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大分大学 編入試験|募集人員・倍率・過去問と対策

大分大学編入試験は、令和9(2027)年度の公式案内では「経済学部第3年次」「医学部看護学科第3年次」「理工学部第2・3年次」「医学部医学科第2年次」の4区分に整理できます。教育学部と福祉健康科学部の編入学試験は同年度の募集一覧に掲載されていません。編入学とは、大学等での学修歴をもとに途中の年次から入学する制度であり、大学名だけでなく学部・学科・入学年次を選んで出願する必要があります。この構造を知らずに学部横断で探し始めると、自分の学歴では出願対象にならない区分の対策に時間を使うことになります。
さらに英語の扱いも区分ごとにバラバラです。経済学部・看護学科は当日に独自問題の英語筆記試験があり、理工学部は原則として独立した英語試験そのものがなく面接と提出書類が中心、医学部医学科は書類選考を通過した者だけが受ける第2次選抜で90分の英語試験を課されます。経済学部・看護学科・医学科の募集要項には、TOEIC・TOEFL・英検・IELTSといった外部検定のスコア提出を求める記載はありません。理工学部は出願書類と面接による選抜で、志望プログラムの要件を個別に確認します。「大分大学の編入にはTOEICが必要」といった情報を見かけても、令和9(2027)年度の要項ではその記載は確認できませんでした。
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この記事では、大分大学が公表している令和9(2027)年度の学生募集要項、令和5〜8(2023〜2026)年度の編入学試験実施状況、令和8(2026)年度の過去問題公開一覧をもとに、募集人員・出願資格・試験科目・日程と実績の読み方を整理します。要項はこれから受ける試験の条件、実施状況は過去の入試結果、過去問は準備する内容を考える資料です。同じ学部の資料でも年度と役割が異なるため、過去の受験者数を今年度の募集条件と混ぜずに読むことが大切です。
まず在学中か卒業後か、出身分野は何か、修得済みの単位と卒業見込みがどうなっているかを整理してください。経済学部は他分野の大学在学者にも出願経路がありますが、看護学科は看護系の学歴を求め、理工学部は出願資格とプログラムの対応表によって対象が変わります。医学科は「学士編入」と呼ばれていても、条件を満たす大学在学者が対象になる制度です。名前の印象だけで受験の可否を判断せず、自分に該当する資格の行を募集要項で確かめましょう。
日程を読む際は入学年度と実際の出願年も区別してください。令和9(2027)年度入学の試験は令和8(2026)年に行われ、理工学部には第2次募集の案内もあります。以下の日程はその年度の公表内容を示すもので、現在申し込めることや次年度にも同日程となることを意味しません。出願受付の状況は公式案内から確認し、受験準備には書類の発行、学習、試験会場への移動、合格後の手続きまで含めて計画してください。
出典:一覧の公式資料。資料確認日:2026年10月4日。
結論|大分大学の編入は4区分だけ【2027年度早見表】
令和9(2027)年度の公式編入学試験一覧では、教育学部・福祉健康科学部の募集は掲載されていません。まず次の早見表で志望する区分と入学年次を選び、詳しい資格条件を後続の節で確認してください。理工学部は同じ区分の中に第2年次と第3年次があるため、表では行を分けています。
| 区分・入学年次 | 2027年度第1次募集の人員 | 試験科目・選抜 | 2026年の出願期間 | 2026年度入試の受験者/合格者 |
|---|---|---|---|---|
| 経済学部・第3年次 | 10名 | 外国語(英語)・小論文・提出書類 | 7月27日〜7月31日 | 受験37名/合格10名 |
| 医学部看護学科・第3年次 | 6名 | 英語・総合問題・個人面接 | 7月6日〜7月10日 | 受験17名/合格7名 |
| 理工学部・第2年次 | 2名 | 出願書類・面接(口頭試問等を含む) | 5月11日〜5月15日 | 受験1名/合格1名 |
| 理工学部・第3年次 | 7名 | 出願書類・面接(口頭試問等を含む) | 5月11日〜5月15日 | 受験20名/合格9名(募集回の合計) |
| 医学部医学科・第2年次 | 10名 | 書類選考、生命科学・英語、個人面接・発表及びグループディスカッション | 5月18日〜5月22日 | 第2次受験114名/合格30名、第3次受験27名/合格11名 |
人員と出願期間は令和9(2027)年度入学向けの募集要項、受験・合格者数は令和8(2026)年度入試の実績です。年度の違う数を組み合わせて倍率を出すことはできません。実質倍率の定義は受験者数÷合格者数ですが、本表では算出値を載せず、公表された人数を示しています。理工学部の第2次募集は別日程・別の募集枠なので、「区分別の募集人員」と「日程」の節も参照してください。
出典:経済募集要項/看護募集要項/理工募集要項/医学募集要項/2026年度編入学試験実施状況(PDFの4ページ目)。資料確認日:2026年10月4日。
大分大学が実施する編入学試験は4区分だけ|教育学部・福祉健康科学部は実施していない
大分大学の入試には「一般選抜」「学校推薦型選抜」「総合型選抜」「編入学試験」という複数の制度があります。このうち編入学試験(他大学・短期大学・高等専門学校等からの途中年次入学)を実施しているのは、次の4区分だけです。
- 経済学部第3年次編入学試験(経済学部総合経済学科)
- 医学部看護学科第3年次編入学試験
- 理工学部第2年次編入学試験・第3年次編入学試験(理工学部理工学科、9プログラム)
- 医学部医学科第2年次編入学試験(いわゆる学士編入)
令和9(2027)年度の公式編入学試験一覧に掲載されている学部は経済学部・医学部・理工学部です。教育学部・福祉健康科学部の募集要項は掲載されていません。この見出しの実施有無は同年度の一覧を対象とする説明であり、将来の募集まで断定するものではありません。理工学部と福祉健康科学部は別の学部なので、名称の近さから出願先を取り違えないようにしてください。
医学部では医学科第2年次と看護学科第3年次が別制度として案内されています。出願資格・選抜方法・日程・配点が異なるので、「医学部の編入」というひとまとめの情報では出願準備ができません。医学科の要件を看護学科へ、看護学科の要件を医学科へ当てはめないことが出発点です。
なお当サイトでは、経済学部・理工学部・医学部医学科(学士編入)について、それぞれ単独の区分ごとの解説記事をすでに公開しています。本記事はこの4区分を横断して比較できるようにまとめたもので、各区分のより詳細なカリキュラムや対策は、後述する既存記事へのリンクからあわせて確認してください。
出典:一覧の公式資料/医学の公式資料。資料確認日:2026年10月4日。
区分別の募集人員【令和9年度・2027年度】
4区分の募集人員は次のとおりです。いずれも一桁〜10名程度と小規模で、募集人員がそのまま合格者数になるわけではない点は後述の倍率データで確認します。
| 編入学試験の区分 | 学部・学科 | 編入年次 | 募集人員 |
|---|---|---|---|
| 経済学部第3年次編入学試験 | 経済学部総合経済学科 | 3年次 | 10名 |
| 医学部看護学科第3年次編入学試験 | 医学部看護学科 | 3年次 | 6名 |
| 理工学部第2年次編入学試験 | 理工学部理工学科(9プログラム) | 2年次 | 2名(一般入試のみ) |
| 理工学部第3年次編入学試験 | 理工学部理工学科(9プログラム) | 3年次 | 7名(一般入試+推薦入試。推薦は知能情報システム・機械工学・知能機械システム・生命・物質化学・地域環境科学・建築学の6プログラムのみ、高等専門学校の該当学科から各2名以内の推薦) |
| 医学部医学科第2年次編入学試験(学士編入) | 医学部医学科 | 2年次 | 10名 |
理工学部は2年次と3年次の両方を実施している唯一の区分です。ただし要項には「第2年次編入学と第3年次編入学の併願はできません」と明記されており、どちらか一方しか出願できません。また理工学部はプログラム単位で募集人員が決まっておらず、9プログラム合計で2年次2名・3年次7名という枠を全プログラムの志願者で奪い合う設計になっています。
理工学部の第2次募集は別の要項で確認する
令和9(2027)年度には理工学部の第2次募集があり、募集人員は第2年次1名、第3年次4名です。上の表は第1次募集の枠であり、第2次募集の枠とは区別してください。先に出た募集要項だけを保存していると、追加の募集日程に気づきにくくなります。公式の編入学試験一覧から、入学年次と「第2次募集」の表記を照合して該当する要項を開きます。
募集人員は大学が示す募集の枠、合格者数は選抜の結果です。令和9(2027)年度の公表では経済学部の最終合格者は11名、看護学科は7名、理工学部の第1次募集は第2年次1名・第3年次6名でした。合格者数を募集人員へ書き換えたり、合格発表だけから受験者数を推測したりしないようにしてください。医学科は段階別に発表があるため、第2次選抜の合格発表と最終合格発表も区別します。
出典:経済の公式資料/看護の公式資料/理工の公式資料/医学の公式資料/第2次の公式資料。資料確認日:2026年10月4日。
合格者数の出典:経済学部合格発表/看護学科合格発表/理工学部第1次募集合格発表。資料確認日:2026年10月4日。
受験資格|自分が出願できるかを先に確かめる
4区分とも出願資格が別々に定められており、とくに看護学科と理工学部には見落としやすい除外規定があります。
経済学部第3年次編入学試験の出願資格
次のいずれかに該当する者です。
- 短期大学または高等専門学校を卒業した者(卒業見込みを含む)で、出身学校長が責任をもって推薦できる者
- 大学を卒業し、学士の学位または称号を有する者(卒業見込みを含む)
- 修業年限4年以上の大学において2年以上在学(休学期間を除く)し63単位以上を修得した者(見込みを含む)
- 外国の大学で学校教育における14年以上の課程を修了した者(修了見込みを含む)で、日本留学試験について要項に定める条件を満たす者
- 専修学校の特定専門課程を修了した者(見込みを含む)で、出身学校長が推薦できる者
- 高等学校の専攻科の課程(修業年限2年以上等)を修了した者(見込みを含む)で、大学入学資格を有し出身学校長が推薦できる者
医学部看護学科第3年次編入学試験の出願資格|看護系4年制大学卒業見込みは対象外
次のいずれかに該当する者です。
- 短期大学の看護系学科を卒業した者(卒業見込みを含む)
- 他の大学(看護系)に2年以上在学(休学期間を除く)し63単位以上を修得した者(見込みを含む)
- 看護系専修学校の特定専門課程を修了した者(見込みを含む)で、出身学校長が推薦できる者
- 高等学校の専攻科の課程を修了した者(見込みを含む)
ここで見落としやすいのが、2つ目の資格に付いた注記です。要項には「ただし、看護系4年制大学・学部・学科を卒業若しくは卒業見込みの者は受験できません」と明記されています。つまり看護系の4年制大学に在学して2年以上・63単位以上を満たしていても、卒業見込みの状態になった時点でこの区分の対象から外れます。看護系大学の在学者として出願する場合も、在学年数・単位数だけでなく卒業見込みの扱いを含めて確認してください。
理工学部(第2年次・第3年次)の出願資格|プログラムごとに出身学科の制限がある
理工学部の出願資格は2年次・3年次でほぼ共通です(高専・短大・専攻科・専修学校・他大学2年以上62単位・大学卒業のいずれか)。ただし出願資格を満たしていても、志望できるプログラムは出身学科によって制限されます。たとえば数理科学プログラムは「数理系学科」出身者のみが対象で、大学卒業者(学士)や大学改革支援・学位授与機構からの学位取得者も、数理系学科の条件に合えば対象になります。知能機械システムプログラムは他大学在学者の資格では工学系の全ての学科、大学卒業者等の資格では全ての学科が対象です。要項には出願資格区分ごとに対象学科をまとめた一覧表が用意されているので、志望プログラムが自分の出身学科で出願可能かを事前に必ず確認してください。
また理工学部第3年次には推薦入試もありますが、実施しているのは知能情報システム・機械工学・知能機械システム・生命・物質化学・地域環境科学・建築学の6プログラムのみで、数理科学・物理学連携・電気エネルギー・電子工学の3プログラムは推薦入試を実施していません。推薦要件もプログラムで異なり、機械工学プログラムと建築学プログラムは「第4学年修了時の学習成績が上位1/3以内であること」という具体的な順位基準が示されているのに対し、それ以外のプログラムは「学習成績が優秀であること」という定性的な基準にとどまります。推薦人員はプログラムごとに、高等専門学校の該当学科から2名以内です。
医学部医学科第2年次編入学試験(学士編入)の出願資格|医学科出身者・在籍者は出願不可
次のいずれかに該当する者です(医学部医学科の卒業者・在籍者・退学者・除籍者を除く)。
- 修業年限4年以上の大学(国内)において2年以上在学し62単位以上修得した者(見込みを含む)
- 修業年限4年以上の大学(国内)を卒業した者(見込みを含む。大学改革支援・学位授与機構からの学位授与者を含む)
- 外国において学校教育における16年の課程を修了した者(修業年限4年以上の大学に限る)
大学が公表する制度の目的説明には「医学部医学科を除く修業年限4年以上の大学において2年以上在学し62単位以上修得した者若しくは医学以外の学問を修めた大学卒業者」に道を開く、と明記されています。医学以外の学問的バックグラウンドを持つ人材を求める制度である点が、経済学部・看護学科・理工学部の編入学試験とは性格が異なります。
見込みで出願する場合の共通の注意
各区分には在学年数・修得単位や卒業・修了を見込みで満たす出願経路があります。経済学部・看護学科・理工学部では令和9(2027)年3月までの見込み、医学科では令和9(2027)年3月31日までの条件が示されています。現在の修得単位数と、入学前までに修得する予定の単位数を分けて確認してください。卒業・修了見込み証明書を出せるか、履修中の授業が条件を満たすかは、出身校の教務担当と早めに相談すると準備しやすくなります。
出願書類は区分ごとに何が求められるか
提出書類の構成も区分によって異なります。志望理由に相当する書類の有無・名称・扱いは次のとおりです。
| 区分 | 志望理由に相当する書類 | その他の主な提出書類 |
|---|---|---|
| 経済学部第3年次 | 志望理由書(本学所定用紙・全員必須) | 入学試験志願書、卒業・修了(見込)証明書等、成績証明書、推薦書(出願資格の一部の者のみ) |
| 看護学科第3年次 | 志願調書 | 入学試験志願書、卒業(見込)証明書、成績証明書 |
| 理工学部2・3年次 | 志願理由書(出願資格の一部の者のみ提出義務、一般入試の出願資格(5)または(6)が対象) | 入学試験志願書、推薦書(出願資格の一部の者のみ)、卒業(見込)証明書、成績証明書 |
| 医学部医学科2年次(学士編入) | 課題小論文(所定様式に自筆横書き。学んだ学問分野等を今後どう活かすかを問う内容) | 入学志願書、推薦書(出身大学等の指導教員による人物評価を含む)、成績証明書、卒業(見込)証明書 |
経済学部は志望理由書が全員必須で提出書類40点として明確に配点されているのに対し、理工学部の志願理由書は出願資格の一部(他大学に2年以上在学した者・大学卒業者)にしか提出義務がなく、高専・短大・専攻科・専修学校からの出願者は原則不要です。医学部医学科は志望理由書という名称ではなく「課題小論文」という書類が同じ役割を担っており、第1次選抜(書類選考)の中心的な評価対象になります。
出典:経済の公式資料/看護の公式資料/理工の公式資料/医学の公式資料。資料確認日:2026年10月4日。
理工学部は「学歴の行」と「プログラムの列」を交差させる
大学在学者として一般入試に出願する場合は、他大学に2年以上在学し、62単位以上を修得した者または令和9(2027)年3月までに満たす見込みの者という資格を使います。ただし、この条件だけで全プログラムへ出願できるわけではありません。資格の該当番号を特定してから、同じ番号の欄で出身学科の条件を読む必要があります。
| 志望プログラム | 他大学在学者の出身学科条件 |
|---|---|
| 数理科学 | 数理系学科 |
| 知能情報システム | 情報系・通信系・電気・電子系学科 |
| 物理学連携 | 物理学に関連する学科 |
| 電気エネルギー・電子工学 | 電気・電子系・制御系・情報系・通信系学科 |
| 機械工学 | 機械系(制御系を含む)学科 |
| 知能機械システム | 工学系の全ての学科 |
| 生命・物質化学 | 化学に関連する学科 |
| 地域環境科学 | 環境科学・自然科学・土木に関連する学科 |
| 建築学 | 建築系・土木系学科 |
大学卒業者等の資格では、知能情報システム・電気エネルギー・電子工学・機械工学・知能機械システム・建築学は全ての学科が対象になります。一方、数理科学・生命・物質化学・物理学連携・地域環境科学には、それぞれ上表と同じ出身分野の条件があります。「学士があれば分野を問わない」という読み方はできません。学科名だけでは該当するか判断しにくい場合は、学修内容を説明できる資料を手元に用意して大学に照会してください。
第2年次には大分県立工科短期大学校の特定高度職業訓練を修了した者等の出願資格がありますが、第3年次一般入試にはこの資格はありません。第3年次推薦入試は高等専門学校の卒業者・卒業見込み者が対象です。大学在学者の資格と推薦入試の資格を混ぜず、自分が一般入試のどの条件に該当するかを確定させてから書類を準備してください。
出典:令和9(2027)年度理工学部募集要項の出願資格・対象学科表。資料確認日:2026年10月4日。
試験科目・配点【令和9年度・2027年度】
試験科目・配点も区分ごとにまったく違う設計になっています。
| 区分 | 試験科目 | 配点 | 面接 |
|---|---|---|---|
| 経済学部第3年次 | 外国語(英語)/小論文(社会科学に関する問題)/提出書類(志望理由書等) | 外国語100点+小論文100点+提出書類40点 | 無 |
| 看護学科第3年次 | 英語(9:00〜10:00)/総合問題(専門基礎科目+専門科目、10:20〜12:20)/面接(個人) | 英語100点+総合問題200点+面接100点=400点満点 | 有 |
| 理工学部2・3年次 | 面接(口頭試問を含む)/提出書類。数理科学・知能情報システム・電気エネルギー・電子工学・生命・物質化学の4プログラムは面接に簡単な筆記試験も含む | 配点は非公表 | 有(全プログラム共通) |
| 医学部医学科2年次(学士編入) | 第1次=書類選考(課題小論文含む)/第2次=生命科学に関する総合問題(10:00〜12:00)+英語(90分)/第3次=個人面接+発表・グループディスカッション | 第1次100点/第2次 生命科学200点+英語100点=300点/第3次 個人面接150点+発表GD150点=300点 | 有(第3次選抜) |
経済学部は「外国語」と「小論文」のいずれか1科目でも受験しなかった場合は不合格になるという注記があります。看護学科は同点者が出た場合、総合問題の高得点者、次に英語の高得点者の順で優先すると公表されています。医学科は選抜段階ごとに判定します。第2次選抜の合否は第2次の結果のみ、第3次選抜の合否は第3次の結果のみで判定されます。検定料はいずれの区分も30,000円です。納入方法は該当する募集要項で確認してください。
また4区分とも入学料282,000円・授業料535,800円(前期267,900円・後期267,900円)は共通です。費用を準備するときは、入学前の納付と入学後の授業料を分けて計画してください。個人成績開示の詳細は、4区分とも令和9(2027)年4月下旬に大学ホームページで知らせると案内されています。請求方法や受付期間は、その案内で確認します。
出典:経済の公式資料/看護の公式資料/理工の公式資料/医学の公式資料。資料確認日:2026年10月4日。
英語の扱いは区分でまったく違う
大分大学の編入学試験を理解するうえで重要なのが、英語の位置づけが区分ごとにまったく異なる点です。
経済学部と看護学科は、試験当日に英語の筆記試験があります。経済学部の外国語(英語)は10:00〜11:40、看護学科の英語は9:00〜10:00です。TOEIC・TOEFL・英検・IELTSといった外部検定のスコア提出は求められておらず、大学が独自に作成した英語問題で当日勝負が決まります。
理工学部は原則として独立した英語試験自体がありません。選抜は面接(簡単な筆記試験・口頭試問を含む)と提出書類のみで、英語を単独の試験科目として課していません。関連分野の基礎学力を問う口頭試問があり、一部プログラムは簡単な筆記試験も含みます。独立した英語科目がないことだけを理由に準備範囲を決めず、志望プログラムの試験案内と公開資料を照合してください。
医学部医学科(学士編入)は第2次選抜で90分の英語試験があります。ただしこれは書類選考(第1次)を通過した募集人員の約10倍だけが受ける試験で、出願時点でスコアが確定しているわけではありません。
経済学部・看護学科・医学科について、令和9(2027)年度要項は外部英語試験のスコア提出を求めていません。理工学部は出願書類と面接に基づく総合判定であり、外部試験のスコアを独立した選抜科目として扱う記載はありません。TOEICの必要点を他大学の例から当てはめず、大分大学で実際に課される試験の準備を優先してください。併願先が外部スコアを求める場合は、その大学の準備として分けて管理します。
出典:経済の公式資料/看護の公式資料/理工の公式資料/医学の公式資料。資料確認日:2026年10月4日。
日程・スケジュール【令和9年度・2027年度入学】
4区分の出願期間・試験日・合格発表は次のとおりです(いずれも令和8(2026)年中に実施され、令和9(2027)年4月に入学します)。
| 区分 | 出願期間 | 試験日 | 合格発表 |
|---|---|---|---|
| 理工学部2・3年次 | 2026年5月11日(月)〜5月15日(金) | 2026年6月2日(火)(面接) | 2026年6月30日(火) |
| 医学部医学科2年次(学士編入) | 2026年5月18日(月)〜5月22日(金) | 第2次:2026年7月24日(金)/第3次:2026年9月29日(火) | 第2次:2026年9月7日/最終:2026年10月19日 |
| 医学部看護学科第3年次 | 2026年7月6日(月)〜7月10日(金) | 2026年8月19日(水) | 2026年9月7日(月) |
| 経済学部第3年次 | 2026年7月27日(月)〜7月31日(金) | 2026年8月28日(金) | 2026年9月17日(木) |
上表の出願締切はいずれも17:00必着です。試験日だけでなく、書類が大学に到着する締切から逆算してください。出身校への証明書の申請や推薦書の依頼、志望理由に相当する書類の作成は、自分だけでは完結しない準備も含みます。郵送方法と持参の可否を全区分共通と考えず、該当する要項の提出方法に従ってください。
日程を並べると、理工学部(5月出願・6月試験)→医学部医学科(5月出願・7月と9月に試験)→看護学科(7月出願・8月試験)→経済学部(7月出願・8月試験)の順に進みます。試験日が重ならないため、出願資格を満たすなら複数区分を併願するスケジュールを組むことも可能です。ただし理工学部は2年次と3年次の併願ができない点、医学部医学科は医学科出身者・在籍者が出願できない点には注意してください。
理工学部の第2次募集は、出願期間が令和8(2026)年9月28日〜10月2日、試験が10月21日、合格発表が11月4日です。第1次募集とは日程が異なるため、比較表や予定表にも募集回を明記してください。医学科の入学手続期間は令和8(2026)年10月26日〜10月30日17:00必着とされ、Web登録・入学料の納入・手続書類の郵送をすべて完了させる必要があります。
試験会場は、経済学部・理工学部が旦野原キャンパス、看護学科・医学科が挾間キャンパスです。医学科は試験会場と出願書類の提出先が異なり、書類提出先は旦野原キャンパスの学生支援部入試課です。受験当日に向かう場所と封筒の宛先を別々に確認し、宿泊や移動を手配する前に受験案内も照合してください。
出典:経済の公式資料/看護の公式資料/理工の公式資料/医学の公式資料/第2次の公式資料。資料確認日:2026年10月4日。
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倍率・難易度|2023〜2025年度の実施状況
大分大学は編入学試験の志願・受験・合格・入学者数を、一般選抜や学校推薦型選抜とは別立てで公表しています。以下は令和5〜7(2023〜2025)年度の実績です。人数欄の単位は名です。志願倍率は志願者数÷募集人員、実質倍率は受験者数÷合格者数、合格倍率を志願者ベースで示す場合は志願者数÷合格者数と、分母・分子の選び方が異なります。本記事は大学公表の人数を掲載し、算出した倍率の数値は掲載していません。医学科は選抜段階ごとに受験者と合格者の母集団が異なるので、段階をそろえて読みます。
経済学部第3年次編入学試験の実績
| 年度 | 募集 | 志願 | 受験 | 合格 | 入学 | 集計対象 | 出典 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2023年度 | 10 | 15 | 15 | 11 | 8 | 第3年次編入学 | 公式実施状況(PDF末尾) |
| 2024年度 | 10 | 18 | 18 | 10 | 9 | 第3年次編入学 | 公式実施状況(PDF末尾) |
| 2025年度 | 10 | 29 | 26 | 10 | 10 | 第3年次編入学 | 公式実施状況(PDF末尾) |
2023年度は合格者11名と募集人員10名を上回っており、募集人員が必ずしも合格者数の上限として運用されていないことがわかります。一方で2025年度は志願者が29名、受験者が26名まで増えています。募集枠だけでなく、実際に受験した人数も見ておきましょう。
医学部看護学科第3年次編入学試験の実績
| 年度 | 募集 | 志願 | 受験 | 合格 | 入学 | 集計対象 | 出典 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2023年度 | 6 | 20 | 19 | 6 | 4 | 第3年次編入学 | 公式実施状況(PDF末尾) |
| 2024年度 | 6 | 27 | 27 | 6 | 5 | 第3年次編入学 | 公式実施状況(PDF末尾) |
| 2025年度 | 6 | 16 | 16 | 7 | 5 | 第3年次編入学 | 公式実施状況(PDF末尾) |
看護学科は2024年度の志願者27名・受験者27名に対し、2025年度は志願者16名・受験者16名でした。2025年度は募集人員6名、合格者7名、入学者5名です。応募の多さと入学後の充足を判断する情報は別なので、「定員割れ」という言葉だけで受験の容易さを決めないようにしてください。
理工学部第3年次編入学試験の実績(プログラム合計)
| 年度 | 募集 | 志願 | 受験 | 合格 | 入学 | 集計対象 | 出典 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2023年度 | 第1次10・第2次若干名 | 27 | 23 | 12 | 9 | 第3年次・第1次募集と第2次募集の合計 | 公式実施状況(PDF末尾) |
| 2024年度 | 第1次10・第2次若干名 | 26 | 22 | 10 | 7 | 第3年次・第1次募集と第2次募集の合計 | 公式実施状況(PDF末尾) |
| 2025年度 | 10 | 22 | 21 | 12 | 7 | 第3年次・第1次募集と第2次募集の合計 | 公式実施状況(PDF末尾) |
理工学部の表は第3年次の第1次募集と第2次募集を合計した実績です。募集人員欄の年度差にも注意してください。令和8(2026)年度のプログラム別実績では、知能情報システムは志願9名・受験8名・合格1名・入学1名、建築学は志願2名・受験2名・合格2名・入学2名でした。学部合計では志望先ごとの差を見落とすため、プログラムの実績を確認してから自分の準備内容と照らし合わせます。
理工学部第2年次の実施状況が独立した表として現れるのは、掲載されている資料では令和8(2026)年度が最初です。同年度は募集人員2名、志願者1名、受験者1名、合格者1名、入学者0名でした。令和5〜7(2023〜2025)年度の表に第2年次の欄がないことを、以後も実績が非公表であるという意味に読み替えないようにしてください。
医学部医学科第2年次編入学試験(学士編入)の実績
医学科は書類選考・生命科学+英語・面接+発表の3段階選抜で、大学は各段階の合格者数まで公表しています。
| 年度 | 募集 | 志願 | 1次合格 | 2次受験 | 2次合格 | 3次受験 | 3次合格 | 入学 | 出典 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2023年度 | 10 | 257 | 114 | 111 | 31 | 27 | 10 | 8 | 公式実施状況(PDF末尾) |
| 2024年度 | 10 | 218 | 117 | 112 | 30 | 23 | 10 | 7 | 公式実施状況(PDF末尾) |
| 2025年度 | 10 | 184 | 101 | 98 | 30 | 27 | 11 | 9 | 公式実施状況(PDF末尾) |
医学科の志願者数は2023年度257名、2024年度218名、2025年度184名と減少しています。一方、第3次選抜の合格者数はそれぞれ10名、10名、11名でした。大学が令和9(2027)年度要項で示す選抜は、第1次の書類選考で募集人員の約10倍、第2次で約3倍を合格とし、第3次に進む構成です。実施済み年度の人数と今後の選抜方針を分けて捉え、課題小論文・生命科学・英語・面接を段階に応じて準備します。志願者数の減少だけから、試験問題や評価が易しくなったとは判断できません。
各表の出典は各年度の「大分大学編入学試験実施状況」(PDFの4ページ目)です。資料確認日:2026年10月4日。令和8(2026)年度の追加実績は同年度の公式実施状況、選抜段階の方針は令和9(2027)年度医学科募集要項に基づきます。
3年間の推移から読み取れること
3年分のデータを比較すると、区分ごとに異なる動きが見えます。
経済学部第3年次は志願者が増加傾向です。2023年度15名→2024年度18名→2025年度29名と、合格者数は2023年度11名、2024年度10名、2025年度10名でした。志願者の増加に対して合格者数が同じように増えたわけではありません。
医学部医学科は志願者が減少していても、段階別の準備が必要です。志願者の推移と第2次・第3次の受験者数は同じ指標ではありません。書類選考の通過が筆記試験の受験につながり、筆記試験の通過が面接・発表につながるので、初めの段階に備えながら次の段階の学習も進める必要があります。
看護学科と理工学部は年度によって振れ幅が大きい区分です。看護学科は2024年度の27名から2025年度は16名へ、理工学部第3年次は2023年度の27名から2025年度は22名へと変動しており、直近1年だけでなく複数年度の推移で傾向を見る必要があります。
倍率の数字を読むときの注意
人数から倍率を比較するときも、そのまま「合格しやすさ」と読むのは適切ではありません。理由が2つあります。ひとつは、経済学部2023年度のように合格者数(11名)が募集人員(10名)を上回る年があるとおり、募集人員は必ずしも合格者数の上限として運用されていない点です。もうひとつは母数の小ささです。理工学部の各プログラムは志願者が数名という規模で、翌年に志願者が数名増減するだけで倍率は大きく変わります。とくに理工学部・看護学科は単年度の数字だけで判断せず、本記事で示した3年分の推移を参考にしてください。
推移の出典:2023年度実施状況/2024年度実施状況/2025年度実施状況。資料確認日:2026年10月4日。
区分ごとに、何から手をつけるべきか
経済学部第3年次を志望する場合
試験は外国語(英語)・小論文・提出書類の3本立てで、面接がありません。人物評価は志望理由書等の提出書類(40点)に集約されるため、志望理由書の完成度が合否に直結します。小論文は社会科学に関する問題です。対策として社会的な出来事の背景と論点を整理し、主張を根拠とともに文章にする練習を進めてください。経済学部の対策と志望理由書の作り方を扱う関連記事は、本文末にまとめています。
医学部看護学科第3年次を志望する場合
英語・総合問題(専門基礎科目+専門科目)・面接の3本立てで、配点は総合問題200点が最も大きく、次いで英語・面接が各100点です。出願資格に「看護系4年制大学卒業見込みは対象外」という除外規定がある点を必ず出願前に確認してください。総合問題は専門基礎科目(人体の構造と機能、疾病の成り立ちと回復の促進、社会保障制度と生活者の健康など)と専門科目(基礎看護学・在宅看護論・成人看護学・老年看護学・小児看護学・母性看護学・精神看護学)を横断する範囲なので、看護系短大・専修学校で学んだ既習範囲の総復習が中心になります。
理工学部を志望する場合
理工学部は独立した英語試験がなく、面接(一部プログラムは簡単な筆記試験・口頭試問を含む)と提出書類で判定されます。志望できるプログラムが出身学科によって制限されるため、まず自分がどのプログラムに出願できるかを要項の対応表で確認するのが最初の作業です。筆記試験の有無と出身学科の条件がプログラムごとに異なるため、学部共通の面接対策だけで終わらせず、専門分野の基礎を口頭で説明する練習も組み込みます。理工学部の対策記事も本文末から確認できます。
医学部医学科(学士編入)を志望する場合
第1次選抜(書類選考、募集の約10倍を通過)・第2次選抜(生命科学+英語、募集の約3倍を通過)・第3次選抜(面接+発表・グループディスカッション)という3段階です。段階ごとの準備を進めるうえで、最初の関門である課題小論文(大学で学んだ学問分野等を今後どう活かすかを問う内容)と成績・推薦書の完成度を最優先で仕上げる必要があります。生命科学・面接の対策記事と医学科編入の解説記事は本文末にまとめています。なお推薦書は出身(在学)の大学または大学院の指導教員が作成するのが原則で、依頼できない場合は志願者の人格・性向・研究意欲などを熟知する者(配偶者・3親等以内の親族を除く)が作成します。推薦文は原則として日本語または英語で作成します。依頼する相手は早めに確保し、これまでの学修歴や活動を伝えておくことをおすすめします。
出典:経済の公式資料/看護の公式資料/理工の公式資料/医学の公式資料。資料確認日:2026年10月4日。
区分を決めた後の準備を、書類・答案・説明に分ける
経済学部では提出書類も配点に含まれるため、英語と小論文の学習が進んでから志望理由書を書き始めると、書類を見直す余裕が小さくなります。現在学んでいる分野、経済学部で学びたい内容、その学びを必要とする理由を先に整理し、日々の小論文練習で得た問題意識とのつながりを点検してください。面接で補足する前提ではなく、書かれた内容から学びの目的が伝わるようにすることが重要です。
看護学科は総合問題の範囲が広いので、疾患名や制度名を知っている状態と、看護の判断に結び付けて説明できる状態を区別します。人体の構造と機能、疾病の成り立ち、社会保障と生活者の健康を基礎として、各看護分野の学習事項を関連付けて復習してください。面接に備えて、これまでの看護の学修や実習で考えたことと、大学で学びを深めたい理由を自分の経験に沿って説明する練習も進めます。
理工学部の口頭試問では、基礎学力を言葉で示す準備が必要です。自分の履修内容を振り返り、定義・条件・考え方・結論の順に説明してみると、計算結果を出せても理由を説明できない箇所が見つかります。簡単な筆記試験を含むプログラムでは、紙に書いて解く練習と口頭で説明する練習を往復させてください。学部全体の募集枠だけを見て学習量を減らさず、志望プログラムの基礎分野に合わせることが大切です。
医学科では書類、生命科学と英語、面接・発表及びグループディスカッションの順に選抜が進みます。書類の準備では、これまでの学問や活動と、医療人・医学研究者として目指す方向をつなげて整理します。推薦書は厳封提出なので、推薦者へ依頼する時期と提出方法も別に管理してください。発表や討論の練習は、一方的に話し続ける練習ではなく、説明の根拠を示すこと、相手の意見を正確に捉えること、自分の考えを修正できることを意識すると学習を振り返りやすくなります。
ここで示した学習の進め方は準備の提案であり、大学が公表する採点項目を追加したものではありません。公式要項に書かれた試験範囲と提出書類を基準に、自分の不足を補う順序を決めてください。志望する学部の詳しい対策記事と個別指導の案内は、本文末にまとめています。
過去問はどこで手に入るか
大分大学は入試問題の公開ページで「過去問題をホームページに掲載します」と明言しており、直近2年度分(令和8(2026)年度・令和7(2025)年度)の学部入学者選抜試験問題を、試験問題・解答例等(一部は出題意図のみ)とあわせて公開しています。窓口(旦野原キャンパス学生支援部入試課)での閲覧も可能ですが、郵送での送付は行っていません。
ただし例外があります。医学部医学科の編入学試験については、大学が「過去問題の公表を行っていません(窓口閲覧のみ)」と明記しています。ネット上での確認はできず、閲覧するには窓口を訪問する必要があります。また理工学部生命・物質化学プログラムについては、令和8(2026)年度実施分は「出願はありませんでした」として当該年度の公開問題は掲載されていません。
公開ページでは科目ごとに問題と解答例等へのリンクが分かれています。経済学部は外国語(英語)と小論文、看護学科は英語と総合問題、理工学部は数理科学・知能情報システム・電気エネルギー・電子工学の各プログラムが掲載対象です。学部一般選抜の問題と編入学試験の問題を取り違えないよう、ページ内の「編入学試験」の欄を開いてください。
出典:過去問の公式資料/問題一覧の公式資料。資料確認日:2026年10月4日。
| 区分 | 公式に案内されている入手先 | 確認する内容 |
|---|---|---|
| 経済学部 | ホームページ・旦野原キャンパス入試課の窓口閲覧 | 2026年度の外国語(英語)・小論文と各解答例等 |
| 医学部看護学科 | ホームページ・旦野原キャンパス入試課の窓口閲覧 | 2026年度の英語・総合問題と各解答例等 |
| 理工学部 | ホームページ・旦野原キャンパス入試課の窓口閲覧 | 2026年度の掲載プログラムと自分の志望先が一致するか |
| 医学部医学科 | 窓口閲覧のみ | 訪問前に閲覧方法を入試課へ確認 |
公開資料を学習に使う手順
問題を探すときは入学年度、選抜区分、学部・学科、プログラムの順に確認します。公開一覧にリンクがあることは、その問題が次年度も同じ形で出るという意味ではありません。過去問を使う目的は、何を読む・考える・説明する必要があるかを知り、現在の自分の答案との距離を把握することです。問題文を別のサイトから集めるより、まず大学の公式掲載先を起点にしてください。
- 公式の過去問題ページから志望区分の年度別一覧を開き、一般選抜ではなく編入学試験の欄を選ぶ。
- 問題と解答例等を区別して保存し、科目・年度・プログラムが対応しているか確認する。
- 解答例を見る前に自分で取り組み、知識不足・読み違い・説明不足のどこで止まったか記録する。
- 解答例等がある場合は自分の答案と照合し、根拠を説明できなかった箇所を教科書や授業資料へ戻って復習する。
- 復習後に同じ論点を自分の言葉で説明し、答えを覚えただけになっていないか点検する。
解答例等と自分の文章が違っていても、何が違うのかを分けて考えます。用語の定義が誤っているのか、設問が求める対象を取り違えているのか、説明に必要な根拠を省いているのかによって、戻るべき教材が異なります。採点基準が示されていない箇所を独自の点数に換算するより、修正できる課題として記録した方が、その後の学習計画に反映できます。
医学科はオンライン公表ではなく窓口閲覧のみなので、閲覧のための訪問も準備に含めます。閲覧時の複写や記録方法については、この案内だけで利用可能と判断せず、事前に大学へ照会してください。郵送による過去問題の送付は行われていません。理工学部生命・物質化学は2026年度一覧に出願がなかった旨が示されているため、掲載がないことを募集停止と読み替えないようにします。
出題内容は年度で変わるため最新の公開資料を確認してください。閲覧できる資料が限られる場合も、当年度要項の試験範囲と自分の履修内容を対応させる準備は進められます。問題の非掲載部分や将来の出題を予想で補うのではなく、確認できる範囲を基準に学習を組み立てましょう。
出典:過去問題の公開・窓口閲覧の案内/2026年度の編入学試験問題一覧。資料確認日:2026年10月4日。
単位認定と修業年限
編入後の在学期間は区分によって異なります。理工学部は2年次編入学生の修業年限が3年、3年次編入学生の修業年限が2年と定められており、他の大学等で修得した単位は入学時に規程に基づいて認定されます。要項は「卒業に不足する単位を、原則として2年間(2年次編入は3年間)で修得することになりますが、不足する単位数によっては、3年以上(2年次編入は4年以上)の在籍が必要となる場合があります」と明記しています。前籍校での履修内容と大分大学のカリキュラムがどれだけ重なるかによって、標準年限での卒業ができるかどうかが変わるということです。
既修得単位の認定は大分大学の学則上、各学部が行い、その取扱いも各学部の定めによります。学則に編入学者の認定単位数の一律の上限は定められていません。前籍校の成績証明書やシラバスを整理し、学部に確認する際は、出願資格に使う単位の相談と、入学後の卒業要件に充当する単位の相談を区別してください。看護学科は看護系の出願資格が前提なので、他分野から自由に編入できると考えないよう注意が必要です。
経済学部の令和7(2025)年度入学生用「履修の手引き」では、編入学生の入学前の既修得単位について卒業要件の内61単位を一括認定し、第3年次進級要件を満たしたものとする規定があります。同資料に示された編入学生の卒業に必要な最低修得単位は63単位です。これは同年度の履修規程の説明であり、令和9(2027)年度入学者へ自動的に適用すると断定せず、入学年度の履修案内で確認してください。
理工学部の募集要項には認定単位数の上限は示されておらず、入学時に学部規程に基づいて認定すると書かれています。単位の名称が似ているだけで同じ授業と判断せず、授業内容、履修年度、授業形態、到達目標が分かる資料を保存しておくと照会しやすくなります。標準の在学年数で卒業できるかは認定結果と卒業に不足する科目によって変わるため、合格前から就職や学費の計画にも余裕を持たせておきましょう。
出典:学則の公式資料/手引きの公式資料/理工の公式資料。資料確認日:2026年10月4日。
併願をどう組むか
大分大学の編入学試験は4区分とも試験日が重ならないため、日付上は理工学部(6月)・医学部医学科(7月・9月)・看護学科(8月)・経済学部(8月)を比較して予定を組めます。ただし、試験日が重ならないことと併願条件を満たすことは別です。理工学部第3年次の推薦入試は、合格した場合に入学する確約が必要です。理工学部は2年次と3年次の併願ができず、医学部医学科は医学科出身者・在籍者が出願できない点にも注意してください。
社会人の両立スケジュールと英語学習の関連記事は、本文末にまとめています。経済学部・看護学科・医学科は大学独自の英語筆記試験があるため、外部検定の受験だけで対策が完結するとは考えず、大学が公開する資料を使って準備してください。
他大学との併願を考える場合、出題範囲が重なる大学を組み合わせるのが実務的なコツです。経済学部・看護学科は当日の英語筆記があるため、同じく英語を独自問題で課す大学と組み合わせれば対策の使い回しがききます。逆に理工学部は面接と提出書類が中心のため、口頭試問や簡単な筆記試験の準備が併願先の対策と重なるかを、志望プログラムごとに検討します。
併願計画では、試験日の重複だけでなく、出願期限と入学手続期限を同じ予定表に書き込みます。とくに医学科は複数段階の選抜があり、筆記試験の後にも面接・発表の予定が続きます。先に合格した大学の手続きが、次の大学の試験や発表より前になる場合もあるため、入学を確約する条件や納付の扱いは、各大学の要項で確認してから計画を決めてください。
社会人は勤務先の休暇調整、在学生は授業・実習・定期試験、高専生は推薦書の校内手続きなど、学習以外の予定も重なります。志望先を増やす前に、共通して準備できる科目と、その大学だけに必要な書類・専門範囲を分けてください。共通部分が少ない組合せでは、それぞれの対策が途中になりやすいため、出願できることと準備を完了できることを別に検討する必要があります。
よくある質問
大分大学に編入できる学部はどこですか。
令和9(2027)年度の公式一覧では経済学部第3年次、医学部看護学科第3年次、理工学部第2・3年次、医学部医学科第2年次が対象です。教育学部・福祉健康科学部の編入募集は掲載されていません。医学部医学科と看護学科は別制度なので、資格と試験科目を分けて確認してください。
大分大学の編入に必要なTOEICのスコアはありますか。
経済学部・看護学科・医学科の令和9(2027)年度要項は外部英語試験のスコア提出を求めていません。理工学部は出願書類と面接による選抜です。経済学部は外国語(英語)100点・小論文100点・提出書類40点で判定され、独自の英語試験があります。TOEIC対策をそのまま全区分の受験条件と考えず、志望区分の選抜科目を優先して学習してください。
大分大学編入の倍率はどれくらいですか。
本記事は計算した倍率を掲載せず、大学が公表した志願者・受験者・合格者数を年度別に掲載しています。2025年度は経済学部が志願29名・受験26名・合格10名、看護学科が志願16名・受験16名・合格7名、理工学部第3年次が志願22名・受験21名・合格12名です。志願倍率は志願者数÷募集人員、実質倍率は受験者数÷合格者数なので、同じ「倍率」という表示でも定義を確認する必要があります。
理工学部の2年次と3年次はどちらを受けるべきですか。
併願はできないため、出願資格を満たす年次を選ぶ必要があります。3年次は募集人員7名に対し推薦入試(6プログラムのみ)と一般入試の両方が実施されるのに対し、2年次は募集人員2名で一般入試のみです。志望プログラムが3年次の推薦入試に対応しているか、自分が高専等の卒業見込みで推薦要件(学業成績等)を満たすかを先に確認してください。これは令和9(2027)年度の第1次募集についての比較です。第2次募集は別要項で募集人員と日程を確かめてください。
医学部医学科の編入学試験(学士編入)はどのくらい難しいですか。
2025年度は志願184名、第1次合格101名、第2次受験98名・合格30名、第3次受験27名・合格11名でした。書類選考・生命科学と英語・個人面接と発表及びグループディスカッションという異なる準備が必要です。単に他学部より難しいと順位付けするより、自分の学修歴や得意分野に対してどこが不足するかを判断してください。医学科の在籍者・卒業者だけでなく退学者・除籍者も出願対象外です。
医学部看護学科の編入で出願できないケースはありますか。
看護系の4年制大学・学部・学科を卒業した者、または卒業見込みの者は受験できません。看護系大学の在学者には2年以上の在学と63単位以上の修得による出願経路がありますが、卒業見込みの除外規定も確認してください。なお2025年度の看護学科は募集6名・志願16名・受験16名・合格7名・入学5名でした。入学者が募集人員を下回ることだけで、志願者が少ない試験とは判断できません。
大分大学編入の過去問はどこで手に入りますか。
大分大学が入学試験問題を公式サイトで公開しており、直近2年度分は解答例(一部は出題意図も含む)とあわせて確認できます。窓口(旦野原キャンパス学生支援部入試課)での閲覧も可能ですが、郵送での送付は行っていません。ただし医学部医学科の編入学試験は「過去問題の公表を行っていません(窓口閲覧のみ)」とされ、ネット上では確認できません。
大分大学の編入は社会人でも受けられますか。
社会人であることだけで判断せず、学歴・在学年数・修得単位・出身分野を区分の要件と照合します。経済学部・理工学部・医学科には大学卒業者の資格がありますが、理工学部はプログラム別の出身分野、医学科は医学科出身者等の除外条件があり、看護学科は看護系の学歴と卒業見込みの扱いが重要です。必要書類の名称も区分で異なるため、勤務と学習だけでなく証明書の取得や推薦書の依頼を予定に入れてください。
出典:一覧の公式資料/経済の公式資料/看護の公式資料/理工の公式資料/医学の公式資料/過去問の公式資料。資料確認日:2026年10月4日。
FAQの実績人数の出典:2025年度編入学試験実施状況。資料確認日:2026年10月4日。
参考・出典(大分大学公式)
本記事は、次の公式資料について2026年10月4日に確認された内容に基づきます。募集要項は令和9(2027)年度入学、実施状況は各表に示した年度、過去問一覧は令和8(2026)年度を対象としています。学則と経済学部の履修の手引きは入試結果とは別の資料です。出願前には募集要項の更新や訂正、該当年度の案内を大学の掲載先で確認してください。
- 編入学試験の公式一覧:実施学部・入学年次・募集回の確認
- 2027年度経済学部第3年次募集要項:人員・資格・科目・日程
- 2027年度医学部看護学科第3年次募集要項:看護系資格・配点・日程
- 2027年度理工学部第2・3年次募集要項:プログラム・出身学科の条件
- 2027年度理工学部第2次募集要項:募集人員と秋の日程
- 2027年度医学部医学科第2年次募集要項:段階別選抜と出願条件
- 入試統計資料:編入学試験実施状況の年度別PDF
- 過去問題の公開案内:ホームページ掲載と窓口閲覧
- 2026年度入学者選抜試験問題:編入学試験の科目別リンク
- 大分大学学則:既修得単位認定と修業年限の原則
- 2025年度経済学部履修の手引き:編入学生の単位認定
入試結果を読む際は、統計PDF末尾の編入学試験の表を確認します。本記事で参照した資料は2023年度、2024年度、2025年度、2026年度です。出願条件の照会は大分大学学生支援部入試課が案内窓口です。自分の在籍課程・出身学科・希望する入学年次を伝え、どの要項のどの条件について質問しているかが分かる形で相談してください。
まとめ
大分大学の編入学試験について、要項と実績データから確認できることを整理します。
まず、編入学試験を実施しているのは経済学部(第3年次)・医学部看護学科(第3年次)・理工学部(第2・3年次)・医学部医学科(第2年次・学士編入)の4区分だけで、令和9(2027)年度の公式一覧に教育学部・福祉健康科学部の編入募集は掲載されていません。募集人員はいずれも一桁〜10名程度と小規模です。
次に、英語の位置づけが区分ごとにまったく違います。経済学部・看護学科は当日の英語筆記試験、理工学部は原則として独立した英語試験なし、医学部医学科は第2次選抜での英語試験と、要項に示された選抜方法に沿って準備する必要があります。
入試結果は志願者数・受験者数・合格者数を区別して比較してください。経済学部では2023年度から2025年度にかけて志願者が増え、医学科では同期間に減っていますが、それだけで合格可能性は決まりません。医学科は段階別の選抜、理工学部は入学年次・募集回・プログラムの違いまで見て、自分が受ける制度の実績を読みます。
最後に、過去問は経済学部・看護学科・理工学部(一部プログラム)についてはホームページで解答例・出題意図まで公開されていますが、医学部医学科の編入学試験は窓口閲覧のみで、ネット上での確認はできません。まず志望区分の過去問を入手し、公開されている出題意図と自分の理解のずれを確認するところから対策を始めてください。
また、入学料・授業料・検定料は4区分共通(検定料30,000円、入学料282,000円、授業料535,800円)ですが、出願書類のうち志望理由に相当する書類は「志望理由書(経済学部・全員必須)」「志願調書(看護学科)」「志願理由書(理工学部・一部の者のみ)」「課題小論文(医学部医学科)」と名称も扱いも異なります。志望する区分が決まったら、まず自分がどの出願資格区分に該当し、どの書類が必須になるのかを募集要項の該当ページで確認するところから準備を始めてください。
本記事の数値は大分大学が公表する令和9(2027)年度学生募集要項および令和5〜7(2023〜2025)年度の入学者選抜試験実施状況に基づいています。制度・日程・募集人員・試験科目は年度によって変更されるため、出願前には必ず大分大学が公表する最新の学生募集要項をご確認ください。
本文の出典と資料確認日は、直前の「参考・出典(大分大学公式)」にもまとめています。志望区分を選んだら、まず該当する募集要項を開き、出願資格、書類、試験科目、提出期限の順に確認してください。独学で書類や答案の点検に不安がある場合は、本文末の対策コースや区分別の記事も準備の参考にできます。
区分別の対策と受験準備の関連記事
大学固有の出願条件は本記事の公式資料を優先し、学習や書類作成は次の関連記事も参考にしてください。TOEIC対策の記事は英語学習や併願先の準備の参考であり、大分大学でスコア提出が必要という意味ではありません。
- 大分大学 編入対策コース(小論文・専門科目・面接の個別指導)
- 大分大学経済学部の編入試験(出願資格・試験科目・過去問対策)
- 大分大学編入の志望理由書の書き方(例文と評価される観点)
- 大分大学理工学部の編入試験(2年次・3年次の科目と対策)
- 大分大学医学部学士編入の生命科学対策
- 大分大学医学部学士編入の面接対策
- 大分大学医学部の学士編入(医学科第2年次編入学)
- 社会人が大分大学に編入する方法(両立スケジュール)
- 大分大学編入のTOEIC対策(必要スコアの目安)
- 3年次編入できる大学一覧【2027年度版】
- 大学編入の併願は何校までか、日程と準備から考える
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