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【大学院入試合格体験記】東京理科大学から東京科学大学大学院物質理工学院合格|TOEICを1年半前から積み上げた外部受験の軌跡

「どうせ受けるならちょっと難しい東大とかも挑戦してみたい」。最初は独学も考えていたという佐藤さん(仮名)は、そう考えて講師の力を借りることを決めた。本記事は、東京理科大学から東京科学大学大学院物質理工学院への合格を果たした佐藤さんの合格者インタビュー動画(12分30秒)を、本人の発言に忠実にテキスト化した合格体験記である。在籍していたのは東京理科大学 創域理工学部 先端化学科で、動画内のテロップでは「令和9年度 東京科学大学大学院 物質理工学院 合格」と紹介されている。顔出しなし・仮名での出演だが、外部の大学院を受けると決めるまでの迷いや、TOEIC・研究計画書・面接のどこで苦労したかを率直に語っている。
対策のスタートは、過去問も見ておらずTOEICも受けていない「全然勉強始めてない段階」だった。英語が苦手だったという佐藤さんは、受験の約1年半前からTOEICの勉強を始め、直前期はほとんど毎日大学に通って勉強した。特別な才能に頼ったのではなく、「早めに決めて、早めに始める」という一点を最後まで徹底した進め方であり、学部の研究室に所属しながら外部の大学院を目指す理系の学生にとって、再現しやすい王道の歩み方だといえる。
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この記事では、①外部の大学院を考え始めたきっかけ、②スプリング・オンライン家庭教師を選んだ理由と申し込み前の不安、③TOEICと筆記の進め方、④研究との両立と一番効いた対策、⑤面接で聞かれたことと、これから目指す人へのメッセージ、の順に紹介する。佐藤さんが一番の不安に挙げたTOEICについては、大学院入試のTOEICスコアは何点必要?研究科別の目安・提出方法・短期で伸ばす戦略もあわせて参考にしてほしい。
まずは動画で見る|東京科学大学大学院物質理工学院 合格者インタビュー
今回の内容は、スプリング・オンライン家庭教師の公式YouTubeチャンネルで公開されている合格者インタビュー動画がもとになっている。動画を見る時間がない方のために、以下では発言を忠実にテキスト化してお届けする(動画内で語られていない事実は加えていない)。
合格者プロフィール
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| お名前 | 佐藤さん(仮名)※顔出しなしで出演 |
| 出身 | 東京理科大学 創域理工学部 先端化学科(受験を考え始めた時点で在学中) |
| 合格先 | 東京科学大学大学院 物質理工学院(系・コース名は動画内で言及なし) |
| 合格年度 | 令和9年度(動画内のテロップによる) |
| ほかの受験先 | 東京大学の大学院も受験(本人の発言による。結果は動画内で言及なし) |
| 対策期間 | TOEICの勉強を約1年半前から開始 |
| 主な対策内容 | TOEIC、筆記試験(過去問演習)、研究計画書の作成、面接 |
| 知ったきっかけ | 「大学院入試の家庭教師」でネット検索 |
| 利用サービス | スプリング・オンライン家庭教師(個別指導) |
※出願資格・試験科目・英語スコアの提出方法は大学・年度・系により変更される場合があります。必ず東京科学大学公式の最新募集要項をご確認ください。
きっかけ(なぜ外部の大学院を目指したか)
インタビューは、受験を考え始めた当時の所属の確認から始まった。聞き手の講師から「受験を考え始めたときには大学生だったということで間違いないか」と問われると、佐藤さんは「はい」と答え、学部について「東京理科大学 創域理工学部 先端化学科です」(佐藤さん)と答えている。聞き手の講師は続けて、東京理科大から東京科学大へ大学院入試で進んだことを確認したうえで、受験を考え始めたきっかけを尋ねた。
「理科大では周りに大学院受験を考えてる人が多くて、周りの影響もあって考え始めました」(佐藤さん)
きっかけは、周囲に大学院受験を考えている人が多かったという環境だった。もっとも、外部の大学院を受けるという決断は簡単ではなかったようだ。インタビューの後半では、当時の迷いについて「大学院入試をするか、そのまま理科大に進むかでだいぶ選択の時に悩んだ」(佐藤さん)と振り返っている。その迷いを押し切った背景には、「今いる大学より上の大学に行きたいなっていう思いが強かった」(佐藤さん)という気持ちがあった。
さらに、これから受験を迷っている人へのメッセージを求められた場面では、自分が一番決め手にしたのは研究室見学だったと明かしている。研究内容や大学院での2年間の楽しさに魅力を感じたことが大きかったという(詳しくは後述)。周囲の影響で考え始め、研究室を自分の目で見て決意を固めた、という順番だったことがうかがえる。
当時の学力と、一番不安だったこと
「全然勉強始めてない段階」からのスタート
考え始めた時点の学力について聞かれると、佐藤さんはこう答えている。
「まだ何も過去問も見ていなく、TOEICも受験してなかったので、全然勉強始めてない段階でした」(佐藤さん)
志望先の過去問にも目を通しておらず、英語のスコアも持っていない。大学院入試の準備としては、文字どおりゼロからの出発だったことになる。
英語が苦手で、TOEICが最大の不安だった
その頃一番不安だったことを尋ねられると、佐藤さんは迷わず英語を挙げた。
「英語が苦手だったので、TOEICを目標点数まで取り切れるか、そこが不安でした」(佐藤さん)
どうやって乗り越えたのかという質問への答えは、シンプルだった。「早めに大学院受験をすると決めてからは、早めにTOEICの勉強を進めて、提出ギリギリまでずっとTOEICの勉強をしていました」(佐藤さん)。苦手科目だからこそ早く始め、提出の締め切りまで粘り続けたというのが佐藤さんのやり方だ。聞き手の講師も「結構最後まで粘って受験されたということですね」と受け止めている。なお、目標点数や実際に取得したスコアは動画内では語られていない。
スプリング・オンライン家庭教師を選んだ理由
独学ではなく講師の力を借りた理由
大学院入試には独学という選択肢もある。聞き手の講師から「独学でやろうとは思わなかったか」と問われると、佐藤さんは最初は独学も考えていたと明かしたうえで、こう続けた。
「どうせ受けるならちょっと難しい東大とかも挑戦してみたいなということで、せっかくなら先生の力を借りて、いいところにつけたらいいなと思いました」(佐藤さん)
受けるからには難関の大学院にも挑戦したいという気持ちが、指導を受ける判断につながったことがわかる。
知ったきっかけは「大学院入試の家庭教師」の検索
スプリング・オンライン家庭教師を知った経緯は、「大学院入試の家庭教師で、ネットで検索したら出てきたって感じです」(佐藤さん)とのこと。知人の紹介などではなく、自分で検索してたどり着いている。
決め手はZoom説明の安心感と、授業の組み方の自由度
最終的に申し込んだ決め手については、次のように語っている。
「説明を最初Zoomでしていただいたときの雰囲気、安心感であったりとか、あと自分の好きなように授業を組めていけるところも魅力だなと感じました」(佐藤さん)
決め手は2つ。最初のZoomでの説明で感じた安心感と、自分の好きなように授業を組める自由度である。
申し込み前の不安は「どんな先生かわからない」こと
一方で、申し込む前にためらった点もあったという。
「科目ごとに先生がいらっしゃって、自分に合う先生とか、自分が受けたい科目の先生がどんな先生かがあんまり分からなかったので、最初はそこが不安でした」(佐藤さん)
科目ごとに担当講師がつく仕組みだからこそ、事前に講師の人柄や相性が見えないことが気がかりだったようだ。ただ、実際に受けてみてその不安は払拭されたかと聞かれると、「はい、大丈夫でした」(佐藤さん)と答えている。
無料相談で「いつまでに何をするか」が見えた
無料相談ではどんな話をしたのかという質問には、こう答えている。
「授業の仕組み、どんな流れで進んでいくのかだとか、大学院入試自体の、いつぐらいまでにTOEICを取り切ってとか、参考書はどれがいいとか、そういった話も知識があまりなかったので、そこについても教えていただいたりしました」(佐藤さん)
授業の進み方だけでなく、TOEICをいつまでに取り切るか、どの参考書を使うかといった大学院入試そのものの進め方まで教わったという。聞き手の講師が「具体的にやることがロードマップのような形でわかったということか」と確認すると、佐藤さんは「そうですね」と応じている。知識が少ない状態で相談に臨み、やるべきことの順番を最初に整理できたことが、その後の早めの準備につながったと読める。
対策スケジュールと勉強の進め方
約1年半前から、TOEICを「週2、3」で
週にどれくらい勉強していたかを聞かれた佐藤さんは、時期によってペースを変えていたと話す。
「初めは週2、3でTOEICを1年半前ぐらいから始めて、直前はほとんど毎日大学で。家では勉強なかなか進まないので、大学に行って勉強していました」(佐藤さん)
序盤は週2、3のペースでTOEICから着手し、試験が近づくにつれてほぼ毎日へと密度を上げていった。1年半という長い助走期間を、まず苦手な英語に充てていた点が特徴的だ。
直前期は毎日大学へ。家では進まないから場所を変えた
直前期の勉強場所について、聞き手の講師が「家と他の場所では勉強の進み方が変わってくるので、大学の自習室などをうまく使ったということか」と尋ねると、佐藤さんは「はい」と答えている。家では集中しにくいという自分の傾向を把握し、勉強する場所そのものを大学に固定したことが、直前期の学習量を支えたようだ。
大学の研究との両立
学部の授業やテスト、研究室での研究と、受験勉強をどう両立させたのか。佐藤さんの答えは率直だった。
「研究はやっぱり、院試をしてない人と比べたら少しおろそかになってしまったところもあるんですけど、早め早めに大学院入試をすると決めていたので、それを見越して早めに勉強を始めていたことが一番大きかったかなと思います」(佐藤さん)
研究に割ける時間が減った面は認めつつ、早めに受験を決め、早めに勉強を始めていたことが両立の一番の鍵だったと振り返っている。聞き手の講師が「早めの準備が効いたということか」とまとめると、佐藤さんは「はい」とうなずいた。
研究への影響は、合格後の心境を語る場面でも話題に上っている。受験を終えて気持ちに変化はあったかと聞かれると、「今の研究室の研究があんまり進められなかったので、そういったところだったりとか、時間ができて、だいぶ気持ちが楽になりました」(佐藤さん)と話しており、受験期間中は研究と受験勉強の板挟みを感じていたことがうかがえる。
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一番効いた対策は研究計画書と面接
スプリング・オンライン家庭教師の指導の中で、何が一番効いたか。佐藤さんの答えは、筆記でもTOEICでもなかった。
「面接と、願書提出のときの研究計画書の作成を手伝ってもらったことが一番助けになりました」(佐藤さん)
一番の助けになったのは、願書提出時の研究計画書の作成と面接の対策だった。聞き手の講師は「研究計画書はなかなか書く機会もないし、それ自体が合否に影響する出願書類なので、そこで力になれたのであればうれしい」と応じている。学部生にとって、研究計画書は書き慣れない書類である。ひとりで仕上げるのが難しい部分を指導で補えたことが、佐藤さんにとって大きかったようだ。
一番辛かった時期と試験直前期
「最後は東大の人だけが勉強を続ける」孤独
くじけそうになった瞬間はあったかと聞かれると、佐藤さんは東京大学の大学院も受験したことに触れながら、こう語った。
「私は東大を受けたんですけど、他の大学の方が入試日程が早いので、最後は東大の人だけが勉強を続けないといけない状況で、その時が一番、早く終わらないかなと」(佐藤さん)
周りの受験生が先に試験を終えていくなかで、自分だけが勉強を続ける時期が一番辛かったという。聞き手の講師は「孤独感のようなものも感じながら、というところが辛かったということか」と受け止めている。なお、東京大学の大学院の受験結果については動画内では語られていない。
直前はひたすら過去問。筆記には最後まで自信がなかった
直前期の様子と手応えについては、次のように振り返っている。
「直前はひたすら過去問を解いてたって感じで、あんまり筆記の方は自信がなかったので、ひたすら直前まで勉強してました」(佐藤さん)
直前期の中心は過去問をひたすら解くことだった。筆記に自信が持てないまま本番を迎えたという佐藤さんに対し、聞き手の講師は「実力がある人ほど、筆記であれもこれもやらないといけないと新しいところに気づいてしまい、最後まで自信が持てないことがある。そういう方のほうが結果として合格していることが多い」とコメントしている。
試験当日:面接で聞かれたこと
試験当日の印象を聞かれた佐藤さんが挙げたのは、面接だった。
「面接は結構、大学院に入ってからやりたい研究内容について聞かれて、今やってる研究と大学院に入ってからやりたい研究の分野がちょっと違ったので、そこでだいぶちょっと答えられなかったところがあったなっていうのが覚えています」(佐藤さん)
面接で中心的に問われたのは大学院に入ってからやりたい研究内容だった。学部での研究と大学院で取り組みたい分野が少し違っていたため、うまく答えきれなかった部分があったという。聞き手の講師から「こうしておけばよかった、というところも残ったまま受験を終えたということか」と問われると、こう答えている。
「なんか筆記ばっかり頭にあって、面接にもうちょっと時間を割けばよかったなってところが少し思っています」(佐藤さん)
筆記への不安が大きかったぶん、面接にもう少し時間を割けばよかったという反省が残ったという。面接対策を「一番助けになった」指導に挙げている一方で、本番ではそれでも準備しきれなかったと感じている点は、これから受験する人にとって示唆に富む。合格発表の瞬間については「合格発表の瞬間は嬉しかったです」(佐藤さん)と短く答えている。
合格して変わったこと・挑戦してよかったか
受験を終え、合格発表も終わった今の心境について、佐藤さんは前述のとおり「時間ができて、だいぶ気持ちが楽になりました」と話している。では、振り返って挑戦してよかったのか。答えは「挑戦して良かったです」(佐藤さん)だった。
具体的にどこがよかったのかを問われると、受験を決めるまでの葛藤を明かしている。
「大学院入試をするか、そのまま理科大に進むかでだいぶ選択の時に悩んだんですけど、大学院入試の全落ちだったりとか、今いる大学より上の大学に行きたいなっていう思いが強かったので、そことの不安の葛藤があったんですけど、ちゃんと進めていけばどこかには行けるんじゃないかなって思ったので、挑戦してよかったなって思いました」(佐藤さん)
外部の大学院をすべて落ちてしまうかもしれないという不安と、より上の大学に行きたいという思い。その葛藤のなかで、ちゃんと進めていけばどこかには行けると考えられたことが挑戦の後押しになったという。聞き手の講師が「準備したことを一緒に進めてしっかり消化できれば合格までたどり着く、という確信があってチャレンジできたということか」と確認すると、佐藤さんは「そうですね」と答えている。
これから大学院入試を目指す人へ
受験したいけれど自分にできるか不安で迷っている人へのメッセージを求められると、佐藤さんは研究室見学を勧めた。
「私が一番決めてたのは研究室見学に行って、理科大との違いであったりとか、研究内容であったりとか、大学院に行ってから2年間楽しそうだなっていうところに魅力を感じたのが一番大きかったので、研究室見学行って、先輩の話を聞いてみるのがいいのかなと思います」(佐藤さん)
受験を決めた一番の理由は、研究室見学で感じた在籍大学との違いと研究内容の魅力だった。聞き手の講師は「大学院に進学した後のビジョンが見えないと、モチベーションも湧かないし、イメージまでいけない」と応じ、佐藤さんも「はい」とうなずいている。インタビューの最後、聞き手の講師は「しっかり実力をつけて合格されたということで、大学院でのご活躍も楽しみにしております」と締めくくった。
編集部解説
この章は動画の内容ではなく、編集部による補足です。佐藤さんの発言に紐づく範囲で、東京科学大学が公式に公開している募集要項・過去問の情報を整理します。なお、佐藤さんが物質理工学院のどの系・どの日程で受験したかは動画内で語られていないため、ここでは物質理工学院のうち化学分野を扱う応用化学系の公開資料を参考として取り上げます。
公開過去問から読み取れる応用化学系の筆答試験(出題テーマと形式)
佐藤さんは直前期について「ひたすら過去問を解いてた」と語っている。東京科学大学は理工学系の修士課程入試の過去問題を、系ごとに公式サイトで公開している(東京科学大学「過去の入試問題」)。物質理工学院 応用化学系では、2021年〜2025年実施分の問題に加え、2025年実施分については「出題の意図」も掲載されている。
2027年4月入学の大学院修士課程募集要項(東京科学大学「募集要項」)によると、応用化学系のB日程の筆答試験は2つの時間枠(第I限・第II限、各70分)に分かれ、それぞれの時間枠で有機化学・無機化学・物理化学・化学工学・高分子科学の選択科目から2科目を解答する。配点は筆答専門試験400点、英語100点とされている。公開されている2025年実施分の「出題の意図」に示された出題テーマを整理すると、次のとおりである(問題文そのものは掲載しない)。
| 分野 | 第I限の出題テーマ | 第II限の出題テーマ |
|---|---|---|
| 有機化学 | 有機化合物の構造・性質・反応、アルケンへの付加反応と中間体、カルボニル化合物の反応(熱力学的支配と速度論的支配) | カルボニル化合物・アミン化合物の構造と反応、電子環状反応 |
| 無機化学 | 金属錯体の構造と性質、酸化還元挙動と電子移動過程 | 無機イオン結晶の構造・安定性・物性、水溶液中の酸・塩基の解離 |
| 物理化学 | 熱と仕事、吸着・脱離とその平衡 | 気相反応・電極反応・生体反応の化学平衡、純物質の相転移の熱力学 |
| 高分子科学 | 重合反応(反応様式・分子量・分子量分布)、汎用高分子の構造・合成法・分解 | 半結晶性高分子の熱特性、粘弾性の周波数特性、高分子鎖の形態エントロピー |
| 化学工学 | 反応を伴う物質収支、リサイクルプロセス、反応器の設計と選定 | 分離プロセスの物質収支と設計、円管内流れの圧力損失と無次元数 |
「出題の意図」では、ほぼすべての分野で「基本的な知識」「基本的な理解力」を問うと明記されており、化学工学では計算力も求められている。5分野から各限2題を選ぶ形式なので、自分が確実に得点できる分野を早めに決めて過去問で固めることが現実的な戦略になる。佐藤さんのように筆記に最後まで自信が持てない場合でも、選択する分野を絞り込み、公開されている過去5年分を繰り返し解くことが直前期の軸になるだろう。専門科目全般の過去問の使い方は大学院入試の専門科目対策完全ガイドで解説している。出題内容は年度によって変わるため、必ず最新の公開資料を確認してください。
「面接で研究内容を聞かれた」発言と口述試験・口頭試問
佐藤さんは面接で「大学院に入ってからやりたい研究内容」を聞かれ、学部の研究と分野が少し違ったために答えきれなかったと振り返っている。上記の募集要項では、応用化学系のA日程の口述試験、B日程の口頭試問(筆答試験の後に実施)とも、オンラインで、学士論文研究や修士課程で行いたい研究等に関する試問を行うとされている。つまり面接は、学部での研究と大学院でやりたい研究の両方を説明する場になりやすい。分野を変える人ほど、両者のつながりと変える理由を言葉にしておく必要がある。研究計画書から想定問答を作る方法は院試の面接の質問|研究計画書から作る想定問答と直前期の対策を参照してほしい。
TOEICは「出願時に提出」が原則の系もある
佐藤さんは「提出ギリギリまでずっとTOEICの勉強をしていました」と語っている。同じ募集要項では、理工学系の修士課程で有効な英語外部試験をTOEIC L&R、TOEFL iBT(Home Edition含む)としており、TOEIC-IPなどの団体特別受験は有効ではないとしている。さらに応用化学系では、スコアシートは出願時に提出し、出願締切後に提出されたものは受理しないと明記されている。TOEICの「締め切り」は試験日ではなく出願日になりうるため、スコアを伸ばす期間を逆算しておくことが欠かせない。目標スコアの決め方と開始時期は大学院入試の英語対策はいつから?TOEIC・TOEFL目標スコアの決め方で解説している。
研究室見学と「出願前に指導教員と相談」
佐藤さんが受験を決めた一番の理由は研究室見学だった。募集要項では応用化学系の出願にあたって、第1志望の指導教員とあらかじめ相談してから出願することが求められており、志望する研究室・研究分野への志望理由を300字以内で記入するとされている。研究室見学は動機づけになるだけでなく、出願の手続き上も欠かせない準備につながっている。訪問依頼の連絡方法は研究室訪問のメール例文集、在籍大学の大学院に進む場合との違いは大学院の内部進学と外部進学の違いが参考になる。
日程が違う大学院を併願するときの長丁場
佐藤さんは「他の大学の方が入試日程が早いので、最後は東大の人だけが勉強を続けないといけない状況」が一番辛かったと語っている。大学院入試は大学・研究科ごとに試験日が異なり、併願先によっては受験期間が長期化する。最後の試験日までを見越した計画を立てておくと、孤独な時期の負担を軽くしやすい。各大学院の日程の傾向は大学院入試の日程一覧【2027年度】で確認できる。
佐藤さんの体験から学べる5つのポイント
- 受験を決めるのも、勉強を始めるのも早めに:研究と両立できた一番の理由として、早めに受験を決めて勉強を始めていたことを挙げている。
- 苦手な英語から先に着手する:英語が苦手だったからこそ、約1年半前から週2、3のペースでTOEICに取り組み、提出ギリギリまで粘った。
- 最初に「いつまでに何をするか」を整理する:無料相談でTOEICを取り切る時期や参考書まで教わり、ロードマップを手にしてから走り出した。
- 研究計画書と面接を軽視しない:一番助けになった指導は研究計画書と面接。一方で本番では面接にもう少し時間を割けばよかったと振り返っており、筆記と同じくらいの比重で準備したい。
- 研究室見学で進学後の2年間を思い描く:在籍大学との違いや研究内容、先輩の話に触れたことが、外部受験を決める一番の決め手になった。
よくある質問(FAQ)
佐藤さんの出身大学・学部はどこですか?
東京理科大学 創域理工学部 先端化学科です。受験を考え始めた時点では在学中の大学生で、東京科学大学大学院 物質理工学院に合格しています。物質理工学院のどの系・コースかは動画内で語られていません。
なぜ外部の大学院を受験しようと思ったのですか?
理科大では周りに大学院受験を考えている人が多く、その影響で考え始めたと語っています。そのまま理科大に進むかで悩んだものの、今いる大学より上の大学に行きたいという思いが強く、研究室見学で感じた魅力が一番の決め手になったそうです。
勉強を始めたとき、どのくらいの学力でしたか?
過去問もまだ見ておらず、TOEICも受験していない「全然勉強始めてない段階」だったと話しています。英語が苦手で、TOEICで目標点数を取り切れるかが一番の不安だったそうです。
TOEICはどのように対策しましたか?
大学院受験を決めてから早めに勉強を始め、約1年半前から週2、3のペースで取り組み、提出ギリギリまでTOEICの勉強を続けたと語っています。目標点数や取得スコアは動画内では語られていません。
スプリング・オンライン家庭教師を選んだ決め手は何ですか?
最初にZoomで説明を受けたときの雰囲気・安心感と、自分の好きなように授業を組める点が魅力だったと述べています。「大学院入試の家庭教師」でネット検索して見つけたそうです。
申し込む前に不安だったことはありますか?
科目ごとに先生がいるため、自分に合う先生や受けたい科目の先生がどんな先生か分からないことが不安だったそうです。実際に受けてみて、その不安は「大丈夫でした」と答えています。
大学の研究とはどのように両立しましたか?
院試をしていない人と比べると研究は少しおろそかになったと認めつつ、早めに大学院入試をすると決めて勉強を始めていたことが一番大きかったと振り返っています。直前期はほとんど毎日大学に行って勉強したそうです。
一番役に立った指導は何でしたか?
面接と、願書提出時の研究計画書の作成を手伝ってもらったことが一番助けになったと述べています。直前期はひたすら過去問を解いていたそうです。
面接ではどんなことを聞かれましたか?
大学院に入ってからやりたい研究内容について聞かれたそうです。学部の研究と大学院でやりたい研究の分野が少し違ったため答えきれなかった部分があり、筆記ばかり意識していたので、面接にもう少し時間を割けばよかったと振り返っています。
まとめ
東京理科大学 創域理工学部 先端化学科から東京科学大学大学院物質理工学院への合格をつかんだ佐藤さんの歩みは、「全然勉強始めてない段階」から、苦手な英語を約1年半かけて積み上げ、直前期は毎日大学で過去問に向き合った、早めの準備の積み重ねだった。一番助けになったのは研究計画書と面接の指導であり、一方で面接にはもう少し時間を割けばよかったという反省も率直に語っている。受験を決めた一番の理由が研究室見学だったという点も含め、外部の大学院を目指す理系の学部生にとって具体的な参考になるはずだ。
英語スコアの目安と提出方法は大学院入試のTOEICスコアは何点必要?を、旧東京工業大学の大学院に合格した別の方の声は東京工業大学大学院 情報理工学院 情報工学系 合格インタヴューを、大学院入試全般の対策は大学院入試対策コースを参照してほしい。ほかの合格者のインタビューは合格者の声カテゴリでも紹介している。在籍大学から外部の大学院への進学を迷っている方は、佐藤さんのように、まずは無料相談で「いつまでに何をするか」を整理するところから始めてみてほしい。
この記事の制作方針について
本記事は、スプリング・オンライン家庭教師が公式YouTubeチャンネルで公開している合格者インタビュー動画(2026年11月1日公開)を、本人の発言に忠実にテキスト化した合格体験記です。発言の引用は読みやすさのために言い回しのみ整え、数値・時期・勉強法などの事実情報は動画内で本人が語った内容以外を付け加えていません。「編集部解説」の章のみ、東京科学大学の公開資料と当社の指導経験に基づく補足です。佐藤さん(仮名)は当社の指導サービスを利用した合格者であり、その関係性を明示した上で掲載しています。お名前は仮名です。試験制度は変更される場合があるため、受験の際は必ず大学公式の最新募集要項をご確認ください。
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