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【大学院入試合格体験記】社会学系の学部から横浜国立大学大学院都市イノベーション学府合格|研究計画書2パターンと面接例題100問

「量をこなしてどうにかカバーするって感じでした」。面接で何を聞かれるか分からない不安を、講師に出してもらった約100個の例題を毎日考え抜くことで乗り越えた山田さんは、合格者インタビューでそう振り返る。社会学系の学部から横浜国立大学大学院都市イノベーション学府への合格をつかんだ山田さんの合格体験記を、本人の言葉でお届けする。
山田さんが大学院進学を具体的に考え始めたのは学部3年生のころ。留学経験があり英語にはそこまで不安がなかった一方で、志望する分野の専門科目にはほとんど触れてこなかったという。準備期間が短いなかで、効率よく・個別に対策を組み立てることを重視し、研究計画書は志望校に合わせて2パターンを約2ヶ月で書き上げた。特別な環境ではなく、限られた時間の使い方を工夫した例として、多くの外部受験生に参考になる歩み方だ。
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この記事では、山田さんが語った「大学院を目指したきっかけ」「独学を選ばなかった理由」「研究計画書の作り方」「面接対策と試験当日」「合格後の今」を、動画の発言に忠実に構成した。都市イノベーション学府の入試制度そのものについては、横浜国立大学大学院都市イノベーション学府「冬入試」の傾向と対策もあわせて参照してほしい。
まずは動画で見る|横浜国立大学大学院都市イノベーション学府 合格者インタビュー
今回の内容は、スプリング・オンライン家庭教師の公式YouTubeチャンネルで公開されている合格者インタビュー動画がもとになっている。動画を見る時間がない方のために、以下では発言を忠実にテキスト化してお届けする(動画内で語られていない事実は加えていない)。
合格者プロフィール
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 出身 | 社会学系の学部(在籍大学名は動画内で言及なし。本人は「社会学という点では同じ」だが分野は異なると説明) |
| 合格先 | 横浜国立大学大学院 都市イノベーション学府 都市地域社会専攻 都市地域社会コース |
| 合格年度 | 令和9年度(動画テロップによる) |
| 準備開始 | 学部3年生ごろから大学院進学を検討 |
| 研究計画書 | 志望校に合わせて2パターン・約2ヶ月で作成 |
| 主な試験内容(本人の発言) | 筆記試験・面接 |
| 受験校 | 2校を受験する予定で、横浜国立大学は1校目(もう1校の名前は動画内で言及なし) |
| 利用サービス | スプリング・オンライン家庭教師(個別指導) |
※出願資格・試験科目・試験日程は大学・年度により変更される場合があります。必ず横浜国立大学大学院都市イノベーション学府の最新の学生募集要項をご確認ください。
きっかけ|就活と進路を考えるなかで「学びを突き詰めたい」
インタビューの冒頭、山田さんは合格した研究科について「横浜国立大学大学院都市イノベーション学府、都市地域社会専攻の都市地域社会コースになります」(山田さん)と答えている。大学院進学を考え始めた時期は、学部3年生ぐらいのころだったという。
在籍していた学部と大学院の分野の関係を聞かれると、山田さんは「社会学という点では同じなんですけれども、社会学の中ではちょっと違う分野になります」(山田さん)と説明した。同じ社会学のなかでも、分野を変えての挑戦だったことになる。
受験を考えたきっかけについては、こう語っている。「就活だったりとか進路のことを考える中で、もう少し自分が学びたいものを突き詰めたいなという点ですかね」(山田さん)。就職活動という現実的な選択肢と向き合うなかで、自分の学びをもう一段深めたいという思いが大学院進学の決め手になったことがうかがえる。
当時の学力と、一番の不安
受験を考え始めた当時の学力状況について、山田さんは「留学を一度していて英語はそこまで不安はなかったんですけれども、全く専門科目には触れてこなかったのでそこに不安がありました」(山田さん)と振り返る。聞き手の講師が「専門科目や研究計画書に不安があったということか」と確認すると、山田さんは「そうです」と答えている。
そのうえで一番不安だったこととして挙げたのが、教材選びだった。「教材が結構いろいろな種類があって、自分でどれを選べばいいかがあまり分からなかったので、そこが一番大変でした」(山田さん)。何をどの順番でやるかという戦略づくりそのものに困っていたという点は、聞き手の講師の問いかけにも山田さんがうなずいている。
独学は考えた?
最初から独学という選択肢を外していたわけではない。山田さんは「一応ちょっと考えてみたんですけど」と前置きしたうえで、その難しさを次のように語っている。「大学でもあまり自分が目指したい専攻の分野の先生がいらっしゃらなかったり、どの本を読んだらいいかとかも分からなくなってしまったので、ちょっと難しいかなっていうふうに思いました」(山田さん)。在籍大学に志望分野の先生がいないことは、分野を変えて外部の大学院を受ける受験生にとって、独学を難しくする大きな要因になっていた。
サービスを選んだ理由|短い準備期間を「効率」と「個別」で補う
スプリング・オンライン家庭教師に決めた理由について、山田さんは準備期間の短さを挙げている。「私が大学院進学を考えたのが大学3年生ぐらいからだったので、少し準備期間が短かったのもあって、効率よく対策を考えてもらえるっていうところを、あとは個別で考えてもらえるところに惹かれました」(山田さん)。聞き手の講師が「オーダーメイドで、効率よくできるところが一番だったということか」とまとめると、山田さんは「はい」と答えている。
申し込む前の不安
申し込みにあたってためらいがなかったわけではない。山田さんは「合格実績みたいなのは出していらっしゃったので、合格できるように導いてくれるのかなと思いつつ」と述べたうえで、大学院入試そのものへの漠然とした不安があったと明かしている。「大学院入試が全然どういうものかっていうのが、大学によってさまざまなので、漠然とした不安みたいなのはありました」(山田さん)。サービスへの不安というより、受験の全体像が見えないことへの不安が大きかったということだ。
無料相談で話したこと
最初の無料相談で話した内容については、山田さんは次のように覚えていた。「実際のどういうプランがあるかだったりとか、私の場合は何が必要か、専門科目が必要なのか英語が必要なのか、丁寧に話を聞いてくださったりとか、あと私がスケジュールが見えてなかったので、どういうスケジュールでやっていくのかを質問させていただいた記憶があります」(山田さん)。
聞き手の講師が「無料相談でスケジュール感や進め方がクリアになったということか」と確認すると、山田さんは「そうです」と答えている。自分に必要な科目とスケジュールを最初に整理できたことが、短い準備期間のスタートを切るうえでの土台になったといえる。
対策スケジュール|基礎のインプットから論述の添削、研究計画書へ
教科書・参考書で基礎を固め、論述で書いて添削を受ける
実際の勉強の進め方について、山田さんは次のように語っている。「最初はまず座学というか基礎のところを、教科書とか参考書を使って読んでいきながら、アウトプットするために論述形式で書いたものを先生に添削していただいたりだとか」(山田さん)。読むだけで終わらせず、論述の形で書いて添削を受けるという、インプットとアウトプットを組み合わせた進め方だ。専門科目にほとんど触れてこなかったという出発点から、まず基礎を読み込み、それを自分の言葉で書けるかを講師に確かめてもらう流れを繰り返していたことになる。
研究計画書は2パターンを約2ヶ月で
研究計画書については「大学に合わせて2パターン作ったんですけど、大体2ヶ月ぐらいで作りました」(山田さん)と述べている。聞き手の講師の「結構詰めて作ったということか」という問いにも「そうです」と答えており、受験する大学ごとに研究計画書を作り分けたうえで、短期間に集中して仕上げたことが分かる。
一番効いた授業|研究計画書の「壁打ち」
授業のなかで一番効いたことを聞かれると、山田さんは迷わず研究計画書の指導を挙げた。「研究計画書を何回も見て、壁打ちして、何回も添削していただいたのがすごくありがたくて」(山田さん)。その理由について、山田さんはこう続ける。「やっぱり自分だけだと視点が偏ってしまうところも、先生と話す中で新しい視点が出てきたりだとか、すごい丁寧に話を聞いてくださったので、書き上げられたかなと思います」(山田さん)。
聞き手の講師も「研究計画書は大学院入試ではかなり重要な書類になるので、その作成がスムーズに進んだということですね」と応じ、山田さんも「そうですね」と同意している。一人で書くと偏りがちな視点を、対話によって広げていく過程が、計画書を書き上げる原動力になったといえる。研究計画書の作り方全般については研究計画書の書き方7ステップ|白紙から提出までの手順と分野別の例文で詳しく解説している。
大学との両立|通学時間と朝の時間を活用
受験期の生活について、山田さんは「大学も結構留学に行ってたので単位がそんなに余裕なわけではなくて」と、留学の影響で学部の単位にも余裕がなかったことを明かしている。春学期は週4日ほど大学に通っていたという。
アルバイトはあまりしていなかった一方、ボランティア活動には参加しており、「そこは少し抑えめにしながら、朝だったりとか、大学の通学時間とかも活用しながら」(山田さん)勉強時間を確保していた。活動量を調整し、朝と通学時間をすき間時間として使うという、大学生活を続けながらの現実的な両立の形だ。
ボランティア活動から得たもの
インタビューの終盤、聞き手の講師は山田さんが続けているボランティア活動についても尋ねている。山田さんによれば、活動内容は「若者の政治の関心だとか、投票率を上げるためのイベントの企画だったり、議員さんへのアプローチだったりとか、SNSの運用だったり」(山田さん)だという。
研究とのつながりを聞かれると、山田さんは「直接的な関連はないんですけど」と前置きしたうえで、「そういう活動をやっていく中での気づきだったりとか、仲間の存在とかは結構大きいかもしれない」(山田さん)と答えている。研究と直結しない活動からも、気づきや仲間という支えを得ていたことがうかがえる。
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直前期と試験当日|面接の例題100個を毎日考える
一番辛かったのは研究計画書を出した後の1ヶ月
一番辛かった時期として山田さんが挙げたのは、研究計画書を提出した後、入試の1ヶ月ほど前からの期間だった。「もうやるしかないんですけど、面接とかも本当に大学によって違うし、正直何を聞かれるかわからないので、すごい先生に例題100個ぐらい出してもらって、それをひたすら毎日考えるみたいな、結構大変でした」(山田さん)。
聞き手の講師は「面接は研究計画書やその人のバックグラウンドから聞かれることが多いので、それをあらかじめ予測して答えを作っていくのが一番の面接対策になる」と補足している。山田さんはこの時期を「量をこなしてどうにかカバーするって感じでした」(山田さん)とまとめている。
実際に聞かれた質問は?
作った例題から実際に聞かれた質問があったかを尋ねられると、山田さんは「正直あんまり覚えてないんですけど」と笑いつつ、準備の効果をこう説明している。「結構何回も練習したので頭に入ってて、スラスラ出てきたし、もし困った時にはどうしたらいいかとかまで考えたので、この時はこれを答えようみたいなのがあったので、うまく使いながらできたかなと」(山田さん)。困ったときの答え方まで事前に決めておいたことが、本番での落ち着きにつながったといえる。
直前期は「頭をいっぱいにさせて」緊張を遠ざける
試験直前期の手応えについて、山田さんは「いや全然手応えはなくて」と率直に答えている。そのうえで、直前期の過ごし方を次のように語った。「過去問とか、実際に研究室にいた人に聞いたよく出る参考書をひたすら回してっていうか読み込んで、面接対策をすることで頭をいっぱいにさせて、あまり緊張とか考えないようにひたすら詰め込むみたいな感じです」(山田さん)。実際に研究室にいた人から、よく出る参考書を聞いていたという点は、情報収集の工夫としても注目したい。
試験当日|筆記は過去問の傾向どおり
試験当日の印象を聞かれると、山田さんは筆記試験について次のように振り返っている。「筆記試験を一番正直不安視していたんですけど、筆記試験ほとんど過去問の傾向と変わらなくて、なので用意してたものを書くっていうか、スラスラ出てくるっていう感じでできたので、それでその後の面接も落ち着いて臨めたかなと思います」(山田さん)。
一方で面接については「手応えは結構わからなかった」という。筆記は過去問研究どおりに書けたことが、面接の落ち着きにつながったという流れだ。聞き手の講師も「筆記で点数が取れて、面接も高評価だったことが合格につながったのでは」とコメントしている。
合格発表は一人で、冷静に
合格発表は一人暮らしの自宅で、一人で確認したという。山田さんは2校を受験する予定で、横浜国立大学はその1校目だった。「受かってたらめっちゃ嬉しいけど、落ちててももう1個あるから、そんなに動揺しないようにしようと思って、結構冷静に見ようと思ってみました」(山田さん)。併願先を用意していたことが、発表時の心の余裕にもなっていた。併願の組み方については大学院入試の併願先の決め方|出願スケジュールの整理と併願パターンも参考になる。
得たもの|進路が決まった安心感と、自分への自信
受験を終えた今の生活について、山田さんは卒業研究に取り組んでいると話す。「修士論文につながるような卒業研究になるように、研究計画書で出した中の一部を取り組んでいます」(山田さん)。研究計画書の内容を、卒業研究から修士論文へとつなげていく計画だ。受験後も忙しいのではという問いには、「やっぱり気持ち的には全然違くて、進路は決まってるので、もっと余裕を持ってやってます」(山田さん)と答えている。
挑戦してよかったかを聞かれると、山田さんは「すごいよかったと思います」と即答した。大学院に行きたいという思いは大学に入ったころからあったが、具体的にどんな勉強をしたいかが決まったのは留学の後と、かなり遅かったという。「できるか不安だったんですけど、実際やってみたら、やっぱり自分のやりたい研究なので、結構辛かったですけど、でも楽しかったかなみたいな思い出で、それが自分の自信につながったので、思い切ってやってみてよかったなっていう風に」(山田さん)。
アドバイス|自分に合う研究科を、戦略的に
最後に、大学院入試に挑戦したいけれど自分にできるか不安だと迷っている人へのメッセージを求められ、山田さんは次のように語った。「大学院って一言で言っても、いろんな研究科とかいろんな先生がいると思うんで、自分に合うところがきっとあると思いますし、結構戦略的にやる必要も出てくると思うんですけど、そこは自分の強みを分析して、行きたいところと戦略的にある部分をうまく両立できれば受かるんじゃないかなと思います」(山田さん)。
自分の強みを分析し、行きたいところと戦略を両立させるという言葉は、準備期間の短さを効率と個別対策で補った山田さん自身の受験そのものを表している。
編集部解説|山田さんの発言を都市イノベーション学府の公開資料から読み解く
この章は動画の内容ではなく、編集部による補足です。山田さんの発言に関わる部分について、横浜国立大学大学院都市イノベーション学府が公式に公開している学生募集要項と入学試験過去問題をもとに整理します。山田さんがどの募集区分・どの年度の問題で受験したかは動画内で語られていないため、以下は公開資料の一般的な内容です。
「筆記試験は過去問の傾向と変わらなかった」と公開過去問の出題形式
都市イノベーション学府は、ウェブサイトの受験生向け情報ページ(https://www.urban.ynu.ac.jp/admission/index.html)で、コース・問題区分別の入学試験過去問題をPDFで公開しています。都市地域社会コース「地域社会系問題」の学科試験Ⅰは、2022年4月・2021年10月入学(夏期募集)から2026年4月・2026年10月入学(冬期募集)までが1つのPDFにまとめられています。大学は過去問題の無断複製・転載・第三者への共有を禁じているため、ここでは問題文は引用せず、出題の形式とテーマだけを紹介します。
公開資料を見ると、2024年4月入学(冬期募集)までの回は、家族社会学・開発・ジェンダー・文化などをテーマにした複数の設問から1つを選んで解答する形式でした。これに対し、2025年4月入学(夏期募集)以降の4回は構成が変わり、問Ⅰで毎回「自分の研究テーマを明らかにし、関連する主要な研究(学説や見解)を複数取り上げて概要と成果・課題を論じる」という同じ趣旨の設問が出されています。問Ⅱは回によって異なり、社会・文化・歴史などの事象からリサーチクエスチョンと調査方法・研究対象・意義を示すもの、社会調査協会の倫理規程を手がかりに研究上の倫理的な検討事項を論じるもの、6つの用語から1つを選んで簡潔に説明するもの(例:儀礼的無関心、ギグ・エコノミー、ジェントリフィケーション、多文化主義、再生産労働、近代家族など)が確認できます。
直近4回の問Ⅰの形式は、自分の研究テーマと先行研究の整理をあらかじめ準備しておける設問です。山田さんの「用意してたものを書くっていうか、スラスラ出てくる」という発言は、研究計画書の先行研究整理と筆記の準備が重なる出題形式と結びつけて読むことができます。大学は解答例・出題意図のPDFも公開しており、出題意図として「各研究領域の先行研究やその評価、重要概念に関する知識、理解力、文章力等」を審査すると記載しています(模範解答は非公開)。山田さんが基礎を読み込んだうえで「論述形式で書いたものを先生に添削していただいた」という進め方は、この出題意図に沿った練習だったといえます。出題内容は年度によって変わるため、必ず最新の公開資料を確認してください。
募集要項で確認できる試験の構成
2027年4月入学(夏期募集)の博士課程前期学生募集要項(https://www.urban.ynu.ac.jp/admission/imgs/master/m_guidelines202704_j_summer.pdf)によると、都市地域社会コース「地域社会系問題」の筆記試験選抜は、外国語100点(TOEIC・TOEFL・IELTSのスコアを用いた選抜)、学科試験Ⅰ200点(人文社会科学分野の複数の記述問題から選んで解答)、学科試験Ⅱ200点(研究計画書等にもとづく専門分野に関係する口述試験)という構成です。英語は当日の筆記ではなくスコア提出型で、研究希望内容によっては英語に代えてドイツ語・フランス語・ロシア語・スペイン語・中国語・韓国語を選べる規定もあります。山田さんが「英語はそこまで不安はなかった」と話していたのは留学経験によるものですが、スコア提出型の場合は、出願スケジュールに合わせて有効なスコア証明書を用意しておく必要があります。
同じ要項では、研究計画書は所定様式で「A4判用紙1ページ」にまとめ、志望コース・指導を希望する教員名を記入することになっています。また、本コースの志願者は願書提出前に志望先教員または問い合わせ先担当教員に相談するよう求められています。山田さんが研究計画書を大学ごとに2パターン作り分けたのは、大学院ごとに様式や求められる内容が異なることへの対応として自然な判断でした。
「例題100個」と口述試験の関係
上記のとおり、地域社会系問題の学科試験Ⅱは研究計画書等にもとづく口述試験です。聞き手の講師が「面接は研究計画書やその人のバックグラウンドから聞かれることが多い」と話していたように、口述試験の準備は研究計画書の内容から問いを洗い出す作業と表裏一体になります。山田さんが講師に出してもらった約100個の例題を毎日考え、「困った時にはどうしたらいいか」まで用意していたことは、研究計画書にもとづく口述試験への備えとして筋の通った方法です。面接の想定質問の作り方は院試面接の完全対策|大学院入試の面接の質問30選でも整理しています。分野別の対策の全体像は社会学系大学院予備校おすすめ比較|社会学研究科の入試対策も参考になります。
山田さんの体験から学べる5つのポイント
- 短い準備期間は「効率」と「個別」で補う:学部3年生ごろからの準備で期間が短かったからこそ、自分に必要な科目とスケジュールを最初に整理し、個別に対策を組み立てる方法を選んだ。
- インプットは論述で確かめる:教科書や参考書で基礎を読み込み、論述形式で書いたものを添削してもらう流れを繰り返した。読むだけで終わらせない進め方が、本番の筆記で「スラスラ出てくる」状態につながった。
- 研究計画書は対話で磨く:2パターンの研究計画書を約2ヶ月で作成。何度も壁打ちと添削を重ね、自分だけでは偏りがちな視点を講師との対話で広げた。
- 面接は量で備える:何を聞かれるか分からない不安に対し、約100個の例題を毎日考え、困ったときの答え方まで用意した。本番では準備した答えを使いながら臨めた。
- 情報は経験者から取る:過去問に加えて、実際に研究室にいた人からよく出る参考書を聞き、直前期に読み込んだ。併願先も用意して、発表時の動揺を抑えた。
よくある質問(FAQ)
山田さんはどの研究科・コースに合格しましたか?
横浜国立大学大学院都市イノベーション学府の都市地域社会専攻・都市地域社会コースです。動画のテロップでは令和9年度の合格と紹介されています。出身は社会学系の学部で、本人は「社会学という点では同じなんですけれども、社会学の中ではちょっと違う分野」と説明しています。
大学院入試の準備はいつから始めましたか?
学部3年生ぐらいのころから大学院進学を考え始めたと語っています。本人は「少し準備期間が短かった」と振り返っており、そのため効率よく・個別に対策を考えてもらえることを重視してサービスを選んだそうです。
独学ではなく個別指導を選んだのはなぜですか?
独学も一度は考えたものの、在籍大学に目指したい専攻分野の先生があまりいなかったこと、どの本を読めばよいか分からなくなってしまったことから、独学は難しいと判断したと述べています。教材の種類が多く、どれを選べばよいか分からなかったことが一番の不安だったそうです。
専門科目はどのように勉強しましたか?
最初は教科書や参考書で基礎を読み込み、アウトプットとして論述形式で書いたものを講師に添削してもらう進め方だったと語っています。直前期には、過去問や、実際に研究室にいた人に聞いたよく出る参考書を読み込んでいたそうです。
研究計画書の作成にはどれくらいかかりましたか?
受験する大学に合わせて2パターンを作り、約2ヶ月で仕上げたと述べています。研究計画書を何度も見てもらい、壁打ちと添削を重ねたことが一番ありがたかったと振り返っています。
面接対策はどのように行いましたか?
入試の1ヶ月ほど前から、講師に面接の例題を100個ぐらい出してもらい、それを毎日考えていたそうです。何度も練習したことで頭に入り、困ったときにどう答えるかまで考えていたため、本番では準備した答えを使いながら臨めたと語っています。
大学の授業やほかの活動とはどう両立しましたか?
留学の影響で単位に余裕がなく、春学期は週4日ほど大学に通っていたそうです。アルバイトはあまりしておらず、続けていたボランティア活動は少し抑えめにしながら、朝の時間や通学時間を活用して勉強していたと述べています。
試験当日の手応えはどうでしたか?
一番不安だった筆記試験は、ほとんど過去問の傾向と変わらず、用意していたものをスラスラ書けたそうです。その後の面接も落ち着いて臨めたものの、面接の手応えは分からなかったと語っています。
大学院入試に迷っている人へのアドバイスはありますか?
大学院にはいろいろな研究科や先生がいるので自分に合うところがきっとあること、そのうえで自分の強みを分析し、行きたいところと戦略的な部分をうまく両立できれば受かるのではないか、とアドバイスしています。
まとめ|短い準備期間を、戦略と量で乗り越えた合格
社会学系の学部から横浜国立大学大学院都市イノベーション学府への合格を果たした山田さんの歩みは、学部3年生からという短い準備期間を、効率と個別対策、そして面接例題100個という量で補ったものだった。専門科目にほとんど触れてこなかった出発点から、基礎の読み込みと論述の添削、2パターンの研究計画書、直前期の面接対策と、やるべきことを順番に積み上げている。
大学院入試の全体像は大学院入試対策の完全ガイド、研究科選びの考え方は大学院入試の難易度ランキング【文系・理系別】、専門科目の進め方は大学院入試の専門科目対策完全ガイドで解説している。ほかの合格者の歩みは合格者の声一覧から読める。自分に必要な科目やスケジュールを整理したい方は、大学院入試対策コースをご覧のうえ、まずは無料相談で現状を聞かせてほしい。
この記事の制作方針について
本記事は、スプリング・オンライン家庭教師が公式YouTubeチャンネルで公開している合格者インタビュー動画(2026年11月2日公開)を、本人の発言に忠実にテキスト化した合格体験記です。発言の引用は読みやすさのために言い回しのみ整え、数値・時期・勉強法などの事実情報は動画内で本人が語った内容以外を付け加えていません。「編集部解説」の章のみ、大学公式の公開資料と当社の指導経験に基づく補足です。山田さんは当社の指導サービスを利用した合格者であり、その関係性を明示した上で掲載しています。試験制度は変更される場合があるため、受験の際は必ず大学公式の最新募集要項をご確認ください。
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