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大学編入は何年生から?出身校別の受験学年と入学年次【2028年度編入】

大学編入は何年生から受けられるかというと、答えは出身校によって変わり、4年制大学なら1年生(2年次編入)か2年生(3年次編入)、短期大学なら最終学年の2年生、高専なら5年生、専門学校なら最終学年で受験するのが基本の形です。大学編入を何年生から考えるべきかを知りたい人は、まず「自分は何年生の何月に卒業見込みになるのか」と「入学先で何年次に入るのか」の2点を押さえると、受験の時期がはっきりします。2028年4月に入学する、いわゆる2028年度編入の試験は主に2027年に行われるため、2026年11月時点で短大1年生・高専4年生・大学1年生の人は、次の1年が準備期間になります(高専生向けの試験は5年生の春〜夏に行われた例が多く、高専4年生の準備期間はそれより短くなります)。
大学編入とは、大学・短期大学・高等専門学校・専門学校などで学んだ人が、別の大学の2年次や3年次に途中から入学する制度です。短期大学・高専・専修学校の特定専門課程を終えた人が大学に編入学できることは学校教育法に定められています。一方で、4年制大学に在学している学生がどの条件で出願できるかは法律で一律には決まっておらず、各大学が募集要項で「在学年数」と「修得単位数」として定めています。出身校の種類によって、出願の根拠も受験する学年も入学年次も変わるのが、編入の時期がわかりにくい理由です。
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この記事では、出身校を「4年制大学に在学中」「短期大学」「高等専門学校」「専門学校」の4つに分け、それぞれ何年生で受験し、入学先の何年次に入るのかを、2027年度入学者向けの募集要項の具体例で整理します。取り上げるのは、法政大学・日本大学・東京都市大学・明治大学・東北大学・中央大学・神戸大学・新潟大学・関西学院大学・京都産業大学・千葉大学・龍谷大学・専修大学・福岡大学・東京都立大学・埼玉大学・大阪大学・岡山大学の要項です。短大や高専から入る場合でも3年次とは限らず、2年次に入る例があることも、要項の文言とあわせて紹介します。
なお、本文の大学別の日付・単位数・在学年数は、すべて2027年度入学者向けの要項で確認した値です。2028年度入学者向けの要項は2026年11月時点で確認していないため、日程や要件は変わる可能性があります。実際に出願するときは、各大学の2028年度の新しい募集要項で確認してください。学年ごとの細かな準備計画や、学校種別ごとの対策の詳細は関連記事に任せ、ここでは「何年生で受け、何年次に入るか」の全体像に集中します。
大学編入は何年生から?出身校別の受験学年と入学年次の早見表
最初に、出身校ごとの全体像を1つの表にまとめます。ここでいう「受験する学年」は、2027年度入学者向けの要項で出願資格として書かれている「卒業見込み」「修了見込み」「修得見込み」の考え方から逆算したものです。編入試験は、入学する年の3月までに出願資格を満たす見込みがあれば受けられるのが基本なので、受験するのは「在籍校の最終学年」か「必要な単位がそろう学年」の年度内になるのが基本の形です。
| 出身校 | 受験する学年の目安 | 入学先の年次(要項の例) | 出願の根拠 |
|---|---|---|---|
| 4年制大学(在学中) | 1年生または2年生 | 1年生で受験→2年次、2年生で受験→3年次 | 各大学の要項が定める在学年数・修得単位数 |
| 短期大学(2年制) | 2年生(卒業見込み) | 3年次が中心。専修大学文学部・人間科学部は2年次 | 学校教育法第108条第9項 |
| 高等専門学校 | 5年生(卒業見込み) | 3年次が中心。東北大学理学部の数学科・地球科学系は第2年次 | 学校教育法第122条 |
| 専門学校(専修学校の専門課程) | 最終学年(修了見込み) | 3年次の例(龍谷・埼玉・岡山・福岡)と2年次の例(専修)がある | 学校教育法第132条・文部科学省の基準 |
出典: 学校教育法(e-Gov)、各大学の2027年度編入学試験募集要項(本文の各表に大学ごとの出典を記載)。2028年度は各大学の新しい要項で確認してください。
「何年生から」は出身校の修業年限で決まる
受験する学年が出身校によって違うのは、学校ごとに修業年限が違うからです。学校教育法では、短期大学の修業年限は2年又は3年、高等専門学校の修業年限は5年(商船に関する学科は5年6月)と定められています。短大や高専からの編入は「卒業した者」に認められる制度なので、卒業見込みになる最終学年の年度に受験するのが基本の流れになります。2年制の短大なら2年生、高専なら5年生が、その最終学年にあたります。
これに対して4年制大学の在学生は、卒業を待たずに途中で別の大学へ移ります。そのため「何年生で受けられるか」は、法律ではなく受験先の大学が要項で決めた「1年以上在学し30単位以上」「2年以上在学し62単位以上」のような条件で決まります。同じ大学生でも、2年次編入なら1年生のうちに、3年次編入なら2年生のうちに受験する、というのが要項から読める基本形です。
入学年次は受験先の大学と学科が決める
もう1つの軸が、合格したあと入学先の何年次に入るかです。短大や高専からの編入は3年次が中心ですが、すべてがそうではありません。専修大学の文学部・人間科学部は、2027年度入学者向けの要項で入学年次を「すべて2年次入学」としています。東北大学理学部の高専生向け編入学では、数学科と地球科学系が第2年次、化学科が第3年次と、学科ごとに年次が分かれています。
さらに福岡大学のように、入学年次は3年次を原則としつつ、認定単位数が少ない場合や認定科目の関係で2年次になることがあると明記している大学もあります。「短大や高専からなら3年次」と決めつけず、志望校の要項で年次を確かめることが、卒業までの年数を見通す第一歩です。年次の違いが卒業時期にどう影響するかは、後半のセクションで詳しく扱います。
入学年次が早めにわかると、併願の組み方も決めやすくなります。3年次に入る大学と2年次に入る大学を同時に受ける場合、合格後にどちらへ進むかで卒業時期が変わるため、出願前に優先順位を決めておくことが大切です。年次の違いは、合格してから考えるのではなく出願前に比べておくのが、後悔の少ない進め方です。
2028年度編入は「2027年に受験」が前提
2028年4月入学の試験は、主に2027年に行われます。2027年度入学者向けの要項を見ると、千葉大学工学部の3年次編入学の試験日は令和8年5月23日、大阪大学工学部の学力検査は2026年8月8日、千葉大学文学部は令和8年10月17日、福岡大学は令和9年3月2日と、同じ年度の入試でも春から翌年3月まで大きく幅がありました。2028年度の試験が同じ時期に行われるとは限らないため、ここでは時期の幅だけを参考にしてください。
大切なのは、受験の年度と出身校での学年を正しく対応させることです。2026年11月時点で短大1年生・高専4年生・2年制専門学校の1年生・4年制大学の1年生の人は、2027年度にそれぞれ最終学年や2年生になり、その年度の試験で2028年4月入学を目指す形になります。大学編入そのものの仕組みや費用を最初から確認したい人は、大学編入とは?仕組み・難易度・費用・スケジュールを徹底解説もあわせて読んでおくと全体像がつかみやすくなります。
編入学できる人のルール|法律で決まる短大・高専・専門学校、大学が決める在学生
出身校ごとに受験学年が変わる背景には、編入学の「根拠」の違いがあります。短大・高専・専門学校からの編入は法律に根拠があり、4年制大学の在学生の編入は各大学の要項に根拠があります。ここを理解しておくと、要項の出願資格欄を読むときに、自分がどの号に当てはまるのかをすぐに見つけられるようになります。
学校教育法に書かれている3つのルート
学校教育法は、編入学できる人を次のように定めています。第108条第9項は短期大学を卒業した者、第122条は高等専門学校を卒業した者、第132条は専修学校の特定専門課程を修了した者について、それぞれ文部科学大臣の定めるところにより大学に編入学できるとしています。短大・高専・専門学校からの編入は、法律上「卒業・修了した者」が対象であり、大学の要項はそれに「見込みの者」を加えて受験の時期を前倒ししている、と読むと理解しやすくなります。
| 出身校 | 学校教育法の条文 | 修業年限(学校教育法) | 編入の対象 |
|---|---|---|---|
| 短期大学 | 第108条第9項 | 2年又は3年(第108条第2項) | 卒業した者 |
| 高等専門学校 | 第122条 | 5年(商船に関する学科は5年6月、第117条) | 卒業した者 |
| 専修学校(専門学校) | 第132条 | 特定専門課程は修業年限2年以上など大臣の基準を満たす課程(第125条の2) | 特定専門課程を修了した者 |
| 4年制大学(在学中) | 法律で一律の定めなし | — | 各大学の要項が定める在学年数・単位数を満たす者 |
出典: 学校教育法(e-Gov法令検索)
ここで注意したいのは、文部科学省の「大学への編入学について」のページが、各省庁設置の大学校の卒業者は大学への編入学は認められないと案内している点です。名前に「学校」「大学校」と付いていても、学校教育法上の短大・高専・専修学校でなければ、同じルールでは編入できません。自分の学校がどの種類にあたるのかは、在籍校の窓口で確認しておくと安心です。
専門学校は「どの課程か」まで問われる
専門学校からの編入は、短大や高専よりも条件が細かくなります。学校教育法第126条により、専門課程を置く専修学校は「専門学校」と称することができますが、編入学の対象になるのは、修業年限が2年以上であることその他の文部科学大臣の定める基準を満たす課程です。文部科学省の「専門学校から大学への編入学について」のページでは、大学入学資格を有する者が、修業年限が2年以上で総授業時数が1,700単位時間(62単位)以上の課程を修了すると大学に編入学できる、と説明しています。
つまり、専門学校生は「専門学校に通っている」だけでなく、課程の年限と授業時数まで確認が必要です。大学の要項でも、同じ基準が出願資格の中に書き込まれています。具体例は後半の専門学校のセクションで、龍谷大学・専修大学・福岡大学・埼玉大学などの文言を並べて紹介します。
4年制大学の在学生は「受験先の要項」がすべて
4年制大学に在学中の人には、短大・高専のような法律上の一律ルールがありません。各大学が独自に「何年以上在学し、何単位以上修得した者」を出願資格として定めています。2027年度入学者向けの要項でも、3年次編入の単位数は東北大学経済学部の62単位、法政大学の60単位、関西学院大学の48単位と、大学によって違いがありました。
そのため、同じ2年生でも、ある大学には出願できて別の大学には出願できないということが起こります。大学ごとの出願資格の違いを網羅的に確認したい人は、大学編入の出願資格まとめ|短大・専門・大学在学者別で、学校種別ごとの資格の全体像を見ておくとよいでしょう。次のセクションでは、4年制大学の在学生について、1年生・2年生それぞれの受験パターンを要項の値で示します。
4年制大学に在学中の人|1年生で2年次編入、2年生で3年次編入
4年制大学の在学生は、受験する学年によって入る年次が変わります。今回確認した要項の多くは、2年次編入は「1年以上在学」、3年次編入は「2年以上在学」を条件にしており(ただし専修大学文学部・人間科学部のように、2年以上在学・62単位で2年次に入る例もあります)、1年生のうちに受けるなら2年次編入、2年生のうちに受けるなら3年次編入という対応になります。ここでは、2027年度入学者向けの要項で確認できた大学別の要件を表にします。
2年次編入の要件|1年生で受験する例
2年次編入は、1年次の課程を終える見込みの1年生が受験する形です。下の表のとおり、単位数は30単位や36単位といった値が要項に書かれていました。英語の資格が出願資格に含まれる大学もあるため、単位だけ見て安心しないことが大切です。
| 大学・学部 | 在学年数 | 修得単位数 | その他の条件・日程 |
|---|---|---|---|
| 法政大学(一般編入学 2年次) | 1年以上(見込含む) | 30単位以上(卒業要件外科目を除く・見込含む) | 試験日2026年11月8日 |
| 日本大学 法学部(2年次) | 1年以上 | 令和9年3月末までに36単位以上 | 事前審査なし。試験期日令和9年2月23日 |
| 東京都市大学(2年次) | 1年以上(見込み) | 36単位以上(見込み) | 英検2級相当以上(CSEスコア1,980以上)。試験日12月5日(出願は2026年11月3日で締切済み) |
| 明治大学 文学部(2年次) | 1年次の課程を修了(見込み) | 30単位以上(外国語2か国語各2単位以上を含む) | 出願期間12月8日〜12月14日、2次選考3月1日 |
| 京都産業大学 現代社会学部(2年次) | 1年以上 | 30単位以上(2027年3月修得見込み含む) | 試験日2026年10月17日 |
出典: 法政大学 2027年度編入学試験要項/日本大学法学部 編入学試験/東京都市大学 2年次編入学試験/明治大学文学部 2027年度編入学試験要項/京都産業大学 2027年度編・転入試要項
明治大学文学部は、2027年度は3年次編入を全14専攻で募集しないとしています。同じ大学・学部でも、年度によって募集する年次が変わることがあるとわかる例です。2026年11月時点の1年生にとって、2027年4月の2年次編入は、ここに挙げた中でも明治大学文学部や日本大学法学部のように、これから出願期間や試験日を迎える大学がまだ残っています。
3年次編入の要件|2年生で受験する例
3年次編入は、2年次までの課程を終える見込みの2年生が受験する形です。2027年度入学者向けの要項では、在学年数は「2年以上」でほぼそろっていましたが、単位数には60単位・62単位・48単位といった違いがありました。見込みで出願できるかどうかも大学ごとに書き方が違うため、表の「見込み」の欄まで確認してください。
| 大学・学部 | 在学年数 | 修得単位数 | 試験日 |
|---|---|---|---|
| 東北大学 経済学部 | 休学及び停学期間を除いて2年以上 | 62単位以上 | 第2次選抜2026年11月19日 |
| 中央大学 経済学部 | 2年次に在学中(中央大学の在学者を除く) | 2027年3月31日までに62単位以上修得見込み | 2026年10月30日 |
| 神戸大学 経済学部 | 休学期間を除き2年以上・2年次までの課程を修了 | 62単位以上(2027年3月見込み含む) | 2026年11月3日 |
| 新潟大学 人文学部 | 2年以上 | 62単位以上(見込み可) | 2026年10月24日 |
| 法政大学(一般編入学 3年次) | 2年以上(見込含む) | 60単位以上(見込含む) | 2026年11月8日 |
| 関西学院大学(第3学年) | 大学第2学年度の課程を修了(2027年3月修了見込) | 48単位以上(修得見込含む) | 2026年10月10日 |
| 京都産業大学(経済・経営・法 3年次) | 2年以上 | 62単位以上(2027年3月修得見込み含む) | 2026年10月17日 |
出典: 東北大学経済学部 2027年度学生募集要項/中央大学経済学部 2027年度編入学試験要項/神戸大学経済学部 2027年度第3年次編入学募集要項/新潟大学人文学部 2027年度第3年次編入学募集要項/法政大学・京都産業大学は上表と同じ要項/関西学院大学 2027年度編入学試験要項
関西学院大学の2027年度の編入学試験は、神学部キリスト教伝道者コースと教育学部教育学科(初等教育学コース、教育科学コース)の第3学年だけを募集し、それ以外の学部・学科は募集しないとしています。大学名だけで「編入を実施している」と判断せず、学部・学科単位で募集の有無を確認する必要があります。
同じ大学の中で、学部によって受験できる学年が違う例もあります。京都産業大学の2027年度入学者向けの要項では、経済学部・経営学部・法学部は3年次の募集で「日本の大学に2年以上在学し62単位以上修得した者または2027年3月修得見込みの者」を出願資格とする一方、現代社会学部への出願者は「1年以上在学し30単位以上修得した者または2027年3月修得見込みの者」とされていました。1年生が受けられる学部と2年生が受ける学部が、同じ大学・同じ試験日の中に並んでいるわけです。志望校の要項は、大学全体の説明だけでなく、学部ごとの注記まで読み込むことが大切です。
3年生・4年生になってからの選択肢
2年生の年度に3年次編入を受けなかった場合でも、3年生になってから3年次編入を受けることはできます。ただし入学先では3年次からのスタートになるため、在籍大学での学年より1年戻る形になります。日本大学法学部の3年次編入のように、出願前に単位認定に関する事前審査を受けた者に限る大学もあり、事前審査の期間(令和8年10月19日〜10月26日)は出願期間よりかなり前に設定されていました。
2年次編入と3年次編入のどちらを選ぶかで、卒業までの年数や準備期間が変わります。年次ごとの違いをもう少し詳しく比べたい人は、大学編入の3年次編入と2年次編入の違いを徹底解説もあわせて確認してください。卒業後に別の大学へ入り直す学士入学という道もありますが、本記事では在学中・卒業見込みの段階で受ける編入に絞って説明します。
短期大学から編入|短大2年生が「卒業見込み」で出願する
短期大学からの編入は、学校教育法第108条第9項で「短期大学を卒業した者」に認められた制度です。大学の要項では、これに「卒業見込みの者」を加えているため、2年制の短大なら2年生の年度に、翌年3月の卒業見込みとして受験するのが基本の形になります。入学先の年次は3年次が中心ですが、2年次に入る例もあります。
要項にある「卒業見込みの者」の書き方
2027年度入学者向けの要項では、短大生向けの出願資格は次のように書かれていました。千葉大学文学部人文学科は「大学、短期大学または高等専門学校を卒業した者及び令和9年3月卒業見込みの者」、中央大学法学部は「短期大学を卒業した者または2027年3月31日までに卒業見込みの者」、京都産業大学は「日本の短期大学を卒業した者または2027年3月卒業見込みの者」としています。どれも、受験する年度の翌年3月に卒業する予定の人を出願資格に含めています。
| 大学・学部 | 短大生向けの出願資格(要旨) | 入学年次 | 試験日 |
|---|---|---|---|
| 千葉大学 文学部 人文学科 | 短期大学を卒業した者及び令和9年3月卒業見込みの者 | 3年次 | 令和8年10月17日 |
| 中央大学 法学部 | 短期大学を卒業した者または2027年3月31日までに卒業見込みの者 | 3年次 | 2026年11月21日 |
| 京都産業大学 | 日本の短期大学を卒業した者または2027年3月卒業見込みの者 | 学部により3年次または2年次 | 2026年10月17日 |
| 龍谷大学 | 短大卒(見込) | 3年次 | 2026年11月8日(先端理工学部は7月4日) |
| 埼玉大学 経済学部 | 短期大学を卒業した者及び令和9年3月までに卒業見込みの者 | 第3年次 | 2026年11月21日 |
| 専修大学 文学部・人間科学部 | 短期大学を卒業した者および令和9年3月卒業見込みの者 | すべて2年次 | 令和9年3月5日 |
| 福岡大学 | 短期大学(高等専門学校を含む)卒業(見込)〔編入学〕 | 3年次を原則(2年次になることがある) | 令和9年3月2日 |
出典: 千葉大学文学部 令和9年度3年次編入学学生募集要項/中央大学法学部 2027年度編入学試験要項/京都産業大学 2027年度編・転入試要項/龍谷大学 2027年度3年次編入学・転入学試験要項/埼玉大学経済学部 令和9年度第3年次編入学学生募集要項/専修大学 2027年度編入学試験要項/福岡大学 2027年度編入学・転入学・学士入学試験要項
短大からは3年次が中心、2年次の例もある
表を見ると、短大からの編入は3年次が中心です。たとえば埼玉大学経済学部の要項は、編入学生を本学の修業年限(4年)のうち2年間を既に在学したものとして取り扱うと書いており、3年次から学び始める形がはっきり示されています。一方、専修大学の文学部・人間科学部は「入学年次 すべて2年次入学」と明記しており、短大を卒業していても2年次からのスタートになります。同じ「短大卒業見込み」でも、志望校によって入学年次が1年違うことがあるわけです。
福岡大学は、入学年次は3年次を原則としながら、認定単位数が少ない場合や認定科目の関係で2年次になることがあると書いています。さらに、単位の認定は試験実施後に行うため事前の問い合わせには応じられない、としています。短大で学んだ分野と志望学科の分野が離れているほど、こうした扱いに注意が必要です。
短期大学の修業年限は、学校教育法で2年又は3年と定められています。3年制の短大に在籍している人は、最終学年が3年生になるため、卒業見込みで受験する年度も1年後ろにずれます。3年制の短大から何年次に入れるかは、今回確認した要項には個別の記載がなかったため、志望校の要項や入試窓口で確認してください。短大の学科の分野と志望学科の分野が対応しているかどうかを出願資格にしている大学もあり、東北大学工学部では短期大学のうち工学系の卒業(見込み)者を対象としています。
短大1年生・2年生はいつ何をするか
2026年11月時点で2年制短大の1年生なら、卒業見込みになるのは2028年3月です。したがって2028年4月入学の試験を、2027年度に2年生として受けることになります。2027年度入学者向けの要項では、千葉大学文学部が10月、龍谷大学(先端理工学部以外)が11月、専修大学が3月と、試験の月が大学によって分かれていました。2028年度も同じ時期とは限りませんが、短大2年生の1年間のうちに出願と受験を迎える前提で準備しておくと安全です。
短大2年生で2026年11月時点の人は、2027年4月入学の試験がまだ残っている大学を探す段階です。2027年度入学者向けの要項では、専修大学文学部・人間科学部の試験日が令和9年3月5日、福岡大学が令和9年3月2日と、年度末に試験がある例がありました。短大からの編入の進め方や単位認定の考え方をさらに詳しく知りたい人は、短大から大学編入する方法|有利な理由・単位認定・国公立への編入戦略も参考にしてください。
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高専から編入|5年生で受験して3年次へ、学科によって2年次の例も
高等専門学校の修業年限は5年なので、高専からの編入は5年生の年度に、翌年3月の卒業見込みとして受験するのが基本です。今回確認した例ではいずれも理工系の学部で、高専生だけを対象にした試験を設けている大学があるのが特徴です。2027年度入学者向けの要項で今回確認した高専生向けの試験は、5年生の前半に行われていました。
高専生だけが受けられる試験がある
2027年度入学者向けの要項では、大阪大学工学部の3年次編入学は「高等専門学校(本科)を卒業した者及び2027年3月31日までに卒業見込みの者」が対象で、大学在学を根拠とする出願資格は設けられていませんでした。東北大学工学部の3年次編入学(高専等)も、高等専門学校または短期大学(工学系)の卒業者・2027年3月卒業見込みの者が対象で、一般の大学生は出願できません。東北大学理学部にも、高専卒業者・令和9年3月卒業見込みの者だけを対象にした編入学があります。
| 大学・学部 | 高専生向けの出願資格 | 入学年次 | 試験日 |
|---|---|---|---|
| 千葉大学 工学部 総合工学科(学校推薦枠) | 高専卒業者及び令和9年3月卒業見込みの者等。最終学年前年次の成績が上位10%程度以内で学校長推薦 | 3年次 | 令和8年5月23日 |
| 東北大学 工学部 | 高専卒業者又は2027年3月卒業見込みの者/短大(工学系)卒業者又は見込みの者 | 3年次 | 推薦2026年6月7日/一般2026年8月18日・19日 |
| 岡山大学 理学部 | 推薦入試は高専を2027年3月に卒業見込み等/一般入試は高専卒業(見込み)等 | 第3年次 | 2026年7月4日 |
| 東京都立大学 システムデザイン学部 | 短期大学又は高等専門学校の工学系(情報科学科は理工学系、インダストリアルアート学科は工学系又は芸術系)の課程を卒業した者(2027年3月までの卒業見込みを含む) | 3年次 | 2026年7月4日 |
| 大阪大学 工学部 | 高専(本科)卒業者及び2027年3月31日までの卒業見込者 | 3年次 | 学力検査2026年8月8日・面接8月9日 |
| 東北大学 理学部 | 高専卒業者又は令和9年3月卒業見込みの者のみ | 数学科・地球科学系は第2年次、化学科は第3年次 | 2026年9月4日 |
出典: 千葉大学工学部 令和9年度3年次編入学学生募集要項/東北大学工学部 令和9年度3年次編入学試験学生募集要項/岡山大学理学部 2027年度第3年次編入学学生募集要項/東京都立大学システムデザイン学部 2027年度編入学試験学生募集要項/大阪大学工学部 2027年度3年次編入学学生募集要項/東北大学理学部 令和9年度編入学(高等専門学校)学生募集要項
今回確認した試験は5年生の春から夏に集まっていた
表の試験日を並べると、2027年度入学者向けでは5月(千葉大学工学部)、6月(東北大学工学部の推薦)、7月(岡山大学理学部・東京都立大学システムデザイン学部)、8月(大阪大学工学部・東北大学工学部の一般)、9月(東北大学理学部)と、5年生の前半に集中していました。高専生にとっては、5年生になってすぐに試験が始まると考えておくと、準備の逆算がしやすくなります。
この時期は、卒業研究が本格化する時期とも重なります。2026年11月時点で高専4年生の人は、2027年度に5年生になり、その年度の試験で2028年4月入学を目指すことになります。2027年度入学者向けと同じ時期に試験があると仮定すると、実質的な準備期間は4年生の残りの期間と5年生の春までです。千葉大学工学部の学校推薦枠のように、最終学年前年次、つまり4年生の成績が推薦の条件になる例もあり、4年生の成績そのものが出願資格に関わります。
東北大学工学部の学校推薦特別選抜も、最終学年前年次(卒業者は最終学年次)の成績が上位5%程度以内であることを条件にしていました。今回確認した推薦型の試験には、出身校の校長の推薦や入学の確約を求める例があり、東北大学工学部の推薦では合格した場合に本学に編入学することが条件とされていました。推薦枠と一般の試験の両方を設けている大学では、どちらで受けるかによって出願期間や試験日も変わるため、5年生になる前の段階で受験方式を決めておくと準備が進めやすくなります。
高専からでも2年次に入る学科がある
今回確認した高専生向けの試験では、編入先の年次は3年次が中心でした。それでも東北大学理学部では、数学科と地球科学系が第2年次、化学科が第3年次と、学科によって入学年次が分かれていました。要項では、卒業までに在学すべき年限を、第2年次に編入学した者は3年以上5年以内、第3年次に編入学した者は2年以上4年以内としています。
高専での専攻と編入先の学科の距離によっても、入学後に必要な単位は変わります。高専から編入を考えている人は、志望学科の年次と在学年限を、出願前に必ず要項で確認しておきましょう。高専生ならではの準備スケジュールについては、高専生の大学編入はいつから対策すべきか|専門科目・卒業研究と両立するスケジュールで詳しく解説しています。
専門学校から編入|修業年限2年以上・総授業時数1,700時間以上(又は62単位以上)の課程が前提
専門学校からの編入は、学校教育法第132条で「専修学校の特定専門課程を修了した者」に認められています。大学の要項では「修了見込みの者」も出願資格に含めているため、専門学校の最終学年の年度に、翌年3月の修了見込みとして受験する形が基本です。ただし、短大・高専と比べて、出願できる課程の条件と、出願を認める大学の範囲に注意が必要です。
要項に書かれている専門学校の基準
2027年度入学者向けの要項では、専門学校生向けの出願資格に、課程の年限と授業時数の基準がそのまま書かれていました。龍谷大学は「専門課程の修業年限が2年以上で、かつ、課程の修了に必要な総授業時間数が1700時間以上」、専修大学は「修業年限が2年以上で、かつ、課程の修了に必要な総授業時数が1,700時間以上」、埼玉大学経済学部は「修業年限が2年以上で、かつ課程の修了に必要な総授業時数が1,700時間以上又は62単位以上」としています。
| 大学・学部 | 専門学校生向けの出願資格(要旨) | 入学年次 | 試験日 |
|---|---|---|---|
| 龍谷大学(7学部に限る) | 修業年限2年以上・総授業時間数1700時間以上の専門課程を修了(2027年3月修了見込み含む) | 3年次 | 2026年11月8日(先端理工学部は7月4日) |
| 埼玉大学 経済学部 | 修業年限2年以上・総授業時数1,700時間以上又は62単位以上(令和9年3月までの修了見込み含む) | 第3年次 | 2026年11月21日 |
| 岡山大学 理学部(一般入試) | 修業年限2年以上・修了に必要な総授業時間数1,700時間以上(2027年3月までの見込み含む) | 第3年次 | 2026年7月4日 |
| 関西学院大学 | 大臣の基準(修業年限2年以上・総授業時間数1,700時間以上)を満たす課程を修了(2027年3月修了見込含む) | 第3学年 | 2026年10月10日 |
| 専修大学 文学部・人間科学部 | 修業年限2年以上・総授業時数1,700時間以上(令和9年3月修了見込み含む) | すべて2年次 | 令和9年3月5日 |
| 福岡大学 | 専修学校の専門課程修了(見込)〔編入学〕。基準(2年以上の課程で総授業時間数1700時間以上)を満たす証明書類を提出 | 3年次を原則(2年次になることがある) | 令和9年3月2日 |
| 中央大学 法学部 | 専修学校(専門学校)の専門課程からの出願は認めない | — | — |
出典: 龍谷大学・埼玉大学経済学部・専修大学・福岡大学・中央大学法学部は上の短大の表と同じ要項/岡山大学理学部 2027年度第3年次編入学学生募集要項/関西学院大学 2027年度編入学試験要項
専門学校生は出願できない大学・学部もある
表の最後の行のとおり、中央大学法学部は2027年度入学者向けの要項で、専修学校(専門学校)の専門課程やコミュニティカレッジからの出願は認めないと明記していました。龍谷大学も、専門学校の資格で出願できるのは文・心理・政策・国際・社会・先端理工・農の7学部に限るとしています。短大生や高専生が出願できる大学でも、専門学校生は出願できない場合があるので、出願資格の号を1つずつ確認する必要があります。
関西学院大学や京都産業大学、埼玉大学のように、専門学校生の出願資格には「大学入学資格を有する者に限る」という条件が付いている例もあります。関西学院大学の要項は、基準を満たしているかが不明な場合は在籍する専修学校または修了した専修学校に確認するよう案内しています。福岡大学のように、基準を満たすことを証明する書類を出願書類として求める大学もあるため、在籍校での証明書の発行手続きも早めに確認しておくと安心です。
出願の前に、大学側の確認手続きが必要な例もあります。京都産業大学の2027年度入学者向けの要項では、外国語学部・文化学部は出願資格確認期間(2026年7月27日〜8月24日)に、理学部・情報理工学部は出願資格審査期間(同期間)に、それぞれ学部事務室の確認や審査を受けなければ出願できないとしていました。この期間は出願期間(2026年9月26日〜10月2日)よりも前に設定されています。専門学校生に限らず、出願資格の確認や審査が必要な大学では、その締切が実質的な最初の締切になると考えておきましょう。
専門学校の何年生で受けるか
2年制の専門学校なら、最終学年は2年生です。2026年11月時点で2年制専門学校の1年生の人は、2028年3月に修了見込みとなり、2028年4月入学の試験を2027年度に2年生として受けることになります。3年制・4年制の課程の場合は、その課程の最終学年の年度に受験する形になりますが、入学年次の扱いは大学によって異なり得るため、志望校の要項で個別に確認してください。
専門学校からの編入は、出願できる大学の範囲を最初に確定させることが、準備の出発点になります。専門学校からの具体的な進め方や、編入できる大学の探し方は、専門学校から大学編入する方法|条件・対策・編入できる大学一覧とデメリットまででまとめています。
2028年4月入学なら何年生で受験する?2026年11月時点の学年からの逆算
ここまでの内容を、2026年11月時点の学年から逆算した形でまとめます。2028年度編入、つまり2028年4月に入学する場合、その試験は主に2027年に行われ、出願資格は2028年3月までに満たす見込みであればよい、というのが2027年度入学者向けの要項から読める基本の考え方です。自分の学年から「2027年度に何年生か」を数えると、受験する学年がわかります。
学年別の逆算表
下の表は、2026年11月時点の学年ごとに、2028年4月入学を目指す場合の受験年度と、その年度の学年を並べたものです。入学年次は代表的な形で、志望校によって変わります。
| 2026年11月時点の学年 | 2027年度(受験する年度)の学年 | 出願の考え方 | 2028年4月の入学年次(代表的な形) |
|---|---|---|---|
| 4年制大学 1年生 | 2年生 | 2年以上在学・単位数の修得見込み | 3年次 |
| 4年制大学 2年生 | 3年生 | 2年以上在学・単位数を満たしている | 3年次(在籍大学の学年より1年戻る) |
| 短期大学(2年制) 1年生 | 2年生 | 2028年3月卒業見込み | 3年次中心(2年次の例あり) |
| 高等専門学校 4年生 | 5年生 | 2028年3月卒業見込み | 3年次中心(学科により2年次の例あり) |
| 専門学校(2年制) 1年生 | 2年生 | 2028年3月修了見込み | 3年次または2年次(大学による) |
表は2027年度入学者向けの要項にある「見込み」の出願資格をもとにした逆算です。2028年度入学者向けの要項で出願資格の書き方が変わる可能性もあるため、最終的には各大学の新しい要項で確認してください。
2027年4月入学をまだ狙える人
2026年11月時点で最終学年の人、つまり短大2年生・高専5年生・2年制専門学校の2年生や、大学1年生・2年生の人には、2027年4月入学の試験がまだ残っている大学もあります。2027年度入学者向けの要項では、明治大学文学部の2年次編入の出願期間が12月8日〜12月14日、日本大学法学部の試験期日が令和9年2月23日、福岡大学の試験日が令和9年3月2日、専修大学文学部・人間科学部の試験日が令和9年3月5日でした。
ただし、今回確認した高専生だけを対象にした試験は2027年度入学者向けでは5月から9月に集まっており、すでに終わっています。2026年11月時点の高専5年生は、日本大学法学部・明治大学文学部(2年次)・専修大学・福岡大学のように高専卒業見込みでも出願でき、年度末に試験がある私立大学が候補になります。短大2年生や専門学校の最終学年の人も、年度末に試験がある私立大学を中心に探すことになります。出願期間が過ぎていないか、事前審査が必要ないかを先に確認するのが、2027年4月入学を狙う場合の最初の作業です。
2026年11月時点で4年制大学の2年生の人は、2027年4月の3年次編入を年度内の試験で狙うか、3年生になってから2028年4月の3年次編入を受けるかを選ぶことになります。後者は入学先で3年次から始めるため、在籍大学での学年よりも1年戻る形になります。どちらを選ぶかは、出願できる大学がまだ残っているか、準備にどれだけ時間をかけたいかで決まります。ここでは、学年と入学年次の対応だけを押さえておいてください。
「早めに始める」の中身は学校種別で違う
受験学年がわかったら、次は準備の中身です。4年制大学の在学生は、出願資格になる単位を計画どおりに修得することが土台になります。短大生は2年間という短い期間の中で、1年生の成績が出願書類として評価されることを意識する必要があります。高専生は5年生の早い時期に試験が来るため、4年生のうちに専門科目と英語の準備を進めることが現実的です。
4年制大学の在学生が単位数を数えるときは、どの単位が数えられるかにも注意が必要です。2027年度入学者向けの要項では、法政大学が教職・資格科目などの卒業要件外科目を除いた単位数を求め、東北大学経済学部は62単位を最終学歴である大学で進級又は卒業要件に含まれる科目が対象であると注記していました。成績証明書に載っている単位がすべて数えられるとは限らないため、2年生の終わりに何単位になる見込みかを、要項の数え方で一度計算しておくと安心です。履修登録の段階でこの計算をしておけば、出願の直前になって単位が足りないと気づく事態を避けられます。
専門学校生は、自分の課程が基準を満たすかの確認と、出願できる大学のリストアップが先になります。勉強をいつから始めるかという観点で全体の流れを確認したい人は、大学編入の勉強はいつから始めるべき?も参考にしてください。科目選びや志望校選びで迷う場合は、大学編入コースの個別指導で、出身校と学年に合わせた計画を一緒に立てることもできます。
何年次に入るかで卒業までの年数が変わる|修業年限と単位認定
受験する学年と同じくらい大切なのが、入学後に何年在学すれば卒業できるかです。2027年度入学者向けの要項には、3年次に編入した場合の修業年限を2年とする例がありましたが、同時に単位の認定状況によっては2年を超える場合があると書かれている例もありました。ここでは、要項に書かれた修業年限・在学年限の例を整理します。
3年次編入と2年次編入の在学年限の例
次の表は、要項に入学後の修業年限や在学年限が明記されていた例です。修業年限は最短で卒業できる年数、在学年限は在学できる上限の年数を指します。
| 大学・学部 | 入学年次 | 修業年限・在学年限(要項の記載) |
|---|---|---|
| 東京都立大学 システムデザイン学部 | 3年次 | 修業年数は2年。単位認定状況によっては2年を超える場合がある |
| 岡山大学 理学部 | 第3年次 | 修業年限は2年。第3年次終了時までに所定の単位を修得しなかった場合は3年以上必要 |
| 埼玉大学 経済学部 | 第3年次 | 修業年限(4年)のうち2年間を既に在学したものとして扱い、編入学後の在学期間は2年以上6年以内 |
| 東北大学 理学部(高専) | 第3年次(化学科) | 在学すべき年限は2年以上4年以内 |
| 東北大学 理学部(高専) | 第2年次(数学科・地球科学系) | 在学すべき年限は3年以上5年以内 |
出典: 東京都立大学システムデザイン学部・岡山大学理学部・埼玉大学経済学部・東北大学理学部の2027年度(令和9年度)募集要項(上の各表の出典リンクと同じ)
東北大学理学部の例を見ると、3年次編入なら最短2年、2年次編入なら最短3年で卒業する計算になります。入学年次が1年違うと、最短の卒業時期も1年違うため、2年次に入る大学を併願するときは、その点を納得したうえで出願することが大切です。
単位認定は入学年次と卒業時期を左右する
入学後の卒業時期を左右するのが、出身校で修得した単位がどれだけ認定されるかです。福岡大学の要項は、出願書類として講義要項(シラバス)のコピーの提出を求め、それを編入学後の単位認定および編入学年次の決定に使うと説明しています。さらに、学科内容・履修方法などが異なる大学・短期大学等からの志願者の入学年次は、認定単位数等により2年次または3年次になるとしています。
龍谷大学の先端理工学部でも、2年次での合否判定を希望する者は、その判定において編・転入の学年が第2年次となる場合がある、と書かれていました。単位の認定は、福岡大学では試験実施後に、東京都立大学システムデザイン学部では入学時に決定するとされており、出願前に完全に見通すのは難しい部分です。単位認定の考え方をさらに知りたい人は、大学編入後の単位認定はどれくらいか徹底解説で、認定の仕組みや事前に確認できることを整理しています。
「見込み」で受験したときのリスク
見込みで出願した場合、入学までに要件を満たせなければ入学できません。新潟大学法学部の要項は、見込みで受験した合格者が令和9年3月31日までに所定の要件を満たすことができなかった場合は入学を許可しないとしています。明治大学文学部も、入学手続の時点で必要な単位の不足が判明した者は入学を許可しないと書いています。
出典: 新潟大学法学部 令和9年度第3年次編入学学生募集要項/明治大学文学部 2027年度編入学試験要項
短大生・高専生・専門学校生にとっては「卒業・修了できること」が、大学在学生にとっては「必要な単位を修得できること」が、合格後の最後の条件になります。編入試験の勉強と並行して、在籍校での卒業・単位修得を確実に進めることが、受験学年を問わず欠かせません。卒業研究や最終学年の必修科目と試験準備が重なる人は、在籍校の履修計画を早めに立てておきましょう。
よくある質問(FAQ)
大学編入は1年生からでも受験できますか?
4年制大学の1年生なら、2年次編入の試験を受けられる大学があります。2027年度入学者向けの要項では、法政大学(1年以上在学・30単位以上)や日本大学法学部(1年以上在学・36単位以上)、東京都市大学(1年以上在学・36単位以上と英検2級相当以上)が、1年以上の在学を条件にしていました。3年次編入を目指すなら、2年生の年度に受験する形が基本です。
短大1年生は2026年11月時点で何をすればよいですか?
2026年11月時点で2年制短大の1年生なら、2028年4月入学の試験を2027年度に2年生として受けるのが基本の形です。まずは志望校の候補を挙げ、出願資格に短大の「卒業見込み」が含まれているか、入学年次が3年次か2年次かを確認してください。1年生の成績は出願書類になるため、残りの授業の成績も大切にしましょう。
高専4年生で編入試験を受けられますか?
高専からの編入は、2027年度入学者向けの要項では「卒業した者又は卒業見込みの者」が対象で、受験するのは卒業見込みになる5年生の年度です。2026年11月時点の高専4年生は、2027年度の5年生になってから受験することになります。今回確認した高専生向けの試験は5年生の5月から9月にあったため、4年生のうちから準備を進めるのが現実的です。
専門学校からならどの大学にも編入できますか?
どの大学にも出願できるわけではありません。専門学校からの編入には、修業年限2年以上・総授業時数1,700時間以上(又は62単位以上)といった基準を満たす課程の修了(見込み)が必要です。さらに中央大学法学部のように専門学校からの出願を認めない例や、龍谷大学のように出願できる学部を限定している例もあるため、志望校の出願資格を1号ずつ確認してください。
「卒業見込み」で合格して、卒業できなかったらどうなりますか?
入学は認められません。新潟大学法学部は、見込みで受験した合格者が令和9年3月31日までに要件を満たせなかった場合は入学を許可しないとしています。明治大学文学部も、入学手続の時点で必要な単位の不足が判明した者は入学を許可しないと要項に書いています。編入試験の準備と並行して、在籍校での単位修得と卒業を確実に進めることが前提です。
3年次に入れば2年で卒業できますか?
最短は2年ですが、2年で卒業できるとは限りません。東京都立大学システムデザイン学部は修業年数を2年としつつ、単位認定状況によっては2年を超える場合があるとしています。岡山大学理学部も、第3年次終了時までに所定の単位を修得しなかった場合は3年以上必要と書いています。入学後の単位認定と履修計画が卒業時期を左右します。
2028年度の試験日程はいつわかりますか?
2028年度入学者向けの要項は、2026年11月時点ではまだ確認していません。2027年度入学者向けの要項では、本記事で取り上げた高専生向けの試験が5月から9月に、文系学部を中心とする大学在学生・短大生向けの試験が10月から翌年3月にありました。2028年度の日程は各大学が新しい要項を公表してから確認し、出願期間や事前審査の締切を早めに手帳に書き込んでおきましょう。
まとめ|大学編入は「出身校」と「卒業見込みの年」で受験学年が決まる
大学編入を何年生から受けられるかは、出身校の種類と、出願資格を満たす見込みの時期で決まります。2027年度入学者向けの募集要項の具体例から、要点を整理します。
- 4年制大学の在学生は、1年生で受験して2年次編入、2年生で受験して3年次編入が基本。在学年数・単位数は大学ごとに違う(例: 3年次は東北大学経済学部62単位、法政大学60単位、関西学院大学48単位)。
- 短期大学は、2年生の年度に翌年3月の卒業見込みとして受験するのが基本。入学年次は3年次が中心だが、専修大学文学部・人間科学部のように2年次の例もある。
- 高専は、5年生の年度に卒業見込みとして受験する。今回確認した2027年度入学者向けの試験は5月から9月に集まり、東北大学理学部のように学科で2年次になる例もあった。
- 専門学校は、修業年限2年以上・総授業時数1,700時間以上(又は62単位以上)などの基準を満たす課程の最終学年で、修了見込みとして受験する。専門学校からの出願を認めない大学・学部もある。
- 2028年4月入学の試験は主に2027年に行われる。2026年11月時点の短大1年生・高専4年生・大学1年生・2年制専門学校の1年生は、次の1年が準備期間になる(高専4年生は5年生の春〜夏の試験までなので、それより短い)。
- 入学年次によって最短の卒業時期が変わり、単位認定によっては修業年限を超えることもある。見込みで合格しても、要件を満たせなければ入学できない。
受験する学年がわかれば、志望校選び・出願資格の確認・科目の準備を、どの順番で進めればよいかが見えてきます。2028年度の日程や要件は、必ず各大学の新しい募集要項で確かめてください。出身校によって試験の時期も入学年次も違うため、早い段階で自分のパターンを確定させておくことが、余裕を持った準備につながります。独学での対策に不安がある場合は、出身校と学年に合わせて計画を立ててくれる専門の指導を活用するのも一つの方法です。
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