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東京都立大学の編入は3学部のみ|高専・短大卒が対象【2027年度】

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東京都立大学の編入学試験には、他大学の編入とは根本的に違う前提があります。実施しているのは理学部・都市環境学部・システムデザイン学部の3学部だけで、しかも編入年次はすべて3年次のみ。さらに出願資格は「高等専門学校または短期大学の工学系課程等を卒業した者(卒業見込みを含む)」に限られており、4年制大学での在学・卒業や修得単位を根拠に出願する枠組みはありません。大学生・大学卒業者という経歴だけでは出願できないため、最初に出身校と課程を照合してください。
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この記事では、東京都立大学が公表している2027年度の編入学学生募集要項をもとに、学部別の募集人員・出願資格・試験科目・日程を整理します。人文社会学部・法学部・経済経営学部・健康福祉学部は編入学試験を実施していないことも、大学公式の入試案内で確認済みです。2027年度の学士入学は全学部で実施しません。大学卒業後に学士入学へ切り替えるという受験計画も、この年度の募集には当てはまりません。
「東京都立大学 編入」を検討するときは、3学部の共通点(高専・短大の対象課程の卒業者向け、3年次への編入)と相違点(試験科目、使える英語外部試験、出願期間、過去問の入手方法)を分けて確認すると、必要な準備が見えてきます。編入学とは、出身校などでの学修を踏まえて大学の途中の年次へ入学する制度ですが、その出願資格は大学・学部・選抜区分ごとに定められています。東京都立大学でも、大学名だけでなく志望学科の要項まで読むことが必要です。
高専・短大から出願する人は、学校の種類が合っていることに加え、修了する課程や学科固有の条件を確認しましょう。理学部で募集するのは化学科であり、理学部のどの学科にも編入できるわけではありません。募集人員の「若干名」は合格しやすさを意味せず、外部英語試験のスコアも、試験名だけでなく受験形式と証明書の条件が関係します。本記事の表で候補を整理したら、志望先の募集要項に戻り、出願書類の準備と専門分野の学習を並行して進めてください。
なお、ここに記す2027年度入試の出願・試験日程は2026年に設定されたものです。確認日である2026年10月1日時点では掲載した出願期間と試験日は終了しています。今後の出願を考える場合は、次に受験する年度の募集が案内されてから資格・科目・日程を照合してください。過年度と同じ条件が続くことを前提に、支払いや書類提出を進めないようにしましょう。
東京都立大学の編入学試験は3学部だけ、対象は高専・短大卒業者に限られる
まず前提を確定させます。東京都立大学は7学部体制(人文社会学部・法学部・経済経営学部・理学部・都市環境学部・システムデザイン学部・健康福祉学部)ですが、編入学試験を実施しているのは理学部・都市環境学部・システムデザイン学部の3学部のみです。大学公式の「入学者選抜要項・学生募集要項」ページには、この3学部の募集要項へのリンクだけが掲載されており、人文社会学部・法学部・経済経営学部・健康福祉学部には編入学試験の募集要項がありません。
次に、実施している3学部にも共通する決定的な制約があります。理学部・都市環境学部・システムデザイン学部いずれの募集要項にも、出願資格は次の2つのいずれかとしか書かれていません。
- 高等専門学校において、工学系課程等を卒業した者(2027年3月までに卒業見込みの者を含む)
- 短期大学において、工学系課程等を卒業した者(2027年3月までに卒業見込みの者を含む)
4年制大学での在学・卒業や修得単位を出願資格とする条項が、東京都立大学の編入学試験にはありません。4年制大学に在学中という理由では、この3学部の編入学試験に出願できません。「大学2年生だが都立大に編入したい」という人がまず確認すべきなのはこの一点で、ここを見落として準備を始めると出願自体ができません。
また、編入年次は3学部とも3年次のみです。2年次編入は実施されていません。したがって本記事では、他大学のハブ記事にあるような「2年次と3年次のどちらが入りやすいか」という比較は成立しません。学部・学科ごとの出願資格と試験形式を比較の軸にします。
学部・学科別の募集人員【2027年度】
2027年度(2026年実施)の募集人員は次のとおりです。理学部・都市環境学部は学科ごとに「若干名」、システムデザイン学部は学科・コースによって人数指定と若干名が混在します。
| 学部 | 学科・コース | 募集人員 | 出願資格の系統 |
|---|---|---|---|
| 理学部 | 化学科 | 若干名 | 工学系課程 |
| 都市環境学部 | 都市基盤環境学科 | 若干名 | 工学系課程 |
| 建築学科 | 若干名 | 工学系課程 | |
| 環境応用化学科 | 若干名 | 工学系課程 | |
| 観光科学科 | 若干名 | 工学系課程 | |
| システムデザイン学部(一般編入) | 情報科学科 | 2名 | 理工学系課程 |
| 電気電子工学科 | 2名 | 工学系課程 | |
| 機械システム工学科 知能機械コース | 2名 | 工学系課程 | |
| 機械システム工学科 生体機械コース | 2名 | 工学系課程 | |
| 航空宇宙システム工学科 | 若干名 | 工学系課程+指定単位 | |
| インダストリアルアート学科 | 若干名 | 工学系または芸術系課程 |
出典資料名:2027年度編入学学生募集要項・募集人員(理学部p.1・都市環境学部p.1・システムデザイン学部p.1)/URL:理学部 / 都市環境学部 / システムデザイン学部/確認日:2026年10月1日。
この表から読み取れる点を整理します。
システムデザイン学部だけ、学科ごとに募集人員の数字が明示されています。理学部・都市環境学部はすべて「若干名」で、具体的な定員数は公表されていません。システムデザイン学部の情報科学科・電気電子工学科・機械システム工学科(両コース)は各2名という具体的な枠が示されており、募集枠として確認できます。ただし、募集人員から実際の合格者数や倍率を推定することはできません。
出願できる学科は1つだけです。システムデザイン学部の募集要項には「出願できる学科は、1学科のみです。併願はできません」「出願できるコースは1コースのみです。併願はできません」と明記されています。都市環境学部・理学部の志願票にも志望学科を記入する欄は1つしかなく、同一学部内での複数学科併願は想定されていません。
なお、システムデザイン学部には一般編入とは別に、東京都立産業技術高等専門学校の卒業見込者だけを対象にした「推薦編入」という枠があります。これは後述の章で別に扱います。
受験資格|大学2年生・3年生は対象外という決定的な違い
3学部に共通する出願資格の骨格は前述のとおりですが、学部・学科ごとに「工学系」の範囲や付帯条件が微妙に異なります。ここを取り違えると出願資格を満たさないまま準備を進めてしまうことになるため、志望学科が決まったら必ず確認してください。
| 学部 | 学科 | 出願資格の系統 | 追加の条件 |
|---|---|---|---|
| 理学部 | 化学科 | 高専・短大の工学系課程 | なし |
| 都市環境学部 | 都市基盤環境/建築/環境応用化学/観光科学 | 高専・短大の工学系課程 | なし(4学科共通) |
| システムデザイン学部 | 情報科学科 | 高専・短大の理工学系課程 | なし |
| システムデザイン学部 | 電気電子工学科/機械システム工学科(両コース) | 高専・短大の工学系課程 | なし |
| システムデザイン学部 | 航空宇宙システム工学科 | 高専・短大の工学系課程 | 材料力学・熱力学・流体力学の所定の単位を修得済み(見込み証明可) |
| システムデザイン学部 | インダストリアルアート学科 | 高専・短大の工学系または芸術系課程 | なし |
出典資料名:2027年度編入学学生募集要項・出願資格(各学部p.1)/URL:理学部 / 都市環境学部 / システムデザイン学部/確認日:2026年10月1日。
ここで注意すべき点が3つあります。
情報科学科だけ「理工学系」で、他学科は「工学系」です。募集要項の原文でも情報科学科のみ「理工学系課程」と表記され、電気電子工学科・機械システム工学科は「工学系課程」と表記が分かれています。理系の中でも情報系・数理系寄りの課程からの出願を広く想定していると読めます。
航空宇宙システム工学科だけ、単位の事前修得が出願資格に組み込まれています。材料力学・熱力学・流体力学の所定の単位を出願時までに修得していることが条件で、間に合わない場合は出身校長による「修得見込み証明書」の提出が必要です。高専・短大のカリキュラムでこれらの科目がいつ配置されているかを、出願を検討する段階で確認しておく必要があります。
インダストリアルアート学科だけ、芸術系課程からの出願が認められています。工学系に加えて「芸術系課程」の卒業者(見込みを含む)も出願資格を満たします。デザイン・美術系の高専・短大出身者にとっては、システムデザイン学部の中で唯一開かれた入口です。
そして改めて確認しておくと、この6区分すべてで「4年制大学に在学中・卒業した者」という条項は存在しません。学士の学位を持っていても、それだけでは出願資格を満たしません(高専・短大の工学系等課程を卒業していることが必須条件です)。この点は理学部・都市環境学部・システムデザイン学部で共通しています。
試験科目|筆記試験がある学科とない学科がはっきり分かれる
東京都立大学の編入学試験は、学部・学科によって「専門科目の筆記試験がある」ところと「専門分野を面接・口頭試問で確かめる」ところが明確に分かれます。まず学部単位で全体像をつかんでください。
理学部化学科|筆記試験なし、面接のみ
理学部化学科の学力検査は面接(口頭試問を含む)だけです。専門科目の筆記試験は行われません。英語は出願時に提出したTOEICスコアを利用し、当日の英語試験もありません。選考は「面接、英語(TOEICスコア)、成績証明書及び調査書の総合判定」によります。
都市環境学部|学科によって筆記試験の有無が違う
| 学科 | 試験科目 | 面接 |
|---|---|---|
| 都市基盤環境学科 | 専門科目:「構造力学」「水理学」「土質・土木材料学」「土木計画学」から各1題、計4題(10:30〜12:30) | 有(14:00〜) |
| 建築学科 | 専門科目:「構造力学、建築構造学」「建築材料学、建築構法・生産学」「建築環境学、建築環境システム」「建築計画学、都市計画学」「建築史学、建築意匠・設計学」から各1題、計5題(10:30〜12:30) | 有(14:00〜) |
| 環境応用化学科 | 筆記試験なし(面接で化学についての口頭試問を実施) | 有(14:00〜) |
| 観光科学科 | 小論文(10:30〜12:00) | 有(14:00〜) |
| 共通 | 英語:出願時に提出されたTOEIC又はTOEFLのスコアを利用(当日試験なし) | |
出典資料名:都市環境学部2027年度募集要項・選考方法p.3/URL:都市環境学部/確認日:2026年10月1日。
都市基盤環境学科と建築学科は、大問数まで指定された専門科目の筆記試験があります。建築学科はとくに範囲が広く、構造・材料・環境・計画・史学と5分野から1題ずつ計5題という構成です。一方、環境応用化学科は面接のみで、観光科学科は小論文形式という、同じ学部内でも試験の性格がまったく異なります。
環境応用化学科の2027年度の試験は、化学についての試問を含む面接です。独立した化学の筆記試験を前提とせず、最新の募集要項にある科目構成で対策してください。配点は本記事で参照する募集要項では公表されていません。過去の科目別配点を現在の選考に当てはめたり、面接の比重を推定したりせず、英語のスコア提出と専門知識の説明の両方を準備しましょう。
システムデザイン学部|数学と物理の学力試験が中心
| 学科 | 学力試験 | 試験時間 |
|---|---|---|
| 情報科学科 | 数学、英語(スコア提出) | 数学11:00〜12:00/面接13:30予定〜 |
| 電気電子工学科 | 数学、物理、英語(スコア提出) | 数学11:00〜12:00/物理13:00〜14:00/面接14:30予定〜 |
| 機械システム工学科(両コース) | 数学、物理、英語(スコア提出) | 同上 |
| 航空宇宙システム工学科 | 数学、物理、英語(スコア提出) | 同上 |
| インダストリアルアート学科 | 数学(英語は第1次選考のスコアで判定済み) | 数学11:00〜12:00/面接13:30予定〜 |
出典資料名:システムデザイン学部2027年度募集要項・選考方法p.4–5/URL:システムデザイン学部/確認日:2026年10月1日。
出題範囲は大学が公表しています。数学は線形代数・確率・ベクトル解析・微分積分・微分方程式、物理は力学・電磁気です。情報科学科とインダストリアルアート学科は数学のみ(英語の学力試験はスコア提出のみで筆記なし)、電気電子工学科・機械システム工学科・航空宇宙システム工学科は数学と物理という違いがあります。
インダストリアルアート学科だけ二段階選抜です。第1次選考は調査書・成績証明書・外部英語検定試験のスコアによる書類選考です。第1次選考を通過した人だけが、学力試験(数学)と面接からなる第2次選考に進みます。第1次選考不合格者には入学考査料の一部が返還される案内が送られます。書類の完成度が最初の関門になるため、他学科以上に出願書類の作り込みが重要です。
自分の高専・短大の学科がどこに対応するか(システムデザイン学部)
システムデザイン学部の募集要項には、募集学科と出身学科の対応の目安が公表されています。
| 募集学科 | 出身学科との対応(目安) |
|---|---|
| 情報科学科 | 情報系学科 |
| 電気電子工学科 | 電気・電子・情報系学科 |
| 機械システム工学科 | 機械系学科 |
| 航空宇宙システム工学科 | 航空・機械系学科 |
| インダストリアルアート学科 | 建築・情報・デザイン・アート系学科 |
出典資料名:システムデザイン学部2027年度募集要項・出身学科との対応p.12/URL:システムデザイン学部/確認日:2026年10月1日。
大学はこの表について「出願の目安」であり「出願資格を満たしていれば、上記表と合致していなくても出願は可能」と注記しています。つまりこの対応表は出願条件ではなく、あくまで参考です。出身学科がどの募集学科にも当てはまらないと感じても、出願資格(高専・短大の工学系または理工学系・芸術系課程卒業)さえ満たしていれば出願は妨げられません。迷う場合は、自己判断で諦める前に各学部の教務係に問い合わせてください。
英語は「外部試験スコアのみ」だが、学部によって使える試験が違う
3学部とも当日の英語筆記試験はなく、出願時に提出した外部試験のスコアで判定します。ただし「どの試験が使えるか」「自宅受験版やIPテストが認められるか」が学部で異なるため、事前に必ず確認してください。
| 学部 | 使える試験 | 認められない形式 | 有効期限 |
|---|---|---|---|
| 理学部(化学科) | TOEIC Listening & Readingのみ(公開テスト または 団体特別受験制度IPテスト) | IPテストの自宅受験、TOEFLは選択肢に無い | 学力検査実施日から過去2年以内 |
| 都市環境学部 | TOEIC公開テスト/TOEIC IPテスト(団体特別受験制度)/TOEFL iBTのいずれか1種類 | TOEIC・TOEFLとも自宅受験版は不可 | 学力検査実施日から過去2年以内 |
| システムデザイン学部 | TOEFL-iBT または TOEIC Listening & Reading(公開テストのみ) | TOEFL Home Edition/PBT/ITP、TOEIC IPテスト、TOEIC Speaking & Writing/Bridgeは不可 | 募集要項の有効期限欄を参照 |
出典資料名:2027年度編入学学生募集要項・英語スコア(理学部p.1・都市環境学部p.2・システムデザイン学部p.6–7)/URL:理学部 / 都市環境学部 / システムデザイン学部/確認日:2026年10月1日。
もっとも狭いのはシステムデザイン学部です。TOEICは「公開テストのみ」で、都市環境学部で認められているIPテスト(団体特別受験制度)が使えません。逆に理学部はTOEFLという選択肢自体がなく、TOEICのみでの提出が前提になっています。志望学部が固まる前にTOEFLかTOEICかで準備を始めてしまうと、学部によっては使えないスコアになりかねません。
提出方法にも学部差があります。システムデザイン学部はTOEFLの受験日によって「実施機関からのスコア直送+控えの提出」か「紙のスコア原本の提出」かが変わるなど、手続きが細かく規定されています。出願直前に慌てないよう、外部試験のスコアは早めに確定させ、提出方法は要項の該当章を必ず読んでください。
出願書類は3学部でほぼ共通、ただし郵送ルールが厳格
出願書類の構成は3学部でほぼ共通しています。志願票・写真票・受験票・成績証明書(厳封)・調査書(厳封)・入学考査料収納証明書(所定様式に貼付)・受験票送付用封筒(切手貼付)が基本セットで、これに学部固有の書類が加わります。
| 学部 | 共通書類に加えて必要なもの |
|---|---|
| 理学部 | TOEICスコア(原本またはデジタル公式認定証の写し)、連絡先等登録フォーム |
| 都市環境学部 | TOEIC又はTOEFLスコア(原本・コピー各1部)、連絡用宛名カード及び連絡先登録フォーム |
| システムデザイン学部 | 外部英語検定試験のスコアシート、返送用封筒2枚(インダストリアルアート学科は3枚)、連絡用宛名用紙 |
出典資料名:2027年度編入学学生募集要項・出願書類(理学部p.1・都市環境学部p.1–2・システムデザイン学部p.2–3)/URL:理学部 / 都市環境学部 / システムデザイン学部/確認日:2026年10月1日。
共通する注意点として、3学部とも次のルールが徹底されています。
- 提出書類は本学からの指示による場合を除き修正・差替え不可。記入ミスがないよう出願前に必ず見直す
- 出願は郵送のみ。持参・宅配便・バイク便は不可
- 発送は各学部が指定する書留・速達の扱いにする。理学部は書留速達、都市環境学部・システムデザイン学部は簡易書留・速達の指定を読む
- 成績証明書・調査書は出身校長が作成し厳封したものに限る
- 写真票の写真は募集要項で指定された期間内に撮影した上半身・脱帽・正面向き
- 電話等での配達状況の個別照会には応じない。郵便追跡サービスを各自で利用する
システムデザイン学部の募集要項ではとくに細かく、「耐水性の黒ボールペンを使用し、鉛筆・シャープペンシル・フリクションペン等の消せる筆記具は使用しないこと」「様式の印刷はA4判・片面印刷、レイアウトを崩さないこと(崩れている場合は再提出)」という指定まであります。書類不備による不受理を避けるため、要項に添付された注意事項は志望学部にかかわらず一通り目を通しておくことをおすすめします。
日程・スケジュール【2027年度】
3学部の日程は似ていますが、出願期間の長さに大きな差があります。
| 項目 | 理学部 | 都市環境学部 | システムデザイン学部 |
|---|---|---|---|
| 考査料支払期間 | 2026年5月14日〜6月3日 | 2026年5月14日〜6月3日 | 2026年5月11日〜5月27日 |
| 出願期間 | 2026年5月28日(木)〜6月3日(水)17時必着 | 2026年5月28日(木)〜6月3日(水)必着 | 2026年5月25日(月)〜5月27日(水)必着 |
| 試験日 | 2026年7月3日(金) | 2026年7月3日(金) | 2026年7月4日(土)(予備日7月5日) |
| 合格発表 | 2026年7月31日(金)10時 | 2026年7月31日(金)10時 | 2026年7月31日(金)10時 |
| 入学手続期日 | 2027年2月26日(金)必着 | 2027年2月26日(金)必着 | 2027年2月(詳細は合格者に別途通知) |
出典資料名:2027年度編入学学生募集要項・日程(理学部p.1–3・都市環境学部p.1–3・システムデザイン学部p.3–6・12)/URL:理学部 / 都市環境学部 / システムデザイン学部/確認日:2026年10月1日。
システムデザイン学部の出願期間は3日間しかありません。理学部・都市環境学部が5月28日から6月3日までの約1週間なのに対し、システムデザイン学部は5月25日から27日までの3日間だけです。書類に不備があった場合に出し直す余裕がほとんど無いため、システムデザイン学部を志望する場合は出願書類を早めに準備し、期間に入った初日に近いタイミングで発送できる状態にしておくことが重要です。
また、いずれの学部も出願はすべて郵送に限られます。理学部は書留速達、都市環境学部・システムデザイン学部は簡易書留・速達の指定に従ってください。持参・宅配便・バイク便での提出は認められません。締切直前に慌てて郵便局に駆け込むような余裕のない計画は避けてください。
倍率は公表されていない|実績をどこで探すか
東京都立大学は編入学の志願者数・合格者数を募集要項では公表していません。本記事では、学部・学科別の人数を裏付ける実績資料の出典を示せないため、倍率を掲載しません。見出しの「公表されていない」は募集要項内の情報を指し、大学のすべての公表資料に実績が存在しないと断定するものではありません。
実績を調べるときは、大学公式サイトの「大学について」から「教育情報の公表」を開き、入学者選抜に関する資料を探します。資料が見つかったら、大学全体の一般選抜結果ではなく、編入学試験を対象にした表であることを確かめてください。学士入学や転入学が同じ資料に掲載されていても、出願資格の違う区分をまとめて倍率を計算しないようにします。
表の年度は、試験を実施した年と入学年度のどちらを表すかを確認します。次に、志望する学部・学科の名称、一般編入と推薦編入の扱い、括弧内の数が内数か別枠かを読みます。学科名が過去の資料と異なる場合は、名称だけで同一の集計と決めず、大学の注記や組織変更の案内に照らしてください。
合格倍率を示す場合の式は志願者数÷合格者数です。受験者数を使う比率は「受験者数÷合格者数」と分子を明示し、志願者ベースの合格倍率とは分けます。入学手続者数や入学者数は合格者数とは異なるため、これらで割った値を合格倍率と呼ぶことはできません。必要な人数が欠けるときは計算せず、募集人員から補わないことが大切です。
比較に使う資料が揃わない段階でも、準備の優先順位は決められます。出願資格に適合する学科を絞り、筆記・口頭試問・小論文の形式と自分の既習分野を照合してください。倍率が低そうに見える学科へ移るより、志望する学問とこれまでの学修を説明できるかを確かめることが、出願先を判断する具体的な材料になります。
募集人員の「若干名」は、合格者の人数を事前に読み替えられる表現ではありません。人数指定がある学科でも、志願者の人数や受験の状況までわかるわけではありません。募集枠と選考結果を分けて読むことで、「枠が小さいから受けない」「若干名だから広く受け入れる」といった根拠のない結論を避けられます。
出典資料名:入学者選抜要項・学生募集要項(2027年度編入学)/URL:入学者選抜要項・学生募集要項(2027年度編入学)/確認日:2026年10月1日。
検定料と支払い方法をどこで確認するか
入学考査料の金額と支払期間は、志望する学部の編入学学生募集要項にある「入学考査料」の欄で確認してください。出願書類の受付期間とは別に支払期間が定められているため、支払いが済んだだけで出願が完了したと考えず、証明書を添付した書類の提出まで進めます。
支払いはE-支払サイトを通じて行い、コンビニエンスストア、ペイジー対応ATM、ネットバンキング、クレジットカード、銀聯ネット決済のいずれかを利用します(日本国外からの支払いはクレジットカード・銀聯ネット決済のみ)。振込手数料は受験者負担です。日本語サイトから支払った場合は「収納証明書」を、英語サイトから支払った場合は印刷した「Result Page」を、それぞれ所定の用紙に添付・同封して提出します。提出書類の様式が支払い方法によって変わる点は見落としやすいので、要項の指示どおりに進めてください。
自然災害等による入学考査料の免除を検討する場合は、対象となる事情、相談の期限、必要な証明書を学部の案内で確認してください。対象者や申出方法を他学部と共通だと判断せず、支払い前に志望学部の窓口へ相談します。振込みを先に行ってよいかも、その際に確認してください。
入学料・授業料と減免制度
入学料・授業料は、大学公式の学費案内と入学手続の通知で確認します。予定額と確定した金額を区別し、入学料の区分が自分にどう適用されるか、どの証明書をいつ提出するかを照合してください。居住地だけを見て区分を自己判断したり、他の年度の金額をそのまま進学予算に使ったりしないようにします。
減免制度を利用したい場合は、学生課の案内で編入学生が対象となるか、申請時期、家計や学業などの条件、必要書類を確認してください。制度があることと自分が採用されることは別です。申請の結果や支援の開始時期がわかる前は、減免を当然の前提にせず、通常の納付に必要な資金も含めて進学計画を立てます。
まずは無料相談で、合格までの最短ルートを確認しませんか?
スプリング・オンライン家庭教師のプロ講師が、現在の学力・志望校・残り期間に合わせて、必要な対策を個別に整理します。
- 大学編入のプロ講師が最適な受験戦略を提案
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(費用は一切かかりません)
システムデザイン学部だけの「推薦編入」ルート
システムデザイン学部には、一般編入とは別に東京都立産業技術高等専門学校(都立産技高専)の卒業見込者だけを対象にした推薦編入があります。理学部・都市環境学部にはこの制度はありません。
対象学科は情報科学科・電気電子工学科・機械システム工学科(知能機械コース・生体機械コース)・航空宇宙システム工学科の4学科(各学科・コースとも若干名)。出願資格は「都立産技高専を2027年3月卒業見込みで、校長が責任を持って推薦する者」で、航空宇宙システム工学科は一般編入と同様に材料力学・熱力学・流体力学の単位要件が加わります。選考は推薦書・成績証明書・面接の結果を総合判断し、学力試験(数学・物理)は課されません。試験日・合格発表日は一般編入と同じです。
都立産技高専に在籍している場合、一般編入との違い(学力試験の有無、対象学科の範囲)を理解したうえでどちらのルートを使うか検討する価値があります。推薦編入の過去の人数から合格可能性を推定せず、校内の推薦手続と志望学科の条件を確認してください。
単位認定と修業年限|2年で卒業できるとは限らない
編入後の卒業までの見通しは、出身校での履修内容と編入先のカリキュラムを照合して考える必要があります。3年次に編入することだけで、卒業に必要な学修がすべて予定どおり進むと決まるわけではありません。単位認定の結果と、入学後に履修しなければならない授業を分けて確認しましょう。
出願前には、成績証明書に加えてシラバスや授業内容を説明できる資料を整理しておくと、履修歴を確認しやすくなります。単位認定の判断は大学が行うため、科目名が似ているだけで認定されるとは限りません。認定の申請方法や決定時期は合格後の案内を読み、不明な点は教務窓口に相談してください。
学士入学は2027年度すべての学部で実施しない
2027年度の学士入学は、東京都立大学のすべての学部で実施しません。大学公式の入学者選抜要項・学生募集要項ページには、学士入学の見出しの下にこの年度の不実施が明記されています。過去の学士入学の募集や実績を、現在出願できる別ルートとして読み替えることはできません。
4年制大学の在学生・卒業生で、高専・短大の対象課程の卒業資格を持たない人は、本記事の編入学にもこの年度の学士入学にも出願できません。一方、大学への在籍歴があっても、それ以前に高専・短大の対象課程を卒業している場合は、大学の在学歴ではなく、その卒業資格を学科の出願条件と照合します。経歴が複数ある場合は、一律に判断せず、志望学部に具体的な卒業校・課程を伝えて相談してください。
出典資料名:入学者選抜要項・学生募集要項(学士入学の案内)/URL:入学者選抜要項・学生募集要項(学士入学の案内)/確認日:2026年10月1日。
過去問の入手方法|都市環境学部は公式案内あり、他学部は窓口へ
都市環境学部は、2027年度の「募集要項・過去問題の請求について」を公式に公開しています。このPDFは試験問題そのものではなく、窓口での受領や郵送請求、閲覧の方法を説明する資料です。リンクを開けば過去問一式をダウンロードできるという意味ではありません。
理学部・システムデザイン学部については、本記事で案内できる過去問の公式公開先を確認できていません。公開されていないと断定せず、志望学部の入試担当窓口に、閲覧や配布の有無、対象年度、利用方法を問い合わせてください。
都市環境学部の公式案内では、過去問を受け取る方法が示されています。利用する前に、希望する学科の資料が配布対象かを確認しましょう。
- 南大沢キャンパス9号館2階(都市環境学部教務係)の窓口で直接受け取る(対応時間:月〜金曜9:00〜12:30、13:30〜17:00、祝日を除く)
- 「編入学試験過去問題郵送請求票」に必要事項を記入し、返信用封筒(角2封筒に切手を貼付したもの)とともに郵送で請求する
ただし、全学科が同じ扱いというわけではありません。案内には「都市基盤環境学科・建築学科・観光科学科は配布可能。ただし著作権の関係で一部の問題については公開できない場合がある」「環境応用化学科は著作権の関係で配布はできないが、都市環境学部教務係窓口にて閲覧可能」と明記されています。環境応用化学科を志望する場合、過去問を手元に置いて持ち帰ることはできず、窓口での閲覧に限られる点に注意してください。
本記事では、大学が公開していない過去問の内容を推測して記載することはしません。過去問の入手を希望する場合は、都市環境学部教務係(電話042-677-1111 内線4027)に直接問い合わせるか、理学部・システムデザイン学部については各学部の入試担当窓口に、過去問の閲覧可否を確認することをおすすめします。
出典資料名:2027年度 都市環境学部 募集要項・過去問題の請求について/URL:2027年度 都市環境学部 募集要項・過去問題の請求について/確認日:2026年10月1日。
試験当日の持ち物と注意事項、会場はキャンパスが違う
まず押さえておきたいのが会場の違いです。理学部・都市環境学部は南大沢キャンパス(京王相模原線 南大沢駅下車。学部ごとに集合場所・試験室が異なるため受験票等で確認)、システムデザイン学部は日野キャンパス(東京都日野市旭が丘6丁目6番地)と、同じ東京都立大学でもキャンパスが異なります。併願を検討している場合、当日の移動時間や交通手段もあわせて確認しておいてください。
持ち物・当日ルールは募集要項に添付された受験票の注意書きに記載されています。都市環境学部の受験票の注意事項を踏まえ、次の点を確認してください。
- 試験会場は当日、11号館前に掲示される
- 募集要項・受験票に指定された集合時刻までに試験会場に入室すること
- 遅刻時の扱いは募集要項・受験票の注意事項を確認し、遅刻を見込んだ移動計画を立てない
- 試験中、机の上に置けるのは受験票・黒鉛筆(シャープペンシルも可)・消しゴム・鉛筆削り・時計(時計機能だけのもの)に限る
- 必要な科目を受験しなかった者、不正行為を行ったと認められた者、係員の指示に従わなかった者は受験失格となる
- 昼食は各自用意すること
システムデザイン学部の受験票にも同趣旨の注意書きがあり、「指定された時刻までに試験室に入室すること」「遅刻した場合の扱い」「机上に置けるのは受験票・黒鉛筆・消しゴム・鉛筆削り・時計機能のみの時計・辞書(電子辞書は不可)等の指定されたものに限る」に加えて、「自動車(二輪車を含む)で学内へは入場できない。電車・バス等公共交通機関を利用すること」という日野キャンパス特有の注意が明記されています。理学部の募集要項には受験票の細かな注意書きは添付されていませんが、面接会場の集合時間や詳細は受験票送付時に別途通知されるとされています。
学部・学科別に、何から手をつけるべきか
ここまでの情報を、志望学科別の準備の優先順位に落とし込みます。
理学部化学科を志望する場合
専門科目の筆記試験がなく、面接(口頭試問を含む)、英語のTOEICスコア、成績証明書、調査書の総合判定です。当日の一発勝負である論述・小論文の練習よりも、化学科の専門分野について口頭で説明できる状態を作ることが優先です。TOEICはTOEFLでは代替できない点にも注意してください。出願資格上、高専・短大の工学系課程からの出願に限られるため、まず自分の在籍課程が「工学系課程等」に該当するかを学校の事務局に確認することが最初の一歩です。
都市環境学部を志望する場合
学科によって試験の性格がまったく違うため、学科を先に決めてから対策を組み立てる必要があります。都市基盤環境学科と建築学科は専門科目の筆記試験の範囲が広いため、出題分野(構造・水理・材料・計画など)を要項で確認し、それぞれの基礎を高専・短大の教科書レベルから復習するのが土台になります。環境応用化学科は2027年度は化学についての試問を含む面接のため、化学の知識を口頭でどう説明するかという練習に重点を移してください。観光科学科は小論文形式なので、時事的な観光関連のテーマについて書く練習が必要です。英語はTOEIC・TOEFLどちらも使えますが、IPテストも認められる点は理学部と共通しています。システムデザイン学部ではIPテストは対象外です。
システムデザイン学部を志望する場合
情報科学科とインダストリアルアート学科以外は数学・物理の学力試験があるため、出題範囲として大学が公表している「線形代数・確率・ベクトル解析・微分積分・微分方程式(数学)」「力学・電磁気(物理)」を軸に、高専・短大での学習内容を整理し直すのが対策の骨格になります。インダストリアルアート学科を志望する場合は、第1次選考(書類)を通過しなければ学力試験に進めないため、調査書・成績証明書・外部英語スコアの完成度を最優先にしてください。都立産技高専に在籍している場合は、一般編入と推薦編入のどちらのルートが自分に合うかを、学力試験の有無を基準に検討してください。出願期間が5月25日から27日までの3日間しかない点も、他の2学部より早めの準備が必要な理由です。
他大学の編入学試験と何が違うか
「大学編入」という言葉だけでは出願資格は判断できません。比較先を探す際は、大学での在学歴を認める区分と、高専・短大の卒業資格を求める区分を分けて調べてください。当サイトの法政大学の編入試験を徹底解説も関連情報として参照できますが、実際の出願可否は志望学部・年度の募集要項で判断してください。
これに対して東京都立大学の理学部・都市環境学部・システムデザイン学部は、出願資格が高等専門学校・短期大学の卒業者(工学系等課程)に一本化されており、2年次編入そのものが存在しません。同じ「大学編入」という言葉でも、大学によって前提となる出願者層がまったく違うということです。高専・短大に在籍していて工学系分野への編入を考えている場合は都立大学が有力な選択肢になりますが、4年制大学からの編入を考えている場合は、都立大学の理学部・都市環境学部・システムデザイン学部以外の選択肢(他の学部を持つ国公立大学や私立大学)を探す必要があります。
併願先を比較するときは、検定料だけでなく、英語外部試験の受験、証明書の発行、書類の郵送、試験会場までの交通や宿泊も含めて費用を整理すると計画しやすくなります。大学間の金額差を一般化せず、それぞれの募集要項と自分の受験行程から必要な支出を調べてください。
併願をどう組むか
東京都立大学の2027年度編入学試験は、理学部・都市環境学部が2026年7月3日、システムデザイン学部が7月4日です。理学部と都市環境学部は試験日が同じため、両方を受験する予定は組めません。システムデザイン学部との組合せは日が異なりますが、予備日や移動も含めて検討してください。志望学科ごとの出願資格と併願制限も、それぞれの要項で確認します。
出願資格が高専・短大の工学系等課程卒業者に限られるという構造は、他の高専・短大対応の編入学試験を実施している大学(工業系の国公立大学など)と組み合わせて併願を検討する場合の判断材料にもなります。東京都立大学の学部別の詳細(志望理由書の書き方・小論文対策・過去問対策を含む)は、当サイトの以下の記事も参照してください。
- 東京都立大学理学部の編入試験を徹底解説|出願資格・試験科目・過去問対策・志望理由書・面接まで
- 東京都立大学都市環境学部の編入試験を徹底解説|出願資格・試験科目・過去問対策・志望理由書・面接まで
- 東京都立大学システムデザイン学部の編入試験を徹底解説|出願資格・試験科目・過去問対策・志望理由書・面接まで
- 東京都立大学編入の志望理由書の書き方|例文と評価されるポイント
- 東京都立大学編入の小論文対策|出題傾向と書き方のコツ
学部別解説とあわせて、関連コラムの東京都立大学の編入に関するインタビュー記事も参照できます。個人の体験と当該年度の出願条件は区別し、資格や手続の判断には募集要項を用いてください。
問い合わせ先一覧
出願資格の判定や過去問の閲覧可否など、募集要項だけでは判断できない事項は、必ず各学部の窓口に直接確認してください。
| 学部 | 窓口 | 電話番号 |
|---|---|---|
| 理学部 | 東京都立大学管理部理系学務課理学部教務係 | 042-677-1111(代表) |
| 都市環境学部 | 東京都立大学管理部理系学務課都市環境学部教務係 | 042-677-1111 内線4026(出願関連)/内線4027(過去問請求) |
| システムデザイン学部 | 日野キャンパス管理部学務課教務係入試担当 | 042-585-8623 |
出典資料名:問い合わせ先(各学部2027年度募集要項)/URL:理学部 / 都市環境学部 / システムデザイン学部/確認日:2026年10月1日。
いずれも、障がい等により受験上・修学上の配慮を希望する場合は出願期間より前の指定期日(5月上旬〜中旬)までに相談し、必要書類(申出書)を提出するよう求められています。期限を過ぎると希望に沿えないことがあると明記されているため、配慮を検討している場合は募集要項が公開され次第、早めに連絡することが重要です。
よくある質問
Q. 4年制大学に在学中ですが、東京都立大学の編入学試験を受けられますか?
理学部・都市環境学部・システムデザイン学部の編入学試験は、出願資格が「高等専門学校または短期大学の工学系課程等の卒業者(卒業見込みを含む)」に限られています。4年制大学の在学・卒業を出願資格とする条項はないため、原則として出願できません。
Q. 2年次への編入はできますか?
できません。理学部・都市環境学部・システムデザイン学部いずれも、編入学年次は3年次のみです。
Q. 都市環境学部は複数の学科を併願できますか?
志願票の志望学科欄は1つしかなく、1学科のみの出願を前提とした様式になっています。システムデザイン学部の募集要項には「出願できる学科は1学科のみ。併願はできません」と明記されています。
Q. 英語はTOEICとTOEFLのどちらを準備すればよいですか?
学部によって使える試験が異なります。理学部化学科はTOEICのみ、都市環境学部はTOEIC(公開テスト・IPテストとも可)またはTOEFL iBT、システムデザイン学部はTOEFL-iBTまたはTOEIC(公開テストのみ、IPテスト不可)です。志望学部が決まってから対応する試験を確認してください。
Q. 過去問はどこで手に入りますか?
都市環境学部は公式の請求案内を公開しています。都市基盤環境学科・建築学科・観光科学科は窓口または郵送で配布されますが、著作権により一部が公開されない場合があります。環境応用化学科は窓口閲覧のみです。理学部・システムデザイン学部の公開先は本記事では確認できていないため、各学部の窓口に相談してください。
Q. 入学考査料はいくらですか?
金額と支払期間は、志望学部の募集要項にある入学考査料の欄で確認してください。E-支払サイトを利用する手続と、出願書類への収納証明書等の添付は別の作業です。支払いを済ませたら、必要な証明書を準備し、書類の提出まで完了させましょう。
Q. システムデザイン学部の推薦編入は誰でも出願できますか?
いいえ。東京都立産業技術高等専門学校の卒業見込者で、校長の推薦を受けられる者に限られます。対象は情報科学科・電気電子工学科・機械システム工学科(両コース)・航空宇宙システム工学科です。
Q. 編入後、2年で卒業できますか?
出身校での履修内容と単位認定の結果、入学後の履修計画によります。編入年次だけで卒業時期が確定するわけではありません。履修済みの科目を整理し、卒業要件との対応、入学後に履修すべき授業、単位認定の手続を大学の案内で確認してください。
Q. 理学部と都市環境学部を両方受験できますか?
2027年度の募集要項では、理学部・都市環境学部とも試験日が2026年7月3日(金)に設定されているため、同一日での受験となります。日程が重なると両学部の併願はできません。システムデザイン学部は試験日が7月4日(土)で別日程のため、理学部・都市環境学部のどちらかとシステムデザイン学部を組み合わせる併願は日程上可能です。年度によって日程は変わるため、最新の要項で必ず確認してください。
Q. システムデザイン学部の「電気電子工学科」と「電子情報システム工学科」は同じ学科ですか?
2027年度の募集要項では「電気電子工学科」という学科名が使われています。過去の資料に異なる学科名が載っていても、名称だけで実績を合算したり、同一条件の入試と判断したりしないでください。過年度の組織との対応は大学の公式案内で確認し、出願書類には当該年度の学科名を使います。
出願前に必ず確認する3つのこと
ここまでの内容を、出願前のチェックリストとして整理します。
1. 自分の出身校・課程が出願資格を満たすか。高等専門学校または短期大学の「工学系課程等」(情報科学科は理工学系、インダストリアルアート学科は工学系または芸術系)を卒業・卒業見込みであることが大前提です。在籍している課程がこれに該当するか判断がつかない場合は、志望学部の教務係、もしくは自校の進路指導・教務窓口に必ず確認してください。4年制大学に在学中の場合は、この3学部の編入学試験の対象にはなりません。
2. 志望学科の試験科目と、必要な英語外部試験のスコアをいつまでに用意するか。専門科目の筆記試験がある学科(都市環境学部の一部、システムデザイン学部の多く)は出題範囲を確認して基礎から復習する時間が必要です。英語は当日の筆記試験がなく出願時のスコア提出制のため、志望学部で使える試験(TOEIC・TOEFL、公開テストかIPテストか)を確認したうえで、出願期間に間に合うよう逆算して受験しておく必要があります。
3. 出願期間の長さと郵送の締切。理学部・都市環境学部は約1週間、システムデザイン学部は3日間しかありません。出願書類は学部が指定する書留・速達での郵送必着が条件です。書類に不備があった場合の余裕を考えると、募集要項の公開後に書類一式を準備しておき、出願期間に入ったらすぐに発送できる状態にしておくのが安全です。
まとめ
東京都立大学の編入学試験でまず押さえるべきは、実施学部が理学部・都市環境学部・システムデザイン学部の3学部に限られ、出願資格が高等専門学校・短期大学の工学系(一部理工学系・芸術系)課程の卒業者に限定されているという構造です。4年制大学の在学者を対象にした一般的な編入学試験の枠組みとは前提が異なるため、まず自分がこの3学部のいずれかの出願資格を満たすかどうかを確認することが最初のステップになります。
試験科目は学部・学科によって大きく違い、理学部化学科と都市環境学部環境応用化学科は面接のみ、都市環境学部の他3学科は専門科目または小論文、システムデザイン学部の多くの学科は数学・物理の学力試験が課されます。英語は3学部とも外部試験のスコア提出制ですが、使える試験の種類(TOEIC・TOEFL、公開テスト・IPテストの可否)が学部ごとに異なるため、志望学部が固まった時点でスコアの種類を確認してください。
倍率の裏付けとなる学部・学科別の実績資料を本記事では示せないため、数値による難易度の比較は行っていません。志望先を決める際は、出願資格、学びたい専門分野、試験形式と現在の履修内容との対応を確認してください。過去問は都市環境学部の公式請求案内を参照し、理学部・システムデザイン学部の入手方法は各窓口で確認しましょう。
本記事は2027年度編入学学生募集要項と大学公式の入試案内に基づき、2026年10月1日に内容を確認しています。学士入学はこの年度に全学部で実施しません。制度・日程・募集人員・試験科目・出願資格は年度によって変更される可能性があるため、次回の出願については最新の募集要項でご確認ください。
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