無料相談会受付中!

関西大学の編入学試験を徹底解説|学部別の募集人員・試験科目・日程・倍率と対策【2027年度】

関西大学の編入学試験を徹底解説|学部別の募集人員・試験科目・日程・倍率と対策【2027年度】の記事アイキャッチ画像。大学編入対策の出願資格・試験科目・対策を示す図解。
大学編入・大学院入試・医学部編入専門|無料相談でプロ講師があなた専用の合格プランを提案(志望校未定でもOK・LINEで予約)

▶ 大学編入対策を志望校別に専門講師とマンツーマンで進めたい方は、大学編入対策コース(無料相談あり)もご覧ください。

関西大学の編入学試験は、9学部のうち法・文・商・社会・政策創造・システム理工・環境都市工・化学生命工・総合情報の9学部だけが実施しており、経済学部・外国語学部・人間健康学部・社会安全学部・ビジネスデータサイエンス学部には編入学者向けの制度そのものがありません。しかも実施学部の中でも、同じ学部の中で学科・専修ごとに「2年次のみ」「3年次のみ」「両方」と分かれており、法学部は3年次のみ、文学部は心理学専修だけ2年次のみで残り13専修は3年次のみ、というように学科単位でルールが割れています。

\ 大学編入専門 /

まずは無料相談で、合格までの最短ルートを確認しませんか?

スプリング・オンライン家庭教師のプロ講師が、現在の学力・志望校・残り期間に合わせて、必要な対策を個別に整理します。

  • 大学編入のプロ講師が最適な受験戦略を提案
  • 相談後に、志望校の出題傾向と学習ロードマップをまとめた個別フィードバックレポートをお渡し
  • 志望校が決まっていなくてもOK

\ 合格がグッと近づく/

LINE登録でもらえる4大特典 : ①プロ講師の映像授業 ②合格までのロードマップシート ③受験校検索サイト ④「今から間に合うか」の判断材料

(費用は一切かかりません)

この記事では、関西大学が公表している2027年度の編・転入学試験要項と、2022〜2026年度の5年分の志願者・合格者数の実績、そして2026年度の公開過去問をもとに、学部・学科別の募集人員・出願資格・試験科目・日程・倍率を整理します。あわせて、志望理由書が実は4学部にしか求められていないという見落としやすい制度上の分岐、システム理工・環境都市工・化学生命工学部の3年次だけに課される「出願資格審査」という独立した手続きについても、要項の該当箇所に基づいて解説します。

大学編入・大学院入試・医学部編入専門|無料相談でプロ講師があなた専用の合格プランを提案(志望校未定でもOK・LINEで予約)
目次

関西大学の編入学試験は4層構造になっている

関西大学が「編入学」と呼ぶ制度の周辺には、対象者も窓口も異なる4つの試験が並存しています。自分がどれに該当するのかを最初に確定させてください。

編・転入学試験(学外受験者向け一般編入)

他大学・短期大学・高等専門学校などの在学者・卒業者が、関西大学の8学部(法・文・商・社会・政策創造・システム理工・環境都市工・化学生命工)に2年次または3年次から入学するための制度です。本記事で中心的に扱うのはこの制度です。募集要項は「編・転入試/社会人編入試(学外受験者)」という1つの要項にまとめて公表されています。

総合情報学部 2年次編・転入試(学外・学内受験者)

総合情報学部だけは上記8学部の要項に含まれず、完全に別建ての試験制度を持っています。出願期間が6月、選考が7月と、他学部より3ヶ月早いスケジュールで実施され、試験場も千里山キャンパスではなく高槻キャンパスです。学外受験者と学内受験者(関大生)を区別せず、定員10名を合わせて選考する点も他学部と異なります。詳細は本記事の後半で扱います。

社会人2年次編入学試験・社会人3年次編入学試験

満25歳以上であることを主な要件とする年齢要件型の編入学試験です。法学部(法学政治学科)と文学部(心理学専修のみ)が対象で、単位要件を問わない代わりに年齢要件が課されます。一般の編・転入学試験と同じ要項に併載されていますが、出願資格・選考方法が異なる別制度なので、本記事では概要の紹介にとどめます。

社会人入試(1年次入学)と外国人留学生編・転入試

法学部・文学部・人間健康学部・総合情報学部には、満23歳以上を対象に1年次から入学する「社会人入試」もありますが、これは編入学ではなく通常の1年次入学の一区分です。また外国人留学生のみを対象とした「外国人留学生編・転入試(学外受験者)」も別途用意されています。いずれも本記事の対象(学外の一般編入学志望者)には該当しないため、詳細は割愛します。

学内受験者向けの編・転入試もある

関西大学には「編・転入試/社会人編入試(学内受験者)」という要項も別途公表されています。これは関西大学に在籍中の学生・卒業生が学部・学科を移るための制度で、学外受験者向けとは別に募集人員・試験科目・出願資格が定められています。外部からの受験者には直接関係しませんが、大学が公表する統計や過去問ページで「学外」と「学内」の表記が並ぶことがあるため、自分が該当するのがどちらかを取り違えないよう注意してください。本記事で扱う数値・出願資格・試験科目は、すべて学外受験者向けの編・転入試(一般の編入学試験)に関するものです。

大学編入・大学院入試・医学部編入専門|無料相談でプロ講師があなた専用の合格プランを提案(志望校未定でもOK・LINEで予約)

実施学部は9学部だけ、しかも実施年次が学科・専修単位で割れる【2027年度】

事前に「法学部、文学部、経済学部、商学部、社会学部、政策創造学部、外国語学部、人間健康学部、総合情報学部、社会安全学部、システム理工学部、環境都市工学部、化学生命工学部」の13学部が候補として挙がることがありますが、関西大学の入学試験情報サイト「Kan-Dai web」が公表している2027年度の入試制度一覧を確認すると、編入学試験(編・転入試/社会人編入試および総合情報学部2年次編・転入試)が実際に用意されているのは次の9学部だけです。

経済学部・外国語学部・人間健康学部・社会安全学部には、編入学者向けの試験制度が存在しません。外国語学部と人間健康学部は「社会人入試」(1年次入学)はあるものの、これは編入学とは別の制度です。2024年4月に新設されたビジネスデータサイエンス学部にも、2027年度時点で編入学試験の実施はありません。

実施している9学部でも、募集する年次は学部単位ではなく学科・専修単位で決まっています。

学部学科(専攻・専修)2年次編・転入学3年次編・転入学募集人員
法学部法学政治学科×若干名
文学部総合人文学科 心理学専修×若干名
文学部総合人文学科 心理学専修以外の13専修×若干名
商学部商学科×若干名
社会学部社会学科 心理学専攻×若干名
社会学部社会学科 社会学専攻/メディア専攻/社会システムデザイン専攻×若干名
政策創造学部政策学科(政治経済専修/地域経営専修)・国際アジア学科×若干名
システム理工学部数学科・物理応用物理学科・機械工学科・電気電子情報工学科○(要出願資格審査)若干名
システム理工学部グリーンエレクトロニクス工学科×若干名
環境都市工学部建築学科・都市システム工学科・エネルギー環境化学工学科○(要出願資格審査)若干名
化学生命工学部化学・物質工学科・生命・生物工学科○(要出願資格審査)若干名
総合情報学部総合情報学科(別要項・別日程)×10名(学外・学内合わせて)

この表から読み取れる重要な点を整理します。

法学部・商学部・政策創造学部は3年次のみで、2年次編入の枠がありません。短期大学や高等専門学校を卒業してすぐに編入したい場合、これら3学部は3年次相当の単位(60単位以上)を満たしていないと出願できません。

文学部と社会学部は、学科の中でも心理学系の専修・専攻だけが2年次、それ以外は3年次という真逆の構成になっています。文学部を例にとると、心理学専修は2年次のみの募集で3年次の募集がなく、逆に英米文学英語学専修や日本史・文化遺産学専修など残り13専修はすべて3年次のみです。「文学部は3年次から」「社会学部は3年次から」という理解のまま心理系を志望すると、そもそも出願できません。

2年次・3年次の両方を実施しているのは、システム理工・環境都市工・化学生命工の理系3学部だけです。ただしこの3学部の3年次には、後述する「出願資格審査」という単位確認の事前手続きが課されており、審査を通過しなければ出願自体ができません。

募集人員はどの学部・学科も「若干名」としか公表されていません。総合情報学部だけが「10名(学外・学内受験者を合わせて)」という具体的な数字を示しており、その他の8学部は具体的な募集枠が非公表です。法政大学のように「2年次15名/3年次10名」といった学部別の定員が公表されている大学と比べると、関西大学は募集人員の情報開示に消極的な大学だといえます。

受験資格|共通枠と理系3学部の別ルート

関西大学の受験資格は、文系5学部(法・文・商・社会・政策創造)に適用される「共通枠」と、システム理工・環境都市工・化学生命工の理系3学部に適用される「英語スコア必須の別ルート」の2種類に分かれています。

文系5学部の共通資格

文学部(心理学専修)・社会学部(心理学専攻)の2年次、および法・文(心理学専修以外)・商・社会(心理学専攻以外)・政策創造の3年次は、いずれも次の(1)〜(5)のいずれかに該当することが条件です。

  • 4年制大学に2027年3月までに2年以上在学(休学期間を除く)し、卒業に必要な単位のうち60単位以上を修得している者・修得見込みの者
  • 4年制大学、短期大学、高等専門学校卒業者・2027年3月卒業見込みの者
  • 専修学校の専門課程(修業年限2年以上・総授業時間数1,700時間以上)を修了した者・修了見込みの者
  • 高等学校専攻科の課程(修業年限2年以上等の基準を満たすもの)を修了した者・修了見込みの者
  • その他、同等以上の学力があると教授会の議を経て学長が認めた者

2年次のみ実施される文学部心理学専修・社会学部心理学専攻についても、単位基準は3年次相当の「2年以上在学・60単位以上」が課されています。心理学系は2年次募集でありながら実質的なハードルが高い設計になっている点に注意してください。

システム理工・環境都市工・化学生命工の2年次は英語スコアが必須条件

理系3学部の2年次は、次の(1)と(2)の条件を両方とも満たす必要があります。

  • (1)出願時点で、実用英語技能検定準2級以上/TOEFL iBT®2.5以上(2026年1月20日以前受検の場合は31点以上)/TOEIC®L&R400点以上のいずれかのスコアを保有していること
  • (2)4年制大学に1年以上在学し36単位以上を修得(見込み含む)、または4大・短大・高専卒業(見込み)等に該当すること

単位基準そのものは文系学部の2年次相当より緩やかですが、外部英語検定のスコアが出願の必須要件になっている点が文系学部と異なります。理系学部を2年次で受ける場合、対策の起点は英語スコアづくりです。

システム理工・環境都市工・化学生命工の3年次は「出願資格審査」が別途必要

理系3学部の3年次は、英語スコア(実用英語技能検定準1級以上/TOEIC®L&R630点以上と、2年次よりワンランク高い基準)に加えて、出願に先立つ「出願資格審査」に合格しなければ、そもそも出願ができません。審査は「出願資格審査用単位確認書」に基づき、出身校で修得した科目・修得見込みの科目が関西大学の共通教養科目・外国語科目・専門教育科目にどれだけ対応するかを大学側が個別に判定するものです。

2027年度は、この審査用書類を2026年7月21日(火)必着で送付する必要があり、結果は2026年8月28日(金)に本人宛へ発送されます。9月の本出願より2ヶ月近く前に動き出さなければならないため、理系学部の3年次を志望する場合は、他学部よりもはるかに早い段階で準備を始める必要があります。出願資格審査で許可を得られなかった場合や、審査の結果2年次への出願に回るよう案内される場合もあると要項に明記されています。

外国語検定試験はほぼ必須、学部で種類も基準も違う

関西大学の編入学試験は、多くの学部で外部の語学検定試験のスコア・グレード提出が出願資格の一部になっています。

学部対象語種目安となる基準
法学部(3年次)英語/フランス語/ドイツ語英語:実用英検2級以上・TOEFL iBT3.0以上(52点)・TOEIC L&R500点以上 仏語:実用仏検3級以上 独語:独検3級以上
文学部(2・3年次)英語/フランス語/ドイツ語/中国語/朝鮮語専修に応じて要求語種が変わる。英語基準は法学部と同水準、仏検4級・独検4級・中国語検定4級・韓国語能力試験2級等
商学部・政策創造学部(3年次)英語(CEFR B1レベル相当)実用英検2級(CSE1,950点)/TOEFL iBT3.0以上(42点)/TOEIC Tests L&R550点かつS&W240点/IELTS4.0以上 等
システム理工・環境都市工・化学生命工(2年次)英語実用英検準2級以上・TOEFL iBT2.5以上(31点)・TOEIC L&R400点以上
システム理工・環境都市工・化学生命工(3年次)英語実用英検準1級以上・TOEIC L&R630点以上
社会学部外部検定の提出は必須要件ではないが、試験科目に「外国語(英語)」が別途課される

いずれのスコアも「出願時点で過去2年以内に取得したもの」という有効期限があり、TOEFL iBT® Home Editionは対象外、TOEFL iBT®はTest Dateスコアのみ有効(MyBest® scoresは不可)というように、細かい除外規定が設けられています。志望学部を決めたら、対象の検定を早い段階で受け直しておく必要があります。

試験科目【2年次編・転入学試験】

2年次を実施しているのは、文学部(心理学専修)・社会学部(心理学専攻)・システム理工学部・環境都市工学部・化学生命工学部の5学部・学科です。

学部1限(9:30〜11:00・90分)2限(12:30〜14:00・90分)3限以降
文学部(心理学専修)専門論文(100点)15:10〜面接(口頭試問を含む)
社会学部(心理学専攻)外国語(英語)(100点)専門論文(100点)15:10〜面接
システム理工学部数学(100点)理科「物理」(100点)15:30〜面接
環境都市工学部数学(100点)理科:建築学科は「物理」100点、他学科は「物理」50点+「化学」50点15:30〜面接
化学生命工学部数学(100点)理科:化学・物質工学科は「物理」50点+「化学」50点、生命・生物工学科は「生物」50点必須+「物理または化学」50点選択15:30〜面接

合否判定の方法は学部で異なります。文学部・社会学部は「筆記試験および面接の結果と、出願書類を総合的に判断」、システム理工・環境都市工・化学生命工の3学部は「筆記試験および面接の結果を総合的に判断」と要項に明記されており、理系3学部では出願書類そのものは合否判定の直接材料に含まれていません。

試験科目【3年次編・転入学試験】

3年次を実施しているのは、法学部・文学部(心理学専修以外)・商学部・社会学部(心理学専攻以外)・政策創造学部・システム理工学部・環境都市工学部・化学生命工学部の7学部です。

学部試験科目・時間面接
法学部9:30〜11:00 論文(法学政治学の分野から出題される各テーマ。100点)
文学部12:30〜14:00 専門科目(専修ごとに異なる。100点)15:10〜面接(専修で必要な外国語運用能力を問う場合あり)
商学部9:30〜11:00 商学・経営学・経済学・会計学の4科目のうち2科目選択(100点)
社会学部9:30〜11:00 外国語(英語)(100点)/12:30〜14:00 専門論文(100点)15:10〜面接
政策創造学部10:30〜12:00 専門論文(社会科学分野から出題されるテーマ。3問中2問選択。100点)
システム理工学部(数学・物理応用物理・機械工学科)9:30〜11:00 専門科目1(100点)/12:30〜14:00 専門科目2(100点)15:30〜面接
システム理工学部(電気電子情報工学科)筆記試験なし15:30〜面接(口頭試問。電気回路・電磁気学に関する問題を含む)
環境都市工学部9:30〜11:00 専門科目1(100点)/12:30〜14:00 専門科目2(100点)15:30〜面接
化学生命工学部9:30〜11:00 専門科目1(100点)/12:30〜14:00 専門科目2(100点)15:30〜面接

理系3学部の「専門科目1・2」は学科・コースごとに指定科目が細かく分かれています。

学部学科・コース専門科目1専門科目2
システム理工学部数学科微分積分学(微分方程式を含む)線形代数
システム理工学部物理・応用物理学科力学電磁気学
システム理工学部機械工学科応用数学機械工学基礎(材料力学・機械力学・熱力学・流体力学)
環境都市工学部建築学科建築計画学建築構造力学
環境都市工学部都市システム工学科応用数学専門論文
環境都市工学部エネルギー環境・化学工学科応用数学物理化学
化学生命工学部化学・物質工学科(マテリアル科学コース)物理化学(熱力学の基礎と応用)固体物理(結晶・状態図・拡散・相変態の基礎)
化学生命工学部化学・物質工学科(応用化学/バイオ分子化学コース)物理化学有機化学
化学生命工学部生命・生物工学科生化学有機化学

法学部と政策創造学部は面接がなく、筆記試験の結果(法学部)または筆記試験と出願書類(政策創造学部)で合否が決まります。商学部も面接なしで筆記試験のみです。逆に文学部・社会学部・理系3学部は面接が課され、文学部・社会学部は「筆記試験および面接の結果と、出願書類を総合的に判断」という判定方式です。

日程・スケジュール【2027年度】

法・文・商・社会・政策創造・システム理工・環境都市工・化学生命工の8学部は、共通の日程で実施されます。

項目2027年度(8学部共通)
データ登録期間(出願)2026年9月8日(火)9:30〜9月11日(金)23:00
入学検定料納入期間2026年9月8日(火)9:30〜9月11日(金)24:00
必要書類送付期間2026年9月8日(火)〜9月11日(金)消印有効
選考日・試験場2026年10月18日(日)関西大学 千里山キャンパス(政策創造学部のみ10月17日〈土〉)
合格者発表日2026年11月2日(月)
入学検定料35,000円

システム理工・環境都市工・化学生命工の3年次を志望する場合は、この出願期間よりさらに2ヶ月近く前の2026年7月21日(火)必着で出願資格審査の書類を送付しなければならない点を忘れないでください。出願期間だけを見ていると、この前段階の手続きを見落とします。

出願期間はわずか4日間(9月8日〜11日)と非常に短く設定されています。この期間内にデータ登録・検定料納入・必要書類の郵送(簡易書留速達)まですべて完了させる必要があるため、外国語検定スコアや出願書類は夏までに準備を終えておくのが安全です。

大学編入・大学院入試・医学部編入専門|無料相談でプロ講師があなた専用の合格プランを提案(志望校未定でもOK・LINEで予約)

倍率・難易度|過去5年間の実績【2022〜2026年度】

関西大学は、法政大学のように編入学試験だけを切り出した「志願・受験・合格」の3段階データは公表していません。公表されているのは「志願者数」と「合格者数」の2つで、しかも2年次・3年次・社会人編入を合算した学部単位の数字です。学科・専修別の内訳も公表されていません。この点は、実倍率をより細かく確認できる法政大学・近畿大学などと比べたときの関西大学の情報開示の限界として理解しておく必要があります。

それでも5年分を並べると、学部ごとの傾向は十分に読み取れます。以下は「編・転入試(学外受験者)」の志願者数・合格者数です(社会人編入学試験を含む数値として大学が公表しているもの)。

年度法学部文学部商学部社会学部政策創造学部システム理工学部環境都市工学部化学生命工学部8学部合計
2022年度志願11/合格4志願49/合格17志願14/合格3志願27/合格4志願6/合格1志願4/合格2志願3/合格1志願0/合格0志願114/合格32
2023年度志願13/合格5志願22/合格8志願15/合格3志願17/合格4志願2/合格0志願6/合格2志願8/合格3志願1/合格0志願84/合格25
2024年度志願10/合格1志願21/合格8志願11/合格5志願10/合格2志願2/合格1志願7/合格3志願7/合格3志願1/合格0志願69/合格23
2025年度志願7/合格2志願21/合格9志願20/合格5志願13/合格0志願5/合格1志願9/合格4志願6/合格2志願1/合格0志願82/合格23
2026年度志願12/合格6志願32/合格14志願12/合格5志願18/合格5志願2/合格0志願9/合格1志願2/合格1志願5/合格1志願92/合格33

総合情報学部は別日程(6月募集)のため、参考として同じ形式で並べます。

年度志願者数合格者数
2022年度2511
2023年度106
2024年度189
2025年度1210
2026年度148

どの学部が「入りやすい」のか、5年分の数字から見える傾向

5年分を通して見ると、学部ごとの傾向差がはっきり出ています。

文学部は志願者数が突出して多く、合格者数も毎年8〜17名と他学部よりまとまった人数が出ています。5年間の志願者・合格者の比は合計145名志願・56名合格で、単純計算では約2.6倍です。心理学専修(2年次)と他13専修(3年次)が合算されている点には注意が必要ですが、8学部の中では最も門戸が広い部類に入ります。

化学生命工学部は5年間で志願者がわずか8名、合格者は1名だけという年が3回あります。2022年度は志願者がゼロでした。理系3学部の中でもとりわけ志願者数が少なく、母数が小さいために単年度の倍率だけで判断するのは危険です。

政策創造学部は毎年志願者が2〜6名と少数で、2023年度・2026年度は合格者0名でした。志願者が少ないからといって「入りやすい」わけではなく、少人数の中で一定の水準に達しなければ合格が出ない年が繰り返されています。

社会学部は2025年度に志願13名に対して合格者0名という年がありました。翌2026年度は志願18名・合格5名と持ち直しており、年度によるブレが大きい学部の1つです。

この数字を読むときに注意すべき点が2つあります。ひとつは、関西大学が公表する数字が2年次・3年次・社会人編入学試験を合算した学部単位の合計であり、学科・専修別や年次別の内訳がわからないことです。文学部志願32名(2026年度)のうち、何名が心理学専修(2年次)で何名が他専修(3年次)なのかは、公表資料からは判別できません。もうひとつは、募集人員がすべて「若干名」としか公表されておらず、合格者数の上限がそもそも公開されていない点です。単年度の倍率を「合格しやすさ」の指標として断定的に扱うのではなく、5年分の推移を参考値として見る姿勢が必要です。

\ 大学編入専門 /

まずは無料相談で、合格までの最短ルートを確認しませんか?

スプリング・オンライン家庭教師のプロ講師が、現在の学力・志望校・残り期間に合わせて、必要な対策を個別に整理します。

  • 大学編入のプロ講師が最適な受験戦略を提案
  • 相談後に、志望校の出題傾向と学習ロードマップをまとめた個別フィードバックレポートをお渡し
  • 志望校が決まっていなくてもOK

\ 合格がグッと近づく/

LINE登録でもらえる4大特典 : ①プロ講師の映像授業 ②合格までのロードマップシート ③受験校検索サイト ④「今から間に合うか」の判断材料

(費用は一切かかりません)

志望理由書は4学部だけ必須という落とし穴

関西大学の編・転入学試験(学外受験者)の必要書類には、大学所定の様式による「志望理由書」が含まれていますが、これは法学部・文学部・社会学部・政策創造学部の4学部だけに求められる書類です。商学部・システム理工学部・環境都市工学部・化学生命工学部の4学部は志望理由書の提出が不要とされています。

選考方法そのものも学部群で分かれています。法学部・政策創造学部は「筆記試験の結果および出願書類を総合的に判断」で面接がなく、文学部・社会学部は「筆記試験および面接の結果と、出願書類を総合的に判断」、商学部は「筆記試験の結果で合否判定」、システム理工(電気電子情報工学科を除く)・環境都市工・化学生命工は「筆記試験および面接の結果を総合的に判断」と、出願書類(志望理由書を含む)の扱いが学部ごとに異なります。志望理由書が不要な学部でも成績証明書や出願資格証明書などの提出書類自体は必要になるため、「書類が要らない」という意味ではなく、「志望動機を文章で問われるかどうか」が学部で分かれているという理解が正確です。

学部別に、何から手をつけるべきか

法学部を志望する場合

法学部は3年次のみの実施で、面接がありません。評価は論文(法学政治学の分野から出題)と外国語検定スコアだけで決まります。3年次共通資格(2年以上在学・60単位以上、または短大・高専卒業等)を満たしたうえで、英語(実用英検2級・TOEFL iBT3.0以上〈52点〉・TOEIC L&R500点以上)またはフランス語・ドイツ語のスコアを早めに用意してください。人物面での加点機会が面接という形では用意されていないぶん、論文答案の完成度がそのまま結果に直結します。当サイトでは関西大学法学部の編入試験対策もあわせて公開しています。

文学部を志望する場合

まず自分の志望専修が2年次(心理学専修のみ)か3年次(それ以外13専修)かを確認してください。専門科目は専修ごとに内容が異なり、外国語検定も志望専修によって英語以外(フランス語・ドイツ語・中国語・朝鮮語)を選べる場合があります。面接では専修で必要とされる外国語運用能力を問われることがある点も押さえておいてください。志望理由書の提出が必要な学部の1つでもあり、志望理由書の書き方・評価されるポイントもあわせて確認しておくと安心です。詳しくは関西大学文学部の編入試験対策を参照してください。

商学部を志望する場合

3年次のみの実施で、面接がなく、専門科目(商学・経営学・経済学・会計学の4科目から2科目選択)の筆記のみで合否が決まります。志望理由書は不要です。英語はCEFR B1レベル相当(実用英検2級・TOEFL iBT3.0以上〈42点〉・TOEIC Tests L&R550点かつS&W240点等)のスコアが必要になるため、出願前に基準を満たしているか必ず確認してください。詳しくは関西大学商学部の編入試験対策を参照してください。

社会学部を志望する場合

心理学専攻だけが2年次、それ以外(社会学専攻・メディア専攻・社会システムデザイン専攻)は3年次という構成です。試験は外国語(英語)と専門論文の2科目に面接が加わり、他学部より科目数が多い設計になっています。心理学専攻は公認心理師の受験資格に関わる一部科目を編・転入学生が履修できないという要項の注記があるため、資格取得を目的とする場合は事前に必ず確認してください。詳しくは関西大学社会学部の編入試験対策を参照してください。

政策創造学部を志望する場合

3年次のみ・面接なしで、専門論文(3問中2問選択、社会科学分野からの出題)と英語スコア(CEFR B1レベル相当)で決まります。5年間の志願者数が最も少ない部類の学部であり、少人数の中で合格者0名の年も複数あるため、倍率の数字を「狙い目」として過信しないことが大切です。詳しくは関西大学政策創造学部の編入試験対策を参照してください。

システム理工・環境都市工・化学生命工学部を志望する場合

2年次は数学+理科(学科により物理のみ、または物理・化学・生物の組み合わせ)+面接という構成で、出願時点で英語スコア(実用英検準2級以上等)が必須です。3年次を志望する場合は、本出願(9月)より先に2026年7月21日必着の出願資格審査をクリアする必要があり、英語基準も準1級・TOEIC630点以上とワンランク上がります。理系3学部を3年次で狙うなら、逆算して初夏までに単位確認書類一式(教育課程表・成績証明書・シラバス等)を揃えておく必要があります。詳しくはシステム理工学部環境都市工学部化学生命工学部それぞれの編入試験対策を参照してください。

過去問はどこで手に入るか

関西大学は、編・転入試/社会人編入試(学外受験者)の実施年度の過去問題を、志願者がいた学部・学科(専攻・専修)についてオンラインで公開しています。2026年度は法学部・文学部・商学部・社会学部・政策創造学部・システム理工学部・環境都市工学部・化学生命工学部の8学部分が公開されており、志願者がいなかった学部・学科の問題は作成されていません。

ただし公開の形は学部で差があります。文学部・社会学部の一部の科目は「著作権者の許諾を得られていないため、掲載していません」として問題文そのものが空欄になっているページがあり、出典の課題文自体が入手できないケースがあります。一方、法学部・商学部・政策創造学部・理系3学部の問題は問題文まで含めてそのまま公開されています。解答例や配点の公開はなく、法政大学のような出題意図の解説は付いていません。過去問を解いたあとの自己採点は難しいという前提で、出題テーマと形式を読み取り、関連分野の基礎を固める使い方が現実的です。

公開されている2026年度過去問から読み取れる出題テーマ

ここからは、関西大学が公開している2026年度の編・転入試過去問題をもとに、学部ごとの出題テーマと形式を整理します。問題文そのものは転載せず、テーマと形式、そこから導ける対策の方向を中心に解説します。

法学部|法学・政治学の2科目必答、テーマは身近な事例から

法学部の論文は「論文(法学)」「論文(政治学)」の2科目とも必答で、共通の課題文をもとにした2つの設問で構成されていました。2026年度は、私鉄会社とのコラボグッズをめぐる売買・占有移転の事例から所有権の帰趣を問う設問と、正当防衛・過剰防衛の成否に関わる暴行の事例を組み合わせた出題で、財産法と刑事法の基礎知識を事例に当てはめて論じさせる形式です。政治学は「1980年代と現在の日本政治の変化」を3つの異なる観点から説明させ、そのうえで評価を論拠とともに述べさせる出題でした。制度知識の暗記だけでなく、具体的な事例やテーマに知識を当てはめて論述する力が問われています。

商学部|商学・経営学・経済学・会計学から2科目選択

商学部は商学・経営学・経済学・会計学の4分野から2科目を選んで解答する形式です。2026年度は、商学がプロダクト・ポートフォリオ・マネジメントや脱コモディティ化のマーケティング戦略、経済学が平均費用・限界費用・供給曲線の関係や乗数理論、経営学が経営戦略のアプローチや サービス・イノベーション、会計学が企業会計原則・現金の範囲・固定資産の減損会計といった、各分野の基礎概念の理解と説明力を問うテーマで構成されていました。「関西大学の特徴と課題をポジショニング・マップで論じる」という、大学自身を題材にした設問が商学の選択肢に含まれていた点も特徴的です。4分野とも基礎理論を正確に説明できるかが評価の軸になっており、得意な2分野を早い段階で決めて演習量を確保するのが効率的です。

政策創造学部|地方自治・企業統治・地場産業から2問選択

政策創造学部の専門論文は3つの設問(地方分権改革後の地方自治体の役割、コーポレート・ガバナンスの観点から見た経営者行動のモニタリング機構、地場産業の産地における社会的分業の利点と課題)から2問を選んで論述する形式でした。配点は1問50点・2問合計100点と公開されています。政策学・経営学・産業論にまたがる出題であり、政策創造学部が学際的な視点を重視していることがうかがえます。

システム理工・環境都市工・化学生命工学部|数学は微積分・線形代数中心、理科は学科で分岐

3学部共通の数学は、極限・逆三角関数のマクローリン展開・定積分・広義積分といった微積分の応用問題と、逆行列・行列式の証明といった線形代数の大問で構成されていました。物理は斜面上の物体の運動方程式や単振り子、抵抗力を受ける鉛直投げ上げ、点電荷による電場・電位の計算など、力学と電磁気学から幅広く出題されています。化学生命工学部の生物では、ペプチド結合の構造式、ATP分解酵素の働き、動物細胞と植物細胞の違い、標識再捕法による個体数推定など、細胞生物学・生態学の基礎概念を図や具体例とともに説明させる設問が並んでいました。有機化学の分野では、置換反応と脱離反応の機構、芳香族化合物の求電子置換反応の位置選択性など、大学基礎化学の標準的な論点が扱われています。理系3学部を志望する場合、まず数学・物理の基礎公式を正確に運用できる状態を作り、そのうえで志望学科に応じた専門科目(建築計画学、応用数学、物理化学、生化学等)を積み増す順番が合理的です。

文学部・社会学部|専修・専攻で試験の性格がまったく違う

文学部は専修によって出題の性格が大きく異なります。2026年度の公開問題からは、英米文学英語学専修が『オズの魔法使い』を題材にした英文読解と文学史的な解釈を問う出題、芸術学美術史専修が日本美術と西洋美術の相互影響・近代美術の特徴・美術用語の説明(粉本主義、筆触分割、テンペラ、GUTAI、もの派等)、日本史・文化遺産学専修が「魏志」倭人伝から朝鮮戦争までの通史的な用語(15択から2つ選択)の歴史的意義を問う出題、教育文化専修がピエール・ブルデューの文化的再生産論と日本の教育格差、コミュニティスクールやPISA・合理的配慮といった時事的な教育政策用語の説明を求める出題であることが確認できます。社会学部は心理学専攻で心理統計・実験計画法に関する専門用語(古典的条件づけ、2点弁別閾、認知行動療法、社会的手抜き、再現性の危機、信頼性と妥当性、統計的仮説検定等から選択して論述)が出題されており、メディア専攻の外国語(英語)では、高齢化と介護ロボットを扱ったロイター通信の記事(2025年2月28日配信)を素材にした英文読解・和訳が出題されていました。学部単位ではなく専修・専攻単位で過去問を確認しなければ、対策の的が外れます。

過去問から導ける学習の順番

  1. 志望学部・学科(専修・専攻)の2026年度過去問を確認し、出題形式(科目数・選択方式・試験時間)を把握する
  2. 文系学部は基礎理論・基礎知識を具体的な事例やテーマに当てはめて論述する練習を、理系学部は数学・物理の基礎公式運用と専門科目の理解を並行して進める
  3. 外国語検定のスコアは出願要件そのものなので、過去問対策より先にスコアを確定させる
  4. 解答例・出題意図が公開されていないため、基礎知識の正確さと論述の構成力を第三者(添削者等)に確認してもらう機会を作る

本節で扱った出題テーマは、いずれも関西大学が公開している2026年度の編・転入試過去問題資料に基づいています。出題内容は年度によって変わるため、必ず最新の公開資料をご自身で確認してください。

総合情報学部だけ仕組みが全く違う——英語方式か数学方式か

総合情報学部の2年次編・転入試(学外・学内受験者)は、他8学部とは要項・日程・試験場のすべてが独立しています。2027年度は2026年6月8日(月)9:30〜6月16日(火)23:00のデータ登録期間、2026年7月5日(日)の選考(試験場は千里山キャンパスではなく高槻キャンパス)、2026年7月9日(木)の合格者発表という、他学部より3ヶ月ほど早いサイクルで進みます。募集人員は「10名(学外・学内受験者を合わせて)」と、8学部の「若干名」よりも具体的な数字が公表されています。

出願時には「英語方式」「数学方式」のいずれかを選択します。

方式出願資格として必要な外部英語スコア試験科目・時間
英語方式TOEFL iBT®3.0以上(52点)またはTOEIC®L&R550点以上(2025年4月1日以降受検分に限る)10:00〜11:30 小論文(100点)/12:30〜面接
数学方式不要10:00〜11:30 小論文(100点)/12:30〜13:30 数学(100点)/13:40〜面接

2026年度の小論文は「マスメディアの選択的接触」(問題A、社会心理学分野)と「ネットワーク帯域とクライアント・サーバーシステムの変遷」(問題B、情報工学分野)の2題からいずれか1つを選ぶ形式で、いずれも出典書籍(『マスメディアとは何か』中公新書2022年、『まつもとゆきひろ コードの未来』日経BP2012年)が明記されていました。数学方式の数学は、円卓に等間隔に座る並び方の場合の数・確率を問う大問を含む3つの大問で構成されていました。文系・理系どちらの背景からも受験できる設計ですが、英語方式は出願資格として一定の英語スコアが必須になる一方、数学方式は英語スコア不要で数学の筆記が課されるという明確なトレードオフがあります。自分の得意分野に応じて方式を選んでください。

受験資格も他8学部とは別基準です。学外受験者は「4年制大学に2027年3月までに2年以上在学し60単位以上修得(見込み)」「4大・短大・高専卒業(見込み)」等のいずれかに該当する必要があり、これは文系学部の共通資格と同水準です。学内受験者(関大生)は「2年以上在学・60単位以上」または「本学学部卒業(見込み)」が対象です。

単位認定と学費

編入後にどれだけ単位が認定されるかは、在学中の負担に直結します。法・商・社会・政策創造学部は「出身校で修得した単位を本学部・学科基準に照らして算定し、不足分は追加履修が必要(在学年数が延びることもある)」という個別算定方式です。文学部だけは「共通教養科目・外国語科目の卒業必要単位を既修得とみなす(専門教育科目の認定は行わない)」という一律の扱いで、専門科目はゼロから積み上げる前提になります。システム理工・環境都市工・化学生命工の3学部は、3年次については出願資格審査時の単位確認書をもとに単位認定を行うとされており、出願前の審査が入学後の単位認定にも直結する仕組みです。総合情報学部だけは「認定単位は全入学者一律42単位」という定額制で、出身校での修得単位数にかかわらず一律の扱いになります。

学費は学部群で異なります。理系3学部は文系学部より年間の授業料が高く設定されており、編入後の家計負担を見積もるうえで無視できない差になります。

学部群編・転入学時の初年度合計(入学金+前期分)年間合計(2年目以降)
法・文・商・社会学部約84.7万円(入学金26万円+授業料56万円+諸費等)約114.7万円
政策創造学部約85.7万円(入学金26万円+授業料57万円+諸費等)約116.7万円
システム理工・環境都市工・化学生命工学部約112.9万円(入学金26万円+授業料84.2万円+諸費等)約171.1万円
総合情報学部約88.8万円(入学金13万円+授業料74.6万円+諸費等)約149.9万円

理系3学部の年間授業料が文系学部よりおよそ50〜56万円高いのは、実験・実習にかかる設備費が含まれるためです。入学金は総合情報学部だけ13万円と他学部の半額に設定されています。いずれの学部も、入学検定料35,000円は出願時に別途必要で、学費・検定料の金額はいずれも年度によって改定される可能性があるため、出願前には必ず関西大学が公表する最新の学費表を確認してください。

大学編入・大学院入試・医学部編入専門|無料相談でプロ講師があなた専用の合格プランを提案(志望校未定でもOK・LINEで予約)

併願をどう組むか

関西大学の8学部共通日程は2026年10月18日(日)(政策創造学部のみ10月17日〈土〉)で、総合情報学部は2026年7月5日(日)と大きく時期が離れています。総合情報学部を第一志望にしつつ、結果を見てから8学部のいずれかを併願するという時間差の組み方も選択肢になります。

8学部同士は同一日実施のため、法学部と文学部のように試験日が重なる学部同士の併願はできません。ただし出願資格そのものは複数学部で共通する部分が多いため、外国語検定スコア(実用英検2級/TOEFL iBT3.0以上/TOEIC L&R500点前後)を1つ確保しておけば、法学部・文学部・商学部・政策創造学部のいずれに出願する場合にも使い回せる可能性があります。関西圏以外の私立大学も含めて併願先の候補を広げたい場合は、3年次編入できる大学一覧【2026年度版】|国公立・私立を文系理系別に徹底解説で全国の実施大学を整理しています。出題科目が重なる大学(論述・小論文中心か、専門科目の筆記中心か)を軸に組み合わせると、対策の重複を減らせます。

よくある質問

関西大学の編入は難しいですか。

学部によって大きく異なります。2026年度の実績では文学部が志願32名に対して合格14名である一方、システム理工学部は志願9名に対して合格1名、政策創造学部は志願2名に対して合格0名でした。「関西大学の編入」とひとくくりにできる難易度は存在せず、学部単位で状況が大きく異なります。

関西大学の編入の倍率はどれくらいですか。

2022〜2026年度の5年間で、8学部合計の志願者数は69〜114名、合格者数は23〜33名で推移しています。ただし関西大学が公表するこの数字は2年次・3年次・社会人編入学試験を合算した学部単位の合計で、学科・専修別や年次別の内訳は公表されていません。学部別の年度推移は本文の表を参照してください。

経済学部・外国語学部・人間健康学部に編入できますか。

できません。関西大学の入学試験情報サイトが公表する2027年度の入試制度一覧には、経済学部・外国語学部・人間健康学部・社会安全学部・ビジネスデータサイエンス学部向けの編入学試験は掲載されていません。外国語学部・人間健康学部には「社会人入試」(満23歳以上対象の1年次入学)はありますが、これは編入学とは別の制度です。

2年次と3年次のどちらを受けるべきですか。

志望学部・学科によって選べる年次自体が固定されています。法学部・商学部・政策創造学部は3年次のみ、文学部心理学専修・社会学部心理学専攻は2年次のみで、両方から選べるのはシステム理工・環境都市工・化学生命工の理系3学部だけです。理系3学部で両方に出願資格がある場合、3年次は出願資格審査という追加の関門があるため、審査のスケジュール(7月21日必着)から逆算して検討してください。

高専から関西大学に編入できますか。

2年次・3年次のいずれの共通資格にも「4年制大学、短期大学、高等専門学校卒業者」が含まれており、高専卒業者(卒業見込みを含む)は出願資格を満たします。ただしシステム理工・環境都市工・化学生命工の3年次は、これに加えて出願資格審査への合格が必要です。

志望理由書はどの学部で必要ですか。

法学部・文学部・社会学部・政策創造学部の4学部だけです。商学部・システム理工学部・環境都市工学部・化学生命工学部の4学部は志望理由書の提出が不要とされています。

外国語検定のスコアはいつまでに取得すればいいですか。

「出願時点において過去2年以内に取得したもの」が有効なスコアの条件です。出願期間は2026年9月8日〜11日(8学部共通)と短いため、これに間に合うよう夏までにスコアを確定させておくのが安全です。TOEFL iBT® Home Editionは対象外、TOEFL ITP®・TOEIC®L&R IPテストも対象とならない点に注意してください。

過去問はどこで手に入りますか。

関西大学の入学試験情報サイト「Kan-Dai web」の「編・転入試/社会人編入試(学外受験者)」ページで、志願者がいた学部・学科の2026年度過去問題がPDFで公開されています。文学部・社会学部の一部科目は著作権の関係で課題文が非公開になっているページがあります。解答例・出題意図の公開はありません。

総合情報学部の編入は他学部と何が違いますか。

要項・日程・試験場のすべてが独立しています。出願は6月、選考は7月と他8学部より3ヶ月早く、試験場も高槻キャンパスです。出願時に「英語方式」(外部英語スコア必須・小論文+面接)か「数学方式」(英語スコア不要・小論文+数学+面接)を選択する点も他学部にない特徴です。

関西大学の編入後、学費はどれくらいかかりますか。

学部群によって異なります。法・文・商・社会学部・政策創造学部は編・転入学時の初年度合計が約85万円前後(年間約115〜117万円)です。実験・実習設備費を含むシステム理工・環境都市工・化学生命工学部は初年度合計約113万円(年間約171万円)と、文系学部よりまとまった額になります。総合情報学部は入学金が13万円と他学部の半額に設定されており、初年度合計は約89万円(年間約150万円)です。いずれも入学検定料35,000円は別途必要です。

関西大学の編入試験に転部・転科制度はありますか。

本記事で扱う「編・転入試」の「転」は、外部からの転入学(他大学等に在籍したまま関西大学の別学部・学科に移る場合を含む区分)を指すものであり、法政大学のような在学生向けの転部・転科・継続学士入学試験とは制度設計が異なります。関西大学の在学生が学部・学科を移る場合は、学外受験者向けとは別に用意されている「編・転入試/社会人編入試(学内受験者)」の要項が適用されます。学外から出願する場合は、本記事で扱った学外受験者向けの出願資格・試験科目がそのまま適用されます。

まとめ

関西大学の編入学試験について、要項と実績データから確認できることを整理します。

まず、編入学試験を実施しているのは法・文・商・社会・政策創造・システム理工・環境都市工・化学生命工・総合情報の9学部だけで、経済学部・外国語学部・人間健康学部・社会安全学部・ビジネスデータサイエンス学部には制度自体がありません。実施学部の中でも、法学部・商学部・政策創造学部は3年次のみ、文学部心理学専修と社会学部心理学専攻だけが2年次のみというように、学科・専修単位で募集年次が分かれています。

次に、募集人員は総合情報学部の「10名」を除くすべての学部・学科が「若干名」としか公表されておらず、実倍率を精緻に読み解くための情報は法政大学・近畿大学など他大学と比べて限定的です。それでも5年分の志願者・合格者数を並べると、文学部は毎年8〜17名の合格者を出す一方、化学生命工学部・政策創造学部は合格者0〜1名の年が繰り返されるなど、学部間の差ははっきり見えてきます。

そして、システム理工・環境都市工・化学生命工の理系3学部の3年次だけには、本出願の2ヶ月近く前(2026年7月21日必着)に単位確認書類を提出する「出願資格審査」という独立した手続きがあります。この学部を3年次で狙うなら、9月の出願スケジュールだけを見ていては間に合いません。

最後に、総合情報学部は要項・日程・試験場のすべてが他8学部と独立しており、英語方式・数学方式という2つの選択肢が用意されています。志望学部を決める前に、まず自分がどの制度・どの年次に該当するのかを正確に切り分けることが、関西大学編入対策の出発点になります。

本記事の数値は関西大学が公表する2027年度編・転入学試験要項(2027年度総合情報学部2年次編・転入試については同学部の2027年度要項〈ご参考〉)、および2022〜2026年度の編・転入試(学外受験者)志願者・合格者数一覧に基づいています。制度・日程・募集人員・試験科目は年度によって変更されるため、出願前には必ず関西大学が公表する最新の入学試験要項をご確認ください。

大学編入・大学院入試・医学部編入専門|無料相談でプロ講師があなた専用の合格プランを提案(志望校未定でもOK・LINEで予約)
\ 大学編入専門 /

まずは無料相談で、合格までの最短ルートを確認しませんか?

スプリング・オンライン家庭教師のプロ講師が、現在の学力・志望校・残り期間に合わせて、必要な対策を個別に整理します。

  • 大学編入のプロ講師が最適な受験戦略を提案
  • 相談後に、志望校の出題傾向と学習ロードマップをまとめた個別フィードバックレポートをお渡し
  • 志望校が決まっていなくてもOK

\ 合格がグッと近づく/

LINE登録でもらえる4大特典 : ①プロ講師の映像授業 ②合格までのロードマップシート ③受験校検索サイト ④「今から間に合うか」の判断材料

(費用は一切かかりません)

この記事を書いた人

株式会社Spring Knowledge 代表取締役社長。筑波大学 社会・国際学群 社会学類へ編入学し、都内国公立大学大学院 法学政治学研究科 修士課程を修了。大学編入・大学院進学を自ら経験した立場から、スプリング・オンライン家庭教師の大学編入・大学院入試分野の指導および記事監修を担当。

目次