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香川大学農学部(修業年限4年)の編入試験を徹底解説|出願資格・試験科目・過去問対策・志望理由書・面接まで

香川大学農学部(修業年限4年)の編入試験を徹底解説の記事アイキャッチ画像。大学編入対策の出願資格・試験科目・対策を示す図解。
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香川大学農学部(応用生物科学科)の編入学試験とは、高等専門学校や短期大学などで一定の課程を修了した人が、選考を経て同学部の第3年次に入学し直す3年次編入学試験のことです。香川大学農学部は応用生物科学科の1学科制を採用しており、2027年度(2026年4月入学)第3年次編入学学生募集要項では、募集人員「若干人」、試験は筆記試験100点と面接100点の計200点満点で構成され、筆記試験または面接のいずれか一方でも受験しなければ合格者にはならないと明記されています。

本記事では、この募集要項の記載内容と、香川大学が公式に公開している直近3か年の入学者選抜実施状況、そして2026年度の編入学試験問題(過去問)をもとに、出願資格の判定方法、試験科目ごとの配点と対策の方向性、志望理由書・面接の準備、併願を検討するときの視点までを整理します。応用生物科学科には先端生命科学・アグリサイエンス・フィールド環境・バイオ分子化学・食品科学の5コースがあり、編入生は合格後に第3年次生としてコースを選択する仕組みになっている点も、志望理由を組み立てるうえで押さえておきたいポイントです。

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香川大学の編入学試験は、教育学部・法学部・経済学部・創造工学部・農学部の5学部で実施されていますが、出願期間・試験日・選抜方法は学部ごとに異なります。農学部は出願期間が2026年5月7日から5月15日、試験日が2026年6月11日と、他学部と比べても早い時期に実施される日程です。また法学部・経済学部が英語をTOEICスコアの提出で評価するのに対し、農学部は学内の筆記試験の中で英語を含む科学的基礎知識を評価する方式を採用しており、対策の進め方も学部ごとに異なります。

記事内の日程・人員・配点は2026年5月出願分(2027年度入学)の募集要項に基づく情報であり、年度によって変更される可能性があるため、出願前には必ず香川大学の最新の募集要項をご確認ください。

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目次

香川大学農学部の3年次編入学とは|応用生物科学科の5コース

香川大学農学部は「先端的かつ総合的な生物科学を基礎に、自然と調和した安全で快適な地域社会を実現するための教育と研究を行う」ことを教育理念に掲げ、生物資源の生産と活用に関する科学と技術を総合的に理解し、生物科学を基盤とする産業界で幅広く活躍できる人材の養成を目指す学部です。学部は応用生物科学科の1学科制を採用しており、一般選抜・編入学試験ともに学科単位での募集となっています。

入学後は、まず学部共通の導入科目と共通基礎科目を履修して生物科学の基礎を身につけ、2年次後期からは先端生命科学コース、アグリサイエンスコース、フィールド環境コース、バイオ分子化学コース、食品科学コースの5コースに分かれて専門科目を履修する仕組みです。編入学生は合格後に第3年次生としてコースを選択し、その時点から履修を開始することになりますが、募集要項には「希望のコースに必ずしも分属できない場合があります」と注記されているため、第1志望のコースだけでなく第2候補まで考えておくと安心です。

試験会場でもある農学部のキャンパスは、香川大学の他学部が集まる高松市内の幸町キャンパス・林町キャンパスとは異なり、木田郡三木町大字池戸2393番地の「三木町農学部キャンパス」に置かれています。編入後の通学だけでなく、出願書類の提出先・検定料の振込・受験当日の集合場所もすべてこの三木町農学部キャンパス内の農学部学務係が窓口になるため、他学部との併願を検討する場合は、キャンパスの所在地が別であることも移動計画に織り込んでおく必要があります。

コース名学びの中心
先端生命科学コース微生物から高等動植物までの生命活動を遺伝子・タンパク質レベルで解明し、有用生物の開発や生物資源の有効利用へ応用する技術
アグリサイエンスコース遺伝資源の評価・品種改良、持続可能な生産管理技術、生産環境解析、流通・利用システムをフィールド技術と生命科学の両面から学ぶ
フィールド環境コース里海・里山・身近な水辺を対象に、生物と環境の相互作用や物質循環を化学的・生物学的手法で調査解析する
バイオ分子化学コース生物が生産する分子の探索・構造解析・化学合成・作用機構の解析を通じ、農業・医薬・食品分野へ応用できる知見を扱う
食品科学コース食品の機能性・安全性・嗜好性/加工特性を科学的に理解し、講義と実験・実習を組み合わせて学ぶ

教育目標とアドミッションポリシー

香川大学農学部の教育目標は、生物資源の生産と活用に関する幅広い知識と技能を身につけ、科学的な思考に基づく課題設定力、国際感覚を備えた判断力及びコミュニケーション力を備え、多様で広範な社会の諸課題の解決に向けて柔軟な思考によって取り組む「農学の実践力」を持った人材の育成にあると定められています。編入学の入学者選抜基本方針では、①思考力・判断力・表現力、②主体性・多様性・協働性、③自然科学に対する関心・意欲・態度、④倫理性・社会性の4点を筆記試験と面接を通じて問うとされており、この4点は志望理由書や面接での回答を組み立てる際の軸そのものになります。

アドミッションポリシーには「大学入学までに修得が期待される内容」として、編入学生は入学後ただちに実験・実習及び学部開設の専門科目を履修することになるため、生物科学の様々な分野を理解し専門科目を学ぶための科学的基礎知識と論理的な思考力を身につけていることが求められる、と明記されています。あわせて、生物資源の生産と利用に関する情報を理解し、自らの論理的思考及び判断をもってこれを説明するプレゼンテーション能力とコミュニケーション能力を身につけるための国語及び外国語の基礎学力も求められています。編入後は在学期間が実質2年と限られるため、出身校での既習範囲を早めに棚卸ししておくことが、入学後の専門科目についていくための土台になります。

取得を目指せる資格と卒業後の進路の考え方

募集要項やアドミッションポリシーには具体的な資格一覧までは記載されていませんが、応用生物科学科は生物科学・食品科学・環境科学にまたがる幅広い専門科目を備えており、志望するコースによって卒業後に活かせる専門性が大きく異なります。志望理由書や面接では、5コースのうちどの分野に関心があり、入学後にどの専門科目を中心に学びたいのかを具体的に言語化しておくことが、学習意欲を伝えるうえで重要です。編入後は3年次から専門科目と卒業研究の両方をこなす必要があるため、コース選択と将来の進路イメージを早い段階で結び付けておくと、限られた在学期間を効率よく使うことができます。

履修科目の区分と編入生が押さえておきたい流れ

農学部生が履修する授業科目は「全学共通科目」と「学部開設科目」に大別されます。全学共通科目は幅広い教養を身につけるための科目群で、「学びと生き方科目」「主題科目」「学問基礎科目」「外国語科目」「広範教養教育科目」「高度教養教育科目」から構成されています。学部開設科目には、専門の基礎固めのための「導入科目」と「共通基礎科目」、高度な専門性を身につけるための「コース専門科目」、社会的課題などに視野を広げるための「共通展開科目」が設けられています。

編入生は第3年次に入学するため、1・2年次の学生が導入科目・共通基礎科目を通じて積み上げてきた生物科学の基礎を、出身校での既習範囲と照らし合わせて自分で補っておく必要があります。特にコース専門科目は2年次後期から本格化する内容のため、志望するコースの専門分野に関連する基礎科目(化学・生物・生化学など)をどこまで学んできたかを、成績証明書を見ながら早めに棚卸ししておくとよいでしょう。

募集要項の「編入学後の履修について」には、編入学者は各学部の定めるカリキュラムに従って卒業要件を満たすよう単位を修得しなければならないこと、出身学校での修得科目(単位)は各学部が定めた認定基準により認定されるものの、場合によっては第3年次に編入しても2年間で卒業できないことがあると明記されています。単位認定の可否は出願前に確定するものではなく、合格後に大学側の審査を経て決まる仕組みのため、成績証明書に記載された既修得単位が多いほど有利にはなり得ますが、2年間での卒業を保証するものではない点は理解しておく必要があります。

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募集人員・出願資格|12区分のどれに該当するか

2027年度(2026年4月入学)第3年次編入学の実施学科は応用生物科学科、募集人員は「若干人」です。編入学の時期は2027年4月1日、編入学年次は第3年次と定められています。編入後の修業年限は2年、在学可能年数は6年と募集要項に明記されており、出身校での修得単位の認定状況によっては第3年次に編入しても標準の2年間では卒業できない場合があるとも注記されています。

項目2027年度(2026年4月入学)募集要項の内容
実施学科応用生物科学科(1学科制)
募集人員若干人
編入学年次第3年次
編入学の時期2027年4月1日
修業年限(編入後)2年
在学可能年数6年

出願資格は、教育学部・法学部・経済学部・創造工学部〈一般〉と共通の12区分のいずれかに該当することが条件です。自分がどの号に当てはまるかを最初に確定させ、必要な証明書の準備に取りかかりましょう。

出願資格の内容
大学又は専門職大学を卒業した者及び2027年3月までに卒業見込みの者
学校教育法第104条第7項の規定により学士の学位を授与された者及び2027年3月までに授与される見込みの者
短期大学、専門職短期大学、高等専門学校、旧国立工業教員養成所又は旧国立養護教諭養成所を卒業した者及び2027年3月卒業見込みの者
学校教育法施行規則附則第7条に定める従前の規定による高等学校、専門学校又は教員養成諸学校等の課程を修了し、又は卒業した者
学校教育法第58条の2に定める高等学校の専攻科の課程を修了した者及び2027年3月までに修了見込みの者
学校教育法第70条第1項に定める中等教育学校の後期課程の専攻科の課程を修了した者及び2027年3月までに修了見込みの者
学校教育法第82条に定める特別支援学校の専攻科の課程を修了した者及び2027年3月までに修了見込みの者
専修学校の専門課程(修業年限2年以上・総授業時数1,700時間以上又は62単位以上)を修了した者及び2027年3月までに修了見込みの者(学校教育法第90条第1項に規定する者に限る)
他の大学又は専門職大学に2年以上在学(休学期間を除く。2027年3月までに2年以上在学となる者を含む)し、62単位以上を修得(見込みを含む)した者
外国の学校が行う通信教育における授業科目を我が国において履修することにより当該外国の学校教育における14年の課程を修了した者及び2027年3月修了見込みの者
外国において学校教育における14年の課程を修了した者及び2027年3月までに修了見込みの者
外国の短期大学を卒業した者、又は文部科学大臣が指定する外国の短期大学相当課程を我が国において修了した者及び2027年3月までに修了見込みの者

特に注意したいのは⑼の条件です。4年制大学に在籍している人が編入を目指す場合、「62単位以上を修得(見込みを含む)した者」とされていますが、注記として「2027年3月までに所定の要件を満たす見込みで受験した者が要件を満たさなかった場合は、入学手続きを完了した場合であっても入学を許可しない」と明記されています。成績表を見ながら、出願時点での修得(見込み)単位数を早めに確認しておくことが重要です。

外国人留学生・帰国子女に対する農学部固有の手続き

出願資格⑾に該当する者で、外国において学校教育の課程を経ている外国人留学生及び帰国子女は、履歴書及び卒業証明書の写しを2026年4月24日(金)までに農学部学務係に送付又は持参して「出願資格の確認」を受ける必要があります。履歴書には小学校入学から現在までの学歴(正規の修業年限を含む)を記入し、資格確認の結果は1週間をめどに通知されるとされています。出願期間に間に合わせるためには、通常の出願準備よりも早い段階からこの確認手続きに着手しておく必要があります。

出願書類の提出先と障害等への配慮

出願書類の提出先は〒761-0795 木田郡三木町大字池戸2393番地 香川大学農学部学務係(TEL 087-891-3015)です。教育学部・法学部・経済学部・創造工学部とは提出先が異なるため、封筒の宛先を間違えないよう注意してください。出願書類等提出先の一覧は募集要項に学部ごとに記載されているので、出願用封筒を準備する段階で必ず確認しましょう。

身体障害・知的障害・精神障害(発達障害を含む)などにより受験上及び修学上の配慮を必要とする場合は、出願に先立ちあらかじめ香川大学へ相談することになっています。相談は志願者本人だけでなく、保護者や担任教員など本人の状態を詳しく説明できる者が行うことができ、相談内容によっては対応に時間を要する場合もあるため、出願前のできるだけ早い時期に申請書(本学ホームページからダウンロード可能)を用意して相談することが推奨されています。合格後には、入学者選抜試験における個人成績の開示を本人の申請により受けられる制度もあります。

出願書類に記載された氏名・生年月日・性別その他の個人情報は、入学者選抜、合格通知及び入学手続を行う目的で利用され、合格者については入学後の教務関係・学生支援関係・授業料及び教育研究活動の支援に関する業務にも使われると定められています。個人成績は調査・研究(入試改善や志願動向の分析、統計資料作成)にも使用されますが、本学の関係教職員以外への提供は行われず、結果発表の際も個人が特定できないよう処理される旨が募集要項に明記されています。

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試験科目と配点|筆記試験100点+面接100点の200点満点

香川大学農学部の入学者の選抜は、筆記試験、面接、志望理由書及びその他の提出書類を総合して判定されます。筆記試験又は面接のいずれか一方を受験していない場合は、本学の合格者とはなりませんと募集要項に明記されている点は、他学部にはない農学部特有の重要な注意事項です。体調不良などで一方を欠席すると、もう一方の出来がどれだけよくても不合格になる仕組みになっています。

試験科目配点
筆記試験100点
面接100点
合計200点

筆記試験は「本学部応用生物科学科2年次生程度の科学的基礎知識(英語を含む)と論理的思考力について評価する」と説明されています。法学部や経済学部のようにTOEICスコアを外部から提出する方式ではなく、英語も含めて学内の筆記試験の中で評価される点が、農学部の出題方式の特徴です。面接は「志望理由書並びに成績証明書を参考にしながら質疑応答を行い、編入学後の専門科目への学習意欲などを専門的素養を含め評価する」とされており、提出書類の内容と受け答えの整合性が見られると考えられます。

時間内容
9:30農学部学務係に集合
10:00〜12:00筆記試験(120分)
13:30〜面接

試験は2026年6月11日(木)に、三木町農学部キャンパス(木田郡三木町大字池戸2393番地)で実施されます。筆記試験は120分という比較的長い試験時間が確保されており、募集要項の記載や後述する2026年度の過去問の構成から見ても、選択式ではなく計算過程や説明を書かせる記述式中心の出題になっていると考えられます。募集要項には「志願者が多数の場合は、6月12日(金)にも面接を実施することがあります。なお、該当者にはあらかじめ通知します」と注記されており、面接が2日間に分けて実施される可能性もあるため、6月11日だけでなく12日の予定も念のため空けておくと安心です。

配点均等ではなく100点+100点という設計の意味

筆記試験と面接がそれぞれ100点ずつという均等配点は、香川大学農学部のアドミッションポリシーが「知識・技能」だけでなく「主体性・多様性・協働性」「関心・意欲・態度」「倫理観・社会的責任」といった複数の資質を並列で重視していることと整合しています。筆記試験の対策だけに時間を割いて面接準備を後回しにすると、総合点で不利になりかねません。筆記試験でどれだけ高得点を取っても、面接で専門科目への学習意欲や志望理由の一貫性が伝わらなければ、200点満点のうち半分を落とすことになる設計だと理解しておく必要があります。

試験会場へのアクセスと当日の注意事項

会場となる三木町農学部キャンパスへは、ことでん長尾線「高松築港駅」から「農学部前駅」下車、徒歩約2分(北へ100m)が最寄りのアクセスです。バスを利用する場合は大川バス引田線(高松駅前⑧番のりば発)で「農学部前」下車、徒歩約5分(北へ250m)、タクシーではJR高松駅から約40分・約4,400円が目安とされています。電車・バスの運行時刻は変更になる場合があるため、受験者自身で事前に確認しておくことが必要です。

受験上の注意事項として、試験当日は必ず受験票を持参すること、携帯電話・スマートフォン等の電子機器の使用は禁止(所持している場合は電源を切る)、不正行為があった場合は直ちに退場となること、試験場には自動車で入構できないことが共通ルールとして定められています。農学部志願者は試験当日9時30分までに農学部学務係に集合する必要があり、10時開始の筆記試験に遅れないよう、キャンパスまでの経路と所要時間を事前に確認しておきましょう。

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出願から入学までのスケジュール

出願期間は2026年5月7日(木)から2026年5月15日(金)17時までで、検定料の振込受付期間はそれより早く2026年4月24日(金)から始まります。出願書類は「簡易書留・速達」で郵送するのが原則で、出願期間最終日の17時までに必着する必要があります。出願期間最終日の9時から17時に限り、農学部学務係への持参も認められています。

郵送が出願期間最終日の17時を過ぎて到着した場合でも、2026年5月13日(水)までの消印があり、かつ「簡易書留・速達」であるものに限り受け付けるという救済的な規定も設けられています。ただし、これはあくまで消印日による例外であり、通常は郵便局の集荷・配達日数を逆算し、出願期間内に余裕をもって発送することが基本です。地方から出願する場合や、大型連休(ゴールデンウィーク)明けの出願期間にあたることも踏まえ、早めに郵便局の窓口を確認しておくと安心です。

日程内容
2026年4月24日(金)〜5月15日(金)検定料振込受付期間
2026年4月24日(金)外国人留学生・帰国子女の出願資格確認書類提出期限
2026年5月7日(木)〜5月15日(金)17時必着出願期間(簡易書留・速達郵送、または最終日9〜17時に持参)
2026年6月11日(木)選抜日(三木町農学部キャンパス、集合9:30。志願者多数の場合は面接のみ6月12日にも実施)
2026年7月10日(金)午前9時(予定)合格者発表(香川大学ホームページ・合格通知書郵送)
2026年7月24日(金)まで編入学確約書の提出期限(農学部学務係)
2027年3月15日(月)17時まで(必着)入学手続期限(教育・学生支援部教育企画課)

検定料は30,000円で、金融機関(郵便局・ゆうちょ銀行を除く)の窓口で振り込む方式です。ATMでの振込は利用できず、振込手数料は振込人負担とされており、編入学願書下部の「受付金融機関出納印」欄に押印を受ける必要があります。金融機関の窓口取扱時間は平日15時までで、土日祝日は休業となる点にも注意してください。

出願書類は、①編入学願書、②受験票、③写真票(出願以前6か月以内撮影・縦4cm×横3cm・上半身無帽正面向き)、④志望理由書(様式1・800字以内・志願者本人が日本語により直筆で記入)、⑤最終学校の卒業(修了)証明書等、⑥最終学校の成績証明書等(出身学校長が作成し厳封したもの。在学中の者は2026年3月までに単位修得見込みの科目について評価欄に○印を付す)、⑦検定料関連書類、⑧受験票等送付用封筒(410円分の切手を貼付)、⑨あて名票(様式7)の9点が基本です。外国の大学・短期大学等の証明書は、日本語訳及び関連の説明書(修学案内等)の添付が必要とされています。

  • 志望理由書は様式1・800字以内・直筆記入という指定があるため、下書きの段階から字数配分を意識して作成する
  • 成績証明書は出身学校長が厳封したものに限られるため、発行を依頼してから手元に届くまでの日数を見込んでおく
  • 検定料の振込は窓口のみでATM不可のため、平日15時までに金融機関へ行ける日程を早めに確保する
  • 外国籍の場合や出願資格⑾に該当する場合は、2026年4月24日までの出願資格確認という別スケジュールが発生する

学習・出願準備のスケジュールの目安

2026年6月11日の選抜日、5月7日からの出願期間を起点に逆算すると、遅くとも半年前には学習計画と出願準備を並行して組み立てておきたいところです。以下は、出願資格の確認から出願書類の準備までを含めた進め方の一例です。

時期取り組むこと
6か月前(12月頃)出願資格の該当号を確認し、成績証明書で修得単位数を把握する。化学・生物の基礎の学習を始める
4か月前(2月頃)志望するコース(先端生命科学/アグリサイエンス/フィールド環境/バイオ分子化学/食品科学)を絞り込み、志望理由の軸を言語化する
2か月前(4月頃)検定料振込(4月24日〜)に備えて金融機関の窓口手続きを確認する。生化学・代謝分野の学習を本格化する
1か月前(5月上旬)成績証明書・卒業(見込み)証明書の発行を出身校に依頼し、志望理由書(800字)を書き上げる
出願期間(5月7日〜15日)出願書類一式を簡易書留・速達で郵送し、必着日を確認する
直前(5月下旬〜選抜日)過去問形式の演習、面接想定問答の最終確認、三木町農学部キャンパスへの交通手段の確認

合格者は、本人及び保証人が連署した「編入学確約書」を2026年7月24日(金)までに農学部学務係へ提出する必要があり、期日までに提出しない場合は入学を辞退したものとして扱われます。入学手続期限は2027年3月15日(月)17時までで、入学手続書類は簡易書留・速達で教育・学生支援部教育企画課へ送付する形式です。入学料は282,000円(予定)、授業料は前期分267,900円(年額535,800円予定)とされており、本人の申し出により前期分の納入時に後期分もあわせて納入することも可能です。入学料・授業料の納付が困難な場合は免除や徴収猶予の制度もあるため、該当する可能性がある場合は香川大学のホームページで事前に必要書類を確認しておくとよいでしょう。

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倍率・難易度をデータで見る

香川大学は編入学試験の実施状況を「◯◯年度香川大学編入学試験実施状況」として学部・学科ごとに毎年度末に公式サイトで公開しています。応用生物科学科の第3年次編入学について、直近3か年の入学年度別データを整理すると次のとおりです。2027年度(本記事が対象とする募集)の結果は、選抜が2026年6月に実施されるため、本記事の執筆時点ではまだ公表されていません。

入学年度募集人員志願者数受験者数合格者数入学手続者数
2024年度若干人4名3名1名1名
2025年度若干人5名5名2名2名
2026年度若干人2名2名1名1名

この3年間で目立つのは、志願者数が4〜5名から2名まで年度によって変動している点です。志願者数を合格者数で割った単純倍率は、2024年度が4.0倍、2025年度が2.5倍、2026年度が2.0倍と、年度ごとに幅があります。募集人員がもともと「若干人」という少人数の選抜であるため、1〜2名の合否の違いが倍率全体を大きく動かしやすいことも念頭に置く必要があります。

単純倍率(志願者数÷合格者数)だけでなく、実際に受験した人のうちどれだけが合格しているかを示す合格率(合格者数÷受験者数)で見ると、2024年度は受験者3名中1名合格で約33.3%、2025年度は受験者5名中2名合格で40.0%、2026年度は受験者2名中1名合格で50.0%です。受験さえすれば合格しやすいと単純化できる数値ではありませんが、母数が小さい選抜のため、年度ごとの数値の変動に一喜一憂しすぎず、筆記試験・面接ともに一定の水準まで仕上げておく姿勢が安全です。

参考までに、香川大学が公開している資料をさかのぼると、2014年度(平成26年度)の実施状況では志願者7名に対し合格者1名という年もありました。10年以上のスパンで見ても志願者数・合格者数の変動が大きいことがうかがえますが、この間に募集要項の記載内容や試験科目が変更されている可能性もあるため、対策の方針を立てる際は直近3年(2024〜2026年度)のデータを中心に判断することをおすすめします。

志願者数と合格者数の差が小さい年もあれば、2025年度のように志願5名に対し合格2名にとどまる年もあり、「若干人」という表現からは具体的な採用予定人数を読み取ることはできません。過去3年の合格者数は毎年1〜2名で推移しており、この規模感を踏まえると、1人ひとりの筆記試験・面接それぞれの完成度が合否に直結しやすい選抜だと考えられます。倍率が低い年があるからといって対策を手薄にするのではなく、200点満点のうち筆記・面接どちらも取りこぼさない準備を進めることが、母数の小さい選抜を突破するうえでの基本方針になります。

他学部の編入学試験実施状況との比較

同じ実施状況の資料では、香川大学の他学部の編入学試験データも公開されています。2026年度実施状況を見ると、法学部(昼)は志願者10名に対し合格者4名、経済学部(昼)は志願者20名に対し合格者14名と、農学部よりも志願者数の規模が大きい学部もあることが分かります。農学部は他学部と比べても志願者数そのものが少ない部類に入りますが、これは「入りやすい」ことを意味するのではなく、応用生物科学科という専門分野そのものを志望する母集団の規模が異なると考えるのが妥当です。少人数の選抜だからこそ、筆記試験(化学・生物・生化学・英語)と面接それぞれで基礎を丁寧に固めておく姿勢が求められます。

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科目別対策|化学・生物・生化学・英語をどう仕上げるか

香川大学農学部の編入学試験問題は、香川大学の入試情報サイトで直近年度分が公開されています。2026年度の農学部応用生物科学科編入学試験問題を確認すると、大問4題(1〜4)構成で解答用紙4枚という形式でした。このうち問題4は著作権上の理由でホームページには掲載されておらず、本記事でも内容には触れません。以下は、公開されている問題1〜3の構成を踏まえた、科目別の対策の考え方です。長文の転載は行わず、出題テーマと形式の要約にとどめます。

化学(酸・塩基の中和滴定)の対策

2026年度の問題1は、酸と塩基の中和に関する一般式を穴埋めで導出させたうえで、食酢中の酢酸濃度を中和滴定の実験データから計算させるという構成でした。具体的には、酸・塩基の物質量と価数の関係を表す式を空欄補充で答えさせたのち、水酸化ナトリウム水溶液による滴定量から酢酸のモル濃度、さらに食酢の質量パーセント濃度を計算過程つきで求めさせる問題、加えてホールピペットやビュレットなどの実験器具が純水で濡れた状態で使われた場合に測定値へ影響するかどうかを理由とともに述べさせる問題が出題されています。

  • 酸・塩基の価数と物質量、中和の量的関係(酸が放出するH+の量=塩基が受け取るH+の量)の一般式を自分で導出できるようにする
  • 中和滴定の計算(モル濃度、質量パーセント濃度への変換)を、公式暗記ではなく単位から追って解けるようにする
  • ホールピペット・メスフラスコ・三角フラスコ・ビュレットなど、実験器具ごとに「共洗いが必要か」「乾燥のまま使ってよいか」という扱いの違いを理解しておく

この大問は、単なる公式の暗記ではなく計算過程を答案として記述させる形式になっているため、途中式を省略せずに書く練習が欠かせません。高校化学の理論分野(酸・塩基、中和滴定)を教科書レベルで一通り復習したうえで、計算問題と実験操作に関する考察問題の両方を演習しておくことをおすすめします。

生物(遺伝・代謝の記述式問題)の対策

問題2は、被子植物の構造(根系・シュート系)や光合成の反応式の説明から始まり、花器官の分化を説明するABCモデルに関する考察問題が中心でした。具体的には、光合成の明反応で酸素が産生される仕組みの説明、ABCモデルの表をもとにした変異体の花の形態からどの遺伝子クラスが変異しているかを推定させる問題、MADS-box型転写因子の分子としての性質の説明、減数分裂によって同じ両親由来の個体間でも表現型が異なる理由の説明、そして基本染色体数5の植物における四倍体個体の配偶子・胚・胚乳の染色体数を求める計算問題までが出題されています。

出題テーマ問われている力
光合成の反応式・明反応指定用語(明反応、電子伝達系、光化学系Ⅱ)を使った説明力
ABCモデルと花器官の分化表・図の読み取りと、遺伝子発現パターンからの論理的推定
MADS-box型転写因子指定用語(RNAポリメラーゼ、プロモーター、エンハンサー)を使った説明力
減数分裂と表現型の多様性指定用語(配偶子、相同染色体の分配、乗り換え)を使った説明力
倍数体(四倍体)の染色体数体細胞分裂・減数分裂・重複受精の理解に基づく計算力

この大問は、いずれも指定された用語を用いて説明させる記述式の設問が中心で、単語を暗記しているだけでは対応できません。高校生物の遺伝・生殖分野を土台に、大学教養レベルの分子生物学(転写因子、シャトル機構など)の考え方にも触れておくと、初見のテーマが出題されても対応しやすくなります。

生化学・代謝の対策

問題3は、解糖系・TCA回路・脂肪酸のβ酸化といったエネルギー代謝を横断的に問う空欄補充と論述の構成でした。炭水化物が細胞質で解糖系を経てピルビン酸とNADHを生成し、酸素存在下ではミトコンドリアでアセチルCoAに変換されてTCA回路へ進む過程、細胞質のNADHがミトコンドリア内膜を通過できないために存在する代表的な2種類のシャトル機構とATP産生効率への影響、脂質がβ酸化によってアセチルCoAへ分解される過程、そして炭水化物代謝と脂質代謝の調節に関わる主要なホルモンと酵素の働きを比較して説明させる問題が出題されています。

この分野は、応用生物科学科の複数コース(先端生命科学、バイオ分子化学、食品科学など)の専門科目につながる基礎領域でもあります。高校生物の「呼吸」の単元を土台に、解糖系・TCA回路・電子伝達系の流れを図で説明できる状態を作り、シャトル機構やホルモン調節など大学教養レベルの内容にも一通り触れておくことが対策の中心になります。

化学・生物・生化学の3分野に共通する対策の進め方としては、まず高校の教科書レベルで各単元の用語と反応式を正確に書けるようにし、そのうえで大学教養課程の入門書で「なぜそうなるのか」という仕組みの部分を補うという順序がおすすめです。過去問が示すとおり、いずれの大問も単純な一問一答形式ではなく、文章や図表を読み取りながら段階的に答えを導く構成になっているため、問題集を解く際も答えだけを確認するのではなく、途中の説明や計算過程まで自分の言葉で再現できるかを毎回チェックする習慣をつけておくと、初見の設問にも応用しやすくなります。

英語の対策の考え方

問題4は著作権上の理由で香川大学のホームページに掲載されておらず、本記事では出題内容を確認できません。募集要項の筆記試験の説明には「科学的基礎知識(英語を含む)」と明記されているため、独立した英語の大問、あるいは他の大問の中に英文が含まれる形式のいずれかで、英語の理解力が問われると考えられます。法学部・経済学部のようにTOEICスコアを外部提出する方式ではない以上、農学・生命科学分野の英文を読み慣れておくことが基本的な備えになります。過去問が非公開の部分については、香川大学入試課または農学部窓口での閲覧が可能な場合があるため、詳細な対策を詰めたい場合は問い合わせてみることをおすすめします。

120分の試験時間をどう配分するか

筆記試験は120分で問題1〜4をすべて解答する必要があり、1科目あたり平均すると30分程度という限られた時間で、計算過程や説明を記述式で答えていく形式です。過去問の分量を見る限り、化学の計算問題(問題1)と生化学の論述問題(問題3)は時間を要しやすいため、まず全問に目を通して得意分野から手をつける、時間のかかりそうな記述問題は骨子だけ先に書いて後で肉付けするなど、時間配分の練習を事前に重ねておくことをおすすめします。日頃の演習でも本番と同じ120分という制限時間を意識して取り組むと、当日のペース配分がイメージしやすくなります。

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面接・志望理由書の準備と出題予測の考え方

香川大学農学部の出願書類には志望理由書(様式1・800字以内)が含まれており、面接は志望理由書並びに成績証明書を参考にしながら質疑応答を行うと募集要項に明記されています。つまり、志望理由書に書いた内容がそのまま面接の質問の土台になる可能性が高く、両者を切り離さずに準備することが重要です。

志望理由書の組み立て方

800字という字数は決して長くないため、要素を絞り込む必要があります。1つ目は現在の所属(高専・短大・大学など)でどのような分野を学び、どんな課題意識を持ったか、2つ目はそれが応用生物科学科のどのコース(先端生命科学・アグリサイエンス・フィールド環境・バイオ分子化学・食品科学)や専門科目と結びつくか、3つ目は香川大学農学部でなければ学べない理由です。学科の教育目標である「農学の実践力」といった言葉と、自分の学習歴・関心を接続して語れるようにしておくと、説得力が高まります。

構成要素書く内容の例
現在の学び所属校で学んだ科目・実験・研究テーマ
課題意識その学びを通じて生まれた疑問や関心
接続点応用生物科学科のどのコース・専門科目とつながるか
学びたい理由他大学ではなく香川大学農学部だからこそ学べる内容は何か
入学後の計画履修したい科目、参加したい実験・実習、卒業後の展望

書き出しの段階でつまずきやすいのは、「興味があります」「学びたいです」といった一般論から始めてしまうケースです。現在の学びで直面した具体的な出来事や疑問から書き始め、それが5コースのどれで解決・発展できると考えたのかという順序で書くと、読み手に流れが伝わりやすくなります。文章を書き終えたら、コース名や専門科目名を他大学の名称に置き換えても成立してしまわないか、つまり使い回しの文章になっていないかを必ず見直しましょう。

材料集めの段階では、農学部の学科紹介ページで公開されている5コースの専門科目一覧や教育目標を読み込み、自分の関心と重なるキーワードを書き出す作業から始めると具体性が出しやすくなります。たとえばフィールド環境コースに関心があるなら、里海・里山・身近な水辺といった対象を挙げたうえで、なぜそのフィールドに関心を持ったのか、これまでの学びのどの経験がそこにつながるのかをあわせて説明すると、単なる憧れではなく学習の延長線上にある志望であることが伝わります。800字という限られた字数の中では、複数のコースやテーマを並べるより、1つの軸に絞って具体的に書くほうが説得力が高まりやすい点も意識しておきましょう。

面接で想定される質問

面接で問われやすい論点を、募集要項の評価基準(専門科目への学習意欲など・専門的素養)とアドミッションポリシー(思考力・判断力・表現力/主体性・多様性・協働性/自然科学に対する関心・意欲・態度/倫理性・社会性)から想定すると、次のような質問が考えられます。

  1. なぜ香川大学農学部応用生物科学科を志望しますか。
  2. 現在の所属校でどのような科目・実験・研究に取り組んできましたか。
  3. 先端生命科学・アグリサイエンス・フィールド環境・バイオ分子化学・食品科学のうち、入学後にどのコースを志望しますか。その理由は何ですか。
  4. 筆記試験の化学・生物・生化学の学習で特に力を入れて取り組んだ範囲はどこですか。
  5. 成績証明書に記載された科目の中で、農学部での学びにつながると考えているものは何ですか。
  6. 編入後、実質2年間という限られた期間で卒業研究までどう取り組む計画ですか。
  7. 卒業後にどのような分野で専門性を活かしたいと考えていますか。

これらはあくまで募集要項の評価軸から想定した設問例であり、実際の面接内容を保証するものではありません。回答を一字一句暗記するのではなく、志望理由書に書いた3つの軸(現在の学び・接続点・学びたい理由)に沿って、どんな聞かれ方をされても同じ内容を自分の言葉で説明できる状態を作ることを優先してください。友人や家族に模擬面接の相手をしてもらい、声に出して話す練習を重ねることも効果的です。

過去問分析から見える出題の傾向

2026年度の過去問を確認する限り、化学・生物・生化学のいずれの大問も、単答式ではなく計算過程や理由を記述させる形式で統一されています。空欄補充であっても、その後に続く設問で「なぜそうなるのか」「もし条件が変わったらどうなるか」を問う構成が多く、暗記した知識をそのまま書き出すだけでは高得点につながりにくいと考えられます。募集要項が筆記試験の評価目的を「科学的基礎知識(英語を含む)と論理的思考力」としている点とも整合しており、用語や公式を覚えるだけでなく、自分の言葉で仕組みを説明する練習を重ねることが、過去問が非公開の年度・科目に対しても応用の利く対策になります。過去問は直近1年度分のみが公式サイトに掲載される運用のため、それより古い年度の問題を確認したい場合は、香川大学入試課または農学部窓口への問い合わせが必要です。

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併願戦略を考えるときの視点

香川大学農学部を第一志望にしている場合でも、試験日が2026年6月11日という1日に集中している以上、体調不良や交通機関のトラブルといった不測の事態に備えて併願先を検討しておく価値はあります。併願を考えるときは、試験科目の重なりと出願・試験日程の両方を確認することが出発点です。

併願を検討する際の基本的な視点

  • 出願期間・試験日が重ならないか、証明書の発行期間も含めて確認する
  • 化学・生物・生化学など、対策時間を共有できる科目構成の大学を選ぶ
  • 志望理由書や面接で語る軸(現在の学び・接続点・学びたい理由)を、大学ごとに完全に作り直さなくて済むよう共通の核を持っておく
  • 成績証明書・卒業(見込み)証明書は発行部数を指定すれば複数枚まとめて取り寄せられることが多いため、併願校の分も早めに出身校へ申請しておく

同じ香川大学の中でも、学部が違えば編入学試験の実施時期や科目構成が大きく異なります。たとえば香川大学経済学部は英語をTOEICスコアで評価する方式を採用しており、農学部の学内筆記試験とは対策の進め方が異なります。香川大学経済学部の編入試験の出願期間・試験科目を確認し、農学部と併願する場合のスケジュールを早めに整理しておくとよいでしょう。同様に、香川大学創造工学部の編入試験も出願期間・試験科目が農学部とは異なるため、学内併願を検討する場合は募集要項をそれぞれ別に取り寄せて確認する必要があります。

学部出願期間試験日英語の評価方法
農学部2026年5月7日〜5月15日2026年6月11日筆記試験内で評価(科学的基礎知識に含む)
経済学部2026年6月1日〜6月5日2026年6月27日TOEICスコアの提出
創造工学部2026年5月7日〜5月13日2026年5月30日筆記試験(工学基礎)内で評価

この比較からも分かるとおり、農学部と創造工学部は出願期間・試験日が近接しているため、両方を併願する場合は書類準備と筆記試験対策のスケジュールがかなりタイトになります。一方、経済学部は農学部より1か月近く後に試験が組まれているため、農学部の結果を待ってから経済学部の対策に集中する、といった時間差を活かした併願計画も立てやすい組み合わせです。

農学系・生物資源系の学部を広く併願候補に入れる場合、四国内であれば高知大学農林海洋科学部のように、専門科目と面接・口頭試問を組み合わせる編入試験を実施している大学もあります。高知大学農林海洋科学部の編入試験の出願資格や試験科目を比較すると、化学・生物といった専門科目の学習を複数校の対策に活かせる可能性があります。併願校を検討するときは、農学部と同じ理系専門科目を課す大学に絞るか、逆に面接・書類の比重が高い大学を組み合わせるかによって、残り期間の使い方が変わります。専門科目が似ている大学同士なら学習内容を重ねやすい一方、試験日が近接していると移動や体力面の負担が大きくなるため、併願校の数は「対策しきれる範囲」を基準に絞り込むことをおすすめします。

大学編入という制度自体の全体像(仕組み・難易度・費用・年間スケジュール)を先に押さえておきたい方は、大学編入とは何かを解説した記事もあわせてご覧ください。出願資格の確認や、志望理由書・面接対策、化学・生物・生化学の学習計画を、現在の学力や残り期間に合わせて個別に整理したい場合は、大学編入に特化した対策コースで学習計画を相談することもできます。詳しくは大学編入対策コースのページをご確認ください。

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よくある質問(FAQ)

香川大学農学部の編入学試験はどの学科が対象ですか。

2027年度(2026年4月入学)募集要項では、実施学科は応用生物科学科の1学科制です。募集人員は「若干人」で、編入後は先端生命科学・アグリサイエンス・フィールド環境・バイオ分子化学・食品科学の5コースから、合格後に第3年次生としてコースを選択します。

希望するコースに必ず入れますか。

募集要項には「希望のコースに必ずしも分属できない場合があります」と明記されています。第1志望のコースだけでなく、関連する分野のコースについても専門科目や研究内容を調べておくと、面接や入学後の履修計画で柔軟に対応しやすくなります。

英語はTOEICスコアの提出が必要ですか。

農学部はTOEICなど外部試験のスコア提出方式ではなく、筆記試験の中で「科学的基礎知識(英語を含む)」として評価されます。香川大学の他学部(法学部・経済学部など)がTOEICスコア提出方式を採用しているのとは異なる点です。

筆記試験と面接、どちらか一方だけの受験でも合格できますか。

できません。募集要項には「筆記試験又は面接のいずれか一方を受験していない場合は、本学の合格者とはなりません」と明記されています。体調管理を含め、両方を受験できるよう準備することが前提になります。

過去問はどこで確認できますか。

香川大学の入試情報サイトに、直近年度(2026年度)の農学部応用生物科学科編入学試験問題が掲載されています。ただし著作権上の理由で一部の問題(2026年度は問題4)は非公開です。それより古い年度の問題を確認したい場合は、香川大学入試課または農学部窓口への問い合わせが必要です。

倍率はどのくらいですか。

香川大学が公表している入学者選抜実施状況によると、2024年度は志願者4名・合格者1名、2025年度は志願者5名・合格者2名、2026年度は志願者2名・合格者1名でした。単純倍率は年度により2.0倍から4.0倍まで幅があり、募集人員が「若干人」という少人数の選抜のため、年度ごとの変動が大きい点に注意が必要です。

出願書類の志望理由書はどのくらいの分量が必要ですか。

本学所定の様式1を用い、800字以内で志願者本人が日本語により直筆で記入する形式です。面接は志望理由書並びに成績証明書を参考に質疑応答が行われるため、面接準備とあわせて早めに作成しておくことをおすすめします。

入学料・授業料はいくらかかりますか。

募集要項では入学料282,000円(予定)、授業料は前期分267,900円(年額535,800円予定)と示されています。いずれも予定額であり、入学時や在学中に金額が改定された場合は改定後の金額が適用されます。納付が困難な場合の免除・徴収猶予の制度もあるため、該当しそうな場合は早めに確認しておくと安心です。

まとめ

香川大学農学部応用生物科学科の第3年次編入学は、2027年度(2026年4月入学)募集で募集人員「若干人」、試験は筆記試験100点と面接100点の計200点満点、筆記試験・面接のどちらか一方でも欠くと合格者にはなれないという設計です。出願期間は2026年5月7日から5月15日までと短く、志望理由書(様式1・800字以内・直筆)や厳封の成績証明書など準備に時間がかかる書類も多いため、出願資格12区分のうち自分がどの号に該当するかを早期に確定させ、証明書の発行スケジュールから逆算して準備を進めることが欠かせません。過去問は直近年度分のみ公式に公開されており、2026年度の問題を見る限り、化学(中和滴定の計算)・生物(遺伝と代謝の記述式)・生化学(代謝経路の論述)いずれも暗記だけでは対応しにくい構成でした。倍率は年度によって2.0倍から4.0倍まで変動しており、募集人員が少人数であることを踏まえると、筆記・面接それぞれの完成度を落とさない準備が合否を分けます。

  • 出願資格12区分のうち自分がどの号に該当するかを早期に確定させる
  • 筆記試験(化学・生物・生化学・英語を含む科学的基礎知識)と面接(100点ずつ)の両方を取りこぼさない準備をする
  • 志望理由書(800字)と面接の回答を、現在の学び・接続点・学びたい理由という共通の軸でつなげておく
  • 先端生命科学・アグリサイエンス・フィールド環境・バイオ分子化学・食品科学の5コースから、志望する分野を早めに絞り込む
  • 学内外の併願先を検討する場合は、出願期間・試験日の重なりを早い段階で確認する

出願資格の該当号、試験科目ごとの配点、志望するコースとの接続、そして併願校のスケジュールという4つの視点を早い時期から並行して整理しておくことが、限られた準備期間を有効に使う近道になります。日程・人員・配点は年度ごとに変更される可能性があるため、出願前には必ず香川大学農学部の最新の募集要項をご確認ください。

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この記事を書いた人

株式会社Spring Knowledge 代表取締役社長。筑波大学 社会・国際学群 社会学類へ編入学し、都内国公立大学大学院 法学政治学研究科 修士課程を修了。大学編入・大学院進学を自ら経験した立場から、スプリング・オンライン家庭教師の大学編入・大学院入試分野の指導および記事監修を担当。

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