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群馬大学の編入試験を徹底解説|学部別の募集人員・試験科目・日程・倍率と対策【2027年度】

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群馬大学の編入学試験は、実施している学部が情報学部・医学部保健学科・理工学部・医学部医学科の4つに限られ、しかも学部ごとに試験の中身がまったく異なります。理工学部は筆記試験を一切行わず面接だけで判定する一方、医学部保健学科は近年、合格者がほとんど出ていません。教育学部(共同教育学部)や社会情報学部は、編入学試験そのものを実施していません。
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「群馬大学 編入」で検索すると、学部の情報がひとまとめに紹介されているサイトが目立ちますが、実際には情報学部・医学部保健学科・理工学部・医学部医学科という4つの独立した入試が、募集人員も試験科目も出願要件も日程もばらばらに設計されています。志望学部を決めないまま「群馬大学の編入対策」を始めると、必要のない準備に時間を使うことになりかねません。
この記事では、群馬大学が公表している2027年度の学生募集要項と、各学部が個別に開示している入学試験実施状況(志願・受験・合格・入学者数)をもとに、学部別の募集人員・受験資格・試験科目・日程・倍率を整理します。あわせて、大学公式サイト上では過去問が公開されていないという実情と、その入手方法まで踏み込んで解説します。
群馬大学の編入学試験は4つの窓口しかない
まず前提として、群馬大学で「編入学試験」の名称で実施されているのは次の4つだけです。群馬大学公式サイトの「学部編入学試験」ページ(過去の入試問題の掲載ページ)でも、対象はこの4区分に限定されています。
- 情報学部(情報学科)第3年次編入学
- 医学部保健学科(看護学専攻・検査技術科学専攻・理学療法学専攻・作業療法学専攻)第3年次編入学
- 理工学部(物質・環境類/電子・機械類)第3年次編入学
- 医学部医学科第2年次編入学(いわゆる「医学部学士編入」)
共同教育学部と社会情報学部は編入学試験を実施していません。事前情報として教育学部が候補に挙がっていた場合でも、群馬大学公式サイトの「学部編入学試験」一覧・各学部の入試情報ページのいずれにも共同教育学部は含まれておらず、編入学の窓口はありません。志望する場合は、一般選抜や学士入学など別の入学経路を検討する必要があります。
4つの窓口のうち、医学部医学科第2年次編入学は実質的に「医学部学士編入」と呼ばれる制度で、出願資格・試験内容とも他の3学部とは別体系です。当サイトでは群馬大学医学部の学士編入を徹底解説|出願資格・試験科目・倍率・対策までで個別に扱っているため、本記事では概要のみに留め、情報学部・医学部保健学科・理工学部の3年次編入を中心に解説します。
学部別の募集人員と実施年次【2027年度】
3年次編入を実施する3学部の募集人員は、それぞれの学生募集要項に次のとおり明記されています。
| 学部 | 学科・専攻 | 実施年次 | 募集人員 |
|---|---|---|---|
| 情報学部 | 情報学科(人文情報/社会共創/データサイエンス/計算機科学の4プログラム) | 3年次 | 10名(社会人若干名を含む) |
| 医学部保健学科 | 看護学専攻 | 3年次 | 4専攻合計10名(専攻別の内訳は非公表) |
| 検査技術科学専攻 | |||
| 理学療法学専攻 | |||
| 作業療法学専攻 | |||
| 理工学部 | 物質・環境類(応用化学/食品工学/材料科学/化学システム工学/土木環境の5プログラム) | 3年次 | 10名(一般編入 概ね7名・推薦編入 概ね3名) |
| 電子・機械類(機械/知能制御/電子情報通信の3プログラム) | 13名(一般編入 概ね8名・推薦編入 概ね5名) | ||
| 医学部医学科 | 医学科 | 2年次(学士編入) | 15名(一般枠10名・地域医療枠5名)※詳細は別記事参照 |
この表から読み取れる重要な点を整理します。
3年次編入を実施しているのは情報学部・医学部保健学科・理工学部の3学部だけです。教育学部・社会情報学部はもちろん、医学部医学科も3年次ではなく2年次での編入(学士編入)という別制度になります。
理工学部だけ「一般編入」と「推薦編入」の2区分があります。情報学部・医学部保健学科にはこの区分がなく、単一の選考枠のみです。理工学部は一般編入と推薦編入の併願はできません。
医学部保健学科は専攻別の募集人員が非公表です。学生募集要項には「看護学専攻・検査技術科学専攻・理学療法学専攻・作業療法学専攻 10名」と4専攻まとめて記載されており、専攻ごとの内訳は公開されていません。
学部・専攻・プログラムの中身を理解する
群馬大学の編入学は、合格後にどのプログラム・専攻に配属されるかが出願時点でほぼ決まる制度設計になっています。志望理由書や面接で「なぜこのプログラムか」を語れる状態にしておくためにも、まず中身を把握しておく必要があります。
情報学部情報学科の4プログラム
情報学部情報学科は、2年次から人文情報プログラム・社会共創プログラム・データサイエンスプログラム・計算機科学プログラムの4つに分かれるプログラム制です。編入学試験の合格者は、出願の際に志願した1プログラムへの配属が確定します。大学の説明によれば、人文情報プログラムは「人文科学的知見を活用して高度情報化社会における課題を探索する能力を修得し、課題解決のための実践的理念を提供できる能力」、社会共創プログラムは「高度情報化によるシステム(制度)の変化について、社会科学的知見を活用して課題を発見し、社会的課題の解決および社会目標の達成のためのシステム(制度)の構築や方策を提案できる能力」を養成するとされています。一方データサイエンスプログラムは「社会全体から集められるビッグデータを、情報システムを利用して収集する方法を設計し、集まったデータから、目的とする価値に適合した解決策を導く能力」、計算機科学プログラムは「計算機や情報ネットワークをその数理的原理から理解することで、進歩の速い情報技術をフォローアップできる能力を持ち、人工知能や各種情報システムを研究開発できる能力」を養成するとされています。前者2つは人文・社会科学寄り、後者2つは数理・工学寄りという整理です。
医学部保健学科の4専攻
医学部保健学科は看護学専攻・検査技術科学専攻・理学療法学専攻・作業療法学専攻の4専攻からなり、編入学試験は専攻ごとに実施されます。3年次編入学生の修業年限は2年で、卒業には2年以上在学し、入学時に認定された単位と合わせて学科所定の単位を修得する必要があります。前述のとおり、3年次編入学生は保健師コース・助産師コースを履修することができないため、看護学専攻に編入したうえで保健師・助産師資格の取得を志望する場合は、この制約を踏まえた進路設計が必要です。
理工学部の2類8プログラム
理工学部は物質・環境類と電子・機械類の2類に分かれ、それぞれの類の中にさらに複数のプログラムがあります。物質・環境類は応用化学・食品工学・材料科学・化学システム工学・土木環境の5プログラム、電子・機械類は機械・知能制御・電子情報通信の3プログラムです。出願時には類を1つ選択したうえで、その類の中のプログラムを第1志望から第5志望(物質・環境類)または第1志望から第3志望(電子・機械類)まで、複数を組み合わせて志望できます。ただし希望プログラム以外に配属されることはないとされているため、行きたくないプログラムまで志望リストに入れる必要はありません。なお物質・環境類の土木環境プログラムと電子・機械類の機械プログラムは、JABEE(日本技術者教育認定機構)が認定する国際基準の技術者教育プログラムに対応しています。
受験資格|共通の要件と学部固有の条件
3学部とも「大学を卒業(見込み含む)」「学士の学位を取得(見込み含む)」「短期大学・高等専門学校を卒業(見込み含む)」「大学に2年以上在学し62単位以上修得(見込み含む)」「文部科学大臣の定める基準を満たす専修学校専門課程・高校専攻科の修了(見込み含む)」「外国での14年課程修了(見込み含む)」のいずれかに該当することが共通の出願資格です。ここに学部ごとの追加条件が重なります。
情報学部|プログラムによって英語等の資格要件が必要
情報学部は志望プログラムによって出願要件が異なります。人文情報プログラムまたは社会共創プログラムを志望する場合、次のいずれかの資格・スコアを満たす必要があります。一方データサイエンスプログラムまたは計算機科学プログラムを志望する場合、出願要件はありません。文系の資格で戦うか理系の資格試験(情報処理技術者試験など)で戦うかによって、志望プログラムの選び方そのものが変わります。
| 資格・試験 | 基準 |
|---|---|
| 実用英語技能検定(英検) | 2級以上 |
| TEAP | Reading と Listening の2技能受験で合計100点以上 |
| TOEIC Listening&Reading Test | 500点以上(団体向けTOEIC-IPは可、オンライン受験のIPテストは不可) |
| TOEFL-ITP | 460点以上(デジタル版は不可) |
| TOEFL-iBT | 50点以上(Home Editionは不可)またはバンドスコア3.5以上 |
| IELTS | 4.5以上 |
| 実用数学技能検定(数検) | 準1級以上 |
| 統計検定 | 2級以上 |
| 情報処理技術者試験 | ITパスポートを含む、いずれかの試験区分の合格 |
英語の外部試験(英検・TEAP・TOEIC・TOEFL・IELTS)については、2024年6月以降に受験したスコアのみが有効とされています。古いスコアを持っている場合は、有効期限を満たしているか必ず確認してください。また、この9種類のうちいずれか1つを満たせばよいという設計のため、英語が苦手でも実用数学技能検定や統計検定、情報処理技術者試験で要件を満たすという選択肢があります。逆に言えば、これらの資格・スコアを1つも持っていない場合、人文情報プログラム・社会共創プログラムには出願すらできません。データサイエンスプログラム・計算機科学プログラムであれば出願要件がないため、資格取得が間に合わない場合はこちらを検討することになります。
また情報学部には社会人の出願区分もあり、2027年4月1日時点で出願資格の各号に該当してから3年以上経過している場合に社会人として出願できます。社会人区分には英語等の出願要件はありません。
医学部保健学科|専攻ごとに国家試験受験資格が前提
医学部保健学科は、共通資格に加えて志望専攻に対応する国家試験受験資格が出願の前提になります。学生募集要項では、専攻ごとに根拠法令まで示されています。
| 専攻 | 必要な国家試験受験資格 | 根拠法令 |
|---|---|---|
| 看護学専攻 | 看護師国家試験の受験資格 | 保健師助産師看護師法第21条各号 |
| 検査技術科学専攻 | 臨床検査技師国家試験の受験資格 | 臨床検査技師等に関する法律第15条各号 |
| 理学療法学専攻 | 理学療法士国家試験の受験資格 | 理学療法士及び作業療法士法第11条各号 |
| 作業療法学専攻 | 作業療法士国家試験の受験資格 | 理学療法士及び作業療法士法第12条各号 |
いずれも「有する者、または2027年3月までに該当する見込みの者」が条件です。つまり出身校が該当専攻に対応する国家資格養成課程(看護学校、臨床検査技師養成校、理学療法士・作業療法士養成校など)でなければ、そもそも出願資格を満たせません。文系学部や他分野の理系学部からの編入は、この時点で対象外になります。
なお3年次編入学生は、保健師コース・助産師コースを履修することができない点も要項に明記されています。看護学専攻に編入したうえで保健師・助産師資格まで取得したい場合、群馬大学の3年次編入ではその進路を選べないことになります。
理工学部|一般編入と推薦編入で条件が変わる
理工学部の一般編入は共通資格と同じ条件です。一方推薦編入は、共通資格に加えて「出身校の長が責任をもって推薦できる者」「学業成績が出身学科入学定員の上位1/2程度以内である者」「合格した場合は入学することを確約できる者」の3条件をすべて満たす必要があります。専願制で、合格したら必ず入学する前提の制度です。
出願書類で分かる「理工学部だけ志望理由書が要らない」という違い
3学部の出願書類を比較すると、理工学部だけ扱いが異なる書類があります。情報学部は「志願理由書」(本学部所定の様式で、面接に使用するため特に伝えたいことを記入)、医学部保健学科も「志願理由書」(黒のボールペンまたは万年筆で楷書記入)の提出が必須です。ところが理工学部の学生募集要項には「志望理由書」に相当する提出書類がなく、代わりに「人物調書」(本学所定の用紙により、出身校の長が作成し厳封したもの)が求められます。つまり理工学部では、志願者本人が書く志望理由書ではなく、出身校側が作成する人物調書によって人物評価が行われるという設計です。筆記試験がなく面接(口頭試問)のみという理工学部の選考方式と一貫しています。
そのほか3学部に共通する提出書類として、自動返信メール(インターネット出願登録後)、検定料収納証明書(貼付台紙)、成績証明書、卒業・修了(見込み)証明書、受験票返信用封筒(410円切手)などがあります。学位授与機構経由で学士を取得した者・取得見込みの者は学位授与(見込み)証明書、専修学校専門課程の修了者は当該課程の修業年限・総授業時数の証明書、高校専攻科の修了者は当該課程が文部科学大臣の基準を満たすことの証明書というように、該当する出願資格の号に応じて追加書類が必要になる点も3学部共通です。自分がどの号で出願するのかを先に確定させ、必要書類の一覧を早い段階で洗い出しておくことをすすめます。
試験科目【2027年度】
3学部の試験科目は次のとおりです。情報学部・医学部保健学科は筆記試験+面接、理工学部は面接のみという大きな違いがあります。
| 学部 | 試験科目 | 配点 | 面接 |
|---|---|---|---|
| 情報学部 | 小論文(人文情報・社会共創志望=文系型/データサイエンス・計算機科学志望=理系型) | 小論文100点・面接は総合判定の資料 | 有(個人面接・約15分) |
| 医学部保健学科 | 専門科目(4専攻共通の各専攻に関わる総合問題)+外国語(英語) | 専門科目300点・外国語100点・計400点 | 有 |
| 理工学部 | 筆記試験なし。面接(口頭試問を含む)のみで判定 | 非公表(配点表なし) | 有(個人面接・約15分・面接員複数) |
ここには、対策の方向を大きく左右する分岐があります。
理工学部は筆記試験そのものがない
理工学部の学生募集要項には「選考は、面接(口頭試問を含む)・出身校における成績・人物調書により総合判定します」とだけ記載され、学力試験の科目・配点表がありません。実際、群馬大学が公開している2025年度理工学部3年次編入学入試問題のページでも、物質・環境類・電子・機械類のいずれも「問題」「解答用紙」の欄は「-」で、「解答例・評価のポイント」欄に「面接」とだけ記載されています。つまり試験当日に解く筆記問題自体が存在しません。理工学部を目指す場合、対策の中心は口頭試問(理工学教育を受けるための基礎能力に関するもの)に耐えられる基礎知識の説明力と、出身校の成績・人物調書の作り込みになります。
情報学部は志望プログラムで小論文の型が変わる
情報学部の小論文は、人文情報プログラム・社会共創プログラム志望者には「広く現代社会に関する諸問題への関心度と理解度をみるとともに、勉学に必要な、長文読解力、論理的思考力、文章表現力等を試す」文系型、データサイエンスプログラム・計算機科学プログラム志望者には「事象を数理モデル化し、必要なデータを活用して合理的な解を得て、その解や解の導出過程を筋道立てて論理的に説明する能力を試す」理系型が課されます。同じ「小論文100点」でも中身は別の試験だと考えて対策してください。なお小論文は素点採点が原則ですが、得点調整を行う場合があるとされています。
医学部保健学科は専門科目の比重が最も高い
医学部保健学科は400点満点のうち専門科目が300点を占め、外国語(英語)は100点です。専門科目は「4専攻共通の総合問題(専門基礎科目を含む)」とされ、志望専攻に応じた内容になります。配点比率から見ても、専攻分野の総合的な理解が合否を大きく左右する設計です。
日程・スケジュール【2027年度】
3学部の出願期間・試験日・合格発表は次のとおりです。学部によって出願窓の長さと試験時期が大きく異なるため、併願を考える場合はまずここを確認してください。
| 学部 | 出願期間 | 試験日 | 合格発表 |
|---|---|---|---|
| 理工学部 | 2026年4月15日(水)~21日(火) | 2026年5月27日(水) | 2026年6月16日(火) |
| 情報学部 | 2026年6月8日(月)~25日(木)12時(書類は6月22日~26日必着) | 2026年7月11日(土) | 2026年7月22日(水) |
| 医学部保健学科 | 2026年7月22日(水)~27日(月)必着 | 2026年9月16日(水) | 2026年10月1日(木) |
理工学部の出願期間はわずか1週間です。2026年4月15日から21日までの短期間で、書類を揃えて簡易書留速達で郵送する必要があります。3学部の中で最も早く動き出す試験でもあるため、理工学部を第一志望・併願先のいずれかに含める場合は、年度当初から準備しておく必要があります。
試験当日の共通の注意点として、いずれの学部も昼食持参・遅刻は開始後30分まで(試験時間は延長なし)・途中退場不可・付添者の試験場入構不可が定められています。試験会場は学部によって異なり、情報学部は荒牧キャンパス、理工学部は桐生キャンパス、医学部保健学科は昭和キャンパスで実施されます。群馬大学は前橋市(荒牧・昭和)と桐生市(桐生)にキャンパスが分かれているため、下見に行く際はどのキャンパスで受験するのかを事前に確認してください。
検定料・入学料・学費は3学部共通
受験生にとって実務的に重要な、検定料・入学料・学費は3学部とも同額です。
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 入学検定料 | 30,000円 |
| 入学料 | 282,000円 |
| 授業料(半期) | 267,900円 |
| 授業料(年額) | 535,800円 |
入学検定料はコンビニエンスストアまたはクレジットカードで支払い、既納の検定料は原則として返還されません(出願書類が受理されなかった場合等を除く)。入学料は合格後、入学手続時に納入する必要があり、こちらも既納分の返還は原則ありません。なお、東日本大震災・風水害等の災害で罹災した志願者、ウクライナ情勢を受けて避難した学生については、検定料の全額免除制度があります。経済的理由で修学が困難な場合は、入学料・授業料の免除または徴収猶予の制度も用意されているため、該当する可能性がある場合は各学部の窓口(学務部学生支援課等)に問い合わせてください。なお、編入前の学校で日本学生支援機構の奨学金を貸与されていた場合、群馬大学編入後も奨学金の貸与を継続できる制度があります。
試験会場へのアクセス
群馬大学は前橋市内の荒牧キャンパス・昭和キャンパスと、桐生市の桐生キャンパスに分かれています。試験当日に慌てないよう、学部ごとの会場とアクセスを確認しておきます。
| 学部 | 試験会場 | 最寄り駅からのアクセス |
|---|---|---|
| 情報学部 | 荒牧キャンパス(前橋市荒牧町4-2) | JR前橋駅北口・JR渋川駅前から関越交通バスで約25〜28分+徒歩(バス停「群馬大学荒牧」下車、または「前橋自動車教習所前」下車徒歩10分) |
| 医学部保健学科 | 昭和キャンパス(前橋市昭和町3-39-22) | JR前橋駅北口から関越交通バスで約13〜15分+徒歩6分(バス停「群大病院」または「群大病院入口」下車)、JR渋川駅前からは約30分+徒歩6分 |
| 理工学部 | 桐生キャンパス(桐生市天神町1-5-1) | 集合場所の詳細は受験票送付時に通知 |
いずれの会場も、JR群馬総社駅・JR新前橋駅からは公共交通機関の接続がないため注意するよう大学が案内しています。また試験場への自家用車・オートバイでの乗り入れは認められていません。公共交通機関の運行状況を試験当日までに確認し、余裕を持って向かってください。
倍率・難易度|実施状況から見える3学部の落差
群馬大学は学部ごとに「入学試験実施状況」を個別のページで公開しています。この数字を並べると、3学部の間に大きな落差があることがわかります。
情報学部|倍率は年々下がっている
群馬大学情報学部が公式サイトで公開している第3年次編入学実施状況は次のとおりです。
| 年度 | 募集人員 | 志願者数 | 合格者数 | 入学者数 | 志願者に対する倍率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2026 | 10(社会人若干名を含む) | 32 | 10 | 7 | 3.2倍 |
| 2025 | 10(同上) | 42 | 11 | 11 | 3.8倍 |
| 2024 | 10(同上) | 69 | 10 | 3 | 6.9倍 |
2024年度は志願69名に対して合格10名(倍率6.9倍)でしたが、2025年度は志願42名・合格11名(3.8倍)、2026年度は志願32名・合格10名(3.2倍)と、志願者数・倍率とも2年連続で下がっています。募集人員10名は変わらないため、直近の年度のほうが情報学部の編入学試験に挑戦しやすい状況にあると言えます。ただし2026年度は合格10名に対して入学7名(3名が入学辞退)、2024年度は合格10名に対して入学3名(7名が辞退)と、合格者の入学辞退が一定数出ている点も特徴です。
理工学部|一般編入と推薦編入で倍率が大きく異なる
理工学部が公開している2026年度(2027年4月入学)の第3年次編入学試験実施状況は、類・試験種別ごとに志願・受験・合格・入学者数が示されています。
| 類 | 試験種別 | 募集人員 | 志願者数 | 受験者数 | 合格者数 | 入学者数 | 受験者に対する倍率 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 物質・環境類 | 一般 | 概ね7名 | 32 | 27 | 22 | 5 | 1.2倍 |
| 推薦 | 概ね3名 | 4 | 4 | 4 | 4 | 1.0倍 | |
| 2次募集 | 若干名 | 1 | 1 | 0 | 0 | 合格者なし | |
| 電子・機械類 | 一般 | 概ね8名 | 46 | 41 | 19 | 7 | 2.2倍 |
| 推薦 | 概ね5名 | 8 | 8 | 6 | 6 | 1.3倍 | |
| 合計 | 23名 | 91 | 81 | 51 | 22 | 1.6倍 | |
理工学部全体では受験81名に対して合格51名(受験者に対する倍率約1.6倍)と、数字だけ見れば筆記試験のある情報学部より通りやすく見えます。ただし試験種別で大きな差があります。推薦編入は物質・環境類で受験4名全員合格、電子・機械類で受験8名中6名合格と、出身校の推薦を受けられる立場であれば高い確率で合格しています。一方一般編入は電子・機械類で受験41名中合格19名(倍率約2.2倍)で、推薦より競争が生じています。物質・環境類は2次募集も実施されましたが合格者は出ませんでした。理工学部を志望する場合、出身校で推薦を受けられるかどうかが、一般編入で受けるかの判断に直結します。
医学部保健学科|直近5年、合格者はゼロ
医学部保健学科が公式サイトで公開している第3年次編入学試験実施状況を確認すると、驚くべき実態が見えてきます。
| 年度 | 専攻 | 志願者数 | 受験者数 | 合格者数 |
|---|---|---|---|---|
| 2025(令和7) | 看護学専攻 | 1 | 0 | 0 |
| 2024(令和6) | 看護学専攻 | 2 | 2 | 0 |
| 2023(令和5) | 看護学専攻 | 1 | 1 | 0 |
| 2022(令和4) | 看護学専攻/検査技術科学専攻/理学療法学専攻 | 3/6/1 | 2/4/0 | 0/0/0 |
| 2021(令和3) | 看護学専攻/検査技術科学専攻 | 2/1 | 2/1 | 0/0 |
2021年度から2025年度までの5年間、医学部保健学科の第3年次編入学試験は、全専攻・全年度を通して合格者数が0名です。作業療法学専攻に至っては、この5年間で志願者自体が一度も出ていません。志願者が最も多かったのは2022年度の検査技術科学専攻(志願6名・受験4名)ですが、この年も合格者は0名でした。募集人員は4専攻合計で10名と公表されていますが、実際には志願者数自体が年間1〜6名程度と少なく、そのうえで5年連続合格者ゼロという状況です。募集要項に定員が明記されているからといって、そこに向けて合格者が出ているとは限らないという、群馬大学が学部ごとに開示している実績データだからこそ分かる事実です。
この結果をどう読むかは慎重に扱う必要があります。国家試験受験資格を出願の前提とする専門職課程という性格上、そもそも出願できる母集団(該当する養成課程に在籍・卒業した者)が他学部より限定されること、専門科目300点・外国語100点という配点で高い完成度が求められることなど、複数の要因が重なっている可能性があります。いずれにしても、医学部保健学科の編入学を検討する場合は、この実績を踏まえたうえで、出願資格(国家試験受験資格)を満たしているかの確認と合わせて、志望動機・専門科目の準備を高い水準で行う必要があります。
まずは無料相談で、合格までの最短ルートを確認しませんか?
スプリング・オンライン家庭教師のプロ講師が、現在の学力・志望校・残り期間に合わせて、必要な対策を個別に整理します。
- 大学編入のプロ講師が最適な受験戦略を提案
- 相談後に、志望校の出題傾向と学習ロードマップをまとめた個別フィードバックレポートをお渡し
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学部別に、何から手をつけるべきか
情報学部を志望する場合
まず志望プログラムを人文情報・社会共創(文系型小論文)とデータサイエンス・計算機科学(理系型小論文)のどちらにするか決めてください。文系型・理系型のいずれを選ぶかで、出願要件(人文情報・社会共創は英語等の資格要件が必須、データサイエンス・計算機科学は出願要件なし)と小論文の性質がまったく変わります。データサイエンス・計算機科学プログラムを選ぶ場合、出願要件はありませんが、小論文は「事象を数理モデル化し、データを活用して合理的な解を導き、論理的に説明する」理系型になるため、数理的な論述の訓練が必要です。倍率は直近2年で下がる傾向にあるとはいえ、志願者数は年30〜40名台と一定の競争があるため、小論文100点の配点を踏まえた添削練習を積んでおくべきです。
医学部保健学科を志望する場合
最優先で確認すべきは、志望専攻に対応する国家試験受験資格(看護師・臨床検査技師・理学療法士・作業療法士のいずれか)を満たしているか、または見込みがあるかです。ここを満たさない限り出願自体ができません。試験は専門科目300点・外国語100点の計400点で、専門科目の比重が高いため、出身校での専門科目の学修内容を土台に、志望専攻の総合問題に対応できる基礎知識の総復習が必要です。直近5年間合格者が出ていないという実績を踏まえると、記念受験的な出願ではなく、専門科目・面接とも高い完成度で臨む前提で準備計画を立ててください。
理工学部を志望する場合
理工学部は筆記試験がないため、対策の中心は口頭試問に耐えられる基礎知識の説明力と、出身校の成績・人物調書です。出身校で推薦を受けられる立場であれば、推薦編入(物質・環境類は受験者全員合格、電子・機械類も高い合格率)を検討する価値があります。推薦編入は「合格したら入学を確約できる者」が条件のため、専願の覚悟で出願する必要があります。一般編入を選ぶ場合は、電子・機械類のほうが物質・環境類よりやや競争が生じている点を踏まえ、面接での志望動機・専門への理解を丁寧に準備してください。出願期間が4月15日~21日と早く短いため、年度が明けたらすぐに出願書類の準備に着手する必要があります。
共通して押さえておくべきこと
3学部に共通していえるのは、群馬大学の編入学試験がいずれも小規模な選考であり、母数が数名〜数十名という点です。母数が小さい選考では、単年度の倍率が翌年度に大きく変動しやすくなります。本記事で示した倍率・実施状況はいずれも直近の実績であり、次年度以降も同じ水準が続く保証はありません。出願を検討する段階では、複数年度の傾向(情報学部であれば2024〜2026年度の3年分、理工学部であれば試験種別ごとの内訳)を確認したうえで、自分の状況に照らして判断してください。また、いずれの学部も出願資格・出願要件(英語等の資格試験、国家試験受験資格など)を満たしているかの確認が最初の関門になります。試験対策を始める前に、まず出願できるかどうかを確定させることが群馬大学編入対策の第一歩です。
過去問はどこで手に入るか
群馬大学の編入学試験について正直に伝えておくべき事実があります。3学部とも、過去問題は群馬大学の公式サイト上ではダウンロードできません。
群馬大学の「学部編入学試験」ページには、情報学部・医学部保健学科・理工学部・医学部医学科それぞれの「過去の入試問題」ページへのリンクがありますが、実際に開くと「問題」「解答用紙」「解答例・評価のポイント」の欄に具体的なファイルへのリンクは置かれていません。情報学部のページには「過去問題(3年分)を郵送にて配付しています」と明記されており、返信用封筒(角形2号、270円切手貼付)を同封のうえ、情報学部教務係あてに郵送で請求する方式です。医学部保健学科も同様に、過去2〜3年分の試験問題を窓口または郵送(返信用封筒に270円切手)で請求する方式が案内されています。理工学部は前述のとおり筆記試験自体がないため、過去問というものが存在しません。
つまり、情報学部・医学部保健学科の過去問対策をするには、大学に郵送または窓口で請求する一手間が必要です。オンラインで即座に入手できる大学が増えるなかで、群馬大学は旧来型の請求方式を維持している数少ない例です。出願を検討する段階で早めに請求しておくことを強くすすめます。なお本記事の執筆時点(2026年8月)で、MEGA等の第三者アーカイブにも群馬大学の編入学試験過去問は確認できませんでした。信頼できる入手経路は大学への直接請求のみです。
請求時に確認しておきたいこと
情報学部の請求先は「群馬大学情報学部教務係」(〒371-8510 前橋市荒牧町4-2)、医学部保健学科の請求先は「群馬大学昭和地区事務部学務課入学試験係」(〒371-8511 前橋市昭和町3-39-22)です。いずれも返信用封筒(角形2号、33×24cm)に切手(情報学部は270円、医学部保健学科の編入は270円)を貼付し、返信先住所・氏名を明記のうえ送付する形式です。医学部保健学科では、封筒の宛名面左下に「学科名(専攻名も)過去問題請求(編入)」と朱書きすることが求められています。請求書類には請求する問題の学科名・専攻名、入試の種別(編入)、住所、氏名、電話番号を明記する必要があるため、事前に何年度・何専攻の問題を請求するのかを整理してから発送すると手戻りがありません。理工学部は面接のみの選考のため、この請求手続き自体が存在しません。
単位認定と修業年限
3学部とも、編入後の卒業に必要な単位のうち、出身校で修得した単位の全部または一部が認定される仕組みです。ただし認定の程度によっては、標準の2年間で卒業できない場合がある点に注意してください。
情報学部の学生募集要項には「入学後は、出身大学・学校の修得した単位の全部又は一部を本学部の卒業要件の単位として認定します」とだけ記載され、認定方法の詳細は入学後の審査に委ねられています。理工学部は物質・環境類・電子・機械類とも「出身校で修得した単位について、プログラムごとに定める審査をし、本学で開設している科目と同等のものとして認めた科目は、本学の卒業に必要な単位として認定します」としたうえで、「認定の結果、出身校での単位の修得状況によっては所定の要件を満たさない場合があり、2年間で卒業できないことがあります」と明記しています。分野をまたぐ編入(たとえば文系出身から理工系プログラムへ)を考えている場合は、この点を出願前に問い合わせ窓口(理工学部は桐生地区事務部事務課入試・大学院係)に確認しておくべきです。
医学部保健学科は単位認定に関する規定を要項本文には詳述していませんが、3年次編入学生の修業年限が2年であることと、保健師・助産師コースを履修できないことは明記されています。国家資格に直結する専門職課程であるため、出身校でのカリキュラムと群馬大学のカリキュラムの対応関係を、出願前に大学へ直接確認しておくことが特に重要です。
群馬大学編入の問い合わせ窓口一覧
出願資格の確認、単位認定の相談、過去問の請求など、学部によって窓口が異なります。あらかじめ整理しておきます。
| 学部 | 窓口 | 電話番号 | 所在地 |
|---|---|---|---|
| 情報学部 | 情報学部教務係 | 027-220-7404 | 〒371-8510 前橋市荒牧町4-2(荒牧キャンパス) |
| 医学部保健学科 | 昭和地区事務部学務課入学試験係 | 027-220-8909 | 〒371-8511 前橋市昭和町3-39-22(昭和キャンパス) |
| 理工学部 | 桐生地区事務部事務課入試・大学院係 | 0277-30-1040 | 〒376-8515 桐生市天神町1-5-1(桐生キャンパス) |
出願資格の該当・非該当が微妙なケースや、単位認定の見込みについては、要項を読んだだけでは判断がつかないことがあります。早い段階でそれぞれの窓口に直接問い合わせておくと、出願直前になって出願資格を満たさないことが判明するような事態を避けられます。
医学部医学科(学士編入)との違い
医学部医学科第2年次編入学(学士編入)は、本記事で扱う3学部の3年次編入とは別の入試区分です。募集人員は一般枠10名・地域医療枠5名の計15名で、選抜は小論文と面接が中心です。出願資格・試験内容・対策の方向性が大きく異なるため、医学部を志望する場合は群馬大学医学部の学士編入を徹底解説|出願資格・試験科目・倍率・対策までを必ず参照してください。同記事では出願資格の詳細、小論文・面接の対策、募集人員15名の内訳(一般枠・地域医療枠)まで扱っています。
3学部の違いを一枚で比較する
ここまでの内容を、志望校選びの最終判断に使えるよう1枚の表にまとめます。
| 比較項目 | 情報学部 | 医学部保健学科 | 理工学部 |
|---|---|---|---|
| 選考方式 | 小論文+面接 | 学力試験(専門科目+外国語)+面接 | 面接(口頭試問)のみ |
| 出願要件のハードル | 2プログラムは資格要件あり/2プログラムはなし | 志望専攻の国家試験受験資格が必須 | 一般編入はなし/推薦編入は成績上位1/2以内 |
| 直近の合格率の傾向 | 倍率3.2〜6.9倍(2024〜2026年度) | 5年連続で合格者0名 | 受験者に対し約1.6倍(推薦は高合格率) |
| 志望理由書の有無 | あり(面接資料として使用) | あり | なし(人物調書を出身校が作成) |
| 試験時期 | 7月 | 9月 | 5月(3学部で最も早い) |
併願をどう組むか
群馬大学の3年次編入は、理工学部(試験日5月27日)、情報学部(試験日7月11日)、医学部保健学科(試験日9月16日)と試験時期が分散しているため、原理的には3学部とも同一年度に併願できる日程です。ただし出願資格・試験科目がまったく異なるため、実際に3学部すべてを同時に準備するのは非現実的です。志望する専門分野に近い学部を軸に据え、日程が許す範囲で選択肢を広げるのが現実的な組み方になります。
同じ理系分野で併願を組む場合、たとえば理工学部と情報学部(データサイエンス・計算機科学プログラム)は、ともに出願要件(英語等の資格試験)が課されない点が共通しています。英語の外部試験対策に時間を割けない、あるいは間に合わない場合でも、この2つの組み合わせなら出願自体は可能です。一方、情報学部の人文情報・社会共創プログラムや、他大学の多くの編入試験では英語外部試験のスコアが出願要件・判定材料になるため、英語のスコアを別途用意しておけば選択肢はさらに広がります。
他大学との併願を考える場合は、それぞれの試験日が重ならないかをまず確認してください。理工学部は4月出願・5月試験と、国立大学の編入学試験としてはかなり早い時期に実施されます。多くの国立大学の編入学試験は夏から秋にかけて実施されることが多いため、理工学部を併願候補に入れる場合は、他大学の対策よりも先に理工学部の準備(出身校の成績証明書・人物調書の依頼など)に着手する必要がある点に注意してください。逆に医学部保健学科は9月試験と、3学部の中では最も遅い部類に入るため、他の国立大学医療系学部との併願を組みやすい時期にあります。
群馬大学の編入学試験に関する関連記事
当サイトでは、群馬大学の編入学試験に関する個別のテーマも記事化しています。学部ごとの詳細や書類対策は、あわせて参照してください。
- 群馬大学情報学部の編入試験を徹底解説|出願資格・試験科目・過去問対策・志望理由書・面接まで
- 群馬大学理工学部の編入試験を徹底解説|出願資格・試験科目・過去問対策・志望理由書・面接まで
- 群馬大学医学部の学士編入を徹底解説|出願資格・試験科目・倍率・対策まで
- 群馬大学編入の志望理由書の書き方|例文と評価されるポイント
- 群馬大学編入の小論文対策|出題傾向と書き方のコツ
- 社会人が群馬大学に編入する方法|両立スケジュールと出願準備
- 群馬大学編入のTOEIC対策|必要スコアの目安と学習法
よくある質問
群馬大学の編入は難しいですか。
学部によって大きく異なります。理工学部は受験81名に対して合格51名(受験者に対する倍率約1.6倍、2026年度)と数字上は通りやすい一方、医学部保健学科は2021年度から2025年度まで5年連続で合格者が0名です。情報学部は志願32〜69名に対して合格10〜11名(倍率3.2〜6.9倍、2024〜2026年度)で推移しています。「群馬大学の編入」とひとくくりにできる難易度は存在しません。
群馬大学の編入の倍率はどれくらいですか。
2026年度の実績で、情報学部は志願32名・合格10名(倍率3.2倍)、理工学部は受験81名・合格51名(倍率約1.6倍、一般編入と推薦編入で内訳は大きく異なる)でした。医学部保健学科は直近5年間、志願者はいるものの合格者は0名です。学部別の詳しい内訳は本文の表を参照してください。
群馬大学の教育学部(共同教育学部)に編入できますか。
できません。群馬大学が公表している「学部編入学試験」の対象は情報学部・医学部保健学科・理工学部・医学部医学科(学士編入)の4区分のみで、共同教育学部・社会情報学部は編入学試験を実施していません。
理工学部の編入試験に筆記試験はありますか。
ありません。理工学部の3年次編入学試験は「面接(口頭試問を含む)・出身校における成績・人物調書」による総合判定のみで、学力試験の科目・配点は設定されていません。公開されている過去の入試問題ページでも、「問題」「解答用紙」の欄はいずれも「-」で、実施されているのは面接だけです。
医学部保健学科の編入は入りやすいですか。
逆です。群馬大学医学部保健学科が公式サイトで公開している実施状況によれば、2021年度から2025年度までの5年間、看護学専攻・検査技術科学専攻・理学療法学専攻・作業療法学専攻のすべてで、合格者数が0名という年が続いています。募集人員は4専攻合計10名と公表されていますが、実際に入学者が出た実績は近年確認できません。
過去問はどこで手に入りますか。
群馬大学の公式サイト上には、情報学部・医学部保健学科とも過去問のダウンロードリンクは設置されていません。情報学部は返信用封筒(270円切手)を同封した郵送請求、医学部保健学科も同様に窓口または郵送での請求(270円切手)で過去2〜3年分が入手できます。理工学部は筆記試験自体がないため過去問はありません。
推薦編入と一般編入はどちらが受かりやすいですか。
理工学部の2026年度実績では、推薦編入(物質・環境類:受験4名全員合格、電子・機械類:受験8名中6名合格)のほうが、一般編入(物質・環境類:受験27名中22名合格、電子・機械類:受験41名中19名合格)より合格率が高い傾向にあります。ただし推薦編入は出身校長の推薦と「合格したら入学することを確約できる」という専願の条件が必要です。
社会人でも受けられますか。
情報学部には社会人区分があります。2027年4月1日時点で出願資格の各号に該当してから3年以上経過している場合に、社会人として出願できます。社会人区分に英語等の出願要件はなく、小論文の内容は一般区分と同じです。医学部保健学科・理工学部の募集要項には、専用の社会人区分は明記されていません。
群馬大学編入の出願はいつからですか。
学部によって異なります。理工学部が最も早く2026年4月15日~21日(試験5月27日)、情報学部は2026年6月8日~25日(試験7月11日)、医学部保健学科は2026年7月22日~27日(試験9月16日)です。理工学部を志望する場合は年度当初から準備を始める必要があります。
情報学部はどのプログラムを選べばいいですか。
英語等の資格試験で得点源を作れるなら人文情報プログラムまたは社会共創プログラム(出願要件として英検2級・TOEIC500点等が必要)、資格要件を満たせない、または理系の内容で勝負したいならデータサイエンスプログラムまたは計算機科学プログラム(出願要件なし、小論文は理系型)が選択肢になります。小論文の性質も文系型・理系型で異なるため、出願要件だけでなく試験内容の相性も考慮して選んでください。
群馬大学に編入すると何年で卒業できますか。
3年次編入の場合、標準の修業年限は2年です。ただし理工学部の要項は「認定の結果、出身校での単位の修得状況によっては所定の要件を満たさない場合があり、2年間で卒業できないことがあります」と明記しており、情報学部・医学部保健学科でも単位認定の状況次第で標準年限に収まらない可能性があります。分野をまたぐ編入(文系出身から理工系プログラムへ等)はとくに、専門科目の単位が認定されにくくなる傾向があるため、出願前に各学部の窓口へ確認しておくことをすすめます。
理工学部はどちらの類を選べばいいですか。
物質・環境類(応用化学・食品工学・材料科学・化学システム工学・土木環境)と電子・機械類(機械・知能制御・電子情報通信)のどちらを選ぶかは、出身校での専門分野に沿って決めるのが基本です。2026年度の実績では、電子・機械類の一般編入(受験41名・合格19名、倍率約2.2倍)のほうが物質・環境類の一般編入(受験27名・合格22名、倍率約1.2倍)よりやや競争が生じています。出願時には第1志望から第5志望(物質・環境類)または第1志望から第3志望(電子・機械類)まで、類の中のプログラムを複数志望できますが、希望した以外のプログラムに配属されることはありません。
まとめ
群馬大学の編入学試験について、学生募集要項と各学部が公開する実施状況データから確認できることを整理します。
まず、編入学試験を実施しているのは情報学部・医学部保健学科・理工学部(いずれも3年次)と医学部医学科(2年次・学士編入)の4区分だけです。共同教育学部・社会情報学部に編入学試験の窓口はありません。
次に、試験内容は学部で大きく異なります。理工学部は筆記試験がなく面接のみ、情報学部は小論文(志望プログラムで文系型・理系型に分岐)+面接、医学部保健学科は専門科目300点・外国語100点の学力試験+面接です。
そして倍率・実績には学部間で大きな落差があります。理工学部は受験者に対して約1.6倍(2026年度)とやや通りやすい水準である一方、情報学部は3.2〜6.9倍で推移し、医学部保健学科は直近5年間合格者が出ていません。「群馬大学の編入」を一律に語ることはできず、学部ごとの実態を踏まえた出願判断が必要です。
また、出願書類にも学部間で違いがあります。情報学部・医学部保健学科は志願者本人が書く「志望理由書」が必須ですが、理工学部は志望理由書に代えて出身校が作成する「人物調書」が用いられます。筆記試験がなく面接(口頭試問)のみという理工学部の選考方式と一貫した設計です。検定料30,000円・入学料282,000円・授業料半期267,900円(年額535,800円)は3学部共通です。
最後に、過去問は大学公式サイト上では公開されておらず、情報学部・医学部保健学科とも郵送または窓口での請求が必要です。出願を検討する段階で早めに請求し、限られた過去問を最大限活用する計画を立ててください。理工学部は筆記試験自体がないため、過去問という概念がありません。
群馬大学の編入学試験は、大学全体としての「編入枠」があるわけではなく、学部ごとに独立した小規模な選考の集合体です。本記事で示した募集人員・倍率・出題形式は、志望校選びの出発点であって、最終判断は必ず自分の出願資格の該当状況と照らし合わせて行ってください。とくに医学部保健学科のように国家試験受験資格が出願の前提となる学部や、情報学部のように資格要件の有無でプログラムが分かれる学部では、試験対策よりも先に「出願できるかどうか」の確認が最優先になります。
本記事の数値は群馬大学が公表する2027年度学生募集要項(情報学部・医学部保健学科・理工学部・医学部医学科)、および各学部が公式サイトで公開する入学試験実施状況(情報学部2024〜2026年度、医学部保健学科2021〜2025年度、理工学部2026年度)に基づいています。制度・日程・募集人員・試験科目は年度によって変更されるため、出願前には必ず群馬大学が公表する最新の学生募集要項をご確認ください。
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