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東北学院大学大学院文学研究科の入試対策|出願資格・研究計画書・面接まで【2027年度】

東北学院大学大学院文学研究科の入試対策|出願資格・研究計画書・面接まで【2027年度】を示すアイキャッチ画像
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東北学院大学大学院文学研究科は、英語英文学専攻・ヨーロッパ文化史専攻・アジア文化史専攻の3専攻からなる大学院で、2027年度入試(2026年秋季・2027年春季選考)では、大学を卒業した方(卒業見込みを含む)であれば学部の専攻を問わず一般選考で出願できます。東北学院大学大学院文学研究科とは、キリスト教による人格教育を基盤としながら、文化と歴史の観点から人間と社会への理解を深めることを目的に置く研究科です。本記事では、大学公式の「2027年度大学院博士前期課程・修士課程 一般選考・社会人特別選考募集要項」(版:2、2026年7月31日付)をもとに、出願資格・募集定員・試験日程・専攻別の試験科目・研究計画書の書き方・面接対策・過去問の入手方法までを、専攻ごとに整理して解説します。

文学研究科の3専攻はいずれも博士課程前期(修士課程)・博士課程後期を設置していますが、専攻によって外国語科目の選択肢や専門科目、面接で問われる内容が異なります。どの専攻を選ぶか、研究計画書をどこまで具体的に書けるかで合否が左右されるため、出願前に一次情報を正確に押さえておくことが欠かせません。募集要項は毎年内容が更新されるため、前年度の情報のまま準備を進めてしまうと出願資格や日程の見落としにつながります。

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一般選考のほかにも、企業や官公庁に勤務しながら学べる社会人特別選考、大学卒業資格を持たない方を対象にした出願資格事前審査制度が用意されています。自分がどの選考区分に該当するのかを早い段階で確認しておくと、出願書類の準備をスムーズに進められます。特に出願資格事前審査は一般選考本体よりも早いタイミングで申請期間が始まるため、該当する可能性がある方は特に注意が必要です。

試験は年に2回(秋季・春季)実施され、専攻ごとに外国語科目・専門科目・面接の内容が細かく定められています。独学で臨む場合も、募集要項の記載を一字一句読み込んだうえで、専攻の研究領域に沿った研究計画書を仕上げることが合格への近道です。この記事を読み終えるころには、出願から合格発表までの全体像と、専攻ごとに何を準備すればよいかが具体的にイメージできる状態を目指します。

なお、東北学院大学には学部段階の編入学試験も別途存在しており、大学院と学部編入では出願資格・試験内容がまったく異なります。すでに他大学に在籍しながら東北学院大学への編入を検討している場合は、本記事とは別に学部編入の情報を確認する必要がある点にも触れておきます。

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目次

東北学院大学大学院文学研究科とはどんな研究科か

東北学院大学大学院文学研究科は、「キリスト教による人格教育を基礎として、文化と歴史の観点から、複雑に絡み合い、多様な形態をみせる人間個々人とそれが構成する社会の過去と現在を理解する能力を有するための教育と研究を展開する」ことを基本方針として掲げています。学部段階の文学部で培った専門知識を、より高度な研究水準で深めたい方に向けた研究科です。

教育目標としては、複数教員による指導体制と学際的な研究体制のもと、「高度の専門的知識と能力を有する職業人の養成」および「国際的な評価にも耐えうる研究能力の養成」の2つが掲げられています。単に特定分野を深掘りするだけでなく、複数の教員が連携して指導にあたる体制が敷かれている点が特徴で、専攻を横断した学際的な視点も重視されています。

設置されている課程

文学研究科には、修士課程にあたる博士課程前期(修業年限2年)と、その先の研究を続ける博士課程後期が設置されています。博士課程前期は「大学卒業後、より専門的な研究力を身につけたい」という段階の方を主な対象とし、博士課程後期は修士の学位を持つ方が研究者としてさらに専門性を深める課程です。本記事では、主に博士課程前期(修士課程)の一般選考・社会人特別選考を中心に解説します。博士課程後期への出願資格については別の見出しで触れます。

キャンパスと問い合わせ先

文学研究科の大学院入試は、東北学院大学土樋(つちとい)キャンパス(仙台市青葉区土樋一丁目3番1号)で実施されます。入試部アドミッションズ・オフィスもこのキャンパス内に置かれており、出願書類を持参する場合の提出先や、選考に関する問い合わせ先もこのオフィスです。一方、大学院全般に関する問い合わせは、学務部大学院課(仙台市若林区清水小路3-1)が窓口となっており、入試の詳細とカリキュラム等の一般的な質問とで担当部署が分かれている点も覚えておくとよいでしょう。宮城県で大学編入できる大学一覧でも触れているとおり、仙台市内には他にも複数の大学があり、通学圏や生活環境を含めて検討する受験生も少なくありません。

学部が違っても出願できるのか

文学研究科の出願資格そのものには、出身学部を限定する規定はありません。大学を卒業した方(卒業見込みを含む)であれば、学部時代に文学系の学科でなくても出願は可能です。ただし、専門科目の試験や研究計画書、面接では専攻の専門領域に関する基礎学力が問われるため、出身学部が異なる場合は、独学での専門知識の補強が特に重要になります。この点は次の見出しで詳しく解説します。

学際的な研究体制という特徴

文学研究科の教育目標に掲げられている「複数教員による指導体制と学際的な研究体制」は、実際の研究の進め方にも表れています。1人の指導教員だけで研究を完結させるのではなく、関連する領域の教員からも助言を受けながらテーマを深めていく体制がとられているのが特徴です。たとえばヨーロッパ文化史専攻でキリスト教史を研究する場合でも、隣接する西洋史領域の視点を取り入れることで、より立体的な研究計画に発展させられる可能性があります。こうした学際性は、専攻選びの段階だけでなく、研究計画書に「なぜこの研究科・この専攻でなければならないのか」を書き込む際の材料にもなります。

大学院での学びをその後どう生かすかは人それぞれですが、文学研究科の教育目標に「高度の専門的知識と能力を有する職業人の養成」が明記されている点は、研究者を志す方だけでなく、教育・言語・国際関係など専門知識を仕事に生かしたい社会人にとっても、進学を検討する材料になります。出願前に、修士課程修了後にどのような形でその研究を発展させたいのかを考えておくと、研究計画書や面接でも一貫した説明がしやすくなります。

また、文学研究科は3専攻それぞれが少人数体制で運営されているため、教員と学生の距離が近い環境で研究を進められる点も、大規模な大学院との違いとして押さえておきたいポイントです。少人数であるからこそ、出願前の指導教員への事前連絡が特に重視されていると考えられます。

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文学研究科3専攻(英語英文学・ヨーロッパ文化史・アジア文化史)の違いと選び方

東北学院大学大学院文学研究科には、英語英文学専攻・ヨーロッパ文化史専攻・アジア文化史専攻の3つの専攻があります。どの専攻も博士課程前期・後期の両方を設置していますが、研究対象とする地域・時代・方法論が大きく異なるため、自分の学部での学びや研究したいテーマに合わせて選ぶ必要があります。

英語英文学専攻の特色

英語英文学専攻は、英米文学・英語学・英語教育の3部門で構成されています。原典の読解と最新の理論的枠組みを組み合わせながら、創造的な研究能力を育成することを掲げている専攻です。文学作品そのものの分析を志す方だけでなく、英語学・言語学、あるいは英語教育学・応用言語学の観点から研究したい方も出願できます。学部で英文学科出身でなくても、英語力と研究テーマへの明確な問題意識があれば出願は可能です。

ヨーロッパ文化史専攻の特色

ヨーロッパ文化史専攻は、キリスト教を基盤とするヨーロッパ文化を歴史的な観点から考究する専攻です。古代から現代に至るまでのグローバルな世界史研究を可能とする体制が組まれており、専門科目は「キリスト教史領域」と「西洋史領域」の2つから1科目を選択します。外国語科目は英語・ドイツ語・フランス語から選べるため、学部時代に第二外国語として学んだ言語を活かして受験することもできます。

アジア文化史専攻の特色

アジア文化史専攻は、日本とアジア各地の歴史・文化を、地域研究を重視しながら学際的に研究する専攻です。専門科目は日本史・アジア史・考古学・民俗学の4分野から1科目を選択する形式で、幅広いテーマに対応しています。外国語科目は英語・中国語のほか、外国人留学生に限り日本語を選択できる仕組みになっています。考古学や民俗学のようにフィールドワークを伴う分野も専門科目に含まれるため、研究方法の幅も広い専攻です。

3専攻の比較表

専攻研究対象専門科目の主な選択肢
英語英文学専攻英米文学・英語学・英語教育英米文学/英語学・言語学/英語教育学・応用言語学
ヨーロッパ文化史専攻ヨーロッパのキリスト教文化・世界史キリスト教史領域/西洋史領域
アジア文化史専攻日本・アジア各地の歴史と文化日本史/アジア史/考古学/民俗学

専攻選びで確認したいポイント

専攻を決める際は、研究したいテーマが3専攻のどの専門科目群に該当するかをまず整理しましょう。そのうえで、出願前に指導を希望する教員へ連絡を取ることが強く推奨されている点も踏まえ、志望する研究テーマを指導できる教員が在籍しているかを事前に確認しておくと、研究計画書の内容にも一貫性が出ます。なお、入学志願書に記載する「希望する指導教員」は入学後の指導教員を確約するものではない、という点も公式に明記されています。連絡先は大学院課へのメール問い合わせが窓口となっており、連絡が取れない場合でも出願自体は可能とされています。専攻を最終決定する前に、公開されている教員紹介やシラバス関連資料に目を通し、自分の関心と研究室の方向性が大きくずれていないかを確認しておくと、入学後のミスマッチを避けやすくなります。

3専攻で研究できるテーマの広がり

英語英文学専攻では、英米文学作品の精読を通じたテクスト分析だけでなく、英語という言語そのものの構造を扱う英語学・言語学、教育現場での指導法や第二言語習得を扱う英語教育学・応用言語学まで、研究のアプローチに幅があります。「文学作品を読み解きたいのか、言語や教育のしくみを研究したいのか」を最初に整理しておくと、専門科目の選択科目も決めやすくなります。

ヨーロッパ文化史専攻は、キリスト教史領域と西洋史領域という2つの柱を持ちながら、時代・地域を古代から現代まで幅広くカバーしています。単一の国や時代に限定されない研究テーマを持つ方にとって、選択の自由度が比較的高い専攻といえます。一方でアジア文化史専攻は、日本史・アジア史という文献中心の研究に加えて、考古学・民俗学という現地調査を伴う研究方法までを含んでいる点が特徴です。机上の文献研究だけでなくフィールドワークに関心がある方にとっては、選択肢の幅が広い専攻といえるでしょう。

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出願資格を徹底解説|一般選考・社会人特別選考・出願資格事前審査

東北学院大学大学院文学研究科の出願資格は、選考区分によって条件が異なります。どの区分に該当するかを最初に確認しておくことが、出願書類を過不足なく準備するための第一歩です。

一般選考の出願資格

博士課程前期(修士課程)の一般選考は、次のいずれかに該当する方が対象です。

  • 大学を卒業した方および2027年3月までに卒業見込みの方
  • 大学改革支援・学位授与機構により学士の学位を授与された方(見込みを含む)
  • 外国において学校教育における16年の課程を修了した方(見込みを含む)
  • 外国の学校が行う通信教育を日本国内で履修し、当該国の16年課程を修了した方(見込みを含む)
  • 文部科学大臣指定外国大学日本校の課程を修了した方(見込みを含む)
  • 文部科学大臣指定専修学校専門課程を修了した方(見込みを含む)
  • 旧制学校等を修了した方
  • 防衛大学校・海上保安大学校・気象大学校など各省大学校を修了した方(見込みを含む)
  • 本大学院の個別の入学資格審査により、大学卒業者と同等以上の学力があると認められ、2027年3月末日までに22歳に達する方

このうち最後の「個別の入学資格審査」に該当するのは、主に短期大学・高等専門学校・専修学校・各種学校の卒業者など、大学卒業資格を持たない方です。該当する場合は、出願前に必ず「出願資格事前審査」を受ける必要があります。出願資格の項目は9つと数が多いため、自分がどれに該当するか迷った場合は、思い込みで判断せず入試部アドミッションズ・オフィスに直接確認することをおすすめします。特に外国の教育機関出身者や、専修学校・各種学校出身者は該当条件が細かく分かれているため、早めの確認が安心につながります。

社会人特別選考の出願資格

社会人特別選考は、一般選考の出願資格のいずれかを満たしたうえで、さらに次のいずれかに該当する方が対象です。

  • 企業・官公庁などに正規の職員として勤務し、在職のまま入学できる方
  • 大学卒業後、3年以上の社会人経験(主婦・主夫を含む)を有する方

在職中の社会人だけでなく、家庭に入っていた期間も社会人経験に含めて考えられる点は、キャリアにブランクがある方にとって出願を検討しやすいポイントといえます。

出願資格事前審査の対象と流れ

大学卒業資格を持たない方(短期大学・高等専門学校・専修学校・各種学校の卒業者など)は、出願に先立って出願資格事前審査を受けます。審査方法は基本的に書類審査ですが、必要に応じて筆記試験・面接が行われる場合もあります。審査料は無料です。秋季選考向けの申請はWEB申請期間が6月上旬から中旬、書類提出期限が6月下旬に設定されており、一般選考本体の出願期間よりもかなり早い段階で動き出す必要があります。春季選考向けの申請も同様に、本出願より1か月以上前倒しのスケジュールになっています。

博士課程後期の出願資格

博士課程後期(博士後期課程)に出願する場合は、修士の学位または専門職学位を有する方、あるいはこれと同等以上の学力があると認められる方が対象です。学部卒業後すぐに研究者を目指す場合は、まず博士課程前期(修士課程)からの出願を検討することになります。

出願書類の全体像

一般選考で提出が必要な主な書類は、入学志願書・研究計画書(文学研究科を含む対象研究科は必須)・成績証明書・卒業見込証明書または卒業証明書です。最終学歴が大学院修了(見込みを含む)の方は修了証明書または修了見込証明書も必要になります。成績証明書・卒業証明書は発行日から3か月以内のものという指定があり、出身大学の学長または学部長が作成したものを用意する必要があります。国外の大学出身の場合は、全ての成績が記載されたfull academic transcriptの提出が求められます。外国人志願者は、これらに加えて在留カードの写しまたはパスポートの写し、外国人出願申請書、そして日本の大学を卒業していない方は日本語能力試験の成績証明書等の提出が必要です。

出願書類提出条件
入学志願書全員必須(WEB出願により作成しA4に出力)
研究計画書文学研究科など対象研究科は必須
成績証明書全員必須(発行日より3か月以内)
卒業見込証明書または卒業証明書全員必須(発行日より3か月以内)
修了証明書または修了見込証明書最終学歴が大学院修了(見込み含む)の方
在留カードの写し外国人の方(在留資格がない場合はパスポートの写し)
外国人出願申請書外国人の方
日本語能力試験(JLPT)の成績証明書等日本の大学を卒業していない外国人の方

提出書類の多くには発行日から3か月以内という有効期限が設定されているため、出身大学に証明書を請求するタイミングにも注意が必要です。出願書類提出期限の直前に慌てて請求すると発行が間に合わない可能性もあるため、余裕を持って準備を進めましょう。

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2027年度入試スケジュールと募集定員

2027年度の大学院博士前期課程・修士課程一般選考・社会人特別選考は、秋季・春季の年2回実施されます。WEB出願期間の締切と出願書類の提出期限は別日程に設定されているため、書類を早めに準備し、WEB出願登録を済ませたうえで郵送または持参する流れを把握しておく必要があります。

出願・試験・合格発表のスケジュール

項目秋季選考春季選考
WEB出願期間2026年7月31日0時〜8月19日22時59分2026年12月18日0時〜2027年1月13日22時59分
出願書類提出期限2026年8月21日(金)15時必着2027年1月15日(金)15時必着
試験日2026年9月12日(土)2027年2月16日(火)
合格発表2026年9月25日(金)13時2027年2月26日(金)
入学手続締切2026年12月11日(金)15時2027年3月12日(金)15時

出願手続きの流れ

出願手続は「インターネット上での出願登録」「入学検定料の支払い」「出願書類の送付」の3つを完了することで成立します。まずWEB出願サイトにアクセスして出願登録を行い、その後入学検定料をWEB出願システム経由で支払います。出願書類の提出方法は、市販の角型2号封筒を使用し、郵便局窓口から簡易書留速達郵便で提出期間内必着とする郵送、または入試部アドミッションズ・オフィスへの持参のいずれかです。持参の場合の受付時間は土曜・日曜・祝日等を除く9時から17時(最終日のみ15時まで)となっています。WEB出願登録を経ないと出願できない点にも注意してください。

受験票と合格発表の確認方法

受験票は試験日の7日前からWEB出願サイトのマイページで印刷できるようになり、登録したメールアドレスに通知が届きます。大学から受験票が郵送されることはないため、必ず自分でマイページから印刷し、試験当日に持参する必要があります。合格発表は、合否照会システムを利用してパソコンやスマートフォンで確認する方式です。合格者はWEB出願システムから合格通知書を取得する必要があり、これも郵送はされません。合否に関する電話での問い合わせには一切応じないと明記されている点も、事前に把握しておきたいポイントです。

専攻別の募集定員

2027年度募集(以降適用)の一般選考における博士課程前期の募集定員は、専攻によって異なります。

専攻博士課程前期(一般選考)博士課程後期(一般選考)社会人特別選考
英語英文学専攻4名2名若干名
ヨーロッパ文化史専攻4名2名若干名
アジア文化史専攻5名2名若干名

アジア文化史専攻がほかの2専攻よりやや募集定員が多く設定されていますが、いずれの専攻も少人数教育が前提となる規模です。募集定員はあくまで目安であり、実際の合格者数は出願者の研究計画や専門分野との適合度によって変動します。最新の定員は、出願する年度の募集要項で必ず確認してください。

入学検定料と奨学金制度

入学検定料は33,000円で、WEB出願システムを通じて支払います。これとは別に支払手数料がかかる点、また入学検定料は事情を問わず返還されない点にも注意しておきましょう。出願資格事前審査の審査料は無料です。また、博士前期課程・修士課程の合格者は、日本学生支援機構貸与奨学金の授業料後払い制度に申請することが可能とされています。申請が認められれば、入学時納付金の一部を後払いできる仕組みで、資金計画を立てるうえで検討材料になります。学費や生活費全体の資金計画は、出願前に立てておくと入学後の見通しが立てやすくなります。

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専攻別・選考方法と試験科目を一次情報で確認する

文学研究科の一般選考は、専攻ごとに外国語科目・専門科目・面接口述の3段階で構成されています。同じ文学研究科でも専攻によって出題科目がまったく異なるため、志望専攻の試験科目を早い段階で正確に把握しておくことが対策の出発点です。

英語英文学専攻の試験科目

英語英文学専攻の外国語科目は英語(英文読解・英文和訳・和文英訳)で、9時から10時40分まで実施されます。専門科目は「英米文学」「英語学・言語学」「英語教育学・応用言語学」の3科目から1科目を選択し、11時から12時40分まで実施されます。面接・口述は13時30分から、出願書類に基づいて専門分野に関する基礎学力について行われます。

ヨーロッパ文化史専攻の試験科目

ヨーロッパ文化史専攻の外国語科目は、英語・ドイツ語・フランス語から1科目を選択する形式で、9時から10時30分まで実施されます。辞書の持ち込みは可能ですが、電子辞書は使用できません。専門科目は「キリスト教史領域」「西洋史領域」から1科目を選択し、11時から12時30分まで実施されます。面接・口述は13時30分からです。

アジア文化史専攻の試験科目

アジア文化史専攻の外国語科目は、英語・中国語・日本語(外国人留学生のみ)から1科目を選択し、9時から10時30分まで実施されます。日本語以外の外国語科目は辞書の持ち込みが可能です(電子辞書は不可)。専門科目は「日本史」「アジア史」「考古学」「民俗学」の4分野から1科目を選択し、11時から12時30分まで実施されます。面接・口述は13時30分からです。

3専攻の試験科目比較表

専攻外国語科目専門科目
英語英文学専攻英語(英文読解・英文和訳・和文英訳)英米文学/英語学・言語学/英語教育学・応用言語学から1科目
ヨーロッパ文化史専攻英語・独語・仏語から1科目(辞書可・電子辞書不可)キリスト教史領域/西洋史領域から1科目
アジア文化史専攻英語・中国語・日本語(留学生のみ)から1科目日本史/アジア史/考古学/民俗学から1科目

社会人特別選考の試験内容

社会人特別選考の場合は、3専攻とも共通で「面接・口述」のみが実施されます。出願書類(論文・研究計画書等)に基づき、専門分野に関する基礎学力について9時30分から行われる形式で、筆記試験は課されません。その分、研究計画書と論文の完成度が合否に直結するため、一般選考以上に書類の準備に時間をかける必要があります。研究計画書の書式も一般選考とは異なるため、後述する書式のルールを専攻・選考区分ごとに確認してください。

外国人留学生に必要な日本語能力

日本の大学を卒業していない外国人志願者は、日本語能力試験(JLPT)の成績証明書またはこれに準ずるものの提出が必要です。文学研究科で求められる保有レベルはN1相当とされています。JLPT以外の日本語資格を提出する場合は、JLPTとの換算表を添付する必要がある点にも注意してください。

試験当日のタイムスケジュール

一般選考の試験は、専攻によって開始・終了時刻に多少の差はあるものの、おおむね午前中に外国語科目、続けて専門科目、午後に面接・口述という流れで進みます。

時間帯内容(英語英文学専攻の例)
9:00〜10:40外国語科目(英語)
11:00〜12:40専門科目(1科目選択)
13:30〜面接・口述

ヨーロッパ文化史専攻・アジア文化史専攻も、外国語科目が9時開始、専門科目が11時開始、面接・口述が13時30分開始という大枠は共通しています。1日で外国語・専門・面接の3段階をすべてこなすスケジュールになるため、体力面・集中力の配分も含めた当日のシミュレーションをしておくと安心です。

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研究計画書の書き方|文字数・書式・記載内容のルール

文学研究科の一般選考では、研究計画書の提出が必須です。研究計画書は面接・口述の質問の土台になる書類でもあるため、単に体裁を整えるだけでなく、専攻の専門科目と一貫性のあるテーマ設定が重要になります。

書式のルール

項目仕様
作成方法文書作成ソフトで作成(手書き不可)
用紙サイズ・方向A4・横書き・片面印刷
文字数(一般選考)1,200〜2,000字程度・1行40字・1枚あたり36行
表紙本学所定の様式を使用し、文字数を記載(タイトル・氏名・参考文献はカウント対象外)
その他ホッチキス留め禁止・ページ番号を印字・日本語で作成

社会人特別選考で英語英文学専攻に出願する場合のみ、研究計画書は英語で作成する必要があり、1行70ストローク・1枚あたり25行・用紙2枚以上という別の書式が適用されます。それ以外の専攻・選考区分は、1,200〜2,000字程度という基準が共通です。表紙のタイトル・氏名・参考文献は文字数カウントの対象外という細かい規定もあるため、字数超過に注意しながら本文を仕上げましょう。

記載すべき3つの要素

研究計画書に盛り込むべき内容は、大きく3つに整理されています。

  • 研究課題:希望する研究主題とそれに関する研究計画。問題意識をできるだけ詳細に記載することが求められます
  • 研究方法:予定している研究方法(文献研究・史資料調査・フィールドワークなど)を具体的に記載します
  • 自身の研究業績:研究課題に関連する業績がある場合、年次別に研究課題・研究年月を箇条書きで記載します(業績がない場合は記載不要)

「問題意識をできるだけ詳細に」という指定は、単に「〜について研究したい」という漠然とした記述では不十分であることを意味します。なぜそのテーマに関心を持ったのか、先行研究のどこに課題を見出しているのか、専攻の専門科目とどう結びつくのかまで踏み込んで書くことが、合格水準の研究計画書につながります。限られた1,200〜2,000字の中で、問題意識・研究方法・研究業績の3要素をバランスよく配分する構成力も求められます。

卒業論文の任意提出について

文学研究科の一般選考(英語英文学専攻・ヨーロッパ文化史専攻・アジア文化史専攻)および社会人特別選考に出願する方のうち、学部卒業論文またはそれに準ずる論文がある場合は、その写しを任意で提出できます。提出する場合はA4・片面印刷・ホッチキス留め禁止・ページ番号印字という仕様が定められています。必須書類ではありませんが、研究の継続性を示す材料として活用できます。学部時代に文学系のテーマで卒業論文を書いていない場合でも、任意提出のため不利になるわけではありません。

研究計画書作成の進め方

研究計画書は、出願書類提出期限の直前に慌てて書き始めると、内容が浅くなりがちです。専攻を決めた段階でテーマの仮決めを行い、先行研究を数本読んでから初稿を書くという順序を踏むと、面接で深掘りされても答えられる内容になります。研究計画書の書き方そのものに不安がある場合は、東北大学大学院経済学研究科の研究計画書の書き方をまとめた記事も、研究課題の立て方や記載の粒度を考えるうえで参考になります。専攻や分野が異なっていても、問題意識をどこまで具体的に言語化するかという基本の考え方は共通しています。

1,200〜2,000字に収めるための構成の作り方

限られた字数の中で研究課題・研究方法・研究業績を過不足なく書くには、あらかじめ大まかな配分を決めておくと書きやすくなります。たとえば、研究テーマと問題意識の説明に全体の半分程度、先行研究との違いや研究の意義に3割程度、具体的な研究方法に残りを充てる、といった配分を意識すると、問題意識が漠然としたまま研究方法だけが詳しくなるという失敗を避けやすくなります。書き上げたあとは、専攻の専門科目(たとえば英語英文学専攻であれば英米文学・英語学・英語教育学のいずれか)のどれに対応するテーマなのかを、第三者が読んでも一目で分かるかどうかを確認しておきましょう。

研究計画書でつまずきやすいポイント

研究計画書を書く際に陥りやすいのが、研究テーマの説明に字数を使いすぎて、肝心の研究方法が数行しか書けなくなるパターンです。「何を明らかにしたいか」と「どうやって明らかにするか」は分けて書くことを意識すると、読み手にも伝わりやすい構成になります。また、先行研究への言及がまったくないまま自分の研究の独自性を主張しても説得力が弱くなるため、簡潔にでも「これまでの研究で明らかにされていること」と「まだ明らかになっていないこと」を対比させる一文を入れておくと、専門科目の学力を示す材料にもなります。書き終えたら、指導を希望する教員や、可能であれば学部時代の指導教員に一度読んでもらい、専門用語の使い方や論理の飛躍がないかを確認してもらうことも有効です。

面接・口述試験の対策ポイント

文学研究科の一般選考では、外国語科目・専門科目の筆記試験に続けて、同日の13時30分から面接・口述が実施されます。面接は出願書類(研究計画書など)に基づいて専門分野の基礎学力を確認する形式で行われるため、事前に提出した研究計画書の内容を自分の言葉で説明できるようにしておくことが最も重要な準備です。

面接で確認される内容

面接・口述は「出願書類に基づき専門分野に関する基礎学力について行う」と定められています。つまり、研究計画書に書いた研究課題・研究方法について、その場で質問に答えながら理解の深さを示す必要があります。専門科目で選択した領域(たとえばヨーロッパ文化史専攻であれば「キリスト教史領域」または「西洋史領域」)との整合性も見られると考えられます。筆記試験の出来にかかわらず、面接での受け答えが評価の重要な要素になる点は共通しています。

社会人特別選考の面接

社会人特別選考では、筆記試験がなく面接・口述のみが選考方法となります。9時30分から、出願書類(論文・研究計画書等)に基づいて専門分野の基礎学力について行われます。社会人経験と研究テーマの接点をどう説明するかも、社会人特別選考ならではの準備ポイントです。仕事や生活の中でそのテーマに関心を持った経緯を、研究計画書と矛盾なく語れるようにしておきましょう。

面接準備で押さえておきたいこと

  • 研究計画書に書いた内容を、暗記ではなく自分の理解として説明できるようにする
  • 専門科目で選択した領域の基礎的な用語・概念を、口頭で説明できる水準まで整理しておく
  • 先行研究との違い(自分の研究の独自性)を一言で言えるようにしておく
  • 希望する指導教員がいる場合、出願前の事前連絡でのやり取りを踏まえた受け答えを準備する
  • 受験票を試験当日に持参することを忘れずに確認しておく

面接・口述で問われる内容は公式に細かく公開されていませんが、「出願書類に基づき専門分野に関する基礎学力について行う」という選考方法の説明から、次のような観点で質問が組み立てられると想定して準備すると効率的です。

  • 研究計画書に書いたテーマを選んだ理由・きっかけ
  • 専門科目で選択した領域(たとえばアジア文化史専攻であれば日本史・アジア史・考古学・民俗学のいずれか)の基礎知識
  • 先行研究に対して、自分の研究がどのような位置づけになるか
  • 研究計画書に記載した研究方法を、具体的にどう進める予定か
  • (社会人特別選考の場合)社会人経験と研究テーマがどうつながっているか

面接・口述の時間や質問数は公式には詳細に公開されていません。出願書類の内容がそのまま質問の土台になるという前提に立ち、研究計画書・卒業論文(提出した場合)を読み返し、想定される質問に対する回答を事前に言語化しておくことが、限られた準備期間の中で効果的な対策になります。

筆記試験直後に面接がある前提の準備

文学研究科の一般選考は、外国語科目・専門科目の筆記試験を終えたその日のうちに面接・口述が行われる日程です。筆記試験の手応えに関わらず、午後の面接に集中力を切り替える練習をしておくことも実践的な対策の一つです。専門科目で選んだ領域について、筆記で書ききれなかった内容を面接で補足的に説明できるように準備しておくと、当日の流れに落ち着いて対応しやすくなります。あわせて、志望理由や今後の研究の見通しについても、研究計画書の内容と矛盾しない形で簡潔に話せるようにしておきましょう。

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過去問の入手方法と独学で対策する際の注意点

東北学院大学大学院の過去の入試問題は、入試部アドミッションズ・オフィスで公開されています。ただし閲覧できるのは窓口のみで、郵送での提供は行われていません。オフィスの開室時間は平日9時から17時とされており、著作権上問題のない範囲に限り、その場で写しを取得することが可能です。

過去問を閲覧する際の準備

過去問はオンラインで公開されていないため、実際に足を運んで閲覧する計画を立てる必要があります。仙台市内・近郊に在住でない場合は、来訪のタイミングをオープンキャンパスや説明会と合わせて検討すると効率的です。閲覧前に、志望する専攻の専門科目(たとえばアジア文化史専攻であれば日本史・アジア史・考古学・民俗学のいずれか)を絞り込んでおくと、限られた時間で効率よく過去問を確認できます。遠方に住んでいて頻繁に来訪できない場合は、最初の訪問で複数年度分・複数科目分をまとめて確認できるよう、事前に見たい年度・科目のリストを作ってから窓口に向かうと限られた時間を有効に使えます。

過去問だけに頼らない対策の考え方

専門科目は複数の選択肢の中から1科目を選ぶ形式が採られているため、過去問で出題実績のある科目だけでなく、専攻全体の専門科目群を幅広く押さえておく必要があります。外国語科目についても、英文読解・英文和訳・和文英訳のように出題形式が明示されている専攻とそうでない専攻があるため、募集要項の記載を科目ごとに丁寧に読み込むことが欠かせません。過去問だけに頼った対策は、選択科目が変わった年度に対応できなくなるリスクがある点も念頭に置いておきましょう。

直近の出願・合格実績

大学院文学研究科の出願者数・合格者数は、大学公式サイトの「大学院出願者数・合格者数一覧」ページで公表されています。2026年度(2025年夏〜2026年春に実施された選考)の博士課程前期における実績は以下のとおりです。

選考専攻出願者数合格者数
秋季(B日程)英語英文学専攻2名1名(倍率2.0)
秋季(B日程)ヨーロッパ文化史専攻2名1名(倍率2.0)
秋季(B日程)アジア文化史専攻2名1名(倍率2.0)
春季(C日程)ヨーロッパ文化史専攻1名1名
春季(C日程)アジア文化史専攻5名1名(倍率5.0)

いずれの専攻も出願者数自体が少人数である点が特徴です。倍率だけを見て難易度を判断するのではなく、少人数の選考だからこそ研究計画書と面接での受け答えの完成度が結果を左右しやすい、という前提で準備を進めることが大切です。実績は年度・専攻によって変動するため、最新の数値は出願前に公式サイトで必ず確認してください。

独学と個別指導、それぞれの向き不向き

文学研究科の入試は、専門科目が複数の選択肢から1科目を選ぶ形式であることに加え、過去問の閲覧が窓口限定という制約もあり、情報収集そのものに一定の時間がかかる入試です。募集要項を丁寧に読み込み、専攻の専門科目の範囲を自力で洗い出せる方であれば、独学でも十分に対策を進められます。一方で、研究計画書の構成や面接での受け答えについて第三者からの客観的なフィードバックが欲しい場合、あるいは学部時代に専攻分野を専門的に学んでいない場合は、専攻分野に詳しい指導者から個別に助言を受ける方法も選択肢に入ります。自分の状況に合わせて、情報収集の手段を組み合わせて対策を進めるとよいでしょう。仕事や学業と並行して準備を進める場合は特に、募集要項の読み込み・研究計画書の執筆・過去問閲覧の来訪といった作業を、出願書類提出期限から逆算して早めにスケジュールへ組み込んでおくことが、直前の詰め込みを避ける最も確実な方法です。

東北大学と混同しないための注意

「東北」を冠する大学院を検索すると、国立の東北大学大学院文学研究科の情報が同時に表示されることがあります。東北学院大学と東北大学は別の大学であり、募集要項・試験科目・出願資格もそれぞれ異なります。志望校を調べる際は、必ず「tohoku-gakuin.ac.jp」のドメインで公開されている情報かどうかを確認しましょう。

出願前に準備しておきたいことのチェックリスト

  • 志望する専攻(英語英文学/ヨーロッパ文化史/アジア文化史)と専門科目の選択科目を決める
  • 出願資格のどの区分(一般選考・社会人特別選考・出願資格事前審査)に該当するかを確認する
  • 成績証明書・卒業証明書など、発行に時間がかかる書類を早めに出身大学へ請求する
  • 指導を希望する教員へ、可能であれば出願前に連絡を取る
  • 研究計画書の初稿を出願書類提出期限より1〜2か月前を目安に仕上げる
  • 過去問を閲覧する場合は、入試部アドミッションズ・オフィスの開室時間内に訪問できる日程を確保する

これらは公式の募集要項に基づく準備項目です。出願直前になって慌てないためにも、志望専攻を決めた段階でこのチェックリストを一通り確認しておくことをおすすめします。

よくある質問

東北学院大学大学院文学研究科にはどんな専攻がありますか?

英語英文学専攻・ヨーロッパ文化史専攻・アジア文化史専攻の3専攻があり、いずれも博士課程前期(修士課程)・博士課程後期を設置しています。専攻ごとに外国語科目・専門科目の内容が異なるため、研究したいテーマに合わせて選ぶ必要があります。3専攻の違いは本文の比較表もあわせて確認してください。研究テーマが専攻をまたぐように感じる場合は、出願前に大学院課へ相談してみるのも一つの方法です。

出願資格に学部の専攻は関係ありますか?文学部以外の出身でも出願できますか?

一般選考の出願資格は「大学を卒業した方(見込みを含む)」など学歴要件が中心で、出身学部そのものを限定する規定はありません。文学部以外の出身でも、研究計画書で専攻の専門領域との関連を示せれば出願は可能です。ただし専門科目の試験があるため、独学での知識の補強は必要になります。特に専門科目で選択できる範囲が広い専攻(たとえばアジア文化史専攻の考古学・民俗学など)は、学部での既習範囲との差分を早めに把握しておくと計画が立てやすくなります。

社会人特別選考と一般選考はどちらを選ぶべきですか?

社会人特別選考は、一般選考の出願資格に加えて在職または大学卒業後3年以上の社会人経験(主婦・主夫を含む)が条件です。筆記試験がなく面接・口述のみで選考される分、研究計画書と論文の完成度がより重視されます。就業状況や準備できる時間に応じて選ぶとよいでしょう。在職中で筆記試験対策の時間を確保しにくい方にとっては、社会人特別選考が現実的な選択肢になる場合もあります。

研究計画書はどのくらいの期間で準備すべきですか?

公式には準備期間の目安は示されていませんが、研究計画書は1,200〜2,000字程度の中に問題意識・研究方法を具体的に盛り込む必要があります。専攻を決めた段階で先行研究を読み込み、複数回書き直す時間を見込んで、出願書類提出期限の1〜2か月前には初稿を仕上げておくと安心です。特にWEB出願期間の締切と出願書類提出期限が別日程になっている点を踏まえ、逆算してスケジュールを組みましょう。

面接・口述試験ではどのようなことを聞かれますか?

面接・口述は「出願書類に基づき専門分野に関する基礎学力について行う」と定められています。提出した研究計画書の内容や、専門科目で選択した領域に関する質問が中心になると考えられるため、研究計画書に書いた内容を自分の言葉で説明できるように準備しておきましょう。筆記試験と同日に実施されるため、当日のスケジュール全体を見据えた体調管理も対策の一部です。

過去問は入手できますか?独学だけで対策できますか?

過去の入試問題は入試部アドミッションズ・オフィスの窓口でのみ閲覧でき、郵送での提供はありません。専門科目は複数科目から選択する形式のため、過去問に出た科目だけでなく専攻全体の専門科目群を広く学習しておくことが独学対策の基本になります。窓口閲覧のみという制約を踏まえ、閲覧の予定は早めに組んでおきましょう。

出願前に指導教員に連絡しないと不利になりますか?

指導を希望する教員への出願前の連絡は「強く推奨」されていますが、連絡が取れない場合でも出願自体は可能とされています。ただし、研究内容と指導可能な内容のミスマッチを防ぐ目的で案内されている制度のため、可能な範囲で連絡を取っておくことが望ましいといえます。連絡先は大学院課がメールで取り次ぐ窓口になっています。

外国語科目はどの言語を選べばよいですか?

英語英文学専攻は英語のみ、ヨーロッパ文化史専攻は英語・ドイツ語・フランス語から1科目、アジア文化史専攻は英語・中国語(留学生は日本語も選択可)から1科目を選ぶ形式です。英語以外の言語は辞書(電子辞書を除く)の持ち込みが認められています。学部時代に学んだ言語を選ぶのが基本ですが、専門科目との相性も考慮して選びましょう。

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まとめ|東北学院大学大学院文学研究科の入試対策

東北学院大学大学院文学研究科は、英語英文学専攻・ヨーロッパ文化史専攻・アジア文化史専攻の3専攻からなり、専攻ごとに外国語科目・専門科目・面接の内容が異なる大学院です。2027年度入試の要点を整理すると、以下のようになります。

  • 出願資格は一般選考・社会人特別選考・出願資格事前審査の3区分に分かれ、該当する区分によって出願期間や提出書類が異なる
  • 2027年度は秋季(WEB出願2026年7月31日〜8月19日、試験9月12日)・春季(WEB出願2026年12月18日〜2027年1月13日、試験2027年2月16日)の年2回実施
  • 博士課程前期の一般選考の募集定員は英語英文学専攻4名・ヨーロッパ文化史専攻4名・アジア文化史専攻5名(2027年度募集以降適用)
  • 専攻ごとに外国語科目(英語/独語/仏語/中国語など)と専門科目の選択肢が異なるため、志望専攻の試験科目を早めに確認する
  • 研究計画書は一般選考で必須提出書類。1,200〜2,000字程度で、研究課題・研究方法・自身の研究業績を具体的に記載する
  • 面接・口述は出願書類に基づいて行われるため、研究計画書の内容を自分の言葉で説明できるよう準備する
  • 過去問は入試部アドミッションズ・オフィスの窓口でのみ閲覧可能。専攻全体の専門科目群を幅広く学習しておく
  • 入学検定料は33,000円。合格後は日本学生支援機構貸与奨学金の授業料後払い制度に申請できる場合がある

東北学院大学大学院文学研究科は、専攻ごとに研究対象も試験科目も異なるからこそ、早い段階で専攻を絞り込み、その専攻に沿った研究計画書を仕上げることが合格への近道になります。大学院入試は学部入試以上に、研究計画書と面接の完成度が合否を左右します。特に研究計画書は、テーマ設定から先行研究の整理、指導教員への事前連絡まで、準備すべき工程が多い書類です。最新の募集定員・出願資格・日程は年度によって変更される可能性があるため、出願の際は必ず大学公式の最新の募集要項で確認してください。同じ東北学院大学でも学部からの編入を検討している場合は、東北学院大学の編入試験を徹底解説した記事もあわせて参考にしてください。研究計画書の作成や面接対策を独学だけで進めることに不安がある場合は、スプリング・オンライン家庭教師の大学院入試対策コースのように、専攻分野に詳しい指導者から個別にフィードバックを受けられる環境を活用するのも一つの方法です。

\ 大学院入試専門 /

書き上げた研究計画書、そのまま出して大丈夫ですか?

研究職キャリアを持つ講師が、テーマ設定・先行研究の位置づけ・研究方法まで、出願レベルに届いているかを個別に確認します。

  • 研究職の講師が研究計画書を添削し、改善点を明確化
  • 相談後に、志望校の出題傾向と学習ロードマップをまとめた個別フィードバックレポートをお渡し
  • 志望校が決まっていなくてもOK

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この記事を書いた人

千葉大学 法政経学部を首席で卒業後、都内国公立大学の法科大学院(ロースクール)を修了し、司法試験に合格。法律・政治・経済分野の専門知識をもとに、スプリング・オンライン家庭教師の大学編入・大学院入試分野の指導および記事監修を担当。

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