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大学2年生から編入は間に合う?今から選べる3つのルートと受験時期

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大学2年生から編入を考え始めても、2026年11月時点ではまだ間に合います。大学2年生の編入には「2年生のうちに受験して2027年4月に3年次へ入る」「3年生で受験して2028年4月に3年次へ入る」「在籍中の大学を卒業してから学士入学する」という3つのルートがあり、どれを選ぶかで受験時期と卒業までの年数が変わります。大学の公式要項で確認した範囲では、2027年度入学者向けの試験は秋までに出願を締め切ったものが多いですが、2026年12月〜2027年3月に試験を行い、出願期間がこれから始まる3年次編入も確認できました。

ここでいう大学編入とは、大学・短期大学・高等専門学校などで学んだ実績をもとに、別の大学の途中の学年(2年次や3年次)に入学する制度のことです。短期大学や高等専門学校の卒業者が大学に編入学できることは学校教育法に定めがありますが、4年制大学に在学している学生がどの条件で出願できるかは、法律で一律には決まっていません。在学年数や修得単位数の条件は、各大学が募集要項で定めています。そのため「2年生は出願できるのか」「何単位あればよいのか」は、志望校の要項を読んで初めて答えが出ます。

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この記事では、2026年11月時点で4年制大学の2年生(2025年4月入学)の方を想定し、3つのルートそれぞれの受験時期・入学時期・卒業までの年数を、2027年度入学者向けの募集要項に書かれた日付と条件で整理します。冬に試験がある大学の中にも、出願資格の事前審査がすでに締め切られていたり、入学年次が2年次だったりして、2年生が3年次に入る目的では使えない例があります。「試験日が先だから間に合う」とは限らない点も、具体例で確認していきます。

なお、本文の日付はすべて2027年度入学者向けの要項に書かれたものです。2028年度入学者向けの日程や条件は、大阪大学法学部の変更告知と、同志社大学の要項にある「理工学部以外は2028年度入試以降は実施しない場合がある」という注記を除き、本記事の執筆時点では確認できていません。3年生で受験するルートを考える場合は、各大学が新しい要項を出した段階で必ず確認してください。編入の制度そのものの全体像を先に知りたい方は、大学編入コースの案内ページもあわせてご覧ください。

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目次

大学2年生から編入は間に合う?2026年11月時点の結論

最初に結論を整理します。2026年11月時点で大学2年生の方が編入を目指す場合、「間に合うかどうか」は、どの年度の4月に新しい大学へ入りたいかで答えが変わります。2027年4月に3年次へ入りたいなら、選べる大学は限られますが、出願期間がこれから来る試験は残っています。2028年4月の入学でよいなら、2027年度入学者向けの要項で見るかぎり、夏から翌年3月まで幅広い時期に試験があり、準備期間も確保しやすくなります。

「間に合う」の意味は入学する年度で変わる

大学2年生が「編入は間に合うか」と考えるとき、多くの方は「卒業を遅らせずに別の大学へ移れるか」を気にしています。2年生の3月末に2年次を修了し、翌4月に別の大学の3年次へ入れれば、学年の数え方は途切れません。2027年4月に3年次編入できれば、在籍中の大学にそのまま残った場合と同じ学年で進めることになります。

一方、3年生のあいだに受験して2028年4月に3年次へ入る場合は、もう一度3年次からやり直すことになるので、卒業は1年遅くなります。在籍中の大学を卒業してから学士入学(学士編入)で3年次に入る場合は、さらに2年分の在学期間が加わります。どのルートも制度上は選べますが、卒業までの年数と準備期間の長さがトレードオフになっている点を押さえておくと、判断がしやすくなります。

3つのルートの全体像

3つのルートの違いを、この記事の前提(2025年4月入学で2026年11月時点に2年生)に当てはめて表にまとめます。卒業時期は、編入後の修業年限が2年の場合の最短の時期です。

ルート受験する時期新しい大学に入る時期最短の卒業時期
ルート1:2年生のうちに受験2026年12月〜2027年3月2027年4月(3年次)2029年3月
ルート2:3年生で受験2027年4月〜2028年3月2028年4月(3年次)2030年3月
ルート3:卒業後に学士入学4年生の年度(卒業見込みで出願)2029年4月(3年次)2031年3月

この表の卒業時期は、編入後の修業年限を2年として計算したものです。新潟大学法学部の第3年次編入学では、2027年度の募集要項で、編入後の修業年限は2年、在学できる年限は4年とされています。早稲田大学法学部の学士入学試験も、第3年次への編入で修業年限は2年と案内されています。ただし、前の大学の単位がどれだけ認定されるかによって、入学年次や卒業時期が変わる大学もあります。この点はルート1とルート2の章で具体例を挙げます。

2年生が最初に決めるべきこと

2年生の11月という時点で最初に決めるべきなのは、「2027年4月に移ることにこだわるかどうか」です。2027年4月にこだわるなら、残っている試験の中から志望校を選び、1〜4か月程度で出願書類と試験対策を仕上げる必要があります。こだわらないなら、ルート2で志望校の選択肢を広げ、1年かけて専門科目や英語を準備する道があります。

どちらがよいかは、学びたい分野が在籍中の大学でどこまで学べるか、経済的・時間的な負担をどこまで許容できるか、志望校がどの時期に試験を行っているかによって変わります。年次ごとの制度の違いを詳しく知りたい方は3年次編入と2年次編入の違いを解説した記事も参考になります。この記事では、2年生という立場からどう選ぶかに絞って、要項の事実をもとに整理していきます。

大学2年生が編入に出願できる条件|在学年数と修得単位数

4年制大学に在学している学生が3年次編入に出願するとき、この記事で確認した大学の多くは「大学に2年以上在学していること」と「一定の単位数を修得していること」を条件にしています。2年生の11月時点では、まだ2年間在学しておらず、単位数も出願資格の数に届いていないことがあります。それでも出願できるのは、この記事で確認した要項の多くが「2027年3月までに要件を満たす見込みの者」も対象にしているからです。

「見込み」で出願できる仕組み

たとえば新潟大学法学部の2027年度第3年次編入学の要項では、出願資格の一つとして、修業年限4年以上の大学に2年以上在学し62単位以上修得した者と並んで、同じ要件を満たす見込みの者が挙げられています。大正大学の2027年度3年次編入学試験(一般)も、「日本の4年制大学に2年以上在籍(休学期間除く)し、62単位以上を取得した者、又は2027年3月取得見込みの者」を対象にしています。2年生の冬に受験し、3月末までに条件を満たせば3年次に入れるという形です。

中央大学経済学部の2027年度編入学試験(3年次編入)は、さらに明確に、新制大学2年次に在学中で2027年3月31日までに62単位以上を修得見込みの者を出願資格に入れています。駿河台大学の2027年度一般編入学(3年次)も、52単位以上を修得している者もしくは修得見込の者について「現在2年次に在学中の者を含む」と書いています。2年生が対象に含まれることを要項の文言で確認できる例です。

ただし見込みで出願して合格しても、3月末までに要件を満たせなければ入学は認められません。新潟大学法学部の要項にも、見込みで受験した合格者が令和9年3月31日までに要件を満たせなかった場合は入学を許可しない旨が書かれています。2年生の後期の単位を落とすと、合格していても入学できなくなる可能性がある点は、ルート1を選ぶ人ほど意識しておく必要があります。

必要な単位数は大学によって違う

「3年次編入には62単位が必要」と言われることがありますが、2027年度入学者向けの要項を見ると、単位数の条件は大学によってかなり違います。代表的な例を表にまとめます。

大学・学部(2027年度入学者向け)在学年数の条件修得単位数の条件
新潟大学 法学部(第3年次)2年以上在学(休学期間を除く)62単位以上(見込み可)
北海道大学 法学部(第3年次)他大学に2年以上在学(休学期間を除く)42単位以上(見込み可)
大阪大学 法学部(第3年次・一般選抜)休学期間を除き2年以上在学32単位以上(見込み可)
駿河台大学(3年次・一般)2年以上在籍資格科目を除き52単位以上(見込み可)
福岡大学(転入学)他大学に継続して2年以上在学(見込み可)人文・法・経済・商は60単位以上、工学部60単位以上、スポーツ科学部65単位以上など
同志社大学(第3年次)休学期間を除いた在学期間が2年以上単位数の下限の定めなし

出典: 新潟大学法学部 2027年度第3年次編入学学生募集要項、北海道大学法学部 令和9年度編入学学生募集要項、大阪大学法学部 2027年度第3年次編入学学生募集要項、駿河台大学 2027年度編入学者選抜要項、福岡大学 2027年度編入学・転入学・学士入学試験要項、同志社大学 2027年度転入学・編入学試験要項。

このように、62単位はよく見る数字ですが、どの大学にも共通する基準ではありません。福岡大学のように学部ごとに単位数が違う大学や、同志社大学のように単位数ではなく在学期間だけを条件にしている大学もあります。出願資格の全体像は大学在学者・短大・専門学校別に出願資格をまとめた記事でも整理しています。

在籍中の大学や同じ大学への出願には制限がある

見落としやすいのが、自分が在籍している大学の別の学部へ「編入」できるかどうかです。新潟大学法学部の要項では、大学在学中の資格で出願する場合について、出願時に新潟大学に在学している者は除くと定められています。大阪大学法学部も、在学・単位の条件で出願する本学在学者を除いています。日本大学経済学部の3年次編入学の出願資格は「本学を除く大学の学部に2年以上在学」となっており、日本大学の他学部に在学している学生は転部試験の対象になります。

在籍中の大学の中で学部を移りたい場合は、編入ではなく転部・転科の制度を確認することになります。両者の違いは転部・転科と大学編入の違いを解説した記事で詳しく比較しています。他大学への編入を考える場合は、出願資格の各号に「本学在学者を除く」といった但し書きがないか、要項の注記まで読んでおきましょう。

ルート1|2027年4月の3年次編入を2026年度の冬〜春の試験で狙う

ルート1は、2年生のうちに受験して2027年4月に別の大学の3年次へ入る方法です。うまくいけば卒業時期を遅らせずに大学を移れるのが最大の利点です。確認した範囲では、2027年度入学者向けの試験は秋までに出願を締め切ったものが多いですが、2026年12月から2027年3月にかけて試験を行う大学のうち、2026年11月2日時点で出願期間がまだ来ていない3年次編入を、各大学の公式要項で確認しました。

2026年11月時点で出願が間に合う試験の例

次の表は、大学在学者が見込みで出願でき、入学年次が3年次で、2026年11月2日時点で出願期間が始まっていない試験の例です。出願期間・試験日はいずれも2027年度入学者向けの要項に書かれたものです。

大学・学部・日程出願期間試験日大学在学者の条件
新潟大学 法学部 第3年次編入学2026年11月16日〜11月18日(必着)2026年12月5日2年以上在学・62単位以上(見込み可)
京都外国語大学 一般編入学 B日程2027年1月6日〜1月14日2027年2月4日2年次までの課程修了見込み・62単位以上修得見込み
日本福祉大学 一般編転入学 後期日程2027年1月4日〜1月21日(Web登録)2027年2月6日2年以上在学・62単位以上(見込み可)
大正大学 3年次編入学 Ⅱ期2027年1月6日〜1月20日(必着)2027年2月2日2年以上在籍・62単位以上(見込み可)
駿河台大学 一般編入学 2月募集2027年1月18日〜1月28日(Web登録)2027年2月6日2年以上在籍・52単位以上(見込み可)
福岡大学 編・転入学(転入学)2027年2月2日〜2月9日2027年3月2日継続2年以上在学(見込み可)・学部別単位数
日本大学 経済学部 編入学 第2期2027年2月1日〜2月5日(必着)2027年3月4日他大学に2年以上在学・62単位以上(見込み可)

出典: 新潟大学法学部 2027年度第3年次編入学学生募集要項、京都外国語大学 Information 2027、日本福祉大学 一般編転入学試験(2027年度)、大正大学 2027年度3年次編入学学生募集要項、駿河台大学 2027年度編入学者選抜要項、福岡大学 2027年度編入学・転入学・学士入学試験要項、日本大学経済学部 令和9年度編入学試験募集要項。

この中で最も早いのは新潟大学法学部で、出願は2026年11月16日から18日まで、郵送の書留速達のみで必着です。2026年11月時点から数えると、出願まで2週間ほどしかありません。試験は2026年12月5日に筆記試験と面接試験を同じ日に行い、合格発表は2027年1月29日です。国立大学の3年次編入で、2026年11月時点から出願が間に合う例として確認できたのがこの試験です。

各試験の中身と2年生にとっての準備の重さ

同じ「冬の試験」でも、課される科目によって準備の重さは大きく違います。新潟大学法学部の筆記試験は、専門科目の法学(憲法・民法・刑法の基礎的事項を問う問題を含む)と、英語・ドイツ語・フランス語・中国語から1科目を選ぶ外国語科目です。外部英語スコアの提出は求められていません。法学部や法学科に在籍している2年生なら学んできた内容とつながりますが、他分野からの出願では短期間で法学の基礎を固める必要があります。

私立大学では、日本福祉大学の一般編転入学試験は選考方法が小論文のみ、駿河台大学の一般編入学は書類審査・小論文・面接、大正大学の一般は小論文・英語・面接と案内されています。京都外国語大学の外国語学部は専攻外国語・小論文(800字)・口頭試問で、外部英語スコアの提出要件はありません。日本大学経済学部は学習計画書審査・英語・論文で、それぞれに最低基準を設けると要項に書かれています。小論文中心の試験は、専門科目の筆記がない分、準備の的を絞りやすい形式ですが、志望理由や学習計画の書類の完成度が問われる点は変わりません。

一方で、ルート1で選べる大学は「その時期に試験をしている大学」に限られます。学びたい分野や大学の希望がはっきりしている場合、その大学がこの冬に3年次編入を実施していなければ、ルート1は選べません。逆に「分野はこれで、この大学群のどこかに移れればよい」という方には現実的な選択肢になります。

ルート1を選ぶ人が確認しておくこと

ルート1で合格を目指すなら、出願書類の準備に時間をかけられない点に注意が必要です。多くの大学で成績証明書や在学証明書、単位修得見込みを示す書類が求められ、在籍大学の窓口で発行に日数がかかることもあります。日本大学経済学部の要項では、単位数を成績証明書だけで証明できない場合に、現在履修中の科目と単位数が記載された証明書(単位修得見込証明書や履修証明書など)の提出を求めており、履修登録画面を印刷しただけのものは認められないと書かれています。

もう一つは、合格後の単位認定です。福岡大学の要項では、入学年次は3年次を原則としつつ、認定単位数が少ない場合や認定科目の関係で2年次になることがあると書かれており、単位の認定は試験実施後に行うため事前の問い合わせには応じないとしています。3年次で出願しても、認定次第で2年次入学になる大学があることは知っておきましょう。

日本大学経済学部は、3年次編入学の希望者に単位認定に関する事前審査を受け付けています。目的は「編入学後の認定単位数の概要を知り、修学についての見通しを得ること」とされ、第2期の提出期限は令和8年12月23日必着です。こうした制度がある大学では、出願前に利用しておくと入学後の見通しが立てやすくなります。

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冬に試験があっても間に合わない例と見落としやすい条件

ルート1の候補を探すときに注意したいのが、「試験日は12月以降なのに、2年生が3年次に入る目的では使えない」試験です。理由は大きく分けて、出願期間がすでに終わっている、出願前の事前審査が締め切られている、入学年次が2年次である、の3つです。2027年度入学者向けの要項で確認できた例を見ていきます。

2026年11月時点で使えなかった試験の例

大学・学部試験日2年生が2027年4月の3年次編入に使えない理由
同志社大学 文学部 第3年次転入学・編入学2026年12月5日出願情報登録は2026年9月28日〜10月9日、書類受付は10月5日〜10月9日で締切済み
日本大学 法学部 編入学(3年次)2027年2月23日3年次は事前審査で認められた者のみ出願可。事前審査の受付は2026年10月19日〜10月26日で締切済み
専修大学 文学部・人間科学部 編入学2027年3月5日入学年次はすべて2年次入学
高崎経済大学 経済学部 編入・転入学2026年12月20日2年次の募集で、事前審査の提出期限は2026年9月24日で締切済み

出典: 同志社大学 2027年度転入学・編入学試験要項、日本大学法学部 令和9年度編入学試験募集要項、専修大学 2027年度編入学試験要項、高崎経済大学 令和9年度編入学・転入学学生募集要項。

同志社大学の文学部は、大学第2年次修了見込みの者(休学期間を除いた在学期間が2年以上)を出願対象にしており、2年生が出願できる試験でした。しかし出願は秋に締め切られており、12月の試験日だけを見て「まだ間に合う」と判断すると取り違えます。同じ同志社大学でも、理工学部の試験は2026年7月4日、神学部と商学部は2026年10月10日で、学部ごとに時期が大きく違いました。

出願の前に「事前審査」がある大学

日本大学法学部の編入学試験は、試験日が2027年2月23日、Web出願登録が2027年1月14日からと、日程だけを見ればルート1の候補に見えます。しかし3年次の出願資格には「単位認定に関する事前審査において、出願資格があると認められた者」という条件があり、事前審査の受付は2026年10月19日から26日まででした。2年次の出願には事前審査がありませんが、2年生が2年次に入り直すと卒業は1年遅くなります。

高崎経済大学の経済学部も、試験日は2026年12月20日ですが、事前審査の提出期限が2026年9月24日で、事前審査を経ない出願は認められないと要項に書かれています。しかも経済学部の募集は2年次編入・転入学です。冬の試験ほど、出願の数か月前に事前の手続きがあることがあるので、要項の最初のページにある日程表だけでなく「事前審査」「資格審査」の項目まで確認してください。

入学年次が2年次の試験は「卒業が遅れる」側に入る

専修大学の文学部・人間科学部の編入学試験は、試験日が2027年3月5日で、出願資格に「大学に2年以上在学し、62単位以上を修得した者および令和9年3月修得見込みの者」も含まれています。ところが要項の入学年次は「すべて2年次入学」です。2年生がこの試験で合格すると、2027年4月にもう一度2年次から始めることになり、卒業は1年遅くなる計算になります。

このように、出願資格に大学在学者が含まれていても、入学年次が3年次とは限りません。北海道大学法学部や日本大学法学部のように、同じ試験で第2年次と第3年次の両方を募集している大学もあり、どちらに出願するかで条件と卒業時期が変わります。2年次編入と3年次編入の仕組みの違いは年次の違いを解説した記事で詳しく説明しています。

見落としを防ぐ確認の順番

冬の試験を候補にするときは、確認する順番を決めておくと取り違えが減ります。おすすめは「入学年次」→「大学在学者の出願資格(在学年数・単位数・本学在学者の除外)」→「事前審査や資格審査の有無と期限」→「出願期間」→「試験日」の順です。試験日から見るのではなく、自分が条件を満たせるかを先に確かめるやり方です。

  • 入学年次が3年次か、2年次か、認定次第で変わるか
  • 大学在学者が見込みで出願できるか、在籍大学からの出願が除外されていないか
  • 事前審査・資格審査があるか、その締切はいつか
  • 出願期間は郵送必着か消印有効か、Web登録と書類提出で期限が違うか
  • 試験科目と、外部英語スコアの提出が必要か

この5点を要項で確認してから、準備期間が足りるかを考えます。とくに郵送の条件は大学によって「必着」と「消印有効」が分かれており、新潟大学法学部のように書留速達のみと指定している大学もあります。要項の読み方に慣れていない方は、まず1校分を丁寧に読み、その形式に沿って他校を比較すると効率が上がります。

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ルート2|3年生で受験して2028年4月に3年次編入する

ルート2は、2027年4月に在籍中の大学の3年生になり、その年度のうちに受験して2028年4月に別の大学の3年次へ入る方法です。もう一度3年次から始めるため卒業は1年遅くなりますが、志望校を試験時期で絞らずに選べ、準備期間も長く取れるのが利点です。ルート1の候補に志望校がない場合は、自然とこのルートが中心になります。

2027年度入学者向けの試験はいつ行われたか

2028年度入学者向けの日程は、本記事の執筆時点では確認できていません。参考として、2027年度入学者向けの要項で、大学在学者が出願できる3年次編入の試験時期を国公立・私立から何校か並べます。2028年度も同じ時期になるとは限らないため、あくまで「どのくらい時期に幅があるか」をつかむための表として見てください。

大学・学部(2027年度入学者向け)出願期間試験日
同志社大学 理工学部(第3年次)2026年6月4日〜6月18日(出願情報登録)2026年7月4日
大阪大学 法学部(第3年次)2026年8月25日〜8月28日2026年10月24日
新潟大学 人文学部(第3年次)2026年9月15日〜9月17日2026年10月24日
中央大学 経済学部(3年次)2026年9月28日〜10月2日2026年10月30日
北海道大学 法学部(第3年次)2026年10月5日〜10月7日2026年11月7日
東北大学 経済学部(第3年次)2026年9月24日〜10月2日2026年11月19日(第2次選抜)
新潟大学 法学部(第3年次)2026年11月16日〜11月18日2026年12月5日
日本大学 経済学部(第1期/第2期)2026年9月28日〜10月2日/2027年2月1日〜2月5日2026年10月18日/2027年3月4日

出典: 同志社大学 2027年度転入学・編入学試験要項、大阪大学法学部 2027年度第3年次編入学学生募集要項、新潟大学人文学部 2027年度第3年次編入学募集要項、中央大学経済学部 2027年度編入学試験要項、北海道大学法学部 令和9年度編入学学生募集要項、東北大学経済学部 2027年度学生募集要項(学部第3年次編入学)、新潟大学法学部・日本大学経済学部の各募集要項。

2027年度入学者向けでは、この表だけでも試験は7月から翌年3月まで広く分布しており、表の国立大学は10月〜12月に試験を行っていました。この表では、出願期間は試験日の数週間〜2か月ほど前でした。東北大学経済学部のように、外国籍の人や外国の大学等の出身者に限って、出願前の8月に事前審査等を求める大学もあります。2028年度入学者向けでも、この表の時期の前後で要項が出るかどうかを、志望校ごとに確認しておくと計画が立てやすくなります。

なぜ卒業が1年遅れるのか

ルート2で卒業が遅れる理由は単純です。2027年4月から在籍中の大学の3年生として1年間過ごしたあと、2028年4月に別の大学の3年次へ入るため、3年次を2回経験することになります。編入後の修業年限が2年の大学なら、最短の卒業は2030年3月です。在籍中の大学にそのまま残った場合の卒業(2029年3月)と比べて、1年遅くなります。

この1年をどう評価するかは人によって違います。在籍中の大学の3年次の単位も、編入先で認定されれば無駄にはなりませんが、どこまで認定されるかは大学ごとの判断です。前の大学の単位がどのように扱われるかは編入後の単位認定を解説した記事で詳しく説明しています。浪人して入り直す場合との比較は大学編入と浪人の比較記事やタイパの観点で比較した記事も参考にしてください。

2028年度入学者向けは新しい要項で確認する

ルート2で特に注意したいのが、2028年度入学者向けの試験で選抜方法が変わる大学があることです。大阪大学法学部は2026年4月17日付で、2028年度第3年次編入学試験から外部英語検定試験のスコア(TOEFL-iBT、TOEIC L&R、又はIELTS Academic)を選抜に利用し、一般選抜の学力検査を小論文のみにすると告知しています。2027年度は英語の独自試験があったので、同じ大学でも1年違うだけで英語の対策方法が変わることになります。同志社大学の2027年度転入学・編入学試験要項にも、理工学部以外は2028年度入試以降は実施しない場合があり、実施の有無は2027年6月発行の要項で公表すると書かれています。

このように、2027年度入学者向けの要項で調べた内容がそのまま2028年度にも当てはまるとは限りません。ルート2を選ぶなら、2027年度の要項で全体像をつかんでおき、2028年度の要項が出た段階で、出願資格・試験科目・日程・英語スコアの扱いを改めて照合してください。準備期間が長い分、途中で条件が変わったときに方針を修正できる余裕を残しておくことが大切です。

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ルート3|在籍中の大学を卒業してから学士編入(学士入学)する

ルート3は、在籍中の大学をそのまま卒業し、学士の学位を得てから別の大学の3年次へ「学士入学」する方法です。学士編入と呼ばれることもあります。大学在学者向けの編入学とは別の入試区分として募集されていることが多く、出願資格は「学士の学位を有する者または取得見込みの者」に限られます。

2年生は学士入学に出願できない

学士入学の出願資格は、卒業(学位取得)または卒業見込みが前提です。中央大学文学部の2027年度学士入学試験の要項では、新制大学を卒業した者または2027年3月31日までに卒業見込みの者が対象で、1〜3年次に在学している大学生は出願できないと整理できます。早稲田大学法学部の学士入学試験も、学士の学位を有する者または2027年3月取得見込の者が対象です。

つまり2年生が学士入学を受けられるのは、4年生になって卒業見込みが立ってからです。今回の前提(2025年4月入学)に当てはめると、2028年4月からの4年生の年度に卒業見込みで出願し、2029年3月に卒業して、2029年4月に3年次へ入る流れになります。2026年11月時点で検討を始めておけば、ルート3でも準備期間は十分に確保できます。

2027年度入学者向けの学士入学の例

大学・学部(2027年度入学者向け)出願資格出願期間試験日
早稲田大学 法学部 学士入学試験学士の学位を有する者、または2027年3月取得見込の者2026年12月10日〜12月16日一次は書類審査(2027年2月4日発表)、二次試験2027年2月26日
中央大学 文学部 学士入学試験(3年次)新制大学卒業者または2027年3月31日までの卒業見込者2026年10月26日〜10月30日2026年12月12日
学習院大学 理学部(学士) 物理・化学・数学学士の学位を有する者又は令和9年3月までに取得見込みの者で、希望学科に相当する科目の単位を修得している者2026年10月13日〜10月16日2026年12月5日
福岡大学 学士入学学士の学位を有する者(見込みの者を含む)2027年2月2日〜2月9日2027年3月2日

出典: 早稲田大学法学部 入学試験情報(2027年度学士入学試験概要)、中央大学文学部 2027年度学士入学試験要項、学習院大学 編入学試験要項(令和9年度)、福岡大学 2027年度編入学・転入学・学士入学試験要項。

早稲田大学法学部の学士入学試験は、一次試験が書類審査で、ステートメント(志望動機・自己PR・社会経験等を含めて1,500字程度)・学部の学業成績・社会経験などを総合的に評価し、二次試験は一次合格者のみの面接です。早稲田大学法学部では編入学・社会人入学試験制度を設けていないと案内しており、大学在学中の編入では入れず、学士入学でしか3年次に入れない学部もあるということです。

学士入学で注意したい条件

学士入学には、大学在学者向けの編入学とは違う条件が付くことがあります。中央大学文学部の学士入学試験では、取得した学士号の基礎となる分野と同一の専攻へは出願できません。学習院大学理学部の(学士)区分は、希望する学科へ編入学ができる科目に相当する学科目の単位を修得していることが条件です。つまり、卒業さえすれば誰でもどこへでも出願できるわけではありません。

ルート3は、在籍中の大学での4年間を卒業という形で完結させられるのが利点です。在籍中の学部の学びを修了したうえで、別分野を2年間学ぶという位置づけになります。その代わり、新しい大学を卒業するのは最短でも2031年3月になり、3つのルートの中で最も時間がかかります。学士入学を視野に入れる場合も、2年生のうちから成績を整えておくことは、書類審査で学業成績を見る大学に対して意味を持ちます。

3つのルートを比較|受験時期・入学時期・卒業までの年数

ここまでの内容を、2年生が判断しやすいように一つの表にまとめます。費用は大学や生活状況によって大きく異なるため、この記事では扱いません。比べるのは、制度と2027年度入学者向けの要項から導ける時期と年数だけです。

受験時期・入学時期・卒業までの年数の比較表

比較項目ルート1:2年生のうちに受験ルート2:3年生で受験ルート3:卒業後に学士入学
受験時期2026年12月〜2027年3月2027年度中(2027年度入学者向けでは7月〜翌年3月に分布)4年生の年度(卒業見込みで出願)
入学時期と年次2027年4月・3年次2028年4月・3年次2029年4月・3年次
最短の卒業時期2029年3月2030年3月2031年3月
在籍中の大学に残った場合との差遅れなし1年遅れ2年遅れ
準備期間の目安出願まで数週間〜3か月程度試験まで半年以上出願まで1年半以上
出願資格の中心2年以上在学・単位数の見込み2年以上在学・単位数学士の学位(見込み)
志望校の選択肢冬〜春に試験がある大学に限られる3年次編入を行う大学から広く選べる学士入学を行う大学から選ぶ

卒業時期は編入後の修業年限が2年の場合の最短です。福岡大学のように単位認定の結果で2年次入学になる大学では、卒業はさらに遅くなります。準備期間の目安は、2026年11月時点から各ルートの出願・試験までの期間を、この記事で挙げた2027年度入学者向けの日付から数えたものです。

どのルートが向いているか

ルート1が向いているのは、学びたい分野がすでに決まっていて、冬〜春に試験がある大学の中に希望に合う大学がある方です。専門科目の基礎がある程度できている方や、小論文・面接中心の試験を選べる方は、短期間でも勝負しやすくなります。卒業を遅らせたくない気持ちが強いなら、まずルート1の候補を洗い出すことから始めましょう。

ルート2が向いているのは、志望校の試験がすでに終わっている方、専門科目や英語の準備に時間をかけたい方、志望校を広い範囲から比べたい方です。1年遅れることを受け入れられるなら、最も選択肢が多いルートです。ルート1を受験しつつ、結果次第でルート2に切り替える、という組み合わせも考えられます。

ルート3が向いているのは、在籍中の大学での学びも修了したい方や、志望先が学士入学でしか3年次を受け入れていない方です。時間はかかりますが、在籍中の大学を中退することなく次の学びへ進めます。どのルートでも、併願の組み方によって合格の可能性は変わります。日程の重なりを避けた併願の考え方は併願校の決め方を解説した記事でまとめています。

ルートを組み合わせるときの考え方

3つのルートは、どれか一つを選んだら他を捨てなければならないものではありません。たとえば2年生の冬にルート1の試験を1〜2校受け、結果が出なければ3年生の1年間でルート2の準備を進める、という流れは時期が重ならないので組み合わせやすい形です。ルート1の受験経験は、出願書類の書き方や試験の雰囲気を知る機会にもなります。

注意したいのは、ルート1に合格して入学手続きをしたあとに、在籍中の大学をどう扱うかです。日本大学経済学部の第2期は合格発表が2027年3月12日、入学手続締切日が3月18日と案内されています。合格発表から入学手続きまでの期間は短いため、在籍中の大学の退学手続きや学費の扱いを、受験前に確認しておくと慌てずに済みます。

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大学2年生がこの冬にやること|要項・単位見込み・証明書・英語スコア

どのルートを選ぶにしても、2年生の冬にやっておくべきことはほぼ共通しています。ここでは、2026年11月時点から3月までに取り組みたいことを、要項の確認、単位見込みの確認、証明書の準備、英語スコアの4つに分けて説明します。

志望校の要項を「年度」と「区分」で確認する

最初にやるべきことは、志望校の要項を集めて読むことです。そのとき、要項が何年度入学者向けのものか、編入学・転入学・学士入学のどの区分かを必ず確認してください。同じ大学のサイトに、2027年度入学者向けの要項と、変更予告の告知が並んで載っていることがあります。大阪大学法学部の例のように、選抜方法の変更が1年以上前に告知されることもあるので、志望校の入試ページは定期的に見直しましょう。

区分については、大学在学者が出願できる「編入学」「転入学」と、大学卒業者向けの「学士入学」が別に募集されていることがあります。福岡大学のように、短期大学・専修学校の出身者は〔編入学〕、他大学に在学している者は〔転入学〕、学士は〔学士入学〕と、出身によって区分の名前が変わる大学もあります。自分が出願できる区分を取り違えないよう、出願資格の各号を一つずつ読んでいきましょう。分野の決め方から始めたい方は編入を考え始めたら最初にすることをまとめた記事も参考になります。

2年次修了時の単位見込みを計算する

次に、2年次の終わり(2027年3月)に何単位を修得している見込みかを計算します。在籍中の大学の成績照会画面などで修得済みの単位を確認し、後期に履修中の科目の単位を足します。その合計が、志望校の出願資格の単位数(62単位、52単位、42単位など)に届くかを確かめます。日本大学経済学部の3年次や駿河台大学のように、教職課程などの資格科目を除いて数える大学もあるので、要項の注記に沿って数えてください。

ルート2やルート3を選ぶ場合でも、単位の計算は無駄になりません。3年生で受験する場合は、3年次前期までの修得単位が出願資格や単位認定の判断材料になります。後期の試験で単位を落とさないことが、どのルートでも一番確実な準備です。成績が出願にどう関係するかは大学編入とGPAの関係を解説した記事で詳しく説明しています。

証明書とシラバスの準備

出願書類として多くの大学が求めるのが、成績証明書、在学証明書、単位修得見込証明書などです。日本大学経済学部は、出願資格で定められた単位数を成績証明書だけで証明できない場合に、現在履修中の科目と単位数が記載された証明書を必ず提出するよう求めています。福岡大学は、履修した科目の講義内容や授業時間数が分かる講義要項(シラバス)のコピーを、成績証明書の記載順に並べて提出するよう案内しており、編入学後の単位認定と編入学年次の決定に使うとしています。

こうした書類は在籍大学の窓口で発行してもらうため、発行までに日数がかかったり、年末年始に窓口が閉まったりします。ルート1で1月出願の大学を受けるなら、12月中に発行手続きを済ませておくと安心です。過去の年度のシラバスを後から探すと手間がかかるため、1年次・2年次に履修した科目のシラバスは、ルート2・3を選ぶ場合でも早めに保存しておきましょう。

志望理由書・学習計画書の下書きを始める

編入学試験では、筆記試験とは別に、志望理由や入学後の学習計画を書いた書類を提出させる大学が多くあります。日本大学経済学部の2027年度編入学試験では、学習計画書(800字以内)と志望理由記入票(800字以内)を提出し、学習計画書は「本学部編入後の明確な学習計画、修学意欲」を評価する選考方法の一つになっています。大阪大学法学部の2027年度第3年次編入学では、学力検査と並んで3,000字程度の志望理由書が合否判定に使われます。

学士入学でも同じで、早稲田大学法学部の学士入学試験では、一次試験が志望動機・自己PR・社会経験等を含めた1,500字程度のステートメントなどによる書類審査です。書類の分量と評価のされ方は大学ごとに違うので、志望校の様式を先に確認し、その字数に合わせて下書きを作るのが効率的です。

2年生の冬に下書きを始めておくと、ルート1で出願する場合はそのまま書類に使えますし、ルート2・3を選ぶ場合も、在籍中の大学で何を学び、なぜ別の大学で学ぶ必要があるのかを言葉にする練習になります。「なぜ在籍中の大学ではなく、その大学なのか」に答えられるかどうかは、どのルートでも問われる点です。書き方の基本は志望理由書の書き方を解説した記事でまとめています。

英語スコアは「どの試験・いつ以降の受験か」を確認する

英語の扱いは大学によって大きく違います。新潟大学法学部、北海道大学法学部、中央大学経済学部、京都外国語大学は、2027年度入学者向けでは外部英語スコアの提出を求めていません。一方、東北大学経済学部の第3年次編入学は、第1次選抜でTOEIC L&Rのスコアを提出する方式で、IPテストは不可、2024年10月1日以降に受験したものが有効とされています。同志社大学文学部英文学科は、TOEIC L&R 650点以上・IELTS Academic 5.5以上・英検準1級以上合格などのいずれかの語学力証明書の提出が必要で、TOEIC IPは対象外です。

このように、外部スコアが必要な大学では、受けた試験の種類と受験日の有効期間が条件になります。ルート2で2028年度入学者向けの試験を受ける場合、大阪大学法学部のように新たにスコアを使う大学もあるため、2年生の冬から春にかけて一度スコアを取っておくと、志望校の条件が確定したときに動きやすくなります。どの試験を選ぶかはTOEIC・TOEFL・IELTS・英検の選び方を解説した記事を参考にしてください。

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よくある質問(FAQ)

大学2年生の11月から編入を考え始めても間に合いますか?

間に合います。2027年4月に3年次へ入るルートでも、新潟大学法学部(出願2026年11月16日〜18日、試験12月5日)や日本大学経済学部第2期(試験2027年3月4日)など、2027年度入学者向けで出願期間がこれから来る試験が確認できました。2028年4月の入学でよければ、3年生の1年間を準備に使えるので選択肢はさらに広がります。

2年生のうちに受験して合格したら、卒業は遅れませんか?

3年次に入学でき、編入後の修業年限が2年であれば、最短の卒業は2029年3月で、在籍中の大学に残った場合と同じです。ただし福岡大学のように、認定単位数によっては2年次入学になる大学もあります。合格しても2年次後期の単位を落として出願資格の単位数に届かなければ入学できない点にも注意してください。

3年生で受験すると卒業が1年遅れるのはなぜですか?

在籍中の大学で3年生を1年間過ごしたあと、2028年4月に別の大学の3年次へ入り直すためです。3年次を2回経験することになるので、修業年限が2年の場合、最短の卒業は2030年3月になります。その代わり、志望校を試験時期で絞らずに選べ、専門科目や英語の準備期間を長く取れます。

2年次編入を選ぶとどうなりますか?

2年生が2年次編入で合格すると、もう一度2年次から始めるので卒業は1年遅れます。北海道大学法学部の第2年次(1年以上在学・32単位以上)や日本大学法学部の2年次(1年以上在学・36単位以上)のように、3年次と同じ試験で2年次を募集している大学もあります。日本大学法学部では2年次は事前審査を行わないため、3年次の事前審査を逃した場合でも出願できる区分です。

62単位にまだ届いていなくても出願できますか?

この記事で確認した大学の多くは「2027年3月までに修得見込みの者」も出願資格に含めているので、2年生の冬の時点で62単位に届いていなくても出願できる場合があります。ただし必要な単位数は大学ごとに違い、北海道大学法学部は42単位、大阪大学法学部は32単位、駿河台大学は52単位、同志社大学は単位数の下限なしと、2027年度入学者向けの要項でもばらつきがありました。志望校の要項で数え方まで確認してください。

在籍している大学の別の学部に編入できますか?

他大学からの編入学とは別の扱いになることが多いです。新潟大学法学部や大阪大学法学部は、大学在学の条件で出願する場合に自大学の在学者を除いており、日本大学経済学部は他学部の在学者を転部試験の対象としています。同じ大学の中で学部を移りたい場合は、転部・転科の制度を確認してください。

学士入学(学士編入)は2年生でも受けられますか?

受けられません。学士入学の出願資格は、学士の学位を有する者または卒業(学位取得)見込みの者で、中央大学文学部の学士入学試験では1〜3年次の在学者は出願できません。2025年4月入学の方なら、4年生の年度に卒業見込みで出願し、卒業後の2029年4月に3年次へ入るのが最短の流れです。

英語の外部スコアはいつまでに取ればよいですか?

志望校の出願期間までに、要項が定める試験の種類と受験日の条件を満たすスコアが必要です。東北大学経済学部(2027年度)はTOEIC L&Rで2024年10月1日以降の受験、IPテスト不可と定めていました。外部スコアを使わない大学もあれば、大阪大学法学部のように2028年度から使い始める大学もあるため、早めに一度受けておくと選択肢を狭めずに済みます。

まとめ|大学2年生の編入は「どの年度の4月に入るか」から逆算する

大学2年生から編入を目指す場合、2026年11月時点でもまだ間に合います。ただし、何をもって「間に合う」とするかは、新しい大学に入る年度で変わります。この記事の要点を整理します。

  • 大学2年生の編入には、2年生のうちに受験して2027年4月に3年次へ入るルート、3年生で受験して2028年4月に3年次へ入るルート、卒業後に学士入学するルートの3つがある
  • 2027年度入学者向けでも、新潟大学法学部・京都外国語大学B日程・日本福祉大学後期・大正大学Ⅱ期・駿河台大学2月募集・福岡大学・日本大学経済学部第2期など、2026年11月2日時点で出願期間前の3年次編入が確認できた
  • 冬に試験があっても、出願締切や事前審査の期限が過ぎている試験、入学年次が2年次の試験は、2027年4月の3年次編入には使えない
  • 出願資格の単位数は62単位とは限らず、42単位・32単位・52単位・単位数の下限なしなど大学ごとに違う
  • 3年生で受験すると卒業は1年遅れるが、志望校の選択肢と準備期間が広がる。2028年度は新しい要項で条件を確認する
  • 学士入学は卒業(見込み)が条件なので、2年生は4年生の年度まで出願できない
  • この冬は、要項の確認・単位見込みの計算・証明書とシラバスの準備・英語スコアの確認を進める

2年生の11月という時期は、3つのルートのどれを選んでも「遅すぎる」わけではありません。大切なのは、卒業時期・準備期間・志望校の選択肢のどれを優先するかを決め、志望校の要項に書かれた日付と条件から逆算して動くことです。2027年4月の入学を狙うなら残された時間は短いので、まずは出願資格と事前審査の有無を確認するところから始めてください。

どの大学がどの時期に試験を行うかは年度ごとに変わる可能性があり、2028年度入学者向けの要項は、公表され次第あらためて確認が必要です。条件を読み違えないためにも、志望校の公式サイトで最新の募集要項を確認する習慣をつけておきましょう。準備をいつから始めるかの考え方は2年次・3年次編入の準備計画を解説した記事や3年次編入できる大学の一覧記事も参考になります。独学での対策に不安がある場合は、専門の指導を活用するのも一つの方法です。志望校選びや出願資格の確認から相談したい方は、大学編入コースの内容もあわせてご覧ください。

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この記事を書いた人

株式会社Spring Knowledge 代表取締役社長。筑波大学 社会・国際学群 社会学類へ編入学し、都内国公立大学大学院 法学政治学研究科 修士課程を修了。大学編入・大学院進学を自ら経験した立場から、スプリング・オンライン家庭教師の大学編入・大学院入試分野の指導および記事監修を担当。

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