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大分大学の編入試験を徹底解説|学部別の募集人員・試験科目・日程・倍率と対策【2027年度】

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大分大学の編入学試験は、実は「経済学部第3年次」「医学部看護学科第3年次」「理工学部第2・3年次」「医学部医学科第2年次(学士編入)」の4区分しかありません。教育学部と福祉健康科学部には編入学試験そのものが存在せず、一般選抜・学校推薦型選抜・総合型選抜のみで学生を募集しています。この構造を知らずに「大分大学のどこかの学部に編入できないか」と学部横断で探し始めると、そもそも門戸が開いていない学部に時間を使うことになります。
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さらに英語の扱いも区分ごとにバラバラです。経済学部・看護学科は当日に独自問題の英語筆記試験があり、理工学部は原則として独立した英語試験そのものがなく面接と提出書類が中心、医学部医学科は書類選考を通過した者だけが受ける第2次選抜で90分の英語試験を課されます。TOEIC・TOEFL・英検・IELTSといった外部検定のスコア提出を求める制度は、4区分のいずれにもありません。「大分大学の編入にはTOEICが必要」といった情報を見かけても、令和9年度の要項ではその記載は確認できませんでした。
この記事では、大分大学が公表している令和9年度(2027年度)の学生募集要項と、令和5〜7年度(2023〜2025年度)の編入学試験だけを切り出した実施状況、そして令和8年度(2026年度)実施分の過去問題(解答例・出題意図を含む)をもとに、区分別の募集人員・出願資格・試験科目・日程・倍率を整理します。
大分大学が実施する編入学試験は4区分だけ|教育学部・福祉健康科学部は実施していない
大分大学の入試には「一般選抜」「学校推薦型選抜」「総合型選抜」「編入学試験」という複数の制度があります。このうち編入学試験(他大学・短期大学・高等専門学校等からの途中年次入学)を実施しているのは、次の4区分だけです。
- 経済学部第3年次編入学試験(経済学部総合経済学科)
- 医学部看護学科第3年次編入学試験
- 理工学部第2年次編入学試験・第3年次編入学試験(理工学部理工学科、9プログラム)
- 医学部医学科第2年次編入学試験(いわゆる学士編入)
大分大学には他に教育学部・福祉健康科学部(理学療法コース・社会福祉実践コース・心理学コース)がありますが、いずれも編入学試験を実施していません。教育学部の入試情報サイト、福祉健康科学部の入試情報サイトをそれぞれ確認したところ、両学部とも一般選抜(前期・後期)、学校推薦型選抜、総合型選抜のみが募集区分として掲載されており、編入学試験の案内は存在しませんでした。理工学部・福祉健康科学部という名称の近さから混同されがちですが、「福祉健康科学部に編入する」という制度自体が大分大学にはありません。
もう一点、医学部には医学科・看護学科のほかに先進医療科学科(生命健康科学コース・臨床医工学コース)がありますが、こちらも編入学試験の対象外です。医学部で編入学試験の対象になるのは看護学科(第3年次)と医学科(第2年次・学士編入)のみです。
なお当サイトでは、経済学部・理工学部・医学部医学科(学士編入)について、それぞれ単独の区分ごとの解説記事をすでに公開しています。本記事はこの4区分を横断して比較できるようにまとめたもので、各区分のより詳細なカリキュラムや対策は、後述する既存記事へのリンクからあわせて確認してください。
区分別の募集人員【令和9年度・2027年度】
4区分の募集人員は次のとおりです。いずれも一桁〜10名程度と小規模で、募集人員がそのまま合格者数になるわけではない点は後述の倍率データで確認します。
| 編入学試験の区分 | 学部・学科 | 編入年次 | 募集人員 |
|---|---|---|---|
| 経済学部第3年次編入学試験 | 経済学部総合経済学科 | 3年次 | 10名 |
| 医学部看護学科第3年次編入学試験 | 医学部看護学科 | 3年次 | 6名 |
| 理工学部第2年次編入学試験 | 理工学部理工学科(9プログラム) | 2年次 | 2名(一般入試のみ) |
| 理工学部第3年次編入学試験 | 理工学部理工学科(9プログラム) | 3年次 | 7名(一般入試+推薦入試。推薦は知能情報システム・機械工学・知能機械システム・生命物質化学・地域環境科学・建築学の6プログラムのみ、各2名以内) |
| 医学部医学科第2年次編入学試験(学士編入) | 医学部医学科 | 2年次 | 10名 |
理工学部は2年次と3年次の両方を実施している唯一の区分です。ただし要項には「第2年次編入学と第3年次編入学の併願はできません」と明記されており、どちらか一方しか出願できません。また理工学部はプログラム単位で募集人員が決まっておらず、9プログラム合計で2年次2名・3年次7名という枠を全プログラムの志願者で奪い合う設計になっています。
受験資格|自分が出願できるかを先に確かめる
4区分とも出願資格が別々に定められており、とくに看護学科と理工学部には見落としやすい除外規定があります。
経済学部第3年次編入学試験の出願資格
次のいずれかに該当する者です。
- 短期大学または高等専門学校を卒業した者(卒業見込みを含む)
- 大学を卒業し、学士の学位または称号を有する者(卒業見込みを含む)
- 修業年限4年以上の大学において2年以上在学(休学期間を除く)し63単位以上を修得した者(見込みを含む)
- 外国の大学において学校教育における14年以上の課程を修了した者で、日本留学試験の「日本語」「総合科目」「数学」の全てを受験し、日本語の「聴解・聴読解」「読解」の総得点が180点以上、かつ総合科目と数学の合計得点が200点以上である者(数学はコース1〈文系〉を選択)
- 専修学校の特定専門課程を修了した者(見込みを含む)
- 高等学校の専攻科の課程(修業年限2年以上等)を修了した者(見込みを含む)
医学部看護学科第3年次編入学試験の出願資格|看護系4年制大学卒業見込みは対象外
次のいずれかに該当する者です。
- 短期大学の看護系学科を卒業した者(卒業見込みを含む)
- 他の大学(看護系)に2年以上在学(休学期間を除く)し63単位以上を修得した者(見込みを含む)
- 看護系専修学校の特定専門課程を修了した者(見込みを含む)
- 高等学校の専攻科の課程を修了した者(見込みを含む)
ここで見落としやすいのが、2つ目の資格に付いた注記です。要項には「ただし、看護系4年制大学・学部・学科を卒業若しくは卒業見込みの者は受験できません」と明記されています。つまり看護系の4年制大学に在学して2年以上・63単位以上を満たしていても、卒業見込みの状態になった時点でこの区分の対象から外れます。短期大学・専修学校・専攻科(いずれも修業年限が4年未満の課程)からの編入を想定した制度だという点を、出願前に必ず確認してください。
理工学部(第2年次・第3年次)の出願資格|プログラムごとに出身学科の制限がある
理工学部の出願資格は2年次・3年次でほぼ共通です(高専・短大・専攻科・専修学校・他大学2年以上62単位・大学卒業のいずれか)。ただし出願資格を満たしていても、志望できるプログラムは出身学科によって制限されます。たとえば数理科学プログラムは「数理系学科」出身者のみが対象で、大学卒業者(学士)や大学改革支援・学位授与機構からの学位取得者は出願できません。逆に知能機械システムプログラムは工学系のほぼ全ての学科に門戸が開かれています。要項には出願資格区分ごとに対象学科をまとめた一覧表が用意されているので、志望プログラムが自分の出身学科で出願可能かを事前に必ず確認してください。
また理工学部第3年次には推薦入試もありますが、実施しているのは知能情報システム・機械工学・知能機械システム・生命物質化学・地域環境科学・建築学の6プログラムのみで、数理科学・物理学連携・電気エネルギー電子工学の3プログラムは推薦入試を実施していません。推薦要件もプログラムで異なり、機械工学プログラムと建築学プログラムは「第4学年修了時の学習成績が上位1/3以内であること」という具体的な順位基準が示されているのに対し、それ以外のプログラムは「学習成績が優秀であること」という定性的な基準にとどまります。推薦人員はプログラムごとに、高等専門学校の該当学科から2名以内です。
医学部医学科第2年次編入学試験(学士編入)の出願資格|医学科出身者・在籍者は出願不可
次のいずれかに該当する者です(医学部医学科の卒業者・在籍者・退学者・除籍者を除く)。
- 修業年限4年以上の大学(国内)において2年以上在学し62単位以上修得した者(見込みを含む)
- 修業年限4年以上の大学(国内)を卒業した者(見込みを含む。大学改革支援・学位授与機構からの学位授与者を含む)
- 外国において学校教育における16年の課程を修了した者(修業年限4年以上の大学に限る)
大学が公表する制度の目的説明には「医学部医学科を除く修業年限4年以上の大学において2年以上在学し62単位以上修得した者若しくは医学以外の学問を修めた大学卒業者」に道を開く、と明記されています。医学以外の学問的バックグラウンドを持つ人材を求める制度である点が、経済学部・看護学科・理工学部の編入学試験とは性格が異なります。
見込みで出願する場合の共通の注意
4区分とも、卒業・修了見込みでの出願を認めていますが、要項には共通して「見込みにより出願する者は、入学までに条件を満たさない場合は合格が取り消されます」という趣旨の注記があります。合格が取り消された場合に翌年度へ入学を繰り越す制度はありません。単位数や卒業要件が微妙なラインにある場合は、出願前に出身校の教務担当に確認し、見込みの根拠となる証明書(在学証明書・現在履修中の単位数を明記した授業科目一覧表等)を正確に準備してください。
出願書類は区分ごとに何が求められるか
提出書類の構成も区分によって異なります。志望理由に相当する書類の有無・名称・扱いは次のとおりです。
| 区分 | 志望理由に相当する書類 | その他の主な提出書類 |
|---|---|---|
| 経済学部第3年次 | 志望理由書(本学所定用紙・全員必須) | 入学試験志願書、卒業・修了(見込)証明書等、成績証明書、推薦書(出願資格の一部の者のみ) |
| 看護学科第3年次 | 志願調書 | 入学試験志願書、卒業(見込)証明書、成績証明書 |
| 理工学部2・3年次 | 志願理由書(出願資格の一部の者のみ提出義務、大半の出願者は不要) | 入学試験志願書、推薦書(出願資格の一部の者のみ)、卒業(見込)証明書、成績証明書 |
| 医学部医学科2年次(学士編入) | 課題小論文(1,000字以内・自筆横書き。学んだ学問分野等を今後どう活かすかを問う内容) | 入学志願書、推薦書(出身大学等の指導教員による人物評価を含む)、成績証明書、卒業(見込)証明書 |
経済学部は志望理由書が全員必須で提出書類40点として明確に配点されているのに対し、理工学部の志願理由書は出願資格の一部(他大学に2年以上在学した者・大学卒業者)にしか提出義務がなく、高専・短大・専攻科・専修学校からの出願者は原則不要です。医学部医学科は志望理由書という名称ではなく「課題小論文」という書類が同じ役割を担っており、第1次選抜(書類選考)の中心的な評価対象になります。
試験科目・配点【令和9年度・2027年度】
試験科目・配点も区分ごとにまったく違う設計になっています。
| 区分 | 試験科目 | 配点 | 面接 |
|---|---|---|---|
| 経済学部第3年次 | 外国語(英語)/小論文(社会科学に関する問題)/提出書類(志望理由書等) | 外国語100点+小論文100点+提出書類40点=240点満点 | 無 |
| 看護学科第3年次 | 英語(60分)/総合問題(120分・専門基礎科目+専門科目)/面接(個人) | 英語100点+総合問題200点+面接100点=400点満点 | 有 |
| 理工学部2・3年次 | 面接(口頭試問を含む)/提出書類。数理科学・知能情報システム・電気エネルギー電子工学・生命物質化学の4プログラムは面接に簡単な筆記試験も含む | 配点は非公表 | 有(全プログラム共通) |
| 医学部医学科2年次(学士編入) | 第1次=書類選考(課題小論文含む)/第2次=生命科学に関する総合問題(120分)+英語(90分)/第3次=個人面接+発表・グループディスカッション | 第1次100点/第2次 生命科学200点+英語100点=300点/第3次 個人面接150点+発表GD150点=300点 | 有(第3次選抜) |
経済学部は「外国語」と「小論文」のいずれか1科目でも受験しなかった場合は不合格になるという注記があります。看護学科は同点者が出た場合、総合問題の高得点者、次に英語の高得点者の順で優先すると公表されています。医学部医学科(学士編入)も同点者の扱いを公表しており、第2次選抜の高得点者、次に第2次選抜「生命科学に関する総合問題」の高得点者、さらに第1次選抜の高得点者の順に高順位とすると明記されています。検定料はいずれの区分も30,000円で、金融機関またはコンビニエンスストアでの振込制です。
また4区分とも入学料282,000円・授業料535,800円(前期267,900円・後期267,900円)は共通です。日本学生支援機構の給付奨学金の予約採用候補者や、3人以上の子どもを扶養する多子世帯に該当する場合は、入学料・授業料の全額または一部が免除される制度も共通して用意されています。入学試験の個人成績については、4区分とも合格発表の翌年4月下旬に本人からの請求に応じて開示される旨が要項に明記されており、不合格だった場合でも自分の得点を確認する手段があります。
英語の扱いは区分でまったく違う
大分大学の編入学試験を理解するうえで重要なのが、英語の位置づけが区分ごとにまったく異なる点です。
経済学部と看護学科は、試験当日に英語の筆記試験があります。経済学部は100分程度の枠の中で外国語(英語)を独立科目として課し、看護学科は60分の英語試験を独立させています。TOEIC・TOEFL・英検・IELTSといった外部検定のスコア提出は求められておらず、大学が独自に作成した英語問題で当日勝負が決まります。
理工学部は原則として独立した英語試験自体がありません。選抜は面接(簡単な筆記試験・口頭試問を含む)と提出書類のみで、英語を単独の試験科目として課していません。ただし知能情報システムプログラムと電気エネルギー・電子工学プログラムの筆記試験には英語の長文読解が組み込まれており、プログラムによって英語の比重が変わります。
医学部医学科(学士編入)は第2次選抜で90分の英語試験があります。ただしこれは書類選考(第1次)を通過した募集人員の約10倍だけが受ける試験で、出願時点でスコアが確定しているわけではありません。
いずれの区分にも外部英語検定のスコア提出を出願資格・加点要素とする制度はありません。「大分大学の編入にはTOEICが必要」という情報を見かけることがありますが、令和9年度の4区分の募集要項をすべて確認した限り、TOEIC・TOEFL・英検・IELTSのいずれも出願資格・試験科目として登場しません。対策すべきは外部検定のスコアづくりではなく、各区分が独自に課す英語試験(または理工学部の場合はプログラムの筆記試験)そのものです。
日程・スケジュール【令和9年度・2027年度入学】
4区分の出願期間・試験日・合格発表は次のとおりです(いずれも令和8年〈2026年〉中に実施され、令和9年〈2027年〉4月に入学します)。
| 区分 | 出願期間 | 試験日 | 合格発表 |
|---|---|---|---|
| 理工学部2・3年次 | 2026年5月11日(月)〜5月15日(金) | 2026年6月2日(火)(面接) | 2026年6月30日(火) |
| 医学部医学科2年次(学士編入) | 2026年5月18日(月)〜5月22日(金) | 第2次:2026年7月24日(金)/第3次:2026年9月29日(火) | 第1次:7月13日/第2次:9月7日/最終:10月19日 |
| 医学部看護学科第3年次 | 2026年7月6日(月)〜7月10日(金) | 2026年8月19日(水) | 2026年9月7日(月) |
| 経済学部第3年次 | 2026年7月27日(月)〜7月31日(金) | 2026年8月28日(金) | 2026年9月17日(木) |
出願期間がすべて1週間以内という短さです。原則として速達書留の郵送出願のみで、最終日に限り持参が認められています。出願書類の準備(推薦書・成績証明書・志望理由書等)は出願開始よりかなり前から進めておく必要があります。
日程を並べると、理工学部(5月出願・6月試験)→医学部医学科(5月出願・7月と9月に試験)→看護学科(7月出願・8月試験)→経済学部(7月出願・8月試験)の順に進みます。試験日が重ならないため、出願資格を満たすなら複数区分を併願するスケジュールを組むことも可能です。ただし理工学部は2年次と3年次の併願ができない点、医学部医学科は医学科出身者・在籍者が出願できない点には注意してください。
倍率・難易度|2023〜2025年度の実施状況
大分大学は編入学試験の志願・受験・合格・入学者数を、一般選抜や学校推薦型選抜とは別立てで公表しています。法政大学のように制度別の列を自分で分離する必要がなく、大学の公表資料がすでに編入学試験だけの数字になっている点は、他大学のハブ記事作成では珍しい親切さです。以下は令和5〜7年度(2023〜2025年度)の3年分の実績です。
経済学部第3年次編入学試験の実績
| 年度 | 募集 | 志願 | 受験 | 合格 | 入学 | 志願倍率 | 実質倍率(受験/合格) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2023年度 | 10 | 15 | 15 | 11 | 8 | 1.5倍 | 1.4倍 |
| 2024年度 | 10 | 18 | 18 | 10 | 9 | 1.8倍 | 1.8倍 |
| 2025年度 | 10 | 29 | 26 | 10 | 10 | 2.9倍 | 2.6倍 |
2023年度は合格者11名と募集人員10名を上回っており、募集人員が必ずしも合格者数の上限として運用されていないことがわかります。一方で2025年度は志願者が29名まで増え、倍率は3年間で最も高くなっています。
医学部看護学科第3年次編入学試験の実績
| 年度 | 募集 | 志願 | 受験 | 合格 | 入学 | 志願倍率 | 実質倍率(受験/合格) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2023年度 | 6 | 20 | 19 | 6 | 4 | 3.3倍 | 3.2倍 |
| 2024年度 | 6 | 27 | 27 | 6 | 5 | 4.5倍 | 4.5倍 |
| 2025年度 | 6 | 16 | 16 | 7 | 5 | 2.7倍 | 2.3倍 |
看護学科は3年間で志願者数の振れ幅が最も大きい区分です。2024年度は27名が志願して倍率4.5倍でしたが、2025年度は16名まで減り、合格者は募集人員より1名多い7名でした。
理工学部第3年次編入学試験の実績(プログラム合計)
| 年度 | 募集 | 志願 | 受験 | 合格 | 入学 | 志願倍率 | 実質倍率(受験/合格) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2023年度 | 10 | 27 | 23 | 12 | 9 | 2.7倍 | 1.9倍 |
| 2024年度 | 10 | 26 | 22 | 10 | 7 | 2.6倍 | 2.2倍 |
| 2025年度 | 10 | 22 | 21 | 12 | 7 | 2.2倍 | 1.8倍 |
理工学部第3年次はプログラム間の偏りが大きいのも特徴です。2025年度(1次募集分)の内訳は、知能情報システム志願6名・受験5名・合格3名・入学2名、機械工学志願3名・受験3名・合格3名・入学2名、知能機械システム志願4名・受験4名・合格2名・入学1名、建築学志願5名・受験5名・合格2名・入学1名、生命・物質化学志願2名・受験2名・合格1名・入学0名、電気エネルギー・電子工学志願1名・受験1名・合格1名・入学1名、地域環境科学志願1名・受験1名・合格0名・入学0名で、数理科学・物理学連携は志願者0名でした。プログラムによっては志願者が数名という規模なので、単年度の倍率を過度に一般化しない方がよい区分です。
なお理工学部第2年次編入学試験については、令和9年度の募集要項では募集人員2名(一般入試のみ)と定められているものの、大学が公表する令和5〜7年度の実施状況資料には第2年次編入学試験の志願・合格実績が独立した項目として掲載されていません。2年次編入は3年次と比べて極めて小規模な制度であり、志願者数・倍率の実績は非公表として扱います。
医学部医学科第2年次編入学試験(学士編入)の実績
医学科は書類選考・生命科学+英語・面接+発表の3段階選抜で、大学は各段階の合格者数まで公表しています。
| 年度 | 募集 | 志願 | 1次合格 | 2次受験 | 2次合格 | 3次受験 | 3次合格 | 入学 | 志願倍率 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2023年度 | 10 | 257 | 114 | 111 | 31 | 27 | 10 | 8 | 25.7倍 |
| 2024年度 | 10 | 218 | 117 | 112 | 30 | 23 | 10 | 7 | 21.8倍 |
| 2025年度 | 10 | 184 | 101 | 98 | 30 | 27 | 11 | 9 | 18.4倍 |
志願者数は3年連続で減少しています(257名→218名→184名)が、それでも志願倍率は18倍を超えており、4区分の中で圧倒的に難関です。要項が公表する選抜設計どおり、第1次選抜では募集人員の約10倍(10名の募集に対し約100名)を書類選考で通過させ、第2次選抜では募集人員の約3倍(約30名)まで絞り込み、最終的な合格者を第3次の面接・発表で決めるという3段構えです。実績を見ると、第1次選抜の通過者は2023年度114名(志願の44%)、2024年度117名(同54%)、2025年度101名(同55%)と、志願者数が減るにつれて書類選考の通過率はやや上昇しています。とはいえ書類選考の倍率だけでも18〜26倍あるため、課題小論文と成績・推薦書の完成度が最初の関門になることに変わりはありません。
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3年間の推移から読み取れること
3年分のデータを比較すると、区分ごとに異なる動きが見えます。
経済学部第3年次は志願者が増加傾向です。2023年度15名→2024年度18名→2025年度29名と、3年間でほぼ倍増しました。合格者数は10〜11名でほぼ一定なので、倍率は上昇を続けています。
医学部医学科(学士編入)は志願者が減少傾向にあるものの、依然として最難関です。3年間で志願者が4分の3程度まで減っていますが、倍率は18倍を下回ったことがありません。他の医学部学士編入試験と同様、志願者数が落ち着いても選抜の厳しさ自体は変わらない区分だといえます。
看護学科と理工学部は年度によって振れ幅が大きい区分です。看護学科は2024年度の27名から2025年度は16名へ、理工学部第3年次は2023年度の27名から2025年度は22名へと変動しており、直近1年だけでなく複数年度の推移で傾向を見る必要があります。
倍率の数字を読むときの注意
この倍率をそのまま「合格しやすさ」と読むのは危険です。理由が2つあります。ひとつは、経済学部2023年度のように合格者数(11名)が募集人員(10名)を上回る年があるとおり、募集人員は必ずしも合格者数の上限として運用されていない点です。もうひとつは母数の小ささです。理工学部の各プログラムは志願者が数名という規模で、翌年に志願者が数名増減するだけで倍率は大きく変わります。とくに理工学部・看護学科は単年度の数字だけで判断せず、本記事で示した3年分の推移を参考にしてください。
区分ごとに、何から手をつけるべきか
経済学部第3年次を志望する場合
試験は外国語(英語)・小論文・提出書類の3本立てで、面接がありません。人物評価は志望理由書等の提出書類(40点)に集約されるため、志望理由書の完成度が合否に直結します。小論文は大学が「近時、社会的な問題となっている事象について、それぞれの背景、現状への対応、今後想定される課題等について説明させる」出題方針を公表しているとおり、時事的な社会科学のテーマに対して理解力・理論的思考力・表現力を問う設計です。当サイトでは大分大学経済学部の編入試験を徹底解説で学科カリキュラムや対策の詳細を、大分大学編入の志望理由書の書き方で提出書類の作り方を扱っています。
医学部看護学科第3年次を志望する場合
英語(60分)・総合問題(120分・専門基礎科目+専門科目)・面接の3本立てで、配点は総合問題200点が最も大きく、次いで英語・面接が各100点です。出願資格に「看護系4年制大学卒業見込みは対象外」という除外規定がある点を必ず出願前に確認してください。総合問題は専門基礎科目(人体の構造と機能、疾病の成り立ちと回復の促進、社会保障制度と生活者の健康など)と専門科目(基礎看護学・在宅看護論・成人看護学・老年看護学・小児看護学・母性看護学・精神看護学)を横断する範囲なので、看護系短大・専修学校で学んだ既習範囲の総復習が中心になります。
理工学部を志望する場合
理工学部は独立した英語試験がなく、面接(一部プログラムは簡単な筆記試験・口頭試問を含む)と提出書類で判定されます。志望できるプログラムが出身学科によって制限されるため、まず自分がどのプログラムに出願できるかを要項の対応表で確認するのが最初の作業です。知能情報システムプログラムと電気エネルギー・電子工学プログラムを志望する場合は、筆記試験に英語の長文読解や専門分野の問題(プログラミング・電磁気学・電気回路等)が含まれるため、対策範囲が他プログラムと異なります。当サイトの大分大学理工学部の編入試験を徹底解説もあわせて確認してください。
医学部医学科(学士編入)を志望する場合
第1次選抜(書類選考、募集の約10倍を通過)・第2次選抜(生命科学+英語、募集の約3倍を通過)・第3次選抜(面接+発表・グループディスカッション)という3段階です。志願倍率が18〜26倍という規模である以上、最初の関門である課題小論文(1,000字以内、大学で学んだ学問分野等を今後どう活かすかを問う内容)と成績・推薦書の完成度を最優先で仕上げる必要があります。生命科学と面接の対策は、当サイトの大分大学医学部学士編入の生命科学対策と大分大学医学部学士編入の面接対策で詳しく扱っています。より広い視点で他大学と比較したい場合は大分大学医学部(修業年限4年)の医学士編入試験を徹底解説も参照してください。なお推薦書は出身(在学)の大学または大学院の指導教員が作成するのが原則で、依頼できない場合は志願者の人格・性向・研究意欲などを熟知する者(配偶者・3親等以内の親族を除く)が作成します。推薦文は原則として日本語または英語で作成し、大学が推薦者に推薦内容を問い合わせることがある旨も公表されています。依頼する相手は早めに確保し、内容について事前にすり合わせておくことをおすすめします。
過去問はどこで手に入るか
大分大学は入試問題の公開ページで「過去問題をホームページに掲載します」と明言しており、直近2年度分(令和8年度・令和7年度)の学部入学者選抜試験問題を、試験問題・解答例等(一部は出題意図のみ)とあわせて公開しています。窓口(旦野原キャンパス学生支援部入試課)での閲覧も可能ですが、郵送での送付は行っていません。
ただし例外があります。医学部医学科の編入学試験については、大学が「過去問題の公表を行っていません(窓口閲覧のみ)」と明記しています。ネット上での確認はできず、閲覧するには窓口を訪問する必要があります。また理工学部生命・物質化学プログラムについては、令和8年度(2026年度)実施分は「出願はありませんでした」として問題そのものが存在しません。
過去問が公開されている経済学部・看護学科・理工学部(一部プログラム)については、解答例だけでなく大学独自の「出題の意図」が明記されているケースが複数あり、次章で紹介します。
公開されている2026年度過去問から読み取れる出題テーマ
ここからは、大分大学が公開している令和8年度(2026年度)の入学者選抜試験問題(解答例・出題意図を含む)をもとに、区分ごとの出題テーマと大学が明示した評価の観点を整理します。問題文そのものは著作権の関係で転載できないため、テーマと評価基準、そこから導ける対策の方向を中心に解説します。
経済学部|外国語(英語)は長文読解+和訳+英作文の複合構成
令和8年度の経済学部外国語(英語)は、職場でのプログラム運営や異文化理解をめぐる場面を題材にした長文を読ませ、空所補充を含む英文完成(問1)、内容に関する選択式の設問(問2〜5)、下線部の英文和訳(問6・2箇所)、課題の状況を英語で説明させる英作文(問7)までを、ひとつの長文の中で問う複合構成でした。解答例を見る限り、問7は「相手に具体的なビジネス上の例を能動的に示してもらい、セッションを後押ししてほしかった」という趣旨の英文を、自分の言葉で構成する形式です。単語や文法の断片的な知識よりも、長い文章の流れの中で登場人物の意図や状況を正確に追い、それを日本語・英語の両方で過不足なく再構成できるかどうかが試されています。
経済学部|小論文は「理解力・理論的思考力・表現力」を明示して評価
小論文について、大学は出題意図を次のように公表しています。「大分大学経済学部アドミッションポリシーに基づき、近時、社会的な問題となっている事象について、それぞれの背景、現状への対応、今後想定される課題等について説明させることにより、志願者の理解力(または大意把握力)、理論的思考力、表現力を評価することを意図して出題した。」
つまり出題は特定の学説や専門用語の暗記を試すものではなく、時事的な社会科学のテーマについて「背景→現状への対応→今後の課題」という論述の型を組み立てられるかどうかが評価軸です。日頃から経済・社会分野のニュースを、この3段構成(背景・現状対応・今後の課題)で要約する練習をしておくと、出題テーマが変わっても対応しやすくなります。
医学部看護学科|英語は医療現場で使う語彙・読解・表現産出力を総合評価
看護学科の英語について、大学は出題意図を「全体を通じて、看護科学生が実務で必要とする『語彙・読む・書く』の総合的な英語運用能力を評価する構成とした」と公表しています。具体的には、医療現場で使う専門用語を英語の定義文から特定させる設問(語彙知識)、医療・健康情報に関する英文の空所補充(語彙の運用知識・読解力)、医療現場の会話や説明文を語句の並べ替えで完成させる設問(文法運用力・医療特有の表現の習熟度)という3つの角度から構成されています。単語集の丸暗記だけでなく、医療英語が使われる文脈(症状・治療・予防・患者説明)ごと理解する学習が有効です。
医学部看護学科|総合問題は専門基礎科目と専門科目を横断する記述式
総合問題(120分・200点)は、専門基礎科目と専門科目の両方にまたがる記述式の設問で構成されています。解答例からは、早産・正期産・過期産の分類、妊娠高血圧腎症・妊娠高血圧・加重型妊娠高血圧腎症・高血圧合併妊娠の区別、脳機能に関する問題、ストレスに対する初期反応や適応の段階、産後8週前後までの身体の変化、緊急措置入院に関連する精神保健の制度、そして看護過程の展開に関する事例問題まで、母性看護学・精神看護学・老年看護学・在宅看護論など複数科目にまたがる記述式問題が20問以上出題されていることが確認できます。特定の科目だけを深掘りするのではなく、既習の専門基礎科目・専門科目を一通り復習し、疾患・制度・看護過程の用語を正確に説明できる状態にしておくことが対策の土台になります。
理工学部・知能情報システムプログラム|英語の長文読解とC言語のアルゴリズム理解
知能情報システムプログラムの筆記試験について、大学は出題意図を「人工知能に関する文章を読み、その英語を理解し、文章の内容を把握しているかをみる問題」「C言語で記述されたプログラムや、それが表現するアルゴリズムについての理解力を試す問題」の2点として公表しています。英語力とプログラミングの読解力の両方が問われる構成で、どちらか一方だけを固めても不十分です。
理工学部・電気エネルギー電子工学プログラム|電磁気学・電気回路・英語の3分野構成
同プログラムの筆記試験は、電磁気学に関連した問題(ローレンツ力・速度起電力・ジュール損及び過渡現象、平行二線式線路の電界・電位差・線路単位長さ当たりの静電容量)、電気回路に関連した問題(テブナンの定理と重ね合わせの理、フェーザを用いた交流回路計算)、英語の長文読解問題の3分野構成であることを、大学が出題意図として公表しています。専門2分野+英語という組み合わせなので、大学レベルの電磁気学・電気回路の基礎を先に固めたうえで、英語の長文対策を並行させるのが効率的です。
理工学部・数理科学プログラム|微分積分と線形代数の証明問題
数理科学プログラムの筆記試験は出題意図の記載が問題文と一体化しているため単独では公表されていませんが、公開されている解答例からは、対数関数の導関数と平均値の定理を用いた証明、広義積分の計算、級数の収束性の証明という微分積分の一連の問題、そして対称行列の直交行列による対角化に関する線形代数の証明問題の、大きく2分野が出題されていることが確認できます。定理の暗記だけでなく、平均値の定理や対角化可能性の条件を実際に証明の手順として書き下せるかどうかが問われる構成です。
なお理工学部・生命物質化学プログラムについては、令和8年度(2026年度)実施分の入試では出願者がいなかったため過去問が存在しません。同プログラムは前述のとおり2025年度の第3年次編入学試験では志願者2名の実績があるため、出願者がいる年度といない年度が入れ替わる、募集人員の小さいプログラムであることがわかります。志望する場合は複数年度分をさかのぼって、窓口での閲覧も含めて確認することをおすすめします。
過去問から導ける学習の順番
- 志望する区分・プログラムの過去問を直近1年分入手し、時間を計って解く(医学部医学科は窓口閲覧、理工学部生命・物質化学プログラムは前年度以前の分を確認)
- 公開されている解答例・出題意図と自分の答案を照合し、ずれを言語化する
- 経済学部の小論文なら「背景→現状への対応→今後の課題」の3段構成を型として身につける
- 看護学科なら専門基礎科目・専門科目を分野横断で復習し、疾患・制度用語を正確に説明できる状態にする
- 理工学部は志望プログラムの専門科目(電磁気学・電気回路・プログラミング・微積分・線形代数等)と英語の比重を、プログラムごとの出題傾向に合わせて配分する
本節で扱った出題テーマ・解答例・出題意図は、いずれも大分大学が公開している令和8年度(2026年度)の入学者選抜試験問題資料に基づいています。出題内容は年度によって変わるため、必ず最新の公開資料をご自身で確認してください。
単位認定と修業年限
編入後の在学期間は区分によって異なります。理工学部は2年次編入学生の修業年限が3年、3年次編入学生の修業年限が2年と定められており、他の大学等で修得した単位は入学時に規程に基づいて認定されます。要項は「卒業に不足する単位を、原則として2年間(2年次編入は3年間)で修得することになりますが、不足する単位数によっては、3年以上(2年次編入は4年以上)の在籍が必要となる場合があります」と明記しています。前籍校での履修内容と大分大学のカリキュラムがどれだけ重なるかによって、標準年限での卒業ができるかどうかが変わるということです。
経済学部・看護学科・医学部医学科の募集要項には、理工学部のような修業年限の延長条件までは明記されていません。単位認定の詳細な取り扱いは学部ごとの学務係が窓口になるため、前籍校での既習単位がどこまで大分大学のカリキュラムに認定されるかは、出願前に前籍校の成績証明書・シラバスを持って各学部の学務係に問い合わせるのが確実です。とくに専門分野をまたいで編入する場合(他分野の学部から経済学部や看護学科へ編入する場合など)は、専門科目の認定が受けにくくなる可能性がある点を織り込んでおいてください。
併願をどう組むか
大分大学の編入学試験は4区分とも試験日が重ならないため、出願資格を満たすなら理工学部(6月)・医学部医学科(7月・9月)・看護学科(8月)・経済学部(8月)を時期的に併願することも可能です。ただし理工学部は2年次と3年次の併願ができない点、医学部医学科は医学科出身者・在籍者が出願できない点は制約として残ります。
社会人からの受験を検討している場合は、当サイトの社会人が大分大学に編入する方法|両立スケジュールと出願準備もあわせて確認してください。なお令和9年度の4区分の募集要項を確認した限り、TOEIC等の外部英語検定を出願資格・加点要素とする制度は見当たりませんが、英語力そのものは全区分で問われるため、当サイトの大分大学編入のTOEIC対策|必要スコアの目安と学習法も英語力の底上げの参考にできます。
他大学との併願を考える場合、出題範囲が重なる大学を組み合わせるのが実務的なコツです。経済学部・看護学科は当日の英語筆記があるため、同じく英語を独自問題で課す大学と組み合わせれば対策の使い回しがききます。逆に理工学部は面接と提出書類が中心のため、筆記重視の他大学と並行して受けても負担が過度に重なりにくい区分だといえます。
よくある質問
大分大学に編入できる学部はどこですか。
編入学試験を実施しているのは経済学部(第3年次)、医学部看護学科(第3年次)、理工学部(第2・3年次)、医学部医学科(第2年次・学士編入)の4区分だけです。教育学部・福祉健康科学部には編入学試験そのものがなく、一般選抜・学校推薦型選抜・総合型選抜のみで学生を募集しています。
大分大学の編入に必要なTOEICのスコアはありますか。
令和9年度の4区分すべての募集要項を確認した限り、TOEIC・TOEFL・英検・IELTSといった外部英語検定のスコア提出を出願資格や試験科目とする制度はありません。経済学部・看護学科は当日の英語筆記試験、理工学部は原則として独立した英語試験なし(一部プログラムの筆記に英語長文を含む)、医学部医学科は第2次選抜で90分の英語試験が課されます。
大分大学編入の倍率はどれくらいですか。
2025年度(令和7年度)実績で、経済学部第3年次は志願29名・受験26名・合格10名(志願倍率2.9倍)、看護学科第3年次は志願16名・合格7名(志願倍率2.7倍)、理工学部第3年次は志願22名・合格12名(志願倍率2.2倍)、医学部医学科第2年次(学士編入)は志願184名・最終合格11名(志願倍率18.4倍)でした。区分によって難易度の水準がまったく異なります。
理工学部の2年次と3年次はどちらを受けるべきですか。
併願はできないため、出願資格を満たす年次を選ぶ必要があります。3年次は募集人員7名に対し推薦入試(6プログラムのみ)と一般入試の両方が実施されるのに対し、2年次は募集人員2名で一般入試のみです。志望プログラムが3年次の推薦入試に対応しているか、自分が高専等の卒業見込みで推薦要件(学業成績等)を満たすかを先に確認してください。
医学部医学科の編入学試験(学士編入)はどのくらい難しいですか。
4区分の中で最も難関です。2025年度実績で志願184名に対し募集人員は10名、志願倍率は18.4倍でした。選抜は3段階で、第1次(書類選考)で募集の約10倍、第2次(生命科学+英語)で募集の約3倍まで絞り込まれ、第3次(面接・発表)で最終合格者が決まります。3年間の推移では志願者数は減少傾向(257名→218名→184名)ですが、倍率は一貫して18倍を超えています。
医学部看護学科の編入で出願できないケースはありますか。
看護系の4年制大学・学部・学科を卒業した、または卒業見込みの者は、大学が明確に受験資格から除外しています。短期大学・専修学校・高等学校専攻科(いずれも修業年限が4年未満の課程)からの編入を想定した制度です。
大分大学編入の過去問はどこで手に入りますか。
大分大学が入学試験問題を公式サイトで公開しており、直近2年度分は解答例(一部は出題意図も含む)とあわせて確認できます。窓口(旦野原キャンパス学生支援部入試課)での閲覧も可能ですが、郵送での送付は行っていません。ただし医学部医学科の編入学試験は「過去問題の公表を行っていません(窓口閲覧のみ)」とされ、ネット上では確認できません。
大分大学の編入は社会人でも受けられますか。
経済学部・理工学部・医学部医学科は出願資格に社会人特有の枠はありませんが、大卒者(学士)であれば年齢に関わらず出願対象に含まれます。看護学科の出願資格は看護系短大・専修学校の卒業者等が対象で、看護系4年制大学卒業者は対象外です。社会人からの受験準備については当サイトの関連記事もあわせて参照してください。
出願はいつからですか。
区分によって異なります。令和9年度(2027年度)入学の場合、理工学部は2026年5月11日〜15日、医学部医学科は2026年5月18日〜22日、看護学科は2026年7月6日〜10日、経済学部は2026年7月27日〜31日が出願期間です。いずれも1週間以内と短いため、出願書類は早めに準備してください。
志望理由書は全区分で必要ですか。
名称と扱いが区分ごとに違います。経済学部は「志望理由書」が全員必須で提出書類40点として明確に配点されます。看護学科は「志願調書」を提出します。理工学部の「志願理由書」は出願資格の一部(他大学に2年以上在学した者・大学卒業者)にしか提出義務がなく、高専・短大・専攻科・専修学校からの出願者は原則不要です。医学部医学科は「課題小論文」(1,000字以内)が志望理由書に相当する書類で、第1次選抜(書類選考)の中心的な評価対象になります。
入学試験の得点は開示されますか。
4区分とも、合格発表の翌年4月下旬に本人からの請求により個人成績が開示される旨が要項に明記されています。不合格だった場合でも、自分がどの科目で得点できていたかを確認する手段が用意されています。
まとめ
大分大学の編入学試験について、要項と実績データから確認できることを整理します。
まず、編入学試験を実施しているのは経済学部(第3年次)・医学部看護学科(第3年次)・理工学部(第2・3年次)・医学部医学科(第2年次・学士編入)の4区分だけで、教育学部・福祉健康科学部には編入学試験そのものがありません。募集人員はいずれも一桁〜10名程度と小規模です。
次に、英語の位置づけが区分ごとにまったく違います。経済学部・看護学科は当日の英語筆記試験、理工学部は原則として独立した英語試験なし、医学部医学科は第2次選抜での英語試験と、外部英語検定のスコア提出を求める制度は4区分のいずれにもありません。
そして倍率については、2025年度実績で経済学部2.9倍・看護学科2.7倍・理工学部2.2倍に対し、医学部医学科(学士編入)は18.4倍と、区分によって難易度の水準が大きく異なります。医学部医学科は志願者数が3年連続で減少しているものの、倍率は一貫して18倍を超える最難関区分です。
最後に、過去問は経済学部・看護学科・理工学部(一部プログラム)についてはホームページで解答例・出題意図まで公開されていますが、医学部医学科の編入学試験は窓口閲覧のみで、ネット上での確認はできません。まず志望区分の過去問を入手し、公開されている出題意図と自分の理解のずれを確認するところから対策を始めてください。
また、入学料・授業料・検定料は4区分共通(検定料30,000円、入学料282,000円、授業料535,800円)ですが、出願書類のうち志望理由に相当する書類は「志望理由書(経済学部・全員必須)」「志願調書(看護学科)」「志願理由書(理工学部・一部の者のみ)」「課題小論文(医学部医学科)」と名称も扱いも異なります。志望する区分が決まったら、まず自分がどの出願資格区分に該当し、どの書類が必須になるのかを募集要項の該当ページで確認するところから準備を始めてください。
本記事の数値は大分大学が公表する令和9年度(2027年度)学生募集要項および令和5〜7年度(2023〜2025年度)の入学者選抜試験実施状況に基づいています。制度・日程・募集人員・試験科目は年度によって変更されるため、出願前には必ず大分大学が公表する最新の学生募集要項をご確認ください。
本記事は、大分大学経済学部第3年次編入学試験・医学部看護学科第3年次編入学試験・理工学部第2年次及び第3年次編入学試験・医学部医学科第2年次編入学試験の各学生募集要項(いずれも令和9年度)、令和5年度・令和6年度・令和7年度の大分大学入学者選抜試験実施状況(編入学試験区分)、そして大分大学が公開する令和8年度入学者選抜試験問題(経済学部・医学部看護学科・理工学部の一部プログラム)を一次情報として作成しました。医学部医学科の編入学試験問題は大学が非公開としているため、本記事では大学の公表文のみを根拠にしています。
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