整理しました。あわせて、研究計画書ではなく志望理由書(800字程度)が求められる理由や、面接で意識したい観点、入学検定料・学費といった出願実務の細部まで、この1本の記事で一通り把握できる構成にしています。

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工学研究科の一般入試は出願期間が2週間ほどしかなく、専攻によって専門科目の内容や英語外部試験の扱いも異なるため、早い段階でスケジュールを把握しておくことが合否を分ける要因になります。特に建築学専攻の即日設計や、電気工学・機械工学専攻のように複数科目が課される専攻は、直前の詰め込みだけでは間に合いにくい範囲です。志望する専攻がすでに決まっている方はもちろん、複数専攻の間で迷っている方も、まずは自分が目指す専攻に必要な準備量を正しく把握することから始めてください。

なお、本記事で扱うのは工学研究科の一般入試(筆記試験・面接による選考)です。工学研究科には社会人特別選抜や推薦入学など別枠の入試制度もありますが、出願資格・試験内容が一般入試とは異なるため、該当する方は大学公式が別途公開している募集要項を必ず確認してください。以下では、出願資格の確認から始め、入学定員、試験日程、専攻別の試験科目、英語外部試験、志望理由書、面接、出願書類・学費まで、出願準備の流れに沿って解説していきます。

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目次

東京理科大学大学院工学研究科とは|5専攻の構成とキャンパス

東京理科大学大学院工学研究科は、建築学専攻・工業化学専攻・電気工学専攻・情報工学専攻・機械工学専攻の5専攻で構成されています。学部の工学部から進学する学生に加え、他大学・他学部からの外部受験生も同じ一般入試の枠組みで受け入れており、専攻ごとに研究室単位で指導教員が定められています。キャンパスはいずれの専攻も葛飾キャンパス(東京都葛飾区新宿)に統一されており、実験設備や図書館などの研究環境を専攻間で共有しやすい立地になっています。

研究科の理念と学べる内容

工学研究科のアドミッション・ポリシーでは、学士課程で修得した基礎学力と幅広い教養をもとに工学分野で自ら課題を発見し解決する研究意欲のある人、研究者・技術者・設計者等に必要な能力の修得を目指す人、主体的に多様な人々と協働して研究を行う意欲のある人を広く求めるとされています。専攻ごとの学問領域は幅広く、建築学専攻では建築計画から建築構造・建築環境まで、工業化学専攻では化学工学を含む応用化学分野、電気工学専攻では電気・電子・情報の融合領域、情報工学専攻では数理科学と情報技術、機械工学専攻では材料力学・熱力学・機械力学・流体力学といった機械系の基礎から応用までを扱います。

専攻名だけを見ると学部の学科構成と似ているため進路選択に迷いは少ないように思えますが、実際には研究室ごとに扱うテーマの粒度が細かく分かれています。同じ電気工学専攻でも、パワーエレクトロニクスを扱う研究室と情報通信を扱う研究室では必要となる基礎知識の比重が異なるため、専攻を選ぶ段階で研究室単位までさかのぼって検討することをおすすめします。

修士課程と博士後期課程

工学研究科には修士課程(博士前期課程)と博士後期課程があります。本記事で解説する一般入試は修士課程を対象としたもので、博士後期課程は別途出願資格・選考方法が定められています。修士課程修了後に博士後期課程へ進学する道も用意されているため、研究を継続したい場合は出願前に指導を希望する教員へ将来の進路も含めて相談しておくと安心です。志望専攻に迷う場合は、各専攻のWebサイトで研究室一覧や教員の研究業績を確認し、自分の研究テーマに近い教員がいる専攻を選ぶのが基本的な進め方になります。

外部受験生が押さえておきたい前提

工学研究科は学部からの内部進学者だけでなく、外部大学からの受験者にも広く門戸を開いています。外部から受験する場合、学部時代のカリキュラムと大学院の専門科目の出題範囲にずれが生じることがあるため、志望専攻の出題科目を早めに確認し、不足している分野を補う学習計画を立てることが重要です。他大学からの受験を検討している場合は、北海道大学大学院 工学院の外部院試を徹底解説のような他大学の工学系大学院入試の事例もあわせて確認すると、出願書類や面接対策の共通点・相違点が見えやすくなります。

研究室訪問の進め方

志望専攻が決まったら、次のステップは研究室訪問です。多くの研究室では、事前にメールで面談を申し込むことで、教員から研究内容の説明を受けたり、在籍する学生から研究室の雰囲気を聞いたりする機会が得られます。研究室訪問は出願前に必ず行うべき手続きの一つとして募集要項でも案内されているため、後回しにせず、志望理由書を書き始める前の段階で済ませておくのが理想的です。訪問時には、自分がその研究室で取り組みたいテーマの方向性を簡潔に説明できるように準備しておくと、教員側からも有益なフィードバックを得やすくなります。複数の研究室で迷っている場合は、比較のために2〜3件訪問しておくと、志望理由書の説得力が高まります。

創域理工学研究科など他研究科との名称の違いに注意

東京理科大学の大学院には、工学研究科のほかに創域理工学研究科や先進工学研究科など、名称が似ている研究科が複数存在します。創域理工学研究科は野田キャンパス、工学研究科と先進工学研究科は葛飾キャンパスという違いがあり、専攻名も「電気電子情報工学専攻(創域理工学研究科)」と「電気工学専攻(工学研究科)」のように似た名称が並んでいるため、志望校研究や資料請求の際に取り違えないよう注意が必要です。募集要項も研究科ごとに別冊で用意されているため、出願前に必ず自分が受けたい研究科・専攻の名称を正確に確認してください。

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出願資格を徹底解説|誰が出願できるか

工学研究科修士課程の一般入試における出願資格は、2027年度募集要項では次の6区分のいずれかに該当する者と定められています。学士の学位を有する者または取得見込みの者が基本となる区分ですが、外国での学校教育歴や専修学校の課程を経た場合の規定も設けられており、多様な学歴の志願者を想定した制度になっています。

区分出願資格の内容
学士の学位を有する者、または2027年3月取得見込みの者
外国において学校教育における16年の課程を修了した者、または2027年3月までに修了見込みの者
文部科学大臣が定める基準を満たす専修学校の専門課程・専攻科を修了した者(見込み含む)
文部科学大臣の指定した者
大学3年次在籍者向けの特別選抜対象者(該当専攻のみ)
研究科が大学卒業者と同等以上の学力を認めた22歳以上の者

大学3年次特別選抜は工学研究科の対象外

⑸の「大学3年次に在籍する者の特別選抜」は、2027年度募集では理学研究科物理学専攻、創域理工学研究科の建築学専攻・機械航空宇宙工学専攻・社会基盤工学専攻、そして先進工学研究科の5専攻でのみ実施されます。工学研究科の5専攻はこの特別選抜の対象に含まれていないため、工学研究科を目指す学部3年生は、通常どおり4年生に進級して卒業見込みの状態になってから一般入試に出願する流れになります。この点は同じキャンパスで一般入試を実施する先進工学研究科との明確な違いなので、両研究科を併願候補として検討している場合は特に注意してください。

外国での学歴・専修学校出身者の扱い

出願資格⑵・⑶は、日本国外の教育機関を卒業した志願者や、専修学校の専門課程・専攻科を修了した志願者を想定した規定です。該当する可能性がある場合は、出願書類として日本語または英語で書かれた証明書の提出が求められ、それ以外の言語で書かれている場合は公的機関・日本語学校・翻訳会社による訳文の添付が必要になります。学歴の証明に不安がある場合は、出願期間が始まる前の早い段階で問い合わせ窓口に確認しておくと安心です。

指導教員が決まっていない場合の対応

志望専攻は決まっているものの、指導を希望する具体的な教員がまだ定まっていない場合は、研究室単位ではなく専攻の幹事等へ問い合わせることが募集要項でも認められています。研究テーマの方向性だけがぼんやり決まっている段階でも早めに問い合わせてよいので、教員が見つからないからといって出願準備を止めてしまわないようにしてください。専攻のWebサイトに掲載されている教員一覧や研究分野コードを手がかりに、自分の関心に近い研究室をいくつか候補として挙げてから問い合わせると、返信を得やすくなります。

海外在住者・留学ビザに関する注意

日本国外に居住しており、日本に在留する資格を持っていない志願者が入学するには、本国の日本大使館または領事館で「留学」ビザの発給申請を行う必要があります。在留資格認定証明書(COE)を法務省の出入国在留管理局から取得した上でビザ申請を行うことが案内されており、COEの取得を希望する場合は入学手続期間内に申請書類を提出する必要があります。日本国内で短期滞在の資格から留学へ切り替えることはできないとされているため、国外に居住する志願者は出願時点から手続きのスケジュールを逆算しておく必要があります。

出願資格の確認で困ったときの問い合わせ先

自分がどの出願資格区分に該当するのか判断がつかない場合や、学歴・職歴が募集要項の想定と少し異なる場合は、自己判断で出願を諦めるのではなく、募集要項の目次下に記載されている工学事務課(工学研究科)へ早めに問い合わせることが推奨されています。出願資格⑹のように研究科の個別認定が必要な区分は、出願前の事前相談が必須とされているため、該当しそうな場合は出願期間が始まる前の余裕のあるタイミングで連絡してください。問い合わせ時には、卒業(見込み)大学名・学部学科・卒業(見込み)年月を整理して伝えると、やり取りがスムーズになります。

出願前に確認したいこと

募集要項では、志願者は出願の前に指導を希望する教員、または教員が未定の場合は希望する専攻の幹事等に必ず連絡を取り、指示を受けるよう求められています。研究室訪問やメールでの事前連絡は、単なる形式的な手続きではなく、志望理由書の内容を固める上でも重要な機会です。指導を希望する研究室の研究内容を事前に把握しておくと、志望理由書や面接での受け答えに一貫性が生まれ、選考する側にも研究意欲が伝わりやすくなります。大学院入試全体の出願資格の考え方や年齢制限の扱いについては、大学院入試対策の完全ガイド|院試の全体像・スケジュール・科目別対策を徹底解説もあわせて確認しておくと、工学研究科特有の注意点との違いを理解しやすくなります。

一般入試と推薦入学・社会人特別選抜の位置づけの違い

工学研究科には本記事で解説する一般入試のほかに、推薦入学や社会人特別選抜という別枠の制度も用意されています。これらは出願資格そのものが異なり、たとえば推薦入学は出身大学の学長や学部長の推薦を要件とすることが一般的で、社会人特別選抜は就業経験を出願資格の一部として位置づける制度です。一般入試・推薦入学・社会人特別選抜は募集要項も選考内容も別立てで公開されているため、自分がどの制度で出願すべきかを早い段階で見極めることが重要です。学部の現役生であれば一般入試が基本の選択肢になりますが、出身大学からの推薦が得られそうな場合は、あわせて推薦入学の要件も確認しておくと選択肢が広がります。

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専攻別の入学定員と出願期間・試験日程

工学研究科修士課程の2027年度入学定員は、5専攻合計で290名です。専攻ごとの内訳は次のとおりで、電気工学専攻が最も多く70名、情報工学専攻と建築学専攻がそれぞれ50名となっています。博士後期課程は5専攻合計で17名です。

専攻2027年度入学定員(修士課程)キャンパス
建築学専攻50名葛飾
工業化学専攻60名葛飾
電気工学専攻70名葛飾
情報工学専攻50名葛飾
機械工学専攻60名葛飾

入学定員は各専攻の募集規模の目安にはなりますが、実際の合格者数や倍率は大学から公表されていません。倍率の具体的な数値が非公開である以上、定員の多寡だけで難易度を判断せず、専攻の研究内容と自分の志望動機がどれだけ合っているかを重視して志望専攻を選ぶ方が現実的です。

出願期間と筆記試験・面接の日程

2027年度一般入試の出願期間は、工学研究科の全専攻共通で2026年6月26日(金)から7月10日(金)まで(消印有効)です。筆記試験は2026年8月1日(土)、面接は翌2026年8月2日(日)13時から実施されます。試験開始・面接集合時刻から30分以内に会場に入室できない場合は当該回を受験できないとされているため、当日の交通機関の遅延なども見込んだ余裕を持たせる必要があります。会場は葛飾キャンパス講義棟前で、選考日前日に詳細が掲示されます。

合格内定発表から入学手続まで

合格内定者の発表は2026年8月25日(火)午前10時に葛飾キャンパス講義棟1階掲示板で行われ、学外・他学部・既卒の志願者には簡易書留速達郵便でも通知されます。正式な合格発表は2027年3月11日(木)で、合格通知書(入学手続時納付金振込書綴り)が速達で発送されます。入学手続の期間は2027年3月12日(金)から3月18日(木)までです。合格内定と正式な合格発表の間に約半年の期間がある点は、学部の一般入試とは異なる大学院入試特有のスケジュール感なので、卒業研究や卒業要件の進捗管理と並行して意識しておく必要があります。

短い出願期間への備え方

出願期間はわずか2週間程度しかありません。書類の取り寄せや証明書の発行には数日から数週間かかる場合があるため、出願を検討している時点で早めに準備を始めることが重要です。特に卒業見込証明書や成績証明書は大学の窓口対応時間に左右されるので、出願期間の初日までに揃えられるよう逆算してスケジュールを組んでください。大学院入試全体の年間スケジュールを俯瞰したい場合は、大学院入試の日程一覧【2026年度】|夏入試・冬入試のスケジュールと出願準備の逆算も参考になります。

試験当日の基本的な注意点

筆記試験・面接ともに、開始・集合時刻から30分を過ぎると受験できなくなる規定があるため、当日は公共交通機関の遅延も見込んで早めに家を出ることをおすすめします。会場の詳細は選考日前日に葛飾キャンパス講義棟前に掲示されるため、前日のうちに大学の公式案内を確認し、当日は受験票と筆記用具に加えて、専攻ごとに指定された電卓や製図用具などの持ち物を忘れずに準備してください。

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専攻別 試験科目と出題範囲を徹底解説

工学研究科の筆記試験は専攻によって科目数も出題範囲も大きく異なります。建築学専攻は「建築計画・建築環境・建築構造・即日設計」の4科目から3科目を選択する方式で、他の理系専攻とは出題の形式そのものが異なる点が特徴です。専攻を決める段階で、自分がどのタイプの試験に強みを発揮できるかも判断材料にしてください。

専攻筆記試験科目出題範囲の要点
建築学専門科目A・B(4科目中3科目選択)建築計画、建築環境、建築構造、即日設計
工業化学専門科目(8問中6問選択)物理化学、無機及び分析化学、有機化学、化学工学
電気工学電磁気学・電気回路・電子回路静電界・静磁界、直流交流回路、アナログ/ディジタル回路
情報工学数学・専門科目微積分・線形代数・離散数学、確率統計、論理回路・情報ネットワーク、データ構造とアルゴリズム
機械工学専門科目Ⅰ・Ⅱ材料力学・熱力学、機械力学・流体力学

建築学専攻・工業化学専攻の出題の特徴

建築学専攻の専門科目Aは建築計画・建築環境・建築構造の3科目、専門科目Bは即日設計とそれ以外の1科目という構成で、出願時に選択する科目を「試験科目[専門科目]選択届」で申告する必要があります。即日設計を選択する場合は三角スケール・黒鉛筆・消しゴム・電卓・三角定規を持参し、面接時には自身の作品2点を用意して説明する場面も想定されます。工業化学専攻は物理化学・無機及び分析化学・有機化学・化学工学の計8問から6問を選ぶ方式で、関数電卓は大学側が貸与するため持参は不要です。両専攻とも出題範囲が広いぶん選択制になっているため、苦手分野を無理に克服しようとせず、得意分野を優先して学習計画を立てることが得点戦略として有効です。

電気工学専攻の出題の特徴

電気工学専攻は電磁気学・電気回路・電子回路の3科目すべてが必須で、選択の余地がありません。電磁気学は静電界・静磁界・静電容量・インダクタンス・電磁誘導・電磁波、電気回路は直流回路全般・交流回路全般・過渡現象全般・分布定数回路全般、電子回路はアナログ回路とディジタル回路が出題範囲とされています。学部で学んだ電気系の基礎科目をまんべんなく復習する必要があり、特定分野に偏った対策では対応しきれない構成になっている点に注意してください。

情報工学専攻・機械工学専攻の出題の特徴

情報工学専攻は数学(微積分・線形代数・離散数学)に加え、確率統計・論理回路及び情報ネットワーク・データ構造とアルゴリズム及びプログラミングの3分野からそれぞれ1問ずつ出題される構成です。機械工学専攻は専門科目Ⅰ(材料力学・熱力学)と専門科目Ⅱ(機械力学・流体力学)の2科目で、いずれも関数電卓の持ち込みが認められています(通信機能やプログラム機能付きのものは不可)。過去問は大学から公式には公開されていないため、募集要項に記載された出題範囲表をもとに、学部の講義資料や標準的な教科書で範囲を網羅する対策が現実的です。専攻内の研究室の先輩に出題傾向を尋ねられる場合は、あわせて情報収集しておくと対策の精度が上がります。専攻ごとの電卓の扱いを整理すると次のとおりです。

専攻電卓の扱い
建築学関数電卓持込可(通信・プログラム機能付は不可)
工業化学大学側が関数電卓を貸与
電気工学募集要項に電卓に関する個別記載なし
情報工学募集要項に電卓に関する個別記載なし
機械工学関数電卓持込可(通信・プログラム機能付は不可)

学習スケジュールの目安

出願期間が2026年6月26日〜7月10日、筆記試験が8月1日であることから逆算すると、学部4年生であれば卒業研究と並行して春頃から専門科目の復習を始めるのが現実的なペースです。学部3〜4年で学んだ専門科目を出題範囲表に沿って洗い出し、抜け漏れのある単元から優先的に復習する進め方が効率的です。建築学専攻・工業化学専攻のように出題科目を選択できる専攻では、得意分野を先に固めてから苦手分野の底上げに時間を配分すると、限られた準備期間でも得点を安定させやすくなります。電気工学専攻のように必須科目が多い専攻では、早い段階で全範囲に目を通し、後半にかけて問題演習の比重を高めていく計画が向いています。

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英語外部試験(TOEIC)の基準とスコア提出の注意点

工学研究科の一般入試では、英語試験を独自に実施せず、TOEICのスコアシートを提出する方式を採用しています。理学研究科・薬学研究科・創域理工学研究科・先進工学研究科の多くの専攻がTOEICまたはTOEFLのいずれかを選べるのに対し、工学研究科はTOEICのみが対象という違いがある点は見落としやすいポイントです。併願を検討している場合は、専攻ごとに使える英語試験の種類が違うことを前提にスケジュールを組んでください。

使用できるTOEICの種類

電気工学専攻・情報工学専攻・機械工学専攻ではTOEIC Listening & Reading Test(公開テストまたはIPテスト)のスコアシートが対象です。建築学専攻・工業化学専攻ではTOEIC Listening & Reading Testの公開テストのデジタル公式認定証をプリントアウトしたものが求められます。いずれの専攻も、スコアシートは出願締切の2年前以降に受験したものを出願時に提出する必要があり、提出後の差し替えは認められません。TOEIC Bridgeのスコアは対象外とされている専攻もあるため、受験する試験の種類を事前に確認しておくことが重要です。

提出タイミングに関する専攻ごとの違い

建築学専攻・工業化学専攻では、出願時にスコアが間に合わない場合でも最新のものを面接や筆記試験の段階で試験委員に提出できる余地が募集要項に明記されています。一方で電気工学専攻・情報工学専攻・機械工学専攻は、出願時提出が原則で、提出できるスコアシートは1枚のみという条件です。専攻によって提出期限の柔軟性が異なるため、志望専攻の募集要項を必ず個別に確認し、TOEIC受験のタイミングを早めに逆算しておくことをおすすめします。提出されたスコアシートは返却されない点も共通の注意事項です。専攻ごとの違いを一覧にすると次のようになります。

専攻使用できる英語試験スコアシート提出の柔軟性
建築学TOEIC(L&R、公開テストのデジタル公式認定証)面接段階での提出も可
工業化学TOEIC(L&R、公開テストのデジタル公式認定証)筆記試験段階での提出も可
電気工学TOEIC(L&R、公開テストまたはIPテスト)出願時提出が原則、1枚のみ
情報工学TOEIC(L&R、公開テストまたはIPテスト)出願時提出が原則、1枚のみ
機械工学TOEIC(L&R、公開テストまたはIPテスト)出願時提出が原則、1枚のみ

スコア対策の考え方

工学研究科は最低スコアの基準を公表しておらず、専攻内での相対評価になるとみられます。そのため、出願要件を満たす最低限のスコアを狙うのではなく、余裕を持ったスコアを目指す姿勢が安全です。専門科目の学習と並行して英語対策の時間を確保するのは負担が大きいため、出願期間から逆算して、専門科目の追い込み期間とTOEIC対策の期間が重ならないように、早い段階でTOEICを受験しておく計画が望ましいでしょう。工学研究科の一般入試ではTOEIC以外の英語試験による代替や、英語試験自体の免除制度は募集要項に記載されていません。TOEIC以外の選択肢が用意されていないことを前提に、出願締切の2年前という有効期間の範囲内で、少なくとも1回は本番形式のTOEICを受験しておくことをおすすめします。大学院入試で求められる英語スコアの目安や、短期間でスコアを伸ばすための学習法については、大学院入試のTOEICスコアは何点必要?研究科別の目安・提出方法・短期で伸ばす戦略で研究科横断の傾向を確認できます。

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志望理由書(800字)の書き方|研究計画書ではない理由

工学研究科の一般入試で全員に提出が求められる書類の中でも、内容面でもっとも重要なのが志望理由書(本学所定用紙、800字程度)です。他大学の大学院入試で一般的な「研究計画書」とは異なり、工学研究科の一般入試では研究計画書の提出を求めていません。この違いを知らずに研究計画書のつもりで詳細な研究手法まで書き込もうとすると、指定の字数内に収まらなくなるので注意が必要です。

志望理由書に盛り込むべき要素

志望理由書は分量が800字程度と限られているため、①なぜ東京理科大学大学院工学研究科の当該専攻を志望するのか、②学部での学びや経験がどう研究意欲につながっているのか、③入学後にどのような研究テーマに取り組みたいのか、という3点を簡潔に整理することが基本になります。研究計画書のように仮説や実験手法を詳細に記述する必要はありませんが、志望する研究室の研究内容を理解した上で、自分の関心と接続させて書くことで説得力が増します。抽象的な志望動機だけで終わらせず、学部での具体的な経験(卒業研究のテーマ、演習で扱った課題、インターンシップでの気づきなど)を1つ以上盛り込むと、内容に具体性が生まれます。

研究計画書との違いを意識した文章構成

研究計画書を求める大学院を併願している場合、書式の違いを混同しないよう注意が必要です。研究計画書は先行研究のレビューや研究の独自性、具体的な研究方法まで踏み込んで記述するのに対し、志望理由書は志望動機と研究への意欲を中心に据えた文章です。工学研究科の志望理由書では、研究テーマそのものよりも「なぜこの専攻・この研究室で学びたいのか」という動機の一貫性が重視されると考えられます。字数が限られている分、一文一文を削ぎ落として、伝えたい要素を絞り込む推敲作業が欠かせません。

指導教員への事前連絡と内容の一貫性

出願資格の章でも触れたとおり、募集要項では出願前に指導を希望する教員へ連絡を取ることが求められています。研究室訪問や事前のメールでのやり取りを経てから志望理由書を書くことで、教員側の研究内容と志望理由書の記述にずれが生じにくくなります。志望理由書は面接でも参照される可能性が高い書類なので、書いた内容について「なぜそう考えたのか」を口頭で説明できるように準備しておくことも重要です。研究計画書と志望理由書の違いや、大学院入試における書類全般の位置づけについては、院試の志望理由書の書き方|研究計画書との違い・構成テンプレート・例文つきで構成テンプレートも含めて詳しく解説しています。工学研究科のように研究計画書が不要な大学院を受ける場合でも、志望理由書の質は選考に直結するため、時間をかけて推敲する価値があります。

志望理由書のよくある失敗パターン

志望理由書でありがちな失敗は、①志望動機が「東京理科大学のブランドだから」といった抽象的な理由にとどまっている、②研究室の研究内容に触れずに自分の希望だけを書いている、③学部での経験と大学院での研究テーマのつながりが説明されていない、の3パターンです。800字という限られた分量では一文一文の情報密度が結果を左右するため、抽象的な表現を削り、具体的なエピソードや研究内容への言及に文字数を割り振ることを意識してください。書き上げた後は、指導教員や大学のキャリアセンター、あるいは第三者に読んでもらい、初見でも意図が伝わるかを確認する工程を挟むと完成度が上がります。

800字という分量への調整のコツ

志望理由書の下書きを最初から800字ちょうどで書こうとすると、情報を詰め込みすぎて読みにくい文章になりがちです。まず1,200字程度で書きたい内容をすべて書き出し、そこから優先度の低い要素を削っていく方が、結果的に密度の高い文章に仕上がります。削る際は、専門用語の説明など読み手(選考担当者)がすでに知っている情報から優先的に削除し、自分にしか書けない経験や研究への熱意が伝わる部分を残すようにしてください。文末表現(「〜と考えます」「〜を目指します」など)が単調にならないよう、書き終えた後に声に出して読み返す確認も効果的です。

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面接で問われること|評価されるポイント

工学研究科の一般入試では、筆記試験の翌日にあたる2026年8月2日(日)13時から面接が実施されます。面接の具体的な質問内容は募集要項に公開されていないため、大学院入試全般で重視されやすい観点を踏まえて準備するのが現実的なアプローチです。

志望動機と研究内容の理解を確認される

大学院入試の面接では、志望理由書に書いた内容を軸に、なぜその専攻・研究室を志望するのか、学部での研究や学びがどのように大学院での研究につながるのかを問われる傾向があります。工学研究科は研究室単位での指導体制のため、志望する研究室の研究テーマや指導教員の業績について、自分の言葉で説明できる状態にしておくことが基本の対策です。事前に研究室のWebサイトや論文を確認し、疑問点を整理しておくと、面接での受け答えに深みが出ます。志望理由書に書いた内容と面接での発言に食い違いが出ないよう、提出前に自分の志望理由書を読み返しておく習慣も重要です。

専攻別に意識したい観点

建築学専攻では即日設計を選択した場合、面接時に自身の作品を持参して説明する場面が想定されるため、設計意図を言語化しておくことが有効です。工業化学専攻・電気工学専攻・情報工学専攻・機械工学専攻では、筆記試験で扱った専門科目の内容について深掘りされる可能性を想定し、学部で学んだ基礎科目の理解を口頭で説明できるように整理しておくとよいでしょう。また、志望する研究テーマが指導を希望する研究室の既存の研究と大きく異なる場合、その差をどう埋めていくつもりかを問われることも想定しておくと安心です。面接は筆記試験の翌日という短い準備期間しかないため、面接対策は出願準備の段階からある程度並行して進めておくことをおすすめします。

面接直前にやっておきたい準備

面接当日にあわてないためには、志望理由書の内容を声に出して説明する練習、想定される質問への回答の言語化、研究室の研究内容に関する最新情報の確認、の3つを事前にやっておくと安心です。特に、なぜ東京理科大学のこの専攻でなければならないのかという問いには、他大学の同系統の研究科と比較した上での明確な理由を用意しておくと説得力が増します。院試面接で頻出する質問の型や、答えに詰まった際の切り返し方については、院試面接の完全対策|頻出質問30選・不合格フラグ・服装・詰められた時の切り返しで分野横断的に整理しています。工学研究科特有の専門科目の内容とあわせて、一般的な院試面接の型も押さえておくと安心です。

面接当日の服装・持ち物

面接の服装について募集要項に細かい規定はありませんが、大学院入試の面接では原則としてスーツなど清潔感のある服装で臨むのが一般的です。持ち物としては、受験票、筆記用具に加え、建築学専攻で即日設計を選択した場合は自身の作品2点を忘れずに用意してください。面接会場は葛飾キャンパス講義棟前で選考日前日に詳細が掲示されるため、前日には必ず大学の公式掲示を確認し、当日の集合時間に遅れないよう余裕を持って移動することを心がけてください。

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出願書類・入学検定料・学費の準備

工学研究科の出願書類は、全員共通の書類と専攻ごとに追加で必要な書類に分かれます。入学検定料は35,000円で、これは工学研究科に限らず東京理科大学大学院の全研究科共通の金額です。書類に不備があると受理されない可能性もあるため、募集要項のチェックリストと照らし合わせながら準備を進めてください。

全員共通の提出書類

入学願書(本学所定用紙)、成績証明書(原本)、卒業証明書または卒業見込証明書(原本)、履歴書(本学所定用紙)、そして前章で解説した志望理由書(本学所定用紙、800字程度)が全員共通で必要です。証明書類は卒業見込者であれば出願時点から3か月以内に発行されたもの、既卒者であれば卒業後に発行されたものを提出する必要があるため、大学の証明書発行窓口の受付時間もあわせて確認しておきましょう。写真は所定の大きさ(たて4cm×よこ3cm)のカラー写真で、出願時点から3か月以内に撮影したものを使用する必要があります。

工学研究科ならではの提出物

工学研究科は受験票送付用にレターパックライトを2枚提出する点が他研究科と異なります(他の多くの研究科は速達切手を貼付した葉書1枚)。また、建築学専攻の志願者のみ、出願時に「試験科目[専門科目]選択届」を追加で提出する必要があります。これは専門科目Aで選択する3科目を事前に申告するための書類で、提出を忘れると受験自体ができなくなるため、出願書類一式を揃える段階で必ずチェックリストに入れておいてください。国外に居住している志願者は、指導希望教員が記入する事前相談シートの提出も必要になる場合があります。全員共通の書類と専攻別の追加書類を整理すると次のとおりです。

区分提出書類
全員共通入学願書、成績証明書(原本)、卒業証明書又は卒業見込証明書(原本)、履歴書、志望理由書(800字程度)
全員共通TOEICスコアシート(専攻ごとに定める種類)、レターパックライト2枚
建築学専攻のみ試験科目[専門科目]選択届
国外居住者のみ国外居住者用事前相談シート(指導希望教員記入欄あり)

出願準備のチェックリスト

出願期間が短いため、直前になって書類が揃わないという事態を避けるには、早めにチェックリスト化しておくことが有効です。以下の順番で準備を進めると、抜け漏れを防ぎやすくなります。

  1. 指導希望教員への事前連絡・研究室訪問を済ませる
  2. 成績証明書・卒業見込証明書を大学窓口で申請する
  3. TOEICを受験し、スコアシートを準備する
  4. 志望理由書(800字程度)を作成し、指導教員や第三者に読んでもらう
  5. 入学願書・履歴書に記入し、写真を準備する
  6. 建築学専攻志願者は試験科目[専門科目]選択届を用意する
  7. 入学検定料35,000円の払込みを行う

証明書の発行には数日から数週間かかることがあるため、特に①〜③は出願期間が始まる前の段階で着手しておくことをおすすめします。

証明書発行にかかる期間の目安

成績証明書・卒業見込証明書は、大学の教務窓口やオンライン発行システムを通じて申請するのが一般的ですが、繁忙期には発行までに数日〜1週間程度かかることがあります。出願期間の初日に申請しても間に合わない可能性があるため、出願期間が始まる前の6月上旬〜中旬までには証明書の申請を済ませておくと安心です。在学中の大学によって発行方法や所要日数が異なるため、余裕を持って教務窓口の案内を確認しておいてください。

学費の目安

2027年度の初年度納付金は本記事執筆時点で確定額が公表されていないため、参考として2026年度の初年度納付金を掲載します。最新の金額は必ず募集要項でご確認ください。学費は入学金・授業料・教育充実費などで構成されており、専攻によって数千円単位の差があります。

専攻初年度納付金(2026年度参考、入学金含む)
建築学専攻1,302,740円
工業化学専攻1,312,740円
電気工学専攻1,302,740円
情報工学専攻1,302,740円
機械工学専攻1,302,740円

初年度納付金には研究室配属後の実験費用や教材費が別途かかる場合もあるため、進学後の生活設計を立てる際は学費以外の支出も見込んでおくと安心です。奨学金(貸与奨学金である第一種・第二種のほか、授業料後払い制度)や提携教育ローンの制度も用意されているので、学費の負担が心配な場合は出願前に大学の奨学金案内を確認しておくことをおすすめします。2年次以降の授業料・教育充実費についても、1年次とは別に大学ホームページで公表されるため、修士課程2年間のトータルの費用感を把握しておくと資金計画が立てやすくなります。大学院入試の対策を独学で進めることに不安がある場合は、専門の指導を受けることも選択肢の一つです。スプリング・オンライン家庭教師の大学院入試対策コースでは、志望理由書の添削や専門科目・面接対策を専攻ごとの出題傾向に合わせて進めています。

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併願を検討する場合の注意点

工学研究科と同じ葛飾キャンパスには先進工学研究科もあり、研究テーマによっては両研究科を併願先として検討するケースがあります。工学研究科と先進工学研究科では出願資格・英語外部試験・出願書類の細部が異なるため、併願する場合は両方の募集要項を並べて確認し、混同しないよう注意する必要があります。

工学研究科と先進工学研究科の違い

先進工学研究科は電子システム工学・マテリアル創成工学・生命システム工学・物理工学・機能デザイン工学の5専攻で構成され、出願資格⑸の大学3年次特別選抜の対象になっている点が工学研究科との大きな違いです。また先進工学研究科の一部専攻ではTOEICに加えTOEFLも選択できる場合があり、工学研究科がTOEICのみに限定されているのとは対照的です。研究テーマが工学研究科と先進工学研究科のどちらの専攻にも近いと感じる場合は、指導を希望する教員が実際にどちらの研究科に所属しているかを確認したうえで、出願先を決めることになります。

学部の卒業要件との両立

工学研究科の一般入試は学部4年生の夏に実施されるため、卒業研究や卒業論文の進捗と出願準備が重なりやすい時期です。卒業研究の指導教員にも早めに大学院進学の意向を伝えておくことで、研究室訪問や証明書の取得などのスケジュール調整がしやすくなります。学部の必修科目や卒業研究発表の予定を先に把握し、専門科目の復習やTOEIC対策の時間をどこに確保するかを、出願期間が始まる前に具体的に計画しておくことをおすすめします。

他大学の工学系大学院との比較ポイント

工学研究科を単独で受験するか、他大学の工学系大学院と併願するかを決める際は、①出願期間と試験日が重ならないか、②専門科目の出題範囲が自分の学部での学びと合っているか、③英語外部試験の種類・提出期限が両校で異なっていないか、の3点を必ず突き合わせてください。私立大学の大学院は国公立大学と出願期間がずれていることが多いため、併願先の組み合わせによっては準備期間を分散させやすくなります。一方で、筆記試験の日程が近接している場合は、どちらか一方に学習時間を集中させる判断も必要になります。

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よくある質問(FAQ)

東京理科大学大学院工学研究科は研究計画書が必要ですか?

一般入試では研究計画書の提出は求められていません。全員共通で必要な書類は志望理由書(本学所定用紙、800字程度)で、研究計画書とは別の書類です。ただし推薦入学など別制度では研究計画書が必要になる場合があるため、出願する制度に応じて必要書類を確認してください。志望理由書は800字と短いため、研究計画書のように詳細な研究手法まで書き込む必要はなく、志望動機と研究への意欲を簡潔にまとめることが重視されます。

東京理科大学大学院工学研究科の出願資格に学部の指定はありますか?

出身学部を限定する規定はなく、学士の学位を有する者(または取得見込みの者)であれば出願できます。外部大学からの受験も広く受け入れられており、専攻の研究内容と自分の学びとの関連性を志望理由書で説明できることが重要です。工学系以外の学部出身であっても、専門科目の基礎を独学で補えば出願自体は可能です。

工学研究科の英語試験はTOEICだけですか、TOEFLも使えますか?

工学研究科の一般入試ではTOEICのスコアシートのみが対象で、TOEFLのスコアは使用できません。理学研究科や先進工学研究科などTOEICとTOEFLのいずれかを選べる研究科もあるため、併願先ごとに提出できる英語試験の種類が異なる点に注意してください。TOEICを受けたことがない場合は、出願期間から逆算して早めに受験の予定を組んでおく必要があります。

建築学専攻の「即日設計」とはどのような試験ですか?

専門科目Bの選択肢の一つで、試験当日に課題に基づいて設計・製図を行う実技形式の試験です。選択する場合は三角スケール・黒鉛筆・消しゴム・電卓・三角定規を持参し、面接時には自身の作品2点を用意して説明することが求められます。学部での設計課題の経験が直接活きる試験形式なので、日頃から製図の練習を継続しておくことが対策になります。

工学研究科の面接ではどのようなことを聞かれますか?

面接の具体的な質問内容は募集要項では公開されていませんが、志望理由書に基づく志望動機や、志望する研究室の研究内容への理解を問われる傾向が一般的です。学部での学びと大学院での研究テーマのつながりを自分の言葉で説明できるように準備しておくとよいでしょう。専攻によっては専門科目の内容について踏み込んだ質問がされる可能性も想定しておく必要があります。なお外部大学からの受験の場合も、出願資格は学士の学位を有する者(または取得見込みの者)などに基づくもので、東京理科大学出身であることは要件になっていません。外部からの受験を検討している場合は、志望する研究室への事前連絡を早めに行い、研究内容の理解を深めておくことをおすすめします。

工学研究科の推薦入学や社会人特別選抜はありますか?

工学研究科には一般入試のほかに推薦入学や社会人特別選抜の制度もあります。これらは出願資格・提出書類・選考方法が一般入試と異なり、別の募集要項に基づいて実施されるため、該当する方は大学公式サイトで最新の要項を確認してください。本記事では一般入試を中心に解説しています。

東京理科大学大学院工学研究科の学費はいくらですか?

2026年度参考額では、建築学専攻・電気工学専攻・情報工学専攻・機械工学専攻が初年度納付金1,302,740円、工業化学専攻が1,312,740円です(いずれも入学金20万円を含む)。2027年度の確定額は大学の発表を必ず確認してください。

出願書類はどこで入手できますか?

入学願書・履歴書・志望理由書・試験科目[専門科目]選択届などの本学所定用紙は、東京理科大学の大学院入試ページからダウンロードできます。証明書類は在籍(出身)大学の窓口で発行してもらう必要があるため、大学ごとの発行にかかる日数もあわせて確認し、出願期間に間に合うよう早めに申請してください。

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まとめ|東京理科大学大学院工学研究科の入試傾向と対策

東京理科大学大学院工学研究科の一般入試は、専攻ごとに試験科目・出願書類・英語外部試験の扱いが細かく異なるため、志望専攻の募集要項を早い段階で正確に読み込むことが対策の出発点になります。専攻選びの段階から研究室単位で情報を集め、志望理由書と面接で一貫した志望動機を語れるように準備を進めることが、合格に近づく現実的な道筋です。最後に本記事の要点を整理します。

  • 工学研究科は建築学・工業化学・電気工学・情報工学・機械工学の5専攻で構成され、2027年度の修士課程入学定員は合計290名
  • 出願資格の⑸(大学3年次特別選抜)は工学研究科の対象外で、先進工学研究科など他研究科とは条件が異なる
  • 出願期間は2026年6月26日〜7月10日、筆記試験は8月1日、面接は8月2日という短いスケジュール
  • 専攻ごとに筆記試験の科目構成が異なり、建築学専攻は選択制、電気工学専攻は3科目必須など特徴が分かれる
  • 英語試験は全専攻共通でTOEICのみが対象(TOEFLは不可)で、専攻によって提出タイミングの柔軟性が異なる
  • 提出書類は研究計画書ではなく志望理由書(800字程度)が必須で、建築学専攻志願者は選択届の追加提出が必要
  • 入学検定料は35,000円、初年度納付金は専攻により約130万円前後(2026年度参考額)
  • 創域理工学研究科・先進工学研究科など名称が似た研究科もあるため、志望専攻・キャンパスの取り違えに注意する

専攻ごとの出題範囲や提出書類の細かな違いは、募集要項の該当ページを都度確認しながら準備を進める必要があります。過去問が公式に公開されていない分、学部レベルの基礎を丁寧に復習し、志望理由書と面接で研究への理解を一貫して説明できる状態を作ることが合格への近道です。出願期間は短く、専門科目と英語の両方を仕上げる時間は限られているため、研究室訪問や証明書の準備といった手続き面も含めて、卒業研究と並行できる現実的なスケジュールを早めに組み立ててください。専攻ごとの試験科目・提出書類・英語外部試験の違いを正確に押さえたうえで、志望理由書と面接で一貫した志望動機を語れるように準備を進めれば、限られた出願期間の中でも着実に合格の可能性を高めていけます。独学での対策に不安がある場合は、専門の指導を活用するのも一つの方法です。

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この記事を書いた人

千葉大学 法政経学部を首席で卒業後、都内国公立大学の法科大学院(ロースクール)を修了し、司法試験に合格。法律・政治・経済分野の専門知識をもとに、スプリング・オンライン家庭教師の大学編入・大学院入試分野の指導および記事監修を担当。

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