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【大学編入合格体験記】地元の私立大学文学部から筑波大学社会学類(政治学主専攻)へ3年次編入|7月末から約4ヶ月の対策

「このまま就職するよりは、もっとこの学問について学んでみたい」——そう考えて編入を決めたのが、地元の私立大学文学部から筑波大学社会学類(政治学主専攻)への編入を果たした後藤さんです。後藤さんは令和8年度の筑波大学 社会・国際学群 社会学類 政治学主専攻の編入試験に合格しました。本記事は、合格後の後藤さんに話を聞いたインタビュー動画(約9分)を、テキストで読みやすく再構成した合格体験記です。合格した本人が語った内容だけを素材にした一次情報であり、編入を決めた経緯・対策の進め方・大学生活との両立は、すべて動画内の発言に基づいています。
後藤さんがスプリング・オンライン家庭教師で対策を始めたのは7月末。11月までの約4ヶ月という短い期間での挑戦でした。英語と政治学は過去問を軸に、まったく触れたことのなかった法学は基礎の基礎から。本人も「始めるのがちょっと遅かった」と振り返る状況から、筑波大学を含む4校を受験し、合格をつかんでいます。3年生になってから編入を本気で考え始めた方や、地方に住んでいて対策の手段が限られている方にとって、具体的な参考になるはずです。
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この記事では、①編入を決めたきっかけ、②スプリング・オンライン家庭教師を選んだ理由、③約4ヶ月の対策の進め方、④大学生活との両立とモチベーション、⑤合格後の生活とこれから目指す方へのアドバイス、の順に紹介します。社会学類(政治学主専攻)の試験制度をより詳しく知りたい方は、筑波大学社会・国際学群社会学類(政治学主専攻)の傾向と対策もあわせてご覧ください。
まずは動画で見る|筑波大学 社会・国際学群 社会学類 政治学主専攻 合格者インタビュー
動画を見る時間がない方のために、以下で内容を整理して紹介します。発言は読みやすさのために言い回しを一部整えていますが、内容は動画に忠実です。聞き手は、スプリング・オンライン家庭教師の講師です。
合格者プロフィール
| 項目 | 内容(動画内の発言より) |
|---|---|
| 編入元 | 地元の私立大学 文学部(社会科学系の分野。大学名・学科名は動画内で明言されていません) |
| 編入先 | 筑波大学 社会・国際学群 社会学類 政治学主専攻 |
| 合格した試験 | 令和8年度の編入試験(受験時は在籍大学の3年生) |
| 対策期間 | 7月末〜11月の約4ヶ月(スプリング・オンライン家庭教師の受講期間) |
| 受講した科目 | 英語・政治学・法学 |
| 受験校数 | 筑波大学を含めて合計4校 |
| 利用サービス | スプリング・オンライン家庭教師(オンライン個別指導) |
※試験科目・出願要件は年度により変わる可能性があります。最新の情報は必ず筑波大学の募集要項でご確認ください。この記事の情報は、あくまで後藤さんが受験した当時の体験に基づくものです。なお、社会学類の編入学の年次は募集要項上「第3年次」とされています(令和9年度要項で確認)。
編入を決めたきっかけ——「広く」から「専門的に」へ
文学部の中の社会科学系から、政治学へ
自己紹介で、もともとの所属を聞かれた後藤さんはこう答えています。
「地元の私立大学に通っていて、学部は文学部でした」(後藤さん)
聞き手の講師が「文学部から、また別の学問への編入に挑戦したという形だったんですね」と確認すると、後藤さんは次のように補足しました。
「でも文学部といっても社会科学系のところだったので、やる学問はそこまで大きく変わったわけではないかなと」(後藤さん)
学部名だけを見ると「文学部から社会学類へ」という大きな転換に見えますが、本人の感覚としては、もともと学んでいた社会科学の延長線上にある編入だったということです。
では、なぜ編入という選択をしたのか。きっかけを尋ねられた後藤さんは、在籍していた環境と自分の関心とのずれを挙げています。
「私が今所属しているところでは、社会科学系の学問を広くやれるという感じだったんですけど、自分が興味のあるところをもっと専門的に学びたいと考えて編入を決めました」(後藤さん)
社会科学を幅広く学べる環境で過ごすうちに、自分の関心がはっきりしてきた。だからこそ、その分野を専門的に掘り下げられる場所へ移りたい——後藤さんの編入の動機は、学びたい分野が先にあり、そのための環境を選び直すというものでした。
母が持ってきた話と、3年生のゼミでの気づき
実は、編入という選択肢を知ったのは3年生になってからではありません。インタビューの後半で、3年生になって本気で目指そうと思ったきっかけを聞かれ、後藤さんはこう振り返っています。
「編入自体は、母が1年生の時から話を持ってきてくれていたんですけど、あまり受からないんじゃないかと思って、手を出せずにいて」(後藤さん)
選択肢としては1年生の頃から知っていたものの、「受からないのでは」という気持ちが先に立ち、すぐには動けなかったといいます。転機になったのは、3年生でのゼミでした。
「3年生に上がってゼミとかを進めていくうちに、この学問をやりたいなと思ってきて。3年生だと就活も本格化していくんですけど、このまま就職するよりは、もっとこの学問について学んでみたいというところで、編入を決めました」(後藤さん)
聞き手の講師が「学問への熱があって、もっとやりたいというのが大きかったんですね」と受けているように、後藤さんの決断の中心にあったのは、ゼミを通じて具体的になった学問への関心でした。就職活動が本格化する時期に、あえて学びを深める道を選んだという点も、この体験記の大きな特徴です。
スプリング・オンライン家庭教師を選んだ理由
「オンラインで教えてもらえるところ」を探して
スプリング・オンライン家庭教師を知ったきっかけについて、後藤さんは次のように話しています。
「編入試験を受けるにあたって予備校を探していたんですけど、オンラインで教えていただけるところを検索していて見つけました」(後藤さん)
最初から特定のサービスを知っていたわけではなく、編入対策の予備校を探すなかで「オンラインで受けられること」を条件に検索し、たどり着いたという経緯です。予備校・塾・家庭教師それぞれの向き不向きは大学編入予備校・塾・家庭教師おすすめ18選で比較しています。
決め手は「全部オンラインで完結」と「志望校に合わせた指導」
編入対策のサービスが数多くあるなかで、なぜスプリング・オンライン家庭教師を選んだのか。後藤さんは2つの条件を挙げています。
「私はまず地方に住んでいるので、授業だけじゃなくて、添削とか過去問の入手とかまで全部オンラインで完結できるところというのが、まず一つ条件だったのと」(後藤さん)
「私は始めるのがちょっと遅かったので、志望校とかに合わせて教えていただけるところというので、スプリング・オンラインに決めました」(後藤さん)
一つ目は、住んでいる場所に左右されないこと。授業だけでなく、答案の添削や過去問の入手といった対策の周辺作業まで含めて、すべてオンラインで済ませられることが条件でした。二つ目は、スタートが遅かったからこそ、汎用的なカリキュラムではなく志望校に照準を合わせた指導が必要だったこと。限られた時間で結果を出すために、何を優先すべきかがはっきりしていたことがうかがえます。
7月末から11月まで——約4ヶ月の対策の進め方
後藤さんがスプリング・オンライン家庭教師を利用した期間を尋ねると、答えは次のとおりでした。
「だいたい7月末くらいから始めて、11月まで約4ヶ月ほど受講させていただきました」(後藤さん)
受講した科目は英語・政治学・法学の3つ。動画で語られた内容を時系列で整理すると、次のようになります。
| 時期・段階 | 取り組み(動画内の発言より) |
|---|---|
| 3年生に進級後 | ゼミを通じて学問への関心が強まり、就職ではなく編入を決意 |
| 7月末〜 | スプリング・オンライン家庭教師で英語・政治学・法学の授業を受講開始 |
| 対策期間中 | 英語・政治学は過去問を解き、分からなかったところを解決。法学は基礎の基礎から |
| 情報収集 | 編入合格者のブログ等に加え、担当講師から志望校の問題傾向・受験者の特徴を聞く |
| 直前期 | 解いてきた過去問と派生知識を確認。法学は直前まで知識を詰め込む |
| 結果 | 筑波大学を含む4校を受験し、筑波大学社会学類(政治学主専攻)に合格 |
英語と政治学は「過去問ベース」
4ヶ月の間どのように勉強を進めたのかを聞かれ、後藤さんは科目ごとの進め方を説明しています。
「英語と政治学の授業を受講させていただいたんですけど、英語と政治学は基本的に過去問ベースで、過去問を解いて、分からなかったところを解決してという感じで進めていきました」(後藤さん)
まず過去問を解き、解けなかった部分や理解があいまいな部分を授業で一つずつ解消していく。もともと社会科学系の分野で学んでいた後藤さんにとって、英語と政治学は「ゼロから積み上げる科目」ではなく、「過去問で弱点を見つけて埋める科目」として位置づけられていたことがわかります。
法学は「基礎の基礎から」——先生のフォーマットで学ぶ
一方で、法学についてはまったく事情が違いました。
「法学については、私は法学を全然やったことがなかったので、本当に基礎の基礎から教えていただきました」(後藤さん)
聞き手の講師が「まったく触れてこなかった学問は、テキストを指定して期間を決めて読んでいくような形なんですか」と尋ねると、後藤さんの答えは少し意外なものでした。
「私の場合はテキストというよりは、もともと先生が持っていらっしゃったフォーマットみたいなのがあって、それで授業していただきました」(後藤さん)
市販のテキストを読み進めるのではなく、講師があらかじめ用意していた形式に沿って授業を進めたということです。初学の科目を短期間で仕上げる必要があった後藤さんにとって、何から手をつけるべきかを講師側が設計してくれる形は、時間の節約にもつながったと考えられます。なお、法学の授業がどの受験校の対策として必要だったのかは、動画内では語られていません。
少ない情報は「ブログ」と「担当講師」で補う
編入試験は大学受験に比べて情報が少なく、対策に苦労する場面が多い試験です。その点をどう克服したかを聞かれ、後藤さんは2つの情報源を挙げています。
「まずはウェブ上にあるような、編入の合格体験者さんが書いているブログのようなものであったりとか」(後藤さん)
「あとは、担当してくださった先生が編入試験にかなり接している方だったので、その方に志望校の問題の傾向とか受験者の特徴とか、そういうものを教えていただいて、情報を入手していました」(後藤さん)
公開されている体験談で全体像をつかみつつ、編入試験にかなり接している担当講師から、志望校の出題傾向や「どんな人が受けに来るのか」といった、ネットだけでは得にくい情報を補っていたということです。筑波大学の編入試験全体の構造は筑波大学の編入試験|13学類の実倍率3年分・試験科目・日程と対策で整理しています。
直前期は「過去問の確認」と「知識の詰め込み」
試験直前の過ごし方についても、後藤さんは具体的に振り返っています。
「直前は、まず今まで解いてきた過去問の確認をしたりとか、それに付随する派生した知識を確認していったりとか」(後藤さん)
「私は始めたのが遅かったので、特に法学に関しては、本当に直前まで知識を詰め込んでいるような感じでした」(後藤さん)
聞き手の講師も「科目によってやることがちょっと違う側面もある」と応じているように、過去問演習を重ねてきた英語・政治学は「解いた問題の周辺知識まで広げる確認」、初学から始めた法学は「直前まで知識を入れ続ける」と、科目ごとに直前期の過ごし方を変えていました。
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大学生活との両立とモチベーション
後期は「週1日だけ大学へ」
大学生活と編入試験の対策をどう両立したのかを聞かれ、後藤さんは次のように答えています。
「私はもう3年生でかなり単位を取れていたので、編入試験を中心的にやっていた後期の授業に関しては、週1日だけ大学に行くというふうにして、その他の日は自分で勉強という感じだったので、大学との両立という面ですごく苦労したわけではなかったかなと」(後藤さん)
聞き手の講師は、ここで「1・2年生から真面目に授業を取っていたから3年生で単位が少なかったのか、編入も頭にあって戦略的に早めに単位を取っていたのか」と踏み込んで質問しています。後藤さんの答えは前者でした。
「編入は3年生になるまであまり本気で考えてはいなかったので、1・2年生の時に全ての単位を普通に取っていたら、ちょっとしか残っていなかったから、それができたという感じですかね」(後藤さん)
編入を見越して計画的に単位を前倒ししていたわけではなく、1・2年生の授業を普通に履修していた結果として、3年生の後期に時間の余裕が生まれていたということです。3年生から本格的に対策を始めた後藤さんにとって、この余裕は対策時間を確保するうえで大きな意味を持っていました。
「一緒に勉強する友達がいない」という難しさ
一方で、編入試験ならではの悩みもありました。他の試験とは違う、編入試験特有の悩みを聞かれた後藤さんはこう話しています。
「大学受験とかとは違って、一緒に勉強したりするような友達というのがいなかったので、モチベーションの維持という面では少し大変だったかなという感じです」(後藤さん)
聞き手の講師も「なかなか周りに編入を受けるという人もいませんもんね」と応じています。大学受験であれば同じ目標を持つ同級生が周りにいますが、編入試験ではそうした仲間が身近にいないことがほとんどです。週1日だけ大学に通い、残りの日は自分で勉強するという生活のなかで、気持ちを保ち続けることの難しさがうかがえます。
合格の瞬間と、合格後の生活
先に届いた不合格、そして筑波大学の合格
筑波大学社会学類 政治学主専攻に合格したときの気持ちを尋ねられ、後藤さんは受験全体の経緯とあわせて答えています。
「私はいくつか受験校があって、筑波大学の前に、不合格の発表があった受験校もあったので、やはり筑波大学に合格した時はすごく嬉しかったですし、やっぱり安心しました」(後藤さん)
何校を受験したのかという質問には「筑波大学以外だと3校受けました」と答えており、合計4校を受験したうえでの合格でした。先に不合格の知らせを受けた状態で筑波大学の発表を迎えたからこそ、「嬉しい」と同時に「安心した」という言葉が出てきたのでしょう。他の3校の大学名は、動画内では語られていません。
引っ越し準備、勉強の継続、そして自動車学校
インタビューの時点で受験は終わっていましたが、後藤さんは次の生活に向けた準備を進めていました。
「筑波大学に編入するにあたって引っ越ししなきゃいけなくて、その新居を探したりとか。あとは勉強の面だと、忘れたら困るので、政治学とか英語とかの勉強は細々と続けながらという感じで」(後藤さん)
「あとは、編入試験を受けるにあたってちょっと行けていなかった自動車学校にも、今通っています」(後藤さん)
新生活の準備と、編入後の学びに向けた勉強の継続、そして受験期に後回しにしていた資格の取得。合格をゴールではなく通過点として捉え、編入後に向けて動き始めている様子が伝わってきます。
これから編入を目指す人へのアドバイス
完全個別だから「自分に負担のないように」進められた
スプリング・オンライン家庭教師を利用してみての感想を聞かれ、後藤さんは個別指導の形式について次のように話しています。
「スプリング・オンラインは完全個別なので、先生方と日程を決めながら合わせられるので、自分に負担のないように勉強を進めることができたりだとか」(後藤さん)
「自分の勉強の進度などに合わせて授業してくださるので、すごく効率的に編入試験の勉強を進められたんじゃないかなというふうに思っています」(後藤さん)
「わからないところはすぐ質問」「要望をしっかり伝える」
これから利用を考えている方へのアドバイスを求められると、後藤さんはマンツーマン指導の活かし方を挙げました。
「スプリング・オンラインでは先生方と完全にマンツーマンで教えてくださるので、自分がわからないところはすぐ質問したりだとか、自分の要望をしっかり伝えられると、うまく勉強を進めていけるんじゃないかなというふうに思います」(後藤さん)
そして最後に、後藤さんにとってスプリング・オンライン家庭教師はどのような存在だったかを聞かれ、こう締めくくっています。
「私は編入試験の勉強時間も他の人に比べたら短かったですし、対策の仕方というのも最初は全然わからなかったので、スプリング・オンラインは編入試験の勉強を進めるうえで、すごく頼りになる存在でした」(後藤さん)
編集部解説|後藤さんの発言を筑波大学の公開資料と照らし合わせる
この章は動画の内容ではなく、編集部による補足です。後藤さんの発言のうち、筑波大学が公開している募集要項・入学試験実施結果・過去問題と照らし合わせることで理解が深まる部分について、一次情報の範囲で解説します。動画で語られていない後藤さん個人の点数や答案内容には触れません。
「11月まで約4ヶ月」——社会学類だけが11月に試験を行う
後藤さんは「7月末から11月まで」受講したと話していました。筑波大学の学群編入学試験は、多くの学類が入学前年の7月に試験を行うのに対し、社会・国際学群社会学類だけは別の募集要項で、11月に出願と試験が行われる別日程になっています。最新の令和9年度(2027年度)入学分の要項では、出願受付が2026年11月2日〜9日(必着)、試験日が11月26日〜27日、合格者発表が12月10日です(出典:筑波大学 大学入試情報サイト「入試日程と募集要項」https://ac.tsukuba.ac.jp/apply/application-guidelines/)。
同じ要項によれば、選抜方法は専門科目・外国語・面接と提出書類による総合判定です。1日目に専門科目(90分)と外国語=英語(90分)、2日目に個別面接が行われます。専門科目は社会学・法学・政治学・経済学から出願時に事前選択した主専攻分野の1科目で、出願後の変更はできません。提出書類には自筆の「志望の動機」(800字以内)が含まれます。募集人員は4分野合わせて10名です。7月末に動き始めた後藤さんの約4ヶ月は、この11月試験に向けた期間だったことになります。志望の動機の書き方は筑波大学編入の志望理由書の書き方、面接は筑波大学編入の面接対策|評価観点と想定質問で詳しく解説しています。
「政治学は過去問ベース」——令和8年度の政治学は地方分権がテーマ
後藤さんは英語と政治学を「過去問ベース」で進めたと話していました。筑波大学は大学入試情報サイトで編入学試験(11月期)の過去問題と「標準的な解答例又は出題意図」を公開しており、後藤さんが合格した令和8年度の政治学の問題も確認できます(出典:https://ac.tsukuba.ac.jp/examination/exam_questions/r8_exam/)。問題文の転載は控え、テーマと形式だけを整理します。
- 形式:問題冊子は表紙を除いて1ページ、「問1」「問2」の2問構成で全問解答。解答用紙は2枚
- 問1のテーマ:「政治的分権」「行政的分権」「財政的分権」の3つの側面から、地方分権が具体的にどのような状態を指すかを論じる
- 問2のテーマ:地方分権のメリットとデメリットを論じる
大学が公開した出題意図では、2問とも「標準的な政治学の教科書に記載されている地方自治についての基礎的知識と論理的思考力を問う」内容とされています。さらに、メリット・デメリットの挙げ方は解答例が一例にすぎず、解答例と異なる説明でも論理的に整合性があれば評価対象と明記されています。つまり、奇抜な論点よりも、教科書レベルの概念を正確に使い分け、具体例で裏づけながら筋道立てて論じられるかが問われていると読めます。過去問を解いて「分からなかったところを解決する」という後藤さんの進め方は、出題意図が公開されているこの試験と相性のよい方法だといえます。政治学主専攻の対策の全体像は社会学類(政治学主専攻)の傾向と対策をご覧ください。
英語は90分の記述式——志望専攻の視点で論じる設問まで
後藤さんが英語も過去問ベースで進めたと話していたとおり、社会学類の英語はTOEICなどのスコア換算ではなく、当日の筆記試験です。令和8年度の外国語(英語)は、問題冊子が表紙を除いて8ページ、問1〜問5の5問構成でした。大学が公開した解答例・出題意図によると、題材はヨーロッパの住宅危機を人権の観点から捉え直す英文で、設問は次のように整理できます。
- 問1:文章全体の主張・目的をまとめる(出題意図はアカデミック・リーディングの基礎と、全体構成の俯瞰)
- 問2・問3:和訳(専門用語の自然な訳し分け、原因・結果の論理展開を正しく訳せるか)
- 問4:住宅を商品ではなく人権として捉える視点の転換について、本文に即して説明する
- 問5:本文の議論を踏まえ、志望する専攻の視点・概念・用語を活用して論じる
問4では「説明が解答者個人の意見に偏っていないか」が出題意図に挙げられている一方、問5では自分の専攻分野の視点で議論を発展させることが求められています。本文に忠実に読む力と、政治学などの専門知識を英文の内容に接続する力の両方が必要な構成です。論述力全般の鍛え方は筑波大学編入の小論文対策|出題傾向と書き方のコツでも扱っています。
令和8年度の社会学類は志願者64名・合格者11名
後藤さんが受験した令和8年度の社会学類の編入学試験について、筑波大学の入学試験実施結果では、募集人員10名に対して志願者64名・合格者11名・入学者11名と公表されています(出典:https://ac.tsukuba.ac.jp/examination/result/)。志願者数を合格者数で割ると約5.8倍です。ただし、社会学・法学・政治学・経済学の4分野ごとの内訳や受験者数は公表されていないため、政治学主専攻だけの倍率はわかりません。
過去問から導ける学習の順番
以上の公開資料と、後藤さんの「過去問を解いて分からなかったところを解決する」という進め方を踏まえると、社会学類(政治学主専攻)を目指す方の学習の順番は次のように整理できます。
- 大学入試情報サイトの過去問題ページから、政治学と英語の問題・解答例・出題意図を入手し、時間を計って解いてみる
- 政治学は、出題意図にある「標準的な教科書」レベルの概念(今回なら地方自治・地方分権)を、側面ごとに説明できるよう整理する
- 英語は、要約・和訳・本文に即した説明に加え、最後の「志望専攻の視点で論じる」設問まで含めて答案を書く練習をする
- 11月の試験日から逆算し、志望の動機(800字・自筆)と面接の準備を並行して進める
出題内容は年度によって変わるため、必ず最新の公開資料を確認してください。
後藤さんの体験から学べる5つのポイント
- 学びたい分野を先に決めてから環境を選ぶ:社会科学を広く学ぶなかで、ゼミを通じて「この学問をもっと専門的に」という関心が具体化したことが、編入の原動力になった。
- スタートが遅くても「志望校に合わせた指導」で間に合わせる:7月末からの約4ヶ月という短期間だったからこそ、志望校に照準を合わせて教えてもらえることを選ぶ条件にした。
- 科目ごとに進め方を変える:英語・政治学は過去問で弱点を埋め、初学の法学は講師のフォーマットに沿って基礎の基礎から積み上げた。
- 情報は「公開情報」と「経験のある講師」の両方から取る:合格者のブログで全体像をつかみ、担当講師から志望校の問題傾向や受験者の特徴を聞いて補った。
- マンツーマンの強みは「質問」と「要望」で引き出す:わからないところはすぐに質問し、自分の要望をしっかり伝えることが、個別指導をうまく使うコツだと本人が語っている。
よくある質問(FAQ)
Q1. 後藤さんはどこからどこへ編入したのですか?
地元の私立大学の文学部(社会科学系の分野)から、筑波大学 社会・国際学群 社会学類 政治学主専攻へ編入しました。令和8年度の編入試験に合格しています。在籍していた大学名は動画内で明言されていません。
Q2. 対策期間はどれくらいでしたか?
スプリング・オンライン家庭教師を利用したのは、7月末ごろから11月までの約4ヶ月です。本人は「始めるのがちょっと遅かった」と振り返っています。
Q3. どの科目の授業を受けていましたか?
英語・政治学・法学の3科目です。英語と政治学は過去問を解いて分からなかったところを解決する進め方、法学はまったく学んだことがなかったため基礎の基礎から教わりました。
Q4. 法学のようにまったく学んだことのない科目は、どのように勉強しましたか?
テキストを指定されて読み進めるというより、担当の先生がもともと持っていたフォーマットのようなものに沿って授業を受けたと話しています。直前期も法学は最後まで知識を詰め込んでいたそうです。
Q5. 編入試験の情報が少ない問題は、どう解決しましたか?
ウェブ上にある編入合格者のブログなどに加えて、編入試験にかなり接している担当講師から、志望校の問題の傾向や受験者の特徴を教えてもらって情報を集めていました。
Q6. 大学の授業との両立は大変でしたか?
3年生の時点でかなり単位を取れていたため、編入試験の対策が中心となった後期は週1日だけ大学に通い、それ以外の日は自分で勉強していました。そのため両立で大きく苦労したわけではなかったそうです。単位が残っていなかったのは、1・2年生で普通に単位を取っていた結果だと話しています。
Q7. 編入試験ならではの悩みはありましたか?
大学受験と違って一緒に勉強するような友達がいなかったため、モチベーションの維持は少し大変だったと話しています。
Q8. 何校受験しましたか?
筑波大学以外に3校、合計4校を受験しました。筑波大学の発表より前に不合格の発表があった学校もあったため、筑波大学に合格したときはとても嬉しく、安心したそうです。他の受験校の大学名は動画内で語られていません。
Q9. スプリング・オンライン家庭教師を利用するときのアドバイスはありますか?
完全マンツーマンなので、わからないところはすぐに質問し、自分の要望をしっかり伝えると、うまく勉強を進めていけるとアドバイスしています。
まとめ|「もっと学びたい」を約4ヶ月で形にした編入
本記事では、地元の私立大学文学部から筑波大学社会学類(政治学主専攻)への編入を果たした後藤さんの合格体験を紹介しました。1年生の頃から編入という選択肢を知りながらも「受からないのでは」とためらっていた後藤さんは、3年生のゼミで「この学問をやりたい」という思いを強め、就職ではなく編入を選びました。対策期間は7月末からの約4ヶ月。英語と政治学は過去問で弱点を埋め、初学の法学は基礎の基礎から積み上げ、筑波大学を含む4校を受験して合格をつかんでいます。
「始めるのが遅かった」「対策の仕方も最初は全然わからなかった」という状況からでも、志望校に合わせた指導と科目ごとの進め方の工夫で合格に届いた後藤さんの体験は、3年生になってから編入を考え始めた方にとって心強い実例です。筑波大学の編入試験全体については筑波大学の編入試験|13学類の実倍率・試験科目・日程と対策、編入対策の全体像は大学編入対策完全ガイド|英語・小論文・面接の勉強法で解説しています。スプリング・オンライン家庭教師の大学編入コースの詳細は大学編入コースのページをご覧ください。ほかの合格者の体験談は合格者の声の一覧から読むことができます。志望校に合わせた対策の進め方に迷ったら、まずは無料相談で現状をお聞かせください。
この記事の制作方針について
本記事は、スプリング・オンライン家庭教師が公式YouTubeチャンネルで公開している合格者インタビュー動画(2026年5月16日公開)を、本人の発言に忠実にテキスト化した合格体験記です。発言の引用は読みやすさのために言い回しのみ整え、数値・時期・勉強法などの事実情報は動画内で本人が語った内容以外を付け加えていません。「編集部解説」の章のみ、筑波大学の公開資料と当社の指導経験に基づく補足です。後藤さんは当社の指導サービスを利用した合格者であり、その関係性を明示した上で掲載しています。試験制度は変更される場合があるため、受験の際は必ず大学公式の最新募集要項をご確認ください。
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