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名古屋大学編入の面接対策|評価観点と想定質問

名古屋大学の編入学試験では、法学部・文学部・教育学部・情報学部など多くの学部で、筆記試験の合格者だけが進む「口述試験」または「面接」が実施されます。合否は書類選考・筆記試験・口述試験を組み合わせた総合判定で行われる学部が多く、配点を公表しているのは情報学部(面接100点)など一部にとどまります。名古屋大学の編入学における面接とは、志願理由書や学業成績などの出願書類の内容を踏まえて、学修への意欲と基礎学力を確認するための最終選考のことです。
本記事は、法学部・文学部・教育学部・情報学部の2026〜2027年度公式募集要項(募集人員・出願資格・選抜方法を記載した原文PDF)をもとに、名古屋大学の編入学試験における面接・口述試験の実施形式、評価観点、想定される質問例、回答の組み立て方を整理したものです。学部によって「面接」ではなく「口述試験」と呼ばれる点や、配点を公表している学部とそうでない学部がある点など、名古屋大学固有の事情にも触れていきます。
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名古屋大学には、高等専門学校卒業者限定の工学部編入学や、一般編入学とは別区分にあたる医学部医学科の学士編入学もありますが、出願資格や選考プロセスが大きく異なるため本記事の対象外とし、後半でそれぞれの関連記事をご紹介します。まずは、名古屋大学の編入学試験全体における面接の位置づけから確認していきましょう。
なお、経済学部についても編入学試験は実施されていますが、面接・口述試験の実施形式や配点に関する一次情報を本記事の執筆時点では十分に確認できませんでした。経済学部を志望する方は、本記事で扱う評価観点・想定質問の考え方を参考にしつつ、必ず経済学部の最新募集要項でご自身の受験学部の詳細をご確認ください。
名古屋大学編入学試験における面接(口述試験)の位置づけ
名古屋大学の編入学試験では、多くの学部が「第1次選抜(書類選考・筆記試験)」と「第2次選抜(口述試験)」の2段階選考を採用しています。法学部・文学部・教育学部では、この最終段階が公式募集要項上「面接」ではなく「口述試験」という名称で呼ばれている点がまず押さえておきたいポイントです。名称は「口述試験」でも実質的な中身は面接であり、対策の考え方自体は変わりません。一方で情報学部の募集要項では「面接」という表記が使われており、学部によって呼び方が異なります。
名古屋大学の編入学試験全体の流れ
法学部・文学部・教育学部では、出願後にまず書類選考と外国語・小論文などの筆記試験(第1次選抜)が行われ、その合格者だけが口述試験(第2次選抜)に進みます。第1次選抜に合格しなければ口述試験を受けることすらできないため、外国語・小論文の対策と面接対策は並行して進める必要があります。情報学部も同様に、学科別の筆記試験の翌日に面接が設定される2段階の流れです。口述試験・面接は最終関門であり最初の関門ではないという位置づけを理解しておくと、対策の優先順位を組み立てやすくなります。
3年次編入学という制度の特徴
ここで扱う法学部・文学部・教育学部・情報学部の編入学は、いずれも「第3年次編入学」であり、高校卒業後に受験する一般選抜(いわゆる一般入試)とは別の制度です。出願者の多くは大学2〜3年生や短大・高専卒業者、社会人であり、面接官もその前提で質問を組み立てます。高校生向けの総合型選抜・学校推薦型選抜の面接対策とは想定される質問の傾向が異なる点にも注意しておきましょう。入学すると3年次からのスタートとなるため、卒業までの在学期間は一般選抜で入学した学生よりも短くなる点も、面接で編入学後の学修計画を語る際の前提として意識しておくとよいでしょう。
第1次選抜(筆記試験)の科目概要
口述試験・面接の対策を考えるうえでも、第1次選抜でどのような筆記試験が課されるかを把握しておくことは重要です。学部によって外国語の扱いが異なり、法学部・文学部・教育学部は当日筆記の外国語試験があるのに対し、情報学部は英語の筆記試験を行わず外部検定試験のスコアのみで評価する点が対照的です。
| 学部 | 外国語の扱い | その他の筆記科目 |
|---|---|---|
| 法学部 | 英語(当日筆記) | 小論文 |
| 文学部 | 英・独・仏・中から1言語(当日筆記) | 小論文 |
| 教育学部 | 英語(当日筆記) | 小論文(教育学・教育心理学の基礎的教養) |
| 情報学部 | 外部検定試験のスコアのみ(筆記なし) | 小論文・数学・コンピュータ科学基礎など学科により異なる |
このように、情報学部だけは英語を当日筆記ではなく外部検定のスコアで評価するという独自の仕組みを採っています。TOEIC L&R公開テストやTOEFL-iBT、IELTS、Duolingoなど複数の検定が認められており、出願前にスコアを取得しておく準備期間が必要になる点も、他学部との大きな違いです。
なぜ面接(口述試験)が重視されるのか
編入学試験の第1次選抜(筆記試験)は、外国語や小論文、専門科目など学力を測る内容が中心です。これに対して口述試験・面接は、志願理由書に書かれた内容の裏付けを確認したり、書面だけでは分からない学修意欲や思考の一貫性を見たりする役割を担っています。教育学部の募集要項には、口述試験について「提出書類の内容について説明を求め、その内容に関する質疑を行ったうえで、総合的に評価する」と明記されており、出願書類の内容がそのまま口述試験の材料になる構造がうかがえます。
配点を公表している学部・していない学部
名古屋大学の編入学試験は、学部によって面接・口述試験の配点の扱いが異なります。情報学部は募集要項上で「面接(100点)」と明確な配点を公表していますが、法学部・文学部・教育学部の募集要項には、口述試験単体の配点は記載されておらず、書類選考・筆記試験・口述試験を組み合わせた総合的な方法で合否を判定すると説明されています。配点が非公表だからといって口述試験の重要度が低いわけではなく、総合判定である以上、書類・筆記・口述のいずれかが著しく弱いと不利になりやすい構造だと理解しておくのが安全です。
学部別に見る面接・口述試験の実施形式
ここでは、名古屋大学の編入学試験のうち、学士の学位を有する者などが出願できる法学部・文学部・教育学部・情報学部の4学部について、面接・口述試験に関わる部分を比較します。年度により日程や配点は変更される可能性があるため、あくまで直近年度の公式募集要項に基づく実施形式の目安として参照してください。
| 学部 | 名称 | 実施時期の目安 | 配点の公表 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 法学部 | 口述試験 | 第1次選抜合格発表の約1週間後 | 非公表(総合判定) | 第1次は外国語(英語)・小論文の筆記試験 |
| 文学部 | 口述試験 | 第1次選抜合格発表の約3週間後 | 非公表(総合判定) | 外国語は英・独・仏・中から1言語選択 |
| 教育学部 | 口述試験(面接) | 第1次選抜合格発表の約1〜2週間後 | 非公表(総合判定) | 志願理由書・研究計画書の内容を質疑 |
| 情報学部 | 面接 | 筆記試験の翌日 | 公表(面接100点、1人10分程度) | 英語は外部試験のみで筆記試験なし |
出願資格・募集人員・検定料の比較
面接対策を考えるうえでは、そもそも自分がどの学部に出願できるのかという出願資格の確認も欠かせません。4学部とも検定料は共通ですが、募集人員や出願資格の細部には違いがあります。
| 学部 | 募集人員の目安 | 学士保有者の出願 | 検定料 |
|---|---|---|---|
| 法学部 | 10名 | 可(在学要件なし) | 30,000円 |
| 文学部 | 10名 | 可(在学要件なし) | 30,000円 |
| 教育学部 | 10名程度 | 可(在学要件なし) | 30,000円 |
| 情報学部 | 3学科合計12名程度 | 可(在学要件なし) | 30,000円 |
いずれの学部も「同一の大学に2年以上在学し62単位程度を修得した者」に加えて「学士の学位を有する者(在学要件なし)」も出願資格に含めているため、社会人や他大学の卒業者にも門戸が開かれています。在学中の大学生だけでなく学士保有の社会人も出願できるという点は、面接で「なぜ今、編入学したいのか」を語る際の重要な前提になります。また、入学料・授業料についても4学部でほぼ共通しており、入学料282,000円・授業料年額535,800円(いずれも予定額)という水準です。検定料・学費が学部間でほぼ共通している一方で、募集人員や出願資格の細部は変わりうるため、出願を検討する年度の募集要項で最終確認することを忘れないようにしてください。
出願から合格発表までの日程の流れ
口述試験・面接がいつ実施されるかは、出願から合格発表までの日程全体を把握しておくと見通しが立てやすくなります。直近年度の公式募集要項に基づく日程の目安は次のとおりです。
| 学部 | 出願期間 | 第1次選抜(筆記) | 第2次選抜(口述・面接) | 合格発表 |
|---|---|---|---|---|
| 法学部 | 9月下旬〜10月上旬 | 10月中旬 | 10月下旬 | 11月中旬 |
| 文学部 | 7月下旬〜8月上旬 | 8月下旬 | 9月下旬 | 10月上旬 |
| 教育学部 | 9月下旬 | 10月下旬 | 11月上旬 | 11月中旬 |
| 情報学部 | 7月上旬〜中旬 | 8月中旬〜下旬(筆記) | 8月中旬〜下旬(筆記翌日) | 8月下旬 |
出願時期が学部によって大きく異なるため、複数学部の併願を検討している場合は、出願書類の準備期間が重ならないかを早めに確認しておく必要があります。特に文学部・情報学部は7〜8月に出願が集中し、法学部・教育学部は9〜10月に出願が集中するため、書類作成のスケジュールを前倒しで組んでおくと安心です。年度によって日程は変更されるため、必ず志望学部の最新募集要項で確定日程を確認してください。
経済学部・工学部・医学部は対象範囲外
経済学部の編入学試験についても口述試験は実施されていると考えられますが、実施形式や配点に関する一次情報を本記事執筆時点では確認できていないため、本記事では扱いません。工学部の編入学は高等専門学校卒業者に限定された別制度で、学科ごとの専門試験の中に面接が組み込まれる形式です。詳しくは名古屋大学工学部の編入試験を徹底解説した記事をご覧ください。また医学部医学科の学士編入学は、法学部等の一般編入学とは選抜区分自体が異なり、第2次選考で小論文20点・面接40点という独自の配点が公表されています。医学部志望の方は名古屋大学医学部学士編入の面接対策をあわせてご確認ください。「名古屋大学 編入」と一括りにせず、志望する学部・選抜区分ごとに情報を整理することが、対策の精度を高める第一歩になります。
名古屋大学が編入学の面接で重視する評価観点
名古屋大学の各学部は、編入学試験の評価観点をアドミッション・ポリシー(入学者受け入れの方針)として公式に示しています。面接対策の出発点はこのアドミッション・ポリシーを読み込むことにあります。想定質問を丸暗記するよりも、学部が何を評価軸に据えているかを理解したうえで自分の言葉に落とし込む方が、当日の応用が利きます。
教育学部の評価観点(最も具体的に明記されている例)
教育学部の募集要項には、3年次編入学で評価する資質・能力として、(1)人間発達科学を学ぶための基礎的学力、(2)人間の成長発達と教育をめぐる多様な事象と問題に対する関心と問題意識、(3)人間と社会の諸問題について教育と発達および社会的正義の視点から探究し、問題解決を志向し、人類と社会の調和的発展に貢献しようという意欲と熱意、の3点が明記されています。口述試験ではこの3点を軸に、志願理由書・研究計画書の内容について質疑が行われると考えられます。
法学部の評価観点
法学部のアドミッション・ポリシーでは、法学部第3年次編入学を「大学教育を受けていったん社会人となったけれども、新たに法律学・政治学を系統的かつ体系的に履修することを望む人」「法学部以外の学部に入学したが、一定期間学んだのち法律学・政治学に関心をもち、法学部への編入学を志望するようになった人」などに広く門戸を開くものと位置づけています。なぜ今、法律学・政治学を学び直したいのかという動機の一貫性が、口述試験でも問われやすい観点だと考えられます。
文学部の評価観点
文学部は人文学科の中に言語文化・英語文化・文献思想・歴史文化・環境行動という5つの分野・専門を置いており、出願時点でいずれか1つを志望する形になります。分野・専門ごとに学ぶ内容が大きく異なるため、口述試験では「なぜその分野・専門を選んだのか」「これまでの学びとどうつながるのか」という一貫性が見られやすいと考えられます。入学後に分野・専門を変更することはできない点も踏まえ、志望理由の具体性が重要になります。
情報学部の評価観点
情報学部のアドミッション・ポリシーは、自然情報学科・人間/社会情報学科・コンピュータ科学科の3学科それぞれで重視する資質が異なる点が特徴です。自然情報学科は「情報の観点から世界を理解し、情報技術を駆使して諸科学を革新しようとする意欲」、人間・社会情報学科は「社会の抱える問題と未来の社会像について問題意識をもち、情報学を用いて問題を解決し価値を創造しようとする意欲」、コンピュータ科学科は「社会と調和し、社会に価値をもたらす情報技術を創造しようとする意欲」が挙げられており、志望学科によって面接で語るべき軸が変わってくる点に注意が必要です。
医学部学士編入の評価観点との違い
医学部医学科の学士編入学は、法学部等の一般編入学とは評価の重点が異なります。医学部のアドミッション・ポリシーは「将来の医学研究を担う卓越した医学研究者を養成するために必要な知的能力」「多様な背景と経験を有する人材」という研究者養成の視点が中心であるのに対し、法学部・文学部・教育学部・情報学部の一般編入学は、特定分野の研究者養成というより学部教育全体への適合度を評価する傾向がうかがえます。医学部学士編入を検討している方は、本記事ではなく名古屋大学医学部学士編入の面接対策を参照してください。
学部横断で見える共通点
4学部のアドミッション・ポリシーを比較すると、表現は異なっても「基礎的な学力」「対象分野への関心・問題意識」「入学後に貢献しようとする意欲」という3つの軸が共通して見られます。まず基礎学力・関心・意欲の3軸で自己分析を整理しておくと、志望学部固有の言葉づかいに合わせて回答をカスタマイズしやすくなります。
評価観点を自己PRに落とし込む具体例
評価観点を理解したら、次は自分の経験と結びつける作業が必要です。例えば教育学部の「人間の成長発達と教育をめぐる多様な事象と問題に対する関心と問題意識」という評価観点であれば、単に「教育に興味があります」と述べるのではなく、具体的にどのような場面で問題意識を持ったのかというエピソードとセットで語る必要があります。アルバイトや部活動、家庭教師の経験など、身近な出来事から評価観点につながる要素を探してみるとよいでしょう。
教育学部の出願資格・試験科目もあわせて確認する
教育学部を志望する場合は、面接対策だけでなく出願資格・筆記試験科目の全体像も並行して押さえておく必要があります。名古屋大学教育学部の編入を徹底解説した記事では、出願資格から小論文・口述試験対策までを扱っていますので、あわせてご確認ください。同様に、文学部の出願資格・過去問の出題傾向については名古屋大学文学部の編入対策で詳しく解説しています。面接対策と筆記試験対策は切り離さずセットで進めるのが、限られた準備期間を有効に使うコツです。
アドミッション・ポリシーの調べ方
各学部のアドミッション・ポリシーは、学部の公式ウェブサイトや募集要項PDFの冒頭に掲載されていることがほとんどです。「学部名 アドミッション・ポリシー」で検索するか、募集要項PDFの1〜2ページ目を確認すると見つけやすいでしょう。名古屋大学全体のアドミッション・ポリシーを紹介するページが公開されている場合もあるため、学部固有のものとあわせて目を通しておくと、面接での回答に厚みが出ます。募集要項は年度ごとに更新されるため、出願する年度のものを必ず確認してください。
出願書類(志願理由書・研究計画書)と面接のつながり
名古屋大学の編入学試験対策で見落とされがちなのが、出願時に提出する志願理由書や研究計画書の作成そのものが、口述試験・面接の準備の第一歩になっているという構造です。教育学部の募集要項が「口述試験において、提出書類の内容について説明を求め、その内容に関する質疑を行ったうえで、総合的に評価する」と明記しているように、出願書類に書いた内容がそのまま質問の材料になる可能性が高いためです。
志願理由書の内容は一言一句説明できるようにしておく
志願理由書に書いたエピソードや志望動機は、面接官がその場で読み返しながら質問を組み立てることが少なくありません。「この経験について、もう少し詳しく教えてください」「なぜこの分野に関心を持ったのですか」といった深掘りの質問に対して、書類の記述と矛盾のない回答ができるよう、提出前に自分の志願理由書を音読し、想定される深掘り質問を洗い出しておくと安心です。名古屋大学の出願書類は生成AIによる作成を認めない旨が募集要項に明記されている点にも注意が必要で、自分の言葉で書いた文章だからこそ、口述試験での受け答えとの一貫性を保ちやすくなります。
研究計画・学修計画は「入学後にどう学ぶか」まで具体化する
教育学部のように研究計画書の提出を求める学部では、入学後にどの分野をどう学びたいかという計画の具体性も評価対象になります。抽象的な「頑張りたい」ではなく、「どの授業・ゼミ・研究室で、どのようなテーマに取り組みたいか」まで、公開されているシラバスや教員紹介などを参考にして具体化しておくことが望ましいです。学部の教育目標やアドミッション・ポリシーの文言と自分の関心を結びつけて語れると、一貫性のある回答になります。法学部・文学部のように研究計画書の提出を求めない学部でも、志願理由書の中で「入学後に何を学びたいか」に触れる欄が設けられていることが多いため、同様の具体化を意識しておくとよいでしょう。
学業成績証明書からも質問される可能性がある
名古屋大学の出願書類には、最終(修了)学校または在学中の学校の成績証明書も含まれます。特定の科目の成績が極端に低い、あるいは高いといった場合には、その理由や背景について口述試験で質問される可能性も考えられます。成績表の内容を自分でも振り返り、説明を求められたときに答えられるようにしておくと安心です。
出願前の疑問は学部の入試担当に確認する
出願資格に該当するかどうか判断に迷う場合や、選抜方法について募集要項を読んでも解決しない疑問がある場合は、各学部の入試担当窓口に直接問い合わせることができます。自己判断で出願を諦めたり、逆に出願資格を誤って解釈したりする前に、公式の窓口で確認するのが確実です。連絡先や問い合わせ方法(電話・メール)は学部ごとに異なるため、募集要項に記載された連絡先を確認してください。
オープンキャンパス・研究室訪問などの活用
名古屋大学では学部ごとにオープンキャンパスや説明会が実施される場合があります。実際にキャンパスの雰囲気や授業内容に触れておくことは、志望理由に具体性を持たせるだけでなく、面接で「本学に対する理解度」を示す材料にもなります。参加できない場合も、学部・学科のウェブサイトで公開されているカリキュラムや教員の研究内容には目を通しておくとよいでしょう。
まずは無料相談で、合格までの最短ルートを確認しませんか?
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名古屋大学編入面接の想定質問例
ここでは、名古屋大学の編入学試験の口述試験・面接で問われやすいと考えられる質問を、カテゴリ別に整理します。実際の質問内容は年度・学部・面接官によって異なるため、あくまで準備の切り口として活用してください。
志望動機・経緯に関する質問
- なぜ現在の在籍先(高専・短大・大学・社会人としての勤務先等)から名古屋大学への編入学を志望したのですか。
- 他大学ではなく名古屋大学のこの学部・学科を選んだ理由を教えてください。
- 編入学を考え始めたきっかけは何ですか。
- 併願している大学や学部はありますか。第一志望はどこですか。
これまでの学び・経験に関する質問
- これまでの在籍先でどのような科目・分野を学んできましたか。
- 編入学後の学びに、これまでの経験がどう活きると考えていますか。
- 志願理由書に書いた〇〇という経験について、詳しく教えてください。
- これまでの学生生活(または社会人経験)で最も力を入れたことは何ですか。
- 在籍先を離れる(退学・卒業する)ことについて、周囲の理解は得られていますか。
最後の質問のように、編入学という決断そのものへの周囲の理解や覚悟を確認する質問がされることも想定しておくとよいでしょう。特に社会人からの受験者や、在学中の大学を中途退学して出願する受験者は、家族や職場との調整状況を簡潔に説明できるようにしておくと安心です。
入学後の学修計画に関する質問
- 編入学後、具体的にどの分野・テーマを学びたいと考えていますか。
- 興味のある教員やゼミ・研究室はありますか。
- 卒業後の進路について、現時点でどう考えていますか。
- 3年次編入学のため在学期間が短くなりますが、どのように学修計画を立てていますか。
筆記試験・専門知識に関する質問
法学部・文学部・教育学部のように口述試験が第1次選抜(筆記試験)の後に行われる学部では、小論文や外国語の答案内容について問われるケースも想定しておくとよいでしょう。「小論文でこう書いていましたが、その理由をもう少し説明してください」といった、答案の延長線上にある質問です。情報学部のように筆記試験の答案を踏まえた質問がある可能性についても、同様に想定しておくと安心です。
併願・入学後の生活に関する質問
- 他大学・他学部と併願している場合、合格したらどちらに進学しますか。
- 編入学後、これまでの在籍先での単位はどの程度認定される見込みですか。
- 3年次編入学で在学期間が短くなりますが、経済面や生活面の準備はできていますか。
併願状況や入学後の生活に関する質問は、入学の意思の強さを確認する目的で聞かれることがあると考えられます。正直に、かつ名古屋大学への志望度の高さが伝わるように回答を準備しておくとよいでしょう。
質問カテゴリと回答準備の対応表
| 質問カテゴリ | 面接官が確認したいねらい | 準備の方向性 |
|---|---|---|
| 志望動機・経緯 | 動機の一貫性、真剣度 | これまでの進路との接続を言語化する |
| これまでの学び・経験 | 基礎学力、経験の深さ | 具体的なエピソードを1〜2個用意する |
| 入学後の学修計画 | 学部への適合度、意欲 | シラバス・教員情報を調べて具体化する |
| 筆記試験・専門知識 | 答案内容の理解度の再確認 | 自分の答案を試験後に振り返っておく |
| 併願・入学後の生活 | 入学意思の強さの確認 | 正直に、志望度の高さが伝わる言い方を準備する |
回答の組み立て方
面接・口述試験の回答は、内容の正しさだけでなく「伝わりやすさ」も評価に影響します。特に情報学部のように1人あたりの面接時間が10分程度と短い学部では、要点を絞って簡潔に話す力が求められます。
結論ファーストで話す
質問に対しては、まず結論(要点)を一文で述べてから、根拠やエピソードを続ける組み立てが基本です。「なぜですか」と聞かれて長い前置きから話し始めると、要点が伝わりにくくなるだけでなく、持ち時間の短い面接では最後まで話しきれないおそれもあります。「結論→理由→具体例→まとめ」の順で、あらかじめ話の骨格を作っておくと安定します。
エピソードは「気づき」まで言語化する
志望動機やこれまでの学びについて話す際は、単に出来事を説明するだけでなく、その経験から何を考え、どう行動を変えたかという「気づき」まで言語化することが重要です。単なる経験談で終わらせず、経験→気づき→編入学後にどう活かすかという流れで話すと、志望理由に一貫性が生まれます。
回答例で見る「結論ファースト」の型
例えば「なぜ名古屋大学のこの学部を志望したのですか」という質問に対して、結論ファーストで組み立てると次のような流れになります。まず「〇〇という理由から、貴学部で△△を専門的に学びたいと考え志望しました」と結論を述べ、続けて「これまで□□という経験を通じて△△に関心を持つようになりました」と根拠となる経験を示し、最後に「貴学部の〇〇という特徴が、自分の学びたい内容と合致していると考えています」と学部との接続で締めくくります。結論→根拠→学部との接続という3段構成を基本の型として持っておくと、どの質問にも応用しやすくなります。
1つの回答の長さの目安
面接時間が限られている学部が多いため、1つの質問に対する回答は30秒から1分程度を目安にするとバランスが良いとされています。長く話しすぎると質問数が減り、自分の伝えたい要素を十分にアピールできない可能性があります。逆に短すぎると熱意が伝わりにくくなるため、結論と根拠、簡単な具体例をセットにして、話す長さを事前に声出し練習で確認しておくとよいでしょう。
話し方・姿勢など非言語面の注意点
回答の内容だけでなく、話す速さ、声の大きさ、視線、姿勢といった非言語面も印象に影響します。緊張すると早口になりがちなので、意識的にゆっくり、一語ずつ区切って話すくらいの心構えがちょうどよいことが多いです。面接官の質問を最後まで聞いてから答え始める、分からない部分は聞き返すといった基本的な姿勢も、落ち着いた印象につながります。
対面実施が基本であることを踏まえた練習
教育学部・情報学部の募集要項では、口述試験・面接がいずれも「対面」で実施される旨が明記されています。オンライン形式ではなく対面での実施が基本であるため、画面越しではなく対面ならではの視線の配り方や、面接官と一定の距離を保った状態での声の届け方も練習しておくとよいでしょう。模擬面接も、可能であれば対面形式で行うことをおすすめします。
面接でやってしまいがちな失敗例
面接の準備を進める中で、意識しておきたい典型的な失敗パターンがあります。あらかじめ知っておくことで、同じ失敗を避けやすくなります。
| 失敗パターン | 起こりやすい原因 | 避け方 |
|---|---|---|
| 回答が長くなりすぎる | 結論を先に言わず、経緯から順に説明してしまう | 結論ファーストの型を練習で身につける |
| 志願理由書と話す内容が食い違う | 書類提出後に内容を見返していない | 提出前に音読し、深掘り質問を想定しておく |
| 回答が暗記調で不自然に聞こえる | 模範解答をそのまま覚えて話そうとする | キーワードだけ覚え、その場で言葉を組み立てる練習をする |
| 現在の在籍先への不満だけを語ってしまう | 「なぜ編入したいか」を後ろ向きな理由でしか説明していない | 前向きな目標(学びたいこと)を中心に据えて話す |
現在の在籍先への不満を強調しすぎる回答は、名古屋大学で何を学びたいかという前向きな動機が伝わりにくくなるため注意が必要です。「今の環境が合わなかった」ことよりも「名古屋大学でこう学びたい」という将来志向の語り方を意識しましょう。
沈黙を恐れない
質問された直後に完璧な答えが浮かばなくても、無理に話し始める必要はありません。数秒考えてから話し始めても、評価が大きく下がるわけではないと考えられます。焦って要点のまとまらない話し方をするよりも、一呼吸置いてから結論を整理して話す方が、落ち着いた印象を与えられます。「少し考えさせてください」と一言添えるのも有効な方法です。
想定外の質問には正直に、考え方の筋道を示す
準備していない質問をされた場合、無理に知っている振りをするより、その場で自分がどう考えるかの筋道を示す方が評価されやすいと考えられます。分からないことは「その点については十分に把握できていませんが、〇〇という観点から考えると」といった形で、思考のプロセスを見せる回答を心がけましょう。
「何か質問はありますか」への対応
面接の最後に「何か質問はありますか」と聞かれることも想定しておきましょう。質問がないと即答するよりも、入学後の学修や研究室配属の流れなど、募集要項を読んでも分からなかった点を1つ用意しておくと、学部への関心の高さが伝わりやすくなります。ただし、募集要項に明記されている内容(検定料や日程など)を質問するのは避け、事前に確認できる情報は必ず自分で調べておくことが前提です。
学部別の対策ポイントと注意点
ここまでの内容を踏まえ、学部ごとの対策で特に意識したいポイントを整理します。
法学部を志望する場合
法学部は「大学教育を受けていったん社会人となった」人や「法学部以外の学部で学んだのちに関心を持った」人を対象として明記しているため、これまでの進路と法律学・政治学への関心をどうつなげて語るかが重要になります。第1次選抜で外国語(英語)と小論文が課されるため、口述試験ではこれらの答案内容に関連した質問も想定しておきましょう。社会人からの受験者は、仕事と法律学・政治学の学びをどう結びつけるかという視点も整理しておくと説得力が増します。法学部の出願資格・過去問の傾向については名古屋大学法学部の編入対策で詳しく解説しています。
文学部を志望する場合
文学部は人文学科の中に言語文化・英語文化・文献思想・歴史文化・環境行動という5つの分野・専門があり、入学後の変更はできません。出願時点でどの分野・専門を志望するかを明確にし、その分野を選んだ理由を口述試験で説明できるようにしておく必要があります。外国語試験は英語・ドイツ語・フランス語・中国語から1言語を選択する形式のため、選択した言語と専門分野のつながりも整理しておくと安心です。なお文学部は2027年度入試から外国語試験の取扱いが変更される旨が公式に予告されているため、出願前に最新の募集要項を必ず確認してください。
教育学部を志望する場合
教育学部は志願理由書・研究計画書の内容がそのまま口述試験の質疑対象になることが公式に明記されている学部です。提出書類と口述試験での受け答えに一貫性を持たせることが、他学部以上に重要になります。人間発達科学科という学科の性質上、教育・発達・社会的正義といったキーワードと自分の関心をどう結びつけるかを事前に整理しておきましょう。
情報学部を志望する場合
情報学部は面接の配点(100点)と所要時間(1人10分程度)が公式に明記されている珍しい学部です。短時間で要点を伝える練習を重ねておくことが特に重要になります。また英語は外部試験のスコアのみで評価され筆記試験は行われないため、面接では志望学科(自然情報学科・人間/社会情報学科・コンピュータ科学科)のアドミッション・ポリシーに沿った関心の示し方を意識するとよいでしょう。名古屋大学情報学部編入の合格者の声は名古屋大学情報学部の合格体験記でも紹介されていますので、あわせて参考にしてください。
併願する場合の優先順位のつけ方
複数学部・複数大学を併願する場合、出願書類の作成と面接対策を同時に進める必要があり、負担が大きくなりがちです。出願期間が早い学部から逆算してスケジュールを組むことが基本になります。名古屋大学の中でも文学部・情報学部は7〜8月出願、法学部・教育学部は9〜10月出願と時期が分かれているため、第一志望の対策を優先しつつ、出願期間が近い学部の書類から着手すると無理なく進められます。
学部別対策ポイント早見表
ここまで紹介した学部別のポイントを一覧表にまとめました。併願を検討する際の比較にも活用してください。
| 学部 | 面接で語る軸 | 特に意識したいこと |
|---|---|---|
| 法学部 | これまでの進路と法律学・政治学への関心の接続 | 社会人経験がある場合は仕事との結びつきを整理 |
| 文学部 | 志望する分野・専門を選んだ理由の具体性 | 入学後の分野変更ができない点を踏まえた一貫性 |
| 教育学部 | 志願理由書・研究計画書との一貫性 | 教育・発達・社会的正義というキーワードとの接続 |
| 情報学部 | 志望学科ごとのアドミッション・ポリシーへの適合 | 10分程度の短時間で要点を伝える練習 |
面接直前・当日の準備と練習方法
知識面の準備が整っても、本番で言葉に詰まってしまっては十分に力を発揮できません。ここでは面接直前・当日に向けた実践的な準備方法を紹介します。
面接対策のスケジュール目安
出願準備と並行して面接対策を進める場合、以下のようなスケジュール感で取り組むと無理なく準備できます。あくまで一般的な目安であり、学部・自分の状況に応じて調整してください。
| 時期 | 取り組む内容 |
|---|---|
| 出願書類作成時 | 志願理由書・研究計画書の下書きと同時に、想定質問を洗い出す |
| 出願後〜第1次選抜まで | 筆記試験対策を優先しつつ、想定問答集を並行して作成する |
| 第1次選抜合格発表後 | 模擬面接を複数回実施し、フィードバックをもとに回答を調整する |
| 口述試験・面接直前 | 想定問答の見返しと持ち物・当日の流れの最終確認 |
想定問答集を書き出し、声に出して練習する
ここまで紹介した想定質問をもとに、自分なりの回答を実際に文章として書き出してみましょう。書いた回答は必ず声に出して練習することが大切です。頭の中で考えるだけでは、実際に話すと言葉に詰まったり、想定より長くなりすぎたりすることが多いためです。可能であれば録音・録画をして、話す速さや姿勢、目線なども客観的に確認しておくと本番での安心感につながります。
模擬面接で第三者からのフィードバックを受ける
学校の先生や予備校の講師、家族など、第三者に面接官役を頼んで模擬面接を行うことも効果的です。自分では気づきにくい話し方の癖や、説明が足りない部分を指摘してもらえます。大学編入の面接対策の記事では、大学を問わない面接対策の基本的な考え方もまとめていますので、名古屋大学特有の観点とあわせて参考にしてください。独学での模擬面接に不安がある場合は、大学編入に詳しい講師の個別指導を活用するのも一つの方法です。志望学部のアドミッション・ポリシーを理解した第三者からのフィードバックは、自己流の対策では気づきにくいズレを修正するうえで特に有効です。名古屋大学編入対策のオンライン家庭教師コースでは、学部別の出願書類添削や模擬面接にも対応しています。
面接前日の過ごし方
前日は新しい知識を詰め込むよりも、これまで準備してきた想定問答集を見返して要点を確認する程度にとどめるのがおすすめです。前日に慌てて新しい対策を始めると、かえって自信を失いやすくなります。移動時間や集合時刻、持ち物を前日のうちに最終確認し、当日は落ち着いて臨めるように十分な睡眠を取っておきましょう。オンライン家庭教師など第三者に最終確認の壁打ちを依頼できる場合は、前日ではなく数日前までに済ませておくと、当日に近い緊張感の中でも安定して話せるようになります。
当日の持ち物・服装・時間管理
受験票、筆記用具、時計(計時機能のみのもの)など、募集要項に記載された持ち物は前日までに揃えておきましょう。服装について募集要項に具体的な指定はありませんが、清潔感のある服装で臨むのが一般的です。控室での待機時間を見越して、教育学部・情報学部のように口述試験・面接の開始時刻より前に控室での待機が求められる学部もあるため、当日のスケジュールに余裕を持って行動することが大切です。
合格体験記・合格者インタビューも参考にする
制度面の理解に加えて、実際に名古屋大学の編入学試験に合格した人がどのような準備をしたかを知ることも、面接対策のヒントになります。体験談はあくまで一個人の経験であり、年度によって選考内容が変わる可能性がある点には注意が必要ですが、合格までのプロセスをイメージする材料として役立ちます。文学部の合格体験記は名古屋大学文学部第3年次編入学試験の合格体験記や名古屋大学文学部 合格者の進路インタビュー、教育学部については名古屋大学教育学部3年次編入試験の合格体験記で紹介しています。
遠方から受験する場合の注意点
高等専門学校や他大学、社会人として遠方に在住している場合、口述試験・面接の前泊が必要になることもあります。文学部の募集要項には「受験の際の宿泊施設等の斡旋はしません」と明記されており、宿泊先は受験者自身で手配する必要がある点に注意してください。名古屋大学のキャンパスは公共交通機関でのアクセスが基本となるため、当日の交通状況も踏まえて余裕のある移動計画を立てておくと安心です。
当日チェックリスト
- 受験票、写真票など募集要項で指定された持ち物一式
- 試験会場までの経路と所要時間の事前確認(公共交通機関を利用)
- 控室での待機時間を見越した、集合時刻より余裕を持った到着
- 携帯電話・スマートフォン等の電源オフ、かばんへの収納
- 想定問答集の見返し(直前は暗記ではなく要点確認にとどめる)
- 遠方から受験する場合は前泊の宿泊先を早めに手配しておく
よくある質問(FAQ)
名古屋大学の編入学試験に面接はありますか。
はい、法学部・文学部・教育学部・情報学部など多くの学部で、第1次選抜(筆記試験)の合格者を対象に「口述試験」または「面接」が実施されます。名称は学部によって異なりますが、内容としては志願理由や学修意欲を確認する面接形式です。経済学部・工学部・医学部医学科でも面接に相当する選考が行われますが、実施形式は学部により異なるため、志望学部の最新募集要項でご確認ください。第1次選抜(筆記試験)に合格しなければ受けられない最終関門である点も、あわせて押さえておきましょう。
面接(口述試験)の配点はどのくらいですか。
情報学部は「面接100点」と募集要項に明記されています。一方、法学部・文学部・教育学部は口述試験単体の配点を公表しておらず、「書類選考・筆記試験・口述試験を組み合わせた総合的な方法」で合否を判定すると説明されています。配点が非公表の学部でも、口述試験の出来が合否に影響しないわけではない点に注意してください。
面接ではどのような質問をされますか。
志望動機や編入学を考えたきっかけ、これまでの学び・経験、入学後の学修計画といった質問が中心になると考えられます。教育学部のように志願理由書・研究計画書の内容について具体的に質疑を行うことを公式に明記している学部もあります。筆記試験(小論文等)の答案内容に関連した質問がある可能性も想定しておくとよいでしょう。併願状況や入学後の生活面について尋ねられることもあるため、幅広いカテゴリで想定問答を用意しておくと安心です。質問のカテゴリ別に準備の方向性を整理した対応表も本記事の中で紹介していますので、あわせて参考にしてください。
志願理由書の内容は面接で聞かれますか。
聞かれる可能性が高いと考えられます。特に教育学部は募集要項で「提出書類の内容について説明を求め、その内容に関する質疑を行ったうえで、総合的に評価する」と明記しています。志願理由書に書いたエピソードや志望動機は、提出前に読み返し、深掘りされても矛盾なく説明できるよう準備しておきましょう。誇張した表現や実際にはしていない経験を書いてしまうと、口述試験での深掘り質問に答えられなくなるリスクがあるため注意が必要です。
面接の所要時間はどのくらいですか。
情報学部は募集要項で「1人10分程度」と明記されています。法学部・文学部・教育学部の口述試験については所要時間が募集要項に明記されていないため、学部の窓口への問い合わせや、当日の案内に従って確認することをおすすめします。いずれの学部でも、短時間で要点を伝えられるよう回答を簡潔にまとめる練習をしておくと、所要時間にかかわらず対応しやすくなります。
面接対策はいつから始めるべきですか。
出願書類(志願理由書・研究計画書)の作成段階から、面接で聞かれる内容を意識しておくのが効率的です。筆記試験対策に時間を割くあまり、第1次選抜合格発表後に面接対策を始めるケースも見られますが、名古屋大学の口述試験は出願書類の内容と密接に関わるため、出願準備の段階から並行して進めることをおすすめします。第1次選抜の合格発表から口述試験・面接の実施日までは1週間から3週間程度と学部により幅があるため、直前に慌てないよう早めに準備を進めておくと安心です。
医学部学士編入の面接とは違いますか。
はい、異なります。医学部医学科の学士編入学は、法学部等の一般編入学とは別の選抜区分で、第2次選考において小論文20点・面接40点という独自の配点が公表されています。医学部医学科を志望する方は、名古屋大学医学部学士編入の面接対策の記事をご確認ください。
社会人でも名古屋大学の編入学試験に出願できますか。
法学部・文学部・教育学部・情報学部はいずれも、出願資格の中に「学士の学位を有する者(在学要件なし)」が含まれているため、社会人の方でも出願は可能です。法学部のアドミッション・ポリシーでは「大学教育を受けていったん社会人となった」人を編入学の対象として明記しています。面接では、これまでの社会人経験と学び直しの動機をどう結びつけて語るかが重要になります。
まとめ|名古屋大学編入の面接は学部ごとの評価観点の理解が対策の軸になる
名古屋大学の編入学試験における面接・口述試験について、学部別の実施形式から評価観点、想定質問、回答の組み立て方まで整理してきました。同じ「名古屋大学の編入学試験」であっても、学部によって面接の呼び方や配点の公表状況、評価される観点が異なるという点は、意外と見落とされがちなポイントです。志望学部の公式募集要項とアドミッション・ポリシーを一次情報として確認したうえで対策を組み立てることが、遠回りに見えて最も確実な準備になります。最後に要点を振り返ります。
- 法学部・文学部・教育学部は「口述試験」、情報学部は「面接」という名称で、第1次選抜(筆記試験)合格者を対象に実施される。
- 情報学部は「面接100点・1人10分程度」と配点・所要時間を公表しているが、法学部・文学部・教育学部は非公表で「総合的な方法」による判定となる。
- 各学部のアドミッション・ポリシーには評価観点が明記されており、想定質問を丸暗記するよりもこの評価観点を理解して自分の言葉に落とし込む方が対策として有効。
- 教育学部は志願理由書・研究計画書の内容がそのまま口述試験の質疑対象になることが公式に明記されている。
- 回答は結論ファーストで組み立て、エピソードは「気づき」まで言語化すると一貫性が伝わりやすい。
- 経済学部・工学部・医学部医学科は本記事の対象外であり、それぞれ実施形式が異なるため個別に最新情報を確認する必要がある。
- 出願書類の作成段階から面接を意識して準備を進めることが、限られた対策期間を効率よく使うポイントになる。
名古屋大学の編入学試験は学部によって出願資格や選抜方法が異なり、独学で全体像を把握しながら面接対策まで進めるのは負担が大きい部分もあります。志願理由書の添削や模擬面接を含めた対策に不安がある場合は、大学編入に詳しい専門の指導を活用するのも一つの方法です。学部別の出願資格・試験科目については、名古屋大学法学部の編入対策や名古屋大学文学部の編入対策、名古屋大学経済学部編入試験の傾向と対策もあわせてご覧ください。
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