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大学1年生から編入を目指す|2028年4月の3年次編入までにやること

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大学1年生から編入を目指すなら、本線は2028年4月の3年次編入です。その試験は主に2027年、つまり2年生の夏から冬にかけて行われるため、大学1年の今から編入の準備を始めれば、出願資格になる単位・出願書類になる成績・大学によって求められる英語スコアの3つを、試験までに計画的に整えられます。2026年11月時点で1年生のあなたが打てる手は、志望校探しや勉強の前に「出願できる状態を作る」ことから始まります。

大学編入とは、大学・短期大学・高等専門学校などで学んだ人が、別の大学の2年次や3年次に途中から入学する制度です。短期大学・高専・専修学校の特定専門課程の修了者が大学に編入学できることは学校教育法に定められていますが、4年制大学に在学している学生がどの条件で出願できるかは、法律で一律には決まっていません。在学中の大学生の出願資格は、各大学が募集要項で「在学年数」と「修得単位数」として定めています。だからこそ、1年生の履修や成績が、そのまま1年後の出願資格と出願書類に直結します。

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この記事では、大学1年生という立場に絞って、2026年11月時点で現実に狙える入口を3つに整理します。1つ目は2028年4月の3年次編入、2つ目はこれから試験がある2027年4月の2年次編入、3つ目は2028年4月の2年次編入です。そのうえで、法政大学・東北大学・中央大学・東京海洋大学・神戸大学・新潟大学・日本大学・東京都市大学・明治大学の2027年度入学者向け募集要項から、単位数・在学年数・英語スコア・試験日程の具体例を表にまとめました。

なお、本文の大学別の数値と日付は、すべて2027年度入学者向けの要項で確認した値です。2028年度入学者向けの要項は2026年11月時点で確認していないため、日程や要件は変わる可能性があります。実際に出願するときは、各大学の2028年度の新しい募集要項で必ず確認してください。月数ごとの準備の詳細や、年次の違い、出願資格の網羅的な解説は関連記事に任せ、ここでは「1年生のうちに何を固めるか」に集中します。

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目次

大学1年生から編入は目指せる?2026年11月時点で狙える3つの入口

結論から言うと、大学1年生でも編入は目指せます。ただし「いつ入学するか」と「何年次に入るか」の組み合わせによって、準備に使える時間と出願できる大学の数が大きく変わります。2026年4月に4年制大学へ入学した1年生を前提に、現実的な入口を3つに分けて整理します。

入口入学時期試験の時期(参考)1年生から見た特徴
(a)3年次編入2028年4月主に2027年(2年生の夏〜冬)本線。準備期間を1年近く取れ、学年も遅れない
(b)2年次編入2027年4月2026年秋〜2027年3月試験の多くは実施済み。これから実施の大学が一部ある
(c)2年次編入2028年4月主に2027年在籍大学で2年生を終えてから2年次に入るため1年遅れる

表の「試験の時期」は、2027年度入学者向けの要項で確認できた実施時期をもとにした参考です。2028年度入学者向けの日程は各大学の新しい要項で確認してください。

本線は2028年4月の3年次編入

1年生にとっていちばん現実的なのは、在籍大学で2年生を終えたあと、2028年4月に別の大学の3年次へ編入するルートです。在籍大学での2年間の学びを土台にして、新しい大学で専門を深められます。3年次編入は、在籍大学での2年間に続けて3年生として入学するため学年が遅れない点が大きな利点です。このルートでは、試験は主に2027年に行われます。2027年度入学者向けの要項を見ると、神戸大学理学部のように2026年7月に試験を行う大学もあれば、法政大学のように2026年11月に試験を行う大学もありました。

2028年度の試験が2027年度入学者向けと同じ時期に行われると仮定すると、2026年11月から試験までは、7月に試験がある大学で8か月ほど、11月に試験がある大学で1年ほどになります。この期間に、出願資格となる「2年以上在学」「62単位以上」などの条件を満たす履修を組み、1年後期・2年前期の成績を整え、必要な大学では英語外部試験のスコアを用意します。勉強の中身(専門科目・英語・志望理由書)を固める時間も十分にあるのが、このルートの強みです。

3年次編入と2年次編入の制度上の違いや、それぞれのメリット・デメリットは「大学編入の3年次編入と2年次編入の違い」で詳しく解説しています。この記事では、1年生の視点から両者を比べる部分だけを扱います。

2027年4月の2年次編入はまだ間に合う大学がある

1年生が「今すぐ環境を変えたい」と考える場合、2027年4月入学の2年次編入が選択肢になります。2027年度入学者向けの2年次編入は、法政大学(出願締切2026年10月2日)のように出願期間がすでに終わった大学もあります。それでも、明治大学文学部(2次選考2027年3月1日)、日本大学法学部(2027年2月23日)、日本大学経済学部の第2期(2027年3月4日)など、これから出願できる大学も残っています。

ただし、2年次編入の出願資格にも「大学に1年以上在学(見込み)」「30単位以上」「36単位以上」といった条件があります。1年生は2027年3月に条件を満たす「見込み」で出願する形になるため、今学期の単位を落とさないことが前提です。具体的な大学と条件は次の章で表にします。

2028年4月の2年次編入という選択肢と1年遅れ

3つ目の入口は、2027年に試験を受けて2028年4月に2年次へ入るルートです。このルートは、在籍大学で2年生まで終えたあとに、もう一度2年生から始めることになるため、卒業が1年遅れます。それでも、志望する大学・学部が3年次編入を募集していない、あるいは学びたい分野が今の専攻と大きく離れていて基礎から学び直したいといった場合には、検討する価値があります。

どの入口を選ぶかを考えるときは、「いつ環境を変えたいか」と「準備にどれだけ時間を使えるか」の2点で比べると整理しやすくなります。今の大学生活を続けながら1年かけて準備できるなら(a)、今年度中に動きたい事情があり、短期間で英語や小論文を仕上げる自信があるなら(b)、志望先の募集年次や学び直しの必要から2年次を選ぶなら(c)という考え方です。どの入口でも、出願資格の単位と成績が土台になる点は変わりません。

たとえば明治大学文学部は、2027年度入学者向けの要項で、3年次編入を全14専攻で募集しないとしたうえで、2年次編入は日本文学専攻を除く13専攻で募集していました。志望先が「2年次しか募集していない」ケースがあるため、年次は自分の希望だけでなく、志望先の募集状況から決まる面もあります。2028年度にどの年次で募集があるかは、新しい要項が出てから確認してください。

2027年4月の2年次編入|1年生がこれから出願できる試験の例

ここでは、2026年11月時点で「これから出願・試験がある」2年次編入のうち、大学1年生の在学見込みで出願資格を満たしうる例を整理します。いずれも2027年度入学者向けの要項で確認した値で、受験を考える場合は必ず大学の最新の要項で条件を確かめてください。

これから実施される2年次編入の例

大学・学部1年生に関わる出願資格出願期間試験日出典
明治大学 文学部(2年次編入、日本文学専攻を除く13専攻)大学で1年次の課程を修了見込みで、30単位以上(外国語2か国語を各2単位以上含む)を修得見込み2026年12月8日〜12月14日(日付印有効)1次は書類選考、2次は2027年3月1日明治大学文学部 2027年度編入学試験要項(2026年10月29日修正版)
日本大学 法学部(2年次)大学に1年以上在学し、2027年3月末までに36単位以上修得Web登録2027年1月14日〜1月28日、書類提出1月15日〜1月29日(郵送必着)2027年2月23日日本大学法学部 令和9年度編入学試験ページ
日本大学 経済学部(2年次・第2期)日本大学以外の大学の学部に1年以上在学し、教職課程等の科目を除き30単位以上修得(2027年3月見込み含む)2027年2月1日〜2月5日(郵送必着)2027年3月4日日本大学経済学部 令和9年度編入学・転部試験要項

出典: 明治大学文学部/日本大学法学部/日本大学経済学部(いずれも2027年度入学者向け)。

このほか東京都市大学の2年次編入学試験(試験日2026年12月5日)は、他の大学に1年以上在学(見込み)し36単位以上修得(見込み)を出願資格としていましたが、出願期間は2026年11月3日17:00で締め切られています。東京都市大学は単位数に加えて英検2級相当以上の英語力を出願要件にしています。英語の資格を持っていない1年生が、締切直前に思い立って出願するのは難しい入試だと言えます。

明治大学文学部の2年次編入は、1次選考が書類選考で、2次選考の外国語・基礎学力・論文・口頭試問は1次選考の合格者だけが受けます。要件の「外国語2か国語をそれぞれ2単位以上」は、1年生の語学の履修状況によって満たせるかどうかが分かれる条件です。第二外国語を履修していない場合は出願資格に届かない可能性があるため、自分の履修表と照らし合わせてください。

明治大学文学部の2年次編入は、1次選考(書類選考)の結果が2027年1月27日に郵送で発表され、2次選考は3月1日、2次選考の合格発表は3月5日という日程でした。出願から最終発表までおよそ3か月あるため、その間に1年後期の定期試験を迎えることになります。1年後期の単位を落とすと要件の30単位に届かなくなるおそれがあるので、編入試験の準備と並行して、在籍大学の試験にも手を抜かないことが条件です。

「在学中の1年生は出願できない」入試もある

これから試験がある2年次編入でも、在学中の1年生が出願できない入試があります。たとえば中央大学の理工学部・基幹理工学部・社会理工学部・先進理工学部の編入学試験(2年次/3年次)は、試験日が2027年2月26日ですが、出願資格は大学卒業(見込み)や高専卒業(見込み)などで、在学中の大学生は出願できません。

同じように、神戸大学工学部の建築学科・市民工学科・機械工学科・応用化学科では、2027年度入学者向けの入試から「単位数による出願資格」が廃止され、大学卒業・学士・高専卒業のいずれかが必要になりました。「2年次」「3年次」という言葉だけで判断せず、出願資格の欄に「大学に◯年以上在学し◯単位以上」という項目があるかを最初に確認するのが、在学中の大学生にとっての第一歩です。

2年次編入を受けるか決める前に考えること

2027年4月の2年次編入は、環境を1年早く変えられる一方で、準備期間が数か月しかありません。英語や小論文、口頭試問の対策をこれから仕上げる必要があり、そのうえで1年後期の単位を確実に取ることも求められます。両方を同時に進められるかを、冷静に見積もることが大切です。

もう一つ考えたいのは、2年次編入で入った場合の単位の扱いです。編入先で何単位を認定されるかは大学・学部ごとに異なり、認定されなかった科目は編入先で取り直すことになります。単位認定の考え方は「大学編入後の単位認定はどれくらいか」で解説しています。2027年4月の2年次編入で準備が間に合わないと感じたら、無理に今年度受けるより、2028年4月の3年次編入に照準を合わせて1年かけて準備するほうが、結果的に選べる大学が増えることもあります。

2027年4月の2年次編入に挑戦して結果が出なかった場合でも、在籍大学で2年生に進級していれば、2028年4月の3年次編入を目指す道は残ります。2年次編入の受験経験は、翌年の3年次編入の準備にも生かせます。ただし、2年次編入の準備に気を取られて1年後期の単位や成績を落とすと、翌年の3年次編入の出願資格や書類に響きます。挑戦するなら、在籍大学の学業を優先する前提で計画してください。

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3年次編入の出願資格は「在学年数」と「修得単位数」で決まる

2028年4月の3年次編入を目指す1年生にとって、最初に押さえるべきなのが出願資格です。4年制大学に在学している学生の場合、今回確認した要項では「大学に2年以上在学し、◯単位以上を修得(見込み)」という形の条件が置かれていました。ここでは、2027年度入学者向けの要項から大学別の具体例を並べます。

大学別の在学年数・単位数の例

大学・学部(3年次編入)在学年数修得単位数注意点
法政大学(国際文化学部・理工学部を除く)2年以上(見込み含む)60単位以上(見込み含む)卒業要件外科目(教職・資格科目等)を除く
東北大学 経済学部休学・停学期間を除き2年以上62単位以上進級又は卒業要件に含まれる科目が対象
中央大学 経済学部2年間以上在学、または2年次に在学中卒業要件単位のうち62単位以上(2027年3月31日までの見込み含む)中央大学に在学中・在学していた学生には適用しない
東京海洋大学 食品生産科学科(編入学学力試験)休学期間を除き2年以上62単位以上(2027年3月までの見込み含む)学部・学科ごとに英語資格の要件あり
神戸大学 経済学部休学期間を除き2年以上在学し2年次までの課程を修了62単位以上(2027年3月見込み含む)見込みの場合は単位修得見込科目リストを提出
神戸大学 法学部休学を除き同一大学に2年以上62単位以上(見込み含む)英語スコアの下限も出願資格
新潟大学 人文学部休学期間を除き2年以上62単位以上大学在学ルートの場合
日本大学 法学部2年以上2027年3月末までに62単位以上単位認定に関する事前審査が必須

出典: 法政大学 2027年度編入学試験要項/東北大学経済学部 2027年度編入学学生募集要項/中央大学経済学部 2027年度編入学試験要項/東京海洋大学 2027年度編入学学生募集要項/神戸大学経済学部・法学部 2027年度第3年次編入学学生募集要項/新潟大学人文学部 2027年度第3年次編入学学生募集要項/日本大学法学部 令和9年度編入学試験ページ。

この表の8つの例では、法政大学の60単位を除く7つが「62単位以上」でした。ただしこれは今回確認した例の範囲での話で、単位数の条件は大学・学部ごとに要項で個別に定められています。志望校が決まったら、その大学の要項の出願資格欄を一字一句読むのが確実です。在学中の大学生・短大生・専門学校生など立場別の出願資格の全体像は「大学編入の出願資格まとめ」にまとめています。

「見込み」で出願できても、入学時に満たしていなければ取り消し

表の例の多くに「見込み含む」とあるとおり、3年次編入の出願は、2年生の途中の段階で「2027年3月までに62単位を修得する見込み」として行います。見込みで出願して合格しても、入学までに単位が足りなければ入学は認められません。たとえば明治大学文学部の要項には、出願時に修得単位が確定していない場合も受験を許可するが、入学手続の時点で必要な単位の不足が判明した者は入学を許可しない、と明記されていました。

つまり、2年生の後期に単位を落とすと、合格していても編入できない事態が起こりえます。1年生のうちに単位を多めに確保しておくことは、2年後期の科目でつまずいた場合の保険にもなります。履修上限(CAP制)がある大学では1学期に取れる単位数に限りがあるため、1年後期から計画的に積み上げることが欠かせません。

在学年数の書き方にも注意が必要です。神戸大学法学部は「休学を除き同一大学に2年以上在学」としており、在学期間の数え方に条件を付けています。東北大学経済学部は「休学及び停学期間を除いて2年以上」、東京海洋大学は「休学期間を除き2年以上」としていました。休学を考えている1年生は、休学期間が在学年数に数えられない可能性を前提に、休学の時期と編入の受験年度を組み合わせて考える必要があります。在学年数の扱いで迷う場合は、志望校の入試担当窓口に問い合わせるのが確実です。

単位数による出願資格がない学部もある

前の章で触れたとおり、すべての編入学試験が在学中の大学生に開かれているわけではありません。中央大学の理工系4学部の編入学試験や、神戸大学工学部の建築学科・市民工学科・機械工学科・応用化学科は、2027年度入学者向けの要項で大学卒業(見込み)などを求めており、在学年数と単位数で出願できる枠がありませんでした。

理系の学部を志望する1年生は特に、志望先が「在学中の大学生」を受け入れているかを最初に確認してください。同じ大学でも学部によって扱いが違うことがあり、神戸大学では経済学部・法学部・経営学部・理学部が2年以上在学・62単位以上の在学者を対象にしている一方で、工学部の一部学科は前述のとおりでした。「大学名」ではなく「学部・学科」単位で出願資格を確認する習慣をつけておくと、志望校選びの段階で無駄な遠回りをせずに済みます。

1年生の履修計画に直結する「数えられる単位」と「数えられない単位」

出願資格の単位数は、在籍大学で修得したすべての単位を数えてよいとは限りません。大学によっては、卒業要件に含まれない科目を除いて数えるよう定めています。1年生がこれから立てる履修計画は、この「数えられる単位」を基準に組み立てる必要があります。

卒業要件外科目(教職・資格科目)は数えない大学がある

大学・学部単位の数え方に関する定め出典
法政大学(2年次・3年次、国際文化学部を除く)卒業要件外科目(教職・資格科目等)を除き30単位以上/60単位以上法政大学 2027年度編入学試験要項
日本大学 経済学部(2年次)教職課程等の科目を除き30単位以上日本大学経済学部 令和9年度編入学・転部試験要項
東北大学 経済学部62単位は最終学歴である大学で進級又は卒業要件に含まれる科目が対象東北大学経済学部 2027年度編入学学生募集要項
中央大学 経済学部(3年次)当該大学が卒業の要件に定める単位のうち62単位以上中央大学経済学部 2027年度編入学試験要項

この4例に共通するのは、教職課程や資格科目など、卒業に必要な単位に含まれない科目を数えないという考え方です。教員免許や学芸員などの資格課程を履修している1年生は、成績表の「修得単位数」の合計が出願資格を超えていても、卒業要件内の単位だけで数えると足りないことがあります。

確認の手順としては、まず在籍大学の履修要項で、自分が取った科目のうちどれが卒業要件に算入されるかを確かめます。次に、卒業要件内の単位だけを合計し、2年次終了時点(2028年4月の3年次編入なら2027年3月時点)で志望校の基準に届くかを試算します。資格課程を続けるかどうかを決めるのはその後で十分ですが、試算を後回しにすると2年後期に取り返しがつかなくなります。

試算の際は、「1年次終了時」「2年前期終了時」「2年後期終了時」の3時点で累計単位を出しておくと便利です。3年次編入の出願は2年生の途中で行うため、出願時点で何単位が修得済みで、何単位が見込みになるかを要項の書式に合わせて説明できるようにしておく必要があります。2年後期に見込みの単位が多く残る計画は、1科目落としただけで基準を割り込むリスクが高くなります。

外国語や保健体育の単位を指定する大学もある

単位の「総数」だけでなく、「科目区分ごとの単位」を指定する大学もあります。明治大学文学部の2027年度入学者向けの要項では、2年次編入は外国語2か国語をそれぞれ2単位以上含む30単位以上、3年次編入(2027年度は募集なし)は外国語2か国語をそれぞれ4単位以上と保健体育科目2単位以上を含む60単位以上が条件でした。

このような条件は、1年次の必修科目の取り方で満たせるかどうかが決まります。第二外国語を1年で終える大学に在籍していると、2年次に取り直せない場合もあります。志望校候補に文学部系の学部がある1年生は、1年後期の段階で、外国語の履修状況を志望校の条件と照らしておくと安心です。

1年後期と2年前期の履修登録でやること

以上をふまえると、1年生が次の履修登録でやるべきことは3つに絞れます。1つ目は、卒業要件内の単位で、2年次終了時に志望校の基準(今回の例なら60〜62単位)を上回るよう、学期ごとの目標単位数を決めることです。2つ目は、外国語や保健体育など、志望校が科目区分を指定している場合に、その区分の単位を1年後期・2年前期に取りきることです。3つ目は、編入後に学びたい分野に関連する科目を、在籍大学で取れる範囲で履修しておくことです。

3つ目は出願資格とは直接関係しませんが、志望理由書や面接で「なぜその分野を学びたいのか」を説明する材料になります。編入先での単位認定の対象になる可能性もあります。履修計画は「出願資格」「成績」「志望理由」の3つを同時に満たすように組むのが、1年生から編入を目指す人の基本です。編入準備全体の学習計画の立て方は「大学編入の学習計画の立て方」も参考にしてください。

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成績証明書がそのまま出願書類になる|1年後期と2年前期の成績

編入学試験では、在籍大学での成績が選考に使われることがあります。2027年度入学者向けの要項では、法政大学・中央大学経済学部・東北大学経済学部・新潟大学人文学部の出願期間が9月中旬から10月上旬でした。2028年度も同じような時期だとすると、そのときに提出できる成績は1年生の前期・後期と、2年生の前期までです。1年後期と2年前期の成績は、出願時にそのまま書類として提出される成績だと考えてください。

選考で出身大学の成績を使うと明記する大学

2027年度入学者向けの要項では、選考に出身大学の成績を使うことを明記している例が確認できました。神戸大学法学部は、選考を筆答試験、TOEFLまたはTOEICの成績、出身大学等の修得単位数・成績を総合して行うとしています。神戸大学経営学部も、出身大学等の成績・志望理由書・外部英語スコア・専門科目の成績を総合して選考するとしていました。

一方、新潟大学工学部の要項では、学力試験と英語の成績証明書で選抜し、出身校の成績証明書(又は調査書)は参考資料とされていました。このように、成績を選考のどこで使うかは大学によって違います。どの大学でも「成績は関係ない」と決めつけないのが安全です。配点が公表されていない場合でも、書類として提出する以上、面接官や審査担当者が目を通す可能性があります。

GPAがどの程度合否に影響するのか、成績が思わしくない場合にどう対策するのかは「大学編入にGPAは関係ある?成績が低い場合の対策」で詳しく扱っています。この記事では、1年生のうちにできることに絞って説明します。

修得見込みを示す書類も出願で求められる

3年次編入の出願は「見込み」で行うため、まだ修得していない単位について、修得予定であることを示す書類を求める大学があります。神戸大学経済学部は、修得見込みで出願する場合に「単位修得見込科目リスト」を提出するとしていました。新潟大学経済科学部は、出願時の修得単位が62単位未満の場合に、修得予定の科目名・単位数を記載した「科目履修証明書」の提出を求めていました。

こうした書類は、2年生の後期にどの科目を履修するかが決まっていないと作れません。2年後期の履修予定まで含めて単位の見通しを立てておく必要があります。在籍大学の窓口で証明書を発行してもらうのに日数がかかることもあるため、出願期間の直前に慌てないよう、必要書類の一覧は志望校の要項が出た時点で確認しておきましょう。

1年生のうちに成績を整える方法

成績を整えるといっても、特別なことをする必要はありません。授業に出席し、課題を期限内に提出し、試験前に計画的に準備するという基本を、1年後期から2年前期まで崩さないことが中心です。編入試験の勉強を始めると、在籍大学の授業がおろそかになりがちですが、在籍大学の成績と単位は編入の土台そのものです。勉強時間の配分では、在籍大学の定期試験期間を優先する計画にしてください。

もう一つの工夫は、編入後に学びたい分野と関連のある科目で良い成績を取っておくことです。経済学部への編入を考えるならミクロ経済学やマクロ経済学、法学部なら法学の入門科目など、在籍大学で履修できる関連科目があれば積極的に取り組みましょう。志望理由書で「在籍大学でこの科目を学び、さらに深めたいと考えた」と具体的に書けるようになり、成績証明書と志望理由が一貫した書類になります。

反対に、志望理由書で「経済学を学びたい」と書いているのに、在籍大学で関連科目を1つも履修していない場合、面接で理由を尋ねられることがあります。在籍大学に関連科目がない場合は、それ自体が編入を志望する理由として説明できることもあります。成績証明書は「何を学んできたか」を示す書類でもあると意識して、1年後期と2年前期の履修を選んでください。

英語外部スコアは種類・有効期間・提出方法まで要件がある

編入学試験の英語は、当日の筆記試験で課す大学と、TOEICやTOEFLなどの外部試験のスコアを提出させる大学に分かれます。外部スコアを使う大学では、スコアの「種類」「受験時期(有効期間)」「提出方法」まで細かく指定されている例があり、1年生のうちから受験時期を逆算しておく必要があります。

大学別の英語外部スコアの要件例

大学・学部使える試験・下限有効期間・提出方法
東北大学 経済学部TOEIC L&R(IPテスト不可、日本で受験したもののみ)2024年10月1日以降の受験分、デジタル公式認定証(PDF)を提出
神戸大学 経済学部TOEIC L&R、下限スコアの記載なし2024年11月1日以降の受験分、デジタル公式認定証を提出
神戸大学 法学部TOEFL iBT 40点(2026年1月20日以前実施分)もしくは3.0(1月21日以降実施分)以上、またはTOEIC L&R 500点以上下限を満たすことが出願資格
神戸大学 経営学部TOEFL・TOEIC L&R・IELTS、下限の設定なし2026年9月末より前2年以内に受験していることが出願資格
新潟大学 経済科学部TOEIC L&R又はTOEFL、基準スコアの記載なしテスト実施日が2024年11月5日〜2026年11月5日のもの
東京海洋大学 食品生産科学科TOEIC L&R公開テスト・TOEFL iBT・IELTS(TOEIC-IP・TOEFL-ITPは不可)、最低基準点の記載なし試験実施日から過去2年以内
法政大学(外部試験を課す10学部)学部ごとに試験の種類・下限が異なる2024年12月以降の受験分(国際文化学部のみ2025年2月以降)、出願締切日までに届いたもの

出典: 東北大学経済学部・神戸大学経済学部/法学部/経営学部・新潟大学経済科学部・東京海洋大学・法政大学の2027年度入学者向け募集要項。

この表から分かるのは、同じTOEICでも、IPテストを認めるかどうかや有効な受験時期が大学ごとに違うということです。大学の授業で受ける団体受験のスコアが使えない大学もあるため、志望校候補の要項で受験形式を確認してから申し込むのが確実です。試験の種類の選び方は「大学編入の英語資格試験、TOEIC・TOEFL・IELTS・英検どれを選ぶべきか」で比較しています。

下限スコアがある大学とない大学

外部スコアの扱いは、大きく分けて「下限を満たさないと出願できない」タイプと、「下限はなく点数を換算して合否判定に使う」タイプがあります。神戸大学法学部はTOEIC L&R 500点以上などの下限を出願資格にしており、東京都市大学の2年次編入も英検2級相当以上(CSEスコア1,980以上)を求めていました。法政大学の文学部心理学科は、英検2級以上〈4技能〉、TOEFL iBT 旧50点以上・新3.0以上、IELTS Overall 4.5以上などの基準を示していました。

一方、神戸大学経済学部・経営学部、新潟大学経済科学部、東京海洋大学食品生産科学科は、下限スコアを設けずに提出を求める形でした。下限がない大学でもスコアは選考に使われるため、提出できればよいというわけではありません。高いスコアを早めに用意しておくほど、試験直前に英語以外の科目へ時間を回せます。

提出方法の指定にも目を配りましょう。東北大学経済学部と神戸大学経済学部はTOEIC L&Rのデジタル公式認定証の提出を求めており、法政大学はスコア証明書を出願書類と同封し、出願締切日までに届いたものを有効としていました。スコアの証明書が出願締切に間に合わなければ使えない大学もあるため、受験日だけでなく結果が届く日まで逆算して申し込む必要があります。

有効期間に注意して受験時期を決める

有効期間の定め方も大学によって異なります。2027年度入学者向けの要項では、神戸大学経済学部が2024年11月1日以降、東北大学経済学部が2024年10月1日以降の受験分を有効とし、東京海洋大学は試験実施日から過去2年以内、新潟大学経済科学部はテスト実施日を2024年11月5日〜2026年11月5日に限っていました。

この並びを見ると、2027年度入学者向けの要項では、出願や試験からさかのぼっておおむね2年前後の範囲で区切る例が目立ちます。2028年度入学者向けの要項で同じ区切り方になるかは分かりませんが、1年生の今受けたスコアが2027年の出願で使えるかは、新しい要項で必ず確かめる必要があります。なお、法政大学の法学部や新潟大学人文学部のように、外部試験のスコア提出を求めず当日の筆記試験で英語を課す大学もあります。新潟大学人文学部の外国語は英語・ドイツ語・フランス語・ロシア語・朝鮮語・中国語から1科目を選ぶ筆記試験で、外部スコアがなくても当日の試験で勝負できるタイプです。英語対策を始める時期については「大学編入の英語対策はいつから?TOEIC・TOEFL目標スコアの決め方」も参考にしてください。

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2027年度入学者向けの試験日程を参考に|国公立と私立の実施月

本記事で確認した大学では、2026年11月時点で2028年4月の3年次編入の試験日程はまだ確認できていません。ここでは、2027年度入学者向けの要項で確認した日程を「参考」として並べます。2028年度の日程は各大学の新しい要項で必ず確認してください。

2027年度入学者向けの3年次編入の日程例

大学・学部出願期間・事前手続試験日
神戸大学 理学部—2026年7月4日〜7月5日
新潟大学 人文学部2026年9月15日〜9月17日2026年10月24日
中央大学 経済学部2026年9月28日〜10月2日2026年10月30日
神戸大学 法学部—2026年10月31日
神戸大学 経済学部・経営学部—2026年11月3日
法政大学(一般編入学試験)2026年9月21日〜10月2日2026年11月8日
東北大学 経済学部出願2026年9月24日〜10月2日(外国籍・外国の大学出身者等は事前審査等8月18日〜8月28日)2026年11月19日(第2次選抜)
新潟大学 経済科学部—2026年11月21日
日本大学 法学部(3年次)単位認定に関する事前審査2026年10月19日〜10月26日2027年2月23日

出典: 各大学の2027年度入学者向け募集要項(神戸大学理学部・法学部・経済学部・経営学部、新潟大学人文学部・経済科学部、中央大学経済学部、法政大学、東北大学経済学部、日本大学法学部)。「—」は本記事で出願期間を扱っていないもの。

この表の9例のうち、試験日が2026年10月〜11月だったのは新潟大学人文学部・中央大学経済学部・神戸大学法学部・神戸大学経済学部と経営学部・法政大学・東北大学経済学部・新潟大学経済科学部の7例でした。あくまで今回確認した範囲の傾向ですが、2年生の秋が受験のピークになる可能性を想定して計画を立てると、夏休みの使い方が決まります。一方で、7月に試験がある神戸大学理学部や、2月に試験がある日本大学法学部のような例もあるため、志望校ごとの日程確認は欠かせません。

夏に試験がある大学と、秋から冬の大学

表のとおり、2027年度入学者向けの日程では、神戸大学理学部のように7月に試験を行う大学から、日本大学法学部のように翌年2月に試験を行う大学まで幅がありました。国公立も私立も、試験月は大学・学部によってばらばらです。1年生のうちに志望校候補の日程を一覧にしておくと、2年生の前期にどこまで仕上げればよいかが見えてきます。

2年生の7月に試験がある大学を受けるなら、2年前期の定期試験と編入試験の準備が重なります。秋の試験が中心なら、夏休みを最後の追い込みに使えます。併願校を組む場合は、試験日が重ならないかに加えて、準備のピークが分散するかどうかも考えておきましょう。準備のピークが分散する併願の組み方も、1年生のうちから意識しておきたい点です。併願の考え方は「大学編入の併願は何校まで?」で解説しています。

出願より前の「事前審査」に注意

見落としやすいのが、出願期間より前に設けられた手続きです。東北大学経済学部も、外国籍の人や外国の大学の出身者などには、出願前の事前審査等(2026年8月18日〜8月28日)を課していました。日本大学法学部の3年次編入は、出願者全員に単位認定に関する事前審査が必須で、事前審査期間は2026年10月19日〜10月26日でした。

こうした事前手続きを逃すと、出願期間に間に合っていても出願できません。「試験日」より先に「最初の締切」を確認することを習慣にしてください。2028年度入学者向けの要項が公表されたら、志望校ごとに「事前審査」「出願」「試験」「合格発表」の日付を1枚の表にまとめておくと安心です。

2026年11月から試験までの月別行動計画|大学1年生の編入準備

ここまでの内容をもとに、2028年4月の3年次編入を目指す大学1年生の行動計画を、2026年11月から2027年の試験までの時期ごとにまとめます。試験の時期は2027年度入学者向けの実績を参考にした目安で、志望校の新しい要項が出たら計画を修正してください。

時期別の行動計画

時期学年主にやること
2026年11月〜12月1年後期志望分野と志望校候補の洗い出し、候補校の2027年度要項で出願資格・英語要件・日程を確認、卒業要件内の単位を試算
2027年1月〜3月1年後期末〜春休み1年後期の単位を確実に修得、英語外部試験の受験計画を立てる、専門科目の入門書に着手
2027年4月〜6月2年前期2年前期の履修を出願資格に合わせて組む、英語スコアの取得・更新、専門科目と志望理由の準備
2027年7月〜8月2年前期末〜夏休み2028年度要項の確認と出願書類の準備、事前審査の締切確認、夏に試験がある大学の受験
2027年9月〜2年後期出願、秋〜冬の試験、2年後期の単位修得(見込みで出願した単位を落とさない)

表の時期区分は、2027年度入学者向けの要項で確認した試験時期(7月〜翌2月)をもとにした目安です。

2026年11月〜2027年3月(1年後期)にやること

1年後期の最優先は、志望校候補を絞り込む前段階として、候補の大学・学部の要項を読むことです。2028年度入学者向けの要項はまだ出ていないため、2027年度入学者向けの要項を読み、出願資格(在学年数・単位数・数えられる単位)、英語の扱い(外部スコアか当日試験か、下限・有効期間)、試験科目、日程を書き出します。要項を読むと、自分の履修状況で出願できるかどうかがすぐに分かります。

同時に、卒業要件内の単位を試算し、2年次終了時に基準を超えるための学期ごとの目標を決めます。1年後期の定期試験は、出願書類になる成績の一部なので、手を抜かずに臨みましょう。春休みには、英語外部試験の受験日を決め、志望分野の入門書を読み始めると、2年生の前期に余裕が生まれます。最初の一歩の踏み出し方は「大学編入を考え始めたら最初にすること」でも解説しています。

2027年4月〜8月(2年前期と夏休み)にやること

2年生の前期は、編入準備の中心になる時期です。履修登録では、出願資格の単位数と科目区分の条件を満たすように組み、前期の成績が出願書類になることを意識します。英語外部スコアは、志望校の有効期間の定めを確認したうえで、前期のうちに目標スコアを取りきるのが理想です。専門科目は、志望学部の試験科目に合わせて教科書レベルの基礎を固め、過去問が公開されている大学はその傾向を確認します。

2年前期は、在籍大学の授業・定期試験と編入試験の準備が最も重なる時期でもあります。1週間の中で「在籍大学の授業と課題」「英語」「専門科目」「志望理由の整理」に充てる時間を決め、定期試験の前は在籍大学を優先するなど、時期によって配分を切り替えるルールを先に決めておくと、どちらかが崩れるのを防げます。

夏休み前後には、2028年度入学者向けの要項が公表されているかを各大学のサイトで確認し、出願書類(志望理由書・成績証明書・単位修得見込みの書類・英語スコアの証明書など)をそろえ始めます。事前審査がある大学は、夏の時点で締切が来る可能性があります。2027年度入学者向けでは、日本大学法学部3年次の事前審査が10月19日〜10月26日でした。

2027年9月〜試験まで(2年後期)にやること

2年生の後期は、出願と試験が続く時期です。前の章の表では、9例のうち7例の試験日が2026年10月から11月でした。出願書類の提出、面接や口頭試問の準備、筆記試験の最終調整を、2年後期の授業と並行して進めます。

この時期に忘れてはいけないのが、在籍大学の2年後期の単位です。見込みで出願した単位を落とすと、合格しても入学が認められないことがあるのは前述のとおりです。編入試験が終わっても、2年後期の定期試験までが編入準備だと考えてください。月数ごとのもっと細かい準備内容は「編入◯ヶ月前」シリーズの各記事で、独学か予備校利用かの判断は「編入予備校はいつから通う?」で扱っています。

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よくある質問(FAQ)

大学1年生でも編入試験は受けられますか?

受けられる入試はあります。2027年4月入学の2年次編入では、明治大学文学部(1年次の課程修了見込み・30単位以上)、日本大学法学部(1年以上在学・2027年3月末までに36単位以上)などが、2027年度入学者向けの要項で1年生の在学見込みでも出願できる条件を定めていました。ただし在学中の大学生が出願できない入試もあるため、出願資格の欄を必ず確認してください。

1年生のうちに2年次編入するのと、2年生で3年次編入するのはどちらがよいですか?

準備期間と学年の点では、2028年4月の3年次編入のほうが有利です。3年次編入は学年が遅れず、2027年度入学者向けと同じ時期に試験があるなら、2026年11月から8か月〜1年ほど準備できます。2027年4月の2年次編入は環境を早く変えられる一方、準備期間が数か月しかなく、これから試験がある大学も限られます。志望先が2年次しか募集していない場合は、その大学の募集年次に合わせて決めることになります。迷ったら、まず3年次編入を本線に据えて準備を始め、2年次編入はこれから試験がある大学の条件を満たせる場合に限って検討する、という順番で考えると判断しやすくなります。

編入するには何単位必要ですか?

大学・学部ごとに異なります。2027年度入学者向けの要項では、3年次編入は法政大学が2年以上在学・60単位以上、東北大学経済学部・神戸大学経済学部・新潟大学人文学部などが2年以上在学・62単位以上でした。2年次編入は法政大学・明治大学文学部・日本大学経済学部が30単位以上、日本大学法学部・東京都市大学が36単位以上でした。見込みでの出願を認める例でも、入学時点で満たしている必要があります。

教職課程の単位は編入の出願資格に数えられますか?

数えない大学があります。法政大学は卒業要件外科目(教職・資格科目等)を除いて数えるとし、日本大学経済学部は教職課程等の科目を除くとしていました。東北大学経済学部は進級又は卒業要件に含まれる科目を対象としています。資格課程を履修している人は、卒業要件内の単位だけで基準を超えるかを試算してください。

1年生の成績が悪いと編入できませんか?

成績だけで合否が決まるわけではありませんが、選考に使う大学はあります。神戸大学法学部や経営学部は、出身大学等の成績を総合判定の材料にすると要項に明記していました。1年前期の成績が思わしくなくても、1年後期と2年前期で立て直せば、出願時に提出する成績証明書に良い成績を積み増せます。成績の扱いの詳細はGPAの関連記事を参考にしてください。成績証明書には在籍大学で履修した科目名も記載されるため、志望分野に関連する科目の成績を上げておくことは、志望理由の説得力を高めることにもつながります。

英語のスコアはいつ受けておけばよいですか?

志望校の有効期間の定めから逆算して決めます。2027年度入学者向けの要項では、神戸大学経済学部が2024年11月1日以降、東北大学経済学部が2024年10月1日以降の受験分を有効とするなど、出願時期からさかのぼって区切る例がありました。1年生のうちに一度受けて実力を把握し、2年生の前期までに目標スコアを取るのが現実的な計画です。2028年度の有効期間は新しい要項で確認してください。

2028年4月入学の編入試験の日程はいつ分かりますか?

各大学が2028年度入学者向けの募集要項を公表した時点で分かります。2026年11月時点では確認できていないため、この記事では2027年度入学者向けの日程を参考として示しました。2027年度入学者向けでは神戸大学理学部の試験が2026年7月に行われていたように、試験が早い大学もあります。志望校の入試情報ページを定期的に確認し、要項が出たらすぐに日程表を作ってください。出願期間より前に事前審査がある大学もあるため、日程表には試験日だけでなく最初の締切も書き込んでおくと安心です。

まとめ|大学1年生の編入準備は単位・成績・英語スコアから

大学1年生から編入を目指す場合、2026年11月時点で押さえておきたいポイントは次のとおりです。

  • 本線は2028年4月の3年次編入。試験は主に2027年(2年生の夏〜冬)に行われ、学年も遅れない
  • 2027年4月の2年次編入は、明治大学文学部・日本大学法学部・日本大学経済学部(第2期)など、これから試験がある大学が一部残っている
  • 在学中の大学生の出願資格は各大学の要項で決まり、今回確認した3年次編入の例は「2年以上在学・60〜62単位以上」だった
  • 教職・資格科目など卒業要件外の単位を数えない大学があり、外国語や保健体育の単位を指定する大学もある
  • 1年後期と2年前期の成績は出願書類としてそのまま提出され、選考に使う大学もある
  • 英語外部スコアは、試験の種類・下限・有効期間・提出方法まで大学ごとに違う
  • 2028年度の日程・要件は本記事では未確認。2027年度入学者向けの実績を参考に、新しい要項で必ず確認する

1年生という立場の強みは、時間があることです。単位・成績・英語スコアという「出願できる状態」を1年生のうちに固めておけば、2年生になってから専門科目や志望理由書の準備に集中できます。逆に、この3つを後回しにすると、どれだけ勉強しても出願資格が足りない、スコアの有効期間が合わないといった理由で、受けたい大学を受けられなくなることがあります。まずは志望校候補の2027年度入学者向けの要項を読み、自分の履修状況と照らし合わせるところから始めてください。

要項を読み比べると、同じ「3年次編入」でも、単位の数え方、英語スコアの扱い、事前審査の有無、試験の時期が大学ごとに大きく異なることが分かります。1年生のうちにその違いを知っておけば、2028年度の新しい要項が出たときに、どこを確認すればよいかがすぐに分かります。準備の早さは、そのまま選べる大学の幅につながります。

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この記事を書いた人

株式会社Spring Knowledge 代表取締役社長。筑波大学 社会・国際学群 社会学類へ編入学し、都内国公立大学大学院 法学政治学研究科 修士課程を修了。大学編入・大学院進学を自ら経験した立場から、スプリング・オンライン家庭教師の大学編入・大学院入試分野の指導および記事監修を担当。

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