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新潟大学歯学部(修業年限4年)の編入試験を徹底解説|出願資格・試験科目・過去問対策・志望理由書・面接まで

新潟大学歯学部(修業年限4年)の編入試験を徹底解説の記事アイキャッチ画像。大学編入対策の出願資格・試験科目・対策を示す図解。
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新潟大学歯学部には、歯科医師を養成する6年制の歯学科と、歯科衛生士と社会福祉士という2つの国家試験受験資格を同時に取得できる4年制の口腔生命福祉学科という、性格の異なる2つの学科があります。本記事のタイトルにある「新潟大学歯学部(修業年限4年)の編入試験」とは、後者の口腔生命福祉学科が実施する第3年次編入学試験を指し、歯科衛生士養成の短期大学や専修学校を卒業した方(卒業見込みを含む)を対象に、出願書類・小論文・面接で選考する試験です。歯学科の第2年次編入学試験とは出願資格も選考方法もまったく別のため、混同したまま準備を進めると出願段階でつまずきかねません。

本記事では、新潟大学歯学部のホームページで公表されている令和9年度(2027年4月入学)新潟大学歯学部口腔生命福祉学科第3年次編入学学生募集要項の記載内容をもとに、募集人員、出願資格、試験科目、日程、過去3年間の志願・合格状況、そして自己推薦書・面接の準備方法までを整理します。公表されていない配点や過去の出題内容については断定せず、募集要項の記載とアドミッション・ポリシー(入学者に求める学力)から読み取れる範囲で対策の方向性を示します。数値や日程は年度によって変わる可能性があるため、出願前には必ず最新の募集要項をご確認ください。すでに歯科衛生士として働いている方、歯科衛生士養成の短期大学・専修学校に在学中で卒業を控えている方のいずれにとっても、出願資格の該当区分を最初に確認することが準備の出発点になります。

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目次

新潟大学歯学部口腔生命福祉学科(修業年限4年)第3年次編入学とは

新潟大学歯学部は、歯科医師国家試験の受験資格を得る6年制の歯学科と、平成16年度に新設された4年制の口腔生命福祉学科の2学科で構成されています。口腔生命福祉学科は、超高齢社会における「食べる」ことや口腔機能の維持・向上という視点から、保健・医療・福祉を総合的に思考しマネジメントできる専門職業人を養成する学科です。新潟大学歯学部のホームページでは、卒業時に歯科衛生士と社会福祉士という2つの国家試験受験資格を取得できる全国初のユニークなカリキュラムだと説明されています。本記事でいう「修業年限4年」は、この口腔生命福祉学科を指しています。

口腔生命福祉学科の第3年次編入学試験は、歯科衛生士試験に合格した者、またはその受験資格を有する者・取得見込みの者を主な対象としています。つまり、すでに歯科衛生士として働いている方や、歯科衛生士養成の短期大学・専修学校に在学中で卒業見込みの方が、学士(口腔科学)の取得と社会福祉士受験資格の獲得を目指して第3年次から加わる編入学です。高校卒業後すぐに一般選抜で入学する4年間の学びとは異なり、歯科衛生に関する既習内容を土台に、3年次以降で社会福祉分野を本格的に学ぶ構成になっている点が特徴です。

歯学科(第2年次編入学)との違い

新潟大学歯学部には、口腔生命福祉学科とは別に、歯学科の第2年次編入学試験もあります。歯学科の編入学試験は、学士の学位を有する者や大学に1年以上在学し所定の教養科目単位(外国語・自然科学など計37単位)を修得した者を対象とする、まったく別の試験です。歯学に関する学科(歯科医師国家試験受験資格を得られる学科)に在学中の者は歯学科への出願対象から除かれる一方、口腔生命福祉学科の出願資格には大学在学要件がなく、歯科衛生士養成の短期大学・専修学校の卒業(見込み)者が主対象という点で、対象となる層が根本的に異なります。

出願資格だけでなく、選考方法にも違いがあります。歯学科の第2年次編入学は出願資格確認の書類審査が細かく設けられているのに対し、口腔生命福祉学科の第3年次編入学は小論文と面接という比較的シンプルな試験構成です。試験日や合格発表日は同じ年度であれば重なる傾向にありますが、両学科は別の入試区分として募集要項も別々に公表されているため、「新潟大学歯学部の編入試験」という言葉だけで検索すると学科を取り違えやすい点に注意が必要です。

令和9年度募集要項に記載された内容を軸に、両学科の編入学試験の違いを一覧にすると次のとおりです。

項目歯学科(第2年次編入学)口腔生命福祉学科(第3年次編入学)
修業年限6年4年
編入学年次第2年次第3年次
令和9年度募集人員5人6人
主な出願資格学士の学位保有者、または大学に1年以上在学し所定単位を修得した者等歯科衛生士試験合格者・受験資格保有者・取得見込みの者等
当日の試験科目面接等(出願資格確認の書類審査を重視)小論文・面接
令和8年度志願倍率(募集定員比)約6.2倍約1.33倍

この表からも、同じ歯学部でも学科によって別物の入試だと分かります。募集要項を検索する際は「歯学部」だけでなく「口腔生命福祉学科」まで含めて確認し、自分が出願すべき学科の要項を取り違えないようにしましょう。

4年間のカリキュラムの流れ

口腔生命福祉学科の教育は、1年次は五十嵐キャンパスで自然科学・心理学・社会学などの教養教育を中心に学び、情報リテラシーを養う科目や早期の臨床体験も組み込まれています。2年次からは歯学部のある旭町キャンパスに移り、専門科目の比重が高まります。人体の構造や口腔保健、摂食嚥下機能を扱う問題基盤型学習(PBL)を通じて、講義と演習を組み合わせながら専門性を積み上げていく構成です。

3年次以降は、口腔保健分野の学びに加えて社会福祉分野の科目が本格的に始まります。高齢者・障がい者・子どもへの支援や社会福祉サービスに関する科目を履修し、医歯学総合病院での臨床実習と社会福祉施設での実習の両方を経験します。編入学者は3年次からこの段階に合流するため、それまでの歯科衛生士養成課程で学んだ臨床的な内容を、社会福祉の視点と結びつけて学び直す機会にもなります。4年次では地域連携を意識した臨床・地域実習と「口腔保健福祉特別研究」に取り組み、卒業要件を満たすと歯科衛生士国家試験と社会福祉士国家試験の両方の受験資格が得られます。

学年主な学びの内容
1年次五十嵐キャンパスで教養教育(自然科学・心理学・社会学等)、情報リテラシー科目、早期臨床体験
2年次旭町キャンパスで専門科目が本格化。人体構造・口腔保健管理・摂食嚥下等をテーマとするPBL
3年次(編入学者が合流)口腔保健分野の応用に加え、社会福祉サービス・高齢者/障がい者/子ども支援等の福祉科目、医歯学総合病院と福祉施設での実習
4年次地域連携を含む臨床・地域実習、口腔保健福祉特別研究、卒業時に歯科衛生士・社会福祉士の両国家試験受験資格を取得

この構成からわかるとおり、口腔生命福祉学科の編入学は、単に「歯学部に入り直す」ことではなく、既に持っている歯科衛生の知識・経験を社会福祉と接続させる学びです。志望理由や面接で語る内容も、この学科の目的である「保健・医療・福祉の総合的なマネジメント」を軸に組み立てると一貫性が出やすくなります。

卒業後の進路

新潟大学歯学部のホームページに公表されている実績(2007〜2017年度)によると、口腔生命福祉学科卒業生の進路は就職が約90%、進学が約10%です。卒業生の多くは歯科衛生士・社会福祉士として現場に就職しており、就職先は大きく医療機関・行政(公務員)・福祉関連の3つに分かれます。医療機関では新潟大学医歯学総合病院、信州大学医学部附属病院、自治医科大学附属病院などへの就職実績があり、行政では新潟県庁、新潟市役所、前橋市役所、さいたま市役所、名古屋市役所などの公務員として採用された実績が示されています。

福祉分野では、横浜市社会福祉協議会、新潟市地域包括支援センター、特別養護老人ホーム、障がい者療護施設などへの就職実績が公表されています。職種別に見ると、歯科衛生士としては歯科診療所、病院の歯科口腔外科、保健所、企業の保健管理部門、教育機関などで活躍しており、社会福祉士としては特別養護老人ホーム、地域包括支援センター、障がい者療護施設、福祉事務所などが主な活躍の場とされています。歯科衛生士と社会福祉士を掛け合わせたキャリアを歩める点が、一般的な歯科衛生士養成課程との大きな違いです。

進学先としては、新潟大学大学院医歯学総合研究科のほか、東北大学大学院、慶應義塾大学大学院、上智大学大学院への進学実績が公表されています。また、卒業生がさらに歯科医師を志して他大学の歯学科(編入学)へ進んだ実績も示されています。編入学を検討する際は、口腔生命福祉学科での4年間が就職だけでなく、大学院進学や歯学科へのさらなる編入学という進路にもつながっている点も、志望理由を考えるうえでの材料になります。

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募集人員・出願資格(令和9年度)

令和9年度(2027年4月入学)新潟大学歯学部口腔生命福祉学科第3年次編入学学生募集要項によると、募集人員は6人です。過去の実績を見ても募集人員自体は毎年度6人で据え置かれています。出願資格は歯科衛生士試験に関する条件が中心で、一般的な大学編入のように「大学に一定期間在学し単位を修得していること」を基本要件とする方式ではありません。まずは自分がどの区分に当てはまるかを、募集要項の原文に照らして確認することが出発点になります。

項目令和9年度募集要項の内容
募集人員歯学部口腔生命福祉学科 6人
入学の時期・年次令和9年4月に第3年次へ編入学
出願資格の前提歯科衛生士試験に合格した者、またはその受験資格を有する者・取得見込みの者
選抜方法出願書類、小論文、面接試験の成績を総合して判定
検定料30,000円

出願資格の4つの区分

募集要項では、歯科衛生士試験の合格者・受験資格保有者・取得見込み者であることを前提に、次のいずれかに該当し合格した場合は入学を確約できる者が出願資格を持つと定められています。

  1. 短期大学において歯科衛生の関係学科を卒業した者、または令和9年3月31日までに同学科を卒業見込みの者(外国の短期大学に相当する課程を含む)
  2. 専修学校の歯科衛生に関する専門課程を修了した者、または令和9年3月31日までに同課程を修了見込みの者(修業年限2年以上、かつ総授業時間数1,700時間以上または62単位以上で、大学入学資格を有する者)
  3. 専修学校の歯科衛生に関する特定専門課程を修了した者、または令和9年3月31日までに同課程を修了見込みの者(大学入学資格を有する者に限る。出願前に出願資格確認が必要)
  4. 外国において学校教育における14年以上の課程を修了し、大学の2年次修了以上の学力があると認められた者

この4区分から読み取れるのは、口腔生命福祉学科の第3年次編入学が、歯科衛生士養成の短期大学・専修学校の卒業(見込み)者を主な対象にした制度だという点です。四年制大学に在学しているだけでは出願資格を満たさず、あくまで歯科衛生士資格の取得ルートを経ていることが前提になります。すでに歯科衛生士として臨床現場で働いている社会人の方も、受験資格や合格実績があれば対象に含まれます。

募集要項には、それぞれの区分を細かく補足する注釈も付されています。区分(1)の短期大学卒業者には、外国の短期大学の卒業者・卒業見込みの者に加え、外国の短期大学に相当する課程を有するものとして文部科学大臣が指定する教育施設を我が国で修了した者・修了見込みの者を含むと定められています。区分(2)の専修学校専門課程修了者は、修業年限2年以上で、課程の修了に必要な総授業時間数が1,700時間以上、または62単位以上の歯科衛生に関する専門課程を修了し、学校教育法第90条第1項に規定する大学入学資格を有する者に限られます。区分(3)の専修学校特定専門課程修了者についても、同じく大学入学資格を有する者に限定されるとされており、出身校の課程が要件を満たすかどうかの確認が出願準備の最初のステップになります。

もう一つ見落としやすいのが、「歯科衛生士試験に合格した者又はその受験資格を有する者若しくは受験資格取得見込みの者」という前提部分の読み方です。この表現には、①すでに歯科衛生士国家試験に合格している者、②試験には合格していないが受験資格を有している者、③受験資格を取得する見込みの者という3つの立場が含まれています。国家試験に合格していなくても受験資格があれば出願対象に含まれると読み取れるため、免許取得前の方も、自分がどの立場に当てはまるかを整理したうえで出願を検討できます。

出願資格確認が必要なケース

区分(3)の専修学校特定専門課程を修了した(見込みの)者として出願する場合は、出願資格の事前確認が必要です。令和8年8月21日(金)までに、出願資格確認申請書、歯科衛生士学校等における単位修得時の授業内容がわかる書類とその日本語訳、成績証明書・卒業(在学)証明書の写しとその日本語訳、返信用封筒を、新潟大学歯学部学務係宛てに郵送する必要があります。確認を受けずに出願すると受理されない可能性があるため、区分(3)に該当する方は特に早めの準備が欠かせません。区分(1)(2)(4)についても、証明書の要件(外国の短大・専修学校の扱いなど)が細かく定められているため、自分の出身校の位置づけに少しでも疑問がある場合は、募集要項の注釈を読んだうえで新潟大学歯学部学務係へ直接問い合わせることをおすすめします。

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試験科目と選考方法

口腔生命福祉学科第3年次編入学試験の選抜方法は、募集要項に「出願書類,小論文,面接試験の成績を総合して判定します」と明記されています。当日の試験は小論文と面接の2種目のみで、専門科目や英語の学力検査、TOEIC等のスコア提出は求められていません。これは、出願資格の段階ですでに歯科衛生士としての専門知識・実務経験が前提とされているためだと考えられます。

大学の学部編入学試験では、多くの場合、志望学部・学科に関する専門科目の筆記試験が課され、そこに英語や小論文、面接が組み合わされる形式が一般的です。これに対して口腔生命福祉学科の第3年次編入学試験は専門科目の筆記試験そのものがなく、小論文と面接だけで合否が決まる比較的シンプルな構成です。専門知識の有無そのものは、出願資格(歯科衛生士試験合格・受験資格等)と、これまでの学校での成績証明書によって担保されているとみることができます。当日の試験では、専門知識よりも、それを社会福祉の視点とどう結びつけて考えられるかという思考力・表現力が中心的に問われると考えられます。

小論文・面接の実施内容

令和9年度募集要項によると、試験は令和8年10月10日(土)に新潟大学歯学部で実施され、午前9時30分から11時30分までの2時間が小論文、午後1時からが面接という時間割です。試験場は新潟大学歯学部(旭町キャンパス)で、歯学科の第2年次編入学試験と同一の試験期日です。小論文の具体的なテーマや字数、面接の所要時間は募集要項に記載がなく公表されていません。

試験期日時間試験科目試験場
令和8年10月10日(土)9:30〜11:30小論文新潟大学歯学部
13:00〜面接

配点は公表されていない

出願書類・小論文・面接をどのような比率で総合判定するのか、募集要項には具体的な配点や重みづけの数値は示されていません。配点比率は公表されていないため断定は避け、募集要項の「総合して判定します」という表現をそのまま受け止めたうえで、出願書類(成績証明書・自己推薦書・履歴書等)、小論文、面接のいずれか一つに偏らず、全体の完成度を高める準備が現実的な方針になります。特に出願書類は試験当日より前に完成させる必要があるため、早期に着手し、小論文・面接対策と並行して仕上げていくことが求められます。

配点が不明な選考では、「どこかで大きく減点されなければよい」という発想で臨むことが現実的です。出願書類に不備があれば受理されないおそれがあり、小論文・面接のどちらか一方でも著しく準備不足であれば、総合評価全体に影響しかねません。出願書類・小論文・面接のいずれも一定水準を確保するという考え方で、準備の抜け漏れがないかを段階的にチェックしていくとよいでしょう。

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出願・試験の日程とスケジュール

令和9年度募集要項に示された日程は、募集要項の公表から入学手続まで半年近くにわたります。出願期間が短く必着扱いである点、検定料の振込期間が出願期間と一部重なっている点に注意が必要です。年度によって日付は変わるため、実際に出願する際は必ず最新の募集要項で確認してください。

手続き日程(令和9年度)補足
募集要項公表令和8年6月16日新潟大学歯学部ホームページに掲載
出願資格確認締切(区分(3)該当者のみ)令和8年8月21日(金)必着出願資格確認申請書等を郵送
検定料振込期間令和8年8月24日(月)〜9月4日(金)15時までATMでの振込不可。土日は振込不可
出願期間令和8年9月2日(水)〜9月4日(金)必着書留速達で郵送(角形2号封筒)
受験票・受験案内発送令和8年9月16日(水)頃新潟大学歯学部から発送
試験日令和8年10月10日(土)小論文9:30〜11:30、面接13:00〜
合格発表令和8年11月11日(水)午前10時合格発表サイトに受験番号を掲載、合格通知書を送付
入学手続期間令和8年11月24日(火)〜26日(木)郵送のみ

出願手続きの流れ

出願書類は、志願票・受験票・写真票、卒業証明書または卒業見込証明書、成績証明書、検定料納付証明書、返信用封筒、あて名票、自己推薦書、履歴書のほか、専修学校専門課程修了者は修業年限・総授業時間数の証明書も必要です。証明書は出身校が作成したものを厳封で提出する必要があり、複数の衛生士学校等・大学等を卒業している場合はすべての証明書を提出しなければなりません。証明書の発行には数週間かかることもあるため、出願期間の直前に慌てないよう、出願資格確認や検定料振込のタイミングに合わせて早めに手配しておくことが重要です。

募集要項に示された出願書類の一覧を整理すると、次の表のとおりです。

出願書類摘要
志願票・受験票・写真票所定様式に記入し、顔写真と検定料納付証明書を貼付
卒業証明書または卒業見込証明書出身の衛生士学校等・大学等の学校長(学長)が作成。複数校卒業の場合は全校分
専修学校専門課程の修業年限・総授業時間数証明書専修学校専門課程修了(見込み)者のみ。出身専修学校長が作成
成績証明書出身校の学長・学校長が作成し厳封。複数校卒業の場合は全校分
検定料(30,000円)・検定料納付証明書指定期間内に金融機関窓口で振込み、証明書を志願票に貼付
返信用封筒長形3号封筒に宛先を記入し切手410円分を貼付
あて名票所定様式に郵便番号・住所・氏名を記入
自己推薦書志望動機・勉学への抱負・将来展望を800字以内で自書(2枚)
履歴書高等学校等卒業からの経歴を年代順に記載、取得資格の写しを添付
国費外国人留学生証明書該当者のみ、所属大学等が発行するものを提出

出願は、新潟大学歯学部ホームページに掲載された「出願書類提出用封筒宛名」をカラー印刷し、必要事項を記入したうえで市販の角形2号封筒(240mm×332mm)に貼付し、書留速達で郵送する方式です。出願書類提出先は新潟大学歯学部学務係(〒951-8514 新潟市中央区学校町通2番町5274番地、電話025-227-2798・2799)です。出願書類等に不備がある場合は受理されないことがあり、提出後の記載事項の変更も認められていないため、封入前に記入漏れがないか複数回確認することをおすすめします。

出願期間は令和8年9月2日から4日までのわずか3日間で、必着扱いです。郵便事情によっては差し出しから到着まで数日かかることも考えられるため、出願期間の初日である9月2日より前に書類一式を整え、余裕をもって郵便局の窓口から書留速達で差し出すことをおすすめします。特に歯科衛生士として勤務しながら出願を準備する方は、平日の郵便局窓口対応やシフトとの兼ね合いも含めて、早めにスケジュールを組んでおくと安心です。

検定料と出願書類等は、いったん納付・提出すると原則として返還されません。ただし、検定料を振り込んだ後に出願期間内に出願書類等を提出しなかった場合は、納付済みの検定料(30,000円)が返還される扱いになっています。返還対象となった日から5年以内に申し出がない場合は返還請求を辞退したものとされる点にも注意が必要です。返還手続きの詳細は新潟大学のホームページで案内されています。

検定料・入学料・授業料

検定料は30,000円で、最寄りの金融機関(ゆうちょ銀行を除く)の窓口で振り込み、収納印のある検定料納付証明書を志願票に貼付して提出します。国費外国人留学生として採用されている、または延長申請中の場合は検定料が不要です。入学料は282,000円(予定額)、授業料は年額535,800円(前期267,900円・後期267,900円、予定額)で、いずれも令和9年度募集要項に記載された予定額です。在学中に授業料改定があれば新授業料が適用されると注記されているため、正式な金額は入学手続案内で確認する必要があります。

費用項目金額(令和9年度募集要項)
検定料30,000円
入学料282,000円(予定額)
授業料(年額)535,800円(前期267,900円・後期267,900円、予定額)

入学手続期間内に手続きが完了しない場合や、募集人員に欠員が生じた場合は、追加合格による補充が行われます。追加合格の通知は志願票の連絡先へ電話で行われるため、志願者本人が確実に連絡を受け取れる体制を整えておく必要があります。必要な場合は欠員補充の第2次募集が行われることも募集要項に明記されています。

配慮が必要な場合の事前相談・入試情報の開示

障がい等があり受験上・修学上の配慮を必要とする場合は、令和8年8月21日(金)までに新潟大学歯学部学務係へ相談することとされています。申請書(所定用紙)を請求したうえで医師の診断書等の必要書類を添付して提出する流れで、事前の準備が必要な場合を見込んで早めの相談が推奨されています。相談期限を過ぎてから配慮が必要になった場合も、同じ学務係の連絡先に問い合わせるよう案内されています。

また、募集要項には入試情報の開示についての項目もあり、令和9年度歯学部口腔生命福祉学科第3年次編入学試験に関して、開示される事項と開示請求方法は新潟大学歯学部ホームページに掲載するとされています。出願にあたって不明点がある場合は、日程の確認と合わせて、こうした問い合わせ窓口の存在も把握しておくと安心です。

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倍率・難易度

新潟大学歯学部のホームページでは、口腔生命福祉学科第3年次編入学試験の過去3年間の実施結果が公表されています。募集定員6人に対し、志願者数・受験者数・合格者数の推移は次の表のとおりです。

実施年度募集定員志願者数受験者数合格者数追加合格者数入学者数
令和6年度622202
令和7年度(※)644404
令和8年度687606

※令和7年度は第2次募集を含む数値です。

募集定員(6人)に対する志願者数で単純に倍率を計算すると、令和6年度は約0.33倍、令和7年度は約0.67倍、令和8年度は約1.33倍です。受験者数に対する合格者数で見た実質倍率は、令和6年度・令和7年度がいずれも約1.0倍(受験者全員が合格)、令和8年度は約1.17倍(受験者7人に対し合格者6人)でした。3年間で志願者数が2人→4人→8人と増加傾向にありますが、母数自体が数人〜十数人ほどと小さいため、1〜2人の増減で倍率が大きく動く点には注意が必要です。定員割れの年もあれば、志願者が定員を上回った令和8年度のように1名が不合格となった年もあり、「志願すればほぼ全員合格する」と単純化できる状況ではありません。

歯学科(第2年次編入学)との比較

参考として、同じ新潟大学歯学部が実施する歯学科第2年次編入学試験の過去3年間の結果も見てみます。歯学科の募集定員は5人ですが、志願者数は令和6年度38人、令和7年度32人、令和8年度31人と、口腔生命福祉学科とは比較にならないほど多くの志願者が集まっています。

実施年度募集定員志願者数受験者数合格者数追加合格者数入学者数
令和6年度53837505
令和7年度53231505
令和8年度53127515

歯学科の志願倍率は令和6年度約7.6倍、令和7年度約6.4倍、令和8年度約6.2倍と、毎年高い水準で推移しています。これは、学士の学位保有者など幅広い層が出願できる歯学科と、歯科衛生士試験合格者・受験資格保有者に限定される口腔生命福祉学科とで、出願できる母集団の規模自体がまったく異なることが主な要因だと考えられます。口腔生命福祉学科の倍率が相対的に低いからといって対策が不要というわけではなく、小論文・面接という限られた種目で確実に評価されることが、少人数の選考ではより重く問われる可能性があります。

倍率の数字だけを見て「口腔生命福祉学科は入りやすい」と判断するのは早計です。令和8年度は志願者8人に対して受験者7人・合格者6人であり、実際には1人が不合格になっています。募集人員6人という枠に対して、出願書類・小論文・面接のすべてで一定の水準を満たすことが求められている以上、「小論文・面接だから対策不要」という思い込みは禁物です。むしろ試験科目が少ない分、それぞれの評価要素での取りこぼしが合否に直結しやすいと捉え、出願書類の作成から面接の受け答えまで、一つひとつを丁寧に仕上げる姿勢が重要になります。

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科目別対策(小論文・面接)

口腔生命福祉学科第3年次編入学試験の当日試験は小論文と面接の2つです。専門科目の学力検査がない分、この2種目でどれだけ自分の考えを論理的に、かつ学科の教育目的と結びつけて表現できるかが問われます。

小論文対策の進め方

小論文の具体的な出題テーマは公表されていませんが、募集要項には口腔生命福祉学科のアドミッション・ポリシー(入学者に求める学力)として次の6点が挙げられています。

  • 高等学校卒業レベルの幅広い基礎学力
  • 論理的な思考力
  • 自分の考えを適切に他者に伝える表現力
  • 自ら新しい課題に意欲的に取り組もうとする態度
  • 相手の気持ちを親身になって理解しようとする姿勢
  • 口腔の健康増進を基盤とした保健・医療・福祉に対する高い目的意識と学習意欲

これらの資質を試すテーマが出題されると想定し、超高齢社会における口腔機能の維持・向上、多職種連携、歯科衛生士と社会福祉士の役割の接続といった、学科が掲げる教育目的に関わるテーマで書く練習をしておくと備えになります。特に「相手の気持ちを親身になって理解しようとする姿勢」は、福祉分野で重視される対人支援の視点であり、口腔保健の技術的な内容だけでなく、患者・利用者本人やその家族の立場に立った記述ができるかどうかも意識しておくとよいでしょう。

対策としては、まず高齢化・在宅医療・地域包括ケアなど、口腔保健と福祉が交わる社会的なトピックについて、新聞記事や専門誌、厚生労働省の統計などを日常的に読み、自分の言葉で要約する習慣をつけることが土台になります。そのうえで、実際に800字〜1,200字程度の分量で答案を書き、序論・本論・結論の構成、根拠と自分の実務経験・学習経験との結びつけ方を練習しておくと、限られた120分の試験時間内でも構成を崩さずに書き進めやすくなります。実務経験がある場合はそれを具体例として使える点は、一般選抜からの受験生にはない編入生ならではの強みです。

小論文の練習は、出願書類の準備と並行して進めることをおすすめします。試験は出願期間(令和8年9月2日〜4日)から約1カ月後の10月10日に実施されるため、出願直後から小論文の練習に本格着手しても、10回前後は答案を書いて添削・見直しを行う時間を確保できます。120分という試験時間の使い方も事前に体で覚えておくことが重要で、構成を考える時間、下書きの時間、清書の時間をあらかじめ配分し、時間内に書き切る感覚を養っておくと本番で慌てずに済みます。

面接対策の進め方

面接では、志望理由(自己推薦書の内容)と、これまでの学習歴・実務経験、入学後に学びたいこと、卒業後の進路がどれだけ一貫しているかが見られると考えられます。歯科衛生士として働きながら受験する層が一定数いることを踏まえると、「なぜ今、社会福祉士の資格も取得して口腔生命福祉学科で学び直したいのか」という動機を、具体的なエピソードとともに説明できるかが重要なポイントになります。

準備の方法としては、自己推薦書に書いた内容を土台に、想定質問への回答を文章化し、声に出して話す練習を重ねることが基本です。回答を丸暗記するのではなく、問題意識(なぜそのテーマに関心を持ったか)、実務・学習の経験(何を経験してきたか)、志望先との接続(なぜ新潟大学歯学部口腔生命福祉学科なのか)、入学後の学びの計画、卒業後の展望という流れで整理しておくと、質問の角度が変わっても一貫した受け答えができます。面接官は一貫性のある説明を重視すると考えられますので、書類・小論文・面接で語る内容にずれが出ないよう、事前に整合性を確認しておきましょう。

すでに歯科衛生士として臨床現場に立っている方であれば、日々の業務の中で感じた「口腔だけでなく生活全体を支える視点が必要だ」といった具体的な気づきを面接で語れると、社会福祉士の資格を志す動機に説得力が生まれます。逆に、専修学校・短期大学の在学中で卒業見込みとして出願する方は、臨床実習で経験した内容や、授業で学んだ口腔保健と福祉の接点について具体的に触れられるよう、日頃から実習ノートや学習記録を振り返っておくと、面接での回答に厚みが出ます。現在の立場に応じて語れる具体例を用意しておくことが、説得力のある面接につながります。

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志望理由書(自己推薦書)・面接・過去問分析

自己推薦書の書き方

口腔生命福祉学科第3年次編入学試験の出願書類には、志望理由書ではなく「自己推薦書」という様式があります。募集要項に添付された様式によると、新潟大学歯学部口腔生命福祉学科への志望動機、勉学への抱負、将来展望を含めた自己推薦文を800字以内で作成し、志願者本人がボールペンで自書することが求められています(2枚構成)。手書き・800字以内という制約の中で要点を絞る必要があるため、あらかじめ下書きを作り、志望動機・勉学への抱負・将来展望という3つの要素をどの分量で配分するかを設計してから清書することをおすすめします。

内容としては、歯科衛生士としてのこれまでの経験(学習内容や臨床経験)を出発点に、なぜ社会福祉士の資格も取得したいと考えるに至ったのか、口腔生命福祉学科のどのようなカリキュラムで何を学びたいのか、卒業後にその学びをどう活かしたいのかを、具体的なエピソードを交えて書くと説得力が増します。抽象的な「福祉に貢献したい」という表現だけで終わらせず、口腔機能の維持・向上と福祉的支援を結びつける学科の教育目的に、自分の経験がどう重なるのかを言語化することが、限られた800字を有効に使うポイントです。

手書きで作成する書類のため、内容だけでなく体裁にも注意が必要です。誤字脱字があっても訂正の方法に制約がある場合が多く、下書きの段階で文字数を数えながら何度も推敲し、清書は落ち着いた環境で丁寧に書くことをおすすめします。800字という上限に収まるよう文章を圧縮する作業は、伝えたい要素を絞り込む訓練にもなり、結果的に面接で同じ内容を口頭で説明する際の要点整理にも役立ちます。

履歴書の準備

出願書類には、自己推薦書とは別に履歴書の提出も求められます。募集要項の様式説明によると、履歴書には高等学校等卒業からの履歴を年代順にもれなく記載し、取得している免許・資格を記載したうえで免許証等の写しを添付することとされています。歯科衛生士免許や、その他保有する資格は漏れなく記載しておきましょう。履歴書の記載内容は自己推薦書・面接と矛盾がないよう、学歴・職歴・資格取得の時系列を事前に自分で整理してから清書すると、書類全体の一貫性を保ちやすくなります。

想定される面接質問

公表されている質問例はありませんが、自己推薦書の記載内容とアドミッション・ポリシーから、次のような角度の質問が想定されます。

  • なぜ歯科衛生士の資格・実務経験に加えて社会福祉士の資格を取得したいのか
  • 新潟大学歯学部口腔生命福祉学科でなければならない理由は何か
  • これまでの学習歴・臨床経験で、口腔保健と福祉の関わりを意識した経験はあるか
  • 入学後、3年次からの福祉系科目や実習にどう取り組みたいか
  • 卒業後、歯科衛生士と社会福祉士の両方の視点をどのような現場で活かしたいか
  • 自己推薦書に書いた内容について、より具体的なエピソードを説明できるか

これらはあくまで募集要項とアドミッション・ポリシーから読み取れる想定であり、実際の質問内容を保証するものではありません。回答を準備する際は、質問ごとに単発の答えを覚えるのではなく、自己推薦書全体のストーリーの中でどの質問にもぶれずに答えられるよう、一貫した軸を作っておくことが実践的な備えになります。

過去問の入手方法と募集要項から見た出題予測

募集要項の「小論文試験問題の提供について」という項目には、小論文の試験問題は過去1年分に限り、郵送での請求に対してのみ提供すると明記されています。新潟大学歯学部のウェブサイト上では小論文の過去問は公開されていません。入手を希望する場合は、大学あて封筒の表に「口腔生命福祉学科3年次編入学試験問題請求」と朱書きし、宛先を記入し切手(110円、速達の場合は410円)を貼付した返信用封筒を同封のうえ、新潟大学歯学部学務係宛てに郵送する必要があります。

過去1年分のみの提供という条件から、複数年度の出題傾向を体系的に分析することは難しいのが実情です。そこで有効なのが、募集要項から見た出題予測という考え方です。募集要項に明記されたアドミッション・ポリシーの6項目(幅広い基礎学力、論理的な思考力、表現力、課題への意欲、相手の気持ちを理解しようとする姿勢、口腔の健康増進を基盤とした保健・医療・福祉への目的意識)は、そのまま小論文で評価される観点の候補と読み替えられます。加えて、学科のカリキュラムが超高齢社会における口腔機能の維持・向上、多職種連携、歯科衛生士と社会福祉士の役割接続を軸に組まれていることから、これらのテーマに関連する社会課題が出題されやすいと推測できます。対策としては、直近1年分を実際に取り寄せて出題形式・字数・時間配分を確認したうえで、それ以外の年度については募集要項から見た出題予測に沿って関連トピックで書く練習を積み重ねる方針が現実的です。出題テーマの断定はできないため、特定のテーマに絞り込みすぎず、口腔保健と福祉が交わる複数のトピックに幅広く触れておくことをおすすめします。

過去問請求の手続きは、返信用封筒に必要な切手を貼付するなど細かい指定があるため、募集要項の該当ページを確認しながら準備するとスムーズです。請求から到着までにも一定の日数がかかることが見込まれるため、出願準備と同時並行で早めに請求手続きを行うことをおすすめします。取り寄せた1年分の問題は、出題文の分量、設問の形式(テーマ提示型か、資料読解を伴う形式か)、制限時間に対してどの程度の分量が求められているかを分析する材料として活用し、自分なりの模擬問題を作って練習量を補うとよいでしょう。

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併願戦略・内部リンク

歯学科との「併願」は成立するか

新潟大学歯学部の歯学科第2年次編入学試験と口腔生命福祉学科第3年次編入学試験は、同一年度であれば試験日が重なる傾向があります。加えて、出願資格そのものが大きく異なる(歯学科は学士の学位保有者等が対象、口腔生命福祉学科は歯科衛生士試験合格者等が対象)ため、両方に同時出願できる受験者はごく限られると考えられます。すでに4年制大学を卒業しているものの歯学に関する学科の出身ではない方であれば、理論上は歯学科の出願資格に該当する可能性がありますが、試験日が同日であれば物理的に両方は受験できません。自分がどちらの区分に該当するかを早い段階で見極め、出願先を一つに絞ることが必要です。

他大学の同種課程との比較

歯科衛生士国家試験と社会福祉士国家試験の両方の受験資格を同時に取得できる4年制課程は、新潟大学歯学部のホームページで「全国初のユニークなカリキュラム」と説明されているとおり、全国的に見ても数の多い制度ではないとされています。歯科衛生士養成の短大・専修学校卒業後の進路として、単独の学士取得(口腔保健学科等)を目指す4年制大学へ編入する道と、新潟大学のように社会福祉士資格も同時に目指せる学科へ編入する道とでは、卒業後のキャリアの方向性が変わってきます。併願先を検討する際は資格構成の違いを必ず比較し、それぞれの募集要項で出願資格・試験科目・募集人員を確認したうえで、自分が目指すキャリアに合う進路を選ぶことが重要です。他大学の具体的な募集人員や倍率については、本記事では確認が取れていないため、各大学の最新の募集要項を直接ご確認ください。

併願を検討する場合は、各校の試験日程が新潟大学の出願期間(9月上旬)・試験日(10月10日)・合格発表(11月11日)とどう重なるかも確認材料になります。出願期間や試験日が近接する大学を併願する場合は、証明書の準備や自己推薦書に相当する書類の作成を同時並行で進める必要があるため、スケジュール管理がより重要になります。歯科衛生士としての勤務を続けながら受験を検討している場合は、勤務先との調整も含めて早めに計画を立てておくと安心です。

出願前に確認しておきたいチェックポイント

ここまでの内容を踏まえ、出願前に確認しておきたい項目をチェックリストとしてまとめると次のとおりです。

  • 自分が出願資格の(1)〜(4)のどの区分に当てはまるか、募集要項の原文で確認したか
  • 区分(3)に該当する場合、出願資格確認の書類を令和8年8月21日までに提出したか
  • 卒業証明書・成績証明書など厳封書類の発行を出身校に依頼したか
  • 検定料30,000円の振込を8月24日以降の指定期間内に行えるよう準備しているか
  • 自己推薦書(800字以内・手書き・2枚構成)の下書きを作成し、内容を固めたか
  • 履歴書に学歴・取得資格を年代順にもれなく記載できる状態か
  • 小論文の過去問(直近1年分)を返信用封筒とともに郵送請求したか

項目数が多くないぶん、一つの抜け漏れが出願全体に影響します。特に厳封書類の発行依頼と出願資格確認は、出願期間(9月2日〜4日)よりかなり前の時点で動き出す必要があるため、募集要項が公表される6月中旬の段階からスケジュールを逆算しておくと安心です。

編入対策の進め方と関連情報

口腔生命福祉学科第3年次編入学試験は、専門科目の学力検査がなく、小論文と面接、そして自己推薦書・履歴書といった出願書類の完成度で評価される選考です。過去問が過去1年分しか提供されず、配点も非公表という条件のもとでは、独学だけで方向性を定めるのが難しいと感じる方もいるでしょう。編入学試験全体の仕組みや基礎知識を体系的に確認したい場合は、大学編入とは完全ガイドで編入試験の全体像を押さえておくと、口腔生命福祉学科という特殊な出願資格を持つ試験の位置づけも理解しやすくなります。

自己推薦書の内容を磨き込みたい場合は志望理由書の書き方についての解説記事、面接での受け答えを準備したい場合は面接試験に向けた準備の仕方の解説記事が参考になります。また、そもそも「編入学」という制度自体に馴染みが薄い方は、編入学と転入学の違いを解説した記事で制度の基本を確認しておくと、出願資格の読み違いを防ぎやすくなります。小論文・面接・出願書類を並行して仕上げるには準備期間の見積もりも重要になるため、限られた時間で優先順位をつけたい場合は大学編入対策コースのような編入に特化した学習支援を活用する方法もあります。

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よくある質問(FAQ)

「新潟大学歯学部(修業年限4年)」とはどの学科のことですか。

新潟大学歯学部歯学科は修業年限6年、口腔生命福祉学科は修業年限4年です。本記事で扱う「修業年限4年」の編入試験は、口腔生命福祉学科の第3年次編入学試験を指します。歯科医師を目指す歯学科とは別の学科で、卒業時に歯科衛生士と社会福祉士の国家試験受験資格を取得できる学科です。歯学科には別途、第2年次編入学試験があり、出願資格・選考方法は口腔生命福祉学科と異なります。

口腔生命福祉学科の第3年次編入学試験は誰が出願できますか。

令和9年度募集要項では、歯科衛生士試験に合格した者、またはその受験資格を有する者・取得見込みの者であることが前提です。そのうえで、短期大学の歯科衛生関係学科の卒業(見込み)者、専修学校の歯科衛生に関する専門課程・特定専門課程の修了(見込み)者、外国の相当する課程の修了者のいずれかに該当し、合格したら入学を確約できることが条件になります。四年制大学に在学しているだけでは出願資格を満たしません

募集人員と過去の倍率はどのくらいですか。

令和9年度の募集人員は6人です。過去3年間の実績では、令和6年度は志願者2人・合格者2人、令和7年度(第2次募集含む)は志願者4人・合格者4人、令和8年度は志願者8人・合格者6人でした。募集定員に対する志願倍率は約0.33倍〜約1.33倍の範囲で年度ごとに変動しており、母数が少ないため1〜2人の増減が倍率に大きく影響します。最新の倍率は必ず公表資料でご確認ください。

試験科目に専門科目や英語の試験はありますか。

令和9年度募集要項によると、選抜は出願書類、小論文、面接試験の成績を総合して判定するとされており、専門科目の学力検査やTOEIC等のスコア提出は求められていません。試験当日は午前に小論文(9:30〜11:30)、午後に面接(13:00〜)が実施されます。配点の比率については募集要項に数値の記載がなく、公表されていません。

小論文の過去問は入手できますか。

新潟大学歯学部のウェブサイトでは小論文の過去問は公開されていません。募集要項によると、過去1年分に限り、返信用封筒を同封した郵送での請求に対してのみ提供されます。複数年度の出題傾向を確認することは難しいため、直近1年分を取り寄せて形式を確認しつつ、アドミッション・ポリシーやカリキュラムの内容から出題テーマを推測して備える方針が現実的です。

自己推薦書はどのように準備すればよいですか。

口腔生命福祉学科第3年次編入学試験では、志望理由書という名称ではなく「自己推薦書」を提出します。募集要項の様式では、志望動機・勉学への抱負・将来展望を含めた自己推薦文800字以内を、志願者本人がボールペンで自書することが求められており、ワープロやパソコンで作成したものは想定されていません。2枚構成の所定用紙に手書きで清書するため、下書きの段階で文章量を調整し、誤字脱字のないよう時間をかけて仕上げることが大切です。面接では、この自己推薦書の内容をもとに詳しく質問される可能性が高いため、書いた内容と矛盾しない受け答えも準備しておきましょう。

卒業後はどのような進路がありますか。

新潟大学歯学部のホームページによると、口腔生命福祉学科卒業生の進路は就職が約90%、進学が約10%(2007〜2017年度実績)です。就職先には新潟大学医歯学総合病院などの医療機関、新潟県庁・新潟市役所などの行政機関、社会福祉協議会や特別養護老人ホームなどの福祉分野が挙げられています。進学先としては新潟大学大学院医歯学総合研究科のほか他大学の大学院、さらに歯学科(編入学)へ進んで歯科医師を目指した実績も公表されています。歯科衛生士と社会福祉士の両資格を活かせる進路の幅広さは、この学科の特徴の一つです。

入学料・授業料や検定料の返還はどうなっていますか。

令和9年度募集要項に記載された予定額は、検定料30,000円、入学料282,000円、授業料は年額535,800円(前期267,900円・後期267,900円)です。いずれも「予定額」としての表記であり、在学中に授業料改定が行われた場合は改定後の金額が適用されると注記されています。既納の検定料・出願書類等は原則として返還されませんが、検定料振込み後に出願期間内に出願書類等を提出しなかった場合に限り、納付済みの検定料が返還されます。正確な金額や返還手続きは、合格後に送付される入学手続案内や新潟大学のホームページで最終確認してください。

まとめ

新潟大学歯学部(修業年限4年)の編入試験、すなわち口腔生命福祉学科第3年次編入学試験は、歯科衛生士試験に合格した者・受験資格を有する者を主な対象に、募集人員6人の枠を、出願書類・小論文・面接の総合判定で選考する試験です。歯科医師養成の歯学科とは出願資格も選考方法も別物であり、令和9年度募集要項では出願期間が令和8年9月2日〜4日、試験日が10月10日、合格発表が11月11日というスケジュールで実施されます。専門科目の学力検査がない一方、小論文・面接・自己推薦書という限られた要素で評価される選考だからこそ、それぞれの完成度を高めておく準備が欠かせません。

過去3年間の実績では志願者数が2人から8人へと増加傾向にあり、募集定員に対する志願倍率は年度によって約0.33倍から約1.33倍まで変動しています。小論文の過去問は過去1年分のみ郵送請求で入手でき、配点も公表されていないため、アドミッション・ポリシーとカリキュラムの内容から出題の方向性を読み取りながら、自己推薦書・面接と一貫性のある準備を進めることが現実的な対策です。日程・金額・出願資格の詳細は年度ごとに変わりうるため、実際に出願する際は、必ず新潟大学歯学部が公表する最新の学生募集要項をご確認ください。

歯科衛生士としての経験や学びを、社会福祉士という新しい専門性へとつなげたいと考えている方にとって、口腔生命福祉学科第3年次編入学試験は、募集人員こそ多くないものの、出願資格・試験内容が明確に定められた選考です。出願資格の該当区分の確認、証明書の早期手配、自己推薦書・小論文・面接の一貫した準備という3つを軸に、計画的に進めていきましょう。

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この記事を書いた人

株式会社Spring Knowledge 代表取締役社長。筑波大学 社会・国際学群 社会学類へ編入学し、都内国公立大学大学院 法学政治学研究科 修士課程を修了。大学編入・大学院進学を自ら経験した立場から、スプリング・オンライン家庭教師の大学編入・大学院入試分野の指導および記事監修を担当。

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